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JP4445306B2 - 車両用ドア、車両用ドア制御装置及び車両用ドアアウトサイドハンドル - Google Patents

車両用ドア、車両用ドア制御装置及び車両用ドアアウトサイドハンドル Download PDF

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JP4445306B2
JP4445306B2 JP2004092842A JP2004092842A JP4445306B2 JP 4445306 B2 JP4445306 B2 JP 4445306B2 JP 2004092842 A JP2004092842 A JP 2004092842A JP 2004092842 A JP2004092842 A JP 2004092842A JP 4445306 B2 JP4445306 B2 JP 4445306B2
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Description

本発明は、起動スイッチの操作によって車両用ドアの開閉に係る制御を行う車両用ドア制御装置及び車両用ドアアウトサイドハンドルに関するものである。
従来、車両用ドアの開閉に係る制御を行う車両用ドアロック装置としては、例えば特許文献1や特許文献2に記載された自動車用ドアのハンドル装置が用いられている。これらのハンドル装置は、車両用ドアの施錠もしくは解錠のために操作される。
近年、車両ボディに例えばヒンジ軸線を中心として揺動自在に支持されたサイドドアやバックドア(テールゲート)などの車両用ドアを、モータにより移動させて車両ボデーに形成されたドア開口を開閉する車両用ドア開閉装置が提案されている(例えば、特許文献3参照)。この車両用ドア開閉装置は、車両外側に設けられた起動スイッチの操作に基づいて車両用ドアの保持機構を解除し、モータを駆動して車両用ドアを開動作させる。
特表2002−531735号公報 特開2003−221949号公報 特開2003−3717号公報
ところで、上記の車両用ドアロック装置のハンドル装置に設けられたスイッチは、車両の側面から容易に操作可能に形成されている。このようなスイッチを上記の車両用ドア開閉装置の操作スイッチとして用いることが考えられる。その場合、車両用ドアを閉じようとすると、車両用ドアは操作者から逃げるように横方向に回動するため、上手くスイッチをオンすることができない場合がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、操作性の良い起動スイッチを備えた車両用ドア及び車両用ドア制御装置を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両用ドアであって、該車両用ドアのドアアウタパネルに支持され、前記車両用ドアを開閉するために操作されるハンドル部及び前記ドアアウタパネルに対して該ハンドル部を操作可能な状態で位置保持するためのハンドルキャップを備えたアウトサイドハンドルと、車両の外側に設けられ、該車両用ドアの開閉動作を起動するための起動スイッチと、前記起動スイッチの操作に基づいて前記車両用ドアを開閉駆動する車両用ドア制御装置と、を備え、前記ハンドルキャップは、前記ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面を有し、前記起動スイッチは、前記取付面に取着されていることを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の車両用ドアにおいて、前記アウトサイドハンドルは、前記取付面に取着された前記起動スイッチの操作部よりも突出する保護壁を備えたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の車両用ドアにおいて、前記ハンドルキャップは、ドアアウタパネルに形成された開口を覆うように取着され、前記ドアアウタパネルに当接する上側当接部と下側当接部とを有し、該上側当接部の強度を該下側当接部よりも高くしたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用ドアにおいて、前記ハンドルキャップは、前記ドアアウタパネルに形成された開口を覆うように取着され、該ドアアウタパネルは前記ハンドルキャップが当接される上側開口端と下側開口端とを有し、該上側開口端の強度を該下側開口端よりも高くしたことを要旨とする。
請求項に記載の発明は、車両の外側に設けられた起動スイッチの操作に基づいて車両用ドアを開閉駆動する車両用ドア制御装置であって、前記車両用ドアのドアアウタパネルに支持され、前記車両用ドアを開閉するために操作されるハンドル部及び該ハンドル部を前記ドアアウタパネルに支持するためのハンドルキャップを備えアウトサイドハンドルを備え、前記ハンドルキャップは、前記ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面を有し、前記起動スイッチは、前記取付面に取着されている。
請求項に記載の発明は、車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両用ドアのドアアウタパネルに支持された車両用ドアアウトサイドハンドルであって、前記車両用ドアを開閉するために操作されるハンドル部と、前記ハンドル部を前記ドアアウタパネルに支持するためのハンドルキャップと、前記車両用ドアの開閉動作を起動するための起動スイッチとを備え、前記ハンドルキャップはその外表面の一部に前記ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜して形成され前記起動スイッチが取着される取付面を有する。
(作用)
請求項1に記載の発明によれば、ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面に取着された起動スイッチは、下方から斜め上方に向かって操作されるため、車両用ドアの開閉に対して操作感がよく、また確実に起動スイッチを操作することができる。
また、取付面はドアアウタパネルに対してハンドル部を操作可能な状態で位置保持するためのハンドルキャップに形成されているため、確実に起動スイッチを操作することができる。
請求項に記載の発明によれば、アウトサイドハンドルには、取付面に取着された起動スイッチの操作部よりも突出する保護壁を備えられ、相手物が接触しても保護壁によって該起動スイッチが簡単に押されることがない。
請求項に記載の発明によれば、ハンドルキャップは、ドアアウタパネルに形成された開口を覆うように取着され、ドアアウタパネルに当接する上側当接部と下側当接部とを有し、該上側当接部の強度を該下側当接部よりも高くしたため、相手物によって側方から加わる力によって下側当接部が変形することによってハンドルキャップが回動して車両用ドア内に埋没し、起動スイッチが相手物によって押されることがない。
請求項に記載の発明によれば、ハンドルキャップは、ドアアウタパネルに形成された開口を覆うように取着され、該ドアアウタパネルはハンドルキャップが当接される上側開口端と下側開口端とを有し、該上側開口端の強度を該下側開口端よりも高くしたため、相手物によって側方から加わる力によって下側開口端が変形することによってハンドルキャップが回動して車両用ドア内に埋没し、起動スイッチが相手物によって押されることがない。
請求項に記載の発明によれば、ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面に取着された起動スイッチは、下方から斜め上方に向かって操作されるため、車両用ドアの開閉に対して操作感がよく、また確実に起動スイッチを操作することができる。
請求項に記載の発明によれば、ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面に車両用ドアの開閉動作を起動するための起動スイッチが取着され、該起動スイッチは、下方から斜め上方に向かって操作されるため、車両用ドアの開閉に対して操作感がよく、また確実に起動スイッチを操作することができる。
また、請求項5及び請求項6に記載の発明によれば、取付面はハンドル部を前記ドアアウタパネルに支持するためのハンドルキャップに形成されているため、確実に起動スイッチを操作することができる。
本発明によれば、操作性の良い起動スイッチを備えた車両用ドア、車両用ドア制御装置及び車両用ドアアウトサイドハンドルを提供することができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図3は、車両用ドアとしてのスイングドアの斜視図である。同図に示すように、スイングドア10にはアウトサイドハンドル11が取り付けられている。アウトサイドハンドル11は、ドア開閉操作を行うためのハンドル部12と、例えばキーシリンダに覆設されて意匠面を形成するハンドルキャップ13とを外側に突出させてスイングドア10の外形を形成するドアアウタパネル(ドア外板)10aの車両後部側に取着されている。ハンドル部12は、機械的なドア開閉操作を行う際に握られる部材である。
スイングドア10には、図5に示す車両用ドア制御装置20が備えられている。
車両用ドア制御装置20は、スイングドア10の車外側及び室内側にそれぞれ配置された起動スイッチとしての車外操作スイッチ21及び室内操作スイッチ22と、アクチュエータとしてのドア開閉駆動部23と、スイングドア10をドア開口の完全閉状態又は半閉状態で側部ボディに対して保持するラッチ駆動部24と、これらに接続された制御ユニット25とを備えている。尚、制御ユニット25は、操作検出手段、位置検出手段、計時手段、制御手段に相当する。
車外操作スイッチ21は、車外においてドア開閉駆動部23によるスイングドア10の開閉駆動を行う際に操作されるスイッチである。また、室内操作スイッチ22は、室内においてドア開閉駆動部23によるスイングドア10の開閉駆動を行う際に操作されるスイッチである。制御ユニット25は、車外操作スイッチ21又は室内操作スイッチ22の操作に応答してスイングドア10の自動開閉処理を起動する。
ラッチ駆動部24は、側部ボディに固定されたストライカと係脱するラッチと、ストライカとラッチの係合状態においてラッチと係脱するポールとを含み、ラッチ状態、ハーフラッチ状態及びアンラッチ状態を成す既知の構造体と、該構造体の状態を変更すべく作動するアクチュエータとを備える。制御ユニット25は、ラッチ駆動部24のアクチュエータを駆動制御し、スイングドア10の開操作時にはラッチ機構をアンラッチ状態へと変更し、スイングドア10の閉操作時にはラッチ機構をラッチ状態へと変更する。
ドア開閉駆動部23はスイングドア10に取着されており、ドア開閉駆動部23はこれに一端が連結され他端がピラー14に連結された駆動部材としてのレバー15(図6参照)を出没させることで図示しないヒンジ部材を支点にスイングドア10を回動させてこれを開閉する。
即ち、スイングドア10が閉じているとき、制御ユニット25は、車外操作スイッチ21又は室内操作スイッチ22の操作に基づき、ラッチ駆動部24を制御してラッチ機構をアンラッチ状態に変更し、ドア開閉駆動部23を制御してスイングドア10を回動させてこれを開く。また、スイングドア10が開いているとき、制御ユニット25は、車外操作スイッチ21又は室内操作スイッチ22の操作に基づき、ドア開閉駆動部23を制御してスイングドア10を回動させ、ラッチ駆動部24を制御してラッチ機構をラッチ状態に変更してこれを閉じる。
詳述すると、図6に概略構成図を示したように、このドア開閉駆動部23は、アクチュエータとしてのドア駆動モータ31と、第1減速機構32と、動力伝達機構としてのクラッチ33と、第2減速機構34と、レバー操作部35とを備えている。
ドア駆動モータ31は、制御ユニット25からの駆動信号に応じてその回転軸31aを正回転若しくは逆回転させる。第1減速機構32は、ドア駆動モータ31の回転軸31aに連結されており、所定の減速比で回転速度を減速させる。クラッチ33は、2枚の摩擦板33a,33bを備えた電磁クラッチであって、一方の摩擦板33aが第1減速機構32に連結され、他方の摩擦板33bが第2減速機構34に連結されている。
制御ユニット25は、車外操作スイッチ21又は室内操作スイッチ22の操作、スイングドア10の状態、スイングドア10に対する手動操作等に応じて、両摩擦板33a,33b間の断接と、クラッチ33により伝達されるトルクを制御する。
第2減速機構34は、所定の減速比でクラッチ33(摩擦板33b)の回転速度を減速させる。第2減速機構34に連結されたレバー操作部35には、上記レバー15が連結されており、該レバー操作部35は第2減速機構34における回転運動を直線運動に変換してレバー15を出没させる。
クラッチ33と第2減速機構34との間には、図7に示す位置検出手段としてのドア開度センサ36が設けられている。ドア開度センサ36は、クラッチ33と第2減速機構34との間で伝達される回転、詳しくは、第2減速機構34に入力されるクラッチ33からの回転状態、又はクラッチ33から第2減速機構34に出力される回転に対応する信号を出力するものであり、例えばホール素子が用いられる。ホール素子は、クラッチ33の摩擦板33bに取着された磁石による磁束の変化に応じた信号を出力するように取着されている。この信号により、制御ユニット25は、レバー15の出没量及び移動方向を検出する。このレバー15の出没によってスイングドア10が開閉する。従って、スイングドア10は、このレバーの出没量に応じた開度及び移動方向に応じた開閉方向となり、制御ユニット25は、ドア開度センサ36の出力信号に基づいてレバー15の出没量及び移動方向、即ちスイングドア10の開度及び開閉方向を検出する。
次に、制御ユニット25の構成を説明する。
図7に示されるように、制御ユニット25は、CPU(中央処理装置)41、モータ駆動回路42、クラッチ駆動回路43、パルス幅変調回路44を備えている。
CPU41は、入力回路45を介して車外操作スイッチ21と室内操作スイッチ22に接続されており、これらから入力した信号に基づきスイングドア10の開閉操作の有無を検出する。また、CPU41は、入力回路46を介してドア開度センサ36と接続されており、これから入力した信号(パルス信号)をカウントすることによりレバー15の出没量、即ちスイングドア10の開度を検出する。
モータ駆動回路42は、CPU41に電気的に接続されており、図示しないバッテリからバッテリ電圧+Bが供給されている。モータ駆動回路42は、CPU41からの信号に基いて、該信号に応じた極性にてドア開閉駆動部23のドア駆動モータ31に駆動電力を供給し、ドア駆動モータ31は該駆動電力に基づいて正転又は逆転する。
クラッチ駆動回路43は、CPU41に電気的に接続されており、図示しないバッテリからバッテリ電圧+Bが供給されている。クラッチ駆動回路43は、CPU41からの作動信号に基いてドア開閉駆動部23のクラッチ33を作動させるべく駆動電力を供給又は停止する。又、CPU41とクラッチ33との間には、クラッチ33に供給される電力値を可変するためのパルス幅変調回路44が電気的に接続されている。CPU41は、このパルス幅変調回路44に対して供給する制御信号のパルス幅を、制御しようとするクラッチ33の接続状態(クラッチ出力)に応じて変更する。パルス幅変調回路44は、その制御信号に応答してオンオフするスイッチング素子(例えばNチャネルMOSトランジスタ)44aを備え、該スイッチング素子44aのオンオフする比率によってクラッチ33に流れる平均的な電流を変更する。
即ち、CPU41は、パルス幅変調回路44の所謂PWM制御によってクラッチ33のクラッチ出力を制御する。尚、本実施形態のクラッチ33は、駆動電力が供給されない停止状態において両摩擦板33a,33bが接続された完全な接続状態にあり、供給される駆動電力の値に応じて摩擦板33a,33bが離間するようになっている。従って、CPU41は、クラッチ33に駆動電力を供給しないように制御信号を出力し、それによってクラッチ33は完全な接続状態となる。また、CPU41は、スイッチング素子44aをオンオフするように制御信号を出力し、それによってクラッチ33には断続的にスイッチング素子44aがオンすることによって平均的な電流が流れ、クラッチ33は不完全な接続状態となる。このとき、クラッチ33を完全な接続状態とする場合に比べて電流量が少なくなるため、それにより消費電力が少なくなる。
次に、アウトサイドハンドル11について図1及び図2に基づき説明する。なお、図1(a)はスイングドア10に正対する方向から見た立面図であり、図1(b)は一部断面図である。図2は、アウトサイドハンドル11を斜め下方から見上げるようにした一部斜視図である。
図1に示されるように、アウトサイドハンドル11のハンドル部12及びハンドルキャップ13はドアアウタパネル10aに対して車室外側に配置されている。ハンドル部12はドアアウタパネル10aを挟んでハンドルフレームに対し所定の範囲で回動可能に連結されている。ハンドルキャップ13は、ハンドル部12を操作可能な状態で位置保持する。ハンドル部12の手動による回動操作によってラッチ駆動部24のラッチ機構をアンラッチ状態に変更し、スイングドア10の開操作が可能になる。そのハンドル部12には、図示しない車両用ドアロック装置を動作させるための操作スイッチ16が設けられている。操作スイッチ16は、ハンドル部12の側面(垂直面)に設けられており、該操作スイッチ16の操作に基づいて車両用ドアロック装置が動作してスイングドア10が施錠される。
ハンドルキャップ13は、ドアアウタパネル10aに固定されている。ハンドルキャップ13は、ドアアウタパネル10aに対面する方向に向かって突出する略台形状に形成されている。また、ハンドルキャップ13には、車両の外側下方に面する取付面51が形成され、その取付面51よりハンドル部12側に保護壁52が形成されている。そして、取付面51には車外操作スイッチ21が取付けられている。ハンドルキャップ13は、ドアアウタパネル10aに固定されているため、確実に車外操作スイッチ21を操作することができる。車外操作スイッチ21は、ゴムなどの被覆によって防水・防塵構造とされている。また、車外操作スイッチ21とハンドルキャップ13の間は、シール材等によって該ハンドルキャップ13内への防水・防塵が施されている。
車外操作スイッチ21はプッシュスイッチであり、取付面51と直交する方向からの操作に基づいてオン・オフされる。従って操作者は、車外操作スイッチ21について、車両の外側下方から内側上方に向かって押し上げるように操作することで、該車外操作スイッチ21をオン・オフする。保護壁52は、車外操作スイッチ21の操作部21aよりも突出するように形成されており、この保護壁52は、例えば人の腕よりも曲率の大きな物体がハンドルキャップ13に当接しても車外操作スイッチ21がオン及びオフされないように形成されている。
図1(b)に示すように、ドアアウタパネル10aには、開口53が形成され、ハンドルキャップ13は該開口53を覆うように取着されている。ハンドルキャップ13は、該開口53に挿入される挿入部54が形成されている。
ドアアウタパネル10aの上側開口端55aは、スイングドア10の内側(同図1(b)において右側)に向かってリブ56が屈曲形成されている。該リブ56は、ドアアウタパネル10aの上側開口端55aを補強している。つまり、ドアアウタパネル10aの上側開口端55aは、下側開口端55bに比べて剛性・強度が大きくなるように形成されている。
ハンドルキャップ13は、ドアアウタパネル10aの上側開口端55aと当接する上側当接部57aの厚みが、ドアアウタパネル10aの下側開口端55bと当接する下側当接部57bの厚みに比べて厚く形成されている。従って、上側当接部57aの強度を下側当接部57bの強度に比べて高くしている。
上記のように構成されたハンドルキャップ13の作用を説明する。
操作者は、ハンドルキャップ13に設けられた車外操作スイッチ21を下方から押し上げるように操作し、その操作に基づいて車両用ドア制御装置20の制御ユニット25はスイングドア10を開閉駆動する。操作者は、スイングドア10が閉じている場合にこれを開くべく車外操作スイッチ21を下方から押し上げるように操作するため、操作スイッチ16のように側方から操作するスイッチと比べてスイングドア10の移動による力の全てが直接的にスイッチを操作する指等に加わりにくく、操作感が従来例に比べて改善される。逆に、スイングドア10が開いている場合、操作者はこれを閉じるべく車外操作スイッチ21を下方から押し上げるように操作するため、スイングドア10が閉方向に移動しても、斜め上方に向かって操作するその操作力により車外操作スイッチ21を確実に操作することができる。
また、ハンドルキャップ13には保護壁52が形成されているため、車両の側方を通過する人の腕などがアウトサイドハンドル11に触れても、その保護壁52によって車外操作スイッチ21がオン又はオフされるのが防止される。このため、操作者が意図しないスイングドア10の開閉を防止する。
ドアアウタパネル10aの上側開口端55aは、それの下側開口端55bに比べて強度が高い。また、ハンドルキャップ13は、ドアアウタパネル10aと当接する上側当接部57aの強度が下側当接部57bのそれに比べて高い。従って、他の車両の衝突等によってハンドルキャップ13に対して図4(a)の矢印方向に力が加わった場合、図4(b)に示すように、ドアアウタパネル10aの下側開口端55bやハンドルキャップ13の下側当接部57bが変形し、ハンドルキャップ13の下側当接部57bがスイングドア10内に埋没する。また、ハンドルキャップ13は、それに加わる力の大きさによって、図4(c)に示すように、ハンドルキャップ13の略全部がスイングドア10内に埋没する。その結果、スイングドア10に衝突する相手物によって車外操作スイッチ21が押されることを防止し、操作者が意図しないスイングドア10の開閉を防止する。
以上、本実施形態によれば、以下のような特徴を得ることができる。
(1)ハンドルキャップ13には斜め下方から上方に向かって操作するように車外操作スイッチ21が設けられている。従って、スイングドア10を開くべく操作した場合において、スイングドア10の移動による力を指等に受けにくくなり、操作感を向上させることができる。また、スイングドア10を閉じるべく操作した場合において、車外操作スイッチ21を確実に操作することができる。
(2)ハンドルキャップ13に保護壁52を形成した。その結果、車両の側方を通過する人の腕などがアウトサイドハンドル11に触れても、その保護壁52によって車外操作スイッチ21がオン又はオフされるのが防止され、操作者が意図しないスイングドア10の開閉を防止することができる。
(3)ドアアウタパネル10aにおいて、上側開口端55aの強度を下側開口端55bのそれに比べて高くした。また、ハンドルキャップ13において、上側当接部57aの強度を下側当接部57bのそれに比べて高くした。従って、他の車両の衝突等によって側方から力が加わると、その力によって下側開口端55bや下側当接部57bが変形し、ハンドルキャップ13が上側当接部57aを支点として回動するため、車外操作スイッチ21の操作部21aが相手物に向かうことがない。そして、ハンドルキャップ13の下側当接部57b、ひいてはハンドルキャップ13の略全部がスイングドア10内に埋没する。その結果、スイングドア10に衝突する相手物によって車外操作スイッチ21が押されることが防止され、操作者が意図しないスイングドア10の開閉を防止することができる。
なお、上記各実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態においては、ハンドルキャップ13にスイングドア10の施錠・解錠を行なうためのキーシリンダを設けても良い。
・上記実施形態において、ハンドルキャップ13の上側当接部57aと下側当接部57bの強度のみを調整しても良い。また、ドアアウタパネル10aの上側開口端55aと下側開口端55bの強度のみを調整してもよい。
・上記実施形態において、ハンドルキャップ13は、厚みによって上側当接部57aの強度を下側当接部57bの強度に比べて高く形成したが、強度を高めるためにリブ等の補強部を設けるようにしてもよい。
・上記実施形態では、ハンドル部12にスイングドア10を施錠するための操作スイッチ16を設けたが、これを省略しても良い。例えば、車外操作スイッチ21によって施錠のための制御と開閉のための制御を開始するようにし、それによって操作スイッチ16を省略しても良い。
・ハンドルキャップ13を用いなくても良く、この場合、車外操作スイッチ21は、ハンドル部12に設けられていればよい。
・上記各実施形態は、車両の側部ボディに形成されたドア開口を開閉すべく支持されたスイングドア10に具体化したが、車両の後部ボディに形成されたドア開口を開閉すべく支持されたドアに具体化してもよい。また、揺動可能に支持されたスイングドア10に具体化したが、上下方向に開口するドアやスライドドアに具体化して実施しても良い。尚、駆動部材は、各実施形態に応じてレバー以外の部材に変更されることは言うまでもない。
・上記各実施形態において、ドア開度センサ36は、スイングドア10の開閉操作に応じた信号を出力するセンサや、レバー15の出没量に応じた信号を出力するセンサであればよい。例えば、減速機構34の出力ギヤの回転を検出するためのロータリエンコーダ、レバー15の出没量を検出するためのリニアエンコーダ、スイングドア10を揺動可能に支持するヒンジ部においてヒンジ軸の回転を検出するためのホールICやロータリエンコーダを用いて実施しても良い。
・上記各実施形態では、室内操作スイッチ22をスイングドア10に設けたが、これをインストルメントパネルやセンターコンソールなどに設けても良い。また、車外操作スイッチ21と室内操作スイッチ22には、それぞれ機械式スイッチ、静電容量式のタッチセンサによりドアの開閉要求を検出するもの、等を用いても良い。
(a)は一実施形態のアウトサイドハンドルの正面図、(b)はハンドルキャップの概略断面図。 同実施形態のアウトサイドハンドルの一部斜視図。 スイングドアを示す斜視図。 (a)〜(c)はスイッチ部の動きを示す説明図。 車両用ドア制御装置の概略構成を示す模式図。 車両用ドア制御装置の概略構成図。 車両用ドア制御装置の電気的構成を示すブロック図。
符号の説明
10…車両用ドアとしてのスイングドア10、10a…ドアアウタパネル、11…アウトサイドハンドル、12…ハンドル部、13…ハンドルキャップ、20…車両用ドア制御装置、21…起動スイッチとしての車外操作スイッチ、21a…操作部、51…取付面、52…保護壁、53…開口、55a…上側開口端、55b…下側開口端、57a…上側当接部、57b…下側当接部。

Claims (6)

  1. 車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両用ドアであって、
    該車両用ドアのドアアウタパネルに支持され、前記車両用ドアを開閉するために操作されるハンドル部及び前記ドアアウタパネルに対して該ハンドル部を操作可能な状態で位置保持するためのハンドルキャップを備えたアウトサイドハンドルと、
    車両の外側に設けられ、該車両用ドアの開閉動作を起動するための起動スイッチと、
    前記起動スイッチの操作に基づいて前記車両用ドアを開閉駆動する車両用ドア制御装置と、
    を備え、
    前記ハンドルキャップは、前記ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面を有し、
    前記起動スイッチは、前記取付面に取着されていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記アウトサイドハンドルは、前記取付面に取着された前記起動スイッチの操作部よりも突出する保護壁を備えたことを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記ハンドルキャップは、ドアアウタパネルに形成された開口を覆うように取着され、前記ドアアウタパネルに当接する上側当接部と下側当接部とを有し、該上側当接部の強度を該下側当接部よりも高くしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用ドア。
  4. 前記ハンドルキャップは、前記ドアアウタパネルに形成された開口を覆うように取着され、該ドアアウタパネルは前記ハンドルキャップが当接される上側開口端と下側開口端とを有し、該上側開口端の強度を該下側開口端よりも高くしたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の車両用ドア。
  5. 車両の外側に設けられた起動スイッチの操作に基づいて車両用ドアを開閉駆動する車両用ドア制御装置であって、
    前記車両用ドアのドアアウタパネルに支持され、前記車両用ドアを開閉するために操作されるハンドル部及び該ハンドル部を前記ドアアウタパネルに支持するためのハンドルキャップを備えるアウトサイドハンドルを備え、
    前記ハンドルキャップは、前記ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜した取付面を有し、
    前記起動スイッチは、前記取付面に取着されていることを特徴とする車両用ドア制御装置。
  6. 車両ボディに形成されたドア開口を開閉する車両用ドアのドアアウタパネルに支持された車両用ドアアウトサイドハンドルであって、
    前記車両用ドアを開閉するために操作されるハンドル部と、
    前記ハンドル部を前記ドアアウタパネルに支持するためのハンドルキャップと、
    前記車両用ドアの開閉動作を起動するための起動スイッチとを備え、
    前記ハンドルキャップは、その外表面の一部に前記ドアアウタパネルに対面する方向において斜め下方に面するように傾斜して形成され前記起動スイッチが取着される取付面を有することを特徴とする車両用ドアアウトサイドハンドル。
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