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JPH0817234B2 - 半導体集積回路 - Google Patents

半導体集積回路

Info

Publication number
JPH0817234B2
JPH0817234B2 JP63178965A JP17896588A JPH0817234B2 JP H0817234 B2 JPH0817234 B2 JP H0817234B2 JP 63178965 A JP63178965 A JP 63178965A JP 17896588 A JP17896588 A JP 17896588A JP H0817234 B2 JPH0817234 B2 JP H0817234B2
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JP
Japan
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region
layer
conductivity type
type
substrate
Prior art date
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Application number
JP63178965A
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JPH0230187A (ja
Inventor
豊 吉田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
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Publication of JPH0230187A publication Critical patent/JPH0230187A/ja
Publication of JPH0817234B2 publication Critical patent/JPH0817234B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D30/00Field-effect transistors [FET]
    • H10D30/60Insulated-gate field-effect transistors [IGFET]
    • H10D30/64Double-diffused metal-oxide semiconductor [DMOS] FETs
    • H10D30/66Vertical DMOS [VDMOS] FETs
    • H10D30/663Vertical DMOS [VDMOS] FETs having both source contacts and drain contacts on the same surface, i.e. up-drain VDMOS
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D12/00Bipolar devices controlled by the field effect, e.g. insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
    • H10D12/411Insulated-gate bipolar transistors [IGBT]
    • H10D12/441Vertical IGBTs
    • H10D12/491Vertical IGBTs having both emitter contacts and collector contacts in the same substrate side

Landscapes

  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、半導体装置に関し、特に縦型FETを用いた
半導体集積回路に関する。
〔従来の技術〕
従来、高電圧大電流の高速制御用半導体素子として拡
散自己整合ゲート形MOS FETすなわちDMOS FETがある。
第6図に一般的なエンハンスメント型縦型nチャンネル
形DMOS FETの一例の断面図を示す。
第6図において、1は高抵抗p形基板、2および3
は、基板1に、それぞれ、形成された高濃度のn+形およ
びp+形埋込み層である。その上にn-形エピタキシアル層
4を形成し、そのエピタキシアル層4には、p+形埋込み
層3に対応してp+形アイソレーション層5を拡散により
形成すると共に、埋込み層2に対応してn+形ドレインウ
ォール層6をも拡散により形成する。次にドレイン耐圧
向上のためのp-形拡散層7をp形サブストレート領域10
aの周囲に形成する。
8aはゲート酸化膜、8bはロコス(LOCOS:Localized Ox
idation of Silicon)によるSiO2層である。9はゲート
部に配置されたポリシリコンによるゲートである。11a
はp形サブストレート領域10aのコンタクト部に拡散に
より形成したp+形コンタクト拡散領域、12aはソース領
域、12bはドレインウォール層6のコンタクト部に拡散
により形成したn+形拡散層である。13はSiO2膜である。
14aはソースサブストレート電極、14bはゲート電極、14
cはドレイン電極である。
この種の集積回路において、1チップ内に複数個のデ
バイスを形成する場合には、各々のDMOS FETデバイスを
アイソレーション層5によって分離する必要があり、ド
レイン電極14cは半導体表面から取り出す。
ここで、高耐圧設計のために、エピタキシアル層4の
濃度および厚さは、例えば、100V耐圧であれば、3〜5
Ω・cmおよび15〜20μm、200V耐圧であれば、約10Ω・
cmおよび20〜30μmであり、低濃度で厚い層を形成する
必要がある。一方、nチャンネル形DMOS FETのオン抵抗
は、第6図に示すように、Rwall,Rburied,Repiおよび
Rchの直列抵抗となる。上述のように、エピタキシアル
層4が低濃度で厚く、しかもバイポーラ素子のように少
数キャリアの注入による伝導度の変調がないため、かか
るオン抵抗のうちでRepiの占める割合が大きい。そこ
で、オン抵抗を下げるためには、ゲート面積を広くして
Repiを下げることが有効であるが、そのようにすると、
デバイス面積が大きくなってしまう。さらに、ドレイン
ウォール層6とアイソレーション拡散層5とは、例えば
200V耐圧であれば、40μm程度離間させる必要があり、
通常のNチャンネルDMOS FETにおいては、ドレインウォ
ール層6とアイソレーション層5との間に必要な面積は
デバイス全体の約半分をも占めてしまうことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
このように、従来の縦型DMOS FETの構造においては、
エピタキシアル層4の抵抗が大きいのでオン抵抗を下げ
るためにはデバイス面積を大きくしなければならないこ
と、および高耐圧化しようとすればするほどドレインウ
ォール層6とアイソレーション層5との間の間隔をあげ
て十分なアイソレーションをとることが必要なことによ
り、高電圧,大電流のデバイスを目指す場合には、その
デバイスが非常に大きくなり、コストアップにつながっ
ていた。
そこで、本発明の目的は、従来の縦型DMOS FETにおけ
る上述したオン抵抗およびアイソレーションの問題を解
決するように適切に構成配置した半導体集積回路を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために、本発明は、一導電
形のエピタキシャル層(4)が逆導電形の半導体基板
(1)上に形成され、該エピタキシャル層が当該エピタ
キシャル層の表面から前記基板に達する逆導電形層(3,
5)により複数のアイソレーション領域に分離されると
共に、該複数のアイソレーション領域のうちの一つのア
イソレーション領域と前記基板との接合面近傍に形成さ
れた一導電形の埋込層(2)と、前記一つのアイソレー
ション領域の表面側に選択的に形成された逆導電形のサ
ブストレート領域(10a)と、該サブストレート領域の
表面側に選択的に形成された一導電形のソース領域(12
a)と、前記逆導電形のサブストレート領域の表面側を
チャンネル領域としてその上に絶縁膜(8a)を介して形
成されたゲート領域(9)と、前記一つのアイソレーシ
ョン領域の表面から前記埋込層に達するように当該アイ
ソレーション領域に形成された一導電形のドレインウォ
ール層(6)とからなる一導電形チャンネルの縦型DMOS
FETを備えた半導体集積回路において、 前記サブストレート領域とドレインウォール層との間
の一導電形のエピタキシャル層に少数キャリアを注入す
る逆導電形の拡散層(10b,11c)を当該エピタキシャル
層に接して前記一つのアイソレーション領域の表面側に
設けたことを特徴とする。
ここで、前記サブストレート領域とドレインウォール
層との間のアイソレーション領域の表面側に選択的に形
成された逆導電形のドレイン層(7a)およびソース領域
としての前記逆導電形の拡散層(11c)と、該逆導電形
のドレイン層(7a)および拡散層(11c)の間のアイソ
レーション領域の表面側をチャンネル領域としてその上
に絶縁膜(8a)を介して形成されたゲート領域(9)と
からなる逆導電形チャンネルのDMOSFETを備えてもよ
い。
さらにまた、前記逆導電形の拡散層(10b)と一導電
形のエピタキシャル層との接合によりダイオードを形成
することができる。
〔作用〕
本発明では、例えばnチャンネル形DMOS FETのアイソ
レーション層で限界されたアイソレーション領域内にお
いて、そのDMOS FETのドレイン電極と接続されたドレイ
ン領域に隣接して、サブストレート領域とドレインウォ
ール層との間の一導電形のエピタキシャル層に少数キャ
リアを注入する逆導電形の拡散領域をこのエピタキシャ
ル層に接してアイソレーション領域の表面層に設ける。
すなわち、例えばp形の拡散層を形成する。このp形拡
散層を、かかるアイソレーション領域内に形成されるp
チャンネル形DMOS FETのソース領域あるいはダイオード
のアノード領域として使用する。
その結果、nチャンネル形DMOS FETがオンしたとき、
そのドレイン領域に形成した逆導電形のp形拡散層から
低濃度のドレイン領域に少数キャリアを注入させること
により、高抵抗のエピタキシアル層の伝導度が変調され
てその抵抗値が著しく下がり、その結果、かかるNチャ
ンネル形DMOS FETのオン抵抗を下げることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明す
る。
第1図に本発明の一実施例の断面図を示す。この実施
例では、耐圧が200Vで、オン抵抗が100Ω、電流容量が1
00mAのエンハンスメント型nチャンネルDMOS FETを含む
集積回路を示す。
第1図において、比抵抗が30Ω・cmの高抵抗p形基板
1上に、数10Ω程度の非常に高濃度なn+形埋込み層2
およびp+形埋込み層3を形成し、さらにその上に10Ω・
cm程度のn-形エピタキシアル層4を厚さ20〜30μmほど
に気相成長させる。その半導体表面から、表面濃度が10
18〜1019/cm3程度で、拡散深さの深いp+形アイソレー
ション拡散層5およびn+形ドレインウォール拡散層6を
形成する。これら拡散層5および6は、それぞれ、p+
埋込み層3およびn+形埋込み層2に到達する。
次に、ドレイン耐圧を向上させるために、p-形拡散層
7をp形サブストレート領域10aの外周に形成する。こ
のp-形拡散層7は濃度が非常に低く、1016/cm3であ
る。その拡散深さは3μm程度でよい。p形サブストレ
ート領域10aで限界されている活性領域の表面上には厚
さ0.1μm程度のゲート酸化膜8aを形成し、残余の半導
体表面は厚さ1μm程度のSiO2層8bをロコスにより形成
する。ゲート酸化膜8aの上には厚さ約0.6μmのポリシ
リコンゲート領域9を形成する。
さらに、p形サブストレート領域10aには、表面濃度
が約1018/cm3で拡散深さが3μmのNDチャンネル層10a
を形成する。これと同時に、アイソレーション層5によ
り限界された同一アイソレーション領域内に配置される
ダイオードD1のアノード領域10bとして、p形の拡散層1
0bをドレインウォール層6に隣接して形成する。p形サ
ブストレート領域10aおよびアノード領域10bの各コンタ
クト部に、表面濃度が約1019/cm3で、拡散深さが1.5μ
m程度のp+形サブストレートコンタクト領域1aおよびア
ノードコンタクト領域11bを、それぞれ、拡散により形
成する。さらに、これらコンタクト領域11aに隣接した
ソース領域12aおよびドレインウォール層6内に配置さ
れたドレインウォールコンタクト層12bを、表面濃度が
約1019/cm3、拡散深さが1.5μm程度のn+形ソース/ド
レイン拡散で形成する。
その後、SiO2層8b上にSiO2層13をCVD法で積層してか
ら、この層13にコンタクトホールを開孔する。その次
に、nチャンネル形DMOS FET MN1のソース・サブストレ
ート電極14a、ゲート電極14bおよびドレイン電極14c、
および同一アイソレーション領域内に形成されるダイオ
ードD1のアノード電極14dをAl−Si合金で形成する。ド
レイン電極14cはダイオードD1のカソード電極としても
作用する。
第2図は第1図に示したデバイスを用いたプッシュプ
ル回路の例を示す。ここで、MN1は第1図に示したnチ
ャンネル形DMOS FETに相当し、出力端子OUT1より電流を
吸い込む作用をする。MN2は電源より出力端子に電流を
流し込む作用をする。D1は第1図に示したダイオードに
相当する。このダイオードD1はMOS FET MN2のゲート保
護と、MOS FET MN2がOFF状態でDMOS FET MN1がON状態の
とき、MOS FET MN2のゲート・ソース間に逆バイアスを
かけてMOS FET MN2がONすることを防ぎ、貫通電流を流
させないためのものである。RはMOS FET MN2のON,OFF
を円滑に行うための抵抗であり、通常は数kΩである。
第1入力端子IN1にH信号を入力し、DMOS FET MN1が
オンしたとき、吸い込み電流が数100μAまでは抵抗R
を介してドレイン電極14cに電流が吸い込まれるが、電
流値が数100μAを越えると、ダイオードD1に0.6V以上
の電圧がかかり、ダイオードD1に電流が流れる。このと
き、そのアノード電極14dに電流が流れ込むので、アノ
ード領域10bからエピタキシアル領域4に正孔が注入さ
れる。このとき、少数キャリアの注入によりエピタキシ
アル領域4の伝導度が変調され、その抵抗値が著しく下
がる。
第1図に示すように、DMOS FET MN1のオン抵抗はR
wall+Rburied+Repi+Rchで表わすことができる。たと
えば、全体のオン抵抗が100Ωの場合、RwallとRburied
がそれぞれ数Ωであり、Repiが60Ω、Rchが40Ω程度で
ある。ところが、上述のように少数キャリアが注入され
ることにより、エピタキシアル領域4の抵抗値RepiはR
chに比べて無視できる値に低下する。従って、オン抵抗
は40Ωまで下がったことになる。オン抵抗を100Ωで設
計する場合には、有効チャンネル領域であるソース・ゲ
ート部分の面積を40%まで削減でき、したがって、デバ
イス面積を縮小できる。しかもまた、2つのデバイスMN
1とD1を同一の1つのアイソレーション領域内に配置で
きるので、それによるデバイス面積縮小の効果も大き
い。
DMOS FET MN1のソース・サブストレート電位とp形基
板1の電位は一般に等しいため、第3図に示すように、
サブストレート領域10aとアイソレーション層5とをp-
形拡散層7を介して接続する構成としてもよい。この構
成によれば、第1図におけるアイソレーション層5とp-
形拡散層7との間の領域を省略できるので、その分だけ
デバイス面積の縮小に有効である。
第4図は本発明のさらに別の実施例の断面図である。
この実施例は、nチャンネル形DMOS FETとpチャンネル
形DMOS FETとを同一のアイソレーション領域内に形成し
た場合である。
この実施例においても、第1図に示した実施例と同じ
工程でnチャンネル形DMOS FET MN2aを形成すると同時
に、アイソレーション層5により限界され、このDMOS F
ET MN2aと同一のアイソレーション領域内であって、p-
形拡散層7とドレインウォール層6との間に、p-形拡散
層7aを拡散により形成し、この層7aによってpチャンネ
ル形DMOS FET MP1aのドレイン領域を形成する。さら
に、層6と7との間のチャンネル領域に表面濃度が約10
18/cm3で、拡散深さが約3μmのn-形拡散層15を拡散
により形成する。このpチャンネルDMOS FET MP1aのp+
形ソース領域11cとドレインコンタクト拡散領域11dと
を、NチャンネルDMOS FET MN2aのサブストレートコン
タクト拡散領域11aと同じ拡散処理で、それぞれ、層15
および7a内に形成する。pチャンネルDMOS FET MP1aの
サブストレート領域はNチャンネルDMOS FET MN2aのド
レイン領域と共通である。
第5図に第4図示の実施例のデバイスを用いた回路を
示す。ここで、MN2aは第4図中のnチャンネルDMOS FE
T、MP1aは第4図中のpチャンネルDMOS FET、D2aはnチ
ャンネルDMOS FET MN2aのp形サブストレート領域10aと
n-形エピタキシアル層4とで構成される寄生ダイオード
である。入力端子IN3に電源電圧よりDMOS FET MP1aのス
レッシュホールド電圧以上だけ低い電圧が印加される
と、このDMOS FET MP1aがオンし、DMOS FET MN2aのゲー
ト電極14bとソース電極14aとの間に接続されている抵抗
Raに電流が流れ、その電圧降下分がゲート電圧となる。
このゲート電圧の値がDMOS FET MN2aのスレッシュホー
ルド電圧を越えると、このDMOS FET MN2aがオンし、負
荷RLに電流を流し込む。抵抗RaはDMOS FET MN2aのオン
・オフを円滑に行うために必要である。ダイオードD2a
は、負荷側の電位の変動により出力端子OUT1の電位が電
源より高くなったとき、すみやかに電源側に電流を流し
込み、素子の保護、パワーロスの低減、電源負荷の低減
を行なう。
この実施例においても、前に示した実施例と同様なオ
ン抵抗低減の効果が得られる。DMOS FET MP1aがオン
し、それに応じてDMOS FET MN2aがオンしたときに、電
源に接続されているDMOS FET MP1aのソース領域11cから
DMOS FET MN2aのゲート直下のエピタキシアル領域4に
少数キャリアである正孔が注入され、この領域の伝導度
が著しく上り、オン抵抗が小さくなる。このため、DMOS
FET MN2aのデバイス面積を縮小できる。さらに、DMOS
FET MP1aとMN2aを同一アイソレーション領域内に形成
し、しかも還流ダイオードD2aも同時に形成されるた
め、デバイス面積縮小に有効である。このダイオードD2
aは、出力端子OUT1の電荷を電源側に効率良く戻すこと
が重要である。
しかし、従来例においては、第6図に示したように、
p形サブストレート領域10aからドレインウォール層6
に電流を流し込む時、p形サブストレート領域10a,エピ
タキシアル層4,p形基板1あるいはアイソレーション層
5,p+形埋込み層3の寄生PNPトランジスタがONし、p形
基板1に寄生電流が流れてしまう。p形基板1は、通
常、最低電位に接続されているため、出力端子の電位と
の電位差は電源電圧以上となり、通常は100V以上であ
る。このため、電源側に理想的に電流を流し込んだ場
合、そのとき流れる電流をI[A]とすれば、チップ内
でのパワーロスは0.6I[watt]で済むが、電流増幅率の
hFE1の寄生PNPトランジスタがONしたとき、p形基板1
への寄生電流により、パワーロスは約100・hFE1・I[w
att]以上にもなる。hFE1は、通常、0.3程度のため、寄
生効果により理想的な場合に比べ30倍ものパワーロスが
生じる。
これに対して、第4図の構造とすることにより、p形
サブストレート領域10aからドレインウォール層6に電
流を流す時、p形基板1に寄生電流が流れるのと同時
に、pチャンネルDMOS FET MP1aのソース領域11cにもト
ランジスタ動作により電流が流れ込む。このソース領域
11cは電源に接続されているため、ソース領域11cに流れ
込んだ電流はパワーロスにあまり影響しない。この場合
に、p形サブストレート領域10a,エピタキシアル層4,ソ
ース領域11cによるLPNPトランジスタの電流増幅率hFE2
は約5である。このトランジスタ作用により、p形サブ
ストレート領域10aからドレインウォール層6に流れる
電流は1/5以下となるから、p形基板1に流出する電流
もそれに応じて減少し、パワーロスを従来例に比べ1/5
以下にできる。
〔発明の効果〕
以上から明らかなように、本発明によれば、N(p)
チャンネル形DMOS FETとダイオードあるいはP(n)チ
ャンネル形DMOS FETとを同一アイソレーション領域内に
形成することにより、同じオン抵抗を得るにあたって、
本発明においては、第1のN(p)チャンネル形DMOS F
ETのソース−ゲート間面積を大きく(たとえば60%)削
減できる。さらに加えて、本発明では、同一アイソレー
ション領域内に両素子を形成することにより、ドレイン
ウォール層−アイソレーション拡散層との間が部分的に
不要となり、この点からもデバイス面積削減に有効であ
る。たとえば、n(p)チャンネル形DMOS FETとダイオ
ードとを同一アイソレーション領域内に形成することに
より、従来例に対して、デバイス面積を約50%削減でき
る。また、n(p)チャンネル形DMOS FETとp(n)チ
ャンネル形DMOS FETとを同一アイソレーション領域内に
形成する場合は、従来例に対してデバイス面積を約40%
削減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す断面図、 第2図は第1図示のデバイスの応用回路例を示す回路
図、 第3図および第4図は本発明の2実施例を示す断面図、 第5図は第4図示のデバイスの応用回路例を示す回路
図、 第6図は従来例を示す断面図である。 1……p形基板、2……n+形埋込み層、3……p+形埋込
み層、4……n-形エピタキシアル層、5……p+形アイソ
レーション層、6……n+形ドレインウォール層、7……
p-形層、7a……p-形ドレイン層、8a……ゲート酸化膜、
8b……ロコスによるSiO2層、9……ポリシリコンゲート
領域、10a……p形サブストレート領域、10b……p形ア
ノード領域、11a……p+形サブストレートコンタクト拡
散領域、11b……p+形アノードコンタクト拡散領域、11c
……p+形ソース領域、11d……p+形ドレインコンタクト
拡散領域、12a……ソース領域、12b……n+形ドレインウ
ォールコンタクト拡散領域、13……SiO2膜、14a……ソ
ース・サブストレート電極、14b……ゲート電極、14c…
…ドレイン電極、14d……アノード電極、14e……ソース
電極、14f……ゲート電極、14g……ドレイン電極、15…
…n-形拡散層。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一導電形のエピタキシャル層(4)が逆導
    電形の半導体基板(1)上に形成され、該エピタキシャ
    ル層が当該エピタキシャル層の表面から前記基板に達す
    る逆導電形層(3,5)により複数のアイソレーション領
    域に分離されると共に、該複数のアイソレーション領域
    のうちの一つのアイソレーション領域と前記基板との接
    合面近傍に形成された一導電形の埋込層(2)と、前記
    一つのアイソレーション領域の表面側に選択的に形成さ
    れた逆導電形のサブストレート領域(10a)と、該サブ
    ストレート領域の表面側に選択的に形成された一導電形
    のソース領域(12a)と、前記逆導電形のサブストレー
    ト領域の表面側をチャンネル領域としてその上に絶縁膜
    (8a)を介して形成されたゲート領域(9)と、前記一
    つのアイソレーション領域の表面から前記埋込層に達す
    るように当該アイソレーション領域に形成された一導電
    形のドレインウォール層(6)とからなる一導電形チャ
    ンネルの縦型DMOSFETを備えた半導体集積回路におい
    て、 前記サブストレート領域とドレインウォール層との間の
    一導電形のエピタキシャル層に少数キャリアを注入する
    逆導電形の拡散層(10b,11c)を当該エピタキシャル層
    に接して前記一つのアイソレーション領域の表面側に設
    けたことを特徴とする半導体集積回路。
  2. 【請求項2】前記サブストレート領域とドレインウォー
    ル層との間のアイソレーション領域の表面側に選択的に
    形成された逆導電形のドレイン層(7a)およびソース領
    域としての前記逆導電形の拡散層(11c)と、該逆導電
    形のドレイン層(7a)および拡散層(11c)の間のアイ
    ソレーション領域の表面側をチャンネル領域としてその
    上に絶縁膜(8a)を介して形成されたゲート領域(9)
    とからなる逆導電形チャンネルのDMOSFETを備えること
    を特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
  3. 【請求項3】前記逆導電形の拡散層(10b)と一導電形
    のエピタキシャル層との接合によりダイオードを形成す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体集積回路。
JP63178965A 1988-07-20 1988-07-20 半導体集積回路 Expired - Lifetime JPH0817234B2 (ja)

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