JPH08124304A - 円盤状記録媒体 - Google Patents
円盤状記録媒体Info
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- JPH08124304A JPH08124304A JP25577394A JP25577394A JPH08124304A JP H08124304 A JPH08124304 A JP H08124304A JP 25577394 A JP25577394 A JP 25577394A JP 25577394 A JP25577394 A JP 25577394A JP H08124304 A JPH08124304 A JP H08124304A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- sectors
- alternative
- disk
- sector
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各トラック毎に代替えセクタの数を適切に設
定することにより、ユーザエリアの減少を招くことな
く、シーク動作の少ないディスクを提供することを目的
とする。 【構成】 ゾーン1内のトラック21に3つ、トラック
22に2つ、その他のトラックには1つの代替えセクタ
を設けて、内周部のトラックほど多くの代替えセクタを
有するようにし、総代替えセクタ数を増やすことなく、
各トラック内のディフェクトセクタがそのトラック内の
代替えセクタで代替えできるようにして、処理速度の向
上を実現する。
定することにより、ユーザエリアの減少を招くことな
く、シーク動作の少ないディスクを提供することを目的
とする。 【構成】 ゾーン1内のトラック21に3つ、トラック
22に2つ、その他のトラックには1つの代替えセクタ
を設けて、内周部のトラックほど多くの代替えセクタを
有するようにし、総代替えセクタ数を増やすことなく、
各トラック内のディフェクトセクタがそのトラック内の
代替えセクタで代替えできるようにして、処理速度の向
上を実現する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円盤状記録媒体に関
し、特に磁気ディスク、更に詳しくはMZR方式を採用
する磁気ディスクに関する。
し、特に磁気ディスク、更に詳しくはMZR方式を採用
する磁気ディスクに関する。
【0002】
【従来の技術】円盤状記録媒体、例えば磁気ディスクの
表面には、渦巻き状もしくは同心円状のトラックが形成
され、このトラックは多数のセクタに分割されている。
表面には、渦巻き状もしくは同心円状のトラックが形成
され、このトラックは多数のセクタに分割されている。
【0003】さて、磁気ディスク装置では、データの読
み書きをする前にフォーマットを行うがその際、予めメ
ディア欠陥や回復不可能なエラーがあるセクタはディフ
ェクトセクタとして登録しておき、そのセクタの代わり
として通常のセクタとは別に用意しておいた代替えセク
タを使用する。
み書きをする前にフォーマットを行うがその際、予めメ
ディア欠陥や回復不可能なエラーがあるセクタはディフ
ェクトセクタとして登録しておき、そのセクタの代わり
として通常のセクタとは別に用意しておいた代替えセク
タを使用する。
【0004】従来、この代替えセクタは各トラック当た
りに1個程度の一定量と、ディスクのユーザエリア外の
システムエリアに数トラック用意され、これらがそれぞ
れヘッド毎に代替えセクタとして準備されている。代替
えセクタ数が各トラックに均一に、例えば1トラック当
たり1セクタ準備されているため、1トラックに1セク
タ以上のディフェクトセクタが発生した場合、その不足
分は他のトラックに用意してあるシステムエリアの代替
えセクタ等に割り付けられる。そして、システムエリア
への代替えセクタへアクセスする場合、シーク動作を伴
ったシーケンスとなるため、高速に処理することが難し
くなる。
りに1個程度の一定量と、ディスクのユーザエリア外の
システムエリアに数トラック用意され、これらがそれぞ
れヘッド毎に代替えセクタとして準備されている。代替
えセクタ数が各トラックに均一に、例えば1トラック当
たり1セクタ準備されているため、1トラックに1セク
タ以上のディフェクトセクタが発生した場合、その不足
分は他のトラックに用意してあるシステムエリアの代替
えセクタ等に割り付けられる。そして、システムエリア
への代替えセクタへアクセスする場合、シーク動作を伴
ったシーケンスとなるため、高速に処理することが難し
くなる。
【0005】ところで、外周部のトラックのビット密度
が内周部のトラックのそれに比べて余裕があることを利
用し、データを記録する方式としてマルチゾーンレコー
ディング(MZR;Multi Zone Recording)方式が広く
用いられている。これは、ディスクを半径方向に分割し
て複数のゾーンに分け、外周側のゾーンほどデータの書
き込み周波数を高くして、ディスクに書き込まれる記録
密度が限界値に近くなるように最適化を行い、よってM
ZR方式を行わない場合に比べて記録容量の増加を図っ
た方式である。
が内周部のトラックのそれに比べて余裕があることを利
用し、データを記録する方式としてマルチゾーンレコー
ディング(MZR;Multi Zone Recording)方式が広く
用いられている。これは、ディスクを半径方向に分割し
て複数のゾーンに分け、外周側のゾーンほどデータの書
き込み周波数を高くして、ディスクに書き込まれる記録
密度が限界値に近くなるように最適化を行い、よってM
ZR方式を行わない場合に比べて記録容量の増加を図っ
た方式である。
【0006】図3はMZR方式の磁気ディスクのトラッ
ク容量、すなわち1トラック当たりの記憶容量を半径方
向の関数として表したものである。横軸は左側が内周側
で右側が外周側のトラックを示し、縦軸は1トラック当
たりの記憶容量を示している。右上がりの点線は媒体お
よび読み出し装置により定まる限界ビット密度を示して
おり、外周側に行けば行くほど半径が増加するためトラ
ック当たりの可能な記憶容量が増加していることがわか
る。階段状の実線はMZR方式による場合のトラック容
量を示し、本例ではゾーンAからゾーンCまでの3ゾー
ンの場合を示している。MZR方式でない場合のトラッ
ク容量を示す一点破線と比較すると、MZR方式の記録
密度の効率の良さがわかる。
ク容量、すなわち1トラック当たりの記憶容量を半径方
向の関数として表したものである。横軸は左側が内周側
で右側が外周側のトラックを示し、縦軸は1トラック当
たりの記憶容量を示している。右上がりの点線は媒体お
よび読み出し装置により定まる限界ビット密度を示して
おり、外周側に行けば行くほど半径が増加するためトラ
ック当たりの可能な記憶容量が増加していることがわか
る。階段状の実線はMZR方式による場合のトラック容
量を示し、本例ではゾーンAからゾーンCまでの3ゾー
ンの場合を示している。MZR方式でない場合のトラッ
ク容量を示す一点破線と比較すると、MZR方式の記録
密度の効率の良さがわかる。
【0007】このようにMZR方式ではメディアの外周
側のゾーンに行けば行くほどユーザの使用できるセクタ
数は増加するが、従来におけるディフェクトセクタに対
する代替えセクタの考え方はMZR方式でない記録方式
と同じであり、例えばヘッド毎に各トラック当たり1個
とシステムエリアに数トラック分の代替えセクタが準備
されている。
側のゾーンに行けば行くほどユーザの使用できるセクタ
数は増加するが、従来におけるディフェクトセクタに対
する代替えセクタの考え方はMZR方式でない記録方式
と同じであり、例えばヘッド毎に各トラック当たり1個
とシステムエリアに数トラック分の代替えセクタが準備
されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ディフェクトセクタを
判断する場合、予め実際にデータを読み書きして、メデ
ィア欠陥であるとか回復不可能エラー等の読み出しデー
タの状況により、ディフェクトセクタとして取り扱う。
この時先のMZR方式では、ビット密度が限界値になる
ように最適化しているため、各ゾーン内の内周端トラッ
クの記録密度はビット密度の限界値に近く、データを読
み書きするための条件が悪くマージンが少ないため、他
のトラックに比べてメディアの特性によってはリードエ
ラーが発生しやすく、ディフェクトセクタの出現率、す
なわちあるセクタがディフェクトセクタとして登録され
る割合が高くなる。
判断する場合、予め実際にデータを読み書きして、メデ
ィア欠陥であるとか回復不可能エラー等の読み出しデー
タの状況により、ディフェクトセクタとして取り扱う。
この時先のMZR方式では、ビット密度が限界値になる
ように最適化しているため、各ゾーン内の内周端トラッ
クの記録密度はビット密度の限界値に近く、データを読
み書きするための条件が悪くマージンが少ないため、他
のトラックに比べてメディアの特性によってはリードエ
ラーが発生しやすく、ディフェクトセクタの出現率、す
なわちあるセクタがディフェクトセクタとして登録され
る割合が高くなる。
【0009】従って各トラック毎に一定数の代替えセク
タを設ける従来の技術においては、この一定数を小さく
設定すると、内周部のトラックにおいて準備してある代
替えセクタ数以上にディフェクトセクタが存在した場
合、シーク動作を伴った代替えセクタへのアクセスのた
め処理時間の低下を招いてしまい、また、先の一定数を
内周部に合わせて多く設定すると、使用されない代替え
セクタが増加し、その結果ユーザエリアの減少により磁
気ディスク装置の容量低下を招いてしまうという欠点が
ある。本発明は、各トラック毎に代替えセクタの数を必
要に応じて適切に設定することにより、ユーザエリアの
減少を招くことなく、シーク動作の少ないディスクを提
供することを目的とする。
タを設ける従来の技術においては、この一定数を小さく
設定すると、内周部のトラックにおいて準備してある代
替えセクタ数以上にディフェクトセクタが存在した場
合、シーク動作を伴った代替えセクタへのアクセスのた
め処理時間の低下を招いてしまい、また、先の一定数を
内周部に合わせて多く設定すると、使用されない代替え
セクタが増加し、その結果ユーザエリアの減少により磁
気ディスク装置の容量低下を招いてしまうという欠点が
ある。本発明は、各トラック毎に代替えセクタの数を必
要に応じて適切に設定することにより、ユーザエリアの
減少を招くことなく、シーク動作の少ないディスクを提
供することを目的とする。
【0010】また、本発明の他の目的は、複数のセクタ
や複数のトラックに跨る欠陥がある場合にも、あるトラ
ックの全ての代替えセクタが使用できなくなる危険を低
減することである。
や複数のトラックに跨る欠陥がある場合にも、あるトラ
ックの全ての代替えセクタが使用できなくなる危険を低
減することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の円盤状記録媒体は、各トラック内の代替え
セクタ数が一定でないことを特徴としている。
に、本発明の円盤状記録媒体は、各トラック内の代替え
セクタ数が一定でないことを特徴としている。
【0012】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、各
トラックの特性に応じて代替えセクタ数を変化させたこ
とを特徴としている。
トラックの特性に応じて代替えセクタ数を変化させたこ
とを特徴としている。
【0013】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、各
トラックに必要な代替セクタ数を予測して、これに応じ
て各トラック内の代替えセクタ数を変化させたことを特
徴としている。
トラックに必要な代替セクタ数を予測して、これに応じ
て各トラック内の代替えセクタ数を変化させたことを特
徴としている。
【0014】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、各
トラックに存在するディフェクトセクタ数を予測して、
これに応じて各トラック内の代替えセクタ数を変化させ
たことを特徴としている。
トラックに存在するディフェクトセクタ数を予測して、
これに応じて各トラック内の代替えセクタ数を変化させ
たことを特徴としている。
【0015】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、各
トラックのリード・ライト特性によって該トラック内の
代替えセクタ数を変化させたことを特徴としている。
トラックのリード・ライト特性によって該トラック内の
代替えセクタ数を変化させたことを特徴としている。
【0016】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、各
トラックの状況に応じて、システムエリア内の代替えセ
クタを前記各トラック内の代替えセクタに振り替えるこ
とを特徴としている。
トラックの状況に応じて、システムエリア内の代替えセ
クタを前記各トラック内の代替えセクタに振り替えるこ
とを特徴としている。
【0017】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、内
周側のトラックの有する代替えセクタ数が外周側のトラ
ックの有する代替えセクタ数より多く設定されたことを
特徴としている。
周側のトラックの有する代替えセクタ数が外周側のトラ
ックの有する代替えセクタ数より多く設定されたことを
特徴としている。
【0018】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、記
録ビット密度が媒体の限界に近いトラックの代替えセク
タ数を、その他のトラックの代替えセクタ数より増加さ
せたことを特徴としている。
録ビット密度が媒体の限界に近いトラックの代替えセク
タ数を、その他のトラックの代替えセクタ数より増加さ
せたことを特徴としている。
【0019】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、径
方向に複数のゾーンに分割された円盤状記録媒体であっ
て、各ゾーン内において内周側のトラックの有する代替
えセクタ数が外周側のトラックの有する代替えセクタ数
より多く設定されたことを特徴としている。
方向に複数のゾーンに分割された円盤状記録媒体であっ
て、各ゾーン内において内周側のトラックの有する代替
えセクタ数が外周側のトラックの有する代替えセクタ数
より多く設定されたことを特徴としている。
【0020】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、各
トラック内において代替えセクタを分散して配置したこ
とを特徴としている。
トラック内において代替えセクタを分散して配置したこ
とを特徴としている。
【0021】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、磁
気ディスクであることを特徴としている。
気ディスクであることを特徴としている。
【0022】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、デ
ィスクを半径方向に複数のゾーンに分割して外周側に行
くほど記録密度を高くした磁気ディスクであって、各ゾ
ーン内において内周端トラックから外周端トラックに行
くに従って減少する数の代替セクタを設けたことを特徴
としている。
ィスクを半径方向に複数のゾーンに分割して外周側に行
くほど記録密度を高くした磁気ディスクであって、各ゾ
ーン内において内周端トラックから外周端トラックに行
くに従って減少する数の代替セクタを設けたことを特徴
としている。
【0023】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、デ
ィスクを半径方向に複数のゾーンに分割して外周側に行
くほど記録密度を高くした磁気ディスクであって、各ゾ
ーン内において内周端近傍のトラックに各々2つまたは
3つの代替えセクタを設け、その他のトラックに各々1
つの代替えセクタを設けたことを特徴としている。
ィスクを半径方向に複数のゾーンに分割して外周側に行
くほど記録密度を高くした磁気ディスクであって、各ゾ
ーン内において内周端近傍のトラックに各々2つまたは
3つの代替えセクタを設け、その他のトラックに各々1
つの代替えセクタを設けたことを特徴としている。
【0024】また、本発明の他の円盤状記録媒体は、デ
ィスクを半径方向に複数のゾーンに分割して外周側に行
くほど記録密度を高くした磁気ディスクであって、各ゾ
ーン内において内周端近傍のトラックに各々2つまたは
3つの代替えセクタを設け、その他のトラックに各々1
つの代替えセクタを設け、かつ、これらの代替えセクタ
を各トラック内に分散した位置に配置したことを特徴と
している。
ィスクを半径方向に複数のゾーンに分割して外周側に行
くほど記録密度を高くした磁気ディスクであって、各ゾ
ーン内において内周端近傍のトラックに各々2つまたは
3つの代替えセクタを設け、その他のトラックに各々1
つの代替えセクタを設け、かつ、これらの代替えセクタ
を各トラック内に分散した位置に配置したことを特徴と
している。
【0025】
【実施例】次に本発明の円盤状記録媒体の一実施例につ
いて図面を参照して詳細に説明する。
いて図面を参照して詳細に説明する。
【0026】図1は、本発明の一実施例であるMZR方
式磁気ディスクの表面上の1つのゾーンを模式的に示し
た図である。
式磁気ディスクの表面上の1つのゾーンを模式的に示し
た図である。
【0027】図1において、ゾーン1には7つのトラッ
ク21、22、・・・、27があり、各トラックは複数
のセクタ3からなる。横軸は左側が内周側で右側が外周
側のトラックを示している。実際のディスク上では各ト
ラックの両端は接続しており、同心円上のトラックを形
成している。各ゾーンのトラック数および各トラックの
セクタ数はそれぞれ数十から数百あるのが普通である
が、図では簡単のため1つのゾーンに7つのトラック、
各トラックに9つのセクタを仮定している。磁気ディス
ク装置では、データの読み書きをする前にフォーマット
を行うがその際、予めディスク上の欠陥や回復不可能な
エラーがあるセクタはディフェクトセクタとして登録し
て、そのセクタの代わりとして通常のセクタとは別に用
意しておいた代替えセクタを使用する。斜線で示された
セクタ41、42、・・・、47は予め用意された代替
えセクタである。本実施例ではトラック21には3つ、
トラック22には2つ、その他のトラックには1つの代
替えセクタが用意されている。そして、トラック21に
おいて代替えセクタ以外のセクタでディフェクトセクタ
が発見されたときには代替えセクタ41のいずれかがデ
ィフェクトセクタの代わりに用いられる。トラック22
においても同様である。トラック23ないし27の場合
は代替えセクタ43ないし47がそれぞれ用いられる。
また、磁気ディスク上には、図示しないシステムエリア
領域に数トラック分の代替えセクタが準備されており、
各トラック内に設けられた代替えセクタ41、42、・
・・、47では不足する場合に用いられる。
ク21、22、・・・、27があり、各トラックは複数
のセクタ3からなる。横軸は左側が内周側で右側が外周
側のトラックを示している。実際のディスク上では各ト
ラックの両端は接続しており、同心円上のトラックを形
成している。各ゾーンのトラック数および各トラックの
セクタ数はそれぞれ数十から数百あるのが普通である
が、図では簡単のため1つのゾーンに7つのトラック、
各トラックに9つのセクタを仮定している。磁気ディス
ク装置では、データの読み書きをする前にフォーマット
を行うがその際、予めディスク上の欠陥や回復不可能な
エラーがあるセクタはディフェクトセクタとして登録し
て、そのセクタの代わりとして通常のセクタとは別に用
意しておいた代替えセクタを使用する。斜線で示された
セクタ41、42、・・・、47は予め用意された代替
えセクタである。本実施例ではトラック21には3つ、
トラック22には2つ、その他のトラックには1つの代
替えセクタが用意されている。そして、トラック21に
おいて代替えセクタ以外のセクタでディフェクトセクタ
が発見されたときには代替えセクタ41のいずれかがデ
ィフェクトセクタの代わりに用いられる。トラック22
においても同様である。トラック23ないし27の場合
は代替えセクタ43ないし47がそれぞれ用いられる。
また、磁気ディスク上には、図示しないシステムエリア
領域に数トラック分の代替えセクタが準備されており、
各トラック内に設けられた代替えセクタ41、42、・
・・、47では不足する場合に用いられる。
【0028】ディフェクトセクタを判断する場合、予め
実際にデータを読み書きして、メディア欠陥であるとか
回復不可能エラー等の読み出しデータの状況により、デ
ィフェクトセクタとして取り扱う。この時MZR方式で
は、ビット密度が限界値になるように最適化しているた
め、各ゾーン内の内周端トラックの記録密度はビット密
度の限界値に近く、データを読み書きするための条件が
悪くマージンが少ないため、他のトラックに比べてメデ
ィアの特性によってはリードエラーが発生しやすく、デ
ィフェクトセクタの出現率、すなわちあるセクタがディ
フェクトセクタとして登録される割合が高くなってい
る。
実際にデータを読み書きして、メディア欠陥であるとか
回復不可能エラー等の読み出しデータの状況により、デ
ィフェクトセクタとして取り扱う。この時MZR方式で
は、ビット密度が限界値になるように最適化しているた
め、各ゾーン内の内周端トラックの記録密度はビット密
度の限界値に近く、データを読み書きするための条件が
悪くマージンが少ないため、他のトラックに比べてメデ
ィアの特性によってはリードエラーが発生しやすく、デ
ィフェクトセクタの出現率、すなわちあるセクタがディ
フェクトセクタとして登録される割合が高くなってい
る。
【0029】本実施例ではディフェクトセクタが多く存
在することが予想される内周側のトラックに予め代替え
セクタを多く、すなわちトラック21には3個、トラッ
ク22には2個の代替えセクタを準備してある。そして
容量確保のため、代替えセクタを増やした分だけシステ
ムエリアの代替えセクタをユーザエリアに振り替える。
在することが予想される内周側のトラックに予め代替え
セクタを多く、すなわちトラック21には3個、トラッ
ク22には2個の代替えセクタを準備してある。そして
容量確保のため、代替えセクタを増やした分だけシステ
ムエリアの代替えセクタをユーザエリアに振り替える。
【0030】このように、ディフェクトセクタの出現率
の高い内周側のトラックの代替えセクタの数を相対的に
増やしているので、ディフェクトセクタが発見された場
合でもそのトラック内の代替えセクタで代替えできるよ
うになる。ディフェクトセクタの代替えセクタにアクセ
スする際、時間のかかるシーク動作を伴ったシステムエ
リアへのアクセスより、同一トラック内の代替えセクタ
へのアクセスの方が遥かに高速に処理することが可能で
あるため、本発明によれば従来のように均一に例えば1
トラック当たり1個の代替えセクタを準備する場合に比
べて高速な処理が可能となり、一方、例えば1トラック
当たり3個の代替えセクタを均一に準備する場合に比べ
て代替えセクタの効率的な利用が図られ、よって記憶容
量の効率的な利用が実現される。
の高い内周側のトラックの代替えセクタの数を相対的に
増やしているので、ディフェクトセクタが発見された場
合でもそのトラック内の代替えセクタで代替えできるよ
うになる。ディフェクトセクタの代替えセクタにアクセ
スする際、時間のかかるシーク動作を伴ったシステムエ
リアへのアクセスより、同一トラック内の代替えセクタ
へのアクセスの方が遥かに高速に処理することが可能で
あるため、本発明によれば従来のように均一に例えば1
トラック当たり1個の代替えセクタを準備する場合に比
べて高速な処理が可能となり、一方、例えば1トラック
当たり3個の代替えセクタを均一に準備する場合に比べ
て代替えセクタの効率的な利用が図られ、よって記憶容
量の効率的な利用が実現される。
【0031】なお、本実施例における代替えセクタの具
体数は状況によって適切に選択できるものであり、本発
明は本実施例の代替えセクタ数に限定される趣旨ではな
いことは当然である。実際に代替えセクタを各トラック
毎にいくつ設けるのが最適かは、状況によって異なる。
具体的には、メディアの特性、各トラックにおけるディ
フェクトセクタの出現率、確保すべき記憶容量、要求さ
れるアクセス速度、そして実地の性能評価などを総合的
に考慮して決定される。
体数は状況によって適切に選択できるものであり、本発
明は本実施例の代替えセクタ数に限定される趣旨ではな
いことは当然である。実際に代替えセクタを各トラック
毎にいくつ設けるのが最適かは、状況によって異なる。
具体的には、メディアの特性、各トラックにおけるディ
フェクトセクタの出現率、確保すべき記憶容量、要求さ
れるアクセス速度、そして実地の性能評価などを総合的
に考慮して決定される。
【0032】本実施例では代替えセクタをトラックの最
終端に配置したが、トラックの中でいかなる配置をとっ
てもよい。特に図2のように各トラック内に分散して配
置すると、複数のセクタや複数のトラックに跨る欠陥が
ある場合にも、あるトラックの全ての代替えセクタが使
用できなくなる危険を低減することができる。
終端に配置したが、トラックの中でいかなる配置をとっ
てもよい。特に図2のように各トラック内に分散して配
置すると、複数のセクタや複数のトラックに跨る欠陥が
ある場合にも、あるトラックの全ての代替えセクタが使
用できなくなる危険を低減することができる。
【0033】本実施例では内周部のトラックのディフェ
クトセクタ出現率が高いことを前提として内周部のトラ
ックに多くの代替えセクタを設けたが、他の事情、例え
ば製造工程により特にディフェクトセクタ出現率の高い
トラックが存在する等の事情がある場合には、そのトラ
ックに多くの代替えセクタを設けてよいことは明らかで
ある。また、特に重要なデータが格納されるトラック
や、特にシーク時間を短縮したいデータが格納されるこ
とが事前に知られているトラックに、多くの代替えセク
タを設けてよいことも明らかである。
クトセクタ出現率が高いことを前提として内周部のトラ
ックに多くの代替えセクタを設けたが、他の事情、例え
ば製造工程により特にディフェクトセクタ出現率の高い
トラックが存在する等の事情がある場合には、そのトラ
ックに多くの代替えセクタを設けてよいことは明らかで
ある。また、特に重要なデータが格納されるトラック
や、特にシーク時間を短縮したいデータが格納されるこ
とが事前に知られているトラックに、多くの代替えセク
タを設けてよいことも明らかである。
【0034】また、本実施例では同心円状のトラック配
列としたが、渦巻き状に配置されてもよい。
列としたが、渦巻き状に配置されてもよい。
【0035】また、トラック当たりのセクタ数がゾーン
毎に異なってもよい。
毎に異なってもよい。
【0036】さらに、ゾーン数が1、すなわちMZR方
式でない記録方式であっても本発明は適用できる。
式でない記録方式であっても本発明は適用できる。
【0037】さらに、本実施例ではトラック毎に代替え
セクタを設けたが、シリンダ毎に設けてもよい。
セクタを設けたが、シリンダ毎に設けてもよい。
【0038】本実施例では、磁気ディスクを例にとった
が、光ディスクまたは光磁気ディスクでもよい。
が、光ディスクまたは光磁気ディスクでもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
係る円盤状記録媒体によれば、MZR方式の各ゾーン内
の内周側トラックのようなリード・ライト条件が悪くメ
ディア特性によりディフェクトセクタが多く存在するこ
とが予想されるトラックなど、代替えセクタを多く必要
とすることが予想されるトラックに予め代替えセクタを
多く配置しておくことにより、同一トラック内に代替え
セクタが配置されているため、別のトラックに代替えセ
クタが配置された場合より代替えセクタへのアクセス時
間が短縮され、よって高速アクセスで高性能な装置を提
供できる。
係る円盤状記録媒体によれば、MZR方式の各ゾーン内
の内周側トラックのようなリード・ライト条件が悪くメ
ディア特性によりディフェクトセクタが多く存在するこ
とが予想されるトラックなど、代替えセクタを多く必要
とすることが予想されるトラックに予め代替えセクタを
多く配置しておくことにより、同一トラック内に代替え
セクタが配置されているため、別のトラックに代替えセ
クタが配置された場合より代替えセクタへのアクセス時
間が短縮され、よって高速アクセスで高性能な装置を提
供できる。
【図1】本発明の円盤状記録媒体の一実施例であるMZ
R方式磁気ディスクの表面上の一つのゾーンの構成を示
す模式図である。
R方式磁気ディスクの表面上の一つのゾーンの構成を示
す模式図である。
【図2】各トラック内の代替えセクタを図1と異なって
配置した例を示す図である。
配置した例を示す図である。
【図3】磁気ディスク上の記録密度と径方向の関係を示
した図である。
した図である。
1 ゾーン 21〜27 トラック 3 セクタ 41〜47 代替えセクタ
Claims (4)
- 【請求項1】 表面上に複数のトラックを有する円盤状
記録媒体であって、各トラックの特性に応じて代替えセ
クタ数を変化させたことを特徴とする円盤状記録媒体。 - 【請求項2】 表面上に複数のトラックを有する円盤状
記録媒体であって、内周側のトラックの有する代替えセ
クタ数が外周側のトラックの有する代替えセクタ数より
多く設定されたことを特徴とする円盤状記録媒体。 - 【請求項3】 径方向に複数のゾーンに分割された円盤
状記録媒体であって、各ゾーン内において内周側のトラ
ックの有する代替えセクタ数が外周側のトラックの有す
る代替えセクタ数より多く設定されたことを特徴とする
円盤状記録媒体。 - 【請求項4】 各トラック内において代替えセクタを分
散して配置したことを特徴とする請求項2記載の円盤状
記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25577394A JPH08124304A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 円盤状記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25577394A JPH08124304A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 円盤状記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08124304A true JPH08124304A (ja) | 1996-05-17 |
Family
ID=17283429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25577394A Pending JPH08124304A (ja) | 1994-10-20 | 1994-10-20 | 円盤状記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08124304A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6631106B1 (en) | 1998-07-21 | 2003-10-07 | Fujitsu Limited | Spare area with a predetermined capacity for a detective sector allocated in each zone |
US7149179B2 (en) | 1997-05-21 | 2006-12-12 | Lg Electronics Inc. | Optical disc having variable spare area rates and method for variably setting the rate of spare areas in the optical disc |
USRE42826E1 (en) | 1997-12-18 | 2011-10-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Rewritable optical disk with spare area and optical disk processing apparatus |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02156477A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Canon Inc | 光学的情報記録ディスク |
-
1994
- 1994-10-20 JP JP25577394A patent/JPH08124304A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02156477A (ja) * | 1988-12-08 | 1990-06-15 | Canon Inc | 光学的情報記録ディスク |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7149179B2 (en) | 1997-05-21 | 2006-12-12 | Lg Electronics Inc. | Optical disc having variable spare area rates and method for variably setting the rate of spare areas in the optical disc |
USRE42826E1 (en) | 1997-12-18 | 2011-10-11 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Rewritable optical disk with spare area and optical disk processing apparatus |
US6631106B1 (en) | 1998-07-21 | 2003-10-07 | Fujitsu Limited | Spare area with a predetermined capacity for a detective sector allocated in each zone |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980331 |