JPH07509384A - 伸縮性吸収構造体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 伸縮性吸収構造体 発明の分野 この発明は、おむつ、衛生ナプキン、パンティーライナー、および失禁パッド等 の吸収性物品に関するものであり、さらに具体的には衛生ナプキンおよび軽量失 禁製品等の吸収性物品に使用するための簡単で経済的な、超吸収性材料含有スト レッチ構造体に関するものである。

この吸収性構造体は、内蔵する超吸収性材料粒子に対して一層改善された液体収 容力を供与する。

発明の背景 おむつ、衛生ナプキン、パンティーライナー、および失禁パッド等の吸収性物品 は下着の股部分に着用するデバイスである。これらのデバイスは人体からの液体 や排泄物を吸収して身体や衣服が汚れるのを防止する目的で設計される。通常、 この種の使い捨て吸収性物品の大半は延伸性を示さない材料から作られる。すな わち、これらの材料（および物品自体）は吸収性物品の着用に際して通常経験さ れるよな緊張力下では延伸しない。

キンバリー・クラーク社（Ｋｉｍｂｅ　ｒ　１ｙ−Ｃ１ａｒｋ　Ｃｏｒｐｏｒａ ｔｉｏｎ）は吸収性ストレッチ複合材料に関する米国特許第４．８９１，２５８ 号を取得（１９９０年１月２日付きＦａｈｒｅｎｋｒｕｇへ許諾）したが、この 特許発明は少なくとも４層、すなわち液体透過層、液体不透過層、吸収性層およ びストレッチ層から成る複合材料構造体を指向するものである。

この場合のストレッチ層は孔空き不透質弾性フィルムから成り、かつ液体透過層 と吸収性層との間に配設される。

このストレッチ層は他の複数層にストレッチ接着されているので、ストレッチ層 の緊張緩和に際して多数の皺が液体透過層、液体不透過層、吸収性層中に形成さ れる。

このＦａｈｒｅｎｋｒｕｇ特許明細書中には、この吸収性ストレッチ複合材料が 有用であるような物品の種類についての記載が見られない。（したがって本願出 願人は。

Ｆａｈｒｅｎｋｒｕｇ特許の吸収性ストレッチ複合材料が本願発明明細書中に記 載したと同一タイプの物品に係わるものであるとは認めていない）。さらに、こ のＦａｈｒｅｎｋｒｕｇ特許発明には多数の欠点がある。すなわち吸収性ストレ ッチ複合材料に延伸性を付与するための別個のストレッチ層の使用が必要である が、この層は複合材料の吸収能または液体保持性に関する目的には同等寄与せず 、コスト高にもなる。さらに、このストレッチ層は液体不透質材料から成り、か つ液体透過層と吸収性層との間に配設されるので扱い難い構造を有しており。

吸収性層への液体の透過を妨げる。

本願発明の譲受人であるブロクター・エンド・ギャンブル社（Ｐｒｏｃｔｅｒ　 ＆　ＧａｍｂｌｅＣｏｍｐａｎｙ）は衛生ナプキン、パンティーライナー。

および失禁パッド等の吸収性物品に対して総合伸長性を付与することを自損して 多くの努力をしてきた。

殆どまたは全てが延伸性部材から成り、好ましくは約１０％乃至４０％程度の総 合伸び率を示す衛生ナプキンおよび他の吸収性物品は、オスポーン（Ｏｓ　ｂ　 ｏ　ｒ　ｎ）らの米国特許出願第０７／９１５．１３３号に”吸収性ストレッチ 物品”と題し、さらに同第０７／９１５．２８４号に”伸長性を示す吸収性物品 ”と題して開示されている（出願日はいずれも１９９２年７月２３日付き）（Ｐ ＣＴ公告番号ＷＯ９３１０１７８５号および同Ｗ０９３１０１７８６号、いずれ も１９９３年２月４日付き）（本願はこの一部継続出願）。

出願人の譲受人によりファイルされたこれらの特許出願中に記載の吸収性物品の 機能は良好ではあるが、ある種の観点では改良の余地がある。例えばかかる吸収 性物品に対して伸長性を付与するための材料および製造操作によれば、現在市販 中の使い捨て吸収性物品に較べて製造原価が一層高くなる。したがって吸収性物 品に用いる伸長性の吸収性構造体であって、前記引例記載の吸収性物品に較べて 少なくとも性能が同一であり、しかも層数が少なく構成が単純で、その結果製造 原価が一層安い。

伸縮性吸収構造体の提供が望まれている。したがって上記特許出願に記載の物品 に代替でき、かつ一層改良された性能を有する吸収性ストレッチ物品の開発が継 続されてきた。

以上のように衛生ナプキン等の伸長性吸収性物品であって総合延伸性が付与され た。衛生ナプキン等の吸収性ストレッチ物品の開発が要望がされている。特に２ 層数が少なく構成が簡単で、上記引例中に記載の物品に較べて一層製造原価が安 い吸収性物品の開発が望まれている。

この発明の目的は、好ましくは約１０％乃至４０％程度の総合伸び率を示す、衛 生ナプキン等の吸収性物品を提供することにある。

他の目的は９層数が少なく、上記引例記載の吸収性ストレッチ物品よりも構成が 単純な、衛生ナプキン等の吸収性物品に代替できるタイプの物品の提供にある。

さらに他の目的は、衛生ナプキン等として使用する超吸収性材料含有吸収性物品 であって、この超吸収性材料粒子に対して改良された液体収容力を付与しうるよ うな吸収性物品の提供にある。

この発明のその他の目的は、添付図面を参照しながら次の記載を判読することに より一層明瞭になるはずである。

発明の要約 この発明によれば、おむつ、衛生ナプキン、パンティーライナー、および失禁パ ッド等の吸収性物品に使用するだめの伸縮性吸収構造体が提供される。

この発明の伸縮性吸収構造体はバリヤーフィルムとしても機能する液体不透質ス トレッチ部材に積層された不織ウェブ等の吸収性部材から成る。不織ウェブはバ リヤーフィルムの延伸条件下でバリヤーフィルムに積層される。次いでバリヤー ストレッチフィルムの応力を緩和すると不織ウェブ中に多数の皺が発生する。こ の不織ウェブは多数の超吸収性材料粒子が張り付けられたり、その中に粒子を分 散させたタイプの使用が好ましい。この伸縮性吸収構造体はそのままで使用して もよく、また構造体の不織面を液体透質性表面シートでカバーしたり、または表 面シートおよび超吸収性材料封じ込め層でカバーし１次いで表面シートでカバー してもよい。

この発明の伸縮性吸収構造体によれば、衛生ナプキンや軽量失禁製品等の吸収性 物品に使用するための超吸収性材料含有吸収性構造体であって、安価で単純で、 超吸収性材料粒子に対して改良された液体収容力を付与しうるような吸収性構造 体が提供される。

図面の簡単な説明 この明細書中には発明の内容を詳細に指摘しかつ明瞭にフレイムした請求の範囲 を包含させであるが、この発明の内容は添付図面を参照しながら次の記載を判読 することにより一層明瞭になるはずである。

図１は好ましい衛生ナプキンの一実施態様における。

この発明の伸縮性吸収構造体の平面図であり、下に横たわる構造体を示すために 表面シートの一部を取り除いである。

図２は図１の線２−２についての図１の衛生ナプキンを示す断面図である。

図３はこの発明の伸縮性吸収構造体の一実施態様を示す斜視図である。

図４は衛生ナプキンの伸び率（伸長性）を説明するための平面図である。

図５は衛生ナプキンに加えられた延伸力の大きさと。

かかる力に対応した衛生ナプキン伸び量との好ましい相関を説明するための表で ある。

発明の詳細な説明 図１および２に、使い捨て吸収性物品の好ましい一実施態様における。この発明 の吸収性構造体を示す。この吸収性構造体は超吸収性材料を含有し、延伸性好ま しくは伸縮性を示し、さらに好ましくは弾性的延伸性を示す。

吸収性物品の好ましい一実施態様における図１および２に示す吸収性物品は衛生 ナプキン２ｏである。

ここで使用する”衛生ナプキン”なる用語は女性が外陰部に近く着用する物品で あって１人体から排泄される例えば血液１月経、および尿等の各種滲出液を吸収 および収容する目的の物品を指す。しかし、この発明の伸縮性吸収構造体はパン ティーライナー等の他の女性用衛生または月経パッド類、または”おむつ”、失 禁パッド等の他の吸収性物品用にも使用しうることを理解されたい。

衛生ナプキン２０は液体透質性で身体に接触する面すなわち”ボディー面“２Ｏ Ａおよび液体不透質性被服面２０Ｂから成る２表面を有する。図１に示す衛生ナ プキン２０はボディー面２ＯＡから見た説明図である。このボディー面２ＯＡは 着用者の身体に隣接して着用されるように意図され１反対側に位置する被服面２ ０Ｂは衛生ナプキン２０を着用した際に着用者の下着に隣接して配設されるよう に意図されている。

衛生ナプキン２０は縦方向中心線りおよび横方向中心線Ｔの２中心線を有する。

ここで使用する”縦の”なる用語は衛生ナプキン２ｏの着用者が立ち上がった際 に左右に身体を線分する垂直面に９例えばほぼ平衡に配列する衛生ナプキン２０ の面中の線、紬または方向を指す。

また９横の”なる用語は縦方向にほぼ垂直な、衛生ナプキン２０の平面以内に位 置する線、軸または方向を指す。

また衛生ナプキン２ｏは互いに間隔を隔てた縦方向エツジ２２および互いに間隔 を隔てた横方向すなわち”端部エツジ”　（または単に”端部”）２４を有して おり、衛生ナプキン２０の周縁部２６を互いに形成している。

衛生ナプキン２０の厚さは任意であり、比較的厚手。

比較的薄手、または著しく薄手のものも包含される。衛生ナプキン２０（図１） では比較的薄手の衛生ナプキン。

好ましくは”超薄手”の衛生ナプキンの例を示すように意図したが、これらの図 を参照する際には材料層の数に起因して衛生ナプキン２０が実際よりも著しく厚 く見えることに留意されたい。”超薄手”衛生ナプキン２０は約３ミリメーター 以下の厚さを有することが好ましい。

この薄手ナプキン２０は着用し易いように比較的柔軟性であることも必要である 。超薄手衛生ナプキンの例はオスポーン（Ｏｓｂｏｒｎ）による米国特許第４， ９５０゜２６４号および同第５，００９，６５３号公報中に開示がある。

この発明の衛生ナプキン２０の個々の部材を図２に示した。この衛生ナプキン（ 図２）は液体透質性表面シート３８１表面シート３８の下方に位置する吸収性構 造体４２、および表面シートと吸収性構造体との間に位置する超吸収性材料封じ 込め層４６から成る。この表面シートおよび超吸収性材料封じ込め層はＰＣＴ公 告第ＷＯ９３／’０１７８５号および同第９３１０１７８６号に開示された部材 から選択できる。かくしてこの衛生ナプキンは吸収性構造体に加えて一種または 二種以上の延伸性部材から成り、また全てが延伸性部材から成る総体的伸長性を 有するナプキンであることがさらに好ましい。

この衛生ナプキン２０の伸長性の略図を図４に示した。

ここで用いる”伸長性”なる用語はｘ−ｙ面中での寸法の少なくとも一つが増加 できうる物品を指す。このＸ−７面は衛生ナプキン２ｏの諸面にほぼ平衡する面 である。

この”伸長性”なる用語中には伸縮性および次に規定する弾性的延伸性を有する 物品も包含される。衛生ナプキン２０（図４）は長さおよび幅方向の両方に延伸 性であるのが好ましい。しがし他の実施態様における衛生ナプキン２０は一つの 方向にだけ延伸性を有することもできる。少なくとも縦方向に延伸性を有する衛 生ナプキンであることが好ましい。

ある種の好ましい実施態様での衛生ナプキン２ｏでは。

延伸性であると同時に伸縮性でもある。ここに使用する”延伸性“なる用語は物 品に延伸力を与えた場合に伸長し。

かつ延伸に対して若干の抵抗を示すような物品を指す。

さらに好ましい衛生ナプキン２ｏは弾性的延伸性を示すナプキンである。”弾性 的伸縮性”または”弾性的延伸性”なる用語は互換的に用いられる。これらの用 語は。

延伸力を解除した際に衛生ナプキンが未延伸または未伸長（すなわち”オリジナ ル”）寸法に向けて戻ろうとする傾向のある衛生ナプキンの性質を指す。しがし この衛生ナプキンの場合、未延伸寸法へと全部が戻る必要はない。図４に見られ るように未延伸寸法と伸長寸法（または延伸寸法）ＬＳおよびｗｓ間の、ＬＲお よびＷｌｌのような緩和寸法に戻ればよい。衛生ナプキンに弾性的延伸性を付与 すると延伸力を取り除いた場合に衛生ナプキンが縦内側（すなわち縦パンチ）に 集合する悪い傾向が低減する。このことは着用者のパンティーが引き締まった場 合に特にそうである。

この発明の衛生ナプキン２０および吸収性構造体は。

衛生ナプキンまたは吸収性構造体のいずれかに延伸条件下で弾性ストランドを別 途に取り付けることなく延伸性を付与するのが好ましい。かくすることによりは じめて衛生ナプキンおよび吸収性構造体が、”伸縮性繊維を織り込んでいない” または”弾性剤を使用しない”製品であると言えることになる。しかし、この衛 生ナプキンおよび吸収性構造体は任意の弾性ストランドを有する製品から除外さ れることを意味するものではない。

この発明の衛生ナプキンはＰＣＴ公告第Ｗ０９３１０１７８５号および同第ＷＯ ９３１０１７８６号に開示された範囲の延伸性を有することが好ましい。これを 要約すれば一対のパンティー中に衛生ナプキンを着用する際に伴う力条件下で約 ５％乃至５０％以下に延伸しうる能力、さらに好ましくは約１０％および約４０ ％の間、最も好ましくは約２５％および約４０％の間に延伸しうる能力を有する 衛生ナプキンが好ましい。約５０乃至１００グラムおよび約１，０００乃至１， ５００グラムの間の力条件下、より好ましくは約２５０グラムおよび約８００グ ラムの間の力条件下で、かかる伸長をなしうるナプキンが好ましいことになる。

吸収性構造体の延伸性は同じ力条件下では同じ程度に延伸できる。好ましい吸収 性物品類の伸長性に対する力の追加範囲を表５に示す。

ここに限定した全ての限界および範囲中には、この限定および範囲中にある一層 狭い全ての範囲、限定および量が包含されることを理解されたい。また図５に見 られるように、この衛生ナプキンに”押し込み壁”（ｆｏｒｃｅ　ｗａｌｌ）を 設けてナプキンに付与される力量を実質的に増加させることなく一定限度範囲を 超えた伸びを回避させることもできる。

以下、この発明の衛生ナプキン２０の個々の部材を図１−３を参照しながら詳し く検討する。

この発明の吸収性構造体４２は図１および２の表面シート３８の下に横たわって 見られる。ここに示した吸収性構造体は弾性的延伸性を有するものが好ましい。

（ここで使用する吸収性構造体なる用語は簡単に言えば２伸縮性吸収構造体”を 指す）。この伸縮性吸収構造体４２は月経や他の体液の吸収手段として機能し、 また着用者の衣服や下着等の衛生ナプキンと接触する物品が、吸収滲出液で湿潤 されるのを防止するためのバックシートとしても役立つ。

伸縮性吸収構造体４２は吸収表面を備えた３次元構造体であり、そな中にピーク とバレーを有している。図１−３で示す実施態様では、この伸縮性吸収構造体４ ２は不織ウェブ４３等の吸収性部材から成り、この部材は液体不透質ストレッチ 部材、バリヤーフィルム４０に積層される。バリヤ一層４０はこの吸収性構造体 に対して延伸性を付与する（かつ液体類に対するバリヤーとしても機能する）。

伸縮性吸収構造体４２の不織側は液体透質性表面シー゛トでカバーするのが好ま しい。図１および２に示す衛生ナプキンの場合の他の実施態様では、この伸縮性 吸収構造体を表面シートおよび超吸収性材料封じ込め層でカバーし１次いて表面 シートでカバーする。

吸収性構造体４２は不織材料４３をバリヤーフィルムの伸長状態下でストレッチ バリヤーフィルム４０に積層させて形成させる。次いてストレッチバリヤーフィ ルム４０を緩和させる。この積層構造体は好ましくは積層体の不織部材上または 中に分散させた超吸収性のヒドロゲル形成性材料粒子または繊維４１を有する。

吸収性構造体４２が未伸長状態の時には、この吸収性構造体４２の表面は模様付 けされ、かつ多数の皺６６で特徴付けられる。

吸収性構造体の不織部材４３は各種タイプの不織材料から成る。好適な不織材料 中にはカード不織布、スノくンボンド、湿式レイアップ、溶融吹込、ヒドロから み合０材料およびこれらの組み合わせ材料等が包含されるが。

必すしもこれらのみに限定されるものではない。天然繊維や合成繊維から成る不 織材料も使用きる。好適な天然繊維の的中にはセルロース系および線系繊維が包 含される。好適な合成繊維の的中にはポリエステル、ポリプロピレンおよび２次 分系繊維等のポリオレフィン系材料が包含される。不織材料から成る繊維類のデ ニールは約１および約３０の間にある。不織材料から成るこの繊維類は均一また は混合材料組成物から成るか、および／またはデニールのものでもよい。厚さは 約０．０７ｍｍおよび約０．３０ｍｍの間にあり１坪量は約９　ｇ／ｍ２および 約２５ｇ／ｍ２の間にある。

この不織材料および材料自体の繊維は親水性または親油性のいずれかの表面処理 を行ってもよい。コロナ放電処理により親水性を付与してもよく、繊維中に界面 活性剤を添加したり、不織材料の繊維上に界面活性剤をスプレーしたり、または 他の公知方法により、この不織材料を親水性にすることができる。不織布上にス プレーするのに好適な界面活性剤はロンザ社（Ｌ　ｏ　ｎ　ｚ　ａ。

Ｉｎｃ、、Ｗｉｌｌｉａｍｓｐｏｒｔ、Ｐａ、）から市販され商品名ｒＰｅｇｏ ｓｐｅｒｓｅ　２００ＭＬＪである。この不織材料の変形としては毛管路繊維（ すなわち繊維白毛管路を特に外表面上に有する繊維）が挙げられる。毛管路繊維 類は液体類の輸送（それ自体または特定方向におけるいずれかの）を支援する目 的で使用できる。好ましい毛−管路繊維に就いてはトンプソン（Ｔｈｏｍｐｓｏ ｎ）らによる米国特許第５，２００゜２４８号（１９９３年４月６日付き）に記 載がある。他の変形では、不織部材が合成繊維から成る場合にノーザン針葉樹材 クラフト繊維等のセルロース繊維を包含する少量の天然繊維または綿繊維を不織 材料中に含有させて液体の吸収および輸送を支援することもできる。

この発明の超吸収性材料は”吸収性ゲル化材料“とも呼称されるヒドロゲル形成 性高分子ゲル化剤から成る。

高分子ゲル化剤は水または体液等の液体と接触すると。

かかる液体を吸収してヒドロゲルを形成する。このようにして伸縮性吸収構造体 ４２中に排出された液体はこの高分子ゲル化剤により捕捉されて保持され、した がって物品に対して一層強化された吸収能および／または改良された液体保持性 能を付与することになる。吸収性構造体４２に使用される高分子ゲル化剤は実質 的水不溶性で。

軽く架橋して部分中和したヒドロゲル形成性高分子材料から成る。この発明で用 いる高分子ゲル化剤の形状は任意であり、ペレット、フレークまたは繊維状が包 含されるが、これらのみに限定されるものではない。

繊維状ではなくて粒子状をなす場合には、この超吸収性材料は不織材料に貼り付 け（すなわち接着）るのが好ましい。この目的には不織部材をバリヤーフィルム に接着する以前または以後に各種の異なった方法で実施できる。超吸収性材料粒 子を不織材料に接着させるための各種の方法の的中には次の方法が包含されるが 、必ずしもこれらのみに限定されるものではない。

湿気（例えば水蒸気、水ミスト）の使用または不織材料上に配設する以前に超吸 収性材料粒子を事前に湿潤させることにより、この超吸収性材料粒子を不織材料 に接着させることができる。この超吸収性材料粒子はホットメルト接着剤、水系 接着剤および他の公知接着剤を包含する公知接着剤を使用して不織材料に接着さ せることができる。接着剤の施工形状は任意であり、スプレー、スパイラル等が あるが、これらのみに限定されない。この超吸収性材料粒子はグリセロール、グ リセリンまたは他の化学品１できれば無毒性の薬剤を用いて超吸収性材料粒子表 面を膨潤させ表面を粘着性にし、不織材料への繊維の接着を行なうことができる 。

繊維状超吸収性材料を使用する場合には、この繊維状超吸収性材料を不織材料製 造用の他の繊維状材料と混合して不織部材を一体的に形成させるのが好ましい。

別法として不織材料を全て超吸収性材料の繊維から構成させることもできる。

この発明の吸収性構造体４２の縦側エツジ４２Ｃおよび端部エツジ４２Ｄは密封 して、液体または液体含有超吸収性材料が着用ナプキンから吸い上げられたり排 除されるのを防止する。吸収性構造体４２のエツジは例えば薄葉層で包むか、ま たはカバーする。別法としてこの薄葉層のエツジは折り畳んで調節して、液体ま たは液体含有超吸収性材料粒子４１が吸収構造体４２から吸い上げられたり排除 されるのを防止してもよい。他の別法による実施体様では、衛生ナプキン２０の 縦エツジおよび端部エツジ２２および２４はこの目的のために密封される。

衛生ナプキン２０の周長回りの永久シール類は、引き伸ばしに際して一切破損し てはならない（すなわち衛生ナプキンの使用期間中には全てのシールが破損せず に残存するように配慮される）。

バリヤー４０は不透質なので、使用者の衣服は体液で汚染されるのが防止できる 。このバリヤー４０は延伸性。

好ましくは伸縮性、さらに好ましくは弾性的延伸性の液体不透質材料から製造で きる。

好ましい実施態様ではバリヤー４０はバリヤーフィルム４０から成る。好ましい フィルムの的中には米国特許第４，４７６．１８０号（Ｗｎｕｋら）（１９９１ 年４月１６日付き）に開示の方法により製造されたフィルム等の、延伸性で好ま しくは弾性的延伸性を有するフィルムか包含される。かかるフィルムはエクソン 社（Ｅｘｘｏｎ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃｏｍｐａｎｙ　。

ｆ　Ｌａｋｅ　Ｚｕｒｉｃｈ、ＩＬ、）から商品名「エクソン弾性フィルムＥＸ −５００Ｊ　（以前のＥＸＸ−７）として市販されている。好ましい他のフィル ムの例としてはファイントレー社（ＦｉｎｄｌｅｙＡｄｈｅｓｉｖｅｓ　Ｃｏｍ ｐａｎｙ。

Ｗａｕｗａｔｏｓａ、Ｗｉｓｃｏｎｓｉｎ）で製造されたｒＦｏｒｍｕｌａ　＃ １９８−３３８Ｊ延伸性接着フィルムが市販されている。このファイントレー接 着フィルムは２００−３００％伸長しつる液体不透質フィルムである。このもの は弾性的延伸性を示すので好ましい。

吸収性構造体４２のアセンブリーは、完全ストレッチ条件を指向する少なくとも 一道程の条件下でバリヤーフィルム４０を延伸し、かつバリヤーフィルム４０お よび不織材料４３を一緒に積層することにより行なう。バリヤーフィルム４０の 延伸は未延伸長さの約１５０％（すなわち未延伸長さの１．５倍）で行なうのが 好ましい。

バリヤーフィルム４０および不織材料４３の積層方法は。

形成される吸収性構造体に対して延伸性と３次元表面を付与する方法であれば特 に限定はされない。バリヤーフィルム４０と不織材料４３との積層は最終吸収性 構造体４２の縦方向に配向した平行ビーズ形態の接着剤を用いて行なうのが好ま しい。フィルムの緊張を解くと、バリヤーフィルム４０は横切る多数の皺６６を 形成しながら収縮する。これにより吸収性構造体４２に対して縦方向の伸長性が 付与される。

またこの吸収性構造体には任意の方法で多方向伸長性（または延伸性）を付与す るともできる。例えばこのバリヤーフルムを積層中に２方向以上に延伸して多方 向の延伸性を付与することができる。別法による実施態様では、リングローリン グまたはクレーピング等の機械的作業を積層のあとに吸収性構造体に対して行な うこともできる。別法として、ボンドパターンを使用して不織材料をバリヤーフ ィルムに接着させて多方向延伸を行なうことも可能である。例えば、バリヤーフ ィルムを延伸し。

接着剤をスポットまたはダイヤモンドパターンで施してから不織材料を施して多 方向に延伸することができる。

この発明の吸収性構造体の実施態様は多数が可能である。例えば不織材料の他の 層４５をバリャーフィム４０の他の側面にしっかり固定できる（図３）。変法と して。

バリヤーフィルムの延伸程度およびグルーパターンを変えて皺の大きさと形状を 変更する（すなわち、延伸の程度が大きく、かっグルーボンド間のスペースが大 きい程皺が大きくなる）。さらに、不織材料層を不織サンドイッチ中に折り込ん で延伸済みバリヤーフィルム上に積層してもよい。

吸収性構造体には密度勾配１毛管勾配、超吸収性勾配。

一層の低密度および低平均坪重量の取得領域を付与することもできる。例えば、 高密度領域を圧縮により吸収性構造体に付与して液体取得力、液体貯蔵量および 液体分配力を向上させることも可能である。

吸収性構造体４２の吸収性部材は上記の特定超吸収性材料含有不織材料のみに限 定されるものではない。この吸収性部材は、業界で該目的に使用している材料で あればその種類は問わない。かかる的中には、一般にエアフェルトと呼称される 微粉砕木材パルプ、クレープセルロース詰綿、修飾架橋セルロース繊維（ヤング らの米国特許第５．２１７，４４．５号公報’）（１９３３年６月８日月）１毛 管路繊維、吸収性フオーム、吸収性スポンジ。

合成ステープルファイバー、高分子繊維、ピートモス。

およびこれらの対応物ならびに混合物が包含される。

バリヤーフィルムとして延伸性接着フィルムを使用する実施態様では、このフィ ムを衛生ナプキン２ｏ中にそのまま使用できる。例えばこの接着フィルムの一側 面（図３．符号４０Ａ）を不織材料４３に接着できる。バリヤーフィルム４０の 衣服に面する側がら成る他の側面４０Ｂをパンティーファスナー接着剤として使 用できる。

別法として、衣服に面する側面４０Ｂを形成する接着フィルム側に、少なくとも その一部がカバー（または接着性を排除するための”ブロック”）された接着面 を持たせることもできる。体に面したバリヤーフィルムの側面４０Ａは一部また は完全にブロックすることもできる。

露出接着剤をブロックする方法は多数ある。例えば非接着性材料層を当かう方法 、タルク粉またはコーンスターチ等の粉状材料を露出接着剤の少なくとも一部に ブラシ塗りまたは散布する方法が挙げられるが、これらに限定されない。バリヤ ーフィルム４ｏの体に面した側面４０Ｂ上の露出接着剤の部分ブロッキングは残 留接着性部分と共に特定のパンティーファスナー接着パターンを創るのに使用で きる。

さらに他の実施態様では、−側面が接着タックを示し。

他面がタックを示さない接着フィルムを創ることができる。これらの特性を有す る好適な接着フィルムの一例は低モジユラス感圧接着剤［フィントレー社から商 品名ｒＦｏｒｍｕｌａ　Ｈ２３０１Ｊ等のブロッキングフィルムと共に商品名ｒ Ｆｏｒｍｕｌａ　＃１９８−３３８Ｊとして市販］を有する不織エラストマーフ ィルムから成る複合構造体である。かかる材料については米国特許第５．０３２ ．１２０号（フリーランドら）（１９９１年７月１６日付き）および同第５，０ ３７，４１６号（アレンら）（１９９１年８月６日付き）に詳しく開示され。

他の目的にも使用されている。この発明の吸収性構造体４２によると多くの利点 が得られる。ティッシュ一層の除去作業や折り畳み作業が不要なので吸収性構造 体の製造コストの低減に繋がり、これを使用する吸収性物品が著しく薄くかつ柔 軟に製造できる。

この発明の不織材料に伴う皺に起因して均質ウェブ構造体や積層構造体に較べて ボイドが多く、かつ大きい（すなわち、ボイド容積の増加）。このボイドは超吸 収性材料粒子が液体を吸収したのちに膨張できる空間を提供するのに有用である 。このことは積層体の層間に同一量の超吸収性材料を有する積層体に較べて一層 大きな液体収容力を吸収性構造体に対して付与することを意味する。

皺に起因して一定面積（すなわちｃｍ２当り）当りの超吸収性材料の濃度を高め るることができる。一層高濃度の超吸収性材料をこの吸収性構造体の必要領域に 効果的に配分することも可能である。その理由は大きいボイド容積を有する構造 体では２方向の超吸収性材料があるからである。（皺を有する構造体上への、ま たはのちに皺を施す平面構造体への超吸収性材料の析出方法では２方向分配を創 る）。加えて、この吸収性構造体には緩和状態において過剰濃度の超吸収性材料 を付与することができ、この吸収性構造体を延伸すると所望範囲以内の濃度で超 吸収性材料を付与できる。

表面皺に起因して”サージ”容量が提供され、これにより遊離液体が超吸収性材 料により吸収されるまでの間の噴出遊離液体の一時的収容が可能になる。また、 この表面皺はソフト感を高め２弾性構造を高めるので着用性が改良される。さら に、この発明に使用するタイプの薄層バリヤー上に直接粒状超吸収性材料を配設 しようとする従来の試みは、特に製造または着用中に吸収性物品上に圧力が加わ った場合に、バリヤー中にピンホールが発生した。これによりバリヤーまたは超 吸収性材料粒子を通じて液体の漏洩が起きる。この発明の吸収性構造体に使用す る不織材料は、吸収性構造体が加圧された場合ピンホールが形成されるのを妨げ るクッションを提供してこれらの問題を軽減または回避させる。

表面シート３８は衛生ナプキン着用に際して使用者の皮膚に近接して設けられる 液体透過質部材から成る。この表面シート３８は可能な限り柔軟性で、ソフト感 があり、かつ皮膚刺激性の少ないものが好ましい。さらに表面シート３８はしみ 通り性に優れ、再び湿潤する傾向が少なく１体から排出物を速やかに浸透させて 吸収性構造体４２の方向に誘導させるが、一方では排泄物が表面シート３８を通 じて着用者の皮膚に逆流するのを防止できるものでなければならない。

この表面シート３８には体に面した側面３８Ａと衣服に面した側面３８Ｂから成 る２側面がある。体に面した側面３８Ａは、一般に衛生ナプキン２０の体に接触 する表面（”ボデー表面”）２０Ａの少なくとも一部を形成する。表面シート３ ８は二つの縦エツジ３８Ｃと二つの端部エツジ３８Ｄを有している。同様の符号 が衛生ナプキンの他の部材類にも適用されている。着用者の体に面した部材の側 面は部材の符号および”Ａ’で表示しである。着用者の下着に面した側面は部材 符号および”Ｂ”で表示しである。このサイドおよび端部エツジはそれぞれ部材 符号および“Ｃ”および”Ｄ”で示しである。

表面シート３８は多数の材料から製造でき、その的中には織材料および不織材料 、孔空き形成した熱可塑性フィルム、孔空きプラスチックフィルム、油圧成形フ ィルム、多孔性フオーム材料、＃２Ｉ状フオーム、＊状態可塑性フィルム、およ び熱可塑性スクリムが包含されるが、これらのみに限定はされない。織および不 織材料の好ましい的中には、天然繊維（例えば木材および綿繊維）１合成繊維ま たは改質天然繊維（例えばポリエステル、ポリプロピレン繊維、ポリエチレンま たはポリビニルアルコール、澱粉系樹脂、ポリウレタン、セルロースエステル。

ナイロン、およびレーヨン繊維）、および天然繊維と合繊の混合物が包含される が、必ずしもこれらのみに限定されるものではない。表面シート３８が不織ウェ ブから成る場合、このウェブの的中にはスパンボンド、カード。

湿式堆積、溶融吹き込み、ヒドロエンタングル、およびこれらの併用法により成 形されたウェブが包含される。

表面シート３８としては孔空きフィルムが好ましく。

これらは液体透質性であり、孔空きが適正であれば液体を逆流させて着用者の皮 膚を再び湿潤させる傾向を低減させる。好ましいフィルムに就いては次の開示を 参照されたい。

米国特許第３，９２９，１３５号公報（トップソン）（１９７５年１２月３０日 付き） 同第４．３２４．４２６号公報（ミューレンら）（１９８２年４付き１３日付き ） 同第４．３４２．３１４号公報（ラデールら）（１９８２年８月３日付き） 同第４．４６３，０４５号公報（エールら）（１９８４年７月３１日付き） 同第５，００６，３９４号公報（ベアードら）（１９９１年４付き９日付き） この表面シート３８にプリーティング、コルゲーティング、またはリングローリ ング等の機械的処理を施して伸長性を与えることができ、これにより表面シート に折り目を与えて９表面シートの延伸に際して折り目が開口するようにする。各 種の表面シート材料に対してかかる方法が適用できる。この発明の好ましい例で は９表面シート３８を米国特許第４，４６３，０４５号公報に開示の方法に準拠 して作り２次いでリングロールに処して一定の縦延伸性を与える。このような表 面シートはジョーンらの米国特許出願第０７／９３６．１９５号（１９９２年８ 月２５日）明細書中に”改良された弾性をウェブに付与するための変形部分を有 する高分子ウェブと題して記載がある。

リングロールまたは”プレコルゲート”に対する適当な方法は米国特許第４，１ ０７，３６４号（シソン）（１９７８年８月１５日付き）、同第４，８３４，７ ４１号（サビ−）（’１９８９年５月３０日付き）および米国特許出願第０７／ ６６２，５３６号（ジエラルドら）（１９９１年２月２８日付き）、同第０７／ ６６２．５３７号（ケネースら）（１’９９１年２付き２８日付き）。

および同第０７／６６２，５４３号公報（ジエラルドら）（１９９１年２月２８ 日付き）に開示されている。

リングロール法による表面シートの波の折畳線はトラバース方向に走るのが好ま しく、これにより表面シートが縦延伸性になる。他の実施対様では、この折畳線 が縦方向１両方向、および／または他の方向に走ることもできる。表面シート３ ８はこの折畳線に垂直方向に延伸できる。

好ましい一例では２表面シート３８は親水性であり。

液体が表面シート３８を通じて一層速やかに輸送される。

したがって体排泄物は吸収性構造体中に吸収されるよりも寧ろ表面シートから流 出する機会を低減させる。表面シートの親水化は界面活性剤で処理することによ り達成でき、米国特許第４，９５０，２６４号および同第５゜００９．６５３号 （オスポーン）明細書中に開示がある。

さらに１表面シート３８の内面３８Ｂは下層吸収性層と接触的に固定される。こ の接触関係により液体が一層速やかに表面シート３８に浸透する。この表面シー ト３８は表面シートを下層に接着することにより下側に横たわる層と接触関係が 保たれる。しがし、この表面シート３８の面を下層と接着することは絶対条件で はない。

表面シート３８は表面シートと下層部材との間に接着剤を施したり、下層の繊維 を表面シートと絡ませたり１表面シート３８を下の吸収性層に一部の個々に区別 された融着ボンドを用いて融着させたり、または他の公知方法を用いて下層吸収 性部材と接触を保たせることができる。

超吸収性材料封じ込め部材（または”封じ込め層”）４６は表面シート３８と吸 収性構造体４２との間に配置する。この封じ込め層４６は不織部材４３中の超吸 収性材料粒子４１が表面シート３８（および衛生ナプキンがら）を通過して製造 中または着用中に逸散するのを防止するのに使われる。

封じ込め層４６の材質は特に限定されないが１表面シート３８を通じて吸収性構 造体中に通過する液体の輸送を妨害しないものを選択する。好ましい封じ込め層 に就いてはＰＣＴ公告第ＷＯ９３１０１７８５号および同第Ｗ０９３１０１７８ ６号を参照されたい。他の材料としてはクレープティシュペーパー、およびファ イバーウェブ社（Ｆｉｂｅｒｗｅｂ　Ｎｏｒｔｈ　Ａｍｅｒｉｃａｏｆ　Ｓｉｍ ｐｏｎｓｖｉｌｌｅ、ＳＣ，）で商品名ｒ８１４４−１０２Ｊとして製造される 溶融吹き込み複合体が挙げられる。繊維状の超吸収性材料が使用される場合、こ の封じ込め層４６は１表面シート３８の材料として適合するものであれば種類は 問わない。繊維状の超吸収性材料が使用される場合、かがる材料は製品表面に面 する体に超吸収性材料が７ブリード”するのを防止するのに極めて有用である。

封じ込め層４６にはブリート、コルゲート、クレープ。

またはリングロール等の機械的手段を封じ込め層に適用することにより延伸性を 付与することができる。好ましくは、この封じ込め層４６は２０％および２００ ％（すなわち、初期長さの約１．２乃至３．０倍）の間の延伸を与えたティシュ −ペーパーから作ることにより伸長性を付与するのが好ましい。かがるティシュ −シートの波は所望の延伸方向に垂直であるべきである。かかるティシュシート は各種の方法で作れる。ティシュペーパーの一例は公知クレープティシュ−であ る。例えば、製造時にヤンキードライヤーから取り除いたのちでもクレープを実 質的に維持しているｒＢＯＵＮＴＹＪティシュ−が挙げられる。かかるティシュ −の製法はスムルコスキー（Ｓｍｕ　ｒｋｏｋｓ　ｉ）らの米国特許第５．０’ ９８．５２２号公報（１９９２年３月２４日付き）に開示がある。

上記衛生ナプキンの部材（表面シート、封じ込め層。

および吸収性構造体）は衛生ナプキン２ｏが伸長できるように互いに適宜の方法 で固定することができる。図１の好ましい実施態様では、衛生ナプキン２ｏの部 材は。

表面シートのエツジおよびバリヤーフィルム４ｏが吸収性構造体４２の不織部材 ４３のエツジを越えて外方に伸長するような大きさに揃える。表面シート３８お よび封じ込め層４６は吸収性構造体４２の頂部に配設する。不織材料４３の部分 を越えて外方に伸長する表面シート３８のエツジの部分はバリヤーフィルム４ｏ の部分と固定する。表面シート３８はシーム９ｏに沿ってバリヤーフィルム４０ に固定するのがよい。シーム９０は液体不透質が好ましい。シーム９０は接着、 クリンプ、またはヒートシール等の適当な公知手段で形成できる。

上記の場合は構成に就いての好ましい実施体様である・。

（各種部材を合体させる他の手段も使用可能である）。

例えば、この発明の吸収性構造体はいわゆる”チューブ”製品に使用できる。こ れらの製品では１表面シート材料等の液体透質カバー材料を吸収性構造体中りに 完全に包み込み、吸収性構造体に固定できる。

衛生ナプキンの衣服対向面２０Ｂ（図２）には感圧接着剤５０等のファスナーを 取り付けて衛生ナプキン２０をパンティーのクロッチに固定する。感圧接着剤は 各種の好ましい配置で施工できる。

好ましい接着剤パターンはＰＣＴ第ＷＯ９３１０１７８５号およびＷ０９３１０ １７８６号中に記載がある。

接養ファスナー５０は延伸性、非延伸性、またはこれらの組み合わせ接着剤から 成る。

接着剤か延伸性である場合には、衛生ナプキンとほぼ同量伸長するのが好ましい （表１）。適当な延伸性接着剤の的中には延伸性接着剤自体、および延伸性接着 剤／バリヤーフィルムの組み合わせが包含される。延伸性接着剤の種類は問わな い。適当な延伸性接着剤／バリヤーフィルムの組み合わせ的中には、延伸性バリ ヤーフィルム材料上に使用された非延伸性接着剤；　「フィントレー接着剤１９ ８−３３８Ｊ　（商標名）等の弾性的延伸性フィルム、または低モジユラス弾性 フィルム上の（商品名）ｒ３Ｍ接着剤１４４２Ｊ等のスプレー接着剤が包含され るが、必ずしもこれらに限定されるものではない。

適当な非延伸性接着剤としてはセンチユリ−社（Ｃｅｎｔｕｒｙ　Ａｃ１ｈｅｓ 　１ｖｅ）から商品番号ｒＡ３０５−４Ｊとして、またはアンカー社（Ａｎｃｈ ｏｒ　Ｃｏｎｔｉｎｅｎｔａｌ　Ｉｎｃ、３Ｍ　Ｓｉｇｍａ　Ｄｉｖｉｓｉｏｎ 、ｏｆ　Ｃｏｖｉｎｇｔｏｎ。

Ｏｈｉ□）から、およびアニーラー社（Ｈ，Ｂ。

Ｆｕｌｌｅｒ　Ｃｏ、、０ｈｉｏ）がら商品名ｒＦｕｌｌｅｒ　Ｈ−２２３８Ｚ ＰＪとして製造される０、６ミル合格として規定された接着剤が挙げられる。

適当な非延伸性接着ファスナーは米国特許第４，９１７．６９７号公報中に詳細 な記載が見られる。

接着ファスナー５０は剥離ライナー（すなわちカバーストリップ）５２でカバー するのが好ましい。剥離ライナーの種類は問わない。好ましい一実施態様では、 この剥離ライナーは個々にパックされた衛生ナプキンおよび使用後に衛生ナプキ ンを廃棄するための容器（スヮンソンら米国特許第４，５５６，１４６号公報に 記載のような）の両方を提供するラッパーで置き換えてもよい。

ファスナーについては簡略化のために接着剤の範鴫に含めて記載してきた。しか しファスナーの種類は接着剤に限定されない。好ましいファスナーの的中には感 圧接着剤１機械的ファスナーおよび両者の組み合わせ等の接着ファスナ一手段が 包含されるが、これらに限定はされ以下、この発明を実施例によりさらに詳しく 説明するが、これらの実施例のみに限定することを意図するものではない。

実　施　例 表面ンート３８を米国特許第４，４６３，０４５号に準拠して作り、延伸性付与 のためにリングロールに処した。封じ込め層はクレープｒＢＯＵＮＴＹＪティシ ュ−のシングルブライである。この不織層はスコツト社製の１１　ｇ／ｍ２ポリ プロピレン（商品コード）ｒ２０２２ＣＡＪである。バリヤーフィルムはエクソ ン社から市販の商品名ｒＥＸＸ−７ＡＪとして公知の１，５ミルのキャリパ−フ ィルムである。

この延伸性吸収性構造体は初期長さの約１．５倍のバリヤーフィルムを延伸し、 このフィルムの両面上にフィントレー（Ｆｉｎｄｌｅｙ）ｒＨ−２０３１Ｊ　（ 商品名）を押し出して作った。約１ｍｍ幅の連続フィラメント形態のグルーを施 した。フィラメントは約９．５ｍｍだけの間隔を置いた。スコツト不織材料をこ のフィルムの両側に積層し、３層ラミネートを作った。次いでこの延伸性吸収性 構造体を衛生ナプキンとしての所望の形状に切断した。

スパイラルパターン接着剤［フィントレー２０３１Ｊ（商品名）をこの延伸性吸 収性構造体の両面に施し、延伸性吸収性構造体のこの側面上にゲル化材料（商品 名）「ナルコ（Ｎａ　１ｃｏ）１１８０Ｊ　１．Ｏｇを分散させた。超吸収性材 料を有するこの吸収性構造体の側面をシングルプライ・クレープティッシュ−（ 破断点伸び％が２００％またはそれ以上）でカバーした。スパイラルパターン接 着剤「フィントレーｒ２０３１Ｊ　（商品名）の単一層をこのティシュ−外側に 向いた面に施した。ホットメルト「フィントレー接着剤９９０Ｊ　（商品名）を バリヤーのエツジに沿って施し、このリングロール表面シート材料を部分組み立 て製品に適用して製品が縦方向に延伸するようにした。次いでこの組み立て製品 を互いにプレスした。「ソーラー延伸性接着剤２２５４Ｊ　（商品名）をパンテ ィーファスナー接着剤としてこのバリヤーの背面に施した。横方向の延伸性を付 与する方法は当業者にとり容易に想到しうるところである。

以上衛生ナプキンの好ましい一実施態様に就いて記載してきたが１文献には衛生 ナプキンの他の製法も多数開示さてている。これらにより伸縮性吸収構造体を提 供すことも可能であろう。かかる衛生ナプキンの数例が米国特許出願第０７／９ ４４．７６４号（クリ−ら）（１９９２年９月１４日付き）および米国特許第５ ，００９゜６５３号および同第４，９５０，２６４号公報（オスボンン）（１９ ８８年４月２３日付き）中に記載がある。

”パンティーライナー（ｐａｎｔｙ　１ｉｎｅｒ）”または”パンチライナー（ ｐａｎｔｉ　１ｉｎｅｒ）”なる用語は衛生ナプキンよりも嵩高ではなく吸収性 が少ない吸収性物品を指し１月経期の女性により展着用またはタンポンと併用さ れる物品を指す。パンチライナー形状の吸収性物品の一例はオスポーン（Ｏｓ　 ｂ　ｏ　ｒ　ｎ）の米国特許第４，７３８，６７６号（１９８８年４月１９ひ付 き）中に開示されている。

”失禁物品”なる用語は、パッド類、下着類（ベルト等のサスペンション手段で 保持されたパッド類）、吸収性物品用挿入物、吸収性物ブースター、ブリーフ、 ベッド用パッド等を指し１着用者が成人または失禁者であるかは問わない。スト リックランドらの米国特許第４，２５３．４６１号、ノニルの米国特許第４，７ ０４．１１５号：エアールらの米国特許第４，９０９．８０２号公報：ギプソン らの米国特許第４，９６４，８６０号；および米国特許出願第０７／６３７．０ ９０号、同第０７／６３７．５７１号公報（ノニルら）（１９９１年１月３日付 き）（ＰＣＴ公告第ＷＯ９２／１１８３０号および同第Ｗ０９２／１１８３１号 ）（いずれも１９９２年７月２３日付き）中に開示されている。

この発明の記載はは使用者の下着のクロッチ領域に着用される吸収性物品に焦点 が置かれたが、この発明の伸縮性吸収構造体は”おむつ”としても使用できる。

おむつ類は幼児または失禁者により着用される吸収性物品であり２着用者のウェ スト近くに固定する。伸縮性吸収構造体が得られる好ましい”おむつ”はビュエ ルらの米国特許第３，８６０，００３号および同第５，１５１，０９２号公報中 に開示がある。

ここに引用した関連文献中に記載の全ての市販材料および製品は、この発明を教 示または開示するものでは決してないことを明言できる。

以上、この発明を特定実施態様について説明および記載したが、この発明の精神 と範囲を逸脱することなく種々の変形、修正がなしうろことは明瞭であろう。

国際調査報告 フロントページの続き （５１）　Ｉｎｔ、Ｃ１，６識別記号　庁内整理番号２１１９−３Ｂ （８１）指定国　ＥＰ（ＡＴ、ＢＥ、ＣＨ，ＤＥ。

ＤＫ、ＥＳ、ＦＲ，ＧＢ、ＧＲ，ＩＥ、ＩＴ、ＬＵ、ＭＣ，ＮＬ、　ＰＴ、ＳＥ ）、０Ａ（ＢＰ、ＢＪ、ＣＦ、ＣＧ、　ＣＩ、　ＣＭ、　ＧＡ、　ＧＮ、　ＭＬ 、　ＭＲ，ＮＥ、　ＳＮ。

ＴＤ、　ＴＧ）、　ＡＵ、　ＢＢ、　ＢＧ、　ＢＲ，ＢＹ、　ＣＡ。

ＣＺ、ＦＩ、ＨＵ、ＪＰ、ＫＰ、ＫＲ，ＫＺ、ＬＫ、　ＭＧ、　ＭＮ、　１’ｖ ＩＷ、　Ｎｏ、　ＮＺ、　ＰＬ、　ＲＯ，ＲＵ、　ＳＤ、ＳＫ、ＵＡ、ＶＮ ｌ Ａ４１Ｂ　１３１０２　Ｂ

Claims (14)

【特許請求の範囲】
1. １．延伸性の液体透質表面シート； 緊張緩和コンデシヨンおよび延伸下のコンデシヨンを有する，弾性的液体不透質 ストレッチ部材；および 少なくとも部分的にその延伸条件の方向に近ずいた条件下で延伸されて成る該液 体不透質部材に接着された不織部材； から成る延伸性の吸収性物品であって，該液体不透質部材の緊張緩和に際して該 不織部材の部分に皺が形成され，かつ該不透質部材も吸収性物品に対するバリヤ ーとして機能しうる延伸性の吸収性物品。
2. ２．約５０ｇおよび約１，５００ｇ間の力の下で約５％および約５０％以下の間 で伸長する，請求項１に記載の吸収性物品。
3. ３．該不織部材が，少なくともかなりの量の合成繊維から成る，請求項１に記載 の吸収性物品。
4. ４．該不織部材が，少なくともかなりの量の天然繊維から成る，請求項１に記載 の吸収性物品。
5. ５．該不織部材上にある，ヒドロゲル形成性の超吸収性材料からさらに成る，請 求項１に記載の吸収性物品。
6. ６．該不織部材中にある，ヒドロゲル形成性の超吸収性材料からさらに成る，請 求項１に記載の吸収性物品。
7. ７．該ヒドロゲル形成性の超吸収性材料が粒子状である，請求項５に記載の吸収 性物品。
8. ８．該ヒドロゲル形成性の超吸収性材料が繊維状である，請求項５に記載の吸収 性物品。
9. ９．該繊維状超吸収性材料が不織部材の構成部分をなす，請求項８に記載の吸収 性物品。
10. １０．該ヒドロゲル形成性の超吸収性材料が湿分接着により該不織部材に接着さ れている，請求項７に記載の吸収性物品。
11. １１．該ヒドロゲル形成性の超吸収性材料が接着剤により該不織部材に接着され ている，請求項７に記載の吸収性物品。
12. １２．該表面シートと該不織部材との間に位置する超吸収性材料封じ込め層から さらに成る，請求項１１に記載の吸収性物品。
13. １３．延伸性の吸収性物品であって該物品が，延伸性の液体透質表面シート； 該表面シートに接合した伸縮性吸収構造体；および 該吸収性構造体と該表面シートとの間に位置する液体透質超吸収性材料封じ込め 層； とから成り，かつ該吸収性構造体が， 緊張緩和コンディシヨンおよび延伸下のコンディシヨンを有する，液体不透質ス トレッチバリヤー層；該バリヤー層と該表面シートとの間に位置して多数の繊維 から成る繊維性不織部材であって，少なくとも部分的にその延伸条件の方向に近 ずいた条件下で延伸されて成る該バリヤー層に接着された繊維性不織部材；およ び 該不織部材に張り付いたヒドロゲル形成性の超吸収性材料； とから成り，さらに該バリヤー層の緊張緩和時に該不織部材の部分に皺が形成さ れ，さらに該吸収性物品が約５０ｇおよび約１，５００ｇ間の力の下で約５％お よび約５０％間で延伸可能であるような延伸性の吸収性物品。
14. １４．緊張緩和コンデシヨンおよび延伸下のコンデシヨンを有する液体不透質ス トレッチバリヤー層；および 少なくとも部分的にその延伸条件の方向に近ずいた条件下で延伸されて成る該バ リヤー層に接着された不織部材； から実質的に成る，吸収性物品用に使用するための伸縮性吸収構造体であって， 該バリヤー層の緊張緩和時に該不織部材の部分に皺が形成されて成る伸縮性吸収 構造体。