JPH06243235A - 実装基板検査装置 - Google Patents
実装基板検査装置Info
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- JPH06243235A JPH06243235A JP5023112A JP2311293A JPH06243235A JP H06243235 A JPH06243235 A JP H06243235A JP 5023112 A JP5023112 A JP 5023112A JP 2311293 A JP2311293 A JP 2311293A JP H06243235 A JPH06243235 A JP H06243235A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】基板、電子部品、クリーム半田などの色の差を
充分な分解能で見分け、部品や半田の有無や位置ずれな
どを安定して検査する。 【構成】エリアセンサカメラ22により基板1を撮像す
る。撮像に際して、入射光量制御部20によりあらかじ
め定められた光量で同一部分を明暗2種類の画像として
撮像する。撮像された画像はRGB別にフレームメモリ
14に蓄えられ、この画像データは制御部19によって
制御されるセレクタ15により時分割でカラー画像処理
部16に渡される。カラー画像処理部16では明画像に
対して色座標変換を行い、部品毎に用意されている2値
化しきい値に応じて2値処理を行う。また、暗画像に対
しては、同様に色座標変換を行った後濃淡画像であるY
信号のみを出力する。次いで、フレームメモリ17にお
いて前記2値画像と濃淡画像を合成し、認識処理部18
において濃淡認識を行う。
充分な分解能で見分け、部品や半田の有無や位置ずれな
どを安定して検査する。 【構成】エリアセンサカメラ22により基板1を撮像す
る。撮像に際して、入射光量制御部20によりあらかじ
め定められた光量で同一部分を明暗2種類の画像として
撮像する。撮像された画像はRGB別にフレームメモリ
14に蓄えられ、この画像データは制御部19によって
制御されるセレクタ15により時分割でカラー画像処理
部16に渡される。カラー画像処理部16では明画像に
対して色座標変換を行い、部品毎に用意されている2値
化しきい値に応じて2値処理を行う。また、暗画像に対
しては、同様に色座標変換を行った後濃淡画像であるY
信号のみを出力する。次いで、フレームメモリ17にお
いて前記2値画像と濃淡画像を合成し、認識処理部18
において濃淡認識を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検査基板の導体の形
状や、基板に実装された電子部品や、印刷されたクリー
ム半田などを撮像して得られる複数色のカラー画像を処
理して、前記導体や、電子部品や、クリーム半田などの
有無、位置ずれ、面積の違いを検査する実装基板検査装
置に関するものである。
状や、基板に実装された電子部品や、印刷されたクリー
ム半田などを撮像して得られる複数色のカラー画像を処
理して、前記導体や、電子部品や、クリーム半田などの
有無、位置ずれ、面積の違いを検査する実装基板検査装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、表面実装部品をふくむ回路基板
の製造は、クリーム半田印刷、電子部品のマウント(装
着)、半田付けの三工程に分けて行われる。近年の電子
部品の小型化と実装基板の高密度化にともない、ほとん
どの場合前記三工程はクリーム半田自動印刷機、部品の
自動装着機、半田リフロー機によって自動で行われる。
このように自動機を用いた場合、様々な要因により、正
しく印刷されないときや、正しく装着されないときがあ
り、その不良印刷ならびに不良実装のまま半田付けを行
うと手直しの手間が大きいため、半田付け前に検査を行
う必要がある。
の製造は、クリーム半田印刷、電子部品のマウント(装
着)、半田付けの三工程に分けて行われる。近年の電子
部品の小型化と実装基板の高密度化にともない、ほとん
どの場合前記三工程はクリーム半田自動印刷機、部品の
自動装着機、半田リフロー機によって自動で行われる。
このように自動機を用いた場合、様々な要因により、正
しく印刷されないときや、正しく装着されないときがあ
り、その不良印刷ならびに不良実装のまま半田付けを行
うと手直しの手間が大きいため、半田付け前に検査を行
う必要がある。
【0003】しかし、このような検査を検査作業員によ
る目視検査に頼っていたのでは、検査ミスの発生を完全
になくすことができず、また近年の電子部品の小型化と
実装基板の高密度化にともない目視による検査は限界に
きている。
る目視検査に頼っていたのでは、検査ミスの発生を完全
になくすことができず、また近年の電子部品の小型化と
実装基板の高密度化にともない目視による検査は限界に
きている。
【0004】そこで、基板の自動検査機が重要になって
来るのだが、方式としては白黒カメラ、カラーカメラ、
三次元カメラ、X線カメラなど、様々な提案が各社から
なされている。精度、タクト、コストなどの諸性能を考
えた場合、インラインでの検査機においてはタクトが特
に重要であり、撮像時間が短く、かつ情報量が多いカラ
ーカメラによる検査が注目されている。
来るのだが、方式としては白黒カメラ、カラーカメラ、
三次元カメラ、X線カメラなど、様々な提案が各社から
なされている。精度、タクト、コストなどの諸性能を考
えた場合、インラインでの検査機においてはタクトが特
に重要であり、撮像時間が短く、かつ情報量が多いカラ
ーカメラによる検査が注目されている。
【0005】以下、図面を参照しながら、上述した従来
のカラー画像による部品実装基板の検査装置について説
明する。図9は特開昭62−180250号公報に示さ
れている従来のカラー画像による部品実装基板の検査装
置である。図9において、1は被検査対象であるプリン
ト基板、2はプリント基板を乗せるX−Yテーブル、3
はプリント基板を照らす照明、4はカラー画像の撮像
部、5は撮像部の信号を処理する処理部、6,7,8,
9,10は処理部5を構成する画像入力部、画像処理
部、判定部、メモリ、制御部、11は画像コントロー
ラ、12はテーブルコントローラ、13は判定結果出力
部である。
のカラー画像による部品実装基板の検査装置について説
明する。図9は特開昭62−180250号公報に示さ
れている従来のカラー画像による部品実装基板の検査装
置である。図9において、1は被検査対象であるプリン
ト基板、2はプリント基板を乗せるX−Yテーブル、3
はプリント基板を照らす照明、4はカラー画像の撮像
部、5は撮像部の信号を処理する処理部、6,7,8,
9,10は処理部5を構成する画像入力部、画像処理
部、判定部、メモリ、制御部、11は画像コントロー
ラ、12はテーブルコントローラ、13は判定結果出力
部である。
【0006】このような構成要素からなる部品実装基板
の検査装置について、以下これら構成要素間の関係とそ
の動作について説明する。まず、照明3によりX−Yテ
ーブル2上の被検査対象であるプリント基板1を照ら
し、カラー画像の撮像部4で撮像を行う。そして、撮像
部4の信号を処理する処理部5にて画像の処理を行い、
判定結果出力部12に判定結果を出力する。このとき処
理部5の内部では、撮像部4の出力画像信号が画像入力
部6を通してメモリ9に送られ蓄えられる。このように
してメモリ9に蓄えられた画像信号は画像処理部7、判
定部8、制御部10にて良不良が判定されて判定結果出
力部13に出力される。
の検査装置について、以下これら構成要素間の関係とそ
の動作について説明する。まず、照明3によりX−Yテ
ーブル2上の被検査対象であるプリント基板1を照ら
し、カラー画像の撮像部4で撮像を行う。そして、撮像
部4の信号を処理する処理部5にて画像の処理を行い、
判定結果出力部12に判定結果を出力する。このとき処
理部5の内部では、撮像部4の出力画像信号が画像入力
部6を通してメモリ9に送られ蓄えられる。このように
してメモリ9に蓄えられた画像信号は画像処理部7、判
定部8、制御部10にて良不良が判定されて判定結果出
力部13に出力される。
【0007】このとき、基板、電子部品、クリーム半田
などの部品を各画素の色情報の差によって見分けてい
る。これに対して、白黒カメラで撮像した場合は輝度情
報のみで識別しているため識別できない部品が多くな
る。このようにして、図9の従来例ではカラー画像によ
る部品実装基板の検査装置を実現している。
などの部品を各画素の色情報の差によって見分けてい
る。これに対して、白黒カメラで撮像した場合は輝度情
報のみで識別しているため識別できない部品が多くな
る。このようにして、図9の従来例ではカラー画像によ
る部品実装基板の検査装置を実現している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような構成で基板、電子部品、クリーム半田などを各画
素の色情報の差によって見分けるには次のような問題が
ある。図7は基板を撮像したときの各画素の色度ならび
に輝度をプロットした図である。ここにみられるように
見分けなくてはならないほとんどの部品の色度情報は最
大値の10%程度以内に集中しており、また、部品の電
極と半田の部分の輝度情報は大変高い。このとき、色度
の分解能を上げるため照明部の光量を上げると電極部と
半田部の輝度が飽和してしまい電極と半田が見分けられ
なくなる。また逆に電極と半田を見分けようとすると、
そのほかの部分が見分けられなくなる。図8は光量を上
げた場合の例を示した図であり、電極部と半田部は白
(R,G,B最大)になっている。したがって、通常の
光量に対して従来の撮像手段を用いた場合、必要な色の
分解能を得ることが難しいという問題点がある。
ような構成で基板、電子部品、クリーム半田などを各画
素の色情報の差によって見分けるには次のような問題が
ある。図7は基板を撮像したときの各画素の色度ならび
に輝度をプロットした図である。ここにみられるように
見分けなくてはならないほとんどの部品の色度情報は最
大値の10%程度以内に集中しており、また、部品の電
極と半田の部分の輝度情報は大変高い。このとき、色度
の分解能を上げるため照明部の光量を上げると電極部と
半田部の輝度が飽和してしまい電極と半田が見分けられ
なくなる。また逆に電極と半田を見分けようとすると、
そのほかの部分が見分けられなくなる。図8は光量を上
げた場合の例を示した図であり、電極部と半田部は白
(R,G,B最大)になっている。したがって、通常の
光量に対して従来の撮像手段を用いた場合、必要な色の
分解能を得ることが難しいという問題点がある。
【0009】また、人間の目の特性は対数特性であり、
暗い色の色相の差の分解能が高いこともこれに合致した
現象である。さらに、現在の電極認識方法は電極部にお
ける光の反射に頼っており、光が十分に反射する照明を
使用する必要がある。しかし、この場合部品表面の光の
反射も大きくなり部品色の識別が困難になることがあ
る。
暗い色の色相の差の分解能が高いこともこれに合致した
現象である。さらに、現在の電極認識方法は電極部にお
ける光の反射に頼っており、光が十分に反射する照明を
使用する必要がある。しかし、この場合部品表面の光の
反射も大きくなり部品色の識別が困難になることがあ
る。
【0010】本発明は、上記の問題点に対して、基板、
電子部品、クリーム半田などの色の差と輝度の差を充分
な分解能で見分け、部品や半田の有無や位置ずれなどを
安定して検査できる実装基板検査装置を提供するもので
ある。
電子部品、クリーム半田などの色の差と輝度の差を充分
な分解能で見分け、部品や半田の有無や位置ずれなどを
安定して検査できる実装基板検査装置を提供するもので
ある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の実装基板検査装置は、基板に実装された電
子部品や、印刷されたクリーム半田を複数色のカラー画
像撮像手段を用いて検査する検査装置において、検査対
象に応じた最適な入射光量をあらかじめ記憶した記憶手
段と、カラー画像撮像手段に入射する光量を前記記憶手
段から読みだし検査対象に応じて切り換える手段と、撮
像画像にカラー画像処理を施し特定色を2値画像として
抽出する機能とカラー画像を濃淡画像に変換する機能を
持つカラー画像処理手段と、数段階の光量で撮像された
後前記カラー画像処理手段により2値化された画像と濃
淡画像を合成する手段を備えたものである。
に、本発明の実装基板検査装置は、基板に実装された電
子部品や、印刷されたクリーム半田を複数色のカラー画
像撮像手段を用いて検査する検査装置において、検査対
象に応じた最適な入射光量をあらかじめ記憶した記憶手
段と、カラー画像撮像手段に入射する光量を前記記憶手
段から読みだし検査対象に応じて切り換える手段と、撮
像画像にカラー画像処理を施し特定色を2値画像として
抽出する機能とカラー画像を濃淡画像に変換する機能を
持つカラー画像処理手段と、数段階の光量で撮像された
後前記カラー画像処理手段により2値化された画像と濃
淡画像を合成する手段を備えたものである。
【0012】また本発明の実装基板検査装置は、光量を
切り換える手段として撮像手段の撮像時間を変化させる
入射光量制御手段を備えたものであり、また光量を切り
換える手段として撮像手段のレンズの絞り値を切り替え
る入射光量制御手段を備えたものである。
切り換える手段として撮像手段の撮像時間を変化させる
入射光量制御手段を備えたものであり、また光量を切り
換える手段として撮像手段のレンズの絞り値を切り替え
る入射光量制御手段を備えたものである。
【0013】また本発明の実装基板検査装置は、前記カ
ラー画像撮像手段として1次元の画像を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段により撮像された画像から2次元の
画像を得るために被撮像物を移動させる移動手段を備え
さらに、前記光量を切り換える手段として被撮像物の移
動を止めることなく数段階の入射光量で被撮像物を撮像
できるように光電変換素子の電化蓄積時間を切り換える
手段を備えたものである。
ラー画像撮像手段として1次元の画像を撮像する撮像手
段と、前記撮像手段により撮像された画像から2次元の
画像を得るために被撮像物を移動させる移動手段を備え
さらに、前記光量を切り換える手段として被撮像物の移
動を止めることなく数段階の入射光量で被撮像物を撮像
できるように光電変換素子の電化蓄積時間を切り換える
手段を備えたものである。
【0014】また本発明の実装基板検査装置は、基板全
体をむらなく照射し、部品色を鮮やかに出すために照明
の直接反射光が撮像手段に入射しないように取り付けら
れた主たる拡散照明と、上方から指向性の強い光を照射
することで電極の反射光が直接撮像手段に入射するよう
に取り付けられた補助たる集光照明とによる照明手段を
備えたものである。
体をむらなく照射し、部品色を鮮やかに出すために照明
の直接反射光が撮像手段に入射しないように取り付けら
れた主たる拡散照明と、上方から指向性の強い光を照射
することで電極の反射光が直接撮像手段に入射するよう
に取り付けられた補助たる集光照明とによる照明手段を
備えたものである。
【0015】また本発明の実装基板検査装置は、色識別
を行う部品に対しては下方に移動させ、電極認識を行う
部品に対しては上方に移動させる照明手段を備えたもの
であり、また常時、拡散光を照射する照明手段と、被検
査対象物が電極である場合においてのみ瞬時発行する照
明手段を備えたものである。
を行う部品に対しては下方に移動させ、電極認識を行う
部品に対しては上方に移動させる照明手段を備えたもの
であり、また常時、拡散光を照射する照明手段と、被検
査対象物が電極である場合においてのみ瞬時発行する照
明手段を備えたものである。
【0016】
【作用】本発明の実装基板検査装置は、部品の輝度に応
じて入射光量を段階的に切り換えるため、従来の一定の
入射光量による方法では大半の部品と電極の双方を精度
よく識別することが困難であったものが、確実に識別す
ることが可能となり、部品の有無や位置ずれが検査でき
る。
じて入射光量を段階的に切り換えるため、従来の一定の
入射光量による方法では大半の部品と電極の双方を精度
よく識別することが困難であったものが、確実に識別す
ることが可能となり、部品の有無や位置ずれが検査でき
る。
【0017】このとき、検査対象に応じて入射光量を変
えているため、基板、電子部品、クリーム半田などの各
カラーの映像信号出力に対して充分な分解能を得ること
ができる。さらに各画素毎に演算を行い、色相、明度、
彩度などの色差をもとめる場合においても同様に、充分
な分解能を得ることができる。
えているため、基板、電子部品、クリーム半田などの各
カラーの映像信号出力に対して充分な分解能を得ること
ができる。さらに各画素毎に演算を行い、色相、明度、
彩度などの色差をもとめる場合においても同様に、充分
な分解能を得ることができる。
【0018】このようにして、検査対象に応じて入射光
量を制御する手段を備えることによって、信号が小さく
高い分解能を必要とする部品、ならびに信号が大きく輝
度が飽和しやすい電極の識別を安定に行い、部品の有無
や位置ずれなどを精度よく検査することが可能となる。
量を制御する手段を備えることによって、信号が小さく
高い分解能を必要とする部品、ならびに信号が大きく輝
度が飽和しやすい電極の識別を安定に行い、部品の有無
や位置ずれなどを精度よく検査することが可能となる。
【0019】また本発明は、色識別用の2値化画像と電
極識別用の画像を重ね合わせた後認識処理を行うため、
それぞれの画像に対して認識処理を行った後最終結果を
出す方法と比較して検査時間が増化することを防ぐこと
ができる。
極識別用の画像を重ね合わせた後認識処理を行うため、
それぞれの画像に対して認識処理を行った後最終結果を
出す方法と比較して検査時間が増化することを防ぐこと
ができる。
【0020】また本発明は、色識別用の2値化画像と電
極識別用の濃淡画像を重ね合わせるため、光量を変えて
撮像した画像を直接重ね合わせる方法のように、重ね合
わせに際して複雑な処理を必要とせずに装置を構成する
ことができる。
極識別用の濃淡画像を重ね合わせるため、光量を変えて
撮像した画像を直接重ね合わせる方法のように、重ね合
わせに際して複雑な処理を必要とせずに装置を構成する
ことができる。
【0021】さらに本発明は、従来電極を発光させよう
とした場合、部品表面の反射も増加し、そのため色によ
る識別を困難にしていたのに対し、拡散照明と集光照明
を併用することにより、電極の識別をより容易にしなが
ら部品色による識別の精度を下げずに検査することが可
能となる。
とした場合、部品表面の反射も増加し、そのため色によ
る識別を困難にしていたのに対し、拡散照明と集光照明
を併用することにより、電極の識別をより容易にしなが
ら部品色による識別の精度を下げずに検査することが可
能となる。
【0022】さらに本発明は、従来電極を発光させよう
とした場合、部品表面の反射も増加し、そのため色によ
る識別を困難にしていたのに対し、同一照明を瞬時に上
下させ、2枚の画像を撮像し、照明が下方にあるときに
撮像した画像を色識別、照明が上方にあるときに撮像し
た画像を電極識別に使用することによって、電極の識別
をより容易にしながら部品色による識別の精度を下げず
に検査することが可能となる。
とした場合、部品表面の反射も増加し、そのため色によ
る識別を困難にしていたのに対し、同一照明を瞬時に上
下させ、2枚の画像を撮像し、照明が下方にあるときに
撮像した画像を色識別、照明が上方にあるときに撮像し
た画像を電極識別に使用することによって、電極の識別
をより容易にしながら部品色による識別の精度を下げず
に検査することが可能となる。
【0023】さらに本発明は、従来電極を発光させよう
とした場合、部品表面の反射も増加し、そのため色によ
る識別を困難にしていたのに対し、部品を照射するため
の拡散照明と電極を発光させるためのストロボ照明を併
用し、色識別時には拡散照明のみで撮像し、電極識別時
にはストロボを発光させて得た画像を使用することによ
り、電極の識別をより容易にしながら部品色による識別
の精度を下げずに検査することが可能となる。
とした場合、部品表面の反射も増加し、そのため色によ
る識別を困難にしていたのに対し、部品を照射するため
の拡散照明と電極を発光させるためのストロボ照明を併
用し、色識別時には拡散照明のみで撮像し、電極識別時
にはストロボを発光させて得た画像を使用することによ
り、電極の識別をより容易にしながら部品色による識別
の精度を下げずに検査することが可能となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の基板検査装置の一実施例を図
面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施
例における実装基板検査装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、22は撮像のためのエリアセンサ
カメラ、14はRGB信号別に用意された2組の512
×480のフレームメモリ、15は2組のフレームメモ
リ14の出力を選択するセレクタ、16はカラー画像処
理部、17は512×480のフレームメモリ、18は
認識処理部、19は制御部、20は入射光量制御部、2
1はデータ記憶部である。
面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施
例における実装基板検査装置の構成を示すブロック図で
ある。図1において、22は撮像のためのエリアセンサ
カメラ、14はRGB信号別に用意された2組の512
×480のフレームメモリ、15は2組のフレームメモ
リ14の出力を選択するセレクタ、16はカラー画像処
理部、17は512×480のフレームメモリ、18は
認識処理部、19は制御部、20は入射光量制御部、2
1はデータ記憶部である。
【0025】このような構成要素からなる実装基板検査
装置について、以下これら構成要素間の関係とその動作
を説明する。第1の実施例は、検査対象であるプリント
基板1からの反射光を、撮像のためのエリアセンサカメ
ラ22により撮像する。撮像に際して、データ記憶部2
1に記憶してある光量で同一部分を明暗2種類の画像と
して撮像する。その際、光量は入射光量制御部20によ
って制御される。撮像された画像はRGB別にフレーム
メモリ14に蓄えられる。次いで、フレームメモリ14
上のデータは制御部19によって制御されるセレクタ1
5により時分割でカラー画像処理部に渡される。カラー
画像処理部16では明画像をYIQ色度座標系に色座標
変換を行い、部品毎にデータ記憶部21に記憶してある
2値化しきい値に応じて2値処理を行う。また、暗画像
に対しては、明画像と同様にYIQ色度座標系に色座標
変換を行った後濃淡画像であるY信号のみを出力する。
次いで、フレームメモリ17において前記2値画像と濃
淡画像が合成されて、認識処理部18において濃淡認識
を行う。
装置について、以下これら構成要素間の関係とその動作
を説明する。第1の実施例は、検査対象であるプリント
基板1からの反射光を、撮像のためのエリアセンサカメ
ラ22により撮像する。撮像に際して、データ記憶部2
1に記憶してある光量で同一部分を明暗2種類の画像と
して撮像する。その際、光量は入射光量制御部20によ
って制御される。撮像された画像はRGB別にフレーム
メモリ14に蓄えられる。次いで、フレームメモリ14
上のデータは制御部19によって制御されるセレクタ1
5により時分割でカラー画像処理部に渡される。カラー
画像処理部16では明画像をYIQ色度座標系に色座標
変換を行い、部品毎にデータ記憶部21に記憶してある
2値化しきい値に応じて2値処理を行う。また、暗画像
に対しては、明画像と同様にYIQ色度座標系に色座標
変換を行った後濃淡画像であるY信号のみを出力する。
次いで、フレームメモリ17において前記2値画像と濃
淡画像が合成されて、認識処理部18において濃淡認識
を行う。
【0026】このようにして部品色による識別用と電極
識別用の明暗2枚の画像を撮ることによって、双方の識
別を安定に精度良く行い、部品や半田の有無や位置ずれ
などを安定して検査する実装基板検査装置を構成するこ
とができる。また、本実施例の構成によれば、最も処理
時間がかかる認識処理部では、従来と同様に1枚の濃淡
画像を処理することになるため、全体の処理速度は従来
と大差なく高速に検査を行うことが可能である。
識別用の明暗2枚の画像を撮ることによって、双方の識
別を安定に精度良く行い、部品や半田の有無や位置ずれ
などを安定して検査する実装基板検査装置を構成するこ
とができる。また、本実施例の構成によれば、最も処理
時間がかかる認識処理部では、従来と同様に1枚の濃淡
画像を処理することになるため、全体の処理速度は従来
と大差なく高速に検査を行うことが可能である。
【0027】図2は本発明の第2の実施例における実装
基板検査装置の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、22は撮像のためのエリアセンサカメラ、14は
RGB信号別に用意された3組の512×480のフレ
ームメモリ、15は3組のフレームメモリ14の出力を
選択するためのセレクタ、16はカラー画像処理部、1
7は512×480のフレームメモリ、18は認識処理
部、19は制御部、20は入射光量制御部、21はデー
タ記憶部、23はカラー画像処理部16の出力を選択す
るセレクタ、24は2組の512×480のフレームメ
モリ、25は論理和回路である。
基板検査装置の構成を示すブロック図である。図2にお
いて、22は撮像のためのエリアセンサカメラ、14は
RGB信号別に用意された3組の512×480のフレ
ームメモリ、15は3組のフレームメモリ14の出力を
選択するためのセレクタ、16はカラー画像処理部、1
7は512×480のフレームメモリ、18は認識処理
部、19は制御部、20は入射光量制御部、21はデー
タ記憶部、23はカラー画像処理部16の出力を選択す
るセレクタ、24は2組の512×480のフレームメ
モリ、25は論理和回路である。
【0028】このような構成要素からなる実装基板検査
装置について、以下これら構成要素間の関係とその動作
を説明する。第2の実施例は、検査対象であるプリント
基板1からの反射光を、撮像のためのエリアセンサカメ
ラ22により撮像する。撮像に際して、画面内の検査部
品に応じてあらかじめデータ記憶部21に記憶させてあ
る光量で同一画面を1〜3枚撮像する。すなわち、画面
内に通常の反射率の部品のみ存在する場合はやや多めの
光量でのみ撮像し、反射率が低い部分のみが存在する場
合にはかなり多めの光量でのみ撮像し、電極有り部品の
みの場合には少ない光量でのみ撮像する。画面内にこれ
らの部品が混在している場合には、光量の違う2〜3枚
の画像を撮像することで対処する。光量の制御は入射光
量制御部20によって行われる。このようにして撮像さ
れた画像はRGB別にフレームメモリ14に蓄えられ
る。
装置について、以下これら構成要素間の関係とその動作
を説明する。第2の実施例は、検査対象であるプリント
基板1からの反射光を、撮像のためのエリアセンサカメ
ラ22により撮像する。撮像に際して、画面内の検査部
品に応じてあらかじめデータ記憶部21に記憶させてあ
る光量で同一画面を1〜3枚撮像する。すなわち、画面
内に通常の反射率の部品のみ存在する場合はやや多めの
光量でのみ撮像し、反射率が低い部分のみが存在する場
合にはかなり多めの光量でのみ撮像し、電極有り部品の
みの場合には少ない光量でのみ撮像する。画面内にこれ
らの部品が混在している場合には、光量の違う2〜3枚
の画像を撮像することで対処する。光量の制御は入射光
量制御部20によって行われる。このようにして撮像さ
れた画像はRGB別にフレームメモリ14に蓄えられ
る。
【0029】次いで、フレームメモリ14上のデータは
制御部19によって制御されるセレクタ15により適宜
選択されてカラー画像処理部16に渡される。カラー画
像処理部16では電極識別以外の画像をYIQ色度座標
系に色座標変換し、部品毎に用意されている2値化しき
い値に応じて2値処理を行う。また、電極識別用の画像
に対しては、その他の画像と同様にYIQ色度座標系に
色座標変換を行った後、濃淡画像であるY信号のみを出
力する。カラー画像処理部16によって2値化された画
像はセレクタ23で選択され、一旦フレームメモリ24
に蓄えられた後、論理和回路25で2値画像同士の論理
和をとり、フレームメモリ17において濃淡画像と合成
されて、認識処理部18において濃淡認識を行う。
制御部19によって制御されるセレクタ15により適宜
選択されてカラー画像処理部16に渡される。カラー画
像処理部16では電極識別以外の画像をYIQ色度座標
系に色座標変換し、部品毎に用意されている2値化しき
い値に応じて2値処理を行う。また、電極識別用の画像
に対しては、その他の画像と同様にYIQ色度座標系に
色座標変換を行った後、濃淡画像であるY信号のみを出
力する。カラー画像処理部16によって2値化された画
像はセレクタ23で選択され、一旦フレームメモリ24
に蓄えられた後、論理和回路25で2値画像同士の論理
和をとり、フレームメモリ17において濃淡画像と合成
されて、認識処理部18において濃淡認識を行う。
【0030】このようにして部品色による識別用の画像
を部品の反射率に応じて撮像することによって、装置の
構成は第1の実施例と比較して複雑に成るが、より精度
必要とする部品の認識に対応することができる。
を部品の反射率に応じて撮像することによって、装置の
構成は第1の実施例と比較して複雑に成るが、より精度
必要とする部品の認識に対応することができる。
【0031】第1、2の実施例における実装基板検査装
置の入射光量の制御方法としては、エリアセンサカメラ
22の電子シャッタを制御して行ってもよく、またエリ
アセンサカメラ22に装着されているレンズの絞り値を
制御して行ってもよい。
置の入射光量の制御方法としては、エリアセンサカメラ
22の電子シャッタを制御して行ってもよく、またエリ
アセンサカメラ22に装着されているレンズの絞り値を
制御して行ってもよい。
【0032】図3は本発明の第3の実施例における実装
基板検査装置の構成図を示すブロック図である。図3に
おいて、26は撮像のためのラインセンサカメラ、27
はRGB信号別に用意された2組の5000×4096
のフレームメモリ、15は2組のフレームメモリ27の
出力を選択するセレクタ、28はRGB信号別に用意さ
れた512×480のフレームメモリ、16はカラー画
像処理部、17は512×480のフレームメモリ、1
8は認識処理部、19は制御部、20は入射光量制御
部、21はデータ記憶部、29はX−Yテーブルを駆動
させるための駆動装置である。
基板検査装置の構成図を示すブロック図である。図3に
おいて、26は撮像のためのラインセンサカメラ、27
はRGB信号別に用意された2組の5000×4096
のフレームメモリ、15は2組のフレームメモリ27の
出力を選択するセレクタ、28はRGB信号別に用意さ
れた512×480のフレームメモリ、16はカラー画
像処理部、17は512×480のフレームメモリ、1
8は認識処理部、19は制御部、20は入射光量制御
部、21はデータ記憶部、29はX−Yテーブルを駆動
させるための駆動装置である。
【0033】このような構成要素からなる実装基板検査
装置について、以下これら構成要素間の関係とその動作
を説明する。第3の実施例は、検査対象であるプリント
基板1からの反射光を、ラインセンサカメラ26により
撮像する。撮像に際して、ラインセンサカメラ26は1
次元の撮像装置であるため、2次元の画像を得るには、
X−Yテーブル2をテーブル駆動装置28により一定速
度で動かす必要がある。X−Yテーブル2にはスケール
が設けられており、X−Yテーブル2の移動にしたがっ
て、制御部19は長短2種類のパルスを発生させて入射
光量制御部20に転送する。入射光量制御部20では、
長短パルスによりCCDの電荷蓄積時間を切り換え制御
する。すなわち、本実施例では、1回の走査で明暗2種
類の画像を撮像することを可能にする。撮像された画像
はRGB別にフレームメモリ27に蓄えられる。次い
で、制御部19によって制御されるセレクタ15により
時分割で512×480の大きさに分割されてフレーム
メモリ28に渡される。次いで、カラー画像処理部16
において明画像をYIQ色度座標系に色座標変換を行
い、部品毎に用意されている2値化しきい値に応じて2
値処理を行う。また、暗画像に対しては、明画像と同様
にYIQ色度座標系に色座標変換を行った後濃淡画像で
あるY信号のみを出力する。次いで、フレームメモリ1
7において前記2値画像と濃淡画像が合成されて、認識
処理部18において濃淡認識を行う。
装置について、以下これら構成要素間の関係とその動作
を説明する。第3の実施例は、検査対象であるプリント
基板1からの反射光を、ラインセンサカメラ26により
撮像する。撮像に際して、ラインセンサカメラ26は1
次元の撮像装置であるため、2次元の画像を得るには、
X−Yテーブル2をテーブル駆動装置28により一定速
度で動かす必要がある。X−Yテーブル2にはスケール
が設けられており、X−Yテーブル2の移動にしたがっ
て、制御部19は長短2種類のパルスを発生させて入射
光量制御部20に転送する。入射光量制御部20では、
長短パルスによりCCDの電荷蓄積時間を切り換え制御
する。すなわち、本実施例では、1回の走査で明暗2種
類の画像を撮像することを可能にする。撮像された画像
はRGB別にフレームメモリ27に蓄えられる。次い
で、制御部19によって制御されるセレクタ15により
時分割で512×480の大きさに分割されてフレーム
メモリ28に渡される。次いで、カラー画像処理部16
において明画像をYIQ色度座標系に色座標変換を行
い、部品毎に用意されている2値化しきい値に応じて2
値処理を行う。また、暗画像に対しては、明画像と同様
にYIQ色度座標系に色座標変換を行った後濃淡画像で
あるY信号のみを出力する。次いで、フレームメモリ1
7において前記2値画像と濃淡画像が合成されて、認識
処理部18において濃淡認識を行う。
【0034】このようにして部品色による識別用と電極
識別用の明暗2種類の画像を撮ることによって、双方の
識別を安定に精度良く行い、部品や半田の有無や位置ず
れなどを安定して検査する実装基板検査装置を構成する
ことができる。また、本実施例の構成によれば、最も処
理時間がかかる認識処理部では、従来と同様に1枚の濃
淡画像を処理することになるため、全体の処理速度は従
来と大差なく高速に検査を行うことが可能である。
識別用の明暗2種類の画像を撮ることによって、双方の
識別を安定に精度良く行い、部品や半田の有無や位置ず
れなどを安定して検査する実装基板検査装置を構成する
ことができる。また、本実施例の構成によれば、最も処
理時間がかかる認識処理部では、従来と同様に1枚の濃
淡画像を処理することになるため、全体の処理速度は従
来と大差なく高速に検査を行うことが可能である。
【0035】図4は本発明の第4の実施例における実装
基板検査装置の照明部の構成を示す要部ブロック図であ
る。図4において、1はプリント基板、30は集光照
明、31は拡散照明である。
基板検査装置の照明部の構成を示す要部ブロック図であ
る。図4において、1はプリント基板、30は集光照
明、31は拡散照明である。
【0036】以下図面を参照しながら第4の実施例につ
いて説明する。従来の検査装置に用いられている照明
は、電極を発光させつつ、部品の色をむらなく再現する
ことは困難であった。そこで本実施例では、照射光が拡
散し、基板全体をむらなく照射して部品色を鮮やかに出
力するための拡散照明31を、照明の反射光が直接セン
サカメラ22(または26)に入射しないように下方に
設け、照射光が一定の方向に集まる集光照明30を、指
向性の強い光を照射することで電極の反射光が直接セン
サカメラ22(または26)に入射するように上方に設
けたことにより、通常の照明方法では困難であった部品
色の識別と電極部の識別を容易にすることが可能とな
る。
いて説明する。従来の検査装置に用いられている照明
は、電極を発光させつつ、部品の色をむらなく再現する
ことは困難であった。そこで本実施例では、照射光が拡
散し、基板全体をむらなく照射して部品色を鮮やかに出
力するための拡散照明31を、照明の反射光が直接セン
サカメラ22(または26)に入射しないように下方に
設け、照射光が一定の方向に集まる集光照明30を、指
向性の強い光を照射することで電極の反射光が直接セン
サカメラ22(または26)に入射するように上方に設
けたことにより、通常の照明方法では困難であった部品
色の識別と電極部の識別を容易にすることが可能とな
る。
【0037】図5は本発明の第5の実施例における実装
基板検査装置の照明部の構成を示すブロック図である。
図5において、31は拡散照明、32は拡散照明31を
上下方向に移動させるボールネジ、33はボールネジ3
2を駆動する駆動装置である。
基板検査装置の照明部の構成を示すブロック図である。
図5において、31は拡散照明、32は拡散照明31を
上下方向に移動させるボールネジ、33はボールネジ3
2を駆動する駆動装置である。
【0038】以下図面を参照しながら第5の実施例につ
いて説明する。従来の検査装置に用いられている照明
は、電極を発光させつつ、部品の色をむらなく再現する
ことは困難であった。そこで本実施例では、画像を撮像
する際にボールネジ32により瞬時に拡散照明31を上
下させ、拡散照明31が上方にあるときに撮像した画像
を電極識別、下方にあるときに撮像した画像を部品の色
識別に用いる。画像を撮像した後の処理は第1の実施例
などの処理によるものとする。こうすることにより、通
常の照明方法では困難であった部品色の識別と電極部の
識別を容易にすることを可能とする。
いて説明する。従来の検査装置に用いられている照明
は、電極を発光させつつ、部品の色をむらなく再現する
ことは困難であった。そこで本実施例では、画像を撮像
する際にボールネジ32により瞬時に拡散照明31を上
下させ、拡散照明31が上方にあるときに撮像した画像
を電極識別、下方にあるときに撮像した画像を部品の色
識別に用いる。画像を撮像した後の処理は第1の実施例
などの処理によるものとする。こうすることにより、通
常の照明方法では困難であった部品色の識別と電極部の
識別を容易にすることを可能とする。
【0039】図6は本発明の第6の実施例における実装
基板検査装置の照明部の構成を示す要部ブロック図であ
る。図6において、31は拡散照明、34はストロボ照
明、35は発光制御装置である。
基板検査装置の照明部の構成を示す要部ブロック図であ
る。図6において、31は拡散照明、34はストロボ照
明、35は発光制御装置である。
【0040】以下図面を参照しながら第6の実施例につ
いて説明する。従来の検査装置に用いられている照明
は、電極を発光させつつ、部品の色をむらなく再現する
ことは困難であった。そこで本実施例では、画像を撮像
する際にストロボ照明34を発光させたときと発光させ
ないときで2種類の画像を撮像し、ストロボ照明34を
発光させたときに撮像した画像を電極識別、ストロボ照
明34を発光させずに撮像した画像を部品の色識別に用
いる。画像を撮像した後の処理は第1の実施例などの処
理によるものとする。こうすることにより、通常の照明
方法では困難であった部品色の識別と電極部識別を容易
にすることを可能とする。
いて説明する。従来の検査装置に用いられている照明
は、電極を発光させつつ、部品の色をむらなく再現する
ことは困難であった。そこで本実施例では、画像を撮像
する際にストロボ照明34を発光させたときと発光させ
ないときで2種類の画像を撮像し、ストロボ照明34を
発光させたときに撮像した画像を電極識別、ストロボ照
明34を発光させずに撮像した画像を部品の色識別に用
いる。画像を撮像した後の処理は第1の実施例などの処
理によるものとする。こうすることにより、通常の照明
方法では困難であった部品色の識別と電極部識別を容易
にすることを可能とする。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、基板に
実装された電子部品や、印刷されたクリーム半田を複数
色のカラー画像撮像手段を用いて検査する検査装置にお
いて、検査対象に応じて入射光量を段階的に制御する手
段を備えることにより、従来例のように、通常の撮像手
段を使う構成では、信号レベルが小さい部品ならびに信
号レベルが大きい電極の双方の識別という相反する問題
を克服でき、基板、電子部品、クリーム半田などの色の
差を充分な分解能で見分け、部品や半田の有無や位置ず
れなどを安定して検査することが可能となる。
実装された電子部品や、印刷されたクリーム半田を複数
色のカラー画像撮像手段を用いて検査する検査装置にお
いて、検査対象に応じて入射光量を段階的に制御する手
段を備えることにより、従来例のように、通常の撮像手
段を使う構成では、信号レベルが小さい部品ならびに信
号レベルが大きい電極の双方の識別という相反する問題
を克服でき、基板、電子部品、クリーム半田などの色の
差を充分な分解能で見分け、部品や半田の有無や位置ず
れなどを安定して検査することが可能となる。
【0042】また色識別用の2値化画像と電極識別用の
画像を重ね合わせた後認識処理を行うため、それぞれの
画像に対して認識処理を行った後最終結果を出す方法と
比較して検査時間が増化することを防ぐことができる。
画像を重ね合わせた後認識処理を行うため、それぞれの
画像に対して認識処理を行った後最終結果を出す方法と
比較して検査時間が増化することを防ぐことができる。
【0043】また色識別用の2値化画像と電極識別用の
濃淡画像を重ね合わせるため、光量を変えて撮像した画
像を直接重ね合わせる方法のように、重ね合わせに際し
て複雑な処理を必要とせずに装置を構成することができ
る。
濃淡画像を重ね合わせるため、光量を変えて撮像した画
像を直接重ね合わせる方法のように、重ね合わせに際し
て複雑な処理を必要とせずに装置を構成することができ
る。
【0044】さらに、部品色識別用の拡散照明と電極識
別用の集光照明を併用することで、従来困難であった部
品の色を鮮やかに出しつつ、電極を発光させるという相
反する問題を克服でき、部品の色識別と電極の識別をよ
り容易にする。
別用の集光照明を併用することで、従来困難であった部
品の色を鮮やかに出しつつ、電極を発光させるという相
反する問題を克服でき、部品の色識別と電極の識別をよ
り容易にする。
【0045】さらに、同一照明を瞬時に上下させ、照明
を下方において撮像した画像で色識別を行い、上方にお
いて撮像した画像で電極識別を行うことにより、従来困
難であった部品の色を鮮やかに出しつつ、電極を発光さ
せるという相反する問題を克服でき、部品の色識別と電
極の識別をより容易にする。
を下方において撮像した画像で色識別を行い、上方にお
いて撮像した画像で電極識別を行うことにより、従来困
難であった部品の色を鮮やかに出しつつ、電極を発光さ
せるという相反する問題を克服でき、部品の色識別と電
極の識別をより容易にする。
【0046】さらに、拡散照明とストロボ照明を併用
し、拡散照明のみで撮像した画像で色識別を行い、スト
ロボ照明を発光させたときに撮像した画像で電極識別を
行うことにより、従来困難であった部品の色を鮮やかに
出しつつ、電極を発光させるという相反する問題を克服
でき、部品の色識別と電極の識別をより容易にする。
し、拡散照明のみで撮像した画像で色識別を行い、スト
ロボ照明を発光させたときに撮像した画像で電極識別を
行うことにより、従来困難であった部品の色を鮮やかに
出しつつ、電極を発光させるという相反する問題を克服
でき、部品の色識別と電極の識別をより容易にする。
【図1】本発明の第1の実施例における実装基板検査装
置のブロック図
置のブロック図
【図2】本発明の第2の実施例における実装基板検査装
置のブロック図
置のブロック図
【図3】本発明の第3の実施例における実装基板検査装
置のブロック図
置のブロック図
【図4】本発明の第4の実施例における実装基板検査装
置の要部ブロック図
置の要部ブロック図
【図5】本発明の第5の実施例における実装基板検査装
置の要部ブロック図
置の要部ブロック図
【図6】本発明の第6の実施例における実装基板検査装
置の要部ブロック図
置の要部ブロック図
【図7】実装基板上の部品と基板主要部の色分布図
【図8】光量を上げたときの実装基板上の部品と基板主
要部の色分布図
要部の色分布図
【図9】従来例である実装基板検査装置のブロック図
1 プリント基板 2 X−Yテーブル 3 照明 14 フレームメモリ(512×480×3または×
2) 15 セレクタ 16 カラー画像処理部 17 フレームメモリ(512×480) 18 認識処理部 19 制御部 20 入射光量コントロール部 21 データ記憶部 22 エリアセンサカメラ 23 セレクタ 24 フレームメモリ(512×480×2) 25 論理和回路 26 ラインセンサカメラ 27 フレームメモリ(5000×4096×2) 28 フレームメモリ(512×480) 29 X−Yテーブル駆動装置 30 集光照明 31 拡散照明 32 ボールネジ 33 駆動装置 34 ストロボ照明 35 発光制御装置
2) 15 セレクタ 16 カラー画像処理部 17 フレームメモリ(512×480) 18 認識処理部 19 制御部 20 入射光量コントロール部 21 データ記憶部 22 エリアセンサカメラ 23 セレクタ 24 フレームメモリ(512×480×2) 25 論理和回路 26 ラインセンサカメラ 27 フレームメモリ(5000×4096×2) 28 フレームメモリ(512×480) 29 X−Yテーブル駆動装置 30 集光照明 31 拡散照明 32 ボールネジ 33 駆動装置 34 ストロボ照明 35 発光制御装置
Claims (7)
- 【請求項1】 基板に実装された電子部品や、印刷され
たクリーム半田を複数色のカラー画像撮像手段を用いて
検査する検査装置であって、検査対象に応じた最適な入
射光量をあらかじめ記憶した記憶手段と、カラー画像撮
像手段に入射する光量を前記記憶手段から読みだし検査
対象に応じて切り換える手段と、撮像画像にカラー画像
処理を施し特定色を2値画像として抽出する機能とカラ
ー画像を濃淡画像に変換する機能を持つカラー画像処理
手段と、数段階の光量で撮像された後前記カラー画像処
理手段により2値化された画像と濃淡画像を合成する手
段を備えたことを特徴とする実装基板検査装置。 - 【請求項2】 光量を切り換える手段として、撮像手段
の撮像時間を変化させる入射光量制御手段を備えたこと
を特徴とする請求項1記載の実装基板検査装置。 - 【請求項3】 光量を切り換える手段として、撮像手段
のレンズの絞り値を切り替える入射光量制御手段を備え
たことを特徴とする請求項1記載の実装基板検査装置。 - 【請求項4】 カラー画像撮像手段として1次元の画像
を撮像する撮像手段を備え、前記撮像手段により撮像さ
れた画像から2次元の画像を得るために被撮像物を移動
させる移動手段と、光量を切り換える手段として被撮像
物の移動を止めることなく数段階の入射光量で被撮像物
を撮像できるように光電変換素子の電化蓄積時間を切り
換える手段と、数段階の光量で撮像された被撮像物の全
ての画像を光量別に記憶する画像記憶手段と、前記画像
記憶手段内の画像を認識処理に適したサイズで切り出す
手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の実装基板
検査装置。 - 【請求項5】 基板全体をむらなく照射し部品色を鮮や
かに出すために照明の反射光が直接撮像手段に入射しな
いように取り付けられた主たる拡散照明と、上方から指
向性の強い光を照射することで電極の反射光が直接撮像
手段に入射するように取り付けられた補助たる集光照明
とによる照明手段を備えたことを特徴とする請求項1記
載の実装基板検査装置。 - 【請求項6】 色識別を行う部品に対しては照明を下方
に移動させ、電極認識を行う部品に対しては照明を上方
に移動させる手段を備えたことを特徴とする請求項1記
載の実装基板検査装置。 - 【請求項7】 常時、拡散光を照射する照明手段と、被
検査対象物が電極である場合においてのみ瞬時発行する
照明手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の実装
基板検査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5023112A JPH06243235A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 実装基板検査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5023112A JPH06243235A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 実装基板検査装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06243235A true JPH06243235A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12101403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5023112A Pending JPH06243235A (ja) | 1993-02-12 | 1993-02-12 | 実装基板検査装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06243235A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006017474A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Ricoh Co Ltd | プリント回路基板検査装置とプリント回路基板組み立て検査ラインシステムおよびプログラム |
US7809180B2 (en) | 2004-07-05 | 2010-10-05 | Panasonic Corporation | Method of generating image of component |
JP2020115110A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | 第一実業ビスウィル株式会社 | 検査装置 |
-
1993
- 1993-02-12 JP JP5023112A patent/JPH06243235A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006017474A (ja) * | 2004-06-30 | 2006-01-19 | Ricoh Co Ltd | プリント回路基板検査装置とプリント回路基板組み立て検査ラインシステムおよびプログラム |
JP4493421B2 (ja) * | 2004-06-30 | 2010-06-30 | 株式会社リコー | プリント回路基板検査装置とプリント回路基板組み立て検査ラインシステムおよびプログラム |
US7809180B2 (en) | 2004-07-05 | 2010-10-05 | Panasonic Corporation | Method of generating image of component |
JP2020115110A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-30 | 第一実業ビスウィル株式会社 | 検査装置 |
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