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JP4722676B2 - 多気筒エンジンの燃料噴射制御装置 - Google Patents

多気筒エンジンの燃料噴射制御装置 Download PDF

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Description

本発明は、エンジン始動時の燃料噴射量を適正に制御して、排気エミッションの低減及び燃費向上を実現する多気筒エンジンの燃料噴射制御装置に関する。
従来、始動時の要求燃料噴射量は、エンジンの外的環境(外気温度、エンジン温度としての冷却水温度、燃料温度など)に影響されるが、一般的には冷却水温のみに基づいて設定されている。
冷却水温が低い冷態始動などの場合、吸気ポートなどの壁面に付着した燃料が気化し難いため始動時燃料噴射量は増量された値で設定される。一方、冷却水温の比較的高い再始動などでは吸気ポートなどの壁面に付着される燃料は気化し易いため、始動時燃料噴射量は減量された値で設定される。そして、始動後は、始動時燃料噴射量を冷却水温の上昇に伴い、或いは漸次的に減少させて、通常運転へ移行する。
始動時燃料噴射量を制御する技術として、例えば特許文献1(特開2002−213280号公報)には、始動時の当初は、燃料増量を行わず、始動操作後、所定時間経過後に燃料増量補正を行うことで、必要最小限の燃料でエンジン始動を行い、始動時排気エミッションの低減、及び燃費向上を実現する技術が開示されている。
又、特許文献2(特開2004−183502号公報)には、エンジン始動後に行われる1燃焼サイクル(以下「初回燃焼サイクル」と称する)では、冷却水温に基づき、燃料の壁面付着分が加算された一次燃料噴射量を設定し、初回燃料サイクルに連続する2回目燃焼サイクルでは、冷却水温に基づき、初回燃焼サイクル時の壁面付着燃料分が減算されている二次燃料噴射量を設定する技術が開示されている。
この特許文献2に開示されている技術よれば、初回燃焼サイクル時の燃料噴射量には燃料の壁面付着分が加算されているため、空燃比のリーン化が防止される。又、2回目燃焼サイクル時の燃料噴射量からは、初回燃焼サイクル時の壁面付着燃料分が減算されているため、空燃比のリッチ化を防止することができる。
特開2002−213280号公報 特開2004−183502号公報
上述した各特許文献に開示されている技術では、始動時の初回燃焼サイクルは、冷却水温に基づき設定した一次燃料噴射量で一律に燃料噴射制御を行っている。
しかし、初回燃焼サイクルの燃料噴射量を一律に制御した場合、例えば、ポート噴射式インジェクタにおいて、燃料噴射タイミングが排気行程、すなわち、吸気弁が閉じている間に設定されているエンジンでは、3噴射目の燃料噴射対象気筒が吸気行程中のとき最初の燃料噴射対象気筒が膨張行程に達して初爆(最初の燃焼)となる。従って、3噴射目の燃料噴射対象気筒の吸気行程中おいて、初めて燃焼による仕事が行われエンジントルクが発生し、エンジン回転数が上昇する。
エンジン回転数が上昇すると排気弁の閉じタイミングが早くなり、その分、吸気ポート側への吸入空気の逆流が少なくなるため、3噴射目の噴射対象気筒の体積効率が増加する。
図10に4気筒エンジンの各気筒の行程とエンジン回転数との関係を示す。同図(c)に示すように、4気筒エンジンの燃焼順が#3→#2→#4→♯1であり、始動後、最初の噴射気筒(排気行程)が気筒#3である場合、当該気筒♯3から順に燃料噴射を行う。その後、同図(b)に示すように、当該気筒♯3が吸入行程となり、吸気弁が開弁すると、排気ポート内に噴射された燃料が吸入空気と共に筒内に供給されて混合気となる。筒内の混合気は、同図(a)に示すように、膨張行程において燃焼し、エンジントルクが発生する。従って、エンジンを始動させた場合、最初の噴射気筒(排気行程)に噴射された燃料が、3行程後の膨張行程に至るまでは、燃焼による仕事が行われずエンジントルクは上昇しない。
一方、同図(a)に実線で示すように、最初に燃料噴射を行った気筒♯3が膨張行程に達して燃焼による仕事が行われると、この初爆によりエンジントルクが発生してエンジン回転数Neが上昇する。従って、そのとき吸入行程にある気筒♯4は体積効率が増加する。しかし、当該気筒♯4に供給される燃料は、既に排気行程において噴射されるため、当該気筒♯4の空燃比はリーン化してしまう。
従って、同図(a)に実線で示すように、当該気筒#4が膨張行程において燃焼による仕事を行っても、発生するエンジントルクは空燃比がリーンであるため不足気味となり、エンジン回転数Neの上昇率(N3−N2)が、その前の気筒#2の燃焼によるエンジン回転数Neの上昇率(N2−N1)よりも低くなってしまう。更に、これが影響して、次の気筒#1の燃焼によるエンジン回転数Neの上昇率(N4−N3)も低くなってしまい、始動時のエンジン回転数の立ち上がりが不安定化してしまう不都合がある。尚、図10(a)に破線で示す特性は、本形態により得ることのできるエンジン回転数Neが示されており、この特性については後述する。
この対策として、エンジン回転数Neやスロットル弁下流の吸気管圧力の変化を検出し、この変化に応じて燃料噴射量をフィードバック補正することも考えられるが、制御応答性が充分ではなく、初回燃焼サイクルにおいて燃料噴射量を適正に補正することは困難である。
又、初回燃焼サイクル時に設定する燃料噴射量を、体積効率の増加を予測して増量することも考えられるが、1,2噴射目の噴射気筒((図10(c)では#3,#2)に供給する燃料噴射量が、その増量分だけ無駄となり、燃費、及び排気エミッションが悪化する問題がある。
一方、リーンバーンエンジンのように、始動時の燃料噴射を吸入行程おいて行うものであっても同様に、初爆がその2行程後の膨張行程において行われるため、初爆時に吸入行程となる気筒の空燃比がリーンとなり、上述と同様の不具合が生じる。
尚、このような傾向は4気筒エンジンに限らず、6気筒エンジンであっても同様に現れ、1噴射目の気筒が初爆となってエンジントルクが発生するため、そのとき吸入行程にある気筒の体積効率が増加するので、当該気筒の空燃比が一時的にリーン化してしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、初回燃焼サイクルにおける全ての気筒の空燃比を適正に制御し、エンジン回転数のスムーズな立ち上がりを実現できるばかりでなく、燃費の向上及び排気エミッションの低減を図ることのできる多気筒エンジンの燃料噴射制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明は、エンジン温度に基づいて初回燃焼サイクル時の各気筒の始動時燃料噴射量を設定する初回燃料噴射量設定手段を備え、上記初回燃料サイクル時に設定した上記始動時燃料噴射量で各気筒の膨張行程において燃焼による仕事を行わせる多気筒エンジンの燃料噴射制御装置において、上記初回燃料噴射量設定手段で設定する上記始動時燃料噴射量は、最初に燃料を噴射した気筒が膨張行程にあるときに吸気行程にある他の気筒を除いた残りの気筒に対する一次燃料噴射量と、上記他の気筒に対する二次燃料噴射量とを有し、上記一次燃料噴射量がエンジン始動時の上記エンジン温度に基づいて設定され、上記二次燃料噴射量が最初に燃料を噴射した上記気筒の膨張行程時におけるエンジン回転数の上昇により増量されることを特徴とする。
本発明によれば、初爆時に吸気行程にある気筒の燃料噴射量を体積効率の増加に相応する量だけ増量したので、初回燃焼サイクルにおける全ての気筒の空燃比が適正に制御され、エンジン回転数のスムーズな立ち上がりが実現されるばかりでなく、燃費の向上及び排気エミッションの低減を図ることができる。
以下、図面に基づいて本発明の一形態を説明する。図1にエンジンの概略構成図、図2に電子制御系の回路構成図を示す。
図1の符号1は多気筒エンジン(以下、単に「エンジン」と称する)であり、図においては水平対向型4気筒エンジンを示す。このエンジン1のシリンダブロック1aの左右両バンクに、シリンダヘッド2がそれぞれ設けられ、各シリンダヘッド2に吸気ポート2aと排気ポート2bとが気筒毎に形成されている。
又、各吸気ポート2aに吸気マニホルド3の下流端が連通され、この吸気マニホルド3の上流側がエアチャンバ4に集合されている。更に、このエアチャンバ4の上流側にスロットルチャンバ5が連通され、このスロットルチャンバ5の上流に吸気管6が連通され、この吸気管6の上流端にエアクリーナ7が取付けられ、このエアクリーナ7に接続されるエアインテーク通路にチャンバ8が連通されている。
尚、上述したスロットルチャンバ5にスロットル弁5aが介装されている。このスロットル弁5aは、例えばステッピングモータによって構成される駆動手段としてのスロットルアクチュエータ5bによって開閉駆動される電子制御式のスロットル弁である。
又、吸気マニホルド3の下流端に、噴射方向を吸気弁に指向されているインジェクタ11が各気筒#1〜#4に配設されている。又、シリンダヘッド2には、先端の放電電極を各気筒の燃焼室に露呈する点火プラグ12が各気筒#1〜#4に配設されている。
尚、本形態では気筒列が2列(RH,LH)に配設されており、各気筒列のピストンがクランク軸30に対してコネクティングロッド(図示せず)を介して交互に連設されている。このクランク軸30に対する連設順序から、RH側に気筒#1,#3、LH側に気筒#2,#4が配設されており、噴射順(点火順)は、#1→#3→#2→#4に設定されている。
又、シリンダヘッド2の各排気ポート2bに排気マニホルド14の上流端が連通されており、この排気マニホルド14の下流側が集合されて排気管15に連通されている。この排気管15の上流側に触媒16が介装されており、又下流側にマフラ17が連通されている。
次に、エンジン1の運転状態を検出するセンサ・スイッチ類について説明する。吸気管6のエアクリーナ7の直下流には、エアクリーナ7を経て取り入れられる吸入空気量を検出する吸入空気量センサ20が介装され、スロットルチャンバ5に配設されたスロットル弁5aに、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ21が連設されている。又、エンジン1のシリンダブロック1aの左右両バンクを連通する冷却水通路23に、エンジン温度の代表である冷却水温を検出する冷却水温センサ24が臨まされている。一方、触媒16の上流に、排気ガス中の酸素濃度から空燃比を検出する空燃比センサ25が配設されている。更に、エンジン1のクランク軸30に軸着するクランクロータ31の外周にクランク角センサ32が対設され、更に、クランク軸30に対し1/2回転する吸気カムプーリ33の裏面に気筒判別センサ34が対設されている。
図2において、符号50はエンジン制御装置(E/G_ECU)で、CPU51、ROM52、RAM53、バックアップRAM54、及びI/Oインターフェース56がバスラインを介して接続されるマイクロコンピュータなどのコンピュータを中心として構成され、各部に安定化電源を供給する定電圧回路57、I/Oインターフェース56に接続されている駆動回路58、A/D変換器59などの周辺回路が内蔵されている。
定電圧回路57は、電源リレー60のひとつのリレー接点を介してバッテリ61に接続され、そのリレーコイルの一端が接地され、リレーコイルの他端が駆動回路58に接続されている。尚、バッテリ61には、イグニッションスイッチ62の一端が接続され、このイグニッションスイッチ62の他端がI/Oインターフェース56の入力ポートに接続されている。
更に、定電圧回路57は、直接、バッテリ61に接続されており、イグニッションスイッチ62のONが検出されて電源リレー60の接点が閉となると、E/G_ECU50内の各部へ電源を供給する一方、イグニッションスイッチ62のON,OFFに拘らず、常時、バックアップRAM54にバックアップ用の電源を供給する。
又、バッテリ61にスタータリレー63のリレー接点を介してスタータモータ64が接続されている。更に、スタータリレー63のリレーコイルの一端が接地され、他端が駆動回路58に接続されている。尚、このスタータリレー63のリレーコイルは、後述するスタータスイッチ35がONすることで通電され、リレー接点がON動作される。
又、I/Oインターフェース56の入力ポートには、アクセルペダル(図示せず)の踏込み量を検出するアクセルポジションセンサ65、クランク角センサ32、気筒判別センサ34、スタータスイッチ35などが接続されており、更に、A/D変換器59を介して、吸入空気量センサ20、スロットル開度センサ21、冷却水温センサ24、空燃比センサ25が接続されると共に、バッテリ電圧VBが入力されてモニタされる。
一方、I/Oインターフェース56の出力ポートには、スロットルアクチュエータ5b、及びインジェクタ11などのアクチュエータが駆動回路58を介して接続される。
E/G_ECU50は、ROM52に記憶されている制御プログラムに従い、I/Oインターフェース56を介して入力されるセンサ・スイッチ類からの検出信号、及びバッテリ電圧などをCPU51で処理すると共に、RAM53に格納される各種データ、バックアップRAM54に格納されている各種データ、及びROM52に記憶されている固定データなどに基づき、燃料噴射量、スロットル開度などを演算し、空燃比制御、アイドル回転数制御などの各種制御を行う。
CPU51では、ROM52に記憶されている制御プログラムに従い、クランク角センサ32からのクランクパルスによりエンジン回転数Neを算出すると共に、特定のクランクパルスを基準とする燃料噴射開始時期を算出し、又、クランクパルスと次のクランクパルスとの間に割り込まれる気筒判別センサ34からのカムパルスに基づき、燃料噴射対象気筒の気筒判別を行う。
又、通常運転時は、エンジン負荷Gnに基づいて燃料噴射量TAUGnを求め、この燃料噴射量TAUGnを、各センサ類、スイッチ類で検出した各種運転状態パラメータに基づいて設定した各種補正値で補正して、最終的な燃料噴射量TAUを演算する。
又、エンジン始動時には、このときの冷却水温センサ24で検出した冷却水温Twに基づいて、始動時燃料噴射量を設定する。始動時燃料噴射量は、初回燃焼サイクルにおけるの1噴射目と2噴射目と4噴射目の燃料噴射対象気筒に対する燃料噴射量(以下、「一次燃料噴射量」と称する)TSTAF、及び3噴射目の気筒に対する二次燃料噴射量TSTASと、2回目燃焼サイクル、すなわち5〜8噴射目の気筒に対して設定する三次燃料噴射量TSTANとがある。
上述した一次燃料噴射量TSTAF、二次燃料噴射量TSTAS、及び三次燃料噴射量TSTANは、具体的には、図3、図4に示すフローチャートに従って設定される。
イグニッションスイッチ62をONするとE/G_ECU50に駆動用電源が投入され、システムがイニシャライズされる。
すると、図3に示す始動時噴射制御ルーチンが起動され、先ず、ステップS1で、クランク角センサ32から出力されるクランクパルスと、気筒判別センサ34から出力されるカムパルスとに基づき、クランクパルスと次のクランクパルスとの間に割り込まれるカムパルスから、燃料噴射対象気筒の気筒判別を行う。
従って、イグニッションスイッチ62をONし、スタータスイッチ35がONされてクランキングが開始された後、クランクパルスとカムパルスとが入力されるまでプログラムは待機状態となる。
そして、E/G_ECU50にクランクパルスとカムパルスとが入力されて気筒判別が行なわれると、ステップS2へ進み、エンジン温度の代表である冷却水温Twに基づき、一次燃料噴射量(TSTAF)テーブルを補間計算付きで参照して、一次燃料噴射量TSTAFを設定する。
TSTAFテーブルはROM52の一連のアドレスで構成され、各領域には主に冷態時の始動性能を確保するための燃料噴射量が予め実験等から求めて格納されており、壁面付着燃料分を含む要求噴射量の総量として設定されている。
図5に示すように、一次燃料噴射量TSTAFは冷却水温Twが低いほど高い値に設定されている。すなわち、各インジェクタ11から噴射される燃料は、その全てが気化されて燃焼室へ供給される訳ではなく、その一部は吸気ポート2a、及びその周辺の壁面に付着して残留する。特に、冷態始動時は、燃焼室へ至る吸気ポート等の壁面温度が低いため、燃料の壁面付着係数は高くなり、その分、一次燃料噴射量TSTAFが増量される。
燃料の壁面付着量はエンジン温度と因果関係があるため、エンジン温度の代表である冷却水温Twに基づいて一次燃料噴射量TSTAFを設定することで、燃料の壁面付着分を加味した適正な燃料噴射量を設定することができる。
そして、ステップS3へ進み、一次燃料噴射量TSTAFでインジェクタ11に対する燃料噴射量TAUを設定する(TAU←TSTAF)。すると、この燃料噴射量TAUに対応する駆動信号が、駆動回路58を介して1噴射目の燃料噴射気筒のインジェクタ11へ所定タイミングで出力され、 このインジェクタ11から所定に計量された燃料が噴射される。インジェクタ11に対する燃料噴射タイミングは、排気行程に同期して燃料噴射して均一混合燃焼を行う通常の排気行程噴射と、リーンバーンエンジンのように吸入行程に同期して燃料噴射し、成層燃焼を行う吸入行程噴射とがある。
図7に排気行程噴射における各気筒の燃料噴射タイミング(パルス幅)を示し、図8に吸入行程噴射における各気筒の燃料噴射タイミング(パルス幅)を示す。
図7、図8に示すように、排気行程噴射、及び吸入行程噴射においては、1噴射目(最初)の噴射気筒が気筒#3である場合、当該気筒#3が最初の膨張行程(初爆)に達したとき、3噴射目の噴射気筒#4が吸入行程となり、図示しない吸気弁が開弁して当該気筒#4に吸入空気が供給される。
最初の気筒#3が、膨張行程時において燃焼(初爆)により仕事を行うと、エンジントルクが発生してエンジン回転数Neが上昇する。すると、排気弁の閉じタイミングが早くなり、その分、吸気ポート側への吸入空気の逆流が少なくなり、従って、初爆時において吸入行程にある気筒#4の体積効率が増加する。
ステップS4では、体積効率の増加する気筒を判別すべく、燃料噴射回数と初期噴射回数kCINJCJDと比較する。燃料噴射回数の初期値は0であり、燃料噴射量TAUが出力される毎にカウントアップされる。
上述したように、体積効率の増加する気筒は、初爆時に吸気行程にある気筒であり、4気筒エンジンの場合、3噴射目の気筒となる(図7、図8参照)。
従って、4気筒エンジンの場合、初期噴射回数kCINJCJD=2に設定される。尚、この場合、燃料噴射回数のカウントに代えて、点火回数をカウントするようにしても良い。
そして、燃料噴射回数がkCINJCJD(2回)に達していないときは、ステップS7へジャンプし、達したときはステップS5へ進む。従って、例えば1噴射目の気筒が#3である場合、燃料増量の対象となる気筒は3噴射目の気筒#4となる。
そして、ステップS5へ進むと、冷却水温Twに基づき、二次燃料噴射量(TSTAS)テーブルを補間計算付きで参照して、二次燃料噴射量TSTASを設定する。
TSTASテーブルは、TSTAFテーブルと同様、ROM52の一連のアドレスで構成され、各領域には、初爆により増加する体積効率に相応する二次燃料噴射量TSTASを冷却水温Tw毎に予め実験等から求めて格納されている。そのため、図5に示すように、二次燃料噴射量TSTASは、一次燃料噴射量TSTAFよりも体積効率の増加に相応する分だけ増量された値に設定されている。
次いで、ステップS6へ進み、3噴射目の燃料噴射気筒のインジェクタ11、すなわち、1噴射目の燃料噴射対象気筒が気筒#3である場合は、気筒#4のインジェクタ11に対する燃料噴射量TAUを、二次燃料噴射量TSTASで設定する(TAU←TSTAS)。すると、この燃料噴射量TAUに対応する駆動信号が、駆動回路58を介して3噴射目の燃料噴射気筒のインジェクタ11へ所定タイミングで出力され、 当該インジェクタ11から所定に計量された燃料が噴射される。
その後、ステップS7へ進み、燃料噴射回数と初回燃料サイクル終了回数kCINJCJD2とを比較して、初回燃料サイクルが終了したか否かを調べる。二次燃料噴射量TSTASは、初回燃焼サイクルにおける3噴射目の気筒に対して設定されるため、4気筒エンジンを採用する本形態では、kCINJCJD2=4に設定されている(図7、図8参照)。
そして、燃料噴射回数がkCINJCJD2とは異なる値である場合、すなわち、燃料噴射回数が1,2,4の何れかの場合は、ステップS2へ戻り、次の燃料噴射対象気筒のインジェクタ11に対する一次燃料噴射量TSTAFを設定する。従って、4噴射目の気筒、すなわち初回燃焼サイクルにおける最終気筒に対する燃料噴射量TAUは、一次燃料噴射量TSTAFで再び設定されることになる。本形態では、燃料の無駄を省き、燃費を向上させるために、4噴射目の気筒に対する燃料噴射量TAUを一次燃料噴射量TSTAFで設定しているが、燃料を増量しても問題がない場合は、4噴射目の気筒に対する燃料噴射量TAUを二次燃料噴射量TSTASで設定するようにしても良い。
一方、燃料噴射回数がkCINJCJD2のときは(燃料噴射回数=kCINJCJD2)、初回燃料サイクルが終了したので、ステップS8へ進む。ステップS8では、冷却水温Twに基づき、三次燃料噴射量(TSTAN)テーブルを補間計算付きで参照して、三次燃料噴射量TSTANを設定する。
TSTANテーブルは、TSTAFテーブルと同様、ROM52の一連のアドレスで構成され、各領域には、主に冷態時の始動性能を確保し、しかも排気エミッションの低減及び燃費向上を目的として、三次燃料噴射時の冷却水温Twに基づいて設定される要求燃料噴射量から、初回燃焼サイクル時に残留した壁面付着燃料分を減算し、更に、今回の壁面付着燃料分を加算した値の総量を三次燃料噴射量TSTANとして格納されている。
図5に示すように、TSTANテーブルに格納されている三次燃料噴射量TSTANは、冷却水温Twが低いほど高い値に設定されており、且つ、一次燃料噴射量TSTAFに比し、初回燃焼サイクル時の壁面付着燃料分が減算されているため、低い値を示している。
そして、ステップS9へ進むと、燃料噴射対象気筒のインジェクタ11に対する燃料噴射量TAUを、三次燃料噴射量TSTANで設定する(TAU←TSTAN)。すると、この燃料噴射量TAUに対応する駆動信号が駆動回路58を介して、燃料噴射対象気筒のインジェクタ11へ所定タイミングで出力され、インジェクタ11から所定に計量された燃料が噴射される。
その後、ステップS10へ進み、エンジンが完爆したか否かを、エンジン回転数Neと完爆判定回転数TSTJDG(例えば500rpm)とを比較することで調べ、同時に、三次燃料噴射が終了したか否かを、始動初期からカウントされている燃料噴射回数が2回目燃焼サイクル終了回数kCINJCJD3に達したか否かで調べる。
完爆判定回転数TSTJDGが、TSTJDG>Neのエンジン未爆、或いは燃料噴射回数が2回目燃焼サイクル終了回数kCINJCJD3に達していない場合(燃料噴射回数<kCINJCJD3)は、ステップS8へ戻る。ステップS8へ戻ると、次の燃料噴射対象気筒のインジェクタ11に対する三次燃料噴射量TSTANを設定する。尚、この場合も、燃料噴射回数のカウントに代えて点火回数をカウントするようにしても良い。又、本形態で採用するエンジンは、4気筒エンジンであるため2回目燃焼サイクル終了回数kCINJCJD3は、kCINJCJD3=8に設定されている(図7、図8参照)。
一方、完爆判定回転数TSTJDGが、TSTJDG≦Neのエンジン完爆と判定され、且つ燃料噴射回数が2回目燃焼サイクル終了回数kCINJCJD3に達したと判定されたときは(噴射回数≧kCINJCJD3)、ルーチンを終了する。
このように、本形態では、エンジン始動から完爆するまでの間において、燃料の壁面付着係数の最も高い初回燃焼サイクル時の一次燃料噴射量TSTAFは壁面付着燃料量を加算した値で設定し、更に、初回燃焼サイクルにおいて最初の膨張行程を迎える気筒(図7、図8では、気筒♯3)が燃焼による仕事を行うときの吸気行程にある気筒(図7、図8では気筒#4)に対する燃料噴射量が、エンジン回転数Neの上昇による体積効率の増加分を考慮して増量された値(二次燃料噴射量TSTAS)で設定されているので、当該気筒の空燃比がリーン化せず、トルク不足が解消され、しかも、次の気筒(図7、図8では気筒#1)に悪影響を及ぼす要因が解消されたので、図10(a)に破線で示すように、エンジン回転数Neをスムーズに上昇させることができる。
更に、2巡目燃焼サイクルにおいて供給される三次燃料噴射量TSTANは、初回燃焼サイクル時の壁面付着燃料分を減算すると共に、今回の壁面付着燃料分を加算した値で設定したので、適正な空燃比を得ることができ、良好な始動性を得ることができると共に、始動時における排気エミッションの低減、及び燃費向上を実現することができる。
更に、初回燃焼サイクル時の一次燃料噴射量TSTAF及び二次燃料噴射量TSTASと、三次燃料噴射量TSTANとを、エンジン温度の代表である冷却水温をパラメータとするそれぞれ別個のテーブルに格納したので、各冷却水温領域毎に燃料噴射量TSTAF,TSTAS,TSTANを比較的自由に設定することができるため、この燃料噴射量TSTAF,TSTAS,TSTANをより適正に設定することができる。
そして、始動時噴射制御ルーチンが終了すると、図4に示す始動後噴射制御ルーチンが起動され、先ず、ステップS11で、冷却水温Twに基づきTSTANテーブルを補間計算付きで参照して、三次燃料噴射量TSTANを設定し、続く、ステップS12で、冷却水温Twに基づき、燃料の壁面付着係数(TAUSTM)テーブルを補間計算付きで参照して、壁面付着係数TAUSTMを設定する。壁面付着係数TAUSTMは、インジェクタ11から噴射される燃料の吸気ポート等の壁面に付着される割合を示すもので、例えば冷却水温Twに従い、1.5〜1の間で設定される。TAUSTM=1で、壁面付着燃料量は0となる。従って、エンジン始動後の経過時間が長くなるに従い、壁面付着係数TAUSTMは、次第に1.5から1に近づく値になる。
次いで、ステップS13へ進み、三次燃料噴射量TSTANと壁面付着係数TAUSTMとから、次式に基づき燃料噴射量TAUSTを設定する。
TAUST=TSTAN・TAUSTM
又、ステップS14で、エンジン負荷Gnに基づき、燃料噴射量(TAUGn)テーブルを補間計算付きで参照し、或いは演算により、燃料噴射量TAUGnを設定する。尚、エンジン負荷Gnは直接計測する以外に、例えばエンジン回転数Neと吸入空気量Qaとに基づいて設定するようにしても良い。
そして、ステップS15へ進み、ステップS13,S14で設定した燃料噴射量TAUST,TAUGnを比較し、TAUST≧TAUGnのときは、ステップS16へ進み、燃料噴射量TAUSTを今回の最終的な燃料噴射量TAUとして設定し(TAU←TAUST)、ルーチンを抜ける。
一方、TAUST<TAUGnのときは、ステップS17へ進み、ステップS14で設定した燃料噴射量TAUGnを、各センサ類、スイッチ類で検出した各種運転状態パラメータに基づいて設定した各種補正値で補正して、最終的な燃料噴射量TAUを演算する。
次に、図6に示すタイムチャートに従い、本形態による燃料噴射制御の一例を説明する。
イグニッションスイッチ62をONした後(t1)、スタータスイッチ35をONすると(t2)、初回燃焼サイクル(t2〜t5)の内、2噴射目(t2〜t3)の気筒までは、燃料噴射量TAUが、TSTAFテーブルに格納されている一次燃料噴射量TSTAFにて設定される。この一次燃料噴射量TSTAFは壁面付着燃料分が加算されているため、空燃比がリーン化せず良好な始動性を得ることができる。
その後の3噴射目(t3〜t4)の気筒が吸気行程となるとき、最初に噴射した気筒が初爆となりエンジン回転数Neが上昇するので、体積効率が増加する。従って、3噴射目の燃料は空燃比のリーン化を防止するため、TSTASテーブルに格納されている体積効率の増加分を加味した二次燃料噴射量TSTASで設定する。その結果、空燃比のリーン化が抑制され、トルク不足が発生せずエンジン回転数Neの落ち込みが無くなり、スムーズなエンジン回転数の上昇を得ることができる。更に、1つの気筒の燃料噴射量のみを増加するので、初回燃焼サイクルおける全気筒の燃料噴射量を増量する場合に比し、燃料の無駄がなく、燃費向上、及び排気エミッションの低減を実現することができる。
その後、2回目燃焼サイクル(t5〜t6)では、燃料噴射量TAUがTSTANテーブルに格納されている三次燃料噴射量TSTANにて設定される。この三次燃料噴射量TSTANは、初回燃焼サイクル時の壁面付着燃料分が減算されているため、空燃比がリッチ化せず、良好な始動性を得ることができる。
そして、2巡目燃焼サイクル(t5〜t6)が終了し、且つエンジンが完爆すると、始動後燃料噴射制御へ移行し、三次燃料噴射量TSTANを壁面付着係数TAUSTMで補正した値で、燃料噴射量TAUSTを設定する。三次燃料噴射量TSTANは、冷却水温Twの上昇に従い低い値となり、又、壁面付着係数TAUSTMも冷却水温Twの上昇に従い1に近づく値となるため、初回の始動後燃料噴射制御では、燃料噴射量TAUSTが冷却水温Twの上昇に従い、燃料噴射毎に低下した値となる。又、その際、エンジン負荷Gnに基づいて燃料噴射量TAUGnが設定されており、TAUST≧TAUGnの間(t6〜t7)、最終的な燃料噴射量TAUは、燃料噴射量TAUSTで設定される。そして、TAUST<TAUGnとなったとき、それ以降は、燃料噴射量TAUGnに基づいて最終的な燃料噴射量TAUが設定される。
又、図9に、本形態の考えを4サイクル6気筒エンジンに適用した場合について示す。本形態による6気筒エンジンは、噴射順(点火順)が、#1→#6→#3→#2→#5→#4に設定されており、排気行程噴射において最初の噴射気筒が#1である場合、この噴射気筒が膨張行程なり燃焼によりエンジントルクが発生すると、そのときの吸入行程にある気筒#2の体積効率が上昇する。従って、4噴射目の気筒#2に対する燃料噴射量を増量することで、本形態を適用することができる。
具体的には、図3に示す始動時噴射制御ルーチンの初期噴射回数kCINJCJDを3に設定し、初回燃料サイクル終了回数kCINJCJD2を6に設定し、2回目燃焼サイクル終了回数kCINJCJD3を12に設定する。
尚、本発明は上述した形態に限るものではなく、例えば二次燃料噴射量は、一次燃料噴射量に増量係数を加算、或いは乗算することで増量するようにしても良い。
又、上述した4気筒エンジンでは、一次燃料噴射量を1噴射目と2噴射目と4噴射目としたが、一次燃料噴射量を1噴射目、2噴射目とし、二次燃料噴射量を3噴射目と4噴射目としても良い。更に、6気筒エンジンでは、一次燃料噴射量を1噴射目から3噴射目とし、二次燃料噴射量を4噴射目から6噴射目としてもよい。
エンジンの概略構成図 電子制御系の回路構成図 始動時噴射制御ルーチンを示すフローチャート 始動後噴射制御ルーチンを示すフローチャート 一次燃料噴射量テーブルと二次燃料噴射量テーブルと三次燃料噴射量テーブルとの説明図 燃料噴射制御例を示すタイムチャート 排気行程噴射における各気筒の燃料噴射タイミングを示すタイムチャート 吸入行程噴射における各気筒の燃料噴射タイミングを示すタイムチャート 6気筒エンジンの排気行程噴射における各気筒の燃料噴射タイミングを示すタイムチャート (a)は初爆からのエンジン回転数の上昇を示すタイムチャート、(b)は(a)の燃焼気筒と吸気行程にある気筒との対応を示す説明図、(c)は(b)の吸気行程にある気筒と噴射気筒との対応を示す説明図
符号の説明
1…エンジン、
11…インジェクタ、
25…空燃比センサ、
50…エンジン制御装置、
TAU,TAUST,TAUGn…燃料噴射量、
TSTAF…一次燃料噴射量、
TSTAS…二次燃料噴射量、
Tw…冷却水温、
kCINJCJD…初期噴射回数、
kCINJCJD2…初回燃料サイクル終了回数
kCINJCJD3…2回目燃焼サイクル終了回数

Claims (3)

  1. エンジン温度に基づいて初回燃焼サイクル時の各気筒の始動時燃料噴射量を設定する初回燃料噴射量設定手段を備え、
    上記初回燃料サイクル時に設定した上記始動時燃料噴射量で各気筒の膨張行程において燃焼による仕事を行わせる多気筒エンジンの燃料噴射制御装置において、
    上記初回燃料噴射量設定手段で設定する上記始動時燃料噴射量は、最初に燃料を噴射した気筒が膨張行程にあるときに吸気行程にある他の気筒を除いた残りの気筒に対する一次燃料噴射量と、上記他の気筒に対する二次燃料噴射量とを有し、
    上記一次燃料噴射量がエンジン始動時の上記エンジン温度に基づいて設定され、上記二次燃料噴射量が最初に燃料を噴射した上記気筒の膨張行程時におけるエンジン回転数の上昇により増量される
    ことを特徴とする多気筒エンジンの燃料噴射制御装置。
  2. 上記多気筒エンジンが4気筒エンジンであり、上記二次燃料噴射量を供給する上記他の気筒が、最初に燃料噴射を行った上記気筒から3噴射目の気筒である
    ことを特徴とする請求項1記載の多気筒エンジンの燃料噴射制御装置。
  3. 上記多気筒エンジンが6気筒エンジンであり、上記二次燃料噴射量を供給する上記他の気筒が、最初に燃料噴射を行った上記気筒から4噴射目の気筒である
    ことを特徴とする請求項1記載の多気筒エンジンの燃料噴射制御装置。
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