JP3536596B2 - 直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents
直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置Info
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Description
燃機関の燃料噴射制御装置に関する。
れており、このものでは、機関の運転条件に応じて、燃
焼方式を切換制御、すなわち、吸気行程にて燃料を噴射
することにより、燃焼室内に燃料を拡散させ均質の混合
気を形成して行う均質燃焼と、圧縮行程にて燃料を噴射
することにより、点火栓回りに集中的に層状の混合気を
形成して行う成層燃焼とに切換制御するのが一般的であ
る(特開昭59−37236号公報参照)。
燃料噴射制御装置においては、所定時間毎にシリンダ吸
入空気量を算出し、これに基づいて目標空燃比が得られ
るように燃料噴射量を算出し、噴射時期にて、最新の燃
料噴射量の算出値を読出して、噴射用に設定している。
て、成層燃焼時など、吸気弁閉時期以降に燃料噴射を行
う場合、その噴射時期の近傍にて算出されたシリンダ吸
入空気量に基づいて燃料噴射量を算出・設定すると、実
際のシリンダ吸入空気量は吸気弁閉時期に決定されるた
め、燃料噴射量が実際のシリンダ吸入空気量に適合せ
ず、空燃比を目標空燃比に正しく制御できないという問
題点があった。
燃料噴射を行う場合、その噴射時期の近傍にて算出され
たシリンダ吸入空気量に基づいて燃料噴射量を算出・設
定すると、実際のシリンダ吸入空気量は吸気弁閉時期に
決定されるため、特に加速時に、燃料噴射量が実際のシ
リンダ吸入空気量に適合せずに不足し、空燃比を目標空
燃比に正しく制御できないという問題点があった。
できない結果、例えば成層燃焼時においては、点火栓周
辺空燃比を適切な範囲に抑えられず、これがために失火
やスモークを発生しやすく、運転性や排気性能上好まし
くない結果(トルクが狙い通りでない、排気3成分の増
加)となることが分かった。また、均質燃焼時において
も、空燃比の乱れは運転性や排気性能に大きな影響を及
ぼすことが知られている。
み、吸気弁閉時期のシリンダ吸入空気量を基準にして燃
料噴射量制御を行うことにより、直噴火花点火式内燃機
関における空燃比制御の精度を大幅に向上させることを
目的とする。
る発明では、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
を備えて、燃料を吸気弁閉時期以降に噴射する直噴火花
点火式内燃機関において、図1(A)に示すように、吸
気弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検出手段と、吸気弁
閉時期にてシリンダ吸入空気量を算出する吸気弁閉時期
シリンダ吸入空気量算出手段と、吸気弁閉時期にて算出
されたシリンダ吸入空気量に基づいて、吸気弁閉時期以
降の噴射時期における今回の燃料噴射量を設定する燃料
噴射量設定手段と、を設けて、直噴火花点火式内燃機関
の燃料噴射制御装置を構成する。
期シリンダ吸入空気量算出手段は、図2(B)に示すよ
うに、所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する時間
同期シリンダ吸入空気量算出手段と、吸気弁閉時期近傍
にて算出されたシリンダ吸入空気量を保持する保持手段
と、を含んで構成されることを特徴とする。請求項3に
係る発明では、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射
弁を備えて、燃料を吸気弁閉時期以降に噴射する直噴火
花点火式内燃機関において、図1(C)に示すように、
所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する時間同期シ
リンダ吸入空気量算出手段と、所定時間毎にシリンダ吸
入空気量に基づいて燃料噴射量を算出する時間同期燃料
噴射量算出手段と、吸気弁閉時期を検出する吸気弁閉時
期検出手段と、吸気弁閉時期近傍にて算出された燃料噴
射量を保持する保持手段と、保持された燃料噴射量に基
づいて、吸気弁閉時期以降の噴射時期における今回の燃
料噴射量を設定する燃料噴射量設定手段と、を設けて、
直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置を構成す
る。
燃料を噴射する燃料噴射弁を備えて、吸気弁閉時期前に
正規噴射を行うと共に、吸気弁閉時期以降に追加噴射を
行う直噴火花点火式内燃機関において、図2(A)に示
すように、所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する
時間同期シリンダ吸入空気量算出手段と、吸気弁閉時期
前の正規噴射時期近傍にて算出されたシリンダ吸入空気
量に基づいて、吸気弁閉時期前の正規噴射時期における
正規噴射用の燃料噴射量を設定する正規噴射用燃料噴射
量設定手段と、吸気弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検
出手段と、吸気弁閉時期近傍にて算出されたシリンダ吸
入空気量から吸気弁閉時期前の正規噴射用の燃料噴射量
設定の基礎としたシリンダ吸入空気量を引いた値に基づ
いて、吸気弁閉時期以降の追加噴射時期における今回の
追加噴射用の燃料噴射量を設定する追加噴射用燃料噴射
量設定手段と、を設けて、直噴火花点火式内燃機関の燃
料噴射制御装置を構成する。
燃料を噴射する燃料噴射弁を備えて、吸気弁閉時期前に
正規噴射を行うと共に、吸気弁閉時期以降に追加噴射を
行う直噴火花点火式内燃機関において、図2(B)に示
すように、所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する
時間同期シリンダ吸入空気量算出手段と、所定時間毎に
シリンダ吸入空気量に基づいて燃料噴射量を算出する時
間同期燃料噴射量算出手段と、吸気弁閉時期前の正規噴
射時期近傍にて算出された燃料噴射量に基づいて、吸気
弁閉時期前の正規噴射時期における正規噴射用の燃料噴
射量を設定する正規噴射用燃料噴射量設定手段と、吸気
弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検出手段と、吸気弁閉
時期近傍にて算出された燃料噴射量から吸気弁閉時期前
の正規噴射用に設定した燃料噴射量を引いた値に基づい
て、吸気弁閉時期以降の追加噴射時期における今回の追
加噴射用の燃料噴射量を設定する追加噴射用燃料噴射量
設定手段と、を設けて、直噴火花点火式内燃機関の燃料
噴射制御装置を構成する。
入空気量算出手段は、吸気通路に配置したエアフローメ
ータからの信号に基づいて検出される吸入空気量に遅れ
処理を施してシリンダ吸入空気量を算出するものである
ことを特徴とする。
時期以降に燃料噴射を行う場合に、吸気弁閉時期のシリ
ンダ吸入空気量を算出し、これに基づいて吸気弁閉時期
以降の噴射時期における燃料噴射量を設定するので、空
燃比を目標空燃比に正しく制御することが可能となり、
成層燃焼時などの運転性や排気性能を向上させることが
できる。
にシリンダ吸入空気量を算出している場合に、吸気弁閉
時期近傍にて算出されたシリンダ吸入空気量を保持する
ことで、吸気弁閉時期のシリンダ吸入空気量を的確に得
ることができる。請求項3に係る発明によれば、所定時
間毎にシリンダ吸入空気量を算出し、同時にこれに基づ
いて燃料噴射量を算出している場合に、吸気弁閉時期近
傍にて算出された燃料噴射量を保持して、これに基づい
て吸気弁閉時期以降の噴射時期における燃料噴射量を設
定することで、空燃比を目標空燃比に正しく制御するこ
とが可能となり、成層燃焼時などの運転性や排気性能を
向上させることができる。
にシリンダ吸入空気量を算出している場合に、吸気弁閉
時期前の正規噴射時期近傍にて算出されたシリンダ吸入
空気量に基づいて、正規噴射用の燃料噴射量を設定する
一方、吸気弁閉時期近傍にて算出されたシリンダ吸入空
気量から正規噴射時のシリンダ吸入空気量を引いた値に
基づいて、吸気弁閉時期以降の追加噴射時期における追
加噴射用の燃料噴射量を設定するので、加速時であって
も、空燃比を目標空燃比に正しく制御することが可能と
なり、均質燃焼時などの運転性や排気性能を向上させる
ことができる。
にシリンダ吸入空気量を算出し、同時にこれに基づいて
燃料噴射量を算出している場合に、吸気弁閉時期前の正
規噴射時期近傍にて算出された燃料噴射量に基づいて、
正規噴射用の燃料噴射量を設定する一方、吸気弁閉時期
近傍にて算出された燃料噴射量から正規噴射時の燃料噴
射量を引いた値に基づいて、吸気弁閉時期以降の追加噴
射時期における追加噴射用の燃料噴射量を設定するの
で、加速時であっても、空燃比を目標空燃比に正しく制
御することが可能となり、均質燃焼時などの運転性や排
気性能を向上させることができる。
入空気量を算出する際に、吸気通路に配置したエアフロ
ーメータからの信号に基づいて検出される吸入空気量に
遅れ処理を施してシリンダ吸入空気量を算出すること
で、シリンダ吸入空気量を的確に得ることができる。
する。図3は実施の一形態を示す直噴火花点火式内燃機
関のシステム図である。先ず、これについて説明する。
車両に搭載される内燃機関1の各気筒の燃焼室には、エ
アクリーナ2から吸気通路3により、電制スロットル弁
4の制御を受けて、空気が吸入される。
ット20からの信号により作動するステップモータ等に
より開度制御される。そして、燃焼室内に燃料(ガソリ
ン)を直接噴射するように、電磁式の燃料噴射弁(イン
ジェクタ)5が設けられている。燃料噴射弁5は、コン
トロールユニット20から機関回転に同期して吸気行程
又は圧縮行程にて出力される噴射パルス信号によりソレ
ノイドに通電されて開弁し、所定圧力に調圧された燃料
を噴射するようになっている。そして、噴射された燃料
は、吸気行程噴射の場合は燃焼室内に拡散して均質な混
合気を形成し、また圧縮行程噴射の場合は点火栓6回り
に集中的に層状の混合気を形成し、コントロールユニッ
ト20からの点火信号に基づき、点火栓6により点火さ
れて、燃焼(均質燃焼又は成層燃焼)する。尚、燃焼方
式は、空燃比制御との組合わせで、均質ストイキ燃焼、
均質リーン燃焼、成層リーン燃焼に分けられる。
れ、排気通路7には排気浄化用の触媒8が介装されてい
る。コントロールユニット20は、CPU、ROM、R
AM、A/D変換器及び入出力インターフェイス等を含
んで構成されるマイクロコンピュータを備え、各種のセ
ンサから信号が入力されている。
ンク軸又はカム軸回転を検出するクランク角センサ2
1,22が設けられている。これらのクランク角センサ
21,22は、気筒数をnとすると、クランク角720
°/n毎に、予め定めたクランク角位置(各気筒の圧縮
上死点前の所定クランク角位置)で基準パルス信号RE
Fを出力すると共に、1〜2°毎に単位パルス信号PO
Sを出力するもので、基準パルス信号REFの周期など
から機関回転数Neを算出可能である。
で吸入空気流量Qaを検出するエアフローメータ23、
アクセル開度(アクセルペダルの踏込み量)ACCを検
出するアクセルセンサ24、スロットル弁4の開度TV
Oを検出するスロットルセンサ25(スロットル弁4の
全閉位置でONとなるアイドルスイッチを含む)、機関
1の冷却水温Twを検出する水温センサ26、排気通路
7にて排気空燃比のリッチ・リーンに応じた信号を出力
するO2 センサ27、車速VSPを検出する車速センサ
28などが設けられている。
は、前記各種のセンサからの信号を入力しつつ、内蔵の
マイクロコンピュータにより、所定の演算処理を行っ
て、電制スロットル弁4によるスロットル開度、燃料噴
射弁5による燃料噴射量及び噴射時期、点火栓6による
点火時期を制御する。スロットル制御(電制スロットル
弁4の制御)については、アクセル開度ACCと機関回
転数Neとから設定される機関の目標トルクtTRQに
応じて、電制スロットル弁4のモータを駆動して、開度
制御する。
いては、機関運転条件に従って燃焼方式を設定し、これ
に応じて燃料噴射弁5による燃料噴射量及び噴射時期を
制御する。詳しくは、機関回転数Neと基本燃料噴射量
Tpとをパラメータとして燃焼方式を定めたマップを、
水温Tw、始動後時間などの条件別に複数備えていて、
これらの条件から選択されたマップより、実際の機関運
転状態のパラメータに従って、均質ストイキ燃焼、均質
リーン燃焼又は成層リーン燃焼のいずれかに燃焼方式を
設定する。
の場合は、燃料噴射量をストイキ空燃比(14.6)相
当に設定して、O2 センサ27による空燃比フィードバ
ック制御を行う一方、噴射時期を吸気行程に設定して、
均質ストイキ燃焼を行わせる。均質リーン燃焼の場合
は、燃料噴射量を空燃比20〜30のリーン空燃比相当
に設定して、オープン制御を行う一方、噴射時期を吸気
行程に設定して、均質リーン燃焼を行わせる。成層リー
ン燃焼の場合は、燃料噴射量を空燃比40程度のリーン
空燃比相当に設定して、オープン制御を行う一方、噴射
時期を圧縮行程に設定して、成層リーン燃焼を行わせ
る。。
燃焼方式別に、機関回転数Neと基本燃料噴射量Tpと
をパラメータとするマップを参照するなどして、点火時
期ADVを設定し、制御する。次に、本発明に係る燃料
噴射制御の第1の実施例として、成層燃焼時に、吸気弁
閉時期以降(圧縮行程中)に燃料噴射を行う場合の、燃
料噴射制御について、図4〜図6のフローチャートによ
り説明する。
定時間毎に、具体的には、10msジョブとして実行さ
れる。S1では、エアフローメータ23により検出され
るところの吸入空気流量Qaを読込む。S2では、吸入
空気流量Qaと機関回転数Neとを用いて、次式によ
り、1燃焼当たりの吸入空気量に対応する生の基本燃料
噴射量(パルス幅)RTpを算出する。
定数。S3では、次式(加重平均式)により、生の基本
燃料噴射量RTpにマニホールド充填遅れ分の遅れ処理
を施して、シリンダ吸入空気量に対応する基本燃料噴射
量(パルス幅)Tpを算出する。 Tp=RTp×Fload+Tp-1×(1−Fload) 但し、Floadは加重平均割合定数、Tp-1はTpの前回
値である。
量に対応する基本燃料噴射量Tpに各種補正を施して、
最終的な燃料噴射量(パルス幅)Tiを算出する。 Ti=Tp×KTR×TFBYA×α×αm+Ts 但し、KTRは過渡補正係数、TFBYAは燃焼方式等
に応じた目標当量比(=14.6/目標空燃比)、αは
空燃比フィードバック補正係数、αmは学習補正係数、
Tsは無効噴射量(無効パルス幅)である。
センサ21,22により検出される所定クランク角位
置)にて実行されジョブである。このジョブでは、図4
の10msジョブにより算出された最新の燃料噴射量T
iを読込み、吸気弁閉時期の燃料噴射量TiC=Tiと
して、記憶保持する。図6は圧縮行程の噴射時期(I
T)にて実行されるジョブである。
に、図5のIVCジョブで記憶保持した吸気弁閉時期の
燃料噴射量TiCを噴射時間制御用の出力レジスタにセ
ットする。これにより、TiCのパルス幅の噴射パルス
信号が燃料噴射弁5に出力されて、燃料噴射がなされ
る。この第1の実施例の作用を図9により説明する。
ると同時にこれに基づいて燃料噴射量Tiを算出する。
そして、吸気弁閉時期にて、最新の燃料噴射量TiをT
iCとして記憶保持する。そして、吸気弁閉時期以降の
噴射時期にて、記憶保持されている吸気弁閉時期の燃料
噴射量TiCを、実際に噴射する燃料噴射量として設定
する。
れた最新のTiを用いると、吸気弁閉時期にてシリンダ
吸入空気量が規定されるにもかかわらず、加速時は吸気
弁閉時期以降に増加したシリンダ吸入空気量に基づくT
iとなるので、燃料噴射量が実際のシリンダ吸入空気量
に比べて過剰となり、空燃比を目標空燃比近傍に抑える
ことができない。この点、本発明によれば、吸気弁閉時
期のシリンダ吸入空気量に対応した燃料噴射量TiCと
なるので、空燃比を精度良く目標空燃比に制御すること
が可能となる。
図5のIVCジョブを開始するクランク角センサに相当
し、吸気弁閉時期シリンダ吸入空気量算出手段は、吸気
弁閉時期のシリンダ吸入空気量に対応する燃料噴射量T
iCを求める図4及び図5のジョブに相当し、燃料噴射
量設定手段は、図6のジョブに相当する。また、請求項
1の吸気弁閉時期シリンダ吸入空気量算出手段のうち、
請求項2の時間同期シリンダ吸入空気量算出手段は、シ
リンダ吸入空気量に対応する燃料噴射量Tiを算出する
図4のジョブに相当し、保持手段は、吸気弁閉時期のシ
リンダ吸入空気量に対応する燃料噴射量TiCを保持す
る図5のジョブに相当する。
気量算出手段は、シリンダ吸入空気量相当基本燃料噴射
量Tpを算出する図4のS1〜S3に相当し、時間同期
燃料噴射量算出手段は、図4のS4に相当し、吸気弁閉
時期検出手段は、図5のIVCジョブを開始するクラン
ク角センサに相当し、保持手段は、図5のジョブに相当
し、燃料噴射量設定手段は、図6のジョブに相当する。
実施例として、均質燃焼時に、吸気弁閉時期前(吸気行
程中)に正規噴射を行い、吸気弁閉時期以降(吸気弁閉
時期又は圧縮行程中)に追加噴射を行う場合の、燃料噴
射制御について、図4、図7、図8のフローチャートに
より説明する。図4の10msジョブは、第1の実施例
と同様に実行され、これにより10ms毎にシリンダ吸
入空気量に対応する燃料噴射量Tiが算出される。
行されるジョブである。S11では、図4の10msジ
ョブにより算出された最新の燃料噴射量Tiを読込み、
吸気行程にて噴射する際に、その燃料噴射量Tiを噴射
時間制御用の出力レジスタにセットする。これにより、
Tiのパルス幅の噴射パルス信号が燃料噴射弁5に出力
されて、正規の燃料噴射がなされる。
正規噴射時の燃料噴射量TiIn=Tiとして、記憶保
持する。図8は吸気弁閉時期(IVC;クランク角セン
サ21,22により検出される所定クランク角位置)に
て実行されジョブである。S21では、加速(例えばア
イドルスイッチON→OFF)か否かを判定し、加速の
場合は、ステップ22以降へ進む。
して、図4の10msジョブにより算出された最新の燃
料噴射量Tiを読込み、次式のごとく、この燃料噴射量
Tiから、図7のITジョブにより記憶保持した正規噴
射時の燃料噴射量TiInを減算し、更に無効噴射量T
sを加算して、追加噴射用の燃料噴射量TiWを算出す
る。
iWを噴射時間制御用の出力レジスタにセットする。こ
れにより、TiWのパルス幅の噴射パルス信号が燃料噴
射弁5に出力されて、追加の燃料噴射がなされる。この
第2の実施例の作用を図9により説明する。
ると同時に、これに基づいて燃料噴射量Tiを算出す
る。そして、吸気弁閉時期前の正規の噴射時期には、最
新の燃料噴射量Tiにより、正規噴射を行う。このとき
の燃料噴射量TiをTiInとして記憶保持する。そし
て、加速時には、吸気弁閉時期にて、そのときの最新の
燃料噴射量Tiから正規噴射での燃料噴射量TiInを
引いた量の追加噴射を行う。
により、吸気弁閉時期のシリンダ吸入空気量に対応した
総燃料噴射量が得られ、空燃比を目標空燃比に精度良く
制御することができる。尚、請求項4の時間同期シリン
ダ吸入空気量算出手段は、シリンダ吸入空気量に対応す
る燃料噴射量Tiを算出する図4のジョブに相当し、正
規噴射用燃料噴射量設定手段は、図7のS11に相当
し、吸気弁閉時期検出手段は、図8のIVCジョブを開
始するクランク角センサに相当し、追加噴射用燃料噴射
量設定手段は、図8のジョブ(及び図7のS12)に相
当する。
気量算出手段は、シリンダ吸入空気量相当基本燃料噴射
量Tpを算出する図4のS1〜S3に相当し、時間同期
燃料噴射量算出手段は、図4のS4に相当し、正規噴射
用燃料噴射量設定手段は、図7のS11に相当し、吸気
弁閉時期検出手段は、図8のIVCジョブを開始するク
ランク角センサに相当し、追加噴射用燃料噴射量設定手
段は、図8のジョブ(及び図7のS12)に相当する。
VCジョブにより吸気弁閉時期に行ったが、10msジ
ョブにより吸気弁閉時期直後か否かを判定して、吸気閉
弁時期直後の場合に、追加噴射を実行するようにしても
よい。
テム図
ローチャート
チャート
チャート
チャート
チャート
Claims (6)
- 【請求項1】燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
を備えて、燃料を吸気弁閉時期以降に噴射する直噴火花
点火式内燃機関において、 吸気弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検出手段と、 吸気弁閉時期にてシリンダ吸入空気量を算出する吸気弁
閉時期シリンダ吸入空気量算出手段と、 吸気弁閉時期にて算出されたシリンダ吸入空気量に基づ
いて、吸気弁閉時期以降の噴射時期における今回の燃料
噴射量を設定する燃料噴射量設定手段と、 を含んで構成される直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射
制御装置。 - 【請求項2】前記吸気弁閉時期シリンダ吸入空気量算出
手段は、所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する時
間同期シリンダ吸入空気量算出手段と、吸気弁閉時期近
傍にて算出されたシリンダ吸入空気量を保持する保持手
段と、を含んで構成されることを特徴とする請求項1記
載の直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置。 - 【請求項3】燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
を備えて、燃料を吸気弁閉時期以降に噴射する直噴火花
点火式内燃機関において、 所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する時間同期シ
リンダ吸入空気量算出手段と、 所定時間毎にシリンダ吸入空気量に基づいて燃料噴射量
を算出する時間同期燃料噴射量算出手段と、 吸気弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検出手段と、 吸気弁閉時期近傍にて算出された燃料噴射量を保持する
保持手段と、 保持された燃料噴射量に基づいて、吸気弁閉時期以降の
噴射時期における今回の燃料噴射量を設定する燃料噴射
量設定手段と、 を含んで構成される直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射
制御装置。 - 【請求項4】燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
を備えて、吸気弁閉時期前に正規噴射を行うと共に、吸
気弁閉時期以降に追加噴射を行う直噴火花点火式内燃機
関において、 所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する時間同期シ
リンダ吸入空気量算出手段と、 吸気弁閉時期前の正規噴射時期近傍にて算出されたシリ
ンダ吸入空気量に基づいて、吸気弁閉時期前の正規噴射
時期における正規噴射用の燃料噴射量を設定する正規噴
射用燃料噴射量設定手段と、 吸気弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検出手段と、 吸気弁閉時期近傍にて算出されたシリンダ吸入空気量か
ら吸気弁閉時期前の正規噴射用の燃料噴射量設定の基礎
としたシリンダ吸入空気量を引いた値に基づいて、吸気
弁閉時期以降の追加噴射時期における今回の追加噴射用
の燃料噴射量を設定する追加噴射用燃料噴射量設定手段
と、 を含んで構成される直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射
制御装置。 - 【請求項5】燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射弁
を備えて、吸気弁閉時期前に正規噴射を行うと共に、吸
気弁閉時期以降に追加噴射を行う直噴火花点火式内燃機
関において、 所定時間毎にシリンダ吸入空気量を算出する時間同期シ
リンダ吸入空気量算出手段と、 所定時間毎にシリンダ吸入空気量に基づいて燃料噴射量
を算出する時間同期燃料噴射量算出手段と、 吸気弁閉時期前の正規噴射時期近傍にて算出された燃料
噴射量に基づいて、吸気弁閉時期前の正規噴射時期にお
ける正規噴射用の燃料噴射量を設定する正規噴射用燃料
噴射量設定手段と、 吸気弁閉時期を検出する吸気弁閉時期検出手段と、 吸気弁閉時期近傍にて算出された燃料噴射量から吸気弁
閉時期前の正規噴射用に設定した燃料噴射量を引いた値
に基づいて、吸気弁閉時期以降の追加噴射時期における
今回の追加噴射用の燃料噴射量を設定する追加噴射用燃
料噴射量設定手段と、 を含んで構成される直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射
制御装置。 - 【請求項6】前記時間同期吸入空気量算出手段は、吸気
通路に配置したエアフローメータからの信号に基づいて
検出される吸入空気量に遅れ処理を施してシリンダ吸入
空気量を算出するものであることを特徴とする請求項2
〜請求項5のいずれか1つに記載の直噴火花点火式内燃
機関の燃料噴射制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18514397A JP3536596B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP18514397A JP3536596B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH1130149A JPH1130149A (ja) | 1999-02-02 |
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ID=16165632
Family Applications (1)
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JP18514397A Expired - Lifetime JP3536596B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 直噴火花点火式内燃機関の燃料噴射制御装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3536596B2 (ja) |
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JP2002013428A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Mitsubishi Motors Corp | 筒内噴射型内燃機関 |
JP3767391B2 (ja) * | 2001-02-05 | 2006-04-19 | 日産自動車株式会社 | エンジンの燃料噴射制御装置 |
JP2002227694A (ja) * | 2001-02-05 | 2002-08-14 | Nissan Motor Co Ltd | エンジンのシリンダ吸入空気量算出装置 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP18514397A patent/JP3536596B2/ja not_active Expired - Lifetime
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