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JPH0889903A - 紙葉類区分装置 - Google Patents

紙葉類区分装置

Info

Publication number
JPH0889903A
JPH0889903A JP23298094A JP23298094A JPH0889903A JP H0889903 A JPH0889903 A JP H0889903A JP 23298094 A JP23298094 A JP 23298094A JP 23298094 A JP23298094 A JP 23298094A JP H0889903 A JPH0889903 A JP H0889903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stacking
destination code
paper sheets
paper
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23298094A
Other languages
English (en)
Inventor
Taichiro Yamashita
太一郎 山下
Yasuyoshi Hamada
康義 浜田
Takao Terayama
孝男 寺山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23298094A priority Critical patent/JPH0889903A/ja
Publication of JPH0889903A publication Critical patent/JPH0889903A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 配達道順組立を行うために、区分集積された
紙葉類を供給手段に回収することが容易な、口数が10
程度の紙葉類区分装置を提供する。 【構成】 紙葉類2が宛先コードに応じて区分集積され
る複数の区分領域からなる集積手段11を供給手段1の
両側に隣接して配置し、集積手段11に設けた移送手段
30によって、集積手段11の区分領域に区分集積され
た紙葉類2を供給手段1内に移動する。 【効果】 一旦区分した郵便物を供給手段に短時間で再
供給することができるので、人手を介することなく短時
間に配達道順組立できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、郵便物等の紙葉類に記
載あるいは添付された例えばバーコード等の宛先コード
を読み取って、投入された紙葉類を宛先コードによって
区分する紙葉類区分装置に係り、特に、郵便物をその宛
先に応じて配達順に並べ替える郵便物の配達道順組立の
可能な紙葉類区分装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、郵便物等の紙葉類に設けられた記
載あるいは添付(以下、単に記載という)された宛先コ
ードを読み取って、投入された紙葉類を宛先コードによ
って指示された順序に並び替える装置には、例えば特開
昭63−287584号公報に示されるような紙葉類配達区分シ
ステムがある。
【0003】この従来の技術は、供給手段に紙葉類を供
給して紙葉類の配達宛先を入力し、入力された配達宛先
に従って紙葉類を宛先方面別に区分し、該当する区分部
に振り分ける。その際に宛先と紙葉類の通数とを宛先方
面別に記憶部に記憶しておく。次に記憶した宛先を配達
順に並べ替えて再度記憶する。次に、宛先方面別に区分
されている紙葉類を区分部から一旦取り出して、供給手
段に再度紙葉類を供給して配達宛先を再度読み取り、記
憶部の中で配達順に並んでいる宛先と照合して配達順宛
先区分を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の技術で
は、配達道順組立を行う際には、一旦区分部に区分され
た郵便物等の紙葉類を取り出して順序を変えないように
供給手段に戻し、区分けを繰返すことが必要である。区
分け数が多ければ、繰返し回数が少なくてすむことにな
る。紙葉類を区分部から取り出して順序を変えないよう
に供給手段に戻す手段としては、区分された紙葉類を区
分部から供給手段まで運搬して再供給する方策が取られ
ている。この方策では、繰返し回数を少なくするために
区分け数、つまり区分部の数をふやすこととなり、区分
部が占める場所が大きくなる。このため、区分部に区分
集積された郵便物を供給手段に再度供給するために、区
分部から取り出した郵便物を区分部から供給手段まで人
の手で3ないし6m程度移動する必要がある。
【0005】しかし、例えば配達人1人あたりの郵便物
が1000通程度と考えると、その重量は合計約10k
g程度あるため、例えば区分部の近傍に郵便物を入れる
かごを用意しておき、区分された郵便物を順番を崩さな
いように注意しながらかごに投入し、かごを供給手段近
傍まで移動して、順番に供給手段に供給する必要があ
る。このような作業は面倒である上、かごへの出し入れ
の際に郵便物の順序を間違えると、配達道順組立が正し
く行われなくなるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、宛先コードを付与された
紙葉類、例えば郵便物を、宛先コードで規定される所定
の順序に配列する作業の効率を向上させることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴は、
上記の目的を達成するために、紙葉類区分装置を、宛先
コードが付与された複数の紙葉類を重ねた状態で保持
し、該重ねた状態で保持された紙葉類をその表面にほぼ
垂直の方向に付勢する供給手段と、該付勢された紙葉類
をその末端から分離し取り出す分離手段と、前記分離手
段によって取り出された紙葉類に付与された宛先コード
を読み取る宛先コード読み取り手段と、前記供給手段に
隣接して並列に配置され、紙葉類を前記供給手段に保持
される紙葉類と同一方向に重ねた状態で集積する複数の
区分領域を有する第一の集積手段と、該第一の集積手段
と前記供給手段を挟んで略対称に配置され、紙葉類を前
記供給手段に保持される紙葉類と同一方向に重ねた状態
で集積する複数の区分領域を有する第二の集積手段と、
前記宛先コード読み取り手段によって読み取られた前記
宛先コードに応じて前記紙葉類を前記第一の集積手段あ
るいは前記第二の集積手段のいずれかの区分領域に振り
分けて投入する紙葉類振り分け手段と、前記分離手段と
前記第一、第二の集積手段とを前記宛先コード読み取り
手段及び該紙葉類振り分け手段を介して連結し、前記分
離手段で分離された紙葉類をそれぞれ振り分けられた区
分領域に搬送する紙葉類の搬送手段と、を含んで構成し
たことにある。
【0008】本発明のもう1つの特徴は、紙葉類区分装
置を、宛先コードが付与された複数の紙葉類を重ねた状
態で保持し、該重ねた状態で保持された紙葉類をその表
面にほぼ垂直の方向に付勢して移動させる供給手段と、
該付勢された紙葉類をその移動方向下流端から分離し取
り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出された
紙葉類に付与された宛先コードを読み取る宛先コード読
み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置さ
れ、紙葉類を前記供給手段に保持される紙葉類と同一方
向に重ねた状態で集積する複数の区分領域を有する第一
の集積手段と、該第一の集積手段と前記供給手段を挟ん
で略対称に配置され、紙葉類を前記供給手段に保持され
る紙葉類と同一方向に重ねた状態で集積する複数の区分
領域を有する第二の集積手段と、前記宛先コード読み取
り手段によって読み取られた前記宛先コードに応じて前
記紙葉類を前記第一の集積手段あるいは前記第二の集積
手段のいずれかの区分領域に振り分けて投入する紙葉類
振り分け手段と、前記分離手段と前記第一、第二の集積
手段とを前記宛先コード読み取り手段及び該紙葉類振り
分け手段を介して連結し、前記分離手段で分離された紙
葉類をそれぞれ振り分けられた区分領域に搬送する紙葉
類の搬送手段と、を含んで構成し、宛先コード読み取り
手段を、紙葉類の一方の面に付与された宛先コードを読
み取る第一の宛先コード読み取り手段と、紙葉類の他方
の面に付与された宛先コードを読み取る第二の宛先コー
ド読み取り手段の二つとしたことにある。
【0009】本発明のさらにもう1つの特徴は、紙葉類
区分装置を、宛先コードが付与された複数の紙葉類を重
ねた状態で保持し、該重ねた状態で保持された紙葉類を
その表面にほぼ垂直の方向に付勢して移動させる供給手
段と、該付勢された紙葉類をその移動方向下流端から分
離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出
された紙葉類に付与された宛先コードを読み取る宛先コ
ード読み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配
置され、紙葉類を前記供給手段に保持される紙葉類と同
一方向に重ねた状態で集積する複数の区分領域を有する
第一の集積手段と、該第一の集積手段と前記供給手段を
挟んで略対称に配置され、紙葉類を前記供給手段に保持
される紙葉類と同一方向に重ねた状態で集積する複数の
区分領域を有する第二の集積手段と、前記宛先コード読
み取り手段によって読み取られた前記宛先コードに応じ
て前記紙葉類を前記第一の集積手段あるいは前記第二の
集積手段のいずれかの区分領域に振り分けて投入する紙
葉類振り分け手段と、前記分離手段と前記第一、第二の
集積手段とを前記宛先コード読み取り手段及び該紙葉類
振り分け手段を介して連結し、前記分離手段で分離され
た紙葉類をそれぞれ振り分けられた区分領域に搬送する
紙葉類の搬送手段と、前記第一の集積手段および第二の
集積手段と前記供給手段との間に配置され、前記第一の
集積手段あるいは前記第二の集積手段内の紙葉類を前記
重ねた状態のまま前記供給手段における紙葉類の移動方
向に垂直に前記供給手段に移送する手段と、を含んで構
成したことにある。
【0010】
【作用】供給手段に隣接し、該供給手段を挟んで並列に
第一、第二の集積手段が配置されているので、集積手段
に区分集積された紙葉類を供給手段に再度供給する場合
に、集積手段から供給手段への紙葉類の移動が容易であ
り、その結果、配達道順組立の作業の効率を向上させる
ことができる。
【0011】また、第一、第二の二つの宛先コード読み
取り手段で紙葉類の両面を読み取るので、最初に供給手
段に紙葉類を投入するために重ねる際、宛先コードが付
与された面を確認してその面を一方の側に揃える作業が
不要であり、供給手段に紙葉類を最初に投入する際の作
業が簡易化される。
【0012】さらにまた、第一の集積手段および第二の
集積手段と前記供給手段との間に配置され、前記第一の
集積手段あるいは前記第二の集積手段内の紙葉類を前記
重ねた状態のまま前記供給手段における紙葉類の移動方
向にほぼ垂直に前記供給手段に移送する手段により、第
一の集積手段および第二の集積手段の区分領域に区分集
積された紙葉類が、人の手を介することなく供給手段に
移送されるから、移送が容易になるとともに、移送時に
紙葉類の重ね順序が乱れるおそれがなくなる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の装置の一実施例を示す斜視図で
あり、図4は図1の装置を簡略化して示した図である。
この図1に示す紙葉類区分装置は、複数の紙葉類2を保
持する供給手段1と、この供給手段1に側板12A,1
2Bを介して隣接し供給手段1を挟んで互いに平行に配
置されたそれぞれ複数の区分領域からなる第一、第二の
集積手段11,11Aと、供給手段1内の紙葉類2を分
離して取り出す分離手段4と、分離手段4で取り出され
た紙葉類2を前記第一,第二の集積手段11,11Aに
搬送する搬送手段7と、搬送手段7の途中に配置された
第一の宛先コード読み取り手段9と、第一の宛先コード
読み取り手段9に隣接して配置された紙葉類排出部10
と、前記搬送手段7の途中に配置された反転装置8と、
搬送手段の前記第一の宛先コード読み取り手段9の下流
に配置されて紙葉類2を前記第一,第二の集積手段1
1,11Aのいずれかに振り分ける振り分け選択手段1
3と、搬送手段7の前記第一,第二の集積手段11,1
1A側末端に配置され搬送されてきた紙葉類2を集積手
段11,11Aのいずれかの区分領域に振り分け投入す
る第一,第二の振り分け手段13A,Bと、を含んで構
成されている。
【0014】供給手段1は、紙葉類2を、その長辺を底
面に接しその面を該底面にほぼ直角に立てて重ねた状態
で収容しており、前記底面に沿って矢印イ方向に移動可
能に支持され、紙葉類2を押しながら該紙葉類2を矢印
イ方向に移動することができる紙葉類駆動手段である押
し板3を含んで構成されている。
【0015】分離手段4は、真空チャンバ5と吸着ベル
ト6を含んでなり、供給手段1に載置された紙葉類2の
うち、矢印イ方向先端にある一枚のみを分離して左方に
搬送する。このような紙葉類の分離手段は真空吸着ベル
トを利用したサクション方式が一般的であり、真空チャ
ンバ5を負圧にして紙葉類2を吸着ベルト6に吸着し、
吸着ベルト6を例えば電動機のような駆動手段を用いて
回転することによって紙葉類2のうち吸着ベルト6に最
も近い一枚、すなわち矢印イ方向先端にある一枚のみを
分離して搬送することができる。
【0016】搬送路7は、分離手段4において分離され
た紙葉類2を例えば表裏をベルトに挟持して搬送する。
搬送路7中に設けた反転装置8は、紙葉類2の進行方向
を反転する。
【0017】第一の宛先コード読み取り手段9は、紙葉
類2に予め付与された例えばバーコードのごとき宛先コ
ードを読み取り、当該紙葉類の振り分け先を出力する。
【0018】紙葉類排出部10には、宛先コードが読み
取れなかった紙葉類2、もしくは宛先コードを誤って読
み取った紙葉類2、あるいは搬送に不適と判定された紙
葉類2が搬送路7の外に排出され集積される。
【0019】第一の集積手段11、第二の集積手段11
Aは、読み取りが行われた後の紙葉類2が区分されて集
積されるところであって、供給手段1に隣接して略対称
に両側に設置されている。この第一の集積手段11の内
部は例えばS0からS8の偶数番号の区分領域に分割さ
れており、第二の集積手段11Aの内部は例えばS1か
らS9までの奇数番号の区分領域に分割されている。区
分領域S0からS8と区分領域S1からS9は、互いに
半区分づつずれた位置になっている。それぞれの区分領
域においては紙葉類2を供給手段1内における紙葉類2
の姿勢とほぼ同様に保持することができる構成である。
第一、第二の集積手段と供給手段の間の境界部材である
前記側板12A,12Bは、供給手段1の底面に対して
区分領域ごとに境界部材移動手段による進退が可能に構
成されており、各区分領域には、図3に示すように、移
送手段30が設けられていて、側板12A,12Bを底
面側に引っ込めて、第一の集積手段11、第二の集積手
段11Aに集積された紙葉類2を供給手段1に移動する
ことができるようになっている。
【0020】第一の集積手段11と供給手段1との間、
および第二の集積手段11Aと供給手段1との間は、そ
れぞれ側板12A、12Bで仕切られている。言い替え
ると、第一の集積手段11と供給手段1とは側板12A
を介して隣接し、第二の集積手段11Aと供給手段1と
は側板12Bを介して隣接している。
【0021】振り分け選択手段13は、第一の宛先コー
ド読み取り手段9によって読み取られた宛先コードに応
じて紙葉類2を第一の集積手段11あるいは第二の集積
手段11Aのうちのいずれかの集積手段に振り分ける。
搬送手段7は振り分け選択手段13の位置で、第一の集
積手段11に紙葉類を搬送する搬送手段7Aと、第二の
集積手段11Aに紙葉類を搬送する搬送手段7Bとに分
岐し、振り分け選択手段13は、入力された宛先コード
に応じて紙葉類の行き先を切り替える。搬送手段7Aの
下流端には反転装置8が接続され、反転装置8には搬送
手段7Cが接続されている。搬送手段7Cの下流端は、
第一の振り分け手段13Aを介して第一の集積手段11
に連結され、前記搬送手段7Bの下流端は、第二の振り
分け手段13Bを介して第二の集積手段11Aに連結さ
れている。
【0022】第一の振り分け手段13Aは、搬送手段7
Cで搬送されてきた紙葉類2を第一の集積手段11を構
成する区分領域のいずれかに振り分けて投入する。第二
の振り分け手段13Bは、搬送手段7Bで搬送されてき
た紙葉類2を第二の集積手段11Aを構成する区分領域
のいずれかに振り分けて投入する。
【0023】図2は、本発明の装置に投入される紙葉類
に予め付与される宛先コード15’と宛先コード読み取
り手段9の構成の一例を示す図である。図2において、
宛先コード15’は、例えばバーの長短によって数字ま
たは記号を表すことができるバーコードで表示されてい
る。宛先コード読み取り手段9は、バーコード化された
宛先コード15’を読み取ることができるバーコード読
み取り手段92と、バーコード読み取り手段92で読み
取られた宛先コード15’を元の数字または記号に復号
化することができる復号化手段93とを含んで構成され
ている。宛先コード15は、復号化され元の数字または
記号によって表されたものである。
【0024】図3は、本実施例を構成する第一の集積手
段11と、第一の振り分け手段13Aの構成の一例を示
す上面図である。図示のように、第一の集積手段11
は、移送手段30a、30b、30c…で区分領域S
0、S2、S4…に区切られている。移送手段30a、
30b、30c…は、各区分領域内に集積された紙葉類
2を供給手段1に移送することができるようになってお
り、例えばゴム等の弾性体で形成され2本の回転軸にか
け渡されて回転するベルトで構成されている。プーリ1
8で駆動されるベルト31は搬送路7Cの一部をなし、
矢印イ方向に移動してローラ34との間で紙葉類2を挟
持しつつ搬送する。
【0025】切り替えゲート35a,35b,35c,
35dは宛先コード読み取り手段9の出力信号で制御さ
れる図示されない駆動手段とともに、ベルト31とロー
ラ34との間に挟持されて図3のイ方向から搬送されて
きた紙葉類2を所定の区分領域S6、S4、S2…に振
り分け投入する第一の振り分け手段13Aを構成し、前
記駆動手段に駆動されて、回転中心36の回りに所定の
角度だけ回転することができる。例えば、切り替えゲー
ト35が35aまたは35bに示すようにベルト31に
対して概略平行な位置にある時には、紙葉類2は切り替
えゲート35a、35bとベルト31との間を通って切
り替えゲート35cまで搬送される。ここで、切り替え
ゲート35cを回転中心36cの回りに所定角度回転さ
せ、切り替えゲート35cの先端がベルト31よりもプ
ーリ18側になるようにすると、紙葉類2’に示すよう
に、紙葉類2’は切り替えゲート35cの図上、右上側
を通り、区分領域S2の内部に投入される。また、切り
替えゲート35は、ベルト31を挟んでその上下に分け
て配置されてもよいし、逆にベルト31を上下2本に分
割し、その中間に配置するようにしてもよい。
【0026】各区分領域には、集積した紙葉類2”を移
送手段30a〜jに対して適切な力で押しつける押し板
37a〜jが配置されている。押し板37a〜jは、部
材の弾性力で紙葉類2”を移送手段30a〜jに対して
押しつけており、移送手段30が駆動されると各区分領
域に集積された紙葉類2”は、互いに重なった状態のま
ま、各区分領域から供給手段1内に移送される。
【0027】このような構成を必要な区分領域の数だけ
第一の集積手段11の長手方向に設けることにより、例
えば第一の集積手段11に投入される紙葉類を5個の区
分領域に区分することができる。それぞれの区分領域に
区分投入された紙葉類2”は、それぞれの区分領域S0
からS8毎に設けられた移送手段30に沿って並び、集
積される。
【0028】以上、第一の集積手段11について説明し
たが、第二の集積手段11Aについても供給手段1に対
して左右対称に配置されていることが異なるだけで、同
様な構成である。
【0029】次に、図4〜図6を用いて、上述した供給
手段1から第一の集積手段11および第二の集積手段1
1Aに至るまでの、供給手段1と第一の集積手段11と
第二の集積手段11Aと搬送手段7と反転装置8と宛先
コード読み取り手段9の構成の例について説明する。図
4〜図6は本発明の紙葉類区分装置の実施例の構成を簡
略化して表した図である。ここでは、搬送手段7は紙葉
類2の移動経路のみを示す実線で表している。
【0030】図4は反転装置8と第一の宛先コード読み
取り手段9を備えた第一の実施例を示すものである。第
一の集積手段11および第二の集積手段11Aは供給手
段1に隣接して両側に略対称に配置されている。
【0031】いま、紙葉類2の搬送方向先端を塗りつぶ
して表し、宛先コード15の印刷されている側をA面と
して分離手段4側を向いているものとする。供給手段1
に保持された紙葉類2(イ)は分離手段4によって単葉
に分離され、左方(図上、以下同じ)に搬送されて搬送
手段7に受け渡され紙葉類2(ロ)となる。搬送されて
いる紙葉類2(ロ)は、第一の宛先コード読み取り手段
9によって宛先コード15が読み取られる。このとき、
A面は下向き(図上、以下同じ)であり、第一の宛先コ
ード読み取り手段9は搬送手段7の下方(図上、以下同
じ)に位置し、紙葉類2(ロ)の下方から宛先コード1
5を読み取る。読み取られた宛先コード15によって、
紙葉類2(ロ)は第一の集積手段11あるいは第二の集
積手段11Aのいずれの集積手段に集積されるかが判定
され、振り分け選択手段13によって搬送手段7A,7
Bのどちらに搬送されるかが切り替えられる。
【0032】第一の集積手段11に集積される紙葉類2
は搬送手段7Aに導かれ、紙葉類2(ホ)となって搬送
される。その後、紙葉類2(ホ)は反転装置8に入り、
前後を反転して紙葉類2(ヘ)となり、それまでの後端
側を前端側として搬送手段7Cに受け渡される。
【0033】その後、紙葉類2(ヘ)は搬送手段7Cで
搬送され、紙葉類2のA面に印刷された宛先コード15
の内容に従って前述の手順で第一の集積手段11の中の
いずれかの区分領域内に振り分け収容され、一連の区分
動作が完了する。その時の紙葉類2(ト)の姿勢は、供
給手段1に保持された時の紙葉類2(イ)の姿勢と同一
である。
【0034】一方、第二の集積手段11Aに集積される
紙葉類2は、振り分け選択手段13によって搬送手段7
Bに導かれ、紙葉類2(ハ)に示した姿勢で搬送され、
紙葉類2のA面に印刷された宛先コード15の内容に従
って第二の振り分け手段で振り分けられて第二の集積手
段11Aの中のいずれかの区分領域内に収容され、一連
の区分動作が完了する。その時の紙葉類2(ニ)の姿勢
は、供給手段1に保持された時の紙葉類2(イ)の姿勢
と同一である。ここで、第一の集積手段11および第二
の集積手段11Aから供給手段1へ紙葉類2を移動させ
て再度分離手段4に供給すれば、紙葉類2の区分動作を
繰り返すことができる。
【0035】図5は、反転装置8と第一の宛先コード読
み取り手段9を備えた第二の実施例を示すものである。
図4に示した第一の実施例と異なる所は、分離手段4が
供給手段1の下方に設けられていることである。この場
合も供給手段1に保持された紙葉類2(イ)の姿勢と、
搬送手段7、7A、反転装置8、搬送手段7Cの順に搬
送されて、第一の集積手段11の中のいずれかの区分領
域に収容された紙葉類2(へ)の姿勢および搬送手段
7、7Bの順に搬送されて第二の集積手段11Aの中の
いずれかの区分領域に収容された紙葉類2(チ)の姿勢
は、いずれも同一である。
【0036】したがって、ここで、第一の集積手段11
に区分集積された紙葉類2(ヘ)および第二の集積手段
11Aに区分集積された紙葉類2(チ)を、供給手段1
へそのまま横移動させて再度分離手段4に供給すれば、
供給手段1へ移動後の紙葉類2の姿勢は当初供給手段1
に供給された紙葉類2の姿勢と同一であり、紙葉類2の
区分動作を最初の場合と同様に繰り返すことができる。
【0037】図6は本発明の第三の実施例を示すもの
で、第一の実施例と異なるところは、反転装置8をもた
ないことと、搬送手段7の下方に位置し、紙葉類2の下
方から宛先コード15を読み取る第一の宛先コード読み
取り手段9と、搬送手段7の上方に位置し、紙葉類2の
上方から宛先コード15を読み取る第二の宛先コード読
み取り手段90と、第一の宛先コード読み取り手段9の
出力信号と第二の宛先コード読み取り手段90の出力信
号のいずれかを選択的に用いる選択手段91とを備えた
ことである。
【0038】紙葉類2の先端と宛先コード15が付与さ
れた面を第一の実施例と同様に表すものとする。供給手
段1に保持された紙葉類2(イ)は分離手段4によって
単葉に分離され、左方に搬送されて搬送手段7に受け渡
され紙葉類2(ロ)となって搬送される。紙葉類2
(ロ)は第一の宛先コード読み取り手段9によって宛先
コードが読み取られる。このとき、A面は下向きであ
り、第一の宛先コード読み取り手段9が宛先コード15
を読み取り、第二の宛先コード読み取り手段90は宛先
コードを読み取っていないので、選択手段91は第一の
宛先コード読み取り手段9が出力した宛先コード15を
採用し、振り分け選択手段13及び第一,第二の振り分
け手段13A,Bに信号を出力する。
【0039】その後紙葉類2は選択手段91が出力する
信号に基づいて振り分け選択手段13によっていずれの
集積手段に集積されるかを振り分けられ、第一の集積手
段11あるいは第二の集積手段11Aにいたるまで紙葉
類2(ハ)、紙葉類2(ニ)あるいは紙葉類2(ヘ)に
示した姿勢で搬送され、第一の実施例と同様に紙葉類2
のA面に付与された宛先コード15の内容に従って第一
の集積手段11あるいは第二の集積手段11Aの中のい
ずれかの区分領域内に収容され、一連の区分動作が完了
する。第一の集積手段11に集積された紙葉類2(ホ)
の姿勢は、図に示すように、供給手段1に保持された時
の紙葉類2(イ)に示した姿勢とは逆であり、前後およ
び表裏が反転している。一方、第二の集積手段11Aに
集積された紙葉類2(ト)の姿勢は、図に示すように、
供給手段1に保持された時の紙葉類2(イ)に示した姿
勢と同一である。
【0040】したがって、第一の集積手段11および第
二の集積手段11Aから供給手段1へ紙葉類2を移動し
て再度分離手段4に供給して紙葉類2の区分動作を繰り
返すと、紙葉類2が第一の宛先コード読み取り手段9の
位置にきたとき、宛先コード15の付与面であるA面が
第一の宛先コード読み取り手段9とは反対の上向きにな
っている紙葉類2が混在することになる。そのような紙
葉類2の宛先コード15は、第二の宛先コード読み取り
手段90によって、紙葉類2の上方から読み取られる。
【0041】図6に示すような構成によれば、紙葉類2
の姿勢、つまりどちらから宛先コードが出力されるかに
応じて第一の宛先コード読み取り手段9と第二の宛先コ
ード読み取り手段90のいずれかを選択手段91によっ
て選択することで、反転装置8を設けることなく紙葉類
2の区分動作を繰り返すことができる。
【0042】また、図6に示した実施例においては、供
給手段1に供給された紙葉類2の表裏が不揃い、つまり
宛先コード付与面が同一方向に向いていなかったとして
も、紙葉類2に付与された宛先コード15を第一の宛先
コード読み取り手段9と第二の宛先コード読み取り手段
90とのいずれかの読み取り手段で読み取ることができ
る。そのため、紙葉類2を当初、供給手段1に供給する
際に、紙葉類2の表裏を取り揃えないでも済むという効
果がある。
【0043】次に、図7から図13を参照し、本発明の
実施例の構成による紙葉類2の並び替え動作(配達道順
組立動作)の過程を以下に説明する。図7から図13
は、本発明による紙葉類区分装置における紙葉類2の配
道順組立動作の一例を示す図である。ここでは図4に示
した本発明の第一の実施例の構成によって説明するが、
本発明の第二および第三の実施例についても、供給手段
1から集積手段11、11Aに至るまでの搬送手段7の
ルート形状と、紙葉類2の表裏が異なるだけで、以下同
様に実現できる。
【0044】説明のため、宛先コード15の内容は、0
00から999までの3桁の数字で示し、他の数字と区
別するためCOD000からCOD999として表示す
るものとする。ここでは、不規則に並べられたCOD0
00からCOD999までの宛先コード15が付与され
た1000枚の紙葉類2を、宛先コード15によって示
された順序に並び替える動作(配達道順組立動作)を示
す。説明を簡単にするため、ここでは紙葉類2の数量は
供給手段1に一時に投入可能な量とし、かつ各区分領域
に投入される紙葉類2はそれぞれの区分領域の容量を越
えないものとする。また、ここでは各構成要素の動作に
ついては詳細に述べず、紙葉類2の並び替えの過程にお
ける宛先コード15の並びについてのみ説明する。
【0045】図7から図13においては、説明のために
紙葉類2の搬送手段7は模式的に単なる実線または破線
で示す。ここで、搬送手段7を破線で示してあるもの
は、搬送手段7上には紙葉類2が無い状態を表してい
る。
【0046】また、第一の集積手段11および第二の集
積手段11Aはそれぞれ5個の区分領域に分割されてお
り、それぞれの区分領域に0から9までの数を対応させ
る。搬送されてきた紙葉類2はそれぞれの宛先コード1
5に対応する区分領域に区分投入される。
【0047】図7において、例えばCOD000からC
OD999までの3桁の宛先コード15が付与された1
000枚の紙葉類2が供給手段1に供給されて重ねられ
た状態で保持されており、その並びは不規則になってい
るものとする。上端の紙葉類2は分離手段4に接してお
り、分離手段4の例えば真空吸着ベルト6が回転すれば
上端の紙葉1枚のみが分離され、左方に搬送される。
【0048】搬送された紙葉類2は第一の宛先コード読
み取り手段9において紙葉類2上に予め付与された宛先
コード15、すなわち本実施例ではCOD000からC
OD999のいずれかの数値を読み取られる。
【0049】いま、図8において、第一の集積手段11
内の区分領域S0からS8に0から8の偶数を順に対応
させるものとする。第二の集積手段11A内の区分領域
S1からS9には1から9の奇数を順に対応させるもの
とする。第一の宛先コード読み取り手段9によって宛先
コード15を読み取られた紙葉類2は、宛先コード15
のうちの1桁目、すなわち1の位の数字に対応したS0
からS9のいずれかの区分領域に区分投入される。例え
ば、読み取られた宛先コードがCOD963であれば、
1の位の数字が3であるから、その紙葉類2は、3に対
応する第二の集積手段11A内の区分領域S3に投入さ
れる。
【0050】全ての紙葉類2が同様に宛先コード15の
1の位によって各区分領域S0からS9に区分投入され
ると、それぞれの区分領域S0からS9には1の位のみ
が揃った紙葉類2が集積される。ここで、宛先コードが
CODXX0とは、1の位は全て0であるが、10の位、および
100の位は0から9までのいずれかの数が不揃いになっ
ている紙葉類2が集積されていることを示している。
【0051】次に、全ての紙葉類2を第一の集積手段1
1および第二の集積手段11Aの全ての区分領域S0か
らS9内に集積されている状態と順序が変わらぬように
供給手段1内に移動させる。すなわち、まず区分領域S
0に集積された、宛先コード15がCODXX0の紙葉類2を
第一の集積手段11から供給手段1内に移動させる。次
に、区分領域S1に集積された、宛先コードがCODXX1の
紙葉類2をCODXX0の紙葉類2に重なるように第二の集積
手段11Aから供給手段1内に移動させる。以上の手順
を繰り返して区分領域S0から区分領域S9までの全て
の紙葉類2を供給手段1内に順次移動させる。
【0052】紙葉類2の移動後の状態を図9に示す。こ
の状態で供給手段1内の紙葉類2を押し板3で押して分
離手段4側に移動させ、再度上端の紙葉類1枚のみを分
離して、順に左方に搬送する。搬送された紙葉類2は、
今度は宛先コードの下から2桁目の数字、つまり10の
位の数字で振り分けられる。
【0053】図10においては2桁目、すなわち10の
位による区分を示している。10の位による区分におい
ては、図8に示した1の位による区分の場合とは逆に、
第一の集積手段11および第二の集積手段11A内の区
分領域S0からS9に9から0を順に対応させる。図9
に示したように、まず1の位だけが9に揃った紙葉類2
が分離手段4に供給され、第一の宛先コード読み取り手
段9で宛先コード15を読み取られた紙葉類2は、宛先
コード15のうちの10の位の数字に対応したS0から
S9のいずれかの区分領域に区分投入される。1の位だ
けが9に揃った紙葉類2の区分投入が終わると引き続い
て、同様に、順次1の位が8から0の紙葉類2も宛先コ
ード15のうちの2桁目、すなわち10の位の数字に対
応したS0からS9のいずれかの区分領域に区分投入さ
れる。
【0054】その結果、区分領域S0の内部では、その
下端側に100の位は揃っていないが下2桁が99の紙
葉類2が集積され、その上側に100の位は揃っていな
いが下2桁が98の紙葉類2が集積され、さらにその上
側に100の位は揃っていないが下2桁が97の紙葉類
2が集積される。これを繰り返して最も上側には100
の位は揃っていないが下2桁が90の紙葉類2が集積さ
れる。区分領域S1の内部では、その下端側に100の
位は揃っていないが下2桁が89の紙葉類2が集積さ
れ、その上側に100の位は揃っていないが下2桁が8
8の紙葉類2が集積され、さらに、その上側に100の
位は揃っていないが下2桁が87の紙葉類2が集積され
る。これを繰り返して最も上側に100の位は揃ってい
ないが下2桁が80の紙葉類2が集積される。同様に区
分領域S9の内部では、その下端側に100の位は揃っ
ていないが下2桁が09の紙葉類2が集積され、その上
側に100の位は揃っていないが下2桁が08の紙葉類
2が集積され、さらにその上側に100の位は揃ってい
ないが下2桁が07の紙葉類2が集積される。これを繰
り返して最も上側に100の位は揃っていないが下2桁
が00の紙葉類2が集積される。
【0055】このように第一の集積手段11および第二
の集積手段11Aに集積された紙葉類2を供給手段1に
順次移動すると、図11のように、上端に下2桁が00
の紙葉類2が、下端に下2桁が99の紙葉類2が順番に
並んだ状態となる。
【0056】図12から図13においては3桁目、すな
わち100の位による区分を示している。100の位に
よる区分においては、図10に示したとは逆に、第一の
集積手段11および第二の集積手段11A内の区分領域
S0からS9に0から9を順に対応させる。図11に示
したように、まず下2桁00に揃った紙葉類2が分離手
段4に供給され、第一の宛先コード読み取り手段9で宛
先コード15を読み取られた紙葉類2は、宛先コード1
5のうちの100の位の数字に対応したS0からS9の
いずれかの区分領域に区分投入される。同様に100の
位が8から0の紙葉類2も復号された宛先コード19の
うちの100の位の数字に対応したS0からS9のいず
れかの区分領域に順次区分投入される。
【0057】その結果、図12に示すように、区分領域
S0の内部では、その下端にCOD000の紙葉類2が
集積され、その上側にCOD001の紙葉類2が集積さ
れ、さらにその上側にCOD002の紙葉類2が集積さ
れる。これを繰り返して最も上側にCOD099の紙葉
類2が集積される。区分領域S1の内部では、その下端
にCOD100の紙葉類2が集積され、その上側にCO
D101の紙葉類2が集積され、さらにその上側にCO
D102の紙葉類2が集積される。これを繰り返して最
も上側にCOD199の紙葉類2が集積される。同様に
区分領域S9の内部では、その下端にCOD900の紙
葉類2が集積され、その上側にCOD901の紙葉類2
が集積され、さらにその上側にCOD902の紙葉類2
が集積される。これを繰り返して最も上端側にCOD9
99の紙葉類2が集積される。
【0058】以上の動作の後、再び第一の集積手段11
および第二の集積手段11Aに集積された紙葉類2を供
給手段1に順次移動すると、図13に示すように、供給
手段1には下端にCOD000の紙葉類2が、上端にC
OD999の紙葉類2が集積され、全ての紙葉類2が紙
葉類2上に表示された宛先コード15の順序に並んだ状
態となる。
【0059】本実施例では、紙葉類2を並び替えた結
果、下端に宛先コードCOD000の紙葉類が来て上端
に宛先コードCOD999の紙葉類が並んだが、図8、
図10、図12において区分領域S0からS9に対応す
る数字の並びを全て逆に設定すれば、上端がCOD00
0の紙葉類、下端がCOD999の紙葉類となるように
紙葉類2を並び替えることができる。
【0060】また、本実施例ではCOD000からCO
D999までの1000通りの並び替え動作を10の区
分領域への区分を3回繰り返すことによって行う例を示
したが、本動作はこれに限定されるものではなく、区分
領域の数をU、繰り返し回数をnとすれば、Uのn乗通
りの並び替えを行うことが可能である。
【0061】次に、図9、図11、図13に示すように
紙葉類2を第一の集積手段11から供給手段1に人手を
介することなく移動する手段の一例について説明する。
【0062】本実施例では、側板12Aおよび側板12
Bは供給手段1の底面に対して進退可能可能に支持され
ており、側板12Aおよび側板12Bを奥側、つまり該
底面に引っ込む方向に移動した場合には、第一の集積手
段11および第二の集積手段11Aと供給手段1の境界
は無くなり、第一の集積手段11および第二の集積手段
11Aに集積された紙葉類2は、移送手段30a〜jに
より第一の集積手段11および第二の集積手段11Aに
集積されたと同じ順序のままで供給手段1内に移動する
ことができる。
【0063】次に、紙葉類2を第一の集積手段11およ
び第二の集積手段11Aから供給手段1内に移動する手
段の一例について以下説明する。
【0064】図14は側板12Aおよび側板12Bを移
動する境界部材移動手段の構成の一例を示す斜視図であ
る。図14において、側板12Aは第一の集積手段11
の区分領域毎に分割された構造である。20は側板12
Aの底面側の辺にはピン20でリンク23の一端が枢着
され、該リンク23の他端は回転中心22の回りを回転
する円板状のカム21の周端24に回転自在に軸支され
ている。
【0065】ここで、カム21が回転中心22の回りに
180゜回転した状態を図14(イ)に示す。カム21
が回転中心22の回りに回転すると、リンク23の一端
がカム21の先端24に軸支されているために、ピン2
0をカム21の回転中心22の方向(矢印ロ方向)に移
動させ、側板12A全体がカム21の回転中心22の方
向に移動する。ここで、側板12の移動距離は、カム2
1の回転直径、すなわち回転中心22と先端24との距
離の2倍となり、側板12Aの移動距離の必要量に応じ
てカム21の回転直径を定めることができる。
【0066】カム21の回転直径は側板12Aの高さh
よりも大きくしてあるから、カム21を回転させると側
板12Aは供給手段1の底面から引っ込み、第一の集積
手段11と供給手段1との間の仕切りが無くなる。しか
る後に各区分領域毎に設けられた移送手段30が、矢印
Eの方向に、図示しない駆動手段たとえば電動機によっ
て駆動され、区分領域内に集積された紙葉類2が第一の
集積手段11から供給手段1に移動される。
【0067】ここでは、側板12を移動するのに回転す
るカムを用いた例を説明したが、このような構成に限定
されるものではなく、例えば空気圧あるいは油圧を利用
した直線移動手段を用いても良い。
【0068】あるいは図15に示すごとく、側板12A
が区分領域毎に互いに屋根瓦状に重なり合った位置関係
にあるものとし、側板12Aを矢印F方向に移動させる
ことによって第一の集積手段11と供給手段1との間の
仕切りを無くす構造であっても良い。
【0069】以上によって、紙葉類2を紙葉類2上に表
示された宛先コード15の順序に並び替える過程につい
て説明したが、これまで説明したのは、並び替えを行う
紙葉類2の量が供給手段1、あるいは第一の集積手段1
1および第二の集積手段11Aの容量を越えることが無
く、かつそれぞれの区分領域S0からS9の容量も越え
ない場合の例である。
【0070】次に、紙葉類2の量が供給手段1の容量を
越えた場合に、紙葉類2の並び替えを行うための手段に
ついて説明する。
【0071】図16は、本発明の紙葉類区分装置の1実
施例の構成を示すブロック図である。本実施例では、一
例として、第一の集積手段11および第二の集積手段1
1Aはそれぞれ6の区分領域に区分されているものとし
て説明する。
【0072】図16に示す実施例は、前記図1,4に示
す実施例の搬送手段7Cの末端に第三の振り分け手段1
7を設け、該第三の振り分け手段17に接続された搬送
手段7Dを設け、該搬送手段7Dの末端に紙葉類2を集
積することができる第三の集積手段16を設け、第一の
宛先コード読み取り手段9の上流側の搬送手段7に沿っ
て紙葉類2の厚さを検出することができる厚さ検出手段
18を設けたものである。第三の振り分け手段17は、
第三の集積手段16に紙葉類2を区分するものである。
【0073】制御のための手段として、振り分け選択手
段13と第一の振り分け手段13Aと第二の振り分け手
段13Bを制御することができる第一の振り分け制御手
段60、第三の振り分け手段17を制御することができ
る第二の振り分け制御手段61、第一の宛先コード読み
取り手段9によって読み取られた宛先コード15、およ
び厚さ検出手段18によって得られた紙葉類2の厚さを
記憶することができる第一の記憶部62、宛先コードと
厚さを宛先コードの順序に並び替える順立手段63、順
立手段63によって並び替えられた宛先コードと厚さを
記憶し、かつ全ての紙葉類2を複数の処理領域に分割し
て区分処理する際の処理領域情報を記憶する第二の記憶
部64、区分する宛先コードのうちの各桁毎に第一の集
積手段11あるいは第二の集積手段11A内の各区分領
域との対応を記憶する第三の記憶部65が設けられてい
る。
【0074】また、分離手段4を制御することができる
分離手段制御手段67、供給手段1の押し板3を制御す
ることができる供給手段制御手段68、側板12Aおよ
び側板12Bを移動する手段と移送手段30とを制御す
る移動制御手段70、紙葉類2の配達区分情報を入力す
ることができる区分情報入力手段71を備えている。
【0075】制御手段66は、厚さ検出手段18、第一
の宛先コード読み取り手段9、第一の記憶部62、第二
の記憶部64、第三の記憶部65、順立手段63、第一
の振り分け制御手段60、第二の振り分け制御手段6
1、分離手段制御手段67、供給手段制御手段68、移
動制御手段70、区分情報入力手段71を制御する。
【0076】図17〜図22に示すフローチャート、お
よび表1〜表4は、本実施例による紙葉類区分装置の動
作を示す流れ図である。
【0077】以下、図17〜図22を参照して本実施例
の動作を説明する。装置がスタートすると、制御手段は
まず、区分情報入力手段71から、処理する紙葉類2に
付与された宛先コード15と配達道順との対応を示す配
達区分情報を取得する(手順99)。配達区分情報は、
例えば住所とそれに対応する宛先コードである。
【0078】制御手段は次に全ての紙葉類2の厚さと宛
先コード15を取得する(手順100)。この動作の詳
細について、図19を用いて説明する。
【0079】図19は、紙葉類2の厚さと宛先コード1
5を取得する手順を示す流れ図である。
【0080】まず、紙葉類2が供給手段1に供給される
と(手順201)、制御手段66から供給手段制御手段
68と分離手段制御手段67に信号が送られ、供給手段
1は押し板3を分離手段4の方向に付勢して紙葉類2を
分離手段4の方向に移動し、分離手段4では紙葉類2が
上端から1枚ずつ分離されて搬送手段7に送り出される
(手順202)。紙葉類2は搬送手段7で搬送されつつ
厚さ検出手段18によって厚さを測定され(手順20
3)、測定された厚みは制御手段66を経て第一の記憶
部62に送信され、記憶される(手順204)。紙葉類
2はさらに、第一の宛先コード読み取り手段9において
予め付与された宛先コード15を読み取られ(手順20
5)、読み取られた宛先コードは制御手段66を経て第
一の記憶部62に送信され、記憶される(手順20
6)。このようにして、第一の記憶部62には、紙葉類
2の一枚毎に宛先コード15と厚さが対応させて記憶さ
れる。
【0081】表1に、第一の記憶部62の記憶内容の一
例を示す。ここで、通紙番号とは、通紙した順に紙葉類
2に番号を仮に付与したものである。このように、第一
の記憶部62には、紙葉類2の一枚毎に宛先コード15
と厚さが対応付けて記憶される。
【0082】
【表1】
【0083】制御手段66は、紙葉類2を一枚ずつ通紙
する毎にそれまでに通紙された紙葉類2の厚さを累計積
算し(手順207)、通紙した紙葉類2の厚さの累計が
第一の集積手段11および第二の集積手段11Aの長さ
(収容可能厚さ)よりも短いか長いかを判断する(手順
208)。累計厚さが第一の集積手段11および第二の
集積手段11Aの収容可能厚さの合計より短かければ、
第一の集積手段11および第二の集積手段11Aに集積
可能と判断できる。その場合には第一の集積手段11あ
るいは第二の集積手段11Aに集積する(手順20
9)。そうでない場合には第二の振り分け制御部61を
制御して第三の振り分け手段17を動作させ(手順21
0)、あふれた紙葉類2を第三の集積手段16に集積さ
せる(手順211)。以上で宛先コードおよび厚さの情
報が取得される。
【0084】紙葉類2の全体量が供給手段1に一時に供
給できる量を越えている場合(前記累計厚さが第一の集
積手段11および第二の集積手段11Aの収容可能厚さ
の合計より厚い場合)、紙葉類2の全体を分割して処理
する必要が生じる。本実施例では、紙葉類2を一度に区
分処理可能な量毎にいくつかの領域に分割することと
し、それぞれの領域を処理領域と呼ぶことにする(手順
101)。
【0085】図20によって処理領域を設定するための
実施例について説明する。制御手段66は、第一の記憶
部62から紙葉類2の宛先コード15と厚さを読み出し
(手順301)、順立手段63によって宛先コード15
を配達順に並べ替えてから(手順302)、第二の記憶
部64に記憶する(手順303)。このときの第二の記
憶部64の内容の一例を表2に示す。図示のように、配
達順に並べ替えられた宛先コード15が第一列320
に、それぞれに対応している厚さが第二列321に記憶
される。
【0086】
【表2】
【0087】制御手段66は次に、第二の記憶部64に
記憶された宛先コード15の先頭から順に紙葉類2の厚
さを全て加算し、紙葉類2の厚さの合計Tallを計算す
る(手順304)。
【0088】次いで、Tallと供給手段1に一度に供給
可能な厚さRとを比較する(手順305)。Tall≦R
であれば全体を一度に処理することができるので、手順
311を経て手順102に進むが、そうでない場合には
全体をいくつかの処理領域に分ける必要が生じる。ここ
でいう厚さRは、単に供給手段1が1度に収容できる厚
さという意味だけではなく、第一、第二の集積手段で一
度に収容できる合計厚みという意味でもある。
【0089】Tall>Rの場合、制御手段66(なお、
以下の説明では、特に述べない限り演算処理は制御手段
66が実行する。)は、まず供給手段1に供給可能な紙
葉類2の厚さ総計をRとし、Tall/Rを計算してその
結果の小数部分を切り上げた整数値をQとする(手順3
06)。Qは紙葉類2の分割数、すなわち処理領域の数
である。すなわち、全紙葉類2は、処理領域厚さTseg
=Tall/Qで計算されるQ個の処理領域に分割される
(手順307)。これで、Tseg≦Rとなるので、各処
理領域の紙葉類2を供給手段1に一度に供給することが
可能である。本実施例では、Q=3の場合について説明
する。
【0090】宛先コードをCOD000から順に紙葉類2の厚
さを積算して(手順308)、それをΣtとして、Σt
<Tsegの範囲に収まる宛先コードの範囲を求める。例
えばCOD000からCOD299までの紙葉類2の厚さ合計がTse
gより小さく、COD000からCOD300までの厚さ合計が処理
領域厚さTsegより大であったとすれば、COD000からCOD
299までを一つの処理領域とする(手順309)。これ
を、第一の処理領域という意味でSEG1と称し、各宛先コ
ード15毎に付加し、第二の記憶部64に記憶する(手
順310)。同様にしてCOD300以降も厚さ合計が処理領
域厚さTseg毎に処理領域を設定し、処理領域の設定を
行う(手順311)。表2に処理領域を設定した際の第
二の記憶部64の内容の一例を示す。すなわち、宛先コ
ード15の順に各紙葉類2の厚さと処理領域番号SEG1か
らSEG3が、表2の第三列322に示すごとく付与されて
おり、宛先コードCOD300からCOD649までを第二の処理領
域SEG2とし、COD650からCOD999までを第三の処理領域SE
G3とした。それぞれの処理領域に属する紙葉類2の厚さ
合計Σtは互いにほぼ等しくなる。以上により、処理領
域が設定される。
【0091】ここで、第一から第三の各処理領域SEG1か
らSEG3に属する紙葉類2は、それぞれ供給手段1に一度
に供給可能な量になっているが、一部の宛先コード15
に対応する紙葉類2が多い場合、あるいは厚い紙葉類2
が多く集中した場合には、該当する区分領域で紙葉類2
があふれる。このような状況を回避するために、紙葉類
2が多く、あふれが生じる区分領域を予め予想し、該当
する区分領域に対しては連続した複数の区分領域を割り
当てることによってあふれを防止する(手順102)。
【0092】つぎに、図21を用いて区分領域を設定す
るための手順102について詳細に説明する。図21は
区分領域を設定するための手順102の詳細を示す流れ
図である。図7から図13を用いて配達道順組立の動作
を説明したように、区分動作のたびに、宛先コード15
の各桁の数字が同じ紙葉類2が一つの区分領域に集積さ
れる。したがって、各桁毎に一つの区分領域に集積され
る紙葉類2の厚さを予め求め、あふれの発生を予測する
ことができる。
【0093】区分動作は、第一の処理領域SEG1の宛先コ
ード15の1桁目から行われるため、その場合の一例を
図21と表3、表4を用いて説明する。
【0094】
【表3】
【0095】
【表4】
【0096】まず、処理領域を設定するが、ここでは第
一の処理領域SEG1から始めるからK=1であるとする
(手順401)。次に、宛先コード15の桁数Nを設定
する。ここでは、1桁目から処理を開始するため、N=
1とする(手順402)。次に、第二の記憶部から第一
の処理領域SEG1に属する紙葉類2の宛先コード15、す
なわちCOD000からCOD299までと、それぞれに対応する紙
葉類2の厚さを読み出す(手順403)。宛先コード1
5の1桁目だけが同じもの同士をまとめる(手順40
4)。すなわち、表3に示すように、例えばa欄には宛
先コード15の1桁目が0の宛先コード15と厚さのみ
をまとめ、b欄には宛先コード15の1桁目が1の宛先
コード15と厚さのみをまとめ、同様に1桁目が2から
9までについても繰り返す。
【0097】次に、それぞれ1桁目が同じ宛先コード1
5でまとめられた紙葉類2の厚さを合計する(手順40
4)。例えばxを任意の数字として、1桁目が0の紙葉
類2の厚さ合計をΣCODxx0と表し、一つの区分領域に収
容できる紙葉類2の厚さをsとする。一例として、sは
120mmであるとする。ΣCODxx0が例えば65mmであるとす
れば、ΣCODxx0<sであるから、これらの紙葉類2は一
つの区分領域に収容することができる。ΣCODxx1が例え
ば152mmであるとすれば、ΣCODxx1>sであるから、こ
れらの紙葉類2は一つの区分領域に収容することはでき
ない(手順405)。そこで、1桁目が1の紙葉類2に
対しては、連続した2つの区分領域を与えることにする
(手順406)。
【0098】以下、同様に1桁目が9にいたるまで繰り
返し、例えば宛先コードの1桁目が1と5の紙葉類2に
対しては各2つの連続した区分領域を割り当て、その他
に対しては各1つの区分領域を割り当てる。
【0099】区分領域が12あって、それぞれをS0か
らS11と表すと、第一の処理領域の1桁目について
は、区分領域S0に0を割り当て、区分領域S1と区分
領域S2には1を割り当てる。同様に各区分領域に1桁
目の9までを順に割り当てると、表4のcに示すよう
に、全ての区分領域S0からS11に宛先コードの1桁
目が割り当てられるので、これを第三の記憶部65に記
憶する(手順407)。
【0100】以上で第一の処理領域SEG1の宛先コードの
1桁目が完了する。N=3桁目まで完了したかどうかを
判定し(手順408)、完了していなければ、NをN+
1=2として(手順409)宛先コード15の2桁目に
ついても同様にS0からS11の区分領域を割り当て
る。ただし、図7から図13を用いて説明したように、
宛先コード15の桁が変わる毎に区分領域に対する数値
の設定を逆向きにする必要があるため、宛先コード15
の2桁目においては、区分領域S0に9を、S11に0
を割り当てるようにする。表4のbは、第一の処理領域
SEG1の宛先コード15の2桁目について、2桁目が3と
7の紙葉類2に対して連続した2つの区分領域を割り当
てた例である。第一の処理領域SEG1についてはCOD000か
らCOD299までの紙葉類2のみが属しているため、3桁目
については0から2までの数値が各区分領域に順番に割
り当てられる。ここで、数値の設定を2桁目とは逆にす
る必要があるため、区分領域S0に0、S11には2が
割り当てられる。
【0101】3桁目までが完了したら(手順410)、
第三の処理領域SEG3まで完了したかどうかを判定し(手
順411)、完了していなければKをK+1=SEG2とし
て(手順412)、第二の処理領域SEG2の区分領域を設
定し、第三の処理領域SEG3についても同様に繰り返し、
表4のdからiに示すように、全ての処理領域の全ての
区分領域が宛先コード15の各桁の数値に対して設定さ
れる(手順413)。ここで、全ての区分領域について
紙葉類2のあふれが生じない場合には、表4のeに示す
ように、S0からS9までの区分領域のみを使用し、他
の区分領域は使用しなくてもよい。
【0102】以上により、第三の記憶部65には、宛先
コード15の各桁の数値に対応して、全ての処理領域SE
G1からSEG3の全ての区分領域S0からS11の設定が記
憶され、区分領域の設定(手順102)が完了する。
【0103】制御手段66は次に、第一の処理領域SEG1
から処理を開始するために、処理領域番号K=SEG1を設
定する(手順103)。
【0104】まず、図7〜図8を参照して説明した手順
に相当する宛先コード15の1桁目に対応する区分を行
うために、桁数N=1を設定する(手順104)。制御
手段66は次に、第三の記憶部65から第一の処理領域
SEG1の1桁目の区分領域の設定(表4のcによる)を取
得し(手順105)、記憶する(手順106)。制御手
段66は、記憶した区分領域の設定に基づいて第一の振
り分け制御手段60に対して指示を送り、振り分け選択
手段13および第一,第二の振り分け手段13A,13
Bを構成する各切り替えゲート35aから35jを設定
された区分領域に対応させる(手順107)。
【0105】次に、紙葉類2を供給手段1に再び供給す
ると(手順108)、制御手段66から供給手段制御手
段68と分離手段制御手段67に信号が送られ、供給手
段1は紙葉類2を分離手段4の方向に移動し、分離手段
4では紙葉類2を上端から1枚ずつ分離して搬送路7に
送り出す(手順109)。
【0106】紙葉類2は、宛先コード読み取り手段9に
よって、宛先コード15を読み取られる(手順11
0)。読み取られた宛先コード15は第二の記憶部64
の内容と照合され(手順111)、第一の処理領域SEG1
から第三の処理領域SEG3のどの処理領域に属する紙葉類
2かが判定される(手順112)。もし、第二の処理領
域SEG2か第三の処理領域SEG3に属する紙葉類2であった
場合には、制御手段66から第二の振り分け制御手段6
1に指示が送られ、第三の振り分け手段17が動作して
(手順113)それら紙葉類2は第三の集積手段16に
集積される(手順114)。
【0107】もし、紙葉類2が第一の処理領域SEG1に属
する場合には、第一の集積手段11あるいは第二の集積
手段11Aに集積される(手順115)。宛先コードの
1桁目の数値に応じて、第一の振り分け制御手段60か
ら対応する切り替えゲート35aから35jおよび振り
分け選択手段13を動作する指令を出す。例えば、宛先
コードがCOD180であった場合には、第二の記憶部64の
内容と対応させた結果、第一の処理領域SEG1に属するこ
とがわかり、さらに、第三の記憶部65の内容と対応さ
せた結果、1桁目が0であることから区分領域S0に集
積されるべき紙葉類2である、と判定される。そこで、
制御手段66は第一の振り分け制御手段60に対し、振
り分け選択手段13と切り替えゲート35aを動作させ
る指令を出し、宛先コードCOD180の紙葉類2は第一の集
積手段11の区分領域S0に集積される(手順11
6)。
【0108】全ての紙葉類2が第一の集積手段11、第
二の集積手段11A、もしくは第三の集積手段16に集
積したかどうかが判定され(手順117)、完了してい
なければ紙葉類2の供給を継続する。完了後は、第一の
集積手段11および第二の集積手段11Aには、第一の
処理領域SEG1に属する紙葉類2のみが、宛先コード15
の1桁目が表4のcに示した第三の記憶部65に記憶さ
れた区分領域の設定に従って区分集積された状態にな
る。
【0109】次に、第一の集積手段11および第二の集
積手段11Aに集積された紙葉類2の順序を変えないよ
うにしながら、紙葉類2を供給手段1に移動する(手順
118)。
【0110】すなわち制御手段66は、移動制御手段7
0を介して移送手段30、側板12Aおよび12Bを動
作させ、例えば図14によって説明したように紙葉類2
を第一、第二の集積手段11および11Aから供給手段
1に移送する。
【0111】以上の手順によって、宛先コードの1桁目
による区分が完了する。次に、3桁目までの区分が完了
したかどうかを判定し(手順119)、未完であれば、
NをN+1=2として、2桁目の区分を行う(手順12
0)。2桁目の区分を行う際には、第三の記憶部65か
ら表4のbに示した区分領域の設定を取得する(手順1
05)。以下、同様な手順を繰り返して3桁目まで区分
を繰り返せば、図7から図13で説明したと同じ手順に
よって第一の処理領域SEG1の紙葉類2は宛先コードの順
にCOD000からCOD299までの順に並べ替えられる。
【0112】次に、全ての処理領域SEG1からSEG3の処理
が完了しているかどうかを判定する(手順121)。ま
ず第一の処理領域SEG1に属する紙葉類2のみの処理が完
了したら、供給手段1から紙葉類2を全て取り出し(手
順122)、次の処理領域KをK+1=SEG2を設定(手
順123)して手順104からの手順を繰り返す。手順
108では第二の処理領域SEG2に属する紙葉類2が供給
手段1にセットされるが、このとき、第二の処理領域SE
G2に属する紙葉類2と、第三の処理領域SEG3に属する紙
葉類2は、第三の集積手段16に混合して集積されてお
り、第三の集積手段16から取り出して供給手段1にセ
ットすることになる。
【0113】ここで、例えば第三の集積手段16が2つ
の領域a、bに分割されているとすれば、第二の処理領
域SEG2に属する紙葉類2を領域aに集積し、第三の処理
領域SEG3に属する紙葉類2を領域bに集積することがで
きる。このような構成にすれば、第三の集積手段16内
で処理領域別に区分集積することができる。
【0114】全ての処理領域の並び替えが完了したら
(手順124)、第一の処理領域SEG1から、第三の処理
領域SEG3までの紙葉類2は、それぞれの処理領域毎に配
達道順組立がなされた状態になる。それらの紙葉類2を
SEG1からSEG3までの処理領域の順番に並べれば、全ての
紙葉類2が宛先コードの順にCOD000からCOD999まで並ん
だ状態となり、全紙葉類2の配達道順組立が完了する。
【0115】以上の構成によれば、10区分程度の小形
の区分機を用いて郵便物の配達道順組立を行うことがで
きる。さらに、各紙葉類2の厚さを測定して宛先コード
15と対応させて処理することによって、供給手段1に
一時に供給できる以上の量の紙葉類2を分割して処理
し、全紙葉類2の配達道順組立を行うこともできる。ま
た、配達道順組立動作の過程での第一の集積手段11お
よび第二の集積手段11Aの区分領域からのあふれを予
測して、連続した複数の区分領域を割り当てることによ
って、あふれを防止することができる。区分領域S1,
S2が例えば宛先コード15の1桁目の数字1に対して
設定された場合、搬送されてきた該当の紙葉類2の区分
領域への投入は、区分領域S1,S2に交互に投入する
ようにしてもよいし、許容される最大の厚みになるまで
区分領域S1に投入し、その後区分領域S2に投入する
ようにしてもよい。
【0116】つぎに、他の実施例として、配達人一人分
の郵便物が、優先して配達すべき郵便物と、そうでない
郵便物とに区分できるときに、優先度の高い郵便物の配
達道順組立を先行して行う構成について図22を参照し
て説明する。区分情報入力手段71から制御手段66
に、優先して配達すべき紙葉類2の宛先コード15が入
力される(手順1200)。(手順201)から(手順
206)までの動作は、図19を用いて説明した実施例
と同一であるので、説明を省略する。次に、制御手段6
6は紙葉類2から読みだされた宛先コード15と、さき
に入力された優先して配達すべき紙葉類2の宛先コード
15とを照合し、優先して配達すべき紙葉類2であるか
どうかを判定する(手順1207)。もし優先して配達
すべき紙葉類2であれば第一の集積手段11あるいは第
二の集積手段11Aに集積し(手順209)、そうでな
い場合には第三の振り分け手段17を動作して(手順2
10)、第三の集積手段16に集積する(手順21
1)。
【0117】このような構成とすることにより、優先し
て配達すべき紙葉類2のみを第一の集積手段11あるい
は第二の集積手段11Aに集積することができ、引き続
き図17における(手順101)以降の処理を行えば、
優先度の高い紙葉類2の配達道順組立を先行して行うこ
とができる。
【0118】本実施例では、全ての紙葉類2の厚さを測
定する例を示したが、紙葉類2の厚さが予め判っている
場合には、厚さ測定手段18を省いてもよい。例えば、
はがきを専用に区分する紙葉類区分装置であれば、厚さ
の測定は省略し、紙葉類2の厚さとして予め判っている
厚さを使用すればよい。
【0119】本発明によれば、紙葉類の厚さと数量に基
づいて一時に供給する紙葉類の数量を適正に制限するこ
とによって集積手段で紙葉類があふれることを防止でき
る。
【0120】また、紙葉類の集積手段を供給手段に隣接
して設け、紙葉類を集積手段から供給手段に人の手を介
することなく移動回収することができるため、並び替え
のために人手で紙葉類を集積手段から供給手段に移動す
る必要もなく、かつ移動が極めて短時間に完了するた
め、並び替え動作に要する時間が短くて済むという効果
がある。
【0121】本発明の実施例によれば、10口程度の小
形の区分機を用いて、宛先コードが表示された紙葉類、
例えば郵便物を、宛先コードによって示された順序に並
び替えることが可能である。一例として宛先コードが郵
便物の配達先を表し、その並びを郵便物の配達道順に対
応づければ、供給された郵便物を配達道順に並び替える
ことができる。
【0122】また、供給手段に隣接して並列に集積手段
を備えることによって、区分機全体の横幅を2m程度に
することができる。集積手段と供給手段の横幅も共に2
m以下であり、作業者は移動することなく手を伸ばすだ
けで集積手段と供給手段にある郵便物に手が届くため、
作業者の負担を低減することができる。
【0123】さらに、供給手段に隣接して並列に集積手
段を備えているため、集積手段に区分集積された郵便物
を供給手段に再度供給する時に、移動のためのかご等の
手段を用いる必要はなく、集積手段から隣接した供給手
段に郵便物を移動するだけである。従って、手作業で郵
便物を集積手段から供給手段に移動する場合でも、移動
作業は容易である。
【0124】さらに、集積手段と供給手段は隣接してい
るため、集積手段の側板を開放する手段を設けることに
よって郵便物を集積手段から供給手段1に移動させるこ
とができる。このようにすれば、手作業を介在すること
なく区分された郵便物を供給手段に再度供給することが
でき、郵便物の配達道順組立を自動的に行うことが可能
になる。
【0125】なお、上述の実施例においては、装置が水
平に設置されている場合について説明したが、装置を傾
斜させるか、あるいは垂直状態の場合にも、適用するこ
とができる。
【0126】
【発明の効果】本発明によれば、宛先コードが表示され
た紙葉類、例えば郵便物を、宛先コードによって示され
た順序に並び替える際に、区分領域の数を多くしない
で、かつ人手を省いて行うことが可能であり、その配達
道順組立作業の効率を向上させることができる。
【0127】請求項1に記載の本発明によれば、集積手
段が供給手段の両側に接してほぼ平行して配置されてい
るので、移動距離が短くなって、一旦集積手段の区分領
域に区分集積された紙葉類を再処理(再区分)のために
供給手段に再投入するのが容易になり、かつ再投入の際
に紙葉類の重ね順序が乱れるのが避けられる。この結
果、宛先コードが表示された紙葉類、例えば郵便物を、
宛先コードによって示された順序に並び替える際に、区
分領域の数を多くしないで、かつ人手を省いて行うこと
が可能であり、その配達道順組立作業の効率を向上させ
ることができる。
【0128】請求項2に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加え、搬送手段の途中に反転装
置が設けられているので、区分領域に区分集積された紙
葉類を供給手段に横滑り移送した際、供給手段を挟んで
両側に配置された区分領域からの紙葉類の姿勢が、当初
供給手段に投入されたときの姿勢と同じになり、宛先コ
ードの読み取りを搬送中の紙葉類の一方の側から行うだ
けですむ。
【0129】請求項3に記載の本発明によれば、請求項
1に記載の発明の効果に加え、紙葉類の両面から宛先コ
ードが読み取られるので、供給手段に紙葉類を最初に投
入する際に、宛先コードが付与された面が一方を向くよ
うに紙葉類の向きをそろえなくても済む。
【0130】請求項4に記載の本発明によれば、供給手
段に供給された紙葉類を適切な力で分離手段に押しつけ
ることができるので、請求項1に記載の発明の効果に加
え、分離手段の動作を確実にすることができる効果があ
る。
【0131】請求項5に記載の本発明によれば、集積手
段に区分集積された紙葉類を供給手段に移送する手段が
設けられたので、請求項1に記載の発明の効果に加え、
紙葉類の重ね順序が混乱するおそれがなくなるという効
果がある。
【0132】請求項6に記載の本発明によれば、供給手
段に供給された紙葉類を適切な力で分離手段に押しつけ
ることができるので、請求項1に記載の発明の効果に加
え、分離手段と供給手段の配置の上下関係を自由に設定
できるとともに、分離手段への紙葉類の送りこみを安定
して行える効果がある。
【0133】請求項7に記載の本発明によれば、供給手
段と集積手段の間が仕切られるので供給手段と集積手段
の間で紙葉類が勝手に移動することがなくなり、請求項
1に記載の発明の効果に加え、供給手段と集積手段の間
の位置関係を自由に設定できるという効果がある。
【0134】請求項8に記載の本発明によれば、紙葉類
が宛先コードに応じていくつかの処理領域に分割され、
設定された処理領域に属する紙葉類以外の紙葉類を集積
する第三の集積手段が設けられたので、請求項1に記載
の発明の効果に加え、特定の宛先コードを持つ紙葉類を
優先的に区分することができるという効果がある。
【0135】請求項9,10,11に記載の本発明によ
れば、請求項1に記載の発明の効果に加え、区分対象の
紙葉類の量が一度に供給手段に投入できないほど多量で
あっても、分割して処理し、希望通りに区分集積できる
という効果がある。
【0136】請求項12に記載の本発明によれば、ある
区分領域の紙葉類収容能力が紙葉類の区分処理に不足す
る場合であっても、予めその不足を検出して対処できる
ので、請求項1に記載の発明の効果に加え、区分処理の
途中で区分領域の紙葉類収容能力が不足して作業が中断
するおそれがなくなった。
【0137】請求項13に記載の本発明によれば、請求
項1に記載の発明の効果に加え、優先的に区分処理すべ
き紙葉類のみを抽出して処理することが可能となった。
【0138】請求項14,15に記載の本発明によれ
ば、請求項1に記載の発明の効果に加え、区分処理の各
段階で各区分領域に、集積されるべき紙葉類の宛先コー
ドの所定の桁の所定の文字が自動的に順次割り付けら
れ、宛先コードのある桁に基づく区分処理が終わるごと
に、各区分領域に割り付けられる文字の順序が逆になる
ので、請求項1に記載の発明の効果に加え、宛先コード
の所定の順序に従った紙葉類の配列を自動的に行うこと
が可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の紙葉類区分装置の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】本発明の紙葉類区分装置を構成する宛先コード
と宛先コード読み取り手段の構成の一例を示す概念図で
ある。
【図3】本発明の紙葉類区分装置を構成する第一の集積
手段と、第一の振り分け手段の構成の一例を示す平面図
である。
【図4】本発明の紙葉類区分装置の一実施例の要部構成
を簡略化して表した概念図である。
【図5】本発明の紙葉類区分装置の他の実施例の要部構
成を簡略化して表した概念図である。
【図6】本発明の紙葉類区分装置のさらに他の実施例の
要部構成を簡略化して表した概念図である。
【図7】本発明の紙葉類区分装置での配達道順組立動作
の一例を示す説明図である。
【図8】本発明の紙葉類区分装置での配達道順組立動作
の他の例を示す説明図である。
【図9】本発明の紙葉類区分装置における配達道順組立
動作のさらに他の例を示す説明図である。
【図10】本発明の紙葉類区分装置における配達道順組
立動作の他の例を示す説明図である。
【図11】本発明の紙葉類区分装置における配達道順組
立動作のさらに他の例を示す説明図である。
【図12】本発明の紙葉類区分装置における配達道順組
立動作の他の例を示す説明図である。
【図13】本発明の紙葉類区分装置における配達道順組
立動作のさらに他の例を示す説明図である。
【図14】本発明の紙葉類区分装置の側板を移動する構
成の一例を示す斜視図である。
【図15】本発明の紙葉類区分装置の側板を移動する構
成の他の例を示す斜視図である。
【図16】本発明による紙葉類区分装置の一実施例の構
成を示すブロック図である。
【図17】本発明の紙葉類区分装置の一実施例の動作を
示す流れ図である。
【図18】本発明の紙葉類区分装置の一実施例の動作を
示す流れ図である。
【図19】図17に示す手順の一部の詳細を示す流れ図
である。
【図20】図17に示す手順の他の一部の詳細を示す流
れ図である。
【図21】図17に示す手順のさらに他の一部の詳細を
示す流れ図である。
【図22】本発明の紙葉類区分装置の実施例の動作の他
の例を示す流れ図である。
【符号の説明】
1 供給手段 2 紙葉類 3 押し板 4 分離手段 7,7a,7b,7c 搬送手段 8 反転装置 9 第一の宛先コード読み取り手段 10 紙葉類排出
部 11 第一の集積手段 11A 第二の集
積手段 12A,B 側板 13 振り分け選
択手段 13A 第一の振り分け手段 13B 第二の振
り分け手段 15 宛先コード 16 第三の集積
手段 17 第三の振り分け手段 18 厚さ検出手
段 20 ピン 21 カム 23 リンク 30a〜j 移送
手段 31 ベルト 34a〜e ロー
ラ 35a〜d 切り替えゲート 36a〜d 切り
替えゲート回転中心 37a〜e 押し板 60 第一の振り
分け制御手段 61 第二の振り分け制御手段 62 第一の記憶
部 63 順立手段 64 第二の記憶
部 65 第三の記憶部 66 制御手段 67 分離手段制御手段 68 供給手段制
御手段 69 表示制御手段 70 移動制御手
段 71 区分情報入力手段 90 第二の宛先
コード読み取り手段 91 選択手段 92 バーコード
読み取り手段 93 復号化手段

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め宛先コードが付与された複数の紙葉
    類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を分
    離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出
    された紙葉類の前記宛先コードを読み取る宛先コード読
    み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置さ
    れ、紙葉類を集積する複数の区分領域を有する第一の集
    積手段と、前記供給手段を挟んで前記第一の集積手段と
    略対称に配置され、紙葉類を集積する複数の区分領域を
    有する第二の集積手段と、前記分離手段で分離された紙
    葉類を1枚づつ前記集積手段に搬送する紙葉類の搬送手
    段と、前記宛先コード読み取り手段によって読み取られ
    た前記宛先コードに応じて前記紙葉類を前記第一の集積
    手段あるいは第二の集積手段のいずれかの区分領域に振
    り分けて投入する紙葉類振り分け手段とを含んでなる紙
    葉類区分装置。
  2. 【請求項2】 予め宛先コードが付与された複数の紙葉
    類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を分
    離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出
    された紙葉類の前記宛先コードを読み取る宛先コード読
    み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置さ
    れ、紙葉類を集積する複数の区分領域を有する第一の集
    積手段と、前記供給手段を挟んで前記第一の集積手段と
    略対称に配置され、紙葉類を集積する複数の区分領域を
    有する第二の集積手段と、前記分離手段で分離された紙
    葉類を1枚づつ前記集積手段に搬送する紙葉類の搬送手
    段と、前記宛先コード読み取り手段によって読み取られ
    た前記宛先コードに応じて前記紙葉類を前記第一の集積
    手段あるいは第二の集積手段のいずれかの区分領域に振
    り分けて投入する紙葉類振り分け手段と、前記搬送手段
    の途中に配置され搬送中の前記紙葉類の搬送方向を反転
    する反転装置とを含んでなることを特徴とする紙葉類区
    分装置。
  3. 【請求項3】 一方の面に予め宛先コードが付与された
    複数の紙葉類を保持する供給手段と、前記供給手段内の
    紙葉類を分離し取り出す分離手段と、前記分離手段によ
    って取り出された紙葉類の表面側から前記宛先コードを
    読み取る第一の宛先コード読み取り手段と、前記分離手
    段によって取り出された紙葉類の裏面側から前記宛先コ
    ードを読み取る第二の宛先コード読み取り手段と、前記
    供給手段に隣接して並列に配置され、紙葉類を集積する
    複数の区分領域を有する第一の集積手段と、前記供給手
    段を挟んで前記第一の集積手段と略対称に配置され、紙
    葉類を集積する複数の区分領域を有する第二の集積手段
    と、前記分離手段で分離された紙葉類を前記集積手段に
    搬送する紙葉類の搬送手段と、前記第一の宛先コード読
    み取り手段または第二の宛先コード読み取り手段によっ
    て読み取られた前記宛先コードに応じて前記紙葉類を前
    記第一の集積手段あるいは第二の集積手段のいずれかの
    区分領域に振り分けて投入する紙葉類振り分け手段とを
    含んでなることを特徴とする紙葉類区分装置。
  4. 【請求項4】 予め宛先コードが付与された複数の紙葉
    類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を分
    離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出
    された紙葉類の前記宛先コードを読み取る宛先コード読
    み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置さ
    れ、紙葉類を集積する複数の区分領域を有する第一の集
    積手段と、前記供給手段を挟んで前記第一の集積手段と
    略対称に配置され、紙葉類を集積する複数の区分領域を
    有する第二の集積手段と、前記分離手段で分離された紙
    葉類を前記集積手段に搬送する紙葉類の搬送手段と、前
    記宛先コード読み取り手段によって読み取られた前記宛
    先コードに応じて前記紙葉類を前記第一の集積手段ある
    いは第二の集積手段のいずれかの区分領域に振り分けて
    投入する紙葉類振り分け手段とを備え、前記第一の集積
    手段あるいは第二の集積手段の内部に投入集積された紙
    葉類を、前記第一の集積手段あるいは第二の集積手段の
    複数の区分領域に予め設定された順序で前記分離手段に
    移動させる紙葉類移動手段を備えたことを特徴とする紙
    葉類区分装置。
  5. 【請求項5】 予め宛先コードを付与された複数の紙葉
    類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を分
    離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出
    された紙葉類の前記宛先コードを読み取る宛先コード読
    み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置さ
    れ、紙葉類を集積する複数の区分領域を有する第一の集
    積手段と、前記供給手段を挟んで前記第一の集積手段と
    略対称に配置され、紙葉類を集積する複数の区分領域を
    有する第二の集積手段と、前記分離手段で分離された紙
    葉類を前記集積手段に搬送する紙葉類の搬送手段と、前
    記宛先コード読み取り手段によって読み取られた前記宛
    先コードに応じて前記紙葉類を前記第一の集積手段ある
    いは第二の集積手段のいずれかの区分領域に振り分けて
    投入する紙葉類振り分け手段とを備え、前記第一の集積
    手段および第二の集積手段は、前記第一の集積手段およ
    び第二の集積手段内の紙葉類を前記供給手段に移動させ
    る紙葉類の移送手段を備えたことを特徴とする紙葉類区
    分装置。
  6. 【請求項6】 予め宛先コードを付与された複数の紙葉
    類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を分
    離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り出
    された紙葉類の前記宛先コードを読み取る宛先コード読
    み取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置さ
    れ、紙葉類を立位状態に集積する複数の区分領域を有す
    る第一の集積手段と、前記供給手段を挟んで前記第一の
    集積手段と略対称に配置され、紙葉類を集積する複数の
    区分領域を有する第二の集積手段と、前記分離手段で取
    り出された紙葉類を前記集積手段に搬送する紙葉類の搬
    送手段と、該搬送手段で搬送されてきた紙葉類を前記宛
    先コード読み取り手段によって読み取られた前記宛先コ
    ードに応じて前記第一の集積手段あるいは第二の集積手
    段のいずれかの区分領域に振り分けて投入する紙葉類振
    り分け手段とを備え、前記第一の集積手段および前記第
    二の集積手段は、前記第一の集積手段および前記第二の
    集積手段内部の紙葉類を前記供給手段に移動させる紙葉
    類の移送手段を備え、前記供給手段は、その内部に保持
    された紙葉類を前記分離手段に移動させる紙葉類駆動手
    段を備えたことを特徴とする紙葉類区分装置。
  7. 【請求項7】 予め宛先コードを付与された複数の紙葉
    類を立位もしくは水平に保持する供給手段と、前記供給
    手段内の紙葉類を分離し取り出す分離手段と、前記分離
    手段によって取り出された紙葉類の前記宛先コードを読
    み取る宛先コード読み取り手段と、前記供給手段に紙葉
    類の自由な移動を阻止する境界部材を介し隣接して並列
    に配置され、紙葉類を立位もしくは水平に集積する複数
    の区分領域を有する第一の集積手段と、前記供給手段に
    境界部材を介し隣接するとともに該供給手段を挟んで前
    記第一の集積手段と略対称に配置され、紙葉類を立位も
    しくは水平に集積する複数の区分領域を有する第二の集
    積手段と、前記分離手段で分離された紙葉類を前記集積
    手段に搬送する紙葉類の搬送手段と、該搬送手段で搬送
    されてきた前記紙葉類を前記宛先コード読み取り手段に
    よって読み取られた前記宛先コードに応じて前記第一の
    集積手段あるいは前記第二の集積手段のいずれかの区分
    領域に振り分けて投入する紙葉類振り分け手段とを備
    え、前記第一の集積手段および前記第二の集積手段は、
    前記第一の集積手段および前記第二の集積手段内の紙葉
    類を前記供給手段に移動させる紙葉類の移送手段を備
    え、前記供給手段は、前記境界部材を、前記第一の集積
    手段あるいは前記第二の集積手段の各区分領域から供給
    手段への紙葉類の移動を妨げない位置に移動および復帰
    させる境界部材移動手段を備えたことを特徴とする紙葉
    類区分装置。
  8. 【請求項8】 予め宛先コードを付与された複数の紙葉
    類を立位状態に保持する供給手段と、前記供給手段内の
    紙葉類を分離し取り出す分離手段と、前記分離手段によ
    って取り出された紙葉類の前記宛先コードを読み取る宛
    先コード読み取り手段と、前記分離手段で分離された紙
    葉類を搬送する紙葉類の搬送手段と、該搬送手段に接続
    されかつ前記供給手段に隣接して並列に配置され、紙葉
    類を集積する複数の区分領域を有すると共に集積された
    紙葉類を前記供給手段に移送する移送手段を備えた第一
    の集積手段と、同じく前記搬送手段に接続され前記供給
    手段を挟んで前記第一の集積手段と略対称に配置され、
    紙葉類を集積する複数の区分領域を有すると共に集積さ
    れた紙葉類を前記供給手段に移送する移送手段を備えた
    第二の集積手段と、同じく前記搬送手段に接続されて配
    置されて紙葉類を集積する第三の集積手段と、前記宛先
    コード読み取り手段によって読み取られた前記宛先コー
    ドに分割処理のための分割区分である処理領域を示す符
    号を付与し、記憶手段に宛先コードと組み合わせて格納
    するとともに、読み取られた前記宛先コードに付与され
    た処理領域を前記記憶手段を参照して読み出し、設定さ
    れた処理領域であるかどうかを出力する制御手段と、前
    記搬送手段と前記第一、第二の集積手段の間に介装さ
    れ、搬送されてきた紙葉類を前記宛先コード読み取り手
    段によって読み取られた前記宛先コードと制御手段の出
    力信号に応じて前記第一の集積手段あるいは前記第二の
    集積手段のいずれかの区分領域に振り分けて投入する第
    一の紙葉類振り分け手段および第二の紙葉類振り分け手
    段と、前記搬送手段と前記第三の集積手段の間に介装さ
    れ、前記制御手段の出力信号が設定された処理領域でな
    いことを示すものであるとき、当該紙葉類を前記第三の
    集積手段に振り分ける第三の振り分け手段とを含んでな
    ることを特徴とする紙葉類区分装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、おのおのの処理領域に
    属する前記紙葉類の数量が前記供給手段に一時に載置す
    ることが可能な数量以下になるように、宛先コードに対
    する処理領域を設定するものであることを特徴とする請
    求項8に記載の紙葉類区分装置。
  10. 【請求項10】 予め宛先コードを付与された複数の紙
    葉類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を
    分離し取り出す分離手段と、前記分離手段で取り出され
    た紙葉類の厚さを測定する厚さ測定手段と、前記分離手
    段によって取り出された紙葉類の宛先コードを読み取る
    宛先コード読み取り手段と、前記分離手段で分離された
    紙葉類を搬送する紙葉類の搬送手段と、該搬送手段に接
    続しかつ前記供給手段に隣接して並列に配置され、紙葉
    類を集積する複数の区分領域を有すると共に紙葉類を前
    記供給手段に移送する移送手段を備えた第一の集積手段
    と、同じく前記搬送手段に接続しかつ前記供給手段を挟
    んで前記第一の集積手段と略対称に配置され、紙葉類を
    集積する複数の区分領域を有すると共に紙葉類を前記供
    給手段に移送する移送手段を備えた第二の集積手段と、
    前記搬送手段に接続して配置され紙葉類を集積する第三
    の集積手段と、前記宛先コード読み取り手段によって読
    み取られた前記宛先コードに応じて前記紙葉類を前記第
    一の集積手段あるいは前記第二の集積手段のいずれかの
    区分領域に振り分けて投入する第一の紙葉類振り分け手
    段および第二の紙葉類振り分け手段と、前記紙葉類を前
    記第三の集積手段に振り分ける第三の振り分け手段と、
    前記厚さ測定手段によって測定された前記紙葉類の厚さ
    と宛先コード読み取り手段によって読み取られた前記紙
    葉類の前記宛先コードを対応させて記憶する第一の記憶
    部と、前記第一の記憶部内の前記宛先コードと前記紙葉
    類の厚さを読み出し予め設定された前記宛先コードの順
    に並べ替えて出力する順立手段と、前記順立手段が出力
    する前記宛先コードと前記紙葉類の厚さを並べ替えられ
    た宛先コード順に記憶する第二の記憶部と、該第二の記
    憶部に記憶された前記紙葉類の厚さを合計し、該合計厚
    さが前記供給手段に一時に載置可能な厚さより大である
    場合には前記第二の記憶部に順に記憶されている前記宛
    先コードを複数の処理領域に分割し、どの処理領域の紙
    葉類を処理するかを予め設定し、前記供給手段に供給さ
    れた複数の前記紙葉類を前記分離手段によって分離して
    前記宛先コード読み取り手段において前記宛先コードを
    読み取り、読み取った前記宛先コードが前記設定された
    処理領域にない場合には当該紙葉類を前記第三の集積手
    段に集積制御する制御手段を備えたことを特徴とする紙
    葉類区分装置。
  11. 【請求項11】 処理領域ごとの前記紙葉類の厚さの合
    計が前記供給手段に一時に載置することが可能な量以下
    であることを特徴とする請求項10に記載の紙葉類区分
    装置。
  12. 【請求項12】 予め宛先コードを付与された複数の紙
    葉類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を
    分離し取り出す分離手段と、該分離手段で取り出された
    紙葉類を搬送する紙葉類の搬送手段と、前記分離手段に
    よって取り出された紙葉類の宛先コードを読み取る宛先
    コード読み取り手段と、前記分離手段で取り出された紙
    葉類の厚さを測定する厚さ測定手段と、前記搬送手段に
    接続しかつ前記供給手段に隣接して並列に配置され、紙
    葉類を集積する複数の区分領域を有すると共に紙葉類を
    前記供給手段に移送する移送手段を備えた第一の集積手
    段と、同じく前記搬送手段に接続しかつ前記供給手段を
    挟んで前記第一の集積手段と略対称に配置され、紙葉類
    を集積する複数の区分領域を有すると共に紙葉類を前記
    供給手段に移送する移送手段を備えた第二の集積手段
    と、前記搬送手段に接続して配置され紙葉類を集積する
    第三の集積手段と、前記宛先コード読み取り手段によっ
    て読み取られた前記宛先コードに応じて前記紙葉類を前
    記第一の集積手段あるいは第二の集積手段のいずれかの
    区分領域に振り分けて投入する第一の紙葉類振り分け手
    段および第二の紙葉類振り分け手段と、搬送手段で搬送
    されてきた前記紙葉類を前記第三の集積手段に振り分け
    る第三の振り分け手段と、前記厚さ測定手段によって測
    定された前記紙葉類の厚さと宛先コード読み取り手段に
    よって読み取られた前記紙葉類の前記宛先コードを対応
    させて記憶する第一の記憶部と、前記第一の記憶部に記
    憶された前記宛先コードと前記紙葉類の厚さを予め設定
    された宛先コードの順に並べ替えて出力する順立手段
    と、前記順立手段から出力される前記宛先コードと前記
    紙葉類の厚さを並べ替えられた宛先コード順に記憶する
    第二の記憶部と、前記第一,第二の集積手段の前記区分
    領域と前記宛先コードを構成する各桁の文字との対応を
    記憶する第三の記憶部と、前記第二の記憶部から入力し
    た前記紙葉類の厚さ合計が前記供給手段に一時に載置可
    能な厚さより大である場合には前記第二の記憶部に記憶
    された一連の宛先コードを複数の処理領域に分割し、各
    宛先コードに処理領域符号を付与して第二の記憶部に記
    憶し、前記供給手段に供給された複数の前記紙葉類を前
    記分離手段によって分離して前記宛先コード読み取り手
    段において前記宛先コードを読み取り、読み取った前記
    宛先コードが1番目の前記処理領域にない場合には当該
    紙葉類を前記第三の集積手段に集積し、前記宛先コード
    の複数の桁のうちの一つが互いに同一である前記宛先コ
    ードと対応する前記紙葉類の厚さを合計し、得られた合
    計が前記区分領域の一つに集積可能な量より大なる場合
    には、連続した2つの区分領域に該同一である宛先コー
    ドの文字を対応させて第三の記憶部に記憶させる制御手
    段とを備えたことを特徴とする紙葉類区分装置。
  13. 【請求項13】 予め宛先コードを付与された複数の紙
    葉類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を
    分離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り
    出された紙葉類の宛先コードを読み取る宛先コード読み
    取り手段と、前記分離手段で取り出された紙葉類の厚さ
    を測定する厚さ測定手段と、前記供給手段に隣接して並
    列に配置され、紙葉類を集積する複数の区分領域を有す
    ると共に紙葉類を前記供給手段に移送することができる
    第一の集積手段と、前記供給手段に対して第一の集積手
    段と略対称に配置され、紙葉類を集積する複数の区分領
    域を有する第二の集積手段と、前記分離手段と前記供給
    手段とを連結する紙葉類の搬送手段と、前記宛先コード
    読み取り手段によって読み取られた前記宛先コードに応
    じて前記紙葉類を前記第一の集積手段あるいは前記第二
    の集積手段のいずれかの区分領域に振り分けて投入する
    第一の紙葉類振り分け手段と、読み取った宛先コードが
    1番目の処理領域にない場合の紙葉類を集積する第三の
    集積手段と、前記紙葉類を前記第三の集積手段に振り分
    ける第二の振り分け手段と、前記厚さ測定手段によって
    測定された前記紙葉類の厚さと宛先コード読み取り手段
    によって読み取られた前記紙葉類の前記宛先コードを記
    憶する第一の記憶部と、前記第一の記憶部内の前記宛先
    コードと前記紙葉類の厚さを前記宛先コードの順に並び
    替える順立手段と、前記順立手段からの前記宛先コード
    と前記紙葉類の厚さを宛先コード順に記憶する第二の記
    憶部と、予め優先して配達すべき前記紙葉類の前記宛先
    コードを取得し、前記供給手段に供給された複数の前記
    紙葉類を前記分離手段によって分離して前記宛先コード
    読み取り手段において前記宛先コードを読み取り、読み
    取った前記宛先コードが優先して配達すべき宛先コード
    でない場合には前記第三の集積手段に集積制御する制御
    手段とを備えたことを特徴とする紙葉類区分装置。
  14. 【請求項14】 予め宛先コードを付与された複数の紙
    葉類を保持する供給手段と、前記供給手段内の紙葉類を
    分離し取り出す分離手段と、前記分離手段によって取り
    出された紙葉類の宛先コードを読み取る宛先コード読み
    取り手段と、前記供給手段に隣接して並列に配置され、
    紙葉類を集積する複数の区分領域を有すると共に紙葉類
    を前記供給手段に移送する手段を備えた第一の集積手段
    と、前記供給手段に対して第一の集積手段と略対称に配
    置され、紙葉類を集積する複数の区分領域を有すると共
    に紙葉類を前記供給手段に移送する手段を備えた第二の
    集積手段と、前記分離手段で分離された紙葉類を前記第
    一、第二の集積手段に搬送する紙葉類の搬送手段と、該
    搬送手段で搬送されてきた前記紙葉類を前記宛先コード
    読み取り手段によって読み取られた前記宛先コードに応
    じて前記第一の集積手段のいずれかの区分領域に振り分
    けて投入する第一の紙葉類振り分け手段と、前記搬送手
    段で搬送されてきた前記紙葉類を前記宛先コード読み取
    り手段によって読み取られた前記宛先コードに応じて前
    記第二の集積手段のいずれかの区分領域に振り分けて投
    入する第二の紙葉類振り分け手段と、前記第一の集積手
    段あるいは前記第二の集積手段の各区分領域を順次前記
    宛先コードの所定の桁の正順または逆順の並びに従って
    順次対応させた後、前記供給手段に供給された複数の前
    記紙葉類を前記分離手段によって単葉に分離して前記宛
    先コード読み取り手段において読み取られた前記宛先コ
    ードに従って前記第一の集積手段あるいは前記第二の集
    積手段の各区分領域に区分して集積し、その後、区分集
    積された前記紙葉類を前記第一の集積手段あるいは前記
    第二の集積手段の各区分領域から前記供給手段に移動し
    て前記分離手段に再度供給可能とする一連の動作を繰り
    返し制御させる制御手段を備えたことを特徴とする紙葉
    類区分装置。
  15. 【請求項15】 前記制御手段は、まず前記第一、第二
    の集積手段の各区分領域に前記宛先コードの複数の桁の
    うち最下位の桁の文字を所定の順に対応させ、前記一連
    の動作を繰り返すつど前記第一、第二の集積手段の各区
    分領域に前記宛先コードの一桁だけ上位の桁の文字を対
    応させるとともに、各区分領域に対応する前記宛先コー
    ドの文字の順を反転し、前記一連の動作を前記宛先コー
    ドの桁数と同等の回数繰り返して前記宛先コードによっ
    て識別される複数の前記紙葉類を前記宛先コードの文字
    の前記所定の順または逆順に従って並べ替えるように制
    御するものであることを特徴とする請求項14に記載の
    紙葉類区分装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006175363A (ja) * 2004-12-22 2006-07-06 Shooei Corporation:Kk 郵便物の区分けシステム
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