JP5447274B2 - 車両用無段変速機の制御装置 - Google Patents
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Description
上記の目的を達成するために講じられた本発明の解決原理は、車両の急制動要求時には、変速動作(γmax側への変速動作)を禁止することで、変速動作によるオイルの消費量を削減し、ベルト挟圧力制御に使用可能なオイル量を十分に確保して適正なベルト挟圧力(ベルトに滑りを生じさせないベルト挟圧力)が得られるようにしている。
具体的に、本発明は、プライマリプーリと、セカンダリプーリと、これらプライマリプーリ及びセカンダリプーリの間に巻き掛けられたベルトと、上記プライマリプーリのシーブを移動してプーリ溝の溝幅を変化させるプライマリ側油圧アクチュエータと、上記セカンダリプーリのシーブを移動してプーリ溝の溝幅を変化させるセカンダリ側油圧アクチュエータとを備え、各プーリ溝の溝幅の変化によって各プーリの半径方向におけるベルトの巻き掛け位置を変更して変速比が変更可能とされた車両用無段変速機の制御装置を前提とする。この車両用無段変速機の制御装置に対し、車両の急制動要求を判定する急制動要求判定手段と、この急制動要求判定手段によって車両の急制動要求であると判定された際、上記変速比の変更を停止した状態で、上記プライマリ側油圧アクチュエータ及びセカンダリ側油圧アクチュエータのうちの少なくとも一方の油圧を高めてベルト挟圧力を増大させるベルト挟圧力増大手段を備えさせている。このベルト挟圧力増大手段として具体的には、車両の急制動要求時、セカンダリ側油圧アクチュエータの油圧を高めてベルト挟圧力を増大させる構成となっている。
そして、上記急制動要求時のベルト挟圧力としては、車両の急制動要求が高いほど上記油圧を高めてベルト挟圧力を増大させるようにしている。
エンジン1は、例えば多気筒ガソリンエンジンである。エンジン1に吸入される吸入空気量は電子制御式のスロットルバルブ12により調整される。スロットルバルブ12は運転者のアクセルペダル操作とは独立してスロットル開度を電子的に制御することが可能であり、その開度(スロットル開度)はスロットル開度センサ102によって検出される。また、エンジン1の冷却水温は水温センサ103によって検出される。
トルクコンバータ2は、入力側のポンプインペラ21、出力側のタービンランナ22、及び、トルク増幅機能を発現するステータ23などを備えており、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間で流体を介して動力伝達を行う。ポンプインペラ21はエンジン1のクランクシャフト11に連結されている。タービンランナ22はタービンシャフト27を介して前後進切換装置3に連結されている。
前後進切換装置3は、ダブルピニオン型の遊星歯車機構30、前進用クラッチC1及び後進用ブレーキB1を備えている。
ベルト式無段変速機4は、入力側のプライマリプーリ41、出力側のセカンダリプーリ42、及び、これらプライマリプーリ41とセカンダリプーリ42とに巻き掛けられた金属製のベルト43などを備えている。
油圧制御回路20は、図1に示すように、変速速度制御部20a、ベルト挟圧力制御部20b、ライン圧制御部20c、ロックアップ係合圧制御部20d、クラッチ圧力制御部20e、及び、マニュアルバルブ20fなどによって構成されている。
次に、プライマリプーリ41の油圧アクチュエータ413の油圧制御回路及びこの油圧制御回路による変速動作について説明する。図2に示すように、プライマリプーリ41の油圧アクチュエータ413にはアップシフト用変速制御バルブ301が接続されている。
次に、セカンダリプーリ42の油圧アクチュエータ423の油圧制御回路及びこの油圧制御回路によるベルト挟圧力調整動作について説明する。
ECU8は、図6に示すように、CPU81、ROM82、RAM83及びバックアップRAM84などを備えている。
次に、本実施形態の特徴とする動作である制動時(ブレーキ時)の油圧制御動作についいて説明する。この制動時の油圧制御動作の概略としては、運転者による制動要求が通常の制動要求である場合と、急制動要求(所謂パニックブレーキ)である場合とで異なる油圧制御動作を行うようにしている。
上述した実施形態では、パニックブレーキ判定動作として、ブレーキ踏力センサ110によって検出されているブレーキ踏力Fbが所定値を超えている状態が所定時間継続している場合にパニックブレーキであると判定するようにしていた。
以上説明した実施形態は、アップシフト用の変速制御ソレノイド(DS1)304、ダウンシフト用の変速制御ソレノイド(DS2)305、ベルト挟圧力制御用のリニアソレノイド(SLS)202を備えた無段変速機に本発明を適用した例を示したが、本発明はこれに限られることなく、それら変速制御ソレノイドDS1,DS2やリニアソレノイド202を備えていない無段変速機に対しても適用可能である。
41 プライマリプーリ
42 セカンダリプーリ
412,422 可動シーブ
413,423 油圧アクチュエータ
43 ベルト
109 ブレーキペダルセンサ
110 ブレーキ踏力センサ
111 ブレーキマスターシリンダ圧センサ
112 ブレーキキャリパー圧センサ
202 ベルト挟圧力制御用リニアソレノイド
301 アップシフト用変速制御バルブ
302 ダウンシフト用変速制御バルブ
303 ベルト挟圧力制御バルブ
304,305 変速制御ソレノイド
Claims (6)
- プライマリプーリと、セカンダリプーリと、これらプライマリプーリ及びセカンダリプーリの間に巻き掛けられたベルトと、上記プライマリプーリのシーブを移動してプーリ溝の溝幅を変化させるプライマリ側油圧アクチュエータと、上記セカンダリプーリのシーブを移動してプーリ溝の溝幅を変化させるセカンダリ側油圧アクチュエータとを備え、各プーリ溝の溝幅の変化によって各プーリの半径方向におけるベルトの巻き掛け位置を変更して変速比が変更可能とされた車両用無段変速機の制御装置において、
車両の急制動要求を判定する急制動要求判定手段と、
上記急制動要求判定手段によって車両の急制動要求であると判定された際、上記変速比の変更を停止した状態で、上記プライマリ側油圧アクチュエータ及びセカンダリ側油圧アクチュエータのうちの少なくとも一方の油圧を高めてベルト挟圧力を増大させるベルト挟圧力増大手段とを備え、
上記ベルト挟圧力増大手段は、車両の急制動要求が高いほど上記油圧を高めてベルト挟圧力を増大させるよう構成されていることを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。 - 請求項1記載の車両用無段変速機の制御装置において、
上記ベルト挟圧力増大手段は、車両の急制動要求時、セカンダリ側油圧アクチュエータの油圧を高めてベルト挟圧力を増大させる構成とされていることを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。 - 請求項1または2記載の車両用無段変速機の制御装置において、
上記急制動要求判定手段は、車両の運転者によるブレーキペダルのON操作時におけるブレーキ踏力が所定の閾値を超えている状態が所定時間継続した場合に車両の急制動要求時であると判断するよう構成されていることを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。 - 請求項1または2記載の車両用無段変速機の制御装置において、
上記急制動要求判定手段は、車両の運転者によるブレーキペダルのON操作時におけるブレーキマスターシリンダ圧が所定の閾値を超えている状態が所定時間継続した場合に車両の急制動要求時であると判断するよう構成されていることを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。 - 請求項1または2記載の車両用無段変速機の制御装置において、
上記急制動要求判定手段は、車両の運転者によるブレーキペダルのON操作時におけるブレーキキャリパー圧が所定の閾値を超えている状態が所定時間継続した場合に車両の急制動要求時であると判断するよう構成されていることを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。 - 請求項1または2記載の車両用無段変速機の制御装置において、
上記急制動要求判定手段は、上記請求項3、4、5のうち複数の条件が成立した場合に車両の急制動要求時であると判断するよう構成されていることを特徴とする車両用無段変速機の制御装置。
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