JPH09129873A - 埋込ゲート構造mosトランジスタ及びその製造方法 - Google Patents
埋込ゲート構造mosトランジスタ及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH09129873A JPH09129873A JP28518795A JP28518795A JPH09129873A JP H09129873 A JPH09129873 A JP H09129873A JP 28518795 A JP28518795 A JP 28518795A JP 28518795 A JP28518795 A JP 28518795A JP H09129873 A JPH09129873 A JP H09129873A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buried
- mos transistor
- hole
- gate
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】SOI構造に類似し、SOI構造の長所を持つ
MOSトランジスタ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】半導体基板に埋め込まれた複数の埋込絶縁
領域21と、これらの埋込絶縁領域に挟まれた領域にチ
ャネルが基板の表面に対して垂直方向に形成されるよう
に埋め込まれたゲート電極31及びゲート絶縁膜22
と、それぞれソース・ドレイン領域として、基板に形成
された上層の不純物拡散層11と下層の不純物拡散層1
2とを具備する縦型構造とする。
MOSトランジスタ及びその製造方法を提供する。 【解決手段】半導体基板に埋め込まれた複数の埋込絶縁
領域21と、これらの埋込絶縁領域に挟まれた領域にチ
ャネルが基板の表面に対して垂直方向に形成されるよう
に埋め込まれたゲート電極31及びゲート絶縁膜22
と、それぞれソース・ドレイン領域として、基板に形成
された上層の不純物拡散層11と下層の不純物拡散層1
2とを具備する縦型構造とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゲート電極が基板
に埋め込まれ、基板の垂直方向にチャネルが形成される
MOSトランジスタ及びその製造方法に関する。
に埋め込まれ、基板の垂直方向にチャネルが形成される
MOSトランジスタ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のMOSトランジスタの構造は、図
3(a)に示すように、半導体基板10面にゲート絶縁
膜21を介してゲート電極31が形成され、基板にはソ
ース・ドレイン領域11、12が形成されている。
3(a)に示すように、半導体基板10面にゲート絶縁
膜21を介してゲート電極31が形成され、基板にはソ
ース・ドレイン領域11、12が形成されている。
【0003】このようなMOSトランジスタに比較し
て、図3(b)に示すような絶縁層の上に設けた半導体
領域10にトランジスタを形成したSOI(Silicon on
Insulator)構造のMOSトランジスタは、その構造
上、寄生(浮遊)容量を小さくすることができ、低消費
電力、高速であり、放射線に強い、ラッチアップが起こ
らないなどの特長を有する。
て、図3(b)に示すような絶縁層の上に設けた半導体
領域10にトランジスタを形成したSOI(Silicon on
Insulator)構造のMOSトランジスタは、その構造
上、寄生(浮遊)容量を小さくすることができ、低消費
電力、高速であり、放射線に強い、ラッチアップが起こ
らないなどの特長を有する。
【0004】SOI構造を形成する場合、絶縁層の上に
単結晶の例えばシリコンを形成することは困難である。
このため、従来、シリコン基板に酸素をイオン注入する
ことにより、絶縁層20を形成したり、片面に絶縁領域
を形成したシリコン基板ともう一つのシリコン基板とを
貼り合わせる方法が採用されている。
単結晶の例えばシリコンを形成することは困難である。
このため、従来、シリコン基板に酸素をイオン注入する
ことにより、絶縁層20を形成したり、片面に絶縁領域
を形成したシリコン基板ともう一つのシリコン基板とを
貼り合わせる方法が採用されている。
【0005】しかしながら、イオン注入による方法で
は、任意の形状の素子分離が困難であるという問題があ
る。また、張り合わせによる方法では、従来にない製造
工程を必要とし、コストが割高になるという問題があ
る。本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、SOI
構造に類似し、SOI構造の長所を持つMOSトランジ
スタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
は、任意の形状の素子分離が困難であるという問題があ
る。また、張り合わせによる方法では、従来にない製造
工程を必要とし、コストが割高になるという問題があ
る。本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、SOI
構造に類似し、SOI構造の長所を持つMOSトランジ
スタ及びその製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、次の埋込ゲート構造MOSトランジスタ及
びその製造方法を提供する。 (1)半導体基板に埋め込まれた複数の埋込絶縁領域
と、これらの埋込絶縁領域に挟まれた領域にチャネルが
基板の表面に対して垂直方向に形成されるように埋め込
まれたゲート電極及びゲート絶縁膜と、それぞれソース
・ドレイン領域として、基板に形成された上層の不純物
拡散層と下層の不純物拡散層とを具備することを特徴と
する埋込ゲート構造MOSトランジスタ。 (2)ゲート絶縁膜と埋込絶縁領域との間隔をチャネル
が形成されるために必要な距離とした上記(1)記載の
埋込ゲート構造MOSトランジスタ。 (3)半導体基板に上層の不純物拡散層と下層の不純物
拡散層とを導入することによりソース・ドレイン領域を
形成する工程と、素子分離のための複数の埋込絶縁領域
を半導体基板に埋め込む工程と、ゲート電極用のホール
を形成する工程と、該ホールの内壁にゲート絶縁膜を形
成する工程と、該ホールを導電性材料で埋め込む工程と
を有することを特徴とする埋込ゲート構造MOSトラン
ジスタの製造方法。 (4)埋込絶縁領域を形成する際、半導体基板に絶縁用
ホールを形成し、その絶縁用ホールに対して斜めにイオ
ン注入する上記(3)記載の埋込構造MOSトランジス
タの製造方法。 (5)ゲート電極用のホールを形成した後、このホール
に対して斜めにイオン注入する上記(3)記載の埋込構
造MOSトランジスタの製造方法。
成するため、次の埋込ゲート構造MOSトランジスタ及
びその製造方法を提供する。 (1)半導体基板に埋め込まれた複数の埋込絶縁領域
と、これらの埋込絶縁領域に挟まれた領域にチャネルが
基板の表面に対して垂直方向に形成されるように埋め込
まれたゲート電極及びゲート絶縁膜と、それぞれソース
・ドレイン領域として、基板に形成された上層の不純物
拡散層と下層の不純物拡散層とを具備することを特徴と
する埋込ゲート構造MOSトランジスタ。 (2)ゲート絶縁膜と埋込絶縁領域との間隔をチャネル
が形成されるために必要な距離とした上記(1)記載の
埋込ゲート構造MOSトランジスタ。 (3)半導体基板に上層の不純物拡散層と下層の不純物
拡散層とを導入することによりソース・ドレイン領域を
形成する工程と、素子分離のための複数の埋込絶縁領域
を半導体基板に埋め込む工程と、ゲート電極用のホール
を形成する工程と、該ホールの内壁にゲート絶縁膜を形
成する工程と、該ホールを導電性材料で埋め込む工程と
を有することを特徴とする埋込ゲート構造MOSトラン
ジスタの製造方法。 (4)埋込絶縁領域を形成する際、半導体基板に絶縁用
ホールを形成し、その絶縁用ホールに対して斜めにイオ
ン注入する上記(3)記載の埋込構造MOSトランジス
タの製造方法。 (5)ゲート電極用のホールを形成した後、このホール
に対して斜めにイオン注入する上記(3)記載の埋込構
造MOSトランジスタの製造方法。
【0007】本発明のMOSトランジスタは、基板に埋
め込まれた埋込絶縁領域に挟まれた領域に形成されてお
り、ゲート電極が基板に埋め込められ、基板面と垂直方
向にチャネルが形成される縦型構造である。このため、
ゲート電極を基板から絶縁するゲート絶縁膜と埋込絶縁
領域とを可及的に接近させることが可能であり、いわゆ
るフローティング領域を可及的に狭くすることができる
ので、SOI構造と類似した構造とすることができる。
め込まれた埋込絶縁領域に挟まれた領域に形成されてお
り、ゲート電極が基板に埋め込められ、基板面と垂直方
向にチャネルが形成される縦型構造である。このため、
ゲート電極を基板から絶縁するゲート絶縁膜と埋込絶縁
領域とを可及的に接近させることが可能であり、いわゆ
るフローティング領域を可及的に狭くすることができる
ので、SOI構造と類似した構造とすることができる。
【0008】従って、SOI構造の長所、即ち、寄生
(浮遊)容量を小さくすることができ、低消費電力、高
速であり、放射線に強いという特長を有すると共に、縦
型構造であるので、小型化、高集積化が可能である。か
かるMOSトランジスタを製造する工程において、素子
分離のための埋込絶縁領域を形成する際、あるいはゲー
ト電極を形成する際に、それぞれホールを形成した後、
このホールに斜めイオン注入を行うことにより、ゲート
絶縁膜と埋込絶縁領域との間の領域の垂直方向に不純物
を導入することができ、しきい値電圧の調整などを行う
ことができる。
(浮遊)容量を小さくすることができ、低消費電力、高
速であり、放射線に強いという特長を有すると共に、縦
型構造であるので、小型化、高集積化が可能である。か
かるMOSトランジスタを製造する工程において、素子
分離のための埋込絶縁領域を形成する際、あるいはゲー
ト電極を形成する際に、それぞれホールを形成した後、
このホールに斜めイオン注入を行うことにより、ゲート
絶縁膜と埋込絶縁領域との間の領域の垂直方向に不純物
を導入することができ、しきい値電圧の調整などを行う
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て具体的に説明する。図1(a)〜(e)は、それぞれ
本発明の埋込ゲート構造MOSトランジスタの一例を示
す断面図である。
て具体的に説明する。図1(a)〜(e)は、それぞれ
本発明の埋込ゲート構造MOSトランジスタの一例を示
す断面図である。
【0010】図1(a)の埋込MOSトランジスタ1
は、半導体基板10に、ソース領域としての表面不純物
拡散層11と、ドレイン領域としての下層不純物拡散層
12が形成されており、これらの拡散層を分断するよう
に素子分離用の埋込絶縁領域21が、基板に対し垂直方
向に形成されている。また、これらの埋込絶縁領域21
間の領域には、ゲート電極31が、表面不純物拡散層1
1と下層不純物拡散層12とを連絡するように、基板1
0に対して垂直方向で、一方の埋込絶縁領域21に接し
て形成され、更にこのゲート電極31と基板10とを絶
縁するゲート絶縁膜22がゲート電極31を被覆してい
る。
は、半導体基板10に、ソース領域としての表面不純物
拡散層11と、ドレイン領域としての下層不純物拡散層
12が形成されており、これらの拡散層を分断するよう
に素子分離用の埋込絶縁領域21が、基板に対し垂直方
向に形成されている。また、これらの埋込絶縁領域21
間の領域には、ゲート電極31が、表面不純物拡散層1
1と下層不純物拡散層12とを連絡するように、基板1
0に対して垂直方向で、一方の埋込絶縁領域21に接し
て形成され、更にこのゲート電極31と基板10とを絶
縁するゲート絶縁膜22がゲート電極31を被覆してい
る。
【0011】この場合、ソース11とドレイン12は入
れ替えることも可能である。また、N型トランジスタで
は、図1(c)に示すように、ソース・ドレイン領域と
してそれぞれN型不純物拡散層11N、12NがP型基
板10Pに形成され、P型トランジスタでは、図1
(d)に示すように、ソース・ドレイン領域としてそれ
ぞれP型不純物拡散層11P、12PがN型基板10N
に形成される。
れ替えることも可能である。また、N型トランジスタで
は、図1(c)に示すように、ソース・ドレイン領域と
してそれぞれN型不純物拡散層11N、12NがP型基
板10Pに形成され、P型トランジスタでは、図1
(d)に示すように、ソース・ドレイン領域としてそれ
ぞれP型不純物拡散層11P、12PがN型基板10N
に形成される。
【0012】上記埋込ゲート構造MOSトランジスタ1
のチャネル領域は、ゲート絶縁膜22と埋込絶縁領域2
1の間の領域に形成され、基板面に対し垂直方向であ
る。チャネルが埋込絶縁領域近傍領域に形成されること
から、本発明の埋込ゲート構造MOSトランジスタ1
は、SOI構造に近似した構造となる。このため、図1
(b)に示すようなゲート絶縁膜22と埋込絶縁領域2
1との間隔Lを狭くして、チャネル領域が空乏化される
ために必要な距離にすることが可能である。従って、寄
生(浮遊)容量を小さくすることができ、低消費電力、
高速であり、放射線に強いというSOI構造の特長を与
えることができる。これを実現するためには、ゲート絶
縁膜22と埋込絶縁領域21との間隔Lとしては、0.
1μm以下程度が適当である。
のチャネル領域は、ゲート絶縁膜22と埋込絶縁領域2
1の間の領域に形成され、基板面に対し垂直方向であ
る。チャネルが埋込絶縁領域近傍領域に形成されること
から、本発明の埋込ゲート構造MOSトランジスタ1
は、SOI構造に近似した構造となる。このため、図1
(b)に示すようなゲート絶縁膜22と埋込絶縁領域2
1との間隔Lを狭くして、チャネル領域が空乏化される
ために必要な距離にすることが可能である。従って、寄
生(浮遊)容量を小さくすることができ、低消費電力、
高速であり、放射線に強いというSOI構造の特長を与
えることができる。これを実現するためには、ゲート絶
縁膜22と埋込絶縁領域21との間隔Lとしては、0.
1μm以下程度が適当である。
【0013】本埋込ゲート構造MOSトランジスタは、
チャネルが垂直方向であるので、プレーナ型MOSトラ
ンジスタが、微細化を進めてチャネル長が短くなると、
ホットエレクトロン効果やパンチスルー等の問題が生じ
るのに対し、最適のチャネル長を維持したまま微細化が
可能である。このため、ゲート長は、0.35〜0.5
μm程度とすることが好ましい。
チャネルが垂直方向であるので、プレーナ型MOSトラ
ンジスタが、微細化を進めてチャネル長が短くなると、
ホットエレクトロン効果やパンチスルー等の問題が生じ
るのに対し、最適のチャネル長を維持したまま微細化が
可能である。このため、ゲート長は、0.35〜0.5
μm程度とすることが好ましい。
【0014】上記例では、ゲート電極31を一方の埋込
絶縁領域21に接する状態としているが、これに限ら
ず、例えば図1(e)に示すように、ゲート電極31を
埋込絶縁領域21間の中心部に設け、ゲート電極31の
両側面にチャネルが形成されるような構造とすることも
可能である。
絶縁領域21に接する状態としているが、これに限ら
ず、例えば図1(e)に示すように、ゲート電極31を
埋込絶縁領域21間の中心部に設け、ゲート電極31の
両側面にチャネルが形成されるような構造とすることも
可能である。
【0015】このような埋込ゲート電極構造MOSトラ
ンジスタを製造する方法について、図2で説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、イオン注入工程などによ
り、基板10にソース(ドレイン)となる表面不純物拡
散層11とドレイン(ソース)となる下層不純物拡散層
12とを形成する。この場合、表面不純物拡散層11お
よび、下層不純物拡散層12は1.0×1020〜1.0
×1022cm-3となる様イオン注入を行う。
ンジスタを製造する方法について、図2で説明する。ま
ず、図2(a)に示すように、イオン注入工程などによ
り、基板10にソース(ドレイン)となる表面不純物拡
散層11とドレイン(ソース)となる下層不純物拡散層
12とを形成する。この場合、表面不純物拡散層11お
よび、下層不純物拡散層12は1.0×1020〜1.0
×1022cm-3となる様イオン注入を行う。
【0016】次に、図2(b)に示すように、これらの
不純物拡散層11、12を分断するように、垂直方向に
エッチングなどの方法により、埋込絶縁領域用の第1ホ
ール1Hを形成する。このエッチングは、例えばRIE
(Reactive Ion Etching)、あるいは(100)面を表
面とするウエハを用いれば、化学的エッチングにより垂
直方向のホールを形成することができる。これらの第1
ホールを形成する間隔は、上記図1(b)に示したよう
な間隔Lを考慮して決定する。
不純物拡散層11、12を分断するように、垂直方向に
エッチングなどの方法により、埋込絶縁領域用の第1ホ
ール1Hを形成する。このエッチングは、例えばRIE
(Reactive Ion Etching)、あるいは(100)面を表
面とするウエハを用いれば、化学的エッチングにより垂
直方向のホールを形成することができる。これらの第1
ホールを形成する間隔は、上記図1(b)に示したよう
な間隔Lを考慮して決定する。
【0017】そして、第1ホール1Hのトランジスタ形
成側の壁面に斜めイオン注入を行う。これにより、チャ
ネル領域の下方に不純物を導入し、パンチスルー等を防
止することができる。この工程は、場合により省略可能
である。その後、図2(d)に示すように、デポジショ
ンなどの方法により、第1ホール1Hを絶縁材料で埋め
込み、埋込絶縁領域21を形成する。なお、ソース・ド
レイン用の不純物拡散層11、12の形成は、この埋込
絶縁領域21を形成した後でも良い。
成側の壁面に斜めイオン注入を行う。これにより、チャ
ネル領域の下方に不純物を導入し、パンチスルー等を防
止することができる。この工程は、場合により省略可能
である。その後、図2(d)に示すように、デポジショ
ンなどの方法により、第1ホール1Hを絶縁材料で埋め
込み、埋込絶縁領域21を形成する。なお、ソース・ド
レイン用の不純物拡散層11、12の形成は、この埋込
絶縁領域21を形成した後でも良い。
【0018】次に、図2(e)に示すように、埋込絶縁
層21に接触する位置で、下層拡散層領域12に接触す
る程度の深さで、ゲート電極用の第2ホール2Hを、エ
ッチングなどにより形成する。この場合、ホールの幅は
埋込絶縁領域との間隔を考慮して決定する。
層21に接触する位置で、下層拡散層領域12に接触す
る程度の深さで、ゲート電極用の第2ホール2Hを、エ
ッチングなどにより形成する。この場合、ホールの幅は
埋込絶縁領域との間隔を考慮して決定する。
【0019】そして、図2(f)に示すように、第2ホ
ールのチャネルが形成される側の側壁に対して斜めイオ
ン注入を行う。これにより、チャネル形成領域に不純物
拡散層を形成し、しきい値電圧の調整などを行うことが
できる。このイオン注入工程も省略可能であり、次の工
程のゲート酸化膜形成後に行っても良い。
ールのチャネルが形成される側の側壁に対して斜めイオ
ン注入を行う。これにより、チャネル形成領域に不純物
拡散層を形成し、しきい値電圧の調整などを行うことが
できる。このイオン注入工程も省略可能であり、次の工
程のゲート酸化膜形成後に行っても良い。
【0020】その後、図2(g)に示すように、例えば
酸化工程などにより第2ホール2Hの内面にゲート酸化
膜22を形成する。最後に、酸化膜22が内面に形成さ
れた第2ホール2Hをデポジションなどの方法により電
極材料を埋め込み、ゲート電極31を形成し、図1に示
した埋込ゲート電極構造MOSトランジスタ1を得るこ
とができる。
酸化工程などにより第2ホール2Hの内面にゲート酸化
膜22を形成する。最後に、酸化膜22が内面に形成さ
れた第2ホール2Hをデポジションなどの方法により電
極材料を埋め込み、ゲート電極31を形成し、図1に示
した埋込ゲート電極構造MOSトランジスタ1を得るこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】本発明の埋込電極構造MOSトランジス
タは、消費電力が小さく、高速化が可能である上、小型
化が可能である。また、本発明の埋込構造MOSトラン
ジスタの製造方法によれば、かかるMOSトランジスタ
を確実に得ることができる。
タは、消費電力が小さく、高速化が可能である上、小型
化が可能である。また、本発明の埋込構造MOSトラン
ジスタの製造方法によれば、かかるMOSトランジスタ
を確実に得ることができる。
【図1】(a)〜(e)は、本発明の埋込電極構造MO
Sトランジスタの例示を示すそれぞれ断面図である。
Sトランジスタの例示を示すそれぞれ断面図である。
【図2】(a)〜(h)は、本発明の埋込電極構造MO
Sトランジスタの製造工程の一例を示すフローチャート
である。
Sトランジスタの製造工程の一例を示すフローチャート
である。
【図3】従来のMOSトランジスタの構造の一例を示す
断面図である。
断面図である。
1 埋込電極構造MOSトランジ
スタ 1H 第1ホール 2H 第2ホール 10 基板 11 ソース 12 ドレイン 21 埋込絶縁領域 22 ゲート絶縁膜 31 ゲート電極
スタ 1H 第1ホール 2H 第2ホール 10 基板 11 ソース 12 ドレイン 21 埋込絶縁領域 22 ゲート絶縁膜 31 ゲート電極
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
Claims (5)
- 【請求項1】半導体基板に埋め込まれた複数の埋込絶縁
領域と、 これらの埋込絶縁領域に挟まれた領域にチャネルが基板
の表面に対して垂直方向に形成されるように埋め込まれ
たゲート電極及びゲート絶縁膜と、 それぞれソース・ドレイン領域として、基板に形成され
た上層の不純物拡散層と下層の不純物拡散層とを具備す
ることを特徴とする埋込ゲート構造MOSトランジス
タ。 - 【請求項2】ゲート絶縁膜と埋込絶縁領域との間隔をチ
ャネルが形成されるために必要な距離とした請求項1記
載の埋込ゲート構造MOSトランジスタ。 - 【請求項3】半導体基板に上層の不純物拡散層と下層の
不純物拡散層とを導入することによりソース・ドレイン
領域を形成する工程と、 素子分離のための複数の埋込絶縁領域を半導体基板に埋
め込む工程と、 ゲート電極用のホールを形成する工程と、 該ホールの内壁にゲート絶縁膜を形成する工程と、 該ホールを導電性材料で埋め込む工程とを有することを
特徴とする埋込ゲート構造MOSトランジスタの製造方
法。 - 【請求項4】埋込絶縁領域を形成する際、半導体基板に
絶縁用ホールを形成し、その絶縁用ホールに対して斜め
にイオン注入する請求項3記載の埋込構造MOSトラン
ジスタの製造方法。 - 【請求項5】ゲート電極用のホールを形成した後、この
ホールに対して斜めにイオン注入する請求項3記載の埋
込構造MOSトランジスタの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28518795A JPH09129873A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 埋込ゲート構造mosトランジスタ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28518795A JPH09129873A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 埋込ゲート構造mosトランジスタ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09129873A true JPH09129873A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17688238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28518795A Pending JPH09129873A (ja) | 1995-11-01 | 1995-11-01 | 埋込ゲート構造mosトランジスタ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09129873A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422412B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2004-03-11 | 동부전자 주식회사 | 수직 실리콘-온-인슐레이터 구조의 원통형 트랜지스터 및그 제조 방법 |
JP2009111305A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Sharp Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
-
1995
- 1995-11-01 JP JP28518795A patent/JPH09129873A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100422412B1 (ko) * | 2001-12-20 | 2004-03-11 | 동부전자 주식회사 | 수직 실리콘-온-인슐레이터 구조의 원통형 트랜지스터 및그 제조 방법 |
JP2009111305A (ja) * | 2007-11-01 | 2009-05-21 | Sharp Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
US7842575B2 (en) | 2007-11-01 | 2010-11-30 | Sharp Kabushiki Kaisha | Vertical MOS transistor device with asymmetrical source and drain and its manufacturing method |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6855969B2 (en) | Semiconductor device having a plurality of gate electrodes and manufacturing method thereof | |
US4649627A (en) | Method of fabricating silicon-on-insulator transistors with a shared element | |
JP2000196103A (ja) | Soi素子及びその製造方法 | |
JPH02263473A (ja) | 半導体装置及び半導体記憶装置 | |
KR100415975B1 (ko) | 전계 효과 제어 트랜지스터 및 그의 제조 방법 | |
US6352872B1 (en) | SOI device with double gate and method for fabricating the same | |
JPH07211799A (ja) | Dramセルの製造方法 | |
US4181537A (en) | Method of fabricating an insulated gate field effect device | |
JP2003536276A (ja) | 埋込ゲートを備えた縦型mosトランジスタおよびその製造方法 | |
TW200910595A (en) | Semiconductor device and method of fabricating the same | |
US6764921B2 (en) | Semiconductor device and method for fabricating the same | |
KR100693056B1 (ko) | 반도체 장치 | |
JPH09129873A (ja) | 埋込ゲート構造mosトランジスタ及びその製造方法 | |
JPH06334146A (ja) | 半導体装置 | |
US5192705A (en) | Method for manufacturing semiconductor stacked CMOS devices | |
JPS6050063B2 (ja) | 相補型mos半導体装置及びその製造方法 | |
US20020076888A1 (en) | Method for manufacturing semiconductor device | |
JPH0794721A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
JP2001257346A (ja) | 半導体集積回路装置 | |
JPH1187530A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPH0481339B2 (ja) | ||
JPH06181312A (ja) | 半導体装置及びその製造方法 | |
KR0166828B1 (ko) | 적층형 씨모스 소자의 구조 및 제조방법 | |
JPH07273285A (ja) | 半導体装置の製造方法及び半導体装置 | |
JPH04359568A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 |