JPH02303364A - 超音波モータ - Google Patents
超音波モータInfo
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- JPH02303364A JPH02303364A JP1121160A JP12116089A JPH02303364A JP H02303364 A JPH02303364 A JP H02303364A JP 1121160 A JP1121160 A JP 1121160A JP 12116089 A JP12116089 A JP 12116089A JP H02303364 A JPH02303364 A JP H02303364A
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Links
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Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野1
本発明は超音波モータに関し、特に、摩擦材を改良した
超音波モータに関する。
超音波モータに関する。
[発明の概要]
本発明は、振動体と、電圧を印加することにより前記振
動体に進行波または定常波を生じさせる圧電素子と、前
記振動体に対向して設けた可動部材と、この可動部材の
前記振動体に対向する面に固着され、かつ、該振動体に
圧接されすこ摩・採材とを備え、前記振動体の進行波ま
たは定常波により前記可動部材もしくは振動体を相対的
に移動させる超音波モータにおいて、前記摩擦材はポリ
エステルエラストマー50〜80wt%と芳香族ポリエ
ステル50〜20wt%、またはポリエステルエラスト
マー70〜95wt%とアラミド繊維30〜5wt%と
の複合材料を射出成型することにより、 前記可動部材に一体成形可能とし、製造の容易化、製造
工程の低減、速度むらの防止、モータの効率の向上およ
びノイズの防止を図るものである。
動体に進行波または定常波を生じさせる圧電素子と、前
記振動体に対向して設けた可動部材と、この可動部材の
前記振動体に対向する面に固着され、かつ、該振動体に
圧接されすこ摩・採材とを備え、前記振動体の進行波ま
たは定常波により前記可動部材もしくは振動体を相対的
に移動させる超音波モータにおいて、前記摩擦材はポリ
エステルエラストマー50〜80wt%と芳香族ポリエ
ステル50〜20wt%、またはポリエステルエラスト
マー70〜95wt%とアラミド繊維30〜5wt%と
の複合材料を射出成型することにより、 前記可動部材に一体成形可能とし、製造の容易化、製造
工程の低減、速度むらの防止、モータの効率の向上およ
びノイズの防止を図るものである。
[従来の技術]
第4図および第3図において、一般的に超音波モータl
は振動体6と、この振動体6に進行波を生じさせる2枚
の第1・第2の圧電素子7.8と、前記振動体6に対向
して設けた可動部材9と、この可動部材9の前記振動体
6との対向面に固着した摩擦材lOとを備えている。
は振動体6と、この振動体6に進行波を生じさせる2枚
の第1・第2の圧電素子7.8と、前記振動体6に対向
して設けた可動部材9と、この可動部材9の前記振動体
6との対向面に固着した摩擦材lOとを備えている。
前記振動体6は円盤状の金属からなり、その−面の所定
の半径上には、くし歯状の突起6aが一定の間隔で複数
形成されている。この振動体6の他面に固着された第1
・第2の圧電素子7.8には電圧を印加した際の伸縮方
向が反転した分極領域[伸びる(+)・縮む(−)領域
]7b、8bを周方向に交互に設けである。これら第1
・第2の圧電素子7.8は互いに所定角度回転してずら
して固着するととらに、印加する電圧の位相らずらしで
ある。
の半径上には、くし歯状の突起6aが一定の間隔で複数
形成されている。この振動体6の他面に固着された第1
・第2の圧電素子7.8には電圧を印加した際の伸縮方
向が反転した分極領域[伸びる(+)・縮む(−)領域
]7b、8bを周方向に交互に設けである。これら第1
・第2の圧電素子7.8は互いに所定角度回転してずら
して固着するととらに、印加する電圧の位相らずらしで
ある。
前記可動部材9は振動体6の突起6a側に配置されてい
る。この可動部材9の突起6aに対向する而には摩擦材
IOが固着してあり、この摩擦材10はバネ座IIにて
前記可動部材9を振動体6に押圧することにより前記振
動体6の突起6aの上面に圧接されている。
る。この可動部材9の突起6aに対向する而には摩擦材
IOが固着してあり、この摩擦材10はバネ座IIにて
前記可動部材9を振動体6に押圧することにより前記振
動体6の突起6aの上面に圧接されている。
そして、前記第1・第2の圧電素子7.8に位相のずれ
た電圧を印加すると、前記第1・第2圧電素子7.8に
位置と位相のずれた定在波が生じるこの二つの定在波が
合成され、前記振動体6に進行波が発生する。すると第
3図に示すように、振動体6の突起6aの上面の各点は
楕円運動を繰り返し、この突起6aに圧接された摩擦材
10との摩擦により前記可動部材9は水平方向の分力F
を受は前記振動体6に対し相対的に移動する。
た電圧を印加すると、前記第1・第2圧電素子7.8に
位置と位相のずれた定在波が生じるこの二つの定在波が
合成され、前記振動体6に進行波が発生する。すると第
3図に示すように、振動体6の突起6aの上面の各点は
楕円運動を繰り返し、この突起6aに圧接された摩擦材
10との摩擦により前記可動部材9は水平方向の分力F
を受は前記振動体6に対し相対的に移動する。
このような超音波モータの摩擦材10の条件として摩擦
熱およびモータの自己発熱に耐える耐熱性および硬さが
必要とされる。摩擦材10があまり軟い振動体6の楕円
運動に対応して変形するだけで、可動部材9が移動しな
いからである。
熱およびモータの自己発熱に耐える耐熱性および硬さが
必要とされる。摩擦材10があまり軟い振動体6の楕円
運動に対応して変形するだけで、可動部材9が移動しな
いからである。
上記の条件を満たす摩擦材10として従来から芳香族ポ
リエステルとテフロンと丙混合体とを圧縮成形し、これ
を接着剤により可動部材9に接着したものが知られてい
る。また、他の摩擦材10としてはポリイミドとアラミ
ド繊維との混合体を圧縮成形したらのかある。
リエステルとテフロンと丙混合体とを圧縮成形し、これ
を接着剤により可動部材9に接着したものが知られてい
る。また、他の摩擦材10としてはポリイミドとアラミ
ド繊維との混合体を圧縮成形したらのかある。
[発明が解決しようとする課題]
しかし、前記芳香族ポリエステルとテフロンとの複合材
は2種類の材質の融点が著しく異なり、また、ポリイミ
ドとアラミド繊維はいずれら融点が高すぎるため両者と
も射出成型は難しく、圧縮成型せざるを得ない。このよ
うに摩擦材!0を圧縮成型により成形した場合、パリ取
り等の後処理が煩雑な上、接着剤にて可動体9に接着し
なければならないので接着剤のむらによる回転むら、ひ
いてはモータの感度の低下を招くという問題点がある。
は2種類の材質の融点が著しく異なり、また、ポリイミ
ドとアラミド繊維はいずれら融点が高すぎるため両者と
も射出成型は難しく、圧縮成型せざるを得ない。このよ
うに摩擦材!0を圧縮成型により成形した場合、パリ取
り等の後処理が煩雑な上、接着剤にて可動体9に接着し
なければならないので接着剤のむらによる回転むら、ひ
いてはモータの感度の低下を招くという問題点がある。
また、前者の芳香族ポリエステルとテフロンとの複合材
からなる摩擦材IOは摩擦係数が低いため前記突起6a
が滑ってしまい、モータの効率が低いという問題点があ
る。
からなる摩擦材IOは摩擦係数が低いため前記突起6a
が滑ってしまい、モータの効率が低いという問題点があ
る。
さらに、後者のポリイミドとアラミド繊維の複合材から
なる摩擦材10は硬すぎるため前記突起6aと衝突する
際、可聴域のノイズが生じるという問題点がある。
なる摩擦材10は硬すぎるため前記突起6aと衝突する
際、可聴域のノイズが生じるという問題点がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
摩擦材を射出成型にて可動部材と一体成形可能とし、製
造の容易化、回転むら等のモータの感度の低下を防ぐと
ともに、モータの効率の向上、ノイズの発生を防止する
ことを目的とする。
摩擦材を射出成型にて可動部材と一体成形可能とし、製
造の容易化、回転むら等のモータの感度の低下を防ぐと
ともに、モータの効率の向上、ノイズの発生を防止する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明は振動体と、電圧を印加することにより前記振動
体に進行波または定常波を生じさせる圧電素子と、前記
振動体に対向して設けた可動部材と、この可動部材の前
記振動体に対向する面に固着され、かつ、該振動体に圧
接された摩擦材とを備え、前記振動体の進行波または定
常波により前記可動部材もしくは振動体を相対的に移動
させる超音波モータにおいて、前記摩擦材は、ポリエス
テルエラストマー50〜80wt%と、芳香族ポリエス
テル50〜20wt%とを混合した複合材料を射出成型
したことを、その構成とする。
体に進行波または定常波を生じさせる圧電素子と、前記
振動体に対向して設けた可動部材と、この可動部材の前
記振動体に対向する面に固着され、かつ、該振動体に圧
接された摩擦材とを備え、前記振動体の進行波または定
常波により前記可動部材もしくは振動体を相対的に移動
させる超音波モータにおいて、前記摩擦材は、ポリエス
テルエラストマー50〜80wt%と、芳香族ポリエス
テル50〜20wt%とを混合した複合材料を射出成型
したことを、その構成とする。
また、前記摩擦材はポリエステルエラストマー70〜9
5wt%と、アラミド繊維30〜5wt%とを混合した
複合材料を射出成型したことを、その構成とする。
5wt%と、アラミド繊維30〜5wt%とを混合した
複合材料を射出成型したことを、その構成とする。
[作用]
前記摩擦材はポリエステルエラストマー50〜80wt
%と芳香族ポリエステル50〜20wt%、または、ポ
リエステルエラストマー70〜95wt%とアラミド繊
維30〜5wj%とからなる複合材を、射出成型により
可動部材と一体成形すると成型後の後処理の必要がなく
、寸法精度が向上し可動体の速度むらか低減する。
%と芳香族ポリエステル50〜20wt%、または、ポ
リエステルエラストマー70〜95wt%とアラミド繊
維30〜5wj%とからなる複合材を、射出成型により
可動部材と一体成形すると成型後の後処理の必要がなく
、寸法精度が向上し可動体の速度むらか低減する。
また、前記複合材からなる摩擦材は摩擦係数が高いので
、摩擦材と振動体の突起との間の滑りが低減する。
、摩擦材と振動体の突起との間の滑りが低減する。
さらに、前記摩擦材は適度の硬さと軟らかさくショア硬
度65〜75)を備えているので、振動体の突起と衝突
する際の音の発生を防止するととらに、音の減衰特性が
向上する。
度65〜75)を備えているので、振動体の突起と衝突
する際の音の発生を防止するととらに、音の減衰特性が
向上する。
[実施例]
以下、本発明の第■実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
説明する。
第1図および第2図において、超音波モータ1のベース
2にはブラケット嵌合孔2aが形成され、このブラケッ
ト嵌合孔2aにブラケット3が嵌合している。このブラ
ケット3の軸挿通孔3aには回転軸4が回転自在に挿通
し、この回転軸4とブラケット3との間にはベアリング
5が設けられている。前記ブラケット3の外周には、振
動体6と第1・第2の圧1!素子7.8のブラケット嵌
合孔6b、7g、、8aが嵌合している。前記振動体6
の下面には第1・第2の圧電素子7.8が2枚重ねられ
、接着剤にて接着されている。この第1・第2の圧電素
子7.8は円形に形成され、たわみ方向を反転させた分
極領域、即ち電圧を印加すると伸びる(+)領域7b、
8bと、縮む(−)領域7b、8bとが周方向に所定角
度で交互に並ぶように2n個(n−振動モードで、2以
上の整数、この実°施例でn=4)設けられている。こ
れら第1・第2の圧電素子7.8の振動体6側の一面に
は第1・第2の圧電素子7.8に通電するための駆動用
電極パターン14.16が前記各領域?a。
2にはブラケット嵌合孔2aが形成され、このブラケッ
ト嵌合孔2aにブラケット3が嵌合している。このブラ
ケット3の軸挿通孔3aには回転軸4が回転自在に挿通
し、この回転軸4とブラケット3との間にはベアリング
5が設けられている。前記ブラケット3の外周には、振
動体6と第1・第2の圧1!素子7.8のブラケット嵌
合孔6b、7g、、8aが嵌合している。前記振動体6
の下面には第1・第2の圧電素子7.8が2枚重ねられ
、接着剤にて接着されている。この第1・第2の圧電素
子7.8は円形に形成され、たわみ方向を反転させた分
極領域、即ち電圧を印加すると伸びる(+)領域7b、
8bと、縮む(−)領域7b、8bとが周方向に所定角
度で交互に並ぶように2n個(n−振動モードで、2以
上の整数、この実°施例でn=4)設けられている。こ
れら第1・第2の圧電素子7.8の振動体6側の一面に
は第1・第2の圧電素子7.8に通電するための駆動用
電極パターン14.16が前記各領域?a。
8λに対応して扇形に印刷されている。また、前記第1
・第2の圧電素子7.8の他面にはjこれらの圧電素子
7.8に通電するための電極パターン15.17が略全
面に渡って印刷されている。 ゛第1の圧電索子7には
eoIii波、第2の圧電素子8にはsin波が印加さ
れるように電源に接続しである。前記振動体6は円盤状
の金属からなり、その−面(図中上面)の所定半径上に
は放射方向にくし歯状の複数の突起6aが形成されてい
る。この突起6aの上面には円盤状に形成された可動部
材9の外周部9aが対向するとともにその中心部9bの
軸嵌合孔9cには前記回転+1114が挿通している。
・第2の圧電素子7.8の他面にはjこれらの圧電素子
7.8に通電するための電極パターン15.17が略全
面に渡って印刷されている。 ゛第1の圧電索子7には
eoIii波、第2の圧電素子8にはsin波が印加さ
れるように電源に接続しである。前記振動体6は円盤状
の金属からなり、その−面(図中上面)の所定半径上に
は放射方向にくし歯状の複数の突起6aが形成されてい
る。この突起6aの上面には円盤状に形成された可動部
材9の外周部9aが対向するとともにその中心部9bの
軸嵌合孔9cには前記回転+1114が挿通している。
前記可動部材9の外周部9a下面即ち、前記突起6aに
対向する而には摩擦材10を固着しである。
対向する而には摩擦材10を固着しである。
この摩擦材IOは厚さ0.2〜0.61111程度、シ
ョア硬度60°〜75°のドーナツ形状をしており、ポ
リエステルエラストマー50〜80wt%と芳香族ポリ
エステル50〜20wt%との複合材を射出成型するこ
とにより、前記可動部材9の外周部9a下面に一体成形
しである。特に、前記振動体6および可動体9をステン
レス製とした際、前記摩擦材lOをポリエステルエラス
トマー60wt%と芳香族ポリエステル40wt%との
複合材から構成し、厚み0,5肩11ショア硬度を65
°前後とした時に最もモータの特性がよかった。前記可
動部材9の中心部9bと外周部9aとの中間部はバネ座
収納凹部9dが形成されている。このバネ座収納凹部9
dにはバネ座11が収納され、このバネ座11の上面に
は前記回転軸4に嵌合したバネ押え12が当接している
。このバネ押え12の上面は回転軸4に固着されたEリ
ング+3にて上方への移動が規制され、前記可動部材9
は前記バネ座!1にて所定の圧力で前記振動体6の突起
6aの上面に押圧されている。
ョア硬度60°〜75°のドーナツ形状をしており、ポ
リエステルエラストマー50〜80wt%と芳香族ポリ
エステル50〜20wt%との複合材を射出成型するこ
とにより、前記可動部材9の外周部9a下面に一体成形
しである。特に、前記振動体6および可動体9をステン
レス製とした際、前記摩擦材lOをポリエステルエラス
トマー60wt%と芳香族ポリエステル40wt%との
複合材から構成し、厚み0,5肩11ショア硬度を65
°前後とした時に最もモータの特性がよかった。前記可
動部材9の中心部9bと外周部9aとの中間部はバネ座
収納凹部9dが形成されている。このバネ座収納凹部9
dにはバネ座11が収納され、このバネ座11の上面に
は前記回転軸4に嵌合したバネ押え12が当接している
。このバネ押え12の上面は回転軸4に固着されたEリ
ング+3にて上方への移動が規制され、前記可動部材9
は前記バネ座!1にて所定の圧力で前記振動体6の突起
6aの上面に押圧されている。
次に、前記実施例の作用を第1図および第3図に基づい
て説明する。
て説明する。
一般的には進行波の基本式は
Z(θ、 t)=a 5in(nθ+ω1 ) −
−−−−−■(n−振動モード) で表される。この弐〇を変杉すると、 Z(θ、 t) =a sin nθ CO8(Ll
t −■+asinn(−一〇)sin (IJ t
−−−−−−■n となる。即ち、■式で表されるcos波と0式で表され
るsin波の2つの定在波を合成すれば進行波が得られ
る。このsin波は0式で示されるようにることを示し
ている。
−−−−−■(n−振動モード) で表される。この弐〇を変杉すると、 Z(θ、 t) =a sin nθ CO8(Ll
t −■+asinn(−一〇)sin (IJ t
−−−−−−■n となる。即ち、■式で表されるcos波と0式で表され
るsin波の2つの定在波を合成すれば進行波が得られ
る。このsin波は0式で示されるようにることを示し
ている。
従って、第1図に示すように、前記第1・第2π
λ の圧電素子7,8は互いに2n(τ)だけ位置をずらし
であるとともに、第1の圧電素子7にはcos波、第2
の圧電素子8にはsin波(位相が丁だけcos波に対
しずれている。)の電圧印加すると、第1の圧電素子7
には ■式−a sin nθcos ωt の定在波か発生し、第2の圧電素子には■式asinn
(−一〇) sin (L) tn の定在波が発生する。
λ の圧電素子7,8は互いに2n(τ)だけ位置をずらし
であるとともに、第1の圧電素子7にはcos波、第2
の圧電素子8にはsin波(位相が丁だけcos波に対
しずれている。)の電圧印加すると、第1の圧電素子7
には ■式−a sin nθcos ωt の定在波か発生し、第2の圧電素子には■式asinn
(−一〇) sin (L) tn の定在波が発生する。
前記第1・第2の圧電素子7.8は振動体6の下面に2
枚重ねられて固着しであるので、前記振動体6には、前
記■式と0式で表された定在波が合成され、■式の進行
波が生じる。
枚重ねられて固着しであるので、前記振動体6には、前
記■式と0式で表された定在波が合成され、■式の進行
波が生じる。
第3図に示すように前記振動体6に進行波が生じると、
突起6aは楕円運動を繰り返し、この突起6aには可動
部材9に固着された摩擦材10が所定の圧力で押圧され
ているので、この摩擦材IOと突起6aとの摩擦により
、前記可動部材9は楕円運動の水平方向の分力Fの作用
を受けて水平方向に回転する。この可動部材9の回転力
がバネ座!■・バネ押さえ!2およびEリング13を介
して回転軸4に伝達される。
突起6aは楕円運動を繰り返し、この突起6aには可動
部材9に固着された摩擦材10が所定の圧力で押圧され
ているので、この摩擦材IOと突起6aとの摩擦により
、前記可動部材9は楕円運動の水平方向の分力Fの作用
を受けて水平方向に回転する。この可動部材9の回転力
がバネ座!■・バネ押さえ!2およびEリング13を介
して回転軸4に伝達される。
この際、前記摩擦材璽0は射出成型により可動部材9に
一体成形されているので製造が容易で製造工程が低減し
、寸法精度が向上するとともに、接着剤を使用しないた
め接着むらによる回転むらを防止し、モータの感度か向
上するという効果がある。
一体成形されているので製造が容易で製造工程が低減し
、寸法精度が向上するとともに、接着剤を使用しないた
め接着むらによる回転むらを防止し、モータの感度か向
上するという効果がある。
また、ポリエステルエラストマーと、芳香族ポリエステ
ルまた1よアラミド繊維との複合材料からなる摩擦材1
0は摩擦係数が高いので、振動体6の突起6aと摩擦材
10との滑りが低減し、モータの効率が従来の2倍以上
に向上する。
ルまた1よアラミド繊維との複合材料からなる摩擦材1
0は摩擦係数が高いので、振動体6の突起6aと摩擦材
10との滑りが低減し、モータの効率が従来の2倍以上
に向上する。
さらに、前記複合材料からなる摩擦材10はショア硬度
60°〜75°という適度な硬さと軟かさを備え、かつ
、音の減衰特性が良いので前記突起6aと摩擦材10が
衝突する際の可聴域のノイズが発生しないという効果が
ある。
60°〜75°という適度な硬さと軟かさを備え、かつ
、音の減衰特性が良いので前記突起6aと摩擦材10が
衝突する際の可聴域のノイズが発生しないという効果が
ある。
次に、本発明の第2実施例を説明する。
この実施例は前記第1実施例と略同様の構成となってお
り、同一構成部分の重複する説明を省略するか、前記摩
擦材IOの複合材料が異なる。即ち、この摩擦1i71
0はポリエステルエラストマー70〜95*t%とアラ
ミド繊維30〜5wt%との複合材料を射出成型により
前記可動部材9に一体成形しである。前記振動体6およ
び可動部材9をステンレス製とした際、前記摩擦材10
をポリエステルエラストマー85w仁%とアラミド繊維
15wt%との複合材から構成した時、最もその特性が
良かった。
り、同一構成部分の重複する説明を省略するか、前記摩
擦材IOの複合材料が異なる。即ち、この摩擦1i71
0はポリエステルエラストマー70〜95*t%とアラ
ミド繊維30〜5wt%との複合材料を射出成型により
前記可動部材9に一体成形しである。前記振動体6およ
び可動部材9をステンレス製とした際、前記摩擦材10
をポリエステルエラストマー85w仁%とアラミド繊維
15wt%との複合材から構成した時、最もその特性が
良かった。
前記第2実施例によっても前記第1実施例と同様の効果
を有する。
を有する。
なお、前記実施例は圧電素子を2枚重ねた回転式の超音
波モータについて説明したが、リング状、短円筒状の回
転式のものでも良く、リニア型のものでもよい。
波モータについて説明したが、リング状、短円筒状の回
転式のものでも良く、リニア型のものでもよい。
また、いわゆるつつき型、即ち、先端に振動子(振動体
)を設け、この振動子を圧電素子にて定常液楕円振動さ
せ、この振動子で可動部材に固着した摩擦材をつついて
、前記可動部材を相対的に移動させる構成の超音波モー
タで6よい。
)を設け、この振動子を圧電素子にて定常液楕円振動さ
せ、この振動子で可動部材に固着した摩擦材をつついて
、前記可動部材を相対的に移動させる構成の超音波モー
タで6よい。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように本発明によれば、振動体
と、電圧を印加することにより前記振動体に進行波また
は定常波を生じさせる圧電素子と、前記振動体に対向し
て設けた可動部材と、この可動部材の前記振動体に対向
する面に固着され、かつ、該振動体に圧接された摩擦材
とを備え、前記振動体の進行波または定常波により前記
可動部材もしくは振動体を相対的に移動させる超音波モ
ータにおいて、前記摩擦材は、ポリエステルエラストマ
ー50〜80wt%と芳番族ポリエステル50〜20w
t%、またはポリエステルエラストマー70〜95wt
%とアラミド繊維30〜5wt%との複合材料により射
出成型したので、前記可動部材に一体成形可能となり製
造の容易化、製造工程の低域、速度むらの防止を図り、
摩擦材の摩擦係数を大きくしてモータの効率の向上さ什
、また、適度な硬度を備えるとともに、音の減衰特性を
向上させることによるノイズの防止を図るという効果が
ある。
と、電圧を印加することにより前記振動体に進行波また
は定常波を生じさせる圧電素子と、前記振動体に対向し
て設けた可動部材と、この可動部材の前記振動体に対向
する面に固着され、かつ、該振動体に圧接された摩擦材
とを備え、前記振動体の進行波または定常波により前記
可動部材もしくは振動体を相対的に移動させる超音波モ
ータにおいて、前記摩擦材は、ポリエステルエラストマ
ー50〜80wt%と芳番族ポリエステル50〜20w
t%、またはポリエステルエラストマー70〜95wt
%とアラミド繊維30〜5wt%との複合材料により射
出成型したので、前記可動部材に一体成形可能となり製
造の容易化、製造工程の低域、速度むらの防止を図り、
摩擦材の摩擦係数を大きくしてモータの効率の向上さ什
、また、適度な硬度を備えるとともに、音の減衰特性を
向上させることによるノイズの防止を図るという効果が
ある。
第1図〜第3図は本発明の第1・第2実施例を示すもの
で、第1図は超音波モータの分解斜視図、第2図は断面
図、第3図は原理説明図、第4図は従来の超音波モータ
の原理図である。 ■・・・超音波モータ、6・・・振動体、6a・・・突
起、7・・・(第1の)圧電素子、8・・・(第2の)
圧電素子、9・・可動部材、10・・・摩擦材。 /′ 第1図の断面図(実施例) 第2図 県理説明図(実施例・従来例) 第3図 第4図
で、第1図は超音波モータの分解斜視図、第2図は断面
図、第3図は原理説明図、第4図は従来の超音波モータ
の原理図である。 ■・・・超音波モータ、6・・・振動体、6a・・・突
起、7・・・(第1の)圧電素子、8・・・(第2の)
圧電素子、9・・可動部材、10・・・摩擦材。 /′ 第1図の断面図(実施例) 第2図 県理説明図(実施例・従来例) 第3図 第4図
Claims (2)
- (1)振動体と、電圧を印加することにより前記振動体
に進行波または定常波を生じさせる圧電素子と、前記振
動体に対向して設けた可動部材と、この可動部材の前記
振動体に対向する面に固着され、かつ、該振動体に圧接
された摩擦材とを備え、前記振動体の進行波または定常
波により前記可動部材もしくは振動体を相対的に移動さ
せる超音波モータにおいて、 前記摩擦材は、ポリエステルエラストマー50〜80w
t%と、芳香族ポリエステル50〜20wt%とを混合
した複合材料を射出成型したことを特徴とする超音波モ
ータ。 - (2)振動体と、電圧を印加することにより前記振動体
に進行波または定常波を生じさせる圧電素子と、前記振
動体に対向して設けた可動部材と、この可動部材の前記
振動体に対向する面に固着され、かつ、該振動体に圧接
された摩擦材とを備え、前記振動体の進行波または定常
波により前記可動部材もしくは振動体を相対的に移動さ
せる超音波モータにおいて、 前記摩擦材は、ポリエステルエラストマー70〜95w
t%と、アラミド繊維30〜5wt%とを混合した複合
材料を射出成型したことを特徴とする超音波モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1121160A JPH02303364A (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 超音波モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1121160A JPH02303364A (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 超音波モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02303364A true JPH02303364A (ja) | 1990-12-17 |
Family
ID=14804334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1121160A Pending JPH02303364A (ja) | 1989-05-15 | 1989-05-15 | 超音波モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02303364A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002100820A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Seiko Instruments Inc | 電気−機械変換素子、機械−電気変換素子、超音波モータ、圧電トランスおよび超音波モータ付き電子機器 |
-
1989
- 1989-05-15 JP JP1121160A patent/JPH02303364A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002100820A (ja) * | 2000-09-21 | 2002-04-05 | Seiko Instruments Inc | 電気−機械変換素子、機械−電気変換素子、超音波モータ、圧電トランスおよび超音波モータ付き電子機器 |
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