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JPH06332550A - 定電圧発生回路 - Google Patents

定電圧発生回路

Info

Publication number
JPH06332550A
JPH06332550A JP12382493A JP12382493A JPH06332550A JP H06332550 A JPH06332550 A JP H06332550A JP 12382493 A JP12382493 A JP 12382493A JP 12382493 A JP12382493 A JP 12382493A JP H06332550 A JPH06332550 A JP H06332550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
output
circuit
load
transistor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP12382493A
Other languages
English (en)
Inventor
Shin Sunatsuka
慎 砂塚
Yuji Hayashi
優司 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP12382493A priority Critical patent/JPH06332550A/ja
Publication of JPH06332550A publication Critical patent/JPH06332550A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パルス状の電流負荷がかかっても、出力電圧
のGND側へのドロップの発生しない定電圧発生回路を
提供する。 【構成】 パルス状の電流負荷がかかった場合、PMO
S214により、負荷容量21を充電するNMOS20
6の反応速度を速くすることができる。そのため、定電
圧出力Vout の電圧ドロップに対するボルテージフォロ
ワ回路200の補償動作を速め、定電圧出力Vout のG
ND側への電圧ドロップを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相補型MOSトランジ
スタ(以下、CMOSという)で構成された大規模集積
回路(以下、LSIという)等にオンチップで集積され
る定電圧回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、CMOSLSIにおい
て、変動する電源電圧に対して内部の回路を安定して動
作させるために、LSIチップ内部に定電圧発生回路を
設け、その定電圧を内部回路の電源として用いる方法が
採用されている。また、低消費電力(ローパワー)系の
LSIでは、その消費電流をできるだけ小さくするため
に、LSI内部の電源を外部から供給される電圧より低
い電圧にする目的で、定電圧発生回路を使用する例が多
い。
【0003】図2は、従来の一般的な定電圧発生回路を
示す構成図である。この定電圧発生回路は、基準電圧を
ノードN1へ出力する基準電圧発生回路1と、定電圧出
力端子18側のノードN10の出力電圧を該ノードN1
上の基準電圧と一致させる差動増幅器を用いたボルテー
ジフォロワ回路10とで、構成されている。定電圧出力
端子18には、負荷20のノードN20が接続されてい
る。この負荷20は、LSIの内部回路を等価的に表現
したものであり、例えば負荷容量21、スイッチ22、
及び負荷抵抗23で構成されている。この種の定電圧発
生回路では、基準電圧発生回路1で発生させた基準電圧
を、電源電圧VDD及び接地(GND)間に接続された
ボルテージフォロワ回路10によって取出し、定電圧出
力端子18に、LSIの内部電源として使用する定電圧
を発生させる。
【0004】図3は、図2のボルテージフォロワ回路1
0の従来の一般的な回路図である。このボルテージフォ
ロワ回路10は、基準電圧発生回路1から発生される基
準電圧によって導通状態が制御される入力用のNチャネ
ルMOSトランジスタ(以下、NMOSという)11
と、定電圧出力端子18の電圧によって導通状態が制御
される入力用のNMOS12とを、有している。各NM
OS11,12には、能動負荷用のPチャネルMOSト
ランジスタ(以下、PMOSという)13,14が接続
され、さらにそのPMOS13,14が電源電圧VDD
に接続されている。この能動負荷用のPMOS13,1
4は、そのコンダクタンスgm(=チャネル幅W/チャ
ネル長L)が等しくなるように設計されている。NMO
S11,12は、定電流源15を介してGNDに接続さ
れている。NMOS12とPMOS14との間には、出
力ソースフォロワNMOS16のゲートが接続され、そ
のソース・ドレインが電源電圧VDD及び定電圧出力端
子18にそれぞれ接続されている。定電圧出力端子18
は、定電流源17を介してGNDに接続されている。こ
の種のボルテージフォロワ回路10では、基準電圧発生
回路1から発生される基準電圧と定電圧出力端子18上
の電圧とによってNMOS11,12が導通制御され、
両入力電圧の差が差動増幅されてPMOS14から出力
され、その出力によってNMOS16がゲート制御さ
れ、一定の出力電圧Vout が定電圧出力端子18から出
力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定電圧発生回路では、次のような問題があり、それを解
決することが困難であった。 (a) 図4は、図2及び図3に示す従来の定電圧発生
回路の出力電圧Vout の波形図である。なお、VFは一
定の出力電圧Vout の変動、V1は出力電圧Vout の電
圧降下(ドロップ)、T1はパルス電流負荷発生期間で
ある。負荷20としてパルス状の電流がかかった場合、
図4に示すように、定電圧発生回路の出力電圧Vout が
大きく変動する。パルス状の電流負荷は、例えば、LS
I内部の回路が停止状態から起動がかかった場合とか、
あるいはLSIが外付けのブザーやモータ等を駆動(ド
ライブ)しに行った場合等に発生する。 (b) 図5は、パルス電流負荷が連続で発生した場合
の従来の図2及び図3に示す定電圧発生回路の出力電圧
波形図である。なお、V1はパルス電流負荷が連続して
発生した場合の第1のパルス電流負荷により発生する出
力電圧Vout の電圧降下(ドロップ)、V2は第2以降
のパルス電流負荷により発生する場合の出力電圧Vout
の電圧降下(ドロップ)、T1,T2,T3は第1,第
2,第3のパルス電流負荷発生期間である。図5に示す
ように、パルス電流負荷が連続して発生した場合、第1
のパルス電流負荷発生期間T1では、図4中の電圧ドロ
ップT1と同等の電圧ドロップT1が発生するが、第2
以降のパルス電流負荷発生期間T2,T3,…において
は、さらに大きな電圧ドロップV2が発生する場合があ
る。このようなパルス電流負荷が連続して発生する状況
としては、例えば、ブザーを間欠的に連続して鳴らすと
か、あるいはある一定周期でLSIの内部回路に起動を
かけてから止めることを繰り返す等のアプリケーション
によって頻繁に発生し得る。
【0006】(c) 前記(a),(b)のようなパル
ス電流負荷により発生する定電圧出力回路の出力変動V
Fは、即ちLSI内部回路の電源電圧の変動であり、定
電圧発生回路の本来の目的の1つである内部回路の安定
動作を妨げることになる。特に、GND側への変動(V
1,V2)は、LSI内部回路の電源電圧のドロップに
なり、回路の誤動作を引き起こすという大きな問題とな
る。この問題は、前述したようにローパワー系のLSI
で定電圧発生回路を使用する場合、もともと定電圧値を
低く設定しているため、電源電圧マージンが本質的に小
さいことから、より深刻である。以上のような従来の定
電圧発生回路における不具合(a)〜(c)の発生メカ
ニズムを次の(d),(e)で説明する。
【0007】(d) 従来の定電圧発生回路では、図2
に示すように、負荷20として等価的に表現したLSI
の内部回路が、停止状態から急に起動がかかったり、あ
るいはLSIの外付けのブザーやモータ等を急にドライ
ブした場合、パルス状の電流負荷が発生する。これは、
負荷20内のスイッチ22が開放状態から急に閉じた
後、再び開放した場合に相当する。このスイッチ22が
閉じている期間が図4に示すパルス電流負荷発生期間T
1である。このスイッチ22が閉じている期間(T
1)、ボルテージフォロワ回路10からノードN10,
N20を経由して負荷抵抗23に負荷電流が流れる。ボ
ルテージフォロワ回路10は、定常状態(パルス状の負
荷電流の発生する前)では、ノードN1とN10の電圧
が等しくなるように動作し、その状態で、ある値の出力
インピーダンスを有している。そこに、前記のようなパ
ルス電流負荷が発生すると、その電流値と出力インピー
ダンスの値で決まる電圧ドロップが過渡的に生じる。本
来であれば、ボルテージフォロワ回路10はノードN1
0が少しでも電圧ドロップを起こせば、それを補償し、
元の電圧、即ちノードN1の電圧に戻すように動作する
はずである。ところが、ノードN10の先には負荷容量
21がぶら下がっている。この負荷容量21は、LSI
の内部回路の電源容量であり、その内部回路の規模によ
るが、通常、数十pF〜数百pFの大きな容量である。
このため、ノードN10の電圧は電圧ドロップが生じて
も、その補償動作に遅れが生じ、結果的に、図4に示す
ような定電圧出力の変動VFが発生してしまう。ここ
で、図2のノードN10の電圧ドロップに対する補償動
作の遅れに対して、図3のボルテージフォロワ回路10
の内部の状態を考える。補償動作の遅れの原因は、負荷
容量21の存在である。即ち、負荷容量21を充電する
応答が遅くなるため、定電圧発生回路の電圧ドロップが
生じてしまう。
【0008】(e) 図5に示すように、パルス電流負
荷が連続して発生する場合、前述したように第1のパル
ス電流負荷により発生した出力電圧Vout の電圧ドロッ
プV1よりもさらに大きな電圧ドロップV2が、第2以
降のパルス電流負荷により発生する場合がある。この第
2以降のパルス電流負荷による電圧ドロップV2は、第
1のパルス電流負荷による電圧ドロップV1の2倍以上
の大きなドロップになることがある。このような場合、
現実的には、第1のパルス電流負荷による電圧ドロップ
V1は問題にならないが、第2以降のパルス電流負荷に
よる電圧ドロップV2によってLSIが誤動作を起こす
という状況が発生し得る。ここで、第2以降のパルス電
流負荷による出力電圧Vout の電圧ドロップV2の方
が、第1のパルス電流負荷による電圧ドロップV1より
も大きくなる理由について説明する。
【0009】第1のパルス電流負荷の場合と第2以降の
パルス電流負荷の場合との相違点は、パルス電流負荷が
かかる時点での定電圧出力端子18の電位の状態によ
る。即ち、図3に示す定電圧出力端子18のパルス電流
負荷のかかる時点の電圧は、第1のパルス電流負荷が図
5中のa点、さらに第2のパルス電流負荷が図5中のb
点になる。a点に比べ、b点の電圧の方が高くなってい
るのは、a点は定電圧発生回路の定常状態の出力電圧V
out であるのに対し、b点は第1のパルス電流負荷によ
る電圧ドロップV1の補償動作の過渡応答中の電圧だか
らである。b点の時のボルテージフォロワ回路10の内
部を考えると、定電圧出力端子18は定常状態の出力電
圧Vout (a点の電圧)より高い電位にある。そのた
め、ボルテージフォロワ回路10としては、定電圧出力
端子18の電位を定常状態の電位に近づけるためにそれ
を下げるような動作をしている最中で、つまり図3中の
NMOS16をオフして定電流源17で、負荷容量21
を放電している状態にある。即ち、NMOS16のゲー
ト電圧は、該NMOS16をオフさせるためにGND側
に振れている。この状態で、第2のパルス電流負荷がか
かることになる。パルス電流負荷がかかると、前述のよ
うに定電圧出力端子18の電位がGND側に引かれ、そ
れを補償するために、NMOS16がオンして負荷容量
21を充電するという動作を行うことになる。図5のa
点のように、この動作に入る前が定常状態の場合、NM
OS16がオンまたはハーフオンの状態にあるため、該
NMOS16がオンして負荷容量21を充電し始めるま
での時間が短くて済む。しかし、図5のb点のように、
NMOS16が完全にオフしている状態からだと、該N
MOS16をオンさせるためのゲート電位を、GNDに
近いレベルから該NMOS16をオンできるレベルまで
引き上げるのに時間がかかる。従って、パルス電流負荷
による出力電圧Vout の電圧ドロップV2に対する補償
動作がより遅れてしまうことになり、結果的に、電圧ド
ロップV2が大きくなってしまう。
【0010】以上のようなタイミングで、パルス電流負
荷が連続してかかった場合、第2以降のパルス電流負荷
による出力電圧Vout の電圧ドロップV2は、第1のパ
ルス電流負荷による電圧ドロップV1よりも大きなもの
となってしまう。本発明は、前記従来技術が持っていた
課題として、定電圧発生回路をLSI等の内部回路の電
源に使用する場合のパルス電流負荷によって発生する電
源電圧ドロップにより引き起こされるLSI内部回路の
誤動作という点について解決し、パルス状の電流負荷が
かかっても、出力電圧のGND側への電圧ドロップの発
生しない定電圧発生回路を提供することを目的とする。
さらに、パルス状の電流負荷が連続してかかっても、第
2以降のパルス電流負荷に対するより大きな出力電圧の
GND側への電圧ドロップの発生しない定電圧発生回路
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、基準電圧を発生する基準電圧発生回
路と、前記基準電圧に追随する出力電圧を定電圧出力端
子へ出力するボルテージフォロワ回路とを備えた定電圧
発生回路において、次のような手段を設けている。ここ
で、ボルテージフォロワ回路は、前記基準電圧及び出力
電圧によってそれぞれ導通状態が制御される第1及び第
2の入力トランジスタと、前記第1及び第2の入力トラ
ンジスタにそれぞれ直列接続された第1及び第2の能動
負荷トランジスタと、前記第2の能動負荷トランジスタ
で駆動されて前記出力電圧を出力する出力ソースフォロ
ワトランジスタとを、有している。この第1の発明で
は、従来の定電圧発生回路において、制御電極が前記第
2の能動負荷トランジスタの制御電極に共通接続され、
かつ該第2の能動負荷トランジスタに対して並列接続さ
れ、前記出力ソースフォロワトランジスタを駆動する駆
動用トランジスタを設けている。
【0012】第2の発明では、第1の発明と同様に、基
準電圧を発生する基準電圧発生回路と、前記基準電圧に
追随する出力電圧を定電圧出力端子へ出力するボルテー
ジフォロワ回路とを備えた定電圧発生回路において、前
記第2の能動負荷トランジスタの駆動能力を前記第1の
能動負荷トランジスタの駆動能力よりも大きく設定して
いる。第3の発明では、基準電圧を発生する基準電圧発
生回路と、前記基準電圧に追随する出力電圧を定電圧出
力回路へ出力するボルテージフォロワ回路とを備えた定
電圧発生回路において、前記出力電圧のGND側への電
圧ドロップを検出する電圧降下検出回路と、前記電圧降
下検出回路の出力に基づき負荷電流を前記定電圧出力端
子へ供給する負荷電流供給回路とを、設けている。第4
の発明では、第3の発明の電圧降下検出回路を、前記基
準電圧を入力しかつ前記ボルテージフォロワ回路と同一
構成の電圧降下検出用ボルテージフォロワ回路と、前記
ボルテージフォロワ回路の出力と前記電圧降下検出用ボ
ルテージフォロワ回路の出力とを比較するコンパレータ
とで、構成している。
【0013】第5の発明では、第3の発明の負荷電流供
給回路を、正電源の場合はPMOS、負電源の場合はN
MOSで構成している。第6の発明では、基準電圧を発
生する基準電圧発生回路と、前記基準電圧に追随する出
力電圧を定電圧出力端子へ出力するボルテージフォロワ
回路とを備えた定電圧発生回路において、次のような手
段を設けている。ここで、ボルテージフォロワ回路は、
前記基準電圧及び出力電圧によってそれぞれ導通状態が
制御される第1及び第2の入力トランジスタと、前記第
1及び第2の入力トランジスタにそれぞれ直列接続され
た第1及び第2の能動負荷トランジスタと、前記第2の
能動負荷トランジスタで駆動されて前記出力電圧を出力
する第1導電型の出力ソースフォロワトランジスタと、
前記出力ソースフォロワトランジスタに直列接続された
出力段の定電流源とを、有している。この第6の発明で
は、従来の定電圧発生回路において、制御電極が前記出
力ソースフォロワトランジスタの制御電極に共通接続さ
れ、かつ前記定電流源に対して並列接続された第2導電
型のトランジスタを、ソースフォロワ形式で設けてい
る。
【0014】
【作用】第1の発明によれば、以上のように定電圧発生
回路を構成したので、負荷容量を充電する際、駆動用ト
ランジスタは出力ソースフォロワトランジスタを駆動し
てその応答速度を速くする。出力ソースフォロワトラン
ジスタの応答速度が速くなると、結果的に、定電圧出力
の電圧ドロップに対する補償動作が速くなり、それによ
って電圧ドロップが防止される。第2の発明によれば、
第2の能動負荷トランジスタの駆動能力が大きいので、
その駆動能力によって負荷容量充電時における出力ソー
スフォロワトランジスタの応答速度が速くなり、結果的
に、定電圧出力の電圧ドロップに対する補償動作が速く
なって該電圧ドロップが防止される。第3の発明によれ
ば、出力電圧が例えばGND側へドロップした場合、そ
れが電圧降下検出回路で検出され、その電圧降下検出回
路の出力に基づき、負荷電流供給回路が負荷電流を定電
圧出力端子へ供給する。これにより、ボルテージフォロ
ワ回路の補償動作のうち、特にGND側への電圧ドロッ
プの補償動作の応答速度が速くなる。
【0015】第4の発明によれば、電圧降下検出回路が
電圧降下検出用ボルテージフォロワ回路とコンパレータ
とで構成されているので、簡単な構成で、的確な電圧ド
ロップの検出が行える。第5の発明によれば、負荷電流
供給回路を構成するPMOSまたはNMOSは、電圧降
下検出回路の出力に基づきゲート制御されて定電圧出力
端子への負荷電流の供給を行う。第6の発明によれば、
出力段の定電流源に並列接続されたトランジスタは、パ
ルス電流負荷による定電圧出力の電圧ドロップの補償動
作の過渡応答を短時間に収束させ、第1のパルス電流負
荷に続く第2以降のパルス電流負荷に基づくより大きな
定電圧出力の電圧ドロップを防止する働きがある。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0016】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図である。この定電圧発生回路は、例えばCMOS
LSIにオンチップで集積され負荷20に一定電圧の出
力電圧Vout を供給する回路であり、基準電圧を発生す
る抵抗分割回路等で構成された基準電圧発生回路100
と、該基準電圧発生回路100の出力側に接続され一定
の出力電圧Vout を出力端子250から出力する差動増
幅器を用いたボルテージフォロワ回路200とを、備え
ている。負荷20は、従来と同様に、LSIの内部回路
を等価的に表現したものであり、負荷容量21、スイッ
チ22、及び負荷抵抗23で構成されている。ボルテー
ジフォロワ回路200は、従来の図3に示すボルテージ
フォロワ回路10に、出力ソースフォロワトランジスタ
を駆動するトランジスタ(214)を追加したものであ
る。即ち、このボルテージフォロワ回路200は、基準
電圧発生回路100から発生される基準電圧によって導
通状態が制御される第1の入力用NMOS201と、定
電圧出力端子250上の出力電圧Vout によって導通状
態が制御される第2の入力用NMOS202とを、有し
ている。NMOS201,202には、第1,第2の能
動負荷用PMOS203,204が接続され、それらが
電源電圧VDDに接続されている。
【0017】PMOS203と204はゲートが共通接
続され、さらにそれらのゲートがPMOS203のドレ
インに接続されている。NMOS201,202は、定
電流源205に共通接続され、その定電流源205がG
NDに接続されている。PMOS204のドレインは、
出力ソースフォロワNMOS206のゲートに接続さ
れ、そのドレイン・ソースが電源電圧VDD及び定電圧
出力端子250にそれぞれ接続され、その定電圧出力端
子250が出力段の定電流源207を介してGNDに接
続されている。本実施例の特徴は、NMOS206を駆
動する駆動用PMOS214を追加したことである。こ
のPMOS214は、NMOS206のゲートを充電す
るためのPMOS204に対し、ゲート、ソース及びド
レインが共通接続されている。PMOS214は、PM
OS204ではNMOS206のゲートを速く充電でき
ないので、それを補うためのトランジスタである。
【0018】次に、動作を説明する。基準電圧発生回路
100から基準電圧が発生されると、その基準電圧と定
電圧出力端子250の出力電圧Vout とによってボルテ
ージフォロワ回路200内のNMOS201,202が
相補的に導通制御され、その基準電圧と出力電圧Vout
との差が差動増幅されてPMOS204,214から出
力される。このPMOS204,214の出力によって
NMOS206のゲートが制御され、定電圧出力端子2
50から一定の出力電圧Vout が出力される。定電圧出
力端子250に接続された負荷20が緩やかに変動する
と、それに応じて該定電圧出力端子250上の出力電圧
Vout も変動するが、該出力電圧Vout がボルテージフ
ォロワ回路200によって基準電圧発生回路100から
発生される基準電圧に等しくなるように制御される。例
えば、負荷20内のスイッチ22が開放状態から急に閉
じた後、再び開放した場合には、そのスイッチ22が閉
じている期間、定電圧出力端子250及び負荷20内の
ノードN20を経由して負荷抵抗23に、従来の図4に
示すようなパルス状の負荷電流が流れるおそれがある。
従来、このようなパルス状の負荷電流が発生すると、そ
の電流値と、定常状態におけるボルテージフォロワ回路
200の出力インピーダンスの値とで決まる電圧ドロッ
プが過渡的に生じ、負荷容量21が定電圧出力端子25
0に接続されているので該ボルテージフォロワ回路20
0の補償動作に遅れが生じる。ところが、本実施例で
は、駆動用のPMOS214を設けているので、NMO
S206のゲートを速く充電することができ、該NMO
S206の応答速度が速くなる。そのため、負荷容量2
1を充電する応答速度が速くなり、結果的に、定電圧の
出力電圧Vout の電圧ドロップに対するボルテージフォ
ロワ回路200としての補償動作が速くなり、電圧ドロ
ップを的確に防止できる。
【0019】このように、本実施例では、NMOS20
6のゲートを充電するPMOS214を設けたので、定
電圧発生回路にパルス状の電流負荷がかかった場合で
も、出力電圧Vout のGND側への電圧ドロップを防止
することが可能となる。そのため、例えばローパワー系
のLSIに定電圧発生回路の出力を内部回路の電源とし
て使用する場合、パルス状の負荷電流による定電圧発生
回路のGND側への電圧ドロップ分のマージンを必要と
しなくなる。従って、電源電圧として定電圧発生回路の
出力設定値を下げることができ、よりローパワーなLS
Iの実現が期待できる。
【0020】第2の実施例 図6は、本発明の第2の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図であり、第1の実施例の図1中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。この定電圧発生回路
では、図1のボルテージフォロワ回路200内のPMO
S204,214に代えて、PMOS224を設けたボ
ルテージフォロワ回路200Aを設けている。このPM
OS224のコンダクタンスgm(=チャネル幅W/チ
ャネル長L)は、それと対になるPMOS203のコン
ダクタンスgm(=チャネル幅W/チャネル長L)より
も大きく設定されている。このような回路構成にした理
由は、次の通りである。第1の実施例を示す図1のPM
OS204と214は、そのソース、ゲート及びドレイ
ンが共通接続されている。このPMOS214を追加す
るということは、PMOS204の電流供給能力を大き
くする。即ち、PMOS204のコンダクタンスgmを
大きくしたことと等価である。PMOS204のコンダ
クタンスgmを大きくするということは、CMOSにお
いてMOSトランジスタのチャネル幅W/チャネル長L
を大きくすることである。また、一般的に差動増幅器で
構成されるボルテージフォロワ回路は、正入力と負入力
に対する対称性が要求されるので、差動段の能動負荷ト
ランジスタのコンダクタンスgmが同一に設計される。
従来の図3において説明すると、差動段の能動負荷用P
MOS13と14のコンダクタンスgmが同一に設計さ
れることである。
【0021】ここで、従来の図3と本実施例の図6とを
比較すると、回路的には全く等価であることがわかる。
ところが、一般的なボルテージフォロワ回路の差動段の
能動負荷トランジスタ対は、図3に示すようにPMOS
13と14のコンダクタンスgm(=W/L)が等しく
なるように設計されている。これに対し、本実施例で
は、ボルテージフォロワ回路200A内の差動段の能動
負荷用PMOS203,224対のうち、NMOS20
6をドライブする方のPMOS224のコンダクタンス
gm(=W/L)が、他方のPMOS203のコンダク
タンスgm(=W/L)よりも大きくなるように設定さ
れている。従って、第1の実施例と同様に、パルス状の
負荷電流に対する電圧ドロップに対し、PMOS224
によってNMOS206のゲートを速く充電することが
でき、その結果、該NMOS206の応答速度が速くな
ってその電圧ドロップに対するボルテージフォロワ回路
200Aとしての補償動作を速め、該電圧ドロップを防
止することができる。しかも、このような回路構成にす
ることにより、第1の実施例よりも素子数を減らすこと
ができる。
【0022】第3の実施例 図7は、本発明の第3の実施例を示す正電源回路型定電
圧発生回路の回路図であり、第1の実施例の図1中の要
素と共通の要素には共通の符号が付されている。この定
電圧発生回路は、第1の実施例の基準電圧発生回路10
0と、第1の実施例のボルテージフォロワ回路200と
異なる回路構成のボルテージフォロワ回路200Bと、
電圧降下検出回路300及び負荷電流供給回路400と
で、構成されている。ボルテージフォロワ回路200B
は、正入力端子が基準電圧発生回路100の出力側ノー
ドN100に接続され、出力端子がノードN200に接
続されており、従来の図3に示す差動増幅器で構成され
たボルテージフォロワ回路10と同一の回路構成であ
る。電圧降下検出回路300は、ノードN200の出力
電圧Vout が少しでもドロップした時にそれを検出する
回路であり、差動増幅器を用いたボルテージフォロワ回
路310と、コンパレータ(電圧比較器)320とで、
構成されている。
【0023】ボルテージフォロワ回路310は、正入力
端子がノードN100に接続されており、LSIのパタ
ーンレイアウト上で、定電圧の出力電圧Vout を発生さ
せるためのボルテージフォロワ回路200Bと全く同一
(大きさ、形状、方向等の全て)の回路構成になってい
る。そして、各ボルテージフォロワ回路200B,31
0の正入力端子がノードN100に共通接続され、さら
にそれらの各ボルテージフォロワ回路200B,310
がレイアウト的に全く同一であるため、その入力オフセ
ットも同一の値になり、それらの各出力側ノードN20
0,N310に全く同一の電圧が発生するようになって
いる。コンパレータ320は、正入力端子がノードN2
00に、負入力端子がノードN310にそれぞれ接続さ
れ、両入力電圧差に応じた電圧を出力側ノードN320
から出力するようになっている。ノードN320には、
負荷電流供給回路400が接続されている。負荷電流供
給回路400は、ノードN200に接続されており、電
圧降下検出回路300の出力に基づき、負荷電流を定電
圧出力端子250へ供給する回路である。この負荷電流
供給回路400は、PMOS401で構成されており、
そのソース・ドレインが電源電圧VDDと定電圧出力端
子250にそれぞれ接続され、さらにゲートがノードN
320に接続されている。
【0024】次に、動作を説明する。負荷電流の無い場
合、ボルテージフォロワ回路200Bと310が同一の
電圧を出力するので、コンパレータ320の入力が同電
位となる。ここで、パルス状の負荷電流が流れて定電圧
の出力電圧Vout が電圧ドロップを起こすと、コンパレ
ータ320がそれを検出する。この際、出力電圧Vout
がGND側へドロップすると、コンパレータ320の出
力側ノードN320から、GNDレベルが発生し、負荷
電流供給回路400へ送られる。負荷電流はGND側に
吸い込まれる電流であるから、その電流を供給するため
に、負荷電流供給回路400がPMOS401で構成さ
れている。出力電圧Vout がGND側へドロップした場
合、コンパレータ320の出力がGNDレベルのため、
負荷電流供給用のPMOS401がオンする。これによ
り、電源電圧VDDから定電圧出力端子250及びノー
ドN20を経由して負荷20へ電流を供給するので、出
力電圧Vout の電圧ドロップを防止できる。この一連の
補償動作の速度を決めるのは、コンパレータ320の反
応速度であるが、該コンパレータ320の負荷として設
けられているのは負荷電流供給用のPMOS401だけ
であるため、充分速く動作する。そのため、出力電圧V
out の電圧ドロップを最小限に抑えることが可能であ
る。
【0025】以上のように、本実施例では、定電圧の出
力電圧Vout のGND側への電圧ドロップを検出する電
圧降下検出回路300と、負荷電流供給回路400とを
設けたので、定電圧出力端子250にパルス状の電流負
荷がかかった場合でも、該出力電圧Vout のGND側へ
の電圧ドロップを防止することが可能となる。そのた
め、第1の実施例と同様に、ローパワー系のLSIに定
電圧発生回路の出力を内部回路の電源として使用する場
合、パルス状の負荷電流による定電圧発生回路のGND
側への電圧ドロップ分のマージンを必要としなくなるた
め、電源電圧としての定電圧発生回路の出力設定値を下
げることができ、よりローパワーなLSIの実現が期待
できる。
【0026】第4の実施例 図8は、本発明の第4の実施例を示す負電源回路型定電
圧発生回路の回路図であり、第3の実施例の図7中の要
素と共通の要素には共通の符号が付されている。この定
電圧発生回路では、第3の実施例の正電源回路を負電源
回路に置き換えたものである。この場合、負荷電流はG
NDから負電源電圧VSSへはき出す電流となるため、
負荷電流供給回路400はNMOS402で構成されて
いる。このような回路構成にしても、定電圧の出力電圧
Vout のGND側への電圧ドロップの補償動作が、第3
の実施例と同様に行われ、その第3の実施例と同様の利
点がある。
【0027】第5の実施例 図9は、本発明の第5の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図であり、第1の実施例の図1中の要素と共通の要
素には共通の符号が付されている。この定電圧発生回路
では、第1図のボルテージフォロワ回路200内のPM
OS214に代えて、出力段の定電流源207と並列に
ソースフォロワPMOS234を接続したボルテージフ
ォロワ回路200Cを設けた点のみが異なっている。P
MOS234は、ゲートがNMOS206のゲートと共
通接続され、さらにソース・ドレインが定電圧出力端子
250とGNDにそれぞれ接続されている。次に、動作
を説明する。出力段の定電流源207と並列に接続され
たPMOS234は、従来の図5に示す第2のパルス電
流負荷がかかる時点で、定電流源207の負荷容量21
を放電する動作を補う動作をする。パルス電流負荷によ
る定電圧出力のドロップに対する補償動作の過渡応答の
収束速度は、出力段の定電流源207の電流能力によっ
て決まる。通常、この定電流源207は、定電圧発生回
路の消費電流を小さく抑えるために、必要最小限の電流
能力しか持たせない。そこで、本実施例では、PMOS
234によって負荷容量21の放電を補うようにしてい
る。
【0028】図5のb点におけるNMOS206のゲー
ト電位は、該NMOS206をオフするためにGNDレ
ベルに近づいている。そのため、NMOS206に対し
て異なるタイプのPMOS234は、逆にオン状態にな
り、定電流源207と並列に負荷容量21を放電するこ
とができる。また、定電圧の出力電圧Vout が定常状態
のレベルに近づくと、PMOS234がオフする。その
ため、PMOS234は、定常状態では回路動作に寄与
せず、パルス状の電流負荷による出力電圧Vout のドロ
ップに対する補償動作の過渡応答時のみ動作する。従っ
て、消費電流を気にせず、電流能力を大きく取ることが
できるので、過渡応答の収束時間を短くすることが可能
となる。以上のように、本実施例では、出力段の定電流
源207と並列にソースフォロワPMOS234を設け
たので、パルス電流負荷による定電圧出力のドロップに
対する補償動作の過渡応答の収束時間を短縮できる。そ
のため、定電圧発生回路に連続したパルス電流負荷がか
かっても、第2以降のパルス電流負荷に対するより大き
な定電圧出力の電圧ドロップを防止することができる。
従って、例えばローパワー系のLSIに定電圧発生回路
の出力を内部回路の電源として用いる場合、連続したパ
ルス電流負荷の第2以降のパルス電流負荷に対するより
大きな定電圧のドロップ分のマージンを必要としなくな
るので、電源電圧として定電圧発生回路の出力設定値を
下げることができ、よりローパワーなLSIの実現が期
待できる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されず、
種々の変形例が可能である。その変形例としては、例え
ば次のようなものがある。 (a) 第1の実施例の図1、及び第2の実施例の図6
では、正電源回路の定電圧発生回路について説明した
が、電源の極性及びトランジスタの極性を変えることに
より、負電源回路構成にしても、定電圧出力のGND側
へのドロップを防止できる。 (b) 第5の実施例の図9では、正電源回路について
説明したが、電源の極性及びトランジスタの極性を変え
ることによって負電源回路構成にしても、上記実施例と
同様、連続したパルス電流負荷による定電圧出力の第2
以降のパルス電流負荷に対するより大きな電圧ドロップ
を防止することができる。 (c) 上記実施例の定電圧発生回路では、CMOSL
SIに組込んだ回路構成について説明したが、上記実施
例をバイポーラトランジスタを用いて構成したり、ある
いはバイポーラトランジスタとCMOSを組合せた集積
回路等にも適用できる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、出力段の出力ソースフォロワトランジスタの
反応速度を速めるために、その制御電極を充電する駆動
用トランジスタを設けたので、定電圧発生回路にパルス
状の負荷電流がかかった場合でも、定電圧出力のGND
側への電圧ドロップを防止できる。これにより、例えば
ローパワー系のLSI等に定電圧発生回路の出力を内部
回路の電源として使用する場合、パルス状の負荷電流に
よる定電圧発生回路のGND側への電圧ドロップ分のマ
ージンを必要としなくなる。従って、電源電圧として定
電圧発生回路の出力設定値を下げることができ、よりロ
ーパワーなLSI等を実現できる。第2の発明によれ
ば、第2の能動負荷トランジスタの駆動能力を第1の能
働負荷トランジスタの駆動能力よりも大きく設定したの
で、出力ソースフォロワトランジスタの反応速度を速め
ることができ、第1の発明と同様に、定電圧発生回路に
パルス状の電流負荷がかかった場合でも、定電圧出力の
GND側への電圧ドロップを防止できる。第3の発明に
よれば、定電圧出力のGND側への電圧ドロップを検出
する電圧降下検出回路と、負荷電流供給回路とを設けた
ので、第1の発明と同様に、定電圧発生回路にパルス状
の電流負荷がかかった場合でも、定電圧出力のGND側
への電圧ドロップを防止できる。
【0031】第4の発明によれば、電圧降下検出回路
を、例えばボルテージフォロワ回路とLSI等のレイア
ウトパターン上、全く同一の電圧降下検出用ボルテージ
フォロワ回路と、コンパレータとで構成したので、簡単
な回路構成で、定電圧出力のGND側への電圧ドロップ
を精度良く検出できる。第5の発明によれば、負荷電流
供給回路をPMOSまたはNMOSで構成したので、C
MOSLSI等へ簡単に組込むことができる。第6の発
明によれば、出力段の定電流源と並列にソースフォロワ
トランジスタを設けたので、パルス状の電流負荷による
定電圧出力のドロップに対する補償動作の過渡応答の収
束時間を短縮できる。これにより、定電圧発生回路に連
続したパルス電流負荷がかかっても、第2以降のパルス
電流負荷に対するより大きな定電圧出力の電圧ドロップ
を防止できる。従って、例えばローパワー系のLSI等
に定電圧発生回路の出力を内部回路の電源として用いる
場合、連続したパルス電流負荷の第2以降のパルス電流
負荷に対するより大きな定電圧のドロップ分のマージン
を必要としなくなるので、電源電圧として定電圧発生回
路の出力設定値を下げることができ、よりローパワーな
LSI等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図である。
【図2】従来の定電圧発生回路の構成図である。
【図3】図2のボルテージフォロワ回路の回路図であ
る。
【図4】図2及び図3の出力電圧波形図である。
【図5】パルス電流負荷が連続で発生した場合の図2及
び図3の出力電圧波形図である。
【図6】本発明の第2の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図である。
【図7】本発明の第3の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図である。
【図8】本発明の第4の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図である。
【図9】本発明の第5の実施例を示す定電圧発生回路の
回路図である。
【符号の説明】
20 負荷 21 負荷容量 22 スイッチ 23 負荷抵抗 100 基準電圧発生回路 200,200A,200B,200C ボルテー
ジフォロワ回路 201,202 第1,第2の入力用NMOS 203,204 第1,第2の能動負荷用PM
OS 205,207 定電流源 206 出力ソースフォロワNMOS 214 駆動用PMOS 224 第2の能動負荷用PMOS 234 ソースフォロワPMOS 300 電圧降下検出回路 310 ボルテージフォロワ回路 320 コンパレータ 400 負荷電流供給回路 401 負荷電流供給用PMOS 402 負荷電流供給用NMOS

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準電圧を発生する基準電圧発生回路
    と、前記基準電圧に追随する出力電圧を定電圧出力端子
    へ出力するボルテージフォロワ回路とを備え、 前記ボルテージフォロワ回路は、前記基準電圧及び出力
    電圧によってそれぞれ導通状態が制御される第1及び第
    2の入力トランジスタと、前記第1及び第2の入力トラ
    ンジスタにそれぞれ直列接続された第1及び第2の能動
    負荷トランジスタと、前記第2の能動負荷トランジスタ
    で駆動されて前記出力電圧を出力する出力ソースフォロ
    ワトランジスタとを、有する定電圧発生回路において、 制御電極が前記第2の能動負荷トランジスタの制御電極
    に共通接続され、かつ該第2の能動負荷トランジスタに
    対して並列接続され、前記出力ソースフォロワトランジ
    スタを駆動する駆動用トランジスタを、 設けたことを特徴とする定電圧発生回路。
  2. 【請求項2】 基準電圧を発生する基準電圧発生回路
    と、前記基準電圧に追随する出力電圧を定電圧出力端子
    へ出力するボルテージフォロワ回路とを備え、 前記ボルテージフォロワ回路は、前記基準電圧及び出力
    電圧によってそれぞれ導通状態が制御される第1及び第
    2の入力トランジスタと、前記第1及び第2の入力トラ
    ンジスタにそれぞれ直列接続された第1及び第2の能動
    負荷トランジスタと、前記第2の能動負荷トランジスタ
    で駆動されて前記出力電圧を出力する出力ソースフォロ
    ワトランジスタとを、有する定電圧発生回路において、 前記第2の能動負荷トランジスタの駆動能力を前記第1
    の能動負荷トランジスタの駆動能力よりも大きくしたこ
    とを特徴とする定電圧発生回路。
  3. 【請求項3】 基準電圧を発生する基準電圧発生回路
    と、前記基準電圧に追随する出力電圧を定電圧出力端子
    へ出力するボルテージフォロワ回路とを備えた定電圧発
    生回路において、 前記出力電圧の接地電位側への電圧降下を検出する電圧
    降下検出回路と、 前記電圧降下検出回路の出力に基づき負荷電流を前記定
    電圧出力端子へ供給する負荷電流供給回路とを、 設けたことを特徴とする定電圧発生回路。
  4. 【請求項4】 前記電圧降下検出回路は、前記基準電圧
    を入力しかつ前記ボルテージフォロワ回路と同一構成の
    電圧降下検出用ボルテージフォロワ回路と、前記ボルテ
    ージフォロワ回路の出力と前記電圧降下検出用ボルテー
    ジフォロワ回路の出力とを比較するコンパレータとで、
    構成したことを特徴とする請求項3記載の定電圧発生回
    路。
  5. 【請求項5】 前記負荷電流供給回路は、正電源の場合
    はPチャネルMOSトランジスタ、負電源の場合はNチ
    ャネルMOSトランジスタで構成したことを特徴とする
    請求項3記載の定電圧発生回路。
  6. 【請求項6】 基準電圧を発生する基準電圧発生回路
    と、前記基準電圧に追随する出力電圧を定電圧出力端子
    へ出力するボルテージフォロワ回路とを備え、 前記ボルテージフォロワ回路は、前記基準電圧及び出力
    電圧によってそれぞれ導通状態が制御される第1及び第
    2の入力トランジスタと、前記第1及び第2の入力トラ
    ンジスタにそれぞれ直列接続された第1及び第2の能動
    負荷トランジスタと、前記第2の能動負荷トランジスタ
    で駆動されて前記出力電圧を出力する第1導電型の出力
    ソースフォロワトランジスタと、前記出力ソースフォロ
    ワトランジスタに直列接続された出力段の定電流源と
    を、有する定電圧発生回路において、 制御電極が前記出力ソースフォロワトランジスタの制御
    電極に共通接続され、かつ前記定電流源に対して並列接
    続された第2導電型のトランジスタを、 ソースフォロワ形式で設けたことを特徴とする定電圧発
    生回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005011280A (ja) * 2003-06-23 2005-01-13 Rohm Co Ltd 電源回路
JP2009140261A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Oki Semiconductor Co Ltd 半導体集積回路

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