JPH0840234A - 車両用液圧ブレーキ装置 - Google Patents
車両用液圧ブレーキ装置Info
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- JPH0840234A JPH0840234A JP17825094A JP17825094A JPH0840234A JP H0840234 A JPH0840234 A JP H0840234A JP 17825094 A JP17825094 A JP 17825094A JP 17825094 A JP17825094 A JP 17825094A JP H0840234 A JPH0840234 A JP H0840234A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 バキューム充填方法によるポンプ室へのブレ
ーキ液充填を可能とする。 【構成】 吐出弁103のシート部105にバキューム
伝達用スリット109を形成する。バキューム伝達用ス
リットは吸入弁120のシート部118に形成してもよ
い。
ーキ液充填を可能とする。 【構成】 吐出弁103のシート部105にバキューム
伝達用スリット109を形成する。バキューム伝達用ス
リットは吸入弁120のシート部118に形成してもよ
い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、車両用液圧ブ
レーキ装置に関し、特に、アンチロック制御に対応でき
る車両用液圧ブレーキ装置に関するものである。
レーキ装置に関し、特に、アンチロック制御に対応でき
る車両用液圧ブレーキ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキ
とを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ
内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることにより
車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ
液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレ
ーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻
すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続され
ており、アンチロック制御に対応できる車両用液圧ブレ
ーキ装置は、周知であり、例えば、トヨタ・コロナFF
クーペ・新型車解説書(1987年8月4日トヨタ自動
車株式会社サービス部発行)の4−28頁〜4−40頁
に記載されている。
とを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ
内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることにより
車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ
液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレ
ーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻
すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続され
ており、アンチロック制御に対応できる車両用液圧ブレ
ーキ装置は、周知であり、例えば、トヨタ・コロナFF
クーペ・新型車解説書(1987年8月4日トヨタ自動
車株式会社サービス部発行)の4−28頁〜4−40頁
に記載されている。
【0003】上記の新型車解説書に記載されているよう
に、従来においては、常態ではプランジャ形ポンプのポ
ンプ室は吐出弁および吸入弁の閉鎖によりブレーキ液通
路から隔離される。吐出弁および吸入弁の開弁圧は、ポ
ンプ吐出性能を良くする観点から、一般的に数気圧に設
定される。
に、従来においては、常態ではプランジャ形ポンプのポ
ンプ室は吐出弁および吸入弁の閉鎖によりブレーキ液通
路から隔離される。吐出弁および吸入弁の開弁圧は、ポ
ンプ吐出性能を良くする観点から、一般的に数気圧に設
定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】車両の組立工程におい
ては、近年、液圧ブレーキ装置内へのブレーキ液充填方
法として、バキューム充填方法が採用されるようになっ
てきた。このバキューム充填方法は、液圧ブレーキ装置
を車両に組付けた後、マスタシリンダリザーバにバキュ
ームおよびブレーキ液(数気圧に加圧されている)のい
ずれか一方を選択的に供給する装置を接続し、先ずバキ
ュームを供給して空気抜きをし、次いでブレーキ液を供
給するものである。
ては、近年、液圧ブレーキ装置内へのブレーキ液充填方
法として、バキューム充填方法が採用されるようになっ
てきた。このバキューム充填方法は、液圧ブレーキ装置
を車両に組付けた後、マスタシリンダリザーバにバキュ
ームおよびブレーキ液(数気圧に加圧されている)のい
ずれか一方を選択的に供給する装置を接続し、先ずバキ
ュームを供給して空気抜きをし、次いでブレーキ液を供
給するものである。
【0005】マスタシリンダリザーバから供給したバキ
ュームは、ブレーキ液圧制御弁を作動させることによ
り、或いはブレーキ液圧制御弁を作動させなくても、プ
ランジャ形ポンプの吐出弁の吐出口部や吸入弁の吸入口
部まで到達させることができるが、しかし、従来装置の
如くプランジャ形ポンプのポンプ室が吐出弁および吸入
弁の閉弁によりブレーキ液通路から隔離されている構成
では、ポンプ室に伝達せず、ポンプ室にブレーキ液を充
填できないという問題がある。
ュームは、ブレーキ液圧制御弁を作動させることによ
り、或いはブレーキ液圧制御弁を作動させなくても、プ
ランジャ形ポンプの吐出弁の吐出口部や吸入弁の吸入口
部まで到達させることができるが、しかし、従来装置の
如くプランジャ形ポンプのポンプ室が吐出弁および吸入
弁の閉弁によりブレーキ液通路から隔離されている構成
では、ポンプ室に伝達せず、ポンプ室にブレーキ液を充
填できないという問題がある。
【0006】この出願の発明は、上記問題を解消するこ
とを目的とするものである。
とを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的に従うこの出
願の発明に係る車両用液圧ブレーキ装置は、請求項1に
記載したように、マスタシタンダの圧力室と車輪ブレー
キとを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレー
キ内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることによ
り車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレー
キ液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブ
レーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に
戻すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続さ
れている車両用液圧ブレーキ装置において、前記プラン
ジャ形ポンプの吐出弁と吸入弁の少なくとも一方のシー
ト部にバキューム伝達用の小さなスリットが形成されて
いるものである。
願の発明に係る車両用液圧ブレーキ装置は、請求項1に
記載したように、マスタシタンダの圧力室と車輪ブレー
キとを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレー
キ内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることによ
り車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレー
キ液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブ
レーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に
戻すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続さ
れている車両用液圧ブレーキ装置において、前記プラン
ジャ形ポンプの吐出弁と吸入弁の少なくとも一方のシー
ト部にバキューム伝達用の小さなスリットが形成されて
いるものである。
【0008】また、上記の目的に従うこの出願の発明に
係る車両用液圧ブレーキ装置は、請求項2に記載したよ
うに、マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキとを接続
するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ内のブレ
ーキ液を低圧リザーバに流出させることにより車輪ブレ
ーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ液圧制御
弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレーキ液を
前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻すための
電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続されている車
両用液圧ブレーキ装置において、前記低圧リザーバのピ
ストンが初期位置にある場合にのみ同ピストンが前記プ
ランジャ形ポンプの吸入弁の弁体に当接して同吸入弁を
強制的に開放させるように構成されているものである。
係る車両用液圧ブレーキ装置は、請求項2に記載したよ
うに、マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキとを接続
するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ内のブレ
ーキ液を低圧リザーバに流出させることにより車輪ブレ
ーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ液圧制御
弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレーキ液を
前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻すための
電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続されている車
両用液圧ブレーキ装置において、前記低圧リザーバのピ
ストンが初期位置にある場合にのみ同ピストンが前記プ
ランジャ形ポンプの吸入弁の弁体に当接して同吸入弁を
強制的に開放させるように構成されているものである。
【0009】更に、上記の目的に従うこの出願の発明に
係る車両用液圧ブレーキ装置は、請求項3に記載したよ
うに、マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキとを接続
するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ内のブレ
ーキ液を低圧リザーバに流出させることにより車輪ブレ
ーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ液圧制御
弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレーキ液を
前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻すための
電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続されている車
両用液圧ブレーキ装置において、前記プランジャ形ポン
プのプランジャが吐出方向へ吐出行程端を越えて変位さ
れた場合にのみ同プランジャが吐出弁の弁体に当接して
同吐出弁を強制的に開放させるように構成されており、
前記プランジャの摺動抵抗が前記吐出弁の閉弁用スプリ
ングの力よりも大きく設定されているとともに、前記低
圧リザーバ内の最低圧力から前記プランジャ形ポンプの
吸入弁の開弁圧力を差し引いた圧力と前記プランジャの
有効受圧断面積との積が前記摺動抵抗よりも大きく設定
されているものである。
係る車両用液圧ブレーキ装置は、請求項3に記載したよ
うに、マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキとを接続
するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ内のブレ
ーキ液を低圧リザーバに流出させることにより車輪ブレ
ーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ液圧制御
弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレーキ液を
前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻すための
電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続されている車
両用液圧ブレーキ装置において、前記プランジャ形ポン
プのプランジャが吐出方向へ吐出行程端を越えて変位さ
れた場合にのみ同プランジャが吐出弁の弁体に当接して
同吐出弁を強制的に開放させるように構成されており、
前記プランジャの摺動抵抗が前記吐出弁の閉弁用スプリ
ングの力よりも大きく設定されているとともに、前記低
圧リザーバ内の最低圧力から前記プランジャ形ポンプの
吸入弁の開弁圧力を差し引いた圧力と前記プランジャの
有効受圧断面積との積が前記摺動抵抗よりも大きく設定
されているものである。
【0010】
【作用】上記の如き構成の車両用液圧ブレーキ装置にお
いては、ブレーキ液をバキューム充填方法により充填す
る際、マスタシリンダリザーバから供給され且つプラン
ジャ形ポンプの吐出弁の吐出口部や吸入弁の吸入口部ま
で伝達させられたバキュームがバキューム伝達用スリッ
ト(請求項1のもの)、または開弁している吸入弁(請
求項2のもの)、若しくは開弁している吐出弁(請求項
3のもの)を通してポンプ室に伝達されるので、その後
にマスタシリンダリザーバへのバキューム供給をブレー
キ液供給に切り替えることにより、ポンプ室にブレーキ
液が充填されるものである。
いては、ブレーキ液をバキューム充填方法により充填す
る際、マスタシリンダリザーバから供給され且つプラン
ジャ形ポンプの吐出弁の吐出口部や吸入弁の吸入口部ま
で伝達させられたバキュームがバキューム伝達用スリッ
ト(請求項1のもの)、または開弁している吸入弁(請
求項2のもの)、若しくは開弁している吐出弁(請求項
3のもの)を通してポンプ室に伝達されるので、その後
にマスタシリンダリザーバへのバキューム供給をブレー
キ液供給に切り替えることにより、ポンプ室にブレーキ
液が充填されるものである。
【0011】請求項1のものにおいては、プランジャ形
ポンプのポンプ作用中にバキューム伝達用スリットから
ブレーキ液が漏れるが、その量は少なく、ポンプの吐出
性能はさほど低下せず、所期のブレーキ液圧制御作用が
得られるものである。請求項2のものにおいては、車輪
ブレーキのブレーキ液がブレーキ液圧制御弁の作動によ
り低圧リザーバへ流出して低圧リザーバのピストンが変
位することで吸入弁の強制的な開弁が解除されプランジ
ャ形ポンプがポンプ作用をできる状態になるので、所期
のブレーキ液圧制御作用が得られるものである。
ポンプのポンプ作用中にバキューム伝達用スリットから
ブレーキ液が漏れるが、その量は少なく、ポンプの吐出
性能はさほど低下せず、所期のブレーキ液圧制御作用が
得られるものである。請求項2のものにおいては、車輪
ブレーキのブレーキ液がブレーキ液圧制御弁の作動によ
り低圧リザーバへ流出して低圧リザーバのピストンが変
位することで吸入弁の強制的な開弁が解除されプランジ
ャ形ポンプがポンプ作用をできる状態になるので、所期
のブレーキ液圧制御作用が得られるものである。
【0012】請求項3のものにおいては、バキューム充
填時のブレーキ液の圧力が低圧リザーバから吸入弁を通
してプランジャ形ポンプのポンプ室に圧力が加わり、こ
の圧力でプランジャが駆動カムに向けて押動され吐出弁
の強制的な開弁が解除されプランジャ形ポンプがポンプ
作用をできる状態になるので、所期のブレーキ液圧制御
作用が得られるものである。
填時のブレーキ液の圧力が低圧リザーバから吸入弁を通
してプランジャ形ポンプのポンプ室に圧力が加わり、こ
の圧力でプランジャが駆動カムに向けて押動され吐出弁
の強制的な開弁が解除されプランジャ形ポンプがポンプ
作用をできる状態になるので、所期のブレーキ液圧制御
作用が得られるものである。
【0013】
【実施例】この出願の発明に係る車両用液圧ブレーキ装
置の実施例を図面に基づいて説明する。
置の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は、左前車輪ブレーキおよび右後車輪
ブレーキをマスタシリンダの2つの圧力室のうちの一方
圧力室に、また右前車輪ブレーキおよび左後車輪ブレー
キをマスタシリンダの2つの圧力室のうちの他方圧力室
にそれぞれ接続したFF車(フロントエンジン・フロン
トドライブ車)用液圧ブレーキ装置の第1実施例の液圧
経路の概略を示すものである。図1において、ブレーキ
ペダル10に加えられたブレーキ操作力は負圧式倍力装
置11により倍加されてタンデム型のマスタシリンダ1
2に加えられる。マスタシリンダ12は、周知のよう
に、2つの圧力室を有している。前後左右の4つの車輪
ブレーキ13,14,16,17のうち、左前車輪ブレ
ーキ13および右後車輪ブレーキ14はアクチュエータ
15を介してマスタシリンダの2つの圧力室のうちの一
方圧力室に接続され、また右前車輪ブレーキ16および
左後車輪ブレーキ17はアクチュエータ18を介してマ
スタシリンダの2つの圧力室のうちの他方圧力室に接続
される。
ブレーキをマスタシリンダの2つの圧力室のうちの一方
圧力室に、また右前車輪ブレーキおよび左後車輪ブレー
キをマスタシリンダの2つの圧力室のうちの他方圧力室
にそれぞれ接続したFF車(フロントエンジン・フロン
トドライブ車)用液圧ブレーキ装置の第1実施例の液圧
経路の概略を示すものである。図1において、ブレーキ
ペダル10に加えられたブレーキ操作力は負圧式倍力装
置11により倍加されてタンデム型のマスタシリンダ1
2に加えられる。マスタシリンダ12は、周知のよう
に、2つの圧力室を有している。前後左右の4つの車輪
ブレーキ13,14,16,17のうち、左前車輪ブレ
ーキ13および右後車輪ブレーキ14はアクチュエータ
15を介してマスタシリンダの2つの圧力室のうちの一
方圧力室に接続され、また右前車輪ブレーキ16および
左後車輪ブレーキ17はアクチュエータ18を介してマ
スタシリンダの2つの圧力室のうちの他方圧力室に接続
される。
【0015】アクチュエータ15は、左前車輪ブレーキ
13をマスタシリンダ12の一方圧力室から遮断可能な
2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁19と、右後車輪
ブレーキ14をマスタシリンダ12の一方圧力室から遮
断可能な2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁20と、
電磁遮断弁19および20と並列に配設されていて車輪
ブレーキ側からマスタシリンダ側へのブレーキ液流れの
みを許容する逆止弁21および22と、左前車輪ブレー
キ13を単一の低圧リザーバ23に接続可能な2ポート
2位置の常閉型の電磁遮断弁24と、右後車輪ブレーキ
14を低圧リザーバ23に接続可能な2ポート2位置の
常閉型の電磁遮断弁25と、低圧リザーバ23内のブレ
ーキ液を一定容積のダンパ室26およびオリフィス27
を順次通して電磁遮断弁19,20とマスタシリンダ1
2との間の液圧経路に圧送する電動機駆動の容積形ポン
プとしてのプランジャ形ポンプ28とで構成されてい
る。
13をマスタシリンダ12の一方圧力室から遮断可能な
2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁19と、右後車輪
ブレーキ14をマスタシリンダ12の一方圧力室から遮
断可能な2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁20と、
電磁遮断弁19および20と並列に配設されていて車輪
ブレーキ側からマスタシリンダ側へのブレーキ液流れの
みを許容する逆止弁21および22と、左前車輪ブレー
キ13を単一の低圧リザーバ23に接続可能な2ポート
2位置の常閉型の電磁遮断弁24と、右後車輪ブレーキ
14を低圧リザーバ23に接続可能な2ポート2位置の
常閉型の電磁遮断弁25と、低圧リザーバ23内のブレ
ーキ液を一定容積のダンパ室26およびオリフィス27
を順次通して電磁遮断弁19,20とマスタシリンダ1
2との間の液圧経路に圧送する電動機駆動の容積形ポン
プとしてのプランジャ形ポンプ28とで構成されてい
る。
【0016】アクチュエータ18は、右前車輪ブレーキ
16をマスタシリンダ12の他方圧力室から遮断可能な
2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁29と、左後車輪
ブレーキ17をマスタシリンダ12の他方圧力室から遮
断可能な2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁30と、
電磁遮断弁29および30と並列に配設されていて車輪
ブレーキ側からマスタシリンダ側へのブレーキ液流れの
みを許容する逆止弁31および32と、右前車輪ブレー
キ16を単一の低圧リザーバ33に接続可能な2ポート
2位置の常閉型の電磁遮断弁34と、左後車輪ブレーキ
17を低圧リザーバ33に接続可能な2ポート2位置の
常閉型の電磁遮断弁35と、低圧リザーバ33内のブレ
ーキ液を一定容積のダンパ室36およびオリフィス37
を順次通して電磁遮断弁29,30とマスタシリンダ1
2との間の液圧経路に圧送する電動機駆動のプランジャ
形ポンプ38とで構成されている。
16をマスタシリンダ12の他方圧力室から遮断可能な
2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁29と、左後車輪
ブレーキ17をマスタシリンダ12の他方圧力室から遮
断可能な2ポート2位置の常開型の電磁遮断弁30と、
電磁遮断弁29および30と並列に配設されていて車輪
ブレーキ側からマスタシリンダ側へのブレーキ液流れの
みを許容する逆止弁31および32と、右前車輪ブレー
キ16を単一の低圧リザーバ33に接続可能な2ポート
2位置の常閉型の電磁遮断弁34と、左後車輪ブレーキ
17を低圧リザーバ33に接続可能な2ポート2位置の
常閉型の電磁遮断弁35と、低圧リザーバ33内のブレ
ーキ液を一定容積のダンパ室36およびオリフィス37
を順次通して電磁遮断弁29,30とマスタシリンダ1
2との間の液圧経路に圧送する電動機駆動のプランジャ
形ポンプ38とで構成されている。
【0017】単一の電動機39は両プランジャ形ポンプ
28,38を駆動する。
28,38を駆動する。
【0018】両プランジャ形ポンプ28,38は同じ構
成のものであり、プランジャ形ポンプ28の詳細を図2
に示す。図2において、ボデー100の孔101の右端
に近接して配置されている駆動カム102は図1の電動
機39により回転中心O周りに回転駆動されるものであ
る。孔101の左端部には吐出弁103のシート部材1
04が嵌入・固定されている。シート部材104の左端
部はダンパ室26に露出しており、テーパ付シート部1
05には球状弁体106がシート部材104に係止され
たリテーナ107と弁体106との間で張設された圧縮
コイルスプリング108により押圧されている。シート
部材104、弁体106、リテーナ107および圧縮コ
イルスプリング108は吐出弁103を構成するもので
あり、シート部105にはこの出願の発明に従いバキュ
ーム伝達用スリット109が形成されている。
成のものであり、プランジャ形ポンプ28の詳細を図2
に示す。図2において、ボデー100の孔101の右端
に近接して配置されている駆動カム102は図1の電動
機39により回転中心O周りに回転駆動されるものであ
る。孔101の左端部には吐出弁103のシート部材1
04が嵌入・固定されている。シート部材104の左端
部はダンパ室26に露出しており、テーパ付シート部1
05には球状弁体106がシート部材104に係止され
たリテーナ107と弁体106との間で張設された圧縮
コイルスプリング108により押圧されている。シート
部材104、弁体106、リテーナ107および圧縮コ
イルスプリング108は吐出弁103を構成するもので
あり、シート部105にはこの出願の発明に従いバキュ
ーム伝達用スリット109が形成されている。
【0019】孔101の右側部分には環状シール部材1
10を装着したポンププランジャ111が摺動可能に嵌
合されている。このポンププランジャ111とシート部
材104との間に形成されたポンプ室112にはポンプ
プランジャ111の右端面を駆動カム102に押圧する
圧縮コイルスプリング113が配置されている。
10を装着したポンププランジャ111が摺動可能に嵌
合されている。このポンププランジャ111とシート部
材104との間に形成されたポンプ室112にはポンプ
プランジャ111の右端面を駆動カム102に押圧する
圧縮コイルスプリング113が配置されている。
【0020】ポンプ室112に連通するようにボデー1
00に形成された孔114内には、ボデー100に固定
のシート部材115、このシート部材115に係止され
たリテーナ116、このリテーナ116との間に張設さ
れた圧縮コイルスプリング117によりシート部材11
5のテーパ付シート部118に押圧される球状弁体11
9とよりなる吸入弁120が配設されている。
00に形成された孔114内には、ボデー100に固定
のシート部材115、このシート部材115に係止され
たリテーナ116、このリテーナ116との間に張設さ
れた圧縮コイルスプリング117によりシート部材11
5のテーパ付シート部118に押圧される球状弁体11
9とよりなる吸入弁120が配設されている。
【0021】低圧リザーバ23は、ボデー100に成形
されたシリンダ内に液密で且つ摺動可能に嵌合されてシ
リンダの上端との間に吸入弁120の入口に連通するブ
レーキ液室121を形成するピストン122とこのピス
トン122をブレーキ液室容積の減少方向へ付勢する圧
縮コイルスプリング123により構成されている。尚、
圧縮コイルスプリング123が位置する室は大気圧であ
る。
されたシリンダ内に液密で且つ摺動可能に嵌合されてシ
リンダの上端との間に吸入弁120の入口に連通するブ
レーキ液室121を形成するピストン122とこのピス
トン122をブレーキ液室容積の減少方向へ付勢する圧
縮コイルスプリング123により構成されている。尚、
圧縮コイルスプリング123が位置する室は大気圧であ
る。
【0022】電磁遮断弁19,20,24,25,2
9,30,34,35はブレーキ液圧制御弁手段を構成
する。
9,30,34,35はブレーキ液圧制御弁手段を構成
する。
【0023】電磁遮断弁19,20,24,25,2
9,30,34,35と電動機39は図示しない電子制
御装置により車両制動中の車輪の挙動に応じて車輪のロ
ックを回避するように電気的に操作されるものである。
周知のように、電子制御装置は各車輪に装備された回転
センサーからの信号により各車輪の挙動を検出し各車輪
ブレーキのブレーキ液圧の減圧,増圧の必要性を判定し
て電磁遮断弁および電動機39を操作する。電動機39
はアンチロック制御の開始から終了までの間中通電され
てプランジャ形ポンプ28,38を駆動する。車両制動
中において、例えば電磁遮断弁19および電磁遮断弁2
4が作動された場合には車輪ブレーキ13内のブレーキ
液が低圧リザーバ23へ流出して車輪ブレーキ13内の
ブレーキ液圧が減圧され、電磁遮断弁19の作動が維持
されつつ電磁遮断弁24の作動が解除された場合には車
輪ブレーキ13から低圧リザーバ23へのブレーキ液流
出が停止されて車輪ブレーキ13内のブレーキ液圧が保
持され、電磁遮断弁19および電磁遮断弁24の作動が
共に解除された場合にはマスタシリンダ12からブレー
キ液が車輪ブレーキ13に圧送されて車輪ブレーキ13
のブレーキ液圧が増圧される。低圧リザーバ23に流入
したブレーキ液はプランジャ形ポンプ28によりダンパ
室26とオリフィス27を通してマスタシリンダ12側
へ戻される。
9,30,34,35と電動機39は図示しない電子制
御装置により車両制動中の車輪の挙動に応じて車輪のロ
ックを回避するように電気的に操作されるものである。
周知のように、電子制御装置は各車輪に装備された回転
センサーからの信号により各車輪の挙動を検出し各車輪
ブレーキのブレーキ液圧の減圧,増圧の必要性を判定し
て電磁遮断弁および電動機39を操作する。電動機39
はアンチロック制御の開始から終了までの間中通電され
てプランジャ形ポンプ28,38を駆動する。車両制動
中において、例えば電磁遮断弁19および電磁遮断弁2
4が作動された場合には車輪ブレーキ13内のブレーキ
液が低圧リザーバ23へ流出して車輪ブレーキ13内の
ブレーキ液圧が減圧され、電磁遮断弁19の作動が維持
されつつ電磁遮断弁24の作動が解除された場合には車
輪ブレーキ13から低圧リザーバ23へのブレーキ液流
出が停止されて車輪ブレーキ13内のブレーキ液圧が保
持され、電磁遮断弁19および電磁遮断弁24の作動が
共に解除された場合にはマスタシリンダ12からブレー
キ液が車輪ブレーキ13に圧送されて車輪ブレーキ13
のブレーキ液圧が増圧される。低圧リザーバ23に流入
したブレーキ液はプランジャ形ポンプ28によりダンパ
室26とオリフィス27を通してマスタシリンダ12側
へ戻される。
【0024】さて、車両組立工程において液圧ブレーキ
装置を車両に組付けた後、ブレーキ液を液圧ブレーキ装
置内にバキューム充填方法により充填することにつき説
明する。先ず、マスタシリンダリザーバからバキューム
が供給されると、このバキュームが常開の電磁遮断弁1
9,20,29,30を通って車輪ブレーキ13,1
4,16,17へ伝達し、各車輪ブレーキ内の通気が排
出される。その際、電磁遮断弁24,25,34,35
が作動され(電磁遮断弁24,34の2つを作動させて
も良い)、バキュームが電磁遮断弁24,25,34,
35を通って低圧リザーバ23,33に伝達して低圧リ
ザーバ23,33内の空気が排出される。
装置を車両に組付けた後、ブレーキ液を液圧ブレーキ装
置内にバキューム充填方法により充填することにつき説
明する。先ず、マスタシリンダリザーバからバキューム
が供給されると、このバキュームが常開の電磁遮断弁1
9,20,29,30を通って車輪ブレーキ13,1
4,16,17へ伝達し、各車輪ブレーキ内の通気が排
出される。その際、電磁遮断弁24,25,34,35
が作動され(電磁遮断弁24,34の2つを作動させて
も良い)、バキュームが電磁遮断弁24,25,34,
35を通って低圧リザーバ23,33に伝達して低圧リ
ザーバ23,33内の空気が排出される。
【0025】また、バキュームはオリフィス27を通っ
てダンパ室26に伝達し、ダンパ室26からバキューム
伝達用スリット109を通ってポンプ室112および孔
114へ伝達し、ポンプ室112および孔114内の空
気が排出される。プランジャ形ポンプ38についてもプ
ランジャ形ポンプ28と同様にして内部の空気が排出さ
れる。
てダンパ室26に伝達し、ダンパ室26からバキューム
伝達用スリット109を通ってポンプ室112および孔
114へ伝達し、ポンプ室112および孔114内の空
気が排出される。プランジャ形ポンプ38についてもプ
ランジャ形ポンプ28と同様にして内部の空気が排出さ
れる。
【0026】上記のようにして液圧ブレーキ装置内の空
気を十分に排出した後、ブレーキ液がバキュームに替え
てマスタシリンダリザーバから液圧ブレーキ装置内へ圧
送され充填される。
気を十分に排出した後、ブレーキ液がバキュームに替え
てマスタシリンダリザーバから液圧ブレーキ装置内へ圧
送され充填される。
【0027】図3は第2実施例におけるプランジャ形ポ
ンプ28を示すものである。この第2実施例は、吸入弁
120のシート部118にバキューム伝達用スリット1
24を形成し、吐出弁103のシート部105にはバキ
ューム伝達用スリットを形成しないものである。この第
2実施例においては、電磁遮断弁24,25,34,3
5を通して低圧リザーバ23,33に伝達されるバキュ
ームがバキューム伝達用スリット124を通して孔11
4およびポンプ室112に伝達されるものである。プラ
ンジャ形ポンプ38もプランジャ形ポンプ28と同様で
ある。
ンプ28を示すものである。この第2実施例は、吸入弁
120のシート部118にバキューム伝達用スリット1
24を形成し、吐出弁103のシート部105にはバキ
ューム伝達用スリットを形成しないものである。この第
2実施例においては、電磁遮断弁24,25,34,3
5を通して低圧リザーバ23,33に伝達されるバキュ
ームがバキューム伝達用スリット124を通して孔11
4およびポンプ室112に伝達されるものである。プラ
ンジャ形ポンプ38もプランジャ形ポンプ28と同様で
ある。
【0028】図4は第3実施例におけるプランジャ形ポ
ンプ28を示すものである。この第3実施例において
は、ポンププランジャ111を駆動カム102に押圧す
る圧縮コイルスプリング113をポンプ室112内に設
置せず、ポンププランジャ111の摺動抵抗Fを吐出弁
103の圧縮コイルスプリング108の力よりも大きく
設定し、ポンププランジャ111に形成した突き上げ棒
125によりポンプ組立完了状態においては吐出弁10
3を開弁状態に維持できるようにしてある。圧縮コイル
スプリング113に替わってポンププランジャ111を
駆動カム102に押圧する手段として、吸入弁120の
開弁圧P1を低圧リザーバ23の最低圧力P2よりも小
さくするとともに、その差圧ΔP(ΔP=P2−P1)
とポンププランジャ111の有効受圧断面積Sとの積が
摺動抵抗Fよりも大きくなるように設定してある。この
第3実施例においては、ブレーキ液をバキューム充填方
法により充填する場合、ダンパ室26からバキュームが
開弁している吐出弁103を通してポンプ室112およ
び孔114に伝達されるものであり、ブレーキ液が充填
される過程でポンププランジャ111がポンプ室の圧力
により摺動抵抗に抗して駆動カム102側へ摺動させら
れて吐出弁103が閉弁するが、低圧リザーバ23側か
ら引き続きブレーキ液が吸入弁120を通してポンプ室
112に供給されるため、ポンプ室112および孔11
4はブレーキ液により満たされ、ポンププランジャ11
1は駆動カム102に押圧されるものである。
ンプ28を示すものである。この第3実施例において
は、ポンププランジャ111を駆動カム102に押圧す
る圧縮コイルスプリング113をポンプ室112内に設
置せず、ポンププランジャ111の摺動抵抗Fを吐出弁
103の圧縮コイルスプリング108の力よりも大きく
設定し、ポンププランジャ111に形成した突き上げ棒
125によりポンプ組立完了状態においては吐出弁10
3を開弁状態に維持できるようにしてある。圧縮コイル
スプリング113に替わってポンププランジャ111を
駆動カム102に押圧する手段として、吸入弁120の
開弁圧P1を低圧リザーバ23の最低圧力P2よりも小
さくするとともに、その差圧ΔP(ΔP=P2−P1)
とポンププランジャ111の有効受圧断面積Sとの積が
摺動抵抗Fよりも大きくなるように設定してある。この
第3実施例においては、ブレーキ液をバキューム充填方
法により充填する場合、ダンパ室26からバキュームが
開弁している吐出弁103を通してポンプ室112およ
び孔114に伝達されるものであり、ブレーキ液が充填
される過程でポンププランジャ111がポンプ室の圧力
により摺動抵抗に抗して駆動カム102側へ摺動させら
れて吐出弁103が閉弁するが、低圧リザーバ23側か
ら引き続きブレーキ液が吸入弁120を通してポンプ室
112に供給されるため、ポンプ室112および孔11
4はブレーキ液により満たされ、ポンププランジャ11
1は駆動カム102に押圧されるものである。
【0029】図5は第4実施例におけるプランジャ形ポ
ンプ28を示すものである。この第3実施例において
は、低圧リザーバ23のピストン122に形成した突き
上げ棒126により低圧リザーバ23のピストン122
がブレーキ液室121の容積を最少にしている状態のみ
吸入弁120を強制的に開弁させるようにしてある。低
圧リザーバ23のブレーキ液室121へのブレーキ液流
入によりピストン122が摺動することによって吸入弁
120に対する強制的な開弁は解かれる。
ンプ28を示すものである。この第3実施例において
は、低圧リザーバ23のピストン122に形成した突き
上げ棒126により低圧リザーバ23のピストン122
がブレーキ液室121の容積を最少にしている状態のみ
吸入弁120を強制的に開弁させるようにしてある。低
圧リザーバ23のブレーキ液室121へのブレーキ液流
入によりピストン122が摺動することによって吸入弁
120に対する強制的な開弁は解かれる。
【0030】尚、図3〜図5において、図2の実施例と
同じ構成要素には図2で用いた符号と同じ符号を付して
ある。
同じ構成要素には図2で用いた符号と同じ符号を付して
ある。
【0031】また、ブレーキ液圧制御弁手段は図1の構
成に限定されるものではなく、種々に変更し得るもので
ある。
成に限定されるものではなく、種々に変更し得るもので
ある。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、この出願
の発明によれば、ブレーキ液をバキューム充填方法によ
り充填する際、マスタシリンダリザーバから供給され且
つプランジャ形ポンプの吐出弁の吐出口部や吸入弁の吸
入口部まで伝達させられたバキュームがバキューム伝達
用スリット(請求項1のもの)、または開弁している吸
入弁(請求項2のもの)、若しくは開弁している吐出弁
(請求項3のもの)を通してポンプ室に伝達されるの
で、その後にマスタシリンダリザーバへのバキューム供
給をブレーキ液供給に切り替えることにより、ポンプ室
にブレーキ液が充填されるものである。
の発明によれば、ブレーキ液をバキューム充填方法によ
り充填する際、マスタシリンダリザーバから供給され且
つプランジャ形ポンプの吐出弁の吐出口部や吸入弁の吸
入口部まで伝達させられたバキュームがバキューム伝達
用スリット(請求項1のもの)、または開弁している吸
入弁(請求項2のもの)、若しくは開弁している吐出弁
(請求項3のもの)を通してポンプ室に伝達されるの
で、その後にマスタシリンダリザーバへのバキューム供
給をブレーキ液供給に切り替えることにより、ポンプ室
にブレーキ液が充填されるものである。
【図1】この出願の発明の第1実施例のブレーキ液圧経
路図である。
路図である。
【図2】図1中のプランジャ形ポンプの詳細構造を示す
図である。
図である。
【図3】第2実施例のプランジャ形ポンプの詳細構造を
示す図である。
示す図である。
【図4】第3実施例のプランジャ形ポンプの詳細構造を
示す図である。
示す図である。
【図5】第3実施例のプランジャ形ポンプの詳細構造を
示す図である。
示す図である。
12・・・マスタシリンダ 19,20,24,25,29,30,34,35・・
・電磁遮断弁 23,33・・・低圧リザーバ 28,38・・・プランジャ形ポンプ 100・・・ボデー 102・・・駆動カム 103・・・吐出弁 104,115・・・シート部材 105,118・・・シート部 106,119・・・弁体 107,116・・・リテーナ 108,117・・・圧縮コイルスプリング 109,124・・・バキューム伝達用スリット 125,126・・・突き上げ棒
・電磁遮断弁 23,33・・・低圧リザーバ 28,38・・・プランジャ形ポンプ 100・・・ボデー 102・・・駆動カム 103・・・吐出弁 104,115・・・シート部材 105,118・・・シート部 106,119・・・弁体 107,116・・・リテーナ 108,117・・・圧縮コイルスプリング 109,124・・・バキューム伝達用スリット 125,126・・・突き上げ棒
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑 名 弘 久 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキ
とを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ
内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることにより
車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ
液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレ
ーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻
すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続され
ている車両用液圧ブレーキ装置において、前記プランジ
ャ形ポンプの吐出弁と吸入弁の少なくとも一方のシート
部にバキューム伝達用の小さなスリットが形成されてい
ることを特徴とする車両用液圧ブレーキ装置。 - 【請求項2】 マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキ
とを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ
内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることにより
車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ
液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレ
ーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻
すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続され
ている車両用液圧ブレーキ装置において、前記低圧リザ
ーバのピストンが初期位置にある場合にのみ同ピストン
が前記プランジャ形ポンプの吸入弁の弁体に当接して同
吸入弁を強制的に開弁させるように構成されていること
を特徴とする車両用液圧ブレーキ装置。 - 【請求項3】 マスタシタンダの圧力室と車輪ブレーキ
とを接続するブレーキ液通路に、選択的に車輪ブレーキ
内のブレーキ液を低圧リザーバに流出させることにより
車輪ブレーキのブレーキ液圧を減圧するためのブレーキ
液圧制御弁手段と、前記低圧リザーバ内へ流出したブレ
ーキ液を前記低圧リザーバから前記ブレーキ液通路に戻
すための電動機駆動のプランジャ形ポンプとが接続され
ている車両用液圧ブレーキ装置において、前記プランジ
ャ形ポンプのプランジャが吐出方向へ吐出行程端を越え
て変位された場合にのみ同プランジャが吐出弁の弁体に
当接して同吐出弁を強制的に開弁させるように構成され
ており、前記プランジャの摺動抵抗が前記吐出弁の閉弁
用スプリングの力よりも大きく設定されているととも
に、前記低圧リザーバ内の最低圧力から前記プランジャ
形ポンプの吸入弁の開弁圧力を差し引いた圧力と前記プ
ランジャの有効受圧断面積との積が前記摺動抵抗よりも
大きく設定されていることを特徴とする車両用液圧ブレ
ーキ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17825094A JPH0840234A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 車両用液圧ブレーキ装置 |
US08/508,562 US5538335A (en) | 1994-07-29 | 1995-07-28 | Hydraulic brake system for a vehicle having a pump and a reservoir |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17825094A JPH0840234A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 車両用液圧ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0840234A true JPH0840234A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16045213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17825094A Pending JPH0840234A (ja) | 1994-07-29 | 1994-07-29 | 車両用液圧ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0840234A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003028077A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Aisin Seiki Co Ltd | プランジャ型ポンプ装置 |
JP2003528244A (ja) * | 2000-03-21 | 2003-09-24 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | ピストンポンプ |
-
1994
- 1994-07-29 JP JP17825094A patent/JPH0840234A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003528244A (ja) * | 2000-03-21 | 2003-09-24 | コンチネンタル・テベス・アーゲー・ウント・コンパニー・オーハーゲー | ピストンポンプ |
JP2003028077A (ja) * | 2001-07-18 | 2003-01-29 | Aisin Seiki Co Ltd | プランジャ型ポンプ装置 |
JP4617617B2 (ja) * | 2001-07-18 | 2011-01-26 | 株式会社アドヴィックス | プランジャ型ポンプ装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040608 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |