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JPH06345618A - 頭髪化粧料組成物 - Google Patents

頭髪化粧料組成物

Info

Publication number
JPH06345618A
JPH06345618A JP5137078A JP13707893A JPH06345618A JP H06345618 A JPH06345618 A JP H06345618A JP 5137078 A JP5137078 A JP 5137078A JP 13707893 A JP13707893 A JP 13707893A JP H06345618 A JPH06345618 A JP H06345618A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
menthol
hair
cosmetic composition
extract
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5137078A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaru Tajima
勝 田嶋
Masahiro Sato
政弘 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP5137078A priority Critical patent/JPH06345618A/ja
Publication of JPH06345618A publication Critical patent/JPH06345618A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 シソ科ヤマハッカ属植物の茎葉からの抽出物
を、l‐メントールとともに含有する頭髪化粧料であ
る。 【効果】 使用時に優れた清涼感を長時間にわたって持
続する上、l‐メントール特有の臭気性がなく、刺激性
もない頭髪化粧料を提供しうる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、l‐メントールを清涼
感付与剤として配合した頭髪化粧料について、その使用
後における清涼感の持続性を向上させた新規な組成物に
関する。
【0002】
【従来の技術】整髪料やヘアトニックなどの頭髪化粧料
の多くには、清涼感付与剤としてl‐メントールが配合
されている。ところで、このl‐メントールは使用時の
清涼感が良好であるという長所を有するが、この清涼感
を10分間程度持続させようとすると1.0重量%を越
える量の添加が必要になる。しかしながら、このように
多量のl‐メントールを使用すると、l‐メントール独
特の臭気性が顕在化し、使用感の劣化をもたらす上に、
剤形によっては、再度可溶状態にもたらすことが必要に
なり、作業上も不便である。
【0003】したがって、l‐メントールの含量を低く
おさえ、使用感の持続をはかるために、ニコチン酸ベン
ジルやカンファーなどを併用することが行われている
が、これらの化合物を併用しても、その効果は一時的な
ものであり、満足しうる持続性は得られない。しかもこ
れらの化合物は眼や皮膚に対して強い刺激性を有するた
め、それの対策も講じなければならないという新たな問
題を生じる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑み、l‐メントールの臭気が顕在化しない低い
含量において、低刺激性の添加剤を併用して、十分な清
涼感を与え、かつ使用直後の清涼感をかなりの時間にわ
たって持続することができる頭髪化粧料を提供すること
を目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、l‐メン
トール配合頭髪化粧料の性能向上について鋭意研究を重
ねた結果、植物抽出物に着目し、各種植物の抽出物とl
‐メントールとの組み合せの中で、シソ科ヤマハッカ属
植物からの抽出物との組み合せが特に有効であることを
見出し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0006】すなわち、本発明は、シソ科ヤマハッカ属
植物の茎葉の抽出物を含有することを特徴とするl‐メ
ントール配合頭髪化粧料組成物を提供するものである。
【0007】本発明にいう、シソ科ヤマハッカ属植物と
しては、例えばヒキオコシ(Isodon japon
icus Hara)、クロバナヒキオコシ(Isod
ontrichocarpus Kudo)、カメバヒ
キオコシ(IsodonKameba Okayam
a)等を挙げることができる。抽出原料としては茎、葉
又はこれらの混合物が用いられる。これらの抽出物は、
公知の各種抽出溶媒を用いて、茎や葉から抽出される。
好ましい抽出溶媒としては、エタノール、イソプロパノ
ールなどの低級アルコールやプロピレングリコール、
1,3‐ブチレングリコールなどの多価アルコールを挙
げることができる。また、水特に加熱水も用いることが
できる。
【0008】毛髪化粧料に配合する場合には、これらの
濃縮物を用いるのが有利である。
【0009】抽出物の配合量は、組成物全量に基づき固
形分換算(すなわち、蒸発残)として、0.001〜
0.5重量%、好ましくは0.005〜0.05重量%
である。
【0010】0.001%未満では、清涼感及びその持
続性が得られず、0.5%を超えた場合には、抽出液中
の固形分が少量であるため、固形分を多量に配合するこ
とは同時に、多量の抽出溶剤を配合することとなり、製
品特性に対して溶剤の影響が大きくなり、好ましくな
い。
【0011】次に、本発明に用いる清涼感付与剤l‐メ
ントールの配合量は、0.05〜1.0重量%である。
【0012】0.05重量%未満では清涼感が不足し、
1.0重量%を超えるとl‐メントール特有の臭気が顕
在化し好ましくない。l‐メントールの配合量の好まし
い範囲は、0.05〜1.0重量%、より好ましくは
0.1〜0.4重量%である。
【0013】本発明の組成物には、製品の形態に応じ、
各種の成分を配合しうる。整髪用成分として、オリーブ
油、ツバキ油等の植物性油分、エステル油、ワセリン、
流動パラフィン、シリコーン等の合成油分、脂肪族アル
コール、長鎖第四級アンモニウム塩などの油分を挙げる
ことができる。
【0014】また、アクリル酸‐アクリル酸エステル共
重合体などのアニオン性高分子、カチオン化セルロース
等のカチオン性高分子、商品名「ユカフォーマー」など
の両性高分子を併用しうる。
【0015】トニック成分として各種ビタミン類、各種
アミノ酸類、イソプロピルメチルフェノール、トリクロ
ロカルバニド及びピロクトンオラミン等のフケ防止剤、
育毛、養毛成分として、ニンジンエキス、センブリエキ
ス、甘草エキス、紫根エキス等の各種植物抽出エキス
(液)、エストラジオール等の女性ホルモン類、感光色
素、ビオチン、セファランチン、パントテニルアルコー
ル、ヒノキチオール、ペンタデカン酸グリセリド等、溶
剤としてエタノール、イソプロパノール等の低級アルコ
ール、プロピレングリコール、1,3ブチレングリコー
ル等の多価アルコール、噴射剤として、LPG、ジメチ
ルエーテル等の液化ガス及び窒素、炭酸ガス等の圧縮ガ
ス、その他、オキシベンゾン等の紫外線吸収剤、イソプ
ロピルメチルフェノール、パラオキシ安息香酸エステル
等の殺菌・防腐剤、他の植物エキス、色素、酸化防止剤
を適宜配合しうる。
【0016】本発明の毛髪化粧料としては、整髪剤、ト
ニック剤、染毛剤、リンス等を挙げうる。
【0017】その製品形態は、液状、ペースト状、固形
状、エアゾール等の各種の形態をとりうる。
【0018】
【発明の効果】本発明のl‐メントール配合毛髪化粧料
は、清涼感にすぐれ、特にその持続性に極だった特徴を
有する。また、l‐メントール特有の臭気性は発現され
ず、刺激性もなく、全体としても、消費者に満足を提供
できるものである。
【0019】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳細に説明
する。
【0020】なお、各例中における頭髪化粧料の臭気
性、清涼感、清涼感持続性及び刺激性は基準品として、
エタノールと精製水との混和物(40/60)に2%の
濃度でl‐メントールを溶解した溶液を用い、以下の基
準に従って評価した。
【0021】(1)非臭気性;香りの判断に関し、特別
の訓練を受けた専門評価員が基準品に対比して次の基準
で判定した。 5点 基準品に比べて臭気がかなり少ない 4点 基準品に比べて臭気が若干少ない 3点 基準品と同等の臭気をもつ 2点 基準品に比べて臭気が若干強い 1点 基準品に比べて臭気がかなり強い
【0022】(2)清涼感;成年男子について、清涼感
付与剤を含まないシャンプーで洗髪させ、タオルドライ
したのち、頭頂部の左半分に試料を、右半分に基準品を
それぞれ2gずつ塗布し、軽くマッサージし、直後の清
涼感を次の基準で判定した。 5点 基準品に比べて清涼感がかなり強い 4点 基準品に比べて清涼感が若干強い 3点 基準品と同等の清涼感を示す 2点 基準品に比べて清涼感が若干弱い 1点 基準品に比べて清涼感がかなり弱い
【0023】(3)清涼感持続性;試料と基準品とを頭
頂部の左右半分ずつに塗布し、10分後に前項と同様の
基準で判定した。
【0024】(4)非刺激性;成年男子について、清涼
感付与剤を含まないシャンプーで洗髪させ、タオルドラ
イしたのち、左の首筋及びこめかみ部分に試料を、また
右の首筋及びこめかみ部分に基準品をそれぞれ0.5g
ずつ塗布し、軽くマッサージし、5分後に刺激の強さを
次の基準で判定した。 5点 基準品に比べて刺激がかなり弱い 4点 基準品に比べて刺激が若干弱い 3点 基準品と同等の刺激を示す 2点 基準品に比べて刺激が若干強い 1点 基準品に比べて刺激がかなり強い
【0025】参考例1 ヒキオコシの茎葉100gを細かく裁断し、これにエタ
ノールと精製水の等容混合物500mlを加え、5時間
還流したのち、この抽出液をろ過し、ろ液を抽出物Aと
した。抽出液中の固形分は1.2重量%であった。
【0026】参考例2 ヒキオコシの茎葉100gを細かく裁断し、これに1,
3‐ブチレングリコールと精製水との等容混合物500
mlを加え、5時間還流したのち、この抽出液をろ過
し、ろ液を抽出物Bとした。抽出液中の固形分は、0.
9%であった。
【0027】参考例3 クロバナヒキオコシの茎葉100gを細かく裁断し、こ
れに酢酸エチル500mlを加え、5時間還流したの
ち、得られた抽出液をろ過し、次いでこのろ液を蒸発乾
固させ、残渣にプロピレングリコール500mlを加え
て溶解し、その溶液を冷暗所に3日間静置後、不溶物を
ろ去し、ろ液を抽出物Cとした。抽出液中の固形分は
1.5%であった。
【0028】実施例1,2、比較例1〜4 エタノールに表1に示す成分のうち、油溶性成分及び界
面活性剤を加えて溶解したのち、精製水を加えよく混合
し、次いで水溶性成分を加え、均一に溶解させることに
より整髪料を調製した。この組成物について特性を評価
し、その結果を表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】この表から明らかなように、本発明の整髪
料(実施例1及び2)は、非臭気性、清涼感、その持続
性及び刺激性のいずれも良好である。これに対し、l‐
メントールを含まない整髪料(比較例1)及び抽出物を
含まない整髪料(比較例2)は、清涼感及びその持続性
が劣っている。また、抽出物を含まずl‐メントール単
独を多量に含むもの(比較例3)は、非臭気性が劣り、
さらに刺激剤のニコチン酸ベンジルにより清涼感を増強
したもの(比較例4)は非刺激性に劣る。
【0031】実施例3 抽出物A(固形分換算)0.1重量部、l‐メントール
0.3重量部、酢酸トコフェロール0.5重量部、ピロ
クトンオラミン0.05重量部、ポリオキシエチレンイ
ソセチルエーテル(エチレンオキシド付加モル数30)
1.0重量部、オキシベンゼンスルホン酸ナトリウム
0.1重量部、エタノール30重量部、ジブチルヒドロ
キシトルエン0.1重量部及び香料0.5重量部に全量
が100重量部になる量の精製水を加え、均一に混合す
ることにより、ヘアトニックを調製した。このものの特
性を表2に示す。
【0032】実施例4 抽出物B(固形分換算)0.05重量部、l‐メントー
ル0.5重量部、酢酸トコフェロール0.5重量部、β
‐グリチルリチン酸ジカリウム0.01重量部、イソプ
ロピルメチルフェノール0.03重量部、スエルチアニ
ン(一丸ファルコス社製、センブリエキス)0.1重量
部、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(エチレンオキシ
ド付加モル数40)1.5重量部、香料0.2重量部、
エタノール20重量部、コハク酸0.5重量部に全量が
100重量部になる量で精製水を加え、クエン酸ナトリ
ウムによりpH6.0に調整することにより原液を調製
した。
【0033】次いで、このようにして調製した原液90
重量部をボンベに詰め、これに対し、ジメチルエーテル
9.5重量部及び窒素ガスを加えて、エアゾールタイプ
の育毛剤を製造した。このものの特性を表2に示す。
【0034】実施例5 抽出物C(固形分換算)0.02重量部、l‐メントー
ル1.0重量部、ユカフォーマーAM75(三菱油化
製、両性高分子樹脂)4.0重量部、グリセリン5.0
重量部、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油(エチレンオ
キシド付加モル数40)0.5重量部、メチルパラベン
0.1重量部、香料0.5重量部、エタノール20.0
重量部に、全量が100重量部になる量の精製水を加
え、均一に混合して原液を調製した。
【0035】次に、この原液90重量部を液化石油ガス
10重量部とともにボンベに詰め、泡状整髪料を製造し
た。このものの特性を表2に示す。
【0036】
【表2】

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シソ科ヤマハッカ属植物の茎葉の抽出物
    を含有することを特徴とするl‐メントール配合頭髪化
    粧料組成物。
  2. 【請求項2】 シソ科ヤマハッカ属植物がヒキオコシ、
    クロバナヒキオコシ及びメバヒキオコシから選ばれる少
    なくとも1種である請求項1記載の頭髪化粧料組成物。
  3. 【請求項3】 組成物全重量に基づく、シソ科ヤマハッ
    カ属植物の茎葉の抽出物の含量が固体分換算で0.00
    1〜0.5重量%及びl‐メントールの配合量が0.0
    5〜1.0重量%である請求項1又は2記載の頭髪化粧
    料組成物。
JP5137078A 1993-06-08 1993-06-08 頭髪化粧料組成物 Pending JPH06345618A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5137078A JPH06345618A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 頭髪化粧料組成物

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JP5137078A JPH06345618A (ja) 1993-06-08 1993-06-08 頭髪化粧料組成物

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JPH06345618A true JPH06345618A (ja) 1994-12-20

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ID=15190386

Family Applications (1)

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JP (1) JPH06345618A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004039160A1 (en) * 2001-10-18 2004-05-13 Citrus And Allied Essences, Ltd. Method and composition for the prevention of the auto-oxidation of flavors and fragrances
JP2012087108A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Mandom Corp 清涼感持続性化粧料

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