JPH07307091A - 半導体記憶装置 - Google Patents
半導体記憶装置Info
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Abstract
に伴う非選択状態のメモリセルのメモリトランジスタの
チャネルリーク電流を抑制することにより、メモリセル
の電荷保持特性を改善することを目的とする。 【構成】 レベル変換器31は、ロウデコーダ20から
の振幅が電源電位Vccと接地電位GNDを有するワー
ド線グループ指定信号の振幅高電圧Vppおよび負電位
Vbbの互いに相補な論理信号WDおよびZWDに変換
する。RXデコーダ3は、ワード線グループのうちの1
本のワード線を特定する振幅Vpp−Vbbの信号を出
力する。各ワード線に対応して設けられたワードドライ
バは、レベル変換回路からの信号WDおよびZWDに従
って対応のワード線WLにワード線特定信号RXまたは
負電位Vbbを伝達する。ワード線が非選択状態のとき
にはMOSトランジスタN2またはN3を介して負電位
Vbbが与えられる。ワード線が選択状態のときにはM
OSトランジスタN2を介して高電圧Vppが与えられ
る。
Description
し、特に、情報を電荷の形態で記憶するダイナミック型
半導体記憶装置に関する。より特定的には、この発明は
ダイナミック型半導体記憶装置におけるメモリセルの電
荷保持特性を改善するための構成に関する。具体的に
は、この発明は、ワード線を選択するための回路の構成
に関する。
記憶装置(DRAMと以下称す)の全体の構成を概略的
に示す図である。図63において、DRAMは、行およ
び列のマトリクス状に配列されるメモリセルMCを有す
るメモリセルアレイ900を含む。メモリセルアレイ9
00においては、メモリセルMCの各行に対応してワー
ド線WLが配設され、またメモリセルMCの各列に対応
して列線(ビット線対)BL,/BLが配設される。図
63においては、1本のワード線WLと1つのビット線
対BL,/BLを代表的に示す。メモリセルMCは、ワ
ード線WLとビット線対BL,/BLの交差部に対応し
て配置される。図63においては、ビット線BLとワー
ド線WLの交差部に対応して配置されるメモリセルMC
が一例として示される。メモリセルMCは、情報を電荷
の形態で格納するためのメモリキャパシタMQと、ワー
ド線WL上の信号電位に応答して導通し、メモリキャパ
シタMQをビット線BL(または/BL)に接続するメ
モリトランジスタMTを含む。
アドレス信号から内部アドレス信号を生成するアドレス
バッファ902と、アドレスバッファ902からの内部
ロウアドレス信号をデコードし、メモリセルアレイ90
0内の対応のワード線を指定するデコード信号を生成す
るロウデコード回路904と、ロウデコード回路904
からのロウデコード信号に従って対応のワード線上へ選
択状態を示す信号電圧を伝達するワード線ドライブ回路
906を含む。ワード線ドライブ回路906は、その構
成については後に詳細に説明するが、選択されたワード
線(アドレス信号が指定する行に対応するワード線)上
に動作電源電位Vccよりも高い高電圧Vppを伝達す
る。
BLそれぞれに対応して設けられ、対応のビット線対上
の信号電位を差動的に増幅する複数のセンスアンプを含
むセンスアンプ帯908と、アドレスバッファ902か
らの内部コラムアドレス信号をデコードし、メモリセル
アレイ900内の対応の列(ビット線対)を指定する列
選択信号を生成するコラムデコーダ910と、コラムデ
コーダ910からの列選択信号に従ってメモリセルアレ
イ内の対応の列(ビット線対)を内部データ線(内部I
/O線)913へ接続するI/Oゲート回路912と、
外部データDQの入出力を行なうための入出力回路91
4を含む。I/Oゲート回路912は、ビット線対それ
ぞれに対応して設けられる列選択ゲートを含む。入出力
回路914は、データ書込時には外部からのデータDQ
から内部書込データを生成し、内部データ線913へ伝
達する。データ読出時には入出力回路914は内部デー
タ線913上の内部読出データから外部読出データDQ
を生成する。入出力回路914は、同じピン端子を介し
てデータの入出力を行なうように示されるが、これは別
々のピン端子を介してデータの入出力を行なってもよ
い。
るために、制御信号発生回路916が設けられる。制御
信号発生回路916は、ロウアドレスストローブ信号/
RAS、コラムアドレスストローブ信号/CAS、ライ
トイネーブル信号/WEおよびアウトプットイネーブル
信号/OEを受け、様々な内部制御信号を発生する。図
63においては、制御信号発生回路916は、アドレス
バッファ902およびロウデコード回路904へ内部制
御信号を与える様に示される。ロウアドレスストローブ
信号/RASは、活性時にLレベルとなり、メモリセル
サイクルの開始(DRAMへのアクセス開始)を指定す
るとともに、アドレスバッファ902およびロウデコー
ド回路904におけるアドレス信号のラッチおよびデコ
ード動作を指定する。すなわち、アドレスバッファ90
2は、ロウアドレスストローブ信号/RASがLレベル
となると、アドレス信号をラッチして内部ロウアドレス
信号を生成してロウデコード回路904へ与える。この
ロウアドレスストローブ信号/RASは、メモリセルア
レイ900における行を選択するための回路の動作を制
御する。
は、列選択に関連する動作のタイミングを決定する。信
号/CASがLレベルとなると、アドレスバッファ90
2は、外部からのアドレス信号をラッチして内部列アド
レス信号を生成してコラムデコーダ910へ与える。コ
ラムデコーダ910は、この信号/CASのLレベルに
従って与えられたアドレス信号をデコードする。ライト
イネーブル信号/WEは、活性時にLレベルとなり、デ
ータ書込動作が指定されたことを示す。アウトプットイ
ネーブル信号/OEは、活性時にLレベルとなり、選択
されたメモリセルのデータを読出すべきことを指定す
る。次に、1ビットのメモリセルの選択動作について簡
単に説明する。
信号発生回路916の制御の下に、アドレスバッファ9
02が外部から与えられたアドレス信号を取込んで内部
行アドレス信号を生成する。ロウデコード回路904
が、また制御信号発生回路916の制御の下にこの与え
られた内部行アドレス信号をデコードし、1本のワード
線WLを指定するワード線指定信号を生成する。ワード
線ドライブ回路906は、ロウデコード回路904から
のワード線指定信号に従って、アドレス指定されたワー
ド線WLの電位を立上げる。後に詳細に説明するが、ワ
ード線ドライブ回路906は、選択ワード線の電位を動
作電源電圧Vccよりも高い高電圧Vppにまで昇圧す
る。この選択ワード線の電位を昇圧する理由についても
後に詳細に説明する。
に含まれるメモリトランジスタMTが導通し、メモリキ
ャパシタMQがビット線BL(または/BL)に接続さ
れる。それまで、中間電位Vcc/2の電位でフローテ
ィング状態にあったビット線BL(または/BL)の電
位がメモリキャパシタMQの記憶する情報(蓄積電荷)
に従って変化する。センスアンプ帯908に含まれるセ
ンスアンプが制御信号発生回路916の制御の下に活性
化され、各ビット線対BL,/BLの電位差を増幅しラ
ッチする。
アドレスバッファ902が外部からのアドレス信号をラ
ッチし、内部コラムアドレス信号を生成してコラムデコ
ーダ910へ与える。コラムデコーダ910は、また制
御信号発生回路916の制御の下に活性化され、このア
ドレスバッファ902からの内部コラムアドレス信号を
デコードし、メモリセルアレイ900における対応の列
(ビット線対)を指定する列選択信号を発生する。I/
Oゲート回路912がこのコラムデコーダ910からの
列選択信号に従って対応の列(ビット線対)を選択して
内部データ線913にこの選択された列(ビット線対)
を接続する。
よび/OEにより決定される。データ書込時には、信号
/WEがLレベルとなり、入出力回路914が外部から
の書込データDから内部書込データを生成し、内部デー
タ線913およびI/Oゲート回路912を介して選択
列上に内部書込データを伝達する。データ読出時におい
ては信号/OEがLレベルとなり、入出力回路914
は、内部データ線913上の内部読出データから外部読
出データQを生成して出力する。図64は、ロウデコー
ド回路およびワード線ドライブ回路の構成の一例を示す
図である。図64においては、1本のワード線WLに関
連する部分の構成のみを示す。
は、ワード線WLに対応して設けられるロウデコーダ9
24を含む。ロウデコーダ924は、アドレスバッファ
からの所定の組合わせの内部ロウアドレス信号を受ける
AND型デコーダ924aと、AND型デコーダ924
aの出力WDを反転するインバータ924bを含む。A
ND型デコーダ924aおよびインバータ924bの出
力はともにVccの振幅(Hレベルが電源電圧Vccレ
ベル、Lレベルが接地電位レベル)を有する。AND型
デコーダ924aは、与えられたアドレス信号がすべて
Hレベルのときに選択状態となり、Hレベルの信号を出
力する。
WL各々に対して設けられるワードドライバ926を含
む。ワードドライバ926は、対応のロウデコーダ92
4からのデコード信号WDをノードAへ伝達するnチャ
ネルMOSトランジスタN1と、ノードA上の信号電位
に応答して導通し、導通時に昇圧されたワード線駆動信
号RXをワード線WLへ伝達するnチャネルMOSトラ
ンジスタN2と、対応のロウデコーダ924からの反転
デコード信号ZWDに応答して導通して、ワード線WL
を接地電位レベルに放電するnチャネルMOSトランジ
スタN3を含む。
下がりに応答して活性化され、高圧発生回路932が発
生する高電圧Vppを所定のタイミングでワード線駆動
信号RXとして出力する。次に動作について説明する。
スタンバイ時、ロウデコーダ924は、図1に示す制御
信号発生回路916の下にプリチャージ状態にあり、A
ND型デコーダ924aの出力WDはLレベル、インバ
ータ924bから出力される信号ZWDはHレベルであ
る。この状態においては、MOSトランジスタN2がオ
フ状態、MOSトランジスタN3がオン状態である。ワ
ード線WLはMOSトランジスタN3を介して接地電位
レベルに放電されている。
サイクルが始まる。ロウデコーダ924が図1に示す制
御信号発生回路916からの外部制御信号に従って活性
化され、アドレスバッファから与えられたアドレス信号
をデコードする。ロウデコーダ924からの信号WDが
Hレベルのとき、ノードAは電源電位VccからMOS
トランジスタN1のしきい値電圧Vth低い電位Vcc
−Vthの電位レベルに充電される。信号ZWDはLレ
ベルであり、MOSトランジスタN3はオフ状態にあ
る。
30からの昇圧信号RXの電位が立上がりMOSトラン
ジスタN2の一方導通端子(ドレイン)に与えられる。
MOSトランジスタN2においては、そのゲートとドレ
インとの容量結合により、ノードAの電位が上昇し(セ
ルフブースト動作)、MOSトランジスタN2のゲート
電位が上昇する。これにより、ワード線WLへは、MO
Sトランジスタを介して昇圧信号RXが伝達され、ワー
ド線WLの電位が電源電位Vccよりも高い高電圧Vp
pレベルにまで昇圧される。ロウデコーダ924からの
信号WDがLレベルの場合には、RX発生回路930か
らのワード線駆動信号RXが立上がっても、ノードAの
電位は立上がらず、MOSトランジスタN2はオフ状態
を維持する。このときには、信号ZWDがHレベルであ
り、MOSトランジスタN3がオン状態となり、ワード
線WLの電位が接地電位レベルとなる。
Xが立上がってもノードAの電位がLレベルを維持する
のは以下の理由による。ノードAがVcc−Vthの電
位レベルに充電されたとき(信号WDがVccレベルの
Hレベルのとき)、MOSトランジスタN1はほぼオフ
状態となり(そのゲート−ソース間電位差はしきい値電
圧Vth)、信号RXが立上がり、容量結合によりノー
ドAの電位が上昇するとMOSトランジスタN1は完全
にオフ状態となり、ノードAの電荷が閉込められる。す
なわちノードAはフローティング状態とされるため、そ
の電位はVcc+Vth以上に昇圧される。一方、信号
WDがLレベルのとき、ノードAもLレベルであり、M
OSトランジスタN1はオン状態である。したがって、
信号RXが立上がってもノードAはフローティング状態
とはならず、ノードAの電位は上昇せずにLレベルを維
持する。すなわちMOSトランジスタN1は、ノードA
の電位が上昇したときにノードAとロウデコーダ924
の出力部(AND型デコーダ924aの出力部)を切離
すデカップリングトランジスタの機能を備える。
c以上に昇圧するのは以下の理由による。選択ワード線
の電位を高電圧Vppにまで上昇させる方が電源電位V
ccにまで上昇させる場合に比べてその電位上昇速度が
速くなる。したがって、メモリセルの記憶情報(メモリ
キャパシタの蓄積電荷)のビット線(BLまたは/B
L)への読出タイミングを速くすることができる。ま
た、メモリキャパシタの蓄積電荷量Qは、Q=C・(V
−Vcp)で表わされる。ここで、Vはメモリキャパシ
タの一方電極(メモリトランジスタに接続されるストレ
ージノード)の電位を示し、Vcpはメモリキャパシタ
の他方電極(セルプレート)の電位を示し、Cはメモリ
キャパシタの静電容量を示す。パラメータCおよびVc
pは、一定である。したがって、メモリキャパシタの蓄
積電荷量Qを多くするためには、メモリキャパシタの一
方電極の電位Vをできるだけ高くするのが好ましい。メ
モリキャパシタの一方電極は図63に示すように、メモ
リトランジスタMTを介してビット線(BLまたは/B
L)に接続される。ワード線WLの電位を高電圧Vpp
とすることにより、メモリトランジスタMTのしきい値
電圧の損失を伴うことなくビット線(BLまたは/B
L)の電源電位Vccレベルの電圧をメモリキャパシタ
MQの一方電極へ伝達することができる。これにより、
メモリキャパシタMQにおける蓄積電荷量を確保する。
中間電位Vcc/2に設定される。メモリキャパシタの
一方電極に伝達されるHレベルの電位が電源電位Vcc
レベル、Lレベルが接地電位レベルである。ビット線B
Lおよび/BLの基準電位(プリチャージ電位)は中間
電位Vcc/2である。メモリキャパシタのハイレベル
として電源電位Vccレベルの電位を伝達することによ
り、メモリキャパシタからのHレベルおよびLレベルの
データ読出時におけるビット線(BLまたは/BL)の
電位変化量を等しくし、センス動作の安定化(センスマ
ージンの拡大等)を図る。
構成を示す図である。図65に示す構成においては、ワ
ードドライバ自身がデコード機能を有する。図65にお
いて、ロウデコード回路904は、アドレスバッファか
らの内部アドレス信号をプリデコードしてロウプリデコ
ード信号AXを発生するロウプリデコーダ940と、ア
ドレスバッファからの独自の内部アドレス信号をプリデ
コードし、ワード線駆動信号RXa(図65においては
RX0〜RX3)を発生するRXデコーダ946と、ロ
ウプリデコーダ940からのプリデコード信号をデコー
ドし、複数のワード線を含むワード線グループを指定す
る信号WDおよびZWDを発生するロウデコーダ942
を含む。
5においては4本)のワード線を含むワード線グループ
を指定するためのプリデコード信号を発生する(図65
においては代表的にプリデコード信号AX0、AX1お
よびAX2を示す)。ロウデコーダ942は、ワード線
グループに対応して設けられ、対応のワード線グループ
に含まれるワード線を同時に指定するデコード信号を発
生する。ロウデコーダ942は、ロウプリデコーダ94
0の出力するプリデコード信号を受けるAND型デコー
ダ943と、AND型デコーダ943の出力を反転する
インバータ945を含む。AND型デコーダ943およ
びインバータ945は高電圧Vppを動作電源電圧とし
て動作し、ロウプリデコーダ940から与えられる電源
電圧Vccレベルの振幅を有するプリデコード信号をデ
コードして、そのハイレベルの信号電位を高電圧Vpp
レベルに変換する。接地電位レベルの信号はレベル変換
されず、接地電位レベルの信号として出力される。
からの内部アドレス信号をプリデコードするXプリデコ
ーダ947と、Xプリデコーダ947の出力のHレベル
を高電圧Vppレベルに変換してワード線駆動信号RX
0〜RX3を発生するレベル変換回路949を含む。レ
ベル変換回路949からのワード線駆動信号RX0〜R
X3のうちの1つがHレベルとされ、残りの3つのワー
ド線駆動信号はLレベル(接地電位レベル)とされる。
ワード線ドライブ回路906においては、1つのロウデ
コーダ942に対し複数(図65においては4つ)のワ
ードドライバ950a〜950dが設けられる。ワード
ドライバ950a〜950dは、それぞれ、RXデコー
ダ946からのワード線駆動信号RX0〜RX3を受け
る。ワードドライバ950a〜950dの各々は同じ構
成を備え、ロウデコーダ942からのデコード信号WD
を内部ノードBへ伝達するnチャネルMOSトランジス
タN4と、ノードB上の信号電位に応答してワード線駆
動信号RXi(i=0〜3)を対応のワード線WLi上
へ伝達するnチャネルMOSトランジスタN5と、ロウ
デコーダ942からのデコード信号ZWDに応答してワ
ード線WLiを接地電位に放電するnチャネルMOSト
ランジスタN6を含む。MOSトランジスタN4のゲー
トへは高電圧Vppが与えられる。次に動作について簡
単に説明する。
よびZWDは、スタンバイ時および非選択時(ロウプリ
デコーダ940の出力AX0、AX1およびAX2の少
なくとも1つがLレベル)のとき、それぞれLレベルお
よびHレベルとなる。この状態においては、ノードBの
電位がLレベルであり、MOSトランジスタN5がオフ
状態、MOSトランジスタN6がオン状態となり、ワー
ド線WL0〜WL3はすべて接地電位レベルに保持され
る。動作時、ロウプリデコーダ940の出力AX0、A
X1およびAX2がすべてHレベルのとき、ロウデコー
ダ942の出力WDおよびZWDが、それぞれ、Hレベ
ルおよびLレベルとなる。MOSトランジスタN6がオ
フ状態となり、MOSトランジスタN5がオン状態とな
る。ノードBの電位はVpp−Vthレベルとなる。V
thはMOSトランジスタN4のしきい値電圧である。
信号WDは高電圧Vppレベルであり、MOSトランジ
スタN4はほぼオフ状態になる。この状態であ、RXデ
コーダ946からのワード線駆動信号RX0〜RX3の
1つが高電圧VppレベルのHレベルに立上がる。
pレベル、残りのワード線駆動信号RX1〜RX3が接
地電位レベルのLレベルとする。ワードドライバ950
aにおいて、ノードBの電位がMOSトランジスタN5
のセルフブースト効果により上昇し、Vpp+Vth以
上の電位レベルに上昇する。ここでVthはMOSトラ
ンジスタN5のしきい値電圧である。これにより、MO
SトランジスタN5は、高電圧Vppレベルのワード線
駆動信号RX0をしきい値電圧の損失を伴うことなくワ
ード線WL0上へ伝達する。ワードドライバ950b〜
950dにおいては、ワード線駆動信号RX1〜RX3
が接地電位レベルのLレベルであり、MOSトランジス
タN5を介してワード線WL1〜WL3へ接地電位レベ
ルのLレベルの信号が伝達される。
さらに他の構成を示す図である。図66においては、1
つのワード線に対して設けられるワードドライバの構成
を示す。図66において、ワードドライバは、ワード線
WLをデコード信号ZWDに応答して高電圧Vppレベ
ルに昇圧するpチャネルMOSトランジスタP1と、デ
コード信号ZWDに応答してワード線WLを接地電位レ
ベルに放電するnチャネルMOSトランジスタN1を含
む。図示しないデコードステージから与えられるデコー
ド信号ZWDはHレベルが高電圧Vppレベルであり、
Lレベルが接地電位レベルである。このデコード信号Z
WDは1つのワード線のみを指定する。pチャネルMO
SトランジスタP1はその一方導通端子(ソース)に高
電圧Vppを受け、そのゲートにデコード信号ZWDを
受け、その他方導通端子(ドレイン)がワード線WLに
接続される。nチャネルMOSトランジスタN1は、そ
の一方導通端子(ソース)は接地電位を受けるように接
続され、そのゲートにデコード信号ZWDを受け、その
他方導通端子(ドレイン)がワード線WLに接続され
る。この図66に示すワードドライバは、高電圧Vpp
と接地電位の間で動作するCMOSインバータ回路の構
成を備える。次に動作について簡単にする。スタンバイ
時および非選択時においては、信号ZWDが高電圧Vp
pレベルである。MOSトランジスタP1がオフ状態、
MOSトランジスタN1はオン状態となり、ワード線W
Lは接地電位レベルに放電されている。信号ZWDが接
地電位レベルのLレベルとなると、MOSトランジスタ
N1がオフ状態となり、MOSトランジスタP1がオン
状態となり、ワード線WLには高電圧Vppが伝達され
る。
アレイ部の詳細構成を示す。図67においては、2行2
列に配列されたメモリセルMC00、MC01、MC1
0、およびMC11を示す。ワード線WL0にメモリセ
ルMC00およびMC10が接続され、ワード線WL1
にメモリセルMC01およびMC11が接続される。ビ
ット線対BL0および/BL0にはメモリセルMC00
およびMC01が接続され、ビット線対BL1および/
BL1にメモリセルMC10およびMC11が接続され
る。
リチャージ/イコライズ回路PE0およびセンスアンプ
SA0が設けられ、ビット線対BL1および/BL1に
はプリチャージ/イコライズ回路PE1およびセンスア
ンプSA1が設けられる。プリチャージ/イコライズ回
路PE0およびPE1の各々は、ビット線イコライズ信
号BEQに応答して導通し、対応のビット線/BLおよ
びBLへ所定の中間電位VBLを伝達するnチャネルM
OSトランジスタT2およびT3と、イコライズ信号B
EQに応答して導通し、ビット線BL0(BL1)およ
び/BL0(/BL1)を電気的に短絡するnチャネル
MOSトランジスタT1を含む。通常、VBL=Vcp
=Vcc/2である。
RASが非活性状態の“H”のときに活性状態となり、
対応のビット線BL0(BL1)および/BL0(/B
L1)を中間電位VBL(=Vcc/2)にプリチャー
ジしかつイコライズする。信号/RASがLレベルの活
性状態となるとビット線イコライズ信号BEQがLレベ
ルの非活性状態となり、トランジスタT1、T2および
T3がオフ状態とされ、ビット線BL0(BL1)、お
よび/BL0(/BL1)は中間電位のフローティング
状態とされる。たとえばワード線WL0が選択され、そ
の電位が上昇したとき、メモリセルMC00およびMC
10においてメモリトランジスタMTがオン状態とな
り、ビット線BL0およびBL1の電位がプリチャージ
電位VBLからメモリセルMC00およびMC10の記
憶する情報に従って変化する。ビット線/BL0および
/BL1はプリチャージ電位を保持する。センスアンプ
SA0およびSA1がこの後活性化され、ビット線BL
0および/BL0ならびにBL1および/BL1の電位
差をそれぞれ増幅する。
に電荷の形態で情報が格納される。キャパシタからの電
荷のリークにより蓄積電荷が減少する。このメモリセル
キャパシタの蓄積電荷のリークについて以下に考察す
る。図68に示すようにメモリセルMCにHレベルのデ
ータ(電位Vccレベルの信号)が書込まれた状態を考
える。データ書込完了後、ワード線WLは非選択状態の
接地電位レベル(0V)となる。スタンバイ時において
は、図67に示すプリチャージ/イコライズ回路によ
り、ビット線BLの電位は中間電位Vcc/2である。
メモリキャパシタMQにおいてはストレージノードSN
の電位がVcc、セルプレートSPの電位がVcpであ
る。この状態においては、メモリトランジスタMTのゲ
ートの電位はそのソース(ビット線BLに接続される導
通端子)の電位よりも十分低い。したがってノイズなど
の影響により、ワード線WLの電位が少し変動しても、
メモリトランジスタMTは確実にオフ状態にあり、メモ
リキャパシタMQからビット線BLへ電荷が流出(ビッ
ト線BLからメモリキャパシタMQへの電子の流入)は
生じない。
1がHレベルのデータを記憶しており、ワード線WL0
にメモリトランジスタMT1が接続されている状態を考
える。ワード線WL1にはメモリセルMC2が接続され
ており、Lレベルのデータを記憶している。メモリトラ
ンジスタMT1およびMT2はビット線BLに接続され
る。ワード線WL1が選択され、その電位が上昇したと
きメモリセルMC2の保持データがビット線BLに伝達
される。この後センスアンプが動作し、ビット線BLの
電位は接地電位(0V)にまで放電される。この状態に
おいて、メモリセルMC1のゲートとソースは同電位と
なる。したがって、この状態においてはワード線WL0
の電位がワード線WL1との容量結合により上昇するか
またはワード線WL1の電位の立下がり時にワード線W
L1とビット線BLとの容量結合によりビット線BLの
電位が負方向に少し低下した場合、メモリセルMC1に
おいてはメモリキャパシタMQ1の保持電荷がビット線
BLへ流出する。このようなワード線またはビット線の
電位変化によるメモリトランジスタのチャネルを介して
のメモリキャパシタの蓄積電荷のリークによる電荷保持
特性の変化を「ディスターブリフレッシュ」と称す。
おいてメモリキャパシタMQにLレベルのデータが格納
されている状態を考える。MOSトランジスタのソース
は2つの導通端子のうち電位の低い導通端子である。し
たがって図70に示す場合、ソースはストレージノード
SNに接続される導通端子となる。この場合において
も、ワード線WLの電位がノイズの影響を受けて上昇し
た場合、メモリキャパシタMQに電荷が流入する。この
場合には、メモリキャパシタにおける電子のリークによ
る記憶情報の破壊の問題が生じる。したがって図70に
示すような場合においても「ディスターブリフレッシ
ュ」に弱いという問題が生じる。
ッショルド特性の一例を示す。図71においては、ドレ
イン−ソース間電圧VGSが0.1Vのときのゲート−ソ
ース間電圧VGSとドレイン電流ID の関係が示される。
しきい値電圧よりもゲート電圧VGSが小さくなるときに
は、ドレイン電流ID が指数関数的に減少する。しかし
ながら、ゲートとソースの電位が等しくなったときにお
いても極めて微小な電流が流れる。メモリキャパシタM
Qの静電容量が比較的大きい場合には、リフレッシュ周
期に対しこのようなリークはそれほど大きな影響を及ぼ
さない。しかしながら、近年のDRAMの高集積化に伴
ってメモリキャパシタの容量が極めて小さくされると、
蓄積電荷量が小さくなり、このようなリーク電流がその
リフレッシュ間隔に大きな影響を及ぼすようになる。
出を防止する方策として、チャネル領域の不純物濃度を
十分高くしてメモリトランジスタMTのしきい値電圧V
thを高くすることが考えられる。チャネルリークの原
因となるサブスレッショルド電流は、チャネル領域にお
ける弱反転領域におけるドレイン電流であり、しきい値
電圧を上げることにより、この弱反転領域の形成を抑制
する。しかしながら、このようにメモリトランジスタM
Tのしきい値電圧Vthを上昇させた場合、メモリキャ
パシタMQに電源電位Vccレベルの信号電位(Hレベ
ルデータ)を書込むためには、ワード線WLへ与えられ
る高電圧Vppの電圧をさらに上昇させる必要がある。
高電圧Vppを高くした場合、高電圧Vppを発生する
回路の負荷が増加し、安定に高電圧Vppを供給するこ
とができなくなるかまたは回路規模を大きくする必要が
ある。また消費電流も増加する。なぜならば、高電圧発
生回路は、通常、キャパシタのチャージポンプ動作を利
用して電源電位Vccから高電圧Vppを生成してい
る。電源電位Vccから高電圧Vppへの変換効率は5
0%以下である。高電圧Vppを利用する回路の消費電
流がたとえば1mW増加し、変換効率が50%とする
と、電源電位Vccの消費電力が2mW増加することに
なる。加えて、高電圧Vppを高くした場合、ワード線
に高電圧が印加され、ワード線の耐圧特性上の信頼性の
問題が生じるとともに、高電圧Vppが印加されるトラ
ンジスタ(ワードドライバにおけるMOSトランジスタ
およびメモリトランジスタ)の信頼性の問題が発生す
る。特にワードドライバ部分においては、MOSトラン
ジスタのドレイン−ソース間に高電圧Vppが印加され
るため、素子の信頼性の問題が生じる。
荷保持特性)の劣化を補償するためにリフレッシュ周期
を短くすると、リフレッシュ時においては、単にメモリ
セルのデータの読出および再書込が行なわれるだけであ
り、外部アクセスが禁止されるため、外部装置はDRA
Mへそのリフレッシュ期間中アクセスすることができ
ず、DRAMの利用効率が低下し、このDRAMを用い
る処理システムの性能が劣化する。それゆえ、この発明
の目的は、構成要素の信頼性を損うことなくリフレッシ
ュ特性が改善された半導体記憶装置を提供することであ
る。
フレッシュ特性が改善された半導体記憶装置を提供する
ことである。この発明のさらに他の目的はリフレッシュ
特性を改善することのできるワード線選択/駆動回路を
有する半導体記憶装置を提供することである。
非選択ワード線の電位をメモリセルの基板領域に印加さ
れるバイアス電圧と同じ極性の電圧に保持するように構
成したものである。非選択ワード線はスタンバイサイク
ル時およびアクティブサイクル時の両サイクルにおいて
非選択状態とされるワード線を意味する。メモリトラン
ジスタがnチャネルMOSトランジスタを含むとき、非
選択ワード線には接地電位より低い負電位が印加され
る。
び列のマトリクス状に配列されかつ各々が基板領域に形
成される複数のメモリセルを有するメモリセルアレイを
含む。このメモリセルの基板領域には第1の極性のバイ
アス電圧が印加される。請求項1の半導体記憶装置は、
さらに、各行に対応して設けられ、各々に対応の行のメ
モリセルが接続される複数のワード線と、これら複数の
ワード線の各々に対応して設けられ、各々が、対応のワ
ード線がアドレス信号により指定されたとき第1の極性
と異なる極性の電圧信号を対応のワード線上へ伝達する
ための第1のドライブ素子と、このアドレス信号が対応
のワード線とは別のワード線を指定するとき、該対応の
ワード線上へ第1の極性の電圧信号を伝達する第2のド
ライブ素子とを含む複数のワード線ドライブ手段を含
む。
び列のマトリクス状に配列されかつ各々が第1の極性の
バイアス電位が印加される基板領域に形成される複数の
メモリセルを有するメモリセルアレイと、各行に対応し
て配置され、各々に対応の行のメモリセルが接続される
複数のワード線と、アドレス信号に従って複数のワード
線のうち少なくとも1本のワード線を指定するワード線
指定信号を発生するワード線指定信号発生手段と、複数
のワード線各々に対応して設けられ、各々が第1のノー
ドと第2のノードとを有しかつ対応のワード線がワード
線指定信号により指定されたときこの第1のノードに印
加された電圧信号を対応のワード線上へ伝達するための
第1のドライブ素子と、それ以外のときに該対応のワー
ド線上へ第2のノードへ印加された第1の極性の電圧信
号を伝達する第2のドライブ素子とを有する複数のワー
ド線ドライブ手段とを備える。
たは2記載の半導体記憶装置において、第2のドライブ
素子が伝達する第1の極性の電圧信号の電圧レベルはバ
イアス電圧の電圧レベルとは異なる。請求項4に係る半
導体記憶装置においては、請求項1ないし3のいずれか
に記載の半導体記憶装置においてさらに特定動作モード
指示信号に応答して、第2のドライブ素子が伝達する第
1の極性の電圧信号をその極性を変更することなく電圧
レベルを変更する手段を備える。
は、請求項1ないし4のいずれかに記載の半導体記憶装
置においてメモリアレイは複数のメモリブロックに分割
されるとともに、さらにアドレス信号に含まれるメモリ
ブロック指定信号に従ってこのブロック指定信号が指定
するメモリブロックに対して設けられたワード線ドライ
ブ手段に含まれる第2のドライブ素子が伝達する第1の
極性の電圧信号をその極性を変更することなく電圧レベ
ルを変更する手段をさらに備える。請求項6に係る半導
体記憶装置は、行および列のマトリクス状に配列される
複数のメモリセルと、各行に対応して設けられ、各々に
対応の行のメモリセルが接続される複数の行線と、各列
に対応して設けられ、各々に対応の列のメモリセルが接
続される複数の列線と、メモリサイクル開始指示信号の
不活性化時、行線の各々を第1の極性の所定電位に保持
するための行電位設定手段と、このメモリサイクル開始
指示信号の不活性化時に複数の列線の各々を第1の極性
と逆の第2の極性の電圧レベルに設定するための列電位
設定手段とを備える。行電位設定手段は、メモリサイク
ル開始指示信号の活性化時、与えられたアドレス信号を
デコードし、そのデコード結果に従ってアドレス信号か
指定する行線へ第2の極性の電圧を伝達しかつ残りのワ
ード線を第1の極性の電圧レベルに保持する手段を含
む。
び列のマトリクス状に配列される複数のメモリセルと、
各行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセル
が接続される複数のワード線と、第1の極性の電圧を発
生する電圧発生手段と、第1のアドレス信号をデコード
し、複数のワード線のうちの所定数のワード線を指定す
るワード線グループ指定信号を発生する第1のデコード
手段と、第2のアドレス信号をデコードして、所定数の
ワード線のうちの1つのワード線を特定するための第1
の極性電圧と第2の極性電圧の振幅を有するワード線特
定信号を発生する第2のデコード手段と、複数のワード
線の各々に対応して設けられ、かつ所定数のワード線ご
とにグループ化され、かつさらに各々が第2のデコード
手段の出力を受ける第1のノードと、電圧発生手段の発
生する電圧を受ける第2のノードと、対応のワード線グ
ループ指定信号を受ける第3のノードと、この第3のノ
ードへ与えられたワード線グループ指定信号が活性状態
のとき第1のノードに与えられた信号を対応のワード線
上へ伝達する第1のドライブ素子と、第3のノードへ印
加された指定信号が非活性状態のとき第2のノードに与
えられた第1の極性の電圧を対応のワード線上へ伝達す
る第2のドライブ素子とを有する複数のワード線ドライ
ブ手段とを備える。
び列のマトリクス状に配列される複数のメモリセルと、
各行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリセル
が接続される複数のワード線と、これら複数のワード線
各々に対応する出力ノードを有し、与えられたアドレス
信号をデコードし、これら複数の出力ノードのうちの対
応の出力ノードに活性状態のワード線選択信号を発生す
るデコード手段と、複数のワード線の各々に対応して設
けられ、かつ各々が第1の極性の電圧を受ける第2のノ
ードと、第1の極性と符号の異なる第2の極性の電圧を
受ける第1のノードと、デコード手段の対応の出力ノー
ドから伝達されるワード線選択信号の活性化時、第1の
ノードに与えられた電圧を対応のワード線上へ伝達する
第1のドライブ素子と、該対応のワード線選択信号の非
活性化時第2のノードへ与えられた電圧を対応のワード
線上へ伝達する第2のドライブ素子とを含む複数のワー
ド線ドライブ手段とを備える。
び列のマトリクス状に配列される複数のメモリセルと、
各行に対応して設けられ、各々に対応の行のメモリセル
が接続される複数のワード線と、アドレス信号に従って
これら複数のワード線のうちの対応のワード線を特定す
るワード線特定信号を発生するワード線特定手段と、ワ
ード線特定信号が特定するワード線に第1の電圧を伝達
しかつ残りのワード線に第1の電圧と符号が異なる第2
の電圧を伝達する手段とを備える。第1および第2の電
圧の一方が正の電圧のとき他方は負の電圧である。この
請求項9に係る半導体記憶装置はさらに、特定動作モー
ド指示信号に応答してこの第2の電圧のレベルを変更す
る電圧変更手段をさらに備える。
が行および列のマトリクス状に配列される複数のメモリ
セルを有する複数のメモリブロックと、複数のメモリブ
ロック各々において各行に対応して設けられ、各々に対
応の行のメモリセルが接続される複数のワード線と、ア
ドレス信号に従ってこれら複数のワード線から対応のワ
ード線を特定するワード線特定信号を発生するワード線
選択手段を含む。このワード線選択手段はアドレス信号
に含まれるブロック指定信号に従って複数のメモリブロ
ックから対応のメモリブロックを指定するメモリブロッ
ク特定信号を発生する手段を含む。
ド線特定信号が特定するワード線へ第1の電圧を伝達し
かつ残りのワード線へ第1の電圧と符号が異なる第2の
電圧を伝達するワード線駆動手段と、メモリブロック指
定信号に応答して、このブロック指定信号が指定するメ
モリブロックのワード線へ与えられる第2の電圧の電圧
レベルを変更する電圧変更手段を備える。請求項11に
係る半導体記憶装置は、行および列のマトリクス状に配
列され、かつ各々が第1の極性のバイアス電圧が印加さ
れる基板領域に形成される複数のメモリセルと、各行に
対応して設けられ、各々に対応の行のメモリセルが接続
される複数のワード線と、バイアス電圧と異なる第1の
極性の電圧を発生する電圧発生手段と、メモリサイクル
開始指示信号に応答して活性化され、アドレス信号をデ
コードし、このデコード結果に従ってアドレス指定され
たワード線へ第1の極性と符号の異なる第2の極性の電
圧を伝達しかつ残りのワード線へは電圧発生手段が発生
する電圧を伝達するワード線選択手段と含む。このワー
ド線選択手段はメモリサイクル開始指示信号の非活性化
時には電圧発生手段が発生する電圧を各ワード線へ伝達
する手段を含む。
ス信号が指定するワード線上へは第2の極性の電圧が伝
達され、それ以外のワード線へは第1の極性の電圧が印
加される。第1の極性の電圧は第2の極性の電圧とは極
性が異なっている。したがって、メモリセルトランジス
タ(メモリトランジスタ)のゲートとソースの電位を確
実に異ならすことができ、メモリトランジスタを確実に
オフ状態としてチャネルリークによる電荷の移動を防止
することができ、メモリセルの電荷保持特性すなわちリ
フレッシュ特性を改善することができる。
ード線指定信号が指定するワード線上へは対応のワード
線ドライブ手段に含まれる第1のドライブ素子により第
2の極性の電圧が伝達され、それ以外のワード線上へは
第1の極性の電圧がワード線ドライブ手段に含まれる第
2のドライブ素子を介して伝達される。非選択メモリセ
ルすなわちワード線指定信号が指定するワード線以外の
ワード線に接続されるメモリセルにおいてはメモリトラ
ンジスタのソースとゲートの電位が異なっており、メモ
リトランジスタは確実にオフとなり、チャネルリークに
よる電荷の流出を防止することができる。
モリセル形成領域の基板領域に印加されるバイアス電圧
とワード線ドライブ手段が印加される第1の極性の電圧
とは電圧レベルが異なっている。すなわち基板バイアス
電圧とワード線上へ伝達される第1の極性の電圧レベル
とは別々に電圧レベルを設定することができ、メモリセ
ルの電荷保持特性の加速試験を容易に実現することがで
きる。請求項4の半導体記憶装置においては特定動作モ
ード指示信号に従って第1の極性の電圧のレベルが変更
され、メモリセルの電荷保持特性すなわちリフレッシュ
特性の加速試験等を容易に行なうことができる。また特
定動作モードがテストモード指示信号と異なる場合には
消費電流の低減も実現することができる。
択メモリブロックすなわちアドレス信号が指定するワー
ド線を含むメモリブロックに対する第2の極性の電圧の
レベルが変更される。必要とされる第1極性の電圧レベ
ルは選択メモリブロックのみへ与えられ、このメモリブ
ロックへは必要とされる電圧レベルの第1の極性の電圧
を印加するだけでよく、第1の極性の電圧発生部の負荷
を低減することができ、応じて消費電流を低減すること
ができる。請求項6の半導体記憶装置においては、メモ
リサイクル開始指示信号の不活性化時すなわちスタンバ
イ時に行線へ第1の極性の電圧を印加する行電位設定手
段は、メモリサイクル開始指示信号の活性化時には与え
られたアドレス信号をデコードしこのデコード結果に従
ってアドレス信号が指定するワード線へ第2の極性の電
圧を伝達しかつ残りのワード線へは第1の極性の電圧を
伝達する。これにより、動作時(アクティブサイクル
時)およびスタンバイ時いずれにおいてもメモリセルの
トランジスタのソースおよびゲートの電位を異ならせる
ことができ、確実にメモリトランジスタをオフ状態とし
てチャネルリークによる電荷の移動を防止することがで
きる。
1のデコード手段が所定数のワード線を指定し、第2の
デコード手段が所定数のワード線のうちの一方のワード
線を指定する。ワード線ドライブ手段が第1のデコード
手段の出力が活性状態のときには第2のデコード手段の
出力を対応のワード線へ伝達するとともに第1のデコー
ド手段の出力が非活性状態のとき対応のワード線へ第2
のノードに印加された電圧を伝達する。活性化された第
2のデコード手段の出力は第1の極性の電圧レベルおよ
び第2の極性の電圧レベルの信号を有する。したがっ
て、プリデコード方式の半導体記憶装置においても非選
択メモリセル(指定されたワード線と異なるワード線に
接続されるメモリセル)のトランジスタを確実にオフ状
態とすることができ、チャネルリークによる電荷の移動
を確実に抑制することができる。
ドレス信号がデコード手段によりデコードされ、ドライ
ブ手段がこのデコード手段の出力に従ってアドレス指定
されたワード線へ第2の極性の電圧を印加し残りのワー
ド線へは第1の極性の電圧を印加する。したがってアド
レス指定されたワード線以外のワード線に接続するメモ
リセルのトランジスタは確実にそのゲートとソースの電
位が異なりオフ状態とされ、メモリセルの電荷保持特性
が改善される。請求項9に係る半導体記憶装置において
は、特定動作モード時には電圧変更手段によりワード線
に印加される第1の極性の電圧レベルが変更される。こ
の特定動作モードがテストモードのときにはメモリセル
の電荷保持特性の加速試験を容易に実現することができ
る。この特定動作モードがたとえばスタンバイモードを
示す場合には、消費電流を低減することができる。
メモリブロック指定信号が指定するメモリブロックに対
してのみワード線へ印加される第1の極性の電圧レベル
が変更される。したがって、選択メモリブロックに対し
てのみ「ディスターブリフレッシュ」を改善する最適レ
ベルの第1の極性の電圧を伝達することができる。非選
択状態のメモリブロックにおいてはワード線およびビッ
ト線の電位がこれらの容量結合により変化することはな
く「ディスターブリフレッシュ」特性を考慮する必要性
はなく、基板へのリークによる電荷の流出を防止する
「ポーズリフレッシュ」特性のみを考慮すればよく、ワ
ード線電位は絶対値の小さな第1の極性電圧であればよ
い。これにより、すべてのメモリブロックに対し最適レ
ベルの第1の極性の電圧を伝達する必要はなく、メモリ
セルの電荷保持特性すなわちリフレッシュ特性を損うこ
となく消費電流を低減することができる。
メモリセル形成領域のバイアス電圧とワード線へ伝達さ
れる第1の極性の電圧は別々に印加され、「ディスター
ブリフレッシュ」および「ポーズリフレッシュ」特性い
ずれも加速テストを行なうことができるとともに、「デ
ィスターブリフレッシュ」特性を改善する最適な非選択
ワード線電位を設定することが可能となる。
体記憶装置の要部の構成を示す図である。図1におい
て、半導体記憶装置は外部からのアドレス信号を受けて
内部アドレス信号を生成するアドレスバッファ1と、ア
ドレスバッファ1からのたとえば上位内部アドレス信号
をデコードし、メモリセルアレイ10における所定数
(図1においては4本)のワード線を指定するデコード
信号(ワード線グループ指定信号)を発生するロウデコ
ード回路2と、第1の極性の電圧である負電位Vbbを
発生する負電位発生回路11と、第2の極性の電圧であ
る高電圧Vppを発生する高電圧発生回路12を含む。
ロウデコード回路2は、所定数のワード線のグループに
対応して設けられるロウデコーダ20を含む。ロウデコ
ーダ20は、NAND型ロウデコーダで構成され、与え
られた内部アドレス信号がすべてHレベルのときに選択
状態となり、Lレベルの信号を出力する。
は示していないが、メモリセルが行および列のマトリク
ス状に配列され、各メモリセルの行に対応してワード線
が配設され、かつ各メモリセル列に対応してビット線対
(列線)が配置される。図1においては、2本のワード
線WL0およびWL3が1つのワード線グループWL0
〜WL3を示すために代表的に示される。メモリセル
は、キャパシタに電荷を格納することによりデータを記
憶するダイナミック型メモリセルの構成を備える。この
半導体記憶装置は、ダイナミック型メモリセルを備えて
いればよく、擬似SRAM、および仮想SRAMにおい
ても適用可能である。以下の説明においては、単にダイ
ナミック・ランダム・アクセス・メモリを一例として説
明し、半導体記憶装置をDRAMと称す。
らのたとえば下位内部アドレス信号をデコードし、所定
数のワード線(ワード線グループ)のうちの1つのワー
ド線を特定する信号RXi(i=0〜3)を発生するR
Xデコーダ3と、ロウデコード回路2の出力信号のレベ
ルを変換するレベル変換回路4と、レベル変換回路4の
出力とRXデコーダ3の出力に従ってメモリセルアレイ
10におけるアドレス指定されたワード線を選択状態へ
駆動するワード線ドライブ回路5を含む。RXデコーダ
3は、負電位発生回路11からの負電位Vbbと高電圧
発生回路12からの高電圧Vppを受け、高電圧Vpp
または負電位Vbbの信号RXiを発生する。すなわ
ち、RXデコーダ3は、アドレスバッファ1からの内部
アドレス信号をデコードし、このデコード結果に従って
選択状態とされた信号RXiを所定のタイミングで高電
圧Vppレベルにして出力し、非選択状態の信号RXi
を負電位Vbbレベルの信号として出力する。ロウデコ
ード回路2の出力する信号の振幅は電源電位Vccレベ
ルである。
デコーダ20に対して2つのレベル変換器30および3
2が設けられる。これらのレベル変換器30および32
は、互いに相補な論理の信号WDおよびZWDをそれぞ
れ出力する。レベル変換器30および32から出力され
る信号WDおよびZWDのLレベルは負電位Vbbレベ
ルである。信号WDおよびZWDのHレベルは電源電位
Vccレベルである。ワード線ドライブ回路5において
は、2つのレベル変換器30および32に対して4つの
ワードドライブ40−0ないし40−3が設けられる。
図1においては、ワードドライバ40−0の詳細構成の
みを示す。ワードドライバ40−0は、レベル変換器3
0からの信号WDをノードAに伝達するnチャネルMO
SトランジスタN1と、ノードAの信号電位に応答して
そのノードC(第1のノード)に与えられた信号RX0
を対応のワード線WL0へ伝達するnチャネルMOSト
ランジスタN2と、レベル変換器32からの出力信号Z
WDに応答して導通し、ノードD(第2のノード)に与
えられた負電位Vbbをワード線WL0へ伝達するnチ
ャネルMOSトランジスタN3を含む。
レスストローブ信号(メモリサイクル開始指示信号)/
RASに従って内部RAS信号φRASを生成する。内
部RAS信号φRASに従ってアドレスバッファ1、ロ
ウデコード回路2およびRXデコーダ3の動作タイミン
グが決定される。図1においては、動作電源電位Vcc
および接地電位GNDが外部からピン端子13および1
5を介して与えられるように示される。動作電源電位V
ccは内部で降圧回路を用いて発生されてもよい。通
常、動作電源電位Vccが2.5Vのとき、高電圧Vp
pは4〜4.5Vであり、負電位Vbbは−1.5ない
し−2Vである。後に説明するメモリセルアレイ10に
おけるメモリセル形成領域の基板領域に印加されるバイ
アス電圧Vsubと同じかまたはそれより絶対値の小さ
な電位である。次に動作につい説明いる。
不活性状態のHレベルであり、内部RAS信号φRAS
はLレベルである。この状態において、ロウデコード回
路2に含まれるロウデコーダ20の出力はHレベルであ
り、レベル変換回路4に含まれるレベル変換器30から
の信号WDは負電位Vbbレベルであり、一方、レベル
変換器32の出力ZWDは電源電位Vccレベルであ
る。すなわち、レベル変換器30は、ロウデコーダ20
の出力の論理を反転する機能を備える。レベル変換器3
2は、ロウデコーダ20の出力のLレベルのレベル変換
を行なう機能のみを備える。
換器30の出力WDが負電位Vbbレベルであり、レベ
ル変換器32の出力ZWDが電源電位Vccレベルであ
るため、またRXデコーダ3の出力RXiが負電位Vb
bレベルであるため、ワードドライバ40(40−0〜
40−3)においてnチャネルMOSトランジスタN2
がオフ状態、nチャネルMOSトランジスタN3がオン
状態となり、ワード線WL0〜WL3は負電位Vbbレ
ベルに維持される。信号/RASが活性状態のLレベル
となると、メモリサイクル(アクティブサイクル)が始
まり外部からのアクセスが行なわれる。信号/RASが
活性状態のアクティブサイクルにおいては、アドレスバ
ッファ1がRASバッファ6からの内部RAS信号φR
ASに応答して外部アドレス信号を取込み内部アドレス
信号を発生する。ロウデコード回路2およびRXデコー
ダ3が内部RAS信号φRASに応答して活性化されて
アドレスバッファ1からの内部アドレス信号をデコード
する。
レベルのHレベルのとき(非選択時)、レベル変換器3
0の出力WDが負電位VbbレベルのLレベルとなり、
レベル変換器32の出力ZWDが電源電位Vccレベル
のHレベルとなる。この状態は、スタンバイ時と同じで
あり、このロウデコーダ20に対応して設けられるワー
ドドライバ40−0〜40−3は、それぞれ、ワード線
WL0〜WL3を負電位Vbbレベルに保持する。ロウ
デコーダ20の出力が接地電位GNDレベルのLレベル
のとき(選択時)、レベル変換器30の出力WDが電源
電位VccレベルのHレベルとなり、レベル変換器32
の出力が負電位VbbレベルのLレベルとなる。ワード
線ドライブ回路5のワードドライバ40(ワードドライ
バ40−0〜40−3を総称的に示す)においては、ゲ
ートに電源電位Vccを受けるMOSトランジスタN1
によりノードAの電位がVcc−Vthレベルとなり、
MOSトランジスタN2がオン状態となる。MOSトラ
ンジスタN1は、そのゲートとソース(ノードA)の電
位差がしきい値電圧Vthであり、ほぼオフ状態とな
る。一方、MOSトランジスタN3は、負電位Vbbレ
ベルの信号ZWDによりオフ状態となる(MOSトラン
ジスタN3のゲートとソース(ノードD)とが同じ電
位)。
〜3)のいずれかが所定のタイミングで高電圧Vppレ
ベルに昇圧される。今、信号RX0が高電圧Vppレベ
ルであると、ワードドライバ40−0において、ノード
Aの電位がMOSトランジスタN2のセルフブースト効
果により上昇し、MOSトランジスタN2が強いオン状
態となる。ノードAの電位がVpp+Vth(Vthは
MOSトランジスタN2のしきい値電圧)以上となる
と、ワード線WL0の電位は高電圧Vppレベルとな
る。
は、ワード線WL0は、MOSトランジスタN2によ
り、ノードCに与えられた負電位Vbbレベルに保持さ
れる。ビット線周辺部の構成は図67に示す構成と同じ
であり、ビット線の電位振幅は電源電位Vcc−接地電
位GND(0V)である。したがって、図2に示すよう
に、ワード線WLに負電位Vbbが印加されたとき、メ
モリトランジスタMTのソースよりもそのゲートの電位
が常に低くなり、MOSトランジスタMTにおけるチャ
ネルリークを確実に抑制することができる。すなわち、
図71に示すサブスレッショルド特性曲線からも明らか
なように、ワード線WLの電位を負電位とすることによ
り、メモリトランジスタMTのゲート−ソース間電圧V
gsを負の値にすることができ、そのサブスレッショル
ド電流を大幅に低減することができる。また、動作時に
おいて、負電位Vbbが印加されたワード線WLの電位
が選択ワード線との容量結合により上昇しても、この非
選択状態のワード線の上昇電位は従来よりも|Vbb|
だけ低くなるため、メモリトランジスタMTのサブスレ
ッショルド電流を大幅に低減することができ、チャネル
リークによるメモリキャパシタMQの蓄積電荷の移動を
大幅に低減することができ、「ディスターブリフレッシ
ュ」特性を大幅に改善することができる。
BLの電位が負方向に変化しても、ワード線WLは負電
位Vbbが印加されているため、メモリトランジスタM
Tのゲート−ソース間電圧Vgsは従来よりも|Vbb
|だけ低くなるため、同様にメモリトランジスタMTは
チャネルリークによる電荷の移動を従来よりも大幅に低
減することができる。メモリトランジスタMTのしきい
値電圧は高くしてはいない。高電圧Vppの電圧レベル
は従来と同じであり、MOSトランジスタの耐圧上の信
頼性は確保される。また、ワード線負電位印加により以
下の利点も得られる。
線駆動信号伝達用MOSトランジスタの断面構造を示す
図である。図3において、MOSトランジスタN2は、
基板領域50の表面に形成される高濃度不純物領域51
および52と、この不純物領域51および52の間のチ
ャネル領域54上にゲート絶縁膜55を介して形成され
るゲート電極53を含む。不純物領域51がワード線W
Lに結合され、不純物領域52がノードCに接続され
る。ゲート電極53はノードAに接続される。基板領域
50はP型であり、基板バイアス電圧Vsubが印加さ
れる。この基板バイアス電圧Vsubがメモリセル形成
領域に印加される基板バイアス電圧Vsubと同じであ
るとする。P型基板領域50の表面不純物濃度を低くす
る。ノードCに高電圧Vppが印加されたとき、基板領
域50の表面には空乏層54が形成される。このP型基
板領域50の不純物濃度が低い場合、形成される空乏層
の幅は以下の理由により大きくなる。MOSトランジス
タにおいて基板領域表面に形成される空乏層54の幅
は、P型基板領域50の表面の不純物濃度Naの関数で
表わされる。通常、空乏層幅Wは不純物濃度Naの−1
/2乗の関数で表わされる。したがって、不純物濃度N
aが小さくなれば、基板領域50表面に形成される空乏
層54の幅が大きくなる。したがって、高電圧Vppが
N型不純物領域52に印加されても、このP型基板領域
50とN型不純物領域52の間の電界は空乏層54に印
加されるため、P型基板領域50とN型不純物領域52
の間の電界を緩和することができ、MOSトランジスタ
の接合耐圧特性を改善することができる。
することにより、メモリトランジスタMTのしきい値電
圧は少し小さくてもよく、またメモリセルのストレージ
ノードSNから基板への電荷の流出を防止するために印
加される基板バイアス電圧Vsubの絶対値も少し小さ
くすることができる。これにより、N型不純物領域52
とP型基板領域50の間の電界をさらに緩和することが
でき、MOSトランジスタの耐圧特性は保証される。ま
た、図3に示すMOSトランジスタの基板領域50へ印
加される基板バイアス電圧Vsubと同じまたは同様の
負電位のバイアス電圧がメモリセル形成領域の基板領域
にも印加される。メモリセル形成領域に印加される基板
バイアス電圧は、(a)メモリトランジスタのしきい値
電圧のばらつきの抑制、(b)信号線と基板との間の寄
生MOSトランジスタの形成の抑制、および(c)スト
レージノードから基板への電子(メモリキャパシタの蓄
積電荷)の流出の抑制のために印加される。ワード線に
負電位を印加する場合、メモリトランジスタの電荷のチ
ャネルリークが抑制されるため、メモリセル形成領域に
印加される基板バイアス電圧の絶対値を小さくすること
ができる。このメモリセル形成領域に印加される基板バ
イアス電圧の絶対値を小さくすることにより、メモリト
ランジスタのしきい値電圧を小さくすることができ、選
択時メモリトランジスタが導通状態となるタイミングを
速くすることができ、高速でビット線上に信号電荷を伝
達することが可能となる。
バイアス電圧の絶対値を小さくした場合、メモリセル形
成領域における空乏層の幅が広くなり、ストレージノー
ドと基板との間に形成される電界が緩和され、ストレー
ジノードから基板への電子の流出を抑制することがで
き、メモリセルの電荷保持特性(「ポーズリフレッシ
ュ」特性)がまた改善される。次に各部の詳細構成につ
いて説明する。 [レベル変換器]図4は、図1に示す信号WDを生成す
るレベル変換器の構成を示す図である。図4において、
レベル変換器30は、入力ノード66に与えられる信号
IN(ロウデコーダ20の出力)を反転するインバータ
61と、入力ノード66上の信号電位に応答して導通
し、電源ノード68に与えられた電源電位Vccを出力
ノード67aへ伝達するpチャネルMOSトランジスタ
62と、インバータ61の出力に応答して導通し、電源
ノード68に与えられた電源電位Vccを内部ノード6
7bへ伝達するpチャネルMOSトランジスタ63と、
出力ノード67a上の信号電位に応答して導通し、内部
ノード67bへ他方電源ノード69に与えられた負電位
Vbbを伝達するnチャネルMOSトランジスタ65
と、内部ノード67b上の信号電位に応答し、出力ノー
ド67aに他方電源ノード69に与えられた負電位Vb
bを伝達するnチャネルMOSトランジスタ64を含
む。pチャネルMOSトランジスタ62および63の基
板領域は電源ノード68に接続され、nチャネルMOS
トランジスタ64および65の基板領域は他方電源ノー
ド69に接続される。インバータ61は、電源電位Vc
cと接地電位を両動作電源電圧として動作し、入力信号
INに従って電源電位Vccレベルの信号または接地電
位GNDレベルの信号を出力する。次に動作について説
明する。
0の出力)が電源電位VccレベルのHレベルのとき、
(非選択時およびスタンバイ時)、インバータ61の出
力がLレベルとなり、MOSトランジスタ62がオフ状
態、MOSトランジスタ63がオン状態となる。内部ノ
ード67bの電位はMOSトランジスタ63により電源
ノード68に与えられる電源電位Vccにまで充電され
る。内部ノード67bの電位が上昇すると、MOSトラ
ンジスタ64がオン状態となり、出力ノード67aは、
MOSトランジスタ64を介して他方電源ノード69に
与えられた負電位Vbbレベルにまで放電される。出力
ノード67aの電位が負電位Vbbレベルとなると、M
OSトランジスタ65は、そのゲートとソースが同電位
となり、オフ状態となる。これにより、出力ノード67
aは負電位Vbbレベル、内部ノード67bは電源電位
Vccレベルに保持される。
とき(選択時)、インバータ61の出力がVccレベル
のHレベルとなり、MOSトランジスタ62がオン状
態、MOSトランジスタ63がオフ状態となる。出力ノ
ード67aはMOSトランジスタ62により電源電位V
ccレベルにまで充電される。出力ノード67aの電位
の上昇により、MOSトランジスタ65がオン状態とな
り、内部ノード67bが負電位Vbbレベルにまで放電
される。この内部ノード67bの電位低下に伴ってMO
Sトランジスタ64がオフ状態へ移行し、最終的に、内
部ノード67bが負電位Vbbに到達したとき、MOS
トランジスタ64はそのゲートとソースの電位が同一と
なり、オフ状態となる。これにより、出力ノード67a
は電源電位VccレベルのHレベル、内部ノード67b
は負電位Vbbレベルに保持される。
レベル変換器の構成を示す図である。図5において、レ
ベル変換器32は、入力ノード76に与えられる信号I
Nを反転するインバータ71と、インバータ71の出力
に応答して導通し、電源ノード78に与えられた電源電
位Vccを出力ノード77aへ伝達するPチャネルMO
Sトランジスタ72と、入力ノード67の信号電位に応
答して導通し、電源ノード78に印加される電源電位V
ccを内部ノード77bに伝達するpチャネルMOSト
ランジスタ73と、内部ノード77b上の電位に応答し
て導通し、出力ノード77aを他方電源ノード79に与
えられた負電位Vbbレベルに放電するnチャネルMO
Sトランジスタ74と、出力ノード77a上の信号電位
に応答して導通し、内部ノード77bを負電位Vbbレ
ベルにまで放電するnチャネルMOSトランジスタ75
を含む。pチャネルMOSトランジスタ72および73
の基板領域は電源ノード78に接続され、nチャネルM
OSトランジスタ74および75の基板領域は他方電源
ノード79に接続される。次に動作について説明する。
源電位Vccレベルのとき、インバータ71の出力が接
地電位レベルのLレベルとなり、MOSトランジスタ7
2がオン状態、MOSトランジスタ73がオフ状態とな
る。出力ノード77aがMOSトランジスタ72を介し
て電源電位Vccレベルにまで充電される。出力ノード
77aの電位上昇に伴って、MOSトランジスタ75が
オン状態となり、内部ノード77bが負電位Vbbレベ
ルへと放電される。内部ノード77bの電位が負電位V
bbとなると、MOSトランジスタ74がオフ状態とな
り、出力ノード77aの電位は電源電位Vccレベル、
内部ノード77bの電位は負電位Vbbレベルに保持さ
れる。
き、インバータ71の出力が電源電位VccレベルのH
レベルとなり、MOSトランジスタ72がオフ状態、M
OSトランジスタ73がオン状態となる。内部ノード7
7bがMOSトランジスタ73を介して電源電位Vcc
レベルにまで充電される。出力ノード77aがMOSト
ランジスタ74を介して負電位Vbbレベルに放電され
る。図5に示すレベル変換器32の構成は、図4に示す
レベル変換器の構成において、入力ノード66の前段に
インバータを設けた構成と等価である。したがって、図
4および図5にそれぞれ示すレベル変換器30および3
2は、互いに相補な出力WDおよびZWDを生成する。
すなわち出力WDが電源電位VccレベルのHレベルの
ときには、信号ZWDは負電位VbbレベルのLレベル
となる。
スタの断面構造を示す図である。図6においては、ワー
ドドライバに含まれるMOSトランジスタN2を代表的
に示す。図4および図5に示すレベル変換器に含まれる
nチャネルMOSトランジスタもほぼ同様の断面構造を
備える。図6においては、またメモリセルの断面構造も
併せて示す。図6において、MOSトランジスタN2
は、P型基板80の表面に形成されるPウェル81内に
形成される。MOSトランジスタN2は、Pウェル81
の表面に形成される高濃度N型不純物領域83および8
4と、不純物領域83および84の間のチャネル領域上
にゲート絶縁膜88を介して形成されるゲート電極(T
G)85を含む。ゲート電極(TG)85は、図5に示
すレベル変換器からの出力ZWDを受ける。不純物領域
84はワード線WLに接続される。P型基板80には基
板バイアス電圧Vsubが印加される。P型基板80と
Pウェル81はともにP型であり、Pウェル81も、P
型基板80には基板バイアス電圧Vsubが印加され
る。Pウェル81の表面にP型高濃度不純物領域82が
形成される。この高濃度不純物領域82はたとえばアル
ミニウム配線である低抵抗導線86を介してN型不純物
領域83に接続される。不純物領域83へは、P型不純
物領域82、およびPウェル81を介してP型基板80
から負電位Vbbが印加される。負電位Vbb伝達のた
めの配線が占有する面積を増加させることなく負電位V
bbを容易に発生することができる。
ル81とは別の領域に形成されたPウェル90内に形成
される。負電位伝達用のMOSトランジスタが形成され
るPウェル81は、フィールド酸化膜(LOCOS膜:
局所酸化膜)によりその領域が規定される。メモリセル
MCは、Pウェル90表面に形成されるN型の高濃度不
純物領域92および93と、不純物領域92および93
の間のチャネル領域上に形成されるゲート絶縁膜91を
介して形成されるゲート電極94と、不純物領域92に
接続されるストレージノードを形成する導電層95と、
導電層95上にキャパシタ絶縁膜97を介して形成され
るセルプレートとなる導電層96を含む。不純物領域9
3は、ビット線を構成する導電層98に接続される。ゲ
ート電極94はワード線を構成する。図6においては、
隣接メモリセルのゲート電極99を併せて示す。他方側
に隣接するメモリセルとは熱酸化膜87cにより分離さ
れる。基板領域80には基板バイアス電圧Vsubが印
加されており、Pウェル90においても、この基板バイ
アス電圧Vsubが印加される。
圧Vsubを発生するための回路を用いて非選択ワード
線へ伝達するための負電位Vbbを発生することができ
る。基板バイアス発生回路と別に負電位発生回路を設け
る必要がなく、装置規模を低減することができる。 [負電位供給の変更例]図7は、負電位供給の他の構成
を示す図である。図7において、図6に示す構成要素と
対応する部分には同一の参照番号を付す。図7において
も、ワードドライバに含まれる負電位Vbb伝達のため
のMOSトランジスタが代表的に示される。図7に示す
構成においては、P型不純物領域82およびN型不純物
領域83両者に対したとえばアルミニウム配線である低
抵抗導電線89を介して負電位Vbbが供給される。P
ウェル81はP型不純物領域82を介して負電位Vbb
に確実にバイアスされる。DRAMの動作時における信
号線の充放電による基板80の電位が変動しても、確実
にPウェル81のバイアス電圧を負電位Vbbに固定す
ることができ、MOSトランジスタN2は安定に動作し
て確実に負電位Vbbを非選択ワード線へ伝達すること
ができる。
に、Pウェル81がP型基板80から分離される構成の
場合(図4および図5に示すレベル変換器はCMOS構
成を備えており、CMOSトランジスタをPウェル内に
形成する場合、三重拡散層構造を用いる)、確実に負電
位供給のためのMOSトランジスタの基板領域(ウェル
領域)へ負電位Vbbを伝達するとともに非選択ワード
線へ負電位Vbbを伝達することができる。
デコーダの構成の一例を示す図である。図8において
は、1つのワード線駆動信号RXiの発生する部分の構
成のみを示す。RXデコーダ3が、4本のワード線を含
むワード線グループから1本のワード線を選択する場
合、この図8に示す構成が4つ設けられる。図8におい
て、RXデコーダ3は、アドレスバッファからの内部ア
ドレス信号をデコードするNAND型デコーダ90と、
デコーダ90の出力のレベルを変換するレベル変換器9
2を含む。NAND型デコーダ90は、電源電位Vcc
と接地電位GNDを両動作電源電位として動作する。レ
ベル変換器92は、高電圧Vppと負電位Vbbを動作
電源電位として動作する。このレベル変換器92の構成
は図4に示すレベル変換器の構成と同じである。図4に
示すノード68に高電圧Vppが印加される。すなわ
ち、NAND型デコーダ90の出力が電源電位Vccレ
ベルのHのとき、レベル変換器92からは負電位Vbb
レベルの信号RXiが出力される。NAND型デコーダ
90の出力が接地電位レベルのLレベルのときには、レ
ベル変換器92から高電圧Vppレベルの信号RXiが
出力される。
のトランジスタの断面構造を概略的に示す図である。図
9において、レベル変換器92の出力部は、Pウェル1
02上に形成されるnチャネルMOSトランジスタと、
Nウェル110内に形成されるpチャネルMOSトラン
ジスタを含む。Pウェル102は、P型基板(半導体
層)101の表面に形成される。Nウェル110は、P
ウェル102の表面に形成される。nチャネルMOSト
ランジスタは、Pウェル102の表面に形成されるN型
不純物領域103および104と、不純物領域103お
よび104の間のチャネル領域上にゲート絶縁膜を介し
て形成されるゲート電極105と、P型高濃度不純物領
域106とを含む。不純物領域103および106へ
は、信号線(低抵抗導電層)107を介して負電位Vb
bが与えられる。ゲート電極105へは、図8に示すN
AND型デコーダ90の出力の反転信号が与えられる。
ル110の表面に形成されるP型高濃度不純物領域11
1および112と、不純物領域111および112の間
のチャネル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲ
ート電極113と、Nウェル110の表面に形成される
N型高濃度不純物領域115とを含む。不純物領域11
2および115へは、信号線(低抵抗配線層)114を
介して高電圧Vppが与えられる。ゲート電極113へ
は、図8に示すNAND型デコーダ90の出力が与えら
れる。
され、Nウェル110が高電圧Vppにバイアスされ
る。不純物領域104および111は、信号線109に
接続される。この信号線109からワード線駆動信号R
Xiが出力される。Pウェル102の領域が、熱酸化膜
118aおよび118bにより規定される。Pウェル1
02により他の素子形成領域と分離することにより、動
作電源電位Vccおよび接地電位GNDを動作電源電圧
として動作する回路要素に悪影響を及ぼすことなく高電
圧Vppおよび負電位Vbbレベルの信号を発生するこ
とができる。
102の表面にNウェル110が形成されている。逆
に、Nウェルの表面にPウェルが形成されてもよい。ま
たP型基板101は、エピタキシャル層であってもよ
い。 [ロウデコード回路の変更例1]図10は、ロウデコー
ド回路に含まれるレベル変換回路の第1の変更例の構成
を示す図である。図10において、レベル変換器31
は、ロウデコーダ20(図1参照)から与えられる出力
INを反転するインバータ120と、ノード121上の
信号INに応答して導通し、電源ノード128に与えら
れた電源電圧Vccをノード126へ伝達するpチャネ
ルMOトランジスタ123と、インバータ120の出力
に応答して導通し、電源ノード128上の電源電圧Vc
cをノード127へ伝達するpチャネルMOSトランジ
スタ122と、ノード126上の電位に応答してノード
127と他方電源ノード129とを電気的に接続するn
チャネルMOSトランジスタ124と、ノード127上
の電位に応答してノード126と他方電源電位ノード1
29とを電気的に接続するnチャネルMOSトランジス
タ125を含む。ノード126から信号WDが出力さ
れ、ノード127から、信号ZWDが出力される。これ
らの信号WDおよびZWDは図1に示すワードドライバ
へ与えられる。次に動作について説明する。
源電位VccレベルのHレベルのとき、インバータ12
0の出力が接地電位GNDレベルのLレベルとなり、M
OSトランジスタ122がオン状態、MOSトランジス
タ123がオフ状態となる。ノード127がMOSトラ
ンジスタ122により充電されて電源電位Vccレベル
となり、MOSトランジスタ125がオン状態となる。
ノード126はこのオン状態のMOSトランジスタ12
5を介して負電位Vbbレベルにまで放電される。MO
Sトランジスタ124は、ノード126の負電位Vbb
レベルの電位に応答してオフ状態となる。この状態にお
いては、信号WDが負電位VbbレベルのLレベルとな
り、信号ZWDは電源電位VccレベルのHレベルとな
る。
き、インバータ120の出力が電源電位Vccレベルの
Hレベルとなり、MOSトランジスタ122がオフ状
態、MOSトランジスタ123がオン状態となる。ノー
ド126がMOSトランジスタ123を介して電源電位
Vccレベルに充電され、MOSトランジスタ124が
オン状態となり、ノード127を負電位Vbbへ放電す
る。MOSトランジスタ125はノード127の負電位
Vbbレベルに従ってオフ状態となる。すなわち、入力
INが接地電位レベルのLレベルのときに、信号WDが
電源電位Vccレベルの信号となり、信号ZWDは負電
位Vbbレベルの信号となる。
1つのレベル変換器から互いに相補な信号WDおよびZ
WDを生成することができる。したがって、図1に示す
レベル変換器の構成に比べて回路規模を低減することが
できる。 [レベル変換器の変更例2]図11は、レベル変換器の
第2の変更例の構成を示す図である。図11において、
レベル変換器31は、そのゲートに接地電位GNDを受
けて入力IN(ロウデコーダ20の出力)をノード13
1へ伝達するpチャネルMOSトランジスタ130と、
ノード131上の信号電位に応答して電源電位Vccを
出力ノード135へ伝達するpチャネルMOSトランジ
スタ132と、ノード131の信号電位に応答して出力
ノード135へ他方電源電位ノード136に与えられる
負電位Vbbを伝達するnチャネルMOSトランジスタ
133と、出力ノード135の電位に応答してノード1
31へ他方電源電位ノード136へ与えられた負電位V
bbを伝達するnチャネルMOSトランジスタ134を
含む。MOSトランジスタ132および133は相補的
にオン状態となる。ノード135から信号WDが出力さ
れ、ノード131から信号ZWDが出力される。次に動
作について簡単に説明する。
源電位Vccレベルのとき、ノード131がMOSトラ
ンジスタ130を介して充電され、電源電位Vccレベ
ルとなる。MOSトランジスタ132がオフ状態とな
り、MOSトランジスタ133がオン状態となり、出力
ノード135はMOSトランジスタ133を介して負電
位Vbbレベルにまで放電される。出力ノード135の
負電位Vbbレベルとなると、MOSトランジスタ13
4がオフ状態となり、ノード131は電源電位Vccレ
ベルを維持する。これにより、信号WDおよびZWDは
負電位Vbbレベルおよび電源電位Vccレベルとな
る。
き、ノード131は、MOSトランジスタ130を介し
て接地電位レベルへ放電される(MOSトランジスタ1
30を介してはMOSトランジスタ131のしきい値電
圧だけ接地電位より高い電位レベルにまで放電され
る)。ノード131の電位レベルの低下に伴って、MO
Sトランジスタ132がオン状態となり、出力ノード1
35は電源電位Vccレベルにまで充電される。ノード
135の電位上昇に伴ってMOSトランジスタ134が
オン状態となり、ノード131を負電位Vbbレベルに
まで放電する。ノード131の電位がMOSトランジス
タ130のしきい値電圧の絶対値よりも低くなると、M
OSトランジスタ130はそのゲート電位がソース電位
としきい値電圧の和よりも高くなり、オフ状態となる。
これにより、ノード131は負電位Vbbレベルにまで
確実に放電される。信号WDが電源電位Vccレベルと
なり、信号ZWDが負電位Vbbレベルとなる。
に示すレベル変換器に比べて、インバータが用いられて
いないため、より構成要素数を低減することができ、回
路規模を低減することができる。 [レベル変換器の変更例3]図12は、レベル変換器の
第3の変更例の構成を示す図である。図12に示すレベ
ル変換器31は、図11に示す構成と、入力部に設けら
れたpチャネルMOSトランジスタ139がそのゲート
にアドレス信号Xaを受ける点が異なっている。他の構
成は図11に示す回路と同じであり、対応する部分には
同一の参照番号を付す。次に動作について説明する。
に接地電位レベルのLレベルのとき、ノード131の電
位レベルがMOSトランジスタ134により放電され、
負電位Vbbレベルとなる。MOSトランジスタ132
および133はCMOSインバータを構成しているた
め、出力ノード135からの信号WDは電源電位Vcc
レベルとなる。メモリサイクルが完了すると、まず入力
INaが電源電位VccレベルのHレベルとなり、ノー
ド131が電源電位Vccレベルにまで充電され、MO
Sトランジスタ132がオフ状態、MOSトランジスタ
133がオン状態となる。これにより、信号WDが負電
位Vbbレベル、信号ZWDが電源電位Vccレベルと
なる。次いでアドレス信号XaがHレベルとなり、MO
Sトランジスタ139がオフ状態となる。このノード1
31上の電源電位Vccレベルの電位およびノード13
5の負電位Vbbレベルの電位はMOSトランジスタ1
32および133ならびに134によりラッチされる。
あってもアドレス信号Xaが電源電位VccレベルのH
レベルのときには、MOSトランジスタ139はオフ状
態を維持し、ノード131および135の電位はスタン
バイ時の電位と同じである。アドレス信号XaがLレベ
ルであり、入力INaがHレベルのときには、MOSト
ランジスタ139はオン状態となるが、ノード131お
よび135の電位すなわち、信号ZWDおよびWDはス
タンバイ時のそれと同じである。図12に示すようにレ
ベル変換器にアドレスデコード機能を持たせることによ
り、図1に示すロウデコード回路の規模を大幅に低減す
ることができる。以下にこのロウデコード回路の規模が
低減される理由について説明する。
レス信号A1、A2、およびA3をデコードするロウデ
コード回路を考える。3ビットのアドレス信号A1、A
2およびA3をデコードする場合、アドレス信号A1〜
A3と相補な関係のアドレス信号/A1〜/A3も生成
する。この場合、NAND型デコーダとして8個必要と
される。図13においては、NAND型デコーダ20−
1および20−8を示す。NAND型デコーダ20−1
〜20−8の出力X1〜X8のいずれかが選択状態のL
レベルとされる。
デコード機能を持たせた場合、ロウデコード回路は図1
4に示す構成で実現される。図14において、ロウデコ
ード回路は、2ビットのアドレス信号A2およびA3
(正確には相補アドレス信号A2、/A2、A3、/A
3の4ビット)をデコードするために、4つのNAND
型デコーダ20a1〜20a4を含む。レベル変換回路
においては、8つのレベル変換器31−1−31−8が
設けられる。レベル変換器31−1〜31−8の入力部
に設けられたpチャネルMOSトランジスタ139−1
〜139−8へはアドレス信号A1または/A1が与え
られる。アドレス信号A2、およびA3に従って、ロウ
デコード回路において、4つのNAND型デコーダ20
A1〜20A4のうち1つが選択状態を示すLレベルの
信号を出力する。これにより、2つのレベル変換器が指
定される。これらの2つの指定されたレベル変換器のう
ち、アドレス信号A1および/A1に従って1つのレベ
ル変換器が選択される。結果として、8つのレベル変換
器31−1〜31−8のうちの1つのレベル変換器のみ
が選択されて選択状態を示す信号WDおよびZWDを出
力する。
入力NAND型デコーダを必要とし、一方、図14に示
すロウデコード回路は4つの2入力NAND型デコーダ
を必要とする。レベル変換器の数は両構成とも同じであ
る。図14に示すロウデコード選択回路はその回路規模
が図13に示すロウデコード回路に比べて大幅に低減さ
れる。すなわち、図12に示すレベル変換器を利用する
ことにより、ロウデコード回路の規模を大幅に低減する
ことができる。なおアドレス信号A1および/A1のよ
うなレベル変換器へ与えられるアドレス信号Xaをスタ
ンバイ時Hレベルとする構成は、アドレスバッファ(図
1参照)が内部RAS信号の非活性化時(Lレベル)の
とき、これらのアドレス信号A1および/A1のような
アドレス信号XaをともにHレベルとする構成が利用さ
れればよく、OR型回路を利用することにより容易に実
現される。
ベル変換器の第4の変更例の構成を示す図である。図1
5において、レベル変換器31は、NAND型デコーダ
20の出力を反転するインバータ143と、NAND型
デコーダ20の振幅Vcc−GNDの信号を振幅Vpp
−Vbbの信号に変換するレベル変換器141と、イン
バータ143の振幅Vcc−GNDの出力信号を振幅V
pp−Vbbの信号に変換するレベル変換器142と、
レベル変換器141および142の出力WDおよびZW
Dに従って対応のワード線WLへワード線駆動信号RX
または負電位Vbbの一方を伝達するワードドライバ4
0を含む。レベル変換器141および142は、互いに
同じ構成を備える。レベル変換器141および142の
構成を図16に示す。
たは142)は、入力ノード151に与えられた入力I
Nをノード161へ伝達するためのnチャネルMOSト
ランジスタ152と、入力ノード151上の電位をノー
ド162へ伝達するためのpチャネルMOSトランジス
タ153と、ノード161上の信号電位に応答して電源
ノード160へ与えられる高電圧Vppを出力ノード1
55へ伝達するpチャネルMOSトランジスタ154
と、出力ノード155上の信号電位に応答して電源ノー
ド160上の高電圧Vppをノード161へ伝達するp
チャネルMOSトランジスタ156と、ノード162上
の信号電位に応答して出力ノード155を他方電源ノー
ド159に接続するnチャネルMOSトランジスタ15
7と、出力ノード155上の信号電位に応答して導通
し、ノード162を他方電源ノード159に接続するn
チャネルMOSトランジスタ158を含む。他方電源ノ
ード159へは負電位Vbbが与えられる。
ートへは電源電位Vccが与えられ、pチャネルMOS
トランジスタ153のゲートへは接地電位GNDが与え
られる。MOSトランジスタ152は、ノード161の
電位が高電圧Vppレベルとなったときノード161と
入力ノード151とを切離すデカップリングトランジス
タの機能を備える。pチャネルMOSトランジスタ15
3は、ノード162の電位が負電位Vbbとなったとき
に入力ノード151とノード162とを切離すデカップ
リングトランジスタの機能を備える。このレベル変換器
141および142から出力される信号WDおよびZW
Dは振幅Vpp−Vbbを有する。ワードドライバも、
したがって、高電圧Vppを受けるようその構成が図1
7に示すように少し変更される。
成を示す図である。図17において、ワードドライバ4
0は、そのゲートに高電圧Vppを受けてレベル変換器
141からの出力WDをノードBへ伝達するnチャネル
MOトランジスタN4と、ノードBへの信号電位に応答
してワード線駆動信号RXをワード線WL上へ伝達する
nチャネルMOSトランジスタM5と、レベル変換器1
42からの出力ZWDに応答してワード線WLを負電位
Vbbに放電するnチャネルMOSトランジスタN6を
含む。次に図15ないし図17に示す回路の動作につい
て順次説明する。
選択時およびスタンバイ時にはその出力は電源電位Vc
cレベルのHレベルである。レベル変換器141におい
ては、入力INが電源電位Vccレベルであり、ノード
161および162の電位が上昇し、nチャネルMOS
トランジスタ157がオン状態、pチャネルMOSトラ
ンジスタ154がオフ状態となる。この状態において
は、出力ノード155はnチャネルMOSトランジスタ
157を介して他方電源ノード159に接続され、出力
ノード155の電位は負電位Vbbレベルとなる。この
出力ノード155の電位が負電位Vbbのときnチャネ
ルMOSトランジスタ158がオフ状態、pチャネルM
OSトランジスタ156がオン状態となる。したがっ
て、ノード161は高電圧Vppレベルとなり、ノード
162は電源電位Vccとなる。したがって、入力IN
が電源電位VccレベルのHレベルのとき、レベル変換
器141からの出力WDは負電位Vbbレベルとなる。
力が選択状態を示すLレベルのとき、図16に示すレベ
ル変換回路141においては、ノード161および16
2が接地電位レベルへと放電される。それにつれてMO
Sトランジスタ154がオン状態、MOSトランジスタ
157がオフ状態となり、出力ノード155は高電圧V
ppレベルとなる。出力ノード155の電位が高電位V
ppレベルとなるとMOSトランジスタ156は完全に
オフ状態とされ、ノード161は、接地電位レベルを保
持する。一方、この出力ノード155の高電位Vppレ
ベルに従ってMOSトランジスタ158がオン状態とな
り、ノード162は他方電源ノード159に与えられる
負電位Vbbレベルとなる。ノード162が負電位Vb
bレベルのときには、pチャネルMOSトランジスタ1
53はオフ状態である。すなわち、入力INが接地電位
GNDレベルのLレベルのとき、レベル変換器141の
出力WDは高電位Vppレベルとなる。
(図15参照)を介してNAND型デコーダ20の出力
を受けている。したがってレベル変換器141の出力W
Dと相補な論理の信号ZWDを出力する。この図16に
示す構成を備えるレベル変換器141および142の出
力WDおよびZWDは図17に示すワードドライバ40
へ与えられる。信号WDが高電圧Vppレベルのとき、
ノードBの電位はVpp−Vthレベルとなる。ワード
線駆動信号RXが高電圧Vppレベルのとき、MOSト
ランジスタN5のゲート−ドレイン間容量結合により、
ノードBの電位が上昇し、高電圧Vpp+Vth以上と
なる。これにより、MOSトランジスタN5を介してワ
ード線WL上へ高電圧Vppが伝達される。ワード線駆
動信号RXが負電位Vbbレベルのとき、MOSトラン
ジスタN5はこの負電位Vbbレベルのワード線駆動信
号RXをワード線WL上に伝達する。信号WDが高電圧
Vppレベルのとき、信号ZWDは負電位Vbbレベル
であり、MOSトランジスタN6はオフ状態となる。
Dが高電圧Vppレベルのとき、ノードBの電位は負電
位Vbbとなり、MOSトランジスタN5は、ワード線
駆動信号RXの電位レベルにかかわらずオフ状態を維持
する。一方、MOSトランジスタN6がオン状態とな
り、ワード線WLは負電位Vbbに放電される。この図
15に示す構成の場合、ワードドライバのワード線駆動
信号伝達用のMOSトランジスタのゲートへは高電圧V
ppが伝達される。したがって、ワード線駆動信号RX
の立上がり時、高速でノードB(MOSトランジスタN
4のゲート)の電位を上昇させることができ、選択ワー
ド線の電位を高速で立上げることができる。また、MO
SトランジスタN4のゲート−ドレイン間容量が小さく
ても、MOSトランジスタN4のセルフブースト作用に
よりMOSトランジスタN4のゲート電位をVpp+V
thレベル以上に確実に昇圧することができる。
ベル変換器の第5の変更例の構成を示す図である。図1
8においては、レベル変換器31は、ロウデコーダ20
の振幅Vcc−GNDの出力信号を振幅Vpp−Vbb
の信号に変換するレベル変換器141と、ロウデコーダ
20の振幅Vcc−GNDの出力信号を振幅Vcc−V
bbの信号にレベル変換するレベル変換器32を含む。
レベル変換器141の構成は図16に示すものと同じで
あり、レベル変換器32の構成は、図5に示すものと同
じである。ワードドライバ40は、図17に示す構成と
同じ構成を備える。図17に示すワードドライバにおい
て、高電圧Vppと負電位Vbbの2値レベルを有する
信号を必要とするのはワード線駆動信号RXを伝達する
MOSトランジスタN5である。ワード線WLを負電位
Vbbに保持するためのMOSトランジスタN6は、電
源電位Vccレベルの信号がゲートに与えられたときに
は負電位Vbbをワード線WLに伝達することができ
る。特にこのMOSトランジスタN6には高電位Vpp
が必要とされない。したがって、図18に示すように、
信号WDを生成するレベル変換器においてのみ、高電圧
Vppと負電位Vbbの2値レベルを有する信号を生成
するためのレベル変換器を利用し、信号ZWDを生成す
るレベル変換器には電源電位Vccと負電位Vbbの2
値レベルを有する信号を生成するレベル変換器を利用す
る。高電圧Vppを利用する回路の数が低減され、消費
電力を低減することができる。
ベル変換器の第6の変更例を示す図である。図19に示
すレベル変換器は、図16に示すレベル変換器と、その
入力部に設けられたMOSトランジスタ172および1
73がアドレス信号Xaおよび/Xaをそれぞれ受ける
点が異なっている。他の構成は図16に示すレベル変換
器の構成と同じであり、対応する部分には同一の参照番
号を付す。選択時、すなわちNAND型デコーダ20の
出力が接地電位レベルのLレベル、アドレス信号Xaが
電源電位VccレベルのHレベル、またアドレス信号/
Xaが接地電位レベルのLレベルのとき、MOSトラン
ジスタ172および173がオン状態となり、先の図1
6に示すレベル変換器と同様にして、ノード161およ
び162の電位レベルは接地電位レベルおよび負電位V
bbレベルとなり、出力ノード155からの出力WDま
たはZWDは高電位Vppレベルとなる。メモリサイク
ルが完了すると、入力INが非選択状態のHレベルとな
り、ノード161および162の電位はともに上昇す
る。これにより、MOSトランジスタ154がオフ状
態、MOSトランジスタ157がオン状態へ移行し、出
力ノード155は負電位Vbbレベルへと放電される。
出力ノード155の電位低下に伴ってMOSトランジス
タ156がオン状態となり、ノード161の電位を高電
位Vppレベルにまで高速に上昇させ、MOSトランジ
スタ154を確実にオフ状態へ移行させる。また出力ノ
ード155の電位低下に伴ってMOSトランジスタ15
8がオフ状態となり、出力ノード162がHレベル(電
源電位Vccレベル)を維持し、出力ノード155は最
終的に負電位Vbbレベルにまで放電される。
aはそれぞれ非選択状態を示すLレベルおよびHレベル
とされ、MOSトランジスタ172および173はとも
にオフ状態とされる。非選択時、すなわちロウデコーダ
20の出力がLレベルでありかつアドレス信号XaがL
レベル、アドレス信号/XaがHレベルのときには、M
OSトランジスタ172および173はオフ状態であ
り、スタンバイ状態を維持する。またロウデコーダ20
の出力が電源電位VccレベルのHレベル、アドレス信
号Xaおよび/Xaがそれぞれ電源電位Vccレベルお
よび接地電位レベルのとき、MOSトランジスタ172
および173がオン状態となっても、ノード161およ
び162の電位はスタンバイ時と同様である。
レスデコード機能を持たせることにより先に図13およ
び図14を参照して説明したように、ロウデコード回路
の規模を低減することができる。スタンバイ時において
NAND型デコーダ20の出力が電源電位Vccレベル
のHであれば、アドレス信号Xaおよび/Xaのレベル
がどのようなものであっても、この図19に示すレベル
変換器の出力WDは非選択状態を示す負電位Vbbレベ
ルとなる。
えば、ロウデコード回路の規模を大幅に低減することが
できる。このレベル変換器においてアドレスデコード機
能を持たせる構成は、また図18に示す構成にも適用す
ることができる。すなわち、図18に示すレベル変換器
141として、図19に示すレベル変換器を用い、また
図18に示すレベル変換器32としては、図12に示す
レベル変換器が利用されればよい。 [変更例7]図20は、この発明の第1の実施例の第7
の変更例の構成を示す図である。図20に示す構成にお
いては、ロウデコーダ20が、AND型デコーダ20b
を含む。すなわち、ロウデコーダ20は、選択時に電源
電位VccレベルのHの信号を出力する。
0bの電源電位VccレベルのHレベルおよび接地電位
レベルのLレベルをそれぞれ、高電位Vppレベル、お
よび負電位Vbbレベルに変換する。レベル変換器31
の構成は、図6に示すレベル変換器の構成と同じであ
り、対応する部分には同一の参照番号を付す。ワードド
ライバ40は、高電位Vppおよび負電位Vbbを動作
電源電位として動作するCMOSインバータの構成を備
える。すなわち、ワードドライバ40は、レベル変換器
31の出力ZWDがLレベルのときに導通し、高電位V
ppをワード線WL上に伝達するpチャネルMOSトラ
ンジスタP1と、レベル変換器31の出力ZWDがHレ
ベルのときに導通し、ワード線WLへ負電位Vbbを伝
達するnチャネルMOSトランジスタN7を含む。次に
動作について簡単に説明する。
AND型デコーダ20bの出力は接地電位GNDレベル
のLレベルである。この状態においては、レベル変換器
31においては、ノード161および162の電位がそ
れぞれ、接地電位レベルおよび負電位Vbbレベルとな
り、出力ZWDは高電位Vppレベルとなる。ワードド
ライバ40においては、レベル変換器31からの高電位
Vppレベルの信号ZWDに従って、pチャネルMOS
トランジスタP1がオフ状態、nチャネルMOSトラン
ジスタN7がオン状態となり、ワード線WLは負電位V
bbレベルに保持される。
示す電源電位VccレベルのHレベルとなった場合、レ
ベル変換器31におけるノード161および162の電
位は、それぞれ、高電位Vppレベルおよび電源電位V
ccレベルとなる。したがって、レベル変換器31の出
力ZWDは、負電位Vbbレベルとなる。ワードドライ
バ40においては、負電位Vbbレベルの信号ZWDに
従って、MOSトランジスタP1がオン状態、MOSト
ランジスタN7がオフ状態となり、ワード線WL上には
オン状態のMOSトランジスタP1を介して高電位Vp
pが伝達される。
(ロウデコーダ20)においてアドレス信号が完全デコ
ードされ、メモリセルアレイにおいて1本のワード線を
指定する信号がレベル変換器31から発生される構成に
おいても、非選択ワード線は負電位に保持され、メモリ
セルにおける電荷のチャネルリークを確実に抑制するこ
とができる。 [第8の変更例]図21は、この発明の第1の実施例の
第8の変更例の構成を示す図である。図21において
は、レベル変換器31の入力部に設けられたnチャネル
MOSトランジスタ172およびpチャネルMOSトラ
ンジスタ173が、それぞれそのゲートにアドレス信号
Xaおよび/Xaを受ける点が図20に示す構成と異な
っている。
0cにより構成される。レベル変換器31がアドレスの
デコード機能を備えるため、AND型デコーダ20cの
規模は図20に示すAND型デコーダ20bよりも小さ
くされる。デコーダ20cが選択状態とされたとき、そ
の出力は電源電位VccレベルのHレベルとなる。アド
レス信号Xaおよび/Xaがそれぞれ電源電位Vccレ
ベルのHレベルおよび接地電位GNDレベルのLレベル
の場合には、レベル変換器31のノード161および1
62がそれぞれ高電位Vppレベルおよび電源電位Vc
cレベルとなり、信号ZWDは負電位Vbbレベルとな
る。これにより、ワードドライバ40からは高電位Vp
pレベルの信号がワード線WL上に伝達される。
れ、接地電位GNDレベルのLレベルおよび電源電位V
ccレベルのHレベルのときには、MOSトランジスタ
172および173はともにオフ状態となる。この状態
においては、レベル変換器31のノード161および1
62は、それぞれ先の状態を維持している。先のサイク
ルにおいて、信号ZWDが負電位Vbbレベルとされた
とき、そのサイクルの完了時にデコーダ20cの出力が
接地電位レベルのLレベルとされ、レベル変換器31の
ノード161および162は、それぞれ接地電位レベル
および負電位Vbbレベルとされる。したがって、スタ
ンバイ状態を含む非選択状態においては、MOSトラン
ジスタ172および173のオンおよびオフ状態にかか
わらず、信号ZWDは高電位Vppレベルを維持する。
信号ZWDが高電位Vppレベルの場合には、ワード線
WLはMOSトランジスタN7(ワードドライバ40
内)により負電位Vbbレベルに維持される。
1がアドレスデコード機能を備えているため、ロウデコ
ード回路へ与えられるアドレス信号のビット数を低減す
ることができ、応じてロウデコード回路に含まれるデコ
ーダの数および規模をともに低減することができ、応じ
てロウデコード回路の規模を大幅に低減することができ
る。 [第2の実施例]図22は、この発明の第2の実施例で
あるDRAMの全体の構成を概略的に示す図である。D
RAMは、行および列のマトリクス状に配列されるメモ
リセルMCを含むメモリセルアレイ10と、外部からの
アドレス信号を受けて内部アドレス信号を発生するアド
レスバッファ1と、アドレスバッファ1からのアドレス
信号をデコードし、メモリセルアレイ10における対応
の行を指定する信号を発生するロウデコード回路2を含
む。メモリセルアレイ10においては、メモリセルMC
の各行に対応してワード線WLが配設され、メモリセル
の各列に対応して列線CLが配設される。図22におい
ては、(n+1)本のワード線WL0〜WLnと、一方
の列線CLを代表的に示す。列線CLは1対のビット線
BLおよび/BLにより構成される。
路2は、信号/RASを受けるRASバッファ6bの出
力によりその動作タイミングが決定される。RASバッ
ファ6からの内部RAS信号φRASが活性状態となる
と、アドレスバッファ1が外部からのアドレス信号を取
込み内部行アドレス信号を発生する。ロウデコード回路
によってこの活性状態が内部RAS信号φRASに従っ
て、アドレスバッファ1からの内部行アドレス信号をデ
コードし、メモリセルアレイ10において1本のワード
線(データ入出力が1ビット単位で行なわれる場合)を
指定する信号を発生する。
能付ワード線ドライブ回路200へ与えられる。レベル
変換機能付ワード線ドライブ回路200は、メモリセル
アレイ10のワード線WL0〜WLnそれぞれに対応し
て設けられるドライバを備え、その詳細構成は後に説明
するが、ロウデコード回路2からの振幅Vcc−GND
の信号を振幅Vpp−Vbbの信号に変換し、対応のワ
ード線上に伝達する。このレベル変換機能付ワード線ド
ライブ回路200へは、高電圧発生回路12からの高電
圧Vppおよび負電位発生回路11からの負電位Vbb
が与えられる。
モリセルアレイ10の列線CL上の信号を増幅するため
のセンスアンプと、コラムデコーダ202からの列選択
信号に従ってメモリセルアレイ10における対応の列線
を選択して入出力回路206に接続するIOゲートを含
む。センスアンプとIOゲートは1つのブロック204
により示される。コラムデコーダ202は、図示しない
CASバッファからの内部CAS信号に応答して活性化
されて、アドレスバッファ1からのアドレス信号をコラ
ムアドレス信号としてデコードし、メモリセルアレイ1
0の対応の列を指定する信号を発生する。
能付ワード線ドライブ回路200において、ワード線ド
ライブ回路そのものに振幅Vcc−GNDの信号を振幅
Vpp−Vbbの信号に変換する機能を持たせることに
より、以下に詳細に説明するように、その回路規模が大
幅に低減される。図23は、図22に示すレベル変換機
能付ワード線ドライブ回路の具体的構成を示す図であ
る。図23において、レベル変換機能付ワード線ドライ
ブ回路200は、ワード線WLそれぞれに対応して設け
られるワード線ドライバ210を含む。このワード線ド
ライバ210に対応して、ロウデコード回路2において
はロウデコーダ20が設けられる。ロウデコーダ20
は、NAND型デコーダ20aの構成を備える。NAN
D型デコーダ20aは、選択時に接地電位GNDレベル
のLレベルの信号を出力する。NAND型デコーダ20
aにより、1本のワード線を指定する信号が出力され
る。
電源電位Vccを受け、デコーダ20(20a)の出力
をノード223へ伝達するnチャネルMOSトランジス
タ221と、そのゲートに接地電位GNDを受け、デコ
ーダ20(20a)の出力をノード224へ伝達するp
チャネルMOSトランジスタ222と、ノード223上
の電位に応答して電源ノード229に与えられた高電圧
Vppを出力ノード231へ伝達するpチャネルMOS
トランジスタ225と、ノード224の電位に応答して
他方電源ノード230へ与えられた負電位Vbbを出力
ノード231へ伝達するnチャネルMOSトランジスタ
226と、出力ノード231の信号電位に応答して電源
ノード229に与えられた高電圧Vppをノード223
へ伝達するpチャネルMOSトランジスタ227と、出
力ノード231上の信号電位に応答してノード224へ
他方電源ノード230へ与えられた負電位Vbbを伝達
するnチャネルMOSトランジスタ228を含む。
成は、図20に示すレベル変換器31の構成と同じであ
る。すなわち、NAND型デコーダ20aが選択状態を
示す接地電位レベルの信号を出力するとき、ワード線ド
ライバ210においては、ノード223の電位が接地電
位レベル、ノード224の電位が負電位Vbbレベルと
なり、出力ノード231には、MOSトランジスタ22
5を介して高電圧Vppが伝達される。NAND型デコ
ーダ20aは、非選択状態(またはスタンバイ状態)の
ときには電源電位Vccレベルの信号を出力する。ワー
ド線ドライバ210においては、ノード223および2
24の電位が上昇すると、MOSトランジスタ225が
オフ状態へ移行し、MOSトランジスタ226がオン状
態へ移行する。これにより、出力ノード231の電位が
低下する。出力ノード231の電位がMOSトランジス
タ226により放電されて負電位Vbbレベルとなる
と、MOSトランジスタ227はオン状態になり、ノー
ド223へ高電圧Vppを伝達し、MOSトランジスタ
225をオフ状態とする。またMOSトランジスタ22
8がオフ状態とされ、ノード224はNAND型デコー
ダ20aから与えられた電源電位Vccレベルを維持す
る。これにより、非選択状態のワード線へは、出力ノー
ド231から負電位Vbbレベルの信号が伝達される。
うに、図23に示す第2の実施例の構成においてはロウ
デコーダの出力のレベル変換を行なう回路が直接ワード
線を駆動しており、図20に示すCMOSインバータの
構成を有するワードドライバを不要とすることができ
る。これにより、レベル変換およびワード線ドライブを
行なう回路の規模を低減することができる。また、非選
択ワード線の電位は負電位Vbbレベルに維持されるた
め、確実にメモリセルトランジスタにおける電荷のチャ
ネルリークの発生を抑制することができる。
実施例の第1の変更例の要部の構成を示す図である。図
24においては、レベル変換機能付ワード線ドライブ回
路200に含まれるワード線ドライバ240とこのワー
ド線ドライバ240に対応して設けられるロウデコーダ
20のみを示す。ロウデコーダ20は、NAND型デコ
ーダ20dを含む。ワード線ドライバ240は、図23
に示すワード線ドライバ210とは、入力段に設けられ
たMOSトランジスタ241および242が、アドレス
信号Xaおよび/Xaをそれぞれのゲートに受ける点が
異なっている。他の構成は同じであり、対応する部分に
は同一の参照番号を付す。
の動作自体は図21に示すレベル変換器31の動作と同
じである。異なっているのは、図21に示すレベル変換
器31は、信号ZWDを出力し、図24に示すワード線
ドライバ240は、ロウデコーダ20の出力ならびにア
ドレス信号Xaおよび/Xaに従ってワード線WL上へ
高電圧Vppまたは負電位Vbbを伝達する点である。
出力ノード231の電位が高電圧Vppレベルのとき、
MOSトランジスタ228がオン状態であり、ノード2
24が負電位Vbbレベルとなり、MOSトランジスタ
226はオフ状態とされる。一方、出力ノード231の
電位が負電位Vbbレベルのときには、MOSトランジ
スタ228がオフ状態となり、MOSトランジスタ22
7がオン状態となり、MOSトランジスタ225をオフ
状態とする。すなわちこのワード線ドライバ240は、
いわゆる「ハーフラッチ」の構成を備えている。これに
より、安定にワード線WLを高電位Vppまたは負電位
bbに設定することができる。
補な論理のアドレス信号である。ロウデコーダ20の出
力がLレベル、アドレス信号XaがHレベルのとき、こ
のワード線ドライバ240は出力ノード231から高電
圧Vppをワード線WL上へ伝達する。ロウデコーダ2
0の出力がHレベルおよび/またはアドレス信号Xaが
Lレベルのときには、このワード線ドライバ240の各
ノード電位はスタンバイ時と同じであり、出力ノード2
31から対応のワード線WL上に負電位Vbbが伝達さ
れる。この図24に示す構成に従えば、ワード線ドライ
バがアドレスデコード機能を備えているため、ロウデコ
ード回路(ロウデコーダ20)でデコードされるアドレ
ス信号の数を低減することができる。したがって、ロウ
デコード回路に含まれるロウデコーダの数および回路規
模を低減することができる。
3の実施例であるDRAMの要部の構成を概略的に示す
図である。図25においては、行選択に関連する回路の
構成のみを示す。図25において、DRAMは、アドレ
スバッファ1からの内部行アドレス信号をデコードし、
メモリセルアレイ10における所定数のワード線を指定
するワード線グループ指定信号を生成するロウデコード
回路2と、このワード線グループ指定信号が指定するワ
ード線グループのうちの特定のワード線を指定する信号
RXおよびZRXを生成するRXデコード回路250
と、ロウデコード回路2からの振幅Vpp−GNDの信
号を振幅Vpp−Vbbの信号に変換するレベル変換回
路252と、レベル変換回路252からの出力に応答し
て、メモリセルアレイ10内のワード線WL(WL0〜
WLn)へRXデコード回路250からの信号RXまた
は負電位Vbbを伝達するワード線ドライブ回路254
を含む。
る様に、振幅Vpp−Vbbの信号を生成する。信号R
XおよびZRXは互いに相補な論理の信号である。図2
6は、図25に示すRXデコード回路の構成の一例を示
す図である。図26においては、1つの信号RXおよび
ZRXに関連する部分の構成のみを示す。ロウデコード
回路2からのワード線グループ指定信号がたとえば4本
のワード線を指定する場合、図26に示す構成が4つ設
けられる。図26において、RXデコード回路250
は、アドレスバッファ1からの内部アドレス信号をデコ
ードするデコード部252と、デコード部252からの
振幅Vcc−GNDの信号を振幅Vpp−Vbbの信号
に変換するとともに、互いに相補な論理の信号RXおよ
びZRXを発生するレベル変換部254を含む。デコー
ド部252は、NAND型デコーダ252aにより構成
される。
えられるデコード部252の振中Vcc−GNDの出力
を反転して振幅GND−Vppの信号を出力するインバ
ータ261と、ノード266上の電位に応答して電源ノ
ード268へ与えられた高電圧Vppを出力ノード26
7aへ伝達するpチャネルMOSトランジスタ262
と、インバータ261の出力に応答して電源ノード26
8に与えられた高電圧Vppを反転出力ノード267b
に伝達するpチャネルMOSトランジスタ263と、出
力ノード267a上の信号電位に応答して反転出力ノー
ド267bへ他方電源ノード269へ与えられた負電位
Vbbを伝達するnチャネルMOSトランジスタ265
と、反転出力ノード267bの電位に応答して出力ノー
ド267aへ他方電源ノード269へ与えられた負電位
Vbbを伝達するnチャネルMOSトランジスタ264
を含む。
成は、図4に示すレベル変換器の構成と同じであり、同
様に動作する。すなわち、デコード部252から接地電
位レベルの出力がノード266へ与えられたとき、出力
ノード267aがpチャネルMOSトランジスタ262
により高電圧Vppレベルにまで充電され、反転出力ノ
ード267bは、nチャネルMOSトランジスタ265
により負電位Vbbレベルにまで放電される。出力ノー
ド267aから高電圧Vppレベルの信号RXが出力さ
れ、反転出力ノード267dから負電位Vbbレベルの
信号ZRXが出力される。
レベルのとき、反転出力ノード267bがpチャネルM
OSトランジスタ263により高電圧Vppレベルにま
で充電され、出力ノード267aがnチャネルMOSト
ランジスタ264に負電位Vbbにまで放電される。し
たがってこの場合には、高電圧Vppレベルの信号ZR
Xと負電位Vbbレベルの信号RXが出力される。図2
7は、図25に示すロウデコート回路、レベル変換回路
およびワード線ドライブ回路の構成を示す図である。図
27においては、1本のワード線WLを選択する部分の
構成を示す。
ワード線グループ指定信号を発生するロウデコーダ20
を含む。ロウデコーダ20は、AND型デコーダ20b
により構成される。レベル変換回路252は、ロウデコ
ーダ20に対応して設けられるレベル変換器300を含
む。レベル変換器300の構成は、図20に示すレベル
変換器31の構成と同じである。対応する部分には同一
の参照符号を付す。ワード線ドライブ回路254は、ワ
ード線WLそれぞれに対応して設けられるワードドライ
バ320を含む。このワードドライバ320は、1つの
レベル変換器300に対して複数個設けられる。ワード
ドライバ320は、レベル変換器300の出力ZWDに
応答して信号RXを対応のワード線WL上へ伝達するp
チャネルMOSトランジスタP5と、レベル変換器30
0からの信号ZWDに応答してワード線WLへ負電位V
bbを伝達するnチャネルMOSトランジスタN8と、
反転信号ZRXに応答してワード線WLへ負電位Vbb
を伝達するnチャネルMOSトランジスタN9を含む。
pチャネルMOSトランジスタP5の基板は高電圧Vp
pを受ける。信号RXおよびワード線WLの振幅は高電
圧Vppと負電位Vbbの間であり、MOSトランジス
タP5におけるPN接合(不純物領域と基板領域の間の
接合)が順方向にバイアスされるのを防止するためであ
る。nチャネルMOSトランジスタN8およびN9の基
板領域へは負電位Vbbが与えられる。次に動作につい
て説明する。
0の動作は先に図20を参照して説明した動作と同じで
ある。AND型デコーダ20bの出力が選択状態を示す
Hレベル(Vccレベル)のとき、レベル変換器300
からは、負電位Vbbレベルの信号ZWDが出力され
る。AND型デコーダ20bの出力が非選択状態を示す
Lレベル(接地電位レベル)のとき、レベル変換器30
0からの信号ZWDは高電圧Vppレベルとなる。レベ
ル変換器300からの信号ZWDが高電圧Vppの場
合、pチャネルMOSトランジスタP5がオフ状態とな
り、nチャネルMOSトランジスタN8がオン状態とな
り、ワード線WLはMOSトランジスタN8により負電
位Vbbに設定される。
MOSトランジスタN8がオフ状態、pチャネルMOS
トランジスタP5がオン状態となる。信号RXが高電圧
Vppレベルのときには、反転信号ZRXは負電位Vb
bレベルであり、MOSトランジスタN9はオフ状態と
なる。ワード線WLはMOSトランジスタT5から高電
圧Vppレベルの信号RXを受けてその電位が高電圧V
ppレベルにまで上昇する。信号ZWDが負電位Vbb
レベルであり、かつ信号RXが負電位Vbbレベルの場
合、ワード線WL上へはMOSトランジスタP5を介し
てこの負電位レベルの信号RXが伝達される。MOSト
ランジスタP5のしきい値電圧をVthpとすると、こ
のMOSトランジスタP5は、Vbb+|Vthp|の
電位をワード線WLへ伝達する。すなわち、ワード線W
Lは、MOSトランジスタP5により、Vbb+|Vt
hp|のレベルに設定される。信号RXが負電位Vbb
レベルのとき、反転信号ZRXは高電圧Vppレベルで
ある。したがってMOSトランジスタN9がオン状態と
なり、このワード線WLの電位を確実に負電位Vbbレ
ベルに設定する。この図27に示すワードドライバ32
0を利用することにより、非選択状態のワード線WLの
電位を確実に負電位Vbbレベルに保持することがで
き、メモリセルに含まれるトランジスタにおけるチャネ
ルリークの発生を抑制し、「ディスターブリフレッシ
ュ」特性を改善することができる。
実施例の第1の変更例の構成を示す図である。図28に
示す構成においては、レベル変換器300の入力部に設
けられたMOSトランジスタ172および173がそれ
ぞれのゲートにアドレス信号Xaおよび反転アドレス信
号ZXaを受ける。他の構成は図27に示す構成と同じ
である。対応する部分には同一の参照番号を付す。図2
8に示すレベル変換器300の構成は、実質的に図21
に示すレベル変換器31の構成と同じである。レベル変
換器300がアドレスデコード機能を有するため、ロウ
デコード回路2に含まれるロウデコーダ20(AND型
デコーダ20d)の数および規模を低減することができ
る。
4の実施例であるDRAMの要部の構成を示す図であ
る。図29において、行選択信号発生回路360は、図
1ないし28に示す実施例において用いられたアドレス
バッファ、ロウデコード回路およびレベル変換回路に対
応する。この行選択信号発生回路360は、またRXデ
コーダを含んでもよい。ワード線ドライブ回路350
は、図1ないし図28に示す実施例において用いられた
ワード線ドライブ回路のいずれであってもよい。ワード
線ドライブ回路350は、メモリセルアレイ10におけ
るワード線WL0〜WLn上へ高電圧Vppまたは負電
位Vbbを外部から与えられるアドレス信号によりアド
レス指定されたワード線および残りのワード線へ伝達す
る機能を満たすことが要求されるだけである。
1の負電位Vbb1を発生する第1の負電位発生回路3
90と、第2の負電位Vbb2を発生する第2の負電位
発生回路380と、テストモード指示信号TEに従って
これら負電位発生回路380および390の出力の一方
を選択してワード線ドライブ回路350へ負電位Vbb
として電源線370を介して伝達する切換回路400を
含む。この切換回路400からの電源線370はまた行
選択信号発生回路360に含まれるレベル変換部および
メモリセルアレイ10の基板領域にも負電位Vbbを供
給する。第1の負電位Vbb1は第2の負電位Vbb2
よりもより負の値である(Vbb2>Vbb1)。次に
動作について簡単に説明する。
ド指示信号TEはLレベルであり、切換回路(この構成
については後に詳細に説明する)400は、第1の負電
位発生回路390が発生する第1の負電位Vbb1を選
択して電源線370上へこの第1の負電位Vbb1を伝
達する。テストモード時には、テストモード指示信号T
EがHレベルとなり、切換回路400は、第2の負電位
発生回路380が発生する第2の電位Vbb2を選択し
て電源線370上に負電位Vbbとして伝達する。テス
ト動作モード時においては、非選択ワード線には、第2
の負電位Vbb2が伝達される。この第2の負電位Vb
b2は第1の負電位Vbb1よりもその絶対値が小さ
い。この場合、容量結合によるワード線電位の浮上が
り、およびビット線の電位の変動の影響を、第1の負電
位Vbb1を用いる場合に比べて受けやすくなる。すな
わち、テスト動作モード時に負電位Vbbの絶対値を小
さくすることにより「ディスターブリフレッシュ」の加
速テストを実行することができる。すなわち、テストモ
ード動作時にメモリトランジスタのゲートへ印加される
負電位Vbbの絶対値を小さくすることにより、このメ
モリトランジスタのチャネル領域に弱い反転領域が形成
されやすくし、チャネルリークによる電荷の移動を生じ
させやすくする。これにより「ディスターブリフレッシ
ュ」の加速テストを実現することができる。
は、第2の負電位発生回路の構成の一例を示す図であ
る。図30において、第2の負電位発生回路380は、
所定の幅および周期を有するクロックパルスφを発生す
る発振器381と、発振器381からノード388cに
伝達されたクロックパルスφを容量結合によりノード3
88aに伝達するためのキャパシタ382と、ノード3
88c上のクロックパルスφを反転するインバータ38
3と、インバータ383からノード388dに伝達され
たクロックパルスを容量結合によりノード388bへ伝
達するキャパシタ384と、ノード388aにその一方
導通端子(ソース)が接続され、そのゲートおよび他方
導通端子(ドレイン)が接地電位GNDに接続され、か
つその基板(バックゲート)がノード388cに接続さ
れるpチャネルMOSトランジスタ385と、そのゲー
トがノード388aに接続され、その一方導通端子がノ
ード388bに接続され、その他方導通端子が接地電位
を受けるように接続されるpチャネルMOSトランジス
タ386と、そのゲートがノード388bに接続され、
その一方導通端子が出力ノードに接続され、その他方導
通端子(ドレイン)がノード388bに接続されるpチ
ャネルMOSトランジスタ387を含む。
基板領域(バックゲート)はともにノード388dに接
続される。MOSトランジスタ385、386、および
387の基板領域(バックゲート)を電源電位Vccレ
ベルに固定せず、内部ノードに接続しているのは、ノー
ド388aおよび388bが負電位となったとき、これ
らのMOSトランジスタ385、386、387の不純
物領域と基板領域の間に印加される電界をできるだけ小
さくするためである。次に動作について簡単に説明す
る。以下の説明においては、MOSトランジスタ38
5、386、および387のしきい値電圧はすべて同じ
であり、その絶対値はVthpであるとする。
ル)に立上がると、キャパシタ382の容量結合により
ノード388aの電位が上昇する。MOSトランジスタ
385がオン状態となり、ノード388を放電し、ノー
ド388aの電位はVthpとなる。一方、インバータ
383によりノード388dの電位はLレベル(接地電
位レベル)となり、ノード388bの電位がキャパシタ
384の容量結合により低下し、負電位となる。MOS
トランジスタ386のゲート電位はVthpであり、M
OSトランジスタ386はオフ状態となる。一方、MO
Sトランジスタ387がオン状態となり、ノード388
dからノード388eへ電子が流出し、出力ノード38
8eの電位が低下する。ノード388eとノード388
dの電位差がVthpとなるとMOSトランジスタ38
8bがオフ状態となる。クロックパルスφがLレベルに
立下がると、キャパシタ382の容量結合により、ノー
ド388aの電位が低下し負電位となり、MOSトラン
ジスタ385がオフ状態、MOSトランジスタ386が
オン状態となる。インバータ383の出力がHレベルに
立上がり、ノード388bの電位がキャパシタ384の
容量結合により上昇しても、MOSトランジスタ386
により、このノード388bの電位は接地電位レベルに
まで放電される。この動作を繰り返すことにより、ノー
ド388bの電位が、GNDと−Vccの間で変化す
る。これにより、出力ノード388eから出力される負
電位Vbb2は、−(Vcc−Vthp)となる。
回路の構成の一例を示す図である。図31において、第
1の負電位発生回路390は、所定の幅および周期を有
するクロックパルスφを発生する発振器391と、クロ
ックパルスφを反転するインバータ392と、クロック
パルスφを容量結合によりノード398aへ伝達するキ
ャパシタ393と、インバータ392の出力を容量結合
によりノード398cへ伝達するキャパシタ394と、
ノード398aと接地電位供給ノードとの間にダイオー
ド接続されるpチャネルMOSトランジスタ395と、
その一方導通端子がノード398cに接続され、その他
方導通端子が接地電位供給ノードに接続され、そのゲー
トがノード398aに接続されるpチャネルMOSトラ
ンジスタ396と、その一方導通端子(ドレイン)がノ
ード398cに接続され、そのゲートがノード398a
に接続され、その他方導通端子(ソース)および基板領
域が出力ノード398aに出力されるnチャネルMOS
トランジスタ397を含む。MOSトランジスタ396
の基板領域はノード398bに接続される。次に動作に
ついて説明する。
Sトランジスタ396および396のしきい値電圧の絶
対値とnチャネルMOSトランジスタ397のしきい値
電圧はすべて等しくVthであるとする。クロックパル
スφがHレベル(Vccレベル)に立上がると、ノード
398aの電位が上昇し、MOSトランジスタ395が
オン状態となる。これにより、ノード398aの電位は
Vthにクランプされる。一方、インバータ392の出
力がLレベルとなり、ノード398cの電位はキャパシ
タ394の容量結合により低下し、負電位となる。MO
Sトランジスタ396がオフ状態となる。一方、MOS
トランジスタ397はオン状態であり、ノード398c
から出力ノード398dへ電子が流出する。これによ
り、出力ノード398dの電位が低下し、ノード398
cの電位とノード398dの電位が等しくなる(MOS
トランジスタ397のゲート電位はVth)。
と、ノード398aの電位がキャパシタ393の容量結
合により低下し、負電位レベルとなり、MOSトランジ
スタ395はオフ状態となる。一方、インバータ392
の出力がHレベルへ立上がり、ノード398cの電位が
キャパシタ394による容量結合により上昇する。ノー
ド398aの電位が負電位であり、MOSトランジスタ
396がオン状態となり、ノード398cの電位を接地
電位レベルへ放電し、MOSトランジスタ397がオフ
状態となる。以降この動作を繰り返すことにより、ノー
ド398cの電位は−Vccと接地電位レベルの間を振
動する。ノード398aの電位はVthと−Vcc+V
thpの間を振動する。これにより、出力ノード398
dから出力される第1の負電位Vbb1は、最終的に−
Vccレベルに到達する。
構成の一例を示す図である。図32において、切換回路
400は、振幅Vccのテストモード指示信号TEのレ
ベルを変換するためのレベル変換器410と、レベル変
換器410の出力に応答して、負電位Vbb1およびV
bb2の一方を選択して電源線370を伝達する選択回
路420を含む。レベル変換器410は、テストモード
指示信号TEに応答して電源ノード418の電源電位V
ccを一方出力ノード417へ伝達するpチャネルMO
Sトランジスタ411と、テストモード指示信号TEを
反転するインバータ413と、インバータ413の出力
に応答して、電源ノード418へ与えられた電源電位V
ccを他方出力ノード416へ伝達するpチャネルMO
Sトランジスタ412と、出力ノード416上の信号電
位に応答して出力ノード417を他方電源ノード419
へ与えられた第1の負電位Vbb1へ放電するnチャネ
ルMOSトランジスタ414と、出力ノード417上の
信号電位に応答して出力ノード416を第1の負電位V
bb1レベルへ放電するnチャネルMOSトランジスタ
415を含む。pチャネルMOSトランジスタ411お
よび412は互いに相補にオン状態となり、nチャネル
MOSトランジスタ414および415は互いに相補的
にオン状態となる。またMOSトランジスタ412およ
び415が互いに相補的にオン状態となり、MOSトラ
ンジスタ411および414は互いに相補的にオン状態
となる。
出力ノード416からの信号電位をゲートに受け、第2
の負電位Vbb2を電源線370へ伝達するnチャネル
MOSトランジスタ421と、レベル変換器410の出
力ノード417の信号電位をゲートに受け、第1の負電
位Vbb1を電源線370へ伝達するnチャネルMOS
トランジスタ422を含む。次に動作について簡単に説
明する。テストモード指示信号TEが接地電位レベルの
Lレベルのとき、MOSトランジスタ411がオン状
態、MOSトランジスタ412がオフ状態となり、出力
ノード417は電源電位Vccレベルに充電される。出
力ノード416は、この出力ノード417上のVccレ
ベルの電位に応答してオン状態となるMOSトランジス
タ415により第1の負電位Vbb1レベルに放電され
る。MOSトランジスタ414は、この出力ノード41
6上の第1の負電位Vbb1レベルの信号に従ってオフ
状態になる。
ジスタ421はオフ状態(Vbb1<Vbb2)、MO
Sトランジスタ422がオン状態となる。したがって、
電源線370へは第1の負電位Vbb1が伝達される。
すなわち、テストモード指示信号TEが非活性状態のL
レベルのときには、通常動作モードが実行され、第1の
負電位Vbb1が選択されて電源線370上に伝達され
る。テストモード指示信号TEが電源電位レベルのHレ
ベルのとき、MOSトランジスタ411がオフ状態、M
OSトランジスタ412がオン状態となり、出力ノード
416の電位が電源電位Vccレベルとなる。この出力
ノード417はMOSトランジスタ414により第1の
負電位Vbb1レベルにまで放電される。MOSトラン
ジスタ415は、この出力ノード417の第1の負電位
Vbb1レベルに従ってオフ状態にある。選択回路42
0においては、出力ノード416からの電源電位Vcc
レベルの信号電位を受けるMOSトランジスタ421が
オン状態、出力ノード417からの第1の負電位Vbb
1レベルの信号電位をゲートに受けるnチャネルMOS
トランジスタ422がオフ状態となる。これにより、電
源線370上には第2の負電位Vbb2が伝達される。
テストモード時に、非選択ワード線へ印加される負電位
Vbbの値を通常動作モード時よりも浅くする(絶対値
を小さくする)ことにより、「ディスターブリフレッシ
ュ」の加速テストを実行することができる。
実施例の第1の変更例の構成を示す図である。図33に
おいては、負電位発生系は、負電位電源線370上へ負
電位Vbbを供給する負電位発生回路430と、負電位
電源線370上の負電位Vbbのレベルを検出し、その
検出結果に従って負電位発生回路430の活性/非活性
を制御する信号BBEを発生するレベル検知回路440
を含む。このレベル検知回路440は、その判断基準レ
ベルがテストモード指定信号φTEにより切換えられ
る。このレベル検知回路440は、負電位電源線370
上の負電位Vbbが予め定められた電位よりもより負と
なった場合には、信号BBEを非活性状態とし、負電位
発生回路430の動作を停止させる。負電位発生回路4
30は、図30および図31に示すチャージポンプ回路
を備えており、このレベル検知回路440からの信号B
BEが非活性状態となったとき、そのチャージポンプ動
作を停止する。これにより、負電位電源線370への負
電荷(電子)の供給が停止され、負電位電源線370上
の負電位Vbbの電位が上昇する。負電位電源線370
上の負電位Vbbが所定のレベル以上となったとき、レ
ベル検知回路440は、信号BBEを活性状態とし、負
電位発生回路340を活性化させる。活性状態の負電位
発生回路430は、負電位電源線370へ電子を供給
し、この負電位電源線370上の電位を低下させる。こ
れにより、負電位発生回路430が負電位電源線370
へ供給する負電位Vbbのレベルは、レベル検知回路4
42により所定の電位レベルに保持される。
に示すワード線ドライブ回路および行選択信号発生回路
ならびにメモリセルアレイ10へ供給される。非選択ワ
ード線上へはこの負電位電源線370上の負電位Vbb
が伝達される。テストモード指定信号φTEに従ってレ
ベル検知回路440が信号BBEの活性/非活性化の基
準レベルを高くする。これにより、テスト動作モード時
には負電位電源線370上の負電位Vbbの電位レベル
が通常動作モード時よりも高くなり、非選択ワード線へ
伝達される負電位Vbbも応じて高くなる。テストモー
ド動作時に非選択ワード線へ伝達される負電位Vbbを
高くすることにより、「ディスターブリフレッシュ」の
加速テストを実現することができる。次に各部の構成に
ついて説明する。
構成の一例を示す図である。図34において、負電位発
生回路430は、クロック信号φを発生する発振器43
1と、発振器431からのクロックパルスφに従ってチ
ャージポンプ動作を行なって負電位Vbbを発生するチ
ャージポンプ回路432を含む。チャージポンプ回路4
32の構成は、図30および図32に示すチャージポン
プ回路のいずれかが利用されればよい。発振器431
は、4段の直列に接続されるインバータ435a、43
5b、435c、および335dと、インバータ435
dの出力とイネーブル信号BBEを受ける2入力NAN
D回路436を含む。NAND回路436の出力は初段
のインバータ435aの入力部へ与えられる。NAND
回路436からクロックパルスφが出力される。発振器
431に含まれるインバータの段数は、偶数であればよ
く、4段に限定される必要はない。
NAND回路436の出力はHレベルに固定される。す
なわちクロックパルスφが変化せず、チャージポンプ回
路432のチャージポンプ動作が禁止される。信号BB
Eが活性状態のHレベルのとき、NAND回路436
は、インバータとして機能する。したがって、発振器4
31は、5段のインバータが直列接続されたリングオシ
レータとして機能し、インバータの段数および遅延時間
により決定されるパルス幅および周期を有するクロック
パルスφを発生する。この周期的に変化するクロックパ
ルスφによりチャージポンプ回路432がチャージポン
プ動作を実行し、負電位Vbbを発生する。信号BBE
によりチャージポンプ回路432を活性/非活性化する
ことができ、負電位Vbbのレベルを所定レベルに維持
することができる(チャージポンプ回路432は、動作
時には負電荷(電子)を負電位電源線370へ供給する
ためである)。
生する回路を示す図である。図35において、テストモ
ード指示信号φTEは、テストモード指定信号TEのレ
ベルを変換するレベル変換器441により発生される。
レベル変換器441の構成は図32に示すレベル変換器
410の構成と同じである。テストモード指示信号TE
は外部から直接与えられてもよく、複数の信号のタイミ
ング関係および所定のアドレス信号ビットの値の組合わ
せにより発生される構成が利用されてもよい。また特定
のピン端子の電位を所定電位レベル以上に上昇させるこ
とによりテストモード指定信号TEが発生される構成が
利用されてもよい。レベル変換器441により、振幅V
cc−GNDレベルのテストモード指定信号TEが、振
幅Vcc−Vbbのテストモード指定信号φTEに変換
される。
40の構成の一例を示す図である。図36において、レ
ベル検知回路440は、負電位電源線370とノード4
47の間に直列に接続される2つのダイオード接続され
たnチャネルMOSトランジスタ441および442
と、MOSトランジスタ441と並列に設けられ、かつ
そのゲートにテストモード指示信号TEを受けるnチャ
ネルMOSトランジスタ446と、ノード448とノー
ド447との間に設けられ、そのゲートに接地電位GN
Dを受けるnチャネルMOSトランジスタ443と、電
源ノード(Vccノード)とノード448の間に設けら
れ、そのゲートに接地電位GNDを受けるpチャネルM
OSトランジスタ444と、出力ノード448上の信号
電位を増幅する2段の直列接続されたインバータ444
aおよび445bを含む。インバータ445dからイネ
ーブル信号BBEが出力される。次に動作について説明
する。
および443のしきい値電圧がすべて同じであり、Vt
hであるとする。ノード447の電位V(447)が、
V(447)=Vbb+2・Vth≦−Vthのとき、
MOSトランジスタ443がオン状態となり、MOSト
ランジスタ441、442、および443を介して電流
が流れ、ノード448の電位が低下する。すなわち、V
bb≦−3・Vthのとき、ノード448の電位が低下
し、信号BBEがLレベルとなり、負電位発生回路43
0(チャージポンプ回路432)の動作が停止される。
が、 V(447)=Vbb+2・Vth>−Vth のとき、MOSトランジスタ443がオフ状態となり、
ノード448の電位はオン状態のpチャネルMOSトラ
ンジスタ444を介して電源電位Vccレベルに充電さ
れる。この場合には、信号BBEがHレベルとされ、負
電位発生回路430(チャージポンプ回路432)が動
作し、負電位Vbbのレベルを低下させる。この動作に
より、負電位電源線370上の負電位Vbbは−3・V
thに保持される。
なると、MOSトランジスタ446がオン状態となり、
MOSトランジスタ441は短絡される。この場合に
は、ノード447の電位V(447)は、 V(447)=Vbb+Vth となる。上の説明と同様にして、 V(447)=Vbb+Vth≦−Vth のときにMOSトランジスタ443がオン状態となり、
信号BBEがLレベルとなる。
号BBEがHレベルとなる。すなわち、テスト動作モー
ド時には、負電位Vbbは、−2・Vthのレベルに設
定される。通常動作モード時に比べて、テストモード時
にはこの負電位Vbbが高くなる。なお、信号BBEが
Lレベルとされるとき、MOSトランジスタ444のオ
ン抵抗を十分大きくしておけば、MOSトランジスタ4
43がオン状態のときに流れる電流を微小電流とするこ
とができ、負電位電源線370へ流れ込む電流値を無視
できる値にすることができる。また、MOSトランジス
タ443がオン状態となるのは、負電位Vbbが所定レ
ベル以下の場合であり、MOSトランジスタ443、4
42、および441を介して負電位電源線370へ電流
を与えることにより、負電位電源線370の電位を上昇
させることができ、より高速で負電位Vbbを所定電位
レベルへ復帰させることができる。
33に示すレベル検知回路の変更例を示す図である。図
37において、レベル検知回路440は、負電位電源線
370とノード447の間に直列に接続されるn個のダ
イオード接続されたnチャネルMOSトランジスタ44
2と、ノード448とノード447の間に設けられるn
チャネルMOSトランジスタ443と、電源ノード(V
ccノード)とノード448の間に設けられ、そのゲー
トに接地電位を受けてプルアップ抵抗として機能するp
チャネルMOSトランジスタ443と、ノード448へ
の信号電位を増幅する2段のインバータ445aおよび
445bを含む。
ランジスタ443のゲートと接地電位供給ノードの間に
設けられる抵抗Rと、抵抗Rに電流Iを供給する可変定
電流源449を含む。可変定電流源449はテストモー
ド指示信号TEに従ってその供給電流が変更される。テ
ストモード指示信号TEが活性状態のとき、可変定電流
源449はその供給電流Iを大きくする。次に動作につ
いて説明する。以下の説明においても、MOSトランジ
スタ442および443のしきい値電圧は同じであり、
Vthであるとする。ノード447の電位はVbb+n
・Vthである。MOSトランジスタ443のゲートの
電位はI・Rである。MOSトランジスタ443は、 I・R−Vth≧Vbb+n・Vth のときにオン状態となり、そうでないときにはオフ状態
となり、信号BBEが各々、LおよびHとなる。
路の場合、 I・R−Vth=Vbb+n・Vth となるように入力信号BBEが発生される。この式を整
理すると、負電位Vbbは、 Vbb=I・R−(n+1)・Vth で表わされる。テスト動作モード時にはテストモード指
示信号TEが活性状態とされ、可変定電流源449が供
給する電流Iの値が大きくされる。すなわち、テストモ
ード動作時には負電位Vbbの電位レベルが上昇する。
トランジスタ443のゲート電位をテストモード指示信
号TEに従って変更することにより、テストモード動作
時の負電位Vbbの電位レベルを通常動作モード時の電
位Vbbのレベルよりも浅くする(絶対値を小さくす
る)ことができる。なお、ノード447と負電位電源線
370の間に直列に接続されるダイオード接続されたn
チャネルMOSトランジスタ442の数nは適当に選ば
れる自然数である。この図35に示すレベル検知回路の
構成の場合、図36に示す構成と比べて、テストモード
動作時の負電位Vbbの電位レベルをより柔軟に設定す
ることができる。図36に示す構成の場合、テストモー
ド時の負電位Vbbの電位レベルはMOSトランジスタ
441のしきい値電圧Vthだけ変化する。図37に示
す構成の場合、テストモード時に変化する負電位Vbb
の電位を、電流Iの値により適当な値に設定することが
できる。
成の一例を示す図である。図38において、可変定電流
源449は、電源電位ノードとノード465の間に接続
されかつそのゲートがノード465に接続されるpチャ
ネルMOSトランジスタ461と、電源電位ノードと出
力ノード466の間に設けられ、そのゲートがノード4
65に接続されるpチャネルMOSトランジスタ462
と、ノード465と接地電位ノードとの間に接続され、
そのゲートに電源電位Vccを受けるnチャネルMOS
トランジスタ463と、ノード465と接地電位ノード
との間に設けられ、そのゲートにテストモード指示信号
TEを受けるnチャネルMOトランジスタ464を含
む。MOSトランジスタ463の電流供給力は、pチャ
ネルMOSトランジスタ461の電流供給よりも小さく
される。
び462はカレントミラー回路を構成する。これらのM
OSトランジスタ461および462のサイズが同じ場
合、MOSトランジスタ461および462は同じ値の
電流を供給する。通常動作モード時には、テストモード
指示信号TEがLレベルであり、nチャネルMOSトラ
ンジスタ464がオフ状態にある。この状態において
は、pチャネルMOトランジスタ461は、MOSトラ
ンジスタ463が有する電流供給力により決定される電
流量を供給する。このMOSトランジスタ461が供給
する電流はMOSトランジスタ462により鏡映されて
出力ノード466から出力される。このMOSトランジ
スタ462が供給するミラー電流Iが図37に示す抵抗
Rへ与えられる。
TEがHレベルとなり、MOSトランジスタ464がオ
ン状態となる。2つのMOSトランジスタ463および
464は並列に接続され、ノード465から接地電位へ
流れる電流量が多くなる。すなわちMOSトランジスタ
461の供給する電流量が増加し、MOSトランジスタ
462からのミラー電流Iが増加する。出力ノード46
6から出力される電流Iの値は、MOSトランジスタ4
63、464のそれぞれのゲート幅とゲート長の比を適
当な値に設定することにより所望の電流変化量を得るこ
とができる。
実施例の第2の変更例の構成を示す図である。図38に
おいては、負電位電流線370に負電位Vbbを供給す
る負電位発生回路470と、負電位電源線370の負電
位Vbbを所定電位レベルにクランプするクランプ回路
480が設けられる。この負電位電源線370上の負電
位Vbbは、図29に示す場合と同様、行選択信号発生
回路でワード線ドライブ回路、およびメモリセルアレイ
などに供給される。クランプ回路480は、テストモー
ド指示信号TEに従ってそのクランプレベルを切換え
る。テストモード指示信号TEは活性状態とされ、テス
ト動作モードが指定されたときには、クランプ回路48
0のクランプレベルは浅く(絶対値が小さく)される。
すなわち、テスト動作モード時に負電位電源線370の
負電位Vbbの電位レベルを高くすることにより、非選
択ワード線に伝達される電位Vbbの電位レベルを高く
し、「ディスターブリフレッシュ」テストの加速テスト
を実現する。次に具体的構成について説明する。
成一例を示す図である。図40において、クランプ回路
480は、接地ノード484と負電位電源線370の間
に設けられ、そのゲートが抵抗Rを介して接地ノード4
84に接続されるnチャネルMOSトランジスタ481
と、ノード483と負電位電源線370の間に設けられ
る可変定電流源482を含む。可変定電流源482は、
テストモード指定信号φTEの反転信号φTEBに従っ
てその供給電流を変更する。テストモード指定信号φT
EBがHレベルのとき、可変定電流源482は、より多
くの電流を供給する。テストモード指定信号φTEBが
負電位VbbレベルのLレベルにあり、テスト動作モー
ドを指定しているとき、可変定電流源482は、この供
給電流を少なくする。
ロア態様で動作する。MOSトランジスタ481のゲー
ト電位(ノード483の電位)は、−I・Rで与えられ
る。MOSトランジスタ481は、負電位電源線370
の負電位Vbbが−I・R−Vthより低くなると、オ
ン状態となり、接地ノード484から電流を負電位電源
線370へ供給し、その電位を上昇させる。負電位Vb
bが、−I・R−Vthよりも高くなると、MOSトラ
ンジスタ481はオフ状態となる。すなわちMOSトラ
ンジスタ481は、負電位Vbbの最低レベルを−I・
R−Vthにクランプする機能を備える。
定され、信号φTEBが負電位Vbbレベルにされたと
き、その供給電流を少なくする。すなわち電流Iの値が
小さくなり、負電位Vbbの電位が上昇する。この構成
により、テスト動作モード時に、負電位Vbbの絶対値
を小さくし、「ディスターブリフレッシュ」の加速テス
トを実現することができる。抵抗Rおよび可変定電流源
482の内部抵抗はともに十分大きな値に設定され、負
電位電源線370へは微小電流が流れ込まないようにさ
れる。
28の構成の一例を示す図である。図41において、可
変定電流源482は、ノード483と負電位電源線37
0の間に設けられ、そのゲートに接地電位を受けるnチ
ャネルMOSトランジスタ486と、ノード483と負
電位電源線370の間に設けられ、そのゲートに反転テ
ストモード指定信号φTEBを受けるnチャネルMOS
トランジスタ487を含む。MOSトランジスタ486
および487のオン抵抗は十分大きい値に設定される。
信号φTEBが負電位Vbbレベルにされ、テストモー
ドを指定するとき、MOSトランジスタ487はオフ状
態とされ、ノード483からMOSトランジスタ286
を介して負電位電源線370へ供給される。MOSトラ
ンジスタ486は、そのゲートとソースの間の電位差|
Vbb|に従って一定の電流を供給する。
レベル)となると、ノード483からはMOSトランジ
スタ486および487を介して電流が負電位電源線3
70へ流れ込む。すなわち、信号φTEBがHレベルの
ときには、2つのMOSトランジスタにより電流が供給
され、流れる電流量が大きくなる。なお、MOSトラン
ジスタ486のゲートは、その流れる電流を小さくする
ため、接地電位GNDにゲートが接続されている。MO
Sトランジスタ486のゲートは電源電位Vccを受け
るように接続されていてもよい。
bの信号であってもよい。信号φTEBは、図32に示
すレベル変換器を利用し、この図32のレベル変換器4
10の出力ノード417から信号φTEBが発生され
る。 [変更例3]図42は、この発明の第4の実施例の第3
の変更例の構成を概略的に示す図である。図42に示す
構成においては、負電位発生回路490および495が
設けられる。第1の負電位発生回路490は、反転テス
トモード指示信号ZTEが通常動作モードを示すHレベ
ルのときに活性化されて負電位Vbb1を発生する。第
2の負電位発生回路495は、テストモード指示信号T
Eがテスト動作モードを示すHレベルのときに活性化さ
れて負電位Vbb2を発生する。負電位Vbb1および
Vbb2は、Vbb1<Vbb2の関係を満足する。す
なわち、テストモード指示信号TEが活性状態にあり、
テスト動作モードが指定されたときには、負電位Vbb
として第2の負電位Vbb2が選択され、非選択ワード
線上に伝達される負電位のレベルが高くされる。これに
より、「デスターブリフレッシュ」の加速テストが実現
される。2つの電位発生回路のうち一方の負電位発生回
路のみが動作するため、負電位発生に必要とされる消費
電力を低減することができる。
負電位発生回路の構成をより詳細に示す図である。図4
3において、第1の負電位発生回路490は、反転テス
トモード指示信号ZTEに応答して活性化され、所定の
幅および周期を有するクロックパルスφ1を発生する発
振器491と、発振器491からのクロックパルスφ1
に従ってチャージポンプ動作により第1の負電位Vbb
1を発生するチャージポンプ回路492を含む。チャー
ジポンプ回路492の構成は、図31に示すものと同様
である。発振器491は、4段のインバータ493a〜
493dと、インバータ493dの出力と反転信号ZT
Eを受けるNAND回路494を含む。NAND回路4
94の出力はインバータ493aの入力部に与えられ
る。NAND回路494からクロックパルスφ1が出力
される。
に応答して活性化され、所定の幅および周期を有するク
ロックパルスφ2を発生する発振器496と、発振器4
96からのクロックパルスφ2に従ってチャージポンプ
動作により第2の負電位Vbb2を発生するチャージポ
ンプ回路497を含む。チャージポンプ回路497の構
成としては、図30に示す構成を利用することができ
る。発振器496は、4段のインバータ497a〜49
7dと、インバータ497aの出力と信号TEを受ける
NAND回路498を含む。NAND回路498の出力
はインバータ497aの入力部へ伝達される。NAND
回路498からクロックパルスφ2が出力される。次に
動作について説明する。
ル(接地電位レベル)、信号ZTEがHレベル(電源電
位Vccレベル)であり、発振器491のNAND回路
494がインバータとして機能し、一方発振器496の
NAND回路498の出力はHレベルに固定される。発
振器491が発振動作をし、周期的に変化するクロック
パルスφ1を発生してチャージポンプ回路492へ与え
る。一方、発振器496からのクロックパルスφ2はH
レベル固定であり、チャージポンプ回路497はチャー
ジポンプ動作を行なわない。したがって、通常動作モー
ド時においては、負電位電源線370上には、チャージ
ポンプ回路492からの第1の負電位Vbb1が伝達さ
れる。
レベル(電源電位Vccレベル)、信号ZTEがLレベ
ル(接地電位レベル)に設定される。このときには、発
振器491のNAND回路494からのクロックパルス
φ1がHレベルに固定され、チャージポンプ回路492
のチャージポンプ動作が停止される。発振器496のN
AND回路498はインバータとして機能し、発振器4
96からクロックパルスφ2が発生される。チャージポ
ンプ回路497はこのクロックパルスφ2に従ってチャ
ージポンプ動作を行ない、負電位電源線370上に第2
の負電位Vbb2を伝達する。
めに消費される電力を大幅に低減することができる。 [第5の実施例]図44は、この発明の第5の実施例で
あるDRAMの要部の構成を示す図である。図44に示
すDRAMは、基板領域に印加される基板バイアスVs
ubを発生する基板バイアス発生回路510と、非選択
ワード線へ伝達されるべき負電位Vbbを発生する負電
位発生回路512を含む。基板バイアス発生回路510
と別に負電位発生回路512を設けることによって、基
板バイアス電圧Vsubおよび負電位Vbbをそれぞれ
独立にその値を変化させることができ、「ダイナミック
リフレッシュ」の加速テストのみならず、後に詳細に説
明する「ポーズリフレッシュ」の加速テストも実現する
ことができる。基板バイアス電圧Vsubおよび負電位
Vbbに要求される条件は、Vsub<Vbbである。
MOSトランジスタの不純物領域と基板領域の間のPN
接合を逆バイアス状態に維持するためである。
の内部ロウアドレス信号をデコードし、メモリセルアレ
イ10内の対応の行(ワード線グループ)を指定する振
幅Vcc−GNDの信号を発生するロウデコード回路5
00と、ロウデコード回路500からの振幅Vcc−G
NDの信号を振幅Vcc−Vbbの信号に変換するレベ
ル変換回路502と、アドレスバッファからの所定のア
ドレス信号をデコードし、振幅Vpp−Vbbの信号を
発生するRXデコーダ504と、レベル変換回路502
の出力WDおよびZWD、ならびにRXデコーダ504
からの出力RXに従ってメモリセルアレイ10へ振幅V
pp−Vbbの信号を伝達するワード線ドライブ回路5
06を含む。高電圧発生回路12の発生する高電圧Vp
pはRXデコーダ504へ与えられる。高電圧Vpp
は、またワード線ドライブ回路506の構成に従ってレ
ベル変換回路502に与えられてもよい。
含まれる1本のワード線に関連するワードドライバの構
成を示す図である。図45において、ワードドライバ5
10は、レベル変換回路502に含まれる対応のレベル
変換器から出力される振幅Vcc−Vbbの信号WDを
ノードAへ伝達するnチャネルMOSトランジスタN1
0と、ノードA上の信号電位に従ってRXデコーダから
の信号RXを対応のワード線WL上へ伝達するnチャネ
ルMOSトランジスタN11と、対応のレベル変換器か
らの信号ZWD(振幅Vcc−Vbb)に従ってワード
線WL上へ負電位Vbbを伝達するnチャネルMOSト
ランジスタN12を含む。MOSトランジスタN12の
基板領域(バックゲート)512へは基板バイアス電圧
Vsubが印加される。この基板バイアス電圧Vsub
は、また同様にMOSトランジスタN10およびN11
へも与えられる。MOSトランジスタN10のゲートへ
は電源電位Vccが与えられる。
負電位VbbレベルのLレベルであり、信号ZWDは電
源電位VccレベルのHレベルである。この状態におい
ては、MOSトランジスタN11がオフ状態、MOSト
ランジスタN12がオン状態となり、ワード線WLには
負電位Vbbが伝達される。選択時には、信号WDが電
源電位VccレベルのHレベルとなり、信号ZWDが負
電位Vbbレベルとなる。MOSトランジスタN12が
オフ状態となり、MOSトランジスタN11がオン状態
となる。信号RXが高電位Vppの場合、このMOSト
ランジスタN11のセルフブースト作用により、ノード
Aの電位が上昇し、高電圧Vppレベルの信号RXがM
OSトランジスタN11を介して対応のワード線WL上
へ伝達される。信号RXが負電位Vbbレベルのとき、
同様にMOSトランジスタN11を介してこの負電位V
bbレベルの信号RXが対応のワード線WL上へ伝達さ
れる。
用のMOSトランジスタの概略断面構造を示す図であ
る。図46において、MOSトランジスタN12は、P
型基板520表面に形成されるPウェル522内に形成
される。MOSトランジスタN12は、Pウェル522
の表面に形成される高濃度N型不純物領域524および
526と、不純物領域524および526の間のチャネ
ル領域上にゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電極
528を含む。不純物領域524へは、低抵抗のたとえ
ばアルミニウム配線層525により負電位Vbbが与え
られる。不純物領域526は、対応のワード線WLに接
続される。ゲート電極528へは、対応のレベル変換器
からの信号ZWDが与えられる。Pウェル522におけ
るMOSトランジスタN12の形成領域はLOCOS膜
(熱酸化膜:フィールド絶縁膜)525aおよび525
bにより規定される。Pウェル522の表面にまた高濃
度P型不純物領域523が形成される。高濃度P型不純
物領域523へは、たとえばアルミニウム配線層である
低抵抗配線層527を介して基板バイアス電圧Vsub
が与えられる。Pウェル522は、高濃度P型不純物領
域523および低抵抗配線層527を介して基板バイア
ス電圧Vsubレベルにバイアスされる。
bに固定されている(バイアスされている)場合には、
この低抵抗配線層527は、特に設けられなくてもよ
い。図47は、メモリセルの概略断面構造を示す図であ
る。図47において、メモリセルは、P型基板520上
に形成されるPウェル530内に形成される。このPウ
ェル530は、図46に示すPウェル522と同じウェ
ルであってもよい。Pウェル522(図46)およびP
ウェル530(図47)は別々のウェルであってもよ
い。なお、Pウェル522が負電圧Vbb,Pウェル5
30が基板電位Vsubにバイアスされるときには、通
常VbbとVsubとの接続を防止するためPウェル5
22を取囲む様にNウェルが形成され、Pウェル522
とP型基板530とは分離される。このNウェルにはP
層を介して負電圧Vbbが印加される。この構造はトリ
プルウェル構造と呼ばれ、ウェル電位が異なるウェルが
同一基板上に複数個形成されるときに用いられる。
される高濃度不純物領域531および532と、不純物
領域531および532の間のチャネル領域上にゲート
絶縁膜を介して形成されるゲート電極533と、不純物
領域532に接続される導電層534と、導電層534
上に絶縁膜536を介して形成される導電層535を含
む。不純物領域532および導電層534はメモリセル
キャパシタの一方電極、すなわちストレージノード(S
N)を形成し、他方導電層535がメモリセルキャパシ
タの他方電極(セルプレートSP)を形成する。通常、
この導電層535へは中間電位Vcc/2が印加され
る。不純物領域531はビット線BL(または/BL)
に接続される。ゲート電極533は対応のワード線WL
に接続される。メモリセルはフィールド絶縁膜537a
および537bにより隣接メモリセルと分離される。
は中間電位Vcc/2のプリチャージ電位が与えられ、
ワード線WLには負電位Vbbが与えられる。Pウェル
には、基板バイアス電圧Vsubが印加される。ストレ
ージノードとなる不純物領域532には、記憶データに
応じた電荷が保持される。Pウェル530の表面には空
乏層538が形成される。ワード線WLに負電位Vbb
が印加される場合、ゲート電極533下のチャネル領域
には、空乏層538が極めて狭い幅を有するかまたはほ
とんど形成されない状態となる。
2とPウェル530は、逆バイアス状態にある(ストレ
ージノードの電位が電源電位Vccまたは接地電位レベ
ルである)。不純物領域532とPウェル530の間の
空乏層538側は広くなる。すなわち、Pウェル530
内の正孔は負電極側に引寄せられ、一方不純物領域53
2においては、このPN接合部分から遠ざけられるため
である。逆バイアス状態のPN接合においては逆方向電
流が生じる。この逆方向電流は、主として空乏層におい
て生成される電子/正孔対の数に比例する生成電流であ
る。通常、空乏層538の幅は、その領域に印加される
電圧の−1/2乗に比例して広がり、この逆バイアス電
圧が大きくなると、逆方向の電流も増加する。したがっ
て、この不純物領域532からPウェル530へ流れる
リーク電流(逆方向電流)により、ストレージノード
(不純物領域532)に情報として記憶された電荷(正
電荷)が流出し、その記憶情報が失われる。このような
逆方向電流(基板リーク電流)を小さくするためには、
不純物領域532における空乏層538の幅にかかる電
圧を小さくするのが望ましい。この基板バイアス電圧V
subと負電位Vbbをそれぞれ独立に設定する構成と
することにより。チャネルリーク電流による記憶情報の
破壊および逆方向電流(基板リーク電流)による記憶情
報の破壊いずれをも適切に抑制することが可能となる。
基板リーク電流によるメモリセルの電荷保持特性を「ポ
ーズリフレッシュ」特性と称す。
態において、基板バイアス電圧Vsubの電位をより負
とすることにより、この基板リーク電流を増加させるこ
とができ、スタンバイ時におけるメモリセルの電荷保持
特性の加速テストを実現することができる。「ポーズリ
フレッシュ」の加速テストを実現する構成は、先の第4
の実施例において説明した「ディスターブリフレッシ
ュ」の加速テストを行なう構成を基板バイアス発生回路
に対して適用することにより実現される。
ては、それぞれ第1ないし第4の実施例において説明し
たものが利用される。基板バイアス電圧Vsubと異な
る負電位Vbbの電位レベルの信号にそれぞれ与えられ
た信号の電位を変換する。メモリセル形成領域において
は、α線によりPウェル内で形成される電子/正孔対に
起因するソフトエラーを防止するために、基板バイアス
電圧Vsubが印加される。これはメモリセルアレイ周
辺領域においても同様であり、したがってワードドライ
バを含むワード線ドライブ回路の基板領域(ウェルまた
は基板)には負の基板バイアス電圧Vsubが印加され
る。残りの周辺領域においてこのような負の基板バイア
ス電圧Vsubが印加されない場合、第1ないし第4の
実施例において説明した負電位Vbbレベルの信号を出
力する部分の回路構成をそのまま利用することができ
る。このような回路形成領域の基板領域にも基板電圧V
subが印加される場合には、図48に一例を示すよう
な構成が利用される。
ある。図48に示すレベル変換器は、ロウデコード回路
に含まれるロウデコーダからの振幅Vcc−GNDの信
号を振幅Vcc−Vbbの信号に変換してワードドライ
バへ与える。図48において、レベル変換器は、入力ノ
ード550へ与えられる信号INを反転するインバータ
551と、入力ノード550の信号電位に応答して、電
源ノード557の電源電位Vccを出力ノード558へ
伝達するpチャネルMOSトランジスタ552と、イン
バータ551の出力に応答して電源ノード557の電源
電位Vccを反転出力ノード559へ伝達するpチャネ
ルMOSトランジスタ553と、出力ノード558上の
信号電位に応答して反転出力ノード559へノード55
6へ与えられた負電位Vbbを伝達するnチャネルMO
Sトランジスタ554と、反転出力ノード559上の信
号電位に応答して出力ノード558へ他方電源ノード5
56へ与えられた負電位Vbbを伝達するnチャネルM
OSトランジスタ555を含む。pチャネルMOSトラ
ンジスタ552および553の基板領域は電源ノード5
57に接続される。nチャネルMOSトランジスタ55
4および555の基板領域(バックゲート)には基板バ
イアス電位Vsubが印加される。
す構成と同様、入力ノード550へ与えられる入力信号
INに従って電源電位Vccと負電位Vbbの振幅を有
する信号WDおよびZWDを出力することができる。図
49に、図48に示すnチャネルMOSトランジスタ5
54の概略断面構造を示す。図49において、MOSト
ランジスタ555は、P型基板560上のPウェル56
2内に形成される。P型基板560には基板バイアス電
圧Vsubが印加され、応じてPウェル562は基板バ
イアス電圧Vsubを受ける。
62の表面に形成される高濃度n型不純物領域564お
よび566と、不純物領域564および566の間のチ
ャネル領域にゲート絶縁膜を介して形成されるゲート電
極568を含む。不純物領域564はノード556を介
して負電位Vbbを受ける。ゲート電極568は図49
に示す反転出力ノード559に接続される。不純物領域
566はノード558に接続され、信号WDを出力す
る。p型基板560はウェルであってもよい。 [ワード線駆動部の変更例] (1) 図50にワードドライバの第1の変更例を示
す。この図50に示すワードドライバへ与えられるレベ
ル変換器からの信号WDおよびZWDは振幅Vpp−V
bbを有する。このようなレベル変換器としては、たと
えば図16に示すレベル変換器を利用することができ
る。図50に示すワードドライバは、ゲートに高電圧V
ppを受けかつ信号WDをノードBに伝達するnチャネ
ルMOSトランジスタN15と、ノードB上の信号電位
に応答して信号RXをワード線WLに伝達するnチャネ
ルMOSトランジスタN16と、信号ZWDに応答して
ワード線WLへ負電位Vbbを伝達するnチャネルMO
SトランジスタN17を含む。
号RXはたとえば図26に示すRXデコーダから発生さ
れ、振幅Vpp−Vbbを有する。MOSトランジスタ
M17の基板領域(バックゲート)へは基板バイアス電
圧Vsubが与えれらる。ワード線WL上には、基板バ
イアス電圧Vsubと独立にその電位レベルを設定する
ことのできる負電位Vbbが伝達される。「ディスター
ブリフレッシュ」および「ポーズリフレッシュ」いずれ
も加速テストを行なうことが可能となる。 (2) 図51は、ワードドライバのさらに他の変更例
を示す図である。図51に示すワードドライバは、高電
圧Vppと負電位Vbbを両電源電圧として動作して、
信号ZWDを反転してワード線WLへ伝達するCMOS
インバータの構成を備える。信号ZWDは、たとえば図
27に示すレベル変換器から与えられる。この信号ZW
Dは、振幅Vpp−Vbbを有する。pチャネルMOS
トランジスタP20は、そのソースおよびバックゲート
(基板領域)がともに高電位Vppを受ける様に接続さ
れる。nチャネルMOSトランジスタN18は、そのソ
ースが負電位Vbbを受けるように接続され、その基板
領域(バックゲート)が基板バイアス電圧Vsubを受
けるように接続される。この図51に示すワードドライ
バの構成においても、基板バイアス電圧Vsubと負電
位Vbbをそれぞれ互いに独立に電位レベルを設定する
ことができ、「ポーズリフレッシュ」および「ディスタ
ーブリフレッシュ」の加速テストを実現することができ
る。また、負電位Vbbを最適な値に設定することがで
きる。
に他の変更例を示す図である。図52においては、振幅
Vpp−Vbbの信号ZWDに応答して信号RX(振幅
Vpp−Vbb)をワード線WL上に伝達するpチャネ
ルMOSトランジスタP21と、信号ZWDに応答して
ワード線WLに負電位Vbbを伝達するnチャネルMO
SトランジスタN20と、反転信号ZRXに応答してワ
ード線WLへ負電位Vbbを伝達するnチャネルMOS
トランジスタN21を含む。MOSトランジスタP21
の基板領域(バックゲート)へは高電圧Vppが印加さ
れる。MOSトランジスタN20およびN21の基板領
域へは基板バイアス電圧Vsubが印加される。信号R
XおよびZRXは振幅Vpp−Vbbを有し、図26に
示すRXデコーダから出力される。
信号ZWDが高電圧Vppのときには、MOSトランジ
スタN20により、ワード線WLは負電位Vbbに放電
される。信号ZWDが負電位Vbbレベルのとき、ワー
ド線WL上にはMOSトランジスタP21を介して信号
RXが伝達される。信号RXが高電位Vppレベルのと
きには、ワード線WLは高電位Vppレベルに昇圧され
る。このとき、信号ZRXは負電位Vbbレベルであ
り、MOSトランジスタN21はオフ状態にある。信号
RXが負電位VbbレベルのLレベルのとき、ワード線
WL上には、MOSトランジスタP21を介して信号R
Xが伝達されるが、ワード線WLの電位はVbb+|V
thp|となる。VthpはMOSトランジスタP21
のしきい値電圧である。反転信号ZRXは高電圧Vpp
レベルのHレベルであり、MOSトランジスタN21が
オン状態となり、ワード線WLは負電位Vbbレベルに
まで放電される。
り、非選択状態のワード線WLを確実に負電位Vbbに
設定することができる。また基板バイアス電圧Vsub
と負電位Vbbとは別々に設定されるため、「ディスタ
ーブリフレッシュ」および「ポーズリフレッシュ」の加
速テストを実現することができる。 (4) ワードドライバのさらに他の変更例 図53は、ワードドライバのさらに他の変更例を示す図
である。図53に示すワードドライバ570は、ロウデ
コーダ20からの振幅Vcc−GNDのデコード信号の
振幅Vpp−Vbbの信号に変換し、この変換した信号
を対応のワード線WL上に伝達する。図53において、
ワードドライバ570は、ロウデコーダ20の出力をノ
ード523に伝達するnチャネルMOSトランジスタ5
71と、ロウデコーダ20の出力をノード574に伝達
するpチャネルMOSトランジスタ572と、ノード5
73の信号電位に応答して電源ノード579上の高電圧
Vppを対応のワード線WL上へ伝出力ノード579c
を介して伝達するpチャネルMOSトランジスタ575
と、ノード574上の信号電位に応答してワード線WL
へ出力ノード579cを介して他方電源ノード579b
に与えられた負電位Vbbを伝達するnチャネルMOS
トランジスタ576と、出力ノード579c上の信号電
位に応答してノード573へ高電圧Vppを伝達するp
チャネルMOSトランジスタ577と、出力ノード57
9cの信号電位に応答してノード574へ負電位Vbb
を伝達するnチャネルMOSトランジスタ578を含
む。
源電位Vccが与えられ、MOSトランジスタ572の
ゲートへは接地電位GNDが与えられる。MOSトラン
ジスタ575および577の基板領域(バックゲート)
は電源ノード579aに接続されて高電圧Vppを受け
る。MOSトランジスタ576および578の基板領域
(バックゲート)には基板バイアス電圧Vsubが与え
られる。ロウデコーダ20は、NAND型デコーダ20
aを含む。ロウデコーダ20により、メモリセルアレイ
において1つのワード線WLが選択される。すなわち、
ロウデコーダ20は与えられたアドレス信号を完全デコ
ードする。ロウデコーダ20の出力が選択状態のLレベ
ルのとき(接地電位GNDレベル)、MOSトランジス
タ575がオン状態、MOSトランジスタ576がオフ
状態となり、出力ノード579cから高電圧Vppが対
応のワード線WL上へ伝達される。このとき、ノード5
74は、MOSトランジスタ578により負電位Vbb
レベルにまで放電され、MOSトランジスタ576は完
全にオフ状態となる。
すHレベル(Vccレベル)のとき、MOSトランジス
タ575がオフ状態、MOSトランジスタ576がオン
状態となる。この場合には、ワード線WLには出力ノー
ド579cを介して負電位Vbbが与えられる。MOS
トランジスタ577がオン状態となり、ノード573の
電位を高電圧Vppレベルに昇圧し、MOSトランジス
タ575をオフ状態とする。図53に示す構成において
も、負電位Vbbは基板バイアス電圧Vsubと別の回
路により発生される。「ディスターブリフレッシュ」お
よび「ポーズリフレッシュ」の加速テストを実現するこ
とができる。
ックゲート)へは、負電位Vbbおよび基板バイアス電
圧Vsubのいずれが与えられてもよい。このワードド
ライバ570における実際のトランジスタの配置におい
てMOSトランジスタ571がMOSトランジスタ57
6および578と同じ基板領域内(またはウェル領域
内)に形成される場合には、MOSトランジスタ571
のバックゲート(基板領域)には基板バイアス電圧Vs
ubが印加される。MOSトランジスタ571の形成さ
れる基板領域(またはウェル領域)がMOSトランジス
タ576および578の基板領域と異なる場合には、M
OSトランジスタ571の基板領域(バックゲート)に
は、基板バイアス電圧Vsubが与えられてもよく、負
電位Vbbが与えられてもよく、またロウデコーダ20
の出力が与えられるように構成されてもよい。
に示すワードドライバ570は、図53に示すワードド
ライバと、その入力段に設けられたMOSトランジスタ
581および582がそれぞれアドレス信号Xaおよび
反転アドレス信号ZXaを受ける点で異なっている。他
の構成は同じであり、対応する部分には同一の参照番号
を付す。この図54に示す構成の場合、ロウデコーダ2
0に含まれるNAND型デコーダ20dに与えられるア
ドレス信号の数は図53に示すロウデコーダ20に含ま
れるNAND型デコーダ20aのそれよりも少ない。ワ
ードドライバ570自身がアドレスデコード機能を有し
かつデコード信号のレベル変換機能を備えているため、
ロウデコード回路の回路規模のみならずワード線駆動回
路の規模を低減することができる。また基板バイアス電
圧Vsubと独立に設定される負電位Vbbを非選択ワ
ード線WLへ伝達することができるため、「ディスター
ブリフレッシュ」および「ポーズリフレッシュ」いずれ
の加速テストをも実現することができる。
例 図55は、ワードドライバのさらに他の変更例を示す図
である。図55において、ワードドライバ580は、信
号ZWDに応答してワード線WL上に駆動信号RXを伝
達するpチャネルMOSトランジスタP31と、信号Z
WDに応答してワード線WLへ負電位Vbbを伝達する
nチャネルMOSトランジスタN31と、反転信号ZR
Xに応答してワード線WLへ負電位Vbbを伝達するn
チャネルMOSトランジスタN32を含む。MOSトラ
ンジスタN31およびN32の基板領域(バックゲー
ト)には負電位Vbbが印加される。MOSトランジス
タP31のバックゲート(基板領域)へは高電圧Vpp
が印加される。
セルMCは、メモリキャパシタMQと、ワード線WL上
の信号電位に応答してビット線BL(または/BL)へ
メモリキャパシタMQを接続するメモリトランジスタM
Tを含む。メモリトランジスタMTの基板領域(バック
ゲート)には基板バイアス電圧Vsubが印加される。
図55に示す構成において、ワードドライバが形成され
る領域とメモリセルアレイ10が形成される領域はそれ
ぞれ別々に形成される。この場合、メモリセルアレイ1
0に印加される基板バイアス電圧Vsubと、ワード線
ドライブ回路(ワードドライバ580)の基板領域に印
加されるバイアス電圧Vbbを別々に設定することがで
きる。図55に示す構成においても、非選択ワード線W
L上には、メモリセルアレイ10の基板領域に印加され
る基板バイアス電圧Vsubと特別に設定される負電位
Vbbが印加される。したがって、「ディスターブリフ
レッシュ」および「ポーズリフレッシュ」の加速テスト
を実現することができる。
6の実施例であるDRAMの要部の構成を概略的に示す
図である。DRAMは複数のメモリセルブロックを含
む。図56においては、半導体チップ700上に形成さ
れる4つのメモリブロック709a、709b、709
cおよび709dを代表的に示す。メモリブロック70
9(709a〜709d)の各々は、メモリセルが行列
状に配列されるメモリブロックM#(M#1〜M#
4)、メモリセルブロックM#から対応の行を選択する
行選択系回路720(720a〜720d)、およびメ
モリセルブロックM#から対応の列を選択するコラムデ
コーダを含む列選択系回路721(721a〜721
d)を含む。この行選択系回路720a〜720dは第
1ないし第5の実施例において説明したレベル変換回路
およびワードドライバのいずれかの構成を備える。DR
AMは、さらに、第1の負電位Vbb1を発生する負電
位発生回路701と、第2の負電位Vbb2を発生する
第2の負電位発生回路702を含む。第1の負電位発生
回路が発生する第1の負電位Vbb1は、第2の負電位
発生回路702が発生する第2の負電位Vbb2よりも
小さい(Vbb1<Vbb2)。第1の負電位Vbb1
は負電位電源線710を介してチップ内部を伝達され、
第2の負電位Vbb2は、負電位電源線712を介して
チップ内部を配設される。
ドレス信号をバッファ処理して内部アドレス信号を発生
するバッファ回路(アドレスバッファ)705と、バッ
ファ回路705からの内部アドレス信号をデコードし、
メモリブロックを指定する信号およびメモリセルブロッ
クM#における行および列を指定する信号を含む。メモ
リブロック709a〜709dそれぞれにおいて、行選
択系回路が設けられており、この行選択系回路の構成に
従ってデコード回路706の構成は異なるが、デコーダ
回路706はバッファ回路705から与えられた内部行
アドレス信号をプリデコードし、デコード信号WDおよ
び/またはZWDならびにワード線駆動信号RXを発生
する構成であってもよい。また、行選択系回路720a
〜720dにおいてレベル変換のみが実行され、デコー
ド回路706が与えられたアドレス信号を完全デコード
する構成が利用されてもよい。
706からのブロック指定信号に従って指定されたメモ
リブロックのみを活性状態とするブロック選択信号BS
iを発生する。メモリブロック709a〜709dそれ
ぞれに対応して第1の負電位Vbb1および第2の負電
位Vbb2の一方を選択して対応の行選択系回路720
a〜720dへ伝達するスイッチ回路708a〜70a
が設けられる。スイッチ回路708a〜708dの各々
は、ブロック選択回路707からのブロック選択信号B
S1〜BS4に従って選択動作を実行する。スイッチ回
路708〜708dは対応のメモリが選択状態とされた
とき、第1の負電位Vbb1を選択して対応の行選択系
回路720(720a〜720d)へ伝達する。スイッ
チ回路708a〜708dは、また、対応のメモリブロ
ックが非選択状態のときには、その絶対値の小さい第2
の負電位Vbb2を選択して対応の行選択系回路720
a〜720dへ伝達する。
となるのは、メモリセルアレイにおいて、ワード線が選
択状態とされ、非選択ワード線の電位が容量結合により
上昇するかまたはビット線の電位が接地電位レベルにま
で放電されるときである。したがって、選択メモリブロ
ックにおいてのみ、非選択ワード線へ伝達する負電位V
bbの値をより負とし、メモリトランジスタにおけるチ
ャネルリークの発生を抑制する。非選択状態のメモリブ
ロックにおいては、スタンバイ状態にあるため、ワード
線およびビット線の電位は変化しない。したがってこの
場合には、非選択ワード線へ伝達される負電位Vbbの
値は少し高くてもよい(「ディスターブリフレッシュ」
の問題は生じず、むしろ「ポーズリフレッシュ」の問題
が生じるため)。したがって、非選択メモリセルブロッ
クにおける非選択ワード線へ伝達される負電位Vbbの
レベルを高くしても、特に問題は生じない。
負電位Vbb1を与える必要がなく、第1の負電位発生
回路は1つのメモリブロックのみを駆動することが要求
されるだけであり、その負荷が軽減され、第1の負電位
発生回路701の消費電力を軽減することができる。ま
た、負電位発生のために2つの負電位発生回路701お
よび702が必要とされるものの、第1の負電位発生回
路1は、1つのメモリブロックのみを駆動し、第2の負
電位発生回路2は、残りのメモリブロックを駆動する。
第1の負電位Vbb1よりも第2の負電位Vbb2の方
が高いため、この第2の負電位発生回路702の消費電
力は第1の負電位発生回路701の消費電力よりも小さ
い。したがって、たとえ2つの負電位発生回路が用いら
れても、第1の負電位発生回路701のみを用いてすべ
てのメモリブロックに対して第1の負電位Vbb1を与
える構成に比べて全体として消費電力を低減することが
できる。
受けるバッファ回路703と、バッファ回路703の出
力に従ってテストモード指示信号TEを発生するテスト
モードシグニチャ回路704が併せて示される。テスト
モードシグニチャ回路704は、このバッファ回路70
3からの内部制御信号の特定のタイミングに従ってテス
トモードが指定されたか否かを判別する。このとき、テ
ストモードシグニチャ回路704は、バッファ回路70
3の出力が特定の状態にあるときに、アドレス信号を受
けるバッファ回路705の出力の特定の内部アドレスビ
ットの値に従ってテストモード指示信号を発生する構成
が利用されてもよい。
テストモード指示信号TEはブロック選択回路707へ
与えられるように示される。テストモード指示信号TE
が活性状態のHレベルのとき、非選択ワード線へ伝達さ
れる負電位Vbbは通常動作時に与えられる負電位より
も浅く(絶対値が小さく)される。図56に示す2つの
負電位発生回路701および702を用いてテストモー
ド(加速テスト)を行なう場合、このテストモード指示
信号TEが活性状態のとき、ブロック選択回路707か
らスイッチ回路708a〜708dへ与えられる選択信
号BSi(BS1〜BS4)は第2の負電位Vbb2を
選択する状態に設定される。ただしブロック選択回路7
07により選択されたメモリブロックに対するアクセス
(または行および列選択動作)は実行される。
の1つのブロック選択信号に関連する部分の構成を示す
図である。図57において、デコード回路506は、メ
モリブロックを選択するためのブロックデコーダ730
を含む。ブロックデコーダ730は、各メモリブロック
に対応して設けられるAND型デコーダ730aを含
む。選択時にはAND型デコーダ730aの出力は電源
電位VccレベルのHレベルとなる。非選択時にはAN
D回路デコーダ730aの出力はLレベル(接地電位レ
ベル)となる。
シグニチャ回路704からのテストモード指示信号TE
をその偽入力に受け、AND型デコーダ730aの出力
をその真入力に受けるゲート回路741と、ゲート回路
741の出力のレベル変換を行なうレベル変換部を含
む。ゲート回路741は、テストモード指示信号TEが
活性状態となりテストモードを指定するとき、接地電位
レベルのLレベルの信号を出力する。テストモード指示
信号TEが非活性状態にありノーマルモードを指定する
とき、ゲート回路741はバッファとして機能する。
を反転するインバータ749と、電源電位Vccを供給
する電源ノード748aと出力ノード747aの間に設
けられ、そのゲートにインバータ749の出力を受ける
pチャネルMOSトランジスタ743と、電源ノード7
48aと出力ノード747bの間に設けられ、そのゲー
トにゲート回路741の出力を受けるpチャネルMOS
トランジスタ742と、第1の負電位Vbb1を受ける
他方電源ノード748bと出力ノード747aの間に設
けられそのゲートに出力ノード747bの信号電位を受
けるnチャネルMOSトランジスタ746と、出力ノー
ド747bと他方電源ノード748bの間に設けられ、
そのゲートに出力ノード747aの信号電位を受けるn
チャネルMOSトランジスタ745を含む。出力ノード
747aからブロック選択信号BSi(i=1〜4)が
出力され、出力ノード747bから反転ブロック選択信
号ZBSiが出力される。次に動作について簡単に説明
する。
レベル変換器410のそれと同じである。通常動作モー
ド時には、テストモード指示信号TEは接地電位レベル
のLレベルである。AND型デコーダ730aの出力が
電源電位Vccレベルの選択状態を示すとき、ゲート回
路741の出力がHレベルとなり、MOSトランジスタ
742がオフ状態、MOSトランジスタ743がオン状
態となる。出力ノード747aからのブロック選択信号
BSiが電源電位VcccレベルのHレベルとなり、出
力ノード747bからの信号ZBSiが第1の負電位V
bb1レベルのLレベルとなる(出力ノード747aの
HレベルによりMOSトランジスタ745がオン状態と
なる)。通常動作モード時においてAND型デコーダ7
30aの出力がLレベルのときには、逆に、ブロック選
択信号BSiが第1の負電位Vbb1レベル、反転ブロ
ック選択信号ZBSiがVccレベルのHレベルとな
る。
きには、ゲート回路741の出力はLレベルとなり、信
号BSiがLレベル(Vbb1レベル、反転信号ZBS
iがHレベル(Vccレベル)となる。すなわち、テス
トモード指示信号TEの活性化時(Hレベル)、そのブ
ロック選択器740は、ブロックデコーダ730から与
えられるブロック指定信号を無視して非選択状態のブロ
ック選択信号をスイッチ回路708a〜708dへ与え
る。スイッチ回路708a〜70dの各々は、与えられ
たブロック選択信号BSiが活性状態のHレベルのとき
には、第1の負電位を選択し、ブロック選択信号BSi
が非選択状態を示す第1の負電位Vbb1レベルのとき
には、それより浅い(絶対値の小さい)第2の負電位V
bb2を選択する。
例を示す図である。図58においては、一つのメモリブ
ロックに関連するスイッチ回路の構成のみを示す。各メ
モリブロックに対して図58に示す構成のスイッチ回路
がそれぞれ設けられる。図58において、スイッチ回路
708(708a〜708d)は、ブロック選択信号B
Siをゲートに受けるnチャネルMOSトランジスタ7
51と、反転ブロック選択信号ZBSiをゲートに受け
るnチャネルMOSトランジスタ710を含む。MOS
トランジスタ751は、ブロック選択信号BSiがHレ
ベル(Vccレベル)のときに第1の負電位Vbb1を
選択して負電位Vbbとして出力する。MOSトランジ
スタ750は、反転ブロック選択信号ZBSiがHレベ
ルのときに第2の負電位Vbb2を選択して負電位Vb
bとして対応のメモリブロックへ伝達する。第1の負電
位Vbb1は第2の負電位Vbb2よりも深い(絶対値
が大きい)ため、信号ZBSiが第1の負電位Vbb1
レベルのときには、MOSトランジスタ750はオフ状
態となる。同様、信号BSiは第1の負電位Vbb1レ
ベルのときには、MOSトランジスタ751はオフ状態
となる。
いて、選択メモリブロックへ第1の負電位Vbb1を付
与し、非選択メモリブロックへそれより絶対値の小さな
第2の負電位Vbb2を与えることができる。テスト動
作モード時には、選択メモリブロックおよび非選択メモ
リブロックいずれにおいても、第2の負電位Vbb2が
与えられる。なお、テストモード指示信号TEの活性時
には、この第1の負電位Vbb1および第2の負電位V
bb2と異なる第3の負電位Vbb3が選択メモリブロ
ックへ与えられる構成が利用されてもよい。ただし、負
電位Vbb3は、Vbb1<Vbb3の関係を満足す
る。
モリブロックにおける負電位の印加態様の第1の例を示
す図である。図59に示す構成においては、スイッチ回
路708がブロック選択信号BSiおよびZBSiに従
って選択する負電位Vbbは行選択系回路720へのみ
与えられる。メモリセルブロックM#(709)の基板
領域には基板バイアス電圧Vsubが印加される。この
基板バイアス電圧Vsubは第1の負電位Vbb1と等
しくされていてもよい。低消費電力という効果に加え
て、図5の実施例における基板バイアス電圧と非選択ワ
ード線に伝達される負電位Vbbを別々に設定すること
ができることにより得られる利点が併せて実現される。
す図である。図60に示す構成においては、スイッチ回
路708が選択する負電位Vbbは行選択系回路720
およびメモリセルブロックM#709の基板領域両者へ
印加される。図60に示す構成の場合、DRAMに形成
される複数のメモリブロックはそれぞれ異なる領域内に
形成され、各メモリブロック形成中のウェル領域にはそ
れぞれ独立に基板バイアス電圧を印加する構成がとられ
る。この構成の場合、基板バイアス電圧の非選択メモリ
ブロックにおいてはその絶対値が小さくされるため、消
費電力を大幅に低減することができる。
707においてブロック選択信号BSiのレベル変換を
行なうように示されている。スイッチ回路708a〜7
08dそれぞれにおいてレベル変換が行なわれる構成が
利用されてもよい。 [変更例]図61は、この発明の第6の実施例であるD
RAMの第1の変更例の構成を示す図である。図61に
おいて、DRAMは、行および列に配列されるメモリセ
ルを有するメモリセルアレイ10と、外部アドレス信号
から内部アドレス信号を生成するアドレスバッファ75
0と、アドレスバッファ750からの内部アドレス信号
に従ってメモリセルアレイ10における対応の行を選択
するとともに選択行を駆動する行選択系回路752を含
む。この行選択系回路752は、アドレスバッファ75
0から与えられたアドレス信号をデコードし、このデコ
ードされた信号をレベル変換するとともに、選択ワード
線に高電圧Vppを伝達し、非選択ワード線へ負電位V
bbを伝達する回路構成を備える。
の内部RAS信号φRASがレベルを変換するレベル変
換器754と、レベル変換器754からの信号RASお
よびZRASに従って第1の負電位発生回路760から
の第1の負電位Vbb1および第2の負電位発生回路7
51からの第2の負電位Vbb2の一方を選択するスイ
ッチ回路756を含む。レベル変換器754は、内部R
AS信号φRASが非活性状態のLレベル(接地電位レ
ベル)のときには第1の負電位Vbb1レベルの信号R
ASを発生する。信号ZRASは信号RASと相補な信
号であり、そのときには電源電位Vccレベルとなる。
レベル変換器754は、内部RAS信号φRASがHレ
ベルのとき、信号RASをHレベル(Vccレベル)、
信号ZRASを負電位Vbb1レベルに設定する。
bb2よりも低い電位である(Vbb1<Vbb2)。
スイッチ回路756は、信号RASがHレベルのとき、
すなわちDRAMのメモリサイクルが始まっている動作
状態のときには第1の負電位Vbb1を選択し、行選択
系回路712とメモリセルアレイの基板領域とへ与え
る。スイッチ回路756は、信号RASが負電位Vbb
1レベルの非活性状態のときには、第2の負電位発生回
路761からの第2の負電位Vbb2を選択し、行選択
系回路752とメモリセルアレイ10の基板領域とへ与
える。すなわち、DRAMのスタンバイ時には、第2の
負電位Vbb2が負電位Vbbとして選択され、メモリ
サイクル開始時には第2の負電位Vbb1が負電位Vb
bとして選択される。ディスターブリフレッシュ特性が
問題となるのは、メモリセル選択動作が行なわれるアク
ティブサイクル(メモリサイクル)期間である。この間
非選択ワード線に伝達される負電位Vbbの値を低くす
る。この構成においてスタンバイ時における基板リーク
電流の抑制(ポーズリフレッシュ特性の改善)および動
作時におけるチャネルリークの抑制(ディスターブリフ
レッシュ特性の改善)両者を実現することができる。
ッチ回路756により第1の負電位Vbb1および第2
の負電位Vbb2の一方を選択して負電位Vbbを発生
している。第1の負電位発生回路760および第2の負
電位発生回路761が内部RAS信号に従って一方が活
性状態とされる構成が利用されてもよい。 [第7の実施例]図62は、この発明の第7の実施例で
あるDRAMの要部の構成を示す図である。図62に示
すDRAMは、メモリセルMCとして、メモリキャパシ
タMQとワード線WL上の信号電位に応答して導通する
メモリトランジスタMPを含む。このメモリトランジス
タMPはpチャネルMOSトランジスタで構成される。
メモリトランジスタMPの基板領域には正のバイアス電
圧Vsbpが印加される。ワード線WLは選択時には負
電位Vbが印加され、非選択時には正の電圧Vpが印加
される。選択時負電位Vbbを印加することにより、p
チャネルMOSトランジスタMPにおけるしきい値電圧
の損失を伴うことなく接地電位GNDレベルの信号をメ
モリキャパシタMQへ伝達することができる。非選択時
にワード線WL上に正の電圧Vp(基板バイアス電圧V
sbp程度またはそれより小さい値)を印加することに
より、メモリトランジスタMPにおける弱反転層の形成
を抑制し、サブスレッショルド電流を大幅に低減するこ
とができる。
選択するための回路構成を併せて示す。ロウデコーダ2
0は、AND型デコーダ20bの構成を備え、選択時V
ccレベルのHレベルの信号を出力し、非選択時接地電
位レベルのLレベルの信号を出力する。レベル変換器8
02は、このAND型デコーダ20dの出力レベルをV
ppレベルおよびVbbレベルに変換する(信号の論理
は維持する)。選択時、信号WDは正の電圧Vpレベル
であり、pチャネルMOSトランジスタ811がオフ状
態、nチャネルMOSトランジスタ812がオン状態と
なり、選択ワード線WLの電位が負電位Vbレベルとな
る。メモリトランジスタMPがオン状態となり、メモリ
キャパシタMQがビット線BLに接続される。
となり、MOSトランジスタ812はオフ状態、MOS
トランジスタ811がオン状態となり、正電位Vpがワ
ード線WL上に伝達される。非選択ワード線上の信号電
位が正の電位Vpであり、このメモリトランジスタのソ
ースとゲートの電位を異ならせることにより、チャネル
リークを抑制する。このメモリセルがメモリトランジス
タとしてpチャネルMOSトランジスタを有する場合、
先の第1ないし第6の実施例において説明した構成にお
いて高電圧Vppを負電位Vbとし、負電位Vbbを正
電位Vpにそれぞれ置換えることにより同様の構成を実
現することができ、応じて同様の効果を得ることができ
る。
択ワード線の電位レベルがメモリトランジスタの基板バ
イアス電圧と同一極性とされ、このメモリトランジスタ
におけるチャネルリークを抑制することができ、「ディ
スターブリフレッシュ」特性の優れた半導体記憶装置を
実現することができる。またこの非選択ワード線に伝達
される電圧レベルを変化させることにより「ディスター
ブリフレッシュ」および「ポーズリフレッシュ」両者の
加速試験を行なうことができ、テスト時間の短縮をも実
現することができる。
アドレス信号が指定する選択ワード線上へは第2の極性
の電圧が伝達され、それ以外の非選択ワード線へはこの
第2の極性と異なる第1の極性の電圧が印加されるた
め、メモリセルに含まれるトランジスタのゲートとソー
スの電位を異ならせることができ、メモリトランジスタ
におけるチャネル領域のサブスレッショルド電流を抑制
することができ、メモリセルの「リフレッシュ」特性を
大幅に改善することができる。請求項2に係る半導体記
憶装置においては、ワード線指定信号が指定するワード
線上に対応のワード線ドライブ手段に含まれる第1のド
ライブ素子から第2の極性の電圧が電圧され、それ以外
の非選択状態のワード線上へは対応のワード線ドライブ
手段に含まれる第2のドライブ素子を介してこの第2の
極性と異なる第1の極性の電圧が伝達される。ワード線
指定信号が指定するワード線以外の非選択ワード線に接
続されるメモリセルにおいては、メモリセルに含まれる
トランジスタのソースとゲートの電位を異ならせること
ができ、メモリトランジスタをより深いオン状態とする
ことができ、メモリトランジスタにおけるチャネルリー
クによる電荷の移動を防止することができ、メモリセル
の電荷保持特性すなわち「ディスターブリフレッシュ」
特性を改善することができる。
は、メモリセル形成領域の基板領域に印加されるバイア
ス電圧とワード線ドライブ手段が非選択ワード線(動作
時におけるアドレス指定されたワード線以外のワード線
およびスタンバイ時におけるすべてのワード線)へ印加
される電圧とは極性は同じであるものの電圧レベルが異
なっている。すなわち、基板領域に印加されるバイアス
電圧と非選択状態のワード線へ伝達される電圧とは別々
にその電圧レベルを設定することができ、メモリセルの
電荷保持特性、すなわち「ディスターブリフレッシュ」
特性および「ポーズリフレッシュ」特性の加速試験を行
なうことができ、テスト時間を短縮することができる。
また、非選択ワード線へは第1の極性の電圧が印加され
るため、このメモリセルにおける電荷のリークを防止す
ることができる。
は、特定動作モード指示信号に従って第1の極性の電圧
のレベルが変更される。この特定動作モード指示信号が
テスト動作モードを指定するときにメモリセルの電荷保
持特性の加速試験を行なうことによりテスト時間を短縮
することができる。特定動作モード指示信号がメモリサ
イクル開始およびスタンバイ状態を示すメモリサイクル
開始指示信号(たとえばロウアドレスストローブ信号)
の場合には、この第1の極性の電圧を発生する回路の消
費電力を低減することができる。
は、メモリアレイは複数のメモリブロックに分割され、
選択ワード線を含むメモリブロックのみが動作状態とな
り、残りのメモリブロックは非選択状態(スタンバイ状
態)を維持する。この選択ワード線を含むメモリブロッ
クに対する非選択ワード線へ伝達される第1の極性の電
圧のレベルが変更される。ビット線(列線)およびワー
ド線(行線)の電位が変化する選択メモリブロック(選
択ワード線を含むメモリブロック)に対してのみ非選択
電圧(非選択ワード線へ伝達される電圧)をメモリトラ
ンジスタのチャネルを介しての電荷のリークを抑制する
電圧レベルに設定し、非選択メモリブロック(選択メモ
リブロック以外のメモリブロック)の非選択電圧は変更
されずスタンバイ時と同じ値を維持する。これにより、
非選択電圧を発生する回路の負荷を軽減することができ
るとともに、消費される電力を低減することができる。
また非選択電圧がメモリブロックのメモリセルアレイ形
成領域の基板領域にも印加される場合には、非選択メモ
リブロックにおける「ポーズリフレッシュ」特性を改善
することができる。
は、メモリサイクル開始指示信号(たとえばロウアドレ
スストローブ信号)の不活性化時すなわちスタンバイ時
には行線へ第1の極性の電圧を印加する電位設定手段が
そのメモリサイクル開始指示信号の活性化時に与えられ
たアドレス信号をデコードし、このデコード結果に従っ
てアドレス指定されたワード線へ第2の極性の電圧を伝
達するとともに残りのワード線へは第1の極性の電圧を
伝達する。したがって、動作時およびスタンバイ時いず
れにおいても非選択状態のメモリセルのトランジスタの
ソース電位およびゲート電位を異ならせることができ、
メモリトランジスタを確実に強いオフ状態とすることが
でき、「ディスターブリフレッシュ」特性を改善するこ
とができる。
は、メモリセルアレイ内の所定数のワード線を指定する
第1のデコード手段の出力と所定数のワード線のうちの
1本のワード線を指定する第2のデコード手段の出力と
に従って各ワード線に対応して設けられたワードドライ
ブ手段が対応のワード線上へ第2のデコード手段の出力
と第1の極性の電圧の一方を伝達する。したがって、プ
リデコード方式の半導体記憶装置においても、アドレス
指定されたワード線と異なるワード線に接続されるメモ
リセルのトランジスタを確実にオフ状態とすることがで
き、そのメモリセルトランジスタのチャネルリークによ
る電荷の移動を抑制することができ、「ディスターブリ
フレッシュ」特性を改善することができる。
は、ワード線ドライブ手段は、アドレス信号のデコード
結果に従って、アドレス指定されたワード線へ第2の極
性の電圧を印加し残りのワード線へ第1の極性の電圧を
印加する。したがってアドレス指定されたワード線以外
のワード線に接続するメモリセルのトランジスタは第1
の極性の電圧をそのゲートに受け、確実にそのソース電
位およびゲート電位を異ならせることができてオフ状態
となり、動作時におけるメモリセルの電荷保持特性すな
わち「ディスターブリフレッシュ」特性が改善される。
は、特定動作モード時には電圧変更手段により非選択状
態のワード線へ印加されるおよび第1の極性の電圧のレ
ベルが変更される。したがって、メモリセルの電荷保持
特性の加速試験を実現することができるともとに、この
第1の極性の電圧発生回路の消費電流を低減することが
できる。請求項10に係る半導体記憶装置においては、
複数のメモリブロックのうちアドレス信号に含まれるブ
ロック指定信号が指定するメモリブロックに対してのみ
非選択状態のワード線へ印加される第1の極性の電圧の
レベルが変更され、「ディスターブリフレッシュ」特性
を改善する最適レベルに設定される。非選択メモリブロ
ックに対しては、スタンバイ時に印加される負電位が保
持される。これにより、すべてのメモリブロックに対し
動作時に必要とされる最適レベルの第1の極性の電圧を
伝達する必要がなく、メモリセルの電荷保持特性を損う
ことなくこの第1の極性電圧発生に必要とされる消費電
流を低減することができる。またこの第1の極性の電圧
がメモリセルの形成される基板領域にも併せて印加され
る場合、非選択メモリブロックにおけるストレージノー
ドから基板領域へのリーク電流の発生を抑制することが
でき、「ポーズリフレッシュ」特性をも改善することが
できる。
は、メモリセル形成領域の基板領域に印加されるバイア
ス電圧と非選択状態のワード線へ伝達される第1の極性
の電圧とは別々に生成されてそれぞれ対応の部分に印加
されるため、「ディスターブリフレッシュ」特性および
「ポーズリフレッシュ」特性いずれの加速試験をも実行
することができ、テスト時間を短縮することができると
ともに、基板バイアス電圧と独立に最適な第1の極性電
圧(非選択ワード線電圧)を設定することができ、効果
的に「ディスターブリフレッシュ」特性を改善すること
ができるとともに最適な基板バイアス電圧を設定するこ
とができ、「ポーズリフレッシュ」特性も併せて改善す
ることができる。
置の要部を構成を概略的に示す図である。
スタの電圧印加条件を示す図である。
れるトランジスタの空乏層の分布状況を概略的に示す図
である。
を示す図である。
である。
伝達用トランジスタおよびメモリセルの概略断面構造を
示す図である。
ランジスタおよびメモリセルの断面構造の変更例を示す
図である。
である。
Sトランジスタの概略断面構造を示す図である。
示す図である。
示す図である。
示す図である。
るための図である。
るための図である。
示す図である。
示す図である。
を示す図である。
示す図である。
示す図である。
要部の構成を示す図である。
構成を示す図である。
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
ライブ回路の構成を示す図である。
ライブ回路の第1の変更例を示す図である。
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
例を示す図である。
線ドライブ回路の構成の一例を示す図である。
線ドライブ回路の第1の変更例の構成を示す図である。
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
の一例を示す図である。
の一例を示す図である。
図である。
装置の第1の変形例を示す図である。
を示す図である。
を発生するための回路構成を概略的に示す図である。
を示す図である。
例を示す図である。
示す図である。
装置の第3の変形例を示す図である。
示す図である。
示す図である。
装置の第4の変更例の構成を概略的に示す図である。
ある。
装置の全体の構成を概略的に示す図である。
れるワードドライバの構成を示す図である。
スタの概略断面構造を示す図である。
メモリセルの概略断面構造およびこの発明の第5の実施
例の効果を説明するための図である。
を示す図である。
スタの概略断面構造を示す図である。
れるワードドライバの構成の一例を示す図である。
れるワードドライバの第1の変形例を示す図である。
れるワードドライバの第2の変形例の構成を示す図であ
る。
装置におけるワード線駆動部のさらに他の変形例を示す
図である。
す図である。
ライバの第6の変形例の構成を示す図である。
の全体の構成を概略的に示す図である。
例を示す図である。
示す図である。
圧と非選択電圧との印加態様の一例を示す図である。
アス電圧および非選択電圧の印加態様の変更例を示す図
である。
装置の変形例を示す図である。
装置の要部の構成を概略的に示す図である。
す図である。
一例を示す図である。
の構成を概略的に示す図である。
を示す図である。
成を概略的に示す図である。
ための図である。
ための図である。
ための図である。
特性を示す図である。
Xデコーダ、4 レベル変換回路、5 ワード線ドライ
ブ回路、6 RASバッファ、10 メモリセルアレ
イ、11 負電位発生回路、12 高電圧発生回路、2
0 ロウデコーダ、30 レベル変換器、31 レベル
変換器、32 レベル変換器、40,40−1〜40−
3 ワードドライバ、N1,N2,N3 nチャネルM
OSトランジスタ、N nチャネルMOSトランジス
タ、200 レベル変換機能付ワード線ドライブ回路、
225 pチャネルMOSトランジスタ、226 nチ
ャネルMOSトランジスタ、250 RXデコード回
路、252 レベル変換回路、254 ワード線ドライ
ブ回路、N8,N9 nチャネルMOSトランジスタ、
P1,P5 pチャネルMOSトランジスタ、350
ワード線ドライブ回路、360 行選択信号発生回路、
380 第2の負電位発生回路、390 第1の負電位
発生回路、400 切換回路、430 負電位発生回
路、440 レベル検知回路、460 負電位発生回
路、480 クランプ回路、490 第1の負電位発生
回路、495 第2の負電位発生回路、500 ロウデ
コード回路、502 レベル変換回路、504 RXデ
コーダ、506 ワード線ドライブ回路、510 基板
バイアス発生回路、512 負電位発生回路、N11,
N12nチャネルMOSトランジスタ、N16,N17
nチャネルMOSトランジスタ、P20 pチャネル
MOSトランジスタ、N18 nチャネルMOSトラン
ジスタ、N21 NチャネルMOSトランジスタ、P2
1 pチャネルMOSトランジスタ、575 pチャネ
ルMOSトランジスタ、576 nチャネルMOSトラ
ンジスタ、580 ワードドライバ、N31,N32
nチャネルMOSトランジスタ、701 負電位発生回
路、702 負電位発生回路、704テストモードシグ
ニチャ回路、706 デコード回路、707 ブロック
選択回路、708a〜708d スイッチ回路、709
a〜709d メモリブロック、752 行選択系回
路、754 レベル変換器、756 スイッチ回路、7
60 第1の負電位発生回路、761 第2の負電位発
生回路、802 レベル変換器、810 ワードドライ
バ、PT pチャネルMOSトランジスタ、NTnチャ
ネルMOSトランジスタ。
Claims (11)
- 【請求項1】 行および列のマトリクス状に配列されか
つ各々が第1の極性のバイアス電位が印加される基板領
域に形成される複数のメモリセルを有するメモリセルア
レイと、 各前記行に対応して設けられ、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数のワード線と、 前記複数のワード線の各々に対応して設けられ、各々
が、対応のワード線がアドレス信号により指定されたと
き前記第1の極性と異なる第2の極性の電圧信号を対応
のワード線上へ伝達するための第1のドライブ素子と、
前記アドレス信号が該対応のワード線とは別のワード線
を指定するとき、該対応のワード線上へ前記第1の極性
の電圧信号を伝達するための第2のドライブ素子とを含
む複数のドライブ手段とを備える、半導体記憶装置。 - 【請求項2】 行および列のマトリクス状に配列されか
つ各々が第1の極性のバイアス電位が印加される基板領
域に形成される複数のメモリセルを有するメモリセルア
レイと、 各前記行に対応して設けられ、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数のワード線と、 アドレス信号に従って前記複数のワード線のうち少なく
とも1本のワード線を指定するワード線指定信号を発生
するワード線指定信号発生手段と、 前記複数のワード線各々に対応して設けられ、各々が第
1のノードと第2のノードとを有しかつ対応のワード線
が前記ワード線指定信号により指定されたとき前記第1
のノードに印加された電圧信号を該対応のワード線上へ
伝達するための第1のドライブ素子と、それ以外のとき
に該対応のワード線上へ前記第2のノードへ印加された
前記第1の極性と同じ極性の電圧信号を該対応のワード
線上へ伝達するための第2のドライブ素子とを有する複
数のワード線ドライブ手段とを備える、半導体記憶装
置。 - 【請求項3】 前記第2のドライブ素子が伝達する電圧
信号の電圧レベルは前記バイアス電圧の電圧レベルとは
異なる、請求項1または2記載の半導体記憶装置。 - 【請求項4】 特定動作モード指示信号に応答して、前
記第2のドライブ素子が伝達する電圧信号をその極性を
変更することなく電圧レベルを変更する手段をさらに備
える、請求項1ないし3のいずれかに記載の半導体記憶
装置。 - 【請求項5】 前記メモリアレイは複数のメモリブロッ
クに分割され、かつ前記アドレス信号は前記複数のメモ
リブロックのうちの特定のメモリブロックを指定するブ
ロック指定信号を含み、 前記ブロック指定信号に従って該対応のメモリブロック
に対して設けられた第2のドライブ素子が伝達する電圧
信号をその極性を変更することなく電圧レベルを変更す
る手段をさらに備える、請求項1ないし4のいずれかに
記載の半導体記憶装置。 - 【請求項6】 行および列のマトリクス状に配列される
複数のメモリセル、 各前記行に対応して設けられ、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数の行線、 各前記列に対応して設けられ、各々に対応の列のメモリ
セルが接続される複数の列線、 メモリサイクル開始指示信号の不活性化時、前記行線の
各々を第1の極性の所定電位に保持するとともに、前記
メモリサイクル開始指示信号の活性化時、与えられたア
ドレス信号をデコードし、該デコード結果に従って前記
アドレス信号が指定する行線へ第2の極性の電圧を伝達
しかつ残りのワード線へ前記第1の極性の電圧を伝達す
るための行電位設定手段と、 前記メモリサイクル開始指示信号の不活性化時、前記複
数の列線の各々を前記第1の極性と逆の第2の極性の電
圧レベルに設定するための列電位設定手段とを備える、
半導体記憶装置。 - 【請求項7】 行および列のマトリクス状に配列される
複数のメモリセル、 各前記行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数のワード線、 第1の極性の電圧を発生する電圧発生手段、 第1のアドレス信号をデコードして前記複数のワード線
から所定数のワード線を指定するワード線グループ指定
信号を発生する第1のデコード手段、 第2のアドレス信号をデコードし、前記所定数のワード
線のうちの1つのワード線を特定するための第1の極性
の電圧と第2の極性の電圧の間の振幅を有するワード線
特定信号を発生する第2のデコード手段、および前記複
数のワード線の各々に対応して設けられ、かつ前記所定
数のワード線ごとにグループ化され、かつさらに各々が
前記第2のデコード手段の出力を受ける第1のノード
と、前記電圧発生手段の発生する電圧を受ける第2のノ
ードと、対応のワード線グループ指定信号を受ける第3
のノードと、前記第3のノードへ与えられたワード線グ
ループ指定信号が活性状態のとき前記第1のノードに与
えられた信号を対応のワード線上へ伝達する第1のドラ
イブ素子と、前記第3のノードへ印加されたワード線グ
ループ指定信号が非活性状態のとき前記第2のノードに
与えられた前記第1の極性の電圧を該対応のワード線上
へ伝達する第2のドライブ素子とを有する複数のワード
線ドライブ手段を備える、半導体記憶装置。 - 【請求項8】 行および列のマトリクス状に配列される
複数のメモリセルと、 各前記行に対応して配置され、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数のワード線と、 前記複数のワード線各々に対応する出力ノードを有し、
与えられたアドレス信号をデコードし、前記複数の出力
ノードのうちの対応の出力ノードに活性状態のワード線
選択信号を発生するデコード手段と、 前記複数のワード線の各々に対応して設けられ、かつ各
々が第1の極性の電圧を受ける第2のノードと、前記第
1の極性と符号の異なる第2の極性の電圧を受ける第1
のノードと、前記デコード手段の対応の出力ノードから
与えられるワード線選択信号の活性化時前記第1のノー
ドに与えられた電圧を対応のワード線上へ伝達する第1
のドライブ素子と、該対応のワード線選択信号の非活性
化時前記第2のノードへ与えられた電圧を該対応のワー
ド線上へ伝達する第2のドライブ素子とを含む複数のワ
ード線ドライブ手段とを備える、半導体記憶装置。 - 【請求項9】 行および列のマトリクス状に配列される
複数のメモリセル、 各前記行に対応して設けられ、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数のワード線、 アドレス信号に従って前記複数のワード線のうち対応の
ワード線を特定するワード線特定信号を発生するワード
線特定手段、 前記ワード線特定手段の出力に応答して、前記ワード線
特定信号が特定するワード線に第1の電圧を伝達しかつ
残りのワード線上に前記第1の電圧と正および負を示す
符号が異なる第2の電圧を伝達する手段、および特定動
作モード指示信号に応答して前記第2の電圧のレベルを
変更する電圧変更手段を備える、半導体記憶装置。 - 【請求項10】 各々が行および列のマトリクス状に配
列される複数のメモリセルを有する複数のメモリブロッ
クと、 前記複数のメモリブロック各々において各行に対応して
設けられ、各々に対応の行のメモリセルが接続される複
数のワード線と、 アドレス信号に従って前記複数のワード線から対応のワ
ード線を特定するワード線特定信号を発生するワード線
選択手段とを備え、前記ワード線選択手段は前記アドレ
ス信号に含まれるブロック指定信号に従って前記複数の
メモリブロックから対応のメモリブロックを指定するブ
ロック指定信号を発生する手段を含み、 前記ワード線選択手段の出力に応答して、前記ワード線
特定信号が特定するワード線上へ第1の電圧を伝達しか
つ残りのワード線へ前記第1の電圧と正および負を示す
符号が異なる第2の電圧を伝達するワード線駆動手段
と、 前記ブロック指定信号に応答して、前記ブロック指定信
号が指定するメモリブロックのワード線へ与えられる前
記第2の電圧の電圧レベルを変更する電圧変更手段を備
える、半導体記憶装置。 - 【請求項11】 行および列のマトリクス状に配列され
かつ各々が第1の極性のバイアス電圧が印加される基板
領域に形成される複数のメモリセル、 各前記行に対応して設けられ、各々に対応の行のメモリ
セルが接続される複数のワード線、 前記バイアス電圧と異なる第1の極性の電圧を発生する
電圧発生手段、およびメモリサイクル開始指示信号に応
答して活性化され、アドレス信号をデコードし該デコー
ド結果に従ってアドレス指定されたワード線上へ前記第
1の極性と逆の極性の第2の極性の電圧を伝達しかつ残
りのワード線へは前記電圧発生手段が発生する電圧を伝
達するワード線選択手段とを備え、前記ワード線選択手
段は前記メモリサイクル開始指示信号の非活性化時前記
電圧発生手段が発生する電圧を各前記ワード線へ伝達す
る手段を含む、半導体記憶装置。
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