JPH0932412A - ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 - Google Patents
ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置Info
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- JPH0932412A JPH0932412A JP17894795A JP17894795A JPH0932412A JP H0932412 A JPH0932412 A JP H0932412A JP 17894795 A JP17894795 A JP 17894795A JP 17894795 A JP17894795 A JP 17894795A JP H0932412 A JPH0932412 A JP H0932412A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 17
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
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- 238000013459 approach Methods 0.000 description 1
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- 210000002105 tongue Anatomy 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数を少なくして、加工性、コスト性、
組付性の向上を図る。 【解決手段】 ベース部材25に装着され、駆動機構2
7により正転及び逆転の回転動力が与えられるドラム1
7と、ドラム17から繰出されガイドレール3に沿って
配索されたワイヤ7と、ワイヤ7に連結され、ワイヤ7
による牽引で前記ガイドレール3に沿って上下動するキ
ャリアプレート5とを有し、前記ベース部材25に、前
記ドラム17の外周面及び上面を取囲むケース部29
と、前記駆動機構27を取付ける第1の取付部31と、
固定体側に取付ける第2の取付部33と、前記ドラム1
7の下面側を仮支持する折り曲げ可能な複数の保持部3
5とを一体に形成し、部品点数を少なくする。
組付性の向上を図る。 【解決手段】 ベース部材25に装着され、駆動機構2
7により正転及び逆転の回転動力が与えられるドラム1
7と、ドラム17から繰出されガイドレール3に沿って
配索されたワイヤ7と、ワイヤ7に連結され、ワイヤ7
による牽引で前記ガイドレール3に沿って上下動するキ
ャリアプレート5とを有し、前記ベース部材25に、前
記ドラム17の外周面及び上面を取囲むケース部29
と、前記駆動機構27を取付ける第1の取付部31と、
固定体側に取付ける第2の取付部33と、前記ドラム1
7の下面側を仮支持する折り曲げ可能な複数の保持部3
5とを一体に形成し、部品点数を少なくする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車に適する
ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置に関する。
ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車のウインドウパネルを上
げ下げするウインドウレギュレータに、ワイヤ式タイプ
がある。
げ下げするウインドウレギュレータに、ワイヤ式タイプ
がある。
【0003】ワイヤ式ウインドウレギュレータの概要
は、ベースプレートに装着された駆動機構の出力軸に、
正転及び逆転の回転動力が与えられるドラムが装着さ
れ、ドラムからは、ワイヤが繰出されると共にワイヤ
は、ガイドレールに沿って配索されている。ガイドレー
ルに沿って配索されたワイヤには、前記ガイドレールに
ガイドされ、上下動するウインドウパネル昇降用のキャ
リアプレートが連結された構造となっている。
は、ベースプレートに装着された駆動機構の出力軸に、
正転及び逆転の回転動力が与えられるドラムが装着さ
れ、ドラムからは、ワイヤが繰出されると共にワイヤ
は、ガイドレールに沿って配索されている。ガイドレー
ルに沿って配索されたワイヤには、前記ガイドレールに
ガイドされ、上下動するウインドウパネル昇降用のキャ
リアプレートが連結された構造となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】駆動機構の出力軸に
は、前記した如くドラムが装着されるが、このドラム
は、ケース部によって取囲まれている。ケース部はベー
スプレートに取付けられ、ベースプレートとは別部材の
形状となっている。
は、前記した如くドラムが装着されるが、このドラム
は、ケース部によって取囲まれている。ケース部はベー
スプレートに取付けられ、ベースプレートとは別部材の
形状となっている。
【0005】したがって、ケース部を別体で加工する加
工工程及びベースプレートに組付ける組付工程を必要と
し、加工性、組付性、コスト性の面で望ましくないこ
と。また、駆動部の組付けにあたって、駆動機構の外
に、ベースプレート、ドラム、ケース部の4点をそれぞ
れに管理する必要がある等、管理工数の面でも望ましく
ない。
工工程及びベースプレートに組付ける組付工程を必要と
し、加工性、組付性、コスト性の面で望ましくないこ
と。また、駆動部の組付けにあたって、駆動機構の外
に、ベースプレート、ドラム、ケース部の4点をそれぞ
れに管理する必要がある等、管理工数の面でも望ましく
ない。
【0006】そこで、この発明は、駆動部の部品管理を
2点で済むようにして、加工性、組付性、コスト性の面
で優れるワイヤ式ウインドウレギュレータ装置を提供す
ることを目的としている。
2点で済むようにして、加工性、組付性、コスト性の面
で優れるワイヤ式ウインドウレギュレータ装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、ベース部材に装着され、駆動機構によ
り正転及び逆転の回転動力が与えられるドラムと、ドラ
ムから繰出され、ガイドレールに沿って配索されたワイ
ヤと、ワイヤに連結され、ワイヤによる牽引で前記ガイ
ドレールに沿って上下動するキャリアプレートとを有
し、前記ベース部材に、前記ドラムの外周面及び上面を
取囲むケース部と、前記駆動機構を取付ける第1の取付
部と、固定体側に取付ける第2の取付部と、前記ドラム
の下面側を仮支持する折り曲げ可能な複数の保持部とを
一体に形成してある。
に、この発明は、ベース部材に装着され、駆動機構によ
り正転及び逆転の回転動力が与えられるドラムと、ドラ
ムから繰出され、ガイドレールに沿って配索されたワイ
ヤと、ワイヤに連結され、ワイヤによる牽引で前記ガイ
ドレールに沿って上下動するキャリアプレートとを有
し、前記ベース部材に、前記ドラムの外周面及び上面を
取囲むケース部と、前記駆動機構を取付ける第1の取付
部と、固定体側に取付ける第2の取付部と、前記ドラム
の下面側を仮支持する折り曲げ可能な複数の保持部とを
一体に形成してある。
【0008】したがって、かかるワイヤ式ウインドウレ
ギュレータ装置によれば、ケース部内にドラムをセット
し、保持部を折り曲げることでドラムの仮支持が可能と
なり、部品は駆動機構とベース部材の2点の管理でよく
なる。
ギュレータ装置によれば、ケース部内にドラムをセット
し、保持部を折り曲げることでドラムの仮支持が可能と
なり、部品は駆動機構とベース部材の2点の管理でよく
なる。
【0009】一方、ドラムが仮支持されたベース部材の
第2の取付部を固定体側に固着した後、前記ドラムと伝
導連結するよう結合させた駆動機構を第1の取付部に固
着することで取付は迅速に完了する。
第2の取付部を固定体側に固着した後、前記ドラムと伝
導連結するよう結合させた駆動機構を第1の取付部に固
着することで取付は迅速に完了する。
【0010】
【発明の実態の形態】以下、図1乃至図3の図面を参照
しながらこの発明を実施形態を具体的に説明する。
しながらこの発明を実施形態を具体的に説明する。
【0011】図1において、1は図外のドアの内部空間
に組付けられるワイヤ式のウインドウレギュレータ装置
を示している。
に組付けられるワイヤ式のウインドウレギュレータ装置
を示している。
【0012】ウインドウレギュレータ装置1は、ガイド
レール3と、ガイドレール3に沿って上下動可能なキャ
リアプレート5と、キャリアプレート5を上下動させる
ワイヤ7と、ワイヤ7を牽引制御する駆動部9とで構成
されている。
レール3と、ガイドレール3に沿って上下動可能なキャ
リアプレート5と、キャリアプレート5を上下動させる
ワイヤ7と、ワイヤ7を牽引制御する駆動部9とで構成
されている。
【0013】ガイドレール3は、レール本体の両側から
立上がりカール状に形成された左右のレール部11,1
1を有する上下方向に長い形状となっており、上下両端
にはワイヤ7を誘導する半円弧状のガイド部13,14
がそれぞれ設けられると共に、固定体となるドアのイン
ナパネル(図示していない)にブラケット15を介して
取付けられるようになる。
立上がりカール状に形成された左右のレール部11,1
1を有する上下方向に長い形状となっており、上下両端
にはワイヤ7を誘導する半円弧状のガイド部13,14
がそれぞれ設けられると共に、固定体となるドアのイン
ナパネル(図示していない)にブラケット15を介して
取付けられるようになる。
【0014】ワイヤ7は、例えば、正転時において、後
述するドラム17の外周面から繰出され、前記上位側の
ガイド部13からレール部11とレール部11の間を通
り、下位側のガイド部14を介してドラム17に巻取ら
れる配索となつている。したがって、ドラム17の反転
時には、ドラム17から下位側のガイド部14側へ向か
うワイヤ7が繰出し側となり、上位側のガイド部13か
らドラム17側へ向かうワイヤ7が巻取側となり、ドラ
ム17の正転又は反転によりレール部11とレール部1
1の間のワイヤ7は矢印の如く上方又は下方の移動が可
能となっている。
述するドラム17の外周面から繰出され、前記上位側の
ガイド部13からレール部11とレール部11の間を通
り、下位側のガイド部14を介してドラム17に巻取ら
れる配索となつている。したがって、ドラム17の反転
時には、ドラム17から下位側のガイド部14側へ向か
うワイヤ7が繰出し側となり、上位側のガイド部13か
らドラム17側へ向かうワイヤ7が巻取側となり、ドラ
ム17の正転又は反転によりレール部11とレール部1
1の間のワイヤ7は矢印の如く上方又は下方の移動が可
能となっている。
【0015】キャリアプレート5は、ウインドウパネル
19が取付けられる左右の取付部21と、レール部11
とレール部11の間に配索されたワイヤ7と結合し合う
ワイヤ係止保持部23とを有し、ガイドレール3のレー
ル部11に対して上下に摺動自在に組付けられている。
19が取付けられる左右の取付部21と、レール部11
とレール部11の間に配索されたワイヤ7と結合し合う
ワイヤ係止保持部23とを有し、ガイドレール3のレー
ル部11に対して上下に摺動自在に組付けられている。
【0016】駆動部9は、ベース部材25と、駆動モー
タ等の駆動機構27と、ドラム17とを有している。ベ
ース部17は、図2に示す如く金属性で、前記ドラム1
7の外周面と上面を取囲むケース部29と、駆動機構2
7を取付ける第1の取付部31と、ガイドレール3に取
付ける第2の取付部33と、折り曲げ可能な複数の保持
部35とを有し、ケース部29、第1,第2の取付部3
1,33、保持部35は一体にプレス成形されている。
タ等の駆動機構27と、ドラム17とを有している。ベ
ース部17は、図2に示す如く金属性で、前記ドラム1
7の外周面と上面を取囲むケース部29と、駆動機構2
7を取付ける第1の取付部31と、ガイドレール3に取
付ける第2の取付部33と、折り曲げ可能な複数の保持
部35とを有し、ケース部29、第1,第2の取付部3
1,33、保持部35は一体にプレス成形されている。
【0017】ケース部29は、ベース部材25から一体
に立上がると共に、外周壁には、ドラム17からワイヤ
7を外へ繰出すための開口37が、天井にはドラム17
を支持する円筒状のドラム支持部39がそれぞれ設けら
れている。
に立上がると共に、外周壁には、ドラム17からワイヤ
7を外へ繰出すための開口37が、天井にはドラム17
を支持する円筒状のドラム支持部39がそれぞれ設けら
れている。
【0018】第1の取付部31は、ケース部29から断
面クランク状に延長された形状となっており、その先端
部に駆動機構27の減速部41が、取付ねじ43により
取付けられている。
面クランク状に延長された形状となっており、その先端
部に駆動機構27の減速部41が、取付ねじ43により
取付けられている。
【0019】減速部41は、ウォームとウォームホイー
ル(いずれも図示していない)とから成り、ウォームホ
イールに設けられた角筒状の出力軸45には減速部41
の上面に突出している。また、減速部41の上面側に
は、後述するリング状の係止壁46が出力軸45の外側
に設けられている。
ル(いずれも図示していない)とから成り、ウォームホ
イールに設けられた角筒状の出力軸45には減速部41
の上面に突出している。また、減速部41の上面側に
は、後述するリング状の係止壁46が出力軸45の外側
に設けられている。
【0020】第2の取付部33は、ケース部29から第
1の取付部31と反対側に断面クランク状に左右一対延
長された形状となっており、その先端部は、前記ガイド
レール3のレール本体にカシメ等の手段によって一体に
固着されている。
1の取付部31と反対側に断面クランク状に左右一対延
長された形状となっており、その先端部は、前記ガイド
レール3のレール本体にカシメ等の手段によって一体に
固着されている。
【0021】なお、第2の取付部33の基部側は、前記
駆動機構27の減速部41の一部分に、取付ねじ43に
よって取付けられ、減速部41の一部分を取付ける取付
部材を兼ねる形状となっている。
駆動機構27の減速部41の一部分に、取付ねじ43に
よって取付けられ、減速部41の一部分を取付ける取付
部材を兼ねる形状となっている。
【0022】保持部35は、第1,第2の取付部31,
33の基部側に入れられた切り込みによって形成された
切り起こし舌片状に形成され、ほぼ120度の間隔で3
箇所に設けられている。
33の基部側に入れられた切り込みによって形成された
切り起こし舌片状に形成され、ほぼ120度の間隔で3
箇所に設けられている。
【0023】保持部35は、組付け前にあっては、ケー
ス部39の外周壁39aから下方へ延長された状態にあ
って、内側へほぼ90度折曲げることで、ドラム17の
下面側を仮支持する状態が得られるようになっている。
また、この時、保持部35の先端35aは、前述の係止
壁46の外周面を近接して包囲するようになっており、
ベース部材25に、駆動機構27を取付ける際の位置決
めとなる。
ス部39の外周壁39aから下方へ延長された状態にあ
って、内側へほぼ90度折曲げることで、ドラム17の
下面側を仮支持する状態が得られるようになっている。
また、この時、保持部35の先端35aは、前述の係止
壁46の外周面を近接して包囲するようになっており、
ベース部材25に、駆動機構27を取付ける際の位置決
めとなる。
【0024】ドラム17は、図3に示す如く、上面側
に、ケース部29のドラム支持部39と嵌合し合う嵌合
凹部47が設けられ、下面側には、減速部41の出力軸
45と一体に係合し合う角筒状の軸孔49が設けられて
いる。
に、ケース部29のドラム支持部39と嵌合し合う嵌合
凹部47が設けられ、下面側には、減速部41の出力軸
45と一体に係合し合う角筒状の軸孔49が設けられて
いる。
【0025】ドラム17の外周面は、ワイヤ7を繰出す
繰出し面と、ワイヤ7を巻取る巻取面となっており、繰
出し面と巻取り面は正転時及び反転時において交互に切
換わるようになっている。
繰出し面と、ワイヤ7を巻取る巻取面となっており、繰
出し面と巻取り面は正転時及び反転時において交互に切
換わるようになっている。
【0026】このように構成されたウインドウレギュレ
ータ装置1によれば、ケース部29内にドラム17をセ
ットした後、各保持部35を内側へほぼ90度折り曲げ
ることで、ドラム17の仮支持が行なえるようになる。
したがって駆動部9の部品管理はベース部材25と駆動
機構27の2部品で済むようになる。
ータ装置1によれば、ケース部29内にドラム17をセ
ットした後、各保持部35を内側へほぼ90度折り曲げ
ることで、ドラム17の仮支持が行なえるようになる。
したがって駆動部9の部品管理はベース部材25と駆動
機構27の2部品で済むようになる。
【0027】次に、第2の取付部33をガイドレール3
に固着することで、ケース部29内に仮支持されたドラ
ム17と一緒にベース部材25の取付けが完了し、ケー
ス部29の取付け作業が不要となる。次に、上下のガイ
ド部13,14から延長されたワイヤ7の両端末部を、
ドラム17の外周面に巻付け係止する。続いて、駆動機
構27の出力軸45をドラム17の軸孔49と位置合せ
した状態で、第1の取付部31に駆動機構27の減速部
41を取付けることで、容易に取付作業が完了するよう
になる。
に固着することで、ケース部29内に仮支持されたドラ
ム17と一緒にベース部材25の取付けが完了し、ケー
ス部29の取付け作業が不要となる。次に、上下のガイ
ド部13,14から延長されたワイヤ7の両端末部を、
ドラム17の外周面に巻付け係止する。続いて、駆動機
構27の出力軸45をドラム17の軸孔49と位置合せ
した状態で、第1の取付部31に駆動機構27の減速部
41を取付けることで、容易に取付作業が完了するよう
になる。
【0028】図4から図12はベース部材25を固定体
であるドアパネルに取付ける実施形態を示したものであ
る。なお、前記実施形態と同一のものは同一符号を符し
て説明する。
であるドアパネルに取付ける実施形態を示したものであ
る。なお、前記実施形態と同一のものは同一符号を符し
て説明する。
【0029】この実施形態のウインドウレギュレータ装
置1は、ガイドレール3と、ガイドレール3に沿って上
下動可能なキャリアプレート5、キャリアプレート5を
上下動させるワイヤ7と、ワイヤ7を牽引制御する駆動
部9とで構成されている。
置1は、ガイドレール3と、ガイドレール3に沿って上
下動可能なキャリアプレート5、キャリアプレート5を
上下動させるワイヤ7と、ワイヤ7を牽引制御する駆動
部9とで構成されている。
【0030】ガイドレール3は、レール本体の両側から
立上がりカール状に形成された左右のレール部11,1
1を有する上下方向に長い形状となっており、上下両端
にはワイヤ7を誘導するガイド部13,14がそれぞれ
設けられると共に、ドアのインナパネル(図示していな
い)にブラケット15を介して取付けられるようにな
る。
立上がりカール状に形成された左右のレール部11,1
1を有する上下方向に長い形状となっており、上下両端
にはワイヤ7を誘導するガイド部13,14がそれぞれ
設けられると共に、ドアのインナパネル(図示していな
い)にブラケット15を介して取付けられるようにな
る。
【0031】ワイヤ7は、例えば、正転時において、ド
ラム17の外周面から繰出され、前記上位側のガイド部
13からレール部11とレール部11の間を通り、下位
側のガイド部14を介してドラム17に巻取られる配索
となっている。したがって、ドラム17の反転時には、
ドラム17から下位側のガイド部材14側へ向かうワイ
ヤ7が繰出し側となる。また、上位側のガイド部13か
らドラム17側へ向かうワイヤ7が巻取り側となるもの
で、上下のガイド13,14からベース部材25に設け
られた後述するプラグ係止部55までは、アウタチュー
ブ51,51内を貫通している。
ラム17の外周面から繰出され、前記上位側のガイド部
13からレール部11とレール部11の間を通り、下位
側のガイド部14を介してドラム17に巻取られる配索
となっている。したがって、ドラム17の反転時には、
ドラム17から下位側のガイド部材14側へ向かうワイ
ヤ7が繰出し側となる。また、上位側のガイド部13か
らドラム17側へ向かうワイヤ7が巻取り側となるもの
で、上下のガイド13,14からベース部材25に設け
られた後述するプラグ係止部55までは、アウタチュー
ブ51,51内を貫通している。
【0032】アウタチューブ51,51には、図7に示
す如くワイヤ7の弛みを吸収する伸び取りスプリング5
2が内装されたプラグ53が設けられ、プラグ53の周
溝54は、プラグ係止部55に係合している。
す如くワイヤ7の弛みを吸収する伸び取りスプリング5
2が内装されたプラグ53が設けられ、プラグ53の周
溝54は、プラグ係止部55に係合している。
【0033】キャリアプレート5は、ウインドウパネル
19が取付けられる左右の取付部21,21と、レール
部11とレール部11の間に配索されたワイヤ7と結合
し合うワイヤ係止保持部23とを有し、ガイドレール3
のレール部11に対して上下に摺動自在に組付けられて
いる。
19が取付けられる左右の取付部21,21と、レール
部11とレール部11の間に配索されたワイヤ7と結合
し合うワイヤ係止保持部23とを有し、ガイドレール3
のレール部11に対して上下に摺動自在に組付けられて
いる。
【0034】駆動部9は、ベース部材25と、駆動モー
タ等の駆動機構27と、ドラム17とを有している。ベ
ース部25は、金属製で、前記アウタチューブ51のプ
ラグ53を係止するプラグ係止部55と、駆動機構27
を取付ける第1の取付部57と、車体側に取付ける第2
の取付部59と、折り曲げ可能な複数の保持部61とを
有し、プラグ係止部55、第1,第2の取付部57,5
9、保持部61は一体にプレス成形されている。
タ等の駆動機構27と、ドラム17とを有している。ベ
ース部25は、金属製で、前記アウタチューブ51のプ
ラグ53を係止するプラグ係止部55と、駆動機構27
を取付ける第1の取付部57と、車体側に取付ける第2
の取付部59と、折り曲げ可能な複数の保持部61とを
有し、プラグ係止部55、第1,第2の取付部57,5
9、保持部61は一体にプレス成形されている。
【0035】第1の取付部57は、平面状に形成され、
ほぼ中央の中央平面部57aに、ドラム17の上面側に
設けられた嵌合凹部47と嵌合し合う円筒状のドラム支
持部63が設けられる一方、ドラム17の外周面に沿っ
て折り曲げ可能な保持部61が3箇所に垂設されてい
る。
ほぼ中央の中央平面部57aに、ドラム17の上面側に
設けられた嵌合凹部47と嵌合し合う円筒状のドラム支
持部63が設けられる一方、ドラム17の外周面に沿っ
て折り曲げ可能な保持部61が3箇所に垂設されてい
る。
【0036】保持部63は、内側にほぼ90度折り曲げ
られドラム17の下面側を仮支持している。これによ
り、3箇所の保持部61と第1の取付部57の中央平面
部57aとでドラム17の上面と外周面とを取囲むケー
ス部65を形成している。
られドラム17の下面側を仮支持している。これによ
り、3箇所の保持部61と第1の取付部57の中央平面
部57aとでドラム17の上面と外周面とを取囲むケー
ス部65を形成している。
【0037】また、第1の取付部57には、駆動機構2
7の減速部41が取付ねじ67により取付けられてい
る。
7の減速部41が取付ねじ67により取付けられてい
る。
【0038】減速部41は、ウォームとウォームホイー
ル(いずれも図示していない)とから成り、ウォームホ
イールに設けられた角筒状の出力軸45は減速部41の
上面に突出している。
ル(いずれも図示していない)とから成り、ウォームホ
イールに設けられた角筒状の出力軸45は減速部41の
上面に突出している。
【0039】第2の取付部59は、第1の取付部57か
ら下方に向かって延長された後、外側へ短く屈曲された
形状となっており、固定体側であるドアインナパネル等
にビス等の手段によって一体に取付けられるようにな
る。
ら下方に向かって延長された後、外側へ短く屈曲された
形状となっており、固定体側であるドアインナパネル等
にビス等の手段によって一体に取付けられるようにな
る。
【0040】プラグ係止部55は、図6に示す如く、第
1の取付部57の平面端部から突出し、係止面69側に
は下方が開口した上下に長い係合溝71を有している。
1の取付部57の平面端部から突出し、係止面69側に
は下方が開口した上下に長い係合溝71を有している。
【0041】係止面69は、上下のガイド部13,14
までの距離を半径とする円弧状に形成されると共に、係
合溝71は、前記ドラム17の外周面の上下方向の寸法
とほぼ対応する長さとなっている。係合溝71には、前
記プラグ53の周溝54が摺動自在に係合し、係合溝7
1の開口は、プラグ53の組付け完了後、閉塞され、抜
け落ちることがないようになっている。
までの距離を半径とする円弧状に形成されると共に、係
合溝71は、前記ドラム17の外周面の上下方向の寸法
とほぼ対応する長さとなっている。係合溝71には、前
記プラグ53の周溝54が摺動自在に係合し、係合溝7
1の開口は、プラグ53の組付け完了後、閉塞され、抜
け落ちることがないようになっている。
【0042】ドラム17は、上面側に前記した如く嵌合
凹部47が、下面側には、減速部41の出力軸45と一
体に係合し合う角筒状の軸孔49が設けられている。
凹部47が、下面側には、減速部41の出力軸45と一
体に係合し合う角筒状の軸孔49が設けられている。
【0043】ドラム17の外周面は、例えば、上半分が
ワイヤ7を繰出す繰出し面となると、下半分がワイヤ7
を巻取る巻取面となり、繰出し面と巻取り面は正転時及
び反転時において交互に切換わるようになっている。
ワイヤ7を繰出す繰出し面となると、下半分がワイヤ7
を巻取る巻取面となり、繰出し面と巻取り面は正転時及
び反転時において交互に切換わるようになっている。
【0044】したがって、この実施形態によれば、第
1,第2の取付部57,59及び保持部61とにより、
前記第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる点に
加えて、次のような作用、効果が得られる。
1,第2の取付部57,59及び保持部61とにより、
前記第1の実施形態と同様の作用、効果が得られる点に
加えて、次のような作用、効果が得られる。
【0045】即ち、図11に示す如く実車取付時にあっ
ては、アウタチューブ51はほぼS字形状態となってい
るが。全開、全閉の拘束時に、ワイヤ7が過度に巻取ら
れる事によりアウタチューブ51は、図12に示す如く
直線状態に近づき、プラグ53はX方向に持上げられる
形で荷重を受ける。
ては、アウタチューブ51はほぼS字形状態となってい
るが。全開、全閉の拘束時に、ワイヤ7が過度に巻取ら
れる事によりアウタチューブ51は、図12に示す如く
直線状態に近づき、プラグ53はX方向に持上げられる
形で荷重を受ける。
【0046】同時に、アウタチューブ51が直線となる
ことで、伸び取りスプリング52は密着し、さらに伸び
取りスプリング52の最大ストローク量を越えるためプ
ラグ53にY方向の荷重が発生する。このX方向、Y方
向の荷重はベース部材25に対し変形作用が働らくが、
この時、図12に示す如くX・Y方向の合成力Fにより
プラグ53は、図9及び図10に示す如く係止溝71内
をドラム17の外周面から繰出されるワイヤ7とほぼ直
線状態となるよう移動し逃げるため、ベース部材25に
加わる荷重は小さくなるため、ベース部材25の変形を
確実に抑えることができるメリットが得られる。
ことで、伸び取りスプリング52は密着し、さらに伸び
取りスプリング52の最大ストローク量を越えるためプ
ラグ53にY方向の荷重が発生する。このX方向、Y方
向の荷重はベース部材25に対し変形作用が働らくが、
この時、図12に示す如くX・Y方向の合成力Fにより
プラグ53は、図9及び図10に示す如く係止溝71内
をドラム17の外周面から繰出されるワイヤ7とほぼ直
線状態となるよう移動し逃げるため、ベース部材25に
加わる荷重は小さくなるため、ベース部材25の変形を
確実に抑えることができるメリットが得られる。
【0047】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、ベース部材に、駆動機構取付用の第1の取付部と固
定体側取付用の第2の取付部と、ドラムを取囲むケース
部と、ドラム仮支持用の保持部とを一体に設けたので、
部品点数が少なくなるため、部品管理工数を含めて、加
工性、コスト性、組付性の面で大変優れたものとなる。
ば、ベース部材に、駆動機構取付用の第1の取付部と固
定体側取付用の第2の取付部と、ドラムを取囲むケース
部と、ドラム仮支持用の保持部とを一体に設けたので、
部品点数が少なくなるため、部品管理工数を含めて、加
工性、コスト性、組付性の面で大変優れたものとなる。
【図1】この発明にかかるワイヤ式ウインドウレギュレ
ータ装置の概要側面図。
ータ装置の概要側面図。
【図2】ベース部材と駆動機構の斜視図。
【図3】ケース部内にドラムを仮支持した断面図。
【図4】第2の実施形態を示した図1と同様の概要側面
図。
図。
【図5】ベース部材のケース部にドラムを仮支持する説
明図。
明図。
【図6】ドラムが仮支持されたベース部材に、駆動機構
の減速部を取付ける説明図。
の減速部を取付ける説明図。
【図7】プラグの切断面図。
【図8】ドラムのワイヤとプラグの移動関係を示した説
明図。
明図。
【図9】ドラムのワイヤとプラグの移動関係を示した説
明図。
明図。
【図10】ドラムのワイヤとプラグの移動関係を示した
説明図。
説明図。
【図11】アウタチューブの動作図。
【図12】アウタチューブの動作図。
3 ガイドレール 5 キャリアプレート 7 ワイヤ 17 ドラム 25 ベース部材 27 駆動機構 29 ケース部 31 第1の取付部 33 第2の取付部 35 保持部
Claims (1)
- 【請求項1】 ベース部材に装着され、駆動機構により
正転及び逆転の回転動力が与えられるドラムと、ドラム
から繰出され、ガイドレールに沿って配索されたワイヤ
と、ワイヤに連結され、ワイヤによる牽引で前記ガイド
レールに沿って上下動するキャリアプレートとを有し、
前記ベース部材に、前記ドラムの外周面及び上面を取囲
むケース部と、前記駆動機構を取付ける第1の取付部
と、固定体側に取付ける第2の取付部と、前記ドラムの
下面側を仮支持する折り曲げ可能な複数の保持部とを一
体に形成したことを特徴とするワイヤ式ウインドウレギ
ュレータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17894795A JP3274317B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17894795A JP3274317B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0932412A true JPH0932412A (ja) | 1997-02-04 |
JP3274317B2 JP3274317B2 (ja) | 2002-04-15 |
Family
ID=16057439
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17894795A Expired - Fee Related JP3274317B2 (ja) | 1995-07-14 | 1995-07-14 | ワイヤ式ウインドウレギュレータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3274317B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1176041A3 (en) * | 2000-07-25 | 2002-08-07 | Meritor Light Vehicle Systems-France | Vehicle door inner panel with integrated mount for window regulator drive means |
KR100403414B1 (ko) * | 2001-02-06 | 2003-10-30 | 주식회사 광진엔지니어링 | 자동차의 도어 윈도우 레귤레이터용 외장형 드럼 장착 구조 |
JP2008527215A (ja) * | 2005-01-14 | 2008-07-24 | ブローズ ファールツォイクタイレ ゲーエムベーハー ウント シーオー. カーゲー, コブルク | 自動車ドア用調節システム |
JP2009197471A (ja) * | 2008-02-21 | 2009-09-03 | Shiroki Corp | 車両用リヤドアの窓昇降装置 |
JP2011169038A (ja) * | 2010-02-19 | 2011-09-01 | Shiroki Corp | ウインドレギュレータ |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007023591A (ja) * | 2005-07-15 | 2007-02-01 | Hi-Lex Corporation | ウインドレギュレータおよびそのウインドレギュレータを用いた車両のドア構造 |
JP2015161159A (ja) * | 2014-02-28 | 2015-09-07 | 株式会社ハイレックスコーポレーション | ウインドレギュレータ |
-
1995
- 1995-07-14 JP JP17894795A patent/JP3274317B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2008527215A (ja) * | 2005-01-14 | 2008-07-24 | ブローズ ファールツォイクタイレ ゲーエムベーハー ウント シーオー. カーゲー, コブルク | 自動車ドア用調節システム |
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---|---|
JP3274317B2 (ja) | 2002-04-15 |
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