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JPH086818Y2 - 暗渠集排水管 - Google Patents

暗渠集排水管

Info

Publication number
JPH086818Y2
JPH086818Y2 JP1993044951U JP4495193U JPH086818Y2 JP H086818 Y2 JPH086818 Y2 JP H086818Y2 JP 1993044951 U JP1993044951 U JP 1993044951U JP 4495193 U JP4495193 U JP 4495193U JP H086818 Y2 JPH086818 Y2 JP H086818Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage pipe
underdrain
drainage
plate
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1993044951U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0715823U (ja
Inventor
法栄 内藤
尚彦 岩佐
Original Assignee
ニホン・ドレン工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ニホン・ドレン工業株式会社 filed Critical ニホン・ドレン工業株式会社
Priority to JP1993044951U priority Critical patent/JPH086818Y2/ja
Publication of JPH0715823U publication Critical patent/JPH0715823U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH086818Y2 publication Critical patent/JPH086818Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、土中に埋設して土中の
湧水あるいは外周からの浸透水を連続した切目のない一
直線状の開口部より集水し、相隣合う3つの空間室を水
路として排出するための暗渠集排水管に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、公園、学校グランド、造成地
などにおける暗渠排水工、その他地下水が原因となる地
滑り対策工には竹詰渠、そだ束、栗石詰あるいは種々の
合成樹脂製暗渠管やコンクリート有孔管が多く用いられ
ている。
【0003】暗渠工として求められる機能は、主として
集水性、排水性、耐圧性および耐目詰り性があげられる
が、最優先的に必要とされるのは管内に水を集めること
であって、これが良好であるのは、外周が一直線状の集
水口となる竹詰渠とか、集水面積の大きいそだ束、栗石
詰などの往時のものが該当し、一例としては皇居お堀の
水位調整は、江戸何百年間そだ束によっていたものであ
る。
【0004】しかし、近年これら資材は不足がちで、ま
た手間不足のため入手が困難であり、そのため各種プラ
スチック製やコンクリート製のものが代用されている。
【0005】本発明者は、プラスチック製の暗渠集排水
管として、先に実公平2−48503を提案している。
この暗渠集排水管は、同形の空間室が左右に2つしかな
く、単体で用いた場合には、2つの空間室に連なる上下
各1個の開口部を有するだけであり、あらゆる方向から
浸潤してくる湧水、地下水の捕捉が十分でなく、また空
間室も2個しかなく、長期的に見た場合経年での目詰り
などによる集排水路の生き残る確率も劣るもので、あら
ゆる方向の土圧に対しても、水路数が少ない分だけ土圧
の分散度が低く、耐圧効果も十分発揮されないという問
題がある。また多数をランダムに集束して用いる場合
に、外板上に設けられた板状の突起体が集水口に差し込
まれて閉塞されるという問題がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】本考案の目的は、横S
字型暗渠集排水管の優れた技術を参考応用し、三ツ葉状
に同型の3つの空間室と開口部と開口部近傍の板状突起
体を有する暗渠排水管を構成し、前記暗渠排水管を集束
して土中に埋設したときに、暗渠排水管が相互に集水口
を塞がず、相互の間に空間を形成するようにして耐目詰
り性を向上し、集排水機能を向上し、土中における耐圧
性機能を向上し、さらに改良を加えた新規な暗渠集排水
管を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、土中に埋設し
て、土中の湧水または地上からの浸透水を集水する暗渠
集排水管であって、暗渠集排水管の軸線に沿う連続した
切目のない3つの開口部3,3a,3bと、周方向に延
びる仕切板7によって区切られ、前記開口部3,3a,
3bと仕切板7とをつなぐ外板6,6a,6bによっ
て、外形が三ツ葉状に構成された3つの空間室2,2
a,2bと、各開口部3,3a,3bのそれぞれの近傍
であって、外板6,6a,6b上外側に設けられた少な
くとも3つの連続した板状突起体5,5a,5bと、各
外板6,6a,6bの略中央部に外側に向けて設けられ
た3つの連続したC字状突起体4,4a,4bとを含む
ことを特徴とする暗渠集排水管である。
【0008】
【作用】本考案に従えば、土中に埋設して、土中の湧水
あるいは地上からの浸透水を連続した切目のない管軸に
沿った開口部から集水し、相隣合う3つの空間室を水路
として排水する暗渠集排水管である。空間室の外部に
は、三ツ葉状の外板があり、外板の略中央部外側には連
続したC字状突起体が設けられているので、暗渠集排水
管を多数束ねた場合にも、相互に開口部を塞ぐことな
く、お互いの間に空間が確保できる。さらに集束した集
排水管を土中に埋設した場合、土圧あるいは重機圧が集
束集排水管の全外周方位から加わり、空間室を圧縮変形
させない。また土中での土粒砂が開口部から容易に入り
込んで空間室に堆積して水路としての機能を損ねること
を未然に防止するため、各開口部の近傍に連続した板状
突起体を少なくとも1個設け、水の入口を屈曲させてい
る。また複数の暗渠集排水管を集束して、公園、学校の
グランドおよび造成地における暗渠集排水工を行った場
合は、雨水などの浸透水、湧水や土粒砂が集束暗渠集排
水管の相互の間に生じた多数の空間によって濾過され水
のみが開口部から空間室に入り、空間室を流れて排水さ
れる。
【0009】
【0010】各開口部の近傍に設けられた少なくとも1
個の板状の連続した突起体は、土砂などの土圧および重
機圧によって、前記暗渠集排水管の内側に巻き込もうと
する空間室の変形を食い止め、かつ開口部から入り込も
うとする土粒砂を食い止めるためのものである。
【0011】
【実施例】図1は、本考案の一実施例の暗渠集排水管1
の斜視図である。本集排水管1は、図4に示すように単
独で用いてもよく、また図2に示すように多数をランダ
ムに束ねて図3に示すように用いてもよい。いずれの場
合も管軸に沿う開口部3,3a,3bから集水し、空間
室2,2a,2bを介して排水する。開口部3,3a,
3bの形状は、漏斗状であって水の受入れが良好であ
り、空間室2,2a,2bは円形に近い排水路となって
いる。
【0012】集排水管の多数をランダムに集束した場合
は、お互いの接する隙間を含めて上下左右の全周から集
水する。そして外板6,6b,6cの略中央部外側に設
けられたC字状突起体4,4a,4bは、従来技術で説
明した板状の突起体と違って曲がった板状であるので、
隣接する暗渠排水管の開口部に嵌り込んで塞ぐことはな
い。またC字状の突起体4,4a,4cは、多数の暗渠
排水管を集束した場合に、それぞれ互いの暗渠排水管と
突合って、集束内部に空間室2,2a,2b以外の空間
を確保し、またそれ自体も小さい空間となり、排水性と
耐目詰り性と耐圧性との機能を向上する役目を果たす。
【0013】水路となる空間室2,2a,2bは、市販
のビニルパイプなどと同じであるため、全く平滑であ
り、また多数束ねたときの互いの空間の所も同様に滑ら
かであり、またC字状の突起体の略円形の中は、空間を
形成するので排水通路となるため、排水能力は向上す
る。
【0014】次に、暗渠工として要求される機能として
は、一般にこれらのものは土中に埋設されるため、補
修、保全、取替えということは全くといっていいほど不
可能であり、そのため破壊されたり、土粒砂などによる
目詰りによって永続性が損なわれることに対する対策が
是非とも必要となる。
【0015】開口部3,3a,3bの極近傍に設けられ
た板状の連続した突起体5,5a,5b,5c,5d,
5eはこれらの諸問題を解決するものであり、土圧(重
機圧)が3つの空間室に対して上方方向から(2aに対
しては右下方から、2bに対しては左下方から)加わ
り、外板6の先端が内側に巻き込もうとするときは、突
起体5により、また土圧(重機圧)が下方方向から加わ
り、外板6の先端が支えられた円形管としてのアーチア
クションが即発揮されることになる。空間室2a,2b
でも全く同様の効果が突起体5b,5dによって発揮さ
れることになる。左右方向からの土圧(重機圧)に対し
ては、空間室2,2a,2bを分離する部材7によって
各外板6,6a,6bが支えられ、円形管上の水路が確
保されることになる。
【0016】すなわち、図1において空間室が3つある
うち、空間室2について述べると、上方向(C字状突起
体4方向)から外圧が加わったときは、外板6の先端は
板状突起体5または5aに確実に当接して空間室2の変
形を防止できる。また右方向(板状突起体5a方向)か
ら外圧が加わったときは、外板6の先端は板状突起体5
に確実に当接して空間室2の変形を防止できる。また左
方向(板状突起体5e方向)から外圧が加わったときは
外板6の先端は板状突起体5aに確実に当接して空間室
2の変形を防止できる。空間室2a,2bについても外
圧に対する変形は空間室2と同様であり、あらゆる方向
からの外圧にも耐え得ることになる。
【0017】また暗渠集排水管の周辺には、この考案さ
れたものに限らず他の多くの排水管も含めて砕石、砂
利、もみがら、荒砂などのフィルター材を一般に充填す
るが、埋設管周辺の土粒砂が、これら暗渠管周辺に侵入
することを防ぐことは現実に不可能であり、この土粒砂
を水路内へ再侵入することを最大限防止する必要があ
る。この対策として本考案では、板状の突起体5,5
a,5bを開口部3,3a,3bの内側近傍に、突起体
5c,5d,5eを開口部3,3a,3bの外側近傍に
それぞれ設けることによって侵入路を屈曲させて土粒砂
を塞ぎ止め、また細かい土粒砂をそこで堆積させる。暗
渠排水管への侵入水の流速は極めて小さく、少しの流速
低下は含有物の堆積効果があるので、水路内の目詰りを
防止させることができる。
【0018】
【0019】さらに集排水管1のC字状の突起体4,4
a,4bには、円周の一部に切欠きを有しているため、
外圧に対して弾力性があり、高盛土工における耐圧性機
能が向上する。
【0020】図2は、上述の機能を備えた暗渠集排水管
1を多数ランダムに束ねてポリプロピレン製合成樹脂バ
ンド、またはその他結束番線などの結束部材10で結束
した状態8である。
【0021】図3は、暗渠排水管1を結束したものを土
中に配置し、砕石9を充填したものである。
【0022】図4は、暗渠集排水管1の大型のものを単
独で用いた場合を示しているが、これは排水量が大きい
とき、より大きい内腔を確保し、集排水効率を上げるた
めに配置したもので経済性効果も大きいものである。
【0023】図5は、暗渠集排水管1を結束した状態8
の使用状態を示す参考図である。コンクリート擁壁12
の後面の傾斜地13に上向き10°〜15°の角度で横
ボーリング工により穴14を掘進して、結束した暗渠集
排水管8を挿入設置する。主として集水井戸15を設け
て地中深くの水を処理する。深層排水用に用いるが浅層
用にも用いる。
【0024】
【考案の効果】以上のように本考案によれば、暗渠集排
水管を土中に埋設した場合、土圧あるいは重機圧が集排
水管の全外周各方位から加わった場合にも空間室を圧縮
変形することが可及的に防止され、さらに途中での土粒
砂が集排水口から入り込むことを防止して、水路が遮断
することを防止することが可能となる。また暗渠集排水
管は、各外板の略中央部外側にC字状突起体を有するの
で、集束して用いれば、お互いに他の集排水管の開口部
を塞ぐことがなく、お互いの間の空間部が増加し、排水
性と耐目詰まり性とを向上できる。さらに土圧に対し
て、C字状の突起体は、曲板状で弾力を有し、耐圧性を
向上できる。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の暗渠集排水管1の斜視図で
ある。
【図2】暗渠集排水管1を多数ランダムに重ねて結束し
た状態を示す図である。
【図3】暗渠集排水管1を結束したものを土中に配置し
た状態を示す図である。
【図4】暗渠集排水管1を大型化したものを土中に配置
した状態を示す図である。
【図5】暗渠集排水管1の結束したものの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 暗渠集排水管 2,2a,2b 空間室 3,3a,3b 開口部 4,4a,4b, C字状の突起体 5,5a,5b,5c,5d,5e 板状の突起体

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 土中に埋設して、土中の湧水または地上
    からの浸透水を集水する暗渠集排水管であって、 暗渠集排水管の軸線に沿う連続した切目のない3つの開
    口部3,3a,3bと、 周方向に延びる仕切板7によって区切られ、前記開口部
    3,3a,3bと仕切板7とをつなぐ外板6,6a,6
    bによって、外形が三ツ葉状に構成された3つの空間室
    2,2a,2bと、 各開口部3,3a,3bのそれぞれの近傍であって、外
    板6,6a,6b上外側に設けられた少なくとも3つの
    連続した板状突起体5,5a,5bと、 各外板6,6a,6bの略中央部に外側に向けて設けら
    れた3つの連続したC字状突起体4,4a,4bとを含
    むことを特徴とする暗渠集排水管。
JP1993044951U 1993-08-18 1993-08-18 暗渠集排水管 Expired - Lifetime JPH086818Y2 (ja)

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JP1993044951U JPH086818Y2 (ja) 1993-08-18 1993-08-18 暗渠集排水管

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JPH0715823U JPH0715823U (ja) 1995-03-17
JPH086818Y2 true JPH086818Y2 (ja) 1996-02-28

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JP6404422B1 (ja) * 2017-08-31 2018-10-10 ニホン・ドレン株式会社 浸透トレンチおよびその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5239150Y2 (ja) * 1971-07-15 1977-09-05
JPH0539042Y2 (ja) * 1988-09-28 1993-10-04

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