JPH06227822A - ガラス素地流出装置 - Google Patents
ガラス素地流出装置Info
- Publication number
- JPH06227822A JPH06227822A JP1833893A JP1833893A JPH06227822A JP H06227822 A JPH06227822 A JP H06227822A JP 1833893 A JP1833893 A JP 1833893A JP 1833893 A JP1833893 A JP 1833893A JP H06227822 A JPH06227822 A JP H06227822A
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- JP
- Japan
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- pipe
- platinum
- glass
- temperature
- outlet
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- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03B—MANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
- C03B5/00—Melting in furnaces; Furnaces so far as specially adapted for glass manufacture
- C03B5/16—Special features of the melting process; Auxiliary means specially adapted for glass-melting furnaces
- C03B5/26—Outlets, e.g. drains, siphons; Overflows, e.g. for supplying the float tank, tweels
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイプ全体の温度を均一化し、パイプの溶融
ガラス流出口近傍における溶融ガラスの温度を低下させ
ることなく、また失透温度の高い溶融ガラスに対しても
流量調整を安定して行うことができるガラス素地流出装
置を提供する。 【構成】 ガラス溶融槽の下部の溶融ガラス出口に接続
され、通電発熱可能な白金または白金合金製のパイプ
と、パイプに直流または交流電圧を印加し、パイプから
熱を発生させる通電装置と、パイプ内を流れる溶融ガラ
スの温度を検知するための熱電対を備えたガラス素地流
出装置であって、パイプ外側の周方向に各々間隔をもっ
て軸方向に伸びるように配設された白金または白金合金
製の複数の均熱板を備えたガラス素地流出装置である。
ガラス流出口近傍における溶融ガラスの温度を低下させ
ることなく、また失透温度の高い溶融ガラスに対しても
流量調整を安定して行うことができるガラス素地流出装
置を提供する。 【構成】 ガラス溶融槽の下部の溶融ガラス出口に接続
され、通電発熱可能な白金または白金合金製のパイプ
と、パイプに直流または交流電圧を印加し、パイプから
熱を発生させる通電装置と、パイプ内を流れる溶融ガラ
スの温度を検知するための熱電対を備えたガラス素地流
出装置であって、パイプ外側の周方向に各々間隔をもっ
て軸方向に伸びるように配設された白金または白金合金
製の複数の均熱板を備えたガラス素地流出装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス溶融炉から溶融
ガラス素地を流出させる装置に係り、特に、失透温度の
高い溶融ガラスに対して、失透生成を抑制するためのガ
ラス素地流出装置に関する。
ガラス素地を流出させる装置に係り、特に、失透温度の
高い溶融ガラスに対して、失透生成を抑制するためのガ
ラス素地流出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス素地流出装置として、溶融
ガラス槽の流出口に取り付けられた白金または白金合金
製パイプと、パイプの両端に電圧を印加するための導線
及び給電装置と、溶融ガラスの温度を検知するための熱
電対と、パイプを被覆する保温材とを備えたものが知ら
れている。前記ガラス素地流出装置において、熱電対で
溶融ガラスの温度を検知してパイプの温度を直接制御す
ることにより、溶融ガラスの流量調節を行っている。
ガラス槽の流出口に取り付けられた白金または白金合金
製パイプと、パイプの両端に電圧を印加するための導線
及び給電装置と、溶融ガラスの温度を検知するための熱
電対と、パイプを被覆する保温材とを備えたものが知ら
れている。前記ガラス素地流出装置において、熱電対で
溶融ガラスの温度を検知してパイプの温度を直接制御す
ることにより、溶融ガラスの流量調節を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ガラス溶融炉で溶融さ
れたガラス素地の成形作業を連続的に行うためには、成
形作業に必要なロール等の装置を溶融ガラスの流出口の
下端近傍に配置することが必要である。そこで、パイプ
先端部を保温材を覆わずに露出させ、装置配置のスペー
スを確保していた。
れたガラス素地の成形作業を連続的に行うためには、成
形作業に必要なロール等の装置を溶融ガラスの流出口の
下端近傍に配置することが必要である。そこで、パイプ
先端部を保温材を覆わずに露出させ、装置配置のスペー
スを確保していた。
【0004】しかしながら、その場合にパイプ先端部の
外周面が室温近くの数十度の雰囲気に曝されるため、パ
イプ先端部の温度が他の部分に比してかなり低くなると
いう欠点があった。その結果、ガラス素地の粘性が高く
なって流出量が低下したり、また失透温度の高いガラス
素地においてはパイプ先端部付近で失透が生成され、流
れが妨げられる。よって、時間の経過とともに流出量が
減少し、安定して正確な流量制御を行うことが困難であ
った。
外周面が室温近くの数十度の雰囲気に曝されるため、パ
イプ先端部の温度が他の部分に比してかなり低くなると
いう欠点があった。その結果、ガラス素地の粘性が高く
なって流出量が低下したり、また失透温度の高いガラス
素地においてはパイプ先端部付近で失透が生成され、流
れが妨げられる。よって、時間の経過とともに流出量が
減少し、安定して正確な流量制御を行うことが困難であ
った。
【0005】そこで、上記問題点を解決するため、パイ
プの上側部分の電気抵抗値に比して下側部分の電気抵抗
値を大きくなるように構成し、パイプ下側部近傍の発熱
量を増加させて温度低下を抑制する改良技術が提案され
ている。
プの上側部分の電気抵抗値に比して下側部分の電気抵抗
値を大きくなるように構成し、パイプ下側部近傍の発熱
量を増加させて温度低下を抑制する改良技術が提案され
ている。
【0006】しかしながら、上記の構成においてもパイ
プ流路内の均一加熱が困難である。すなわち、白金製パ
イプ内の素地の流れ方向の温度分布は、図5に示すとお
り白金製パイプの流出口先端において急激に低下する。
この場合、溶融ガラスの温度を白金製パイプの流出口先
端において失透温度以上に保持すると、パイプ上側部お
よび中央部での溶融ガラスの温度が必要以上に上昇して
しまうことがある。特に、失透温度が非常に高い溶融ガ
ラスの場合には、雰囲気温度に曝されているパイプ下側
部先端以外の部分のパイプ温度がパイプを構成する金属
材料の耐熱限界温度に近づくことがあり、設定温度を上
げることには限界があった。
プ流路内の均一加熱が困難である。すなわち、白金製パ
イプ内の素地の流れ方向の温度分布は、図5に示すとお
り白金製パイプの流出口先端において急激に低下する。
この場合、溶融ガラスの温度を白金製パイプの流出口先
端において失透温度以上に保持すると、パイプ上側部お
よび中央部での溶融ガラスの温度が必要以上に上昇して
しまうことがある。特に、失透温度が非常に高い溶融ガ
ラスの場合には、雰囲気温度に曝されているパイプ下側
部先端以外の部分のパイプ温度がパイプを構成する金属
材料の耐熱限界温度に近づくことがあり、設定温度を上
げることには限界があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたものであって、パイプ全体の温度が
均一で、パイプの溶融ガラス流出口近傍における溶融ガ
ラスの温度を低下させることなく、また失透温度の高い
溶融ガラスに対しても流量調整を安定して行うことがで
きるガラス素地流出装置を提供することを目的とするも
のである。
するためになされたものであって、パイプ全体の温度が
均一で、パイプの溶融ガラス流出口近傍における溶融ガ
ラスの温度を低下させることなく、また失透温度の高い
溶融ガラスに対しても流量調整を安定して行うことがで
きるガラス素地流出装置を提供することを目的とするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、ガラ
ス溶融槽の下部の溶融ガラス出口に接続され、通電発熱
可能な白金または白金合金製のパイプと、パイプに直流
または交流電圧を印加し、パイプから熱を発生させる通
電装置と、パイプ内を流れる溶融ガラスの温度を検知す
るための熱電対を備えたガラス素地流出装置であって、
パイプ外側の周方向に各々間隔をもって軸方向に伸びる
ように配設された白金または白金合金製の複数の均熱板
を備えたことを特徴とするガラス素地流出装置である。
ス溶融槽の下部の溶融ガラス出口に接続され、通電発熱
可能な白金または白金合金製のパイプと、パイプに直流
または交流電圧を印加し、パイプから熱を発生させる通
電装置と、パイプ内を流れる溶融ガラスの温度を検知す
るための熱電対を備えたガラス素地流出装置であって、
パイプ外側の周方向に各々間隔をもって軸方向に伸びる
ように配設された白金または白金合金製の複数の均熱板
を備えたことを特徴とするガラス素地流出装置である。
【0009】以下、図面を参照して本発明をより詳細に
説明する。図1は、本発明のガラス素地流出装置を示す
縦断面図であり、図2はA−A’線に沿うパイプおよび
均熱板の断面図、図3はパイプ均熱板の斜視図である。
説明する。図1は、本発明のガラス素地流出装置を示す
縦断面図であり、図2はA−A’線に沿うパイプおよび
均熱板の断面図、図3はパイプ均熱板の斜視図である。
【0010】図1において、ガラス溶融炉1は、上部か
らガラス原料8が投入され、ガラス溶融槽9にて溶解さ
れて溶融ガラス素地となる。溶融ガラス槽9の底部に溶
融ガラス出口10が設けられ、その下側に素地流出装置
11の白金または白金−ロジウム合金製パイプ2の流入
口2aが接続されている。
らガラス原料8が投入され、ガラス溶融槽9にて溶解さ
れて溶融ガラス素地となる。溶融ガラス槽9の底部に溶
融ガラス出口10が設けられ、その下側に素地流出装置
11の白金または白金−ロジウム合金製パイプ2の流入
口2aが接続されている。
【0011】前記パイプ2の流入口2aおよび流出口2
b(上下端)には電極端子3、3’が溶接され、電極端
子3、3’を介して電源4が接続されている。また、7
はパイプ2内を流れる溶融ガラスの温度を検知するため
の熱電対であり、パイプ2外側のほぼ中央部に溶接され
ている。また、パイプ2の外側は例えば煉瓦等の耐火物
で覆われている。
b(上下端)には電極端子3、3’が溶接され、電極端
子3、3’を介して電源4が接続されている。また、7
はパイプ2内を流れる溶融ガラスの温度を検知するため
の熱電対であり、パイプ2外側のほぼ中央部に溶接され
ている。また、パイプ2の外側は例えば煉瓦等の耐火物
で覆われている。
【0012】パイプ2の外側面には、白金または白金合
金製の均熱板6が各々外周に間隔をもって軸方向に溶接
等の方法により配設されている。前記均熱板6は、発熱
面積を増加させ、またガラス素地流出装置11における
放熱面積に対する発熱面積の比を大きくし、パイプ2の
流出口2b近傍からの放熱による影響を低減させ、また
高熱伝導率を有するためパイプ2全体の温度を均一化さ
せる。例えば、図2に示す場合は、パイプ2の外周にお
いて4枚の均熱板6が周方向に90度ずつずれた状態で
配設されている。また、前記均熱板6は長方形状をな
し、パイプ2とほぼ同様の長さを有することが好まし
い。
金製の均熱板6が各々外周に間隔をもって軸方向に溶接
等の方法により配設されている。前記均熱板6は、発熱
面積を増加させ、またガラス素地流出装置11における
放熱面積に対する発熱面積の比を大きくし、パイプ2の
流出口2b近傍からの放熱による影響を低減させ、また
高熱伝導率を有するためパイプ2全体の温度を均一化さ
せる。例えば、図2に示す場合は、パイプ2の外周にお
いて4枚の均熱板6が周方向に90度ずつずれた状態で
配設されている。また、前記均熱板6は長方形状をな
し、パイプ2とほぼ同様の長さを有することが好まし
い。
【0013】また、均熱板6はその幅、厚みおよび枚数
の違いにより、パイプ2の溶融ガラス流出口2bにおけ
る温度低下の抑制効果が大きく影響される。本発明にお
いて、均熱板6は2〜6枚程度とすることが好ましく、
また図3のように厚みtはパイプ2の肉厚wに等しいこ
とが望ましい。また、均熱板6の幅をs、パイプ2の外
径をDとした場合、D/4<s<D/2の関係を満足す
る範囲内で適宜の値を設定することが好ましい。
の違いにより、パイプ2の溶融ガラス流出口2bにおけ
る温度低下の抑制効果が大きく影響される。本発明にお
いて、均熱板6は2〜6枚程度とすることが好ましく、
また図3のように厚みtはパイプ2の肉厚wに等しいこ
とが望ましい。また、均熱板6の幅をs、パイプ2の外
径をDとした場合、D/4<s<D/2の関係を満足す
る範囲内で適宜の値を設定することが好ましい。
【0014】均熱板6の厚みtがパイプ2の肉厚wより
も厚い場合、または均熱板6の幅sがD/2よりも大き
い場合は、均熱板6を流れる電流がパイプ2を流れる電
流に比して大きくなり、パイプ2の加熱効率が悪くなる
ために好ましくない。
も厚い場合、または均熱板6の幅sがD/2よりも大き
い場合は、均熱板6を流れる電流がパイプ2を流れる電
流に比して大きくなり、パイプ2の加熱効率が悪くなる
ために好ましくない。
【0015】他方、均熱板6の厚みtがパイプ2の肉厚
Wよりも薄い場合、または均熱板6の幅sがD/4より
小さい場合も均熱効果が小さくなるので好ましくない。
Wよりも薄い場合、または均熱板6の幅sがD/4より
小さい場合も均熱効果が小さくなるので好ましくない。
【0016】なお、均熱板6は幅s方向がパイプ2の直
径方向と一致するように配設することが好ましい。均熱
板6をこのように配設することにより、溶融ガラス流出
口2bにおける温度低下の抑制効果が大きくなり、また
パイプ2の補強材としても働き、温度変化や外力による
パイプ2の伸縮、変形を抑制することができる。
径方向と一致するように配設することが好ましい。均熱
板6をこのように配設することにより、溶融ガラス流出
口2bにおける温度低下の抑制効果が大きくなり、また
パイプ2の補強材としても働き、温度変化や外力による
パイプ2の伸縮、変形を抑制することができる。
【0017】
【作用】本発明によれば、複数の均熱板がパイプ外周の
周方向に各々間隔をもって軸方向に伸びるように配設さ
れているため、発熱面積を増加し、またパイプ軸方向の
熱伝導が向上して空気中にさらされた溶融ガラス素地流
出口の先端における温度低下を抑制する。このため、パ
イプの溶融ガラス流入口から流出口への温度分布の不均
質を生じず、かつパイプの溶融ガラス流出部を通過する
溶融ガラスの温度を調整することができ、失透生成を防
ぐことが可能となる。
周方向に各々間隔をもって軸方向に伸びるように配設さ
れているため、発熱面積を増加し、またパイプ軸方向の
熱伝導が向上して空気中にさらされた溶融ガラス素地流
出口の先端における温度低下を抑制する。このため、パ
イプの溶融ガラス流入口から流出口への温度分布の不均
質を生じず、かつパイプの溶融ガラス流出部を通過する
溶融ガラスの温度を調整することができ、失透生成を防
ぐことが可能となる。
【0018】
(実施例)ガラス溶融槽のガラス出口下側に、内径11
mm、外径13mm、長さ160mmを有し、外周に6
枚の均熱板が溶接により周方向に60度ずつずれて配設
された白金製パイプを接続し、前記白金製パイプの上下
両端には幅40mmの白金電極を設けた。
mm、外径13mm、長さ160mmを有し、外周に6
枚の均熱板が溶接により周方向に60度ずつずれて配設
された白金製パイプを接続し、前記白金製パイプの上下
両端には幅40mmの白金電極を設けた。
【0019】しかる後、白金電極間に電圧を印加し、失
透温度1450℃の溶融ガラスを流量毎分40cm3で
ガラス溶融槽の溶融ガラス出口から白金製パイプに流入
させた。白金製パイプ内に流入する溶融ガラスの温度は
1500℃であり、流量調整は白金製パイプの中央部分
(制御点)を1490℃に保つことにより行った。この
時の白金製パイプ内のガラス素地の流れ方向の温度分布
は、図4に示すとおりであった。
透温度1450℃の溶融ガラスを流量毎分40cm3で
ガラス溶融槽の溶融ガラス出口から白金製パイプに流入
させた。白金製パイプ内に流入する溶融ガラスの温度は
1500℃であり、流量調整は白金製パイプの中央部分
(制御点)を1490℃に保つことにより行った。この
時の白金製パイプ内のガラス素地の流れ方向の温度分布
は、図4に示すとおりであった。
【0020】白金製パイプ内の温度分布は、白金製パイ
プの流入口から流出口に向かって漸減しており、また白
金製パイプの流出口近傍を失透温度以上に保持すること
ができ、このため流量調整を安定して行うことが可能で
あった。
プの流入口から流出口に向かって漸減しており、また白
金製パイプの流出口近傍を失透温度以上に保持すること
ができ、このため流量調整を安定して行うことが可能で
あった。
【0021】また図5に示す従来のガラス流出装置にお
ける白金製パイプ内のガラス素地の流れ方向の温度分布
との比較からも明かなように、パイプ内の局部的な温度
の上昇やパイプ流出部近傍における急激な温度低下はな
く、また時間の経過と共にパイプ流出部に失透が付着し
たり、流量が低下することはなかった。
ける白金製パイプ内のガラス素地の流れ方向の温度分布
との比較からも明かなように、パイプ内の局部的な温度
の上昇やパイプ流出部近傍における急激な温度低下はな
く、また時間の経過と共にパイプ流出部に失透が付着し
たり、流量が低下することはなかった。
【0022】
【発明の効果】以上から明かなように、本発明のガラス
素地流出装置によれば、パイプ外側面に複数の均熱板を
配設したので、パイプ内の温度分布の不均質を生じず、
かつパイプ流出口を通過する溶融ガラスの温度低下を抑
制することができ、失透生成を防ぐことが可能となる。
素地流出装置によれば、パイプ外側面に複数の均熱板を
配設したので、パイプ内の温度分布の不均質を生じず、
かつパイプ流出口を通過する溶融ガラスの温度低下を抑
制することができ、失透生成を防ぐことが可能となる。
【0023】このため、失透温度が高く失透しやすい溶
融ガラスに対しても流量調整を安定して行うことがで
き、正確な流量調整が可能となる。
融ガラスに対しても流量調整を安定して行うことがで
き、正確な流量調整が可能となる。
【図1】本発明のガラス素地流出装置を採用したガラス
溶融炉の縦断面図
溶融炉の縦断面図
【図2】図1のA−A’線断面図
【図3】均熱板およびパイプの斜視図
【図4】本発明の実施例における白金製パイプ内の流れ
方向の温度分布を示す図
方向の温度分布を示す図
【図5】従来技術における白金製パイプ内の流れ方向の
温度分布を示す図
温度分布を示す図
1 ガラス溶融炉 2 白金製パイプ 2a 流入口 2b 流入口 3、3’ 白金電極 4 電源 6 均熱板 7 熱電対 9 ガラス溶融槽
Claims (1)
- 【請求項1】 ガラス溶融槽下部の溶融ガラス出口に接
続され、通電発熱可能な白金または白金合金製のパイプ
と、該パイプに直流または交流電圧を印加し、該パイプ
から熱を発生させる通電装置と、該パイプ内を流れる溶
融ガラスの温度を検知するための熱電対を備えたガラス
素地流出装置において、該パイプ外側の周方向に各々間
隔をもって軸方向に伸びるように配設された白金または
白金合金製の複数の均熱板を備えたことを特徴とするガ
ラス素流出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1833893A JPH06227822A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | ガラス素地流出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1833893A JPH06227822A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | ガラス素地流出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06227822A true JPH06227822A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11968871
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1833893A Pending JPH06227822A (ja) | 1993-02-05 | 1993-02-05 | ガラス素地流出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06227822A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100502645B1 (ko) * | 2002-05-21 | 2005-07-22 | 한국전기초자 주식회사 | 유리용융설비 |
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-
1993
- 1993-02-05 JP JP1833893A patent/JPH06227822A/ja active Pending
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