JPH0619208Y2 - 可変利得回路 - Google Patents
可変利得回路Info
- Publication number
- JPH0619208Y2 JPH0619208Y2 JP12143388U JP12143388U JPH0619208Y2 JP H0619208 Y2 JPH0619208 Y2 JP H0619208Y2 JP 12143388 U JP12143388 U JP 12143388U JP 12143388 U JP12143388 U JP 12143388U JP H0619208 Y2 JPH0619208 Y2 JP H0619208Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gain
- converter
- diode
- diodes
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は例えば各種計測器の信号取込回路等に用いる
ことができる可変利得回路に関する。
ことができる可変利得回路に関する。
「従来の技術」 計測器では入力された信号のレベルを測定することが多
い。信号のレベルを測定するには利得が既知の増幅器に
よって入力信号を増幅し、その増幅出力を表示器に与え
て信号のレベルを表示させる。
い。信号のレベルを測定するには利得が既知の増幅器に
よって入力信号を増幅し、その増幅出力を表示器に与え
て信号のレベルを表示させる。
従ってこのとき使用する増幅器は利得の切替は既知のス
テップで行なわなくてはならない。
テップで行なわなくてはならない。
第4図に従来使われている可変利得回路を示す。この可
変利得回路は0.1dBステップで0〜16.5dBまで切替るこ
とができる機能を持っている。
変利得回路は0.1dBステップで0〜16.5dBまで切替るこ
とができる機能を持っている。
入力端子1と出力端子2の間に利得が0.1dB,0.2dB,0.4d
B,0.8dB,1dB,2dB,4dB,8dBに規定された増幅器
3A,3B,3C,3D・・・3Hが直列接続される。
B,0.8dB,1dB,2dB,4dB,8dBに規定された増幅器
3A,3B,3C,3D・・・3Hが直列接続される。
これら各増幅器3A,3B,3C,3D・・・3Hには
並列にスイッチ4A,4B,4C,4D・・・4Hが接
続される。これらスイッチ4A〜4Hは制御器5によっ
てオン、オフ制御される。
並列にスイッチ4A,4B,4C,4D・・・4Hが接
続される。これらスイッチ4A〜4Hは制御器5によっ
てオン、オフ制御される。
つまり入力端子1と2の間の利得を0dBの状態に設定す
るにはスイッチ4A〜4Hを全てオンの状態に制御す
る。
るにはスイッチ4A〜4Hを全てオンの状態に制御す
る。
入力端子1と2の間の利得を0.1dBの状態に設定するに
はスイッチ4Aをオフにし、他のスイッチ4B〜4Hを
オンの状態に制御する。
はスイッチ4Aをオフにし、他のスイッチ4B〜4Hを
オンの状態に制御する。
入力端子1と2の間の利得を0.2dBに設定するにはスイ
ッチ4Bだけをオフにし、その他のスイッチをオンの状
態に制御する。
ッチ4Bだけをオフにし、その他のスイッチをオンの状
態に制御する。
入力端子1と2の間の利得を0.3dBに設定するにはスイ
ッチ4Aと4Bをオフにし、その他のスイッチ4C〜4
Hをオンの状態に制御する。
ッチ4Aと4Bをオフにし、その他のスイッチ4C〜4
Hをオンの状態に制御する。
このようにして各スイッチ4A〜4Hのオフとオンの状
態の組合せによって0.1dBを最小ステップとして0〜16.
5dBの間の任意の利得を選べるように構成されている。
態の組合せによって0.1dBを最小ステップとして0〜16.
5dBの間の任意の利得を選べるように構成されている。
「考案が解決しようとする課題」 第4図に示した可変利得回路は全部で8個の増幅器3A
〜3Hと、8個のスイッチ4A〜4H及び制御器5によ
って構成される。この結果部品の数が多く、小型化に適
さない。またコストも高くなる欠点を持つ。
〜3Hと、8個のスイッチ4A〜4H及び制御器5によ
って構成される。この結果部品の数が多く、小型化に適
さない。またコストも高くなる欠点を持つ。
「課題を解決するための手段」 この出願の第1の考案では互いに差動的に変化する電流
を出力する電流出力型DA変換器と、 このDA変換器から出力される二つの電流路に接続さ
れ、流れる電流によって互いに差動的に抵抗値が変化す
るように制御される一対のダイオードと、 この一対のダイオードの一方が帰還回路に直列接続さ
れ、他方のダイオードが帰還回路に並列接続されて利得
が制御される増幅器と、 によって可変利得回路を構成したものである。
を出力する電流出力型DA変換器と、 このDA変換器から出力される二つの電流路に接続さ
れ、流れる電流によって互いに差動的に抵抗値が変化す
るように制御される一対のダイオードと、 この一対のダイオードの一方が帰還回路に直列接続さ
れ、他方のダイオードが帰還回路に並列接続されて利得
が制御される増幅器と、 によって可変利得回路を構成したものである。
この第1考案の構成によれば増幅器の利得をDA変換器
から出力される電流値によって任意に制御することがで
きる。増幅器の利得はDA変換器に入力されるディジタ
ル値によって規定されるから安定に維持される。また利
得の変化ステップもDA変換器に与えるディジタル信号
の変化量で決まるため直線性のよい変化をさせることが
できる。
から出力される電流値によって任意に制御することがで
きる。増幅器の利得はDA変換器に入力されるディジタ
ル値によって規定されるから安定に維持される。また利
得の変化ステップもDA変換器に与えるディジタル信号
の変化量で決まるため直線性のよい変化をさせることが
できる。
この出願の第2考案の構成によれば伝送路の減衰量を制
御することができる。
御することができる。
「実施例」 第1図にこの出願の第1考案の実施例を示す。図中10
0は電流出力型DA変換器、201,202は流れる電
流によって抵抗値が変化するダイオードを示す。このダ
イオード201,202は例えばPINダイオードを用
いることができる。300は利得が制御される増幅器を
示す。
0は電流出力型DA変換器、201,202は流れる電
流によって抵抗値が変化するダイオードを示す。このダ
イオード201,202は例えばPINダイオードを用
いることができる。300は利得が制御される増幅器を
示す。
増幅器300は非反転入力端子と反転入力端子とを有
し、非反転入力端子に入力端子301を接続し、反転入
力端子と出力端子302との間に帰還回路400を接続
する。
し、非反転入力端子に入力端子301を接続し、反転入
力端子と出力端子302との間に帰還回路400を接続
する。
帰還回路400はダイオード202と直流阻止用コンデ
ンサ401,402の直列回路によって構成される。
ンサ401,402の直列回路によって構成される。
ダイオード202はアノードがコンデンサ401を通じ
て増幅器300の反転入力端子に接続され、カソードが
コンデンサ402を通じて出力端子302に接続され
る。
て増幅器300の反転入力端子に接続され、カソードが
コンデンサ402を通じて出力端子302に接続され
る。
また他方のダイオード201はアノードを一方のダイオ
ード202のアノードと共通接続し、カソードをコンデ
ンサ403を通じて共通電位点に接続する。
ード202のアノードと共通接続し、カソードをコンデ
ンサ403を通じて共通電位点に接続する。
このようにして一方のダイオード202は帰還回路40
0に直列接続され、他方のダイオード201は帰還回路
400に並列接続される。
0に直列接続され、他方のダイオード201は帰還回路
400に並列接続される。
ダイオード201と202のアノードの共通接続点には
インダクタ404を通じて例えば正極電源端子VCに接
続する。インダクタ404は増幅器300に入力される
信号に対して充分高いインピーダンスを持つインダクタ
ンス値に選定する。
インダクタ404を通じて例えば正極電源端子VCに接
続する。インダクタ404は増幅器300に入力される
信号に対して充分高いインピーダンスを持つインダクタ
ンス値に選定する。
DA変換器100の出力端子101,102とダイオー
ド201,202の各カソードの間は抵抗器405と4
06を通じて互いに接続する。
ド201,202の各カソードの間は抵抗器405と4
06を通じて互いに接続する。
ここでPINダイオード201,202の高周波に対す
る抵抗値RSはRS=K/▲In DC▼ RS:PINダイオードの高周波に対する抵抗値 IDC:直流電流 K:ダイオードによって決まる定数 増幅器300のオープンループゲインをG0、設定するゲ
インをG、ダイオード201の抵抗値をR1、ダイオード
202の抵抗値をR2とすると、 となる。
る抵抗値RSはRS=K/▲In DC▼ RS:PINダイオードの高周波に対する抵抗値 IDC:直流電流 K:ダイオードによって決まる定数 増幅器300のオープンループゲインをG0、設定するゲ
インをG、ダイオード201の抵抗値をR1、ダイオード
202の抵抗値をR2とすると、 となる。
ダイオード201に流れる電流をIo、202に流れる電
流をoとすると、 R1=K1/▲In o▼,R2=K2/o▲n o▼……(2) K1=K2となるようにダイオード201,202を選択す
ると、 G=1+(Io/o)n…………(3) IoとoのDA変換器100の設定データにより正確に
設定することができ、利得を制御することができる。
流をoとすると、 R1=K1/▲In o▼,R2=K2/o▲n o▼……(2) K1=K2となるようにダイオード201,202を選択す
ると、 G=1+(Io/o)n…………(3) IoとoのDA変換器100の設定データにより正確に
設定することができ、利得を制御することができる。
つまりIoが増加、oが減少するとき利得が上昇し、Io
が減少し、oが増加すると利得は低下する。
が減少し、oが増加すると利得は低下する。
DA変換器100は周知の電流出力型DA変換器を用い
ることができる。第2図にDA変換器出力型DA変換器
の原理的な構成を示す。スイッチB1,B2,B3・・・Bnはデ
ィジタル信号の各ビットの論理状態によって切替制御さ
れる。スイッチB1はディジタル信号のMSBのビットデ
ータによって切替制御され、Bnはディジタル信号のLS
Bのビットデータによって切替制御される。
ることができる。第2図にDA変換器出力型DA変換器
の原理的な構成を示す。スイッチB1,B2,B3・・・Bnはデ
ィジタル信号の各ビットの論理状態によって切替制御さ
れる。スイッチB1はディジタル信号のMSBのビットデ
ータによって切替制御され、Bnはディジタル信号のLS
Bのビットデータによって切替制御される。
スイッチB1〜Bnが図示の状態にあるとき出力端子101
を流れる電流Ioが最大となっており、oは0となる。
スイッチB1が図示の状態から反転されるとIoはスイッチ
B0を流れる電流I1の分だけ減少し、oがI1の分増加す
る。
を流れる電流Ioが最大となっており、oは0となる。
スイッチB1が図示の状態から反転されるとIoはスイッチ
B0を流れる電流I1の分だけ減少し、oがI1の分増加す
る。
B1に加えてスイッチB2を反転させるとIoはI2の分減少
し、oはI2の分増加し、I1+I2となる。
し、oはI2の分増加し、I1+I2となる。
このようにしてディジタル値によってスイッチB1〜Bnが
切替制御されることにより電流Ioとoが差動的に変化
し、増幅器300の利得が制御される。
切替制御されることにより電流Ioとoが差動的に変化
し、増幅器300の利得が制御される。
第3図にこの出願の第2考案の実施例を示す。
この出願の第2考案では一方のダイオード202を信号
伝送路に対して直列接続し、他方のダイオード201を
信号路に対して並列接続する。
伝送路に対して直列接続し、他方のダイオード201を
信号路に対して並列接続する。
つまりダイオード202はコンデンサ401と402に
よってバッファ増幅器501と502の間に直列接続
し、ダイオード201はコンデンサ403によって伝送
路に対して交流的に並列接続する。
よってバッファ増幅器501と502の間に直列接続
し、ダイオード201はコンデンサ403によって伝送
路に対して交流的に並列接続する。
このように構成した場合にはその減衰量Wは となる。
「考案の効果」 以上説明したようにこの考案によればDA変換器100
から出力される電流Ioとoとの比で増幅器の利得G或
は信号伝送路の減衰量Wを制御するから全電流I=Io+
oが変動しても、その変動の影響を受けることはな
い。
から出力される電流Ioとoとの比で増幅器の利得G或
は信号伝送路の減衰量Wを制御するから全電流I=Io+
oが変動しても、その変動の影響を受けることはな
い。
然もディジタル信号によって利得及び減衰量が設定され
るから設定状態が安定に維持される利点がある。
るから設定状態が安定に維持される利点がある。
更に変化ステップもディジタル信号の最下位ビットのデ
ータで決まるから変化ステップの幅も直線性よく変化さ
せることができる。
ータで決まるから変化ステップの幅も直線性よく変化さ
せることができる。
また一つの増幅器300或は信号伝送路でダイオードの
抵抗変化を利用して利得或は減衰値を変化させる構造と
したから、全体として小形化を達することができる。
抵抗変化を利用して利得或は減衰値を変化させる構造と
したから、全体として小形化を達することができる。
第1図はこの出願の第1考案の実施例を示す接続図、第
2図は第1図の実施例に用いたDA変換器の構成を説明
するための接続図、第3図はこの出願の第2考案の実施
例を示す接続図、第4図は従来技術を説明するための接
続図である。 100:電流出力型DA変換器、201,202:ダイ
オード、300:増幅器、400:帰還回路、Io,
o:差動的に変化する電流。
2図は第1図の実施例に用いたDA変換器の構成を説明
するための接続図、第3図はこの出願の第2考案の実施
例を示す接続図、第4図は従来技術を説明するための接
続図である。 100:電流出力型DA変換器、201,202:ダイ
オード、300:増幅器、400:帰還回路、Io,
o:差動的に変化する電流。
Claims (2)
- 【請求項1】A.互に差動的に変化する電流を出力する電
流出力型DA変換器と、 B.このDA変換器から出力される二つの電流路に接続さ
れ、流れる電流によって互いに差動的に抵抗値が変化す
るように制御される一対のダイオードと、 C.この一対のダイオードの一方が帰還回路に直列接続さ
れ、他方のダイオードが帰還回路に並列接続されて利得
が制御される増幅器と、 によって構成した可変利得回路。 - 【請求項2】A.互に差動的に変化する電流を出力する電
流出力型DA変換器と、 B.このDA変換器から出力される二つの電流路に接続さ
れ、流れる電流によって互に差動的に抵抗値が変化する
ように制御される一対のダイオードと、 C.この一対のダイオードの一方が直列接続され、他方の
ダイオードが並列接続されて信号の伝送利得が制御され
る信号伝送路と、 によって構成した可変利得回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12143388U JPH0619208Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 可変利得回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12143388U JPH0619208Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 可変利得回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0243011U JPH0243011U (ja) | 1990-03-26 |
JPH0619208Y2 true JPH0619208Y2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=31368432
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12143388U Expired - Lifetime JPH0619208Y2 (ja) | 1988-09-16 | 1988-09-16 | 可変利得回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0619208Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2713126B2 (ja) * | 1993-12-20 | 1998-02-16 | 日本電気株式会社 | 光受信装置 |
JP3387508B2 (ja) * | 1998-02-19 | 2003-03-17 | 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ | 無線送信増幅装置 |
-
1988
- 1988-09-16 JP JP12143388U patent/JPH0619208Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0243011U (ja) | 1990-03-26 |
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