JPH0766569B2 - 平板状情報記録担体およびその作製方法 - Google Patents
平板状情報記録担体およびその作製方法Info
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- JPH0766569B2 JPH0766569B2 JP1142507A JP14250789A JPH0766569B2 JP H0766569 B2 JPH0766569 B2 JP H0766569B2 JP 1142507 A JP1142507 A JP 1142507A JP 14250789 A JP14250789 A JP 14250789A JP H0766569 B2 JPH0766569 B2 JP H0766569B2
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- hot
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、2枚以上の平板状基板を貼合わせてなる平板
情報記録担体およびその作製方法に関する。
情報記録担体およびその作製方法に関する。
従来の技術 光ディスクなどの平板状の情報記録担体では、一般に2
枚以上の基板を貼合わせて作られることが多い。これ
は、1枚の基板のみを用いる場合と比べて反りや面振れ
などの少ない形状が得られるためである。
枚以上の基板を貼合わせて作られることが多い。これ
は、1枚の基板のみを用いる場合と比べて反りや面振れ
などの少ない形状が得られるためである。
基板の貼合わせ方法には各種あるが、特に結晶構造変化
による光学特性変化を記録に用いるいわゆる相変化型の
記録媒体や、磁気記録材料を用いた光磁気記録媒体を用
いた光ディスクの場合は、記録膜の形状変化を伴わない
ので全面密着貼合わせ方法が使われる。
による光学特性変化を記録に用いるいわゆる相変化型の
記録媒体や、磁気記録材料を用いた光磁気記録媒体を用
いた光ディスクの場合は、記録膜の形状変化を伴わない
ので全面密着貼合わせ方法が使われる。
なかでも、ホットメルト接着剤をロールコート法によっ
て塗布して貼合わせる接着法が生産性の高さから多く利
用されている。
て塗布して貼合わせる接着法が生産性の高さから多く利
用されている。
以下、第2図を参照しながらこの接着方法について説明
する。
する。
ロールコーターのタンク3内に溶融したホットメルト接
着剤4が入られており、タンク3の底面には金属製のロ
ーラー5が回転している。タンク3とローラー5には僅
かの隙間が設けられ、ローラー5の回転によってローラ
ー5の表面にホットメルト接着剤が薄く塗られる。
着剤4が入られており、タンク3の底面には金属製のロ
ーラー5が回転している。タンク3とローラー5には僅
かの隙間が設けられ、ローラー5の回転によってローラ
ー5の表面にホットメルト接着剤が薄く塗られる。
記録膜あるいは記録情報に対応する微細な凹凸を有する
平板状基板6が、このローラー5とアンダーローラー7
との間を通過するとき、ローラー5の表面にあるホット
メルト接着剤が平板上基板6の表面に転写される。
平板状基板6が、このローラー5とアンダーローラー7
との間を通過するとき、ローラー5の表面にあるホット
メルト接着剤が平板上基板6の表面に転写される。
この後、2枚の平板上基板のホットメルト接着剤塗布面
同士を対向させて貼合わせ、圧力を印加することによっ
て、接着が完了する。
同士を対向させて貼合わせ、圧力を印加することによっ
て、接着が完了する。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、ホットメルト接着剤をロールコート法に
よって塗布すると、ロール状の接着剤を基板面上に転写
する際に接着剤の粘性から基板表面には平坦になるわけ
ではなく、塗布方向に平行な方向性を持つ周期性の網目
状の模様(ロール目)を生ずる。この為に、この網目同
士を貼合わせると、そのなす角度によって規則的な凹凸
模様が発生し、これがプレス工程を経て基板の変形とな
ってしまうという問題があった。
よって塗布すると、ロール状の接着剤を基板面上に転写
する際に接着剤の粘性から基板表面には平坦になるわけ
ではなく、塗布方向に平行な方向性を持つ周期性の網目
状の模様(ロール目)を生ずる。この為に、この網目同
士を貼合わせると、そのなす角度によって規則的な凹凸
模様が発生し、これがプレス工程を経て基板の変形とな
ってしまうという問題があった。
課題を解決するための手段 本発明は、この課題を解決するため、平板状基板の少な
くとも2枚のそれぞれにホットメルト接着剤を前記各平
板状基板の面に平行な直線方向に沿って塗布し、そのホ
ットメルト塗布面同士を対向させ、かつ塗布面表面に形
成されている前記直線方向に平行な直線状編目模様の方
向を30度以上の角度で合わせながら貼合わせるようにし
たことを特徴とする。
くとも2枚のそれぞれにホットメルト接着剤を前記各平
板状基板の面に平行な直線方向に沿って塗布し、そのホ
ットメルト塗布面同士を対向させ、かつ塗布面表面に形
成されている前記直線方向に平行な直線状編目模様の方
向を30度以上の角度で合わせながら貼合わせるようにし
たことを特徴とする。
作用 このようにすると、2枚の基板を貼合わせる時にその各
表面にあるロール目同士のなす角度によってモアル縞が
形成されるが、2枚の基板表面のロール目方向のなす角
度が小さいとモアレ縞の周期は元のロール目の周期より
もかなり大きくなってしまうのに対しそのなす角度を30
度以上にすることにより、貼合わせによってできるモア
レ縞を元のロール目周期の2倍以下にすることができ、
プレス後の変形を小さくすることができる。
表面にあるロール目同士のなす角度によってモアル縞が
形成されるが、2枚の基板表面のロール目方向のなす角
度が小さいとモアレ縞の周期は元のロール目の周期より
もかなり大きくなってしまうのに対しそのなす角度を30
度以上にすることにより、貼合わせによってできるモア
レ縞を元のロール目周期の2倍以下にすることができ、
プレス後の変形を小さくすることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を、第1図を参照しながら説明す
る。
る。
ホットメルト接着剤をロールコート法によって平板状基
板に塗布する工程は、従来の技術と同様である。しか
し、本実施例では、塗布後、基板同志を貼合わせる際
に、1枚目の基板1に対して2枚目の基板2を90度回転
させており、このため、貼合わせ後には、ロール目が直
交し、いわゆるモアレ縞による大きな周期の凹凸は発生
しない。
板に塗布する工程は、従来の技術と同様である。しか
し、本実施例では、塗布後、基板同志を貼合わせる際
に、1枚目の基板1に対して2枚目の基板2を90度回転
させており、このため、貼合わせ後には、ロール目が直
交し、いわゆるモアレ縞による大きな周期の凹凸は発生
しない。
なお、本実施例では、2枚の基板を貼合わせているが、
さらに、3枚以上の基板を貼合わせてなる情報記録担体
においても、その貼合わせ面それぞれにおいて、同様の
操作を行う作成法も考えられる。また、基板どうしの直
線状編目模様のなす角度は30度以上が最も好ましい。
さらに、3枚以上の基板を貼合わせてなる情報記録担体
においても、その貼合わせ面それぞれにおいて、同様の
操作を行う作成法も考えられる。また、基板どうしの直
線状編目模様のなす角度は30度以上が最も好ましい。
発明の効果 本発明により、ホットメルト接着剤をロールコート法に
よって塗布し貼合わせる際のディスクの歪みを抑えるこ
とができ、機械特性の安定したディスクを作成すること
ができる。
よって塗布し貼合わせる際のディスクの歪みを抑えるこ
とができ、機械特性の安定したディスクを作成すること
ができる。
第1図は本発明による平板状基板の貼合わせの実施例に
よる平板状記録担体を表す模式図、第2図は従来および
本発明におけるホットメルト貼合わせ工程の模式図、第
3図は従来例の平板状基板の貼合わせを表す模式図であ
る。 1……第1の基板、2……第2の基板、3……タンク、
4……ホットメルト接着剤、5……ローラー、6……ア
ンダーローラー、7……平板状基板、8……第1の基
板、9……第2の基板。
よる平板状記録担体を表す模式図、第2図は従来および
本発明におけるホットメルト貼合わせ工程の模式図、第
3図は従来例の平板状基板の貼合わせを表す模式図であ
る。 1……第1の基板、2……第2の基板、3……タンク、
4……ホットメルト接着剤、5……ローラー、6……ア
ンダーローラー、7……平板状基板、8……第1の基
板、9……第2の基板。
Claims (2)
- 【請求項1】情報を記録するための構造を有する平板状
基板を1枚以上含む2枚以上の平板状基板を貼り合わせ
てなる平板状情報記録担体であって、前記平板状基板の
少なくとも2枚の少なくとも片面側にホットメルト接着
剤が塗布されており、該基板上のホットメルト塗布層同
士を対向させて貼合わされている接着層がホットメルト
塗布に起因する直線状編目模様の方向が対向する両面で
30度以上の角度をもっていることを特徴とする平板状情
報記録担体。 - 【請求項2】情報を記録するための構造を有する平板状
基板を1枚以上含む2枚以上の平板状基板を貼り合わせ
てなる平板状情報記録担体の作製方法であって、前記平
板状基板の少なくとも2枚のそれぞれにホットメルト接
着剤が前記各平板状基板の面に平行な直線方向に沿って
塗布する工程と、前記ホットメルト接着剤が塗布された
平板状基板を、ホットメルト塗布面同士を対向させ、か
つ塗布面表面に形成されている前記直線方向に平行な直
線状編目模様の方向を30度以上の角度で合わせながら貼
合わせる工程とを含むことを特徴とする平板状情報記録
担体の作製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142507A JPH0766569B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 平板状情報記録担体およびその作製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1142507A JPH0766569B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 平板状情報記録担体およびその作製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH038142A JPH038142A (ja) | 1991-01-16 |
JPH0766569B2 true JPH0766569B2 (ja) | 1995-07-19 |
Family
ID=15316957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1142507A Expired - Fee Related JPH0766569B2 (ja) | 1989-06-05 | 1989-06-05 | 平板状情報記録担体およびその作製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0766569B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013098979A1 (ja) | 2011-12-27 | 2013-07-04 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用ワイパー装置 |
-
1989
- 1989-06-05 JP JP1142507A patent/JPH0766569B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH038142A (ja) | 1991-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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