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JPH0660240B2 - オルガノポリシロキサンのオルガノゾルおよびその製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンのオルガノゾルおよびその製造方法

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Publication number
JPH0660240B2
JPH0660240B2 JP1078746A JP7874689A JPH0660240B2 JP H0660240 B2 JPH0660240 B2 JP H0660240B2 JP 1078746 A JP1078746 A JP 1078746A JP 7874689 A JP7874689 A JP 7874689A JP H0660240 B2 JPH0660240 B2 JP H0660240B2
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JP
Japan
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water
organic solvent
group
organosol
organopolysiloxane
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1078746A
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English (en)
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JPH028248A (ja
Inventor
マツチアス・ヴオルフグルーバー
ベルンヴアルト・ドイプツアー
フオルカー・フライ
ヘルムート・オスヴアルトバウアー
Original Assignee
ワツカー―ケミー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ワツカー―ケミー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング filed Critical ワツカー―ケミー・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
Publication of JPH028248A publication Critical patent/JPH028248A/ja
Publication of JPH0660240B2 publication Critical patent/JPH0660240B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/02Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques
    • C08J3/09Making solutions, dispersions, lattices or gels by other methods than by solution, emulsion or suspension polymerisation techniques in organic liquids
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G77/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule
    • C08G77/04Polysiloxanes
    • C08G77/06Preparatory processes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J2383/00Characterised by the use of macromolecular compounds obtained by reactions forming in the main chain of the macromolecule a linkage containing silicon with or without sulfur, nitrogen, oxygen, or carbon only; Derivatives of such polymers
    • C08J2383/04Polysiloxanes

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Silicon Polymers (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Colloid Chemistry (AREA)
  • Manufacturing Of Micro-Capsules (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はオルガノポリシロキサンのオルガノゾルおよび
その製造方法に関する。
従来の技術 ヨーロツパ特許出願公開第216047号(公開198
7年4月1日、Gupta Goutam、THE SHERWIN-WILLIAMS C
OMPANY)から、有機的に変性された珪酸のオルガノゾル
を製造することは公知であり、この場合には水および触
媒的量の酸を、水溶性である有機溶剤を含有する珪酸オ
ルガノゾルと混合し、この混合物にトリアルコキシシラ
ンを段階的に加え、次にすべての水を除去する。
発明が解決しようとする問題点 平均粒度10〜150nmを有するオルガノポリシロキサ
ンを含み、極めて安定であり、オルガノゾル全重量に対
して30〜50重量%のオルガノポリシロキサンの固体
分を有し、かつ非極性有機溶剤および重合性有機モノマ
ーと混合できるオルガノゾルを製造するという課題が生
じた。また、このようなオルガノゾルを工業的に簡素な
方法で得られる方法を提供するという課題も生じた。こ
れらの課題は本発明により解決される。
問題点を解決するための手段 本発明の対象は、水溶性有機溶剤またはそれらの混合物
または水溶性有機溶剤と非水溶性有機溶剤とから成る水
溶性混合物を、 少なくとも1種のアルコキシシランおよび/またはその
部分水解物を場合によりアルコキシ基を含まず1分子当
り最高8個のシロキサン単位を有するオルガノ(ポリ)
シロキサンと混合して、乳化剤の存在で毎時、水1当
り5mol以下の速度で水に加えることによつて得られ
た、オルガノポリシロキサンの水性コロイド懸濁液に加
え、 次に水を留去することによつて製造したことを特徴とす
るオルガノポリシロキサンのオルガノゾルである。
また本発明の対象は、オルガノポリシロキサンのオルガ
ノゾルを製造するに当り、少なくとも1種のアルコキシ
シランおよび/またはその部分水解物を、場合によりア
ルコキシ基を含まず1分子当り8個以下のシロキサン単
位を有するオルガノ(ポリ)シロキサンと混合して、乳
化剤の存在で毎時、水1当り5mol以下の有機化合物
という速度で水に加えることによつて得られた、オルガ
ノポリシロキサンの水性コロイド懸濁液に、 水溶性有機溶剤またはそれらの混合物または水溶性有機
溶剤と非水溶性有機溶剤とから成る水溶性混合物を加
え、 次に水を留去することを特徴とするオルガノポリシロキ
サンのオルガノゾルの製造方法である。
本発明により使用される、オルガノポリシロキサンの水
性コロイド懸濁液の製造が記載されている米国特許第
3,433,780号(1969年3月18日発行、J.
Cekada,Je. Znd D.R.Dow Corning Corporation)およ
び同第4,424,297号(1984年1月3日発
行、A.E.Bey,Dow Corning Corporation)ならびに西独
国特許出願第P3717075.9号から、製造工程で
生じるアルカノールがすでに低濃度でオルガノポリシロ
キサンのコロイド懸濁液を凝固しうることは公知であ
る。従つて、オルガノポリシロキサンの水性コロイド懸
濁液に、水溶性有機溶剤またはそれらの混合物または水
溶性有機溶剤と非水溶性有機溶剤とから成る水溶性混合
物を加えることによつてこのオルガノポリシロキサンの
水性コロイド懸濁液を製造しうることは意外であつた。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにはおよび本発明による方法の場合には、
式: で示される単位から成る、室温で固体のオルガノポリシ
ロキサンの水性コロイド懸濁液を使用し、前記式中xは
0、1、2または3であり、平均1.0〜2.0であ
り;yは0、1または2であり、平均0.0〜0.5で
あり;Rは同じかまたは異つていてもよく、水素原子ま
たは基毎に1〜8個の炭素原子を有し、水に対して不活
性の置換基を有していてもよい1価の炭化水素残基を表
わし、R1は同じかまたは異つていてもよく、水素原子
または基毎に1〜4個の炭素原子を有するアルキル基ま
たはアルコキシアルキレン基を表わす。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにおよび本発明による方法の場合には好まし
くは、使用された有機溶剤中で不溶であるような室温で
固体のオルガノポリシロキサンのみを使用する。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにおよび本発明による方法の場合に使用され
る、室温で固体のオルガノポリシロキサンの水性コロイ
ド懸濁液は、平均粒径10〜150nmを有する。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにおよび本発明による方法の場合に使用され
る、室温で固体のオルガノポリシロキサンの水性コロイ
ド懸濁液は、冒頭で記載したように、米国特許第3,4
33,780号および同第4,424,297号および
西独国特許出願第P3717075.9号に記載されて
いる。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造の場合および本発明による方法の場合には、式: RxSi(OR2)4-x で示されるシランまたはシランの混合物を使用し、同式
中xおよびRはそれぞれ前記のものを表わし、R2は同
じかまたは異なつていてもよく、基毎に1〜4個の炭素
原子を有するアルキル基またはアルキルオキシアルキレ
ン基または式:-COCH3、-COC2H5または-CH2CH2OHで示さ
れる基を表わす。
唯一種のこのようなシランを使用する場合には、xは当
然1を有しなければならない。
好ましくは、異なるxの値を有する前記式の少なくとも
2種類のシランの混合物を使用する。
特に好ましくは、式:RSi(OR2)3およびR2Si(OR2)2で示
されるシランの混合物を使用し、前記式中RおよびR2
はそれぞれ前記のものを表わし、混合物中のR2Si(OR2)2
の割合は最高50mol%である。
また本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾ
ルの製造の場合および本発明による方法の場合には、部
分水解物ごとに10個未満のSi原子を有する前記シラン
およびシラン混合物の部分水解物も使用してよい。
もちろん、使用した有機溶剤中で不溶のオルガノポリシ
ロキサンを生じるようなシランおよびシラン混合物また
はこのようなシランおよびシラン混合物の部分水解物も
使用する。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためおよび本発明による方法の場合には、場合に
より、アルコキシ基を含まない、分子ごとに8個以下の
シロキサン単位を有するオルガノ(ポリ)シロキサン
を、少なくとも1種のアルコキシシランおよび/または
その部分水解物と混合して使用してもよい。分子ごとに
8個以下のシロキサン単位を有するオルガノ(ポリ)シ
ロキサンとしては、例えば式: R3SiO(SiR2O)nSiR3 〔式中nは0または1〜6の整数を表わし、Rは前記の
ものを表わす〕で示される線状オルガノ(ポリ)シロキ
サンを使用してもよい。好ましくはnは0であり、特に
好ましくはヘキサメチルジシロキサンである。分子ごと
に8個以下のシロキサン単位を有するオルガノ(ポリ)
シロキサンとしては、例えばまた式: (R2SiO)m 〔式中mは3〜8の値の整数、好ましくは4でありかつ
Rは前記のものを表わす〕で示される環状オルガノ(ポ
リ)シロキサンも使用することができる。
少なくとも1種のアルコキシシランと混合したオルガノ
(ポリ)シロキサンとしては、好ましくは、モル比1:
9〜1:1でテトラアルコキシシランと混合したヘキサ
オルガノジシロキサンを使用する。特に好ましくはモル
比1:4〜1:2でテトラエチルシリケートと混合した
ヘキサメチルジシロキサンを使用する。
さらに少なくとも1種のアルコキシシランと混合したオ
ルガノ(ポリ)シロキサンとしては、好ましくはトリア
ルコキシシランと混合した環状オルガノシロキサン、特
にトリアルコキシシランと混合した四量体環状オルガノ
シロキサンも使用する。
アルコキシ基を含まない、分子ごとに8個以下のシロキ
サン単位を有するオルガノ(ポリ)シロキサンおよびア
ルコキシシランから成り、使用した有機溶剤中で不溶で
ある室温で固体のオルガノポリシロキサンを生じるよう
な混合物のみを使用する。
SiCに結合された有機基およびしたがつてまた前記式中
のR基としての炭化水素残基の例は、アルキル基:メチ
ル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n
−ブチル基、s−ブチル基、アミル基、ヘキシル基、β
−エチルヘキシル基およびヘプチル基;アルケニル基:
ビニル基、アリル基およびブテニル基;アルキニル基;
シクロアルキル基:シクロブチル基、シクロヘキシル基
およびメチルシクロヘキシル基;アリール基:フエニル
基;アルカリル基:トリル基;アラルキル基:ベンジル
基である。特にメチル基、ビニル基およびフエニル基が
好ましい。
SiCに結合された有機基およびしたがつて同様に前記式
中のR基としての置換炭化水素残基の例は、ハロゲン化
炭化水素残基:クロルメチル基、3−クロルプロピル
基、3−ブロムプロピル基、3,3,3−フルオルプロ
ピル基および5,5,5,4,4,3,3−ヘプタフル
オルペンチル基、ならびにクロルフエニル基、ジクロル
フエニル基およびトリフルオルペンチル基;メルカプト
アルキル基:2−メルカプトエチル基および3−メルカ
プトプロピル基;シアノアルキル基:2:シアノエチル
基および3−シアノプロピル基;アミノアルキル基:3
−アミノプロピル基、N−(2−アミノエチル)−3−
アミノプロピル基およびN−(2−アミノエチル)−3
−アミノ(2−メチル)プロピル基;アミノアリール
基:アミノフエニル基;アシルオキシアルキル基:3−
アクリルオキシプロピル基および3−メタクリルオキシ
プロピル基;ヒドロキシアルキル基:ヒドロキシプロピ
ル基;および式: および HOCH2CH(OH)CH2SCH2CH2- で示される基である。好ましくは使用した有機珪素化合
物中の有機基の数の高々20%は置換炭化水素残基であ
る。
炭化水素残基R1の例は、アルキル基:メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、s−ブチル基およびt−ブチル基;およびアルコキ
シアルキレン基:メトキシエチレン基およびエトキシエ
チレン基である。特に好ましくはメチル基およびエチル
基である。炭化水素残基R1のすべての例はまた広い範
囲において炭化水素残基R2に関しても適用される。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにおよび本発明による方法の場合に使用され
る乳化剤は、C原子9〜20個を有するカルボン酸、脂
肪族置換基中に少なくとも6個のC原子を有する脂肪族
置換基を有するベンゾールスルホン酸、脂肪族置換基中
に少なくとも4個のC原子を有する脂肪族置換基を有す
るナフタリンスルホン酸、脂肪族置換基中に少なくとも
6個のC原子を有する脂肪族スルホン酸、アルキル置換
基中に少なくとも6個のC原子を有するシリルアルキル
スルホン酸、脂肪族置換基中に少なくとも6個のC原子
を有する脂肪族置換基を有するジフエニルエーテルスル
ホン酸、アルキル置換基中に少なくとも6個のC原子を
有するアルキル水素硫酸塩、第四級アンモニウムハロゲ
ン化物および第四級アンモニウム水酸化物を包含する。
前記のすべての酸は、そのままでまたは場合によりそれ
らの酸の塩と混合して使用してもよい。
アニオン乳化剤を使用する場合には、少なくとも8個の
C原子、特に12個のC原子を有する脂肪族置換基を有
するような乳化剤を使用するのが有利である。脂肪族置
換基の特定な例はオクチル基、デシル基、ドデシル基、
セチル基、ステアリル基、ミリシル基、オレイル基、ノ
ネニル基、オクチニル基、フイチル基およびペンタデカ
ジエニル基である。アニオン乳化剤としては脂肪族置換
基を有するベンゾールスルホン酸が好ましい。カチオン
乳化剤を使用する場合には、ハロゲン化物、特に塩化物
および臭化物を使用するのが有利である。
乳化剤の量は、オルガノポリシロキサンのオルガノゾル
の製造時に使用される、室温で固体のオルガノポリシロ
キサンの水性コロイド懸濁液の極めて小さい粒径10〜
150nmと比較すると、極めて少なくてよい。乳化剤
は、好ましくは、本発明によるオルガノポリシロキサン
のオルガノゾルの製造のために使用される有機珪素化合
物の重量に対して0.5〜2.9重量%の量を使用し、
特に好ましくは1.5〜2.0重量%の量を使用する。
しかし多くの用途の場合、洗浄可能のまたは拡散性を有
し、界面で富化する乳化剤は不利な作用をする可能性が
ある。従つて、本発明により使用すべき、オルガノポリ
シロキサンのコロイド懸濁液を製造する場合には、前記
乳化剤の代りにより有利には3−アミノプロピルトリメ
トキシシランまたは3−アミノプロピルトリエトキシシ
ランに対する酢酸の付加塩を、特に有利にはN−(2−
アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ンまたはN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピ
ルトリエトキシシランに対する酢酸の付加塩を使用して
もよく、これらの付加塩は本発明により使用すべき有機
珪素化合物と一緒に加水分解され、かつ縮合され、同時
にオルガノポリシロキサン骨格中に組込まれる。
この場合、3−アミノプロピルトリメトキシシランまた
は3−アミノプロピルトリエトキシシランならびにN−
(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキ
シシランまたはN−(2−アミノエチル)−3−アミノ
プロピルトリエトキシシランは、好ましくは本発明によ
り使用すべき珪素化合物の重量に対して5〜20重量%
を使用し、同様に酢酸は4〜15重量%の量を使用す
る。
さらにまた、3−グリシドオキシプロピルトリメトキシ
シランまたは3−グリシドオキシプロピルトリエトキシ
シランに対するナトリウム亜硫酸塩の付加塩も使用して
よい。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにおよび本発明による方法で使用される、室
温で固体のオルガノポリシロキサンの水性コロイド懸濁
液は、好ましくは前記有機珪素化合物を乳化剤の存在で
毎時、水1当り5mol以下、特に0.5〜1.0molの
速度で水に加え、次に加水分解により形成されるアルカ
ノールを留去することによつて製造する。オルガノゾル
の製造のために使用する、室温で固体のオルガノポリシ
ロキサンの水性コロイド懸濁液は、酸性、中性またはア
ルカリ性環境で製造することができる。この製造は好ま
しくは15〜90℃で、特に好ましくは60〜85℃
で、および好ましくは周囲大気の圧力で、つまり102
0hPa(絶対)または約1020hPa(絶対)で、または
所望の場合には、より高い圧力またはより低い圧力で行
なう。
室温で固体のオルガノポリシロキサンの水性コロイド懸
濁液の製造方法は、不連続的に、半連続的にまたは完全
連続的に行なうことができる。好ましくは完全連続的に
行なう。
室温で固体のオルガノポリシロキサンのコロイド水性懸
濁液は、好ましくは西独国特許出願第P371707
5.9号で記載された方法により製造する、この方法の
場合には前記有機珪素化合物および水(両物質の少なく
とも一方は乳化剤を含有する)を相互に別々に連続的に
反応器に加える。反応器は管状反応器、撹拌がま、カス
ケード缶、循環式反応器、棚型反応器または他の常用の
反応器である。反応器は場合によつては加熱または冷却
用装置を備えている。好ましくは管状反応器を使用する
が、この場合には水は管状反応器の発端部から;有機珪
素化合物は管状反応器の長軸に沿つて配置されている数
個の給入部を介して連続的に供給する。使用した有機珪
素化合物を加水分解しかつ濃縮するのに十分な反応器に
おける滞留時間後に反応器から水性懸濁液が連続的に流
出する。滞留時間は少なくとも5分、好ましくは30〜
60分である。反応器から流出する水性懸濁液から、加
水分解で形成されるアルカノールを連続的に留去する。
好ましくはアルカノールはフラシユ蒸留により除去す
る。このためには例えば薄層蒸発缶が適当である。オル
ガノポリシロキサンの固体分を高めるために、水性懸濁
液を再び反応器中に連続的に復帰させ、そこで同懸濁液
に再び有機珪素化合物、場合により乳化剤を連続的に供
給する。水性懸濁液は場合によつては、オルガノポリシ
ロキサンの所望の固体分が得られるまで数回循環させて
もよい。次に得られた、オルガノポリシロキサンの所望
の固体分を有する水性懸濁液の一部を連続的に取出し、
残部を反応器中に連続的に復帰させ、再び水、有機化合
物および乳化剤を加える。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造のためにおよび本発明による方法の場合に使用され
る、室温で固体のオルガノポリシロキサンの水性コロイ
ド懸濁液は、好ましくは懸濁液の全重量に対して20重
量%までの固体分を有する。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造の場合および本発明による方法の場合、水溶性有機
溶剤としては好ましくは、低級アルカノール:メタノー
ル、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール
およびn−ブタノール; アルコキシアルカノール:メトキシエタノール、エトキ
シエタノール、およびプロポキシエタノール; エトキシ単位1〜6個を有するエチレングリコール; アセトンおよびテトラヒドロフランを使用する。
また本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾ
ルの製造の場合および本発明による方法の場合、水溶性
有機溶剤としては、好ましくは室温で液状および固体の
ポリエチレングリコールならびにポリエチレングリコー
ルおよびポリプロピレングリコールから成り、ポリエチ
レングリコールの割合の高い、室温で固体のブロツクコ
ポリマーを使用する。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの
製造の場合および本発明による方法の場合、非水溶性有
機溶剤としては、好ましくはシクロヘキサン、メチルイ
ソブチルケトンおよびメタクリル酸エステルを使用す
る。この場合非水溶性有機溶剤は、低級アルカノールの
ような水溶性溶剤との混合物でのみ使用する。
さらに本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノ
ゾルの製造の場合および本発明による方法の場合、非水
溶性有機溶剤としては、好ましくは炭素原子8〜18個
を有する高級アルカノール、室温で固体のポリプロピレ
ングリコールおよびC6〜C13−アルキル基を有するア
ルキルアセテートも使用し、この際これらの非水溶性有
機溶剤も低級アルカノールのような水溶性有機溶剤との
混合物でのみ使用する。
水溶性有機溶剤またはこれらの混合物または水溶性有機
溶剤と非水溶性有機溶剤とから成る水溶性混合物は、本
発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルの製
造の場合および本発明による方法の場合には、少なくと
も完全に透明なオルガノゾルの製造のために必要とする
ような量で加える。従つて有機溶剤は、好ましくは、そ
の都度使用されるオルガノポリシロキサンの水性コロイ
ド懸濁液の全重量に対して少なくとも50重量%、特に
100〜300重量%の量で使用する。
本発明による方法の場合、前記の溶剤または溶剤混合物
は、好ましくは1回でかつできるだけ迅速にオルガノポ
リシロキサンの水性コロイド懸濁液に加える。この場
合、アセトン、テトラヒドロフランまたは低級アルカノ
ールを加える際に初めには可逆的凝固、つまり濁りまた
は沈殿を観察することができる。しかしさらに溶剤を加
えると、完全な解凝固が起こる、つまり透明なオルガノ
ゾルになる。
オルガノポリシロキサンの濃縮無水オルガノゾルは、好
ましくは前記溶剤または溶剤混合物をオルガノポリシロ
キサンの水性コロイド懸濁液に加えた後50〜90℃で
1〜1000hPa(絶対)で水を留去して得られる。こ
の際一般に二元および三元共沸混合物が留去される。蒸
留の間に同時にオルガノゾル中に濁りが生じる場合に
は、低級アルカノールを加えてこれを除去する。また次
の蒸留によつて非プロトン溶剤、例えばシクロヘキサノ
ン中のオルガノポリシロキサンのオルガノゾルも入手で
きる、それというのも予め加えた水溶性混合物、例えば
シクロヘキサノンおよびエタノールから、水がエタノー
ルおよびシクロヘキサノンと一緒に三元共沸混合物とし
て留去されうるからである。従つて水溶性および非水溶
性有機溶剤のこのような水溶性混合物中には、水溶性有
機溶剤が好ましくは、蒸留時に三元共沸混合物として水
を完全に除去するために最大必要とされるような量で存
在している。水溶性有機溶剤またはそれらの混合物また
は水溶性および非水溶性有機溶剤の水溶性混合物は、好
ましくは、共沸混合物としての水の完全な除去後にオル
ガノゾルの全重量に対して好ましくは30〜50重量%
のオルガノポリシロキサンの固体分を有するオルガノポ
リシロキサンのオルガノゾルが得られるような量で加え
られる。
本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾルは
極めて安定である。すなわち該オルガノゾルは、50℃
および70℃での数週間の貯蔵、数回の凍結および溶解
サイクルならびに5000rpmでの遠心分離に変化する
ことなく耐える。オルガノポリシロキサンの水性コロイ
ド懸濁液のオルガノポリシロキサンのオルガノゾルへの
変化は、オルガノポリシロキサンの粒径の変化をもたら
さないかまたは僅かな変化しかもたらさない。従つて好
ましくは10〜150nmの粒径を有するオルガノポリシ
ロキサンのオルガノゾルが得られる。また本発明による
オルガノゾルは、外部現象像、例えば乳光の点では水性
オルガノゾルに類似しているが、当然水性コロイド懸濁
液と比べて著しく低い表面張力を有する。本発明による
オルガノポリシロキサンのオルガノゾルは、懸濁液の全
重量に対して最大20重量%のオルガノポリシロキサン
の固体分を有するオルガノポリシロキサンの水性コロイ
ド懸濁液に対して明らかにより高い、好ましくは30〜
50重量%のオルガノポリシロキサンの固体分を有す
る。本発明によるオルガノポリシロキサンのオルガノゾ
ル、例えばブタノールゾルまたはシクロヘキサノンゾル
は、非極性有機溶剤、例えばトルオールまたはヘキサン
中でまたは重合性モノマー、例えばメチルメタクリレー
ト中で十分に相溶性である。
本発明によるオルガノポリシロキサンは、シリコーンポ
リマーおよび他のジユロプラスチツクまたは熱可塑性有
機ポリマー中に混入することができる。該オルガノポリ
シロキサンは疎水化高分散珪酸の代りに使用してもよ
い。粉末を使用するのとは反対に混入の際に凝集または
凝結が生じないので、オルガノゾル中のオルガノポリシ
ロキサンの高い表面積およびそれに関連したすべての特
性は十分に効果を発揮する。
オルガノポリシロキサンの水性コロイド懸濁液(A)乃至
(E)の製造: I.懸濁液(A)乃至(C): 撹拌基、滴下ロート、温度計および蒸留装置を有する5
容三頚フラスコに水3およびその都度表1aに記載
された乳化剤を仕込み、65℃に加熱する。表1aから
の有機珪素化合物を容器に浸入せる毛管によつて65℃
および300hPa(絶対)で5時間以内に撹拌下で供給
する。この際加水分解時に形成されるメタノールを留去
し、この際圧力を、フラスコ内容物の容積がシラン供給
の間一定であるように調節する。シラン供給の完了後に
65℃および300hPa(絶対)で1/2時間さらに撹拌す
る。場合によつては次に水性懸濁液(A)乃至(C)をポリア
ミドネツトによつて濾過してもよい。
電子顕微鏡的に測定された平均粒径、粘度およびオルガ
ノポリシロキサンに関して表1aに記載した数値を有す
る、オルガノポリシロキサンの水性懸濁液(A)乃至(C)が
得られる。
II.懸濁液(D)および(E) 内容物4を含み、内径3cmを有する管状反応器(反応
器内容物をその都度表1bに記載してある温度で保つ)
中に、水4当り24gのドデシルベンゾールスルホン
酸を含有する水−乳化剤混合物4/hを、ホースポン
プによつて連続的に給入する。管状反応器の長手軸に沿
つて同反応器の初めの1/3の部位に配置されている5個
の異なる給入部を介して、表1bからの有機珪素化合物
400ml/hを、配量ポンプによつて水−乳化剤混合物
に連続的に加える。管状反応器から流出する反応混合物
を薄層蒸発缶に供給する。薄層蒸発缶でメタノール−水
混合物400ml/hが連続的に留去される。この場合薄
層蒸発缶の温度および循環速度は、有機珪素化合物によ
つて供給されるのと同じ単位時間当りの容量が留去され
るように、その都度選択する。蒸留後に水性懸濁液を連
続的に管状反応器に復帰させ、次に再び有機珪素化合物
を負荷させる。4回の通過後に水性コロイド懸濁液1
/hを連続的に取出し、水性コロイド懸濁液3/hを
連続的に管状反応器に復帰させ、新しい水−乳化剤混合
物1/hを連続的に供給する。この際表1bからの有
機珪素化合物をその都度前記のような5個の給入部を介
して一定容量流400ml/hを連続的に供給する。
電子顕微鏡的に測定された平均粒径、粘度およびオルガ
ノポリシロキサンの固体分に関して表1bに記載した数
値を有するオルガノポリシロキサンの水性懸濁液(D)お
よび(E)が得られる。
実施例 例中すべての「部」および「%」は、他に指示がなけれ
ば「重量部」および「重量%」である。
例1 上記のように製造した懸濁液(A)1.0部をエタノール
1.0部およびn−ブタノール0.85部と混合すると
透明な水/オルガノゾルを生じる。60℃および50hP
a(絶対)で水(共沸混合物として)を留去する。オル
ガノゾルの全重量に対して45重量%のオルガノポリシ
ロキサンの固体分で蒸留を終了する。電子顕微鏡的に測
定された平均粒径23nmおよび粒度48mPa.s(25
℃)を有する乳光性オルガノゾルが得られる。このもの
はチキソトロープ性を示す。
例2 上記のように製造した懸濁液(A)1.0部を、エタノー
ル1.0部およびシクロヘキサノン0.85部と混合し
て透明な水−/オルガノゾルを生成する。60℃および
20hPa(絶対)で水(三元共沸混合物として)を留去
する、この際水−/オルガノゾル中に生じる濁りは合せ
て0.2部のエタノールを吸収することによつて再び除
去される。蒸留は、オルガノゾルの全重量に対して40
重量%のオルガノポリシロキサンの固体分で終了させ
る。電子顕微鏡的に測定された平均粒径26nmおよび粘
度34mPa.s(25℃)を有する帯黄色のオルガノゾル
が得られる。
例3 上記のように製造した懸濁液(A)1.0部を、エタノー
ル1.4部およびブチルアクリレート0.85部を混合
して透明な水−/オルガノゾルを生成させる。60℃お
よび100hPa(絶対)で水を共沸混合物として留去す
る。この際水−/オルガノゾル中に生じる濁りは合せて
0.2部のエタノールを吸収させることによつて除去さ
れる。蒸留は、オルガノゾルの全重量に対して50重量
%のオルガノポリシロキサンの固体分で終了させる。電
子顕微鏡的に測定された平均粒径29nmおよび粘度57
mPa.s(25℃)を有する乳光性オルガノゾルが得られ
る。
例4 上記のように製造した懸濁液(B)1.0部を、エタノー
ル1.5部およびブチルアクリレート0.85部と混合
して透明な水−/オルガノゾルにする。水を60℃およ
び50hPa(絶対)で共沸混合物として留去する。オル
ガノゾルの全重量に対して40重量%のオルガノポリシ
ロキサンの固体分で蒸留を終了させる。電子顕微鏡的に
測定された平均粒径27nmおよび粘度38mPa.s(25
℃)を有する乳光性オルガノゾルが得られる。
例5 上記のように製造した懸濁液(C)1.0部を、エタノー
ル0.8部およびブタノール1.0部と混合して透明な
水−/オルガノゾルをつくる。水を60℃および50hP
a(絶対)で共沸混合物として留去する。オルガノゾル
の全重量に対して40重量%オルガノポリシロキサンの
固体分で蒸留を終らせる。電子顕微鏡的に測定された平
均粒径39nmおよび粘度42mPa.s(25℃)を有する
不透明なオルガノゾルが得られる。
例6 上記のように製造した懸濁液(D)1.0部を、エタノー
ル1.25部およびシクロヘキサノン1.0部と混合し
て透明な水−/オルガノゾルをつくる。水を60℃およ
び100hPa(絶対)で共沸混合物として留去する。オ
ルガノゾルの全重量に対して30重量%のオルガノポリ
シロキサンの固体分で蒸留を終らせる。電子顕微鏡的に
測定された平均粒径39nmおよび粘度24mPa.s(25
℃)を有するオルガノゾルが得られる。
例7 上記のように製造した懸濁液(E)1.0部を、エタノー
ル1.25部およびシクロヘキサノン1.0部と混合し
て透明な水−/オルガノゾルをつくる。60℃および1
00hPa(絶対)で水を共沸混合物として留去する。電
子顕微鏡的に測定された平均粒径136nmおよび粘度3
1mPa.s(25℃)を有するオルガノゾルが得られる。
例1乃至例7により製造したすべてのオルガノゾルは水
性懸濁液(A)乃至(E)と比較して極めて安定であることが
判る。50℃での数週間の貯蔵後、数回の凍結−および
溶解サイクル後および5000rpmでの遠心分離後にオ
ルガノゾルの変化は認められない。例1乃至例7により
製造したすべてのオルガノゾルは、他の有機溶剤、例え
ばトルオールおよびヘキサンおよび重合性モノマーすな
わちメチルメタクリレートと相溶性である。
例8 上記のように製造した懸濁液(A)1.0部を、エタノー
ル2.0部およびヘキサデカノール−10.4部と混合
して透明の水−/オルガノゾルをつくる。60℃および
50hPa(絶対)で水−エタノール混合物を留去する。
この際水−/オルガノゾル中に生じる濁りを合せて0.
4部のエタノールを吸引して除去する。電子顕微鏡的に
測定された平均粒径22nmおよび33重量%のオルガノ
ポリシロキサンの固体分を有する、室温で固体であつ
て、48℃で溶融して帯青色の透明オルガノゾルを形成
する生成物が得られる。
例9 ポリエチレングリコール6000(平均分子量6000
g/Mol、融点62℃)0.3部を、前記のように製造
した懸濁液(A)中で溶かして透明な水−/オルガノゾル
をつくる。次に水を75℃および20hPa(絶対)で留
去する。電子顕微鏡的に測定された平均粒径18nmおよ
び40重量%のオルガノポリシロキサンの固体分を有す
る、室温で固体であつて58℃で溶融して不透明なオル
ガノゾルを形成する生成物が得られる。
フロントページの続き (72)発明者 ヘルムート・オスヴアルトバウアー ドイツ連邦共和国シユツーベンベルグ・ハ ルトシユト ラーセ 1

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも1種のアルコキシシランおよび
    /またはその部分水解物を、場合によつては1分子当り
    8個以下のシロキサン単位を有する、アルコキシ基を含
    まないオルガノ(ポリ)シロキサンと混合して、乳化剤の
    存在で毎時、水1当り5mol以下の速度で水に加える
    ことによつて得られた、 オルガノポリシロキサンの水性コロイド懸濁液に、 水溶性有機溶剤またはそれらの混合物または水溶性有機
    溶剤と非水溶性有機溶剤との水溶性混合物を加え、 次に水を留去することによつて製造したことを特徴とす
    るオルガノポリシロキサンのオルガノゾル。
  2. 【請求項2】少なくとも1種のアルコキシシランおよび
    /またはその部分水解物を、場合によつては1分子当り
    8個以下のシロキサン単位を有する、アルコキシ基を含
    まないオルガノポリシロキサンと混合して、乳化剤の存
    在で毎時、水1当り5mol以下の速度で水に加えるこ
    とによつて得られた、 オリガノポリシロキサンの水性コロイド懸濁液に、 水溶性有機溶剤またはそれらの混合物または水溶性有機
    溶剤と非水溶性有機溶剤との水溶性混合物を加え、 次に水を留去することを特徴とする請求項1記載のオル
    ガノポリシロキサンのオルガノゾルの製造方法。
  3. 【請求項3】水溶性有機溶剤またはそれらの混合物また
    は水溶性有機溶剤と非水溶性有機溶剤との水溶性混合物
    を、 式: 〔式中xは0、1、2または3であり、平均1.0〜
    2.0であり、yは0、1または2であり、平均0.0
    〜0.5であり;Rは同じかまたは異なつていてもよ
    く、水素原子または基毎に1〜8個の炭素原子を有する
    1価の炭化水素残基を表わし、水に対して不活性の置換
    基を有していてもよく;R1は同じかまたは異なつてい
    てもよく、水素原子または基毎に1〜4個の炭素原子を
    有するアルキル基またはアルコキシアルキレン基を表わ
    す〕で示される単位から成る室温で固体のオルガノポリ
    シロキサンの水性コロイド懸濁液に、 オルガノポリシロキサンが使用される溶剤中で不溶であ
    るという条件で加え、 次に水を留去することによつて製造された請求項1記載
    のオルガノゾル。
  4. 【請求項4】水溶性有機溶剤またはそれらの混合物また
    は水溶性有機溶剤と非水溶性有機溶剤とから成る水溶性
    混合物を、その都度使用されるオルガノポリシロキサン
    の水性コロイド懸濁液の全重量に対して少なくとも50
    重量%の量で加える請求項1または請求項3記載のオル
    ガノゾル。
  5. 【請求項5】水溶性有機溶剤として、低級アルカノー
    ル:メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−
    プロパノールおよびn−ブタノール;アルコキシアルカ
    ノール:メトキシエタノール、エトキシエタノールおよ
    びプロポキシエタノール;エトキシ単位1〜6個を有す
    るエチレングリコール;アセトンおよびテトラヒドロフ
    ランの群から選択したようなものを使用する請求項1ま
    たは請求項3または請求項4記載のオルガノゾル。
  6. 【請求項6】室温で液状のおよび固体のポリエチレング
    リコールおよびポリエチレングリコールとポリプロピレ
    ングリコールとから成り、ポリエチレングリコールの含
    分の高い、室温で固体のブロツクコポリマーの群から選
    択したようなものを使用する請求項1または請求項3ま
    たは請求項4記載のオルガノゾル。
  7. 【請求項7】非水溶性有機溶剤として、シクロヘキサノ
    ン、メチルイソブチルケトンおよびメタクリル酸エステ
    ルの群から選択したようなものを使用する請求項1また
    は請求項3または請求項4記載のオルガノゾル。
  8. 【請求項8】非水溶性有機溶剤として、炭素原子8〜1
    8個を有する高級アルカノール、室温で固体のポリプロ
    ピレングリコールおよびC6−乃至C13−アルキル基を
    有するアルキルアセテートの群から選択したようなもの
    を使用する請求項1または請求項3または請求項4記載
    のオルガノゾル。
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