JPH08118121A - 自動工具交換装置付ドリリングセンタ - Google Patents
自動工具交換装置付ドリリングセンタInfo
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- JPH08118121A JPH08118121A JP28393294A JP28393294A JPH08118121A JP H08118121 A JPH08118121 A JP H08118121A JP 28393294 A JP28393294 A JP 28393294A JP 28393294 A JP28393294 A JP 28393294A JP H08118121 A JPH08118121 A JP H08118121A
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- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 5
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 5
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 11
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Landscapes
- Automatic Tool Replacement In Machine Tools (AREA)
- Drilling And Boring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】丸物工作物加工用ドリリングセンタの工具マガ
ジン内の工具を主軸位置に回転割出しする際に隣接する
工具と工作物または主軸台との干渉を最小限に抑える。 【構成】工作物を水平な主軸上で回転割出し可能に保持
すると共に主軸軸線と直交する垂直な軸線の回りを旋回
割出し可能な工作物主軸台5と、回転駆動される工具を
保持する主軸を備え水平面内で互いに直交する軸線方向
にそれぞれ移動制御される工具主軸頭3と、工具主軸頭
3の上部に搭載され少なくとも1個の工具を前記主軸位
置に回転割出しするための割出し装置と、前記工具を工
具ガマジン内に保持するための工具保持体と、主軸位置
に前記工具が回転割出しされたとき前記工具の保持を解
除する工具保持解除機構とからなる工具マガジン4とで
構成される。
ジン内の工具を主軸位置に回転割出しする際に隣接する
工具と工作物または主軸台との干渉を最小限に抑える。 【構成】工作物を水平な主軸上で回転割出し可能に保持
すると共に主軸軸線と直交する垂直な軸線の回りを旋回
割出し可能な工作物主軸台5と、回転駆動される工具を
保持する主軸を備え水平面内で互いに直交する軸線方向
にそれぞれ移動制御される工具主軸頭3と、工具主軸頭
3の上部に搭載され少なくとも1個の工具を前記主軸位
置に回転割出しするための割出し装置と、前記工具を工
具ガマジン内に保持するための工具保持体と、主軸位置
に前記工具が回転割出しされたとき前記工具の保持を解
除する工具保持解除機構とからなる工具マガジン4とで
構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動工具交換装置付ド
リリングセンタに関する。更に詳しくは、工具主軸頭の
上部に搭載された工具マガジンの工具を前記工具主軸頭
の主軸との間で直接交換し、工作物主軸台の主軸チャッ
クに回転割出し可能に保持された工作物を前記主軸と直
交する垂直な軸線の回りを旋回割出ししつつ工具主軸頭
の移動制御により加工を行う自動工具交換装置付ドリリ
ングセンタに関する。
リリングセンタに関する。更に詳しくは、工具主軸頭の
上部に搭載された工具マガジンの工具を前記工具主軸頭
の主軸との間で直接交換し、工作物主軸台の主軸チャッ
クに回転割出し可能に保持された工作物を前記主軸と直
交する垂直な軸線の回りを旋回割出ししつつ工具主軸頭
の移動制御により加工を行う自動工具交換装置付ドリリ
ングセンタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、主軸端と工具マガジンとの間
で工具を直接交換する方式の自動工具交換装置付工作機
械として、例えば特公昭46−39399号公報および
特公昭47−18273号公報が知られている。前者の
工具マガジンは、クイル方式と称されるもので、主軸位
置に割出された工具マガジン上の工具をクイルの主軸軸
線方向の移動により、主軸端に装着または離脱させるも
のである。
で工具を直接交換する方式の自動工具交換装置付工作機
械として、例えば特公昭46−39399号公報および
特公昭47−18273号公報が知られている。前者の
工具マガジンは、クイル方式と称されるもので、主軸位
置に割出された工具マガジン上の工具をクイルの主軸軸
線方向の移動により、主軸端に装着または離脱させるも
のである。
【0003】後者の工具マガジンは、無端チェーンに複
数個の工具保持体を備え、この工具保持体に複数の工具
をそれぞれ軸受を介して回転自在に軸承されており、主
軸位置に割出された工具マガジン上の工具は、主軸の軸
方向の移動により主軸端に装着されると、工具保持体に
軸承された状態で主軸を回転させて加工を行うものであ
る。
数個の工具保持体を備え、この工具保持体に複数の工具
をそれぞれ軸受を介して回転自在に軸承されており、主
軸位置に割出された工具マガジン上の工具は、主軸の軸
方向の移動により主軸端に装着されると、工具保持体に
軸承された状態で主軸を回転させて加工を行うものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、前者のク
イル方式の場合は、クイルの主軸軸線方向の移動量を大
きくするにはクイルの剛性が低いため、クイルの移動量
が制限される難点を有する。後者の場合は、工具保持体
の軸受部が発熱するため高速回転下での使用が困難であ
り、さらに両者の場合においても工具マガジンの構造が
大形化するため、これを主軸頭に搭載して使用すると振
動等の影響を受けて加工精度に悪影響を及ぼすこととな
り、丸物等を加工する小型の工作機械に使用するには適
したものではなかった。本発明は前記のような技術背景
で発明されたものであり、次の目的を達成する。
イル方式の場合は、クイルの主軸軸線方向の移動量を大
きくするにはクイルの剛性が低いため、クイルの移動量
が制限される難点を有する。後者の場合は、工具保持体
の軸受部が発熱するため高速回転下での使用が困難であ
り、さらに両者の場合においても工具マガジンの構造が
大形化するため、これを主軸頭に搭載して使用すると振
動等の影響を受けて加工精度に悪影響を及ぼすこととな
り、丸物等を加工する小型の工作機械に使用するには適
したものではなかった。本発明は前記のような技術背景
で発明されたものであり、次の目的を達成する。
【0005】本発明の目的は、工具マガジン内の工具を
主軸位置に回転割出しする際に隣接する工具と工作物ま
たは主軸台との干渉を最小限に抑えることができ、特に
丸物工作物加工用小型工作機械用として好適な工具マガ
ジンを搭載した自動工具交換装置付ドリリングセンタを
提供することを目的とするものである。
主軸位置に回転割出しする際に隣接する工具と工作物ま
たは主軸台との干渉を最小限に抑えることができ、特に
丸物工作物加工用小型工作機械用として好適な工具マガ
ジンを搭載した自動工具交換装置付ドリリングセンタを
提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に次のような手段を取る。
に次のような手段を取る。
【0007】請求項1の発明に係る自動工具交換装置付
ドリリングセンタは、工作物を水平な主軸上で回転割出
し可能に保持すると共に前記主軸軸線と直交する垂直な
軸線の回りを旋回割出し可能な工作物主軸台と、回転駆
動される工具を保持する主軸を備え水平面内で互いに直
交する軸線方向にそれぞれ移動制御される工具主軸頭
と、前記工具主軸頭の上部に搭載された工具マガジンと
からなり、前記工具マガジンは、該工具マガジンの少な
くとも1個の工具を前記主軸位置に回転割出しするため
の割出し装置と、前記工具を前記工具マガジン内に保持
するための工具保持体と、前記主軸位置に前記工具が回
転割出しされたとき前記工具保持体の保持を解除する工
具保持解除機構とで構成されていることを特徴とする。
ドリリングセンタは、工作物を水平な主軸上で回転割出
し可能に保持すると共に前記主軸軸線と直交する垂直な
軸線の回りを旋回割出し可能な工作物主軸台と、回転駆
動される工具を保持する主軸を備え水平面内で互いに直
交する軸線方向にそれぞれ移動制御される工具主軸頭
と、前記工具主軸頭の上部に搭載された工具マガジンと
からなり、前記工具マガジンは、該工具マガジンの少な
くとも1個の工具を前記主軸位置に回転割出しするため
の割出し装置と、前記工具を前記工具マガジン内に保持
するための工具保持体と、前記主軸位置に前記工具が回
転割出しされたとき前記工具保持体の保持を解除する工
具保持解除機構とで構成されていることを特徴とする。
【0008】請求項2の発明に係る自動工具交換装置付
ドリリングセンタは、前記工具マガジンは、該工具マガ
ジンを囲んで固定されたフレームを備えてなり、前記フ
レームは、前記各工具が挿通可能な挿通孔を有し前記工
具マガジン内の工具が前記主軸位置に回転割出された
際、前記工具保持体及び前記工具の工具保持体との係合
部が加工領域に対し隔離されることを特徴とする。
ドリリングセンタは、前記工具マガジンは、該工具マガ
ジンを囲んで固定されたフレームを備えてなり、前記フ
レームは、前記各工具が挿通可能な挿通孔を有し前記工
具マガジン内の工具が前記主軸位置に回転割出された
際、前記工具保持体及び前記工具の工具保持体との係合
部が加工領域に対し隔離されることを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明における自動工具交換装置付ドリリング
センタは、工具主軸頭の上部に搭載された工具マガジン
の少なくとも1個の工具を主軸位置に回転割出ししたと
き、工具保持解除機構により前記工具保持体の保持を解
除し、前記主軸に装着された工具(ドリル、リーマ、タ
ップなど)により丸物工作物の孔加工を行うことができ
る。
センタは、工具主軸頭の上部に搭載された工具マガジン
の少なくとも1個の工具を主軸位置に回転割出ししたと
き、工具保持解除機構により前記工具保持体の保持を解
除し、前記主軸に装着された工具(ドリル、リーマ、タ
ップなど)により丸物工作物の孔加工を行うことができ
る。
【0010】工作物主軸台に保持された工作物は、主軸
上で回転割出し可能に、かつ主軸軸線と直交する垂直な
軸線の回りで旋回割出しされる。工具マガジン内のフレ
ームは、工具マガジン内の工具が前記主軸位置に回転割
出した際、前記工具保持体及び前記工具の工具保持体と
の係合部を加工領域に対し隔離する。
上で回転割出し可能に、かつ主軸軸線と直交する垂直な
軸線の回りで旋回割出しされる。工具マガジン内のフレ
ームは、工具マガジン内の工具が前記主軸位置に回転割
出した際、前記工具保持体及び前記工具の工具保持体と
の係合部を加工領域に対し隔離する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
図1は本発明の第1実施例を示す小型工作機械(以下ド
リリングセンタと称する)に工具マガジンを付属した状
態を示す正面図、図2は前記ドリリングセンタの平面
図、図3は前記ドリリングセンタの工具マガジンを取外
した状態を示す側面図である。
図1は本発明の第1実施例を示す小型工作機械(以下ド
リリングセンタと称する)に工具マガジンを付属した状
態を示す正面図、図2は前記ドリリングセンタの平面
図、図3は前記ドリリングセンタの工具マガジンを取外
した状態を示す側面図である。
【0012】図1〜図3において、1は丸物工作物等を
加工するドリリングセンタ、2はベッド、主軸頭3はベ
ッド2上に載置され水平面内で互いに直交する軸線方
向、すなわちサーボモータ36により制御されるX軸ボ
ールネジ37およびサーボモータ38により制御される
Z軸ボールネジ39により移動制御される主軸頭、4は
主軸頭の上部に搭載された工具マガジン、主軸頭5はベ
ッド2上に載置されシリンダ40により周知の割出し機
構を介してB軸上を旋回割出し可能に支持された主軸台
である。
加工するドリリングセンタ、2はベッド、主軸頭3はベ
ッド2上に載置され水平面内で互いに直交する軸線方
向、すなわちサーボモータ36により制御されるX軸ボ
ールネジ37およびサーボモータ38により制御される
Z軸ボールネジ39により移動制御される主軸頭、4は
主軸頭の上部に搭載された工具マガジン、主軸頭5はベ
ッド2上に載置されシリンダ40により周知の割出し機
構を介してB軸上を旋回割出し可能に支持された主軸台
である。
【0013】さらに詳しくは図2に示すように、主軸台
5には、先端に工作物を把持するチャク6を備えた主軸
(図示せず)が水平方向に回転割出し可能に軸承され、
この主軸は、図示する位置(Z軸と平行な位置)からこ
れと直交する位置(X軸と平行な位置)との間、ならび
にこの中間にB軸上を割出すことができる。
5には、先端に工作物を把持するチャク6を備えた主軸
(図示せず)が水平方向に回転割出し可能に軸承され、
この主軸は、図示する位置(Z軸と平行な位置)からこ
れと直交する位置(X軸と平行な位置)との間、ならび
にこの中間にB軸上を割出すことができる。
【0014】なお、この場合、図2に図示される主軸チ
ャック6の上部に、図示はしないが主軸軸線と平行に走
行する門型の天井走行型のロボットを設けて丸物工作物
(以下ワークと称する)を主軸チャック6に対し、搬出
・入することにより量産が可能となり、生産性を向上さ
せることができる。
ャック6の上部に、図示はしないが主軸軸線と平行に走
行する門型の天井走行型のロボットを設けて丸物工作物
(以下ワークと称する)を主軸チャック6に対し、搬出
・入することにより量産が可能となり、生産性を向上さ
せることができる。
【0015】このように構成された工作機械の作用につ
き以下説明する。主軸台5のチャック6に図示しない門
型の天井走行型のロボットにより工作物(例えば丸物ワ
ーク)を把持させる。ここで、加工の一例を示すと、工
具マガジン4により所定の工具T1を主軸位置に割出
し、主軸台5のチャック6の図示しない駆動源(サーボ
モータ)によるC軸制御と主軸頭3のX軸制御により工
作物の正面に横孔加工を実行することができる。次に主
軸台5をB軸制御により直角に旋回割出ししたのち主軸
頭3のZ軸制御により工作物の正面に孔加工を実行する
ことができる。
き以下説明する。主軸台5のチャック6に図示しない門
型の天井走行型のロボットにより工作物(例えば丸物ワ
ーク)を把持させる。ここで、加工の一例を示すと、工
具マガジン4により所定の工具T1を主軸位置に割出
し、主軸台5のチャック6の図示しない駆動源(サーボ
モータ)によるC軸制御と主軸頭3のX軸制御により工
作物の正面に横孔加工を実行することができる。次に主
軸台5をB軸制御により直角に旋回割出ししたのち主軸
頭3のZ軸制御により工作物の正面に孔加工を実行する
ことができる。
【0016】次に、主軸頭3の上部に搭載される工具マ
ガジンにつき、図4〜図6を基に説明する。図4は主軸
頭の上部に搭載された工具マガジンの断面図、図5は工
具マガジンの工具が主軸位置に割出された状態を示す主
軸頭の正面図であり、図6は工具マガジンカバーの上面
から見たゼネバ機構の説明図である。
ガジンにつき、図4〜図6を基に説明する。図4は主軸
頭の上部に搭載された工具マガジンの断面図、図5は工
具マガジンの工具が主軸位置に割出された状態を示す主
軸頭の正面図であり、図6は工具マガジンカバーの上面
から見たゼネバ機構の説明図である。
【0017】図4に示すように工具マガジン4の一部を
構成するフレーム7は、平面状の多角形の天板8とこの
天板8の周囲より下方に設けられた多角錐の一部をなす
スカート部9からなり、フレーム7は本実施例では10
角形に形成されている。このスカート部9各面の下部内
側には図5に示すような工具を保持する一対の把持爪1
0a、10bからなる工具保持体10が10組取付けら
れている。
構成するフレーム7は、平面状の多角形の天板8とこの
天板8の周囲より下方に設けられた多角錐の一部をなす
スカート部9からなり、フレーム7は本実施例では10
角形に形成されている。このスカート部9各面の下部内
側には図5に示すような工具を保持する一対の把持爪1
0a、10bからなる工具保持体10が10組取付けら
れている。
【0018】フレーム7はクーラント、切屑等から工具
及び主軸の把持部、マガジンをカバーするための防塵カ
バーの役割も果たしている。この工具保持体10は、ス
カート部9の底部よりそれぞれ下方に突出した状態とな
っている。この把持爪10a、10bは、この略中央部
をピンP1、P2を介して揺動可能に軸支され、把持爪
10a、10bの上方端部は互いに離間して間隙部を形
成し、この端部の対向面に形成された穴部に圧縮バネ1
1を装着して間隙部を開く方向に押圧付勢している。従
って、工具T1、T2を含む他の工具Tは、把持爪10
a、10bにより圧縮バネ11の押圧力により図7に示
す工具の溝TM(工具保持体との係合部)が弾力的に把
持される。
及び主軸の把持部、マガジンをカバーするための防塵カ
バーの役割も果たしている。この工具保持体10は、ス
カート部9の底部よりそれぞれ下方に突出した状態とな
っている。この把持爪10a、10bは、この略中央部
をピンP1、P2を介して揺動可能に軸支され、把持爪
10a、10bの上方端部は互いに離間して間隙部を形
成し、この端部の対向面に形成された穴部に圧縮バネ1
1を装着して間隙部を開く方向に押圧付勢している。従
って、工具T1、T2を含む他の工具Tは、把持爪10
a、10bにより圧縮バネ11の押圧力により図7に示
す工具の溝TM(工具保持体との係合部)が弾力的に把
持される。
【0019】把持爪10a、10bは、こを軸支するピ
ンP1、P2側の対接部にU字形凹部12が形成され、
この凹部12に対し図5に示す紙面に直交する方向よ
り、先端がテーパ状のピンTPを図示しないバネを介し
て弾力的に押圧付勢するロック部材13により把持爪1
0a、10bの把持状態を維持し、何等かの衝撃等によ
る不用意な開放を防止している(図4参照)。
ンP1、P2側の対接部にU字形凹部12が形成され、
この凹部12に対し図5に示す紙面に直交する方向よ
り、先端がテーパ状のピンTPを図示しないバネを介し
て弾力的に押圧付勢するロック部材13により把持爪1
0a、10bの把持状態を維持し、何等かの衝撃等によ
る不用意な開放を防止している(図4参照)。
【0020】フレーム7はこの天板8の中心部に固定さ
れた軸受ホルダBH内の軸受B1、B2を介して軸14
に旋回自在に軸承されている。この場合、軸14は、主
軸軸線を含む垂直な平面に対し鋭角αをなす平面内にあ
って、更にこの平面内で前記主軸軸線に対し鋭角βをな
して主軸前端側に傾斜している。具体的には、軸14
は、主軸軸線に直交する垂直軸線に対し鋭角βが25°
主軸前端側に傾斜すると共に主軸軸線を含む垂直な平面
に対しサーボモータ36側に鋭角αが15°の傾斜を有
した状態で保持されている。
れた軸受ホルダBH内の軸受B1、B2を介して軸14
に旋回自在に軸承されている。この場合、軸14は、主
軸軸線を含む垂直な平面に対し鋭角αをなす平面内にあ
って、更にこの平面内で前記主軸軸線に対し鋭角βをな
して主軸前端側に傾斜している。具体的には、軸14
は、主軸軸線に直交する垂直軸線に対し鋭角βが25°
主軸前端側に傾斜すると共に主軸軸線を含む垂直な平面
に対しサーボモータ36側に鋭角αが15°の傾斜を有
した状態で保持されている。
【0021】このように軸14に3次元方向の傾斜を得
るために、この軸14を支持する構造体S(図5参照)
は次のように構成されている。図4および図5に示すよ
うに、主軸頭3の頂部に載置されたベース15の傾斜上
面には一対のリニアガイドレール16a、16bが固定
され、このリニアガイドレール16a、16bには移動
台18の底部に固定された一対のリニアガイドレール1
7a、17bが摺動可能に案内係合している。
るために、この軸14を支持する構造体S(図5参照)
は次のように構成されている。図4および図5に示すよ
うに、主軸頭3の頂部に載置されたベース15の傾斜上
面には一対のリニアガイドレール16a、16bが固定
され、このリニアガイドレール16a、16bには移動
台18の底部に固定された一対のリニアガイドレール1
7a、17bが摺動可能に案内係合している。
【0022】この移動台18は、シリンダ19により主
軸軸線と平行に進退移動可能となっており、その前後移
動端はその側面下部より突設したドッグDGを近接スイ
ッチ35(片側のみ図示)により検知している。移動台
18の傾斜上面には前記軸14のフランジ20が固定さ
れている。図4および図6に示すように前記天板8の中
央部裏面にはゼネバカム21が固定され、このゼネバカ
ム21は油圧モータOMにより回転駆動される駆動カム
22の割出しピン23aによる割出し動作により工具マ
ガジン4内の工具Tを主軸位置に高速割出しすることが
できる。このように、ゼネバカム21の割出し位置は近
接スイッチ30により検出することができる。
軸軸線と平行に進退移動可能となっており、その前後移
動端はその側面下部より突設したドッグDGを近接スイ
ッチ35(片側のみ図示)により検知している。移動台
18の傾斜上面には前記軸14のフランジ20が固定さ
れている。図4および図6に示すように前記天板8の中
央部裏面にはゼネバカム21が固定され、このゼネバカ
ム21は油圧モータOMにより回転駆動される駆動カム
22の割出しピン23aによる割出し動作により工具マ
ガジン4内の工具Tを主軸位置に高速割出しすることが
できる。このように、ゼネバカム21の割出し位置は近
接スイッチ30により検出することができる。
【0023】使用工具を主軸位置に旋回割出しした際、
スカート部9の各面は主軸先端において主軸軸線に対し
直交する面となる。このように、主軸頭3上部に前述し
た傾斜状態で支持することにより、工具マガジン4内の
所定の工具T1が旋回割出される際に、この工具T1に
隣接する工具に対しワークまたは主軸台5との干渉を最
小限に抑えることができる。
スカート部9の各面は主軸先端において主軸軸線に対し
直交する面となる。このように、主軸頭3上部に前述し
た傾斜状態で支持することにより、工具マガジン4内の
所定の工具T1が旋回割出される際に、この工具T1に
隣接する工具に対しワークまたは主軸台5との干渉を最
小限に抑えることができる。
【0024】一方、主軸頭3の前面には工具保持解除機
構BRが設けられ、この工具保持解除機構BRは、主軸
頭3の前面上部に固定された油圧シリンダ24と、この
油圧シリンダ24のロッド25に取付けられ両端に一対
のカムフォロア26a、26bを備えた水平な作動杆2
7とで構成される。このように構成された工具保持解除
機構BRは、移動台18が図4に示す右端に移動して工
具T1を工具主軸に挿入した後、シリンダ24の作動に
より作動杆27を下降させると、一対のカムフォロア2
6a、26bは、把持爪10a、10bの上端面取り部
に当接する。
構BRが設けられ、この工具保持解除機構BRは、主軸
頭3の前面上部に固定された油圧シリンダ24と、この
油圧シリンダ24のロッド25に取付けられ両端に一対
のカムフォロア26a、26bを備えた水平な作動杆2
7とで構成される。このように構成された工具保持解除
機構BRは、移動台18が図4に示す右端に移動して工
具T1を工具主軸に挿入した後、シリンダ24の作動に
より作動杆27を下降させると、一対のカムフォロア2
6a、26bは、把持爪10a、10bの上端面取り部
に当接する。
【0025】この面取り角部はカムフォロア26a、2
6bの間隔より大きく形成されているため、把持爪10
a、10bの上端部の間隙を圧縮バネ11の付勢力に抗
して押し縮める。この動作の前に、移動台18による右
端への移動により図4に示すロック部材13の主軸頭3
側突出部13aと主軸頭3の前端面3aが当接して、把
持爪10a、10bを開放することができる。この把持
爪10a、10bが開放した状態は一方の把持爪10b
の側面に固定された検出片28を近接スイッチ29によ
り検知し、この検出信号を主軸起動の条件とすることが
できる。
6bの間隔より大きく形成されているため、把持爪10
a、10bの上端部の間隙を圧縮バネ11の付勢力に抗
して押し縮める。この動作の前に、移動台18による右
端への移動により図4に示すロック部材13の主軸頭3
側突出部13aと主軸頭3の前端面3aが当接して、把
持爪10a、10bを開放することができる。この把持
爪10a、10bが開放した状態は一方の把持爪10b
の側面に固定された検出片28を近接スイッチ29によ
り検知し、この検出信号を主軸起動の条件とすることが
できる。
【0026】次に、図7〜図8により工具マガジン4の
カバーにつき説明する。すなわち、図7は主軸部のカバ
ーを示す断面図であり、図8は主軸部のカバーを示す正
面図である。図に示すように、マガジンの外周を包むよ
うにフレーム7は構成されており、スカート部9の各面
(10面)の下端には凹んだ段差を形成した工具カバー
31が延長して取り付けられている。
カバーにつき説明する。すなわち、図7は主軸部のカバ
ーを示す断面図であり、図8は主軸部のカバーを示す正
面図である。図に示すように、マガジンの外周を包むよ
うにフレーム7は構成されており、スカート部9の各面
(10面)の下端には凹んだ段差を形成した工具カバー
31が延長して取り付けられている。
【0027】この工具カバー31には工具Tの装着部が
挿通可能な挿通穴H1、H2…が形成されている。従っ
て、所定の工具T1が主軸頭先端SEの位置に割出され
ると挿通穴H1は、主軸軸線上に正確に割出され工具の
溝TM及び工具保持体10を外側の加工領域より隔離
し、加工の際に生ずる切粉やクーラントの侵入を防止す
ることができる。このように、主軸頭先端SEは、常に
工具カバー31により覆われておりこの状態で工具Tを
着脱することができる。
挿通可能な挿通穴H1、H2…が形成されている。従っ
て、所定の工具T1が主軸頭先端SEの位置に割出され
ると挿通穴H1は、主軸軸線上に正確に割出され工具の
溝TM及び工具保持体10を外側の加工領域より隔離
し、加工の際に生ずる切粉やクーラントの侵入を防止す
ることができる。このように、主軸頭先端SEは、常に
工具カバー31により覆われておりこの状態で工具Tを
着脱することができる。
【0028】また、工具マガジン4の底部は固定カバー
41により覆われている。なお、前記実施例ではスカー
ト部9の下部に工具カバー31を取り付けて設けたが、
この工具カバー31はスカート部9と一体に形成しても
良い。このため、スカート部9と工具カバー31とは機
能的に重複するものであり名称で区別したのは便宜的な
ものである。
41により覆われている。なお、前記実施例ではスカー
ト部9の下部に工具カバー31を取り付けて設けたが、
この工具カバー31はスカート部9と一体に形成しても
良い。このため、スカート部9と工具カバー31とは機
能的に重複するものであり名称で区別したのは便宜的な
ものである。
【0029】以上のように構成することにより、自動工
具交換装置付きドリリングセンタの主軸台5を90°割
出しし、丸物ワークの側面に孔加工を施す際の干渉を最
小限に抑える事が可能となる。
具交換装置付きドリリングセンタの主軸台5を90°割
出しし、丸物ワークの側面に孔加工を施す際の干渉を最
小限に抑える事が可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、工具
マガジン内の工具を主軸位置に回転割出しする際に隣接
する工具と工作物または主軸台との干渉を最小限に抑え
ることができる。また、工具マガジンを小形化すること
により加工精度への影響をなくすとともに直接交換によ
り工具交換時間の短縮が可能となり、生産性の向上に寄
与することができる。
マガジン内の工具を主軸位置に回転割出しする際に隣接
する工具と工作物または主軸台との干渉を最小限に抑え
ることができる。また、工具マガジンを小形化すること
により加工精度への影響をなくすとともに直接交換によ
り工具交換時間の短縮が可能となり、生産性の向上に寄
与することができる。
【0031】さらに、工具交換時ならびにワーク加工時
に主軸先端部がマガジンカバーの一部により保護され、
加工精度が保証されるものである。
に主軸先端部がマガジンカバーの一部により保護され、
加工精度が保証されるものである。
【図1】図1はこの発明の第1実施例を示すドリリング
センタに工具マガジンを付属した状態を示す正面図であ
る。
センタに工具マガジンを付属した状態を示す正面図であ
る。
【図2】図2は前記ドリリングセンタの平面図である。
【図3】図3は前記ドリリングセンタの工具マガジンを
取外した状態を示す側面図である。
取外した状態を示す側面図である。
【図4】図4は主軸頭の上部に搭載された工具マガジン
の断面図である。
の断面図である。
【図5】図5は工具マガジンの工具が主軸位置に割出さ
れた状態を示す主軸頭の正面図である。
れた状態を示す主軸頭の正面図である。
【図6】図6は工具マガジンフレームの上面から見たゼ
ネバ機構の説明図である。
ネバ機構の説明図である。
【図7】図7は主軸部のカバーを示す断面図である。
【図8】図8は主軸部のカバーを示す正面図である。
1…ドリリングセンタ 2…ベッド 3…主軸頭 4…工具マガジン 5…主軸台 6…チャック 7…フレーム 8…天板 9…スカート部 10a,10b…把持爪 11…圧縮バネ 13…ロック部材 14…軸 15…ベース 16a,16b,17a,17b…リニアガイドレール 18…移動台 19…シリンダ 21…ゼネバカム 22…駆動カム 23a…割出しピン 24…油圧シリンダ 26a,26b…カムフォロア 27…作動杆 28…検出片 29,30…近接スイッチ 31b…工具カバー 35…近接スイッチ 37…X軸ボールネジ 38…サーボモータ 39…Z軸ボールネジ 40…シリンダ B1,B2…軸受 BH…軸受ホルダ DG…ドッグ H1,H2…挿通孔 OM…油圧モータ P1,P2…ピン SE…主軸頭先端 T,T1,T2…工具 TP…ピン
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年11月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
Claims (2)
- 【請求項1】工作物を水平な主軸上で回転割出し可能に
保持すると共に前記主軸軸線と直交する垂直な軸線の回
りを旋回割出し可能な工作物主軸台と、 回転駆動される工具を保持する主軸を備え水平面内で互
いに直交する軸線方向にそれぞれ移動制御される工具主
軸頭と、 前記工具主軸頭の上部に搭載された工具マガジンとから
なり、 前記工具マガジンは、該工具マガジンの少なくとも1個
の工具を前記主軸位置に回転割出しするための割出し装
置と、 前記工具を前記工具マガジン内に保持するための工具保
持体と、 前記主軸位置に前記工具が回転割出しされたとき前記工
具保持体の保持を解除する工具保持解除機構とで構成さ
れていることを特徴とする自動工具交換装置付ドリリン
グセンタ。 - 【請求項2】請求項1において、 前記工具マガジンは、該工具マガジンを囲んで固定され
たフレームを備えてなり、前記フレームは、前記各工具
が挿通可能な挿通孔を有し前記工具マガジン内の工具が
前記主軸位置に回転割出された際、前記工具保持体及び
前記工具の工具保持体との係合部が加工領域に対し隔離
されることを特徴とする自動工具交換装置付ドリリング
センタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28393294A JPH08118121A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 自動工具交換装置付ドリリングセンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28393294A JPH08118121A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 自動工具交換装置付ドリリングセンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08118121A true JPH08118121A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17672086
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28393294A Pending JPH08118121A (ja) | 1994-10-25 | 1994-10-25 | 自動工具交換装置付ドリリングセンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08118121A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2036663A1 (en) | 2007-09-14 | 2009-03-18 | Yamazaki Mazak Corporation | Composite working lathe |
CN103978247A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-13 | 上海宁远精密机械有限公司 | 一种用于加工辊子外圆上群孔的数控深孔钻机床 |
WO2016059738A1 (ja) * | 2014-10-18 | 2016-04-21 | ホーコス株式会社 | 横型工作機械 |
CN107097300A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-29 | 无锡凯皓科技有限公司 | 安装多钻头的可调型木板打孔机 |
-
1994
- 1994-10-25 JP JP28393294A patent/JPH08118121A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2036663A1 (en) | 2007-09-14 | 2009-03-18 | Yamazaki Mazak Corporation | Composite working lathe |
US8241191B2 (en) | 2007-09-14 | 2012-08-14 | Yamazaki Mazak Corporation | Composite working lathe |
CN103978247A (zh) * | 2014-05-23 | 2014-08-13 | 上海宁远精密机械有限公司 | 一种用于加工辊子外圆上群孔的数控深孔钻机床 |
WO2016059738A1 (ja) * | 2014-10-18 | 2016-04-21 | ホーコス株式会社 | 横型工作機械 |
JPWO2016059738A1 (ja) * | 2014-10-18 | 2017-08-03 | ホーコス株式会社 | 横型工作機械 |
CN107097300A (zh) * | 2017-05-19 | 2017-08-29 | 无锡凯皓科技有限公司 | 安装多钻头的可调型木板打孔机 |
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