JP3684649B2 - 車両用制動力制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、車両用制動力制御装置に関するもので、例えば車両用アンチロックブレーキ装置に適用できる。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の装置としては、例えば特開平7−2074号公報に示されるものが知られている。このものは、ブレーキ操作力に対応した液圧を発生する液圧発生装置と、液圧発生装置の出力液圧を受けて車輪を制動する車輪ブレーキシリンダと、液圧発生装置を車輪ブレーキシリンダに接続する第1通路と、第1通路に配設されそれを開閉する常開型の弁装置と、車輪ブレーキシリンダを弁装置を介することなく液圧発生装置及び弁装置間の第1通路に接続する第2通路と、吸入側が車輪ブレーキシリンダ側に,吐出側が液圧発生装置側に夫々接続されるよう第2通路に配設された電動ポンプと、ポンプ吸入側の第2通路に配設されそれを開閉する常閉型の電磁開閉弁とを備えたものである。
【0003】
このものでは、ポンプ吸入側の第2通路に常閉型の電磁開閉弁を配設しているため、電動ポンプのプライマリーチェック(電動ポンプが正確に作動するか否かを予めチェックする)時に、電動ポンプが車輪ブレーキシリンダのブレーキ液を吸入するのを防止でき、結果、ポンプの吸い込み音の発生を防止できる。また、電動ポンプのプライマリーチェック時に運転者がブレーキ操作した場合についても、ポンプの吸い込み音の発生を防止できる。
【0004】
更に、このものでは、制動時に車輪がロックしそうになった時に、電動ポンプを作動させ、弁装置を閉作動させ、常閉型の電磁開閉弁を通電して開作動させることにより、車輪ブレーキシリンダのブレーキ液をポンプ吸入側の第2通路を介して電動ポンプに吸入し、車輪ブレーキシリンダのブレーキ液圧を減少させている。つまり、このものでは、常閉型の電磁開閉弁を通電して開作動させることにより、アンチロックブレーキ制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このものでは、ポンプ吸入側の第2通路に電磁弁を配設しているため、ソレノイドが必要となり、結果、コスト的に不利であると共に大型化するという問題点がある。
【0006】
故に、本発明は、ポンプ吸入側の第2通路に電磁弁を設置することなく、電動ポンプのプライマリーチェック時にポンプの吸い込み音の発生を防止すると共にアンチロックブレーキ制御を行うことを、技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために、請求項1の発明に係る車両用制動力制御装置は、ブレーキ操作力に対応した液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置の出力液圧を受けて車輪を制動する車輪ブレーキシリンダと、前記液圧発生装置を前記車輪ブレーキシリンダに接続する第1通路と、前記第1通路に配設され前記第1通路を開閉する常開型の弁装置と、前記車輪ブレーキシリンダを前記弁装置を介することなく前記液圧発生装置及び前記弁装置間の前記第1通路に接続する第2通路と、吸入側が前記車輪ブレーキシリンダ側に,吐出側が前記液圧発生装置側に夫々接続されるよう前記第2通路に配設された電動ポンプと、前記ポンプ吸入側の前記第2通路に配設された常閉型の開閉弁とを備え、前記開閉弁を、前記液圧発生装置及び前記弁装置間の前記第1通路と前記車輪ブレーキシリンダ及び前記弁装置間の前記第1通路又は前記ポンプ吸入側の前記第2通路との間に発生する差圧に基づき開作動するように構成したものである。
【0008】
以下、請求項1の発明の作用を示す。
【0009】
通常、運転者がブレーキペダルを操作すると、液圧発生装置がそれに応じたブーキ液圧を発生し、それが常開型の弁装置の存在する第1通路を介して車輪ブレーキシリンダに付与される。結果、車輪が制動される。尚、運転者がブレーキペダルを解放すると、車輪ブレーキシリンダ内のブレーキ液圧が第1通路を介して液圧発生装置に戻るため、車輪ブレーキシリンダ内のブレーキ液圧が液圧発生装置内の液圧に追従して減少する。
【0010】
制動時(ブレーキ操作時)に車輪がロックしそうになった場合、電動ポンプを作動させ、弁装置を閉作動させる。このとき、弁装置が閉じているので、液圧発生装置及び弁装置間の第1通路と車輪ブレーキシリンダ及び弁装置間の第1通路との間並びに液圧発生装置及び弁装置間の第1通路とポンプ吸入側の第2通路との間に差圧が発生する。従って、何れかの差圧により開閉弁が開作動して吸入側の第2通路を開放する。結果、車輪ブレーキシリンダのブレーキ液がポンプ吸入側の第2通路を通して電動ポンプに吸入されて液圧発生装置及び弁装置間の第1通路に吐出される。これにより、車輪ブレーキシリンダのブレーキ液圧が減少し、車輪のロックを抑制することができる。
【0011】
一方、車輪のスリップ率が小さくなり過ぎた場合、弁装置を開作動させる。すると、液圧発生装置の出力液圧が第1通路を介して車輪ブレーキシリンダに付与される。結果、車輪ブレーキシリンダのブレーキ液圧が上昇し、制動距離を短縮させることができる。尚、このとき、電動ポンプを作動させても良い。
【0012】
ここで、電動ポンプのプライマリチェック時には、機械式の開閉弁が閉じているため、電動ポンプが車輪ブレーキシリンダのブレーキ液を吸入することはなく、結果、ポンプの吸い込み音の発生を防止できる。また、電動ポンプのプライマリーチェック時に運転者がブレーキ操作した場合についても、同様にポンプの吸い込み音の発生を防止できる。
【0013】
以上示したように、請求項1の発明では、ポンプ吸入側の第2通路に電磁弁を設置することなく、電動ポンプのプライマリーチェック時にポンプの吸い込み音の発生を防止することができると共にアンチスキッド制御の減圧制御を確実に行うことができる。
【0014】
ここで、請求項1の発明において、請求項2の発明に示すように、前記ポンプ吐出側の前記第2通路の前記第1通路との接続部及び前記液圧発生装置間の前記第1通路に配設され、ブレーキ非操作時に車輪ブレーキシリンダにブレーキ液圧を付与する場合に閉作動する第1開閉電磁弁と、前記液圧発生装置及び前記第1開閉電磁弁間の前記第1通路を前記開閉弁及び前記電動ポンプ間の前記第2通路に接続するための吸入通路と、前記吸入通路に配設され、前記電動ポンプによる前記車輪ブレーキシリンダの減圧時に閉作動する常開型の第2開閉電磁弁とを更に備えると、好ましい。
【0015】
以下、請求項2の発明の作用を示す。
【0016】
非制動状態で、電動ポンプを作動させ且つ第2開閉電磁弁を閉作動させると、常開型の第1開閉電磁弁により液圧発生装置と電動ポンプ吸入側を結ぶ吸入通路が開いているので、電動ポンプにより液圧発生装置の低圧ブレーキ液が吸入通路を介して吸入され、常開型の弁装置の存在する第1通路を介して車輪ブレーキシリンダに圧送される。このとき、第2開閉電磁弁により液圧発生装置及びポンプ吐出側の第2通路間の接続が断たれているので、電動ポンプから吐出されたブレーキ液が液圧発生装置に流出するのを防止することができる。また、常閉型の開閉弁によりポンプ吸入側の第2通路が閉じているため、電動ポンプが車輪ブレーキシリンダの液圧を吸入するのを防止することができる。以上より、車輪ブレーキシリンダの液圧を確実に増圧させることができる。
【0017】
一方、電動ポンプを作動させた状態で、常開型の弁装置を閉作動させる。このとき、液圧発生装置及び弁装置間の第1通路と車輪ブレーキシリンダ及び弁装置間の第1通路との間並びに液圧発生装置及び弁装置間の第1通路とポンプ吸入側の第2通路との間に差圧が発生する。従って、何れかの差圧により開閉弁が開作動してポンプ吸入側の第2通路を開放する。すると、電動ポンプより吐出されたブレーキ液の車輪ブレーキシリンダへの流通が遮断されると共に、電動ポンプにより車輪ブレーキシリンダ内のブレーキ液が開状態のポンプ吸入側の第2通路を介して吸入される。これにより、車輪ブレーキの液圧が減圧する。
【0018】
このように、請求項2によれば、制動操作が行われていない時に、車輪ブレーキに確実に液圧を付与でき、その液圧を調整することができる。即ち、トラクション制御や自動ブレーキ等が実現可能となる。
【0019】
上記の技術的課題を解決するために、請求項3の発明に係る車両用制動力制御装置は、ブレーキ操作力に対応した液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置の出力液圧を受けて車輪を制動する車輪ブレーキシリンダと、前記液圧発生装置を前記車輪ブレーキシリンダに接続する絞りの無い第1通路と、前記第1通路に対して並列的に設けられた絞りの有る第2通路と、前記第1通路に配設され、通常時前記第1通路を開放し、作動時に前記第1通路を閉じ且つ前記液圧発生装置を前記第2通路に接続する切換弁と、前記絞り上流側の第2通路に配設された常開型の第1開閉弁と、前記車輪ブレーキシリンダを前記切換弁を介することなく前記液圧発生装置及び前記切換弁間の前記第1通路に接続する第3通路と、吸入側が前記車輪ブレーキシリンダ側に,吐出側が前記液圧発生装置側に夫々接続されるよう前記第3通路に配設された電動ポンプと、前記ポンプ吸入側の前記第3通路に配設され、前記液圧発生装置及び前記弁装置間の前記第1通路と前記車輪ブレーキシリンダ及び前記弁装置間の前記第1通路,前記絞り下流側の前記第2通路及び前記ポンプ吸入側の前記第3通路の内の何れか1つとの間に発生する差圧に基づき開作動する常閉型の第2開閉弁とを備えたものである。
【0020】
請求項3においても、請求項1と同様に、ポンプ吸入側の第3通路に電磁弁を設置することなく、電動ポンプのプライマリーチェック時にポンプの吸い込み音の発生を防止することができると共にアンチスキッド制御の減圧制御を確実に行うことができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照してこの出願の実施形態に係る車両用制動力制御装置を説明する。
【0022】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る車輪ブレーキ液圧制御装置をFF駆動の自動車に適用した例を示している。同図に示すように、左前の車輪ブレーキシリンダFLと右後の車輪ブレーキシリンダRRが一系統とされ、一方の液圧回路によりブレーキペダル11によって操作されるブースタ付タンデムマスタシリンダ(液圧発生装置)10の一方の圧力室10aに接続されている。また、右前の車輪ブレーキシリンダFRと左後の車輪ブレーキシリンダRLが一系統とされ、他方の液圧回路によりタンデムマスタシリンダ10の他方の圧力室10bに接続されている。
【0023】
各液圧回路は、第1通路P1と、第2通路P2と、第3通路(請求項1の第2通路,請求項3の第3通路)P3と、第4通路(請求項1の第2通路,請求項3の第3通路)P4とを備えている。第1通路P1は、マスタシリンダ10の各圧力室10a(10b)と一系統の2つの車輪ブレーキシリンダFL,RR(FR,RL)を接続する絞りの無い通路である。第2通路P2は、第1通路P1に対して並列的に設けられ、絞りO1を有している。車輪ブレーキシリンダFL,RRの一系統及び車輪ブレーキシリンダFR,RLの一系統に夫々1個ずつ電動ポンプBが配設され、それらは駆動用モータMにより同時に駆動される。この電動ポンプBは、駆動時に各車輪ブレーキシリンダ側からタンデムマスタシリンダ側に液圧を還流させるもので、これにより各車輪ブレーキシリンダの液圧を減少させる。第3通路P3は、一系統の2つの車輪ブレーキシリンダFL,RR(FR,RL)を電動ポンプBの吸入側に接続するものである。第4通路P4は、電動ポンプBの吐出側をマスタシリンダ10側の第1通路P1に接続するものである。
【0024】
各液圧回路には、各車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLに対応して弁装置Aが夫々配設され、各弁装置Aは、各電動ポンプBと協同して各車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLの液圧を調整する。この弁装置Aは、第1バルブ(請求項1の弁装置,請求項3の切換弁)V1と、第2バルブ(請求項3の第1開閉弁)V2と、第3バルブ(請求項1の開閉弁,請求項3の第2開閉弁)V3と、ソレノイドSとを備えている。第1バルブV1は、第1通路P1に配設され、通常時マスタシリンダ10を各車輪ブレーキシリンダに第1通路P1を介して接続し、作動時に前記連通を断ち且つマスタシリンダ10を第2通路P2に接続する切換弁である。この第1バルブV1は、第2バルブV2により作動位置(第1通路を閉じる位置)に作動するもので、第2通路P2の絞りO1の前後差圧が設定値以上のときに作動位置に保持される。第2バルブV2は、絞り上流側の第2通路P2に配設された常開型の開閉弁である。第3バルブV3は、第3通路P3に配設された常閉型の開閉弁であり、マスタシリンダの出力液圧(第1バルブV1及びマスタシリンダ10間の第1通路P1の液圧)と第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2の液圧との間に発生する差圧に基づき開作動するものである。ソレノイドSは、第2バルブV2を開閉動作させるものである。この弁装置Aの具体的構成の説明は後述する。
【0025】
車輪ブレーキシリンダFL,FR,RL,RRに対応する第1バルブV1には、チェック弁C1が並列接続され、前輪ブレーキシリンダFL,FR側からマスタシリンダ10の各圧力室10a,10b側へのブレーキ液の流れのみを許容している。各第3バルブV3及び電動ポンプB間の各第3通路P3(電動ポンプの吸入側)には、第3バルブ側から順にチェック弁C2及び絞りO2が配設されている。チェック弁C2は、電動ポンプBの吸入側から各車輪ブレーキシリンダ側への逆流を阻止する。絞りO2は、電動ポンプBにより各車輪ブレーキシリンダから第3通路P3を介して吸入されるブレーキ液の量を制限するためのもので、一系統の両車輪ブレーキシリンダをブレーキ液圧を減少する際に、その液圧差が大きい場合、両者の減圧を可能にする。第4通路P4には、吐出脈動を低減するためのダンパー装置D及びマスタシリンダ10の出力圧力の脈動を低減するための絞りEがポンプ吐出側から順に配設されている。
【0026】
マスタシリンダ10及び第4通路P4の第1通路P1との接続部間の第1通路P1には、ブレーキ非操作時に車輪ブレーキシリンダにブレーキ液圧を付与する場合に閉作動する常開型の開閉電磁弁(請求項2の第1開閉電磁弁)V5が配設されている。開閉電磁弁V5及びマスタシリンダ10間の第1通路P1は、吸入通路P6を介して第3通路P3に接続されている。この吸入通路P6には、電動ポンプBによる車輪ブレーキシリンダの減圧時に閉作動する常開型の開閉電磁弁(請求項2の第2開閉電磁弁)V4が設けられている。
【0027】
各開閉電磁弁V5には、増し踏み用のチェック弁C3が並列に接続されている。第4通路P4は、夫々リリーフ弁Rを介してマスタシリンダ10に接続されている。このリリーフ弁Rは、電動ポンプBの吐出圧が上限値以上になった時にそれをマスタシリンダ10に逃すためのものである。尚、図1の符号P/Vは周知のプロポーショニングバルブを示している。
【0028】
ここで、図2を参照して前述した弁装置Aの具体的構成について説明する。
【0029】
同図に示すように、第1バルブV1と第2バルブV2と第3バルブV3は、単一のボデー20にソレノイドSと共に同軸的に組付けられている。
【0030】
第1バルブV1は、ボデー20に液密的に抜け止め固定された弁座31と、弁座31に着脱可能な球状弁部32a及び前述した絞りO1を有する弁体32と、弁体32を弁座31から離れる方向に付勢するスプリング33とを備えている。弁体32は、絞りO1の前後差圧を夫々スプリング33に抗して受けるようになっている。この第1バルブV1は、常態では第1通路P1を開いており、弁体32の球状弁部32aが弁座31に着座することにより、第1通路P1が閉じるようになっている。
【0031】
第2バルブV2は、弁体32にそれと同軸的に設けられた弁座32cと、弁座32cに着脱可能な球状弁部34aを有するロッド34とを備えている。従って、球状弁部34aが弁座32cから離れることにより第1通路P2が開き、球状弁部34aが弁座32cに着座することにより第1通路P2が閉じるようになっている。
【0032】
第3バルブV3は、ボデー20に形成された弁座20aと、この弁座20aに着脱可能な円筒状の弁体35と、この弁体35を弁座20aに着座させる方向に付勢するスプリング36とを備えている。弁体35は、弁体32の周りに摺動自在に配設され、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1の液圧と第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2の液圧との差圧をスプリング36に抗して受けるようになっている。即ち、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1の液圧は、第1バルブV1の弁座31に形成された連通路31aを介して圧力室37に供給されている。圧力室37には、ゴム製のシールリング38が配設され、内周側及び外周側を液密的にシールしている。つまり、弁体35はシールリング38を介して圧力室37の液圧を受ける。一方、第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2の液圧は、弁体32及びロッド34間に形成されたクリアランス39を介してスプリング36を収容する圧力室40に供給されている。つまり、弁体35は圧力室40の液圧を受ける。
【0033】
弁体35が弁座20aに着座することにより第3通路P3が閉じ、弁体35が弁座20aから離れることにより弁体35と弁座20a間に形成された第3通路P3が開くようになっている。弁体35及びボデー20間には、図2上部外周にてシールリング41が配設され、外周側をシールしている。弁体35の内周には、弁体32がシールリング42及びスライド樹脂リング43を介して液密的に摺動可能に組付られている。
【0034】
ソレノイドV2は、第1及び第2バルブV1,V2と同軸的になるようボデー20の第1収納孔21に固定された筒状の固定子51及び一端閉塞スリーブ52と、スリーブ52内に固定子51と対向するように設けられ、固定子51に対してその対向する方向へ移動可能な可動子53と、可動子53を固定子51から離れる方向に付勢するスプリング54と、スリーブ52の外周に同軸的に嵌合され、クリップ55により抜け止め固定された電磁コイル56とを備えている。ここで、可動子53には、第2バルブV2のロッド34の上端部が圧入固定されている。従って、図2の状態にて電磁コイル56が通電された時には、固定子51及び可動子53間に発生する電磁力により可動子53及びロッド34が図示下方に移動し、球状弁部34aが弁座32bに着座して第2通路P2を閉じた後、スプリング33に抗して弁体32と一体的に移動して第1通路P1を閉じるようになっている。
【0035】
以下、上記の如く構成された車両用制動力制御装置の作用について説明する。
【0036】
タンデムマスタシリンダ10が操作されておらず各弁装置AのソレノイドS及び電動ポンプBが非作動である場合には、各弁装置Aの第1バルブV1,第2バルブV2及び第3バルブV3が全て常態にあり、第1及び第3通路P1,P3が開き、第2通路P2が閉じている。この状態(非制動状態)にて運転者がブレーキペダル11を操作し、マスタシリンダ10が操作されると、第1バルブV1により開状態とされている絞りの無い第1通路P1を通してブレーキ液がマスタシリンダ10から車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLに直ちに圧送される。尚、運転者がブレーキペダル11を解放すると、車輪ブレーキシリンダのブレーキ液が常開型の開閉電磁弁V5を介してマスタシリンダ10に戻る。
【0037】
また、タンデムマスタシリンダ10から車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLに第1通路P1を通してブレーキ液が圧送されている状態で、電動ポンプBが非作動であり且つ弁装置AのソレノイドSにより第2バルブV2が閉作動する場合には、第2バルブV2のロッド34を介して第1バルブV1の弁体32が閉作動して弁座31に着座して第1通路P1を閉じる。つまり、第2通路P2が第2バルブV2により閉じられている状態にて第1通路P1が第1バルブV1により閉状態となるため、タンデムマスタシリンダ10から車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLへのブレーキ液の圧送が止められて車輪ブレーキシリンダでの液圧上昇が止まる。この液圧上昇停止状態では、第1バルブV1が第1通路P1を閉じ且つ第2バルブV2が第2通路P2を閉じているため、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1の液圧(相対的に大きい)と第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2の液圧(相対的に小さい)との間に差圧が発生する。その結果、第3バルブV3の弁体35がスプリング36に抗して弁座20aから離れ、第3通路P3を開放する。また、この状態では、第2通路P2にブレーキ液が流れないため、第2通路P2の絞りO1の前後には差圧が生じない。
【0038】
また、液圧上昇停止状態にて、電動ポンプBを作動させると、車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLから開状態の第3通路P3を通して電動ポンプBにブレーキ液が吸入されてタンデムマスタシリンダ10側に吐出されるため、車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLの液圧が減少する。このとき、開閉電磁弁V4を閉作動させることにより、減圧性能を悪化させないようにしている。尚、この液圧減少状態は、電動ポンプBが停止することにより止まる。
【0039】
また、液圧減少状態(電動ポンプを作動させた状態)で、ソレノイドSへの通電を止めて第2バルブV2が開作動した場合、絞りO1を有する第2通路P2が開くため、この第2通路P2を通してタンデムマスタシリンダ10から車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLにブレーキ液が絞られた状態で圧送され、車輪ブレーキシリンダFL,RR,FR,RLの液圧が緩やかに上昇する。このとき、ブレーキ液が絞りO1を有する第2通路P2を流れるため、絞りO1の前後差圧が設定値以上となって第1バルブV1が第1通路P1を閉じた状態に保持される。また、これと同時に、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1の液圧が第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2の液圧と略等しくなり、その両者間に差圧が発生しなくなる。その結果、スプリング36により第3バルブV3の弁体35が弁座20aに着座し、第3通路P3を閉じる。
【0040】
従って、一系統とされている一つの車輪ブレーキシリンダ(例えばFL)の液圧が緩やかに上昇する時に、他の車輪ブレーキシリンダ(例えばRR)から電動ポンプBにブレーキ液が吸入されて同シリンダの液圧が減少する場合において、液圧上昇する車輪ブレーキシリンダに対応する第3通路P3が閉じているため、液圧上昇する車輪ブレーキシリンダFLから第3通路P3を介して電動ポンプBにブレーキ液が吸入されることが抑制され、液圧減少する車輪ブレーキシリンダRRの液圧が電動ポンプBによって的確に減少される。
【0041】
また、非制動状態で(第1〜第3バルブが常態で且つソレノイドが非作動)、前述したように第2通路P2を開放する。すると、絞りO1の前後差圧により第1バルブV1を第1通路P1を閉じた状態に保持すると共に、スプリング36により第3バルブV3を閉作動させる。この状態で、電動ポンプBを駆動したまま開閉電磁弁V5を閉作動させると、この常開型の開閉電磁弁V4によりマスタシリンダ10が吸入通路P6を介して電動ポンプ吸入側に接続されるため、電動ポンプBによりマスタシリンダ10の低圧ブレーキ液が吸入され、第4通路P4及び絞りの有る第2通路P2を介して車輪ブレーキシリンダに圧送される。このとき、開閉電磁弁V5により電動ポンプBから吐出されたブレーキ液がマスタシリンダ10に流出するのを防止することができる。また、第3バルブV3により第3通路P3が閉じているため、電動ポンプBが車輪ブレーキシリンダの液圧を吸入するのを防止することができる。これにより、車輪ブレーキシリンダの液圧を確実に増圧させることができる。
【0042】
一方、電動ポンプBを駆動した状態で、ソレノイドSを作動させて第2通路P2及び第1通路P1を閉じると、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1と第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2との間に発生する差圧により第3バルブV3が開作動し、第3通路P3を開く。すると、電動ポンプBより吐出されたブレーキ液の車輪ブレーキシリンダへの流通が遮断され、電動ポンプBにより車輪ブレーキシリンダ内のブレーキ液が第3通路P3を介して吸入される。これにより、車輪ブレーキシリンダの液圧が減圧する。ここで、開閉電磁弁V4を閉じることにより、減圧性能を悪化させないようにしている。
【0043】
このように、制動操作が行われていない時に、車輪ブレーキに確実に液圧を付与でき、その液圧を調整することができる。即ち、トラクション制御や自動ブレーキ等が実現可能となる。
【0044】
また、電動ポンプBのプライマリチェック時には、常閉型の第3バルブV3が第3通路P3を閉じているため、電動ポンプBが車輪ブレーキシリンダのブレーキ液を吸入することはなく、結果、ポンプBの吸い込み音の発生を防止できる。また、電動ポンプBのプライマリーチェック時に運転者がブレーキ操作した場合についても、同様にポンプの吸い込み音の発生を防止できる。尚、電動ポンプBのプライマリチェック時には、開閉電磁弁V4を閉作動させておくことにより、ポンプの吸い込み音の発生を防止できる。
【0045】
以上示したように、本第1の実施形態では、第3バルブV3が、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1と第2バルブV2及び絞りO1間の第2通路P2との間に発生する差圧に基づき開作動する常閉弁であるので、電動ポンプBのプライマリチェック時の吸入音の発生を防止でき、またアンチスキッド制御時の減圧時に対応する車輪ブレーキシリンダを電動ポンプBに確実に連通させることができ、更にアンチスキッド制御時の増圧時に対応する車輪ブレーキシリンダ及び電動ポンプ間の連通を確実に遮断することができる。
【0046】
(第2実施形態)
第2実施形態のものは、以下の点で第1実施形態のものと異なる。即ち、図3に示すように、第3バルブV3を、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1と絞りO1下流側の第2通路P2との間に発生する差圧に基づき開作動する常閉弁とし、チェック弁C4、吸入通路P6及び開閉電磁弁V4(トラクション制御機能部品)を廃止した。
【0047】
(第3実施形態)
第3実施形態のものは、以下の点で第2実施形態のものと異なる。即ち、図4に示すように、第3バルブV3を、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1と第3バルブV3及び電動ポンプB間の第3通路P3との間に発生する差圧に基づき開作動する常閉弁とした。
【0048】
尚、前述した実施形態のものの他に、第3バルブV3を、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1と第1バルブV1及び車輪ブレーキシリンダ間の第1通路P1との間に発生する差圧に基づき閉作動したり、マスタシリンダ10及び第1バルブV1間の第1通路P1と第3バルブV3上流側の第3通路P3との間に発生する差圧に基づき閉作動したり、マスタシリンダ10及び車輪ブレーキシリンダ間に発生する差圧に基づき閉作動するようにしても良い。
【0049】
また、図1の開閉電磁弁C4,吸入通路P6及び開閉電磁弁V4の代わりに、通常時マスタシリンダ10を第1バルブV1に接続し、作動時にその接続を断ち且つマスタシリンダ10を第3通路P3に接続する3ポート2位置の切換弁を設けても良い。
【0050】
尚、本実施形態の車輪ブレーキ液圧制御装置は、FR駆動の自動車にも適用できる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1,3の発明によれば、ポンプ吸入側通路に電磁弁を設置することなく、電動ポンプのプライマリーチェック時にポンプの吸い込み音の発生を防止することができると共にアンチスキッド制御の減圧制御を確実に行うことができる。
【0052】
また、請求項2の発明によれば、ブレーキ非操作時に車輪ブレーキシリンダに液圧を付与しそれを調整することができ、結果、トラクション制御,自動ブレーキ制御等が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用制動力制御装置の全体構成図である。
【図2】図1の弁装置の詳細な断面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る車両用制動力制御装置の全体構成図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る車両用制動力制御装置の全体構成図である。
【符号の説明】
10 タンデムマスタシリンダ(液圧発生装置)
11 ブレーキペダル
FL,RR,FR,RL 車輪ブレーキシリンダ
B 電動ポンプ
P1 第1通路
P2 第2通路
P3 第3通路(請求項1の第2通路,請求項3の第3通路)
P4 第4通路(請求項1の第2通路,請求項3の第3通路)
P6 吸入通路
A 弁装置
V1 第1バルブ(請求項1の弁装置,請求項3の切換弁)
V2 第2バルブ(請求項3の第1開閉弁)
V3 第3バルブ(請求項1の開閉弁,請求項3の第2開閉弁)
O1 絞り
V5 開閉電磁弁(請求項2の第1開閉電磁弁)
V4 開閉電磁弁(請求項2の第2開閉電磁弁)
Claims (3)
- ブレーキ操作力に対応した液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置の出力液圧を受けて車輪を制動する車輪ブレーキシリンダと、前記液圧発生装置を前記車輪ブレーキシリンダに接続する第1通路と、前記第1通路に配設され前記第1通路を開閉する常開型の弁装置と、前記車輪ブレーキシリンダを前記弁装置を介することなく前記液圧発生装置及び前記弁装置間の前記第1通路に接続する第2通路と、吸入側が前記車輪ブレーキシリンダ側に,吐出側が前記液圧発生装置側に夫々接続されるよう前記第2通路に配設された電動ポンプと、前記ポンプ吸入側の前記第2通路に配設された常閉型の開閉弁とを備えた車両用制動力制御装置において、
前記開閉弁は、前記液圧発生装置及び前記弁装置間の前記第1通路と前記車輪ブレーキシリンダ及び前記弁装置間の前記第1通路又は前記ポンプ吸入側の前記第2通路との間に発生する差圧に基づき開作動するものである車両制動力制御装置。 - 請求項1において、
前記ポンプ吐出側の前記第2通路の前記第1通路との接続部及び前記液圧発生装置間の前記第1通路に配設され、ブレーキ非操作時に車輪ブレーキシリンダにブレーキ液圧を付与する場合に閉作動する第1開閉電磁弁と、
前記液圧発生装置及び前記第1開閉電磁弁間の前記第1通路を前記開閉弁及び前記電動ポンプ間の前記第2通路に接続するための吸入通路と、
前記吸入通路に配設され、前記電動ポンプによる前記車輪ブレーキシリンダの減圧時に閉作動する常開型の第2開閉電磁弁とを更に備えた車両用制動力制御装置。 - ブレーキ操作力に対応した液圧を発生する液圧発生装置と、前記液圧発生装置の出力液圧を受けて車輪を制動する車輪ブレーキシリンダと、
前記液圧発生装置を前記車輪ブレーキシリンダに接続する絞りの無い第1通路と、
前記第1通路に対して並列的に設けられた絞りの有る第2通路と、
前記第1通路に配設され、通常時前記第1通路を開放し、作動時に前記第1通路を閉じ且つ前記液圧発生装置を前記第2通路に接続する切換弁と、
前記絞り上流側の前記第2通路に配設された常開型の第1開閉弁と、
前記車輪ブレーキシリンダを前記切換弁を介することなく前記液圧発生装置及び前記切換弁間の前記第1通路に接続する第3通路と、
吸入側が前記車輪ブレーキシリンダ側に,吐出側が前記液圧発生装置側に夫々接続されるよう前記第3通路に配設された電動ポンプと、
前記ポンプ吸入側の前記第3通路に配設され、前記液圧発生装置及び前記弁装置間の前記第1通路と前記車輪ブレーキシリンダ及び前記弁装置間の前記第1通路,前記第1開閉弁よりも車輪ブレーキシリンダ側の前記第2通路及び前記ポンプ吸入側の前記第3通路の内の何れか1つとの間に発生する差圧に基づき開作動する常閉型の第2開閉弁とを備えた車両用制動力制御装置。
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