JPH06216321A - 電流漏洩の少ない静電的放電保護デバイス - Google Patents
電流漏洩の少ない静電的放電保護デバイスInfo
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- JPH06216321A JPH06216321A JP4273713A JP27371392A JPH06216321A JP H06216321 A JPH06216321 A JP H06216321A JP 4273713 A JP4273713 A JP 4273713A JP 27371392 A JP27371392 A JP 27371392A JP H06216321 A JPH06216321 A JP H06216321A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10D—INORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
- H10D89/00—Aspects of integrated devices not covered by groups H10D84/00 - H10D88/00
- H10D89/60—Integrated devices comprising arrangements for electrical or thermal protection, e.g. protection circuits against electrostatic discharge [ESD]
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- Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
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- Logic Circuits (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 従来の集積回路の保護構造では、電圧スパイ
クによるピン等の損傷を十分回避できず、漏洩電流が許
容範囲を超えてしまうことがある。本発明は、特定のE
SD保護構造の固有の漏洩電流に対して固有のパラシチ
ックなトランジスタの増幅効果を実質的に零にする回路
配置を提供することを目的とする。 【構成】 ピンとグラウンド間に直列接続された互いに
対向する1対の放電素子例えばツェナーダイオード(Z
1及びZ2)と該放電素子間の相互接続ノードとサプラ
イ電圧ノードVx 間に接続されたバイアス素子D1を含
む保護構造。
クによるピン等の損傷を十分回避できず、漏洩電流が許
容範囲を超えてしまうことがある。本発明は、特定のE
SD保護構造の固有の漏洩電流に対して固有のパラシチ
ックなトランジスタの増幅効果を実質的に零にする回路
配置を提供することを目的とする。 【構成】 ピンとグラウンド間に直列接続された互いに
対向する1対の放電素子例えばツェナーダイオード(Z
1及びZ2)と該放電素子間の相互接続ノードとサプラ
イ電圧ノードVx 間に接続されたバイアス素子D1を含
む保護構造。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、静電的放電に対する集
積回路の素子の保護構造に関する。
積回路の素子の保護構造に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】集積回路にはしばしば該集
積回路の外部ピンを損傷することのある静電的原因の電
気的放電に対する保護集積構造が装着される。静電的放
電(ESD)保護デバイスの動作の基本的原理は、それ
ぞれのピンに接続されかつそれらの固有の特性のためあ
る振幅より大きい電圧スパイクにしばしば耐えられない
集積構造のブレークダウンを防止するために、集積回路
のピン上で生ずることのある電圧スパイクを、特定の製
造プロセスにより決定される確立された最大許容電圧に
制限することから成る。静電的原因の電圧スパイクの振
幅は、例えばいわゆる「人体モデル」に従って数ミリジ
ュールのオーダーの最大エネルギーを伴って数KVに容
易に達することがある。これらのスパイクの上昇時間が
典型的には数ナノ秒(ns)であるという事実から保護
構造の応答時間は極度に迅速でなければならない。ES
D保護を実行するために使用される集積構造は一般にツ
ェナーダイオード、SCR及びベースとエミッタ間の抵
抗接続を有する横方向のNPN構造により構成されてい
る。図1に示されるようにこの後者のタイプの従来の集
積構造は、そのベース領域が抵抗経路を通してそのエミ
ッタ領域に接続されている横型のNPNトランジスタの
コンフィギュレーションを有している。該構造は、第1
象限に負の傾斜を示す良好に限定されたゾーンを有する
電圧/電流特性を示すベース/コレクタ接合により構成
されるダイオードと考えることができる。図1の従来の
集積構造以外の等価の電気的スキームが簡略化の目的で
図2の左側及び中央に示され、あるいは図1の集積構造
は図2の右側に示すように星印を有する円中に記入され
たダイオードの符号によりシンボル的に示されることが
できる。従来の文献では一般的に、この従来技術の保護
構造は、ESD保護デバイスとして使用するために構成
される場合にはNPN構造がベース及びエミッタ領域間
の抵抗接続を含むという理解の下で、単に「横型NP
N」として参照される。更に、当業者には容易に理解で
きるように、集積回路の幾つかのピン(例えば入力ピ
ン)はグラウンドに対して負の電圧(つまりグラウンド
の電圧未満で)で動作できなければならず及び/又はサ
プライ電圧より高い電圧で動作できなければならない。
ESD保護デバイスはこれらのピンに対しても実行さ
れ、従来のこのようなデバイスが図3にシンボル的に示
されている。このような従来のデバイス中では、ESD
保護デバイスは2個のツェナーダイオードZ1及びZ2
を利用することにより、あるいは直列に接続されベース
とエミッタ間に抵抗を保護されるべき(入力)ピンと接
地された集積回路の基板との間で互いに対向する2個の
横型NPNを利用することにより実行される。このタイ
プの従来技術の集積保護構造は、集積回路中で該構造を
使用不能にする本来のパラシチックなトランジスタのト
リガリングに関連する幾つかの欠点を有し、例えば演算
増幅器の場合にESD保護構造の非常に少量の電流吸収
のみが確保されなければならない。図4及び5は、典型
的な接合分離構造を有しかつp−タイプの半導性基板と
n−タイプのエピタキシャル層を含んで成る集積回路中
に実現された従来の集積保護構造を概略的に示し、ここ
では種々のデバイスがp+ 分離拡散部により横方向に限
定されたn−タイプのエピタキシャル層の領域中に形成
される。図4及び図5の両者中には、集積保護構造Z2
に固有のPNPパラシチックトランジスタ(PNP
paras.)が示されている。この場合、パラシチックトラ
ンジスタのベース電流はZ2ダイオードの固有の漏洩電
流及び保護されるピンを通してESD保護構造により引
かれる全電流に加えて2個のツェナーダイオードZ1及
びZ2を実現する拡散部の漏洩電流(Ileak)により構
成されている。この全電流は次の関係により与えられ、
ここでGは集積ESD保護構造に固有のパラシチックト
ランジスタの電流ゲインである。 Itot =ILEAKTOT ×G その結果電流は集積回路の対応ピンを通して引かれ(又
は注入され)、該電流はパラシチックなトランジスタに
より増幅された固有の漏洩電流を示し、従って多くの用
途で許容できないレベルに達することがある。パラシチ
ックPNPトランジスタも横型NPNの集積構造中にも
存在し、かつ図1にシンボル的に示した通り放電素子と
してのツェナー構造の代わりに使用できるベース及びエ
ミッタ間の抵抗接続を有している。
積回路の外部ピンを損傷することのある静電的原因の電
気的放電に対する保護集積構造が装着される。静電的放
電(ESD)保護デバイスの動作の基本的原理は、それ
ぞれのピンに接続されかつそれらの固有の特性のためあ
る振幅より大きい電圧スパイクにしばしば耐えられない
集積構造のブレークダウンを防止するために、集積回路
のピン上で生ずることのある電圧スパイクを、特定の製
造プロセスにより決定される確立された最大許容電圧に
制限することから成る。静電的原因の電圧スパイクの振
幅は、例えばいわゆる「人体モデル」に従って数ミリジ
ュールのオーダーの最大エネルギーを伴って数KVに容
易に達することがある。これらのスパイクの上昇時間が
典型的には数ナノ秒(ns)であるという事実から保護
構造の応答時間は極度に迅速でなければならない。ES
D保護を実行するために使用される集積構造は一般にツ
ェナーダイオード、SCR及びベースとエミッタ間の抵
抗接続を有する横方向のNPN構造により構成されてい
る。図1に示されるようにこの後者のタイプの従来の集
積構造は、そのベース領域が抵抗経路を通してそのエミ
ッタ領域に接続されている横型のNPNトランジスタの
コンフィギュレーションを有している。該構造は、第1
象限に負の傾斜を示す良好に限定されたゾーンを有する
電圧/電流特性を示すベース/コレクタ接合により構成
されるダイオードと考えることができる。図1の従来の
集積構造以外の等価の電気的スキームが簡略化の目的で
図2の左側及び中央に示され、あるいは図1の集積構造
は図2の右側に示すように星印を有する円中に記入され
たダイオードの符号によりシンボル的に示されることが
できる。従来の文献では一般的に、この従来技術の保護
構造は、ESD保護デバイスとして使用するために構成
される場合にはNPN構造がベース及びエミッタ領域間
の抵抗接続を含むという理解の下で、単に「横型NP
N」として参照される。更に、当業者には容易に理解で
きるように、集積回路の幾つかのピン(例えば入力ピ
ン)はグラウンドに対して負の電圧(つまりグラウンド
の電圧未満で)で動作できなければならず及び/又はサ
プライ電圧より高い電圧で動作できなければならない。
ESD保護デバイスはこれらのピンに対しても実行さ
れ、従来のこのようなデバイスが図3にシンボル的に示
されている。このような従来のデバイス中では、ESD
保護デバイスは2個のツェナーダイオードZ1及びZ2
を利用することにより、あるいは直列に接続されベース
とエミッタ間に抵抗を保護されるべき(入力)ピンと接
地された集積回路の基板との間で互いに対向する2個の
横型NPNを利用することにより実行される。このタイ
プの従来技術の集積保護構造は、集積回路中で該構造を
使用不能にする本来のパラシチックなトランジスタのト
リガリングに関連する幾つかの欠点を有し、例えば演算
増幅器の場合にESD保護構造の非常に少量の電流吸収
のみが確保されなければならない。図4及び5は、典型
的な接合分離構造を有しかつp−タイプの半導性基板と
n−タイプのエピタキシャル層を含んで成る集積回路中
に実現された従来の集積保護構造を概略的に示し、ここ
では種々のデバイスがp+ 分離拡散部により横方向に限
定されたn−タイプのエピタキシャル層の領域中に形成
される。図4及び図5の両者中には、集積保護構造Z2
に固有のPNPパラシチックトランジスタ(PNP
paras.)が示されている。この場合、パラシチックトラ
ンジスタのベース電流はZ2ダイオードの固有の漏洩電
流及び保護されるピンを通してESD保護構造により引
かれる全電流に加えて2個のツェナーダイオードZ1及
びZ2を実現する拡散部の漏洩電流(Ileak)により構
成されている。この全電流は次の関係により与えられ、
ここでGは集積ESD保護構造に固有のパラシチックト
ランジスタの電流ゲインである。 Itot =ILEAKTOT ×G その結果電流は集積回路の対応ピンを通して引かれ(又
は注入され)、該電流はパラシチックなトランジスタに
より増幅された固有の漏洩電流を示し、従って多くの用
途で許容できないレベルに達することがある。パラシチ
ックPNPトランジスタも横型NPNの集積構造中にも
存在し、かつ図1にシンボル的に示した通り放電素子と
してのツェナー構造の代わりに使用できるベース及びエ
ミッタ間の抵抗接続を有している。
【発明の概要】従って本発明の一般的な目的は、容易に
実現できかつ特定のESD保護構造の固有の漏洩電流に
対して固有のパラシチックなトランジスタの増幅効果を
実質的に零にする回路配置を提供することである。本発
明の他の目的は、小さい電流漏洩が確保されなければな
らないときに集積回路の特定のタイプのピンとともに使
用できる保護構造を提供することである。本発明のこれ
らの目的及び他の利点は、ESD保護構造の2個の放電
素子(互いに対向しあるいはベース及びエミッタ間の抵
抗接続を有し固有のパラシチックトランジスタのベース
領域と一致する2個の横型NPN構造間の2個のツェナ
ーダイオードのような)間の接続ノードと、次の条件を
満足する値を有する電圧Vx に維持された回路ノード間
に接続されたバイアス素子を使用することにより達成さ
れる。 Vx Vfd>Vin(+)max (1) ここでVfdは前記バイアス素子を通る電圧降下であり、
Vin(+)max は回路の通常の動作の間に保護されるべ
きピンが達する最大設計電圧(グラウンドに対して正)
であり、パラシチックトランジスタのベース−エミッタ
接合を逆方向にバイアスし、これにより集積された反E
SD保護構造の全漏洩電流に対する増幅効果を零にす
る。前記バイアス素子は順方向にバイアスされたダイオ
ード、又はベースとエミッタ間に抵抗接続を有するツェ
ナー接合又は横型NPN構造のような機能的に等価な構
造により構成されることができる。上述の通り図1及び
図2の3個の構造は、ベース及びエミッタ間に抵抗接続
を有する横型NPNトランジスタから成る従来のESD
保護を実行するための集積放電構造を示している。図
3、4及び5は集積回路のピンのための従来のESD保
護構造を概略的に示している。図6は、本発明の改良さ
れた集積ESD保護構造の一態様を示す。図7は、特に
集積回路の2本の入力ピンに適用できる本発明の保護デ
バイスを装着した例えば演算増幅器のような集積回路の
部分図である。図8は、本発明の一態様である反ESD
保護デバイスをツェナーダイオードの代わりにベースと
エミッタ間に抵抗接続を有する横型NPNトランジスタ
を使用することにより実現した図7に示された集積回路
と類似する集積回路の部分図である。
実現できかつ特定のESD保護構造の固有の漏洩電流に
対して固有のパラシチックなトランジスタの増幅効果を
実質的に零にする回路配置を提供することである。本発
明の他の目的は、小さい電流漏洩が確保されなければな
らないときに集積回路の特定のタイプのピンとともに使
用できる保護構造を提供することである。本発明のこれ
らの目的及び他の利点は、ESD保護構造の2個の放電
素子(互いに対向しあるいはベース及びエミッタ間の抵
抗接続を有し固有のパラシチックトランジスタのベース
領域と一致する2個の横型NPN構造間の2個のツェナ
ーダイオードのような)間の接続ノードと、次の条件を
満足する値を有する電圧Vx に維持された回路ノード間
に接続されたバイアス素子を使用することにより達成さ
れる。 Vx Vfd>Vin(+)max (1) ここでVfdは前記バイアス素子を通る電圧降下であり、
Vin(+)max は回路の通常の動作の間に保護されるべ
きピンが達する最大設計電圧(グラウンドに対して正)
であり、パラシチックトランジスタのベース−エミッタ
接合を逆方向にバイアスし、これにより集積された反E
SD保護構造の全漏洩電流に対する増幅効果を零にす
る。前記バイアス素子は順方向にバイアスされたダイオ
ード、又はベースとエミッタ間に抵抗接続を有するツェ
ナー接合又は横型NPN構造のような機能的に等価な構
造により構成されることができる。上述の通り図1及び
図2の3個の構造は、ベース及びエミッタ間に抵抗接続
を有する横型NPNトランジスタから成る従来のESD
保護を実行するための集積放電構造を示している。図
3、4及び5は集積回路のピンのための従来のESD保
護構造を概略的に示している。図6は、本発明の改良さ
れた集積ESD保護構造の一態様を示す。図7は、特に
集積回路の2本の入力ピンに適用できる本発明の保護デ
バイスを装着した例えば演算増幅器のような集積回路の
部分図である。図8は、本発明の一態様である反ESD
保護デバイスをツェナーダイオードの代わりにベースと
エミッタ間に抵抗接続を有する横型NPNトランジスタ
を使用することにより実現した図7に示された集積回路
と類似する集積回路の部分図である。
【詳細な説明】図6に示された回路には、本発明の一態
様である反ダイオード保護集積デバイスが示され、該デ
バイスはVx ポテンシャルのノードに機能的に接続され
かつ集積保護構造のパラシチックなPNPトランジスタ
(PNPparas.、仮想線によりシンボル的に描かれてい
る)のベース−エミッタ接合を逆方向にバイアスできる
順方向にバイアスされたダイオードD1を含んで成って
いる。該構造はダイオードD1と関連して使用されて固
有のパラシチックPNPトランジスタによる漏洩電流へ
の増幅効果を零にする2個のツェナーダイオードZ1及
びZ2を含んでいる。このような零にする効果はバイア
スダイオードD1を上述の条件(1)を満足するレベル
を有する電圧Vx に接続することにより達成される。基
本的な回路の入力ピンに関連する図6に描かれた特定の
態様では、入力ピンに印加される電圧Vinがグラウンド
に対して最大の負の設計値に降下したときに、集積回路
の通常の動作条件下ではツェナーダイオードZ2はブレ
ークダウンすることが回避されなければならないため、
Vx 電圧は次の条件も満足する値を都合良く有すること
ができる。 Vbzl >|Vin(−)|+(Vx Vfd) ここでVbzl はツェナーダイオードZ1を通る電圧降下
である。これらは、ツェナーダイオードの代わりにベー
スとエミッタ間に抵抗接続を有する横型NPNトランジ
スタを使用した場合にも有効である。本発明の一態様で
あるESD保護構造により保護されるピンを通して最終
的に吸収/注入される電流は固有のパラシチックトラン
ジスタのトリガリングのため増幅効果を受けることなく
純粋に固有の漏洩電流のまま残る。集積演算増幅器のピ
ンに適用されることのある反ESD保護構造が図7に概
略的に示されている。図示の適用では本発明の改良構造
により保護されるピンは2個の入力ピンIn(−)及び
In(+)である。図7の例では、バイアス素子は図6
に示された回路のダイオードD1と同じ機能を果たすツ
ェナーダイオードZ8である。図7の態様でバイアスダ
イオードZ8が接続する電圧ノードVDDは図6のノード
Vx と一致する。この配置は、2個の入力ピン用に意図
する最大設計電圧がVDD−Vfdより低いときはいつでも
可能である。当業者には明らかであるように、ESD保
護構造の特定のコンフィギュレーションは広く適用され
る標準仕様により意図されているように、異なったピン
間の放電からだけでなく正及び負の放電から全てのピン
を保護する。勿論図7の保護構造のツェナーダイオード
は、図8にシンボル的に示すようにベースとエミッタ間
の抵抗接続を有する横型NPN構造により置換できる。
サプライピン(VDD)のみがツェナーダイオードZ1に
より保護されたままとなる。この態様では、図6のダイ
オードD1により果たされるバイアス機能が横型NPN
(S5)により果たされる。これまでの説明は単なる例
示であり限定することを意図しない。保護の範囲は特許
請求の範囲により定義される。
様である反ダイオード保護集積デバイスが示され、該デ
バイスはVx ポテンシャルのノードに機能的に接続され
かつ集積保護構造のパラシチックなPNPトランジスタ
(PNPparas.、仮想線によりシンボル的に描かれてい
る)のベース−エミッタ接合を逆方向にバイアスできる
順方向にバイアスされたダイオードD1を含んで成って
いる。該構造はダイオードD1と関連して使用されて固
有のパラシチックPNPトランジスタによる漏洩電流へ
の増幅効果を零にする2個のツェナーダイオードZ1及
びZ2を含んでいる。このような零にする効果はバイア
スダイオードD1を上述の条件(1)を満足するレベル
を有する電圧Vx に接続することにより達成される。基
本的な回路の入力ピンに関連する図6に描かれた特定の
態様では、入力ピンに印加される電圧Vinがグラウンド
に対して最大の負の設計値に降下したときに、集積回路
の通常の動作条件下ではツェナーダイオードZ2はブレ
ークダウンすることが回避されなければならないため、
Vx 電圧は次の条件も満足する値を都合良く有すること
ができる。 Vbzl >|Vin(−)|+(Vx Vfd) ここでVbzl はツェナーダイオードZ1を通る電圧降下
である。これらは、ツェナーダイオードの代わりにベー
スとエミッタ間に抵抗接続を有する横型NPNトランジ
スタを使用した場合にも有効である。本発明の一態様で
あるESD保護構造により保護されるピンを通して最終
的に吸収/注入される電流は固有のパラシチックトラン
ジスタのトリガリングのため増幅効果を受けることなく
純粋に固有の漏洩電流のまま残る。集積演算増幅器のピ
ンに適用されることのある反ESD保護構造が図7に概
略的に示されている。図示の適用では本発明の改良構造
により保護されるピンは2個の入力ピンIn(−)及び
In(+)である。図7の例では、バイアス素子は図6
に示された回路のダイオードD1と同じ機能を果たすツ
ェナーダイオードZ8である。図7の態様でバイアスダ
イオードZ8が接続する電圧ノードVDDは図6のノード
Vx と一致する。この配置は、2個の入力ピン用に意図
する最大設計電圧がVDD−Vfdより低いときはいつでも
可能である。当業者には明らかであるように、ESD保
護構造の特定のコンフィギュレーションは広く適用され
る標準仕様により意図されているように、異なったピン
間の放電からだけでなく正及び負の放電から全てのピン
を保護する。勿論図7の保護構造のツェナーダイオード
は、図8にシンボル的に示すようにベースとエミッタ間
の抵抗接続を有する横型NPN構造により置換できる。
サプライピン(VDD)のみがツェナーダイオードZ1に
より保護されたままとなる。この態様では、図6のダイ
オードD1により果たされるバイアス機能が横型NPN
(S5)により果たされる。これまでの説明は単なる例
示であり限定することを意図しない。保護の範囲は特許
請求の範囲により定義される。
【図1】従来のESD保護を実行するための集積保護構
造の第1の例を示す回路図。
造の第1の例を示す回路図。
【図2】従来のESD保護を実行するための他の3種類
の集積保護構造を例示する回路図。
の集積保護構造を例示する回路図。
【図3】集積回路のピンの保護用の従来のESD保護構
造を例示する回路図。
造を例示する回路図。
【図4】集積回路のピンの保護用の従来のESD保護構
造の他の例を示す概略図。
造の他の例を示す概略図。
【図5】集積回路のピンの保護用の従来のESD保護構
造の更に他の例を示す回路図。
造の更に他の例を示す回路図。
【図6】本発明の改良された集積ESD保護構造の一態
様を示す回路図。
様を示す回路図。
【図7】集積回路の2本の入力ピンに適用できる本発明
の保護デバイスを装着した例えば演算増幅器のような集
積回路の部分図。
の保護デバイスを装着した例えば演算増幅器のような集
積回路の部分図。
【図8】本発明の一態様である反ESD保護デバイスを
ツェナーダイオードの代わりにベースとエミッタ間に抵
抗接続を有する横型NPNトランジスタを使用すること
により実現した図7に示された集積回路と類似する集積
回路の部分図。
ツェナーダイオードの代わりにベースとエミッタ間に抵
抗接続を有する横型NPNトランジスタを使用すること
により実現した図7に示された集積回路と類似する集積
回路の部分図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03K 17/08 A 9184−5J 19/003 E 8941−5J (72)発明者 マルコ・モレッリ イタリア国 リヴォルノ 57100 ヴィ ア・ティ・グエラッツィ 71 (72)発明者 アトス・カンクリーニ イタリア国 コモ 22100 サリタ・デ イ・カップチーニ 5/ビ
Claims (8)
- 【請求項1】 ピンとグラウンド間に直列接続された互
いに対向する1対の放電素子、及び放電素子間の相互接
続ノードとサプライ電圧ノード間に接続されたバイアス
素子を含んで成り、 サプライ電圧が通常の動作条件下でピンにより到達する
最大設計電圧より大きく前記バイアス素子を通る電圧降
下により増加することを特徴とする静電的放電により損
傷されることのある集積回路のピンに接続された集積素
子を保護するための集積構造。 - 【請求項2】 各放電素子がツェナーダイオードを含む
請求項1に記載の集積構造。 - 【請求項3】 各放電素子が、そのベース領域及びエミ
ッタ領域間に抵抗接続を有する横型NPN構造を含む請
求項1に記載の集積構造。 - 【請求項4】 前記バイアス素子がダイオードを含む請
求項1に記載の集積構造。 - 【請求項5】 前記バイアス素子がツェナーダイオード
を含む請求項1に記載の集積構造。 - 【請求項6】 前記バイアス素子がそのベース領域及び
エミッタ領域間に抵抗接続を有する横型NPN構造を含
む請求項1に記載の集積構造。 - 【請求項7】 サプライ電圧(Vx )が、 Vbzl >|Vin(−)|+(Vx −Vfd) を満足し、ここでVdzl が、前記保護構造の前記放電素
子対の前記ピンに接続された第1の放電素子を構成しか
つそのベース領域及びエミッタ領域間に抵抗接続を有す
る第1のツェナーダイオード又は横型NPN構造を通る
電圧降下であり、Vin(−)は通常の動作条件下でピン
の電圧が到達することがあるグラウンドに対する最大の
負の設計電圧でありかつVfdは前記バイアス素子を通る
電圧降下である請求項1に記載の集積構造。 - 【請求項8】 サプライ電圧(Vx )が、 Vx −Vfd>Vin(+)max を満足し、ここでVfdは前記バイアス素子を通る電圧降
下であり、かつVin(+)max がピンの電圧が通常の動
作条件で到達することのあるグラウンドに対する最大の
正の設計電圧である請求項1に記載の集積構造。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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