[go: up one dir, main page]

JP3486013B2 - 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法 - Google Patents

紙葉類処理装置および紙葉類処理方法

Info

Publication number
JP3486013B2
JP3486013B2 JP21207795A JP21207795A JP3486013B2 JP 3486013 B2 JP3486013 B2 JP 3486013B2 JP 21207795 A JP21207795 A JP 21207795A JP 21207795 A JP21207795 A JP 21207795A JP 3486013 B2 JP3486013 B2 JP 3486013B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sorting
paper sheets
division
overflow
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP21207795A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0957196A (ja
Inventor
初志 宮脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP21207795A priority Critical patent/JP3486013B2/ja
Publication of JPH0957196A publication Critical patent/JPH0957196A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3486013B2 publication Critical patent/JP3486013B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sorting Of Articles (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、紙葉類を区分集
積する紙葉類処理装置に係り、特に、郵便物の道順組立
をする道順組立機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、紙葉類処理装置として郵便物の道
順組立をする道順組立機が知られている。道順組立機
は、複数の郵便物を収容するとともにこれらの郵便物を
所定の取出位置へ一葉づつ供給する供給部と、取出位置
へ供給された郵便物を取出す取出部と、取出された郵便
物から住所情報を読取る読取部と、読取られた住所情報
を予め設定された道順番号に変換する変換部と、この道
順番号に従って郵便物を区分集積する区分集積部と、取
出部、読取部、および区分集積部を通って延びた搬送路
と、を備えている。区分集積部は、搬送路に沿って複数
の区分ポケットを有し、全ての郵便物が上記道順番号に
従って所定の区分ポケットに区分されるようになってい
る。
【0003】このように構成された道順組立機により郵
便物を並べ変えて道順組立をする場合、道順番号の桁数
に応じて郵便物を道順組立機に複数回供給する必要があ
る。例えば、郵便物に3桁の道順番号が与えられている
場合、郵便物を道順組立機に少なくとも3回供給する必
要がある。
【0004】1回目の供給において、取出部にて取出さ
れた郵便物は、読取部にて住所情報が読取られ、この住
所情報が変換部にて道順番号に変換される。そして、郵
便物は、この道順番号の1桁目に従って所定の区分ポケ
ットに区分集積される。
【0005】このように、供給部に収容された全ての郵
便物が取出されて1回目の区分作業が終了されると、区
分ポケット内の全ての郵便物がその順序を変えずにいっ
せいに供給部へ移載される。そして、1回目の区分作業
と同様に2回目の区分作業が実行される。更に、2回目
の区分作業が実行された後、全ての郵便物がその順序を
変えずに供給部に移載され、3回目の区分作業が実行さ
れる。尚、2回目の区分作業では道順番号の2桁目に従
って郵便物を区分し、3回目の区分作業では道順番号の
3桁目に従って郵便物を区分する。これにより、郵便物
の道順組立が完了される。
【0006】しかしながら、郵便物の行先が部分的に集
中している場合には、対応する区分ポケットがオーバー
フローして郵便物の道順組立ができない場合がある。こ
のようなオーバーフローを防止するため、従来の道順組
立機においては、郵便物の区分作業を実行する前に、全
ての郵便物を予め道順組立機へ供給(プレ供給)し、郵
便物に記録された住所情報のみを一時的に格納(バッフ
ァリング)する。そして、郵便物にオーバーフローを生
じないようにこの住所情報を新たな道順番号に変換す
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来の道順組立機においては、郵便物のオーバー
フローを防止するためのプレ供給が必要であり、郵便物
を何回も(都合4回)道順組立機に供給しなければなら
ず、郵便物の道順組立動作に比較的多くの時間を要する
問題がある。
【0008】また、上述のように道順組立機に郵便物を
供給する回数が多くなると、ジャム発生率が高くなると
ともに、郵便物の痛みが激しくなる問題がある。この発
明は、以上の点に鑑みなされたもので、その目的は、処
理時間が短く、ジャム発生率が低く、紙葉類の痛みが少
ない紙葉類処理装置および紙葉類処理方法を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る紙葉類処理装置は、複数の紙葉類を
一葉づつ取出す取出手段と、上記取出手段にて取出され
た紙葉類から区分情報を読取る読取手段と、上記読取手
段にて読取られた区分情報を予め設定された区分番号に
変換する変換手段と、上記変換手段にて変換された区分
番号に従って紙葉類を所定の区分集積部へ区分する区分
手段と、上記各区分集積部において所定量の紙葉類が区
分されたことを検知する検知手段と、上記検知手段によ
り1つの区分集積部に所定量の紙葉類が区分されたこと
を検知した場合にのみ、プレ供給モードに切換え、上記
検知手段により1つの区分集積部に所定量の紙葉類が区
分されたことを検知した後に上記取出手段にて取出され
た紙葉類から読取った区分情報を格納する制御手段と、
全ての紙葉類から読取った区分情報に基づいて、上記各
区分集積部において紙葉類のオーバーフローを生じるこ
とのない新たな区分番号を設定する設定手段と、を備
え、上記区分手段は、上記新たな区分番号に従って紙葉
類を所定の区分位置へ区分することを特徴とする。
【0010】また、この発明に係る紙葉類処理装置は、
複数の紙葉類を一葉づつ取出す取出手段と、上記取出手
段にて取出された紙葉類から区分情報を読取る読取手段
と、上記読取手段にて読取られた区分情報を予め設定さ
れた区分番号に変換する変換手段と、上記変換手段にて
変換された区分番号に従って紙葉類を所定の区分収容部
へ区分する区分手段と、上記各区分収容部において所定
量の紙葉類が区分されたことを検知する検知手段と、上
記検知手段により1つの区分収容部に所定量の紙葉類が
区分されたことを検知した場合にのみ、プレ供給モード
に切換え、上記検知手段により1つの区分収容部に所定
量の紙葉類が区分されたことを検知した後に上記取出手
段にて取出された紙葉類から読取った区分情報を格納す
る制御手段と、全ての紙葉類から読取った区分情報に基
づいて、上記各区分収容部において紙葉類のオーバーフ
ローを生じることのない新たな区分番号を設定する設定
手段と、を備え、上記区分手段は、上記検知手段にて1
つの区分収容部に所定量の紙葉類が区分されたことを検
知した場合に上記新たな区分番号に従って紙葉類を所定
の区分収容部へ区分し、上記検知手段にて全ての区分収
容部に所定量の紙葉類が区分されたことを検知しない場
合に上記予め設定された区分番号に従う区分を続行する
ことを特徴とする。
【0011】
【0012】また、この発明に係る紙葉類処理方法によ
ると、複数の紙葉類から区分情報を順次読取り、この区
分情報を予め設定された区分番号に変換し、この区分番
号に従って各紙葉類を所定の区分位置へ区分し、1つの
区分位置で紙葉類がオーバーフローした場合にのみ、プ
レ供給モードに切換えて紙葉類から区分情報のみを読取
り、全ての紙葉類から読取った区分情報に基づいて、こ
れら紙葉類にオーバーフローを生じることのない新たな
区分番号を設定し、この新たな区分番号に従って紙葉類
を所定の区分位置へ区分する。
【0013】また、この発明に係る紙葉類処理方法によ
ると、複数の紙葉類を一葉づつ取出し、取出した紙葉類
から区分情報を読取り、この区分情報を予め設定された
区分番号に変換し、この区分番号に従って紙葉類を所定
の区分位置へ区分する紙葉類処理方法において、上記各
区分位置における紙葉類のオーバーフローを監視し、1
つの区分位置で紙葉類にオーバーフローを生じた場合に
のみプレ供給モードに切換えてオーバーフロー後に取出
された紙葉類から読取った区分情報を格納し、全ての紙
葉類から読取った区分情報に基づいて、これら紙葉類に
オーバーフローを生じることのない新たな区分番号を設
定し、この新たな区分番号に従って紙葉類を所定の区分
位置へ区分する。
【0014】さらに、この発明に係る紙葉類処理方法に
よると、複数の紙葉類を一葉づつ取出し、取出した紙葉
類から区分情報を読取り、この区分情報を予め設定され
た区分番号に変換し、この区分番号に従って紙葉類を所
定の区分位置へ区分する紙葉類処理方法において、上記
各区分位置における紙葉類のオーバーフローを監視し、
1つの区分位置で紙葉類にオーバーフローを生じた場合
にのみプレ供給モードに切換えてオーバーフロー後に取
出された紙葉類から読取った区分情報を格納し、全ての
紙葉類から読取った区分情報に基づいて、これら紙葉類
にオーバーフローを生じることのない新たな区分番号を
設定し、1つの区分位置で紙葉類にオーバーフローを生
じた場合に上記新たな区分番号に従って紙葉類を所定の
区分位置へ区分し、全ての区分位置で紙葉類にオーバー
フローを生じない場合に上記予め設定された区分番号に
従う区分を続行する。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の紙葉類処理装置の実施の形態について詳細に説明す
る。尚、ここでは、郵便物を配達順(道順)に沿った順
番に並べる道順組立機を例にとって説明する。
【0017】図1に示すように、この発明の実施の形態
に係る道順組立機1は、紙葉類としての複数(例えば1
000通)の郵便物を立位で後端を揃えて収容するとと
もにこれらの郵便物を所定の取出位置へ順次供給する供
給手段としての供給部2を備えている。また、道順組立
機1は、上記取出位置に供給された郵便物に対向する位
置に設けられ取出手段として作用する取出部4を備えて
いる。そして、供給部2により取出位置に移動された郵
便物が取出部4によりその先端方向(図中上方)に向け
て一葉づつ取出されるようになっている。尚、取出位置
とは、取出部4による紙葉類の取出が開始される初期位
置を示す。
【0018】供給部2に収容された郵便物は、区分情報
としての住所情報が記録された面(第1面)が取出部4
に向かい、且つ郵便番号枠が上方に向くように方向付け
られている。尚、住所情報は、郵便物の配達先の住所に
対応して、例えば、バーコード表示等により予め付与さ
れている。
【0019】取出部4から後述する区分集積部に向う搬
送路3上には、郵便物に記録された住所情報を読取るた
めの読取手段として作用するスキャナ6と、郵便物を回
転することなく郵便物の搬送方向を180°反転する反
転機構8と、スキャナ6により住所情報が読取れなかっ
た郵便物を集積する排除集積部10と、が順に設けられ
ている。
【0020】スキャナ6は、取出部4にて取出されて搬
送路3を搬送される郵便物の第1面に対向する側に設け
られている。そして、スキャナ6で読取られた住所情報
は、予め設定された道順番号(区分番号)に変換され
る。この道順番号は、配達員の配達順序に沿った通し番
号とされ、住所に対応して予め用意されている。
【0021】反転機構8は、取出部4にて取出された郵
便物の搬送方向を180°変換する方向変換部8aと、
方向変換部8aにて方向が反転された郵便物の搬送基準
を整える整位部8bと、を備えている。
【0022】反転機構8の下流側の搬送路3上には、ス
キャナ6により住所情報が読取れなかった郵便物を集積
する排除集積部10が設けられている。排除集積部10
は、搬送路3から分岐された搬送路12を介して接続さ
れ、その分岐位置には搬送路を選択的に切換えるための
切換ゲート14が設けられている。
【0023】排除集積部10の下流側の搬送路3上に
は、上述した道順番号に基づいて各郵便物を所定の区分
ポケット(区分収容部)へ区分する区分手段として作用
する区分集積部20が設けられている。
【0024】区分集積部20は、例えば郵便物の搬送方
向に沿って13個の区分ポケット22を有し、各区分ポ
ケット22の上方には、搬送路3に連通された区分搬送
路21が延びている。区分搬送路21上には区分搬送路
21を各区分ポケット22に連通させるための複数の切
換ゲート24が設けられている。各切換ゲート24は、
ソレノイド等に接続されており、区分搬送路21を道順
番号に相当する区分ポケット22へ選択的に連通するよ
うに作用する。
【0025】末端の区分ポケット22aは、区分先を見
失った郵便物を集積するリジェクトポケットとして作用
する。区分先を見失う例として、後続の郵便物とくっつ
いてギャップ詰りを生じたり、搬送路から浮き上がって
スキューを生じたりすることにより、シフトミスを生じ
た場合等が考えられる。
【0026】図2に示すように、各区分ポケット22に
は、複数のローラと搬送ベルトとを備えた集積押し込み
機構25の先端が装入され、集積押し込み機構25を介
して搬送された紙葉類が区分ポケット22内に集積され
るようになっている。
【0027】取出部4にてその先端方向に取出された紙
葉類は、反転部8にて反転され、その後端側から各区分
ポケット22に導かれる。従って、集積押し込み機構2
5を介して搬送された紙葉類は、区分ポケット22の底
板32上に、その後端が揃えられた状態で第1面を取出
部4側に向け、郵便番号枠を上方に向けて集積される。
【0028】各区分ポケット22にはバックアッププレ
ート26が取付けられ、このバックアッププレート26
は、スライドベアリング27を介してシャフト28に往
復移動可能に取付けられている。また、バックアッププ
レート26は、弾力を有するばね29によって集積押し
込み機構25に向う方向に付勢され、このことにより紙
葉類をバックアッププレート26と集積押し込み機構2
5との間に押圧して挟むようになっている。
【0029】また、各区分ポケット22には、バックア
ッププレート26の最終位置、即ちバックアッププレー
ト26が集積押し込み機構25から最も離された位置を
検知することにより区分ポケット22が一杯になったこ
とを検知するための検知手段として作用するスイッチが
設けられ、このスイッチがONされた場合に区分ポケッ
トのオーバーフローを判断するようになっている。
【0030】更に、区分ポケット22の底部には、移載
機構30が設けられている。移載機構30は、区分集積
部20と供給部2との間に設けられ、各区分ポケット2
2に区分集積された全ての郵便物を順序を変えずに供給
部2に移載するように作用する。
【0031】移載機構30は、区分集積部20の各区分
ポケット22毎に設けられ、区分ポケット22の底板で
あって紙葉類の集積方向に沿った中央位置で分割された
一対の底板32a、32bと、各底板32a、32bの
分割位置から離れた端部を回動自在に支持する回転軸3
4と、回転軸34を正逆両方向に回転させる回転機構3
6と、を備えている。
【0032】回転機構36により回転軸34が回転され
ると、底板32a(代表して説明する)は、紙葉類の後
端を支持する位置(図中実線で示す位置)と紙葉類の後
端を支持しない位置(図中破線で示す位置)との間で選
択的に回動される。従って、底板32aが図中破線で示
す位置に回動されると、区分ポケット22に集積された
紙葉類がその自重により一斉に供給部2へ移載されるよ
うになっている。
【0033】図1に示す各搬送路3、12、および21
には、複数の搬送ローラおよび搬送ガイドが設けられ、
各搬送ローラには各搬送路に沿って走行される搬送ベル
トが巻回されている。
【0034】次に、上記のように構成された道順組立機
1の制御系について説明する。図3に示すように、道順
組立機1の制御系は、制御手段および変換手段としての
CPU40を備えている。CPU40には、入力インタ
ーフェース42を介して、種々の指令を入力するための
コントロールパネル41と、住所情報に応じて予め設定
された道順番号および制御データの格納されたROM4
3と、バックアッププレート26の最終位置を検知する
スイッチ45と、が接続されている。尚、ROM43に
格納された道順番号は、郵便物の配達区域に応じて配達
員の経験に基づいて予め用意されたものであり、区分集
積部20のオーバーフローを考慮して設定されている。
【0035】また、CPU40には、出力インターフェ
ース44を介して、モーターコントローラ47、および
メカコントローラ48が接続されている。モーターコン
トローラ47には、各搬送ローラを駆動するための駆動
モータ49が接続され、メカコントローラ48には、供
給部2内に設けられ紙葉類を所定の取出し位置へ一葉づ
つ移動させる移動機構2aと、取出部4と、搬送路3を
搬送路12へ選択的に切換える切換ゲート14と、区分
搬送路21を各区分ポケット22に選択的に連通させる
切換ゲート24と、各区分ポケット22の底板32a、
32bを回転する回転機構36と、が接続されている。
【0036】更に、CPU40には、入出力インターフ
ェース46を介して、郵便物の住所情報を読取るための
スキャナ6と、スキャナ6により読取った住所情報をバ
ッファリングする記憶手段としてのRAM50と、RA
M50にバッファリングされた住所情報に基づいて区分
集積部20のオーバーフローを考慮した新たな道順番号
を設定する設定手段として作用する道順番号設定部52
と、が接続されている。
【0037】次に、上記のように構成された道順組立機
1の動作について説明する。その前に、郵便物の道順組
立方法の一例として、例えば、10個の区分ポケットを
有する道順組立機(他の構成は上述した道順組立機1と
同じ)を用いて、ランダムに並べられた1000通の郵
便物を道順通りに並べ換える方法について図4および図
5を用いて説明する。尚、この場合、郵便物に付された
住所情報は10進法による3桁の道順番号(000〜9
99)に変換され、郵便物は道順組立機に3回供給され
て並べ換えられる。
【0038】図4に示すように、1回目の供給におい
て、道順番号の1の位に従って、一番左の区分ポケット
(1)に1の位が0の郵便物を集積し、次の区分ポケッ
ト(2)に1の位が1の郵便物を集積し、・・・一番右
の区分ポケット(10)に1の位が9の郵便物を区分集
積する。そして、1回目の供給が終了した後に全ての郵
便物をその順序を変えずに移載機構30により供給部2
へ移載する。
【0039】2回目の供給において、道順番号の10の
位に従って、上述の1回目の供給と同様に各区分ポケッ
ト(1)〜(10)へ郵便物を区分集積し、順序を変え
ずに供給部2へ移載する。そして、3回目の供給におい
て、道順番号の100の位に従って、上述の1回目およ
び2回目の供給と同様に各区分ポケット(1)〜(1
0)へ郵便物を区分集積する。以上、3回の供給によ
り、1000通全ての郵便物が道順番号順に並べ換えら
れる。
【0040】しかしながら、郵便物の行先がある住所に
部分的に集中している場合には、対応する区分ポケット
がオーバーフローして郵便物の道順組立ができない場合
がある。以下、1つの区分ポケットがオーバーフローし
た場合について説明する。
【0041】例えば、図5に示すように、住所情報[3
−2−1]の住所に100通の郵便物が集中した場合、
この住所に応じて予め設定された道順番号[002]を
この100通の郵便物に振分けると、100通の郵便物
全てに道順番号[002]が付与されることになる。こ
れにより、一回目の供給において、道順番号の1桁目が
2である郵便物が少なくとも100通を超え、3番目の
区分ポケット(3)にオーバーフローを生じ、郵便物の
道順組立ができなくなる。
【0042】従って、区分ポケット(3)にオーバーフ
ローを生じた時点で郵便物の道順組立を中止し、プレ供
給モードに切換える。つまり、オーバーフローを生じた
区分ポケット(3)のスイッチ45が作動されてオーバ
ーフローが判断されると、それ以降、取出部4にて取出
された郵便物から住所情報のみが読取られてRAM50
にバッファリングされる。そして、住所情報が読取られ
た郵便物は、空いている区分ポケットに順次集積され
る。尚、発明の詳細な説明および請求の範囲に記載した
プレ供給モードとは、郵便物の道順組立を開始する前
に、全ての郵便物から予め住所情報のみを読取りこの住
所情報をバッファリングするモードであり、ROM43
内に制御データとして格納されている。
【0043】全ての郵便物の住所情報がバッファリング
されてプレ供給が終了されると、この住所情報に基づい
てオーバーフローを考慮した新たな道順番号(区分番
号)が設定される。尚、この道順番号は、2回目および
3回目の供給におけるオーバーフローをも考慮して設定
される。
【0044】例えば、図5に示す例においては、住所情
報[3−2−1]を有する100通の郵便物に[00
3]から[101]までの連続した新たな道順番号が付
与される。これにより、1つの区分ポケットに郵便物が
集中することがなく、オーバーフローが防止される。
【0045】そして、この新たな道順番号に従って全て
の郵便物を道順組立機1に3回供給(本供給)し、郵便
物の道順組立が成される。尚、1回目の供給において区
分集積部20に郵便物のオーバーフローを生じない場
合、プレ供給モードに切換えることなく、1回目の供給
が続行され、続いて2回目および3回目の供給が成され
る。
【0046】次に、上述した道順組立方法を踏まえて、
この発明の道順組立機1の道順組立動作について図6に
示すフローチャートに従って説明する。尚、各郵便物の
第1面に記録された住所情報は、区分ポケット22の数
(リジェクトポケットを除く12個)に応じて予め用意
された12進法による3桁の道順番号(通し番号)に変
換される。
【0047】まず、ステップ1に示すように、供給部2
の移動機構2aにより、供給部2内に収容された複数部
(例えば1000通)の郵便物が所定の取出位置へ一葉
づつ供給され、1回目の供給が開始される。取出位置へ
供給された郵便物は、取出部4により取出されて搬送路
3上を搬送され、搬送路3の一側、即ち搬送される郵便
物の第1面に対向する側に設けられたスキャナ6に導か
れる。
【0048】そして、ステップ2に示すように、スキャ
ナ6により郵便物の第1面に記録された住所情報が読取
られ、この住所情報がRAM50にバッファリングされ
るとともに予め設定された3桁の道順番号に変換され
る。
【0049】スキャナ6によって住所情報が読取られた
郵便物は、反転機構8に導かれ、方向変換部8aにより
その搬送方向が180°変換され、整位部8bにおいて
搬送基準が整えられた後搬送され、区分集積部20へ導
かれる。
【0050】また、スキャナ6によって住所情報の読取
りが不能となった郵便物は、切換ゲート14により案内
されて排除集積部10へ排除される。排除された郵便物
は、全ての郵便物の一回目の供給が終了した後、人手に
より所定の区分ポケット22に区分集積される。
【0051】区分集積部20へ導かれた郵便物は、ステ
ップ3に示すように、道順番号の1桁目に基づいて所定
の区分ポケット22へ区分集積される。つまり、道順番
号の1桁目に対応した区分ポケット22に連通する切換
ゲート24が切換えられ、区分搬送路21が所定の区分
ポケット22に連通されて郵便物が所定の区分ポケット
22へ区分集積される。
【0052】区分動作の途中で、常に各区分ポケット2
2内に設けられたスイッチ45を見にいき、ステップ4
に示すように、オーバーフローを生じた区分ポケットが
ないかどうかを判断する。
【0053】ステップ4に示す判断の結果、1回目の供
給の途中で1つの区分ポケット22にオーバーフローを
生じた場合、ステップ5に示すように、プレ供給モード
に切換えて区分作業を中止する。また、判断の結果、全
ての区分ポケット22にオーバーフローを生じない場
合、郵便物の供給が続行され、全ての郵便物が区分集積
され、ステップ6に示すように、1回目の供給が終了さ
れる。
【0054】1つの区分ポケット22にオーバーフロー
を生じてプレ供給モードに切換えられる(ステップ5)
と、ステップ7に示すように、全ての郵便物から住所情
報のみが読取られ、これらの住所情報がRAM50にバ
ッファリングされ、ステップ8に示すように、プレ供給
が終了される。
【0055】プレ供給が終了されると、全ての郵便物が
移載機構30の回転機構36により各区分ポケット22
の底板32a、32bが図中破線位置へ回動され、各区
分ポケット22内の郵便物がその順序を変えずに供給部
2へ移載され、ステップ9に示すように、1回目の供給
準備が成される。そして、ステップ3と同様に道順番号
の1桁目に基づいて郵便物が区分され、ステップ6と同
様に全ての郵便物の1回目の供給が終了される。
【0056】上述のように全ての郵便物の1回目の供給
が終了されると、移載機構30により、各区分ポケット
22内の郵便物がその順序を変えずに供給部2へ移載さ
れ、ステップ10に示すように、2回目の供給準備が成
される。
【0057】そして、ステップ11に示すように、道順
番号の2桁目に基づいて郵便物が区分集積される。ステ
ップ12に示すように2回目の供給が終了されると、ス
テップ13に示すように3回目の供給に備えて全ての郵
便物が移載機構30により供給部2へ移載される。
【0058】最後に、ステップ14に示すように、上述
した1回目および2回目の区分動作と同様に3回目の区
分動作が実行され、道順番号の3桁目に従って全ての郵
便物が所定の区分ポケットへ区分集積され、ステップ1
5に示すように、3回目の供給が終了される。これによ
り、全ての郵便物が道順番号順に並べ換えられ、ステッ
プ16に示すように、郵便物の道順組立が完了される。
【0059】以上のように、この発明の実施の形態に係
る道順組立機1は、郵便物の1回目の供給において、区
分集積部20にオーバーフローを生じた場合にのみプレ
供給モードに切換えるため、殆どの場合においてプレ供
給が不必要となる。このため、従来の道順組立機のよう
にプレ供給を毎回行なう必要がなく、道順組立に要する
処理時間が短縮される。また、処理時間の短縮に伴いジ
ャム発生率が低減される。更に、プレ供給を省くことに
より、道順組立機に郵便物を供給する回数を減らすこと
ができるので、郵便物の痛みを最少に押さえることがで
きる。尚、この発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、この発明の範囲内で種々変形可能であ
る。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の紙葉類
処理装置は、上記のような構成および作用を有している
ので、郵便物の道順組立に要する処理時間を短縮でき、
ジャム発生率を低減でき、紙葉類の痛みを減少できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の実施の形態に係る道順組立
機を示す概略図。
【図2】図2は、図1の道順組立機に組込まれた移載機
構およびその周辺機器を示す斜視図。
【図3】図3は、図1の道順組立機の制御系を示すブロ
ック図。
【図4】図4は、道順組立方法の一例を説明するための
図。
【図5】図5は、図1の道順組立機においてオーバーフ
ローを生じた場合の新たな道順番号の振分例を示す図。
【図6】図6は、図1の道順組立機における道順組立動
作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1…道順組立機、 2…供給部、 3…搬送路、 4…取出し部、 6…スキャナ、 8…反転機構、 20…区分集積部、 21…区分搬送路、 22…区分ポケット、 24…切換ゲート。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の紙葉類を一葉づつ取出す取出手段
    と、 上記取出手段にて取出された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて読取られた区分情報を予め設定された
    区分番号に変換する変換手段と、 上記変換手段にて変換された区分番号に従って紙葉類を
    所定の区分収容部へ区分する区分手段と、 上記各区分収容部において所定量の紙葉類が区分された
    ことを検知する検知手段と、 上記検知手段により1つの区分収容部に所定量の紙葉類
    が区分されたことを検知した場合にのみ、プレ供給モー
    ドに切換え、上記検知手段により1つの区分収容部に所
    定量の紙葉類が区分されたことを検知した後に上記取出
    手段にて取出された紙葉類から読取った区分情報を格納
    する制御手段と、 全ての紙葉類から読取った区分情報に基づいて、上記各
    区分収容部において紙葉類のオーバーフローを生じるこ
    とのない新たな区分番号を設定する設定手段と、を備
    え、 上記区分手段は、上記新たな区分番号に従って紙葉類を
    所定の区分位置へ区分することを特徴とする紙葉類処理
    装置。
  2. 【請求項2】 複数の紙葉類を一葉づつ取出す取出手段
    と、 上記取出手段にて取出された紙葉類から区分情報を読取
    る読取手段と、 上記読取手段にて読取られた区分情報を予め設定された
    区分番号に変換する変換手段と、 上記変換手段にて変換された区分番号に従って紙葉類を
    所定の区分収容部へ区分する区分手段と、 上記各区分収容部において所定量の紙葉類が区分された
    ことを検知する検知手段と、 上記検知手段により1つの区分収容部に所定量の紙葉類
    が区分されたことを検知した場合にのみ、プレ供給モー
    ドに切換え、上記検知手段により1つの区分収容部に所
    定量の紙葉類が区分されたことを検知した後に上記取出
    手段にて取出された紙葉類から読取った区分情報を格納
    する制御手段と、 全ての紙葉類から読取った区分情報に基づいて、上記各
    区分収容部において紙葉類のオーバーフローを生じるこ
    とのない新たな区分番号を設定する設定手段と、を備
    え、 上記区分手段は、上記検知手段にて1つの区分収容部に
    所定量の紙葉類が区分されたことを検知した場合に上記
    新たな区分番号に従って紙葉類を所定の区分収容部へ区
    分し、上記検知手段にて全ての区分収容部に所定量の紙
    葉類が区分されたことを検知しない場合に上記予め設定
    された区分番号に従う区分を続行することを特徴とする
    紙葉類処理装置。
  3. 【請求項3】 複数の紙葉類から区分情報を順次読取
    り、この区分情報を予め設定された区分番号に変換し、
    この区分番号に従って各紙葉類を所定の区分位置へ区分
    し、1つの区分位置で紙葉類がオーバーフローした場合
    にのみ、プレ供給モードに切換えて紙葉類から区分情報
    のみを読取り、全ての紙葉類から読取った区分情報に基
    づいて、これら紙葉類にオーバーフローを生じることの
    ない新たな区分番号を設定し、この新たな区分番号に従
    って紙葉類を所定の区分位置へ区分する紙葉類処理方
    法。
  4. 【請求項4】 複数の紙葉類を一葉づつ取出し、 取出した紙葉類から区分情報を読取り、 この区分情報を予め設定された区分番号に変換し、 この区分番号に従って紙葉類を所定の区分位置へ区分す
    る紙葉類処理方法において、 上記各区分位置における紙葉類のオーバーフローを監視
    し、 1つの区分位置で紙葉類にオーバーフローを生じた場合
    にのみプレ供給モードに切換えてオーバーフロー後に取
    出された紙葉類から読取った区分情報を格納し、 全ての紙葉類から読取った区分情報に基づいて、これら
    紙葉類にオーバーフローを生じることのない新たな区分
    番号を設定し、 この新たな区分番号に従って紙葉類を所定の区分位置へ
    区分する紙葉類処理方法。
  5. 【請求項5】 複数の紙葉類を一葉づつ取出し、 取出した紙葉類から区分情報を読取り、 この区分情報を予め設定された区分番号に変換し、 この区分番号に従って紙葉類を所定の区分位置へ区分す
    る紙葉類処理方法において、 上記各区分位置における紙葉類のオーバーフローを監視
    し、 1つの区分位置で紙葉類にオーバーフローを生じた場合
    にのみプレ供給モードに切換えてオーバーフロー後に取
    出された紙葉類から読取った区分情報を格納し、 全ての紙葉類から読取った区分情報に基づいて、これら
    紙葉類にオーバーフローを生じることのない新たな区分
    番号を設定し、 1つの区分位置で紙葉類にオーバーフローを生じた場合
    に上記新たな区分番号に従って紙葉類を所定の区分位置
    へ区分し、全ての区分位置で紙葉類にオーバーフローを
    生じない場合に上記予め設定された区分番号に従う区分
    を続行する紙葉類処理方法。
JP21207795A 1995-08-21 1995-08-21 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法 Expired - Fee Related JP3486013B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21207795A JP3486013B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21207795A JP3486013B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0957196A JPH0957196A (ja) 1997-03-04
JP3486013B2 true JP3486013B2 (ja) 2004-01-13

Family

ID=16616489

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21207795A Expired - Fee Related JP3486013B2 (ja) 1995-08-21 1995-08-21 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3486013B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2933628B1 (fr) * 2008-07-11 2010-07-30 Solystic Procede de tri de plusieurs objets avec un depouillement d'informations

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0957196A (ja) 1997-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0718049B1 (en) Method and apparatus for sorting paper sheets or the like
US8138438B2 (en) Carrier delivery sequence system and process adapted for upstream insertion of exceptional mail pieces
JP2647305B2 (ja) 紙葉類処理装置
KR101929927B1 (ko) 반송 우편물의 자동 처리장치
GB2370823A (en) Mail sorting method and apparatus
JP3266621B2 (ja) 紙葉類区分装置及び紙葉類区分方法
JP3486013B2 (ja) 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法
US20040103107A1 (en) Method for increasing the sorting capacity for the sortation of flat items
KR200444903Y1 (ko) 우편물 순로 구분 및 분류 장치의 비규격 우편물 제거장치
JP3566442B2 (ja) 紙葉類処理装置、紙葉類処理方法および郵便物処理装置
JP2707987B2 (ja) 紙葉類並べ替え装置および方法
JPH0986771A (ja) 紙葉類処理装置、紙葉類移載装置、紙葉類搬送装置、および紙葉類移載方法
JP3808363B2 (ja) 紙葉類分類区分装置
JPH09206698A (ja) 紙葉類処理装置及び紙葉類処理方法
JPH09216770A (ja) 紙葉類移載装置、この紙葉類移載装置を備える紙葉類の道順組立装置、および紙葉類移載方法
JP3563543B2 (ja) 紙葉類区分装置
JP3557013B2 (ja) 紙葉類処理装置
JPH0938584A (ja) 紙葉類処理装置
JP3406762B2 (ja) 紙葉類取出装置および紙葉類処理装置
JPH1085673A (ja) 紙葉類処理装置
JPS6218307Y2 (ja)
KR100690028B1 (ko) 봉투 처리장치
JPH10109070A (ja) 紙葉類区分処理装置及び郵便物区分処理装置
JP2001151405A (ja) 区分け装置
JPH08182968A (ja) 紙葉類整列装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101024

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111024

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121024

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131024

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees