JPH07305767A - ロックアップ式無段変速機 - Google Patents
ロックアップ式無段変速機Info
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- JPH07305767A JPH07305767A JP9892594A JP9892594A JPH07305767A JP H07305767 A JPH07305767 A JP H07305767A JP 9892594 A JP9892594 A JP 9892594A JP 9892594 A JP9892594 A JP 9892594A JP H07305767 A JPH07305767 A JP H07305767A
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- Japan
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- vehicle speed
- lockup
- lock
- longitudinal acceleration
- control
- Prior art date
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Links
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H61/00—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
- F16H61/66—Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing specially adapted for continuously variable gearings
- F16H2061/6604—Special control features generally applicable to continuously variable gearings
- F16H2061/6608—Control of clutches, or brakes for forward-reverse shift
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロックアップクラッチの応答遅れ等により、
ロックアップ状態となる車速がばらつくことを防止し、
一定の車速でロックアップ状態とさせる。 【構成】 前後加速度XG が零のときロックアップオン
車速VONは目標ロックアップ車速Vαとなり、前後加速
度XG が増加するにつれてロックアップオン車速VONは
小さくなるよう設定した、前後加速度XG とロックアッ
プオン車速VONとの対応を表す制御マップを予め形成し
ておき、ロックアップ制御時には制御マップを検索して
前後加速度センサ410からの前後加速度XG に対応す
るロックアップオン車速VONを求め、車速Vが検索した
ロックアップオン車速VONに達したときロックアップ制
御を行い、車速Vが目標ロックアップ車速VONよりも小
さい状態からロックアップ制御を開始し目標ロックアッ
プ車速VONでロックアップ状態とさせる。
ロックアップ状態となる車速がばらつくことを防止し、
一定の車速でロックアップ状態とさせる。 【構成】 前後加速度XG が零のときロックアップオン
車速VONは目標ロックアップ車速Vαとなり、前後加速
度XG が増加するにつれてロックアップオン車速VONは
小さくなるよう設定した、前後加速度XG とロックアッ
プオン車速VONとの対応を表す制御マップを予め形成し
ておき、ロックアップ制御時には制御マップを検索して
前後加速度センサ410からの前後加速度XG に対応す
るロックアップオン車速VONを求め、車速Vが検索した
ロックアップオン車速VONに達したときロックアップ制
御を行い、車速Vが目標ロックアップ車速VONよりも小
さい状態からロックアップ制御を開始し目標ロックアッ
プ車速VONでロックアップ状態とさせる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロックアップ式無段変
速機の改良に関するものである。
速機の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、ベルトとプーリとの接触点半径
を変化させ、プーリ比を変化させることによって入出力
の変速比を変更制御するロックアップ式無段変速機にお
いては、例えば、本出願人が先に提案した特開昭61−
105353号公報に記載されているように、変速比の
制御はステップモータによって行っており、このステッ
プモータの回転角を制御することによって可動プーリ片
(可動円錐部材)と固定プーリ片(固定円錐部材)との
間に形成されるプーリ溝の幅を変更制御するようになさ
れている。
を変化させ、プーリ比を変化させることによって入出力
の変速比を変更制御するロックアップ式無段変速機にお
いては、例えば、本出願人が先に提案した特開昭61−
105353号公報に記載されているように、変速比の
制御はステップモータによって行っており、このステッ
プモータの回転角を制御することによって可動プーリ片
(可動円錐部材)と固定プーリ片(固定円錐部材)との
間に形成されるプーリ溝の幅を変更制御するようになさ
れている。
【0003】このとき、変速比の変更制御と共に流体伝
動機構のロックアップ制御も行うようになされており、
例えば、車速が予め設定されたロックアップ車速以上と
なったとき、ロックアップ機構を作動させ、例えば、フ
ルードカップリング等の流体伝動機構において、ロック
アップ油室の油圧を制御することによって、入力側のポ
ンプインペラーと出力側のタービンランナとを機械的に
連結し、ロックアップ状態となるようになされ、このと
き、徐々にロックアップ状態となるようにスムーズオン
制御が行われている。
動機構のロックアップ制御も行うようになされており、
例えば、車速が予め設定されたロックアップ車速以上と
なったとき、ロックアップ機構を作動させ、例えば、フ
ルードカップリング等の流体伝動機構において、ロック
アップ油室の油圧を制御することによって、入力側のポ
ンプインペラーと出力側のタービンランナとを機械的に
連結し、ロックアップ状態となるようになされ、このと
き、徐々にロックアップ状態となるようにスムーズオン
制御が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のロックアップ式無段変速機においては、車速が予め
設定したロックアップオン車速に達したとき、ロックア
ップ制御を開始してロックアップ機構を作動させ、ロッ
クアップ状態とするようになされているため、ロックア
ップクラッチの応答遅れ、或いは、徐々にロックアップ
状態とさせるようスムーズオン制御を行うこと等によっ
て、実際にはロックアップオン車速よりも高い車速でロ
ックアップ状態となり、ロックアップオン車速ではロッ
クアップ状態とさせることができないという未解決の課
題がある。
来のロックアップ式無段変速機においては、車速が予め
設定したロックアップオン車速に達したとき、ロックア
ップ制御を開始してロックアップ機構を作動させ、ロッ
クアップ状態とするようになされているため、ロックア
ップクラッチの応答遅れ、或いは、徐々にロックアップ
状態とさせるようスムーズオン制御を行うこと等によっ
て、実際にはロックアップオン車速よりも高い車速でロ
ックアップ状態となり、ロックアップオン車速ではロッ
クアップ状態とさせることができないという未解決の課
題がある。
【0005】また、車体速はスロットル開度が一定であ
る場合でも路面勾配等の走行負荷によってばらつきがあ
るため、スロットル開度等でロックアップオン車速を補
正するようなされているが、この場合、ロックアップ状
態となるのが早すぎて、駆動力不足が生じてしまうこと
があるという問題もある。そして、これを回避するため
に、本出願人が先に提案した特開昭56−124758
号公報に記載されているように、例えば、車速及びスロ
ットル開度と、この車速及びスロットル開度で平坦路を
走行した場合に当然得られるべき加速度α′とを予め対
応付けしておき、この対応付けから車速センサ及びスロ
ットル開度センサからの車速及びスロットル開度に対応
する当然得られるべき加速度α′を検索し、この記憶加
速度α′と、車速センサからの車速を微分処理すること
によって算出した実加速度αとをもとに走行負荷を検出
し、また、車速をもとに変速位置を検出し、これら走行
負荷と変速位置とに応じて、例えば、予定通りの加速力
が得られ低負荷時である場合には、ロックアップ車速を
変速位置に応じてそれぞれ比較的低い値に設定し、逆
に、予定通りの加速力が得られない高負荷時である場合
には、ロックアップオン車速を変速位置に応じてそれぞ
れ比較的高い車速に設定するようになされ、低負荷時に
は比較的早くロックアップ状態とさせることにより燃費
をかせぎ、高負荷時には比較的遅くロックアップ状態と
させることによりトルクコンバータのトルク増大作用を
有効に利用して、要求通りの加速力を得るようにするロ
ックアップ制御方法が提案されているが、これは自動変
速機に適用した場合について説明したものであって、こ
のロックアップ制御方法を無段変速機に適用した場合に
は、無段変速機の変速位置を演算等によって算出する必
要があるが、この演算処理がかなり複雑になり無段変速
機に適用するのは困難である。
る場合でも路面勾配等の走行負荷によってばらつきがあ
るため、スロットル開度等でロックアップオン車速を補
正するようなされているが、この場合、ロックアップ状
態となるのが早すぎて、駆動力不足が生じてしまうこと
があるという問題もある。そして、これを回避するため
に、本出願人が先に提案した特開昭56−124758
号公報に記載されているように、例えば、車速及びスロ
ットル開度と、この車速及びスロットル開度で平坦路を
走行した場合に当然得られるべき加速度α′とを予め対
応付けしておき、この対応付けから車速センサ及びスロ
ットル開度センサからの車速及びスロットル開度に対応
する当然得られるべき加速度α′を検索し、この記憶加
速度α′と、車速センサからの車速を微分処理すること
によって算出した実加速度αとをもとに走行負荷を検出
し、また、車速をもとに変速位置を検出し、これら走行
負荷と変速位置とに応じて、例えば、予定通りの加速力
が得られ低負荷時である場合には、ロックアップ車速を
変速位置に応じてそれぞれ比較的低い値に設定し、逆
に、予定通りの加速力が得られない高負荷時である場合
には、ロックアップオン車速を変速位置に応じてそれぞ
れ比較的高い車速に設定するようになされ、低負荷時に
は比較的早くロックアップ状態とさせることにより燃費
をかせぎ、高負荷時には比較的遅くロックアップ状態と
させることによりトルクコンバータのトルク増大作用を
有効に利用して、要求通りの加速力を得るようにするロ
ックアップ制御方法が提案されているが、これは自動変
速機に適用した場合について説明したものであって、こ
のロックアップ制御方法を無段変速機に適用した場合に
は、無段変速機の変速位置を演算等によって算出する必
要があるが、この演算処理がかなり複雑になり無段変速
機に適用するのは困難である。
【0006】さらに、燃費を向上させるために、低車速
でロックアップ状態とさせる制御を行うロックアップ制
御の目的を達成するためには、実際にロックアップ状態
となる車速がばらつくということは大きな問題であり、
特に、低車速時でもロックアップ状態とすることの可能
な無段変速機においては、大いに問題である。そこで、
この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされ
たものであり、目標とするロックアップ車速で確実にロ
ックアップ状態とさせることのできるロックアップ式無
段変速機を提供することを目的としている。
でロックアップ状態とさせる制御を行うロックアップ制
御の目的を達成するためには、実際にロックアップ状態
となる車速がばらつくということは大きな問題であり、
特に、低車速時でもロックアップ状態とすることの可能
な無段変速機においては、大いに問題である。そこで、
この発明は、上記従来の未解決の課題に着目してなされ
たものであり、目標とするロックアップ車速で確実にロ
ックアップ状態とさせることのできるロックアップ式無
段変速機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に係わるロックアップ式無段変速機は、図
1の基本構成図に示すように、駆動源の駆動力をロック
アップ機能を有する流体伝動機構を介して無段変速機に
伝達するようにしたロックアップ式無段変速機におい
て、車両の前後加速度を直接検出する前後加速度検出手
段と、該前後加速度検出手段の検出値からロックアップ
オン車速を設定するロックアップオン車速設定手段と、
車速を検出する車速検出手段と、該車速検出手段の検出
値が前記ロックアップオン車速設定手段で設定したロッ
クアップオン車速に達したとき前記流体伝動機構のロッ
クアップ制御を開始するロックアップ制御手段とを備え
ることを特徴としている。
に、請求項1に係わるロックアップ式無段変速機は、図
1の基本構成図に示すように、駆動源の駆動力をロック
アップ機能を有する流体伝動機構を介して無段変速機に
伝達するようにしたロックアップ式無段変速機におい
て、車両の前後加速度を直接検出する前後加速度検出手
段と、該前後加速度検出手段の検出値からロックアップ
オン車速を設定するロックアップオン車速設定手段と、
車速を検出する車速検出手段と、該車速検出手段の検出
値が前記ロックアップオン車速設定手段で設定したロッ
クアップオン車速に達したとき前記流体伝動機構のロッ
クアップ制御を開始するロックアップ制御手段とを備え
ることを特徴としている。
【0008】また、請求項2に係わるロックアップ式無
段変速機は、図1の基本構成図に示すように、駆動源の
駆動力をロックアップ機能を有する流体伝動機構を介し
て無段変速機に伝達するようにしたロックアップ式無段
変速機において、車両の前後加速度を直接検出する前後
加速度検出手段と、該前後加速度検出手段の検出値から
該検出値が大きくなるほどロックアップオン車速を小さ
く設定するロックアップオン車速設定手段と、車速を検
出する車速検出手段と、該車速検出手段の検出値が前記
ロックアップオン車速設定手段で設定したロックアップ
オン車速に達したとき前記流体伝動機構のロックアップ
制御を開始し、徐々にロックアップ状態に移行させるロ
ックアップ制御手段とを備えることを特徴としている。
段変速機は、図1の基本構成図に示すように、駆動源の
駆動力をロックアップ機能を有する流体伝動機構を介し
て無段変速機に伝達するようにしたロックアップ式無段
変速機において、車両の前後加速度を直接検出する前後
加速度検出手段と、該前後加速度検出手段の検出値から
該検出値が大きくなるほどロックアップオン車速を小さ
く設定するロックアップオン車速設定手段と、車速を検
出する車速検出手段と、該車速検出手段の検出値が前記
ロックアップオン車速設定手段で設定したロックアップ
オン車速に達したとき前記流体伝動機構のロックアップ
制御を開始し、徐々にロックアップ状態に移行させるロ
ックアップ制御手段とを備えることを特徴としている。
【0009】また、請求項3に係わるロックアップ式無
段変速機は、図2の基本構成図に示すように、駆動源の
駆動力をロックアップ機能を有する流体伝動機構を介し
てVベルト式無段変速機に伝達するようにしたロックア
ップ式無段変速機において、車両の前後加速度を直接検
出する前後加速度検出手段と、該前後加速度検出手段の
検出値から該検出値が大きくなるほどロックアップオン
車速を小さく設定するロックアップオン車速設定手段
と、車速を検出する車速検出手段と、前記流体伝動機構
の入力側と出力側との滑り状態を検出する滑り状態検出
手段を有し、前記車速検出手段の検出値が前記ロックア
ップオン車速設定手段で設定したロックアップオン車速
に達したとき前記流体伝動機構のロックアップ制御を開
始し、前記滑り状態検出手段の検出状態に応じて徐々に
ロックアップ状態に移行させるロックアップ制御手段と
を備えることを特徴としている。
段変速機は、図2の基本構成図に示すように、駆動源の
駆動力をロックアップ機能を有する流体伝動機構を介し
てVベルト式無段変速機に伝達するようにしたロックア
ップ式無段変速機において、車両の前後加速度を直接検
出する前後加速度検出手段と、該前後加速度検出手段の
検出値から該検出値が大きくなるほどロックアップオン
車速を小さく設定するロックアップオン車速設定手段
と、車速を検出する車速検出手段と、前記流体伝動機構
の入力側と出力側との滑り状態を検出する滑り状態検出
手段を有し、前記車速検出手段の検出値が前記ロックア
ップオン車速設定手段で設定したロックアップオン車速
に達したとき前記流体伝動機構のロックアップ制御を開
始し、前記滑り状態検出手段の検出状態に応じて徐々に
ロックアップ状態に移行させるロックアップ制御手段と
を備えることを特徴としている。
【0010】また、請求項4に係わるロックアップ式無
段変速機は、請求項1乃至3の何れかに記載の車速設定
手段は、前後加速度とロックアップオン車速との対応を
表す制御マップを有し、該制御マップから前記前後加速
度検出手段の検出値に対応するロックアップオン車速を
検索しこれをロックアップオン車速として設定すること
を特徴としている。
段変速機は、請求項1乃至3の何れかに記載の車速設定
手段は、前後加速度とロックアップオン車速との対応を
表す制御マップを有し、該制御マップから前記前後加速
度検出手段の検出値に対応するロックアップオン車速を
検索しこれをロックアップオン車速として設定すること
を特徴としている。
【0011】
【作用】請求項1に係わるロックアップ式無段変速機
は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加速度検出
手段で直接検出した前後加速度検出値からロックアップ
オン車速を設定し、車速検出手段の検出値がロックアッ
プオン車速設定手段で設定したロックアップオン車速に
達したとき、ロックアップ制御手段により流体伝動機構
のロックアップ制御を開始することにより、車両の走行
状態に応じてロックアップ制御を開始するので、例え
ば、走行路面の負荷等により車両の走行状態が変化した
場合でも一定の車速でロックアップ状態とさせることが
できる。
は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加速度検出
手段で直接検出した前後加速度検出値からロックアップ
オン車速を設定し、車速検出手段の検出値がロックアッ
プオン車速設定手段で設定したロックアップオン車速に
達したとき、ロックアップ制御手段により流体伝動機構
のロックアップ制御を開始することにより、車両の走行
状態に応じてロックアップ制御を開始するので、例え
ば、走行路面の負荷等により車両の走行状態が変化した
場合でも一定の車速でロックアップ状態とさせることが
できる。
【0012】また、請求項2に係わるロックアップ式無
段変速機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加
速度検出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前
後加速度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速
が小さくなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定
したロックアップオン車速に達したとき、ロックアップ
制御手段によってロックアップ制御を開始して徐々にロ
ックアップ状態に移行させることにより、例えば、上り
坂等では前後加速度検出値が減少するのでロックアップ
オン車速を大きく設定し、下り坂等では前後加速度検出
値が増加するのでロックアップオン車速を小さく設定
し、車両の走行状態に応じてロックアップオン車速を設
定するので、路面の走行負荷等に係わらず一定の車速で
ロックアップ状態とさせることができる。
段変速機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加
速度検出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前
後加速度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速
が小さくなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定
したロックアップオン車速に達したとき、ロックアップ
制御手段によってロックアップ制御を開始して徐々にロ
ックアップ状態に移行させることにより、例えば、上り
坂等では前後加速度検出値が減少するのでロックアップ
オン車速を大きく設定し、下り坂等では前後加速度検出
値が増加するのでロックアップオン車速を小さく設定
し、車両の走行状態に応じてロックアップオン車速を設
定するので、路面の走行負荷等に係わらず一定の車速で
ロックアップ状態とさせることができる。
【0013】また、請求項3に係わるロックアップ式無
段変速機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加
速度検出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前
後加速度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速
が小さくなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定
したロックアップオン車速に達したときロックアップ制
御手段によってロックアップ制御を開始し滑り状態検出
手段で検出した流体伝動機構の入力側と出力側との滑り
状態に応じて徐々にロックアップ状態に移行させること
により、例えば、上り坂等では前後加速度検出値が減少
するのでロックアップオン車速を大きく設定し、車両の
走行状態に応じてロックアップオン車速を設定するので
路面の走行負荷等に係わらず一定の車速でロックアップ
状態とさせることができ、また、前後加速度検出値が大
きいほど滑り状態検出手段の検出状態が大きくなりより
ゆっくりロックアップ状態となるよう制御されるが、前
後加速度検出値が大きいほどロックアップオン車速を小
さく設定し、低車速状態からロックアッップ制御を開始
するので、一定の車速でロックアップ状態とさせること
ができる。
段変速機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加
速度検出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前
後加速度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速
が小さくなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定
したロックアップオン車速に達したときロックアップ制
御手段によってロックアップ制御を開始し滑り状態検出
手段で検出した流体伝動機構の入力側と出力側との滑り
状態に応じて徐々にロックアップ状態に移行させること
により、例えば、上り坂等では前後加速度検出値が減少
するのでロックアップオン車速を大きく設定し、車両の
走行状態に応じてロックアップオン車速を設定するので
路面の走行負荷等に係わらず一定の車速でロックアップ
状態とさせることができ、また、前後加速度検出値が大
きいほど滑り状態検出手段の検出状態が大きくなりより
ゆっくりロックアップ状態となるよう制御されるが、前
後加速度検出値が大きいほどロックアップオン車速を小
さく設定し、低車速状態からロックアッップ制御を開始
するので、一定の車速でロックアップ状態とさせること
ができる。
【0014】また、請求項4に係わるロックアップ式無
段変速機は、車速設定手段は、前後加速度とロックアッ
プオン車速との対応を表す制御マップを有し、該制御マ
ップから前後加速度検出手段の検出値に対応するロック
アップオン車速を検索しこれをロックアップオン車速と
して設定し、ロックアップオン車速の設定を容易に行
う。
段変速機は、車速設定手段は、前後加速度とロックアッ
プオン車速との対応を表す制御マップを有し、該制御マ
ップから前後加速度検出手段の検出値に対応するロック
アップオン車速を検索しこれをロックアップオン車速と
して設定し、ロックアップオン車速の設定を容易に行
う。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図3は本発明の一実施例を示す無段変速機の動力
伝達機構を示すスケルトン図である。図中、10は駆動
源としてのエンジンであって、その出力軸10aに流体
伝動機構であるフルードカップリング12が連結されて
いる。このフルードカップリング12は、ロックアップ
機構付きのものであり、ロックアップ油室12aの油圧
を制御することにより、入力側のポンプインペラー12
bと出力側のタービンライナ12cとを機械的に連結可
能、又は切り離し可能である。フルードカップリング1
2の出力側は回転軸13と連結されている。回転軸13
は前後進切換機構15と連結されている。前後進切換機
構15は、遊星歯車機構17、前進用クラッチ40及び
後進用ブレーキ50を有している。
する。図3は本発明の一実施例を示す無段変速機の動力
伝達機構を示すスケルトン図である。図中、10は駆動
源としてのエンジンであって、その出力軸10aに流体
伝動機構であるフルードカップリング12が連結されて
いる。このフルードカップリング12は、ロックアップ
機構付きのものであり、ロックアップ油室12aの油圧
を制御することにより、入力側のポンプインペラー12
bと出力側のタービンライナ12cとを機械的に連結可
能、又は切り離し可能である。フルードカップリング1
2の出力側は回転軸13と連結されている。回転軸13
は前後進切換機構15と連結されている。前後進切換機
構15は、遊星歯車機構17、前進用クラッチ40及び
後進用ブレーキ50を有している。
【0016】遊星歯車機構17は、サンギヤ19と、2
つのピニオンギヤ21及び23を有するピニオンキャリ
ア25と、インターナルギヤ27とから構成されてい
る。2つのピニオンギヤ21及び23は互いに噛合して
おり、ピニオンギヤ21はサンギヤ19と噛合してお
り、またピニオンギヤ23はインターナルギヤ27と噛
合している。サンギヤ19は常に回転軸13と一体に回
転するように連結されている。ピニオンキャリア25は
前進用クラッチ40によって回転軸13と連結可能であ
る。また、インターナルギヤ27は後進用ブレーキ50
によって静止部に対して固定可能である。ピニオンキャ
リア25は回転軸13の外周に配置された駆動軸14と
連結され、この駆動軸14には駆動プーリ16が設けら
れている。
つのピニオンギヤ21及び23を有するピニオンキャリ
ア25と、インターナルギヤ27とから構成されてい
る。2つのピニオンギヤ21及び23は互いに噛合して
おり、ピニオンギヤ21はサンギヤ19と噛合してお
り、またピニオンギヤ23はインターナルギヤ27と噛
合している。サンギヤ19は常に回転軸13と一体に回
転するように連結されている。ピニオンキャリア25は
前進用クラッチ40によって回転軸13と連結可能であ
る。また、インターナルギヤ27は後進用ブレーキ50
によって静止部に対して固定可能である。ピニオンキャ
リア25は回転軸13の外周に配置された駆動軸14と
連結され、この駆動軸14には駆動プーリ16が設けら
れている。
【0017】駆動プーリ16は、駆動軸14と一体に回
転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置さ
れてV字状プーリ溝を形成すると共に、駆動プーリシリ
ンダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸方向
に移動可能である可動円錐板22とから構成されてい
る。なお、駆動プーリシリンダ室20は、室20a及び
20bの2室からなり、後述する従動プーリシリンダ室
32の2倍の受圧面積を有している。駆動プーリ16は
Vベルト24によって従動プーリ26と伝動可能に連結
されている。
転する固定円錐板18と、固定円錐板18に対向配置さ
れてV字状プーリ溝を形成すると共に、駆動プーリシリ
ンダ室20に作用する油圧によって駆動軸14の軸方向
に移動可能である可動円錐板22とから構成されてい
る。なお、駆動プーリシリンダ室20は、室20a及び
20bの2室からなり、後述する従動プーリシリンダ室
32の2倍の受圧面積を有している。駆動プーリ16は
Vベルト24によって従動プーリ26と伝動可能に連結
されている。
【0018】従動プーリ26は、従動軸28上に設けら
れ、従動軸28と一体に回転する固定円錐板30と、固
定円錐板30に対向配置されてV字状プーリ溝を形成す
ると共に、従動プーリシリンダ室32に作用する油圧に
よって従動軸28の軸方向に移動可能である可動円錐板
34とから構成されている。これらの駆動プーリ16、
Vベルト24及び従動プーリ26により、Vベルト式無
段変速機構29が構成される。従動軸28には駆動ギヤ
46が固着されており、この駆動ギヤ46はアイドラ軸
52上のアイドラギヤ48と噛合している。アイドラ軸
52に設けられたピニオンギヤ54はファイナルギヤ4
4と常に噛合している。ファイナルギヤ44には、差動
装置56を構成する一対のピニオンギヤ58及び60が
取付けられており、このピニオンギヤ58及び60と一
対のサイドギヤ62及び64が噛合しており、サイドギ
ヤ62及び64は夫々出力軸66及び68と連結されて
いる。
れ、従動軸28と一体に回転する固定円錐板30と、固
定円錐板30に対向配置されてV字状プーリ溝を形成す
ると共に、従動プーリシリンダ室32に作用する油圧に
よって従動軸28の軸方向に移動可能である可動円錐板
34とから構成されている。これらの駆動プーリ16、
Vベルト24及び従動プーリ26により、Vベルト式無
段変速機構29が構成される。従動軸28には駆動ギヤ
46が固着されており、この駆動ギヤ46はアイドラ軸
52上のアイドラギヤ48と噛合している。アイドラ軸
52に設けられたピニオンギヤ54はファイナルギヤ4
4と常に噛合している。ファイナルギヤ44には、差動
装置56を構成する一対のピニオンギヤ58及び60が
取付けられており、このピニオンギヤ58及び60と一
対のサイドギヤ62及び64が噛合しており、サイドギ
ヤ62及び64は夫々出力軸66及び68と連結されて
いる。
【0019】上記のような動力伝達機構にエンジン10
の出力軸10aから入力された回転力は、フルードカッ
プリング12及び回転軸13を介して前後進切換機構1
5に伝達され、前進用クラッチ40が締結されると共
に、後進用ブレーキ50が解放されている場合には一体
回転状態となっている遊星歯車機構17を介して回転軸
13の回転力が同じ回転方向のまま駆動軸14に伝達さ
れ、一方前進用クラッチ40が解放されると共に、後進
用ブレーキ50が締結されている場合には遊星歯車機構
17の作用により回転軸13の回転力は回転方向が逆に
なった状態で駆動軸14に伝達される。駆動軸14の回
転力は駆動プーリ16、Vベルト24、従動プーリ2
6、従動軸28、駆動ギヤ46、アイドラギヤ48、ア
イドラ軸52、ピニオンギヤ54及びファイナルギヤ4
4を介して差動装置56に伝達され、出力軸66及び6
8が前進方向又は後進方向に回転する。なお、前進用ク
ラッチ40及び後進用ブレーキ50の両方が解放されて
いる場合には動力伝達機構は中立状態となる。
の出力軸10aから入力された回転力は、フルードカッ
プリング12及び回転軸13を介して前後進切換機構1
5に伝達され、前進用クラッチ40が締結されると共
に、後進用ブレーキ50が解放されている場合には一体
回転状態となっている遊星歯車機構17を介して回転軸
13の回転力が同じ回転方向のまま駆動軸14に伝達さ
れ、一方前進用クラッチ40が解放されると共に、後進
用ブレーキ50が締結されている場合には遊星歯車機構
17の作用により回転軸13の回転力は回転方向が逆に
なった状態で駆動軸14に伝達される。駆動軸14の回
転力は駆動プーリ16、Vベルト24、従動プーリ2
6、従動軸28、駆動ギヤ46、アイドラギヤ48、ア
イドラ軸52、ピニオンギヤ54及びファイナルギヤ4
4を介して差動装置56に伝達され、出力軸66及び6
8が前進方向又は後進方向に回転する。なお、前進用ク
ラッチ40及び後進用ブレーキ50の両方が解放されて
いる場合には動力伝達機構は中立状態となる。
【0020】上記のような動力伝達の際に、駆動プーリ
16の可動円錐板22及び従動プーリ26の可動円錐板
34を軸方向に移動させてVベルト24との接触位置半
径を変えることにより、駆動プーリ16と従動プーリ2
6との回転比を変えることができる。例えば、駆動プー
リ16のV字状プーリ溝の幅を拡大すると共に、従動プ
ーリ26のV字状プーリ溝の幅を縮小すれば、駆動プー
リ16側のVベルトの接触位置半径は小さくなり、従動
プーリ26側のVベルトの接触位置半径は大きくなり、
結局大きな変速比が得られることになる。可動円錐板2
2及び34を逆方向に移動させれば上記と全く逆に変速
比は小さくなる。
16の可動円錐板22及び従動プーリ26の可動円錐板
34を軸方向に移動させてVベルト24との接触位置半
径を変えることにより、駆動プーリ16と従動プーリ2
6との回転比を変えることができる。例えば、駆動プー
リ16のV字状プーリ溝の幅を拡大すると共に、従動プ
ーリ26のV字状プーリ溝の幅を縮小すれば、駆動プー
リ16側のVベルトの接触位置半径は小さくなり、従動
プーリ26側のVベルトの接触位置半径は大きくなり、
結局大きな変速比が得られることになる。可動円錐板2
2及び34を逆方向に移動させれば上記と全く逆に変速
比は小さくなる。
【0021】次に、この無段変速機の油圧制御装置につ
いて説明する。油圧制御装置は、図4に示すように、オ
イルポンプ101、ライン圧調圧弁102、マニュアル
弁104、変速制御弁106、ステップモータ108、
変速比圧弁110、変速操作機構112、切換弁11
4、プレッシャーモディファイヤ弁116、一定圧調圧
弁118、モディファイヤ用デューティ弁120、クラ
ッチリリーフ弁122、トルクコンバータリリーフ弁1
24、ロックアップ制御弁126、ロックアップ用デュ
ーティ弁128、クラッチ接離制御用デューティ弁12
9、変速指令弁150等で構成されている。
いて説明する。油圧制御装置は、図4に示すように、オ
イルポンプ101、ライン圧調圧弁102、マニュアル
弁104、変速制御弁106、ステップモータ108、
変速比圧弁110、変速操作機構112、切換弁11
4、プレッシャーモディファイヤ弁116、一定圧調圧
弁118、モディファイヤ用デューティ弁120、クラ
ッチリリーフ弁122、トルクコンバータリリーフ弁1
24、ロックアップ制御弁126、ロックアップ用デュ
ーティ弁128、クラッチ接離制御用デューティ弁12
9、変速指令弁150等で構成されている。
【0022】オイルポンプ101は、タンク130内の
油をストレーナ131を介して吸引し、油路132に吐
出する。油路132の吐出油は、ライン圧調圧弁102
のポート102a,102bに供給されて、このライン
圧調圧弁102で所定圧力のライン圧として調整され、
この調整されたライン圧が従動プーリシリンダ室32、
変速制御弁106のポート106a及び切換弁114の
入力ポート114aに夫々供給される。なお、油路13
2には、ライン圧の異常高圧を抑制するパイロットリリ
ーフ弁133kが設けられている。
油をストレーナ131を介して吸引し、油路132に吐
出する。油路132の吐出油は、ライン圧調圧弁102
のポート102a,102bに供給されて、このライン
圧調圧弁102で所定圧力のライン圧として調整され、
この調整されたライン圧が従動プーリシリンダ室32、
変速制御弁106のポート106a及び切換弁114の
入力ポート114aに夫々供給される。なお、油路13
2には、ライン圧の異常高圧を抑制するパイロットリリ
ーフ弁133kが設けられている。
【0023】切換弁114は、ライン圧が供給される入
力ポート114a、ライン圧調圧弁102のポート10
2fに連通された出力ポート114b、タンク130に
連通されたドレーンポート114c及びモディファイヤ
用デューティ弁120の出力圧がパイロット圧として供
給されるパイロットポート114dと、スプール114
eとを備え、パイロットポート114dのパイロット圧
が略零であるときに入力ポート114a、出力ポート1
14b及びドレーンポート114cが連通状態となる
が、パイロットポート114dのパイロット圧が高くな
るとドレーンポート114cがスプール114eによっ
て閉鎖される。なお、切換弁114の入力ポート114
aは、油路132に連通する油路133がその途中にセ
パレータ133sを介装することにより遮断されている
と共に、出力ポート114bとライン圧調圧弁102の
パイロットポート102fとを連通する油路134がそ
の途中にセパレータ134sを介装することにより遮断
されている。
力ポート114a、ライン圧調圧弁102のポート10
2fに連通された出力ポート114b、タンク130に
連通されたドレーンポート114c及びモディファイヤ
用デューティ弁120の出力圧がパイロット圧として供
給されるパイロットポート114dと、スプール114
eとを備え、パイロットポート114dのパイロット圧
が略零であるときに入力ポート114a、出力ポート1
14b及びドレーンポート114cが連通状態となる
が、パイロットポート114dのパイロット圧が高くな
るとドレーンポート114cがスプール114eによっ
て閉鎖される。なお、切換弁114の入力ポート114
aは、油路132に連通する油路133がその途中にセ
パレータ133sを介装することにより遮断されている
と共に、出力ポート114bとライン圧調圧弁102の
パイロットポート102fとを連通する油路134がそ
の途中にセパレータ134sを介装することにより遮断
されている。
【0024】プレッシャーモディファイヤ弁116は、
ライン圧調圧弁102のパイロットポート102fに連
通されたポート116a、モディファイヤ用デューティ
弁120の出力圧がパイロット圧として供給されるパイ
ロットポート116b、タンク130に連通されたドレ
ーンポート116c及びライン圧調圧弁102の出力ポ
ート102dに連通された入力ポート116dと、2つ
のランド116e,116fを有するスプール116g
と、このスプール116gをパイロットポート116b
側に付勢するリターンスプリング116hとを備えてお
り、パイロットポート116bのパイロット圧が略零で
あるときにポート116aとドレーンポート116cと
が連通状態となるが、パイロット圧が高くなるとこれに
応じてスプール116gが上動してポート116a及び
116d間が連通状態となる。
ライン圧調圧弁102のパイロットポート102fに連
通されたポート116a、モディファイヤ用デューティ
弁120の出力圧がパイロット圧として供給されるパイ
ロットポート116b、タンク130に連通されたドレ
ーンポート116c及びライン圧調圧弁102の出力ポ
ート102dに連通された入力ポート116dと、2つ
のランド116e,116fを有するスプール116g
と、このスプール116gをパイロットポート116b
側に付勢するリターンスプリング116hとを備えてお
り、パイロットポート116bのパイロット圧が略零で
あるときにポート116aとドレーンポート116cと
が連通状態となるが、パイロット圧が高くなるとこれに
応じてスプール116gが上動してポート116a及び
116d間が連通状態となる。
【0025】一定圧調圧弁118は、ライン圧調圧弁1
02の出力ポート102dに連通された入力ポート11
8a、出力ポート118b、出力ポート118bの出力
圧がフィルタ118cを介してパイロット圧として供給
されるパイロットポート118d及びタンク130に連
通されたドレーンポート118eと、2つのランド11
8f及び118gを有するスプール118hと、スプー
ル118hをパイロットポート118d側に付勢するリ
ターンスプリング118iを備えており、パイロットポ
ート118dの入口にはオリフィス118jが設けられ
ている。この一定圧調圧弁118は、周知のパイロット
圧による調圧作用によりスプリング118iの付勢力に
対応した一定の油圧を調圧し、これを出力ポート118
bを介してモディファイヤ用デューティ弁120、ロッ
クアップ用デューティ弁128及びクラッチ接離制御用
デューティ弁129に供給する。
02の出力ポート102dに連通された入力ポート11
8a、出力ポート118b、出力ポート118bの出力
圧がフィルタ118cを介してパイロット圧として供給
されるパイロットポート118d及びタンク130に連
通されたドレーンポート118eと、2つのランド11
8f及び118gを有するスプール118hと、スプー
ル118hをパイロットポート118d側に付勢するリ
ターンスプリング118iを備えており、パイロットポ
ート118dの入口にはオリフィス118jが設けられ
ている。この一定圧調圧弁118は、周知のパイロット
圧による調圧作用によりスプリング118iの付勢力に
対応した一定の油圧を調圧し、これを出力ポート118
bを介してモディファイヤ用デューティ弁120、ロッ
クアップ用デューティ弁128及びクラッチ接離制御用
デューティ弁129に供給する。
【0026】モディファイヤ用デューティ弁120は、
入力ポート120aが前記一定圧調圧弁118の出力ポ
ート118bに連通され、出力ポート120bが切換弁
114のパイロットポート114d、プレッシャーモデ
ィファイヤ弁116のパイロットポート116b、クラ
ッチリリーフ弁122の外部パイロットポート122c
に連通され、ドレーンポート120cがタンク130に
連通され、変速制御装置300から供給される目標変速
比に対応したデューティ比の駆動電流によって、出力ポ
ート120bからデューティ比に応じたモディファイヤ
制御圧を出力する。
入力ポート120aが前記一定圧調圧弁118の出力ポ
ート118bに連通され、出力ポート120bが切換弁
114のパイロットポート114d、プレッシャーモデ
ィファイヤ弁116のパイロットポート116b、クラ
ッチリリーフ弁122の外部パイロットポート122c
に連通され、ドレーンポート120cがタンク130に
連通され、変速制御装置300から供給される目標変速
比に対応したデューティ比の駆動電流によって、出力ポ
ート120bからデューティ比に応じたモディファイヤ
制御圧を出力する。
【0027】ロックアップ用デューティ弁128は、入
力ポート128aが前記一定圧調圧弁118の出力ポー
ト118bに接続され、出力ポート128bが後述する
変速指令弁150の入力ポート150aに接続され、さ
らにライン圧調圧弁102のパイロットポート102
e、及びクラッチリリーフ弁122のパイロットポート
122cに接続され、ドレーンポート128cがタンク
130に接続され、後述する変速制御装置300から供
給される所定デューティ比の駆動電流よって、出力ポー
ト128bからロックアップ制御圧PLUを出力する。こ
こで、出力ポート128bとライン圧調圧弁102のパ
イロットポート102e及びクラッチリリーフ弁122
のパイロットポート122cとの間を接続する油路13
5及び136がそれらの途中に介装されたセパレータ1
35s及び136sによって遮断されている。
力ポート128aが前記一定圧調圧弁118の出力ポー
ト118bに接続され、出力ポート128bが後述する
変速指令弁150の入力ポート150aに接続され、さ
らにライン圧調圧弁102のパイロットポート102
e、及びクラッチリリーフ弁122のパイロットポート
122cに接続され、ドレーンポート128cがタンク
130に接続され、後述する変速制御装置300から供
給される所定デューティ比の駆動電流よって、出力ポー
ト128bからロックアップ制御圧PLUを出力する。こ
こで、出力ポート128bとライン圧調圧弁102のパ
イロットポート102e及びクラッチリリーフ弁122
のパイロットポート122cとの間を接続する油路13
5及び136がそれらの途中に介装されたセパレータ1
35s及び136sによって遮断されている。
【0028】クラッチ接離制御用デューティ弁129
は、入力ポート129aが前記一定圧調圧弁118の出
力ポート118bに連通され、出力ポート129bが後
述する後進用ブレーキ制御弁140及び前進用クラッチ
制御弁142のパイロットポート140h及び142h
に連通され、ドレーンポート129cがタンク130に
連通され、後述する変速制御装置300からクリープ制
御時及びアンチスキッド制御時に供給される所定デュー
ティ比の駆動電流よって、出力ポート129bからデュ
ーティ比に応じたクラッチ制御圧PCCを出力する。
は、入力ポート129aが前記一定圧調圧弁118の出
力ポート118bに連通され、出力ポート129bが後
述する後進用ブレーキ制御弁140及び前進用クラッチ
制御弁142のパイロットポート140h及び142h
に連通され、ドレーンポート129cがタンク130に
連通され、後述する変速制御装置300からクリープ制
御時及びアンチスキッド制御時に供給される所定デュー
ティ比の駆動電流よって、出力ポート129bからデュ
ーティ比に応じたクラッチ制御圧PCCを出力する。
【0029】ライン圧調圧弁102は、大径孔部102
gに形成された入力ポート102a,パイロットポート
102c、大径孔部102gに連通する中径孔部102
hに形成されたパイロットポート102e、この中径孔
部102hに連通する小径孔部102iに形成されたパ
イロットポート102b及びこの小径孔部102iに連
通する特大径孔部102jに形成されたパイロットポー
ト102fと、各孔部102g〜102jに対応するラ
ンド102o,102p,102q,102rを有する
スプール102sとで形成され、各パイロットポート1
02b,102c,102e及び102fに供給される
パイロット圧と受圧面積による推力バランスによってス
プール102sが左右動して入力ポート102a及び出
力ポート102d間の開口面積を調整してライン圧を調
圧する。
gに形成された入力ポート102a,パイロットポート
102c、大径孔部102gに連通する中径孔部102
hに形成されたパイロットポート102e、この中径孔
部102hに連通する小径孔部102iに形成されたパ
イロットポート102b及びこの小径孔部102iに連
通する特大径孔部102jに形成されたパイロットポー
ト102fと、各孔部102g〜102jに対応するラ
ンド102o,102p,102q,102rを有する
スプール102sとで形成され、各パイロットポート1
02b,102c,102e及び102fに供給される
パイロット圧と受圧面積による推力バランスによってス
プール102sが左右動して入力ポート102a及び出
力ポート102d間の開口面積を調整してライン圧を調
圧する。
【0030】マニュアル弁104は、ライン圧調圧弁1
02の出力ポート102dに連通する入力ポート104
a、Rレンジポート104b、Dレンジポート104
c、Lレンジポート104d及び両端のドレーンポート
104e,104fと、2つのランド104g,104
hを有するスプール104iとから構成されている。ス
プール104iは、運転席近傍に設けたセレクトレバー
(図示せず)によって動作され、P,R,N,D,Lレ
ンジの5つの停止位置を有している。そして、Rレンジ
ポート104bが後進用ブレーキ制御弁140を介して
後進用ブレーキ50に連通され、Dレンジポート104
c及びLレンジポート104dが前進用クラッチ制御弁
142を介して前進用クラッチ40に連通されている。
02の出力ポート102dに連通する入力ポート104
a、Rレンジポート104b、Dレンジポート104
c、Lレンジポート104d及び両端のドレーンポート
104e,104fと、2つのランド104g,104
hを有するスプール104iとから構成されている。ス
プール104iは、運転席近傍に設けたセレクトレバー
(図示せず)によって動作され、P,R,N,D,Lレ
ンジの5つの停止位置を有している。そして、Rレンジ
ポート104bが後進用ブレーキ制御弁140を介して
後進用ブレーキ50に連通され、Dレンジポート104
c及びLレンジポート104dが前進用クラッチ制御弁
142を介して前進用クラッチ40に連通されている。
【0031】後進用ブレーキ制御弁140は、マニュア
ル弁104のRレンジポート104bに連通する入力ポ
ート140a、後進用ブレーキ50にオリフィス140
b及び140cを介して連通する出力ポート140d、
タンク130に連通するドレーンポート140e、出力
ポート140dの出力圧がオリフィス140fを介して
パイロット圧として供給されるパイロットポート140
g及びクラッチ制御用デューティ弁129の出力ポート
129bに連通されたパイロットポート140hと、3
つのランド140i,140j,140kを有するスプ
ール140mと、このスプール140mをパイロットポ
ート140g,140h側に付勢するリターンスプリン
グ140nとから構成されている。なお、オリフィス1
40b及び140cには、これらと並列に後進用ブレー
キ50から後進用ブレーキ制御弁140に流出する作動
油を阻止する逆止弁140o及び後進用ブレーキ制御弁
140から後進用ブレーキ50に流入する作動油を阻止
する逆止弁140pが介挿されている。
ル弁104のRレンジポート104bに連通する入力ポ
ート140a、後進用ブレーキ50にオリフィス140
b及び140cを介して連通する出力ポート140d、
タンク130に連通するドレーンポート140e、出力
ポート140dの出力圧がオリフィス140fを介して
パイロット圧として供給されるパイロットポート140
g及びクラッチ制御用デューティ弁129の出力ポート
129bに連通されたパイロットポート140hと、3
つのランド140i,140j,140kを有するスプ
ール140mと、このスプール140mをパイロットポ
ート140g,140h側に付勢するリターンスプリン
グ140nとから構成されている。なお、オリフィス1
40b及び140cには、これらと並列に後進用ブレー
キ50から後進用ブレーキ制御弁140に流出する作動
油を阻止する逆止弁140o及び後進用ブレーキ制御弁
140から後進用ブレーキ50に流入する作動油を阻止
する逆止弁140pが介挿されている。
【0032】前進用クラッチ制御弁142は、マニュア
ル弁104のDレンジポート104cにオリフィス14
2aを介して連通する入力ポート142b、前進用クラ
ッチ40にオリフィス142cを介して連通する出力ポ
ート142d、タンク130に連通するドレーンポート
142e、出力ポート142dの出力圧がオリフィス1
42fを介してパイロット圧として供給されるパイロッ
トポート142g及びクラッチ制御用デューティ弁12
9の出力ポート129bに連通されたパイロットポート
142hと、3つのランド142i,142j,142
kを有するスプール142mと、このスプール142m
をパイロットポート142g,142h側に付勢するリ
ターンスプリング142nとから構成されている。な
お、オリフィス142aと並列にクラッチ制御弁142
からマニュアル弁104に流出する作動油を阻止する逆
止弁142oが介挿され、且つオリフィス142cと並
列に前進用クラッチ制御弁142から前進用クラッチ4
0に流入する作動油を阻止する逆止弁142pが介挿さ
れている。
ル弁104のDレンジポート104cにオリフィス14
2aを介して連通する入力ポート142b、前進用クラ
ッチ40にオリフィス142cを介して連通する出力ポ
ート142d、タンク130に連通するドレーンポート
142e、出力ポート142dの出力圧がオリフィス1
42fを介してパイロット圧として供給されるパイロッ
トポート142g及びクラッチ制御用デューティ弁12
9の出力ポート129bに連通されたパイロットポート
142hと、3つのランド142i,142j,142
kを有するスプール142mと、このスプール142m
をパイロットポート142g,142h側に付勢するリ
ターンスプリング142nとから構成されている。な
お、オリフィス142aと並列にクラッチ制御弁142
からマニュアル弁104に流出する作動油を阻止する逆
止弁142oが介挿され、且つオリフィス142cと並
列に前進用クラッチ制御弁142から前進用クラッチ4
0に流入する作動油を阻止する逆止弁142pが介挿さ
れている。
【0033】クラッチリリーフ弁122は、大径孔部1
22eに形成された入力ポート122a及び出力ポート
122dと、この大径孔部122eに連通する中径孔部
122fに形成されたパイロットポート122bと、こ
の中径孔部122fに連通する小径孔部122gに形成
されたパイロットポート122cと、各孔部122e,
122f及び122gに係合するランド122h,12
2i及び122jを有するスプール122kと、このス
プール122kをパイロットポート122b及び122
c側に付勢するリターンスプリング122mとから構成
されている。ここで、入力ポート122aはライン圧調
圧弁102の出力ポート102dに直接連通され、パイ
ロットポート122bはオリフィス122nを介してラ
イン圧調圧弁102の出力ポート102dに連通され、
パイロットポート122cはモディファイヤ用デューテ
ィ弁120の出力ポート120b及びロックアップ用デ
ューティ弁128の出力ポート128bに連通され、出
力ポート122dはトルクコンバータリリーフ弁124
の入力ポート124aに連通されている。
22eに形成された入力ポート122a及び出力ポート
122dと、この大径孔部122eに連通する中径孔部
122fに形成されたパイロットポート122bと、こ
の中径孔部122fに連通する小径孔部122gに形成
されたパイロットポート122cと、各孔部122e,
122f及び122gに係合するランド122h,12
2i及び122jを有するスプール122kと、このス
プール122kをパイロットポート122b及び122
c側に付勢するリターンスプリング122mとから構成
されている。ここで、入力ポート122aはライン圧調
圧弁102の出力ポート102dに直接連通され、パイ
ロットポート122bはオリフィス122nを介してラ
イン圧調圧弁102の出力ポート102dに連通され、
パイロットポート122cはモディファイヤ用デューテ
ィ弁120の出力ポート120b及びロックアップ用デ
ューティ弁128の出力ポート128bに連通され、出
力ポート122dはトルクコンバータリリーフ弁124
の入力ポート124aに連通されている。
【0034】トルクコンバータリリーフ弁124は、ク
ラッチリリーフ弁122の出力ポート122dに連通さ
れた入力ポート124aと、出力ポート124bと、1
つのランド124cを有するスプール124dと、この
スプール124dを出力ポート124bを閉塞する方向
に付勢するリターンスプリング124eとから構成さ
れ、出力ポート124bが潤滑用圧力を設定する潤滑リ
リーフボール144を介してオイルポンプ101の吸込
み側に戻されると共に、デファレンシャルギヤ、パワー
トレーン、ベルト等の潤滑系に潤滑用として出力され
る。
ラッチリリーフ弁122の出力ポート122dに連通さ
れた入力ポート124aと、出力ポート124bと、1
つのランド124cを有するスプール124dと、この
スプール124dを出力ポート124bを閉塞する方向
に付勢するリターンスプリング124eとから構成さ
れ、出力ポート124bが潤滑用圧力を設定する潤滑リ
リーフボール144を介してオイルポンプ101の吸込
み側に戻されると共に、デファレンシャルギヤ、パワー
トレーン、ベルト等の潤滑系に潤滑用として出力され
る。
【0035】ロックアップ制御弁126は、大径孔部1
26aに形成されたクラッチリリーフ弁122の出力ポ
ート122dに連通された入力ポート126b、ロック
アップ油室12aに連通された出力ポート126c、フ
ルードカップリング12に連通された出力ポート126
d、クーラー146に連通された出力ポート126e、
上述した潤滑系に連通された出力ポート126f及びタ
ンク130に連通されたドレーンポート126gと、小
径孔部126hに形成された出力ポート126cにオリ
フィス148を介して連通されたパイロットポート12
6i及び変速指令弁150の出力ポート150bに連通
されたパイロットポート126jと、大径孔部126a
に係合する4つのランド126m,126n,126
o,126pと小径孔部126hに係合するランド12
6rとを有するスプール126sと、このスプール12
6sをパイロットポート126i及び126j側に付勢
するリターンスプリング126tとから構成されてい
る。なお、出力ポート126dとフルードカップリング
12とを連通する油路149には、異常高圧を抑制する
リリーフ弁152が接続されている。
26aに形成されたクラッチリリーフ弁122の出力ポ
ート122dに連通された入力ポート126b、ロック
アップ油室12aに連通された出力ポート126c、フ
ルードカップリング12に連通された出力ポート126
d、クーラー146に連通された出力ポート126e、
上述した潤滑系に連通された出力ポート126f及びタ
ンク130に連通されたドレーンポート126gと、小
径孔部126hに形成された出力ポート126cにオリ
フィス148を介して連通されたパイロットポート12
6i及び変速指令弁150の出力ポート150bに連通
されたパイロットポート126jと、大径孔部126a
に係合する4つのランド126m,126n,126
o,126pと小径孔部126hに係合するランド12
6rとを有するスプール126sと、このスプール12
6sをパイロットポート126i及び126j側に付勢
するリターンスプリング126tとから構成されてい
る。なお、出力ポート126dとフルードカップリング
12とを連通する油路149には、異常高圧を抑制する
リリーフ弁152が接続されている。
【0036】変速制御弁106は、入力ポート106
a,出力ポート106b及び調圧ポート106cと、3
つのランド106d,106e及び106fを有するス
プール106gとを備えており、入力ポート106aが
ライン圧が供給される油路132に連通され、出力ポー
ト106bが駆動プーリ16の駆動プーリシリンダ室2
0に連通され、調圧ポート106cが駆動プーリシリン
ダ圧を予め設定された所定圧に保圧する保圧弁160を
介してタンク130に連通され、且つスプール106g
の上端が後述する変速操作機構112のレバー178の
略中央部にピン181によって回転自在に連結されてい
る。したがって、一定の変速比を維持する場合には、図
4において、ランド106eによって出力ポート106
bが閉塞されているため、駆動プーリシリンダ室20へ
のライン圧供給が遮断状態にあるものとすると、スプー
ル106gが図4において上動することにより、入力ポ
ート106aと出力ポート106bとが連通状態となっ
て、所定のライン圧が駆動プーリシリンダ室20に供給
されて増圧されることにより、駆動プーリ16のV字状
プーリ溝の幅が小さくなり、他方、従動プーリ26のV
字状プーリ溝の幅が大きくなる。すなわち、駆動プーリ
16のVベルト接触半径が大きくなると共に従動プーリ
26のVベルト接触半径が小さくなるので、変速比は小
さくなる。逆にスプール106gを図4で下動させる
と、上記とは全く逆の作用により、変速比は大きくな
る。
a,出力ポート106b及び調圧ポート106cと、3
つのランド106d,106e及び106fを有するス
プール106gとを備えており、入力ポート106aが
ライン圧が供給される油路132に連通され、出力ポー
ト106bが駆動プーリ16の駆動プーリシリンダ室2
0に連通され、調圧ポート106cが駆動プーリシリン
ダ圧を予め設定された所定圧に保圧する保圧弁160を
介してタンク130に連通され、且つスプール106g
の上端が後述する変速操作機構112のレバー178の
略中央部にピン181によって回転自在に連結されてい
る。したがって、一定の変速比を維持する場合には、図
4において、ランド106eによって出力ポート106
bが閉塞されているため、駆動プーリシリンダ室20へ
のライン圧供給が遮断状態にあるものとすると、スプー
ル106gが図4において上動することにより、入力ポ
ート106aと出力ポート106bとが連通状態となっ
て、所定のライン圧が駆動プーリシリンダ室20に供給
されて増圧されることにより、駆動プーリ16のV字状
プーリ溝の幅が小さくなり、他方、従動プーリ26のV
字状プーリ溝の幅が大きくなる。すなわち、駆動プーリ
16のVベルト接触半径が大きくなると共に従動プーリ
26のVベルト接触半径が小さくなるので、変速比は小
さくなる。逆にスプール106gを図4で下動させる
と、上記とは全く逆の作用により、変速比は大きくな
る。
【0037】変速操作機構112のレバー178は前述
したようにその略中央部において変速制御弁106のス
プール106gとピン181によって結合されている
が、レバー178の一端は、駆動プーリ16の軸14と
平行に配設された断面方形の案内軸162に摺動自在に
装着され且つ外周縁に形成されたフランジ164aの外
周縁の一部が駆動プーリ16の可動円錐板22の外周に
設けた溝22aに係合して、可動円錐板22の軸方向の
移動に応じて移動するセンサーシュー164に、ピン1
83と図示しない長孔とによって連結され、他端がロッ
ド182にピン185によって連結されている。ロッド
182は、ラック182cを有しており、このラック1
82cがステップモータ108のピニオンギヤ108a
と噛合している。
したようにその略中央部において変速制御弁106のス
プール106gとピン181によって結合されている
が、レバー178の一端は、駆動プーリ16の軸14と
平行に配設された断面方形の案内軸162に摺動自在に
装着され且つ外周縁に形成されたフランジ164aの外
周縁の一部が駆動プーリ16の可動円錐板22の外周に
設けた溝22aに係合して、可動円錐板22の軸方向の
移動に応じて移動するセンサーシュー164に、ピン1
83と図示しない長孔とによって連結され、他端がロッ
ド182にピン185によって連結されている。ロッド
182は、ラック182cを有しており、このラック1
82cがステップモータ108のピニオンギヤ108a
と噛合している。
【0038】このような変速操作機構112において、
変速制御装置300によって制御されるステップモータ
108が時計方向に回転駆動されると、ロッド182が
下方に移動し、レバー178がピン183を支点として
時計方向に回動し、レバー178に連結された変速制御
弁106のスプール106gを下方に移動させる。これ
によって、前述したように、駆動プーリシリンダ室20
内の圧油が保圧弁160を介してタンク130に戻され
るので、駆動プーリシリンダ室20のシリンダ圧が保圧
弁160で設定された圧力まで低下される。このため、
駆動プーリ16の可動円錐板22は図4中で、上方に移
動して、駆動プーリ16のV字状プーリ溝間隔は大きく
なり、同時にこれに伴って従動プーリ26のV字状プー
リ溝間隔は小さくなり、変速比は大きくなる。
変速制御装置300によって制御されるステップモータ
108が時計方向に回転駆動されると、ロッド182が
下方に移動し、レバー178がピン183を支点として
時計方向に回動し、レバー178に連結された変速制御
弁106のスプール106gを下方に移動させる。これ
によって、前述したように、駆動プーリシリンダ室20
内の圧油が保圧弁160を介してタンク130に戻され
るので、駆動プーリシリンダ室20のシリンダ圧が保圧
弁160で設定された圧力まで低下される。このため、
駆動プーリ16の可動円錐板22は図4中で、上方に移
動して、駆動プーリ16のV字状プーリ溝間隔は大きく
なり、同時にこれに伴って従動プーリ26のV字状プー
リ溝間隔は小さくなり、変速比は大きくなる。
【0039】レバー178の一端はピン183によって
センサーシュー164と連結されているので、可動円錐
板22の移動に伴ってセンサーシュー164が図4中で
上方に移動すると、今度はレバー178の他端側のピン
185を支点としてレバー178は時計方向に回動す
る。このため、スプール106gは上方に引き戻され
て、駆動プーリ16及び従動プーリ26を変速比が小さ
い状態にしようとする。このような動作によって、スプ
ール106g、駆動プーリ16及び従動プーリ26は、
ステップモータ108の回転位置に対応して目標とする
変速比の状態で安定する。
センサーシュー164と連結されているので、可動円錐
板22の移動に伴ってセンサーシュー164が図4中で
上方に移動すると、今度はレバー178の他端側のピン
185を支点としてレバー178は時計方向に回動す
る。このため、スプール106gは上方に引き戻され
て、駆動プーリ16及び従動プーリ26を変速比が小さ
い状態にしようとする。このような動作によって、スプ
ール106g、駆動プーリ16及び従動プーリ26は、
ステップモータ108の回転位置に対応して目標とする
変速比の状態で安定する。
【0040】逆に、ステップモータ108を反時計方向
に回転駆動した場合は、上記とは逆に変速制御弁106
のスプール106gが図4中で上方に移動することによ
り、駆動プーリシリンダ室20に所定のライン圧が供給
されて、駆動プーリ16のV字状プーリ溝が小さくな
り、従動プーリ26のV字状プーリ溝が大きくなり、変
速比が小さくなる。このとき、駆動プーリ16における
可動円錐板22の移動に伴ってセンサーシュー164が
図4中で下方に移動するので、変速制御弁106のスプ
ール106gが下方にひき戻されて、駆動プーリ16及
び従動プーリ26を変速比が大きい状態にしようとす
る。このような動作によって、スプール106g、駆動
プーリ16及び従動プーリ26は、ステップモータ10
8の回転位置に対応して目標とする変速比の状態で安定
する。
に回転駆動した場合は、上記とは逆に変速制御弁106
のスプール106gが図4中で上方に移動することによ
り、駆動プーリシリンダ室20に所定のライン圧が供給
されて、駆動プーリ16のV字状プーリ溝が小さくな
り、従動プーリ26のV字状プーリ溝が大きくなり、変
速比が小さくなる。このとき、駆動プーリ16における
可動円錐板22の移動に伴ってセンサーシュー164が
図4中で下方に移動するので、変速制御弁106のスプ
ール106gが下方にひき戻されて、駆動プーリ16及
び従動プーリ26を変速比が大きい状態にしようとす
る。このような動作によって、スプール106g、駆動
プーリ16及び従動プーリ26は、ステップモータ10
8の回転位置に対応して目標とする変速比の状態で安定
する。
【0041】したがって、ステップモータ108を所定
の変速パターンに従って作動させると、変速比はこれに
追従して変化することになり、ステップモータ108を
制御することによって無段変速機構の変速を制御するこ
とができる。ステップモータ108は、変速制御装置3
00から送出されるパルス数信号に対応して回転角が決
定される。変速制御装置300からのパルス数信号は走
行状態に応じた所定の変速パターンに従って与えられ
る。
の変速パターンに従って作動させると、変速比はこれに
追従して変化することになり、ステップモータ108を
制御することによって無段変速機構の変速を制御するこ
とができる。ステップモータ108は、変速制御装置3
00から送出されるパルス数信号に対応して回転角が決
定される。変速制御装置300からのパルス数信号は走
行状態に応じた所定の変速パターンに従って与えられ
る。
【0042】変速比圧弁110は、入力ポート110
a,出力ポート110b,ドレーンポート110c及び
パイロットポート110dと、3つのランド110e,
110f及び110gを有するスプール110hと、前
述したセンサーシュー164に略中央部に支点を有する
レバー170を介して連結されたスプリング止め摺動杆
110iと、このスプリング止め摺動杆110iとスプ
ール110hとの間に介挿され、スプール110hをパ
イロットポート110d側に付勢するリターンスプリン
グ110jとを備えており、入力ポート110aが一定
圧調圧弁118の入力ポート118aに連通されている
と共に、出力ポート110bがライン圧調圧弁102の
パイロットポート102c及び自身のパイロットポート
110dに連通され、駆動プーリ16のV字状プーリ溝
間隔が小さいときには、スプリング止め摺動杆110i
が上方の位置をとるため、リターンスプリング110j
の付勢力が小さくなって、出力ポート110bから出力
されるパイロット圧が小さくなり、ライン圧調圧弁10
2で調圧される油路132のライン圧が小さい状態とな
り、この状態から駆動プーリ16のV字状プーリ溝間隔
が大きくなるにつれてスプリング止め摺動杆110iが
徐々に下方移動するため、リターンスプリング110j
の付勢力が大きくなって、出力ポート110bから出力
されるパイロット圧が徐々に大きくなって、油路132
のライン圧が徐々に増加する。
a,出力ポート110b,ドレーンポート110c及び
パイロットポート110dと、3つのランド110e,
110f及び110gを有するスプール110hと、前
述したセンサーシュー164に略中央部に支点を有する
レバー170を介して連結されたスプリング止め摺動杆
110iと、このスプリング止め摺動杆110iとスプ
ール110hとの間に介挿され、スプール110hをパ
イロットポート110d側に付勢するリターンスプリン
グ110jとを備えており、入力ポート110aが一定
圧調圧弁118の入力ポート118aに連通されている
と共に、出力ポート110bがライン圧調圧弁102の
パイロットポート102c及び自身のパイロットポート
110dに連通され、駆動プーリ16のV字状プーリ溝
間隔が小さいときには、スプリング止め摺動杆110i
が上方の位置をとるため、リターンスプリング110j
の付勢力が小さくなって、出力ポート110bから出力
されるパイロット圧が小さくなり、ライン圧調圧弁10
2で調圧される油路132のライン圧が小さい状態とな
り、この状態から駆動プーリ16のV字状プーリ溝間隔
が大きくなるにつれてスプリング止め摺動杆110iが
徐々に下方移動するため、リターンスプリング110j
の付勢力が大きくなって、出力ポート110bから出力
されるパイロット圧が徐々に大きくなって、油路132
のライン圧が徐々に増加する。
【0043】そして、上記ステップモータ108、モデ
ィファイヤ用デューティ弁120、ロックアップ用デュ
ーティ弁128及びクラッチ接離制御用デューティ弁1
29が変速制御装置300によって制御される。変速制
御装置300には、図5に示すように、エンジン回転速
度センサ301、車速検出手段としての車速センサ30
2、スロットル開度センサ303、シフトポジションス
イッチ304、タービン回転速度センサ305、エンジ
ン冷却水温センサ306、ブレーキセンサ307及び前
後加速度検出手段としての前後加速度センサ410から
の電気信号が入力される。
ィファイヤ用デューティ弁120、ロックアップ用デュ
ーティ弁128及びクラッチ接離制御用デューティ弁1
29が変速制御装置300によって制御される。変速制
御装置300には、図5に示すように、エンジン回転速
度センサ301、車速検出手段としての車速センサ30
2、スロットル開度センサ303、シフトポジションス
イッチ304、タービン回転速度センサ305、エンジ
ン冷却水温センサ306、ブレーキセンサ307及び前
後加速度検出手段としての前後加速度センサ410から
の電気信号が入力される。
【0044】エンジン回転速度センサ301はエンジン
のイグニッション点火パルスからエンジン回転速度を検
出し、また車速センサ302は無段変速機の出力軸の回
転から車速を検出する。スロットル開度センサ303は
エンジンのスロットル開度を電圧信号として検出する。
シフトポジションスイッチ304は、前述したマニュア
ル弁104が、P,R,N,D,Lのどの位置にあるか
を検出する。タービン回転速度センサ305はフルード
カップリング12のタービン軸の回転速度を検出する。
エンジン冷却水温センサ306はエンジン冷却水の温度
が一定値以下のときに信号を発生し、変速制御装置30
0では、エンジン水温によりエンジンの暖機状態を判断
し、発進時のクラッチ電流補正を行う。また、ブレーキ
センサ307は車両のブレーキが使用されているか否か
を検出する。そして、前後加速度センサ410は車両の
任意の位置に配置され、図6に示すように、停車時又は
低速走行時に零、車両の加速時にその加速状態に応じた
正の電圧値となり、反対に車両の減速時にその減速状態
に応じた負の電圧値となる前後加速度XG を出力する。
のイグニッション点火パルスからエンジン回転速度を検
出し、また車速センサ302は無段変速機の出力軸の回
転から車速を検出する。スロットル開度センサ303は
エンジンのスロットル開度を電圧信号として検出する。
シフトポジションスイッチ304は、前述したマニュア
ル弁104が、P,R,N,D,Lのどの位置にあるか
を検出する。タービン回転速度センサ305はフルード
カップリング12のタービン軸の回転速度を検出する。
エンジン冷却水温センサ306はエンジン冷却水の温度
が一定値以下のときに信号を発生し、変速制御装置30
0では、エンジン水温によりエンジンの暖機状態を判断
し、発進時のクラッチ電流補正を行う。また、ブレーキ
センサ307は車両のブレーキが使用されているか否か
を検出する。そして、前後加速度センサ410は車両の
任意の位置に配置され、図6に示すように、停車時又は
低速走行時に零、車両の加速時にその加速状態に応じた
正の電圧値となり、反対に車両の減速時にその減速状態
に応じた負の電圧値となる前後加速度XG を出力する。
【0045】エンジン回転速度センサ301、車速セン
サ302及びタービン回転速度センサ305からの信号
は夫々波形整形器308、309及び322を介して入
力インタフェース311に供給され、またスロットル開
度センサ303及び前後加速度センサ410からの電圧
信号はA/D変換器310及び410aによってそれぞ
れデジタル信号に変換されて入力インタフェース311
に供給される。
サ302及びタービン回転速度センサ305からの信号
は夫々波形整形器308、309及び322を介して入
力インタフェース311に供給され、またスロットル開
度センサ303及び前後加速度センサ410からの電圧
信号はA/D変換器310及び410aによってそれぞ
れデジタル信号に変換されて入力インタフェース311
に供給される。
【0046】変速制御装置300は、入力インタフェー
ス311、CPU(中央処理装置)313、基準パルス
発生器312、ROM(リードオンリメモリ)314、
RAM(ランダムアクセスメモリ)315及び出力イン
タフェース316を少なくとも有しており、これらはア
ドレスバス319及びデータバス320によって接続さ
れている。
ス311、CPU(中央処理装置)313、基準パルス
発生器312、ROM(リードオンリメモリ)314、
RAM(ランダムアクセスメモリ)315及び出力イン
タフェース316を少なくとも有しており、これらはア
ドレスバス319及びデータバス320によって接続さ
れている。
【0047】ここで、基準パルス発生器312は、中央
処理装置313を作動させる基準パルスを発生させる。
ROM314には、ステップモータ108及びデューテ
ィ弁120,128及び129を制御するためのプログ
ラム及び制御に必要なデータを格納してある。RAM3
15には、各センサ及びスイッチからの情報、制御に必
要なパラメータ等を一時的に格納する。
処理装置313を作動させる基準パルスを発生させる。
ROM314には、ステップモータ108及びデューテ
ィ弁120,128及び129を制御するためのプログ
ラム及び制御に必要なデータを格納してある。RAM3
15には、各センサ及びスイッチからの情報、制御に必
要なパラメータ等を一時的に格納する。
【0048】中央処理装置313では、入力インタフェ
ース311を介して入力した各センサ等からのデータを
もとに所定の処理を行い、所定のデータを出力インタフ
ェース316を介してモータ駆動回路317、デューテ
ィ弁120,128及び129の電磁ソレノイドに出力
する。そして、モータ駆動回路317では、変速制御装
置300からのデータに基づいてステップモータ108
を駆動する駆動信号を形成し出力する。
ース311を介して入力した各センサ等からのデータを
もとに所定の処理を行い、所定のデータを出力インタフ
ェース316を介してモータ駆動回路317、デューテ
ィ弁120,128及び129の電磁ソレノイドに出力
する。そして、モータ駆動回路317では、変速制御装
置300からのデータに基づいてステップモータ108
を駆動する駆動信号を形成し出力する。
【0049】図7は、変速制御装置300での無段変速
機の変速比制御の基準演算処理を示すフローチャートで
ある。この変速比制御の基準演算処理は所定時間(Δ
T)毎のタイマ割込みによって実行され、まずステップ
502で前記シフトポジションスイッチ304からのシ
フトポジションを読込み、次いでステップ504でシフ
トポジョションスイッチ304で検出したシフトポジシ
ョンが走行レンジであるD,L,Rレンジであるか否か
を判定し、D,L,Rレンジであると判定された場合に
はステップ508に移行し、そうでない場合、即ちP,
Nレンジである場合にはステップ506に移行し、ステ
ップ506でロックアップ用デューティ弁128の電磁
ソレノイドに対する励磁電流のデューティ比を“0”に
設定してから、後述するステップ630に移行する。
機の変速比制御の基準演算処理を示すフローチャートで
ある。この変速比制御の基準演算処理は所定時間(Δ
T)毎のタイマ割込みによって実行され、まずステップ
502で前記シフトポジションスイッチ304からのシ
フトポジションを読込み、次いでステップ504でシフ
トポジョションスイッチ304で検出したシフトポジシ
ョンが走行レンジであるD,L,Rレンジであるか否か
を判定し、D,L,Rレンジであると判定された場合に
はステップ508に移行し、そうでない場合、即ちP,
Nレンジである場合にはステップ506に移行し、ステ
ップ506でロックアップ用デューティ弁128の電磁
ソレノイドに対する励磁電流のデューティ比を“0”に
設定してから、後述するステップ630に移行する。
【0050】前記ステップ508では、前記スロットル
開度センサ303からの信号に基づいてスロットル開度
THを読込み、次いでステップ510で、車速センサ3
02からの信号に基づいて車速Vを読込む。次いでステ
ップ512で、エンジン回転速度センサ301からエン
ジン回転速度NE を読込み、ステップ513aに移行す
る。
開度センサ303からの信号に基づいてスロットル開度
THを読込み、次いでステップ510で、車速センサ3
02からの信号に基づいて車速Vを読込む。次いでステ
ップ512で、エンジン回転速度センサ301からエン
ジン回転速度NE を読込み、ステップ513aに移行す
る。
【0051】このステップ513aでは、RAM315
に記憶されているステップモータ108の現在パルス数
PA に基づいて図8のマップを参照して現在の変速比C
P を算出する。ここで、現在パルス数PA は、変速比が
最大のときのステップモータ108の回転角を零として
設定される。
に記憶されているステップモータ108の現在パルス数
PA に基づいて図8のマップを参照して現在の変速比C
P を算出する。ここで、現在パルス数PA は、変速比が
最大のときのステップモータ108の回転角を零として
設定される。
【0052】次いでステップ513bに移行して、スロ
ットル開度TH及びエンジン回転速度NE をもとに、図
9に示すスロットル開度THをパラメータとしてエンジ
ン回転速度NE とエンジントルクTE との関係を示すマ
ップを参照してエンジントルクTE を算出し、次いでス
テップ513cに移行して、算出したエンジントルクT
E と現在の変速比CP とをもとに図10に示すエンジン
トルクTE をパラメータとして変速比Cとライン圧PL
との関係を示すマップを参照してライン圧PLを算出
し、このライン圧PL を得るためにライン圧調圧弁10
2に供給するパイロット圧をプレッシャーモディファイ
ヤ弁116から出力するために対応するモディファイヤ
用デューティ弁120に対する励磁電流のデューティ比
を決定してからステップ514に移行する。
ットル開度TH及びエンジン回転速度NE をもとに、図
9に示すスロットル開度THをパラメータとしてエンジ
ン回転速度NE とエンジントルクTE との関係を示すマ
ップを参照してエンジントルクTE を算出し、次いでス
テップ513cに移行して、算出したエンジントルクT
E と現在の変速比CP とをもとに図10に示すエンジン
トルクTE をパラメータとして変速比Cとライン圧PL
との関係を示すマップを参照してライン圧PLを算出
し、このライン圧PL を得るためにライン圧調圧弁10
2に供給するパイロット圧をプレッシャーモディファイ
ヤ弁116から出力するために対応するモディファイヤ
用デューティ弁120に対する励磁電流のデューティ比
を決定してからステップ514に移行する。
【0053】ここで、図10に示す、エンジントルクT
E をパラメータとして変速比Cとライン圧PL との関係
を示すマップは、変速比Cを横軸、ライン圧PL を縦軸
とし、ライン圧最大値LMAX 及びライン圧最小値LMIN
の間でアクセル開度毎のエンジントルクTE をパラメー
タとして、変速比Cに応じてライン圧PL が変化するよ
うになされており、例えば、変速比Cが最小で、例えば
C=0.497のとき、ライン圧最大値LMAX =24
〔kg/cm2〕、ライン圧最小値LMIN =16〔kg/c
m2〕、変速比Cが最大で、例えばC=2.503のと
き、ライン圧最大値LMAX =8〔kg/cm2〕、ライン
圧最小値LMIN =5.5〔kg/cm2〕に設定される。
E をパラメータとして変速比Cとライン圧PL との関係
を示すマップは、変速比Cを横軸、ライン圧PL を縦軸
とし、ライン圧最大値LMAX 及びライン圧最小値LMIN
の間でアクセル開度毎のエンジントルクTE をパラメー
タとして、変速比Cに応じてライン圧PL が変化するよ
うになされており、例えば、変速比Cが最小で、例えば
C=0.497のとき、ライン圧最大値LMAX =24
〔kg/cm2〕、ライン圧最小値LMIN =16〔kg/c
m2〕、変速比Cが最大で、例えばC=2.503のと
き、ライン圧最大値LMAX =8〔kg/cm2〕、ライン
圧最小値LMIN =5.5〔kg/cm2〕に設定される。
【0054】ステップ514では、タービン回転速度セ
ンサ305からの信号に基づいてタービン回転速度Nt
を読込み、次いでステップ516に移行して、前記エン
ジン回転速度NE とタービン回転速度Nt との回転偏差
ND を算出し、ステップ517に移行する。このステッ
プ517では、前後加速度センサ410からの信号に基
づいて前後加速度XG を読み込み、次いで、ステップ5
18で、予めROM314に格納した図11に示す、前
後加速度XG とロックアップオン車速VONとの対応を表
す制御マップを参照し、ステップ517で読み込んだ前
後加速度XG に対応するロックアップオン車速VONを検
索し、ステップ520に移行する。
ンサ305からの信号に基づいてタービン回転速度Nt
を読込み、次いでステップ516に移行して、前記エン
ジン回転速度NE とタービン回転速度Nt との回転偏差
ND を算出し、ステップ517に移行する。このステッ
プ517では、前後加速度センサ410からの信号に基
づいて前後加速度XG を読み込み、次いで、ステップ5
18で、予めROM314に格納した図11に示す、前
後加速度XG とロックアップオン車速VONとの対応を表
す制御マップを参照し、ステップ517で読み込んだ前
後加速度XG に対応するロックアップオン車速VONを検
索し、ステップ520に移行する。
【0055】ここで、前後加速度XG とロックアップオ
ン車速VONとの対応を表す制御マップは、図11に示す
ように、前後加速度XG が零のとき、目標ロックアップ
車速Vα(例えば、10km/h)となり、前後加速度
XG が増加するにつれてロックアップオン車速VONは減
少するように設定され、ロックアップオン車速VONは、
車両の前後加速度がXG である状態で、車速Vがロック
アップオン車速VONに達した時点でロックアップ制御を
開始した場合に、車速Vが目標ロックアップ車速Vαに
達したとき完全なロックアップ状態となるように設定さ
れる。
ン車速VONとの対応を表す制御マップは、図11に示す
ように、前後加速度XG が零のとき、目標ロックアップ
車速Vα(例えば、10km/h)となり、前後加速度
XG が増加するにつれてロックアップオン車速VONは減
少するように設定され、ロックアップオン車速VONは、
車両の前後加速度がXG である状態で、車速Vがロック
アップオン車速VONに達した時点でロックアップ制御を
開始した場合に、車速Vが目標ロックアップ車速Vαに
達したとき完全なロックアップ状態となるように設定さ
れる。
【0056】ステップ520では、ロックアップフラグ
がLUF=1に設定されているか否かを判定し、ロック
アップフラグがLUF=1に設定されている場合にはス
テップ544に移行し、LUF=1に設定されていない
場合にはステップ522に移行する。そして、ステップ
544では、車速Vが予め設定したロックアップオフ車
速V OFF よりも小さいか否かを判定し、V<VOFF であ
る場合にステップ540に移行し、そうでない場合即ち
V≧VOFF である場合にステップ546に移行する。ま
た、前記ステップ522では、車速Vがステップ518
で検索したロックアップオン車速VONよりも大きいか否
かを判定し、V>VONである場合にはステップ524に
移行し、そうでない場合には前記ステップ540に移行
する。
がLUF=1に設定されているか否かを判定し、ロック
アップフラグがLUF=1に設定されている場合にはス
テップ544に移行し、LUF=1に設定されていない
場合にはステップ522に移行する。そして、ステップ
544では、車速Vが予め設定したロックアップオフ車
速V OFF よりも小さいか否かを判定し、V<VOFF であ
る場合にステップ540に移行し、そうでない場合即ち
V≧VOFF である場合にステップ546に移行する。ま
た、前記ステップ522では、車速Vがステップ518
で検索したロックアップオン車速VONよりも大きいか否
かを判定し、V>VONである場合にはステップ524に
移行し、そうでない場合には前記ステップ540に移行
する。
【0057】前記ステップ524では、前記回転偏差N
D から、予め設定した第1の目標値Nm1 を減じて回転
目標値偏差eを算出し、次にステップ526で予め記憶
された制御マップから前記回転目標値偏差eに応じた第
1のフィードバックゲインG 1 を検索し、次にステップ
528で前記回転偏差ND が、予め設定した制御系切換
閾値N0 よりも小さいか否かを判定し、ND <NO であ
る場合にはステップ530に移行し、そうでない場合即
ちND ≧NO である場合にはステップ538に移行す
る。
D から、予め設定した第1の目標値Nm1 を減じて回転
目標値偏差eを算出し、次にステップ526で予め記憶
された制御マップから前記回転目標値偏差eに応じた第
1のフィードバックゲインG 1 を検索し、次にステップ
528で前記回転偏差ND が、予め設定した制御系切換
閾値N0 よりも小さいか否かを判定し、ND <NO であ
る場合にはステップ530に移行し、そうでない場合即
ちND ≧NO である場合にはステップ538に移行す
る。
【0058】前記ステップ530では、ロックアップ用
デューティ弁128の前回デューティ比に、予め設定し
た微小所定値αを加えて、このロックアップ用デューテ
ィ弁128の今回デューティ比を設定し、次にステップ
532でこのロックアップ用デューティ弁128の今回
デューティ比が100%より小さいか否かを判定し、1
00%より小さいと判定された場合にはステップ601
に移行し、そうでない場合にはステップ534に移行す
る。ステップ534では、ロックアップ用デューティ弁
128の今回デューティ比を100%に修正し、次にス
テップ536でロックアップフラグをLUF=1に設定
し、次いで、ステップ537でタイマを起動しタイマフ
ラグをT=1に設定した後、前記ステップ601に移行
する。
デューティ弁128の前回デューティ比に、予め設定し
た微小所定値αを加えて、このロックアップ用デューテ
ィ弁128の今回デューティ比を設定し、次にステップ
532でこのロックアップ用デューティ弁128の今回
デューティ比が100%より小さいか否かを判定し、1
00%より小さいと判定された場合にはステップ601
に移行し、そうでない場合にはステップ534に移行す
る。ステップ534では、ロックアップ用デューティ弁
128の今回デューティ比を100%に修正し、次にス
テップ536でロックアップフラグをLUF=1に設定
し、次いで、ステップ537でタイマを起動しタイマフ
ラグをT=1に設定した後、前記ステップ601に移行
する。
【0059】一方、前記ステップ538では、今回デュ
ーティ比を前記回転目標値偏差e及び第1のフィードバ
ックゲインG1 を変数とする演算式に基づいて算出し、
前記ステップ601に移行する。また、前記ステップ5
40ではロックアップ用デューティ弁128の今回デュ
ーティ比を0%に設定し、次にステップ542でロック
アップフラグLUFを“0”にリセットしてから前記ス
テップ601に移行する。また、前記ステップ546で
はロックアップ用デューティ弁128の今回デューティ
比を100%に設定して、前記ステップ601に移行す
る。
ーティ比を前記回転目標値偏差e及び第1のフィードバ
ックゲインG1 を変数とする演算式に基づいて算出し、
前記ステップ601に移行する。また、前記ステップ5
40ではロックアップ用デューティ弁128の今回デュ
ーティ比を0%に設定し、次にステップ542でロック
アップフラグLUFを“0”にリセットしてから前記ス
テップ601に移行する。また、前記ステップ546で
はロックアップ用デューティ弁128の今回デューティ
比を100%に設定して、前記ステップ601に移行す
る。
【0060】ステップ601では、車両がアンチスキッ
ド制御中であるか否かを判定する。このアンチスキッド
制御は、車両の走行中にブレーキペダルを踏込んで制動
状態としたときに、これによってホイールシリンダ圧が
増加して、車輪速を低下させるが、そのときのスリップ
率が所定値を越えたときに、そのときのホイールシリン
ダ圧を保持し、この保持状態で車輪減速度が設定値を越
えたときに車輪がロック傾向にあると判断してホイール
シリンダ圧を減圧してロック状態を回避し、以後車輪速
が回復すると保持状態、緩増圧状態、保持状態及び減圧
状態を繰り返しながら制動状態を継続することにより、
車輪のロックを防止して良好な制動状態を得るようにし
たものであり、アンチスキッド制御が開始されると、こ
れを表すアンチスキッド制御中フラグが“1”にセット
されることにより、このアンチスキッド制御中フラグが
“1”であるか否かを判定することにより、アンチスキ
ッド制御中であるか否かを判断することができる。
ド制御中であるか否かを判定する。このアンチスキッド
制御は、車両の走行中にブレーキペダルを踏込んで制動
状態としたときに、これによってホイールシリンダ圧が
増加して、車輪速を低下させるが、そのときのスリップ
率が所定値を越えたときに、そのときのホイールシリン
ダ圧を保持し、この保持状態で車輪減速度が設定値を越
えたときに車輪がロック傾向にあると判断してホイール
シリンダ圧を減圧してロック状態を回避し、以後車輪速
が回復すると保持状態、緩増圧状態、保持状態及び減圧
状態を繰り返しながら制動状態を継続することにより、
車輪のロックを防止して良好な制動状態を得るようにし
たものであり、アンチスキッド制御が開始されると、こ
れを表すアンチスキッド制御中フラグが“1”にセット
されることにより、このアンチスキッド制御中フラグが
“1”であるか否かを判定することにより、アンチスキ
ッド制御中であるか否かを判断することができる。
【0061】そして、アンチスキッド制御中ではないと
きには、そのままステップ602に移行するが、アンチ
スキッド制御中であるときには、ステップ601aに移
行して、クラッチ接離制御用デューティ弁129の電磁
ソレノイドに対する励磁電流のデューティ比を100%
に設定してステップ602に移行する。このステップ6
02では、当該車速Vが予め設定された変速比制御開始
閾値V 0 (例えば2〜3km/hに設定され、VON及び
VOFF より小さい値となる。)よりも小さいか否かを判
定し、V<V0 と判定された場合はクリープ制御の必要
があると判断してステップ604に移行し、そうでない
場合即ちV≧V0 である場合は変速制御を行う必要があ
ると判断して、ステップ624に移行する。
きには、そのままステップ602に移行するが、アンチ
スキッド制御中であるときには、ステップ601aに移
行して、クラッチ接離制御用デューティ弁129の電磁
ソレノイドに対する励磁電流のデューティ比を100%
に設定してステップ602に移行する。このステップ6
02では、当該車速Vが予め設定された変速比制御開始
閾値V 0 (例えば2〜3km/hに設定され、VON及び
VOFF より小さい値となる。)よりも小さいか否かを判
定し、V<V0 と判定された場合はクリープ制御の必要
があると判断してステップ604に移行し、そうでない
場合即ちV≧V0 である場合は変速制御を行う必要があ
ると判断して、ステップ624に移行する。
【0062】前記ステップ604ではスロットル開度T
Hがアイドル判定閾値TH0 よりも小さいか否かを判定
し、TH<TH0 であると判定された場合はステップ6
10に移行し、そうでない場合即ちTH≧TH0 である
と判定された場合にはステップ606に移行する。この
ステップ606では、クラッチ接離制御用デューティ弁
129の今回デューティ比を0%に設定して前進用クラ
ッチ40又は後進用ブレーキ50を完全に締結状態と
し、次にステップ608でステップモータ108の目標
パルス数PD を零に設定してから後述するステップ63
0に移行する。
Hがアイドル判定閾値TH0 よりも小さいか否かを判定
し、TH<TH0 であると判定された場合はステップ6
10に移行し、そうでない場合即ちTH≧TH0 である
と判定された場合にはステップ606に移行する。この
ステップ606では、クラッチ接離制御用デューティ弁
129の今回デューティ比を0%に設定して前進用クラ
ッチ40又は後進用ブレーキ50を完全に締結状態と
し、次にステップ608でステップモータ108の目標
パルス数PD を零に設定してから後述するステップ63
0に移行する。
【0063】一方、前記ステップ610で、ステップモ
ータ108の現在パルス数PA が零であるか否かを判定
し、PA =0である場合にはステップ612に移行し、
そうでない場合にはステップ620に移行する。前記ス
テップ612では前記回転偏差ND から予め設定した第
2の目標値Nm2 を減じて回転目標値偏差eを算出し、
次にステップ614で、予め記憶された制御マップから
前記回転目標値偏差eに応じた第2のフィードバックゲ
インG2 を検索し、次にステップ616でクラッチ接離
制御用デューティ弁129の今回デューティ比を、前記
回転目標値偏差e及び第2のフィードバックゲインG2
を変数とする演算式に基づいて算出し、次にステップ6
18でステップモータ108の現在パルス数PA をPA
=0に設定してステップ636に移行する。
ータ108の現在パルス数PA が零であるか否かを判定
し、PA =0である場合にはステップ612に移行し、
そうでない場合にはステップ620に移行する。前記ス
テップ612では前記回転偏差ND から予め設定した第
2の目標値Nm2 を減じて回転目標値偏差eを算出し、
次にステップ614で、予め記憶された制御マップから
前記回転目標値偏差eに応じた第2のフィードバックゲ
インG2 を検索し、次にステップ616でクラッチ接離
制御用デューティ弁129の今回デューティ比を、前記
回転目標値偏差e及び第2のフィードバックゲインG2
を変数とする演算式に基づいて算出し、次にステップ6
18でステップモータ108の現在パルス数PA をPA
=0に設定してステップ636に移行する。
【0064】ステップ624ではシフトポジションがD
レンジであるか否かを判定し、Dレンジである場合にス
テップ626に移行し、予め記憶された当該Dレンジに
相当する変速パターンから車速V及びスロットル開度T
Hに応じた変速比を検索して前記ステップ630に移行
する。ステップ624での判定結果がシフトポジション
がDレンジでない場合にはステップ639に移行して、
シフトポジションがLレンジであるか否かを判定し、L
レンジである場合にはステップ628に移行し、予め記
憶された当該Lレンジに相当する変速パターンから車速
V及びスロットル開度THに相当する変速比を検索して
前記ステップ630に移行する。また、ステップ639
の判定の結果、シフトポジションがLレンジでない場合
にはステップ640に移行して、予め記憶されたシフト
ポジションRレンジに相当する変速パターンから車速V
及びスロットル開度THに相当する変速比を検索して前
記ステップ630に移行する。
レンジであるか否かを判定し、Dレンジである場合にス
テップ626に移行し、予め記憶された当該Dレンジに
相当する変速パターンから車速V及びスロットル開度T
Hに応じた変速比を検索して前記ステップ630に移行
する。ステップ624での判定結果がシフトポジション
がDレンジでない場合にはステップ639に移行して、
シフトポジションがLレンジであるか否かを判定し、L
レンジである場合にはステップ628に移行し、予め記
憶された当該Lレンジに相当する変速パターンから車速
V及びスロットル開度THに相当する変速比を検索して
前記ステップ630に移行する。また、ステップ639
の判定の結果、シフトポジションがLレンジでない場合
にはステップ640に移行して、予め記憶されたシフト
ポジションRレンジに相当する変速パターンから車速V
及びスロットル開度THに相当する変速比を検索して前
記ステップ630に移行する。
【0065】一方、前記ステップ630で現在パルス数
PA が目標パルス数PD に等しいと判定された場合には
前記ステップ636に移行する。また、前記ステップ6
30で現在パルス数PA が目標パルス数PD より小さい
と判定された場合には、ステップ632に移行してステ
ップ駆動信号をアップシフト方向に設定し、次にステッ
プ634で、現在パルス数PA に“1”を加えて新たな
現在パルス数PA として更新記憶した後、前記ステップ
636に移行する。
PA が目標パルス数PD に等しいと判定された場合には
前記ステップ636に移行する。また、前記ステップ6
30で現在パルス数PA が目標パルス数PD より小さい
と判定された場合には、ステップ632に移行してステ
ップ駆動信号をアップシフト方向に設定し、次にステッ
プ634で、現在パルス数PA に“1”を加えて新たな
現在パルス数PA として更新記憶した後、前記ステップ
636に移行する。
【0066】一方、前記ステップ630で現在パルス数
PA が目標パルス数PD より大きいと判定された場合に
は、ステップ620に移行し、ステップモータ駆動信号
をダウンシフト方向に設定し、次いで、ステップ622
で現在パルス数PA から“1”を減じて新たな現在パル
ス数PA として更新記憶した後、前記ステップ636に
移行する。
PA が目標パルス数PD より大きいと判定された場合に
は、ステップ620に移行し、ステップモータ駆動信号
をダウンシフト方向に設定し、次いで、ステップ622
で現在パルス数PA から“1”を減じて新たな現在パル
ス数PA として更新記憶した後、前記ステップ636に
移行する。
【0067】そして、ステップ636では、ステップモ
ータ駆動信号をモータ駆動回路317に出力し、次にス
テップ638で電磁弁ソレノイド駆動信号を出力してか
ら,メインプログラムに復帰する。そして、モータ駆動
回路317では、ステップモータ駆動信号で指定された
方向にステップモータ108を駆動するパルス信号を出
力し、これにより、ステップモータ108の現在パルス
数PA が1パルス数移動される。
ータ駆動信号をモータ駆動回路317に出力し、次にス
テップ638で電磁弁ソレノイド駆動信号を出力してか
ら,メインプログラムに復帰する。そして、モータ駆動
回路317では、ステップモータ駆動信号で指定された
方向にステップモータ108を駆動するパルス信号を出
力し、これにより、ステップモータ108の現在パルス
数PA が1パルス数移動される。
【0068】ここで、ステップ516が滑り状態検出手
段に対応し、ステップ518がロックアップオン車速設
定手段に対応し、ステップ520からステップ546が
ロックアップ制御手段に対応している。本実施例では、
前記ステップ640のRレンジ相当変速パターン検索を
除くステップ626,628で検索される変速パターン
は、凡そ図12のような変速パターンに従って無段変速
機の変速比が設定されると考えてよい。即ち、各変速パ
ターンにおける変速比は,車速Vとスロットル開度TH
とを変数とする制御マップ上で,それらの変数に従って
検索すれば一意に設定される。この図12を,車速Vを
横軸、エンジン回転速度Neを縦軸、スロットル開度T
Hをパラメータとする変速パターンの総合制御マップで
あると仮定すれば、原点を通る傾き一定の直線は変速比
が一定であると考えればよく、例えば変速パターンの全
領域において最も傾きの大きい直線は,車両全体の減速
比が最も大きい,即ち最大変速比C Hiであり、逆に最も
傾きの小さい直線は,車両全体の減速比が最も小さい,
即ちDレンジ最小変速比CDLO であると考えてよい。従
って、具体的には前記Lレンジの変速パターンは車速V
及びスロットル開度THに関わらず前記最大変速比C Hi
に固定され、前記Dレンジの変速パターンは前記最大変
速比CHiとDレンジ最小変速比CDLO との間の領域で車
速V及びスロットル開度THに応じて設定される変速比
の経時的軌跡からなる制御曲線となる。
段に対応し、ステップ518がロックアップオン車速設
定手段に対応し、ステップ520からステップ546が
ロックアップ制御手段に対応している。本実施例では、
前記ステップ640のRレンジ相当変速パターン検索を
除くステップ626,628で検索される変速パターン
は、凡そ図12のような変速パターンに従って無段変速
機の変速比が設定されると考えてよい。即ち、各変速パ
ターンにおける変速比は,車速Vとスロットル開度TH
とを変数とする制御マップ上で,それらの変数に従って
検索すれば一意に設定される。この図12を,車速Vを
横軸、エンジン回転速度Neを縦軸、スロットル開度T
Hをパラメータとする変速パターンの総合制御マップで
あると仮定すれば、原点を通る傾き一定の直線は変速比
が一定であると考えればよく、例えば変速パターンの全
領域において最も傾きの大きい直線は,車両全体の減速
比が最も大きい,即ち最大変速比C Hiであり、逆に最も
傾きの小さい直線は,車両全体の減速比が最も小さい,
即ちDレンジ最小変速比CDLO であると考えてよい。従
って、具体的には前記Lレンジの変速パターンは車速V
及びスロットル開度THに関わらず前記最大変速比C Hi
に固定され、前記Dレンジの変速パターンは前記最大変
速比CHiとDレンジ最小変速比CDLO との間の領域で車
速V及びスロットル開度THに応じて設定される変速比
の経時的軌跡からなる制御曲線となる。
【0069】したがって、今、車両がエンジンを停止さ
せ且つシフトレバーでPレンジを選択した駐車状態にあ
るものとし、この状態で、Vベルト式無段変速機構29
が、図4において、Vベルト24の駆動プーリ16側の
接触位置半径が最小で、従動プーリ26側の接触位置半
径が最大となった最大変速比CMAX の変速位置にあるも
のとする。
せ且つシフトレバーでPレンジを選択した駐車状態にあ
るものとし、この状態で、Vベルト式無段変速機構29
が、図4において、Vベルト24の駆動プーリ16側の
接触位置半径が最小で、従動プーリ26側の接触位置半
径が最大となった最大変速比CMAX の変速位置にあるも
のとする。
【0070】この駐車状態からイグニッションスイッチ
をオン状態としてエンジンを始動させてアイドリング状
態とすると、これに応じてオイルポンプ101が回転駆
動されることにより、流路132への吐出圧が増加し、
これがライン圧調圧弁102のパイロットポート102
bにパイロット圧として供給される。このとき、ライン
圧調圧弁102の出力ポート102dに接続されたクラ
ッチリリーフ弁122によってその入力ポート122a
のクラッチ圧PC がエンジン停止状態でドレーン圧近傍
までに低下しているものとすると、このクラッチ圧PC
が変速比圧弁110を介して供給される、スプール10
2sの右端部のパイロットポート102cに供給される
パイロット圧が低くなる。
をオン状態としてエンジンを始動させてアイドリング状
態とすると、これに応じてオイルポンプ101が回転駆
動されることにより、流路132への吐出圧が増加し、
これがライン圧調圧弁102のパイロットポート102
bにパイロット圧として供給される。このとき、ライン
圧調圧弁102の出力ポート102dに接続されたクラ
ッチリリーフ弁122によってその入力ポート122a
のクラッチ圧PC がエンジン停止状態でドレーン圧近傍
までに低下しているものとすると、このクラッチ圧PC
が変速比圧弁110を介して供給される、スプール10
2sの右端部のパイロットポート102cに供給される
パイロット圧が低くなる。
【0071】一方、イグニッションスイッチがオン状態
となったときに中央処理装置313では、初期化を行っ
てロックアップフラグLUFを“0”にリセットすると
共に、目標パルス数PD を“0”に設定してから図7の
処理を実行し、このとき、シフトレバーでPレンジが選
択されていることから、ステップ504からステップ5
06に移行してロックアップ用デューティ弁128のデ
ューティ比を“0”に設定してからステップ630に移
行し、このとき、現在パルス数PA が目標パルス数PD
(=0)に一致しているものとすると、ステップモータ
108を停止状態に維持するステップモータ駆動信号を
出力し(ステップ636)、次いでデューティ比“0”
のソレノイド駆動信号を各デューティ弁120、128
及び129に出力する。このため、モデファイヤ用デュ
ーティ弁120のデューティ比が零の状態を維持し、そ
の出力ポート120bから出力されるモディファイヤ圧
P M が零となって、これがプレッシャーモディファイヤ
弁116のパイロットポート116bに入力されるた
め、このプレッシャーモディファイヤ弁116の入力ポ
ート116d及び出力ポート116aが遮断状態で、且
つ出力ポート116aとドレーンポート116cとが連
通状態となるため、ライン圧調圧弁102のパイロット
ポート102fのパイロット圧も零となる。
となったときに中央処理装置313では、初期化を行っ
てロックアップフラグLUFを“0”にリセットすると
共に、目標パルス数PD を“0”に設定してから図7の
処理を実行し、このとき、シフトレバーでPレンジが選
択されていることから、ステップ504からステップ5
06に移行してロックアップ用デューティ弁128のデ
ューティ比を“0”に設定してからステップ630に移
行し、このとき、現在パルス数PA が目標パルス数PD
(=0)に一致しているものとすると、ステップモータ
108を停止状態に維持するステップモータ駆動信号を
出力し(ステップ636)、次いでデューティ比“0”
のソレノイド駆動信号を各デューティ弁120、128
及び129に出力する。このため、モデファイヤ用デュ
ーティ弁120のデューティ比が零の状態を維持し、そ
の出力ポート120bから出力されるモディファイヤ圧
P M が零となって、これがプレッシャーモディファイヤ
弁116のパイロットポート116bに入力されるた
め、このプレッシャーモディファイヤ弁116の入力ポ
ート116d及び出力ポート116aが遮断状態で、且
つ出力ポート116aとドレーンポート116cとが連
通状態となるため、ライン圧調圧弁102のパイロット
ポート102fのパイロット圧も零となる。
【0072】したがって、スプール102sを右動させ
るパイロットポート102b及び102fのパイロット
圧とスプール102sを左動させるパイロットポート1
02cの圧力とスプール102sの受圧面積との積でな
る推力差によってスプール102sが右動し、これによ
って入力ポート102aとスプール102sのランド1
02oとの間の開口面積が増加し、これによって入力ポ
ート102aと出力ポート102dとが連通状態となる
ため、流路132のライン圧が一時的に減少する。
るパイロットポート102b及び102fのパイロット
圧とスプール102sを左動させるパイロットポート1
02cの圧力とスプール102sの受圧面積との積でな
る推力差によってスプール102sが右動し、これによ
って入力ポート102aとスプール102sのランド1
02oとの間の開口面積が増加し、これによって入力ポ
ート102aと出力ポート102dとが連通状態となる
ため、流路132のライン圧が一時的に減少する。
【0073】ところが、ライン圧調圧弁102の出力ポ
ート102dから出力される出力圧は、その下流側に配
設されているクラッチリリーフ弁122の入力ポート1
22a及びパイロットポート122bに供給されるた
め、入力ポート122aで形成されるクラッチ圧P
C は、このクラッチリリーフ弁122のリターンスプリ
ング122mによる推力とパイロットポート122bの
パイロット圧及びスプール122kのランド122iの
受圧面積の積で表される推力とが釣り合う圧力まで増加
する。
ート102dから出力される出力圧は、その下流側に配
設されているクラッチリリーフ弁122の入力ポート1
22a及びパイロットポート122bに供給されるた
め、入力ポート122aで形成されるクラッチ圧P
C は、このクラッチリリーフ弁122のリターンスプリ
ング122mによる推力とパイロットポート122bの
パイロット圧及びスプール122kのランド122iの
受圧面積の積で表される推力とが釣り合う圧力まで増加
する。
【0074】このように、クラッチ圧PC が増加する
と、これが変速比制御弁110の入力ポート110aに
供給され、このとき駆動プーリ16のV字状プーリ溝間
隔が広くなっていることから、これに応じてセンサシュ
ー164が図4でみて上方側に移動しており、このため
スプリング止め摺動杆110iが下方に移動して、リタ
ーンスプリング110jの付勢力が大きくなっているた
め、この変速比制御弁110の出力ポート110bから
出力される制御圧がクラッチ圧PC よりは低い値である
がこれに近い値となり、この制御圧がライン圧調圧弁1
02のパイロットポート102cにパイロット圧として
供給される。このため、ライン圧調圧弁102のスプー
ル102sが左動して入力ポート102aとランド10
2oとの間の開口面積が小さくなり、これに応じて流路
132のライン圧が図10に示すように、最大ライン圧
曲線LMAX 上の最大変速比CMAX に対応する点で表され
る比較的高いライン圧に設定される。
と、これが変速比制御弁110の入力ポート110aに
供給され、このとき駆動プーリ16のV字状プーリ溝間
隔が広くなっていることから、これに応じてセンサシュ
ー164が図4でみて上方側に移動しており、このため
スプリング止め摺動杆110iが下方に移動して、リタ
ーンスプリング110jの付勢力が大きくなっているた
め、この変速比制御弁110の出力ポート110bから
出力される制御圧がクラッチ圧PC よりは低い値である
がこれに近い値となり、この制御圧がライン圧調圧弁1
02のパイロットポート102cにパイロット圧として
供給される。このため、ライン圧調圧弁102のスプー
ル102sが左動して入力ポート102aとランド10
2oとの間の開口面積が小さくなり、これに応じて流路
132のライン圧が図10に示すように、最大ライン圧
曲線LMAX 上の最大変速比CMAX に対応する点で表され
る比較的高いライン圧に設定される。
【0075】このPレンジを選択している停車状態か
ら、ブレーキペダルの踏込みを維持して、前進走行を開
始するために、シフトレバーでDレンジを選択すると、
図7の処理が実行されたときに、ステップ504からス
テップ508に移行し、変速制御処理を開始する。しか
しながら、ブレーキペダルの踏込を継続している状態で
は、エンジンはアイドリング状態にあると共に、車両も
停止状態であるので、車速Vは零であり、ステップ51
3a〜S513cで算出されるモディファイヤ用デュー
ティ弁120のデューティ比は最小ではないがアイドリ
ング状態のエンジントルクに応じた値となり、モディフ
ァイヤ用デューティ弁120から出力されるモディファ
イヤ圧PM が多少増加し、これに応じてプレッシャーモ
ディファイヤ弁116の出力ポート116a及びドレー
ンポート116c間が遮断状態となり、これに代えて出
力ポート116a及び入力ポート116d間が連通状態
となるため、クラッチ圧PC に基づく比較的小さい圧力
のモディファイヤ圧がパイロット圧としてライン圧調圧
弁102のパイロットポート102fに供給される。こ
のため、スプール102sが右動して、流路132のラ
イン圧PL が図10に示すように、最小ライン圧曲線L
MIN 上の最大変速比CMAX に対応する点で表される最小
ライン圧に設定される。
ら、ブレーキペダルの踏込みを維持して、前進走行を開
始するために、シフトレバーでDレンジを選択すると、
図7の処理が実行されたときに、ステップ504からス
テップ508に移行し、変速制御処理を開始する。しか
しながら、ブレーキペダルの踏込を継続している状態で
は、エンジンはアイドリング状態にあると共に、車両も
停止状態であるので、車速Vは零であり、ステップ51
3a〜S513cで算出されるモディファイヤ用デュー
ティ弁120のデューティ比は最小ではないがアイドリ
ング状態のエンジントルクに応じた値となり、モディフ
ァイヤ用デューティ弁120から出力されるモディファ
イヤ圧PM が多少増加し、これに応じてプレッシャーモ
ディファイヤ弁116の出力ポート116a及びドレー
ンポート116c間が遮断状態となり、これに代えて出
力ポート116a及び入力ポート116d間が連通状態
となるため、クラッチ圧PC に基づく比較的小さい圧力
のモディファイヤ圧がパイロット圧としてライン圧調圧
弁102のパイロットポート102fに供給される。こ
のため、スプール102sが右動して、流路132のラ
イン圧PL が図10に示すように、最小ライン圧曲線L
MIN 上の最大変速比CMAX に対応する点で表される最小
ライン圧に設定される。
【0076】一方、シフトレバーでDレンジを選択した
ときに、マニュアル弁104の入力ポート104aと出
力ポート104cが連通状態となるため、クラッチリリ
ーフ弁122で形成されたクラッチ圧PC が前進用クラ
ッチ制御弁142を介し、オリフィス142cを介して
前進用クラッチ40に供給されるので、この前進用クラ
ッチ40が緩やかに増加して一端締結状態となる。とこ
ろが、図7の処理において、ロックアップフラグLUF
が初期状態で、“0”にリセットされているので、ステ
ップ520からステップ522に移行し、車速Vが零で
あるので、ステップ540に移行して、ロックアップ用
デューティ弁128のデューティ比を“0”に設定し、
次いでステップ542に移行して、ロックアップフラグ
LUFを“0”にリセットしてからステップ601に移
行する。
ときに、マニュアル弁104の入力ポート104aと出
力ポート104cが連通状態となるため、クラッチリリ
ーフ弁122で形成されたクラッチ圧PC が前進用クラ
ッチ制御弁142を介し、オリフィス142cを介して
前進用クラッチ40に供給されるので、この前進用クラ
ッチ40が緩やかに増加して一端締結状態となる。とこ
ろが、図7の処理において、ロックアップフラグLUF
が初期状態で、“0”にリセットされているので、ステ
ップ520からステップ522に移行し、車速Vが零で
あるので、ステップ540に移行して、ロックアップ用
デューティ弁128のデューティ比を“0”に設定し、
次いでステップ542に移行して、ロックアップフラグ
LUFを“0”にリセットしてからステップ601に移
行する。
【0077】この時点では、アンチスキッド制御中では
ないので、ステップ602に移行し、ここで、車速Vは
停車中であって設定車速V0 より小さいので、ステップ
604に移行し、スロットル開度THがアイドリング状
態であるため、設定値TH0より小さいので、ステップ
610に移行し、現在パルス数PA がPA =0であるの
で、ステップ612から616を実行して、クラッチ接
離制御用デューティ弁129のデューティ比をエンジン
回転速度NE とタービン回転速度NT との偏差ND と目
標偏差Nm2との差eとゲインG2 とに基づいて設定する
ことにより、デューティ比が比較的大きい値例えば60
程度に設定される。このため、クラッチ接離制御用デュ
ーティ弁129の出力ポート129bから出力されるク
ラッチ制御圧PCCが後進用ブレーキ制御弁140及び前
進用クラッチ制御弁142のパイロットポートに供給さ
れるため、これら後進用ブレーキ制御弁140及び前進
用クラッチ制御弁142のスプール140m及び142
mがリターンスプリング140n及び142nに抗して
下降し、前進用クラッチ制御弁142では、出力ポート
142dとドレーンポート142eとを連通させる状態
となり、前進用クラッチ40に対するクラッチ締結圧を
リターンスプリング142nの付勢力とパイロットポー
ト142hのパイロット圧による推力とがバランスする
圧力まで低下させて、クリープ走行を可能な状態に制御
する。
ないので、ステップ602に移行し、ここで、車速Vは
停車中であって設定車速V0 より小さいので、ステップ
604に移行し、スロットル開度THがアイドリング状
態であるため、設定値TH0より小さいので、ステップ
610に移行し、現在パルス数PA がPA =0であるの
で、ステップ612から616を実行して、クラッチ接
離制御用デューティ弁129のデューティ比をエンジン
回転速度NE とタービン回転速度NT との偏差ND と目
標偏差Nm2との差eとゲインG2 とに基づいて設定する
ことにより、デューティ比が比較的大きい値例えば60
程度に設定される。このため、クラッチ接離制御用デュ
ーティ弁129の出力ポート129bから出力されるク
ラッチ制御圧PCCが後進用ブレーキ制御弁140及び前
進用クラッチ制御弁142のパイロットポートに供給さ
れるため、これら後進用ブレーキ制御弁140及び前進
用クラッチ制御弁142のスプール140m及び142
mがリターンスプリング140n及び142nに抗して
下降し、前進用クラッチ制御弁142では、出力ポート
142dとドレーンポート142eとを連通させる状態
となり、前進用クラッチ40に対するクラッチ締結圧を
リターンスプリング142nの付勢力とパイロットポー
ト142hのパイロット圧による推力とがバランスする
圧力まで低下させて、クリープ走行を可能な状態に制御
する。
【0078】一方、ロックアップ用デューティ弁128
に対するデューティ比が“0”となるので、これから出
力されるロックアップ制御圧PLUは略零に制御され、こ
れがロックアップ制御弁126のパイロットポート12
6jにパイロット圧として供給されるので、スプール1
26sはリターンスプリング126tによって図4に示
すように右動した位置となり、トルクコンバータリリー
フ弁124から供給されるトルクコンバータ制御圧PT
が入力ポート126b及び出力ポート126cを介して
ロックアップ油室12aに供給され、フルードカップリ
ング12には、ロックアップ油室12a側から作動圧が
供給され、フルードカップリング12の油圧はリリーフ
弁152によって一定圧に保持される。
に対するデューティ比が“0”となるので、これから出
力されるロックアップ制御圧PLUは略零に制御され、こ
れがロックアップ制御弁126のパイロットポート12
6jにパイロット圧として供給されるので、スプール1
26sはリターンスプリング126tによって図4に示
すように右動した位置となり、トルクコンバータリリー
フ弁124から供給されるトルクコンバータ制御圧PT
が入力ポート126b及び出力ポート126cを介して
ロックアップ油室12aに供給され、フルードカップリ
ング12には、ロックアップ油室12a側から作動圧が
供給され、フルードカップリング12の油圧はリリーフ
弁152によって一定圧に保持される。
【0079】このため、フルードカップリング12にお
けるポンプインペラ12bとタービンランナ12cとの
間を作動油を介して連結するロックアップ解除状態に制
御する。なお、フルードカップリング12から出力され
る作動油がロックアップ制御弁126の入力ポート12
6d及び出力ポート126eを介してクーラー146に
出力される。
けるポンプインペラ12bとタービンランナ12cとの
間を作動油を介して連結するロックアップ解除状態に制
御する。なお、フルードカップリング12から出力され
る作動油がロックアップ制御弁126の入力ポート12
6d及び出力ポート126eを介してクーラー146に
出力される。
【0080】したがって、この状態でブレーキペダルの
踏込みを解除し、アクセルペダルを解放状態とするか又
は軽く踏込んでスロットル開度THが設定値TH0 未満
の状態を維持すると、前進用クラッチ40が僅かに締結
された状態となり、エンジン10の回転駆動力がフルー
ドカップリング12、前進用クラッチ40及び遊星歯車
機構17のピニオンキャリア25を介して駆動プーリ1
6に伝達され、フルードカップリング12でエンジン1
0に対する過負荷を吸収して車両を最大変速比CMAX で
クリープ走行させることができる。
踏込みを解除し、アクセルペダルを解放状態とするか又
は軽く踏込んでスロットル開度THが設定値TH0 未満
の状態を維持すると、前進用クラッチ40が僅かに締結
された状態となり、エンジン10の回転駆動力がフルー
ドカップリング12、前進用クラッチ40及び遊星歯車
機構17のピニオンキャリア25を介して駆動プーリ1
6に伝達され、フルードカップリング12でエンジン1
0に対する過負荷を吸収して車両を最大変速比CMAX で
クリープ走行させることができる。
【0081】また、Dレンジを選択してブレーキペダル
を踏込んでいる停車状態から発進するため、ブレーキペ
ダルの踏込みを解除し、これに代えてアクセルペダルを
大きく踏込むことにより、スロットル開度THが設定値
TH0 より大きくなり、図7の処理が実行されたときに
ステップ604からステップ606に移行して、クラッ
チ接離制御用デューティ弁129のデューティ比が
“0”に設定され、次いでステップ608で目標パルス
数PD を図8に示すように最大変速比CMAX を表すパル
ス数“0”に設定してからステップ630に移行する。
を踏込んでいる停車状態から発進するため、ブレーキペ
ダルの踏込みを解除し、これに代えてアクセルペダルを
大きく踏込むことにより、スロットル開度THが設定値
TH0 より大きくなり、図7の処理が実行されたときに
ステップ604からステップ606に移行して、クラッ
チ接離制御用デューティ弁129のデューティ比が
“0”に設定され、次いでステップ608で目標パルス
数PD を図8に示すように最大変速比CMAX を表すパル
ス数“0”に設定してからステップ630に移行する。
【0082】このとき、現在パルス数PA が“0”であ
るので、PA =PD となり、そのままステップ636及
びS638でステップモータ駆動信号及びソレノイド駆
動信号を出力する。このため、クラッチ接離制御用デュ
ーティ弁129から出力されたクラッチ制御圧PCCが零
となって、前進用クラッチ制御弁142のスプール14
2mがリターンスプリング142nによって上昇し、出
力ポート142dとドレーンポート142eとを遮断
し、逆に出力ポート142dと入力ポート142bとを
連通させる状態となり、前進用クラッチ40に対するク
ラッチ締結圧を増加させて、前進用クラッチ40を完全
に締結状態に制御すると共に、ステップモータ108
を、図8に示すパルス数“0”の最大変速比CMAX の位
置に維持する。
るので、PA =PD となり、そのままステップ636及
びS638でステップモータ駆動信号及びソレノイド駆
動信号を出力する。このため、クラッチ接離制御用デュ
ーティ弁129から出力されたクラッチ制御圧PCCが零
となって、前進用クラッチ制御弁142のスプール14
2mがリターンスプリング142nによって上昇し、出
力ポート142dとドレーンポート142eとを遮断
し、逆に出力ポート142dと入力ポート142bとを
連通させる状態となり、前進用クラッチ40に対するク
ラッチ締結圧を増加させて、前進用クラッチ40を完全
に締結状態に制御すると共に、ステップモータ108
を、図8に示すパルス数“0”の最大変速比CMAX の位
置に維持する。
【0083】このように、前進用クラッチ40が締結状
態となることにより、最大変速比C MAX で車両を発進さ
せることができ、このとき、スロットル開度THが大き
くなることにより、図7の処理におけるステップ513
a〜S513cで設定されるライン圧PL もエンジント
ルクの増加に応じて図10の最大ライン圧曲線LMAX上
の最大変速比CMAX に対応する点の最大圧力となり、こ
れが従動プーリシリンダ室32に供給されるので、ベル
ト24に対してエンジントルクに対応した押付力を作用
して、ベルト24とプーリ16及び26間の滑りを抑制
して良好な発進を行うことができる。
態となることにより、最大変速比C MAX で車両を発進さ
せることができ、このとき、スロットル開度THが大き
くなることにより、図7の処理におけるステップ513
a〜S513cで設定されるライン圧PL もエンジント
ルクの増加に応じて図10の最大ライン圧曲線LMAX上
の最大変速比CMAX に対応する点の最大圧力となり、こ
れが従動プーリシリンダ室32に供給されるので、ベル
ト24に対してエンジントルクに対応した押付力を作用
して、ベルト24とプーリ16及び26間の滑りを抑制
して良好な発進を行うことができる。
【0084】そして、車両が発進し車速VがV≠0とな
り、図7の処理で、前後加速度センサ410からの前後
加速度XG をもとに、ステップ518で図11に示す制
御マップから前後加速度XG に応じたロックアップオン
車速VONを検索し、例えば、前後加速度XG が小さい場
合にはロックアップオン車速VONは、目標ロックアップ
オン車速Vαに近い値に設定され、前後加速度XG が大
きくなるほどロックアップオン車速VONは小さい値に設
定される。
り、図7の処理で、前後加速度センサ410からの前後
加速度XG をもとに、ステップ518で図11に示す制
御マップから前後加速度XG に応じたロックアップオン
車速VONを検索し、例えば、前後加速度XG が小さい場
合にはロックアップオン車速VONは、目標ロックアップ
オン車速Vαに近い値に設定され、前後加速度XG が大
きくなるほどロックアップオン車速VONは小さい値に設
定される。
【0085】このとき、ロックアップフラグLUF=0
であるのでステップ520からステップ522に移行
し、車速VがV<VONである間は、ロックアップ用デュ
ーティ弁128のデューティ比を“0”に設定し、ステ
ップ601に移行する。その後、車速Vが図12に示す
設定車速V0 に達すると、図7の処理が実行されたとき
に、ステップ602からステップ624に移行し、Dレ
ンジであるのでステップ626に移行して、そのときの
車速V、エンジン回転速度NE 及びスロットル開度TH
をもとに予め記憶されたDレンジ変速パターンを参照し
て目標変速比を表すステップモータ108の目標パルス
数PD を決定して、変速制御を開始する。
であるのでステップ520からステップ522に移行
し、車速VがV<VONである間は、ロックアップ用デュ
ーティ弁128のデューティ比を“0”に設定し、ステ
ップ601に移行する。その後、車速Vが図12に示す
設定車速V0 に達すると、図7の処理が実行されたとき
に、ステップ602からステップ624に移行し、Dレ
ンジであるのでステップ626に移行して、そのときの
車速V、エンジン回転速度NE 及びスロットル開度TH
をもとに予め記憶されたDレンジ変速パターンを参照し
て目標変速比を表すステップモータ108の目標パルス
数PD を決定して、変速制御を開始する。
【0086】すなわち、目標パルス数PD が“0”より
大きな値に設定されることにより、図7の処理における
ステップ630からステップ632及びS634に移行
し、ステップモータ108の現在パルス数PA を“1”
だけインクリメントした値を新たな現在パルス数PA と
して更新記憶し、次いで、ステップ636に移行して、
現在パルス数PA に対応するステップモータ駆動信号を
ステップモータ108に出力することにより、ステップ
モータ108を図4でみて反時計方向に所定ステップ角
分回転させる。
大きな値に設定されることにより、図7の処理における
ステップ630からステップ632及びS634に移行
し、ステップモータ108の現在パルス数PA を“1”
だけインクリメントした値を新たな現在パルス数PA と
して更新記憶し、次いで、ステップ636に移行して、
現在パルス数PA に対応するステップモータ駆動信号を
ステップモータ108に出力することにより、ステップ
モータ108を図4でみて反時計方向に所定ステップ角
分回転させる。
【0087】この結果、図13に示すように、ロッド1
82が上方に移動し、レバー178がセンサーシュー1
64との連結点であるピン183を支点として反時計方
向に破線図示の位置まで回動し、このレバー178にピ
ン181を介して連結されている変速制御弁106のス
プール106gが上方に移動する。これによって、変速
制御弁106の入力ポート106a及び出力ポート10
6bが連通状態となり、入力ポート106aに供給され
ているライン圧PL が駆動プーリシリンダ室20に供給
されるので、可動円錐板22が固定円錐板18側に移動
されてV字状プーリ溝間隔が小さくなり、これによって
ベルト24の駆動プーリ16に対する接触位置半径が大
きくなり、これに応じて従動プーリ26に対する接触位
置半径が小さくなることにより、変速比が徐々に小さく
なる。
82が上方に移動し、レバー178がセンサーシュー1
64との連結点であるピン183を支点として反時計方
向に破線図示の位置まで回動し、このレバー178にピ
ン181を介して連結されている変速制御弁106のス
プール106gが上方に移動する。これによって、変速
制御弁106の入力ポート106a及び出力ポート10
6bが連通状態となり、入力ポート106aに供給され
ているライン圧PL が駆動プーリシリンダ室20に供給
されるので、可動円錐板22が固定円錐板18側に移動
されてV字状プーリ溝間隔が小さくなり、これによって
ベルト24の駆動プーリ16に対する接触位置半径が大
きくなり、これに応じて従動プーリ26に対する接触位
置半径が小さくなることにより、変速比が徐々に小さく
なる。
【0088】一方、可動円錐板22の移動によってセン
サーシュー164が下方に移動し、これによってレバー
178がロッド182のピン185を支点として反時計
方向に回動することにより、変速制御弁106のスプー
ル106gが下降し、そのランド106eによって出力
ポート106bが徐々に閉塞され、目標変速比に一致し
たときに、出力ポート106bがランド106eによっ
て完全に閉塞されるので、駆動プーリ16の駆動プーリ
シリンダ室20の圧力上昇が停止され、可動円錐板22
の移動が停止される。
サーシュー164が下方に移動し、これによってレバー
178がロッド182のピン185を支点として反時計
方向に回動することにより、変速制御弁106のスプー
ル106gが下降し、そのランド106eによって出力
ポート106bが徐々に閉塞され、目標変速比に一致し
たときに、出力ポート106bがランド106eによっ
て完全に閉塞されるので、駆動プーリ16の駆動プーリ
シリンダ室20の圧力上昇が停止され、可動円錐板22
の移動が停止される。
【0089】このように、Vベルト式無段変速機構29
の変速比が小さくなると、図7のステップ513a〜S
513cで算出されるモディファイヤ用デューティ弁1
20のデューティ比が大きくなり、これに応じてプレッ
シャーモディファイヤ弁116の出力ポート116aか
ら出力されるモディファイヤ圧が大きくなってライン圧
調圧弁102のパイロットポート102fに供給するパ
イロット圧が増加すると共に、センサーシュー164の
下動によって変速比圧弁110のスプリング止め摺動杆
110iが上動し、これによってリターンスプリング1
10jの付勢力が小さくなり、これに応じて出力ポート
110bから出力されるライン圧調圧弁102のパイロ
ットポート102cに対するパイロット圧が低下するこ
とにより、ライン圧調圧弁102のスプール102sが
右動し、これによって入力ポート102aとランド10
2oとの間の開口面積が大きくなることにより、ライン
圧PL が低下し、従動プーリシリンダ室32の圧力が低
下することにより、変速比に応じたベルト挟持力に変更
される。
の変速比が小さくなると、図7のステップ513a〜S
513cで算出されるモディファイヤ用デューティ弁1
20のデューティ比が大きくなり、これに応じてプレッ
シャーモディファイヤ弁116の出力ポート116aか
ら出力されるモディファイヤ圧が大きくなってライン圧
調圧弁102のパイロットポート102fに供給するパ
イロット圧が増加すると共に、センサーシュー164の
下動によって変速比圧弁110のスプリング止め摺動杆
110iが上動し、これによってリターンスプリング1
10jの付勢力が小さくなり、これに応じて出力ポート
110bから出力されるライン圧調圧弁102のパイロ
ットポート102cに対するパイロット圧が低下するこ
とにより、ライン圧調圧弁102のスプール102sが
右動し、これによって入力ポート102aとランド10
2oとの間の開口面積が大きくなることにより、ライン
圧PL が低下し、従動プーリシリンダ室32の圧力が低
下することにより、変速比に応じたベルト挟持力に変更
される。
【0090】その後、スロットル開度THが大きい状態
を維持しながら車速Vが増加して、車速Vが、車速Vを
もとに算出したロックアップオン車速VONを越える状態
となると、図7の処理におけるステップ522からステ
ップ524に移行して、エンジン回転速度NE とタービ
ンランナ回転速度Nt との回転速度偏差ND から第1の
目標値Nm1 を減じて回転目標値偏差eを算出し、次に
ステップ526で予め記憶された制御マップから前記回
転目標値偏差eに応じた第1のフィードバックゲインG
1 を検索し、次にステップ528で前記回転速度偏差N
D が制御系切換閾値N0 よりも小さいか否かを判定す
る。ND ≧NO である場合には回転速度偏差が大きすぎ
るものと判断してステップ538に移行して、ロックア
ップ用デューティ弁128に対するデューティ比を回転
速度偏差e及びフィードバックゲインG1 に応じた値に
設定してフィードバック制御を行う。このため、ステッ
プ638でソレノイド駆動信号がロックアップ用デュー
ティ弁128に出力されたときに、その出力ポート12
8bから出力されるロックアップ制御圧PLUが徐々に増
加することにより、これが変速指令弁150の入力ポー
ト150a及び150bを通じてロックアップ制御弁1
26のパイロットポート126jに供給されるため、そ
のスプール126sがリターンスプリング126tに抗
して左動することになり、ロックアップ油室12aに供
給されるトルクコンバータ圧PT が徐々に減少されると
共に、フルードカップリング12からクーラー146に
出力される作動油量も減少され、ロックアップ油室12
aの圧力が低下することにより、徐々にロックアップ状
態に切換えが行われる。そして、回転速度偏差ND が制
御系切換閾値N0 より小さくなると、図7のステップ5
28からステップ530に移行し、現在のロックアップ
用デューティ比に所定値αを加算するフィードフォワー
ド制御を行い、これが100%未満であるときには、ス
テップ534に移行してデューティ比を100%に設定
し、次いでステップ536でロックアップ制御フラグL
UFを“1”にセットしてからステップ601に移行す
る。
を維持しながら車速Vが増加して、車速Vが、車速Vを
もとに算出したロックアップオン車速VONを越える状態
となると、図7の処理におけるステップ522からステ
ップ524に移行して、エンジン回転速度NE とタービ
ンランナ回転速度Nt との回転速度偏差ND から第1の
目標値Nm1 を減じて回転目標値偏差eを算出し、次に
ステップ526で予め記憶された制御マップから前記回
転目標値偏差eに応じた第1のフィードバックゲインG
1 を検索し、次にステップ528で前記回転速度偏差N
D が制御系切換閾値N0 よりも小さいか否かを判定す
る。ND ≧NO である場合には回転速度偏差が大きすぎ
るものと判断してステップ538に移行して、ロックア
ップ用デューティ弁128に対するデューティ比を回転
速度偏差e及びフィードバックゲインG1 に応じた値に
設定してフィードバック制御を行う。このため、ステッ
プ638でソレノイド駆動信号がロックアップ用デュー
ティ弁128に出力されたときに、その出力ポート12
8bから出力されるロックアップ制御圧PLUが徐々に増
加することにより、これが変速指令弁150の入力ポー
ト150a及び150bを通じてロックアップ制御弁1
26のパイロットポート126jに供給されるため、そ
のスプール126sがリターンスプリング126tに抗
して左動することになり、ロックアップ油室12aに供
給されるトルクコンバータ圧PT が徐々に減少されると
共に、フルードカップリング12からクーラー146に
出力される作動油量も減少され、ロックアップ油室12
aの圧力が低下することにより、徐々にロックアップ状
態に切換えが行われる。そして、回転速度偏差ND が制
御系切換閾値N0 より小さくなると、図7のステップ5
28からステップ530に移行し、現在のロックアップ
用デューティ比に所定値αを加算するフィードフォワー
ド制御を行い、これが100%未満であるときには、ス
テップ534に移行してデューティ比を100%に設定
し、次いでステップ536でロックアップ制御フラグL
UFを“1”にセットしてからステップ601に移行す
る。
【0091】このため、ロックアップ用デューティ弁1
28から出力されるロックアップ制御圧PLUが高い圧力
となるため、ロックアップ制御弁126のスプール12
6sがさらに左動し、ロックアップ油室12aをドレー
ンポート126gに連通させると共に、トルクコンバー
タ圧PT をフルードカップリング12に直接供給し、さ
らに潤滑用リリーフボール144で設定される潤滑圧P
LBが入力ポート126f及び出力ポート126eを介し
てクーラー146に供給されて冷却される。
28から出力されるロックアップ制御圧PLUが高い圧力
となるため、ロックアップ制御弁126のスプール12
6sがさらに左動し、ロックアップ油室12aをドレー
ンポート126gに連通させると共に、トルクコンバー
タ圧PT をフルードカップリング12に直接供給し、さ
らに潤滑用リリーフボール144で設定される潤滑圧P
LBが入力ポート126f及び出力ポート126eを介し
てクーラー146に供給されて冷却される。
【0092】このため、ロックアップ油室12aの圧力
が略零となるので、ポンプインペラー12bとタービン
ランナ12cとを機械的に連結したロックアップ状態と
なり、車両は加速状態を継続する。そして、所望の車速
Vに達して、アクセルペダルの踏込みを停止すると、ス
ロットル開度THが一定値となり、エンジン回転速度も
一定となるので、ステップ626で検索される目標パル
ス数PD が一定値となり、これと現在パルス数PAとが
一致するので、図7の処理においてステップ630から
ステップ636に移行して現在パルス数PA を維持する
ので、変速動作は行われず、定速走行状態が維持され
る。
が略零となるので、ポンプインペラー12bとタービン
ランナ12cとを機械的に連結したロックアップ状態と
なり、車両は加速状態を継続する。そして、所望の車速
Vに達して、アクセルペダルの踏込みを停止すると、ス
ロットル開度THが一定値となり、エンジン回転速度も
一定となるので、ステップ626で検索される目標パル
ス数PD が一定値となり、これと現在パルス数PAとが
一致するので、図7の処理においてステップ630から
ステップ636に移行して現在パルス数PA を維持する
ので、変速動作は行われず、定速走行状態が維持され
る。
【0093】そして、この定速走行状態からアクセルペ
ダルの踏込を解除しエンジンブレーキ状態とするか又は
ブレーキペダルを踏込んで制動状態とさせたものとす
る。この場合には、スロットル開度THが低下すること
により、ステップ626で検索される目標パルス数PD
が低下し、これによってステップ630からステップ6
20に移行し、ステップモータ108のステップモータ
駆動信号をダウンシフト方向に設定し、次いで、ステッ
プ622で現在パルス数PA を“1”だけデクリメント
する。
ダルの踏込を解除しエンジンブレーキ状態とするか又は
ブレーキペダルを踏込んで制動状態とさせたものとす
る。この場合には、スロットル開度THが低下すること
により、ステップ626で検索される目標パルス数PD
が低下し、これによってステップ630からステップ6
20に移行し、ステップモータ108のステップモータ
駆動信号をダウンシフト方向に設定し、次いで、ステッ
プ622で現在パルス数PA を“1”だけデクリメント
する。
【0094】このため、ステップモータ108が図13
で時計方向に回転駆動され、これによってロッド182
が下方に移動することにより、レバー178がセンサー
シュー164のピン183を支点として時計方向に回動
し、これによって変速制御弁106のスプール106g
が下降することにより、出力ポート106bとドレーン
ポート106cとが連通状態となり、駆動プーリシリン
ダ室20aの作動油が徐々に保圧弁160を介してタン
ク130に戻される。このため、駆動プーリシリンダ室
20aの圧力が徐々に低下することにより、V字状プー
リ溝間隔が徐々に広がり、駆動プーリ16に対するベル
ト24の接触位置半径が徐々に小さくなり、逆に従動プ
ーリ26に対するベルト24の接触位置半径が大きくな
ることにより、変速比Cが大きくなってダウンシフトが
行われ、車両は減速状態となる。
で時計方向に回転駆動され、これによってロッド182
が下方に移動することにより、レバー178がセンサー
シュー164のピン183を支点として時計方向に回動
し、これによって変速制御弁106のスプール106g
が下降することにより、出力ポート106bとドレーン
ポート106cとが連通状態となり、駆動プーリシリン
ダ室20aの作動油が徐々に保圧弁160を介してタン
ク130に戻される。このため、駆動プーリシリンダ室
20aの圧力が徐々に低下することにより、V字状プー
リ溝間隔が徐々に広がり、駆動プーリ16に対するベル
ト24の接触位置半径が徐々に小さくなり、逆に従動プ
ーリ26に対するベルト24の接触位置半径が大きくな
ることにより、変速比Cが大きくなってダウンシフトが
行われ、車両は減速状態となる。
【0095】そして、減速状態を継続して、車速Vがロ
ックアップオフ車速VOFF 未満となると、図7の処理に
おけるステップ544からステップ540に移行して、
ロックアップ用デューティ弁128に対するデューティ
比が“0”に設定され、次いで、ステップ542でロッ
クアップ制御フラグLUFが“0”にリセットされる。
このため、ロックアップ制御弁126のパイロットポー
ト126jの圧力が低下することにより、スプール12
6sが瞬時に右動し、トルクコンバータ圧PTがロック
アップ油室12aに供給されるため、ロックアップ状態
が直ちに解除されてフルードカップリング12を介した
駆動状態に復帰し、この間無段変速機29の変速比Cは
増加状態を継続し、車速Vが設定車速V0 未満となる
と、ステップ602からステップ604に移行し、スロ
ットル開度THが設定値TH0 より小さいので、ステッ
プ610に移行し、現在パルス数PA が“0”即ち最大
変速比CMAX に達していないときには、ステップ620
及びステップ622でステップモータ108をダウンシ
フト方向に回転させると共に、現在パルスPA が“0”
に達するとステップ612に移行して前述したように、
前進用クラッチ40のクラッチ圧を低下させてクリープ
走行可能な状態に復帰させる。
ックアップオフ車速VOFF 未満となると、図7の処理に
おけるステップ544からステップ540に移行して、
ロックアップ用デューティ弁128に対するデューティ
比が“0”に設定され、次いで、ステップ542でロッ
クアップ制御フラグLUFが“0”にリセットされる。
このため、ロックアップ制御弁126のパイロットポー
ト126jの圧力が低下することにより、スプール12
6sが瞬時に右動し、トルクコンバータ圧PTがロック
アップ油室12aに供給されるため、ロックアップ状態
が直ちに解除されてフルードカップリング12を介した
駆動状態に復帰し、この間無段変速機29の変速比Cは
増加状態を継続し、車速Vが設定車速V0 未満となる
と、ステップ602からステップ604に移行し、スロ
ットル開度THが設定値TH0 より小さいので、ステッ
プ610に移行し、現在パルス数PA が“0”即ち最大
変速比CMAX に達していないときには、ステップ620
及びステップ622でステップモータ108をダウンシ
フト方向に回転させると共に、現在パルスPA が“0”
に達するとステップ612に移行して前述したように、
前進用クラッチ40のクラッチ圧を低下させてクリープ
走行可能な状態に復帰させる。
【0096】この減速状態を継続している間に、駆動プ
ーリ16の可動円錐板22が上方に移動することによ
り、センサーシュー164が下降することにより、変速
比圧弁110の出力圧が増加し、これによってライン圧
調圧弁102のパイロットポート102cのパイロット
圧が増加することにより、ライン圧が低下して従動プー
リ26のベルト挟持力が変速位置に応じた値に調整され
る。
ーリ16の可動円錐板22が上方に移動することによ
り、センサーシュー164が下降することにより、変速
比圧弁110の出力圧が増加し、これによってライン圧
調圧弁102のパイロットポート102cのパイロット
圧が増加することにより、ライン圧が低下して従動プー
リ26のベルト挟持力が変速位置に応じた値に調整され
る。
【0097】また、シフトレバーでRレンジを選択した
場合には、マニュアル弁104の入力ポート104aと
Rレンジポート104bとが連通状態となり、クラッチ
リリーフ弁122で形成されたクラッチ圧PC が後進用
ブレーキ制御弁140を介し、オリフィス140fを介
してパイロット圧としてパイロットポート140gに供
給されると共に、オリフィス140b、140cを介し
て後進用ブレーキ50に供給され、これによって、後進
用ブレーキ50が作動し、駆動軸14が逆回転し、車両
は後進する。
場合には、マニュアル弁104の入力ポート104aと
Rレンジポート104bとが連通状態となり、クラッチ
リリーフ弁122で形成されたクラッチ圧PC が後進用
ブレーキ制御弁140を介し、オリフィス140fを介
してパイロット圧としてパイロットポート140gに供
給されると共に、オリフィス140b、140cを介し
て後進用ブレーキ50に供給され、これによって、後進
用ブレーキ50が作動し、駆動軸14が逆回転し、車両
は後進する。
【0098】この場合も、上記と同様に、各センサの検
出信号をもとに各デューティー比を設定し、この場合、
Rレンジであるのでステップ640において、Rレンジ
の変速パターンを検索して目標パルス数PD を設定して
ステップモータ108を駆動し、ステップ630で、目
標パルス数PD と現在パルス数PA とが、PA <PDで
ある場合には、アップシフト方向に設定し、PA <PD
である場合には、ダウンシフト方向に設定い、ステップ
モータ108を駆動するが、この場合も、ステップ51
7で読み込んだ前後加速度XG をもとに図11に示す制
御マップから対応するロックアップ車速VONを検索し、
車速Vがロックアップ車速VONに達したとき、ロックア
ップ制御を開始する。
出信号をもとに各デューティー比を設定し、この場合、
Rレンジであるのでステップ640において、Rレンジ
の変速パターンを検索して目標パルス数PD を設定して
ステップモータ108を駆動し、ステップ630で、目
標パルス数PD と現在パルス数PA とが、PA <PDで
ある場合には、アップシフト方向に設定し、PA <PD
である場合には、ダウンシフト方向に設定い、ステップ
モータ108を駆動するが、この場合も、ステップ51
7で読み込んだ前後加速度XG をもとに図11に示す制
御マップから対応するロックアップ車速VONを検索し、
車速Vがロックアップ車速VONに達したとき、ロックア
ップ制御を開始する。
【0099】なお、制動時にアンチスキッド制御が開始
されると、前述したように、アンチスキッド制御中フラ
グが“1”にセットされることにより、図7の処理にお
けるステップ601からステップ601aに移行して、
クラッチ接離制御用デューティ弁129の電磁ソレノイ
ドに対する励磁電流のデューティ比が100%に設定さ
れるため、ステップ636でソレノイド駆動信号がクラ
ッチ接離制御用デューティ弁129に出力されたとき
に、クラッチ接離制御用デューティ弁129の出力ポー
ト129bから出力されるクラッチ制御圧PCCが高い圧
力となり、これが前進用クラッチ制御弁142のパイロ
ットポート142hに供給されるので、そのスプール1
42mがリターンスプリング142nに抗して下降し、
これによって出力ポート142dとドレーンポート14
2eとが連通状態となることにより、前進用クラッチ4
0のクラッチ圧が低下して、車輪速の変動による負荷が
エンジン10に作用することを回避することができる。
されると、前述したように、アンチスキッド制御中フラ
グが“1”にセットされることにより、図7の処理にお
けるステップ601からステップ601aに移行して、
クラッチ接離制御用デューティ弁129の電磁ソレノイ
ドに対する励磁電流のデューティ比が100%に設定さ
れるため、ステップ636でソレノイド駆動信号がクラ
ッチ接離制御用デューティ弁129に出力されたとき
に、クラッチ接離制御用デューティ弁129の出力ポー
ト129bから出力されるクラッチ制御圧PCCが高い圧
力となり、これが前進用クラッチ制御弁142のパイロ
ットポート142hに供給されるので、そのスプール1
42mがリターンスプリング142nに抗して下降し、
これによって出力ポート142dとドレーンポート14
2eとが連通状態となることにより、前進用クラッチ4
0のクラッチ圧が低下して、車輪速の変動による負荷が
エンジン10に作用することを回避することができる。
【0100】また、車両が走行状態から停車状態となっ
た後に、シフトレバーをDレンジからNレンジにシフト
すると、これに応じてマニュアル弁104のスプール1
04iが図4で下方に移動することにより、Dレンジポ
ート104cがドレーンポート104fに連通する状態
となるが、前進用クラッチ制御弁142の入力ポート1
42bとDレンジポート104cとの間の油路に逆止弁
142oが介挿されていることにより、前進用クラッチ
制御弁142の入力ポート142bから流出する作動油
はオリフィス142aを通じてDレンジポート104c
及びドレーンポート104fを介してタンク130に戻
ることになり、前進用クラッチ40のクラッチ圧の低下
が徐々に行われ、DレンジからNレンジへのシフト時の
ショックを防止することができる。
た後に、シフトレバーをDレンジからNレンジにシフト
すると、これに応じてマニュアル弁104のスプール1
04iが図4で下方に移動することにより、Dレンジポ
ート104cがドレーンポート104fに連通する状態
となるが、前進用クラッチ制御弁142の入力ポート1
42bとDレンジポート104cとの間の油路に逆止弁
142oが介挿されていることにより、前進用クラッチ
制御弁142の入力ポート142bから流出する作動油
はオリフィス142aを通じてDレンジポート104c
及びドレーンポート104fを介してタンク130に戻
ることになり、前進用クラッチ40のクラッチ圧の低下
が徐々に行われ、DレンジからNレンジへのシフト時の
ショックを防止することができる。
【0101】したがって、例えば、車両が平坦路で発進
しようとしているものとし、例えば、低加速度で発進す
る場合には、図11から、ロックアップオン車速VONは
目標ロックアップ車速Vαに近い値に設定され、高加速
度で発進する場合には、低車速に設定されるので、平坦
路では、図14に示す、ロックアップオン車速VONとス
ロットル開度THとの対応を表した、特性Aに示すよう
に、目標ロックアップ車速Vαに対して、スロットル開
度THが増加するほど、ロックアップオン車速VONは小
さく設定され、変速制御装置300では、車速Vがロッ
クアップオン車速VONに達したときにロックアップ制御
を開始するので、よって、スムーズオン制御を行うこと
によって、完全なロックアップ状態となるまでに時間が
かった場合でも、車速Vが目標ロックアップ車速Vαに
達したときには、ポンプインペラー12bとタービンラ
ンナー12cとを締結状態とし、ロックアップ状態とす
ることができる。
しようとしているものとし、例えば、低加速度で発進す
る場合には、図11から、ロックアップオン車速VONは
目標ロックアップ車速Vαに近い値に設定され、高加速
度で発進する場合には、低車速に設定されるので、平坦
路では、図14に示す、ロックアップオン車速VONとス
ロットル開度THとの対応を表した、特性Aに示すよう
に、目標ロックアップ車速Vαに対して、スロットル開
度THが増加するほど、ロックアップオン車速VONは小
さく設定され、変速制御装置300では、車速Vがロッ
クアップオン車速VONに達したときにロックアップ制御
を開始するので、よって、スムーズオン制御を行うこと
によって、完全なロックアップ状態となるまでに時間が
かった場合でも、車速Vが目標ロックアップ車速Vαに
達したときには、ポンプインペラー12bとタービンラ
ンナー12cとを締結状態とし、ロックアップ状態とす
ることができる。
【0102】また、例えば、車両が下り坂で発進しよう
としているものとすると、上記と同様に、前後加速度X
G に応じてロックアップオン車速VONが設定されるが、
このとき、下り坂を走行するために、車速Vに応じた加
速度に加え、下り坂を走行することによってより加速さ
れるので、車速Vに応じた加速度よりも前後加速度X G
は大きくなるので、図14の特性Bに示すように、ロッ
クアップオン車速VONはさらに小さく設定されるので、
下り坂を走行した場合でも確実に目標ロックアップ車速
Vαで完全なロックアップ状態とすることができる。
としているものとすると、上記と同様に、前後加速度X
G に応じてロックアップオン車速VONが設定されるが、
このとき、下り坂を走行するために、車速Vに応じた加
速度に加え、下り坂を走行することによってより加速さ
れるので、車速Vに応じた加速度よりも前後加速度X G
は大きくなるので、図14の特性Bに示すように、ロッ
クアップオン車速VONはさらに小さく設定されるので、
下り坂を走行した場合でも確実に目標ロックアップ車速
Vαで完全なロックアップ状態とすることができる。
【0103】同様に、例えば、車両が上り坂で発進しよ
うとしているものとすると、上記と同様に、前後加速度
XG に応じてロックアップオン車速VONが設定される
が、このおき、上り坂を走行するために、車速Vに応じ
た加速度よりも前後加速度XGは小さくなり、よって、
図14の特性Cに示すように、ロックアップオン車速V
ONは、平坦路を走行する場合の特性Aに比べて大きく設
定されるので、よって、上り坂を走行し、車両の前後加
速度XG が車速Vによって算出される加速度よりも小さ
い場合でも、確実に目標ロックアップ車速Vαで完全な
ロックアップ状態とすることができる。
うとしているものとすると、上記と同様に、前後加速度
XG に応じてロックアップオン車速VONが設定される
が、このおき、上り坂を走行するために、車速Vに応じ
た加速度よりも前後加速度XGは小さくなり、よって、
図14の特性Cに示すように、ロックアップオン車速V
ONは、平坦路を走行する場合の特性Aに比べて大きく設
定されるので、よって、上り坂を走行し、車両の前後加
速度XG が車速Vによって算出される加速度よりも小さ
い場合でも、確実に目標ロックアップ車速Vαで完全な
ロックアップ状態とすることができる。
【0104】また、スムーズオン制御を行うことによっ
て、前後加速度XG が大きいほど、ロックアップ制御を
開始してからロックアップ機構が完全な締結状態とな
り、完全なロックアップ状態となるまでには時間がかか
るようになされているが、図11に示す前後加速度XG
とロックアップオン車速VONとの対応を表す制御マップ
では、前後加速度XG が大きいほどロックアップオン車
速VONを小さい値に設定し、車速が低い状態からロック
アップ制御を開始するので、車速Vが目標ロックアップ
車速Vαに達したときに確実にロックアップ状態とする
ことができる。
て、前後加速度XG が大きいほど、ロックアップ制御を
開始してからロックアップ機構が完全な締結状態とな
り、完全なロックアップ状態となるまでには時間がかか
るようになされているが、図11に示す前後加速度XG
とロックアップオン車速VONとの対応を表す制御マップ
では、前後加速度XG が大きいほどロックアップオン車
速VONを小さい値に設定し、車速が低い状態からロック
アップ制御を開始するので、車速Vが目標ロックアップ
車速Vαに達したときに確実にロックアップ状態とする
ことができる。
【0105】また、目標ロックアップ車速Vαで確実に
ロックアップ状態とさせることができるので、例えば、
目標ロックアップ車速Vαを、ロックアップ状態とさせ
ることの可能な最低車速に設定することによって、燃費
をより向上させることができる。また、前後加速度セン
サ410で検出した車両にはたらく実際の前後加速度X
G に応じてロックアップオン車速VONを設定するように
なされているので、例えば、スロットル開度THと車速
Vとが同一である場合でも、例えば、下り坂を走行して
おり前後加速度XG が大きい場合にはロックアップオン
車速VONは小さく設定し、逆に上り坂を走行しており前
後加速度XG が小さい場合にはロックアップオン車速V
ONは大きく設定するようになされているので、走行路面
の走行負荷に係わらず、目標ロックアップ車速Vαで確
実にロックアップ状態とすることができる。
ロックアップ状態とさせることができるので、例えば、
目標ロックアップ車速Vαを、ロックアップ状態とさせ
ることの可能な最低車速に設定することによって、燃費
をより向上させることができる。また、前後加速度セン
サ410で検出した車両にはたらく実際の前後加速度X
G に応じてロックアップオン車速VONを設定するように
なされているので、例えば、スロットル開度THと車速
Vとが同一である場合でも、例えば、下り坂を走行して
おり前後加速度XG が大きい場合にはロックアップオン
車速VONは小さく設定し、逆に上り坂を走行しており前
後加速度XG が小さい場合にはロックアップオン車速V
ONは大きく設定するようになされているので、走行路面
の走行負荷に係わらず、目標ロックアップ車速Vαで確
実にロックアップ状態とすることができる。
【0106】なお、上記実施例においては、ステップモ
ータ108を適用した場合について説明したが、これに
限らず、直流モータ等を適用することも可能である。ま
た、上記実施例においてはモータ駆動回路はオープンル
ープで形成されているが、モータ駆動回路をクローズド
ループに形成することも可能である。また、上記実施例
においては、無段変速機を油圧制御装置によって制御す
るようになされているが、これに限らず、圧縮率の少な
い流体であれば任意の作動流体を適用することができ
る。
ータ108を適用した場合について説明したが、これに
限らず、直流モータ等を適用することも可能である。ま
た、上記実施例においてはモータ駆動回路はオープンル
ープで形成されているが、モータ駆動回路をクローズド
ループに形成することも可能である。また、上記実施例
においては、無段変速機を油圧制御装置によって制御す
るようになされているが、これに限らず、圧縮率の少な
い流体であれば任意の作動流体を適用することができ
る。
【0107】また、上記実施例では、フルードカップリ
ング12を適用した場合について説明したが、図15に
示すように、3次元的な角度がついたわん曲板で形成さ
れた羽根を有するポンプインペラー11bとタービンラ
ンナ11cとの間に配設されるステータ11dで構成さ
れるトルクコンバータ11を適用し、トルクコンバータ
11によって、入力軸10aからの駆動力を増幅して回
転軸13に出力することにより、加速性を高めることが
可能である。
ング12を適用した場合について説明したが、図15に
示すように、3次元的な角度がついたわん曲板で形成さ
れた羽根を有するポンプインペラー11bとタービンラ
ンナ11cとの間に配設されるステータ11dで構成さ
れるトルクコンバータ11を適用し、トルクコンバータ
11によって、入力軸10aからの駆動力を増幅して回
転軸13に出力することにより、加速性を高めることが
可能である。
【0108】また、上記実施例においては、図11の前
後加速度XG とロックアップオン車速VONとの対応を、
制御マップとして予めROM314に格納した場合につ
いて説明したが、例えば演算処理によって算出するよう
にすることも可能である。
後加速度XG とロックアップオン車速VONとの対応を、
制御マップとして予めROM314に格納した場合につ
いて説明したが、例えば演算処理によって算出するよう
にすることも可能である。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1のロック
アップ式無段変速機は、ロックアップオン車速設定手段
で、前後加速度検出手段で直接検出した前後加速度検出
値からロックアップオン車速を設定し、車速検出手段の
検出値がロックアップオン車速設定手段で設定したロッ
クアップオン車速に達したとき、ロックアップ制御手段
により流体伝動機構のロックアップ制御を開始すること
により、車両の走行状態に応じてロックアップ制御を開
始するので、走行路面の負荷等に係わらず一定の車速で
ロックアップ状態とさせることができるので、燃費を向
上させることができる。
アップ式無段変速機は、ロックアップオン車速設定手段
で、前後加速度検出手段で直接検出した前後加速度検出
値からロックアップオン車速を設定し、車速検出手段の
検出値がロックアップオン車速設定手段で設定したロッ
クアップオン車速に達したとき、ロックアップ制御手段
により流体伝動機構のロックアップ制御を開始すること
により、車両の走行状態に応じてロックアップ制御を開
始するので、走行路面の負荷等に係わらず一定の車速で
ロックアップ状態とさせることができるので、燃費を向
上させることができる。
【0110】また、請求項2のロックアップ式無段変速
機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加速度検
出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前後加速
度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速が小さ
くなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定したロ
ックアップオン車速に達したとき、ロックアップ制御手
段によってロックアップ制御を開始して徐々にロックア
ップ状態に移行させることにより、路面の走行負荷等や
ロックアップ状態への移行時間に係わらず一定の車速で
ロックアップ状態とさせることができ、燃費を向上させ
ることができる。
機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加速度検
出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前後加速
度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速が小さ
くなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定したロ
ックアップオン車速に達したとき、ロックアップ制御手
段によってロックアップ制御を開始して徐々にロックア
ップ状態に移行させることにより、路面の走行負荷等や
ロックアップ状態への移行時間に係わらず一定の車速で
ロックアップ状態とさせることができ、燃費を向上させ
ることができる。
【0111】また、請求項3に係わるロックアップ式無
段変速機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加
速度検出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前
後加速度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速
が小さくなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定
したロックアップオン車速に達したときロックアップ制
御手段によってロックアップ制御を開始し滑り状態検出
手段で検出した流体伝動機構の入力側と出力側との滑り
状態に応じて徐々にロックアップ状態に移行させること
により、走行路面の負荷等やロックアップ状態への移行
時間に係わらず一定の車速でロックアップ状態とさせる
ことができ、燃費を向上させることができる。
段変速機は、ロックアップオン車速設定手段で、前後加
速度検出手段で直接検出した前後加速度検出値から、前
後加速度検出値が大きくなるほどロックアップオン車速
が小さくなるよう設定し、車速検出手段の検出値が設定
したロックアップオン車速に達したときロックアップ制
御手段によってロックアップ制御を開始し滑り状態検出
手段で検出した流体伝動機構の入力側と出力側との滑り
状態に応じて徐々にロックアップ状態に移行させること
により、走行路面の負荷等やロックアップ状態への移行
時間に係わらず一定の車速でロックアップ状態とさせる
ことができ、燃費を向上させることができる。
【0112】また、請求項4に係わるロックアップ式無
段変速機は、車速設定手段は、前後加速度とロックアッ
プオン車速との対応を表す制御マップを有し、該制御マ
ップから前後加速度検出手段の検出値に対応するロック
アップオン車速を検索しこれをロックアップオン車速と
して設定し、ロックアップオン車速の設定を容易に行う
ことができ、処理能力を向上させることができる。
段変速機は、車速設定手段は、前後加速度とロックアッ
プオン車速との対応を表す制御マップを有し、該制御マ
ップから前後加速度検出手段の検出値に対応するロック
アップオン車速を検索しこれをロックアップオン車速と
して設定し、ロックアップオン車速の設定を容易に行う
ことができ、処理能力を向上させることができる。
【図1】本発明に係わるロックアップ式無断変速機の概
略構成を示す基本構成図である。
略構成を示す基本構成図である。
【図2】本発明に係わるロックアップ式無段変速機の概
略構成を示す基本構成図である。
略構成を示す基本構成図である。
【図3】無段変速機の動力伝達機構の一例を示す構成図
である。
である。
【図4】無段変速機の油圧制御装置の一例を示す構成図
である。
である。
【図5】無段変速機の変速制御装置の一例を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図6】本実施例に適用し得る前後加速度センサの出力
特性図である。
特性図である。
【図7】変速制御処理時の処理手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図8】変速比とステップモータ位置との対応を表す対
応図である。
応図である。
【図9】エンジン回転数とエンジントルクとの対応を表
す対応図である。
す対応図である。
【図10】変速比とライン圧との対応を表す対応図であ
る。
る。
【図11】前後加速度XG とロックアップオン車速VON
との対応を表す制御マップである。
との対応を表す制御マップである。
【図12】変速パターンの説明図である。
【図13】変速操作機構及び変速制御弁の動作説明図で
ある。
ある。
【図14】本実施例の動作説明に供する説明図である。
【図15】無段変速機の動力伝達機構の一変形例を示す
構成図である。
構成図である。
16 駆動プーリ 18 固定円錐板 20 駆動プーリシリンダ室 22 可動円錐板 24 Vベルト 26 従動プーリ 29 無段変速機構 30 固定円錐板 32 従動プーリシリンダ室 34 可動円錐板 106 変速制御弁 108 ステップモータ 112 変速操作機構 300 変速制御装置 301 スロットル開度センサ 302 車速センサ 313 中央処理装置(CPU) 317 モータ駆動回路 410 前後加速度センサ
Claims (4)
- 【請求項1】 駆動源の駆動力をロックアップ機能を有
する流体伝動機構を介して無段変速機に伝達するように
したロックアップ式無段変速機において、車両の前後加
速度を直接検出する前後加速度検出手段と、該前後加速
度検出手段の検出値からロックアップオン車速を設定す
るロックアップオン車速設定手段と、車速を検出する車
速検出手段と、該車速検出手段の検出値が前記ロックア
ップオン車速設定手段で設定したロックアップオン車速
に達したとき前記流体伝動機構のロックアップ制御を開
始するロックアップ制御手段とを備えることを特徴とす
るロックアップ式無段変速機。 - 【請求項2】 駆動源の駆動力をロックアップ機能を有
する流体伝動機構を介して無段変速機に伝達するように
したロックアップ式無段変速機において、車両の前後加
速度を直接検出する前後加速度検出手段と、該前後加速
度検出手段の検出値から該検出値が大きくなるほどロッ
クアップオン車速を小さく設定するロックアップオン車
速設定手段と、車速を検出する車速検出手段と、該車速
検出手段の検出値が前記ロックアップオン車速設定手段
で設定したロックアップオン車速に達したとき前記流体
伝動機構のロックアップ制御を開始し、徐々にロックア
ップ状態に移行させるロックアップ制御手段とを備える
ことを特徴とするロックアップ式無段変速機。 - 【請求項3】 駆動源の駆動力をロックアップ機能を有
する流体伝動機構を介してVベルト式無段変速機に伝達
するようにしたロックアップ式無段変速機において、車
両の前後加速度を直接検出する前後加速度検出手段と、
該前後加速度検出手段の検出値から該検出値が大きくな
るほどロックアップオン車速を小さく設定するロックア
ップオン車速設定手段と、車速を検出する車速検出手段
と、前記流体伝動機構の入力側と出力側との滑り状態を
検出する滑り状態検出手段を有し、前記車速検出手段の
検出値が前記ロックアップオン車速設定手段で設定した
ロックアップオン車速に達したとき前記流体伝動機構の
ロックアップ制御を開始し、前記滑り状態検出手段の検
出状態に応じて徐々にロックアップ状態に移行させるロ
ックアップ制御手段とを備えることを特徴とするロック
アップ式無段変速機。 - 【請求項4】 前記車速設定手段は、前後加速度とロッ
クアップオン車速との対応を表す制御マップを有し、該
制御マップから前記前後加速度検出手段の検出値に対応
するロックアップオン車速を検索しこれをロックアップ
オン車速として設定することを特徴とする上記請求項1
乃至3記載のロックアップ式無段変速機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9892594A JPH07305767A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | ロックアップ式無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9892594A JPH07305767A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | ロックアップ式無段変速機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07305767A true JPH07305767A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14232711
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9892594A Pending JPH07305767A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | ロックアップ式無段変速機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07305767A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100429432C (zh) * | 2005-06-21 | 2008-10-29 | 比亚迪股份有限公司 | Amt车辆的档位控制系统及进行档位控制的方法 |
JP2010139004A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Daihatsu Motor Co Ltd | ロックアップ制御装置 |
-
1994
- 1994-05-12 JP JP9892594A patent/JPH07305767A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100429432C (zh) * | 2005-06-21 | 2008-10-29 | 比亚迪股份有限公司 | Amt车辆的档位控制系统及进行档位控制的方法 |
JP2010139004A (ja) * | 2008-12-11 | 2010-06-24 | Daihatsu Motor Co Ltd | ロックアップ制御装置 |
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