JPH06475B2 - 4輪駆動車の切換装置 - Google Patents
4輪駆動車の切換装置Info
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- JPH06475B2 JPH06475B2 JP18931285A JP18931285A JPH06475B2 JP H06475 B2 JPH06475 B2 JP H06475B2 JP 18931285 A JP18931285 A JP 18931285A JP 18931285 A JP18931285 A JP 18931285A JP H06475 B2 JPH06475 B2 JP H06475B2
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- Japan
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- wheel drive
- switch
- braking
- vehicle
- switching
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- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
本発明は、通常は前後輪の一方による2輪駆動で、必要
に応じ4WDスイッチの操作で4輪駆動の走行を行うパ
ートタイム式4輪駆動車の切換装置に関し、詳しくは4
WDスイッチ操作に拘らずブレーキング時に車速に対応
して2輪駆動、4輪駆動が自動的に選択される切換制御
に関するものである。
に応じ4WDスイッチの操作で4輪駆動の走行を行うパ
ートタイム式4輪駆動車の切換装置に関し、詳しくは4
WDスイッチ操作に拘らずブレーキング時に車速に対応
して2輪駆動、4輪駆動が自動的に選択される切換制御
に関するものである。
この種のパートタイム式4輪駆動車は本件出願人による
特開昭56−43035号公報等により既に多く提案さ
れており、前,後輪の間の伝動系に設けられているトラ
ンスファクラッチにより、大きい駆動力を得たい場合、
低摩擦路面の走行の場合に4輪駆動にすることで、4輪
駆動車特有の顕著な性能を発揮することが知られてい
る。 そして、このような走行状態での4輪駆動への切換え
は、或る程度,運転車の判断により適切に行い得るが、
種々の走行条件の変化を運転車が瞬時に且つ的確に判断
することは難しいことから各種のセンサ等を用いて電気
的に判断し、4輪駆動が望まれる場合に自動的に4輪駆
動に切換え制御することで、4輪駆動車特有の効果を最
大限利用する傾向にある。 従来、上記の直結型4輪駆動車の自動切換制御の1つと
してブレーキング時のものがあり、2輪駆動でのブレー
キング時には4輪駆動に切換えて被駆動論の早期ロック
を防止して安定化と,制動距離の短縮化を図るようにし
ている。
特開昭56−43035号公報等により既に多く提案さ
れており、前,後輪の間の伝動系に設けられているトラ
ンスファクラッチにより、大きい駆動力を得たい場合、
低摩擦路面の走行の場合に4輪駆動にすることで、4輪
駆動車特有の顕著な性能を発揮することが知られてい
る。 そして、このような走行状態での4輪駆動への切換え
は、或る程度,運転車の判断により適切に行い得るが、
種々の走行条件の変化を運転車が瞬時に且つ的確に判断
することは難しいことから各種のセンサ等を用いて電気
的に判断し、4輪駆動が望まれる場合に自動的に4輪駆
動に切換え制御することで、4輪駆動車特有の効果を最
大限利用する傾向にある。 従来、上記の直結型4輪駆動車の自動切換制御の1つと
してブレーキング時のものがあり、2輪駆動でのブレー
キング時には4輪駆動に切換えて被駆動論の早期ロック
を防止して安定化と,制動距離の短縮化を図るようにし
ている。
ところで、上記従来のブレーキング時の制御では一律に
4輪駆動を優先的に選択することで、摩擦係数の大きい
乾燥路面を比較的高速で走行する場合には有効である
が、摩擦係数の小さい路面の走行の場合には不具合を生
じることが実験的にわかった。 即ち、氷雪路面等の走行でのブレーキング時に4輪駆動
になっていると、前後輪同時に4輪ロックになって、2
輪駆動の場合の前輪の先ロック時よりもスピンを生じ易
く安定性が悪くなることが判明した。 一方、かかる低摩擦係数の路面では高速走行の頻度が殆
どなく、安全性を考慮して中、低速走行が行われる。ま
た高摩擦係数の路面での中,低速走行時のブレーキング
効果は2,4輪駆動のいずれでも大差はない。 このことから低摩擦係数の路面で走行する領域の中,低
速走行時のブレーキングの場合は、4輪ロックによる不
具合を回避する上で2輪駆動の状態を保つことが望まれ
る。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、低摩
擦係数の路面でのブレーキング時の安定性を図り、高摩
擦係数の路面での高速走行時のブレーキング効果は従前
と同様に発揮することが可能な4輪駆動車の切換装置を
提供することを目的としている。
4輪駆動を優先的に選択することで、摩擦係数の大きい
乾燥路面を比較的高速で走行する場合には有効である
が、摩擦係数の小さい路面の走行の場合には不具合を生
じることが実験的にわかった。 即ち、氷雪路面等の走行でのブレーキング時に4輪駆動
になっていると、前後輪同時に4輪ロックになって、2
輪駆動の場合の前輪の先ロック時よりもスピンを生じ易
く安定性が悪くなることが判明した。 一方、かかる低摩擦係数の路面では高速走行の頻度が殆
どなく、安全性を考慮して中、低速走行が行われる。ま
た高摩擦係数の路面での中,低速走行時のブレーキング
効果は2,4輪駆動のいずれでも大差はない。 このことから低摩擦係数の路面で走行する領域の中,低
速走行時のブレーキングの場合は、4輪ロックによる不
具合を回避する上で2輪駆動の状態を保つことが望まれ
る。 本発明は、このような点に鑑みてなされたもので、低摩
擦係数の路面でのブレーキング時の安定性を図り、高摩
擦係数の路面での高速走行時のブレーキング効果は従前
と同様に発揮することが可能な4輪駆動車の切換装置を
提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明は、低摩擦係数の路面
では殆ど中,低速走行され、この走行領域では高摩擦係
数の路面の場合にいずれに切換わってもブレーキング時
の効果に大差がない点に着目している。 そこで本発明は、前後輪の一方へは直接動力伝達し、4
WDスイッチの操作に伴うトランスファクラッチの係合
により上記前後輪の他方へも動力を伝達するパートタイ
ム式4輪駆動車において、車速を検出する車速センサ
と、ブレーキングを検出するブレーキスイッチと、4W
Dスイッチによる駆動モードを検出する駆動モードセン
サとからの信号が入力される制御ユニットを有し、上記
制御ユニットには、上記各センサからの入力信号に基づ
いて中,低速走行のブレーキング時には4WDスイッチ
操作にかかわらず2輪駆動を選択し、高速走行のブレー
キング時には4WDスイッチ操作にかかわらず4輪駆動
を選択するように切換える切換え手段を有してなること
を特徴とするものである。
では殆ど中,低速走行され、この走行領域では高摩擦係
数の路面の場合にいずれに切換わってもブレーキング時
の効果に大差がない点に着目している。 そこで本発明は、前後輪の一方へは直接動力伝達し、4
WDスイッチの操作に伴うトランスファクラッチの係合
により上記前後輪の他方へも動力を伝達するパートタイ
ム式4輪駆動車において、車速を検出する車速センサ
と、ブレーキングを検出するブレーキスイッチと、4W
Dスイッチによる駆動モードを検出する駆動モードセン
サとからの信号が入力される制御ユニットを有し、上記
制御ユニットには、上記各センサからの入力信号に基づ
いて中,低速走行のブレーキング時には4WDスイッチ
操作にかかわらず2輪駆動を選択し、高速走行のブレー
キング時には4WDスイッチ操作にかかわらず4輪駆動
を選択するように切換える切換え手段を有してなること
を特徴とするものである。
上記構成に基づき、中,低速走行でのブレーキング時に
は2輪駆動になっていることで、低摩擦係数の路面の場
合の安全性が確保される。 また高摩擦係数の路面での高速走行におけるブレーキン
グ時には4輪駆動になって、4輪駆動特有のブレーキン
グ効果が発揮されることになる。
は2輪駆動になっていることで、低摩擦係数の路面の場
合の安全性が確保される。 また高摩擦係数の路面での高速走行におけるブレーキン
グ時には4輪駆動になって、4輪駆動特有のブレーキン
グ効果が発揮されることになる。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。 まず、第1図において本発明が適用される4輪駆動車の
一例の伝動系について説明すると、図示の実施例はFF
ベースのパートタイム式が示されてあり、符号1はエン
ジンからのクランク軸で、このクランク軸1がトルクコ
ンバータ2を介してタービン軸3に連結され、タービン
軸3により自動変速機4に伝動構成される。 自動変速機4は、プラネタリギヤ5,タービン軸3の動
力をプラネタリギヤ5の入力要素に選択的に入力するク
ラッチ6,7、およびプラネタリギヤ5の各要素を選択
的にロックするワンウェイクラッチ8,ブレーキ9、お
よびブレーキバンド10を備えており、この自動変速機4
からの変速された動力が出力軸11により前方に取出さ
れ、リダクションドライブおよびドリブンギヤ12,13に
より軸16に伝えられる。 またトルクコンバータ2と自動変速機4との間の下部に
は、前輪終減速装置14が配置され、この装置14のクラウ
ンギヤ15に上記ギヤ13と一体の軸16の一端に形成された
ドライブピニオン17が噛合うことにより前輪による2輪
駆動走行(FF)を行うようになっている。 軸16の他端はトランスファドライブ軸18により後方へ延
設され、自動変速機4の後部に装着されるトランスファ
装置19のトランスファドライブおよびドリブンギヤ20,
21に連結する。そしてこのギヤ21は、2,4輪駆動切換
用の油圧クラッチから成るトランスファクラッチ22を介
してリヤドライブ軸23に連結され、リヤドライブ軸23か
ら更にプロペラ軸24を介して後輪終減速装置25に伝動構
成される。こうして、クラッチ22が排油により解放され
ると後輪側への動力伝達が遮断され、給油により係合す
ることで更に後輪側へも伝達されて4輪駆動走行(4W
D)の状態になる。 次いで、クラッチ22の油圧系について説明すると、自動
変速機4の油圧源であるオイルポンプ26が、切換バルブ
27を有する油路28によりクラッチ22に連通している。切
換バルブ27はオイルポンプ26側の入口ポート29、クラッ
チ22側の出口ポート30およびドレンポート31を有し、ソ
レノイド32の通電の有無とリターンスプリング33の作用
によりスプール34を移動するように構成されている。そ
こで、ソレノイド32が非通電の場合は図のように入口ポ
ート29が閉じ、出口ポート30がドレンポート31に連通す
ることでクラッチ22が排油により解放作用し、ソレノイ
ド32が通電するとスプール34が左側に移動してドレンポ
ート31が閉じ、出,入口ポート30,29の連通によりクラ
ッチ22に給油されて係合するのであり、これにより上述
の2,4輪駆動の切換えが行われる。 なおドレンポート31は、図示省略した油路を介して自動
変速機4のオイルパンに連通している。 一方、第2図において切換バルブ27の電気操作系につい
て説明すると、ソレノイド32は、一方が手動切換用4W
Dスイッチ42,イグニッションスイッチ40を介してバッ
テリー41に接続すると共に、その他方が接地している。 ここでブレーキング時の切換制御系として、車速を検出
する車速センサ45,ブレーキングを検出するブレーキス
イッチ46,および4WDスイッチ42の出力側で駆動モー
ドを検出する駆動モードセンサ47を有し、これらの信号
が制御ユニット50に入力する。またアクチュエータとし
て4WDスイッチ42の回路にFFに切換える常閉スイッ
チ48が直列接続され、更に4WDに切換える常開スイッ
チ49が並列接続されている。 制御ユニット50は、車速センサ45からの車速信号によ
り、例えば60〜70km/hを境に中,低速と高速の領域を
判別する車速判定部51を有し、これとブレーキスイッチ
46、駆動モードセンサ47の信号が判断部52に入力する。
判断部52はブレーキング時の車速により中,低速の場合
はFFを、高速の場合は4WDを選択し、このとき駆動
モードセンサ47の信号により4WDスイッチ42の操作と
不一致の場合は、4WD切換部53の出力信号でスイッチ
49をオンし、またはFF切換部54の出力信号でスイッチ
48をオフするように構成されている。 次いで、このように構成された切換装置の作用について
説明すると、4WDスイッチ42がオフする場合は、切換
バルブ27がソレノイド32の非通電によりトランスファク
ラッチ22を排油して解放することで、後輪へは動力伝達
しなくなり、FFの2輪駆動となる。 一方、4WDスイッチ42をオンすると、切換バルブ27が
ソレノイド32の通電によりトランスファクラッチ22に給
油して係合することで、後輪にも動力伝達して4輪駆動
となる。 そこで上記2,4輪駆動での走行時に車速センサ45で車
速が、駆動モードセンサ47で駆動モードがそれぞれ検出
されており、ブレーキスイッチ46でブレーキングが検出
されると制御ユニット50の判断部52で種々判断される。
即ち、中,低速の場合に4WDスイッチ42がオフしてF
Fになっていると出力しないが、4WDスイッチ42のオ
ンで4WDになっていると、FF切換部54の出力でスイ
ッチ48をオフすることで切換バルブ27のソレノイド32を
非通電して自動的にFFに切換える。一方高速の場合に
4WDスイッチ42がオンして4WDになっていると出力
しないが、4WDスイッチ42がオフでFFになっている
と、4WD切換部53の出力でスイッチ49をオンすること
で切換バルブ27のソレノイド32に通電して自動的に4W
Dに切換える。 こうして、ブレーキング時の車速により4WDスイッチ
42の操作にかかわらず2輪駆動,4輪駆動の一方に選択
される。そして、車両停止時にブレーキ操作を解くこと
で、上記切換制御の動作も解除する。 以上、本発明の一実施例について述べたが、RR,FR
ベースのパートタイム式にも適用できる。また、マイコ
ンで上記作用をソフト的に処理しても良い。
する。 まず、第1図において本発明が適用される4輪駆動車の
一例の伝動系について説明すると、図示の実施例はFF
ベースのパートタイム式が示されてあり、符号1はエン
ジンからのクランク軸で、このクランク軸1がトルクコ
ンバータ2を介してタービン軸3に連結され、タービン
軸3により自動変速機4に伝動構成される。 自動変速機4は、プラネタリギヤ5,タービン軸3の動
力をプラネタリギヤ5の入力要素に選択的に入力するク
ラッチ6,7、およびプラネタリギヤ5の各要素を選択
的にロックするワンウェイクラッチ8,ブレーキ9、お
よびブレーキバンド10を備えており、この自動変速機4
からの変速された動力が出力軸11により前方に取出さ
れ、リダクションドライブおよびドリブンギヤ12,13に
より軸16に伝えられる。 またトルクコンバータ2と自動変速機4との間の下部に
は、前輪終減速装置14が配置され、この装置14のクラウ
ンギヤ15に上記ギヤ13と一体の軸16の一端に形成された
ドライブピニオン17が噛合うことにより前輪による2輪
駆動走行(FF)を行うようになっている。 軸16の他端はトランスファドライブ軸18により後方へ延
設され、自動変速機4の後部に装着されるトランスファ
装置19のトランスファドライブおよびドリブンギヤ20,
21に連結する。そしてこのギヤ21は、2,4輪駆動切換
用の油圧クラッチから成るトランスファクラッチ22を介
してリヤドライブ軸23に連結され、リヤドライブ軸23か
ら更にプロペラ軸24を介して後輪終減速装置25に伝動構
成される。こうして、クラッチ22が排油により解放され
ると後輪側への動力伝達が遮断され、給油により係合す
ることで更に後輪側へも伝達されて4輪駆動走行(4W
D)の状態になる。 次いで、クラッチ22の油圧系について説明すると、自動
変速機4の油圧源であるオイルポンプ26が、切換バルブ
27を有する油路28によりクラッチ22に連通している。切
換バルブ27はオイルポンプ26側の入口ポート29、クラッ
チ22側の出口ポート30およびドレンポート31を有し、ソ
レノイド32の通電の有無とリターンスプリング33の作用
によりスプール34を移動するように構成されている。そ
こで、ソレノイド32が非通電の場合は図のように入口ポ
ート29が閉じ、出口ポート30がドレンポート31に連通す
ることでクラッチ22が排油により解放作用し、ソレノイ
ド32が通電するとスプール34が左側に移動してドレンポ
ート31が閉じ、出,入口ポート30,29の連通によりクラ
ッチ22に給油されて係合するのであり、これにより上述
の2,4輪駆動の切換えが行われる。 なおドレンポート31は、図示省略した油路を介して自動
変速機4のオイルパンに連通している。 一方、第2図において切換バルブ27の電気操作系につい
て説明すると、ソレノイド32は、一方が手動切換用4W
Dスイッチ42,イグニッションスイッチ40を介してバッ
テリー41に接続すると共に、その他方が接地している。 ここでブレーキング時の切換制御系として、車速を検出
する車速センサ45,ブレーキングを検出するブレーキス
イッチ46,および4WDスイッチ42の出力側で駆動モー
ドを検出する駆動モードセンサ47を有し、これらの信号
が制御ユニット50に入力する。またアクチュエータとし
て4WDスイッチ42の回路にFFに切換える常閉スイッ
チ48が直列接続され、更に4WDに切換える常開スイッ
チ49が並列接続されている。 制御ユニット50は、車速センサ45からの車速信号によ
り、例えば60〜70km/hを境に中,低速と高速の領域を
判別する車速判定部51を有し、これとブレーキスイッチ
46、駆動モードセンサ47の信号が判断部52に入力する。
判断部52はブレーキング時の車速により中,低速の場合
はFFを、高速の場合は4WDを選択し、このとき駆動
モードセンサ47の信号により4WDスイッチ42の操作と
不一致の場合は、4WD切換部53の出力信号でスイッチ
49をオンし、またはFF切換部54の出力信号でスイッチ
48をオフするように構成されている。 次いで、このように構成された切換装置の作用について
説明すると、4WDスイッチ42がオフする場合は、切換
バルブ27がソレノイド32の非通電によりトランスファク
ラッチ22を排油して解放することで、後輪へは動力伝達
しなくなり、FFの2輪駆動となる。 一方、4WDスイッチ42をオンすると、切換バルブ27が
ソレノイド32の通電によりトランスファクラッチ22に給
油して係合することで、後輪にも動力伝達して4輪駆動
となる。 そこで上記2,4輪駆動での走行時に車速センサ45で車
速が、駆動モードセンサ47で駆動モードがそれぞれ検出
されており、ブレーキスイッチ46でブレーキングが検出
されると制御ユニット50の判断部52で種々判断される。
即ち、中,低速の場合に4WDスイッチ42がオフしてF
Fになっていると出力しないが、4WDスイッチ42のオ
ンで4WDになっていると、FF切換部54の出力でスイ
ッチ48をオフすることで切換バルブ27のソレノイド32を
非通電して自動的にFFに切換える。一方高速の場合に
4WDスイッチ42がオンして4WDになっていると出力
しないが、4WDスイッチ42がオフでFFになっている
と、4WD切換部53の出力でスイッチ49をオンすること
で切換バルブ27のソレノイド32に通電して自動的に4W
Dに切換える。 こうして、ブレーキング時の車速により4WDスイッチ
42の操作にかかわらず2輪駆動,4輪駆動の一方に選択
される。そして、車両停止時にブレーキ操作を解くこと
で、上記切換制御の動作も解除する。 以上、本発明の一実施例について述べたが、RR,FR
ベースのパートタイム式にも適用できる。また、マイコ
ンで上記作用をソフト的に処理しても良い。
以上に述べたように、本発明によれば、パートタイム式
において高速走行でのブレーキング時には4輪駆動が優
先することで、安定性が良く、制動距離の短縮化ならび
にタイヤ摩耗の平均化が可能となる。 中,低速走行のブレーキング時には2輪駆動が優先する
ことで、低摩擦係数路面の場合の安定性が向上する。 駆動モードセンサにより4WDスイッチによる切換状態
を検出しながら、不一致の場合に自動切換えする構成で
あるから、マニュアルによる4WDスイッチの操作も可
能である。
において高速走行でのブレーキング時には4輪駆動が優
先することで、安定性が良く、制動距離の短縮化ならび
にタイヤ摩耗の平均化が可能となる。 中,低速走行のブレーキング時には2輪駆動が優先する
ことで、低摩擦係数路面の場合の安定性が向上する。 駆動モードセンサにより4WDスイッチによる切換状態
を検出しながら、不一致の場合に自動切換えする構成で
あるから、マニュアルによる4WDスイッチの操作も可
能である。
第1図は本発明が適用される4輪駆動車の一例を示す構
成図、第2図は本発明の切換装置の実施例を示す回路図
である。 4…自動変速機、14…前輪終減速装置、22…トランスフ
ァクラッチ、25…後輪終減速装置、27…切換バルブ、42
…4WDスイッチ、45…車速センサ、46…ブレーキスイ
ッチ、47…駆動モードセンサ、48,49…切換スイッチ、
50…制御ユニット。
成図、第2図は本発明の切換装置の実施例を示す回路図
である。 4…自動変速機、14…前輪終減速装置、22…トランスフ
ァクラッチ、25…後輪終減速装置、27…切換バルブ、42
…4WDスイッチ、45…車速センサ、46…ブレーキスイ
ッチ、47…駆動モードセンサ、48,49…切換スイッチ、
50…制御ユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】前後輪の一方へは直接動力伝達し、4WD
スイッチの操作に伴うトランスファクラッチの係合によ
り上記前後輪の他方へも動力を伝達するパートタイム式
4輪駆動車において、 車速を検出する車速センサと、ブレーキングを検出する
ブレーキスイッチと、4WDスイッチによる駆動モード
を検出する駆動モードセンサとからの信号が入力される
制御ユニットを有し、 上記制御ユニットには、上記各センサからの入力信号に
基づいて中、低速走行のブレーキング時には4WDスイ
ッチ操作にかかわらず2輪駆動を選択し、高速走行のブ
レーキング時には4WDスイッチ操作にかかわらず4輪
駆動を選択するように切換える切換え手段を有してなる
ことを特徴とする4輪駆動車の切換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18931285A JPH06475B2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 4輪駆動車の切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18931285A JPH06475B2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 4輪駆動車の切換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6250236A JPS6250236A (ja) | 1987-03-04 |
JPH06475B2 true JPH06475B2 (ja) | 1994-01-05 |
Family
ID=16239241
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18931285A Expired - Lifetime JPH06475B2 (ja) | 1985-08-28 | 1985-08-28 | 4輪駆動車の切換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06475B2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-28 JP JP18931285A patent/JPH06475B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6250236A (ja) | 1987-03-04 |
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