JPH06271512A - 光学活性トランス−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法 - Google Patents
光学活性トランス−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法Info
- Publication number
- JPH06271512A JPH06271512A JP6177293A JP6177293A JPH06271512A JP H06271512 A JPH06271512 A JP H06271512A JP 6177293 A JP6177293 A JP 6177293A JP 6177293 A JP6177293 A JP 6177293A JP H06271512 A JPH06271512 A JP H06271512A
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- cyclohexene
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- trans
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 光学活性ジベンゾイル酒石酸を光学分割剤と
して用いることを特徴とする光学活性trans−1,
2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造法。 【効果】 本発明によりl−trans−1,2−ジア
ミノ−4−シクロヘキセンを得ることができるので、高
い抗腫瘍活性をもつ白金錯体の製造ができ得る。また放
射性同位体ラベル白金錯体の合成も可能である。
して用いることを特徴とする光学活性trans−1,
2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造法。 【効果】 本発明によりl−trans−1,2−ジア
ミノ−4−シクロヘキセンを得ることができるので、高
い抗腫瘍活性をもつ白金錯体の製造ができ得る。また放
射性同位体ラベル白金錯体の合成も可能である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、抗腫瘍剤の中間体とな
るtrans−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセン
の製造法に関するものである。
るtrans−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセン
の製造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】trans−1、2ージアミノ−4−シ
クロヘキセンの製造方法は、テトラハイドロフタリック
アンハイドライドから3段階でtrans−4−シクロ
ヘキセン−1、2−ジヒドラジドに導き、Curuti
us転位を利用して合成する方法(J.Lab.Com
p. Radiopharm.25.349,(1988) )などで
知られている。
クロヘキセンの製造方法は、テトラハイドロフタリック
アンハイドライドから3段階でtrans−4−シクロ
ヘキセン−1、2−ジヒドラジドに導き、Curuti
us転位を利用して合成する方法(J.Lab.Com
p. Radiopharm.25.349,(1988) )などで
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の製造方法
ではラセミ体しか得られず、例えば化合物1の抗腫瘍剤
の中間体として有用な光学活性体の製造方法は現在のと
ころない。そこで本発明者らは、光学活性trans−
1、2ージアミノ−4−シクロヘキセンの製造法の確立
を目的として鋭意検討をかさねた。
ではラセミ体しか得られず、例えば化合物1の抗腫瘍剤
の中間体として有用な光学活性体の製造方法は現在のと
ころない。そこで本発明者らは、光学活性trans−
1、2ージアミノ−4−シクロヘキセンの製造法の確立
を目的として鋭意検討をかさねた。
【0004】
【化1】
【0005】
【課題を解決するための手段】その結果、上記目的は、
光学活性ジベンゾイル酒石酸を分割剤として、tran
s−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンを分割する
ことによって達成されることがわかった。すなわち、本
発明は、光学活性ジベンゾイル酒石酸を分割剤としてt
rans−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンを光
学分割することを特徴とする光学活性trans−1、
2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法である。
光学活性ジベンゾイル酒石酸を分割剤として、tran
s−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンを分割する
ことによって達成されることがわかった。すなわち、本
発明は、光学活性ジベンゾイル酒石酸を分割剤としてt
rans−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンを光
学分割することを特徴とする光学活性trans−1、
2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法である。
【0006】以下、本発明の構成を詳しく説明する。本
発明で用いる分割剤は光学活性ジベンゾイル酒石酸であ
り、そのD体、L体のいずれも用いることができる。
発明で用いる分割剤は光学活性ジベンゾイル酒石酸であ
り、そのD体、L体のいずれも用いることができる。
【0007】本発明のおいて、原料として用いられるt
rans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンは、
(1R,2R)−ジアミノ−4−シクロヘキセンと(1
S,2S)−ジアミノ−4−シクロヘキセンとを等量含
むラセミ型混合物のみならず、いずれか一方の光学異性
体を等量以上に含む混合物をも包含するものである。ま
た、trans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセ
ンは、塩酸、硫酸、燐酸、酢酸などとの塩として用いる
ことができる。
rans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンは、
(1R,2R)−ジアミノ−4−シクロヘキセンと(1
S,2S)−ジアミノ−4−シクロヘキセンとを等量含
むラセミ型混合物のみならず、いずれか一方の光学異性
体を等量以上に含む混合物をも包含するものである。ま
た、trans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセ
ンは、塩酸、硫酸、燐酸、酢酸などとの塩として用いる
ことができる。
【0008】trans−1、2−ジアミノ−4−シク
ロヘキセンの光学分割は次の手順と条件で行う。まず、
溶媒中でtrans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘ
キセン1モルに対して、0.1〜2.0モル、好ましく
は0.3〜1.5モル量の光学活性ジベンゾイル酒石酸
を接触させる。ここで使用する溶媒としては、tran
s−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンとジベンゾ
イル酒石酸を溶解するとともに溶液中でこれらの化合物
を化学的に変質せしめることなく、かつジアステレオマ
−塩を析出せしめるものであればよく、たとえば、水、
メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、アセトン、ア
セトニトリルなどのプロトン溶媒、またはこれらの混合
溶媒を用いることができる。好ましい溶媒はエタノ−
ル、水である。trans−1、2−ジアミノ−4−シ
クロヘキセンに光学活性ジベンゾイル酒石酸を接触させ
る方法としては、上記した溶媒中にtrans−1、2
−ジアミノ−4−シクロヘキセンおよび分割剤を別個に
溶解して混合してもよいし、また溶媒中にそれらを順次
溶解してもよい。
ロヘキセンの光学分割は次の手順と条件で行う。まず、
溶媒中でtrans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘ
キセン1モルに対して、0.1〜2.0モル、好ましく
は0.3〜1.5モル量の光学活性ジベンゾイル酒石酸
を接触させる。ここで使用する溶媒としては、tran
s−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンとジベンゾ
イル酒石酸を溶解するとともに溶液中でこれらの化合物
を化学的に変質せしめることなく、かつジアステレオマ
−塩を析出せしめるものであればよく、たとえば、水、
メタノ−ル、エタノ−ル、プロパノ−ル、アセトン、ア
セトニトリルなどのプロトン溶媒、またはこれらの混合
溶媒を用いることができる。好ましい溶媒はエタノ−
ル、水である。trans−1、2−ジアミノ−4−シ
クロヘキセンに光学活性ジベンゾイル酒石酸を接触させ
る方法としては、上記した溶媒中にtrans−1、2
−ジアミノ−4−シクロヘキセンおよび分割剤を別個に
溶解して混合してもよいし、また溶媒中にそれらを順次
溶解してもよい。
【0009】接触によって得られた溶液から難溶性のジ
アステレオマ−塩が晶析する。(+)−ジベンゾイル−
D−酒石酸を用いたとき(1R,2R)−ジアミノ−4
−シクロヘキセンと難溶性のジアステレオマ−塩を形成
する。難溶性のジアステレオマ−塩を分割溶媒から析出
させる際の温度は使用する溶媒の凝固点から沸点の範囲
であればよく目的に応じ適宜決められるが、通常0℃か
ら100℃の範囲で十分である。 難溶性のジアステレ
オマ−塩の結晶は、濾過、遠心分離などの通常の固液分
離法によって容易に分離することができる。一方、難溶
性のジアステレオマ−塩を分離した残りの母液をそのま
ま、または濃縮および/あるいは冷却して易溶性のジア
ステレオマ−塩を析出せしめ、これを分離することもで
きる。得られたジアステレオマ−塩は通常の方法で水か
ら再結晶することができる。
アステレオマ−塩が晶析する。(+)−ジベンゾイル−
D−酒石酸を用いたとき(1R,2R)−ジアミノ−4
−シクロヘキセンと難溶性のジアステレオマ−塩を形成
する。難溶性のジアステレオマ−塩を分割溶媒から析出
させる際の温度は使用する溶媒の凝固点から沸点の範囲
であればよく目的に応じ適宜決められるが、通常0℃か
ら100℃の範囲で十分である。 難溶性のジアステレ
オマ−塩の結晶は、濾過、遠心分離などの通常の固液分
離法によって容易に分離することができる。一方、難溶
性のジアステレオマ−塩を分離した残りの母液をそのま
ま、または濃縮および/あるいは冷却して易溶性のジア
ステレオマ−塩を析出せしめ、これを分離することもで
きる。得られたジアステレオマ−塩は通常の方法で水か
ら再結晶することができる。
【0010】こうして得られた各ジアステレオマ−塩を
適当な方法で分解することによって、分割剤と(1R,
2R)−ジアミノ−4−シクロヘキセンと(1S,2
S)−ジアミノ−4−シクロヘキセンを分離・採取する
ことができる。ジアステレオマ−塩の分解方法は任意で
あり、たとえば、水性溶媒中あるいは疎水性−水性混合
溶媒中で、酸またはアルカリで処理する方法などが適用
できる。すなわち、たとえばジアステレオマ−塩の塩化
メチレン溶液に分割剤として水酸化ナトリウム溶液を添
加する。このとき、脱水剤として無水硫酸マグネシウ
ム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸カリウムなどを添加
して良い。不溶物を除去し、溶液を濃縮蒸留することに
よって、(1R,2R)−ジアミノ−4−シクロヘキセ
ンを得ることができる。また同様の方法で(1S,2
S)−ジアミノ−4−シクロヘキセンを得ることができ
る。
適当な方法で分解することによって、分割剤と(1R,
2R)−ジアミノ−4−シクロヘキセンと(1S,2
S)−ジアミノ−4−シクロヘキセンを分離・採取する
ことができる。ジアステレオマ−塩の分解方法は任意で
あり、たとえば、水性溶媒中あるいは疎水性−水性混合
溶媒中で、酸またはアルカリで処理する方法などが適用
できる。すなわち、たとえばジアステレオマ−塩の塩化
メチレン溶液に分割剤として水酸化ナトリウム溶液を添
加する。このとき、脱水剤として無水硫酸マグネシウ
ム、無水硫酸ナトリウム、無水炭酸カリウムなどを添加
して良い。不溶物を除去し、溶液を濃縮蒸留することに
よって、(1R,2R)−ジアミノ−4−シクロヘキセ
ンを得ることができる。また同様の方法で(1S,2
S)−ジアミノ−4−シクロヘキセンを得ることができ
る。
【0011】また不溶物を除去し、溶液を濃縮し塩酸性
溶媒あるいは硫酸性溶媒を加えると(1R,2R)−ジ
アミノ−4−シクロヘキセンまたは(1S,2S)−ジ
アミノ−4−シクロヘキセンの塩酸塩または硫酸塩が得
られる。
溶媒あるいは硫酸性溶媒を加えると(1R,2R)−ジ
アミノ−4−シクロヘキセンまたは(1S,2S)−ジ
アミノ−4−シクロヘキセンの塩酸塩または硫酸塩が得
られる。
【0012】あるいは陽イオン交換樹脂、陰イオン交換
樹脂を用いて分割剤と分離し、濃縮蒸留あるいは逆浸透
膜などによっても光学活性trans−1、2−ジアミ
ノ−4−シクロヘキセンを得ることができる。
樹脂を用いて分割剤と分離し、濃縮蒸留あるいは逆浸透
膜などによっても光学活性trans−1、2−ジアミ
ノ−4−シクロヘキセンを得ることができる。
【0013】得られたtrans−1、2−ジアミノ−
4−シクロヘキセンは、例えば下記に示すような抗腫瘍
剤として用いられる白金錯体の合成に用いることができ
る。また放射性同位体ラベル白金錯体の合成も可能であ
る。
4−シクロヘキセンは、例えば下記に示すような抗腫瘍
剤として用いられる白金錯体の合成に用いることができ
る。また放射性同位体ラベル白金錯体の合成も可能であ
る。
【0014】
【化2】
【0015】
【実施例】以下本発明を実施例により説明する。
【0016】実施例1 trans−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセン・
2塩酸塩 3.09g(16.7mmol)を塩化メチ
レン100mlに懸濁させ、水酸化ナトリウム1.5g
−水溶液6mlを加えた。15分間攪拌した後、無水炭
酸カリウム10gを加え、溶媒不溶物を濾過した。溶媒
をロ−タリ−エバポレ−タ−で濃縮した。
2塩酸塩 3.09g(16.7mmol)を塩化メチ
レン100mlに懸濁させ、水酸化ナトリウム1.5g
−水溶液6mlを加えた。15分間攪拌した後、無水炭
酸カリウム10gを加え、溶媒不溶物を濾過した。溶媒
をロ−タリ−エバポレ−タ−で濃縮した。
【0017】残渣をエタノ−ル100mlに溶解し、室
温で(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸 6.0gを加
えると無色固体が析出した。濾取後、減圧乾燥し7.8
9gの粗生成物を得た。これを、水100mlで再結晶
した。水に不溶のものは濾過して除いた。再結晶は2回
行った。収量:3.53g
温で(+)−ジベンゾイル−D−酒石酸 6.0gを加
えると無色固体が析出した。濾取後、減圧乾燥し7.8
9gの粗生成物を得た。これを、水100mlで再結晶
した。水に不溶のものは濾過して除いた。再結晶は2回
行った。収量:3.53g
【0018】無色結晶を塩化メチレン50mlに懸濁さ
せ、水酸化ナトリウム0.5g−水溶液3mlを加え
た。15分間攪拌した後、無水炭酸カリウム10gを加
え、溶媒不溶物を濾過した。溶媒をロ−タリ−エバポレ
−タ−で濃縮し、アセトン100mlを加え、氷冷し
た。攪拌している反応溶液に、濃塩酸3mlをゆっくり
加えると、無色沈殿が析出してきた。濾取後、沈殿をア
セトンで洗浄し、減圧乾燥すると、(1R,2R)−ジ
アミノ−4−シクロヘキセン2塩酸塩が980mg得ら
れた。水−2−プロパノ−ルで再結晶した(光学純度9
9.5%)。
せ、水酸化ナトリウム0.5g−水溶液3mlを加え
た。15分間攪拌した後、無水炭酸カリウム10gを加
え、溶媒不溶物を濾過した。溶媒をロ−タリ−エバポレ
−タ−で濃縮し、アセトン100mlを加え、氷冷し
た。攪拌している反応溶液に、濃塩酸3mlをゆっくり
加えると、無色沈殿が析出してきた。濾取後、沈殿をア
セトンで洗浄し、減圧乾燥すると、(1R,2R)−ジ
アミノ−4−シクロヘキセン2塩酸塩が980mg得ら
れた。水−2−プロパノ−ルで再結晶した(光学純度9
9.5%)。
【0019】mp:322.2℃〜(分解) 元素分析:C6H14Cl2N2として 計算値 C,38.93;H,7.62;N,15.1
3;Cl,38.31 実測値 C,38.73;H,7.61;N,14.7
1;Cl,37.901 H−NMR(400MHz,D2O)δ:2.40
(2H,brd,J=20.0Hz)2.64(2H,
brd,J=20.9Hz),3.85(2H,br
t,J=1.96Hz),5.78(2H,s). 得られた塩の光学純度は、次のように測定したものを示
す。 光学純度:trans−1、2−ジアミノ−4−シクロ
ヘキセン・2塩酸塩123mgを塩化メチレン20ml
に溶解する。トリエチルアミン0.3mlを加え、オル
トクロロベンゾイルクロライド0.17mlを加える。
30分間室温で反応させた後、水を加える。水層を塩化
メチレンで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧乾固し、得られた残渣を高速
液体クロマトグラフィ−(HPLC)のサンプルとす
る。 HPLC条件 カラム:SUMICHIRAL OA−4000 カラム温度:40℃ UV:254nm 移動相:n−ヘキサン:CH2Cl2:エタノ−ル=9
0:10:2 保持時間:(1R,2R)−ジアミノ−4−シクロヘキ
セン 14.8min (1S,2S)−ジアミノ−4−シクロヘキセン 2
3.1min
3;Cl,38.31 実測値 C,38.73;H,7.61;N,14.7
1;Cl,37.901 H−NMR(400MHz,D2O)δ:2.40
(2H,brd,J=20.0Hz)2.64(2H,
brd,J=20.9Hz),3.85(2H,br
t,J=1.96Hz),5.78(2H,s). 得られた塩の光学純度は、次のように測定したものを示
す。 光学純度:trans−1、2−ジアミノ−4−シクロ
ヘキセン・2塩酸塩123mgを塩化メチレン20ml
に溶解する。トリエチルアミン0.3mlを加え、オル
トクロロベンゾイルクロライド0.17mlを加える。
30分間室温で反応させた後、水を加える。水層を塩化
メチレンで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。溶媒を減圧乾固し、得られた残渣を高速
液体クロマトグラフィ−(HPLC)のサンプルとす
る。 HPLC条件 カラム:SUMICHIRAL OA−4000 カラム温度:40℃ UV:254nm 移動相:n−ヘキサン:CH2Cl2:エタノ−ル=9
0:10:2 保持時間:(1R,2R)−ジアミノ−4−シクロヘキ
セン 14.8min (1S,2S)−ジアミノ−4−シクロヘキセン 2
3.1min
【0020】
【発明の効果】かくして、本発明によれば、trans
−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンを極めて簡単
な方法で収率良く、高い光学純度で光学分割することが
できる。また、分割剤の光学活性ジベンゾイル酒石酸は
ジアステレオマ−塩を酸、アルカリで処理することによ
り、容易に回収でき、さらに回収された光学活性ジベン
ゾイル酒石酸は再使用が可能である。
−1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンを極めて簡単
な方法で収率良く、高い光学純度で光学分割することが
できる。また、分割剤の光学活性ジベンゾイル酒石酸は
ジアステレオマ−塩を酸、アルカリで処理することによ
り、容易に回収でき、さらに回収された光学活性ジベン
ゾイル酒石酸は再使用が可能である。
Claims (1)
- 【請求項1】 光学活性ジベンゾイル酒石酸を分割剤と
してトランス−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセン
を光学分割することを特徴とする光学活性トランス−
1、2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6177293A JPH06271512A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 光学活性トランス−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6177293A JPH06271512A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 光学活性トランス−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06271512A true JPH06271512A (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=13180734
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6177293A Pending JPH06271512A (ja) | 1993-03-22 | 1993-03-22 | 光学活性トランス−1,2−ジアミノ−4−シクロヘキセンの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06271512A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010519262A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | インデナ・ソチエタ・ペル・アチオニ | (2r,3s)−3−フェニルイソセリンメチルエステル酢酸塩の製造方法 |
-
1993
- 1993-03-22 JP JP6177293A patent/JPH06271512A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010519262A (ja) * | 2007-02-22 | 2010-06-03 | インデナ・ソチエタ・ペル・アチオニ | (2r,3s)−3−フェニルイソセリンメチルエステル酢酸塩の製造方法 |
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