JPH0849483A - 網 戸 - Google Patents
網 戸Info
- Publication number
- JPH0849483A JPH0849483A JP20805994A JP20805994A JPH0849483A JP H0849483 A JPH0849483 A JP H0849483A JP 20805994 A JP20805994 A JP 20805994A JP 20805994 A JP20805994 A JP 20805994A JP H0849483 A JPH0849483 A JP H0849483A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- vertical frame
- opening
- movable vertical
- winding shaft
- Prior art date
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- Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成により、可動縦枠の移動時に、巻
取軸が確実に回転されて、紐が常時所要の緊張状態を保
持するようにした紐巻取構造を提供する。 【構成】 上、下端部が開口枠Aの上、下枠1,2に沿
って移動される可動縦枠MJに網37の一方の縦縁部を
固定し、他方の縦縁部を開口枠Aの一方の縦枠4に固定
し、可動縦枠MJと縦枠4の間に網を伸縮自在に保持し
てなる網戸において、開口枠の上枠にその長手方向に延
長するラック35を備え、可動縦枠内に巻取軸31を回
転自在に備え、巻取軸31の上端部に固着したピニオン
34をラック35に噛み合わせ、開口枠Aの縦枠4に一
端を固定した複数本の紐38を網37に水平方向に貫通
し、各紐の他端部を巻取軸31に固定した。
取軸が確実に回転されて、紐が常時所要の緊張状態を保
持するようにした紐巻取構造を提供する。 【構成】 上、下端部が開口枠Aの上、下枠1,2に沿
って移動される可動縦枠MJに網37の一方の縦縁部を
固定し、他方の縦縁部を開口枠Aの一方の縦枠4に固定
し、可動縦枠MJと縦枠4の間に網を伸縮自在に保持し
てなる網戸において、開口枠の上枠にその長手方向に延
長するラック35を備え、可動縦枠内に巻取軸31を回
転自在に備え、巻取軸31の上端部に固着したピニオン
34をラック35に噛み合わせ、開口枠Aの縦枠4に一
端を固定した複数本の紐38を網37に水平方向に貫通
し、各紐の他端部を巻取軸31に固定した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物の玄関、窓などに
取付け、その開口面と平行な方向に蛇腹状の防虫網(以
下、単に網という)を伸縮して開閉する網戸(伸縮網
戸)に関する。
取付け、その開口面と平行な方向に蛇腹状の防虫網(以
下、単に網という)を伸縮して開閉する網戸(伸縮網
戸)に関する。
【0002】
【従来の技術】網を使用しない時には、網を開口面の左
右いずれか一方側に短縮して、開口面全体を開放するこ
とができるようにした伸縮網戸が提案されている。この
場合、網を伸縮させるためには、図11に示すように、
網106の一方の縦縁部を開口枠100の上枠101及
び下枠102に沿って移動される可動縦枠105に固定
し、網106の他方の縦縁部を開口枠100の一方の縦
枠104側に固定して、その可動縦枠105を開口枠1
00の開口面と平行に移動させる構造としている。
右いずれか一方側に短縮して、開口面全体を開放するこ
とができるようにした伸縮網戸が提案されている。この
場合、網を伸縮させるためには、図11に示すように、
網106の一方の縦縁部を開口枠100の上枠101及
び下枠102に沿って移動される可動縦枠105に固定
し、網106の他方の縦縁部を開口枠100の一方の縦
枠104側に固定して、その可動縦枠105を開口枠1
00の開口面と平行に移動させる構造としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図11にお
いて網106を円滑に開放又は閉鎖するには、上記可動
縦枠105が、その任意の高さにおいて力を加えても、
常に鉛直状態で円滑に移動することが必要である。ま
た、このような伸縮網戸においては、可動縦枠の位置の
いかんに関わりなく、すなわち、網の伸縮長のいかんに
よらず、網が風によって撓むことがないように、これを
保持する必要がある。このため、従来の網戸では、網1
06の各プリーツに貫通した紐107を可動縦枠105
に設けたコロ108を介して上枠101及び下枠102
端部まで導き、固定して、可動縦枠105がどの位置に
あっても紐107の長さが一定不変に保たれるように構
成してある。
いて網106を円滑に開放又は閉鎖するには、上記可動
縦枠105が、その任意の高さにおいて力を加えても、
常に鉛直状態で円滑に移動することが必要である。ま
た、このような伸縮網戸においては、可動縦枠の位置の
いかんに関わりなく、すなわち、網の伸縮長のいかんに
よらず、網が風によって撓むことがないように、これを
保持する必要がある。このため、従来の網戸では、網1
06の各プリーツに貫通した紐107を可動縦枠105
に設けたコロ108を介して上枠101及び下枠102
端部まで導き、固定して、可動縦枠105がどの位置に
あっても紐107の長さが一定不変に保たれるように構
成してある。
【0004】しかし、上記従来技術の構成は、コロ10
8の配設、紐107の挿通配置のために可動縦枠105
の連結構造又は支持構造が複雑であり、組立て工数が多
く、コスト高となり、市場に歓迎されないばかりでな
く、すべての紐107の長さを完全に等しくすることは
困難であるため、網の一部に弛みが生じたり、紐107
によって可動縦枠105の移動の円滑性が損なわれた
り、可動縦枠105の強引な移動により、紐107が切
れたりする恐れがあった。また、紐は、各種の原因で切
断したり、劣化する場合があるので、紐の交換が必要で
あるが、上記従来の網戸においては、紐の交換その他の
メンテナンスが容易にできないという問題があった。
8の配設、紐107の挿通配置のために可動縦枠105
の連結構造又は支持構造が複雑であり、組立て工数が多
く、コスト高となり、市場に歓迎されないばかりでな
く、すべての紐107の長さを完全に等しくすることは
困難であるため、網の一部に弛みが生じたり、紐107
によって可動縦枠105の移動の円滑性が損なわれた
り、可動縦枠105の強引な移動により、紐107が切
れたりする恐れがあった。また、紐は、各種の原因で切
断したり、劣化する場合があるので、紐の交換が必要で
あるが、上記従来の網戸においては、紐の交換その他の
メンテナンスが容易にできないという問題があった。
【0005】可動縦枠の移動により網を伸縮させる形式
の網戸においては、可動縦枠の位置のいかんによらず、
紐が常に一定の緊張状態に保持されて、網が風などによ
り撓まないように保持するため、可動縦枠に巻取軸を設
け、紐の一端部をその巻取軸に固定するとともに網を貫
通させ、その紐の他端を開口枠の一方の縦枠に固定し
て、可動縦枠の移動に応じて巻取軸を回転させて、紐を
巻取り又は巻き戻すことが考えられる。この場合は、巻
取軸を可動縦枠の移動に伴って確実に巻取方向又は巻戻
し方向に回転させる必要がある。
の網戸においては、可動縦枠の位置のいかんによらず、
紐が常に一定の緊張状態に保持されて、網が風などによ
り撓まないように保持するため、可動縦枠に巻取軸を設
け、紐の一端部をその巻取軸に固定するとともに網を貫
通させ、その紐の他端を開口枠の一方の縦枠に固定し
て、可動縦枠の移動に応じて巻取軸を回転させて、紐を
巻取り又は巻き戻すことが考えられる。この場合は、巻
取軸を可動縦枠の移動に伴って確実に巻取方向又は巻戻
し方向に回転させる必要がある。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、可動縦枠を移動して網を伸縮させる網戸におい
て可及的に簡単な構成により、可動縦枠を移動させる場
合は、その移動量に応じて巻取軸が確実に巻取方向又は
巻戻し方向に回転されて、紐が常時所要の緊張状態を保
持するようにした紐巻取構造を提供することを目的とす
る。また、上記の紐巻取構造を備えた網戸において、紐
の交換、その他のメンテナンスを必要とする場合は、容
易にできるようにした可動縦枠の構造を提供することを
目的とする。
であり、可動縦枠を移動して網を伸縮させる網戸におい
て可及的に簡単な構成により、可動縦枠を移動させる場
合は、その移動量に応じて巻取軸が確実に巻取方向又は
巻戻し方向に回転されて、紐が常時所要の緊張状態を保
持するようにした紐巻取構造を提供することを目的とす
る。また、上記の紐巻取構造を備えた網戸において、紐
の交換、その他のメンテナンスを必要とする場合は、容
易にできるようにした可動縦枠の構造を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、上、下端部が開口枠の上、下枠に沿って
移動される可動縦枠に、網の一方の縦縁部を固定し、そ
の網の他方の縦縁部を前記開口枠の一方の縦枠に固定
し、前記可動縦枠と前記縦枠の間に常時緊張状態で設け
られ、前記網を保持する紐を備えてなる網戸において、
前記開口枠の上枠にその長手方向に延長するラックを備
え、前記可動縦枠内に巻取軸を回転自在に備えるととも
に、その巻取軸の上端部に固着したピニオンを前記ラッ
クに噛み合わせ、前記開口枠の一方の縦枠に一端を固定
した複数本の紐を前記網に水平方向に貫通し、各紐の他
端部を前記可動縦枠内の巻取軸に固定したことを特徴と
している。
達成するため、上、下端部が開口枠の上、下枠に沿って
移動される可動縦枠に、網の一方の縦縁部を固定し、そ
の網の他方の縦縁部を前記開口枠の一方の縦枠に固定
し、前記可動縦枠と前記縦枠の間に常時緊張状態で設け
られ、前記網を保持する紐を備えてなる網戸において、
前記開口枠の上枠にその長手方向に延長するラックを備
え、前記可動縦枠内に巻取軸を回転自在に備えるととも
に、その巻取軸の上端部に固着したピニオンを前記ラッ
クに噛み合わせ、前記開口枠の一方の縦枠に一端を固定
した複数本の紐を前記網に水平方向に貫通し、各紐の他
端部を前記可動縦枠内の巻取軸に固定したことを特徴と
している。
【0008】前記可動縦枠は、その上端部を開口枠の上
枠に取付けたスライドレールにより吊持し、下端部を前
記開口枠の下枠に係合した係合片に接続することができ
る。
枠に取付けたスライドレールにより吊持し、下端部を前
記開口枠の下枠に係合した係合片に接続することができ
る。
【0009】前記可動縦枠は、開口枠の一方の縦枠側に
開口する網収納溝と、その網収納溝と反対側に開口する
巻取軸収納溝とを有し、前記巻取軸収納溝は、その開口
面に着脱自在に取付けられる遮蔽部材により遮蔽し、前
記遮閉部材を取外すことにより前記巻取軸に対する紐の
着脱を可能にすることができる。
開口する網収納溝と、その網収納溝と反対側に開口する
巻取軸収納溝とを有し、前記巻取軸収納溝は、その開口
面に着脱自在に取付けられる遮蔽部材により遮蔽し、前
記遮閉部材を取外すことにより前記巻取軸に対する紐の
着脱を可能にすることができる。
【0010】前記遮蔽部材は、その外側面に開口枠の他
方の縦枠の戸当り面に装着された軟質部材に当接する戸
当り部材を兼ねることができる。
方の縦枠の戸当り面に装着された軟質部材に当接する戸
当り部材を兼ねることができる。
【0011】前記遮蔽部材は、その外側面に磁性板を嵌
着する凸条を有し、その凸条は開口枠の他方の縦枠に装
着された軟質部材及びその軟質部材の間に前記磁性板に
対応する位置に固定されたマグネットに当接するものと
することができる。
着する凸条を有し、その凸条は開口枠の他方の縦枠に装
着された軟質部材及びその軟質部材の間に前記磁性板に
対応する位置に固定されたマグネットに当接するものと
することができる。
【0012】
【作用】上記構成により、可動縦枠を網戸閉鎖方向に移
動すると、ピニオンとラックの作用により、巻取軸が巻
戻し方向に回転され、紐が巻戻されて伸張し、伸張され
た網を緊張状態に保持する。
動すると、ピニオンとラックの作用により、巻取軸が巻
戻し方向に回転され、紐が巻戻されて伸張し、伸張され
た網を緊張状態に保持する。
【0013】可動縦枠の上端部を開口枠の上枠に取付け
たスライドレールにより吊持し、可動縦枠の下端部を開
口枠の下枠に係合した係合片に接続した場合は、可動縦
枠が完全な鉛直状態で安定して移動するので、ピニオ
ン,ラックの噛合いが確実であり、可動縦枠の移動量と
巻取軸による紐の巻取量又は巻戻し量が合致する。
たスライドレールにより吊持し、可動縦枠の下端部を開
口枠の下枠に係合した係合片に接続した場合は、可動縦
枠が完全な鉛直状態で安定して移動するので、ピニオ
ン,ラックの噛合いが確実であり、可動縦枠の移動量と
巻取軸による紐の巻取量又は巻戻し量が合致する。
【0014】可動縦枠の巻取軸収納溝に遮閉部材を着脱
自在に取付けた場合は、紐の交換等のメンテナンスを容
易に行うことができる。
自在に取付けた場合は、紐の交換等のメンテナンスを容
易に行うことができる。
【0015】遮閉部材で戸当り部材を兼ねた場合は、網
戸閉鎖時に衝突音が発生せず、可動縦枠と縦枠の間の防
虫機能が果たされる。
戸閉鎖時に衝突音が発生せず、可動縦枠と縦枠の間の防
虫機能が果たされる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明実施例の網戸を取付けた玄関の
屋内側から見た正面図、図2は図1のX−X線に沿った
縦断面図、図3は網戸を閉めた状態の横断面図、図4
は、同じく網戸を開けた状態の横断面図、図5は可動縦
枠の開口枠に対する連結構造を示す要部の分解斜視図、
図6は主としてスライドレールを示す側面図である。
明する。図1は、本発明実施例の網戸を取付けた玄関の
屋内側から見た正面図、図2は図1のX−X線に沿った
縦断面図、図3は網戸を閉めた状態の横断面図、図4
は、同じく網戸を開けた状態の横断面図、図5は可動縦
枠の開口枠に対する連結構造を示す要部の分解斜視図、
図6は主としてスライドレールを示す側面図である。
【0017】図1において、Aは玄関又は窓において躯
体に固定される開口枠であり、上枠1、下枠2、及び左
右の縦枠3,4を、通常の方法により矩形に連結されて
いる。図1では、扉が省略されている。図2〜4に示す
ように、開口枠Aの見込み幅中央よりも屋外側部分に、
既知の扉Bが、ヒンジ5によりそのヒンジを中心として
屋外側に回転して開閉自在に取付けられている。
体に固定される開口枠であり、上枠1、下枠2、及び左
右の縦枠3,4を、通常の方法により矩形に連結されて
いる。図1では、扉が省略されている。図2〜4に示す
ように、開口枠Aの見込み幅中央よりも屋外側部分に、
既知の扉Bが、ヒンジ5によりそのヒンジを中心として
屋外側に回転して開閉自在に取付けられている。
【0018】上枠1の見込み幅中央に設けられた戸当り
壁6よりも屋内側部分に、上枠1の長手方向に連続して
下方に開口する溝7が形成してある。この溝7は、これ
に網戸Cの一構成部材である可動縦枠MJの上端部が移
動可能に嵌合し得る。また、下枠2の見込み幅中央に設
けられた戸当り壁8よりも屋内側部分に、下枠2の長手
方向に連続して屋外方向に開口する案内溝(案内部材)
9が形成してある。案内部材は、下枠に一体に成形する
ことに代えて、別体に成形された部材を、下枠2に結合
しても良い。
壁6よりも屋内側部分に、上枠1の長手方向に連続して
下方に開口する溝7が形成してある。この溝7は、これ
に網戸Cの一構成部材である可動縦枠MJの上端部が移
動可能に嵌合し得る。また、下枠2の見込み幅中央に設
けられた戸当り壁8よりも屋内側部分に、下枠2の長手
方向に連続して屋外方向に開口する案内溝(案内部材)
9が形成してある。案内部材は、下枠に一体に成形する
ことに代えて、別体に成形された部材を、下枠2に結合
しても良い。
【0019】縦枠3,4の見込み幅中央に設けられた戸
当り壁10,12よりも屋内側に、互いに他の縦枠方向
に開口する収容部11,13が形成してあり、一方の縦
枠(網戸閉鎖時に可動縦枠MJと近接する縦枠、図1,
3,4においては左の縦枠3)の収容部11の開口は、
閉塞部材14により遮蔽されている。
当り壁10,12よりも屋内側に、互いに他の縦枠方向
に開口する収容部11,13が形成してあり、一方の縦
枠(網戸閉鎖時に可動縦枠MJと近接する縦枠、図1,
3,4においては左の縦枠3)の収容部11の開口は、
閉塞部材14により遮蔽されている。
【0020】この遮蔽部材14は、図7に詳細に示すよ
うに、帯板14aの背面に一対の係合板14bを一体に
成形してなり、帯板14aの表面中央に長手方向に連続
するように形成された溝14cに、後述される可動縦枠
のMJの遮蔽部材に取付けられた磁性板30に対応する
位置において、マグネットMGが押入係止させて固定し
てあり、そのマグネット以外の部分には、図9,10に
示すように、モヘアなどの軟質部材Sが嵌合して固定さ
れている。遮蔽部材14は、図8に示すように、係合板
14bを縦枠3の収容部11の開口面に形成された一対
の溝11aの間に押入し、係合させて固定される。
うに、帯板14aの背面に一対の係合板14bを一体に
成形してなり、帯板14aの表面中央に長手方向に連続
するように形成された溝14cに、後述される可動縦枠
のMJの遮蔽部材に取付けられた磁性板30に対応する
位置において、マグネットMGが押入係止させて固定し
てあり、そのマグネット以外の部分には、図9,10に
示すように、モヘアなどの軟質部材Sが嵌合して固定さ
れている。遮蔽部材14は、図8に示すように、係合板
14bを縦枠3の収容部11の開口面に形成された一対
の溝11aの間に押入し、係合させて固定される。
【0021】他方の縦枠(網戸開放時に可動縦枠MJに
近接する縦枠、図1,3,4においては右の縦枠4)の
収容部13には、バネユニット15が固定されている。
このバネユニット15は、収容部13に嵌合固定できる
大きさのケース15aと、そのケース内に一端を固定さ
れたコルイバネ15bとから構成されている。バネユニ
ットとする目的は、バネの縦枠4に対する取付を容易に
することにある。
近接する縦枠、図1,3,4においては右の縦枠4)の
収容部13には、バネユニット15が固定されている。
このバネユニット15は、収容部13に嵌合固定できる
大きさのケース15aと、そのケース内に一端を固定さ
れたコルイバネ15bとから構成されている。バネユニ
ットとする目的は、バネの縦枠4に対する取付を容易に
することにある。
【0022】前記上枠1の戸当り壁6の屋内側面の上下
端部に、互いに対向して開口する嵌合溝6a,6bが形
成してあり、それらの嵌合溝にスライドレール16が取
付けてある。
端部に、互いに対向して開口する嵌合溝6a,6bが形
成してあり、それらの嵌合溝にスライドレール16が取
付けてある。
【0023】スライドレール16は、図5及び図6に示
すように、上下両端部に凹状の小球転動面17a,17
bを有し、かつ、開口枠の上枠1の長手方向に延長する
レール17と、上下両端部に前記レールの小球転動面に
対向する凹状の小球転動面18a,18bを有する短尺
のスライダ18と、前記両部材17,18の小球転動面
を転動する複数個の鋼球などの小球19a,19bをレ
ールの長手方向に離間して回転自在に保持するリテーナ
20とから構成されている。
すように、上下両端部に凹状の小球転動面17a,17
bを有し、かつ、開口枠の上枠1の長手方向に延長する
レール17と、上下両端部に前記レールの小球転動面に
対向する凹状の小球転動面18a,18bを有する短尺
のスライダ18と、前記両部材17,18の小球転動面
を転動する複数個の鋼球などの小球19a,19bをレ
ールの長手方向に離間して回転自在に保持するリテーナ
20とから構成されている。
【0024】スライドレール16は、予め上枠1に取付
けてあり、開口枠Aの組立て及び建物に対する取付け後
に、そのスライドレール16のスライダ18に連結金具
21を介して網戸Cの可動縦枠MJの上端部を連結する
ことにより、可動縦枠MJの上端部を吊持している。
けてあり、開口枠Aの組立て及び建物に対する取付け後
に、そのスライドレール16のスライダ18に連結金具
21を介して網戸Cの可動縦枠MJの上端部を連結する
ことにより、可動縦枠MJの上端部を吊持している。
【0025】スライダ18は、所要の長さを持ってリテ
ーナ20に嵌合しているので、可動縦枠MJは、開口面
と平行な方向にも、また、開口面に直角な方向にも横振
れすることなく、すなわち、完全な鉛直状態を維持しな
がら、上枠1の長手方向に非常に軽快に移動することが
できる。
ーナ20に嵌合しているので、可動縦枠MJは、開口面
と平行な方向にも、また、開口面に直角な方向にも横振
れすることなく、すなわち、完全な鉛直状態を維持しな
がら、上枠1の長手方向に非常に軽快に移動することが
できる。
【0026】連結金具21は、その上端部をスライダ1
8にねじ止め22aにより予め固定されており、また、
下端部を可動縦枠MJの屋外面にねじ22bで固定され
ているので、可動縦枠MJの上枠1からの分離が容易に
できる。
8にねじ止め22aにより予め固定されており、また、
下端部を可動縦枠MJの屋外面にねじ22bで固定され
ているので、可動縦枠MJの上枠1からの分離が容易に
できる。
【0027】また、可動縦枠MJの下端部には、図5の
下部に示すように、少なくとも一部の断面形状が可動縦
枠MJと等しいプラスチック製の下部部材23が、その
上面に形成された一対の係合突起24を可動縦枠MJの
下端部に押入して一体的に結合してある。そして、その
下部部材23の屋内側面に係合片25がねじ22cによ
り固定されている。この係合片25は、開口枠Aの組立
て時に、予め、下枠2の案内溝9に係合部25aを嵌合
した状態で備えてあり、可動縦枠MJを開口枠Aに取付
ける際に、その係合片25を下部部材23にねじ止めさ
れる。
下部に示すように、少なくとも一部の断面形状が可動縦
枠MJと等しいプラスチック製の下部部材23が、その
上面に形成された一対の係合突起24を可動縦枠MJの
下端部に押入して一体的に結合してある。そして、その
下部部材23の屋内側面に係合片25がねじ22cによ
り固定されている。この係合片25は、開口枠Aの組立
て時に、予め、下枠2の案内溝9に係合部25aを嵌合
した状態で備えてあり、可動縦枠MJを開口枠Aに取付
ける際に、その係合片25を下部部材23にねじ止めさ
れる。
【0028】こうして、可動縦枠MJは、その上端部が
前記スライドレール16により横揺れすることなく上枠
1の長手方向に移動可能であり、下端部は係合片25を
介して、横揺れすることなく、下枠2の長手方向に移動
可能である。すなわち、可動縦枠は、その任意の高さに
おいて開閉方向の力を加えられても、常に鉛直状態を維
持して図1において左右方向へ移動する。
前記スライドレール16により横揺れすることなく上枠
1の長手方向に移動可能であり、下端部は係合片25を
介して、横揺れすることなく、下枠2の長手方向に移動
可能である。すなわち、可動縦枠は、その任意の高さに
おいて開閉方向の力を加えられても、常に鉛直状態を維
持して図1において左右方向へ移動する。
【0029】可動縦枠MJは、図3,4,5,8に示す
ように、横断面形状が概略H字形に形成され、中央のウ
ェブ26に関して一方の縦枠3側に開口する巻取軸収納
溝27を有し、また、前記ウェブ26に関して巻取軸収
納溝27と反対側に開口する網収納溝28を有してい
る。そして、巻取軸収納溝27の開口面は、この可動縦
枠に嵌合して固定された遮蔽部材29により遮蔽されて
いる。
ように、横断面形状が概略H字形に形成され、中央のウ
ェブ26に関して一方の縦枠3側に開口する巻取軸収納
溝27を有し、また、前記ウェブ26に関して巻取軸収
納溝27と反対側に開口する網収納溝28を有してい
る。そして、巻取軸収納溝27の開口面は、この可動縦
枠に嵌合して固定された遮蔽部材29により遮蔽されて
いる。
【0030】遮蔽部材29は、図7に示すように、前記
ウェブ26とほぼ等しい幅を有する帯板29aの表裏に
互いに反対方向に屈曲された一対の凸条29b,29c
を一体に備えており、図8に示すように、裏面の一対の
凸条29cを、巻取軸収納溝27を形成する一対の縦壁
の先端部間に嵌合することにより固定されている。そし
て、表面の一対の凸条29bの間には、複数箇所の所定
の高さにおいて磁性板30が固定されている。
ウェブ26とほぼ等しい幅を有する帯板29aの表裏に
互いに反対方向に屈曲された一対の凸条29b,29c
を一体に備えており、図8に示すように、裏面の一対の
凸条29cを、巻取軸収納溝27を形成する一対の縦壁
の先端部間に嵌合することにより固定されている。そし
て、表面の一対の凸条29bの間には、複数箇所の所定
の高さにおいて磁性板30が固定されている。
【0031】前記巻取軸収納溝27の内部には、その上
端部から下端部まで連続する巻取軸31が回転自在に保
持されている。上端部は、可動縦枠の上端部内側に備え
た軸受32により、また、下端部は、下部部材23の上
面に突設した支軸33により回転自在に支持されてい
る。また、巻取軸31は、その上端部が可動縦枠の上端
部よりも若干上方に突出され、その突出された部分にピ
ニオン34が固定されていて、そのピニオン34が上枠
1の溝7を形成する屋内側垂下壁7aの内面に取付け
た、上枠1の長手方向に延長するラック35と噛み合わ
されている。従って、可動縦枠MJが開口枠Aの開口面
と平行な方向に移動されると、巻取軸31が巻取方向又
は巻戻方向に回転されるようになっている。
端部から下端部まで連続する巻取軸31が回転自在に保
持されている。上端部は、可動縦枠の上端部内側に備え
た軸受32により、また、下端部は、下部部材23の上
面に突設した支軸33により回転自在に支持されてい
る。また、巻取軸31は、その上端部が可動縦枠の上端
部よりも若干上方に突出され、その突出された部分にピ
ニオン34が固定されていて、そのピニオン34が上枠
1の溝7を形成する屋内側垂下壁7aの内面に取付け
た、上枠1の長手方向に延長するラック35と噛み合わ
されている。従って、可動縦枠MJが開口枠Aの開口面
と平行な方向に移動されると、巻取軸31が巻取方向又
は巻戻方向に回転されるようになっている。
【0032】可動縦枠MJの前記網収納溝27の底部、
すなわち、巻取軸31側には、一例として一対の嵌合溝
36を形成してあり、それらの嵌合溝に蛇腹状に形成さ
れた網37の一方縦縁を厚肉に形成してなる固定部37
aを嵌合して固定することができる。網の一方端縁の可
動縦枠MJに対する固定構造は任意である。そして、可
動縦枠MJの網収納溝27内には、折り畳んで短縮され
た網の各プリーツ37cを収納することができる。
すなわち、巻取軸31側には、一例として一対の嵌合溝
36を形成してあり、それらの嵌合溝に蛇腹状に形成さ
れた網37の一方縦縁を厚肉に形成してなる固定部37
aを嵌合して固定することができる。網の一方端縁の可
動縦枠MJに対する固定構造は任意である。そして、可
動縦枠MJの網収納溝27内には、折り畳んで短縮され
た網の各プリーツ37cを収納することができる。
【0033】網37の他方端縁を厚肉に形成してなる固
定部37bは、開口枠Aの他の縦枠4の収容部13の開
口面に対向して開口するように形成してある溝13aに
押入することにより、開口枠Aに固定されている。
定部37bは、開口枠Aの他の縦枠4の収容部13の開
口面に対向して開口するように形成してある溝13aに
押入することにより、開口枠Aに固定されている。
【0034】前記巻取軸31には、その高さ方向に間隔
を持った位置において環状の凹部31aが形成してあ
り、その凹部において巻取軸を貫通させた小孔にプラス
チックロープ又はワイヤロープなどの紐38の一端を貫
通し、その先端に抜け止め具を接続するなどして、紐3
6の一端部が巻取軸31に結合してある。巻取軸31の
凹部31aは、紐の巻取時の紐を案内し、かつ、最大巻
取径を可及的に小さくするためである。しかし、紐の巻
取部にはスプールを固着してもよい。
を持った位置において環状の凹部31aが形成してあ
り、その凹部において巻取軸を貫通させた小孔にプラス
チックロープ又はワイヤロープなどの紐38の一端を貫
通し、その先端に抜け止め具を接続するなどして、紐3
6の一端部が巻取軸31に結合してある。巻取軸31の
凹部31aは、紐の巻取時の紐を案内し、かつ、最大巻
取径を可及的に小さくするためである。しかし、紐の巻
取部にはスプールを固着してもよい。
【0035】前記各紐38は、網37の固定部37a、
固定部37b及びその間の各プリーツ37cに形成して
ある小孔に水平方向に貫通され、その紐の他端部は、縦
枠4の収容部13に取付けてあるバネユニット15のバ
ネ15bの自由端部に結合してある。こうして、全ての
紐38は、常に緊張状態に維持されている。
固定部37b及びその間の各プリーツ37cに形成して
ある小孔に水平方向に貫通され、その紐の他端部は、縦
枠4の収容部13に取付けてあるバネユニット15のバ
ネ15bの自由端部に結合してある。こうして、全ての
紐38は、常に緊張状態に維持されている。
【0036】上記の構成による作用を説明する。可動縦
枠MJは、その上端部がスライドレール16により上枠
1に吊持され、移動されるから、開口枠Aの開口面と平
行な方向にも、また、開口面と直角な方向にも、振れる
ことが有効に防止される。また、可動縦枠MJの下端部
は、係合片25により同様に開口枠の開口面と平行な方
向及び直角な方向に振れることが防止される。従って、
可動縦枠MJは、その任意の高さにおいて開閉力を与え
られた場合にも、常に鉛直状態を維持して円滑に開口面
と平行な方向に移動する。
枠MJは、その上端部がスライドレール16により上枠
1に吊持され、移動されるから、開口枠Aの開口面と平
行な方向にも、また、開口面と直角な方向にも、振れる
ことが有効に防止される。また、可動縦枠MJの下端部
は、係合片25により同様に開口枠の開口面と平行な方
向及び直角な方向に振れることが防止される。従って、
可動縦枠MJは、その任意の高さにおいて開閉力を与え
られた場合にも、常に鉛直状態を維持して円滑に開口面
と平行な方向に移動する。
【0037】可動縦枠MJを図1において左に移動する
時は、図3に示すように、網37が伸長されて網戸が閉
鎖される。遮閉部材29が縦枠3の遮閉部材14に接近
すると、磁性板30がマグネットMGに吸着されるた
め、閉鎖状態に固定される。また、遮閉部材29が軟質
部材Sに密着する。従って、網戸閉鎖時に可動縦枠の衝
突音が発生しない。可動縦枠MJと縦枠3との間からの
虫の侵入も防止される。また、可動縦枠MJを右に移動
する時は、図4に示すように、網37が短縮されて網戸
が開放される。従って、扉Bを開放して、玄関を自由に
通行することができる。
時は、図3に示すように、網37が伸長されて網戸が閉
鎖される。遮閉部材29が縦枠3の遮閉部材14に接近
すると、磁性板30がマグネットMGに吸着されるた
め、閉鎖状態に固定される。また、遮閉部材29が軟質
部材Sに密着する。従って、網戸閉鎖時に可動縦枠の衝
突音が発生しない。可動縦枠MJと縦枠3との間からの
虫の侵入も防止される。また、可動縦枠MJを右に移動
する時は、図4に示すように、網37が短縮されて網戸
が開放される。従って、扉Bを開放して、玄関を自由に
通行することができる。
【0038】そして、可動縦枠MJの移動と共に、ピニ
オン34とラック35の作用により、巻取軸31が回転
される。図3において、可動縦枠MJを右に移動する時
は、その移動量に応じて巻取軸31が巻取方向に回転さ
れて紐38を巻き取る。従って、可動縦枠MJがどこに
存在しても、紐38は常に緊張状態を維持し、網の弛み
を防止する。これに対して、図4において可動縦枠MJ
を左に移動するときは、同様にその移動量に応じて巻取
軸31が逆回転されてその巻取軸から紐38が巻き戻さ
れる。そして、紐の他端部はバネ15bに結合されてい
るので、可動縦枠MJの移動量と巻取軸31の回転量と
の間に若干の差があっても、紐は常に所要の緊張状態を
保持して、網の弛みを防止する。さらに、可動縦枠MJ
は、スライドレール16により完全に鉛直状態を保って
円滑に移動されるから、ピニオン34とラック35の噛
合い状態が崩れることが無いので、可動縦枠MJの移動
に応じて巻取軸31が確実に回転されるため、一部の紐
のみが弛むことがない。
オン34とラック35の作用により、巻取軸31が回転
される。図3において、可動縦枠MJを右に移動する時
は、その移動量に応じて巻取軸31が巻取方向に回転さ
れて紐38を巻き取る。従って、可動縦枠MJがどこに
存在しても、紐38は常に緊張状態を維持し、網の弛み
を防止する。これに対して、図4において可動縦枠MJ
を左に移動するときは、同様にその移動量に応じて巻取
軸31が逆回転されてその巻取軸から紐38が巻き戻さ
れる。そして、紐の他端部はバネ15bに結合されてい
るので、可動縦枠MJの移動量と巻取軸31の回転量と
の間に若干の差があっても、紐は常に所要の緊張状態を
保持して、網の弛みを防止する。さらに、可動縦枠MJ
は、スライドレール16により完全に鉛直状態を保って
円滑に移動されるから、ピニオン34とラック35の噛
合い状態が崩れることが無いので、可動縦枠MJの移動
に応じて巻取軸31が確実に回転されるため、一部の紐
のみが弛むことがない。
【0039】上記網37を風や人畜により撓まされない
ように、常時開口面と平行に保つ紐38は、一端がバネ
15bに引張られ、他端が巻取軸31に巻き取られてい
て、常時緊張状態に張設されている。従って、紐は巻取
時にきつく巻取られて、網を閉めるときに紐が円滑に巻
戻されない場合が生じたり、紐が劣化して切れ、交換を
必要とする場合もありうる。そのように、紐の巻取状態
の矯正又は紐の交換が必要になった時は、遮閉部材29
を可動縦枠MJから取外して、容易に行うことができ
る。
ように、常時開口面と平行に保つ紐38は、一端がバネ
15bに引張られ、他端が巻取軸31に巻き取られてい
て、常時緊張状態に張設されている。従って、紐は巻取
時にきつく巻取られて、網を閉めるときに紐が円滑に巻
戻されない場合が生じたり、紐が劣化して切れ、交換を
必要とする場合もありうる。そのように、紐の巻取状態
の矯正又は紐の交換が必要になった時は、遮閉部材29
を可動縦枠MJから取外して、容易に行うことができ
る。
【0040】上記の実施例では、スライドレール16
は、レール17、リテーナ20及びスライダ18を工場
などで予め組付けた既製品をそのまま使用して、レール
17を上枠1の戸当り壁6に嵌合することにより取付け
た。この例の場合は、スライドレール16の開口枠Aの
上枠1に対する組込みが比較的簡単にできる。そして、
スライドレール16のレール17を固定するために上枠
1に形成する構成は、とくに制限されない利点を有す
る。
は、レール17、リテーナ20及びスライダ18を工場
などで予め組付けた既製品をそのまま使用して、レール
17を上枠1の戸当り壁6に嵌合することにより取付け
た。この例の場合は、スライドレール16の開口枠Aの
上枠1に対する組込みが比較的簡単にできる。そして、
スライドレール16のレール17を固定するために上枠
1に形成する構成は、とくに制限されない利点を有す
る。
【0041】しかし、上枠1にスライドレール16を組
込むには、上枠の戸当り壁6によってレール17を一体
に成形し、そのレールに、開口枠の組立前にリテーナ2
0とスライダ18を結合したものを嵌め込むことによ
り、取付けることも可能である。この実施例の場合は、
使用材料の節減効果が得られる。
込むには、上枠の戸当り壁6によってレール17を一体
に成形し、そのレールに、開口枠の組立前にリテーナ2
0とスライダ18を結合したものを嵌め込むことによ
り、取付けることも可能である。この実施例の場合は、
使用材料の節減効果が得られる。
【0042】また、可動縦枠MJの下端部を下枠2の長
手方向に移動自在に案内する係合片25を取付けるに
は、上記巻取軸31の下端部を支持するために使用した
下部部材23に係合片25を固着する場合に限らず、係
合片を可動縦枠MJの下端部に直接固着しても良い。係
合片25の係合部25aはコロで構成されても良い。さ
らに、下枠2の案内部材は溝9に限らない。係合片を下
枠の長手方向に案内する任意の形状のもので良い。
手方向に移動自在に案内する係合片25を取付けるに
は、上記巻取軸31の下端部を支持するために使用した
下部部材23に係合片25を固着する場合に限らず、係
合片を可動縦枠MJの下端部に直接固着しても良い。係
合片25の係合部25aはコロで構成されても良い。さ
らに、下枠2の案内部材は溝9に限らない。係合片を下
枠の長手方向に案内する任意の形状のもので良い。
【0043】開口枠の開口面の網により遮蔽される面積
が種々異なる場合は、幅の異なる網が使用され、従っ
て、短縮状態の幅(左右両端の端縁間距離)も異なるの
で、採用される網の幅に応じて、網収納溝33の深さが
異なる可動縦枠が用いられる。
が種々異なる場合は、幅の異なる網が使用され、従っ
て、短縮状態の幅(左右両端の端縁間距離)も異なるの
で、採用される網の幅に応じて、網収納溝33の深さが
異なる可動縦枠が用いられる。
【0044】上記の実施例のように、可動縦枠MJに対
してスライドレール16及び係合片25をねじ止めなど
により着脱自在に連結する構造とした場合は、スライド
レール16及び係合片25は常に同一のものを使用し
て、網収納溝の深さが異なるどの可動縦枠をも、同じ要
領で取付けることができる利点がある。
してスライドレール16及び係合片25をねじ止めなど
により着脱自在に連結する構造とした場合は、スライド
レール16及び係合片25は常に同一のものを使用し
て、網収納溝の深さが異なるどの可動縦枠をも、同じ要
領で取付けることができる利点がある。
【0045】さらに、上記の実施例は、玄関に適用した
場合のものであるが、本発明は、窓にも同様に適用する
ことができ、同一の作用効果を発揮する。
場合のものであるが、本発明は、窓にも同様に適用する
ことができ、同一の作用効果を発揮する。
【0046】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明は、可動
縦枠の移動量に応じて巻取軸が確実に回転されるので、
常に紐が緊張状態に維持され、従って、伸縮網戸の網の
弛みを有効に防止する。
縦枠の移動量に応じて巻取軸が確実に回転されるので、
常に紐が緊張状態に維持され、従って、伸縮網戸の網の
弛みを有効に防止する。
【0047】また、可動縦枠の上端部を開口枠の上枠に
取付けたスライドレールにより吊持した場合は、可動縦
枠の移動時の安定性が一層向上されるため、可動縦枠の
移動量に応じた巻取軸の回転がさらに確実になり、網の
撓み防止効果が増大される。
取付けたスライドレールにより吊持した場合は、可動縦
枠の移動時の安定性が一層向上されるため、可動縦枠の
移動量に応じた巻取軸の回転がさらに確実になり、網の
撓み防止効果が増大される。
【0048】さらに、可動縦枠の巻取軸収納溝を、着脱
自在の遮閉部材で遮閉したので、必要時には遮閉部材を
取外して巻取軸に巻取られる紐の交換、その他のメンテ
ナンスを容易に行うことができる。
自在の遮閉部材で遮閉したので、必要時には遮閉部材を
取外して巻取軸に巻取られる紐の交換、その他のメンテ
ナンスを容易に行うことができる。
【図1】本発明実施例の網戸を取付けた玄関の屋内側か
ら見た正面図である。
ら見た正面図である。
【図2】図1のX−X線に沿った縦断面図である。
【図3】網戸を閉めた状態の横断面図である。
【図4】同じく網戸を開けた状態の横断面図である。
【図5】可動縦枠の開口枠に対する連結構造を示す要部
の分解斜視図である。
の分解斜視図である。
【図6】主としてスライドレールを示す側面図である。
【図7】開口枠の一方の縦枠及び可動縦枠の分解した状
態の横断面図である。
態の横断面図である。
【図8】開口枠の一方の縦枠及び可動縦枠の組立てた状
態の横断面図である。
態の横断面図である。
【図9】縦枠の遮閉部材のみの横断面図である。
【図10】同じく、正面図である。
【図11】従来の伸縮網戸の一例を示す正面図である。
A 開口枠 1 上枠 2 下枠 3,4 縦枠 B 扉 C 網戸 MJ 可動縦枠 14 遮閉部材 16 スライドレール 17 レール 18 スライダ 25 係合片 28 網収納溝 29 遮閉部材 30 磁性板 MG マグネット 31 巻取軸 34 ピニオン 35 ラック 37 網 38 紐
Claims (5)
- 【請求項1】折畳み伸縮可能な網の一方の縦縁部を上、
下端部が開口枠の上、下枠に沿って移動される可動縦枠
に固定し、前記網の他方の縦縁部を前記開口枠の一方の
縦枠に固定し、前記可動縦枠と前記縦枠の間に前記網を
前記開口枠の開口面と平行に伸縮自在に保持してなる網
戸において、 前記開口枠の上枠にその長手方向に延長するラックを備
え、 前記可動縦枠内に巻取軸を回転自在に備えるとともに、
その巻取軸の上端部に固着したピニオンを前記ラックに
噛み合わせ、 前記開口枠の一方の縦枠に一端を固定した複数本の紐を
前記網に水平方向に貫通し、各紐の他端部を前記可動縦
枠内の巻取軸に固定したこと、 を特徴とする網戸。 - 【請求項2】請求項1記載の網戸において、可動縦枠
は、その上端部が開口枠の上枠に取付けたスライドレー
ルにより吊持され、下端部が前記開口枠の下枠に係合し
た係合片に接続されていることを特徴とする網戸。 - 【請求項3】請求項1又は2記載の網戸において、可動
縦枠は、開口枠の一方の縦枠側に開口する網収納溝と、
その網収納溝と反対側に開口する巻取軸収納溝とを有
し、前記巻取軸収納溝は、その開口面に着脱自在に取付
けられる遮蔽部材により遮蔽されており、前記遮閉部材
を取外すことにより前記巻取軸に対する紐の着脱が可能
となることを特徴とする網戸。 - 【請求項4】請求項3記載の網戸において、遮蔽部材
は、その外側面に開口枠の他方の縦枠に装着した軟質部
材に当接する戸当り部材を兼ねていることを特徴とする
網戸。 - 【請求項5】請求項4記載の網戸において、遮蔽部材
は、その外側面に磁性板を嵌着する凸条を有し、その凸
条は開口枠の他方の縦枠に装着した軟質部材及びその軟
質部材の間で前記磁性板に対応する位置に固定したマグ
ネットに当接することを特徴とする網戸。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20805994A JP3192328B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 網 戸 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20805994A JP3192328B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 網 戸 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0849483A true JPH0849483A (ja) | 1996-02-20 |
JP3192328B2 JP3192328B2 (ja) | 2001-07-23 |
Family
ID=16549965
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20805994A Expired - Fee Related JP3192328B2 (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 網 戸 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3192328B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210049289A (ko) * | 2019-10-25 | 2021-05-06 | (주)엘지하우시스 | 창짝 개폐 연동형 방충망이 구비되는 창호 |
KR20230035720A (ko) * | 2021-09-06 | 2023-03-14 | 조남영 | 태엽 스프링을 이용한 건물 출입구 방충망 문 |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP20805994A patent/JP3192328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210049289A (ko) * | 2019-10-25 | 2021-05-06 | (주)엘지하우시스 | 창짝 개폐 연동형 방충망이 구비되는 창호 |
KR20230035720A (ko) * | 2021-09-06 | 2023-03-14 | 조남영 | 태엽 스프링을 이용한 건물 출입구 방충망 문 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3192328B2 (ja) | 2001-07-23 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |