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JPH06185387A - 内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

内燃機関の燃料噴射制御装置

Info

Publication number
JPH06185387A
JPH06185387A JP33927692A JP33927692A JPH06185387A JP H06185387 A JPH06185387 A JP H06185387A JP 33927692 A JP33927692 A JP 33927692A JP 33927692 A JP33927692 A JP 33927692A JP H06185387 A JPH06185387 A JP H06185387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
injection
crank angle
fuel
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP33927692A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Kosaka
匂坂  康夫
Masakazu Ninomiya
正和 二宮
Masakazu Yamada
山田  正和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP33927692A priority Critical patent/JPH06185387A/ja
Publication of JPH06185387A publication Critical patent/JPH06185387A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 始動性が悪化することなく各気筒への燃料供
給を適性化することができる内燃機関の燃料噴射制御装
置を提供することにある。 【構成】 クランク角センサ25により4気筒火花点火
式ガソリンエンジン1のクランク軸またはカム軸の回転
に伴う所定のクランク角毎にクランク角信号が発生す
る。気筒判別センサ24によりエンジン1のクランク軸
またはカム軸の回転に伴う特定気筒の特定位置毎に気筒
判別信号が発生する。そして、ECU27はエンジン1
の始動開始時に直ちに全気筒に対しインジェクタ6から
非同期噴射を行うとともに、その後の気筒判別センサ2
4の気筒判別信号の検出時にクランク角センサ25のク
ランク角信号を用いた逆算により始動時非同期噴射燃料
の燃焼室12内への吸入が終了したことを判定した気筒
に対してインジェクタ6から始動時の同期噴射を行わせ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、始動時の内燃機関の
燃料噴射制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公昭63─14174号公報に
おいては、始動時に最初のクランク角信号により全気筒
同時に同期噴射を行った後720℃A間噴射を停止する
ことで、供給燃料の過剰を防止している。ただし、クラ
ンク角信号が720℃Aと180℃Aの2つを用いた場
合には、全気筒同時の同期噴射を最初の180℃A信号
検出時に開始し、その後720℃A間噴射を停止するも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、最初の18
0℃A信号が検出できるまで噴射は開始しない。従っ
て、始動性は最大180℃A分悪化するという問題が残
る。
【0004】そこで、この発明の目的は、始動性が悪化
することなく各気筒への燃料供給を適性化することがで
きる内燃機関の燃料噴射制御装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、多気筒内燃
機関のクランク軸またはカム軸の回転に伴う所定のクラ
ンク角毎にクランク角信号を発生するクランク角センサ
と、多気筒内燃機関のクランク軸またはカム軸の回転に
伴う特定気筒の特定位置毎に気筒判別信号を発生する気
筒判別センサと、多気筒内燃機関の吸気系に燃料を噴射
するインジェクタと、多気筒内燃機関の始動開始時に直
ちに全気筒に対し前記インジェクタから非同期噴射を行
う始動時非同期噴射手段と、前記気筒判別センサの気筒
判別信号の検出時に前記クランク角センサのクランク角
信号を用いた逆算により前記始動時非同期噴射燃料の噴
射開始及び終了タイミングを求める始動時非同期噴射タ
イミング算出手段と、前記始動時非同期噴射タイミング
算出手段により始動時非同期噴射燃料の燃焼室内への吸
入が終了したことを判定した気筒に対して前記インジェ
クタから始動時の同期噴射を行わせる燃料噴射制御手段
とを備えた内燃機関の燃料噴射制御装置をその要旨とす
るものである。
【0006】
【作用】始動時非同期噴射手段は、多気筒内燃機関の始
動開始時に直ちに全気筒に対しインジェクタから非同期
噴射を行う。又、始動時非同期噴射タイミング算出手段
は、気筒判別センサの気筒判別信号の検出時にクランク
角センサのクランク角信号を用いた逆算により始動時非
同期噴射燃料の噴射開始及び終了タイミングを求める。
さらに、燃料噴射制御手段は、始動時非同期噴射タイミ
ング算出手段により始動時非同期噴射燃料の燃焼室内へ
の吸入が終了したことを判定した気筒に対してインジェ
クタから始動時の同期噴射を行わせる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1には、内燃機関の燃料噴射制御
装置の全体概略図を示す。同装置は車両に搭載されるも
のである。
【0008】4気筒火花点火式ガソリンエンジン1には
吸気管2と排気管3とが接続されている。吸気官2の最
上流部にはエアクリーナ4が設けられ、エアクリーナ4
から吸気が吸気管2内に吸入されるようになっている。
吸気管2の途中にはサージタンク5が設けられている。
エンジン1における各気筒毎の吸気管(吸気ポート)2
にはインジェクタ(燃料噴射弁)6がそれぞれ配置され
ている。又、燃料タンク7内の燃料が燃料ポンプ8によ
り吸い上げられ、燃料フィルタ9を通してプレッシャレ
ギュレータ10に供給され、プレッシャレギュレータ1
0にて調圧され再び燃料タンク7に戻される。この一定
圧力に調圧された燃料がインジェクタ6に供給されてい
る。そして、インジェクタ6はバッテリ15からの電力
供給により開弁する。その結果、燃料が噴射され、吸入
空気と混合されて混合気となって吸気弁11を介してエ
ンジン1における各気筒毎の燃焼室12に供給される。
【0009】又、エンジン1における各気筒毎の燃焼室
12にはスパークプラグ13がそれぞれ配置されてい
る。そして、イグナイタ14によりバッテリ15の電圧
から高電圧が生成され、ディストリビュータ16により
各気筒毎のスパークプラグ13に分配される。
【0010】又、吸気管2の途中に設けられたスロット
ルバルブ17を迂回するようにバイパス通路18が形成
され、同バイパス通路18にはアイドルスピードコント
ロールバルブ19が配置されている。そして、エンジン
アイドル時には、アイドルスピードコントロールバルブ
19の開度調整によりエンジン回転数が調整される。
【0011】吸気管2の最上流部には吸気温センサ20
が設けられ、同センサ20により吸気温が検出できるよ
うになっている。又、吸気管2のスロットルバルブ17
の配置位置近傍にはスロットル開度センサ21が設けら
れ、同スロットル開度センサ21によりスロットルバル
ブ17の開度が検出できるようになっている。さらに、
吸気管内圧力センサ22によりサージタンク5の内の吸
気管内圧力が検出できるようになっている。
【0012】エンジン1にはエンジン冷却水の温度を検
出するための水温センサ23が設けられている。又、デ
ィストリビュータ16内には気筒判別センサ24とクラ
ンク角センサ25が配置されている。クランク角センサ
25は、エンジン1のクランク軸またはカム軸の回転に
伴う所定のクランク角毎にクランク角信号を発生する。
又、気筒判別センサ24は、エンジン1のクランク軸ま
たはカム軸に回転に伴う特定気筒の特定位置毎に気筒判
別信号を発生する。より具体的には、図7に示すよう
に、気筒判別センサ24から二種類の気筒判別信号が出
力されるとともにクランク角センサ25からクランク角
信号が出力される。ここで、気筒判別信号とは、今エン
ジンがどの位置にあるか知る信号であり、図7の実施例
では、第1気筒の圧縮TDC及び第4気筒の圧縮TDC
にて発生する信号である。
【0013】尚、気筒判別信号は特定気筒の特定位置
(例えば、第1気筒の圧縮TDC)を少なくともクラン
ク軸720℃Aに1回は検出する信号であり、クランク
角信号はクランク軸180℃A中に複数個発生し、少な
くとも30℃A以下の周期で発生する信号である。
【0014】図1において、エンジン1の排気管3には
酸素濃度センサ26が設けられ、この酸素濃度センサ2
6によりエンジン1の排気ガス中の酸素濃度が検出でき
るようになっている。
【0015】燃料噴射制御手段としての電子制御ユニッ
ト(以下、ECUという)27はマイクロコンピュータ
を中心に構成されている。ECU27にはスタータスイ
ッチ28からのスタータモータ駆動に伴う信号が入力さ
れる。又、ECU27には吸気温センサ20、スロット
ル開度センサ21、吸気管内圧力センサ22、水温セン
サ23、気筒判別センサ24、及びクランク角センサ2
5が接続されている。そして、ECU27はこれらセン
サからの信号を入力して、吸気温、スロットルバルブ1
7の開度、吸気管内圧力、エンジン冷却水温、排気ガス
の酸素濃度等を検知する。
【0016】又、ECU27にはバッテリ15が接続さ
れており、ECU27は同バッテリ15の電圧を検知す
る。さらに、同エンジン1はスタータモータ(図示略)
がバッテリ15からの電力供給を受けて駆動してエンジ
ン1を始動(クランキング)するようになっている。
【0017】次に、このように構成した内燃機関の燃料
噴射制御装置の作用を説明する。図2〜図6にはECU
27が実行する処理(フローチャート)を示す。以下、
図7を用いてECU27の処理を説明していく。
【0018】図7において、aがスタータ信号を示し、
bとcが360℃A毎に交互に発生する気筒判別信号を
示し、dは所定角度毎(例えば、30℃A毎)に発生す
るクランク角信号を示し、eは第1気筒の噴射を、f,
g,hは各々第3、4、2気筒の噴射を示す。
【0019】図2において、スタータスイッチ28がオ
ン操作され、スタータモータが駆動されると同ルーチン
処理が開始される。そして、ECU27はステップ10
1で始動時非同期噴射タイミングか否か判断する。本実
施例では、このタイミングとはスタータスイッチ28が
オン操作された後50msec経過したか否かを指すも
のである。ECU27は始動時非同期噴射タイミング
(図7のt1のタイミング)であると、ステップ102
(始動時非同期噴射手段に相当)でインジェクタ6から
全気筒同時非同期噴射を実行する。
【0020】図3には、図2のステップ102における
始動時の非同期噴射パルスの算出処理を示す。同処理は
スタータスイッチ28のオン操作(スタータモータの駆
動開始)により同ルーチン処理が開始される。ECU2
7はステップ201で水温THWを検出し、ステップ2
02で水温THWに応じて始動時非同期噴射パルスTAS
Y を算出する。さらに、ECU27はステップ203で
バッテリ電圧BATを検出し、ステップ204でバッテ
リ電圧BATに応じた無効噴射パルスTVを算出する。
そして、ECU27はステップ205で始動時非同期噴
射パルスTASYに無効噴射パルスTVを加算して最終噴
射パルスTAU(=TASY +TV)を算出する。
【0021】図7において、この最終噴射パルスTAU
だけ全気筒同時非同期噴射が行われる(図7のt1〜t
2タイミング)。又、ECU27は図4に示す処理を所
定クランク毎に実行している。
【0022】ECU27はステップ301で始動開始後
最初の同期噴射か否か判定し、最初の同期噴射であると
判定するとステップ302で気筒判別信号の検出を待
つ。そして、ECU27は気筒判別信号が検出されると
(図7のt3のタイミング)、ステップ303で始動時
非同期噴射が完了したことを確認した上で、ステップ3
04に移行する。ECU27はステップ304(始動時
非同期噴射タイミング算出手段に相当)で図7に示すよ
うに気筒判別時点(t3のタイミング)よりクランク角
信号を用いて逆算して非同期噴射開始タイミングTASと
非同期噴射終了タイミングTAFを算出する。その後、E
CU27はステップ305で非同期噴射開始タイミング
TASと非同期噴射終了タイミングTAFにより非同期噴射
が各気筒でのどの行程で行われたのかを求める。
【0023】つまり、図7においては、第1気筒では吸
気行程であり、第3気筒では排気行程であり、第4気筒
では膨張行程であり、第2気筒では圧縮行程である。引
き続き、図4のステップ306で噴射タイミングになっ
たかどうか判定し、噴射タイミングとなるとステップ3
07で同期噴射を実行する(図7のt4〜t5、t6〜
t7、t8〜t9)。
【0024】図7においては、噴射タイミングは第1及
び第3気筒では気筒判別時点から100°CA経過時
(Te =Tf =100°CA)、第4気筒では280°
CA経過時(Tg =280°CA)、第2気筒では46
0°CA経過時(Th =460°CA)としている。
【0025】このとき、第1気筒の場合、非同期噴射燃
料は既に吸入されているので気筒判別信号検出後Te 経
過した後に噴射を開始する。Te というのはTDCにて
インジェクタ6を駆動させることを避けるための時間で
ある。つまり、TDCにおいてはエンジン1の回転抵抗
が大きくバッテリ15の負荷が大きくなる。これによ
り、スタータモータによるクランキング中でのバッテリ
電圧の低下が防止され、かつ、インジェクタ6の最低作
動電圧以下になることが未然に防止される。又、第4気
筒の場合、非同期噴射燃料は最初の気筒判別信号検出後
に吸入される。従って、この吸気行程を過ぎたTg 後に
最初の同期噴射を実行する。
【0026】又、ここで始動時の同期噴射は吸気行程に
対して可能な限り早いタイミングで噴射する必要があ
る。なぜなら、燃料の蒸発時間を十分得ることができ、
より少ない燃料によって始動できるからである。
【0027】尚、本実施例では同期噴射は独立噴射とし
ているが、2グループ噴射としてもよい。又、図7では
第3気筒の同期噴射燃料の蒸発時間を長くとるために、
気筒判別後(Tf 後)早いタイミングで噴射しその結果
として第1気筒の同期噴射と同じタイミングで噴射して
いる。従って、各気筒とも蒸発時間を長くとれるような
タイミングで噴射を行えばよく、第1気筒と第3気筒の
噴射タイミングを同時とする必要はない。
【0028】一方、図4のステップ301において始動
開始後最初の同期噴射でないと、つまり、始動開始後2
回目以降の同期噴射であると、ステップ308で噴射タ
イミングになったかどうか判定し、噴射タイミングとな
るとステップ309で同期噴射を実行する。
【0029】図5,図6には、図4でのステップ30
7,309における同期噴射パルスの算出処理を示す。
同ルーチン処理は所定クランク毎に開始される。図5に
おいて、ECU27はステップ401で今回のエンジン
回転数Neが400rpmより小さいか否か判定し、N
e<400rpmであると、ステップ402に移行す
る。そして、ECU27はステップ402で前回のエン
ジン回転数Neが400rpm以上か否か判定し、40
0rpm未満ならばステップ404に移行し、400r
pm以上ならばステップ403で今回のエンジン回転数
Neが200rpm以下か否か判定する。ECU27は
ステップ402の処理後、あるいは、ステップ403で
今回のエンジン回転数Neが200rpm以下ならば
(エンジン始動時)、ステップ404で水温THWを検
出し、ステップ405で水温THWに応じて始動時噴射
パルスTSTA を算出する。そして、ECU27はステッ
プ406で始動時噴射パルスTSTA を有効噴射パルスT
AUE とする。
【0030】さらに、ECU27はステップ407でバ
ッテリ電圧BATを検出し、ステップ408でバッテリ
電圧BATに応じて無効噴射パルスTVを算出する。そ
して、ECU27はステップ409で有効噴射パルスT
AUE に無効噴射パルスTVを加算して最終噴射パルスT
AU(=TAUE +TV)を算出する。
【0031】一方、ECU27はステップ401で今回
のエンジン回転数Neが400rpm以上であったりス
テップ403で今回のエンジン回転数Neが200rp
m以上であると(エンジン始動後)、図6のステップ4
10に移行する。
【0032】ECU27はステップ410でエンジン回
転数Neを検出し、ステップ411で吸気圧Pmを検出
する。そして、ECU27はステップ412で吸気圧変
化量ΔPmを算出し、ステップ413で吸気温THAを
検出する。さらに、ECU27はステップ414で水温
THWを検出し、ステップ415でスロットル開度TA
を検出する。続いて、ECU27はステップ416で排
気中の酸素濃度を検出し、ステップ417でエンジン回
転数Neと吸気圧Pmに応じて基本噴射パルスTp を算
出する。そして、ECU27はステップ418で水温T
HWに応じて水温補正係数FWLを算出し、ステップ41
9で水温THWと始動後経過時間に応じて始動後補正係
数FASE を算出する。さらに、ECU27はステップ4
20で吸気温THAに応じて吸気温補正係数FTHA を算
出し、ステップ421でスロットル開度TAとエンジン
回転数Neと吸気圧Pmに応じて高負荷補正係数FOTP
を算出する。
【0033】次に、ECU27はステップ422で排気
中の酸素濃度に応じて空燃比フィードバック補正係数F
A/F を算出し、ステップ423で吸気圧変化量ΔPmに
応じて加速補正パルスTACC を算出する。そして、EC
U27はステップ424で次式を用いて有効噴射パルス
TAUE を算出する。
【0034】TAUE =Tp ・FWL・FTHA ・(FASE +
TOTP )・FA/F +TACC ECU27はステップ424でこのように有効噴射パル
スTAUE を算出した後は、図5のステップ407に移行
する。そして、前述したように、ECU27はステップ
407,408でバッテリ電圧BATに応じて無効噴射
パルスTVを算出し、ステップ409で有効噴射パルス
TAUE に無効噴射パルスTVを加算して最終噴射パルス
TAU(=TAUE +TV)を算出する。
【0035】このように本実施例では、ECU27(始
動時非同期噴射手段、始動時非同期噴射タイミング算出
手段、燃料噴射制御手段)はエンジン1の始動開始時に
直ちに全気筒に対しインジェクタ6から非同期噴射を行
うとともに、その後の気筒判別センサ24の気筒判別信
号の検出時にクランク角センサ25のクランク角信号を
用いた逆算により始動時非同期噴射燃料の燃焼室12内
への吸入が終了したことを判定した気筒に対してインジ
ェクタ6から始動時の同期噴射を行わせる。よって、始
動時には全気筒非同期噴射を行い早いタイミングでエン
ジンに燃料を吸入させることで始動性を向上しつつ気筒
判別信号検出時に全気筒非同期噴射のタイミングを求め
最初の噴射の同期噴射タイミングを決定することで過剰
な燃料供給を防止でき、始動時のリッチ失火を防止しエ
ミッションの向上が可能となる。このように、始動性が
悪化することなく各気筒への燃料供給を適性化すること
ができる。
【0036】又、始動時最初の同期噴射は吸気行程に対
して可能な限り早いタイミングで実行する(遅くとも吸
気弁が開き始める前に噴射を終了するようなタイミン
グ)ことにより、噴射燃料の蒸発時間を長くとることが
でき霧化向上につながる。従って、より少ない燃料での
着火が可能となりエミッション、始動性の向上に加え点
火プラグの耐くすぶり性の向上を図ることができる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
始動性が悪化することなく各気筒への燃料供給を適性化
することができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の内燃機関の燃料噴射制御装置の全体概
略図である。
【図2】作用を説明するためのフローチャートである。
【図3】作用を説明するためのフローチャートである。
【図4】作用を説明するためのフローチャートである。
【図5】作用を説明するためのフローチャートである。
【図6】作用を説明するためのフローチャートである。
【図7】作用を説明するためのタイムチャートである。
【符号の説明】
1 多気筒内燃機関としてのエンジン 6 インジェクタ 24 気筒判別センサ 25 クランク角センサ 27 始動時非同期噴射手段、始動時非同期噴射タイミ
ング算出手段、燃料噴射制御手段としてのECU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多気筒内燃機関のクランク軸またはカム
    軸の回転に伴う所定のクランク角毎にクランク角信号を
    発生するクランク角センサと、 多気筒内燃機関のクランク軸またはカム軸の回転に伴う
    特定気筒の特定位置毎に気筒判別信号を発生する気筒判
    別センサと、 多気筒内燃機関の吸気系に燃料を噴射するインジェクタ
    と、 多気筒内燃機関の始動開始時に直ちに全気筒に対し前記
    インジェクタから非同期噴射を行う始動時非同期噴射手
    段と、 前記気筒判別センサの気筒判別信号の検出時に前記クラ
    ンク角センサのクランク角信号を用いた逆算により前記
    始動時非同期噴射燃料の噴射開始及び終了タイミングを
    求める始動時非同期噴射タイミング算出手段と、 前記始動時非同期噴射タイミング算出手段により始動時
    非同期噴射燃料の燃焼室内への吸入が終了したことを判
    定した気筒に対して前記インジェクタから始動時の同期
    噴射を行わせる燃料噴射制御手段とを備えたことを特徴
    とする内燃機関の燃料噴射制御装置。
JP33927692A 1992-12-18 1992-12-18 内燃機関の燃料噴射制御装置 Pending JPH06185387A (ja)

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ID=18325924

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JP (1) JPH06185387A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5934259A (en) * 1997-03-31 1999-08-10 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Fuel injection control system for an internal combustion engine
EP1284349A3 (en) * 2001-08-15 2003-11-26 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel injection control for start-up of internal combustion engine
US6769412B2 (en) * 2000-11-16 2004-08-03 Siemens Aktiengesellschaft Method for injecting fuel during the start phase of an internal combustion engine
US6810860B2 (en) 2001-11-20 2004-11-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Starting fuel injection control device of internal combustion engine

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EP1284349A3 (en) * 2001-08-15 2003-11-26 Nissan Motor Co., Ltd. Fuel injection control for start-up of internal combustion engine
US6810860B2 (en) 2001-11-20 2004-11-02 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Starting fuel injection control device of internal combustion engine

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