JPH0917254A - 電線送給機構およびこれを用いた電線調尺切断装置 - Google Patents
電線送給機構およびこれを用いた電線調尺切断装置Info
- Publication number
- JPH0917254A JPH0917254A JP7165253A JP16525395A JPH0917254A JP H0917254 A JPH0917254 A JP H0917254A JP 7165253 A JP7165253 A JP 7165253A JP 16525395 A JP16525395 A JP 16525395A JP H0917254 A JPH0917254 A JP H0917254A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- feed roller
- roller pair
- feeding mechanism
- wire feeding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R43/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors
- H01R43/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing, assembling, maintaining, or repairing of line connectors or current collectors or for joining electric conductors for forming connections by deformation, e.g. crimping tool
- H01R43/048—Crimping apparatus or processes
- H01R43/052—Crimping apparatus or processes with wire-feeding mechanism
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Wire Processing (AREA)
- Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】この電線送給機構では、第1の送りローラ対(1
41)(142)と、第2の送りローラ対(131)(132)との間に、
エンコーダローラ対(121)(122)を配置した。第1の送り
ローラ対(141)(142)のローラ径を、第2の送りローラ対
(131)(132)のローラ径よりも大きくし、この区間内で電
線Wに張力を付加した。 【効果】第1の送りローラ対(141)(142)と、第2の送り
ローラ対(131)(132)との間で、電線Wに弛みが発生しな
いので、正確に電線Wを調尺できる。
41)(142)と、第2の送りローラ対(131)(132)との間に、
エンコーダローラ対(121)(122)を配置した。第1の送り
ローラ対(141)(142)のローラ径を、第2の送りローラ対
(131)(132)のローラ径よりも大きくし、この区間内で電
線Wに張力を付加した。 【効果】第1の送りローラ対(141)(142)と、第2の送り
ローラ対(131)(132)との間で、電線Wに弛みが発生しな
いので、正確に電線Wを調尺できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ワイヤーハーネスの
製造工程において、電線を調尺して所定の寸法に切断す
る際に、長尺の電線を所定のパスラインに沿って送るた
めの電線送給機構に関するものである。また、これを用
いた、調尺電線素材を作成するための電線調尺切断装置
に関するものである。
製造工程において、電線を調尺して所定の寸法に切断す
る際に、長尺の電線を所定のパスラインに沿って送るた
めの電線送給機構に関するものである。また、これを用
いた、調尺電線素材を作成するための電線調尺切断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等に装着されるワイヤーハーネス
は、長短様々な寸法に採寸された多数の調尺電線を含ん
でおり、これらは、全体として所定の枝形状を呈する形
態となるように結束されている。ここに、調尺電線と
は、所定の寸法に切断された電線(調尺電線素材)の端
部に、必要な端子金具が圧着されたものをいう。
は、長短様々な寸法に採寸された多数の調尺電線を含ん
でおり、これらは、全体として所定の枝形状を呈する形
態となるように結束されている。ここに、調尺電線と
は、所定の寸法に切断された電線(調尺電線素材)の端
部に、必要な端子金具が圧着されたものをいう。
【0003】従って、ワイヤーハーネスの製造工程に
は、電線の長さを計測し、これを所定の長さに切断する
調尺切断工程,切断された電線の端部の皮剥ぎを行う皮
剥ぎ工程,皮剥ぎにより露出した芯線に端子金具を圧着
する端子圧着工程および電線端にコネクタが取り付けら
れる場合には、圧着された端子金具をコネクタのハウジ
ングに挿入する端子挿入工程、並びに、各電線を結束す
る結束工程等、多数の工程が含まれている。
は、電線の長さを計測し、これを所定の長さに切断する
調尺切断工程,切断された電線の端部の皮剥ぎを行う皮
剥ぎ工程,皮剥ぎにより露出した芯線に端子金具を圧着
する端子圧着工程および電線端にコネクタが取り付けら
れる場合には、圧着された端子金具をコネクタのハウジ
ングに挿入する端子挿入工程、並びに、各電線を結束す
る結束工程等、多数の工程が含まれている。
【0004】次に、本願発明に関連する先行技術につい
て簡単に説明する。図3は、本願の先行技術としての調
尺切断工程を模式的に示した図である。図3(a)を参
照して、調尺切断工程においては、電線Wの調尺・切断
作業を順次自動的に行う調尺切断装置1が用いられる。
この調尺切断装置1は、繰り出し長さを計測しながら電
線Wを繰り出す電線送り部6と、繰り出された電線Wを
U字状に形成する電線案内ユニット7とを備えている。
なお、参照符号C1は、繰り出された電線Wを切断する
カッターを示しており、参照符号C2,C3は、切断さ
れた電線Wの両端を挟持するクランプを示している。
て簡単に説明する。図3は、本願の先行技術としての調
尺切断工程を模式的に示した図である。図3(a)を参
照して、調尺切断工程においては、電線Wの調尺・切断
作業を順次自動的に行う調尺切断装置1が用いられる。
この調尺切断装置1は、繰り出し長さを計測しながら電
線Wを繰り出す電線送り部6と、繰り出された電線Wを
U字状に形成する電線案内ユニット7とを備えている。
なお、参照符号C1は、繰り出された電線Wを切断する
カッターを示しており、参照符号C2,C3は、切断さ
れた電線Wの両端を挟持するクランプを示している。
【0005】電線送り部6によって繰り出された電線W
は、先ず、電線案内ユニット7によって湾曲され、U字
状に形成される。そして、この電線Wの先端は、クラン
プC2によって挟持される(図3(b)参照)。次い
で、電線案内ユニット7の一部7bが、図3(c)に示
すように退避され、その後、電線Wは、その繰り出し長
さを計測されながら所定の長さになるまでさらに繰り出
される。このように調尺された電線Wは、カッターC1
によって切断され、切断された電線Wの端部は、クラン
プC3によって挟持される。以上をもって電線Wの調尺
・切断作業が完了し、作成された調尺電線素材は、その
後の工程に送られる。
は、先ず、電線案内ユニット7によって湾曲され、U字
状に形成される。そして、この電線Wの先端は、クラン
プC2によって挟持される(図3(b)参照)。次い
で、電線案内ユニット7の一部7bが、図3(c)に示
すように退避され、その後、電線Wは、その繰り出し長
さを計測されながら所定の長さになるまでさらに繰り出
される。このように調尺された電線Wは、カッターC1
によって切断され、切断された電線Wの端部は、クラン
プC3によって挟持される。以上をもって電線Wの調尺
・切断作業が完了し、作成された調尺電線素材は、その
後の工程に送られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、電線送り部
6は、2組の送り出しローラ6aと、これの後方、すな
わち、電線Wの繰り出し方向の上流側に配置された1組
のエンコーダローラ6bとを備えている。なお、参照符
号6cは、電線Wの継ぎ目を検出するためのローラであ
り、当該調尺作業には直接関係がない。
6は、2組の送り出しローラ6aと、これの後方、すな
わち、電線Wの繰り出し方向の上流側に配置された1組
のエンコーダローラ6bとを備えている。なお、参照符
号6cは、電線Wの継ぎ目を検出するためのローラであ
り、当該調尺作業には直接関係がない。
【0007】この電線送り部6によれば、電線Wは、2
組の送り出しローラ6aと、エンコーダローラ6bによ
って挟持される。各送り出しローラ6aは、駆動モータ
(図示せず)によって矢印の方向に回転される。これに
より、電線Wは、電線案内ユニット7側に繰り出され
る。一方、各エンコーダローラ6bは、その中心軸を中
心として回動自在となっており、電線Wを挟持した状態
で電線Wが繰り出されると、この繰り出しに追従して回
転するようになっている。従って、電線Wの繰り出し量
は、エンコーダローラ6bの回転によって発生するパル
スをカウントすることによって計測することができる。
つまり、電線Wは、予め定められた送り量だけを繰り出
すことができ、その結果、電線Wを所定の寸法に調尺す
ることができるようになっている。
組の送り出しローラ6aと、エンコーダローラ6bによ
って挟持される。各送り出しローラ6aは、駆動モータ
(図示せず)によって矢印の方向に回転される。これに
より、電線Wは、電線案内ユニット7側に繰り出され
る。一方、各エンコーダローラ6bは、その中心軸を中
心として回動自在となっており、電線Wを挟持した状態
で電線Wが繰り出されると、この繰り出しに追従して回
転するようになっている。従って、電線Wの繰り出し量
は、エンコーダローラ6bの回転によって発生するパル
スをカウントすることによって計測することができる。
つまり、電線Wは、予め定められた送り量だけを繰り出
すことができ、その結果、電線Wを所定の寸法に調尺す
ることができるようになっている。
【0008】しかしながら、上記電線送り部6の機構で
は、電線Wを所定の送り量だけ繰り出した後に送り出し
ローラ6aを停止させても、送り出しローラ6aの後方
の電線Wは、その慣性によって繰り出し方向に移動して
しまう。このため、送り出しローラ6aとエンコーダロ
ーラ6bとの間で、電線Wが弛んでしまうという現象が
起きる場合がある。電線Wの弛みを放置したまま次の調
尺作業を行うと、この弛んだ部分は、電線Wの繰り出し
量として計測することができないので、電線Wを予め定
められた寸法に調尺することができなくなる。(もっと
も、弛むことによりカウントされたパルスの数に対応す
るパルス数を、次の調尺作業におけるパルスのカウント
時に補正するように所要の制御を行えば、上記弛んだ部
分を次の調尺作業において繰り出し量として計測するこ
とができるが、このような制御は、非常に複雑であり、
コスト的にも実現することは容易ではない。)しかも、
上記電線Wの弛み量も一定しないので、連続して調尺・
切断作業を行った場合、切断された電線Wの寸法にばら
つきが発生するという問題があった。
は、電線Wを所定の送り量だけ繰り出した後に送り出し
ローラ6aを停止させても、送り出しローラ6aの後方
の電線Wは、その慣性によって繰り出し方向に移動して
しまう。このため、送り出しローラ6aとエンコーダロ
ーラ6bとの間で、電線Wが弛んでしまうという現象が
起きる場合がある。電線Wの弛みを放置したまま次の調
尺作業を行うと、この弛んだ部分は、電線Wの繰り出し
量として計測することができないので、電線Wを予め定
められた寸法に調尺することができなくなる。(もっと
も、弛むことによりカウントされたパルスの数に対応す
るパルス数を、次の調尺作業におけるパルスのカウント
時に補正するように所要の制御を行えば、上記弛んだ部
分を次の調尺作業において繰り出し量として計測するこ
とができるが、このような制御は、非常に複雑であり、
コスト的にも実現することは容易ではない。)しかも、
上記電線Wの弛み量も一定しないので、連続して調尺・
切断作業を行った場合、切断された電線Wの寸法にばら
つきが発生するという問題があった。
【0009】そこで、この発明の第1の目的は、電線を
正確に調尺することができる電線調尺機構を提供するこ
とである。また、この発明の第2の目的は、電線を予め
定められた寸法に正確に切断し、精度良く調尺電線素材
を作成することができる電線調尺切断装置を提供するこ
とである。
正確に調尺することができる電線調尺機構を提供するこ
とである。また、この発明の第2の目的は、電線を予め
定められた寸法に正確に切断し、精度良く調尺電線素材
を作成することができる電線調尺切断装置を提供するこ
とである。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】 本発明の第1の目的を達成するため、請求項1に係
る電線送給機構は、長尺の電線を所定のパスラインに沿
って上流側から下流側へ送るための電線送給機構におい
て、上記パスラインを挟んで互いに対向配置され、パス
ライン上の電線を挟持して搬送するための第1送りロー
ラ対と、第1送りローラ対と所定間隔を開けてパスライ
ンの上流側に、当該パスラインを挟んで互いに対向配置
され、パスライン上の電線を挟持して搬送するための第
2送りローラ対と、第1送りローラ対と第2送りローラ
対との間に配置され、パスライン上を移動する電線の移
動量を計測する電線移動量計測手段とを備えたことを特
徴とするものである。
る電線送給機構は、長尺の電線を所定のパスラインに沿
って上流側から下流側へ送るための電線送給機構におい
て、上記パスラインを挟んで互いに対向配置され、パス
ライン上の電線を挟持して搬送するための第1送りロー
ラ対と、第1送りローラ対と所定間隔を開けてパスライ
ンの上流側に、当該パスラインを挟んで互いに対向配置
され、パスライン上の電線を挟持して搬送するための第
2送りローラ対と、第1送りローラ対と第2送りローラ
対との間に配置され、パスライン上を移動する電線の移
動量を計測する電線移動量計測手段とを備えたことを特
徴とするものである。
【0011】この構成によれば、第1および第2送りロ
ーラ対によって電線を挟み込んだ状態で、当該電線をパ
スラインに沿って上流側から下流側へ送ることができ
る。このとき、パスラインの下流側に第1送りローラ対
を配置し、上流側に第2送りローラ対を配置したので、
第1送りローラ対と第2送りローラ対との区間におい
て、弛みを生じさせることなく電線を送ることが可能で
ある。また、電線移動量計測手段によって、電線の移動
量を計測することができる。この電線移動量計測手段
は、電線の弛みを生じさせない上記区間に配置されてい
るから、電線の移動量を正確に計測することができる。
ーラ対によって電線を挟み込んだ状態で、当該電線をパ
スラインに沿って上流側から下流側へ送ることができ
る。このとき、パスラインの下流側に第1送りローラ対
を配置し、上流側に第2送りローラ対を配置したので、
第1送りローラ対と第2送りローラ対との区間におい
て、弛みを生じさせることなく電線を送ることが可能で
ある。また、電線移動量計測手段によって、電線の移動
量を計測することができる。この電線移動量計測手段
は、電線の弛みを生じさせない上記区間に配置されてい
るから、電線の移動量を正確に計測することができる。
【0012】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項2に係る電線送給機構は、請求項1記載の電線送
給機構において、第1送りローラ対と第2送りローラ対
との区間で、送給される電線に張力を付与する張力付与
手段が備えられていることを特徴とするものである。こ
の構成によれば、請求項1に係る発明と同様の作用を奏
する。加えて、第1送りローラ対と第2送りローラ対と
の区間を通過する電線は、張力付与手段によって張力が
与えられるから、当該区間で電線が弛むことがない。従
って、電線移動量計測手段によって、電線の移動量を一
層正確に計測することができる。
請求項2に係る電線送給機構は、請求項1記載の電線送
給機構において、第1送りローラ対と第2送りローラ対
との区間で、送給される電線に張力を付与する張力付与
手段が備えられていることを特徴とするものである。こ
の構成によれば、請求項1に係る発明と同様の作用を奏
する。加えて、第1送りローラ対と第2送りローラ対と
の区間を通過する電線は、張力付与手段によって張力が
与えられるから、当該区間で電線が弛むことがない。従
って、電線移動量計測手段によって、電線の移動量を一
層正確に計測することができる。
【0013】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項3に係る電線送給機構は、請求項2記載の電線送
給機構において、上記張力付与手段は、第1送りローラ
対を、第2送りローラ対のローラ周速度よりも大きな周
速度で回転させる手段を含むことを特徴とするものであ
る。この構成によれば、請求項2に係る発明と同様の作
用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、第1およ
び第2送りローラ対によって電線が送られるが、第2送
りローラ対のローラ周速度よりも第1送りローラ対のロ
ーラ周速度の方が大きいから、送られる電線は、両送り
ローラ対間で常に第1送りローラ対に引っ張られた状態
となる。従って、第1送りローラ対と第2送りローラ対
との区間を通過する電線に張力が与えられた状態とな
り、この区間を通過する電線に弛みが発生することがな
い。しかも、両送りローラ対同士のローラ周速度を異な
らせるだけなので、張力付与手段の機構が複雑になるこ
とはない。
請求項3に係る電線送給機構は、請求項2記載の電線送
給機構において、上記張力付与手段は、第1送りローラ
対を、第2送りローラ対のローラ周速度よりも大きな周
速度で回転させる手段を含むことを特徴とするものであ
る。この構成によれば、請求項2に係る発明と同様の作
用を奏する。特に、本請求項に係る発明では、第1およ
び第2送りローラ対によって電線が送られるが、第2送
りローラ対のローラ周速度よりも第1送りローラ対のロ
ーラ周速度の方が大きいから、送られる電線は、両送り
ローラ対間で常に第1送りローラ対に引っ張られた状態
となる。従って、第1送りローラ対と第2送りローラ対
との区間を通過する電線に張力が与えられた状態とな
り、この区間を通過する電線に弛みが発生することがな
い。しかも、両送りローラ対同士のローラ周速度を異な
らせるだけなので、張力付与手段の機構が複雑になるこ
とはない。
【0014】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項4に係る電線送給機構は、請求項2記載の電線送
給機構において、上記張力付与手段は、第1送りローラ
対による電線の送りを制動するように、第2送りローラ
対に所要の回転抵抗を付与する手段を含むことを特徴と
するものである。この構成によれば、請求項2に係る発
明と同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明で
は、第2送りローラ対に回転抵抗が付与されているか
ら、第1および第2送りローラ対によって挟み込んだ状
態で電線を送ろうとすると、第1送りローラ対によって
電線を引っ張らなければならない。従って、両送りロー
ラ対間で電線に弛みが発生することがない。しかも、第
2送りローラ対に回転抵抗を与えるだけなので、張力付
与手段の機構が複雑になることはない。
請求項4に係る電線送給機構は、請求項2記載の電線送
給機構において、上記張力付与手段は、第1送りローラ
対による電線の送りを制動するように、第2送りローラ
対に所要の回転抵抗を付与する手段を含むことを特徴と
するものである。この構成によれば、請求項2に係る発
明と同様の作用を奏する。特に、本請求項に係る発明で
は、第2送りローラ対に回転抵抗が付与されているか
ら、第1および第2送りローラ対によって挟み込んだ状
態で電線を送ろうとすると、第1送りローラ対によって
電線を引っ張らなければならない。従って、両送りロー
ラ対間で電線に弛みが発生することがない。しかも、第
2送りローラ対に回転抵抗を与えるだけなので、張力付
与手段の機構が複雑になることはない。
【0015】 本発明の第1の目的を達成するため、
請求項5に係る電線調尺機構は、請求項2ないし4のい
ずれかに記載の電線送給機構において、上記張力付与手
段には、第1送りローラ対と電線との間に生じる摩擦力
が、第2送りローラ対と電線との間に生じる摩擦力より
も大きくなるように、両送りローラ対によって電線を挟
持する手段が備えられていることを特徴とするものであ
る。
請求項5に係る電線調尺機構は、請求項2ないし4のい
ずれかに記載の電線送給機構において、上記張力付与手
段には、第1送りローラ対と電線との間に生じる摩擦力
が、第2送りローラ対と電線との間に生じる摩擦力より
も大きくなるように、両送りローラ対によって電線を挟
持する手段が備えられていることを特徴とするものであ
る。
【0016】この構成によれば、請求項2ないし4のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、第1
送りローラ対と電線との間の摩擦力の方が、第2送りロ
ーラ対と電線との間の摩擦力よりも大きいので、張力が
付与された両送りローラ対間で電線のすべりが生じると
した場合、このすべりは、必ず第2送りローラ対と電線
との間で生じる。従って、送られる電線は、第1送りロ
ーラ対によって引きずられる状態となり、両送りローラ
対間を通過する電線に弛みが発生するのを確実に防止す
ることができる。しかも、電線送り方向下流側の第1送
りローラ対が電線を引っ張るので、電線の送り速度が低
下しない。
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。加えて、第1
送りローラ対と電線との間の摩擦力の方が、第2送りロ
ーラ対と電線との間の摩擦力よりも大きいので、張力が
付与された両送りローラ対間で電線のすべりが生じると
した場合、このすべりは、必ず第2送りローラ対と電線
との間で生じる。従って、送られる電線は、第1送りロ
ーラ対によって引きずられる状態となり、両送りローラ
対間を通過する電線に弛みが発生するのを確実に防止す
ることができる。しかも、電線送り方向下流側の第1送
りローラ対が電線を引っ張るので、電線の送り速度が低
下しない。
【0017】 本発明の第2の目的を達成するため、
請求項6に係る電線調尺切断装置は、予めストックされ
た長尺の電線を引き出し、これを所定のパスラインに沿
って送給する電線送給部と、送られた電線を切断する切
断部とを備え、電線送給部によって所定量送られた電線
を切断部によって切断することにより、ワイヤーハーネ
スの構成要素となる調尺電線素材を作成する電線調尺切
断装置において、上記電線送給部は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の電線送給機構を含んでいることを特
徴とするものである。
請求項6に係る電線調尺切断装置は、予めストックされ
た長尺の電線を引き出し、これを所定のパスラインに沿
って送給する電線送給部と、送られた電線を切断する切
断部とを備え、電線送給部によって所定量送られた電線
を切断部によって切断することにより、ワイヤーハーネ
スの構成要素となる調尺電線素材を作成する電線調尺切
断装置において、上記電線送給部は、請求項1ないし5
のいずれかに記載の電線送給機構を含んでいることを特
徴とするものである。
【0018】この構成によれば、予めストックされた長
尺の電線は、電線送給部によって所定の長さだけ送られ
て調尺される。送給された電線は、切断部によって切断
され調尺電線素材を作成することができる。しかも、上
記電線送給部は、請求項1ないし4のいずれかに記載の
電線調尺機構を含んでいるから、請求項1ないし4のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。
尺の電線は、電線送給部によって所定の長さだけ送られ
て調尺される。送給された電線は、切断部によって切断
され調尺電線素材を作成することができる。しかも、上
記電線送給部は、請求項1ないし4のいずれかに記載の
電線調尺機構を含んでいるから、請求項1ないし4のい
ずれかに係る発明と同様の作用を奏する。
【0019】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図2は、この発明の一実施例に係る電線調尺
切断装置Aの構成を示す平面図である。図2を参照し
て、この電線調尺切断装置Aは、電線を所定寸法に調尺
・切断することによって、ワイヤーハーネスの構成要素
となる調尺電線素材を作成する際に用いられる装置であ
って、図外に予めストックされている長尺の電線Wを引
き出し、これをパスラインPLに沿って送給する電線送
給部10と、電線送給部10に連設され、送給される電
線Wを案内して略U字状に形成する電線案内部20と、
電線Wをクランプするクランプ部30と、電線Wを切断
する切断部40とを備えている。つまり、本電線調尺切
断装置Aでは、電線Wを略U字状に形成して送給し、予
め定められた量を送った時点で当該電線Wをクランプし
て切断することによって、所定の調尺電線素材を作成す
ることができるようになっている。以下、各部の説明を
行う。
説明する。図2は、この発明の一実施例に係る電線調尺
切断装置Aの構成を示す平面図である。図2を参照し
て、この電線調尺切断装置Aは、電線を所定寸法に調尺
・切断することによって、ワイヤーハーネスの構成要素
となる調尺電線素材を作成する際に用いられる装置であ
って、図外に予めストックされている長尺の電線Wを引
き出し、これをパスラインPLに沿って送給する電線送
給部10と、電線送給部10に連設され、送給される電
線Wを案内して略U字状に形成する電線案内部20と、
電線Wをクランプするクランプ部30と、電線Wを切断
する切断部40とを備えている。つまり、本電線調尺切
断装置Aでは、電線Wを略U字状に形成して送給し、予
め定められた量を送った時点で当該電線Wをクランプし
て切断することによって、所定の調尺電線素材を作成す
ることができるようになっている。以下、各部の説明を
行う。
【0020】(1) 電線送給部 図1は、電線送給部10に採用されている電線送給機構
を模式的に示した概略図である。以下、図1および図2
を参照して、電線送給部10について詳しく説明する。
この電線送給部10は、図示しないリールステーション
から電線Wを引き出し、これをパスラインPLに沿って
電線案内部20側へ送る。そして、電線案内部20と協
働して電線Wの調尺を行うものである。
を模式的に示した概略図である。以下、図1および図2
を参照して、電線送給部10について詳しく説明する。
この電線送給部10は、図示しないリールステーション
から電線Wを引き出し、これをパスラインPLに沿って
電線案内部20側へ送る。そして、電線案内部20と協
働して電線Wの調尺を行うものである。
【0021】本実施例の特徴とするところは、上記電線
送給機構の構造にあり、この電線送給機構は、 第1の送りローラ対141,142と、第2の送り
ローラ対131,132と、エンコーダローラ対12
1,122とを備えており、これらは、上記パスライン
PLに沿って下流側(図2において上側)から、第1の
送りローラ対141,142,エンコーダローラ対12
1,122,第2の送りローラ対131,132の順に
配置されている点、および 第1および第2の送りローラ対141,142,1
31,132は、モータM(図1にのみ図示してい
る。)を駆動源として共に回転駆動されることにより、
電線Wを挟み込んだ状態で上記パスラインPLに沿って
当該電線Wを送ることができるようになっており、送ら
れる電線Wは、第1の送りローラ対141,142と第
2の送りローラ対131,132との間の区間において
張力が付加されるようになっている点にある。
送給機構の構造にあり、この電線送給機構は、 第1の送りローラ対141,142と、第2の送り
ローラ対131,132と、エンコーダローラ対12
1,122とを備えており、これらは、上記パスライン
PLに沿って下流側(図2において上側)から、第1の
送りローラ対141,142,エンコーダローラ対12
1,122,第2の送りローラ対131,132の順に
配置されている点、および 第1および第2の送りローラ対141,142,1
31,132は、モータM(図1にのみ図示してい
る。)を駆動源として共に回転駆動されることにより、
電線Wを挟み込んだ状態で上記パスラインPLに沿って
当該電線Wを送ることができるようになっており、送ら
れる電線Wは、第1の送りローラ対141,142と第
2の送りローラ対131,132との間の区間において
張力が付加されるようになっている点にある。
【0022】第1および第2の送りローラ対141,1
42および131,132は、それぞれ、パスラインP
Lを挟んで対向配置されている。つまり、送りローラ1
41と送りローラ142、および送りローラ131と送
りローラ132とによって、電線Wを挟み込み、パスラ
インPLに沿って送り出すようになっている。エンコー
ダローラ対121,122は、パスラインPL上を移動
する電線Wの移動量を計測するためのものであって、第
1の送りローラ対141,142と第2の送りローラ対
131,132との間に配置されている。このエンコー
ダローラ対121,122も、パスラインPLを挟んで
対向配置されており、電線Wを挟み込むことができるよ
うなっている。エンコーダローラ対121,122は、
電線Wを挟み込むことにより、送られる電線Wによって
回転されるようになっている。そして、エンコーダロー
ラ対121,122が回転された際に発生するパルスを
図示しないカウンタによりカウントすることによって、
上記電線Wの移動量を測定することができるようになっ
ている。
42および131,132は、それぞれ、パスラインP
Lを挟んで対向配置されている。つまり、送りローラ1
41と送りローラ142、および送りローラ131と送
りローラ132とによって、電線Wを挟み込み、パスラ
インPLに沿って送り出すようになっている。エンコー
ダローラ対121,122は、パスラインPL上を移動
する電線Wの移動量を計測するためのものであって、第
1の送りローラ対141,142と第2の送りローラ対
131,132との間に配置されている。このエンコー
ダローラ対121,122も、パスラインPLを挟んで
対向配置されており、電線Wを挟み込むことができるよ
うなっている。エンコーダローラ対121,122は、
電線Wを挟み込むことにより、送られる電線Wによって
回転されるようになっている。そして、エンコーダロー
ラ対121,122が回転された際に発生するパルスを
図示しないカウンタによりカウントすることによって、
上記電線Wの移動量を測定することができるようになっ
ている。
【0023】本実施例では、第1の送りローラ対14
1,142と第2の送りローラ対131,132との間
の区間において、後述する構成によって電線Wに張力を
付加している。これにより、前記区間で電線Wに弛みが
発生するのを防止し、エンコーダローラ対121,12
2による電線Wの送り量の正確な測定を図っている。次
に、電線Wに張力を付加するためのしくみについて説明
する。
1,142と第2の送りローラ対131,132との間
の区間において、後述する構成によって電線Wに張力を
付加している。これにより、前記区間で電線Wに弛みが
発生するのを防止し、エンコーダローラ対121,12
2による電線Wの送り量の正確な測定を図っている。次
に、電線Wに張力を付加するためのしくみについて説明
する。
【0024】先ず、第1の送りローラ対141,142
は、モータMによって回転駆動される。具体的には、モ
ータMには、駆動軸M1が連結されており、この駆動軸
M1には、ねじM2が形成されている。また、送りロー
ラ141,142には、歯車M3(図1のみ図示してい
る。)が形成されており、この歯車M3に駆動軸M1の
ねじM2と螺合可能なねじ(図示せず)が形成されてお
り、両者が螺合している。これらは、たとえば、ウォー
ム機構により構成することができる。さらに、各送りロ
ーラ141,142には、プーリM4が設けられてお
り、第2の送りローラ対131,132を連動させるた
めのベルトを架けることができるようになっている。
は、モータMによって回転駆動される。具体的には、モ
ータMには、駆動軸M1が連結されており、この駆動軸
M1には、ねじM2が形成されている。また、送りロー
ラ141,142には、歯車M3(図1のみ図示してい
る。)が形成されており、この歯車M3に駆動軸M1の
ねじM2と螺合可能なねじ(図示せず)が形成されてお
り、両者が螺合している。これらは、たとえば、ウォー
ム機構により構成することができる。さらに、各送りロ
ーラ141,142には、プーリM4が設けられてお
り、第2の送りローラ対131,132を連動させるた
めのベルトを架けることができるようになっている。
【0025】一方、第2の送りローラ対を構成する送り
ローラ131,132には、プーリM4が設けられてい
る。そして、送りローラ141と送りローラ131およ
び送りローラ142と送りローラ132とに、タイミン
グベルトB1が架けられている。なお、両プーリM4
は、いわゆるPCDが略同一となっており、これによ
り、各送りローラ141,142,131,132は、
略同一の回転数で回転される。また、タイミングベルト
B1に代えてチェーン等を用いても良い。
ローラ131,132には、プーリM4が設けられてい
る。そして、送りローラ141と送りローラ131およ
び送りローラ142と送りローラ132とに、タイミン
グベルトB1が架けられている。なお、両プーリM4
は、いわゆるPCDが略同一となっており、これによ
り、各送りローラ141,142,131,132は、
略同一の回転数で回転される。また、タイミングベルト
B1に代えてチェーン等を用いても良い。
【0026】第1の送りローラ対を構成する各送りロー
ラ141,142の外径は、第2の送りローラ対を構成
する各送りローラ131,132の外径よりも大きく設
定されている(本実施例では、送りローラ141,14
2の外径は、63.66mm、送りローラ131,13
2の外径は、63mmに設定されている。)。従って、
モータMを駆動すれば、送りローラ141,142の周
速度の方が、送りローラ131,132の周速度よりも
速くなる。つまり、送られる電線Wは、常に、第1の送
りローラ対141,142によって引っ張られた状態と
なり、第1の送りローラ対141,142と第2の送り
ローラ対131,132との間の区間において、電線W
に張力が付加される。
ラ141,142の外径は、第2の送りローラ対を構成
する各送りローラ131,132の外径よりも大きく設
定されている(本実施例では、送りローラ141,14
2の外径は、63.66mm、送りローラ131,13
2の外径は、63mmに設定されている。)。従って、
モータMを駆動すれば、送りローラ141,142の周
速度の方が、送りローラ131,132の周速度よりも
速くなる。つまり、送られる電線Wは、常に、第1の送
りローラ対141,142によって引っ張られた状態と
なり、第1の送りローラ対141,142と第2の送り
ローラ対131,132との間の区間において、電線W
に張力が付加される。
【0027】さらに、本実施例では、第1の送りローラ
対141,142と電線Wとの間の摩擦係数は、第2の
送りローラ対131,132と電線Wとの間の摩擦係数
よりも大きくなるように設定されている。具体的には、
送りローラ141,142の外周面には、ダイヤモンド
コーティングが施されている。また、第1および第2の
送りローラ141,142,131,132は、後述す
る、シリンダを用いたスライド機構によってスライド移
動されるようになっている。つまり、各ローラ対同士、
すなわち、送りローラ141,142および送りローラ
131,132同士が、それぞれ互いに接近する位置
と、互いに離反する位置とに変位することができるよう
になっており、互いに接近することによって、電線Wを
挟み込むことができるようになっている。そして、第1
の送りローラ対141,142と、第2の送りローラ対
131,132とは、同様の挟持力で電線Wを挟持する
ようになっている。
対141,142と電線Wとの間の摩擦係数は、第2の
送りローラ対131,132と電線Wとの間の摩擦係数
よりも大きくなるように設定されている。具体的には、
送りローラ141,142の外周面には、ダイヤモンド
コーティングが施されている。また、第1および第2の
送りローラ141,142,131,132は、後述す
る、シリンダを用いたスライド機構によってスライド移
動されるようになっている。つまり、各ローラ対同士、
すなわち、送りローラ141,142および送りローラ
131,132同士が、それぞれ互いに接近する位置
と、互いに離反する位置とに変位することができるよう
になっており、互いに接近することによって、電線Wを
挟み込むことができるようになっている。そして、第1
の送りローラ対141,142と、第2の送りローラ対
131,132とは、同様の挟持力で電線Wを挟持する
ようになっている。
【0028】このため、第1の送りローラ対141,1
42と電線Wとの間に生じる摩擦力は、第2の送りロー
ラ対131,132と電線Wとの間に生じる摩擦力より
も大きくなる。従って、仮に、送られる電線Wに滑りが
生じるとすれば、必ず、第2の送りローラ対131,1
32と電線Wとの間で生じることになる。つまり、送ら
れる電線Wは、第1の送りローラ対141,142によ
って引きずられる状態となり、第1の送りローラ対14
1,142と第2の送りローラ対131,132との区
間において、電線Wは、常に張力が付加された状態とな
る。しかも、電線Wの滑りは、必ず、第2の送りローラ
対131,132と電線Wとの間で生じるから、電線W
の滑りに起因した電線Wの繰り出し速度の低下を防止す
ることもできる。
42と電線Wとの間に生じる摩擦力は、第2の送りロー
ラ対131,132と電線Wとの間に生じる摩擦力より
も大きくなる。従って、仮に、送られる電線Wに滑りが
生じるとすれば、必ず、第2の送りローラ対131,1
32と電線Wとの間で生じることになる。つまり、送ら
れる電線Wは、第1の送りローラ対141,142によ
って引きずられる状態となり、第1の送りローラ対14
1,142と第2の送りローラ対131,132との区
間において、電線Wは、常に張力が付加された状態とな
る。しかも、電線Wの滑りは、必ず、第2の送りローラ
対131,132と電線Wとの間で生じるから、電線W
の滑りに起因した電線Wの繰り出し速度の低下を防止す
ることもできる。
【0029】さらに、本実施例では、第1および第2の
送りローラ対141,142,131,132から送り
出された電線Wの先端を電線案内部20に案内するノズ
ル15が備えられている。ノズル15の構造について
は、後に詳しく説明する。なお、参照符号111,11
2は、電線Wの継ぎ目を検出するためのローラであり、
当該電線Wの送り・調尺作業には、直接の関係はない。
送りローラ対141,142,131,132から送り
出された電線Wの先端を電線案内部20に案内するノズ
ル15が備えられている。ノズル15の構造について
は、後に詳しく説明する。なお、参照符号111,11
2は、電線Wの継ぎ目を検出するためのローラであり、
当該電線Wの送り・調尺作業には、直接の関係はない。
【0030】次に、上記スライド機構について説明す
る。このスライド機構は、第1の送りローラ対141,
142,第2の送りローラ対131,132およびエン
コーダローラ対121,122を、それぞれ、図2にお
いて左右方向に相対的にスライドさせるためのものであ
る。すなわち、スライド機構は、送りローラ141,1
42同士,送りローラ131,132同士およびエンコ
ーダローラ121,122同士を、それぞれ相対的に近
接させて電線Wを挟み込む調尺位置と、相対的に離反さ
せて電線Wを送らない待機位置とにスライドさせるよう
になっている。
る。このスライド機構は、第1の送りローラ対141,
142,第2の送りローラ対131,132およびエン
コーダローラ対121,122を、それぞれ、図2にお
いて左右方向に相対的にスライドさせるためのものであ
る。すなわち、スライド機構は、送りローラ141,1
42同士,送りローラ131,132同士およびエンコ
ーダローラ121,122同士を、それぞれ相対的に近
接させて電線Wを挟み込む調尺位置と、相対的に離反さ
せて電線Wを送らない待機位置とにスライドさせるよう
になっている。
【0031】さらに詳しく説明すると、第1の送りロー
ラ対141,142側の送りローラ141と、エンコー
ダローラ121とが一体的にスライドされると共に、第
1の送りローラ対141,142側の送りローラ142
と、エンコーダローラ122とが一体的にスライドされ
る。また、第2の送りローラ対131,132側の送り
ローラ131と、継ぎ目検出用ローラ111とが一体的
にスライドされると共に、第2の送りローラ対131,
132側の送りローラ132と、継ぎ目検出用ローラ1
12とが一体的にスライドされる。
ラ対141,142側の送りローラ141と、エンコー
ダローラ121とが一体的にスライドされると共に、第
1の送りローラ対141,142側の送りローラ142
と、エンコーダローラ122とが一体的にスライドされ
る。また、第2の送りローラ対131,132側の送り
ローラ131と、継ぎ目検出用ローラ111とが一体的
にスライドされると共に、第2の送りローラ対131,
132側の送りローラ132と、継ぎ目検出用ローラ1
12とが一体的にスライドされる。
【0032】送りローラ141とエンコーダローラ12
1とは、それぞれ、支持部材71によって回転自在に支
持されている。また、送りローラ142とエンコーダロ
ーラ122とは、それぞれ、支持部材72によって回転
自在に支持されている。一方、送りローラ131と継ぎ
目検出用ローラ111とは、それぞれ、支持部材61に
よって回転自在に支持されており、送りローラ132と
継ぎ目検出用ローラ112とは、支持部材62によって
回転自在に支持されている。
1とは、それぞれ、支持部材71によって回転自在に支
持されている。また、送りローラ142とエンコーダロ
ーラ122とは、それぞれ、支持部材72によって回転
自在に支持されている。一方、送りローラ131と継ぎ
目検出用ローラ111とは、それぞれ、支持部材61に
よって回転自在に支持されており、送りローラ132と
継ぎ目検出用ローラ112とは、支持部材62によって
回転自在に支持されている。
【0033】上記支持部材71には、シリンダCYL2
が連結されている。具体的には、シリンダロッドが支持
部材71の折曲部背面に連結され、シリンダチューブが
固定フレームに固定されている。なお、図示していない
が、支持部材72にも、同様にシリンダが連結されてい
る。一方、支持部材61には、シリンダCYL1が連結
されている。このシリンダCYL1においても、シリン
ダロッドが支持部材61の折曲部背面に連結され、シリ
ンダチューブが固定フレームに固定されている。なお、
図示していないが、支持部材62側においても同様にシ
リンダが連結されている。
が連結されている。具体的には、シリンダロッドが支持
部材71の折曲部背面に連結され、シリンダチューブが
固定フレームに固定されている。なお、図示していない
が、支持部材72にも、同様にシリンダが連結されてい
る。一方、支持部材61には、シリンダCYL1が連結
されている。このシリンダCYL1においても、シリン
ダロッドが支持部材61の折曲部背面に連結され、シリ
ンダチューブが固定フレームに固定されている。なお、
図示していないが、支持部材62側においても同様にシ
リンダが連結されている。
【0034】従って、シリンダCYL2,CYL1のシ
リンダロッドが伸長することによって、送りローラ14
1,142同士,送りローラ131,132同士および
エンコーダローラ121,122同士は、それぞれ上記
調尺位置までスライドされ、これにより、電線Wが挟み
込まれる。この状態で上記モータMを作動させ、タイミ
ングベルトB1を介して各送りローラ対141,14
2,131,132を回転させることにより、電線W
は、パスラインPLに沿って送られる。そして、電線W
が送られることにより、エンコーダローラ121,12
2が追従して回転され、電線Wの移動量、すなわち、繰
り出し長さを計測することができる。一方、シリンダC
YL2,CYL1のシリンダロッドが縮短することによ
って、送りローラ141,142同士,送りローラ13
1,132同士およびエンコーダローラ121,122
同士は、それぞれ上記待機位置までスライドされ、電線
Wから離れる。
リンダロッドが伸長することによって、送りローラ14
1,142同士,送りローラ131,132同士および
エンコーダローラ121,122同士は、それぞれ上記
調尺位置までスライドされ、これにより、電線Wが挟み
込まれる。この状態で上記モータMを作動させ、タイミ
ングベルトB1を介して各送りローラ対141,14
2,131,132を回転させることにより、電線W
は、パスラインPLに沿って送られる。そして、電線W
が送られることにより、エンコーダローラ121,12
2が追従して回転され、電線Wの移動量、すなわち、繰
り出し長さを計測することができる。一方、シリンダC
YL2,CYL1のシリンダロッドが縮短することによ
って、送りローラ141,142同士,送りローラ13
1,132同士およびエンコーダローラ121,122
同士は、それぞれ上記待機位置までスライドされ、電線
Wから離れる。
【0035】また、支持部材71,61の折曲部背面に
は、案内筒71a,61aが設けられている。さらに、
支持部材71,61の固定フレームには、上記案内筒7
1a,61aに対応して案内ピンP2,P1が設けられ
ている。なお、図示していないが、支持部材72,62
側においてもこれと同様の構成である。これら案内ピン
P2,P1は、それぞれパスラインPLに直交する方向
に突出されている。従って、シリンダCYL2,CYL
1が伸縮する際には、案内筒71a,61aが案内ピン
P2,P1に案内されることによって、各ローラ14
1,142,131,132,121,122がスライ
ドされる。これにより、各ローラ141,142,13
1,132,121,122の移動に際し、がたつき等
を抑えて良好にスライドさせることができる。
は、案内筒71a,61aが設けられている。さらに、
支持部材71,61の固定フレームには、上記案内筒7
1a,61aに対応して案内ピンP2,P1が設けられ
ている。なお、図示していないが、支持部材72,62
側においてもこれと同様の構成である。これら案内ピン
P2,P1は、それぞれパスラインPLに直交する方向
に突出されている。従って、シリンダCYL2,CYL
1が伸縮する際には、案内筒71a,61aが案内ピン
P2,P1に案内されることによって、各ローラ14
1,142,131,132,121,122がスライ
ドされる。これにより、各ローラ141,142,13
1,132,121,122の移動に際し、がたつき等
を抑えて良好にスライドさせることができる。
【0036】さらに、各支持部材71,72のローラ支
持部には、それぞれ、パスラインPLと直交する方向に
沿って長孔71b,72bが形成されている。この長孔
71b,72bには、それぞれ、ストッパーピンP3,
P4が挿通されている。これにより、各支持部材71,
72がスライドされた際に、スライド位置が正確に位置
決めされる。従って、送りローラ141,142によっ
て電線Wを挟み込む際のニップ位置の位置決めを正確に
行うことができ、良好な電線送りを実現することができ
る。なお、単一の支持部材によって、送りローラ14
1,131,121を支持するようにし、単一のシリン
ダによって、これら送りローラ141,131,121
をスライドさせるようにしても良い。また、各送りロー
ラ対141,142,131,132によって電線Wを
挟み込む際には、パスラインを含む水平面に沿って各送
りローラ対141,142,131,132を移動させ
て電線Wを挟み込むようにしても良いし、パスラインを
含む垂直面に沿って各送りローラ対141,142,1
31,132を移動させて電線Wを挟み込むようにして
も良い。
持部には、それぞれ、パスラインPLと直交する方向に
沿って長孔71b,72bが形成されている。この長孔
71b,72bには、それぞれ、ストッパーピンP3,
P4が挿通されている。これにより、各支持部材71,
72がスライドされた際に、スライド位置が正確に位置
決めされる。従って、送りローラ141,142によっ
て電線Wを挟み込む際のニップ位置の位置決めを正確に
行うことができ、良好な電線送りを実現することができ
る。なお、単一の支持部材によって、送りローラ14
1,131,121を支持するようにし、単一のシリン
ダによって、これら送りローラ141,131,121
をスライドさせるようにしても良い。また、各送りロー
ラ対141,142,131,132によって電線Wを
挟み込む際には、パスラインを含む水平面に沿って各送
りローラ対141,142,131,132を移動させ
て電線Wを挟み込むようにしても良いし、パスラインを
含む垂直面に沿って各送りローラ対141,142,1
31,132を移動させて電線Wを挟み込むようにして
も良い。
【0037】次に、ノズル15の構造について説明す
る。ノズル15は、ノズル本体150と、ノズル本体1
50のノズル孔を開閉するためのストッパーアーム15
2と、ストッパーアーム152を移動させるシリンダC
YL3と、シリンダCYL3とストッパーアーム152
との間に介在されたリンク板153と、リンク板153
を所定の方向に付勢するばね154とを有している。ノ
ズル本体150,ストッパーアーム152,リンク板1
53およびばね154は、梁板151に取り付けられて
いる。梁板151は、パスラインPLから張り出した状
態で設けられており、いわゆるブラケットを構成してい
る。リンク板153は、ピン153aによって、回動自
在な状態で梁板151に支持されている。また、リンク
板153の一端は、ピン152aを介してストッパーア
ーム152と回動自在な状態で連結されている。
る。ノズル15は、ノズル本体150と、ノズル本体1
50のノズル孔を開閉するためのストッパーアーム15
2と、ストッパーアーム152を移動させるシリンダC
YL3と、シリンダCYL3とストッパーアーム152
との間に介在されたリンク板153と、リンク板153
を所定の方向に付勢するばね154とを有している。ノ
ズル本体150,ストッパーアーム152,リンク板1
53およびばね154は、梁板151に取り付けられて
いる。梁板151は、パスラインPLから張り出した状
態で設けられており、いわゆるブラケットを構成してい
る。リンク板153は、ピン153aによって、回動自
在な状態で梁板151に支持されている。また、リンク
板153の一端は、ピン152aを介してストッパーア
ーム152と回動自在な状態で連結されている。
【0038】ノズル本体150の周壁面には、案内孔1
5aが形成されている。ストッパーアーム152は、こ
の案内孔15aに案内されて、ノズル15の径方向に沿
ってノズル本体150に出入りすることができるように
なっている。つまり、ストッパーアーム152がノズル
本体150内に進入することによって、ノズル孔を閉
じ、ノズル本体150外に退くことによって、ノズル孔
を開くことができるようになっている。
5aが形成されている。ストッパーアーム152は、こ
の案内孔15aに案内されて、ノズル15の径方向に沿
ってノズル本体150に出入りすることができるように
なっている。つまり、ストッパーアーム152がノズル
本体150内に進入することによって、ノズル孔を閉
じ、ノズル本体150外に退くことによって、ノズル孔
を開くことができるようになっている。
【0039】シリンダCYL3は、シリンダチューブ側
が固定フレームに取り付けられており、シリンダロッド
の先端は、リンク板153の他端と対向配置されてい
る。また、ばね154は、リンク板153の他端をシリ
ンダCYL3のシリンダロッド側に弾性的に付勢してい
る。これにより、リンク板153は、常に図中半時計回
りに回動付勢されている。従って、ストッパーアーム1
52は、常時ノズル孔を閉じる方向に付勢されている。
が固定フレームに取り付けられており、シリンダロッド
の先端は、リンク板153の他端と対向配置されてい
る。また、ばね154は、リンク板153の他端をシリ
ンダCYL3のシリンダロッド側に弾性的に付勢してい
る。これにより、リンク板153は、常に図中半時計回
りに回動付勢されている。従って、ストッパーアーム1
52は、常時ノズル孔を閉じる方向に付勢されている。
【0040】電線Wを繰り出して調尺する際には、シリ
ンダCYL3を伸長させてリンク板153の他端を押圧
すると、リンク板153は、ばね154の付勢力に抗し
て時計回りに回動する。その結果、ストッパーアーム1
52が後退してノズル孔が開かれ、電線Wの繰り出しが
可能となる。一方、電線Wの調尺が終了した場合、シリ
ンダCYL3を縮短させると、リンク板153は、ばね
154の付勢力によって半時計回りに回動される。その
結果、ストッパーアーム152がノズル本体150内に
進入し、電線Wを押し付けて電線Wの繰り出しを強制的
に止める。
ンダCYL3を伸長させてリンク板153の他端を押圧
すると、リンク板153は、ばね154の付勢力に抗し
て時計回りに回動する。その結果、ストッパーアーム1
52が後退してノズル孔が開かれ、電線Wの繰り出しが
可能となる。一方、電線Wの調尺が終了した場合、シリ
ンダCYL3を縮短させると、リンク板153は、ばね
154の付勢力によって半時計回りに回動される。その
結果、ストッパーアーム152がノズル本体150内に
進入し、電線Wを押し付けて電線Wの繰り出しを強制的
に止める。
【0041】(2) 電線案内部 電線案内部20は、電線送給部10によって送られた電
線Wを、調尺する前段階で予め略U字状に形成するため
のものである。電線案内部20は、固定ガイドブロック
21と、可動ガイドブロック22と、可動ガイドブロッ
ク22を固定ガイドブロック21に対して近接/離間方
向に案内する一対の案内棒231,232とが備えられ
ている。
線Wを、調尺する前段階で予め略U字状に形成するため
のものである。電線案内部20は、固定ガイドブロック
21と、可動ガイドブロック22と、可動ガイドブロッ
ク22を固定ガイドブロック21に対して近接/離間方
向に案内する一対の案内棒231,232とが備えられ
ている。
【0042】固定ガイドブロック21は、電線送給部1
0側に固定されており、略半円弧状の凸周面211を有
している。また、固定ガイドブロック21には、1対の
案内棒231,232と、これらの間に配置された支持
棒213の各一端が取り付けられている。1対の案内棒
231,232および支持棒213の各他端は、図示し
ない固定フレームに取り付けられている。可動ガイドブ
ロック22には、略半円弧状の凹周面221が備えられ
ている。この凹周面221は、可動ガイドブロック22
が固定ガイドブロック21に近接した状態で、上記凸周
面211と協働して略半円弧状をなす電線案内路R1を
区画形成するようになっている。
0側に固定されており、略半円弧状の凸周面211を有
している。また、固定ガイドブロック21には、1対の
案内棒231,232と、これらの間に配置された支持
棒213の各一端が取り付けられている。1対の案内棒
231,232および支持棒213の各他端は、図示し
ない固定フレームに取り付けられている。可動ガイドブ
ロック22には、略半円弧状の凹周面221が備えられ
ている。この凹周面221は、可動ガイドブロック22
が固定ガイドブロック21に近接した状態で、上記凸周
面211と協働して略半円弧状をなす電線案内路R1を
区画形成するようになっている。
【0043】電線送給部10によって送られた電線W
は、上記電線案内路R1に挿入される。挿入された電線
Wは、この電線案内路R1に沿って案内され、U字状に
湾曲形成される。電線WがU字状に形成された時点で、
可動ガイドブロック22は、固定ガイドブロック21か
ら離される(図中一点鎖線で示した位置)。そして、電
線送給部10によって、さらに電線Wが送られることに
より、所定の寸法に調尺されるようになっている。
は、上記電線案内路R1に挿入される。挿入された電線
Wは、この電線案内路R1に沿って案内され、U字状に
湾曲形成される。電線WがU字状に形成された時点で、
可動ガイドブロック22は、固定ガイドブロック21か
ら離される(図中一点鎖線で示した位置)。そして、電
線送給部10によって、さらに電線Wが送られることに
より、所定の寸法に調尺されるようになっている。
【0044】(3) クランプ部 クランプ部30は、電線送給部10と電線案内部20と
の間に配置されており、第1クランプ31と第2クラン
プ32とを有している。第1クランプ31は、電線送給
部10から送り出される電線Wを上記電線案内路R1の
入口に導入すると共に、電線Wが調尺された後、切断部
40によって切断される部分の近傍を挟持するためのも
のである。また、第2クランプは、電線案内路R1によ
ってU字状に形成された後に電線案内路R1から導出さ
れた電線Wの先端部を挟持するためのものである。
の間に配置されており、第1クランプ31と第2クラン
プ32とを有している。第1クランプ31は、電線送給
部10から送り出される電線Wを上記電線案内路R1の
入口に導入すると共に、電線Wが調尺された後、切断部
40によって切断される部分の近傍を挟持するためのも
のである。また、第2クランプは、電線案内路R1によ
ってU字状に形成された後に電線案内路R1から導出さ
れた電線Wの先端部を挟持するためのものである。
【0045】第1クランプ31の先端部は、ノズル15
から供給される電線Wをクランプすることができるよう
に、第2クランプ32よりも電線送給部10側に突出し
てノズル15の近傍に接近している。第1クランプ31
および第2クランプ32は、昇降ブロック33に取り付
けられている。第1クランプ31の下面には、シリンダ
CYL4が取り付けられており、第1クランプ31が昇
降されるようになっている。つまり、シリンダCYL4
の伸縮によって、第1および第2クランプ31,32
は、一体的に昇降するようになっている。
から供給される電線Wをクランプすることができるよう
に、第2クランプ32よりも電線送給部10側に突出し
てノズル15の近傍に接近している。第1クランプ31
および第2クランプ32は、昇降ブロック33に取り付
けられている。第1クランプ31の下面には、シリンダ
CYL4が取り付けられており、第1クランプ31が昇
降されるようになっている。つまり、シリンダCYL4
の伸縮によって、第1および第2クランプ31,32
は、一体的に昇降するようになっている。
【0046】電線Wを送って調尺作業をするときには、
シリンダCYL4を伸長させ、第1および第2クランプ
31,32をそれぞれ電線案内路R1の入口および出口
に臨ませる。そして、電線案内路R1によってU字状に
形成されて送られてきた電線Wの先端を、第2クランプ
32によって挟持する。そして、調尺が完了した後、電
線Wを第1クランプ31によって挟持する。これによ
り、調尺された電線Wを保持した状態で切断することが
可能となる。また、電線Wが切断された後、シリンダC
YL4を縮短させることによって、電線Wを挟持した両
クランプ31,32を下降させることができる。
シリンダCYL4を伸長させ、第1および第2クランプ
31,32をそれぞれ電線案内路R1の入口および出口
に臨ませる。そして、電線案内路R1によってU字状に
形成されて送られてきた電線Wの先端を、第2クランプ
32によって挟持する。そして、調尺が完了した後、電
線Wを第1クランプ31によって挟持する。これによ
り、調尺された電線Wを保持した状態で切断することが
可能となる。また、電線Wが切断された後、シリンダC
YL4を縮短させることによって、電線Wを挟持した両
クランプ31,32を下降させることができる。
【0047】(4) 切断部 切断部40は、電線送給部10とクランプ部30との間
に配置されており、所定寸法に調尺された電線Wを切断
するためのものである。切断部40は、一対のカッター
刃41,42と、これを駆動する一対のシリンダCYL
5,CYL6とを有している。カッター刃41,42
は、第1クランプ31を跨ぐ門形フレーム43の梁部
に、案内体44,45を介して互いに対向した状態で取
り付けられており、パスラインPLに直交する方向に前
後移動可能となっている。このカッター刃41,42を
移動させるのが、上記シリンダCYL5,CYL6であ
る。シリンダCYL5,CYL6のシリンダロッドは、
案内体44,45の背面に取り付けられており、シリン
ダチューブは、門形フレーム43の梁部に取り付けられ
ている。
に配置されており、所定寸法に調尺された電線Wを切断
するためのものである。切断部40は、一対のカッター
刃41,42と、これを駆動する一対のシリンダCYL
5,CYL6とを有している。カッター刃41,42
は、第1クランプ31を跨ぐ門形フレーム43の梁部
に、案内体44,45を介して互いに対向した状態で取
り付けられており、パスラインPLに直交する方向に前
後移動可能となっている。このカッター刃41,42を
移動させるのが、上記シリンダCYL5,CYL6であ
る。シリンダCYL5,CYL6のシリンダロッドは、
案内体44,45の背面に取り付けられており、シリン
ダチューブは、門形フレーム43の梁部に取り付けられ
ている。
【0048】各シリンダCYL5,CYL6の伸長によ
って、両カッター刃41,42が互いに接近し、電線W
を切断することができるようになっている。つまり、電
線Wの調尺が終了すれば、シリンダCYL5,CYL6
が伸長される。これにより、カッター刃41,42が電
線Wに向かって移動され、両カッター刃41,42の剪
断面が交差することによって、調尺された電線Wが切断
される。
って、両カッター刃41,42が互いに接近し、電線W
を切断することができるようになっている。つまり、電
線Wの調尺が終了すれば、シリンダCYL5,CYL6
が伸長される。これにより、カッター刃41,42が電
線Wに向かって移動され、両カッター刃41,42の剪
断面が交差することによって、調尺された電線Wが切断
される。
【0049】なお、電線案内部20,クランプ部30お
よび切断部40は、本実施例では上記構成のものを採用
したが、これら電線案内部20,クランプ部30および
切断部40が他の構成のものであっても、上記電線送給
部10を適用することができる。次に、この電線調尺切
断装置Aによる電線Wの調尺・切断作業について、作用
効果と共に説明する。
よび切断部40は、本実施例では上記構成のものを採用
したが、これら電線案内部20,クランプ部30および
切断部40が他の構成のものであっても、上記電線送給
部10を適用することができる。次に、この電線調尺切
断装置Aによる電線Wの調尺・切断作業について、作用
効果と共に説明する。
【0050】予めストックされた長尺の電線Wは、電線
送給部10によって、パスラインPLに沿って送られ
る。送られた電線Wは、電線案内部20によって略U字
状に湾曲形成され、その先端がクランプ部30の第2ク
ランプ32によって挟持される。次いで、電線案内部2
0の可動ガイドブロック22がスライドし、電線案内路
R1が開放され、電線送給部10によって、さらに電線
Wが送られる。この電線Wの送り量は、エンコーダロー
ラ対121,122によって測定されるので、電線W
は、予め定められた量だけ送られ、正確に調尺される。
調尺された電線Wは、切断部40によって切断され調尺
電線素材が作成される。
送給部10によって、パスラインPLに沿って送られ
る。送られた電線Wは、電線案内部20によって略U字
状に湾曲形成され、その先端がクランプ部30の第2ク
ランプ32によって挟持される。次いで、電線案内部2
0の可動ガイドブロック22がスライドし、電線案内路
R1が開放され、電線送給部10によって、さらに電線
Wが送られる。この電線Wの送り量は、エンコーダロー
ラ対121,122によって測定されるので、電線W
は、予め定められた量だけ送られ、正確に調尺される。
調尺された電線Wは、切断部40によって切断され調尺
電線素材が作成される。
【0051】特に、本実施例によれば、以下に示す作用
効果を奏する。 第1の送りローラ対141,142と第2の送りロ
ーラ対131,132とをパスラインPLに沿って配置
することによって、電線Wに弛みを生じさせないように
することが可能である。従って、エンコーダローラ対1
21,122によって、電線Wの移動量を正確に計測す
ることができる。
効果を奏する。 第1の送りローラ対141,142と第2の送りロ
ーラ対131,132とをパスラインPLに沿って配置
することによって、電線Wに弛みを生じさせないように
することが可能である。従って、エンコーダローラ対1
21,122によって、電線Wの移動量を正確に計測す
ることができる。
【0052】本実施例では、第1の送りローラ対14
1,142と第2の送りローラ対131,132との区
間では、電線Wに張力が付加されており、この区間にお
いては、電線Wが弛むことがない。また、エンコーダロ
ーラ対121,122によって、電線Wの移動量を計測
することができる。このエンコーダローラ対121,1
22は、電線Wの弛みが生じない上記区間に配置されて
いるから、電線Wの移動量を正確に計測することができ
る。
1,142と第2の送りローラ対131,132との区
間では、電線Wに張力が付加されており、この区間にお
いては、電線Wが弛むことがない。また、エンコーダロ
ーラ対121,122によって、電線Wの移動量を計測
することができる。このエンコーダローラ対121,1
22は、電線Wの弛みが生じない上記区間に配置されて
いるから、電線Wの移動量を正確に計測することができ
る。
【0053】詳しく説明すると、調尺する際に、各送り
ローラ対141,142,131,132によって高速
で電線Wを送り、所定量送った時点で各送りローラ対1
41,142,131,132を停止させた場合、電線
Wの慣性によって弛みが生じるおそれがある。ところ
が、本実施例では、電線Wは、常に、第1の送りローラ
対141,142によって引っ張られた状態で送られ
る。なぜなら、第1の送りローラ対141,142の周
速度の方が、第2の送りローラ対131,132の周速
度よりも速く、このため、第1の送りローラ対141,
142による電線Wの送りを、第2の送りローラ対13
1,132が制動する状態となるからである。
ローラ対141,142,131,132によって高速
で電線Wを送り、所定量送った時点で各送りローラ対1
41,142,131,132を停止させた場合、電線
Wの慣性によって弛みが生じるおそれがある。ところ
が、本実施例では、電線Wは、常に、第1の送りローラ
対141,142によって引っ張られた状態で送られ
る。なぜなら、第1の送りローラ対141,142の周
速度の方が、第2の送りローラ対131,132の周速
度よりも速く、このため、第1の送りローラ対141,
142による電線Wの送りを、第2の送りローラ対13
1,132が制動する状態となるからである。
【0054】従って、電線Wを送った後、各送りローラ
対141,142,131,132を急停止させても、
第1の送りローラ対141,142と第2の送りローラ
対131,132との区間で電線Wに弛みが生じること
がない。その結果、エンコーダローラ121,122に
よって電線Wの移動量を正確に計測することができ、連
続して調尺作業を行っても、仕上がり寸法にばらつきを
生じさせることなく、精度良く調尺電線素材を作成する
ことができる。なお、第1の送りローラ対141,14
2の周速度を、第2の送りローラ対131,132の周
速度よりも速くするために、送りローラ141,142
側のプーリM4よりも送りローラ131,132側のプ
ーリM4の方を小さくしても良い。
対141,142,131,132を急停止させても、
第1の送りローラ対141,142と第2の送りローラ
対131,132との区間で電線Wに弛みが生じること
がない。その結果、エンコーダローラ121,122に
よって電線Wの移動量を正確に計測することができ、連
続して調尺作業を行っても、仕上がり寸法にばらつきを
生じさせることなく、精度良く調尺電線素材を作成する
ことができる。なお、第1の送りローラ対141,14
2の周速度を、第2の送りローラ対131,132の周
速度よりも速くするために、送りローラ141,142
側のプーリM4よりも送りローラ131,132側のプ
ーリM4の方を小さくしても良い。
【0055】 本実施例では、電線Wに張力を付加す
るに際し、第1の送りローラ対を構成する送りローラ1
41,142のローラ径を、第2の送りローラ対を構成
する送りローラ131,132のローラ径よりも大きく
することによって、第2の送りローラ対131,132
の周速度よりも第1の送りローラ対141,142の周
速度の方を大きくし、その結果、電線Wに張力を付加す
るという簡単な手段を採用しているので、電線供給機構
の構造が複雑にならず、大幅なコストアップを避けるこ
とができる。
るに際し、第1の送りローラ対を構成する送りローラ1
41,142のローラ径を、第2の送りローラ対を構成
する送りローラ131,132のローラ径よりも大きく
することによって、第2の送りローラ対131,132
の周速度よりも第1の送りローラ対141,142の周
速度の方を大きくし、その結果、電線Wに張力を付加す
るという簡単な手段を採用しているので、電線供給機構
の構造が複雑にならず、大幅なコストアップを避けるこ
とができる。
【0056】 しかも、送りローラ141,142の
外周面には、ダイヤモンドコーティングを施してあるか
ら、第1の送りローラ対141,142と電線Wとの間
に大きな摩擦力を生じさせることができる。従って、電
線Wを送給する際に、第1の送りローラ対141,14
2と電線Wとの間で滑りが生じるのを防止することがで
き、その結果、高速で電線Wを送った場合であっても、
電線Wが滑ってしまうことによる繰り出しスピードの低
下を防止して、高速で調尺作業をすることができる。な
お、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
電線Wに張力を加える手段としては、第2の送りローラ
対131,132同士を、たとえばばね等を用いて互い
に強く押圧させることによって、各送りローラ131,
132に回転抵抗を与えるという手段を採用することも
できる。また、各送りローラ131,132と、これら
の回転軸との間に、たとえばブレーキパッドを介在させ
ることによって、上記回転抵抗を与えるようにしても良
い。要するに、第1の送りローラ対141,142によ
る電線Wの送りを、第2の送りローラ対131,132
が制動する状態となれば良い。さらに、この場合には、
タイミングベルトB1を無くして、第2の送りローラ対
131,132に回転駆動力を伝達しないようにするこ
ともできる。
外周面には、ダイヤモンドコーティングを施してあるか
ら、第1の送りローラ対141,142と電線Wとの間
に大きな摩擦力を生じさせることができる。従って、電
線Wを送給する際に、第1の送りローラ対141,14
2と電線Wとの間で滑りが生じるのを防止することがで
き、その結果、高速で電線Wを送った場合であっても、
電線Wが滑ってしまうことによる繰り出しスピードの低
下を防止して、高速で調尺作業をすることができる。な
お、この発明は上記実施例に限定されるものではなく、
電線Wに張力を加える手段としては、第2の送りローラ
対131,132同士を、たとえばばね等を用いて互い
に強く押圧させることによって、各送りローラ131,
132に回転抵抗を与えるという手段を採用することも
できる。また、各送りローラ131,132と、これら
の回転軸との間に、たとえばブレーキパッドを介在させ
ることによって、上記回転抵抗を与えるようにしても良
い。要するに、第1の送りローラ対141,142によ
る電線Wの送りを、第2の送りローラ対131,132
が制動する状態となれば良い。さらに、この場合には、
タイミングベルトB1を無くして、第2の送りローラ対
131,132に回転駆動力を伝達しないようにするこ
ともできる。
【0057】このような変形例においても、上記実施例
と同様の作用効果を奏する。すなわち、電線Wは、必
ず、第1の送りローラ対141,142によって引っ張
られた状態となるから、両送りローラ対141,14
2,131,132間で電線Wに弛みが発生することが
ない。しかも、この変形例においても、電線供給機構の
構造が特別複雑になることはなく、大幅なコストアップ
を避けることができる。その他、この発明の範囲内で種
々の設計変更を施すことができる。
と同様の作用効果を奏する。すなわち、電線Wは、必
ず、第1の送りローラ対141,142によって引っ張
られた状態となるから、両送りローラ対141,14
2,131,132間で電線Wに弛みが発生することが
ない。しかも、この変形例においても、電線供給機構の
構造が特別複雑になることはなく、大幅なコストアップ
を避けることができる。その他、この発明の範囲内で種
々の設計変更を施すことができる。
【0058】
【発明の効果】 請求項1に係る発明によれば、パスラインに沿って
電線を送る際に、第1送りローラ対と第2送りローラ対
との間を通過する電線に弛みが生じるのを抑えて、両送
りローラ対間を移動する電線の移動量を正確に計測する
ことができる。これにより、電線を予め定められた寸法
に正確に調尺することができる。
電線を送る際に、第1送りローラ対と第2送りローラ対
との間を通過する電線に弛みが生じるのを抑えて、両送
りローラ対間を移動する電線の移動量を正確に計測する
ことができる。これにより、電線を予め定められた寸法
に正確に調尺することができる。
【0059】 請求項2に係る発明によれば、請求項
1に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、パスライ
ンに沿って電線を送る際に、第1送りローラ対と第2送
りローラ対との間を通過する電線に張力を与えるので、
両送りローラ対間で電線が弛むのを確実に防止すること
ができる。従って、両送りローラ対間を移動する電線の
移動量を一層正確に計測することができ、電線を予め定
められた寸法に一層正確に調尺することができる。
1に係る発明と同様の効果を奏する。加えて、パスライ
ンに沿って電線を送る際に、第1送りローラ対と第2送
りローラ対との間を通過する電線に張力を与えるので、
両送りローラ対間で電線が弛むのを確実に防止すること
ができる。従って、両送りローラ対間を移動する電線の
移動量を一層正確に計測することができ、電線を予め定
められた寸法に一層正確に調尺することができる。
【0060】 請求項3に係る発明によれば、請求項
2に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、第1送りローラ対と第2送りローラ対と
のローラ周速度を異ならせることによって、簡単に上記
張力を生じさせて電線の弛み現象を回避することができ
るので、当該機構の構造を簡単にすることができるとい
う利点がある。
2に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、第1送りローラ対と第2送りローラ対と
のローラ周速度を異ならせることによって、簡単に上記
張力を生じさせて電線の弛み現象を回避することができ
るので、当該機構の構造を簡単にすることができるとい
う利点がある。
【0061】 請求項4に係る発明によれば、請求項
2に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、第2送りローラ対に回転抵抗を与えるだ
けで簡単に上記張力を生じさせて電線の弛み現象を回避
することができるので、当該機構の構造を極めて簡単に
することができるという利点がある。 請求項5に係る発明によれば、請求項2ないし4の
いずれかに係る発明と同様の効果を奏する。加えて、送
られる電線にすべりが生じたとしても、このすべりは、
必ず第2送りローラ対との間で生じるから、電線は、第
1送りローラ対によって引きずられる状態となり、両送
りローラ対間を通過する電線に弛みが発生するのを一層
確実に防止することができる。従って、電線の移動量を
なお一層正確に計測することができ、その結果、電線を
より正確に調尺することができる。
2に係る発明と同様の効果を奏する。特に、本請求項に
係る発明では、第2送りローラ対に回転抵抗を与えるだ
けで簡単に上記張力を生じさせて電線の弛み現象を回避
することができるので、当該機構の構造を極めて簡単に
することができるという利点がある。 請求項5に係る発明によれば、請求項2ないし4の
いずれかに係る発明と同様の効果を奏する。加えて、送
られる電線にすべりが生じたとしても、このすべりは、
必ず第2送りローラ対との間で生じるから、電線は、第
1送りローラ対によって引きずられる状態となり、両送
りローラ対間を通過する電線に弛みが発生するのを一層
確実に防止することができる。従って、電線の移動量を
なお一層正確に計測することができ、その結果、電線を
より正確に調尺することができる。
【0062】 請求項6に係る発明によれば、請求項
1ないし5のいずれかに係る発明と同様の効果を奏す
る。すなわち、電線送給部によって送られた電線を正確
に調尺し、切断することができる。従って、所定長さの
調尺電線素材を精度良く作成することができる。
1ないし5のいずれかに係る発明と同様の効果を奏す
る。すなわち、電線送給部によって送られた電線を正確
に調尺し、切断することができる。従って、所定長さの
調尺電線素材を精度良く作成することができる。
【図1】電線送給部における電線送給機構を模式的に示
した図である。
した図である。
【図2】本発明の一実施例に係る電線調尺切断装置の構
成を示す平面図である。
成を示す平面図である。
【図3】従来の電線調尺切断装置の概略構成を模式的に
示した図である。
示した図である。
M モータ PL パスライン 121 エンコーダローラ 122 エンコーダローラ 131 送りローラ 132 送りローラ 141 送りローラ 142 送りローラ
Claims (6)
- 【請求項1】長尺の電線を所定のパスラインに沿って上
流側から下流側へ送るための電線送給機構において、 上記パスラインを挟んで互いに対向配置され、パスライ
ン上の電線を挟持して搬送するための第1送りローラ対
と、 第1送りローラ対と所定間隔を開けてパスラインの上流
側に、当該パスラインを挟んで互いに対向配置され、パ
スライン上の電線を挟持して搬送するための第2送りロ
ーラ対と、 第1送りローラ対と第2送りローラ対との間に配置さ
れ、パスライン上を移動する電線の移動量を計測する電
線移動量計測手段とを備えたことを特徴とする電線送給
機構。 - 【請求項2】請求項1記載の電線送給機構において、 第1送りローラ対と第2送りローラ対との区間で、送給
される電線に張力を付与する張力付与手段が備えられて
いることを特徴とする電線送給機構。 - 【請求項3】請求項2記載の電線送給機構において、 上記張力付与手段は、 第1送りローラ対を、第2送りローラ対のローラ周速度
よりも大きな周速度で回転させる手段を含むことを特徴
とする電線送給機構。 - 【請求項4】請求項2記載の電線送給機構において、 上記張力付与手段は、 第1送りローラ対による電線の送りを制動するように、
第2送りローラ対に所要の回転抵抗を付与する手段を含
むことを特徴とする電線送給機構。 - 【請求項5】請求項2ないし4のいずれかに記載の電線
送給機構において、 上記張力付与手段には、 第1送りローラ対と電線との間に生じる摩擦力が、第2
送りローラ対と電線との間に生じる摩擦力よりも大きく
なるように、両送りローラ対によって電線を挟持する手
段が備えられていることを特徴とする電線送給機構。 - 【請求項6】予めストックされた長尺の電線を引き出
し、これを所定のパスラインに沿って送給する電線送給
部と、送られた電線を切断する切断部とを備え、電線送
給部によって所定量送られた電線を切断部によって切断
することにより、ワイヤーハーネスの構成要素となる長
尺電線素材を作成する電線長尺切断装置において、 上記電線送給部は、 請求項1ないし5のいずれかに記載の電線送給機構を含
んでいることを特徴とする電線調尺切断装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165253A JPH0917254A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 電線送給機構およびこれを用いた電線調尺切断装置 |
EP96110626A EP0751593A3 (en) | 1995-06-30 | 1996-07-01 | Wire feeding mechanism and use thereof in a wire feeding unit of a wire cutting apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7165253A JPH0917254A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 電線送給機構およびこれを用いた電線調尺切断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0917254A true JPH0917254A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15808806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7165253A Pending JPH0917254A (ja) | 1995-06-30 | 1995-06-30 | 電線送給機構およびこれを用いた電線調尺切断装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0751593A3 (ja) |
JP (1) | JPH0917254A (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29713959U1 (de) * | 1997-08-05 | 1997-10-02 | Stocko Metallwarenfabriken Henkels & Sohn GmbH & Co, 42327 Wuppertal | Schlaufenmodul |
RU2014129272A (ru) | 2011-12-20 | 2016-02-10 | Барфорд Корп. | Снабженное цифровым кодером устройство для формирования уплотнения лентой |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0240605A2 (de) * | 1986-04-08 | 1987-10-14 | Megomat Ag | Vorrichtung zum Fördern abgemessener Längen von Kabel |
JP2953242B2 (ja) * | 1993-03-12 | 1999-09-27 | 住友電装株式会社 | 電線案内装置 |
-
1995
- 1995-06-30 JP JP7165253A patent/JPH0917254A/ja active Pending
-
1996
- 1996-07-01 EP EP96110626A patent/EP0751593A3/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0751593A3 (en) | 1998-06-10 |
EP0751593A2 (en) | 1997-01-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2904440B2 (ja) | 自動式ケーブル加工機械の中にケーブルを供給するための方法及びその実行のための装置 | |
US7665290B2 (en) | Twister, method for producing twisted wire, ply, and pneumatic tire | |
US11777300B2 (en) | Thermal sleeve applicator | |
JP2953242B2 (ja) | 電線案内装置 | |
JP2001122525A (ja) | テープ巻き付け装置およびテープ巻き付け方法 | |
KR20030076301A (ko) | 광케이블 제작 방법 | |
JPH0917254A (ja) | 電線送給機構およびこれを用いた電線調尺切断装置 | |
JPH0326421A (ja) | ワイヤカット放電加工機 | |
JP3147514B2 (ja) | 電線送給装置 | |
CN111115390B (zh) | 一种绕线设备 | |
JP3833436B2 (ja) | 電線色替え検尺装置 | |
JP7097663B2 (ja) | 電線溶着装置 | |
JP2002308214A (ja) | 巻回体を結束する装置および方法ならびに長手状部材を巻取り・結束する装置および方法 | |
CN112660928B (zh) | 一种电动线缆放线装置 | |
ITPI20110082A1 (it) | Apparecchiatura per eseguire una giunzione di testa tra corpi tubolari | |
CN211971414U (zh) | 一种绕线设备 | |
JPH0927222A (ja) | 電線案内ユニットおよび電線調尺切断装置 | |
JPH0769539A (ja) | 線材巻付け装置 | |
JP3025623B2 (ja) | 電線切断装置 | |
CN112758767A (zh) | 一种电缆线的收卷机构 | |
US4508278A (en) | Tandem stripping and reversing apparatus | |
JPH0254508A (ja) | 巻線用テーピング装置 | |
JPH0776328A (ja) | 物品の結束方法及び結束装置 | |
JPS6352727A (ja) | 組合せばね製造装置 | |
JP2519558B2 (ja) | テ―ピング用粘着テ―プの繰出し装置 |