JPH08184237A - 回動蓋のロック機構 - Google Patents
回動蓋のロック機構Info
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- JPH08184237A JPH08184237A JP34001294A JP34001294A JPH08184237A JP H08184237 A JPH08184237 A JP H08184237A JP 34001294 A JP34001294 A JP 34001294A JP 34001294 A JP34001294 A JP 34001294A JP H08184237 A JPH08184237 A JP H08184237A
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Classifications
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- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B77/00—Vehicle locks characterised by special functions or purposes
- E05B77/02—Vehicle locks characterised by special functions or purposes for accident situations
- E05B77/04—Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision
- E05B77/06—Preventing unwanted lock actuation, e.g. unlatching, at the moment of collision by means of inertial forces
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05B—LOCKS; ACCESSORIES THEREFOR; HANDCUFFS
- E05B83/00—Vehicle locks specially adapted for particular types of wing or vehicle
- E05B83/28—Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like
- E05B83/30—Locks for glove compartments, console boxes, fuel inlet covers or the like for glove compartments
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05C—BOLTS OR FASTENING DEVICES FOR WINGS, SPECIALLY FOR DOORS OR WINDOWS
- E05C19/00—Other devices specially designed for securing wings, e.g. with suction cups
- E05C19/02—Automatic catches, i.e. released by pull or pressure on the wing
- E05C19/022—Released by pushing in the closing direction
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- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S292/00—Closure fasteners
- Y10S292/17—Hinge edge latches
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回動蓋の回動軸側に構成することができ、か
つプッシュロック・プッシュオープンタイプのラッチを
用いていない収納容器の蓋体にも適用し得、また衝撃時
に蓋体の開,閉両方向への回動運動を規制することが可
能であり、しかも容器の開放面からストッパ等が突出し
て見栄えを劣化させるようなこともない回動蓋のロック
機構を提供する。 【構成】 回動蓋2の連結片4に設けられた係止突起6
と、この連結片4の近傍に存してスライド運動可能に設
けられたロック錘9と、該ロック錘9を一スライド方向
に付勢する付勢手段11とを設け、衝撃時に、上記ロッ
ク錘9が慣性によって付勢力に抗してスライド移動し、
上記係止突起6と係合して連結片4の回動を係止し、回
動蓋2の回動を係止するように構成した。
つプッシュロック・プッシュオープンタイプのラッチを
用いていない収納容器の蓋体にも適用し得、また衝撃時
に蓋体の開,閉両方向への回動運動を規制することが可
能であり、しかも容器の開放面からストッパ等が突出し
て見栄えを劣化させるようなこともない回動蓋のロック
機構を提供する。 【構成】 回動蓋2の連結片4に設けられた係止突起6
と、この連結片4の近傍に存してスライド運動可能に設
けられたロック錘9と、該ロック錘9を一スライド方向
に付勢する付勢手段11とを設け、衝撃時に、上記ロッ
ク錘9が慣性によって付勢力に抗してスライド移動し、
上記係止突起6と係合して連結片4の回動を係止し、回
動蓋2の回動を係止するように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に装備された
小物入れなどの各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋を
ロックする機構に関し、更に詳述すると自動車の衝突時
や急ブレーキ時、更には悪路走行時などに、その衝撃に
よって上記回動蓋が不意に開閉してしまうことを防止す
るロック機構に関する。
小物入れなどの各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋を
ロックする機構に関し、更に詳述すると自動車の衝突時
や急ブレーキ時、更には悪路走行時などに、その衝撃に
よって上記回動蓋が不意に開閉してしまうことを防止す
るロック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車の車内に設けられた小物入
れ等の収納部を閉塞する回動蓋が衝撃時に不意に開閉し
てしまうことを防止するロック機構としては、図8,9
に示したロック機構が知られている(実公平5−472
34号公報)。
れ等の収納部を閉塞する回動蓋が衝撃時に不意に開閉し
てしまうことを防止するロック機構としては、図8,9
に示したロック機構が知られている(実公平5−472
34号公報)。
【0003】このロック機構は、図8に示したように、
上端面が開放した四角箱型の容器本体aの開口部後端側
に蓋体bを回動可能に取り付けると共に、該蓋体bをバ
ネcで開方向へと付勢し、この蓋体bの自由端部下面に
ロック突起dを突設すると共に、上記容器本体aの開口
部前端側にプッシュロック・プッシュオープンタイプの
ラッチeを取り付け、このラッチeに上記ロック突起d
をロックすることにより、上記蓋体bを上記バネcの付
勢力に抗して閉状態に保持するように構成した収納容器
に設けられたものである。
上端面が開放した四角箱型の容器本体aの開口部後端側
に蓋体bを回動可能に取り付けると共に、該蓋体bをバ
ネcで開方向へと付勢し、この蓋体bの自由端部下面に
ロック突起dを突設すると共に、上記容器本体aの開口
部前端側にプッシュロック・プッシュオープンタイプの
ラッチeを取り付け、このラッチeに上記ロック突起d
をロックすることにより、上記蓋体bを上記バネcの付
勢力に抗して閉状態に保持するように構成した収納容器
に設けられたものである。
【0004】即ち、上記容器本体aの開口部前端部に開
口面より上方に突出する上下動可能なストッパfを設け
ると共に、該ストッパfの下方に存してスライド運動可
能な重り部材gを設け、かつ上記ストッパfを上方へ、
また上記重り部材gを一スライド方向へそれぞれバネ
h,iで付勢し、これらストッパf及び重り部材gから
なるロック機構により、衝撃時に上記蓋体bが不意に開
いてしまうことを防止するものである。
口面より上方に突出する上下動可能なストッパfを設け
ると共に、該ストッパfの下方に存してスライド運動可
能な重り部材gを設け、かつ上記ストッパfを上方へ、
また上記重り部材gを一スライド方向へそれぞれバネ
h,iで付勢し、これらストッパf及び重り部材gから
なるロック機構により、衝撃時に上記蓋体bが不意に開
いてしまうことを防止するものである。
【0005】このロック機構のロック動作について説明
すると、常時は図9(A)に示したように、上記蓋体b
の自由端側を押圧pすると、蓋体bの自由端側が下方へ
と回動し、該蓋体bの自由端部下面に設けられたロック
突起dがラッチe内で下方へと押し下げられ、これによ
りラッチeによるロック突起dのロック状態が解除さ
れ、蓋体bが上記バネc(図8参照)の付勢力により開
方向に回動して(図8中の一点鎖線b’参照)、容器本
体aの上端面が開放する。このとき、上記蓋体bの自由
端側を押圧pして蓋体bの自由端側を下方へと回動させ
る際、上記ストッパfは蓋体bに押圧されてバネhの付
勢力に抗して下方へと押し下げられる。
すると、常時は図9(A)に示したように、上記蓋体b
の自由端側を押圧pすると、蓋体bの自由端側が下方へ
と回動し、該蓋体bの自由端部下面に設けられたロック
突起dがラッチe内で下方へと押し下げられ、これによ
りラッチeによるロック突起dのロック状態が解除さ
れ、蓋体bが上記バネc(図8参照)の付勢力により開
方向に回動して(図8中の一点鎖線b’参照)、容器本
体aの上端面が開放する。このとき、上記蓋体bの自由
端側を押圧pして蓋体bの自由端側を下方へと回動させ
る際、上記ストッパfは蓋体bに押圧されてバネhの付
勢力に抗して下方へと押し下げられる。
【0006】そして、自動車の衝突時や急ブレーキ時な
どの衝撃時には、図9(B)に示したように、その衝撃
により上記重り部材gがバネiの付勢力に抗してスライ
ドし、該重り部材gのロック部g’が上記ストッパfの
下に移動して該ストッパfの下方への移動を係止する。
これにより、蓋体bの自由端側が衝撃により下方へと回
動しようとしても上記ストッパfにより係止され、蓋体
bの自由端側が下方へと回動してラッチeとロック突起
dとの係合状態が解除されることが防止されるものであ
る。
どの衝撃時には、図9(B)に示したように、その衝撃
により上記重り部材gがバネiの付勢力に抗してスライ
ドし、該重り部材gのロック部g’が上記ストッパfの
下に移動して該ストッパfの下方への移動を係止する。
これにより、蓋体bの自由端側が衝撃により下方へと回
動しようとしても上記ストッパfにより係止され、蓋体
bの自由端側が下方へと回動してラッチeとロック突起
dとの係合状態が解除されることが防止されるものであ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のロック機構には、以下の問題点がある。 この従来のロック機構は、蓋体bの自由端側に設ける
必要があり、蓋体bの回動軸側に設けることが困難であ
る。即ち、蓋体bの自由端側が所定ストローク回動する
のを上記ストッパfで係止、これにより蓋体bのロック
状態が解除されるのを防止する構造であるため、蓋体b
のロック状態が解除されるまでにある程度の回動ストロ
ークがなければならず、ロック解除までの回動ストロー
クが非常に短い蓋体bの回動軸側では、効果的にストッ
パfの係止作用を発揮させることが困難である。このた
め、例えば収納容器を装着する自動車側の要求によりロ
ック機構を蓋体bの回動軸側に設けなければならない場
合には適用できない。
来のロック機構には、以下の問題点がある。 この従来のロック機構は、蓋体bの自由端側に設ける
必要があり、蓋体bの回動軸側に設けることが困難であ
る。即ち、蓋体bの自由端側が所定ストローク回動する
のを上記ストッパfで係止、これにより蓋体bのロック
状態が解除されるのを防止する構造であるため、蓋体b
のロック状態が解除されるまでにある程度の回動ストロ
ークがなければならず、ロック解除までの回動ストロー
クが非常に短い蓋体bの回動軸側では、効果的にストッ
パfの係止作用を発揮させることが困難である。このた
め、例えば収納容器を装着する自動車側の要求によりロ
ック機構を蓋体bの回動軸側に設けなければならない場
合には適用できない。
【0008】この従来のロック機構は、プッシュロッ
ク・プッシュオープンタイプのラッチを用いた収納容器
の蓋体にしか適用できない。即ち、ストッパfが蓋体b
に当接して該蓋体bが下方へと回動するのを防止するこ
とにより、蓋体bのロック状態が解除されるのを防止す
る構造であるため、例えば蓋体が閉状態近傍では閉方向
に付勢されると共に開状態近傍では開方向に付勢され、
これにより蓋体を開状態及び閉状態に保持するタイプの
蓋体には適用できない。
ク・プッシュオープンタイプのラッチを用いた収納容器
の蓋体にしか適用できない。即ち、ストッパfが蓋体b
に当接して該蓋体bが下方へと回動するのを防止するこ
とにより、蓋体bのロック状態が解除されるのを防止す
る構造であるため、例えば蓋体が閉状態近傍では閉方向
に付勢されると共に開状態近傍では開方向に付勢され、
これにより蓋体を開状態及び閉状態に保持するタイプの
蓋体には適用できない。
【0009】この従来のロック機構は、蓋体の閉状態
を保持しておくことができるだけで、衝撃時に開状態の
蓋体が不意に閉方向に回動して閉じてしまうことを防止
することができない。即ち、衝撃時には、上記ストッパ
fが係止された状態となるので、開状態にある蓋体bが
完全に閉じてラッチeにロックされることはないが、衝
撃により蓋体bがバネcの付勢力に抗して勢いよく閉方
向に回動し、この蓋体bに指等を挟むおそれがある。
を保持しておくことができるだけで、衝撃時に開状態の
蓋体が不意に閉方向に回動して閉じてしまうことを防止
することができない。即ち、衝撃時には、上記ストッパ
fが係止された状態となるので、開状態にある蓋体bが
完全に閉じてラッチeにロックされることはないが、衝
撃により蓋体bがバネcの付勢力に抗して勢いよく閉方
向に回動し、この蓋体bに指等を挟むおそれがある。
【0010】この従来のロック機構では、上記ストッ
パfが容器本体aの開口部上面に突出しているため、開
放状態の見栄えが悪い。
パfが容器本体aの開口部上面に突出しているため、開
放状態の見栄えが悪い。
【0011】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、回動蓋の回動軸側に構成することができ、かつプッ
シュロック・プッシュオープンタイプのラッチを用いて
いない収納容器の蓋体にも適用し得、また衝撃時に蓋体
の開,閉両方向への回動運動を規制することが可能であ
り、しかも容器の開放面からストッパ等が突出して見栄
えを劣化させるようなこともない回動蓋のロック機構を
提供することを目的とする。
で、回動蓋の回動軸側に構成することができ、かつプッ
シュロック・プッシュオープンタイプのラッチを用いて
いない収納容器の蓋体にも適用し得、また衝撃時に蓋体
の開,閉両方向への回動運動を規制することが可能であ
り、しかも容器の開放面からストッパ等が突出して見栄
えを劣化させるようなこともない回動蓋のロック機構を
提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋が衝
撃時等に不意に開閉してしまうのを防止するロック機構
であって、蓋本体に突設した連結片を上記収納部に回動
可能に連結することにより、該収納部の開口部に回動可
能に設けられ回動蓋と、該回動蓋の上記連結片に設けら
れた係止突起と、上記収納部に上記連結片の近傍に存し
てスライド運動可能に設けられたロック錘と、該ロック
錘を一スライド方向に付勢する付勢手段とを具備してな
り、衝撃時に、上記ロック錘が慣性によって上記付勢手
段の付勢力に抗してスライド移動することにより、該ロ
ック錘が上記係止突起と係合して連結片の回動を係止
し、これにより上記回動蓋の回動を係止して衝撃による
該回動蓋の開閉を防止するように構成したことを特徴と
する回動蓋のロック機構を提供する。
成するため、各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋が衝
撃時等に不意に開閉してしまうのを防止するロック機構
であって、蓋本体に突設した連結片を上記収納部に回動
可能に連結することにより、該収納部の開口部に回動可
能に設けられ回動蓋と、該回動蓋の上記連結片に設けら
れた係止突起と、上記収納部に上記連結片の近傍に存し
てスライド運動可能に設けられたロック錘と、該ロック
錘を一スライド方向に付勢する付勢手段とを具備してな
り、衝撃時に、上記ロック錘が慣性によって上記付勢手
段の付勢力に抗してスライド移動することにより、該ロ
ック錘が上記係止突起と係合して連結片の回動を係止
し、これにより上記回動蓋の回動を係止して衝撃による
該回動蓋の開閉を防止するように構成したことを特徴と
する回動蓋のロック機構を提供する。
【0013】
【作用】本発明の回動蓋のロック機構は、上述の通り、
各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋が衝撃時等に不意
に開閉してしまうのを防止するロック機構であり、自動
車の車内等に装備された種々の収納容器等に好適に採用
されるもので、衝突時や急ブレーキ時、又は悪路走行時
などに生じる衝撃によって、回動蓋が閉状態から意に反
して開方向へと回動すること、又は開状態から意に反し
て閉状態へと回動することを防止するものである。
各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋が衝撃時等に不意
に開閉してしまうのを防止するロック機構であり、自動
車の車内等に装備された種々の収納容器等に好適に採用
されるもので、衝突時や急ブレーキ時、又は悪路走行時
などに生じる衝撃によって、回動蓋が閉状態から意に反
して開方向へと回動すること、又は開状態から意に反し
て閉状態へと回動することを防止するものである。
【0014】即ち、本発明のロック機構において、上記
回動蓋を回動させて収容部の開口部を開閉すると、回動
蓋の回動運動と一体的に上記連結片も回動運動し、常時
は上記ロック錘が付勢手段の付勢力により一方のスライ
ド限に位置してこのロック錘と上記連結片に設けられた
係止突起とが係合しない状態となっており、自由に回動
蓋を回動させて開閉することできるようになっている。
回動蓋を回動させて収容部の開口部を開閉すると、回動
蓋の回動運動と一体的に上記連結片も回動運動し、常時
は上記ロック錘が付勢手段の付勢力により一方のスライ
ド限に位置してこのロック錘と上記連結片に設けられた
係止突起とが係合しない状態となっており、自由に回動
蓋を回動させて開閉することできるようになっている。
【0015】この状態で本発明のロック機構に衝撃負荷
がかかると、上記ロック錘が慣性によって上記付勢手段
の付勢力に抗して他方のスライド限にスライドし、この
ロック錘と上記連結片の係止突起とが係合し、該連結片
の回動が係止される。これにより、回動蓋の回動も係止
され、衝撃により回動蓋が閉状態から開方向へと回動す
ること、又は開状態から閉状態へと回動することが防止
される。
がかかると、上記ロック錘が慣性によって上記付勢手段
の付勢力に抗して他方のスライド限にスライドし、この
ロック錘と上記連結片の係止突起とが係合し、該連結片
の回動が係止される。これにより、回動蓋の回動も係止
され、衝撃により回動蓋が閉状態から開方向へと回動す
ること、又は開状態から閉状態へと回動することが防止
される。
【0016】そして、衝撃負荷が解除されると再び上記
ロック錘が付勢手段の付勢力により一方のスライド限に
移動して初期状態に復帰し、回動蓋を自由に開閉するこ
とができる状態となる。
ロック錘が付勢手段の付勢力により一方のスライド限に
移動して初期状態に復帰し、回動蓋を自由に開閉するこ
とができる状態となる。
【0017】このように、本発明のロック機構は、回動
蓋と収納部とを回動可能に連結している連結片を係止す
るものであり、回動蓋の回動軸近傍に構成されるもので
ある。従って、収納部が設けられる自動車側の要求によ
りロック機構を蓋体bの回動軸側に設けなければならな
い場合に好適に使用される。また、このロック機構を構
成する部材が収納部の開口部に一切露出しないので見栄
えがよく、開状態にあるときでも収納部の外観を劣化さ
れることがない。
蓋と収納部とを回動可能に連結している連結片を係止す
るものであり、回動蓋の回動軸近傍に構成されるもので
ある。従って、収納部が設けられる自動車側の要求によ
りロック機構を蓋体bの回動軸側に設けなければならな
い場合に好適に使用される。また、このロック機構を構
成する部材が収納部の開口部に一切露出しないので見栄
えがよく、開状態にあるときでも収納部の外観を劣化さ
れることがない。
【0018】また、ロック錘により回動蓋の回動軸部を
直接係止して該回動蓋の回動運動をロックするようにな
っているので、プッシュロック・プッシュオープンタイ
プのラッチを用いていない収納部の回動蓋、例えば回動
蓋が閉状態近傍では閉方向に付勢されると共に開状態近
傍では開方向に付勢され、これにより回動蓋を開状態及
び閉状態に保持するタイプの収納容器等にも好適に採用
することができる。
直接係止して該回動蓋の回動運動をロックするようにな
っているので、プッシュロック・プッシュオープンタイ
プのラッチを用いていない収納部の回動蓋、例えば回動
蓋が閉状態近傍では閉方向に付勢されると共に開状態近
傍では開方向に付勢され、これにより回動蓋を開状態及
び閉状態に保持するタイプの収納容器等にも好適に採用
することができる。
【0019】更に、上述のように、回動蓋の回動軸部を
直接係止して該回動蓋の回動運動をロックするようにな
っているので、上記連結片に設けた係止突起の形成位置
を調節することにより、この係止突起と上記ロック錘と
が係合するときの回動蓋の回動角度を自由に設定するこ
とができ、これにより回動蓋が閉状態又は開状態のいず
れの状態でロックさせるかを適宜選択することができ、
更に閉状態用の係止突起と開状態用の係止突起の両方を
上記連結片に設けることにより、閉状態及び開状態の両
方の状態で回動蓋をロックするように構成することもで
きる。
直接係止して該回動蓋の回動運動をロックするようにな
っているので、上記連結片に設けた係止突起の形成位置
を調節することにより、この係止突起と上記ロック錘と
が係合するときの回動蓋の回動角度を自由に設定するこ
とができ、これにより回動蓋が閉状態又は開状態のいず
れの状態でロックさせるかを適宜選択することができ、
更に閉状態用の係止突起と開状態用の係止突起の両方を
上記連結片に設けることにより、閉状態及び開状態の両
方の状態で回動蓋をロックするように構成することもで
きる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1〜7は、本発明の一実施例にかかる回動
蓋のロック機構を組み込んだ収納容器を示すもので、こ
の収納容器は、図1に示されているように、上端面が開
放した四角箱型の容器本体(収納部)1と、該容器本体
1の上端開口部を開閉可能に閉塞する回動蓋2とを具備
してなり、自動車のセンターコンソールやダッシュボー
ドなどに組み込んで小物入れ等として好適に使用される
ものである。
説明する。図1〜7は、本発明の一実施例にかかる回動
蓋のロック機構を組み込んだ収納容器を示すもので、こ
の収納容器は、図1に示されているように、上端面が開
放した四角箱型の容器本体(収納部)1と、該容器本体
1の上端開口部を開閉可能に閉塞する回動蓋2とを具備
してなり、自動車のセンターコンソールやダッシュボー
ドなどに組み込んで小物入れ等として好適に使用される
ものである。
【0021】上記回動蓋2は、略板状の蓋本体3の後端
両側縁部下面にそれぞれ舌状の連結片4を一体に突設
し、これら両連結片4(図では一方の連結片4しか示し
ていない)をそれぞれ上記容器本体1の両側面後端部に
回動軸5により軸着したもので、これにより容器本体1
と回動可能に連結されている。また、上記蓋本体3の前
端部下面にはロック突起dが突設されており、このロッ
ク突起dが上記容器本体1の開口部前端に設けられたプ
ッシュロック・プッシュオープンタイプのラッチeと係
合して、回動蓋2が閉状態でロックされるようになって
いる。なお、この回動蓋2と容器本体1との間には、特
に図示していないが、バネが介装されており、このバネ
により回動蓋2が開方向に付勢されている。
両側縁部下面にそれぞれ舌状の連結片4を一体に突設
し、これら両連結片4(図では一方の連結片4しか示し
ていない)をそれぞれ上記容器本体1の両側面後端部に
回動軸5により軸着したもので、これにより容器本体1
と回動可能に連結されている。また、上記蓋本体3の前
端部下面にはロック突起dが突設されており、このロッ
ク突起dが上記容器本体1の開口部前端に設けられたプ
ッシュロック・プッシュオープンタイプのラッチeと係
合して、回動蓋2が閉状態でロックされるようになって
いる。なお、この回動蓋2と容器本体1との間には、特
に図示していないが、バネが介装されており、このバネ
により回動蓋2が開方向に付勢されている。
【0022】上記回動蓋2に設けられた一方の連結片4
の内面には、図2,3に示されているように、上記回動
軸5よりも先端側に存して係止突起6が一体に突設され
ていると共に、上記容器本体1の一側面後部には上記連
結片4の内側に存して衝撃ロック装置7が取り付けられ
ている。
の内面には、図2,3に示されているように、上記回動
軸5よりも先端側に存して係止突起6が一体に突設され
ていると共に、上記容器本体1の一側面後部には上記連
結片4の内側に存して衝撃ロック装置7が取り付けられ
ている。
【0023】上記衝撃ロック装置7は、図7に示したよ
うに、一面側上部に幅方向に沿って溝10が形成された
四角柱状のロック錘9を有底四角筒状のケース8内に上
下方向スライド可能に収容すると共に、ロック錘9とケ
ース8の底壁との間にコイルバネ11を配設して、上記
ロック錘9を上方へと付勢したものである。また、上記
ロック錘9の一面上下方向中間部にはスライド係止突起
12が設けられていると共に、上記ケース8の一面上部
には長方形のスライド係止穴13が設けられており、こ
のスライド係止穴13に上記スライド係止突起12が挿
入されて、図4,5に示されているように、スライド係
止穴13の上端縁にスライド係止突起12が当接してロ
ック錘9の上方スライド限となる。
うに、一面側上部に幅方向に沿って溝10が形成された
四角柱状のロック錘9を有底四角筒状のケース8内に上
下方向スライド可能に収容すると共に、ロック錘9とケ
ース8の底壁との間にコイルバネ11を配設して、上記
ロック錘9を上方へと付勢したものである。また、上記
ロック錘9の一面上下方向中間部にはスライド係止突起
12が設けられていると共に、上記ケース8の一面上部
には長方形のスライド係止穴13が設けられており、こ
のスライド係止穴13に上記スライド係止突起12が挿
入されて、図4,5に示されているように、スライド係
止穴13の上端縁にスライド係止突起12が当接してロ
ック錘9の上方スライド限となる。
【0024】この衝撃ロック装置7は、図2,4に示さ
れているように、回動蓋2が閉状態にあるとき、上方ス
ライド限にあるロック錘9の溝10が上記連結片4の係
止突起6と同じ高さに位置すると共に、上記ロック錘9
が上記係止突起6の後方近傍に位置するように配設され
ている(図4参照)。
れているように、回動蓋2が閉状態にあるとき、上方ス
ライド限にあるロック錘9の溝10が上記連結片4の係
止突起6と同じ高さに位置すると共に、上記ロック錘9
が上記係止突起6の後方近傍に位置するように配設され
ている(図4参照)。
【0025】次に、本例ロック機構の動作について説明
する。上記収納容器は、通常は図1に示されているよう
に、回動蓋2のロック突起dが容器本体1に設けられた
プッシュロック・プッシュオープンタイプのラッチeと
係合し、回動蓋2がバネ(図示せず)の付勢力に抗して
閉状態で保持されている。
する。上記収納容器は、通常は図1に示されているよう
に、回動蓋2のロック突起dが容器本体1に設けられた
プッシュロック・プッシュオープンタイプのラッチeと
係合し、回動蓋2がバネ(図示せず)の付勢力に抗して
閉状態で保持されている。
【0026】この状態から回動蓋2を開いて容器本体1
の開口部を開放する場合は、回動蓋2の前端側を押圧p
して回動蓋2を閉方向に回動させ、ロック突起dを押し
下げる。これにより、ラッチeとロック突起dとの係合
状態が解除され、押圧力pを解除すると回動蓋2がバネ
(図示せず)の付勢力により開方向に自動的に回動し
(図1中、破線2’参照)、容器本体1の開口部が開放
する。また、この開放状態から回動蓋2を閉じて容器本
体1の開口部を閉塞する場合は、開状態にある回動蓋
2’を押圧p’して回動蓋2を閉方向に回動させ、ロッ
ク突起dをラッチe内に押し込む、これによりラッチe
とロック突起dとが係合して、回動蓋2が容器本体1の
開口部を閉塞した閉状態に保持される。
の開口部を開放する場合は、回動蓋2の前端側を押圧p
して回動蓋2を閉方向に回動させ、ロック突起dを押し
下げる。これにより、ラッチeとロック突起dとの係合
状態が解除され、押圧力pを解除すると回動蓋2がバネ
(図示せず)の付勢力により開方向に自動的に回動し
(図1中、破線2’参照)、容器本体1の開口部が開放
する。また、この開放状態から回動蓋2を閉じて容器本
体1の開口部を閉塞する場合は、開状態にある回動蓋
2’を押圧p’して回動蓋2を閉方向に回動させ、ロッ
ク突起dをラッチe内に押し込む、これによりラッチe
とロック突起dとが係合して、回動蓋2が容器本体1の
開口部を閉塞した閉状態に保持される。
【0027】ここで、開閉蓋2の回開閉操作は上記の通
り行われるが、このとき回動蓋2の回動動作と一体的に
上記連結片4も回動し、このとき図2,4に示されてい
るように、上記衝撃ロック装置7のロック錘9は上方ス
ライド限にあり、図5に示したように、回動蓋2の前端
側を押圧pしてロック突起dとラッチeとの係合状態を
解除する際、連結片4に設けられた係止突起6がロック
錘9の溝10内に一時的に挿入された状態となる。これ
により、回動蓋2は支障なく閉方向に回動し、ロック突
起dとラッチeとの係合状態が解除される。
り行われるが、このとき回動蓋2の回動動作と一体的に
上記連結片4も回動し、このとき図2,4に示されてい
るように、上記衝撃ロック装置7のロック錘9は上方ス
ライド限にあり、図5に示したように、回動蓋2の前端
側を押圧pしてロック突起dとラッチeとの係合状態を
解除する際、連結片4に設けられた係止突起6がロック
錘9の溝10内に一時的に挿入された状態となる。これ
により、回動蓋2は支障なく閉方向に回動し、ロック突
起dとラッチeとの係合状態が解除される。
【0028】次に、自動車の衝突時や急ブレーキ時、又
は悪路走行時などの衝撃により、この収納容器に衝撃負
荷がかかると、図3,6に示されているように、上記ロ
ック錘9が慣性によって上記バネ11の付勢力に抗して
下方スライド限にスライドし、このロック錘9の上端部
が衝撃により後方へと回動しようとする上記連結片4の
係止突起6と係合し、該連結片4の後方への回動(閉方
向への回動)が係止される。これにより回動蓋2の回動
も係止され、回動蓋2が衝撃により閉方向へと回動して
ロック突起dとラッチeとの係合状態が解除されるのが
確実に防止される。
は悪路走行時などの衝撃により、この収納容器に衝撃負
荷がかかると、図3,6に示されているように、上記ロ
ック錘9が慣性によって上記バネ11の付勢力に抗して
下方スライド限にスライドし、このロック錘9の上端部
が衝撃により後方へと回動しようとする上記連結片4の
係止突起6と係合し、該連結片4の後方への回動(閉方
向への回動)が係止される。これにより回動蓋2の回動
も係止され、回動蓋2が衝撃により閉方向へと回動して
ロック突起dとラッチeとの係合状態が解除されるのが
確実に防止される。
【0029】そして、衝撃負荷が解除されると再び上記
ロック錘9がバネ11の付勢力により上方スライド限に
移動して初期状態に復帰し、回動蓋2を自由に開閉する
ことができる状態となる。
ロック錘9がバネ11の付勢力により上方スライド限に
移動して初期状態に復帰し、回動蓋2を自由に開閉する
ことができる状態となる。
【0030】このように、本実施例のロック機構は、衝
撃時に回動蓋2と容器本体1とを回動可能に連結してい
る連結片4を係止するものであり、回動蓋2の回動軸5
の近傍に構成されるものである。従って、収納容器が設
けられる自動車側の要求によりロック機構を回動蓋2の
回動軸5側に設けなければならない場合に使用されるも
のである。また、このロック機構を構成する部材が容器
本体1の開口部に一切露出しないので見栄えがよく、回
動蓋2が開状態にあるときでも収納部の外観を劣化され
ることがない。
撃時に回動蓋2と容器本体1とを回動可能に連結してい
る連結片4を係止するものであり、回動蓋2の回動軸5
の近傍に構成されるものである。従って、収納容器が設
けられる自動車側の要求によりロック機構を回動蓋2の
回動軸5側に設けなければならない場合に使用されるも
のである。また、このロック機構を構成する部材が容器
本体1の開口部に一切露出しないので見栄えがよく、回
動蓋2が開状態にあるときでも収納部の外観を劣化され
ることがない。
【0031】また、本例ではプッシュロック・プッシュ
オープンタイプのラッチを用いた収納容器に本発明ロッ
ク機構を構成したが、本発明ロック機構機構は本実施例
の通りロック錘9により回動蓋2の回動軸5部分を直接
係止して該回動蓋2の回動運動をロックするようになっ
ているので、プッシュロック・プッシュオープンタイプ
のラッチを用いていない収納容器にも好適に採用するこ
とができる。例えば、上記本実施例の収納容器におい
て、ラッチeを用いずに公知の付勢機構により回動蓋2
を閉状態近傍では閉方向に付勢すると共に開状態近傍で
は開方向に付勢し、これにより回動蓋2が開状態及び閉
状態で保持されるようにする。そして、上記衝撃ロック
装置7を係止突起6の後側ではなく前側に設けて、衝撃
時に連結片4が前方へ回動するのを上記ロック錘9によ
り係止し、回動蓋4開方向に回動するのを防止するよう
にすることもできる。
オープンタイプのラッチを用いた収納容器に本発明ロッ
ク機構を構成したが、本発明ロック機構機構は本実施例
の通りロック錘9により回動蓋2の回動軸5部分を直接
係止して該回動蓋2の回動運動をロックするようになっ
ているので、プッシュロック・プッシュオープンタイプ
のラッチを用いていない収納容器にも好適に採用するこ
とができる。例えば、上記本実施例の収納容器におい
て、ラッチeを用いずに公知の付勢機構により回動蓋2
を閉状態近傍では閉方向に付勢すると共に開状態近傍で
は開方向に付勢し、これにより回動蓋2が開状態及び閉
状態で保持されるようにする。そして、上記衝撃ロック
装置7を係止突起6の後側ではなく前側に設けて、衝撃
時に連結片4が前方へ回動するのを上記ロック錘9によ
り係止し、回動蓋4開方向に回動するのを防止するよう
にすることもできる。
【0032】更に、本例では衝撃時に回動蓋2を閉状態
で保持するように構成したが、本発明ロック機構機構
は、上記本実施例のように、回動蓋の回動軸5部分を直
接係止して該回動蓋2の回動運動をロックするようにな
っているので、上記連結片4に設けた係止突起6の形成
位置を調節することにより、この係止突起6と上記ロッ
ク錘9とが係合するときの回動蓋2の回動角度を自由に
設定することができ、これにより回動蓋2が閉状態又は
開状態のいずれの状態でロックさせるかを適宜選択する
ことができ、更に閉状態用の係止突起と開状態用の係止
突起の両方を上記連結片4に設けることにより、閉状態
及び開状態の両方の状態で回動蓋2をロックするように
構成することもできる。
で保持するように構成したが、本発明ロック機構機構
は、上記本実施例のように、回動蓋の回動軸5部分を直
接係止して該回動蓋2の回動運動をロックするようにな
っているので、上記連結片4に設けた係止突起6の形成
位置を調節することにより、この係止突起6と上記ロッ
ク錘9とが係合するときの回動蓋2の回動角度を自由に
設定することができ、これにより回動蓋2が閉状態又は
開状態のいずれの状態でロックさせるかを適宜選択する
ことができ、更に閉状態用の係止突起と開状態用の係止
突起の両方を上記連結片4に設けることにより、閉状態
及び開状態の両方の状態で回動蓋2をロックするように
構成することもできる。
【0033】即ち、上記本実施例の収納容器において、
上記回動蓋2が開状態にあるときに上記ロック錘9の前
側近傍に位置する第2の係止突起を連結片4に設けるこ
とにより、上記回動蓋2が開状態にあるときに衝撃負荷
がかかっても、上記第2の係止突起がロック錘9に係合
して連結片4の回動が係止され、回動蓋2が開状態で確
実に保持されるようにすることができる。
上記回動蓋2が開状態にあるときに上記ロック錘9の前
側近傍に位置する第2の係止突起を連結片4に設けるこ
とにより、上記回動蓋2が開状態にあるときに衝撃負荷
がかかっても、上記第2の係止突起がロック錘9に係合
して連結片4の回動が係止され、回動蓋2が開状態で確
実に保持されるようにすることができる。
【0034】なお、本発明の回動蓋のロック機構は、上
記実施例に限定されるものではなく、容器本体1、回動
蓋2、連結片4の形状や回動蓋2を閉状態で保持してお
くためのロック機構(上記実施例ではラッチeを用い
た)等は適宜変更することができ、また衝撃ロック装置
も上記実施例の衝撃ロック装置7に限定されるものでは
なく、連結片4の係止突起6と係合することができるス
ライド可能なロック錘9を有するものであればいずれの
構成であってもよい。更に、その他の構成についても本
発明の要旨を逸脱しない限り、種々変更して差し支えな
い。
記実施例に限定されるものではなく、容器本体1、回動
蓋2、連結片4の形状や回動蓋2を閉状態で保持してお
くためのロック機構(上記実施例ではラッチeを用い
た)等は適宜変更することができ、また衝撃ロック装置
も上記実施例の衝撃ロック装置7に限定されるものでは
なく、連結片4の係止突起6と係合することができるス
ライド可能なロック錘9を有するものであればいずれの
構成であってもよい。更に、その他の構成についても本
発明の要旨を逸脱しない限り、種々変更して差し支えな
い。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の回動蓋の
ロック機構によれば、回動蓋の回動軸側に構成すること
ができ、かつプッシュロック・プッシュオープンタイプ
のラッチを用いていない収納容器の回動蓋にも適用し
得、また衝撃時に回動蓋の開,閉両方向への回動運動を
規制することが可能であり、しかも容器の開放面からス
トッパ等が突出して見栄えを劣化させるようなこともな
い。
ロック機構によれば、回動蓋の回動軸側に構成すること
ができ、かつプッシュロック・プッシュオープンタイプ
のラッチを用いていない収納容器の回動蓋にも適用し
得、また衝撃時に回動蓋の開,閉両方向への回動運動を
規制することが可能であり、しかも容器の開放面からス
トッパ等が突出して見栄えを劣化させるようなこともな
い。
【図1】本発明の一実施例にかかる回動蓋のロック機構
を有する収納容器を示す側面図である。
を有する収納容器を示す側面図である。
【図2】同収納容器の容器本体と回動蓋との回動軸部分
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図3】同収納容器の容器本体と回動蓋との回動軸部分
を示す衝撃時の部分断面図である。
を示す衝撃時の部分断面図である。
【図4】同収納容器の容器本体と回動蓋との回動軸部分
を示す一部を切り欠いた部分側面図である。
を示す一部を切り欠いた部分側面図である。
【図5】同収納容器の容器本体と回動蓋との回動軸部分
を示す開放操作時の一部を切り欠いた部分側面図であ
る。
を示す開放操作時の一部を切り欠いた部分側面図であ
る。
【図6】同収納容器の容器本体と回動蓋との回動軸部分
を示す衝撃時の一部を切り欠いた部分側面図である。
を示す衝撃時の一部を切り欠いた部分側面図である。
【図7】同収納容器を構成する衝撃ロック装置を示す分
解図である。
解図である。
【図8】従来のロック機構を採用した収納容器の一例を
示す一部を断面とした側面図である。
示す一部を断面とした側面図である。
【図9】同収納容器のロック機構部を示す部分断面図で
あり、(A)は開放操作時、(B)衝撃時である。
あり、(A)は開放操作時、(B)衝撃時である。
1 容器本体(収納部) 2 回動蓋 3 蓋本体 4 連結片 5 回動軸 6 係止突起 7 衝撃ロック装置 8 ケース 9 ロック錘 10 溝 11 バネ(付勢手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 各種収納部の開口部を閉塞する回動蓋が
衝撃時等に不意に開閉してしまうのを防止するロック機
構であって、蓋本体に突設した連結片を上記収納部に回
動可能に連結することにより、該収納部の開口部に回動
可能に設けられ回動蓋と、該回動蓋の上記連結片に設け
られた係止突起と、上記収納部に上記連結片の近傍に存
してスライド運動可能に設けられたロック錘と、該ロッ
ク錘を一スライド方向に付勢する付勢手段とを具備して
なり、衝撃時に、上記ロック錘が慣性によって上記付勢
手段の付勢力に抗してスライド移動することにより、該
ロック錘が上記係止突起と係合して連結片の回動を係止
し、これにより上記回動蓋の回動を係止して衝撃による
該回動蓋の開閉を防止するように構成したことを特徴と
する回動蓋のロック機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34001294A JPH08184237A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 回動蓋のロック機構 |
US08/572,043 US5603540A (en) | 1994-12-28 | 1995-12-14 | Swing lid locking mechanism |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34001294A JPH08184237A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 回動蓋のロック機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08184237A true JPH08184237A (ja) | 1996-07-16 |
Family
ID=18332908
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34001294A Pending JPH08184237A (ja) | 1994-12-28 | 1994-12-28 | 回動蓋のロック機構 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5603540A (ja) |
JP (1) | JPH08184237A (ja) |
Cited By (2)
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CN112943069A (zh) * | 2021-02-02 | 2021-06-11 | 上汽大众汽车有限公司 | 汽车卷帘碰撞锁止机构 |
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Also Published As
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