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JP2002129812A - 車両用ドア装置 - Google Patents

車両用ドア装置

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Publication number
JP2002129812A
JP2002129812A JP2000323608A JP2000323608A JP2002129812A JP 2002129812 A JP2002129812 A JP 2002129812A JP 2000323608 A JP2000323608 A JP 2000323608A JP 2000323608 A JP2000323608 A JP 2000323608A JP 2002129812 A JP2002129812 A JP 2002129812A
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Japan
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door
latch
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bell crank
engaging
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Application number
JP2000323608A
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English (en)
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JP4127457B2 (ja
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Akinori Oba
明紀 大場
Tomoharu Iwata
智晴 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Toshintec Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd
Toshintec Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp, Mitsubishi Automotive Engineering Co Ltd, Toshintec Co Ltd filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2000323608A priority Critical patent/JP4127457B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車両のスイングドア等を簡単な操作で円滑に
開閉することができる簡素な構造の車両用ドア装置を提
供する。 【解決手段】 スイングドア1と、ドアに配設したラッ
チ機構6と、ドア開口部のストライカ5と、パワーラッ
チワイヤ10を介してモータ31にてラッチ機構をスト
ライカに係合動作させる駆動機構20と、ラッチ機構の
係合を保持するポール11と駆動機構とロックアウトロ
ッド22を介し連結されたベルクランク機構21と、ポ
ールとを連結するロックアウトロッド14と、ベルクラ
ンク機構にロックアウトロッド23を介しドアを手動開
閉可能な操作ハンドルとを有し、半ドア状態時にラッチ
機構とストライカとを完全に係合させてドアを全閉状態
にする一方、全閉状態から駆動機構を逆方向へ作動させ
ポールを動作させて係合状態を解除可能にすると共に、
操作ハンドルにより係合状態を解除可能に構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のスイングド
ア等を簡単な操作で円滑に開閉することができる簡素な
構造の車両用ドア装置に関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロバス等の車両には、平行移動し
て車両本体のドア開口部を開閉するスイングドアが設け
られる。このスイングドアは、例えばスイングアームと
ガイドアームとからなる平行リンク機構を介して支持さ
れるもので、いわゆる自動ドアにあっては、ドアエンジ
ンを駆動して上記スイングアームを回動させることによ
り、その開閉が行われる。
【0003】ところで、この種のスイングドアには、例
えば特許第2722895号公報に開示されるように、
車両本体におけるドア開口部の両側縁部に設けられた一
対のストライカをそれぞれ噛み込んで、該スイングドア
を完全に閉じるための一対のラッチ機構が組み込まれ
る。しかし、スイングドアを確実に閉じるには、該スイ
ングドアの作動後半では或る程度高速で移動させ、その
移動慣性力を利用して前記ラッチ機構にストライカを完
全に噛み込ませることが必要である。
【0004】ところが、上述したようにドア閉時に高速
作動領域があると、危害感が強い、ドア閉時に強い
衝撃を発生するため、フィーリングが悪いと共に耐久性
に悪影響を及ぼす、ドア閉時に高速作動させるため
に、ドアエンジンの負荷が増大し、耐久性に悪影響を及
ぼす等の不具合がある。
【0005】この不具合を解消するものとして、実公平
6−23661号公報には、ラッチ機構にそのラッチ部
材を駆動するモータ(アクチュエータ)を組み込み、ス
トライカがハーフラッチ状態(半ドア状態)である時、
これを検出して上記モータを駆動することで上記ストラ
イカを完全に噛み込ませ(フルラッチ)、これによって
スイングドアを完全に閉じるいわゆるパワーラッチシス
テムが開示されている。
【0006】ところが、上述したように一対のラッチ機
構のそれぞれにラッチ部材駆動用のモータを組み込むこ
とは、部品点数及び部品コスト増大の要因となり、また
スイングドアの重量増大にも繋がる。特に自動ドアにお
いては、上記ラッチ機構によるストライカの噛み込みを
解除するためのアクチュエータも組み込まれるので、そ
の構成が相当大掛かりとなる。
【0007】そこで、本発明者等は、先に、特願平10
−322486号で、正,逆回転可能な駆動機構を用い
て一つのアクチュエータにより、ラッチ機構におけるパ
ワーラッチ駆動とラッチ解除駆動の両方の機能を達成で
きるようにして、スライドドアの開閉に関与するラッチ
機構を簡素化し、円滑に駆動することができると共に低
コスト化が図れる車両用ドア装置を提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うな従来の車両用ドア装置にあっては、アウトサイド
(及びインサイド)ハンドル側のドアロッキングシステ
ムに関連付ける構成は備えていない。
【0009】そのため、アウトサイド(及びインサイ
ド)ハンドル側のドアロッキングシステムにおけるドア
ロック解除用のアクチュエータ等は、依然として必要で
あることから、装置の簡素化及び低廉化は未だ不十分で
あるという問題点があった。
【0010】また、上記装置を自動ドアに適用した場
合、以下に述べるような操作上の問題点も未だ残ってい
る。これは、従前の自動ドアでのパワーラッチ車でも言
えることである。
【0011】即ち、ドア開時はロック解除ボタンを押
し、アンロック(鍵を外す)してからドアオープンボタ
ン(オープンスイッチ)を押すと共に、ドア閉時にはド
アクローズボタン(クローズスイッチ)を押してからロ
ックボタンを押し、ロック(鍵をかける)することか
ら、開時,閉時ともボタン操作が2アクションとなって
面倒であると共に計4つのボタン(スイッチ)があって
分かりにくいのである。
【0012】そこで、本発明の目的は、車両のスイング
ドア等を簡単な操作で円滑に開閉することができる簡素
な構造の車両用ドア装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の、請求項1に係る車両用ドア装置は、車両本体にスイ
ングアーム等のリンク機構を介して移動可能に支持され
同車両本体のドア開口部を開閉自在なスイング式等のド
アと、上記ドアの一側に配設されたラッチ等の係合部材
と、上記係合部材と係合可能に上記ドア開口部の一側縁
部に設けられたストライカ等の係止部材と、上記係合部
材にワイヤー等の第1の連結部材を介して連結され電動
モータ等のアクチュエータにて上記係合部材を上記係止
部材に係合動作させる駆動機構と、上記係合部材の係合
状態を保持するポール等の保持部材とを備えたものであ
って、上記駆動機構とロッド等の第2の連結部材を介し
連結されて運動方向を変換するベルクランク機構と、上
記ベルクランク機構と上記保持部材とを連結するロッド
等の第3の連結部材と、上記ベルクランク機構にロッド
等の第4の連結部材を介し連結され上記ドアを手動にて
開閉可能なアウトサイド(及びインサイド)ハンドル等
の操作ハンドルとを有し、かつ上記ドアの半ドア状態時
に上記駆動機構を作動させ上記第1の連結部材の進退動
により上記係合部材と上記係止部材とを完全に係合させ
て上記ドアを全閉状態にする一方、この全閉状態からド
アを開く時には、上記駆動機構を逆方向へ作動させ上記
ベルクランク機構に連結する第2の連結部材と第3の連
結部材の進退動により上記保持部材を動作させて上記係
合部材と上記係止部材との係合状態を解除可能にすると
共に、上記ベルクランク機構に連結する第4の連結部材
を介して上記操作ハンドルにより上記係合部材と上記係
止部材との係合状態を解除可能に構成し、これにより、
一つのアクチュエータでパワーラッチ駆動とラッチ解除
駆動とドアロック解除駆動との三つの機能を達成できる
ようにしてより一層の装置の簡素化及び低廉化が図れる
と共に、ドアロック(鍵)の状態如何にかかわらず運転
席等の開閉ボタン(スイッチ)でのみドアの開閉操作を
可能にしてより一層の操作性の向上が図れるようにした
ものである。
【0014】請求項2に係る車両用ドア装置は、車両本
体にスイングアーム等のリンク機構を介して移動可能に
支持され同車両本体のドア開口部を開閉自在なスイング
式等のドアと、上記ドアの両側にそれぞれ配設されたラ
ッチ等の第1及び第2の係合部材と、上記第1及び第2
の係合部材と係合可能に上記ドア開口部の両側縁部に設
けられたストライカ等の第1及び第2の係止部材と、上
記第1及び第2の係合部材にワイヤー等の第1及び第2
の連結部材を介して連結され電動モータ等のアクチュエ
ータにて上記第1及び第2の係合部材を上記第1及び第
2の係止部材に係合動作させる駆動機構と、上記第1及
び第2の係合部材の係合状態を保持するポール等の第1
及び第2の保持部材とを備えたものであって、上記駆動
機構とロッド等の第3の連結部材を介し連結されて運動
方向を変換するベルクランク機構と、上記ベルクランク
機構と上記第1及び第2の保持部材とを連結するロッド
等の第4及び第5の連結部材と、上記ベルクランク機構
にロッド等の第6の連結部材を介し連結され上記ドアを
手動にて開閉可能なアウトサイド(及びインサイド)ハ
ンドル等の操作ハンドルとを有し、かつ上記ドアの半ド
ア状態時に上記駆動機構を作動させ上記第1及び第2の
連結部材の進退動により上記第1及び第2の係合部材と
上記第1及び第2の係止部材とを完全に係合させて上記
ドアを全閉状態にする一方、この全閉状態からドアを開
く時には、上記駆動機構を逆方向へ作動させ上記ベルク
ランク機構に連結する第3の連結部材と第4及び第5の
連結部材の進退動により上記第1及び第2の保持部材を
動作させて上記第1及び第2の係合部材と上記第1及び
第2の係止部材との係合状態を解除可能にすると共に、
上記ベルクランク機構に連結する第6の連結部材を介し
て上記操作ハンドルにより上記第1及び第2の係合部材
と上記第1及び第2の係止部材との係合状態を解除可能
に構成し、これにより、一つのアクチュエータでパワー
ラッチ駆動とラッチ解除駆動とドアロック解除駆動との
三つの機能を達成できるようにしてより一層の装置の簡
素化及び低廉化が図れると共に、ドアロック(鍵)の状
態如何にかかわらず運転席等の開閉ボタン(スイッチ)
でのみドアの開閉操作を可能にしてより一層の操作性の
向上が図れるようにしたものである。
【0015】請求項3に係る車両用ドア装置は、前記ワ
イヤー等の第1の連結部材と第2の連結部材のうちの少
なくともいずれか一方の長さを調整する長さ調整機構を
設け、ラッチ等の第1及び第2の係合部材のフルラッチ
等作動時におけるタイムラグの発生を回避するようにし
たものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車両用ドア装
置を実施例により図面を用いて詳細に説明する。
【0017】[実施例]図1は本発明の一実施例に係る
マイクロバス等の車両に組み込まれたドア装置の概略構
成を、車室内側から見た斜視図で、1はスイングドアで
ある。このスイングドア1は車両本体の乗降口であるド
ア開口部2を開閉するもので、リンク機構をなすスイン
グアーム3を介して平行移動自在に支持されている。前
記スイングアーム3は、例えばドアドライブモータから
なるドアエンジン4により、車両本体の車室内側を支点
として正逆に回動駆動されて、その回動端に支持した前
記スイングドア1を開閉する。
【0018】一方、前記ドア開口部2の両側縁部には、
例えばコ字形状をなすストライカ(係止部材)5がそれ
ぞれ設けられている。また、前記スイングドア1の両側
部には、前記ストライカ5にそれぞれ対応し、該ストラ
イカ5を噛み込むことでスイングドア1を全閉状態に保
持するラッチ機構6が組み込まれている。尚、図1にお
いてはそれぞれ片方のストライカ5及びラッチ機構6だ
けが示されている。
【0019】前記ラッチ機構6は、図3のラッチ機構の
斜視図及び図4のラッチの作用状態図で示すように、回
動可能に軸支されその係合溝部7aにストライカ5を噛
み込むラッチ(係合部材)7と、このラッチ7と同軸一
体に設けられた板カム8と、この板カム8に係合して該
板カム8及びラッチ7を前記ストライカ5を完全に噛み
込む位置(フルラッチ)まで強制的に回動させるパワー
ラッチレバ9を備えている。因みに、このパワーラッチ
レバ9は、その作動端に連結された後述するパワーラッ
チワイヤ(請求項1の第1の連結部材、請求項2の第1
及び第2の連結部材)10の進退動に伴って回動駆動さ
れる。尚、前記ラッチ7は、その軸部に組み込まれた図
示しないばね部材により回動付勢されており、常時は、
図4の(a)に示すように、前記ストライカ5を噛み込
む係合溝部7aを開放する位置に保持される。
【0020】また、ラッチ機構6は、更に前記ストライ
カ5を噛み込んで、図4の(c)に示すように、前記係
合溝部7aを閉じる所定のラッチ位置まで回動したラッ
チ7に選択的に係合して該ラッチ7をフルラッチ(全
閉)位置に保持するポール(保持部材)11と、このポ
ール11を該ポール11と同軸一体に設けられたポール
レバ12を介し回動させて前記ラッチ7との係合を解除
するロックアウトレバ13とを備えている。因みに、こ
のロックアウトレバ13は、その作動端に連結された後
述するロックアウトロッド(請求項1の第3の連結部
材、請求項2の第4の連結部材)14の進退動に伴って
回動駆動される。尚、前記ポール11は、その軸部に組
み込まれた図示しないばね部材により回動付勢されてお
り、常時は、図4に示すように、前記ラッチ7に係合可
能な位置に保持される。
【0021】尚、このラッチ機構6には、前記ラッチ7
に形成されたカム面により押圧付勢されてスイッチ動作
し、図4の(b)に示すように、前記ラッチ7がストラ
イカ5を噛み込み始めたハーフラッチ(半ドア)状態を
検出するハーフラッチスイッチ(マイクロスイッチ)1
5と、図4の(c)に示すように、前記ラッチ7がスト
ライカ5を完全に噛み込むフルラッチ(全閉)状態を検
出するフルラッチスイッチ(マイクロスイッチ)16と
が設けられる。
【0022】このように構成されたラッチ機構6は、ス
イングドア1が開かれた状態においては、図4の(a)
に示すように、前記ラッチ7の係合溝部7aを開放させ
た状態(ラッチ解除状態)に保持される。そして、スイ
ングドア1の閉じ動作に伴い、該スイングドア1がドア
開口部2を閉じる位置に移動して、図4の(b)に示す
ように、前記ラッチ7がストライカ5を噛み込み始めた
とき、そのハーフラッチ状態を前記ハーフラッチスイッ
チ15の作動で検出する。そして、後述するようにパワ
ーラッチワイヤ10が進退動され、パワーラッチレバ9
を介して、図4の(c)に示すように、前記ラッチ7が
回動駆動されたとき、その回動に伴ってラッチ7の係合
溝部7aにストライカ5を完全に噛み込むフルラッチ状
態になり、この状態を前記フルラッチスイッチ16の作
動で検出する。この際、ラッチ7は前記ポール11に係
合して前記フルラッチ状態が保持される。これによっ
て、スイングドア1が、そのドア開口部2を完全に閉じ
る位置に確実に保持される。
【0023】一方、スイングドア1を開くときは、後述
するようにロックアウトロッド14を進退動し、前記ポ
ール11とラッチ7との係合を解除する。すると、ラッ
チ7は、前述した回動付勢力を受けて、図4の(a)に
示すように、その係合溝部7aを開放する位置に回動す
るので、これによって前記ストライカ5の噛み込みが解
除されてスイングドア1が開放可能な状態となる。
【0024】前記構成のラッチ機構6は、図2のパワー
ラッチシステムのレイアウト図に示すように、スイング
ドア1の中央両側部にそれぞれ組み込まれており、前述
した各パワーラッチレバ9にその一端がそれぞれ連結し
た各パワーラッチワイヤ10の他端が後述する駆動機構
20にそれぞれ直接連結すると共に、同じく前述した各
ロックアウトレバ13にその一端がそれぞれ連結した各
ロックアウトロッド14の他端がベルクランク機構21
にそれぞれ枢支点を挾んで連結し、このベルクランク機
構21の作動端が一本のロックアウトロッド(請求項1
の第2の連結部材、請求項2の第3の連結部材)22を
介して駆動機構20に連結している。前記パワーラッチ
ワイヤ10は、外被をなすアウタワイヤの内部にインナ
ワイヤを進退自在に設けた可撓性を有するもので、スイ
ングドア1の内部に適宜止め金具を介して敷設される。
【0025】前記ベルクランク機構21には、もう一本
のロックアウトロッド(請求項1の第4の連結部材、請
求項2の第6の連結部材)23を介してドアロック機構
24が連結している。このドアロック機構24は、キー
シリンダ25又はインサイドロックノブ26を閉方向に
操作した場合には、図示しないインサイドハンドル又は
アウトサイドハンドルを操作してスイングドア1を開け
ようとしても、図示しない空振り機構により前記ロック
アウトロッド23がラッチ解除方向(図2中左方向)に
は進退動せず、逆にキーシリンダ25又はインサイドロ
ックノブ26を開方向に操作した場合には、インサイド
ハンドル又はアウトサイドハンドルを操作してスイング
ドア1を開けようとすると、空振り機構が作動しないで
前記ロックアウトロッド23がラッチ解除方向(図2中
左方向)に進退動するようになっている。尚、このドア
ロック機構24には、前記インサイドハンドル及びアウ
トサイドハンドルが開方向に操作された場合にONから
OFFに切り替わる図示しないオープンレバースイッチ
が組み込まれる。
【0026】上述のように、ラッチ機構6側に空振り機
構を設けずにインサイド及びアウトサイドハンドル側に
空振り機構を設けたドアロッキングシステムは、バス等
車両のスイングドアでは既に公用であるので、前記ドア
ロック機構24の詳しい説明は省略する。
【0027】前記駆動機構20は、図5の駆動機構にお
けるニュートラル時の車内側側面及び車外側側面図に示
すように、ドアボディに取着されたベースプレート30
と、該ベースプレート30に固設された正,逆回転可能
なパワーラッチモータ(アクチュエータ)31と、同ベ
ースプレート30の車外側側面に回動自在に軸支された
セクタギア32と、同ベースプレート30の車内側側面
に前記セクタギア32と同軸的に回動自在に軸支された
ロックアウトプレート33と、同じく前記ロックアウト
プレート33の外側に位置して前記ベースプレート30
の車内側側面に前記ロックアウトプレート33やセクタ
ギア32と同軸的に回動自在に軸支されたパワーラッチ
プレート34と、を主要部材としている。
【0028】前記ベースプレート30には、前記セクタ
ギア32に噛合するピニオン35が回動自在に軸支さ
れ、前記パワーラッチモータ31の回転駆動力をセクタ
ギア32に伝達し得るようになっている。また、各回動
部材32,33,34の枢支点を挟んだ略対称な位置に
円弧状の長孔36,37が形成される。更に、ベースプ
レート30の車外側側面には、前記枢支点周りの所定位
置にパワーラッチリターンスイッチ(マイクロスイッ
チ)38とロックアウトリターンスイッチ(マイクロス
イッチ)39とロックアウト検出用スイッチ(マイクロ
スイッチ)40とがそれぞれ配設される。
【0029】前記ロックアウトプレート33は、図6の
ロックアウトプレートとセクタギアとの取り合い斜視図
に示すように、回動端の一方に前述したロックアウトロ
ッド22が連結されると共に、回動端の他方に付設した
折曲片41が前記ベースプレート30の長孔37を貫通
して前記セクタギア32に当接可能になっている。ま
た、このロックアウトプレート33はリターンスプリン
グ42により常時、図2及び図5の(b)中反時計方向
に回動付勢され、前記折曲片41を長孔37の一端部に
当接させてニュートラル位置に規制されている。この位
置を前述したロックアウトリターンスイッチ39により
検出される。
【0030】一方、ラッチ解除作動時は、図9の駆動機
構におけるラッチ解除作動時の車内側側面及び車外側側
面図に示すように、前記セクタギア32が時計方向に回
転して前記折曲片41に当接することにより前記ロック
アウトプレート33がリターンスプリング42の付勢力
に抗して時計方向に回転され、やがて前記折曲片41を
長孔37の他端部に当接させてロックアウト位置に規制
される。この位置を前述したロックアウト検出用スイッ
チ40により検出される。
【0031】前記パワーラッチプレート34は、図7の
パワーラッチプレートとセクタギアとの取り合い斜視図
に示すように、回動端の一方に付設した揺動連結片45
に前述した二本のパワーラッチワイヤ10が長さ調整機
構43を介して連結されると共に、回動端の他方に付設
した折曲片44が前記ベースプレート30の長孔36を
貫通して前記セクタギア32に当接可能になっている。
また、このパワーラッチプレート34はリターンスプリ
ング42により常時、図2及び図5の(b)中時計方向
に回動付勢され、前記折曲片44を長孔36の一端部に
当接させてニュートラル位置に規制されている。この位
置を前述したパワーラッチリターンスイッチ38により
検出される。
【0032】一方、パワーラッチ作動時は、図8の駆動
機構におけるパワーラッチ作動時の車内側側面及び車外
側側面図に示すように、前記セクタギア32が反時計方
向に回転して前記折曲片44に当接することにより前記
パワーラッチプレート34がリターンスプリング42の
付勢力に抗して反時計方向に回転され、最終的には前記
折曲片44を長孔36の他端部に当接させて回転規制さ
れるようになっている。
【0033】前記パワーラッチワイヤ10の長さ調整機
構43は、図7のパワーラッチプレートとセクタギアと
の取り合い斜視図に示すように、インナワイヤ10bを
進退自在に収装したアウタワイヤ10aの連結端部にね
じ筒46を嵌着し、このねじ筒46のベースプレート3
0の貫通支持板部30a(図5の(a)参照)に対する
支持位置(取付位置)をダブルナット47,48のねじ
込みにより変化させることにより、インナワイヤ10b
の引っ張り量を変化させるものである。さらに、アウタ
ワイヤ10aを縮める(図示a方向)とインナワイヤ1
0bの遊びが多くなりパワーラッチの作動タイミングが
遅くなる。逆に、アウタワイヤ10aを伸ばす(図示b
方向)とインナワイヤ10bの遊びが少なくなりパワー
ラッチの作動タイミングが早くなる。つまり、長さ調整
機構43が前後2つのパワーラッチの作動タイミング調
整機構の役割をするのである。
【0034】そして、図10の制御ブロック図に示すよ
うに、前述したスイングドア1における車両前後方向の
各ハーフラッチスイッチ15及び各フルラッチスイッチ
16とパワーラッチリターンスイッチ38、オープンレ
バースイッチ等の信号は、運転席の近傍に設けたオープ
ンスイッチ及びクローズスイッチの信号とともに、ドア
制御用のコントローラ50に入力される。このコントロ
ーラ50は、前記入力信号に基づいて、前述したパワー
ラッチモータ31やドアドライブモータ(ドアエンジ
ン)4を駆動制御するようになっている。
【0035】例えば、パワーラッチ作動時の通常時は、
図11のパワーラッチ通常時のタイミングチャートに示
すように、車両前後方向の各ハーフラッチスイッチ15
がともにONになってからパワーラッチモータ31が正
転され、前述したセクタギア32が図2及び図5中反時
計方向に回転してパワーラッチプレート34の折曲片4
4に当接することにより前記パワーラッチプレート34
がリターンスプリング42の付勢力に抗して図2及び図
5中反時計方向に回転される。
【0036】これにより、各パワーラッチワイヤ10は
引っ張り方向に進退動し、前述したようにパワーラッチ
レバ9を介してラッチ7が回動駆動されてその係合溝部
7aにストライカ5を完全に噛み込むフルラッチ状態に
なる。そして、この状態を各フルラッチスイッチ16が
検出すると、パワーラッチモータ31が停止され、その
後所定のタイムラグをもって今度は反転し、セクタギア
32が図2及び図5中時計方向に回転してパワーラッチ
プレート34がリターンスプリング42の付勢力により
中立位置に戻される。その後、パワーラッチリターンス
イッチ38からの信号が入って、パワーラッチモータ3
1が停止される。
【0037】尚、所定時間内にドア全閉が完了しなかっ
た場合(車両後側のフルラッチスイッチ16からの信号
が無かった場合)は、図12のパワーラッチ異常時のタ
イミングチャートに示すように、タイマー制御により、
パワーラッチモータ31の作動後約3秒経過したらその
正転作動が停止される。また、所定時間内にワイヤ戻し
が完了しなかった場合(パワーラッチリターンスイッチ
38からの信号が無かった場合)は、図13のパワーラ
ッチ異常時のタイミングチャートに示すように、タイマ
ー制御により、パワーラッチモータ31の反転作動後約
3秒経過したらその反転作動が停止される。また、パワ
ーラッチ作動中にインサイドハンドル及びアウトサイド
ハンドルが開方向に操作されてオープンレバースイッチ
からの信号が入った場合は、パワーラッチモータ31の
正転作動が停止され、その後所定のタイムラグを持って
反転作動される。
【0038】一方、ラッチ解除作動時の通常時は、図1
4のラッチ解除正常時のタイミングチャートに示すよう
に、運転席のオープンスイッチがONになってから所定
時間ブザーで予告してからパワーラッチモータ31が正
転され、前述した前記セクタギア32が図2及び図5中
時計方向に回転してロックアウトプレート33の前記折
曲片41に当接することにより前記ロックアウトプレー
ト33がリターンスプリング42の付勢力に抗して時計
方向に回転される。
【0039】これにより、ロックアウトロッド22及び
ベルクランク機構21を介して各ロックアウトロッド1
4は引っ張り(ラッチ解除)方向に進退動し、前述した
ようにロックアウトレバ13を介してポール11を回動
させて前記ラッチ7との係合を解除する。その後、ロッ
クアウト検出用スイッチ40からの信号が入って、パワ
ーラッチモータ31が停止される。
【0040】そして、前記パワーラッチモータ31の正
転作動途中からドアドライブモータ4が正転作動され、
やがてスイングドア1が全閉状態からドア開状態になっ
て前記オープンスイッチがOFFになると、ドアドライ
ブモータ4が停止されるとともに、パワーラッチモータ
31が反転駆動されてセクタギア32が図2及び図5中
反時計方向に回転してロックアウトプレート33がリタ
ーンスプリング42の付勢力により中立位置に戻され
る。
【0041】尚、この際、ベルクランク機構21によ
り、インサイドハンドル及びアウトサイドハンドル側の
ドアロック機構24に連繋するロックアウトロッド23
も引っ張り(ラッチ解除)方向に進退動するが、同ドア
ロック機構24に内蔵された空振り機構によりキーシリ
ンダ25又はインサイドロックノブ26は閉方向に操作
されたままである。換言すれば、鍵が掛かったままでも
スイングドア1を開閉することができるのである。
【0042】このようにして本実施例では、スイングド
ア1の閉動作を全て低速で行えるので、前述した危害
感が強い、ドア閉時に強い衝撃を発生するため、フィ
ーリングが悪いと共に耐久性に悪影響を及ぼす、ドア
閉時に高速作動させるために、ドアエンジンの負荷が増
大し、耐久性に悪影響を及ぼす等の不具合が全て解消さ
れる。
【0043】また、正逆転可能なパワーラッチモータ3
1を有する一つの駆動機構20でパワーラッチ駆動とラ
ッチ解除駆動を行えると共に、同駆動機構20をベルク
ランク機構21を効果的に利用してインサイドハンドル
及びアウトサイドハンドル側のドアロック機構24に連
繋し、同ドアロック機構24におけるロック解除用アク
チュエータ等を不要としたので、部品点数削減によりよ
り一層の装置の簡素化及び低廉化が図れる。
【0044】また、自動ドアにおいて、ドアロック
(鍵)の状態如何にかかわらず運転席等の開閉ボタン
(スイッチ)でのみドアの開閉操作を可能にしたので、
1アクションで操作可能となると共に運転席にはオープ
ン,クローズの2つのスイッチ(ボタン)のみであるの
で分かりやすく、より一層の操作性の向上が図れる。
【0045】また、パワーラッチワイヤ10は長さ調整
機構43によりその長さを増減変更することができるの
で、組付時において、二つのラッチ機構6のフルラッチ
作動時にタイムラグの発生があった場合には、これを容
易に調整することができ、装置の信頼性向上が図れる。
【0046】尚、本発明は上記実施例に限定されず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲で各種変更が可能であるこ
とはいうまでもない。例えば、本発明はラッチ機構6が
スイングドア1の一側部にのみ設けられている車両にも
適用できる。また、スイングドア1以外のスライドドア
等にも本発明は適用できる。また、自動ドアに限らず手
動でスイングドア1を開閉するものにも本発明は適用で
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、車両本体にリンク機構を介して移動可能に支持さ
れ同車両本体のドア開口部を開閉自在なドアと、上記ド
アの一側に配設された係合部材と、上記係合部材と係合
可能に上記ドア開口部の一側縁部に設けられた係止部材
と、上記係合部材に第1の連結部材を介して連結されア
クチュエータにて上記係合部材を上記係止部材に係合動
作させる駆動機構と、上記係合部材の係合状態を保持す
る保持部材とを備えたものであって、上記駆動機構と第
2の連結部材を介し連結されて運動方向を変換するベル
クランク機構と、上記ベルクランク機構と上記保持部材
とを連結する第3の連結部材と、上記ベルクランク機構
に第4の連結部材を介し連結され上記ドアを手動にて開
閉可能な操作ハンドルとを有し、かつ上記ドアの半ドア
状態時に上記駆動機構を作動させ上記第1の連結部材の
進退動により上記係合部材と上記係止部材とを完全に係
合させて上記ドアを全閉状態にする一方、この全閉状態
からドアを開く時には、上記駆動機構を逆方向へ作動さ
せ上記ベルクランク機構に連結する第2の連結部材と第
3の連結部材の進退動により上記保持部材を動作させて
上記係合部材と上記係止部材との係合状態を解除可能に
すると共に、上記ベルクランク機構に連結する第4の連
結部材を介して上記操作ハンドルにより上記係合部材と
上記係止部材との係合状態を解除可能に構成したので、
一つのアクチュエータでパワーラッチ駆動とラッチ解除
駆動とドアロック解除駆動との三つの機能を達成でき、
より一層の装置の簡素化及び低廉化が図れると共に、ド
アロック(鍵)の状態如何にかかわらず運転席等の開閉
ボタン(スイッチ)でのみドアの開閉操作が可能とな
り、より一層の操作性の向上が図れる。
【0048】請求項2の発明によれば、車両本体にリン
ク機構を介して移動可能に支持され同車両本体のドア開
口部を開閉自在なドアと、上記ドアの両側にそれぞれ配
設された第1及び第2の係合部材と、上記第1及び第2
の係合部材と係合可能に上記ドア開口部の両側縁部に設
けられた第1及び第2の係止部材と、上記第1及び第2
の係合部材に第1及び第2の連結部材を介して連結され
アクチュエータにて上記第1及び第2の係合部材を上記
第1及び第2の係止部材に係合動作させる駆動機構と、
上記第1及び第2の係合部材の係合状態を保持する第1
及び第2の保持部材とを備えたものであって、上記駆動
機構と第3の連結部材を介し連結されて運動方向を変換
するベルクランク機構と、上記ベルクランク機構と上記
第1及び第2の保持部材とを連結する第4及び第5の連
結部材と、上記ベルクランク機構に第6の連結部材を介
し連結され上記ドアを手動にて開閉可能な操作ハンドル
とを有し、かつ上記ドアの半ドア状態時に上記駆動機構
を作動させ上記第1及び第2の連結部材の進退動により
上記第1及び第2の係合部材と上記第1及び第2の係止
部材とを完全に係合させて上記ドアを全閉状態にする一
方、この全閉状態からドアを開く時には、上記駆動機構
を逆方向へ作動させ上記ベルクランク機構に連結する第
3の連結部材と第4及び第5の連結部材の進退動により
上記第1及び第2の保持部材を動作させて上記第1及び
第2の係合部材と上記第1及び第2の係止部材との係合
状態を解除可能にすると共に、上記ベルクランク機構に
連結する第6の連結部材を介して上記操作ハンドルによ
り上記第1及び第2の係合部材と上記第1及び第2の係
止部材との係合状態を解除可能に構成したので、一つの
アクチュエータでパワーラッチ駆動とラッチ解除駆動と
ドアロック解除駆動との三つの機能を達成でき、より一
層の装置の簡素化及び低廉化が図れると共に、ドアロッ
ク(鍵)の状態如何にかかわらず運転席等の開閉ボタン
(スイッチ)でのみドアの開閉操作が可能となり、より
一層の操作性の向上が図れる。
【0049】請求項3の発明によれば、前記第1の連結
部材と第2の連結部材のうちの少なくともいずれか一方
の長さを調整する長さ調整機構を設けたので、第1及び
第2の係合部材のフルラッチ等作動時におけるタイムラ
グの発生を回避することができ、装置の信頼性向上が図
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマイクロバス等の車両
に組み込まれたドア装置の概略構成を、車室内側から見
た斜視図である。
【図2】同じくパワーラッチシステムのレイアウト図で
ある。
【図3】同じくラッチ機構の斜視図である。
【図4】同じくラッチの作用状態図である。
【図5】同じく駆動機構におけるニュートラル時の車内
側側面及び車外側側面図である。
【図6】同じくロックアウトプレートとセクタギアとの
取り合い斜視図である。
【図7】同じくパワーラッチプレートとセクタギアとの
取り合い斜視図である。
【図8】同じく駆動機構におけるパワーラッチ作動時の
車内側側面及び車外側側面図である。
【図9】同じく駆動機構におけるラッチ解除作動時の車
内側側面及び車外側側面図である。
【図10】同じく制御ブロック図である。
【図11】同じくパワーラッチ通常時のタイミングチャ
ートである。
【図12】同じくパワーラッチ異常時のタイミングチャ
ートである。
【図13】同じくパワーラッチ異常時のタイミングチャ
ートである。
【図14】同じくラッチ解除正常時のタイミングチャー
トである。
【符号の説明】
1 スイングドア 2 ドア開口部 5 ストライカ 6 ラッチ機構 10 パワーラッチワイヤ 14 ロックアウトロッド 20 駆動機構 21 ベルクランク機構 22 ロックアウトロッド 23 ロックアウトロッド 24 ドアロック機構 43 長さ調整機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大場 明紀 神奈川県川崎市幸区堀川町580番地16 三 菱自動車エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 岩田 智晴 愛知県一宮市大字春明字宅美28番地5 Fターム(参考) 2E250 AA21 HH03 JJ00 JJ22 JJ39 KK02 LL01 MM01 PP04 PP05 QQ03 QQ07 QQ08 QQ09 QQ10 RR24 RR34 RR44 SS01 SS05 SS08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両本体にリンク機構を介して移動可能
    に支持され同車両本体のドア開口部を開閉自在なドア
    と、 上記ドアの一側に配設された係合部材と、 上記係合部材と係合可能に上記ドア開口部の一側縁部に
    設けられた係止部材と、 上記係合部材に第1の連結部材を介して連結されアクチ
    ュエータにて上記係合部材を上記係止部材に係合動作さ
    せる駆動機構と、 上記係合部材の係合状態を保持する保持部材とを備えた
    車両用ドア装置において、 上記駆動機構と第2の連結部材を介し連結されて運動方
    向を変換するベルクランク機構と、 上記ベルクランク機構と上記保持部材とを連結する第3
    の連結部材と、 上記ベルクランク機構に第4の連結部材を介し連結され
    上記ドアを手動にて開閉可能な操作ハンドルとを有し、 上記ドアの半ドア状態時に上記駆動機構を作動させ上記
    第1の連結部材の進退動により上記係合部材と上記係止
    部材とを完全に係合させて上記ドアを全閉状態にする一
    方、この全閉状態からドアを開く時には、上記駆動機構
    を逆方向へ作動させ上記ベルクランク機構に連結する第
    2の連結部材と第3の連結部材の進退動により上記保持
    部材を動作させて上記係合部材と上記係止部材との係合
    状態を解除可能にすると共に、上記ベルクランク機構に
    連結する第4の連結部材を介して上記操作ハンドルによ
    り上記係合部材と上記係止部材との係合状態を解除可能
    にしたことを特徴とする車両用ドア装置。
  2. 【請求項2】 車両本体にリンク機構を介して移動可能
    に支持され同車両本体のドア開口部を開閉自在なドア
    と、 上記ドアの両側にそれぞれ配設された第1及び第2の係
    合部材と、 上記第1及び第2の係合部材と係合可能に上記ドア開口
    部の両側縁部に設けられた第1及び第2の係止部材と、 上記第1及び第2の係合部材に第1及び第2の連結部材
    を介して連結されアクチュエータにて上記第1及び第2
    の係合部材を上記第1及び第2の係止部材に係合動作さ
    せる駆動機構と、 上記第1及び第2の係合部材の係合状態を保持する第1
    及び第2の保持部材とを備えた車両用ドア装置におい
    て、 上記駆動機構と第3の連結部材を介し連結されて運動方
    向を変換するベルクランク機構と、 上記ベルクランク機構と上記第1及び第2の保持部材と
    を連結する第4及び第5の連結部材と、 上記ベルクランク機構に第6の連結部材を介し連結され
    上記ドアを手動にて開閉可能な操作ハンドルとを有し、 上記ドアの半ドア状態時に上記駆動機構を作動させ上記
    第1及び第2の連結部材の進退動により上記第1及び第
    2の係合部材と上記第1及び第2の係止部材とを完全に
    係合させて上記ドアを全閉状態にする一方、この全閉状
    態からドアを開く時には、上記駆動機構を逆方向へ作動
    させ上記ベルクランク機構に連結する第3の連結部材と
    第4及び第5の連結部材の進退動により上記第1及び第
    2の保持部材を動作させて上記第1及び第2の係合部材
    と上記第1及び第2の係止部材との係合状態を解除可能
    にすると共に、上記ベルクランク機構に連結する第6の
    連結部材を介して上記操作ハンドルにより上記第1及び
    第2の係合部材と上記第1及び第2の係止部材との係合
    状態を解除可能にしたことを特徴とする車両用ドア装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1の連結部材と第2の連結部材の
    うちの少なくともいずれか一方の長さを調整する長さ調
    整機構を設けたことを特徴とする請求項2記載の車両用
    ドア装置。
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