JPH0656421U - 車両ドアのイージクローザ装置 - Google Patents
車両ドアのイージクローザ装置Info
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- JPH0656421U JPH0656421U JP368793U JP368793U JPH0656421U JP H0656421 U JPH0656421 U JP H0656421U JP 368793 U JP368793 U JP 368793U JP 368793 U JP368793 U JP 368793U JP H0656421 U JPH0656421 U JP H0656421U
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- Lock And Its Accessories (AREA)
- Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドア開放フィーリングを悪化せしめることな
く、常に確実に作動する。 【構成】 制御装置8はモータ7により、ハーフラッチ
状態が検出された時にカム部材を原位置よりフルストロ
ーク位置を経て再び原位置まで正転作動せしめるととも
に、原位置からフルストローク位置までの作動の間でド
アハンドルの操作が検出された時にはカム部材を原位置
へ逆転作動せしめる。カム部材のフルストローク位置を
検出スイッチ4で検出するようになして、原位置からフ
ルストローク位置までの間でドアハンドル操作があった
時のみモータを逆転作動せしめるから、この逆転作動の
途中でフルストローク位置を再び通過することはなく、
ドア開放時のフィーリングの悪化が防止される。
く、常に確実に作動する。 【構成】 制御装置8はモータ7により、ハーフラッチ
状態が検出された時にカム部材を原位置よりフルストロ
ーク位置を経て再び原位置まで正転作動せしめるととも
に、原位置からフルストローク位置までの作動の間でド
アハンドルの操作が検出された時にはカム部材を原位置
へ逆転作動せしめる。カム部材のフルストローク位置を
検出スイッチ4で検出するようになして、原位置からフ
ルストローク位置までの間でドアハンドル操作があった
時のみモータを逆転作動せしめるから、この逆転作動の
途中でフルストローク位置を再び通過することはなく、
ドア開放時のフィーリングの悪化が防止される。
Description
【0001】
本考案は車両ドアのスムーズな閉鎖を可能とするイージクローザ装置に関する 。
【0002】
バン型車両のサイド開口を開閉するスライドドアは、大型であるとともに、ガ イドレールがドア閉鎖端で大きく車両内方へ屈曲している等により、ドア閉鎖時 に大きな力を必要とする。
【0003】 そこで、ドアを軽く閉鎖し、ドアのラッチ板が開口縁のストライカとハーフラ ッチ状態になったことを検出して、モータにより上記ラッチ板をフルロック位置 へ回動操作するようにしたイージクローザ装置が提案されている。
【0004】 その一例を以下に説明すると、図6において、モータ7は図略の制御装置によ り正逆回転せしめられ、その出力軸に結合された減速機構の円形ハウジング71 には中心に回転軸72が突出して、該回転軸72にカム部材1が装着してある。
【0005】 カム部材1は略半円形の板体で、外周がカム面1aとなっている。このカム面 1aは大径円弧面の一点X(フルストローク位置)で回転軸72中心より最も離 れ、小径円弧面では回転軸72中心に最も接近して、そのうちの一点Yが原位置 となっている。このフルストローク位置Xと原位置Yの検出は上記ハウジング7 1に設けたカム位置検出スイッチ4により行われ、該検出スイッチ4は回転軸7 2に形成した図略のカムに当接し作動するマイクロスイッチにより構成されてい る。
【0006】 かかるカム部材1を使用したイージクローザ装置は、図7(1)に示す如く、 カム面1aに一端31が当接して支軸33を中心に回動する扇形のレバー部材3 を有し、カム部材1が原位置にある図示の状態でレバ部材3の一端31はY点に 当接し、その他端32はラッチ板2より延びる操作アーム21の下方に離れて位 置している。
【0007】 ラッチ板2は下方へ開放する略U字形をなし、その凹所内にボデー開口縁のス トライカ91が侵入している。図7(1)はハーフラッチ状態を示し、ラッチ板 2の一端22の二股の一方にポール板92が係合している。なお、このポール板 92はドアハンドルにより操作される。
【0008】 カム位置検出スイッチ4の作動は従来、図9に示すようになっており、原位置 Yを含む比較的狭い角度範囲でオフ、フルストローク位置Xを含む残る角度範囲 でオンとなる。
【0009】 モータ7を駆動する制御装置は、スライドドアが閉鎖されてラッチ板2がハー フラッチ状態になるとモータ7の正転を開始し、この正転に伴ってカム部材1が 回転すると(図7(1)の矢印)レバー部材3は反時計方向へ回動して操作アー ム21を押し上げ、レバー部材3の一端31がX点に当接する図7(2)のフル ストローク位置に至る過程で、ラッチ板2は一端22の二股がいずれもポール板 92を越えて移動してフルロック状態となる。カム部材1はさらに回転せしめら れ、レバー部材3は時計方向へ戻り回動する。カム部材1が原位置Y付近まで戻 ると上記カム位置検出スイッチ4がオフとなり、モータ7は停止せしめられる。
【0010】
ところで、上記従来装置において、ドア閉鎖を思いとどまって再びドアを開け ようとドアハンドルを操作すると、制御装置は、カム位置検出スイッチ4がオン となっている状態ではモータ7を逆転せしめてカム部材1を原位置へ戻す。とこ ろが、フルストローク位置Xを越えてカム部材1が回転している場合には(図8 (1))、カム部材1を逆転(図の矢印)せしめると再びフルストローク位置X を通過するため、ラッチ板2が一旦フルロック方向へ回動せしめられ、ドアの開 放フィーリングが損なわれるという問題がある。
【0011】 また、カム位置検出スイッチ4に公差が有ると、図8(2)のようにレバー部 材3の一端31が小径円弧面に至った直後も上記スイッチ4がオンのままになっ ている場合がある。この状態でドアハンドルを操作してもカム部材1はカム形状 により逆転を阻止されており、続くドア閉鎖によりカム部材1が正転すると上記 検出スイッチ4が即座にオフとなって、フルストローク位置Xを通過することな くカム部材1が停止してフルロック作動がなされないという問題がある。
【0012】 本考案はかかる課題を解決するもので、ドア開放フィーリングを悪化せしめる ことなく、常に確実に作動する車両ドアのイージクローザ装置を提供することを 目的とする。
【0013】
本考案の構成を説明すると、回転自在なカム部材1と、該カム部材1のカム面 1aに当接して作動せしめられ、カム面1aが回転中心より最も離れるカム部材 1のフルストローク位置Xにて、車両ドアのラッチ板2をフルロック位置へ押し やり回動せしめるレバー部材3と、カム部材1の上記フルストローク位置Xおよ びカム面1aが回転中心へ最も接近する原位置Yを検出するカム位置検出手段4 と、上記ラッチ板2のハーフラッチ状態を検出するハーフラッチ検出手段5と、 ドアハンドルの操作を検出するハンドル検出手段6と、上記ハーフラッチ状態が 検出された時に上記カム部材1を原位置Yよりフルストローク位置Xを経て再び 原位置Yまで正転作動せしめるとともに、上記原位置Yからフルストローク位置 Xまでの作動の間でドアハンドルの操作が検出された時には上記カム部材1を原 位置Yへ逆転作動せしめるカム部材駆動手段7とを具備している。
【0014】
上記構成においては、カム部材1のフルストローク位置Xを検出するようにな して、原位置Yからフルストローク位置Xまでの間でドアハンドル操作があった 時のみ逆転作動せしめているから、この逆転作動の途中でフルストローク位置X を再び通過することはなく、ドア開放時のフィーリングの悪化が防止される。
【0015】 また、フルストローク位置Xを越えた後は、ドアハンドル操作があってもカム 部材1は原位置Yまで正転作動せしめられるから、続くドア閉鎖によるハーフラ ッチ状態が検出されると原位置Yからのカム部材1の正転が再度開始されて、確 実にラッチ板2をフルロック位置へ回動せしめる。
【0016】
イージクローザ装置の機械的構造は既に説明した従来例と同一であり、以下は 相違点を中心に説明する。
【0017】 図1にはモータ7を正逆回転駆動する制御装置8の構成を示す。制御装置8は コンピュータを含む論理回路81を有している。該論理回路81には端子T1, T2を経て直流電源が供給され、また、端子T5,T6,T7およびバッファ8 2A,82B,82Cを経てそれぞれ、カム位置検出スイッチ4、ハーフラッチ 検出スイッチ5、ハンドル検出スイッチ6が入力接続してある。
【0018】 一対のリレー83A,83Bが設けられ、その接点を経て、端子T3,T4間 に接続されたモータ7に電流が供給される。各リレー83A,83Bのコイルは 論理回路81の出力信号によりバッファ85A,85Bを介して選択的に通電さ れ、モータ7が正転ないし逆転される。
【0019】 カム位置検出スイッチ4の作動は、図2に示す如く、原位置Yをやや正転方向 へ過ぎた位置でオンとなり、フルストローク位置Xを過ぎるとオフとなる。これ をレバー部材3(図7)の移動量とともに図3に示す。
【0020】 かかるカム位置検出スイッチ4を使用した制御装置8の作動手順を図4に示す 。ステップ10で作動条件が成立するとステップ11以下に進んで作動を開始す る。作動条件は、ドア閉鎖状態でハーフラッチ検出スイッチ5がオン、ドアハン ドルが離されていることによりハンドル検出スイッチ6がオンである。
【0021】 ステップ11でカム位置検出スイッチ4がオンである場合には、これがオフに なるまでモータ7を逆転せしめて(ステップ17,18)カム部材1を原位置Y に戻す。カム位置検出スイッチ4がオフでモータ7の正転作動を開始し(ステッ プ12)、カム部材1がフルストローク位置Xに達して上記検出スイッチ4がオ ンから再びオフになったら(ステップ14)、以後ハンドル検出スイッチ6の状 態に無関係にモータ7の逆転を禁止し、カム位置検出スイッチ4がオンになるま でモータ7の正転を続行する(ステップ16)。これにより、カム部材1は原位 置Yまで至り、これをやや行き過ぎる。そこで、ステップ19〜21でカム位置 検出スイッチ4がオフになるまでモータ7を逆転せしめて、カム部材1を原位置 に戻す。
【0022】 ステップ14に至る前、すなわちフルストローク位置Xに至る前にハンドル検 出スイッチ6がオフになった場合は(ステップ13)、ドア開放操作がなされた ものとしてステップ19へ進み即座にモータ7を逆転せしめてカム部材1を原位 置Yに戻す(ステップ20,21)。
【0023】 かかる作動をタイムチャートにしたものを図5に示し、図の各領域A〜Eでハ ンドル検出スイッチ4がオフになった場合、モータは以下のように駆動される。 A;停止状態のまま。 B;停止する。 C;逆転に移行する。 D;正転を続行する。 E;逆転を続行する。
【0024】
以上の如く、本考案のイージクローザ装置によれば、カム駆動モータの逆転が 、カム部材がフルストローク位置に達した後はなされないから、ドア開放フィー リングは損なわれない。また、カム部材は常に原位置に戻されるから、ドア閉鎖 時には確実にフルロック作動がなされる。
【図1】イージクローザ装置の制御装置の回路図であ
る。
る。
【図2】カム位置検出スイッチの作動範囲を示す概念図
である。
である。
【図3】カム位置検出スイッチの作動範囲を示すタイム
チャートである。
チャートである。
【図4】制御装置の作動を示すフローチャートである。
【図5】イージクローザ装置の作動を説明するタイムチ
ャートである。
ャートである。
【図6】カム部材を設けたモータの側面図である。
【図7】イージクローザ装置の機械構造の概略正面図で
ある。
ある。
【図8】従来のイージクローザ装置の不具合を示す機械
構造の概略正面図である。
構造の概略正面図である。
【図9】従来のカム位置検出スイッチの作動範囲を示す
概念図である。
概念図である。
1 カム部材 1a カム面 2 ラッチ板 3 レバー部材 4 カム位置検出手段(カム位置検出スイッチ) 5 ハーフラッチ検出手段(ハーフラッチ検出スイッ
チ) 6 ハンドル検出手段(ハンドル検出スイッチ) 7 カム部材駆動手段(モータ) 8 制御装置
チ) 6 ハンドル検出手段(ハンドル検出スイッチ) 7 カム部材駆動手段(モータ) 8 制御装置
Claims (1)
- 【請求項1】 回転自在なカム部材と、該カム部材のカ
ム面に当接して作動せしめられ、カム面が回転中心より
最も離れるカム部材のフルストローク位置にて、車両ド
アのラッチ板をフルロック位置へ押しやり回動せしめる
レバー部材と、カム部材の上記フルストローク位置およ
びカム面が回転中心へ最も接近する原位置を検出するカ
ム位置検出手段と、上記ラッチ板のハーフラッチ状態を
検出するハーフラッチ検出手段と、ドアハンドルの操作
を検出するハンドル検出手段と、上記ハーフラッチ状態
が検出された時に上記カム部材を原位置よりフルストロ
ーク位置を経て再び原位置まで正転作動せしめるととも
に、上記原位置からフルストローク位置までの作動の間
でドアハンドルの操作が検出された時には上記カム部材
を原位置へ逆転作動せしめるカム部材駆動手段とを具備
する車両ドアのイージクローザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP368793U JP2580954Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 車両ドアのイージクローザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP368793U JP2580954Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 車両ドアのイージクローザ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0656421U true JPH0656421U (ja) | 1994-08-05 |
JP2580954Y2 JP2580954Y2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=11564319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP368793U Expired - Lifetime JP2580954Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 車両ドアのイージクローザ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580954Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000008706A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-11 | Oi Seisakusho Co Ltd | 車両用スライドドアの自動開閉装置 |
JP2006328705A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | ドアラッチ制御装置 |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP368793U patent/JP2580954Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000008706A (ja) * | 1998-06-26 | 2000-01-11 | Oi Seisakusho Co Ltd | 車両用スライドドアの自動開閉装置 |
JP2006328705A (ja) * | 2005-05-24 | 2006-12-07 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | ドアラッチ制御装置 |
JP4596980B2 (ja) * | 2005-05-24 | 2010-12-15 | 三井金属鉱業株式会社 | ドアラッチ制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2580954Y2 (ja) | 1998-09-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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