JPH0655712B2 - メルカプトカルボン酸エステルの連続的合成方法 - Google Patents
メルカプトカルボン酸エステルの連続的合成方法Info
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- JPH0655712B2 JPH0655712B2 JP2263691A JP26369190A JPH0655712B2 JP H0655712 B2 JPH0655712 B2 JP H0655712B2 JP 2263691 A JP2263691 A JP 2263691A JP 26369190 A JP26369190 A JP 26369190A JP H0655712 B2 JPH0655712 B2 JP H0655712B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C327/00—Thiocarboxylic acids
- C07C327/20—Esters of monothiocarboxylic acids
- C07C327/22—Esters of monothiocarboxylic acids having carbon atoms of esterified thiocarboxyl groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C319/00—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
- C07C319/02—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of thiols
- C07C319/12—Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of thiols by reactions not involving the formation of mercapto groups
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明はメルカプトカルボン酸エステルの製造、特にチ
オグリコール酸のオクチルエステルの製造に係る。
オグリコール酸のオクチルエステルの製造に係る。
塩化ビニルポリマーの錫安定剤の調製用のこれらのエス
テルの大きな展開により、それらの連続的製造及び合成
収率の向上が大いに望まれている。また一方では、安定
剤の品質はエステルの品質、特にその純度及び貯蔵安定
性に大きく左右される。
テルの大きな展開により、それらの連続的製造及び合成
収率の向上が大いに望まれている。また一方では、安定
剤の品質はエステルの品質、特にその純度及び貯蔵安定
性に大きく左右される。
水は共沸混合物を形成するアルコール、たとえば2−エ
チルヘキサノール又はC8アルコールの異性体(イソオ
クタノール)の混合物を、熱に安定な有機酸を使用して
エステル化することは容易と思われるけれども、熱に不
安定なメルカプトカルボン酸、たとえばチオグリコール
酸の場合には同様には考えられない。実際、この酸は次
式に従い脱水によってエステル化できるオリゴマーを形
成して、望ましくない副生物を生じる。
チルヘキサノール又はC8アルコールの異性体(イソオ
クタノール)の混合物を、熱に安定な有機酸を使用して
エステル化することは容易と思われるけれども、熱に不
安定なメルカプトカルボン酸、たとえばチオグリコール
酸の場合には同様には考えられない。実際、この酸は次
式に従い脱水によってエステル化できるオリゴマーを形
成して、望ましくない副生物を生じる。
ここでnは主として1に等しい(二量体)が、1より大
でもあり得る。この直鎖二量体は次式により容易にエス
テル化し得ることも知られている。
でもあり得る。この直鎖二量体は次式により容易にエス
テル化し得ることも知られている。
このように、チオグリコール酸のようなメルカプトカル
ボン酸のエステル化は幾つかの競争反応を含み、使用さ
れる操作条件に応じて多少とも望ましくない副生物の有
意な生成を起し得る。非連続操作では、エステル化した
二量体の生成を妨げ、同時にメルカプトカルボン酸の高
い転化率を得ることはうまく行かない。
ボン酸のエステル化は幾つかの競争反応を含み、使用さ
れる操作条件に応じて多少とも望ましくない副生物の有
意な生成を起し得る。非連続操作では、エステル化した
二量体の生成を妨げ、同時にメルカプトカルボン酸の高
い転化率を得ることはうまく行かない。
エステル化を連続的に実施し、反応混合物中の残留水の
濃度が0.5重量%未満となるように生成水を規則的に除
けば、所望のエステルに対する選択性を大いに向上し得
ることが判明した。意外にも、これらの条件下では、反
応時間が非連続的方法のそれより明らかに短いことも判
明した。
濃度が0.5重量%未満となるように生成水を規則的に除
けば、所望のエステルに対する選択性を大いに向上し得
ることが判明した。意外にも、これらの条件下では、反
応時間が非連続的方法のそれより明らかに短いことも判
明した。
そこで本発明は、水は共沸混合物を形成するアルコール
のメルカプトカルボン酸エステルの製造方法であって、
エステル化を過剰のアルコールの存在下に連続的に実施
すると及び反応混合物中の残留水の濃度がいつも0.5重
量%未満、好ましくは0.1重量%以下、そして有利には
0.05重量%未満になるような温度で真空下に共沸蒸留に
よって飛沫同伴(entrain)し、生成水をその生成につれ
て除去することを特徴とする。
のメルカプトカルボン酸エステルの製造方法であって、
エステル化を過剰のアルコールの存在下に連続的に実施
すると及び反応混合物中の残留水の濃度がいつも0.5重
量%未満、好ましくは0.1重量%以下、そして有利には
0.05重量%未満になるような温度で真空下に共沸蒸留に
よって飛沫同伴(entrain)し、生成水をその生成につれ
て除去することを特徴とする。
本発明の方法は単独の反応器で実施することができる。
しかしながら、2つの(直列の)連続する反応器で操作
するのが好ましく、第1反応器は0.2〜0.5%の残留水の
濃度で操作し、第2反応器は0.1%未満、好ましくは0.0
5%未満の残留水の濃度で操作する。
しかしながら、2つの(直列の)連続する反応器で操作
するのが好ましく、第1反応器は0.2〜0.5%の残留水の
濃度で操作し、第2反応器は0.1%未満、好ましくは0.0
5%未満の残留水の濃度で操作する。
単独の反応器又は2つの反応器を直列に使用する場合の
第1反応器へのアルコール及びメルカプトカルボン酸の
給送は、アルコール/メルカプトカルボン酸のモル比が
1.1〜1.4になるように制御しなければならない。水と共
に伴出するアルコールはデカンテーションにより水と分
離して反応器に再循環する。
第1反応器へのアルコール及びメルカプトカルボン酸の
給送は、アルコール/メルカプトカルボン酸のモル比が
1.1〜1.4になるように制御しなければならない。水と共
に伴出するアルコールはデカンテーションにより水と分
離して反応器に再循環する。
使用するエステル化触媒は好ましくは硫酸であるが、た
とえばメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−
トルエンスルホン酸のような他の公知のエステル化触媒
を使用することも可能である。使用される触媒量は選択
性に影響せずに広い範囲内で変えることができるが、一
般的には1molのメルカプトカルボン酸について約0.25
〜12.5mmol、好ましくは1.25〜5mmolである。
とえばメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸又はp−
トルエンスルホン酸のような他の公知のエステル化触媒
を使用することも可能である。使用される触媒量は選択
性に影響せずに広い範囲内で変えることができるが、一
般的には1molのメルカプトカルボン酸について約0.25
〜12.5mmol、好ましくは1.25〜5mmolである。
反応器中の圧力は生成する水の充分な除去ができるよう
に制御する。それは残留水の濃度について選択される数
値によるのみならず、反応混合物の温度によっても左右
され、より低い温度ではより低い圧力を必要とする。
に制御する。それは残留水の濃度について選択される数
値によるのみならず、反応混合物の温度によっても左右
され、より低い温度ではより低い圧力を必要とする。
本発明のエステル化を行う温度は選択される残留水の濃
度、使用する圧力及び使用するアルコールの種類の変化
に応じて広い範囲内で変化し得る。一般には、温度は約
80〜140℃が有利である。2−エチルヘキサノール及び
イソオクタノールの場合には、約120〜130℃の温度で反
応を実施するのが好ましい。
度、使用する圧力及び使用するアルコールの種類の変化
に応じて広い範囲内で変化し得る。一般には、温度は約
80〜140℃が有利である。2−エチルヘキサノール及び
イソオクタノールの場合には、約120〜130℃の温度で反
応を実施するのが好ましい。
反応混合物の残留水の濃度は公知方法により、たとえば
赤外定量によってモニターすることができる。
赤外定量によってモニターすることができる。
反応器中の反応物の滞留時間は広い範囲内で変えること
ができる。それは有利には10〜150分であって好ましく
は約30〜80分である。
ができる。それは有利には10〜150分であって好ましく
は約30〜80分である。
本発明の方法は特にチオグリコール酸のオクチルエステ
ルの合成をその目標とするけれども、たとえばチオ乳酸
又は3−メルカプトプロピオン酸のような他のメルカプ
トカルボン酸から誘導されるエステル、及び/又は他の
C2〜C18脂肪族若しくは脂環式のアルコール、好まし
くはたとえばブタノール,ヘキサノール,シクロヘキサ
ノール,デカノール及びドデカノールのようなC4〜C
12アルコールから誘導されるエステルの製造にも応用で
きる。
ルの合成をその目標とするけれども、たとえばチオ乳酸
又は3−メルカプトプロピオン酸のような他のメルカプ
トカルボン酸から誘導されるエステル、及び/又は他の
C2〜C18脂肪族若しくは脂環式のアルコール、好まし
くはたとえばブタノール,ヘキサノール,シクロヘキサ
ノール,デカノール及びドデカノールのようなC4〜C
12アルコールから誘導されるエステルの製造にも応用で
きる。
次の実施例は本発明を説明するものであり、それを限定
するものではない。使用する略号は次の意味を有する。
するものではない。使用する略号は次の意味を有する。
TGA:チオグリコール酸 HS−CH2−COOH EHTG:チオグリコール酸2−エチルヘキシル HS−CH2−COO−CH2CH(C2H5)-(CH2)3-CH3 DIM:TGAの二量体 HS−CH2−CO−S−CH2−COOH EDM:TGAの二量体の2−エチルヘキシルエステル HS−CH2−CO−S−CH2−COO−CH2CH(C2H5)-(C
H2)3-CH3 EDS:ジチオジグリコール酸2−エチルヘキシル C8H17−OCO−CH2−S−S−CH2−COO−C8H17 実施例1 二量壁によりサーモスタット制御され、真空及び水位の
調節用の公知手段を備え、1.5の容積及び3.5の高さ/
直径比を有する撹拌型ガラス製反応器を使用した。それ
を凝縮器を介して真空ポンプに連結し、水/アルコール
共沸混合物を分離して、アルコールを反応器に再循環し
た。
H2)3-CH3 EDS:ジチオジグリコール酸2−エチルヘキシル C8H17−OCO−CH2−S−S−CH2−COO−C8H17 実施例1 二量壁によりサーモスタット制御され、真空及び水位の
調節用の公知手段を備え、1.5の容積及び3.5の高さ/
直径比を有する撹拌型ガラス製反応器を使用した。それ
を凝縮器を介して真空ポンプに連結し、水/アルコール
共沸混合物を分離して、アルコールを反応器に再循環し
た。
この反応器にTGA35重量%、DIM0.1重量%、2−
エチルヘキサノール64.8重量%及びH2SO40.1重量%を含
有する混合物を1250g/hで連続的に給送した。
エチルヘキサノール64.8重量%及びH2SO40.1重量%を含
有する混合物を1250g/hで連続的に給送した。
下記の数値: 滞留時間 55分 温度 130℃ 圧力 25.33kPa(190torr) 酸価(AN) 8.6mgKOH/g の操作パラメータの平衡を得るための通常の段階の後、
0.44%のTGAを含有する水性相81.4g/hを凝縮器に
捕集して、混合物を1160g/hで連続的に取出した。そ
の混合物を酸滴定(TGA)、NMR(有機成分全部)
及びIR(水)により分析して次の組成を定量すること
ができた。
0.44%のTGAを含有する水性相81.4g/hを凝縮器に
捕集して、混合物を1160g/hで連続的に取出した。そ
の混合物を酸滴定(TGA)、NMR(有機成分全部)
及びIR(水)により分析して次の組成を定量すること
ができた。
重量% TGA 1.4 エチルヘキサノール 17.45 EHTG 80.6 EDM 0.2 EDS 0.1 水 0.25 この組成はTGAの転化率96%及びEHTGの選択率約
99.4%に対応する。
99.4%に対応する。
実施例2〜5 操作パラメータ(滞留時間、温度、圧力)の中の少くと
も1つを修整する以外は実施例1と同じ手順とした。
も1つを修整する以外は実施例1と同じ手順とした。
操作条件及びそれにより得た結果を実施例1のそれらと
共に、次表にまとめた。
共に、次表にまとめた。
比較例6(非連続実験) 大体TGA39.4重量%、DIM0.1重量%、2−エチル
ヘキサノール60.4重量%及びH2SO40.1重量%を含有する
混合物1600gを、撹拌されサーモスタットされた2−l
の反応器に導入した。次いで混合物を真空下に110〜130
℃に加熱した。当初の圧力100kPaは7時間後に2.66kPa
に降下した。
ヘキサノール60.4重量%及びH2SO40.1重量%を含有する
混合物1600gを、撹拌されサーモスタットされた2−l
の反応器に導入した。次いで混合物を真空下に110〜130
℃に加熱した。当初の圧力100kPaは7時間後に2.66kPa
に降下した。
上記の終ったとき、反応混合物は3.7mgKOH/gの酸価を
有し、その分析結果は次のモル組成を示した。
有し、その分析結果は次のモル組成を示した。
EHTG 88% EDM 1.09% エチルヘキサノール 10% これはTGAの転化率98%及びEHTGの選択率97.5%
に対応する。
に対応する。
2番目の実験では同条件であるがエチルヘキサノール/
TGAのモル比を更に高くして(1.1の代りに1.2とし
て)実施した。即ち、TGH37重量%、DIM0.1重量
%、2−エチルヘキサノール62.8重量%及びH2SO40.1重
量%を含有する混合物1600gを使用して8時間の反応時
間後次の結果を得た。
TGAのモル比を更に高くして(1.1の代りに1.2とし
て)実施した。即ち、TGH37重量%、DIM0.1重量
%、2−エチルヘキサノール62.8重量%及びH2SO40.1重
量%を含有する混合物1600gを使用して8時間の反応時
間後次の結果を得た。
AN 1.6mgKOH/g EHTG 77% EDM 0.7% エチルヘキサノール 22.1% これはTGAの転化率99%及びEHTGに対する選択率
98.2%に対応する。
98.2%に対応する。
連続的に実施した実施例1〜5と比較して、非連続様式
は遥かに長時間であり、EDMの生成を生じることが判
明した。
は遥かに長時間であり、EDMの生成を生じることが判
明した。
実施例7 実施例1に記載したのと同じ2つの反応器を直列に配置
して反応を行った。
して反応を行った。
第1反応器は実施例1と全く同一の条件下に操作した。
第2反応器には第1反応器から取出した生成物を給送し
(1160g/h)、下記条件下に操作した。
第2反応器には第1反応器から取出した生成物を給送し
(1160g/h)、下記条件下に操作した。
滞留時間 40分 温度 130℃ 圧力 9.33kPa 酸価 1.2mgKOH/g 操作平衡に達すると、下記の組成: 重量% TGA 0.2 エチルヘキサノール 15.1 EHTG 84.3 EDM 0.27 EDS 0.08 水 0.04 を有する生成物を1145g/hで第2反応器から連続的に
取出した。これはTGAの転化率99.4%及びEHTGの
選択率99.35%に対応する。
取出した。これはTGAの転化率99.4%及びEHTGの
選択率99.35%に対応する。
実施例8 2−エチルヘキサノールをイソオクタノール(C8アル
コールの異性体の工業品位の混合物)に置換えて、直列
の2つの反応器中で実施例7と同様の手順を行った。
コールの異性体の工業品位の混合物)に置換えて、直列
の2つの反応器中で実施例7と同様の手順を行った。
次表に操作条件及び得られた結果をまとめた。
実施例9 カスケード式の2つの反応器を使用して実施例7と同様
な操作を連続的に行った。
な操作を連続的に行った。
第1反応器にはTGA47.6重量%、DIM0.4重量%、
ブタノール51.9重量%及びH2SO40.1重量%を含有する混
合物を1160g/hで給送して、下記の条件で操作した。
ブタノール51.9重量%及びH2SO40.1重量%を含有する混
合物を1160g/hで給送して、下記の条件で操作した。
滞留時間 60分 温度 73℃ 圧力 10kPa 操作状態が安定したとき、水性凝縮液を80g/hで除去
し、取出して得た生成物を第2反応器に給送し、次の条
件で操作した。
し、取出して得た生成物を第2反応器に給送し、次の条
件で操作した。
滞留時間 60分 温度 70℃ 圧力 6kPa 操作平衡に達したとき、第2反応器から取出したものを
連続的に回収した。それは次の重量組成を示した。
連続的に回収した。それは次の重量組成を示した。
TGA 0.6% ブタノール 15.5% チオグリコール酸ブチル 83.7% 水 0.1% これはTGAの転化率98.5%及びチオグリコール酸ブチ
ルの選択率99%以上に対応する。
ルの選択率99%以上に対応する。
実施例10 直列の2つの反応器を使用して実施例7と同様な操作を
次の条件下に連続的に行った。
次の条件下に連続的に行った。
第1反応器にはTGA25.1重量%、DIM0.2重量%、
イソトリデカノール74.6重量%及びH2SO40.1重量%を含
有する混合物を2200g/hで給送した。
イソトリデカノール74.6重量%及びH2SO40.1重量%を含
有する混合物を2200g/hで給送した。
操作状態が安定したとき、第2反応器の出口から取出し
て生成物を回収した。その物の酸価は1.6mgKOH/gであ
った。TGAの転化率は99%であってチオグリコール酸
イソトリデシルの選択率は99%以上であった。
て生成物を回収した。その物の酸価は1.6mgKOH/gであ
った。TGAの転化率は99%であってチオグリコール酸
イソトリデシルの選択率は99%以上であった。
フロントページの続き (72)発明者 ダニエル・リトビヌ フランス国、64230・レスカー、リユ・ド ユ・ピ・ドユ・ミデイ・ドソー、5 (56)参考文献 特開 昭57−11959(JP,A) 西独国特許公開1693111(DE,A) サンドゥー・加「官能基別有機化合物合 成法〔I〕」株式会社 廣川書店発行 第 263頁
Claims (9)
- 【請求項1】メルカプトカルボン酸と、水と共沸混合物
を形成するアルコールとのメルカプトカルボン酸エステ
ルの製造方法であって、エステル化を過剰のアルコール
の存在下に連続的に行うこと、及び反応混合物中の残留
水濃度がいつも0.5重量%未満となるような温度で真
空下に共沸蒸留して飛沫同伴し、生成水をその生成につ
れて除去することを特徴とする前記方法。 - 【請求項2】残留水の濃度が0.1重量%以下、好まし
くは0.05%未満である、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】エステル化を2つの連続する反応器で実施
し、第1反応器は0.2〜0.5%の残留水の濃度で操
作し、第2反応器は0.1%未満の残留水の濃度で操作
する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項4】反応を約80〜140℃の温度で実施す
る、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項5】単独の反応器又は第1反応器へのアルコー
ル及びメルカプトカルボン酸の給送をアルコール/酸の
モル比が1.1〜1.4となるように制御する、請求項
1〜4のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項6】エステル化触媒が硫酸、メタンスルホン
酸、ベンゼンスルホン酸又はp−トルエンスルホン酸で
ある、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項7】メルカプトカルボン酸がチオグリコール
酸、チオ乳酸又は3−メルカプトプロピオン酸である、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。 - 【請求項8】C2〜C18脂肪族又は脂環式アルコール
を使用する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方
法。 - 【請求項9】2−エチルヘキサノール又はイソオクタノ
ールを使用し、反応を約120〜130℃の温度で実施
する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8913102 | 1989-10-06 | ||
FR8913102A FR2652811B1 (fr) | 1989-10-06 | 1989-10-06 | Synthese continue d'esters d'acides mercaptocarboxyliques. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03130257A JPH03130257A (ja) | 1991-06-04 |
JPH0655712B2 true JPH0655712B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=9386171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2263691A Expired - Fee Related JPH0655712B2 (ja) | 1989-10-06 | 1990-10-01 | メルカプトカルボン酸エステルの連続的合成方法 |
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---|---|
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EP (1) | EP0421831B1 (ja) |
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KR (1) | KR940005960B1 (ja) |
CN (1) | CN1032307C (ja) |
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BR (1) | BR9004845A (ja) |
CA (1) | CA2024713C (ja) |
CZ (1) | CZ284576B6 (ja) |
DD (1) | DD295354A5 (ja) |
DE (1) | DE69001980T2 (ja) |
DK (1) | DK0421831T3 (ja) |
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HU (1) | HU212490B (ja) |
IE (1) | IE65292B1 (ja) |
SK (1) | SK278328B6 (ja) |
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JP5049568B2 (ja) * | 2006-11-24 | 2012-10-17 | 石原産業株式会社 | 金属分散液の製造方法 |
CN101195596B (zh) * | 2007-12-01 | 2010-06-16 | 西北师范大学 | 一种制备巯基乙酸乙酯的方法 |
JP2011084479A (ja) * | 2009-10-13 | 2011-04-28 | Showa Denko Kk | メルカプトカルボン酸多価アルコールエステルの製造方法 |
CN102229549B (zh) * | 2011-05-16 | 2013-11-06 | 潍坊益华化工有限公司 | 一种巯基乙酸异辛酯的制备方法 |
CN102775333B (zh) * | 2012-07-31 | 2014-07-16 | 烟台恒邦化工助剂有限公司 | 一种利用硫氨酯尾液制造巯基乙酸异辛酯的方法 |
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CN106518737A (zh) * | 2016-08-31 | 2017-03-22 | 湖北犇星化工有限责任公司 | 用于硫醇锡合成工艺的巯基乙酸异辛酯生产的质控方法 |
KR20220067352A (ko) | 2020-11-17 | 2022-05-24 | 주식회사 엘지화학 | 디에스터계 물질의 제조방법 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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