JPH07298652A - 振動波モータ - Google Patents
振動波モータInfo
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- JPH07298652A JPH07298652A JP6089719A JP8971994A JPH07298652A JP H07298652 A JPH07298652 A JP H07298652A JP 6089719 A JP6089719 A JP 6089719A JP 8971994 A JP8971994 A JP 8971994A JP H07298652 A JPH07298652 A JP H07298652A
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- vibration wave
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/02—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
-
- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02N—ELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H02N2/00—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
- H02N2/10—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors
- H02N2/16—Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing rotary motion, e.g. rotary motors using travelling waves, i.e. Rayleigh surface waves
- H02N2/163—Motors with ring stator
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明者による先行技術の振動波モータで
は、更に高トルク化するには難があり、高トルク領域で
はT−N特性に乱れが生じるという問題点があった。本
発明は前記先行技術の問題点を解決し、高トルクを発生
でき、高トルク領域でもT−N特性に乱れを生じない改
善された振動波モータを提供する。 【構成】 本発明の振動波モータでは、移動体21の主
構成部材である摺動体支持体20の摺動体取付部分(図
において円筒状になっている部分)と固定部20a(環
状の部分)との間に、軸線方向に弾性変形しうる連結部
20cを設け、該連結部のばね機能により摺動体30を
振動体1の歯状突部1aの表面の振動によく追従できる
ようにした。このため、振動体1と移動体21との間に
スティックスリップ等が発生せず、高トルク領域でもT
−N特性に乱れを生じることがない。
は、更に高トルク化するには難があり、高トルク領域で
はT−N特性に乱れが生じるという問題点があった。本
発明は前記先行技術の問題点を解決し、高トルクを発生
でき、高トルク領域でもT−N特性に乱れを生じない改
善された振動波モータを提供する。 【構成】 本発明の振動波モータでは、移動体21の主
構成部材である摺動体支持体20の摺動体取付部分(図
において円筒状になっている部分)と固定部20a(環
状の部分)との間に、軸線方向に弾性変形しうる連結部
20cを設け、該連結部のばね機能により摺動体30を
振動体1の歯状突部1aの表面の振動によく追従できる
ようにした。このため、振動体1と移動体21との間に
スティックスリップ等が発生せず、高トルク領域でもT
−N特性に乱れを生じることがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は振動波モータに関する。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7を参照して本発明者により提
案されている先行技術の振動波モータについて説明す
る。
案されている先行技術の振動波モータについて説明す
る。
【0003】図5は本発明者により提案されている振動
波モータの構造を示した図である。
波モータの構造を示した図である。
【0004】図5(a)において、1は振動波モータの
動力発生源となる振動体で、該振動体1は図5(b)に
示される形状を有し、中央のボス部1cにおいてねじ4
によりモータ端板3に締結固定されている。該振動体1
はステンレス鋼で構成され、一方の端面の外周縁には図
5(b)に示すように放射状に多数のスリット1bが形
成されるとともに該スリットにより多数の歯状突部1a
が形成されている。また、該振動体1の他方の端面には
該歯状突部1aの配置されている環状部分に対応して環
状の圧電素子2が接着固定されており、該圧電素子に駆
動電圧を印加するための不図示のフレキシブルプリント
基板が該圧電素子に接着されている。
動力発生源となる振動体で、該振動体1は図5(b)に
示される形状を有し、中央のボス部1cにおいてねじ4
によりモータ端板3に締結固定されている。該振動体1
はステンレス鋼で構成され、一方の端面の外周縁には図
5(b)に示すように放射状に多数のスリット1bが形
成されるとともに該スリットにより多数の歯状突部1a
が形成されている。また、該振動体1の他方の端面には
該歯状突部1aの配置されている環状部分に対応して環
状の圧電素子2が接着固定されており、該圧電素子に駆
動電圧を印加するための不図示のフレキシブルプリント
基板が該圧電素子に接着されている。
【0005】モータ端板3の中心には軸受5が固定さ
れ、該軸受5には回転軸6が回転可能に支持されてい
る。また、モータ端板3には他方の端板部を有している
モータケース12がねじ13で固定され、該モータケー
ス12の端板部に固定された軸受14にも該回転軸6が
回転可能に支持されている。回転軸6の両軸受間の位置
には焼きばめ等で該回転軸6に嵌着されたフランジ6a
が設けられ、該フランジ6aには図5(b)に示すよう
な移動体支持体としての中間部材8がねじ7で固着され
ていて該中間部材8は回転軸6とともに回転するように
なっている。該中間部材8は図示のように振動体1の歯
状突部1aに対向する外周フランジ部8aを有してお
り、この外周フランジ部8aの端面(振動体1の歯状突
部1aに対向する端面)には環状のゴム製弾性シート材
9を介してアルミ合金製の環状の摺動体支持体10が取
り付けられている。
れ、該軸受5には回転軸6が回転可能に支持されてい
る。また、モータ端板3には他方の端板部を有している
モータケース12がねじ13で固定され、該モータケー
ス12の端板部に固定された軸受14にも該回転軸6が
回転可能に支持されている。回転軸6の両軸受間の位置
には焼きばめ等で該回転軸6に嵌着されたフランジ6a
が設けられ、該フランジ6aには図5(b)に示すよう
な移動体支持体としての中間部材8がねじ7で固着され
ていて該中間部材8は回転軸6とともに回転するように
なっている。該中間部材8は図示のように振動体1の歯
状突部1aに対向する外周フランジ部8aを有してお
り、この外周フランジ部8aの端面(振動体1の歯状突
部1aに対向する端面)には環状のゴム製弾性シート材
9を介してアルミ合金製の環状の摺動体支持体10が取
り付けられている。
【0006】摺動体支持体10は図5(c)のように中
間部材8のフランジ部8aに固着される固定部10a
と、該固定部10aの外周縁に沿って形成された周方向
の段部10bにより構成されるとともに該フランジ部8
aから外側へ突出した環状のフランジ部10cと、を有
しており、フランジ部10cの振動体対向面には複合樹
脂から成る環状の摺動体11が接着されている。該摺動
体11は振動体1の歯状突部1aに圧接され、該歯状突
部1aに生じる周方向への進行波振動により該歯状突部
1aとの相互摩擦で該歯状突部1aに沿って相対移動
し、その結果、該支持体10を介して中間部材8が回転
駆動される。
間部材8のフランジ部8aに固着される固定部10a
と、該固定部10aの外周縁に沿って形成された周方向
の段部10bにより構成されるとともに該フランジ部8
aから外側へ突出した環状のフランジ部10cと、を有
しており、フランジ部10cの振動体対向面には複合樹
脂から成る環状の摺動体11が接着されている。該摺動
体11は振動体1の歯状突部1aに圧接され、該歯状突
部1aに生じる周方向への進行波振動により該歯状突部
1aとの相互摩擦で該歯状突部1aに沿って相対移動
し、その結果、該支持体10を介して中間部材8が回転
駆動される。
【0007】なお、本明細書では摺動体11と摺動体支
持体10との結合体を移動体と称することにする。
持体10との結合体を移動体と称することにする。
【0008】15は摺動体11を摺動体1の歯状突部1
aに圧接させるための円錐形の加圧ばねで、図5(d)
の如き平面形状をしており、軸受14と該中間部材8と
の間に配置されていて該中間部材8を振動体1側へ付勢
している。
aに圧接させるための円錐形の加圧ばねで、図5(d)
の如き平面形状をしており、軸受14と該中間部材8と
の間に配置されていて該中間部材8を振動体1側へ付勢
している。
【0009】図6及び図7を参照して、振動体1のスリ
ット1b及び歯状突部1a並びに圧電素子2の電極配置
などについて説明する。
ット1b及び歯状突部1a並びに圧電素子2の電極配置
などについて説明する。
【0010】振動体1の裏面(歯状突部1aのない面)
には該歯状突部1aの配置位置に対応して環状の圧電素
子2が接着されており、該圧電素子2の一方の半周に沿
って交互に逆方向に分極された等長の8個の分極領域が
形成され、また、他方の半周にも交互に逆方向に分極さ
れた8個の分極領域が形成されており、各領域の表面に
は電極A1〜A8と電極B1〜B8が形成されている。
電極A1〜A8及び電極B1〜B8の各電極の中心間距
離すなわち各分極領域の中心間のピッチは該歯状突部1
aに生じる円周方向の定在波振動の波長λの1/2(λ
/2)になっており、各領域の中心すなわち各電極の中
心はスリット1bの位置に合致し、各電極の中心と隣接
電極の中心との間には4個の歯状突部1aが配置される
ように振動体1と圧電素子2とが接着されている。一方
の半周に沿って配置された電極群A1〜A8に第一の交
流電圧Aが印加されることにより図7に示すように振動
体1の歯状突部1aに沿って第一の定在波振動A’が発
生し、他方の半周に沿って配置された電極群B1〜B8
に第一の交流電圧に対して90度位相のずれた交流電圧
Bを印加することにより該歯状突部1aに沿って第二の
定在波振動B’が発生する。
には該歯状突部1aの配置位置に対応して環状の圧電素
子2が接着されており、該圧電素子2の一方の半周に沿
って交互に逆方向に分極された等長の8個の分極領域が
形成され、また、他方の半周にも交互に逆方向に分極さ
れた8個の分極領域が形成されており、各領域の表面に
は電極A1〜A8と電極B1〜B8が形成されている。
電極A1〜A8及び電極B1〜B8の各電極の中心間距
離すなわち各分極領域の中心間のピッチは該歯状突部1
aに生じる円周方向の定在波振動の波長λの1/2(λ
/2)になっており、各領域の中心すなわち各電極の中
心はスリット1bの位置に合致し、各電極の中心と隣接
電極の中心との間には4個の歯状突部1aが配置される
ように振動体1と圧電素子2とが接着されている。一方
の半周に沿って配置された電極群A1〜A8に第一の交
流電圧Aが印加されることにより図7に示すように振動
体1の歯状突部1aに沿って第一の定在波振動A’が発
生し、他方の半周に沿って配置された電極群B1〜B8
に第一の交流電圧に対して90度位相のずれた交流電圧
Bを印加することにより該歯状突部1aに沿って第二の
定在波振動B’が発生する。
【0011】電極A1と電極B1との間は3λ/4だけ
離れており、この位置には周方向長さがλ/4の2個の
分極領域と周方向長さがλ/8の2個の分極領域とが該
圧電素子2に形成され、これらの4個の領域は該圧電素
子2の表面において負極となるように分極されている。
電極A1と電極B1とにそれぞれ隣接する周方向長さλ
/8の2個の領域には接地用電極Gが形成され、該接地
用電極Gが形成されている2個の領域に挟まれている周
方向長さλ/4の2個の領域には該第一の交流電圧によ
り振動体1に生じる第一の振動を検出するための第一の
検出用電極SAと該第二の交流電圧により該振動体1に
発生する第二の振動を検出するための第二の検出用電極
SB とが形成されている。そして、この2個の検出用電
極SA 及びSB の中心すなわち該電極が形成されている
各分極領域のそれぞれの中心も振動体1のスリット1b
に合致するように配置され、また、該検出用電極SA の
中心位置は第一の定在波振動A’の腹の位置に合致し、
電極SB の中心位置は第二の定在波振動B’の腹の位置
に合致するように配置されている。
離れており、この位置には周方向長さがλ/4の2個の
分極領域と周方向長さがλ/8の2個の分極領域とが該
圧電素子2に形成され、これらの4個の領域は該圧電素
子2の表面において負極となるように分極されている。
電極A1と電極B1とにそれぞれ隣接する周方向長さλ
/8の2個の領域には接地用電極Gが形成され、該接地
用電極Gが形成されている2個の領域に挟まれている周
方向長さλ/4の2個の領域には該第一の交流電圧によ
り振動体1に生じる第一の振動を検出するための第一の
検出用電極SAと該第二の交流電圧により該振動体1に
発生する第二の振動を検出するための第二の検出用電極
SB とが形成されている。そして、この2個の検出用電
極SA 及びSB の中心すなわち該電極が形成されている
各分極領域のそれぞれの中心も振動体1のスリット1b
に合致するように配置され、また、該検出用電極SA の
中心位置は第一の定在波振動A’の腹の位置に合致し、
電極SB の中心位置は第二の定在波振動B’の腹の位置
に合致するように配置されている。
【0012】一方、電極A8と電極B8との間の位置に
は周方向長さがλ/4の領域があり、該領域は圧電素子
2の表面において正極となるように分極されるとともに
該領域の表面には接地用電極Gが形成されている。
は周方向長さがλ/4の領域があり、該領域は圧電素子
2の表面において正極となるように分極されるとともに
該領域の表面には接地用電極Gが形成されている。
【0013】以上のように分極され且つ表面に電極が形
成された圧電素子2の表面には不図示のフレキシブルプ
リント基板の環状部分が接着され、該基板に形成された
対応電極に該圧電素子の各電極が圧着されることにより
基板を介して外部制御回路や電源が該圧電素子2に電気
的に接続される。
成された圧電素子2の表面には不図示のフレキシブルプ
リント基板の環状部分が接着され、該基板に形成された
対応電極に該圧電素子の各電極が圧着されることにより
基板を介して外部制御回路や電源が該圧電素子2に電気
的に接続される。
【0014】なお、振動体1の軸方向厚みは図7に示さ
れるようにHであり、スリット1bの深さはhであり、
スリット1bの巾はtであり、圧電素子2の全厚み(電
極膜を含めた厚み)はb、である。
れるようにHであり、スリット1bの深さはhであり、
スリット1bの巾はtであり、圧電素子2の全厚み(電
極膜を含めた厚み)はb、である。
【0015】以下に示す表1は該振動波モータに対して
要求される要求特性である。
要求される要求特性である。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】表2は前記振動波モータの主設計仕様であ
る。
る。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】前述の先行技術の振動
波モータを前記要求特性に対応して評価試験を行なった
ところ、下記のように不満足な点があった。すなわち、
“鳴き”が発生しない程度で振動振幅を大にして該モー
タのT−N特性(トルク−回転速度特性)を測定したと
ころ、下記のような結果が得られた。
波モータを前記要求特性に対応して評価試験を行なった
ところ、下記のように不満足な点があった。すなわち、
“鳴き”が発生しない程度で振動振幅を大にして該モー
タのT−N特性(トルク−回転速度特性)を測定したと
ころ、下記のような結果が得られた。
【0020】要求特性の定格を満たしているが余裕が
少なく、トルクの伸びが足りない。
少なく、トルクの伸びが足りない。
【0021】高振幅でのT−N特性に乱れが生じる。
【0022】高トルク領域において脈動が発生するこ
とがある。
とがある。
【0023】本発明の目的は、前記問題点を解決し、よ
り性能の高い振動波モータを実現することである。
り性能の高い振動波モータを実現することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明者は種々の試行及び研究を行なった結果、
移動体の構造的改善を行なうことで前記問題点を解決で
きることがわかった。具体的には、本発明による改善さ
れた振動波モータでは、摺動体支持体の固定部(すなわ
ち中間部材8に固定される部分)と摺動体が固着される
摺動体取付部分との間に軸線方向にたわみ得る可撓性の
連結部を設けることにより振動体に対する移動体の圧接
状態等を改善し、これにより前記問題点を解決すること
ができた。
めに、本発明者は種々の試行及び研究を行なった結果、
移動体の構造的改善を行なうことで前記問題点を解決で
きることがわかった。具体的には、本発明による改善さ
れた振動波モータでは、摺動体支持体の固定部(すなわ
ち中間部材8に固定される部分)と摺動体が固着される
摺動体取付部分との間に軸線方向にたわみ得る可撓性の
連結部を設けることにより振動体に対する移動体の圧接
状態等を改善し、これにより前記問題点を解決すること
ができた。
【0025】
【実施例】以下に図1〜図4を参照して本発明の実施例
について説明する。
について説明する。
【0026】〈実施例1〉図1に本発明を適用して構成
された振動波モータの縦断面図を示す。この振動波モー
タにおいては移動体支持体に取付けられている移動体を
除いては前述した先行技術の振動波モータの構造と同じ
であるから以下には簡単に各部の構成を説明する。
された振動波モータの縦断面図を示す。この振動波モー
タにおいては移動体支持体に取付けられている移動体を
除いては前述した先行技術の振動波モータの構造と同じ
であるから以下には簡単に各部の構成を説明する。
【0027】図1において、1は振動体、2は圧電素
子、3はモータ端板、4及び7は締結用ねじ、8は中間
部材、9はゴム製弾性シート材、12はモータケース、
13は締結用ねじ、5及び14は軸受、15は加圧ば
ね、6は回転軸、6aは該回転軸6に焼きばめ等で固定
されたフランジ、21は摺動体30と摺動体支持体20
とから成る移動体、である。
子、3はモータ端板、4及び7は締結用ねじ、8は中間
部材、9はゴム製弾性シート材、12はモータケース、
13は締結用ねじ、5及び14は軸受、15は加圧ば
ね、6は回転軸、6aは該回転軸6に焼きばめ等で固定
されたフランジ、21は摺動体30と摺動体支持体20
とから成る移動体、である。
【0028】中間部材8の外周のフランジ部8aにはゴ
ム製弾性シート材9を介して環状の摺動体支持体20が
固着されており、該支持体20の第一の端面(すなわち
振動体1に対向する面)の外周部には環状の摺動体30
が固着されている。
ム製弾性シート材9を介して環状の摺動体支持体20が
固着されており、該支持体20の第一の端面(すなわち
振動体1に対向する面)の外周部には環状の摺動体30
が固着されている。
【0029】本発明者は図1の振動波モータに装備する
ための移動体として図1に示した移動体21を含む5種
の移動体を試作し、この移動体を装備した5種の振動波
モータを試作した。
ための移動体として図1に示した移動体21を含む5種
の移動体を試作し、この移動体を装備した5種の振動波
モータを試作した。
【0030】図2は図1の振動波モータ(移動体を除い
たすべての構造が前述の先行技術のモータと同じ構造)
に装着するための5種の移動体の半部拡大断面図であ
る。
たすべての構造が前述の先行技術のモータと同じ構造)
に装着するための5種の移動体の半部拡大断面図であ
る。
【0031】本発明の振動波モータに装備されている第
1の移動体21の摺動体支持体20は、図2(a)に示
されるように、該中間部材8のフランジ部8aに固着さ
れる円環状の固定部20aと、摺動体30が固定される
円筒状の摺動体取付部分20bと、該固定部20aと該
摺動体取付部分20bとを連結している可撓性の連結部
20cと、を有しており、該連結部20cの第二の面
(すなわち振動体1に対向しない側の端面)には横断面
形状がほぼ三角形の周方向溝20dが形成され、該連結
部20cは回転軸6の軸心から遠くになる程該溝20d
の深さが深くなるとともに該連結部20cの肉厚も小さ
くなっている。なお、該摺動体支持体20の振動体対向
面20eは摺動体取付部分20bの摺動体取付面20f
と同じ軸方向位置にあり、該両面20e及び20fは同
一面となっている。
1の移動体21の摺動体支持体20は、図2(a)に示
されるように、該中間部材8のフランジ部8aに固着さ
れる円環状の固定部20aと、摺動体30が固定される
円筒状の摺動体取付部分20bと、該固定部20aと該
摺動体取付部分20bとを連結している可撓性の連結部
20cと、を有しており、該連結部20cの第二の面
(すなわち振動体1に対向しない側の端面)には横断面
形状がほぼ三角形の周方向溝20dが形成され、該連結
部20cは回転軸6の軸心から遠くになる程該溝20d
の深さが深くなるとともに該連結部20cの肉厚も小さ
くなっている。なお、該摺動体支持体20の振動体対向
面20eは摺動体取付部分20bの摺動体取付面20f
と同じ軸方向位置にあり、該両面20e及び20fは同
一面となっている。
【0032】該連結部分20cは軸線方向(図において
上下方向)に弾性的にたわみ得るため、ばねとしての機
能を有するものとなっており、従って、摺動体30と振
動体1との接触部分には加圧ばね15のばね力に加えて
該連結部20cのばね力が加えられるため、摺動体30
は振動体1の歯状突部1aの振動によく追従するように
なり、その結果、本発明の振動波モータは前記先行技術
の振動波モータよりもよい特性を示すものとなる。
上下方向)に弾性的にたわみ得るため、ばねとしての機
能を有するものとなっており、従って、摺動体30と振
動体1との接触部分には加圧ばね15のばね力に加えて
該連結部20cのばね力が加えられるため、摺動体30
は振動体1の歯状突部1aの振動によく追従するように
なり、その結果、本発明の振動波モータは前記先行技術
の振動波モータよりもよい特性を示すものとなる。
【0033】図2(b)に示した第2の移動体23の摺
動体支持体22は、前記中間部材8のフランジ部8aに
固着される環状の固定部22aと、摺動体30が固定さ
れる円筒状の摺動体取付部分22bと、該固定部22a
と該取付部分22bとを連結する可撓性の連結部22c
と、を有し、該連結部22cの振動体とは反対側の端面
には半径方向外側へ向かって深くなる三角形状の周方向
溝22dが形成され、振動体に面する側の端面には深さ
が一定の長方形状の溝22eが形成されており、該連結
部22cの肉厚が該支持体22の内径側から外側へ向っ
て漸減している。本実施例の摺動体支持体22では、振
動体1に面する側の端面にも溝22eが形成されている
ので、第一実施例の摺動体支持体20にくらべて更に連
結部22cの可撓性が大きくなっており、該連結部22
cのばね効果が大きくなっている。従って、摺動体30
は振動体1の歯状突部1aに更によく追従でき、その結
果、該溝22eが該モータのT−N特性を安定化するの
に寄与している。なお、本実施例の摺動体支持体22の
固定部22aの振動体側の端面22fと該摺動体取付部
分22bの振動体側端面22gは同一軸方向位置にあ
る。
動体支持体22は、前記中間部材8のフランジ部8aに
固着される環状の固定部22aと、摺動体30が固定さ
れる円筒状の摺動体取付部分22bと、該固定部22a
と該取付部分22bとを連結する可撓性の連結部22c
と、を有し、該連結部22cの振動体とは反対側の端面
には半径方向外側へ向かって深くなる三角形状の周方向
溝22dが形成され、振動体に面する側の端面には深さ
が一定の長方形状の溝22eが形成されており、該連結
部22cの肉厚が該支持体22の内径側から外側へ向っ
て漸減している。本実施例の摺動体支持体22では、振
動体1に面する側の端面にも溝22eが形成されている
ので、第一実施例の摺動体支持体20にくらべて更に連
結部22cの可撓性が大きくなっており、該連結部22
cのばね効果が大きくなっている。従って、摺動体30
は振動体1の歯状突部1aに更によく追従でき、その結
果、該溝22eが該モータのT−N特性を安定化するの
に寄与している。なお、本実施例の摺動体支持体22の
固定部22aの振動体側の端面22fと該摺動体取付部
分22bの振動体側端面22gは同一軸方向位置にあ
る。
【0034】図2(c)に示す第三の移動体25は前記
摺動体30よりも肉厚の薄い摺動体31を使用するよう
に構成されている。該移動体25の摺動体支持体24
は、前記中間部材8のフランジ部8aに固着される環状
の固定部24aと、摺動体31が固定される円筒状の摺
動体取付部分24bと、該固定部24aと該摺動体取付
部分24bとを連結する可撓性の連結部24cと、を有
し、振動体1とは反対側の端面に半径方向外側へ向かっ
て深くなる三角断面形状の周方向溝24dが形成される
ことにより該連結部24cが構成されている。該連結部
24cの肉厚(軸方向寸法)は固定部24aから摺動体
取付部分24bに向かって漸減している。また、該固定
部24aの振動体側の端面24fと摺動体取付面24g
との間には段差24iが形成され、固定部24aの振動
体側端面24fは該段差だけ振動体1から離れている。
摺動体30よりも肉厚の薄い摺動体31を使用するよう
に構成されている。該移動体25の摺動体支持体24
は、前記中間部材8のフランジ部8aに固着される環状
の固定部24aと、摺動体31が固定される円筒状の摺
動体取付部分24bと、該固定部24aと該摺動体取付
部分24bとを連結する可撓性の連結部24cと、を有
し、振動体1とは反対側の端面に半径方向外側へ向かっ
て深くなる三角断面形状の周方向溝24dが形成される
ことにより該連結部24cが構成されている。該連結部
24cの肉厚(軸方向寸法)は固定部24aから摺動体
取付部分24bに向かって漸減している。また、該固定
部24aの振動体側の端面24fと摺動体取付面24g
との間には段差24iが形成され、固定部24aの振動
体側端面24fは該段差だけ振動体1から離れている。
【0035】図2(d)に示す第四の移動体27は前記
移動体21及び23と同じく、厚みの厚い摺動体30を
使用するように構成されている。摺動体支持体26は、
中間部材8に固定される固定部26aと、摺動体30が
固定される円筒状の摺動体取付部分26bと、固定部2
6aと該取付部分26bとを連結する可撓性の連結部2
6cと、を有しており、該連結部の振動体対向面側には
半径方向外側に向かって深さが大きくなる三角形断面形
状の周方向溝26eが形成され、該連結部26cの反対
側の端面には深さが一定の方形断面形状の周方向溝26
dが形成されている。なお、該支持体26では、摺動体
固着面26gと固定部26aの振動体対向面26fとは
同一軸方向位置にある。
移動体21及び23と同じく、厚みの厚い摺動体30を
使用するように構成されている。摺動体支持体26は、
中間部材8に固定される固定部26aと、摺動体30が
固定される円筒状の摺動体取付部分26bと、固定部2
6aと該取付部分26bとを連結する可撓性の連結部2
6cと、を有しており、該連結部の振動体対向面側には
半径方向外側に向かって深さが大きくなる三角形断面形
状の周方向溝26eが形成され、該連結部26cの反対
側の端面には深さが一定の方形断面形状の周方向溝26
dが形成されている。なお、該支持体26では、摺動体
固着面26gと固定部26aの振動体対向面26fとは
同一軸方向位置にある。
【0036】図2(d)に示す構造の移動体によれば、
振動波モータのT−N特性を安定化することができる。
振動波モータのT−N特性を安定化することができる。
【0037】図2(e)に示す第五の移動体29は前記
移動体25と同じく、厚みの薄い摺動体31を使用する
ように構成されている。この移動体29の摺動体支持体
28は、前記中間部材8に固定される環状の固定部28
aと、摺動体31が取付られる円筒状の摺動体取付部分
28bと、該固定部と該摺動体取付部分とを連結する可
撓性の連結部28cと、を有しているが、前記(a)〜
(b)の移動体とは異なって、該連結部28cの三角形
断面形状の周方向溝28dが振動体対向面側に形成され
ている。また、振動体対向面とは反対側の面28hが摺
動体取付部分28bの端面28fに対して段差を有して
形成され、面28fが面28hよりも突出している。こ
の構造によれば振動波モータのトルクの伸びを改善する
ことができる。なお、固定部28aの振動体対向面28
gと摺動体取付面28eとは同一平面となっている。
移動体25と同じく、厚みの薄い摺動体31を使用する
ように構成されている。この移動体29の摺動体支持体
28は、前記中間部材8に固定される環状の固定部28
aと、摺動体31が取付られる円筒状の摺動体取付部分
28bと、該固定部と該摺動体取付部分とを連結する可
撓性の連結部28cと、を有しているが、前記(a)〜
(b)の移動体とは異なって、該連結部28cの三角形
断面形状の周方向溝28dが振動体対向面側に形成され
ている。また、振動体対向面とは反対側の面28hが摺
動体取付部分28bの端面28fに対して段差を有して
形成され、面28fが面28hよりも突出している。こ
の構造によれば振動波モータのトルクの伸びを改善する
ことができる。なお、固定部28aの振動体対向面28
gと摺動体取付面28eとは同一平面となっている。
【0038】表3は図2に示した各移動体に用いる摺動
体30及び31の材料組成とロックウェル硬さ(HR
M)を示す。
体30及び31の材料組成とロックウェル硬さ(HR
M)を示す。
【0039】
【表3】
【0040】なお、図2に示した5種の試作移動体にお
いて、各摺動体支持体の中間部材8に対する固着面20
h,22h,24h,26h,28hと摺動体の摺接面
30a,31aとの間の軸方向寸法Lは図5(c)の従
来の移動体における寸法L(摺動体支持体10の固着面
10dと摺動体11の摺接面11aとの間の軸方向寸
法)に一致させてある。
いて、各摺動体支持体の中間部材8に対する固着面20
h,22h,24h,26h,28hと摺動体の摺接面
30a,31aとの間の軸方向寸法Lは図5(c)の従
来の移動体における寸法L(摺動体支持体10の固着面
10dと摺動体11の摺接面11aとの間の軸方向寸
法)に一致させてある。
【0041】以上の5種の移動体を用いて図1と同じ構
造の振動波モータを製作し、該モータを前記表1の要求
特性に対応して試験したところ、下記のような結果を得
た。
造の振動波モータを製作し、該モータを前記表1の要求
特性に対応して試験したところ、下記のような結果を得
た。
【0042】定格回転数22.5rpmで振動振幅を
大にしていくと、すべての移動体で定格のトルク8kg
・cmが得られた。同一振幅量で相対評価すると、図2
(a)の移動体21と図2(e)の移動体29で大きな
トルクが得られた。
大にしていくと、すべての移動体で定格のトルク8kg
・cmが得られた。同一振幅量で相対評価すると、図2
(a)の移動体21と図2(e)の移動体29で大きな
トルクが得られた。
【0043】高トルク領域でのトルクの安定度につい
ては、図2(b)の移動体23、図2(c)の移動体2
5、図2(d)の移動体27においてT−N特性の乱れ
が小さかった。
ては、図2(b)の移動体23、図2(c)の移動体2
5、図2(d)の移動体27においてT−N特性の乱れ
が小さかった。
【0044】定格でのT−N特性の脈動は従来例の移
動体とほぼ同じ程度であった。
動体とほぼ同じ程度であった。
【0045】〈実施例2〉図3及び図4に示す本発明の
第二実施例は、前記振動体側に摺動体を取付け、移動体
側の構成要素を少なくしたものである。
第二実施例は、前記振動体側に摺動体を取付け、移動体
側の構成要素を少なくしたものである。
【0046】図3は図4に示す移動体と振動体とを有す
る本発明の第二実施例の振動波モータの縦断面図であ
り、該モータの移動体と振動体とを除いた構成は図1の
振動波モータと同じであるから、図3において図1と同
じ符号で表示した構成要素の説明を省略する。
る本発明の第二実施例の振動波モータの縦断面図であ
り、該モータの移動体と振動体とを除いた構成は図1の
振動波モータと同じであるから、図3において図1と同
じ符号で表示した構成要素の説明を省略する。
【0047】図3に示す振動波モータは図4(a)に示
した移動体32と振動体1とを有している。移動体32
は図2の実施例の移動体の如き摺動体を有しておらず、
図2の摺動体支持体に相当する部分のみで構成されてい
る。該移動体32は図2の摺動体支持体と同じくアルミ
合金製であり、中間部材8のフランジ8aに接着固定さ
れる環状の固定部32aと、振動体1の歯状突部1aに
摺動接触する円筒状の摺動部32bと、該固定部32a
と該摺動部32bとを連結する可撓性の連結部32c
と、を有しており、振動体1の歯状突部1aに摺動接触
する摺動部32bの一端面すなわち摺動接触面32gに
は弗素樹脂共析のニッケル燐基合金膜が形成されるとと
もに該合金膜を熱処理してビッカース硬さが800程度
になるように硬化されている。該連結部32cの振動体
対向面側には深さ一定の周方向溝32eが形成され、ま
た、該連結部32cの反対側の面には半径方向外向きに
深さが大きくなる三角形断面状の周方向溝32dが形成
され、従って該連結部32cの軸線方向の肉厚は半径方
向外側に向かって減少しており、該連結部32cは軸線
方向に弾性的にたわみ得るばねとして機能している。ま
た、固定部32aの振動体対向面32fは摺動部32b
の摺動面32gよりもわずかに振動体1の面から遠くな
るように両面32f及び32gの間には段差がある。
した移動体32と振動体1とを有している。移動体32
は図2の実施例の移動体の如き摺動体を有しておらず、
図2の摺動体支持体に相当する部分のみで構成されてい
る。該移動体32は図2の摺動体支持体と同じくアルミ
合金製であり、中間部材8のフランジ8aに接着固定さ
れる環状の固定部32aと、振動体1の歯状突部1aに
摺動接触する円筒状の摺動部32bと、該固定部32a
と該摺動部32bとを連結する可撓性の連結部32c
と、を有しており、振動体1の歯状突部1aに摺動接触
する摺動部32bの一端面すなわち摺動接触面32gに
は弗素樹脂共析のニッケル燐基合金膜が形成されるとと
もに該合金膜を熱処理してビッカース硬さが800程度
になるように硬化されている。該連結部32cの振動体
対向面側には深さ一定の周方向溝32eが形成され、ま
た、該連結部32cの反対側の面には半径方向外向きに
深さが大きくなる三角形断面状の周方向溝32dが形成
され、従って該連結部32cの軸線方向の肉厚は半径方
向外側に向かって減少しており、該連結部32cは軸線
方向に弾性的にたわみ得るばねとして機能している。ま
た、固定部32aの振動体対向面32fは摺動部32b
の摺動面32gよりもわずかに振動体1の面から遠くな
るように両面32f及び32gの間には段差がある。
【0048】本実施例の振動波モータでは、振動体1の
歯状突部1aの表面に前記実施例の摺動体30と同じ複
合樹脂の摺動体34が形成されている。該摺動体34は
該移動体32の摺動面32gに接する部分(この部分は
図に示されるように他の部分にくらべて厚みが少し厚く
なっている)の厚みが0.7mmで表面の硬さがロック
ウェルのMスケールで90になっており、前記摺動体と
同じくPEEKにガラス状カーボンを強化材として混入
した複合樹脂で構成されている。
歯状突部1aの表面に前記実施例の摺動体30と同じ複
合樹脂の摺動体34が形成されている。該摺動体34は
該移動体32の摺動面32gに接する部分(この部分は
図に示されるように他の部分にくらべて厚みが少し厚く
なっている)の厚みが0.7mmで表面の硬さがロック
ウェルのMスケールで90になっており、前記摺動体と
同じくPEEKにガラス状カーボンを強化材として混入
した複合樹脂で構成されている。
【0049】図4(b)は図3の振動波モータに組込ん
だ本発明の別の実施例の移動体と振動体の構成を示した
ものである。本実施例の移動体33も前記移動体32と
同じくアルミ合金製であり、中間部材8のフランジ部8
aに接着固定される環状の固定部33aと、振動体1の
歯状突部1aに摺動接触する円筒状の摺動部33bと、
該固定部33aと該摺動部33bとを連結する連結部3
3cと、を有しており、摺動部33bの摺動接触面33
gには弗素樹脂共析のニッケル−燐基合金膜が形成され
るとともに該合金膜を熱処理してビッカース硬さが80
0程度になるように硬化処理されている。該連結部33
cの振動体非対向面側には半径方向外向きに深さが大き
くなる三角形断面形状の周方向溝33dが形成され、固
定部33a及び連結部33cの振動体対向面33eは摺
動部33bの摺動接触面33gよりも振動体1の面から
遠くなるように段差がつけられている。また、摺動接触
面33gとは反対側の端面33fは固定部33aの端面
33hよりも振動体側に近くなるように該面33hと該
面33fとは段差を以て形成されている。
だ本発明の別の実施例の移動体と振動体の構成を示した
ものである。本実施例の移動体33も前記移動体32と
同じくアルミ合金製であり、中間部材8のフランジ部8
aに接着固定される環状の固定部33aと、振動体1の
歯状突部1aに摺動接触する円筒状の摺動部33bと、
該固定部33aと該摺動部33bとを連結する連結部3
3cと、を有しており、摺動部33bの摺動接触面33
gには弗素樹脂共析のニッケル−燐基合金膜が形成され
るとともに該合金膜を熱処理してビッカース硬さが80
0程度になるように硬化処理されている。該連結部33
cの振動体非対向面側には半径方向外向きに深さが大き
くなる三角形断面形状の周方向溝33dが形成され、固
定部33a及び連結部33cの振動体対向面33eは摺
動部33bの摺動接触面33gよりも振動体1の面から
遠くなるように段差がつけられている。また、摺動接触
面33gとは反対側の端面33fは固定部33aの端面
33hよりも振動体側に近くなるように該面33hと該
面33fとは段差を以て形成されている。
【0050】振動体1の歯状突部1aの表面には前記摺
動体31と同じ構成材料から成る摺動体35が固着され
ている。該摺動体35は移動体33の摺動面33gに接
する部分(この部分は図に示されるように他の部分にく
らべて厚みが少し厚くなっている)の厚みが0.3mm
で表面の硬さがロックウェルのMスケールで82になる
ように構成されており、PTFE(弗素樹脂)とPOB
(ポリオキシベンゾイル)との複合樹脂から成るスクラ
イビングシートを打ち抜いたものを該歯状突部1aの表
面に固着させたものである。
動体31と同じ構成材料から成る摺動体35が固着され
ている。該摺動体35は移動体33の摺動面33gに接
する部分(この部分は図に示されるように他の部分にく
らべて厚みが少し厚くなっている)の厚みが0.3mm
で表面の硬さがロックウェルのMスケールで82になる
ように構成されており、PTFE(弗素樹脂)とPOB
(ポリオキシベンゾイル)との複合樹脂から成るスクラ
イビングシートを打ち抜いたものを該歯状突部1aの表
面に固着させたものである。
【0051】図4に示した実施例では、移動体32及び
33のそれぞれの固定面32h及び33hと振動体1の
歯状突部1aの表面(すなわち摺動体34及び35のそ
れぞれの固着面)との間の軸方向寸法を図5(c)の従
来の移動体の軸方向寸法と同じくLになるように設定し
てある。
33のそれぞれの固定面32h及び33hと振動体1の
歯状突部1aの表面(すなわち摺動体34及び35のそ
れぞれの固着面)との間の軸方向寸法を図5(c)の従
来の移動体の軸方向寸法と同じくLになるように設定し
てある。
【0052】なお、図4に示した2種の移動体32及び
33の各々の摺動接触面32g及び33gに形成する合
金膜は前記の如き弗素樹脂共析のニッケル−燐基合金膜
でなくともよく、たとえば弗素樹脂の代りに炭化硅素S
iCを共析したニッケル−燐基合金膜であってもよい。
33の各々の摺動接触面32g及び33gに形成する合
金膜は前記の如き弗素樹脂共析のニッケル−燐基合金膜
でなくともよく、たとえば弗素樹脂の代りに炭化硅素S
iCを共析したニッケル−燐基合金膜であってもよい。
【0053】図4の(a)及び(b)に示した移動体及
び振動体を有する2種の振動波モータについて前記表1
に示した要求特性に対応して試験を行なったところ、両
者ともに表1に示した定格値を満足する結果を示し、ま
た、安定したT−N特性が得られることが確認できた。
び振動体を有する2種の振動波モータについて前記表1
に示した要求特性に対応して試験を行なったところ、両
者ともに表1に示した定格値を満足する結果を示し、ま
た、安定したT−N特性が得られることが確認できた。
【0054】なお、連結部は横断面形状が三角形の周方
向溝を形成することにより、特に追従性が良好となる。
向溝を形成することにより、特に追従性が良好となる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の振動波
モータでは、移動体の摺動体取付部分もしくは摺動部と
固定部との間に軸線方向に弾性を有する連結部を設けた
ので、振動体表面に対して移動体がよく追従し、その結
果、従来よりも高速化及び高トルク化が可能となった。
特に高トルク領域でのトルクの伸びが大幅に改善される
ため定格でのトルクに余裕が得られ、また、高トルク領
域でのT−N特性に乱れの生じない安定化した特性を有
する振動波モータが提供される。
モータでは、移動体の摺動体取付部分もしくは摺動部と
固定部との間に軸線方向に弾性を有する連結部を設けた
ので、振動体表面に対して移動体がよく追従し、その結
果、従来よりも高速化及び高トルク化が可能となった。
特に高トルク領域でのトルクの伸びが大幅に改善される
ため定格でのトルクに余裕が得られ、また、高トルク領
域でのT−N特性に乱れの生じない安定化した特性を有
する振動波モータが提供される。
【0056】請求項7及び14の構成によればT−N特
性が安定した振動波モータが得られる。
性が安定した振動波モータが得られる。
【0057】請求項8及び15の構成によれば、大トル
クの振動波モータもしくはT−N特性の安定な振動波モ
ータが得られる。
クの振動波モータもしくはT−N特性の安定な振動波モ
ータが得られる。
【図1】本発明の第一実施例の振動波モータの縦断面
図。
図。
【図2】(a)は図1の振動波モータに装備される本発
明の第一の移動体の半部拡大断面図。(b)は同じく、
本発明の第二の移動体の断面図。(c)は同じく第三の
移動体の断面図。(d)は同じく第四の移動体の断面
図。(e)は同じく第五の移動体の断面図。
明の第一の移動体の半部拡大断面図。(b)は同じく、
本発明の第二の移動体の断面図。(c)は同じく第三の
移動体の断面図。(d)は同じく第四の移動体の断面
図。(e)は同じく第五の移動体の断面図。
【図3】本発明の第二実施例の振動波モータの縦断面
図。
図。
【図4】(a)は図3の振動波モータに装備された本発
明の第一の移動体及び摺動体と振動体の一部分の拡大
図。(b)は図3の振動波モータに装備する本発明の第
二の移動体及び摺動体と振動体の一部分の拡大断面図。
明の第一の移動体及び摺動体と振動体の一部分の拡大
図。(b)は図3の振動波モータに装備する本発明の第
二の移動体及び摺動体と振動体の一部分の拡大断面図。
【図5】(a)は本発明の先行技術の振動波モータの縦
断面図。(b)は該モータの振動体及び移動体並びに中
間部材を示す分解斜視図。(c)は該移動体の半部拡大
断面図。(d)は該モータに装備されている加圧ばねの
平面図。
断面図。(b)は該モータの振動体及び移動体並びに中
間部材を示す分解斜視図。(c)は該移動体の半部拡大
断面図。(d)は該モータに装備されている加圧ばねの
平面図。
【図6】図5(a)の振動波モータの振動体の裏面にお
ける分極領域の配置と該領域上に形成されている電極の
配置を示した図。
ける分極領域の配置と該領域上に形成されている電極の
配置を示した図。
【図7】図5の振動波モータの振動体の側面図と該振動
体に生じる定在波振動を示した図。
体に生じる定在波振動を示した図。
1…振動体 2…圧電素子 3…モーター端板 5,14…軸受 6…回転軸 6a…フランジ 8…中間部材 9…ゴム製弾性シー
ト材 10…摺動体支持体 11…摺動体 12…モータケース 15…加圧ばね 21,23,25,27,29,32,33…移動体 20,22,24,26,28…摺動体支持体 20b,22b,24b,26b,28b…摺動体取付
部分 32b,33b…摺動部 20c,22c,24c,26c,28c,32c,3
3c…連結部 20a,22a,24a,26a,28a,32a,3
3a…固定部 30,31,34,35…摺動体 20d,22d,24d,26d,28d,32d,3
3d,32e,22e…溝
ト材 10…摺動体支持体 11…摺動体 12…モータケース 15…加圧ばね 21,23,25,27,29,32,33…移動体 20,22,24,26,28…摺動体支持体 20b,22b,24b,26b,28b…摺動体取付
部分 32b,33b…摺動部 20c,22c,24c,26c,28c,32c,3
3c…連結部 20a,22a,24a,26a,28a,32a,3
3a…固定部 30,31,34,35…摺動体 20d,22d,24d,26d,28d,32d,3
3d,32e,22e…溝
Claims (17)
- 【請求項1】 周方向に沿って進行波振動を発生する円
環状の振動体と、該振動体の振動発生面との摩擦駆動に
より回転力を受ける円環状の移動体と、該移動体に固着
されるとともに回転軸に固定された中間部材と、を有す
る振動波モータにおいて、 該移動体は、該振動体の該振動発生面に摺接する環状の
摺動体と、該摺動体に固着されるとともに該中間部材に
固定された環状の摺動体支持体と、から成り、該摺動体
支持体は、該摺動体が固着されている摺動体取付部分
と、該中間部材に固着される固定部と、該摺動体取付部
分と該固定部とを連結して軸線方向に弾性を有する連結
部と、を有していることを特徴とする振動波モータ。 - 【請求項2】 該連結部は該摺動体取付部分との境界に
おいて軸線方向肉厚が小さくなっていることを特徴とす
る請求項1の振動波モータ。 - 【請求項3】 該連結部は半径方向外側に向かうにつれ
て肉厚が薄くなる環状体として構成され、該連結部の肉
厚は該摺動体取付部分との境界位置において最も薄くな
っていることを特徴とする請求項1の振動波モータ。 - 【請求項4】 該摺動体取付部分は軸線方向寸法が半径
方向寸法よりも大きい円筒状の形態を有しており、該連
結部は該摺動体取付部分との境界において軸線方向肉厚
が最小になる環状体として構成され、該固定部は軸線方
向肉厚が一定の環状体として構成されていることを特徴
とする請求項1の振動波モータ。 - 【請求項5】 該連結部の少なくとも一方の端面には該
摺動体取付部分の内周に隣接する位置に溝が形成されて
いることを特徴とする請求項1の振動波モータ。 - 【請求項6】 該連結部の少なくとも一方の端面には該
摺動体取付部分との境界位置において最大深さとなる溝
が形成されていることを特徴とする請求項1記載の振動
波モータ。 - 【請求項7】 該連結部は一方の端面において該摺動体
取付部分の内周に隣接する位置に第一の溝を有するとと
もに他方の端面において該摺動体取付部分の内周に隣接
する位置に第二の溝を有しており、該第一の溝は半径方
向外側に向かうにつれて深くなり該摺動体取付部分との
境界において最大深さとなる溝であり、該第二の溝は半
径方向において深さ一定の溝であることを特徴とする請
求項1の振動波モータ。 - 【請求項8】 該連結部の一方の端面には該摺動体取付
部分との境界において最大深さとなる溝が形成され、該
連結部の他方の端面は該摺動体取付部分の端面に対して
段差を有していることを特徴とする請求項1の振動波モ
ータ。 - 【請求項9】 該摺動体は複合樹脂で構成され、ロック
ウェル硬度がMスケールで80乃至110のものである
ことを特徴とする請求項1の振動波モータ。 - 【請求項10】 周方向に沿って進行波振動を発生する
円環状の振動体と、該振動体との摩擦駆動により回転力
を受ける円環状の移動体と、該移動体に固着されるとと
もに回転軸に固定された中間部材と、を有する振動波モ
ータにおいて、 該振動体の振動発生面には該移動体と摺接する摺動体が
固着されており、 該移動体は、該摺動体に摺接する摺動部と、該中間部材
に固定される固定部と、該摺動部と該固定部とを連結す
るとともに軸線方向に弾性を有する連結部と、を有して
いることを特徴とする振動波モータ。 - 【請求項11】 該連結部は該摺動部との境界において
軸線方向肉厚が小さくなるように構成されていることを
特徴とする請求項10の振動波モータ。 - 【請求項12】 該連結部の少なくとも一方の端面には
該摺動部の内周に隣接する位置に溝が形成されているこ
とを特徴とする請求項10の振動波モータ。 - 【請求項13】 該連結部の少なくとも一方の端面には
該摺動部との境界位置において最大深さとなる溝が形成
されていることを特徴とする請求項10の振動波モー
タ。 - 【請求項14】 該連結部は一方の端面において該摺動
部の内周に隣接する位置に第一の溝を有するとともに他
方の端面において該摺動部の内周に隣接する位置に第二
の溝を有しており、該第一の溝は半径方向外側に向かう
につれて深くなり該摺動部との境界において最大深さと
なる溝であり、該第二の溝は半径方向において深さ一定
の溝であることを特徴とする請求項10の振動波モー
タ。 - 【請求項15】 該連結部の一方の端面には該摺動部と
の境界において最大深さとなる溝が形成され、該連結部
の他方の端面は該摺動部の端面に対して段差を有してい
ることを特徴とする請求項10の振動波モータ。 - 【請求項16】 該摺動体と摺接する該移動体の該摺動
部の摺接面には弗素樹脂及び炭化硅素のいずれかを共析
したニッケル燐基合金膜が形成されていることを特徴と
する請求項10の振動波モータ。 - 【請求項17】 該摺動体は複合樹脂で構成され、ロッ
クウェル硬度がMスケールで80乃至110のものであ
ることを特徴とする請求項10の振動波モータ。
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