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JPH09226127A - 記録装置及びその方法、該装置を備えたファクシミリ装置 - Google Patents

記録装置及びその方法、該装置を備えたファクシミリ装置

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Publication number
JPH09226127A
JPH09226127A JP8307850A JP30785096A JPH09226127A JP H09226127 A JPH09226127 A JP H09226127A JP 8307850 A JP8307850 A JP 8307850A JP 30785096 A JP30785096 A JP 30785096A JP H09226127 A JPH09226127 A JP H09226127A
Authority
JP
Japan
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recording
image data
head
printing
scanning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8307850A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Ono
健 小野
Makoto Kobayashi
誠 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8307850A priority Critical patent/JPH09226127A/ja
Priority to US08/764,222 priority patent/US6168320B1/en
Publication of JPH09226127A publication Critical patent/JPH09226127A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/387Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals
    • H04N1/3871Composing, repositioning or otherwise geometrically modifying originals the composed originals being of different kinds, e.g. low- and high-resolution originals
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06KGRAPHICAL DATA READING; PRESENTATION OF DATA; RECORD CARRIERS; HANDLING RECORD CARRIERS
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    • G06K15/02Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers
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    • G06K15/102Arrangements for producing a permanent visual presentation of the output data, e.g. computer output printers using printers by matrix printers using ink jet print heads
    • G06K15/105Multipass or interlaced printing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04N1/23Reproducing arrangements
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録時間のロスを減少させるとともに、記録
ヘッドが記録する有効記録領域を広くでき、更に、入力
された画像データに応じた最適な記録を実行できる記録
装置及びその方法、該装置を備えたファクシミリ装置を
提供する。 【解決手段】 記録ヘッドIJHによる記録媒体への記
録において、最初と最後の走査による記録領域を、所定
の回数よりも少ない回数の走査で記録が完了するよう記
録ヘッドIJHの走査回数を制御するよう動作する。ま
た、上記記録装置を備えたファクシミリ装置において、
受信画像データの出力時に該ファクシミリ装置に内蔵さ
れるキャラクタジェネレータ5より生成される付加情報
が記録ヘッドIJHの最初あるいは最後の走査時に記録
されるよう、その情報を転送し、所定の回数よりも少な
い回数の走査で記録が完了するよう動作する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は記録装置及びその方
法に関し、特に、例えば、記録媒体の搬送方向に所定幅
の記録素子列をもつ記録ヘッドによって、前記所定幅の
領域を1回あるいは複数回走査して記録を行う記録装置
及び該装置を備えたファクシミリ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の記録装置において、画像形成する
ためにインクを記録媒体に吐出して記録を行わせるイン
クジェット方式の記録装置がある。一般的に、この記録
方式においては、記録媒体の搬送方向に記録素子列であ
る複数のノズルを所定幅に配列させた記録ヘッドをその
ノズル列とは垂直の方向(主走査方向)に走査させ、一
方、主走査方向とは垂直方向(副走査方向)に記録媒体
を搬送して、記録媒体に記録を行う。このように、記録
ヘッドのノズル列を分離せず一回の走査で、記録ヘッド
の記録幅分の記録を完了させる記録方式を、以降、1パ
ス記録方式という。
【0003】この記録方式の応用例として、マルチパス
記録という記録方式がある。これは、通常、前記のノズ
ル列をn(nは2以上の整数)ノズル領域に分割し、同
一記録領域に対し異なるn個のノズル領域を用いて、n
回の走査で記録ヘッドの記録幅分の記録を完了させる記
録方式である。即ち、一回目の走査で、記録ヘッドのノ
ズルからインクの吐出を行い、主走査方向に記録ヘッド
を走査して記録を行う。そして、次の走査で、記録媒体
をノズル列の1/n分の幅だけを副走査方向に搬送し、
前の走査でインクの吐出を行った1/nの領域にさらに
インクの吐出を行い、同様に走査して記録を行う。更
に、次の走査で、記録媒体を1/n分の幅だけを副走査
方向に搬送し、前の2回の走査でインクの吐出を行った
1/nの領域にさらにインクの吐出を行い、同様に記録
を行う。これをn回繰り返すことで、1パス記録方式の
1回の走査で記録する記録幅に対応する記録が完了す
る。この時、記録に使う画像データは、1パス記録方式
で用いるのと同じ画像データをマルチパス用に、例え
ば、特定情報をマスクする等の加工処理を施して用いら
れる。このようなマルチパス記録によって、例えば、階
調画像の画質向上等が図られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では1つの記録装置において、例えば、マルチパス
記録方式の場合、記録画像の先頭部(最初の走査で記録
がなされる部分)や最後部(最後の走査で記録がなされ
る部分)の記録走査では、実際の記録に用いないノズル
が存在し、無駄な走査領域があった。例えば、n(n
は、2以上の整数)パス記録を行う場合、記録領域の先
頭部の記録における最初の走査時と最後部の記録におけ
る最後の走査時において、マルチパス記録に使用するノ
ズル領域は、記録ヘッドのうちの1/nのノズル領域だ
けであり、残りの(n−1)/nのノズル領域は空白と
なる記録領域をスキャンするので、この記録領域が無駄
な走査領域になる。更に、nパスのマルチパス記録は、
1パス記録に対して、記録時間がn倍かかるという欠点
があった。
【0005】また、記録領域の先頭部と最後部のスキャ
ンは、カット型記録用紙の最初と最後になる場合が多
く、この空白となる記録領域のために、記録媒体上での
記録開始及び完了部分に余白が多くなり、記録可能な範
囲が狭くなってしまうという問題があった。特に、記録
ヘッドの記録幅が大きく、かつ1スキャン(走査)の記
録範囲が大きくなればなるほど、その空白となる記録領
域も大きくなり、結果的に記録可能な範囲が余計に狭く
なってしまう。
【0006】この記録可能な範囲を確保するために、記
録ヘッドに対する記録媒体の位置を調整する方法も考え
られる。しかし、この方法は、記録媒体の先端では、記
録ヘッドの途中に記録媒体の先端がくるように、記録媒
体の後端では、記録ヘッドの途中に記録媒体の後端が止
まるように記録媒体を移動させ、ローラ等でホールドし
なければならない。このような装置構成を用いると、記
録ヘッドの移動スペースを確保しつつ記録媒体をしっか
りホールドしなければならないので、機構的にかなり複
雑になるという問題があった。この記録媒体をホールド
するための機構を装置内に設けることは、装置内、特
に、記録媒体の保持部に大きなスペースが必要になり、
この結果、記録媒体と記録ヘッド間の距離が離れてしま
うことになる。
【0007】特に、記録ヘッドがインクジェット方式で
ある場合は、記録媒体と記録ヘッド間の距離が離れてい
ると、記録ヘッドから吐出されるインク滴が所望の位置
の記録媒体上に着弾しなかったり、インク滴が結果的に
スプレー状に飛散して記録媒体に着弾してしまうことに
より、画質に大きく影響を与える。また、記録媒体の先
端及び後端のホールドは機構的に難しく、記録ヘッドと
カット紙等の記録用紙の先端及び後端が接触する可能性
が高くなり、この結果、インク汚れや、記録媒体の汚れ
の原因が生じる。
【0008】また、ファクシミリ装置の記録に用いられ
る記録装置の場合は、記録媒体の先端は、余白や、2値
画像である送信側で付加する送信年月日、ページ、ID
等のヘッダ情報である場合が多く、先頭からマルチパス
記録を行う必要性はあまり無い。更に、記録媒体の後端
も、同様に2値画像であるフッタマークや、時刻等のフ
ッタ情報を付加する場合が多く、これもマルチパス記録
の必要性はあまり無く、走査に無駄があった。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、記録時間のロスを減少させることができる記
録装置及びその方法、該装置を備えたファクシミリ装置
を提供すること目的としている。また、記録ヘッドが記
録する有効記録領域を広くでき、更に、入力された画像
データに応じた最適な記録を実行できる記録装置及びそ
の方法、該装置を備えたファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明による記録装置は以下の構成を備える。即
ち、記録媒体の搬送方向に所定幅の記録素子列をもつ記
録ヘッドによって、該記録媒体上に画像を記録する記録
装置であって、前記記録ヘッドによって、前記記録媒体
上の前記所定幅の領域を所定回(n≧2)走査して記録
する記録手段と、少なくとも前記記録ヘッドの最初ある
いは最後の走査による記録時に、前記所定回数よりも少
ない回数の該記録ヘッドの走査によって記録が完了する
記録領域を含むように前記記録手段を制御する制御手段
とを備える。
【0011】上記の目的を達成するための本発明による
ファクシミリ装置は以下の構成を備える。即ち、請求項
1に記載の記録装置を備えたファクシミリ装置であっ
て、通信回線との間で画像データを送受信する通信手段
と、前記受信画像データの出力時に、前記記録媒体に付
加する付加情報を発生させる発生手段と、前記付加情報
が前記記録ヘッドによる前記記録媒体への記録における
最初あるいは最後の走査時に記録がなされるように、該
付加情報を該記録ヘッドに転送する転送手段とを備え
る。
【0012】上記の目的を達成するための本発明による
記録装置は以下の構成を備える。即ち、複数の外部装置
に接続され、該複数の外部装置のいずれかより入力され
た画像データに基づいて記録媒体上に画像を記録する記
録装置であって、前記記録媒体の搬送方向に所定幅の記
録素子列をもつ記録ヘッドによって、該記録媒体上の該
所定幅の領域を所定回(n≧2)走査して記録する記録
手段と、前記入力された画像データの出力元となる外部
装置を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結
果に基づいて、少なくとも前記記録ヘッドの最初あるい
は最後の走査による記録時に、前記所定回数よりも少な
い回数の該記録ヘッドの走査によって記録が完了する記
録領域を含むように前記記録手段を制御する制御手段と
を備える。
【0013】上記の目的を達成するための本発明による
記録装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、記録
媒体の搬送方向に所定幅の記録素子列をもつ記録ヘッド
によって、該記録媒体上に画像を記録する記録装置の制
御方法であって、前記記録ヘッドによって、前記記録媒
体上の前記所定幅の領域を所定回(n≧2)走査して記
録する記録工程と、少なくとも前記記録ヘッドの最初あ
るいは最後の走査による記録時に、前記所定回数よりも
少ない回数の該記録ヘッドの走査によって記録が完了す
る記録領域を含むように前記記録手段を制御する制御工
程とを備える。
【0014】上記の目的を達成するための本発明による
記録装置の制御方法は以下の構成を備える。即ち、複数
の外部装置に接続され、該複数の外部装置のいずれかよ
り入力された画像データに基づいて記録媒体上に画像を
記録する記録装置の制御方法であって、前記記録媒体の
搬送方向に所定幅の記録素子列をもつ記録ヘッドによっ
て、該記録媒体上の該所定幅の領域を所定回(n≧2)
走査して記録する記録工程と、前記入力された画像デー
タの出力元となる外部装置を判定する判定工程と、前記
判定工程による判定結果に基づいて、少なくとも前記記
録ヘッドの最初あるいは最後の走査による記録時に、前
記所定回数よりも少ない回数の該記録ヘッドの走査によ
って記録が完了する記録領域を含むように前記記録工程
を制御する制御工程とを備える。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態に基
づき、本発明を詳細に説明する。図1は本実施の形態の
ファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、1はCPUであり、マイクロプロセッサなどか
ら構成され、ROM2に記憶されているプログラムに従
って、RAM3、EEPROM4、キャラクタジェネレ
ータ(CG)5、記録部6、読み取り部7、モデム(M
ODEM)部8、網制御ユニット(NCU)9、操作部
12および表示部13を制御する。
【0016】3はRAMであり、読み取り部7によって
読み取られた画像データあるいは記録部6に記録される
画像データを格納し、モデム8によって変調された信号
をNCU9を介して電話回線10に出力する画像データ
を格納する。また、RAM3は、電話回線10から入力
されたアナログ波形信号をNCU9およびモデム8を介
して復調し、その復調した画像データを格納する。更
に、パソコン(PC)とのインタフェース部(PC I
/F部)14から送られてくる受信データを格納する。
【0017】4はEEPROMであり、ファクシミリ装
置の電源が遮断された状態にあっても、保存しておくべ
きデータを確実に格納するものである。5はキャラクタ
ジェネレータ(CG)であり、キャラクタフォントを格
納するROMであり、CPU1の制御に基づき、必要に
応じて所定コードに対応するキャラクタを取り出す。
【0018】6は記録部であり、DMAコントローラ
(不図示)、インクジェットプリンタ、制御信号発生回
路(不図示)などから構成され、CPU1の制御によっ
てRAM3に格納されている記録データを取り出し、ハ
ードコピーとして記録出力する。7は読み取り部であ
り、DMAコントローラ(不図示)、画像処理IC(不
図示)、イメージセンサ(不図示)、センサ制御信号発
生回路(不図示)などから構成され、CPU1の制御に
基づいてイメージセンサで読み取った画像データをを順
次RAM3に送る。なお、この読み取り部7に対する原
稿の装填状態は、原稿の搬送路に設けられた原稿センサ
(不図示)により検出できるようになっており、原稿検
出信号はCPU1に入力される。
【0019】8はG3規格に基づいたモデムであり、そ
のモデムには制御信号発生回路(不図示)などを内蔵
し、CPU1の制御に基づいてRAM3に格納されてい
る送信データを変調し、NCU9を介して電話回線10
に出力する。9はNCUであり、CPU1の制御により
電話回線をモデム8あるいは電話機11の何れかに切り
替えて接続する。また、NCU9は、呼出し信号(C
I)を検出する回路(不図示)を有している。
【0020】11は電話機であり、ファクシミリ装置本
体と一体化された電話機である。具体的にはハンドセッ
トおよびスピーチネットワーク、ダイヤラ、テンキーあ
るいはワンタッチキーなどから構成されている。12は
操作部であり、画像送信・受信などをスタートさせるキ
ーと、送受信時におけるファイン/標準、手動/自動受
信などの操作モードを指定するモード選択キーと、ダイ
ヤリング用のテンキーなどから構成されている。なお、
CPU1はこれらのキーの押下状態を検出し、その状態
に応じて上記各部を制御するようになっている。
【0021】13は表示部であり、16桁の表示を行う
液晶表示器であり、CPU1の制御により所定の文字な
どを表示する。14はインタフェース部(PC I/F
部)であり、外部のコンピュータ装置(PC)からの画
像データをインタフェースケーブル15を通して取り込
む部分であり、コネクタ、バッファなどから構成され
る。
【0022】16はリアルタイムクロック(RTC)で
あり、時刻の計時を行う。17は、上記構成要素を相互
に接続するCPUバスである。図2は、本実施の形態の
記録部の構成の概要を示す外観斜視図である。図におい
て、駆動モータ5013の正逆回転に連動して駆動力伝
達ギア5011、5009を介して回転するリードスク
リュー5005の螺旋溝5004に対して係合するキャ
リッジHCはピン(不図示)を有し、矢印a、b方向に
往復移動される。このキャリッジHCには、記録ヘッド
IJHとインクタンクITとを内蔵した一体型インクジ
ェットカートリッジIJCが搭載されている。本実施の
形態では、インクジェットカートリッジIJCは熱エネ
ルギーを用いてインクに状態変化を生起させることによ
り、吐出口よりインク滴を吐出する記録ヘッドIJHお
よびインクタンクITが一体に構成されたものであり、
キャリッジHCに対し着脱可能なディスポーザブルタイ
プのものである。
【0023】5002は紙押さえ板であり、キャリッジ
HCの移動方向に沿って記録紙Pをプラテン5000に
対して押圧する。5007、5008はフォトカプラ
で、キャリッジHCのレバー5006のこの領域での存
在を確認して、モータ5013の回転方向切り換え等を
行うためのホームポジション検知器である。記録紙Pの
搬送時モータ5013の回転は伝達ギア5010を介し
てプラテン5000に伝えられ、このプラテン5000
の回転により記録紙PがキャリッジHCの移動方向にほ
ぼ直交する方向に搬送される。5016は記録ヘッドI
JHの前面をキャップするキャップ部材5022を支持
する部材で、5015はこのキャップ内を吸引する吸引
器で、キャップ内開口5023を介して記録ヘッドIJ
Hの吸引回復を行う。
【0024】5017はクリーニングブレードで、50
19はこのブレード5017を前後方向に移動可能にす
る部材であり、本体支持板5018にこれらが支持され
てる。ブレード5017は、この形態でなく周知のクリ
ーニングブレードが本例に適用できることは言うまでも
ない。また、5012は、吸引を開始するためのレバー
で、キャリッジHCと係合するカム5020の移動に伴
って移動し、駆動モータからの駆動力がクラッチ切り換
え等の公知の伝達機構で移動制御される。これらのキャ
ッピング、クリーニング、吸引回復は、キャリッジHC
がホームポジション側の領域にきた時にリードスクリュ
ー5005の作用によってそれらの対応位置で所望の処
理が行えるように構成されているが、周知のタイミング
で所望の動作を行うようにすれば、本例にはいずれも適
用できる。
【0025】本実施の形態では、このような機構を備え
る記録部を用いて、以下、図3で説明する4パス記録を
実行する。尚、記録ヘッドIJHのノズル列は64のノ
ズルから構成されているとする。図3の(a)は、記録
開始位置での記録位置を示す図であり、図3の(b)
は、記録終了位置での記録位置を示す図である。
【0026】図3(a)、(b)を用いて、本実施の形
態の記録開始位置と記録終了位置での特徴的な記録動作
を説明する。まず、記録を開始する1番目のパスで、記
録ヘッドIJHのノズル列の1/4のノズル領域(図3
(a)のA1の領域に対応)で記録される記録媒体上の
1番目の画像領域は、4パス記録で、残りのノズル列の
3/4のノズル領域(図3(a)のB1とC1とD1の
領域に対応)で記録される記録媒体上の画像領域は、1
パス記録で記録する。これによって、従来、記録を開始
する1番目のパスで、記録に用いられなかった記録ヘッ
ドのノズル列の3/4のノズル領域(図3(a)のB1
とC1とD1の領域に対応)で、1パスの画像記録を行
うことで、記録ヘッドの記録媒体へ記録する記録範囲を
広くすることが可能となる。同様に、記録終了位置にお
いて、図3(b)のAnとBnとCnの画像領域も1パ
ス記録を行うことで、同様の効果が得られる。
【0027】また、1番目のパスで、ノズル領域B1、
C1、D1が対応する画像領域に記録を行わず、2番目
のパスでノズル領域C2、D2が対応する画像領域に対
して1パス記録で記録することも可能だが、記録開始の
1番目のパスで1パス記録で記録するのが、最も効率が
良い。以上の説明は、4パス記録で記録を行う場合であ
ったが、以下に示すように、走査数は、一般的にn回と
することができる。即ち、nパス記録において、記録ヘ
ッドが記録媒体に記録を開始する最初のパス(走査)
で、記録ヘッドのノズル列の(n−1)/nの領域を用
いて対応する記録媒体上の画像領域を、1パス記録で記
録を行い、残りの1/nのノズル領域を用いて対応する
記録媒体上の画像領域を、nパス記録で記録を行う。同
様に、記録を終了する最後のパスにおいても、同様の処
理を行う。
【0028】このような処理を、本実施の形態では、図
4に示されるデータ転送回路を用いて実行する。このデ
ータ転送回路は、図2に示した記録部6に組み込まれ、
RAM3より、受信画像あるいはCPU1によって生成
されたヘッダ/フッタ・データを入力し、記録ヘッドI
JHへのデータ転送を制御する。
【0029】図4は、本実施の形態の記録部に内蔵され
るデータ転送回路の構成を示すブロック図である。尚、
記録ヘッドIJHの64のノズル列にノズル番号とし
て、x1、x2、…、x63、x64が付与されてお
り、ノズル列の1ノズルに対し1ビットの画像データが
転送されるとする。
【0030】同図において、130は、プリントバッフ
ァであり、少なくとも64ライン分の画像データをCP
Uバス17を介して入力し一時的に格納する。101は
データレジスタであり、プリントバッファ130に蓄え
られている画像データを主走査方向に1ドット分、副走
査方向に64ライン分を一度に読み出して一時的に格納
する。102はパラレル−シリアル変換器であり、デー
タレジスタ101に格納されたデータを1ビットずつシ
リアルデータに変換する。103はANDゲートであ
り、パラレルーシリアル変換器102にから転送されて
くる画像データと後述するセレクタ107から選択され
るマスクパターンとの論理積をとる。
【0031】104はカウンタであり、パラレルーシリ
アル変換器102に転送されてくる画像データのビット
数を1ビットずつカウントする。また、64ビットカウ
ントすると、リセットされ、再び、64ビットカウント
するように構成されている。カウンタ104が出力する
カウント値は、パラレルーシリアル変換器102から出
力される画像データ1ビット、1ビットがANDゲート
103を介して転送される記録ヘッドIJHのノズル番
号に対応している。例えば、カウンタ104のカウント
値が1の時は、ノズル番号がx1、カウント値が2の時
は、ノズル番号がx2といった具合に、パラレルーシリ
アル変換器102から画像データが出力される。更に、
カウンタ104は、パラレルーシリアル変換器102に
転送されてくる画像データを1ビットカウントする毎
に、そのカウント値をセレクタ107の制御信号として
出力する。そして、セレクタ107は、そのカウント数
に応じて画像データにかけるマスクを選択する。
【0032】105はマスクレジスタであり、CPU1
10に接続され、マスクパターンを格納する。マスクレ
ジスタ105は図3のAi、Bi、Ci、Di(i=
1、…、n)の領域に対応してマスクする4本のマスク
レジスタA105a、マスクレジスタB105b、マス
クレジスタC105c、マスクレジスタD105dより
構成され、CPU110によって書き込まれた16ライ
ン分のマスクパターンを格納する。また、4本のマスク
レジスタA105a、マスクレジスタB105b、マス
クレジスタC105c、マスクレジスタD105dの各
マスクパターン全てのマスク処理が行われた時点で、例
えば、図3の1番目の画像領域の記録が完了するような
マスクパターンで構成されている。
【0033】106はセレクタであり、記録ヘッドIJ
Hが記録する一走査毎の記録に必要なマスクをマスクレ
ジスタ105から選択する。セレクタ106は、マスク
レジスタA105a〜マスクレジスタD105d各々に
対応して、16ライン分のマスクを選択する4つのセレ
クタ106a〜106dを有している。セレクタ106
a〜106dは各々、後述するカラムカウンタ111か
らの制御信号にしたがってマスクレジスタA105a〜
マスクレジスタD105dに格納されたマスクパターン
あるいはすべて「1」のパターンを選択する。107
は、セレクタ106で選択されたマスクから、記録ヘッ
ドIJHの各ノズル列に必要なマスクを選択するための
セレクタである。セレクタ107は、カウンタ104か
らのカウント値(CNT)にしたがって、セレクタ10
6a〜106dを順次選択する。即ち、1≦CNT≦1
6ではセレクタ106d、17≦CNT≦32ではセレ
クタ106c、33≦CNT≦48ではセレクタ106
b、49≦CNT≦64ではセレクタ106aを選択す
る。
【0034】110はCPU1の制御により、データ転
送回路内の各種制御を行うCPUである。また、記録ヘ
ッドIJHの走査回数(CCNT)をカウントするカウ
ンタ110aを備えている。111はマスクパターンの
桁位置をカウントするカラムカウンタである。また、カ
ラムカウンタ111は、セレクタ106の制御信号にな
っており、カウントされた桁位置の回数に応じて、記録
ヘッドIJHの各走査にかけるマスクを選択するための
制御信号を出力する。
【0035】ここでいうマスクとは、マルチパス記録を
行うとき、各パスで異なるノズル領域を用いるときに同
じデータを重複して記録する事がないように、各パス毎
の画像データと論理積をとるためのマスクである。例え
ば、nパス記録では、同一画像領域に用いるn個のマス
クは互いに補完しあうように構成されている。図5の
(a)は、本実施の形態の記録開始における画像領域を
示す図であり、(b)は記録終了における画像領域を示
す図である。
【0036】図5(a)では記録ヘッドIJHのノズル
領域200が、記録開始の1番目のパスを記録する場合
を、図5(b)では記録ヘッドIJHのノズル領域20
0が記録終了の最後のパスを記録する場合を示してい
る。図5(a)、(b)に示すように、記録紙先端部分
ではA1のノズル領域、記録紙後端ではDnのノズル領
域で、それぞれ4パス記録で記録がなされる。記録紙に
おいて、先端部分ではA1のノズル領域により記録され
る画像領域以降、後端部分ではDnのノズル領域以前に
記録された画像領域は、4パス記録で記録する。また、
先端部分のB1、C1、D1のノズル領域、後端部分の
An、Bn、Cnのノズル領域は、1パス記録で記録を
行う。ここでは、先端部分ではヘッダ情報、後端部分で
はフッタ情報として、インク有無検知に用いるヘッダマ
ークとフッタマークと受信時刻を1パス記録で記録した
例を示している。
【0037】以下、上記の構成の装置を用いて1パス記
録と4パス記録とを組み合わせて記録を行う本実施の形
態の記録動作を、図3と、図4のデータ転送回路と、図
5に示す記録例と、図6、図7、図8、図9に示すフロ
ーチャートを参照して説明する。尚、ここでの記録はn
番目のパスで記録が終了するものとし、1番目のパスで
ヘッダ情報、n番目のパスでフッタ情報が記録されるも
のとする。
【0038】まず、ステップS2で、64ライン分(1
〜48ラインはヘッダ情報、49〜64ラインは画像デ
ータ)の画像データがプリントバッファ130に転送さ
れ、データレジスタ101を介して、パラレルーシリア
ル変換器102に転送される。この時、カウンタ110
aには、記録ヘッドIJHの走査回数の初期値としてC
CNT=1がセットされる。
【0039】ステップS4で、記録開始の1番目のパス
において、記録ヘッドIJHのノズル列の3/4のノズ
ル領域(図3(a)のB1とC1とD1の画像領域に対
応)は、ヘッダ情報を1パス記録で行う。そして、カウ
ンタ110aの値がCCNT=1の時、セレクタ106
aはマスクレジスタA105aのマスクパターンを選択
し、カラムカウンタ111のカウント値により指示され
るカラムに対応するパターンを出力する。この場合、セ
レクタ106b〜106dは、すべて「1」のパターン
を選択する。即ち、カウンタ104のカウント値が1か
ら48までは、すべて「1」のパターンを選択するセレ
クタ106d〜106bが順次選択され、ANDゲート
103のセレクタ107側に常に「1」を入力する。
【0040】従って、ANDゲート103において、カ
ウンタ104が1ビットカウントする毎に、パラレルー
シリアル変換器102から転送されてくる画像データ1
ビットとセレクタ107側のゲートを「1」入力にした
状態で論理積をとる。この処理を行うことにより、1パ
ス記録に用いる画像データが、マスクをかけられること
なく順次記録ヘッドIJHへと転送される。
【0041】一方、カウンタ104のカウント値が49
〜64までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
aを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タA105aのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、記録ヘッドIJHの
ノズル列の1/4のノズル領域(図3(a)のA1の画
像領域に対応)は、4パス記録で行うためのマスク処理
が行われる。
【0042】即ち、ANDゲート103において、パラ
レルーシリアル変換器102から転送されてくる画像デ
ータ各ビットと選択されたマスクパターンとの論理積が
とられ、4パス記録に用いる画像データが、順次記録ヘ
ッドIJHへと転送される。そして、カラムカウンタ1
11が1カウントアップする。この結果、記録ヘッドI
JHの1走査により記録される画像のうちの1カラム分
の画像を記録するために必要な画像データが記録ヘッド
IJHのメモリに格納され、記録動作が実行される。こ
の動作を、カラムカウンタ111のカウント値が1走査
のカラム数に応じた値に達する迄、即ち、一走査分繰り
返し実行されることで、1番目のパスの記録が完了す
る。
【0043】ステップS6で、1番目のパスにおける記
録の終了が判定され、終了と判定された場合(ステップ
S6でYES)、記録ヘッドIJHは、ホームポジショ
ンに復帰する。終了していない場合(ステップS6でN
O)、ステップS4に戻る。ステップS8で、画像デー
タがプリントバッファ130に転送され、データレジス
タ101を介して、パラレルーシリアル変換器102に
転送される。
【0044】ステップS8で、2番目のパスから4番目
のパスにおいて、1パス記録から4パス記録へ遷移する
記録が行われる。この時の具体的な処理を図8に示すフ
ローチャートを用いて説明する。図8は本実施の形態の
1パス記録から4パス記録の遷移における処理フローを
示すフローチャートである。
【0045】まず、ステップS802で、64ライン分
(1〜32ラインは「0」データ、33〜48ラインは
1番目のパスに用いた画像データ、49〜64ラインは
新たな画像データ)の画像データがプリントバッファ1
30に転送され、データレジスタ101を介して、パラ
レルーシリアル変換器102に転送される。この時、カ
ウンタ110aには、記録ヘッドIJHの走査回数とし
てCCNT=2がセットされる。
【0046】ステップS804で、1番目のパスで記録
された記録媒体の位置からノズル列の1/4に相当する
幅だけ記録媒体を副走査方向に搬送する。ステップS8
06で、2番目のパスの記録を行う。ノズル列の2/4
のノズル領域(図3(a)のC2とD2の画像領域に対
応)は、「0」データを記録する。そして、カウンタ1
10aの値がCCNT=2の時、セレクタ106aはマ
スクレジスタA105aのマスクパターンを選択し、セ
レクタ106bはマスクレジスタB105bのマスクパ
ターンを選択し、セレクタ106c、セレクタ106d
は「1」のパターンを選択する。
【0047】即ち、カウンタ104のカウント値が1か
ら32までの間は、すべて「1」のパターンを選択する
セレクタ106d〜106cが順次選択される。そし
て、ANDゲート103において、カウンタ104が1
ビットカウントする毎に、パラレルーシリアル変換器1
02にから転送されてくる画像データ1ビットとセレク
タ107側のゲートを「1」入力にした状態で論理積を
とる。この処理を行うことにより、「0」のパターンを
もつ画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送され
る。
【0048】一方、カウンタ104のカウント値が33
〜48までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
aを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タB105bのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(a)のB2の画像領域に対応)は、4パス
記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AND
ゲート103において、パラレルーシリアル変換器10
2にから転送されてくる画像データ各ビットと選択され
たマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に用
いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送され
る。
【0049】更に、カウンタ104のカウント値が49
〜64までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
aを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タA105aのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、残りの1/4のノズ
ル領域(図3(a)のA2の画像領域に対応)も、4パ
ス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AN
Dゲート103において、パラレルーシリアル変換器1
02にから転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。この結果、記録ヘッドIJHが1カラム分の画像
を記録するために必要な画像データが記録ヘッドIJH
に格納され、記録動作が実行される。また、カラムカウ
ンタ111がカウントアップする。この動作を、カラム
カウンタ111のカウント値が1走査のカラム数に達す
る迄、即ち、一走査分繰り返し実行されることで、2番
目のパスの記録が完了する。
【0050】ステップS808で、64ライン分(1〜
16ラインは「0」データ、17〜32ラインは1番目
のパスに用いた画像データ、33〜48ラインは2番目
のパスに用いた画像データ、49〜64ラインは新たな
画像データ)の画像データがプリントバッファ130に
転送され、データレジスタ101を介して、パラレルー
シリアル変換器102に転送される。この時、カウンタ
110aには、記録ヘッドIJHの走査回数としてCC
NT=3がセットされる。
【0051】ステップS810で、2番目のパスで記録
された記録媒体の位置からノズル列の1/4に相当する
幅だけ記録媒体を副走査方向に搬送する。ステップS8
12で、3番目のパスの記録を行う。ノズル列の1/4
のノズル領域(図3(a)のD3の画像領域に対応)
に、「0」データを記録する。そして、カウンタ110
aの値がCCNT=3の時、セレクタ106aはマスク
レジスタA105aのマスクパターンを選択し、セレク
タ106bはマスクレジスタB105bのマスクパター
ンを選択し、セレクタ106cはマスクレジスタC10
5cのマスクパターンを選択し、セレクタ106dは
「1」のパターンを選択する。
【0052】即ち、カウンタ104のカウント値が1か
ら16までの間は、すべて「1」のパターンを選択する
セレクタ106dが順次選択され、ANDゲート103
において、カウンタ104が1ビットカウントする毎
に、パラレルーシリアル変換器102にから転送されて
くる画像データ1ビットとセレクタ107側のゲートを
「1」入力にした状態で論理積をとる。この処理を行う
ことにより、「0」のパターンをもつ画像データが、順
次記録ヘッドIJHへと転送される。
【0053】一方、カウンタ104のカウント値が17
〜32までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
cを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タC105cのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(a)のC3の画像領域に対応)は、4パス
記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AND
ゲート103において、パラレルーシリアル変換器10
2にから転送されてくる画像データ各ビットと選択され
たマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に用
いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送され
る。
【0054】更に、カウンタ104のカウント値が33
〜48までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
bを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タB105bのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、残りの1/4のノズ
ル領域(図3(a)のB3の画像領域)も、4パス記録
で行うためのマスク処理が行われる。即ち、ANDゲー
ト103において、パラレルーシリアル変換器102に
から転送されてくる画像データ各ビットと選択されたマ
スクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に用いる
画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送される。
【0055】更に、カウンタ104のカウント値が49
〜64までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
aを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タA105aのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、残りの1/4のノズ
ル領域(図3(a)のA3の画像領域に対応)も、4パ
ス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AN
Dゲート103において、パラレルーシリアル変換器1
02にから転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。この結果、記録ヘッドIJHが1カラム分の画像
を記録するために必要な画像データが記録ヘッドIJH
に格納され、記録動作が実行される。また、カラムカウ
ンタ111が1カウントアップする。この動作を、一走
査分繰り返し実行することで、3番目のパスの記録が完
了する。
【0056】ステップS812で、64ライン分(1〜
16ラインは1番目のパスに用いた画像データ、17〜
32ラインは2番目のパスに用いた画像データ、33〜
48ラインは3番目のパスに用いた画像データ、49〜
64ラインは新たな画像データ)の画像データがプリン
トバッファ130に転送され、データレジスタ101を
介して、パラレルーシリアル変換器102に転送され
る。この時、カウンタ110aには、記録ヘッドIJH
の走査回数としてCCNT=4がセットされる。
【0057】ステップS816で、3番目のパスで記録
された記録媒体の位置からノズル列の1/4に相当する
幅だけ記録媒体を副走査方向に搬送する。ステップS8
18で、4番目のパスの記録を行う。そして、カウンタ
110aの値がCCNT=4の時、セレクタ106aは
マスクレジスタA105aのマスクパターンを選択し、
セレクタ106bはマスクレジスタB105bのマスク
パターンを選択し、セレクタ106cはマスクレジスタ
C105cのマスクパターンを選択し、セレクタ106
dはマスクレジスタD105dのマスクパターンを選択
する。カウンタ104のカウント値が1〜16までの間
は、セレクタ107は、セレクタ106dを選択する。
即ち、セレクタ107は、マスクレジスタD105dの
マスクパターンを選択してANDゲート103に出力す
る。
【0058】これによって、ノズル列の1/4のノズル
領域(図3(a)のD4の画像領域に対応)は、4パス
記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AND
ゲート103において、パラレルーシリアル変換器10
2から転送されてくる画像データ各ビットと選択された
マスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に用い
る画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送され
る。
【0059】一方、カウンタ104のカウント値が17
〜32までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
cを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タC105cのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、ノズル列の1/4の
ノズル領域(図3(a)のC4の画像領域に対応)は、
4パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、
ANDゲート103において、パラレルーシリアル変換
器102にから転送されてくる画像データ各ビットと選
択されたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記
録に用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転
送される。
【0060】更に、カウンタ104のカウント値が33
〜48までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
bを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タB105bのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(a)のB4の画像領域に対応)も、4パス
記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AND
ゲート103において、パラレルーシリアル変換器10
2にから転送されてくる画像データ各ビットと選択され
たマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に用
いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送され
る。
【0061】更に、カウンタ104のカウント値が49
〜64までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
Aを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タA105aのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、残りの1/4のノズ
ル領域(図3(a)のA4の画像領域に対応)も、4パ
ス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、AN
Dゲート103において、パラレルーシリアル変換器1
02にから転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。この結果、記録ヘッドIJHが1カラム分の画像
を記録するために必要な画像データが記録ヘッドIJH
に格納され、記録動作が実行される。また、カラムカウ
ンタ111がカウントアップされる。この動作を、一走
査分繰り返し実行することで、4番目のパスの記録が完
了する。
【0062】図6のフローチャートに戻り、1パス記録
から4パス記録への遷移における記録が終了する。ステ
ップS10で、64ライン分の画像データがプリントバ
ッファ130に転送され、データレジスタ101を介し
て、パラレルーシリアル変換器102に転送される。こ
の時、カウンタ110aには、記録ヘッドIJHの走査
回数としてCCNT=5がセットされる。また、一走査
記録が終了する毎に、カウンタ110aのカウント値が
1加算される。
【0063】ステップS12で、4番目のパスで記録さ
れた記録媒体の位置からノズル列の1/4に相当する幅
だけ記録媒体を副走査方向に搬送する。ステップS14
で、カウンタ110aのカウント値がCCNT=nー3
であるかどうかの判定を行い、カウント値がCCNT=
nー3である場合(ステップS12でYES)、図7の
ステップS20に進み、カウント値がCCNT=nー3
でない場合(ステップS16でNO)、ステップS16
に進む。
【0064】カウント値がCCNT=nー3でない場合
は、ステップS16で、図8のステップS816で説明
した処理と同様な処理で、4パス記録を行う。ステップ
S18で、1走査分の記録の終了が判定され、終了と判
定された場合(ステップS18でYES)は、記録ヘッ
ドIJHは、ホームポジションに復帰し、ステップS1
0に戻る。
【0065】カウント値がCCNT=nー3である場
合、ステップS20で、4パス記録から1パス記録への
遷移が行われる。この時の具体的な処理を図9に示すフ
ローチャートを用いて説明する。図9は本実施の形態の
4パス記録から1パス記録の遷移における処理フローを
示すフローチャートである。
【0066】ステップS902で、64ライン分(1〜
16ラインはnー6番目のパスに用いた画像データ、1
7〜32ラインはnー5番目のパスに用いた画像デー
タ、33〜48ラインはnー4番目のパスに用いた画像
データ、49〜64ラインは新たな画像データ)の画像
データがプリントバッファ130に転送され、データレ
ジスタ101を介して、パラレルーシリアル変換器10
2に転送される。この時、カウンタ110aには、CP
U110により、記録ヘッドIJHの走査回数としてC
CNT=nー3がセットされる。
【0067】ステップS904で、nー4番目のパスで
記録された記録媒体の位置からノズル列の1/4に相当
する幅だけ記録媒体を副走査方向に搬送する。ステップ
S906で、nー3番目のパスの記録を行う。そして、
カウンタ110aの値がCCNT=nー3の時、セレク
タ106aはマスクレジスタA105aのマスクパター
ンを選択し、セレクタ106bはマスクレジスタB10
5bのマスクパターンを選択し、セレクタ106cはマ
スクレジスタC105cのマスクパターンを選択し、セ
レクタ106dはマスクレジスタD105dのマスクパ
ターンを選択する。カウンタ104のカウント値が1〜
16までの間は、セレクタ107は、セレクタ106d
を選択する。
【0068】即ち、セレクタ107は、マスクレジスタ
D105dのマスクパターンを選択してANDゲート1
03に出力する。これによって、ノズル列の1/4のノ
ズル領域(図3(b)のDnー3の画像領域に対応)
は、4パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即
ち、ANDゲート103において、パラレルーシリアル
変換器102にから転送されてくる画像データ各ビット
と選択されたマスクパターンとの論理積がとられ、4パ
ス記録に用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへ
と転送される。
【0069】一方、カウンタ104のカウント値が17
〜32までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
cを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タC105cのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(b)のCnー3の画像領域に対応)は、4
パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、A
NDゲート103において、パラレルーシリアル変換器
102から転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。
【0070】更に、カウンタ104のカウント値が33
〜48までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
bを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タB105bのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(b)のBnー3の画像領域に対応)も、4
パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、A
NDゲート103において、パラレルーシリアル変換器
102から転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。
【0071】更に、カウンタ104のカウント値が49
〜64までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
aを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タA105aのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、残りの1/4のノズ
ル領域(図3(b)のAnー3の画像領域に対応)も、
4パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、
ANDゲート103において、パラレルーシリアル変換
器102から転送されてくる画像データ各ビットと選択
されたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録
に用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送
される。この結果、記録ヘッドIJHが1カラム分の画
像を記録するために必要な画像データが記録ヘッドIJ
Hに格納され、記録動作が実行される。この動作を、一
走査分繰り返し実行することで、nー3番目のパスの記
録が完了する。
【0072】ステップS908で、64ライン分(1〜
16ラインはnー5番目に用いた画像データ、17〜3
2ラインはnー4番目のパスに用いた画像データ、33
〜48ラインはnー3番目のパスに用いた画像データ、
49〜64ラインは「0」データ)の画像データがプリ
ントバッファ130に転送され、データレジスタ101
を介して、パラレルーシリアル変換器102に転送され
る。この時、カウンタ110aには、CPU110によ
り、記録ヘッドIJHの走査回数としてCCNT=nー
2がセットされる。
【0073】ステップS910で、図3の(b)に示す
nー3番目のパスで記録された記録媒体の位置からノズ
ル列の1/4に相当する幅だけ記録媒体を副走査方向に
搬送する。ステップS912で、nー2番目のパスの記
録を行う。そして、カカウンタ110aの値がCCNT
=nー2の時、セレクタ106aは「1」のパターンを
選択し、セレクタ106bはマスクレジスタB105b
のマスクパターンを選択し、セレクタ106cはマスク
レジスタC105cのマスクパターンを選択し、セレク
タ106dはマスクレジスタD105dのパターンを選
択する。カウンタ104のカウント値が1〜16までの
間は、セレクタ107は、セレクタ106dを選択す
る。
【0074】即ち、セレクタ107は、マスクレジスタ
D105dのマスクパターンを選択してANDゲート1
03に出力する。これによって、ノズル列の1/4のノ
ズル領域(図3(b)のDnー2の画像領域に対応)
は、4パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即
ち、ANDゲート103において、パラレルーシリアル
変換器102から転送されてくる画像データ各ビットと
選択されたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス
記録に用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと
転送される。
【0075】更に、カウンタ104のカウント値が17
〜32までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
cを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タC105cのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(b)のCnー2の画像領域に対応)も、4
パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、A
NDゲート103において、パラレルーシリアル変換器
102から転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。
【0076】更に、カウンタ104のカウント値が33
〜48までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
bを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タB105bのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(b)のBnー2の画像領域に対応)も、4
パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、A
NDゲート103において、パラレルーシリアル変換器
102から転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。
【0077】更に、カウンタ104のカウント値が49
から64までの間は、すべて「1」のパターンを選択す
るセレクタ106aが順次選択され、ANDゲート10
3において、カウンタ104が1ビットカウントする毎
に、パラレルーシリアル変換器102から転送されてく
る画像データ1ビットとセレクタ107側のゲートを
「1」入力にした状態で論理積をとる。この処理を行う
ことにより、「0」のパターンをもつ画像データが、順
次記録ヘッドIJHへと転送される。これによって、残
りのノズル列の1/4のノズル領域(図3(b)のAn
−2の画像領域に対応)は、「0」データを記録する。
この結果、記録ヘッドIJHが1カラム分の画像を記録
するために必要な画像データが記録ヘッドIJHに格納
され、記録動作が実行される。この動作を、一走査分繰
り返し実行することで、nー2番目のパスの記録が完了
する。
【0078】ステップS914で、64ライン分(1〜
16ラインはnー4番目に用いた画像データ、17〜3
2ラインはnー3番目のパスに用いた画像データ、33
〜64ラインは「0」データ)の画像データがプリント
バッファ130に転送され、データレジスタ101を介
して、パラレルーシリアル変換器102に転送される。
この時、カウンタ110aには、記録ヘッドIJHの走
査回数としてCCNT=nー1がセットされる。
【0079】ステップS916で、図3の(b)に示す
nー2番目のパスで記録された記録媒体の位置からノズ
ル列の1/4に相当する幅だけ記録媒体を副走査方向に
搬送する。ステップS918で、nー1番目のパスの記
録を行う。そして、カウンタ110aの値がCCNT=
nー1の時、セレクタ106aは「1」のパターンを選
択し、セレクタ106bは「1」のマスクパターンを選
択し、セレクタ106cはマスクレジスタC105cの
マスクパターンを選択し、セレクタ106dはマスクレ
ジスタD105dのパターンを選択する。カウンタ10
4のカウント値が1〜16までの間は、セレクタ107
は、セレクタ106dを選択する。即ち、セレクタ10
7は、マスクレジスタD105dのマスクパターンを選
択してANDゲート103に出力する。これによって、
ノズル列の1/4のノズル領域(図3(b)のDnー1
の画像領域に対応)は、4パス記録で行うためのマスク
処理が行われる。即ち、ANDゲート103において、
パラレルーシリアル変換器102から転送されてくる画
像データ各ビットと選択されたマスクパターンとの論理
積がとられ、4パス記録に用いる画像データが、順次記
録ヘッドIJHへと転送される。
【0080】更に、カウンタ104のカウント値が17
〜32までの間は、セレクタ107は、セレクタ106
cを選択する。即ち、セレクタ107は、マスクレジス
タC105cのマスクパターンを選択してANDゲート
103に出力する。これによって、次の1/4のノズル
領域(図3(b)のCnー1の画像領域に対応)も、4
パス記録で行うためのマスク処理が行われる。即ち、A
NDゲート103において、パラレルーシリアル変換器
102から転送されてくる画像データ各ビットと選択さ
れたマスクパターンとの論理積がとられ、4パス記録に
用いる画像データが、順次記録ヘッドIJHへと転送さ
れる。
【0081】更に、カウンタ104のカウント値が33
から64までの間は、すべて「1」のパターンを選択す
るセレクタ106aが順次選択され、ANDゲート10
3において、カウンタ104が1ビットカウントする毎
に、パラレルーシリアル変換器102から転送されてく
る画像データ1ビットとセレクタ107側のゲートを
「1」入力にした状態で論理積をとる。この処理を行う
ことにより、「0」のパターンをもつ画像データが、順
次記録ヘッドIJHへと転送される。これによって、残
りのノズル列の2/4のノズル領域(図3(b)のBn
−1とAn−1の画像領域に対応)は、「0」データを
記録する。この結果、記録ヘッドIJHが1カラム分の
画像を記録するために必要な画像データが記録ヘッドI
JHに格納され、記録動作が実行される。この動作を、
一走査分繰り返し実行することで、nー1番目のパスの
記録が完了する。
【0082】この4パス記録から1パス記録への遷移が
行われた後、フッタ情報を含む画像データの記録が行わ
れる。図7のフローチャートに戻り、ステップS22
で、64ライン分(1〜16ラインはnー3番目のパス
に用いた画像データ、17〜64ラインはフッタ情報)
の画像データがプリントバッファ130に転送され、デ
ータレジスタ101を介して、パラレルーシリアル変換
器102に転送される。この時、カウンタ110aに
は、記録ヘッドIJHの走査回数の初期値としてCCN
T=nがセットされる。
【0083】ステップS24で、図3の(b)に示すn
ー1番目のパスで記録された記録媒体の位置からノズル
列の1/4に相当する幅だけ記録媒体を副走査方向に搬
送する。ステップS26で、記録終了のn番目のパスの
記録を行う。記録ヘッドIJHのノズル列の3/4のノ
ズル領域(図3の(b)のCnとBnとAnの画像領域
に対応)は、フッタ情報を1パス記録で行う。セレクタ
106は、カウンタ110aの値がCCNT=nの時、
セレクタ106a〜セレクタ106cが、すべて「1」
のパターンを選択し、セレクタ106dが、マスクレジ
スタD105のマスクパターンを選択する。カウンタ1
04のカウント値が1〜16までの間は、セレクタ10
7は、セレクタ106dを選択する。即ち、セレクタ1
07は、マスクレジスタD106dのマスクパターンを
選択してANDゲートに出力する。これによって、記録
ヘッドIJHのノズル列の1/4のノズル領域(図3
(b)のDnの画像領域に対応)は、4パス記録で行う
ためのマスク処理が行われる。即ち、ANDゲート10
3において、パラレルーシリアル変換器102から転送
されてくる画像データ各ビットと選択されたマスクパタ
ーンとの論理積がとられ、4パス記録に用いる画像デー
タが、順次記録ヘッドIJHへと転送される。
【0084】一方、カウンタ104のカウント値が17
〜64までは、すべて「1」のパターンを選択するセレ
クタ106c〜106aが順次選択され、ANDゲート
103のセレクタ107側に常に「1」を入力する。従
って、ANDゲート103において、カウンタ104が
1ビットカウントする毎に、パラレルーシリアル変換器
102から転送されてくる画像データ1ビットとセレク
タ107側のゲートを「1」入力にした状態で論理積を
とる。この処理を行うことにより、1パス記録に用いる
画像データが、マスクをかけられることなく順次記録ヘ
ッドIJHへと転送される。この結果、記録ヘッドIJ
Hが1カラム分の画像を記録するために必要な画像デー
タが記録ヘッドIJHに格納され、記録動作が実行され
る。この動作を、一走査分繰り返し実行することで、n
番目のパスの記録が完了する。
【0085】ステップS28で、n番目のパスにおける
記録の終了が判定され、終了と判定された場合(ステッ
プS28でYES)は、記録ヘッドIJHは、ホームポ
ジションに復帰する。終了していない場合(ステップS
28でNO)は、ステップS26に戻る。以上説明した
ように、本実施の形態によれば、マルチパス記録を行う
記録装置において、最初と最後の記録走査領域各々で、
マルチパス記録と1パス記録を混在させた記録を行うこ
とができる。従って、記録ヘッドによる記録媒体への有
効記録範囲を広くすることができ、より記録時間にロス
がない効率的な記録が可能となる。また、記録ヘッドの
動作に無駄がなくなる
【0086】更にまた、本実施の形態では、記録可能領
域を確保するために記録媒体をホールドしたり、記録媒
体と記録ヘッド間の距離をキープするための複雑な機構
構成を必要としないので、装置構成が単純になるという
利点もある。尚、本実施の形態では、記録開始と最後の
パスにおいて、マルチパス記録に用いないノズル領域に
1パス記録方式にしたがって記録させる画像データを混
在させて記録動作が可能な方法を示したが、これによっ
て限定されるものではない。例えば、2番目のパスある
いは3番目のパスでマルチパス記録に使用しないノズル
領域で、1パス記録方式に用いる画像データを混在させ
て記録を行っても良い。
【0087】また、図3において、記録開始の1番目の
パスで記録する画像領域D1に対応するノズル領域は、
1パス記録、最初のパスで記録する画像領域C1と、2
番目のパスで記録する画像領域D2に対応するノズル領
域は、2パス記録で、また、最初のパスで記録する画像
領域B1と2番目のパスで記録する画像領域C2と、3
番目のパスで記録する画像領域D3に対応するノズル領
域は、3パスで記録というように、記録を完了するため
のパスの回数を変化させて、マルチパス記録を行っても
よい。
【0088】また、マルチパス記録が必要かどうかの判
定が行えるように、記録装置に画像データが2値画像で
あるか多値画像であるかを判定する像域分離回路や、記
録密度情報、ヘッダ・フッタ等のコード情報を解析する
解析部を備えておき、その結果に応じて、例えば、マル
チパス記録が必要と判定された場合(例えば、多値画像
出会った場合)は、マルチパス記録を行い、必要と判定
されない場合(例えば、2値画像であった場合)は、1
パス記録で行うように制御する構成にしても良い。
【0089】このように装置を構成すれば、記録開始と
記録終了における走査で、マルチパス記録に使用しない
ノズル領域を、1パス記録あるいは記録しようとしてい
るパス数がnの場合には、n未満の回数のパスで記録を
行うことで、記録可能領域のロスや、その走査による記
録時間のロスを防ぐことができる。この効果は、記録ヘ
ッドのノズル数が増え、1走査での記録領域が大きくな
るほど、大きくなる。
【0090】尚、前記実施の形態は記録部を組み込んだ
ファクシミリ装置を例として説明したが、記録される情
報以外にヘッダやフッタとして情報を記録するための機
能を備えたプリンタ装置等にも、本発明は適用できるこ
とは言うまでもない。本発明は、特にインクジェット記
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式のプリント
装置について説明したが、かかる方式によれば記録の高
密度化、高精細化が達成できる。
【0091】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0092】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。記録ヘ
ッドの構成としては、上述の各明細書に開示されている
ような吐出口、液路、電気熱変換体の組み合わせ構成
(直線状液流路または直角液流路)の他に熱作用面が屈
曲する領域に配置されている構成を開示する米国特許第
4558333号明細書、米国特許第4459600号
明細書を用いた構成も本発明に含まれるものである。加
えて、複数の電気熱変換体に対して、共通するスロット
を電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開昭5
9−123670号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収
する開口を吐出部に対応させる構成を開示する特開昭5
9−138461号公報に基づいた構成としても良い。
【0093】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。加えて、装置本体に装着され
ることで、装置本体との電気的な接続や装置本体からの
インクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの記
録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一体的にインクタ
ンクが設けられたカートリッジタイプの記録ヘッドを用
いてもよい。
【0094】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、記録ヘッドに対しての回復手段、予備的な補助
手段等を付加することは本発明の効果を一層安定にでき
るので好ましいものである。これらを具体的に挙げれ
ば、記録ヘッドに対してのキャッピング手段、クリーニ
ング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱変換体あるい
はこれとは別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせに
よる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う予備吐出モ
ードを行うことも安定した記録を行うために有効であ
る。
【0095】さらに、記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによってで
も良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフ
ルカラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもで
きる。以上説明した本発明の実施の形態においては、イ
ンクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で固
化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化する
ものを用いても良く、あるいはインクジェット方式では
インク自体を30°C以上70°C以下の範囲内で温度
調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあるように
温度制御するものが一般的であるから、使用記録信号付
与時にインクが液状をなすものであればよい。
【0096】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0097】また、上述の実施の形態では、全ての記録
モードで1パス記録と4パス記録を組み合わせて記録を
行う記録方式を示した。しかし、図1に示されるよう
に、本実施の形態のファクシミリ装置の構成ではファク
シミリ装置(FAX)の機能と、PC I/Fによる画
像出力端末となるコンピュータ装置(PC)としての機
能を複合して合わせ持つことができる。この場合、FA
Xから送信されてくる画像データを記録するための記録
モード(以下、FAXモードと呼ぶ)。PCから出力さ
れる画像データを記録するための記録モード(以下、P
Cモードと呼ぶ)を用意しておき、画像データの出力元
の装置の種類に応じて記録モードを切り換えることによ
り、更に、以下に示す効果を得ることができる。
【0098】例えば、 FAXから送信されてくる画像
データを記録する場合、送信側であるファクシミリ装置
は受信側である記録装置の記録方式が分からない。ま
た、送信側が画像データを記録するための領域を広くと
ってくる可能性がある。そのため、このような場合は、
上述の実施の形態の1パス記録と4パス記録を組み合わ
せて記録を行う記録方式による効果を期待できる。一
方、 PCから出力される画像データを記録する場合、
PC側の設定で画像データを記録するための領域を変更
できるため、4パス記録のみによる画質向上の効果の方
が大きい。よって、FAXモード時には、1パス記録と
4パス記録を組み合わせて記録を行う記録方式による記
録、PCモード時には、4パス記録方式による記録に自
動的に切り換えることにより、ユーザの負担なしに出力
元の装置の種類に応じた最適な記録を実現することがで
きる。
【0099】この場合の記録動作について、以下に示す
図10のフローチャートを用いて説明する。図10は他
の実施の形態の処理フローを示すフローチャートであ
る。まず、ステップS202で、記録部6に入力された
画像データに基づいて、記録すべき記録モードがFAX
モード(つまり、図1のMODEM8を介して入力され
た画像データ)であるか、あるいはPCモード(つま
り、図1のPC I/F部14を介して入力された画像
データ)あるかの判定を行う。
【0100】FAXモードであれば、ステップS204
に進み、上述の実施の形態のように1パス記録と4パス
記録を組み合わせて記録を行う記録方式へ移行する。つ
まり、図6のフローチャートのスタートへ進む。一方、
PCモードであれば、ステップS206に進み、記録ヘ
ッドIJHへ画像データの転送を行う。そして、ステッ
プS208で、転送されてくる画像データに基づいて、
上述したような4パス記録方式による記録を行う。
【0101】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ
等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有す
るファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
尚、本発明は、複数の機器(例えば、ホストコンピュー
タ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構
成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装
置(例えば、複写機、ファクシミリ装置等)に適用して
もよい。
【0102】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
【0103】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。プログラムコードを供
給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディ
スク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、
CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモ
リカード、ROMなどを用いることができる。
【0104】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能
が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】更に、記憶媒体から読出されたプログラム
コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや
コンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメ
モリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも記録ヘッドによる記録媒体への記録におい
て、最初と最後の走査による記録領域は、通常の走査回
数によりも少ない回数の走査で記録が完了するので、記
録時間のロスを少なくするとともに記録媒体上での有効
記録領域が増え、記録媒体をより有効に用いることがで
きるという効果がある。
【0107】また、入力された画像データに応じて、F
AXモードとPCモードを自動的に切り換えることによ
り、ユーザの負担なしに画像データの出力元の装置の種
類に応じた最適な記録を実現できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のファクシミリ装置の構成を示す
ブロック図である。
【図2】本実施の形態の記録部の構成の概要を示す外観
斜視図である。
【図3】図の(a)は、記録開始位置での記録位置を示
す図であり、(b)は、記録終了位置での記録位置を示
す図である。
【図4】本実施の形態の記録部に内蔵されるデータ転送
回路の構成を示すブロック図である。
【図5】図の(a)は、本実施の形態の記録開始におけ
る記録領域を示す図であり、(b)は記録終了における
記録領域を示す図である。
【図6】本実施の形態の処理フローを示すフローチャー
トである。
【図7】本実施の形態の処理フローを示すフローチャー
トである。
【図8】本実施の形態の1パス記録から4パス記録への
遷移を示すフローチャートである。
【図9】本実施の形態の4パス記録から1パス記録への
遷移を示すフローチャートである。
【図10】他の実施の形態の処理フローを示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 EEPROM 5 CG 6 記録部 7 読み取り部 8 モデム 9 NCU 10 電話回線 11 電話機 12 操作部 13 表示部 14 インタフェイス部 15 インタフェイスケーブル 16 RTC 17 CPUデータバス 101 データレジスタ 102 パラレルーシリアル変換器 103 ANDゲート 104 カウンタ 105 マスクレジスタ 105a マスクレジスタA 105b マスクレジスタB 105c マスクレジスタC 105d マスクレジスタD 106 セレクタ 106a セレクタa 106b セレクタb 106c セレクタc 106d セレクタd 107 セレクタ 110 記録部CPU 110a カウンタ 111 カラムカウンタ 130 プリントバッファ

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体の搬送方向に所定幅の記録素子
    列をもつ記録ヘッドによって、該記録媒体上に画像を記
    録する記録装置であって、 前記記録ヘッドによって、前記記録媒体上の前記所定幅
    の領域を所定回(n≧2)走査して記録する記録手段
    と、 少なくとも前記記録ヘッドの最初あるいは最後の走査に
    よる記録時に、前記所定回数よりも少ない回数の該記録
    ヘッドの走査によって記録が完了する記録領域を含むよ
    うに前記記録手段を制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドの記録素子列は、n個
    (n≧2)の記録素子群に分割され、 前記制御手段は、前記分割された記録素子群の内、少な
    くとも1つの記録素子群が、前記記録媒体への最初ある
    いは最後の前記記録ヘッドの走査による記録において、
    1回の該記録ヘッドの走査によって記録が完了するよう
    前記記録手段を制御することを特徴とする請求項1に記
    載の記録装置。
  3. 【請求項3】 外部装置より画像データを入力する入力
    手段と、 前記画像データを解析する解析手段と、 前記解析手段による解析結果に基づいて、前記記録手段
    による記録を前記記録ヘッドの1回の走査で完成させる
    か、あるいは複数回の走査で完成させるかを決定する決
    定手段とを更に備え、 前記制御手段は、前記決定手段の決定結果に基づいて前
    記記録手段による記録を制御することを特徴とする請求
    項1に記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記解析手段は、前記画像データの記録
    密度あるいは前記画像データが2値あるいは多値である
    ことを解析することを特徴とする請求項3に記載の記録
    装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記記録ヘッドが前記
    記録媒体に記録を開始してからの走査回数を計数する計
    数手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用し
    てインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与え
    る熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体を
    備えていることを特徴とする請求項1に記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の記録装置を備えたファ
    クシミリ装置であって、 通信回線との間で画像データを送受信する通信手段と、 前記受信画像データの出力時に、前記記録媒体に付加す
    る付加情報を発生させる発生手段と、 前記付加情報が前記記録ヘッドによる前記記録媒体への
    記録における最初あるいは最後の走査時に記録がなされ
    るように、該付加情報を該記録ヘッドに転送する転送手
    段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  8. 【請求項8】 前記付加情報は、前記受信画像データの
    受信時刻または所定のマークを含むことを特徴とする請
    求項7に記載のファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 複数の外部装置に接続され、該複数の外
    部装置のいずれかより入力された画像データに基づいて
    記録媒体上に画像を記録する記録装置であって、 前記記録媒体の搬送方向に所定幅の記録素子列をもつ記
    録ヘッドによって、該記録媒体上の該所定幅の領域を所
    定回(n≧2)走査して記録する記録手段と、 前記入力された画像データの出力元となる外部装置を判
    定する判定手段と、 前記判定手段による判定結果に基づいて、少なくとも前
    記記録ヘッドの最初あるいは最後の走査による記録時
    に、前記所定回数よりも少ない回数の該記録ヘッドの走
    査によって記録が完了する記録領域を含むように前記記
    録手段を制御する制御手段とを備えることを特徴とする
    記録装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の外部装置は、少なくともフ
    ァクシミリ装置、画像出力装置として機能するコンピュ
    ータ装置を含み、 前記判定手段の判定の結果、前記入力された画像データ
    の出力元が前記ファクシミリ装置である場合、前記制御
    手段による制御を実行し、前記入力された画像データの
    出力元が前記コンピュータ装置である場合、前記制御手
    段による制御を実行しないことを特徴とする請求項9に
    記載の記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッドの記録素子列は、n
    個(n≧2)の記録素子群に分割され、 前記制御手段は、前記分割された記録素子群の内、少な
    くとも1つの記録素子群が、前記記録媒体への最初ある
    いは最後の前記記録ヘッドの走査による記録において、
    1回の該記録ヘッドの走査によって記録が完了するよう
    前記記録手段を制御することを特徴とする請求項9に記
    載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記入力された画像データを解析する
    解析手段と、 前記解析手段による解析結果に基づいて、前記記録手段
    による記録を前記記録ヘッドの1回の走査で完成させる
    か、あるいは複数回の走査で完成させるかを決定する決
    定手段とを更に備え、 前記制御手段は、前記決定手段の決定結果に基づいて前
    記記録手段による記録を制御することを特徴とする請求
    項9に記載の記録装置。
  13. 【請求項13】 記録媒体の搬送方向に所定幅の記録素
    子列をもつ記録ヘッドによって、該記録媒体上に画像を
    記録する記録装置の制御方法であって、 前記記録ヘッドによって、前記記録媒体上の前記所定幅
    の領域を所定回(n≧2)走査して記録する記録工程
    と、 少なくとも前記記録ヘッドの最初あるいは最後の走査に
    よる記録時に、前記所定回数よりも少ない回数の該記録
    ヘッドの走査によって記録が完了する記録領域を含むよ
    うに前記記録手段を制御する制御工程とを備えることを
    特徴とする記録装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 前記記録ヘッドの記録素子列は、n個
    (n≧2)の記録素子群に分割され、 前記制御工程は、前記分割された記録素子群の内、少な
    くとも1つの記録素子群が、前記記録媒体への最初ある
    いは最後の前記記録ヘッドの走査による記録において、
    1回の該記録ヘッドの走査によって記録が完了するよう
    前記記録工程を制御することを特徴とする請求項13に
    記載の記録装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 外部装置より画像データを入力する入
    力工程と、 前記画像データを解析する解析工程と、 前記解析工程による解析結果に基づいて、前記記録工程
    による記録を前記記録ヘッドの1回の走査で完成させる
    か、あるいは複数回の走査で完成させるかを決定する決
    定工程とを更に備え、 前記制御工程は、前記決定工程の決定結果に基づいて前
    記記録工程による記録を制御することを特徴とする請求
    項13に記載の記録装置の制御方法。
  16. 【請求項16】 前記解析工程は、前記画像データの記
    録密度あるいは前記画像データが2値あるいは多値であ
    ることを解析することを特徴とする請求項15に記載の
    記録装置の制御方法。
  17. 【請求項17】 前記制御工程は、前記記録ヘッドが前
    記記録媒体に記録を開始してからの走査回数を計数する
    計数工程を含むことを特徴とする請求項13に記載の記
    録装置の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記記録ヘッドは熱エネルギーを利用
    してインクを吐出する記録ヘッドであって、インクに与
    える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー変換体
    を備えていることを特徴とする請求項13に記載の記録
    装置の制御方法。
  19. 【請求項19】 複数の外部装置に接続され、該複数の
    外部装置のいずれかより入力された画像データに基づい
    て記録媒体上に画像を記録する記録装置の制御方法であ
    って、 前記記録媒体の搬送方向に所定幅の記録素子列をもつ記
    録ヘッドによって、該記録媒体上の該所定幅の領域を所
    定回(n≧2)走査して記録する記録工程と、 前記入力された画像データの出力元となる外部装置を判
    定する判定工程と、 前記判定工程による判定結果に基づいて、少なくとも前
    記記録ヘッドの最初あるいは最後の走査による記録時
    に、前記所定回数よりも少ない回数の該記録ヘッドの走
    査によって記録が完了する記録領域を含むように前記記
    録工程を制御する制御工程とを備えることを特徴とする
    記録装置の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記複数の外部装置は、少なくともフ
    ァクシミリ装置、画像出力装置として機能するコンピュ
    ータ装置を含み、 前記判定工程の判定の結果、前記入力された画像データ
    の出力元が前記ファクシミリ装置である場合、前記制御
    工程による制御を実行し、前記入力された画像データの
    出力元が前記コンピュータ装置である場合、前記制御工
    程による制御を実行しないことを特徴とする請求項19
    に記載の記録装置の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記記録ヘッドの記録素子列は、n
    個(n≧2)の記録素子群に分割され、 前記制御工程は、前記分割された記録素子群の内、少な
    くとも1つの記録素子群が、前記記録媒体への最初ある
    いは最後の前記記録ヘッドの走査による記録において、
    1回の該記録ヘッドの走査によって記録が完了するよう
    前記記録工程を制御することを特徴とする請求項19に
    記載の記録装置の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記入力された画像データを解析する
    解析工程と、 前記解析工程による解析結果に基づいて、前記記録工程
    による記録を前記記録ヘッドの1回の走査で完成させる
    か、あるいは複数回の走査で完成させるかを決定する決
    定工程とを更に備え、 前記制御工程は、前記決定工程の決定結果に基づいて前
    記記録工程による記録を制御することを特徴とする請求
    項19に記載の記録装置の制御方法。
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