JPH07101836A - 毛髪処理剤 - Google Patents
毛髪処理剤Info
- Publication number
- JPH07101836A JPH07101836A JP5267985A JP26798593A JPH07101836A JP H07101836 A JPH07101836 A JP H07101836A JP 5267985 A JP5267985 A JP 5267985A JP 26798593 A JP26798593 A JP 26798593A JP H07101836 A JPH07101836 A JP H07101836A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- hair
- oil
- nettle
- agent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 イラクサ粉末またはイラクサエキスを配合す
る毛髪処理剤。 【効果】 頭皮の刺激や痛みあるいは炎症などを防止す
る。
る毛髪処理剤。 【効果】 頭皮の刺激や痛みあるいは炎症などを防止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイラクサ粉末またはイラ
クサエキスを配合することを特徴とする毛髪処理剤に関
する。
クサエキスを配合することを特徴とする毛髪処理剤に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、染毛剤としては酸化染料中間体を
含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤
型の酸化染毛剤が広く利用されている。この染毛剤は無
色の低分子の酸化染料中間体を毛髪中に浸透させ、髪の
中で酸化重合を行なわせることにより色素を生成させ毛
髪を染着するものである。また、パーマネントウエーブ
用剤としては、チオグリコール酸、システインまたはこ
れらの塩類等のメルカプト化合物を主成分とする第1液
と臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウムまたは過酸化水素
などの酸化剤を主成分とする第2液とからなるものが用
いられている。
含有する第1剤と酸化剤を含有する第2剤よりなる二剤
型の酸化染毛剤が広く利用されている。この染毛剤は無
色の低分子の酸化染料中間体を毛髪中に浸透させ、髪の
中で酸化重合を行なわせることにより色素を生成させ毛
髪を染着するものである。また、パーマネントウエーブ
用剤としては、チオグリコール酸、システインまたはこ
れらの塩類等のメルカプト化合物を主成分とする第1液
と臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウムまたは過酸化水素
などの酸化剤を主成分とする第2液とからなるものが用
いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の染毛剤
やパーマネントウエーブ用剤は、頭皮への刺激性が強
く、そのため頭皮の刺激や痛みあるいは炎症などの原因
になっている。この刺激性は染毛剤の場合は、アルカリ
剤、界面活性剤および酸化剤など、パーマネントウエー
ブ用剤の場合は、還元剤、アルカリ剤および界面活性剤
などによるものとされている。また、シャンプーやヘア
リンス、ヘアトリートメントなどの毛髪処理剤も、それ
に含まれる界面活性剤によって、頭皮の炎症が引き起こ
されることがあった。
やパーマネントウエーブ用剤は、頭皮への刺激性が強
く、そのため頭皮の刺激や痛みあるいは炎症などの原因
になっている。この刺激性は染毛剤の場合は、アルカリ
剤、界面活性剤および酸化剤など、パーマネントウエー
ブ用剤の場合は、還元剤、アルカリ剤および界面活性剤
などによるものとされている。また、シャンプーやヘア
リンス、ヘアトリートメントなどの毛髪処理剤も、それ
に含まれる界面活性剤によって、頭皮の炎症が引き起こ
されることがあった。
【0004】そのため、これら毛髪処理剤における上記
の欠点を改善すべく、種々の提案がなされているが、ま
だ十分なものは見いだされていない。
の欠点を改善すべく、種々の提案がなされているが、ま
だ十分なものは見いだされていない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記実情に鑑
み、頭皮の刺激や痛みあるいは炎症などを防止すること
を目的として鋭意検討した結果、イラクサ粉末またはイ
ラクサエキスを配合することにより本発明の目的が達成
されることを見出し、本発明を完成するに到った。
み、頭皮の刺激や痛みあるいは炎症などを防止すること
を目的として鋭意検討した結果、イラクサ粉末またはイ
ラクサエキスを配合することにより本発明の目的が達成
されることを見出し、本発明を完成するに到った。
【0006】以下、本発明の構成について詳細に説明す
る。
る。
【0007】本発明に用いられるイラクサエキスは、U
rtica dioicaまたはUrtica thu
nbergianaの地上部または根を水、エタノー
ル、1,3−ブチレングリコールあるいはその混合物に
より抽出した水溶性イラクサエキス、あるいはU.di
oicaまたはU.thunbergianaの地上部
または根をエーテル、サフラワー油、ヒマワリ油、ヘキ
サン、パーシック油、流動パラフィン、ダイズ油、小麦
胚芽油あるいはその混合物により抽出した油溶性イラク
サエキスである。また、イラクサ粉末は、U.dioi
caまたはU.thunbergianaの地上部また
は根を粉砕して粉末化したものである。その配合量は、
0.005〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量
%である。0.005重量%未満では、十分な刺激低減
および炎症防止効果が得られず好ましくない。
rtica dioicaまたはUrtica thu
nbergianaの地上部または根を水、エタノー
ル、1,3−ブチレングリコールあるいはその混合物に
より抽出した水溶性イラクサエキス、あるいはU.di
oicaまたはU.thunbergianaの地上部
または根をエーテル、サフラワー油、ヒマワリ油、ヘキ
サン、パーシック油、流動パラフィン、ダイズ油、小麦
胚芽油あるいはその混合物により抽出した油溶性イラク
サエキスである。また、イラクサ粉末は、U.dioi
caまたはU.thunbergianaの地上部また
は根を粉砕して粉末化したものである。その配合量は、
0.005〜10重量%、好ましくは0.01〜5重量
%である。0.005重量%未満では、十分な刺激低減
および炎症防止効果が得られず好ましくない。
【0008】また、本発明の毛髪処理剤には、次の成分
を配合することにより、頭皮の刺激や痛みあるいは炎症
などをより一層、防止する効果が得られる。すなわち、
ダイズ油、ハトムギ油、ホホバ油、トウモロコシ油、サ
ザンカ油、グレープシード油、セイヨウノコギリソウエ
キス、ニンニクエキス、カミツレエキス、スギナエキ
ス、セージエキス、セイヨウニワトコエキス、ハトムギ
エキス、アロエエキス、センブリエキス、ヨモギエキス
からなる群から選ばれる一種または二種以上を配合す
る。その配合量は、0.005〜10重量%、好ましく
は0.01〜5重量%である。0.005重量%未満で
は、十分な刺激低減および炎症防止効果が得られず好ま
しくない。
を配合することにより、頭皮の刺激や痛みあるいは炎症
などをより一層、防止する効果が得られる。すなわち、
ダイズ油、ハトムギ油、ホホバ油、トウモロコシ油、サ
ザンカ油、グレープシード油、セイヨウノコギリソウエ
キス、ニンニクエキス、カミツレエキス、スギナエキ
ス、セージエキス、セイヨウニワトコエキス、ハトムギ
エキス、アロエエキス、センブリエキス、ヨモギエキス
からなる群から選ばれる一種または二種以上を配合す
る。その配合量は、0.005〜10重量%、好ましく
は0.01〜5重量%である。0.005重量%未満で
は、十分な刺激低減および炎症防止効果が得られず好ま
しくない。
【0009】本発明で対象となる染毛剤としては、酸化
染毛剤、金属染毛剤、植物性染毛剤などの永久染毛剤、
カラースプレー、カラースティック、カラーリンスなど
の毛髪着色料、ヘアマニキュアなどの半永久染毛料が挙
げられる。
染毛剤、金属染毛剤、植物性染毛剤などの永久染毛剤、
カラースプレー、カラースティック、カラーリンスなど
の毛髪着色料、ヘアマニキュアなどの半永久染毛料が挙
げられる。
【0010】最も広く一般に用いられている染毛剤は酸
化染料中間体を主剤とする第1剤と酸化剤を主剤とする
第2剤からなる酸化染毛剤である。酸化染料中間体とし
ては、通常、フェニレンジアミン類、アミノフェノール
類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフェノール
類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、
N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン
類等およびそれらの塩類の1種または2種以上が挙げら
れる。その配合量は例えば、第1剤の全重量に対して
0.01〜10重量%程度である。また、カップラーと
してレゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミ
ノフェノール、メタフェニレンジアミン等を配合するこ
とができる。また、「医薬部外品原料規格」(1991
年発行,薬事日報社)に収載されたものを用いることが
できる。更に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸アミド等の界
面活性剤、グリセリン、プロピレングリコール等の保湿
剤、ラノリン、スクワラン、流動パラフィン等の油性成
分、亜硫酸塩、アスコルビン酸等の安定剤、カルボキシ
メチルセルロース等の増粘剤、アンモニア、アルカノー
ルアミン等のアルカリ剤、高級アルコール、香料などを
必要に応じて適宜、配合することができる。一方、第2
剤としては、過酸化水素、過酸化尿素等の酸化剤を含有
し、また、フェナセチン、EDTA等の安定剤、界面活
性剤、油脂類、高級アルコール、酸、pH調整剤、香料
などを必要に応じて適宜、配合することができる。この
染毛剤を使用する場合は、染毛処理の直前に第1剤と第
2剤を混合して毛髪に塗布する。
化染料中間体を主剤とする第1剤と酸化剤を主剤とする
第2剤からなる酸化染毛剤である。酸化染料中間体とし
ては、通常、フェニレンジアミン類、アミノフェノール
類、トルイレンジアミン類、アミノニトロフェノール
類、ジフェニルアミン類、ジアミノフェニルアミン類、
N−フェニルフェニレンジアミン類、ジアミノピリジン
類等およびそれらの塩類の1種または2種以上が挙げら
れる。その配合量は例えば、第1剤の全重量に対して
0.01〜10重量%程度である。また、カップラーと
してレゾルシン、ピロガロール、カテコール、メタアミ
ノフェノール、メタフェニレンジアミン等を配合するこ
とができる。また、「医薬部外品原料規格」(1991
年発行,薬事日報社)に収載されたものを用いることが
できる。更に、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアミン脂肪酸アミド等の界
面活性剤、グリセリン、プロピレングリコール等の保湿
剤、ラノリン、スクワラン、流動パラフィン等の油性成
分、亜硫酸塩、アスコルビン酸等の安定剤、カルボキシ
メチルセルロース等の増粘剤、アンモニア、アルカノー
ルアミン等のアルカリ剤、高級アルコール、香料などを
必要に応じて適宜、配合することができる。一方、第2
剤としては、過酸化水素、過酸化尿素等の酸化剤を含有
し、また、フェナセチン、EDTA等の安定剤、界面活
性剤、油脂類、高級アルコール、酸、pH調整剤、香料
などを必要に応じて適宜、配合することができる。この
染毛剤を使用する場合は、染毛処理の直前に第1剤と第
2剤を混合して毛髪に塗布する。
【0011】半永久染毛料の場合には、「医薬品等に使
用することができるタール色素を定める省令」(昭和4
1年告示,厚生省)に記載された酸性染料または塩基性
染料などを含有し、また低級アルキレンカーボネート、
N−アルキルピロリドン、ベンジルアルコール等の染色
助剤、増粘剤、低級アルコール、酸等を必要に応じて適
宜、配合することができる。
用することができるタール色素を定める省令」(昭和4
1年告示,厚生省)に記載された酸性染料または塩基性
染料などを含有し、また低級アルキレンカーボネート、
N−アルキルピロリドン、ベンジルアルコール等の染色
助剤、増粘剤、低級アルコール、酸等を必要に応じて適
宜、配合することができる。
【0012】毛髪着色料の場合には、酸性染料、カーボ
ンブラック等の顔料、アクリル酸エステル、メタアクリ
ル酸エステルの共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニー
ルの共重合体等の樹脂、油脂、ロウ、高級アルコール、
脂肪酸、炭化水素、界面活性剤等を必要に応じて適宜、
配合することができる。
ンブラック等の顔料、アクリル酸エステル、メタアクリ
ル酸エステルの共重合体、ビニルピロリドン酢酸ビニー
ルの共重合体等の樹脂、油脂、ロウ、高級アルコール、
脂肪酸、炭化水素、界面活性剤等を必要に応じて適宜、
配合することができる。
【0013】本発明のパーマネントウエーブ用第1剤に
は、通常、還元剤とアルカリ剤を含有する。還元剤とし
ては、メルカプト化合物である、チオグリコール酸、チ
オグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリ
ウム、チオグリコール酸モノエタノールアミンなどのチ
オグリコール酸塩、システイン及びその塩酸塩、N−ア
セチル−L−システインなどが挙げられる。これらの中
でもチオグリコール酸およびチオグリコール酸塩が好ま
しい。その配合量は、1〜20重量%である。また、ア
ルカリ剤としては、アンモニア、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソ
プロパノールアミン、炭酸アンモニウム、水酸化ナトリ
ウム、アルギニン等の塩基性アミノ酸、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオールなどが挙げられる。これら
の中でもアンモニアおよびモノエタノールアミンが好ま
しい。その配合量は0.01〜15重量%である。第2
剤には、臭素酸ナトリウムあるいは臭素酸カリウムなど
の臭素酸塩、過酸化水素、過ほう酸塩、過酸化水素、過
炭酸ナトリウムなど酸化剤を含有する。その配合量は1
〜20重量%である。
は、通常、還元剤とアルカリ剤を含有する。還元剤とし
ては、メルカプト化合物である、チオグリコール酸、チ
オグリコール酸アンモニウム、チオグリコール酸ナトリ
ウム、チオグリコール酸モノエタノールアミンなどのチ
オグリコール酸塩、システイン及びその塩酸塩、N−ア
セチル−L−システインなどが挙げられる。これらの中
でもチオグリコール酸およびチオグリコール酸塩が好ま
しい。その配合量は、1〜20重量%である。また、ア
ルカリ剤としては、アンモニア、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、イソ
プロパノールアミン、炭酸アンモニウム、水酸化ナトリ
ウム、アルギニン等の塩基性アミノ酸、2−アミノ−2
−メチル−1−プロパノール、2−アミノ−2−メチル
−1,3−プロパンジオールなどが挙げられる。これら
の中でもアンモニアおよびモノエタノールアミンが好ま
しい。その配合量は0.01〜15重量%である。第2
剤には、臭素酸ナトリウムあるいは臭素酸カリウムなど
の臭素酸塩、過酸化水素、過ほう酸塩、過酸化水素、過
炭酸ナトリウムなど酸化剤を含有する。その配合量は1
〜20重量%である。
【0014】本発明の毛髪処理剤はシャンプー、リン
ス、ヘアトリートメント、スタイリングムース、ヘアク
リーム、セットローション、ヘアトニック、養毛剤、ヘ
アリキッド、ヘアスプレーなどとして用いることができ
る。これらの毛髪処理剤に用いられる成分としては次の
ものが挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンア
ルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレ
フィンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル
リン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸塩等、非イ
オン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多
価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、
脂肪酸ジエタノールアミド等、カチオン性界面活性剤と
しては、第三級脂肪族アミン塩、アルキルトリメチルア
ンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウム
ハライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムハラ
イド等、両性界面活性剤としては、アミドアミン型、イ
ミダゾリニウムベタイン型、もしくはスルホベタイン型
等の界面活性剤、油分としては、高級脂肪酸、固形パラ
フィン、流動パラフィン、シリコン油、スクワラン、ワ
セリン、エステル油等、保湿剤としては、グリセリン、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ソ
ルビトール等、増粘剤としては、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス等、その他、防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖
剤、紫外線吸収剤、香料などを適宜配合することができ
る。
ス、ヘアトリートメント、スタイリングムース、ヘアク
リーム、セットローション、ヘアトニック、養毛剤、ヘ
アリキッド、ヘアスプレーなどとして用いることができ
る。これらの毛髪処理剤に用いられる成分としては次の
ものが挙げられる。アニオン性界面活性剤としては、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシアルキレンア
ルキル硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、オレ
フィンスルホン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル
リン酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルリン
酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸塩等、非イ
オン性界面活性剤としては、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、多価
アルコール脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレン多
価アルコール脂肪酸部分エステル、ポリグリセリン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油誘導体、
脂肪酸ジエタノールアミド等、カチオン性界面活性剤と
しては、第三級脂肪族アミン塩、アルキルトリメチルア
ンモニウムハライド、ジアルキルジメチルアンモニウム
ハライド、アルキルジメチルベンジルアンモニウムハラ
イド等、両性界面活性剤としては、アミドアミン型、イ
ミダゾリニウムベタイン型、もしくはスルホベタイン型
等の界面活性剤、油分としては、高級脂肪酸、固形パラ
フィン、流動パラフィン、シリコン油、スクワラン、ワ
セリン、エステル油等、保湿剤としては、グリセリン、
プロピレングリコール、ポリエチレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、ジプロピレングリコール、ソ
ルビトール等、増粘剤としては、メチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス等、その他、防腐剤、酸化防止剤、金属イオン封鎖
剤、紫外線吸収剤、香料などを適宜配合することができ
る。
【0015】本発明の毛髪処理剤が二剤式の場合は、ど
ちらか一方あるいは両方にイラクサ粉末またはイラクサ
エキスを配合することができる。また、その剤型は液、
クリーム、ゲル、ペースト、粉末、固形、ムース、エー
ロゾルなど種々の型態が挙げられる。
ちらか一方あるいは両方にイラクサ粉末またはイラクサ
エキスを配合することができる。また、その剤型は液、
クリーム、ゲル、ペースト、粉末、固形、ムース、エー
ロゾルなど種々の型態が挙げられる。
【0016】
【実施例】次に、実施例により本発明について詳細に説
明する。本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
明する。本発明はこれらにより限定されるものではな
い。
【0017】(1)頭皮の刺激防止効果の試験 パネラー5名の頭皮に異常がないことを確認した後、実
施例1および比較例1を用いた染毛処理による頭皮の刺
激感の有無について、次の5段階で評価し、その平均点
を表1に示した。 <評価基準> 5:全く感じない。 4:わずかに感じる。 3:感じる。 2:やや強く感じる。 1:非常に強く感じる。
施例1および比較例1を用いた染毛処理による頭皮の刺
激感の有無について、次の5段階で評価し、その平均点
を表1に示した。 <評価基準> 5:全く感じない。 4:わずかに感じる。 3:感じる。 2:やや強く感じる。 1:非常に強く感じる。
【0018】実施例1 第1剤 重量% p−フェニレンジアミン 1.0 プロピレングリコール 10.0 EDTA−Na 0.3 亜硫酸ナトリウム 0.5 イラクサエキス 1.0 アンモニア pH10.0になる量 精製水で100%にする。 第2剤 過酸化水素 6.0 精製水で100%にする。 上記組成の本発明の染毛剤を調製し第1剤と第2剤とを
1:1で混合し、これを室温にてパネラーの頭髪半分に
塗布するとともに、比較のために、上記染毛剤よりイラ
クサエキスを除外した同様の染毛剤を比較例1として同
パネラーの残りの半分の頭髪に同条件で塗布した。そし
て、両染毛剤を塗布後、20分間放置した後、各パネラ
ーの頭髪を40℃の温湯で十分すすぎ、次いで、乾燥し
た。
1:1で混合し、これを室温にてパネラーの頭髪半分に
塗布するとともに、比較のために、上記染毛剤よりイラ
クサエキスを除外した同様の染毛剤を比較例1として同
パネラーの残りの半分の頭髪に同条件で塗布した。そし
て、両染毛剤を塗布後、20分間放置した後、各パネラ
ーの頭髪を40℃の温湯で十分すすぎ、次いで、乾燥し
た。
【0019】 実施例2 パーマネントウェーブ用剤 第1剤 重量% チオグリコール酸アンモニウム(50%溶液) 10.0 28%アンモニア水 1.5 セチルアルコール 0.2 ホリオキシエチレンセチルエーテル 0.5 ラウリル硫酸ナトリウム 0.5 イラクサエキス 0.2 精製水で100%とする。 第2剤 臭素酸ナトリウム 0.6 流動パラフィン 1.0 ポリオキシエチレンオレイルエーテル 0.3 トリオレイン酸ソルビタン 0.2 イラクサエキス 0.5 精製水で100%とする。 上記組成の本発明のパーマネントウエーブ用剤と、比較
のために、上記パーマネントウエーブ用剤よりイラクサ
エキスを除外した同様のパーマネントウエーブ用剤を比
較例2として調製した。そして、パネラー10名の頭皮
に異常がないことを確認した後、実施例2および比較例
2を各5名に用い、パーマネントウエーブ処理による頭
皮の刺激感の有無について、前述と同様に5段階で評価
し、その平均点を表1に示した。
のために、上記パーマネントウエーブ用剤よりイラクサ
エキスを除外した同様のパーマネントウエーブ用剤を比
較例2として調製した。そして、パネラー10名の頭皮
に異常がないことを確認した後、実施例2および比較例
2を各5名に用い、パーマネントウエーブ処理による頭
皮の刺激感の有無について、前述と同様に5段階で評価
し、その平均点を表1に示した。
【0020】
【表1】 本発明による染毛剤およびパーマネントウエーブ用剤に
は、ほとんど頭皮への刺激感がないことがわかる。ま
た、頭皮の炎症はまったく認められなかった。
は、ほとんど頭皮への刺激感がないことがわかる。ま
た、頭皮の炎症はまったく認められなかった。
【0021】 実施例3 シャンプー 重量% ポリオキシエチレン(2)ラウリル硫酸ナトリウム 40 塩化ナトリウム 4 イラクサエキス 0.1 ダイズ油 0.1 ハトムギ油 0.1 精製水で100%にする。
【0022】 実施例4 ヘアリンス 重量% 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 1.0 セトステアリルアルコール 2.0 流動パラフィン 2.0 イラクサエキス 0.05 ホホバ油 0.05 トウモロコシ油 0.05 精製水で100%とする。
【0023】 実施例5 ヘアクリーム 重量% 流動パラフィン 50.0 イソプロピルミリステート 5.0 ミツロウ 1.0 ソルビタンセスキオレート 3.0 イラクサ粉末 0.02 サザンカ油 0.1 精製水で100%とする。
【0024】 実施例6 ヘアトリートメント 重量% 塩化アルキルトリメチルアンモニウム 3.5 セトステアリルアルコール 5.0 2−オクチルドデカノール 3.0 グリセリン 2.0 イラクサ粉末 0.1 グレープシード油 0.5 精製水で100%とする。
【0025】 実施例7 セットローション 重量% エタノール 30.0 ポリオキシエチレン(80)硬化ヒマシ油誘導体 1.0 ポリビニルピロリドン 2.0 イラクサエキス 0.3 カミツレエキス 0.2 スギナエキス 0.2 精製水で100%とする。
【0026】 実施例8 ヘアリキッド 重量% 95%エタノール 50.0 POE・POPブロックポリマー 18.0 スクワラン 2.0 メチルパラベン 0.1 イラクサエキス 1.0 セージエキス 0.3 セイヨウニワトコエキス 0.2 香料 0.5 精製水で100%とする。
【0027】 実施例9 ヘアトニック 重量% 95%エタノール 50.0 ピリドキシンジオクタノエート 0.05 POE・POPアルキルエーテル 1.0 メチルパラベン 0.1 ビタミンE 0.01 イラクサエキス 2.0 セイヨウノコギリソウエキス 0.5 ニンニクエキス 1.0 香料 0.5 精製水で100%とする。
【0028】 実施例10 スタイリングムース 重量% ポリビニルピロリドン 1.0 POE(15)オレイルエーテル 1.0 水溶性シリコン 0.5 イラクサ粉末 0.5 ハトムギエキス 0.5 精製水で100%とする。
【0029】 実施例11 半永久染毛料 重量% 黄色4号 0.3 褐色201号 0.4 黒色401号 0.1 プロピレングリコール 10.0 ベンジルアルコール 10.0 カルボキシビニルポリマー 3.0 イラクサ粉末 1.0 アロエエキス 1.0 センブリエキス 0.2 トリエタノールアミン pH1.5〜4.5に調整する。 精製水で100%にする。
【0030】 実施例12 エアゾールフォーム状染毛剤 重量% 赤色206号 1.0 黄色205号 1.0 カーボンブラック 0.1 ポリオキシエチレン(7.5)ノニルフェニルエーテル 5.0 エタノール 10.0 ポリビニルピロリドン 1.0 クエン酸 0.5 イラクサエキス 3.0 ヨモギエキス 2.0 ジメチルエーテル 9.0 精製水で100%にする。
【0031】
【発明の効果】イラクサ粉末またはイラクサエキスを毛
髪処理剤に配合することにより、頭皮の刺激や痛みある
いは炎症などを防止することができる。
髪処理剤に配合することにより、頭皮の刺激や痛みある
いは炎症などを防止することができる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/13
Claims (4)
- 【請求項1】 イラクサ粉末またはイラクサエキスを配
合することを特徴とする染毛用の毛髪処理剤。 - 【請求項2】 イラクサ粉末またはイラクサエキスを配
合することを特徴とするパーマネントウエーブ用の毛髪
処理剤。 - 【請求項3】 油溶性イラクサエキスを配合することを
特徴とする毛髪処理剤。 - 【請求項4】 イラクサ粉末またはイラクサエキス、お
よびダイズ油、ハトムギ油、ホホバ油、トウモロコシ
油、サザンカ油、グレープシード油、セイヨウノコギリ
ソウエキス、ニンニクエキス、カミツレエキス、スギナ
エキス、セージエキス、セイヨウニワトコエキス、ハト
ムギエキス、アロエエキス、センブリエキス、ヨモギエ
キスからなる群から選ばれる一種又は二種以上を含有す
ることを特徴とする毛髪処理剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5267985A JPH07101836A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 毛髪処理剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5267985A JPH07101836A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 毛髪処理剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101836A true JPH07101836A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17452315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5267985A Pending JPH07101836A (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 毛髪処理剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101836A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003113051A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-18 | Milbon Co Ltd | パーマネントウエーブ用組成物およびそれを用いた毛髪のパーマネントウエーブ処理方法 |
US6818234B1 (en) * | 1999-08-27 | 2004-11-16 | Access Business Group International Llc | Dietary food supplement containing natural cyclooxygenase inhibitors and methods for inhibiting pain and inflammation |
US7018663B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-03-28 | Donald E. Scott | Application of dried nettle to the skin |
WO2007089132A1 (es) * | 2006-02-03 | 2007-08-09 | Alanis Cabrera Francisco Javie | Procedimiento mejorado para la manufactura de jabón para tratamiento capilar, e ingredientes activos para shampoo, loción, gel y crema y el jabón resultante |
JP2008074712A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Mandom Corp | 酸化染毛剤組成物 |
JP2008528563A (ja) * | 2005-01-26 | 2008-07-31 | ベリトロン・リミテッド | 安定化された植物抽出物およびその治療における使用 |
ES2347512A1 (es) * | 2009-01-15 | 2010-10-29 | Dalmiro Marino Gomez | Locion cosmetica foliculo-estimulante que regenera la queratina y procedimiento de fabricacion. |
US8337914B2 (en) | 2002-02-27 | 2012-12-25 | Access Business Group International Llc | Dietary food supplement containing natural cyclooxygenase inhibitors and methods for inhibiting pain and inflammation |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP5267985A patent/JPH07101836A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6818234B1 (en) * | 1999-08-27 | 2004-11-16 | Access Business Group International Llc | Dietary food supplement containing natural cyclooxygenase inhibitors and methods for inhibiting pain and inflammation |
JP2003113051A (ja) * | 2001-10-09 | 2003-04-18 | Milbon Co Ltd | パーマネントウエーブ用組成物およびそれを用いた毛髪のパーマネントウエーブ処理方法 |
US8337914B2 (en) | 2002-02-27 | 2012-12-25 | Access Business Group International Llc | Dietary food supplement containing natural cyclooxygenase inhibitors and methods for inhibiting pain and inflammation |
US7018663B2 (en) * | 2002-11-21 | 2006-03-28 | Donald E. Scott | Application of dried nettle to the skin |
JP2008528563A (ja) * | 2005-01-26 | 2008-07-31 | ベリトロン・リミテッド | 安定化された植物抽出物およびその治療における使用 |
WO2007089132A1 (es) * | 2006-02-03 | 2007-08-09 | Alanis Cabrera Francisco Javie | Procedimiento mejorado para la manufactura de jabón para tratamiento capilar, e ingredientes activos para shampoo, loción, gel y crema y el jabón resultante |
JP2008074712A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Mandom Corp | 酸化染毛剤組成物 |
ES2347512A1 (es) * | 2009-01-15 | 2010-10-29 | Dalmiro Marino Gomez | Locion cosmetica foliculo-estimulante que regenera la queratina y procedimiento de fabricacion. |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0795317B1 (de) | Wachskombination und diese enthaltende kosmetische Mittel | |
DE10022077A1 (de) | Kosmetisches Mittel enthaltend 2-Furanonderivate | |
JPH1045545A (ja) | デンドリマー含有毛髪処理用化粧品 | |
WO2003055458A1 (en) | Gradual permanent coloring of hair using dye intermediates in a shampoo base | |
EP1232739A1 (de) | Wirkstoffkombination aus Kohlenwasserstoffen und Ölen in kosmetischen Mitteln | |
GB2321595A (en) | Hair treatment composition | |
WO1994004125A1 (en) | Hair dye preparations and associated methods | |
US5853708A (en) | Cosmetic compositions containing at least one anionic surfactant of alkylgalactoside uronate type and at least one synthetic hydrocarbon oil | |
JPH07101836A (ja) | 毛髪処理剤 | |
DE19823552A1 (de) | Zubereitung zur Behandlung der menschlichen Haut und der menschlichen Haare mit einer speziellen Wirkstoffkombination sowie Verwendung dieser Wirkstoffkombination | |
JP2002097121A (ja) | 酸化染毛剤組成物 | |
JP3462729B2 (ja) | 永久染毛剤組成物 | |
JPH1179951A (ja) | チロシナーゼ活性促進剤 | |
US20030140428A1 (en) | Gradual permanent coloring of hair using dye intermediates in a shampoo base | |
EP1827354A1 (de) | Haarfarbveränderndes shampoo | |
CN113648261A (zh) | 一种具有头皮护理功效的生姜洗发水及其制备方法 | |
JPH042564B2 (ja) | ||
DE60304586T2 (de) | Haarstyling Zusammensetzung | |
JP2004315442A (ja) | 白髪防止・改善剤 | |
DE19610459C1 (de) | Wachskombination aus Apfelwachs, Orangenwachs und/oder Zitronenwachs und Jojobaöl sowie kosmetische Mittel mit einem Gehalt an dieser Wachskombination | |
JPH0469319A (ja) | 毛髪処理剤 | |
JPS63215611A (ja) | 化粧料 | |
JP4518732B2 (ja) | 染毛剤組成物及び感作性抑制剤 | |
JPH04159210A (ja) | 染毛剤組成物 | |
JP2872390B2 (ja) | 染毛剤 |