JPH0519417B2 - - Google Patents
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- JPH0519417B2 JPH0519417B2 JP27989787A JP27989787A JPH0519417B2 JP H0519417 B2 JPH0519417 B2 JP H0519417B2 JP 27989787 A JP27989787 A JP 27989787A JP 27989787 A JP27989787 A JP 27989787A JP H0519417 B2 JPH0519417 B2 JP H0519417B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet paper
- toilet seat
- feeding
- sheet
- roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Toilet Supplies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(イ) 産業上の利用分野
本発明は、シートペーパー自動供給便座に関す
る。
る。
(ロ) 従来の技術
従来、衛生面を考慮して便座上にシートペーパ
ーをセツトする装置として、実開昭60−155399号
公報に記載されている便座用カバー供給装置があ
る。
ーをセツトする装置として、実開昭60−155399号
公報に記載されている便座用カバー供給装置があ
る。
そして、同装置は、便座の上面を覆うことがで
きる大きさ、形状に整形され、かつ、それがシー
ト状に連続した用紙を巻取り、或いは折り畳んで
収容するとともに、同用紙を連続的に繰出すよう
にしたシート状用紙ホルダーと、同ホルダーの用
紙繰出側にあつて、前記用紙の所定長さ分を上記
便座の上面近くにおいて、前方へ送り出すための
送りローラを具備するとともに、送り出された所
定長さの用紙の後端を切断する切断刃を具備した
前記用紙の送り出し切断部とからなる構成に特徴
を有するものである。
きる大きさ、形状に整形され、かつ、それがシー
ト状に連続した用紙を巻取り、或いは折り畳んで
収容するとともに、同用紙を連続的に繰出すよう
にしたシート状用紙ホルダーと、同ホルダーの用
紙繰出側にあつて、前記用紙の所定長さ分を上記
便座の上面近くにおいて、前方へ送り出すための
送りローラを具備するとともに、送り出された所
定長さの用紙の後端を切断する切断刃を具備した
前記用紙の送り出し切断部とからなる構成に特徴
を有するものである。
そして、かかる従来の装置において、シートペ
ーパーの繰出動作と切断動作は、操作ボタンを押
して、繰出ローラーを回転させる、又は、切断カ
ツターを昇降させることによつて行つている。
ーパーの繰出動作と切断動作は、操作ボタンを押
して、繰出ローラーを回転させる、又は、切断カ
ツターを昇降させることによつて行つている。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点
しかし、劇場やデパート等のように公共の場所
に設置される便座においては、便座本体が自立時
のように便座本体への着座が不能な状態にある時
でも、幼児や子供等によつて操作ボタンが悪戯で
押される場合があり、その場合、繰り出されたシ
ートペーパーは便座本体によつてその円滑な繰出
が阻害されしわくちやとなる。
に設置される便座においては、便座本体が自立時
のように便座本体への着座が不能な状態にある時
でも、幼児や子供等によつて操作ボタンが悪戯で
押される場合があり、その場合、繰り出されたシ
ートペーパーは便座本体によつてその円滑な繰出
が阻害されしわくちやとなる。
従つて、シートペーパーの無駄遣いとなり、ま
た、紙づまりの要因にもなつていた。さらに、繰
り出したシートペーパーは、便器本体上に載置さ
れずトイレツト等の設置場所の床上等に落ちるの
で、設置場所を汚すことにもなつていた。
た、紙づまりの要因にもなつていた。さらに、繰
り出したシートペーパーは、便器本体上に載置さ
れずトイレツト等の設置場所の床上等に落ちるの
で、設置場所を汚すことにもなつていた。
本発明は、上記問題点を解決することができる
シートペーパー自動供給便座を提供することを目
的とする。
シートペーパー自動供給便座を提供することを目
的とする。
(ニ) 問題点を解決するための手段
本発明は、便座本体の後方に配設したシートペ
ーパーロールと、同シートペーパーロールからシ
ートペーパーを、便座本体の上面に繰り出すため
のシートペーパー繰出機構部と、繰出後のシート
ペーパーを切断するシートペーパー切断機構部
と、同シートペーパー繰出機構部及びシートペー
パー切断機構部とを制御する制御部と、便座本体
が着座不能状態にある時、制御部に、シートペー
パー繰出機構部の作動を停止するための出力信号
を送る異常繰出防止センサとを具備することを特
徴とするシートペーパー自動供給便座に係わるも
のである。
ーパーロールと、同シートペーパーロールからシ
ートペーパーを、便座本体の上面に繰り出すため
のシートペーパー繰出機構部と、繰出後のシート
ペーパーを切断するシートペーパー切断機構部
と、同シートペーパー繰出機構部及びシートペー
パー切断機構部とを制御する制御部と、便座本体
が着座不能状態にある時、制御部に、シートペー
パー繰出機構部の作動を停止するための出力信号
を送る異常繰出防止センサとを具備することを特
徴とするシートペーパー自動供給便座に係わるも
のである。
(ホ) 作用及び効果
以上述べてきた構成により、本発明は、以下の
効果を奏する。
効果を奏する。
即ち、異常繰出防止センサと制御部によつて、
便座本体が自立時のように着座不可能の場合は、
シートペーパー繰出機構部を作動不能状態とした
ので、幼児等が悪戯でシートペーパー繰出用押し
ボタンを押しても、シートペーパーは繰り出され
ず、シートペーパーの無駄遣いを防止することが
できるとともに、シートペーパーの詰まりも防止
できる。また、床面等への落下によるシートペー
パーの散乱を防止することができ、設置場所を常
時清潔に維持することができる。
便座本体が自立時のように着座不可能の場合は、
シートペーパー繰出機構部を作動不能状態とした
ので、幼児等が悪戯でシートペーパー繰出用押し
ボタンを押しても、シートペーパーは繰り出され
ず、シートペーパーの無駄遣いを防止することが
できるとともに、シートペーパーの詰まりも防止
できる。また、床面等への落下によるシートペー
パーの散乱を防止することができ、設置場所を常
時清潔に維持することができる。
(ヘ) 実施例
以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明
を詳説する。
を詳説する。
第1図に本発明に係るシートペーパー自動供給
便座Aを具備したトイレ装置Bの全体構成を示し
ており、図示するように、シートペーパー自動供
給便座Aは、トイレ装置Bを構成する水洗便器1
0上に載置されている。
便座Aを具備したトイレ装置Bの全体構成を示し
ており、図示するように、シートペーパー自動供
給便座Aは、トイレ装置Bを構成する水洗便器1
0上に載置されている。
第2図から第5図を参照して、上記シートペー
パー自動供給便座Aの構成について詳説する。
パー自動供給便座Aの構成について詳説する。
図示するごとく、シートペーパー自動供給便座
Aは、水洗便器10上に開閉自在に載置される便
座本体11と、水洗便器10の後部上に固定状態
に載置し、前部に、便座本体11の後部を枢軸1
2によつて上下方向に回動自在に枢支連結する機
能部13とから形成される。
Aは、水洗便器10上に開閉自在に載置される便
座本体11と、水洗便器10の後部上に固定状態
に載置し、前部に、便座本体11の後部を枢軸1
2によつて上下方向に回動自在に枢支連結する機
能部13とから形成される。
第2図から第5図に示すように、機能部13
は、水洗便器10の後部に取付け、かつ平面視に
おいて、矩形板の一端側を便座本体11の前方に
向けて直角に屈曲したL字形状の取付基板20
と、同取付基板20上に取付けたシートペーパー
繰出機構部C、シートペーパー切断機構部D、シ
ートペーパーロール収納部E、制御部F及び操作
部Gとから形成されている。
は、水洗便器10の後部に取付け、かつ平面視に
おいて、矩形板の一端側を便座本体11の前方に
向けて直角に屈曲したL字形状の取付基板20
と、同取付基板20上に取付けたシートペーパー
繰出機構部C、シートペーパー切断機構部D、シ
ートペーパーロール収納部E、制御部F及び操作
部Gとから形成されている。
まず、シートペーパー繰出機構部C及びシート
ペーパー切断機構部Dの構成について説明する
と、第2図及び第3図から明らかなように、取付
基板20は、その両端側に回転軸支持板21,2
2を立設しており、同支持板21,22間には、
複数の回転軸を回転自在に横架支持している。
ペーパー切断機構部Dの構成について説明する
と、第2図及び第3図から明らかなように、取付
基板20は、その両端側に回転軸支持板21,2
2を立設しており、同支持板21,22間には、
複数の回転軸を回転自在に横架支持している。
即ち、23は支持板21,21の上部前端間に
横架したシートペーパー繰出軸であり、同繰出軸
23は、軸線方向に所定間隔で多数の繰出ローラ
ー24を取付けている。
横架したシートペーパー繰出軸であり、同繰出軸
23は、軸線方向に所定間隔で多数の繰出ローラ
ー24を取付けている。
そして、同繰出ローラー24は、後述する押さ
えローラー71と協働して、シートペーパーPの
引き出し端を押圧・挟持してシートペーパーロー
ル収納部EからシートペーパーPを便座本体11
上に繰り出し、供給することができる。
えローラー71と協働して、シートペーパーPの
引き出し端を押圧・挟持してシートペーパーロー
ル収納部EからシートペーパーPを便座本体11
上に繰り出し、供給することができる。
なお、多数の繰出ローラー24は所定間隔を開
けて軸線方向に配設されているため、シートペー
パーPを、その全幅にわたつて同一速度かつ均一
押圧力で繰り出すことができ、シートペーパーP
によじれが発生するのを効果的に防止している。
けて軸線方向に配設されているため、シートペー
パーPを、その全幅にわたつて同一速度かつ均一
押圧力で繰り出すことができ、シートペーパーP
によじれが発生するのを効果的に防止している。
また、多数の繰出ローラー24には、全てOリ
ング24aが取付けられており、シートペーパー
P繰出時の空回りや滑りの発生を防止している。
なお、かかる空回りや滑りの防止は、繰出ローラ
ー24自体をゴム製とすることによつても対応で
き、また、ゴム製ベルト等によつて対応すること
もできる。
ング24aが取付けられており、シートペーパー
P繰出時の空回りや滑りの発生を防止している。
なお、かかる空回りや滑りの防止は、繰出ローラ
ー24自体をゴム製とすることによつても対応で
き、また、ゴム製ベルト等によつて対応すること
もできる。
また、第4図及び第5図において、25は支持
板22,22の下部前端間に横架し螺杆から形成
した切断刃移動軸であり、同移動軸25の直上に
は、中実杆から形成した切断刃移動案内軸26が
設けられている。
板22,22の下部前端間に横架し螺杆から形成
した切断刃移動軸であり、同移動軸25の直上に
は、中実杆から形成した切断刃移動案内軸26が
設けられている。
そして、切断刃移動軸25と切断刃移動案内軸
26とには切断刃取付板27が取付けられてお
り、同取付板27は、切断刃移動軸25に螺着さ
れている。
26とには切断刃取付板27が取付けられてお
り、同取付板27は、切断刃移動軸25に螺着さ
れている。
また、切断刃取付板27の上端には、円盤状の
切断刃28が回転自在に枢支されている。
切断刃28が回転自在に枢支されている。
かかる構成によつて、切断刃移動軸25を回転
すると、切断刃28は、切断刃取付板27ととも
に、軸線方向に往復移動することになり、シート
ペーパーPを瞬間的に切断することができる。
すると、切断刃28は、切断刃取付板27ととも
に、軸線方向に往復移動することになり、シート
ペーパーPを瞬間的に切断することができる。
なお、切断刃28を移動する機構を、上記した
構成に代えて、無端ワイヤや無端ベルトを回動モ
ータで駆動して左右幅方向に往復移動可能とな
し、同無端ワイヤ等に切断刃28を結着すること
によつて構成することもできる。
構成に代えて、無端ワイヤや無端ベルトを回動モ
ータで駆動して左右幅方向に往復移動可能とな
し、同無端ワイヤ等に切断刃28を結着すること
によつて構成することもできる。
また、切断刃28の往復移動によりシートペー
パーPを切断する方法を、第7図及び第8図に示
すようなそれぞれ切断刃90と切断刃受溝91と
を具備する回転軸93,94を回転させること
で、シートペーパーPを切断することも可能であ
る。その際、上記180°での回転による切断は、任
意の角度に変更することも可能である。
パーPを切断する方法を、第7図及び第8図に示
すようなそれぞれ切断刃90と切断刃受溝91と
を具備する回転軸93,94を回転させること
で、シートペーパーPを切断することも可能であ
る。その際、上記180°での回転による切断は、任
意の角度に変更することも可能である。
なお、第7図はシートペーパーPを送る状態に
おけるかかる回転軸93,94を示しており、第
8図はシートペーパーPを切断する状態における
回転軸93,94を示す。また、95,96はそ
れぞれ押さえローラーと繰出ローラーを示す。
おけるかかる回転軸93,94を示しており、第
8図はシートペーパーPを切断する状態における
回転軸93,94を示す。また、95,96はそ
れぞれ押さえローラーと繰出ローラーを示す。
さらに、切断刃28は、実施例では、耐久性を
考慮して円盤状としたが、平板状とすることもで
きる。
考慮して円盤状としたが、平板状とすることもで
きる。
また、第2図及び第4図において、30は上記
シートペーパー繰出軸23と切断刃移動軸25
を、クラツチ機構Mを介して選択的に回転させる
ことができる回動モータであり、クラツチ機構M
によるシートペーパー繰出軸23と切断刃移動軸
25への切り替えは、回動モータ30の正転、逆
転の切り替えにより行うものである。なお、本実
施例において、回動モータ30は、一側支持板2
1に固着されている。
シートペーパー繰出軸23と切断刃移動軸25
を、クラツチ機構Mを介して選択的に回転させる
ことができる回動モータであり、クラツチ機構M
によるシートペーパー繰出軸23と切断刃移動軸
25への切り替えは、回動モータ30の正転、逆
転の切り替えにより行うものである。なお、本実
施例において、回動モータ30は、一側支持板2
1に固着されている。
そして、同回動モータ30からシートペーパー
繰出軸23への回転力の伝達は、回動モータ30
の出力軸に固着したギア31の回転を、ギアトレ
イン32,33,34,35,36を介してシー
トペーパー繰出軸23に固着したギア37へ伝達
することによつて行われることになる。
繰出軸23への回転力の伝達は、回動モータ30
の出力軸に固着したギア31の回転を、ギアトレ
イン32,33,34,35,36を介してシー
トペーパー繰出軸23に固着したギア37へ伝達
することによつて行われることになる。
一方、回動モータ30から切断刃移動軸25へ
の回転力の伝達は、切断刃移動軸25へギア38
を固着し、かつ、クラツチ機構Mによつてギア3
3と噛合するギア32を、同噛合から回動モータ
30の逆転により解除するとともに、ギア32と
一体をなすギア32aと噛合するギア39をギア
38に噛合させることによつて行うことができ
る。
の回転力の伝達は、切断刃移動軸25へギア38
を固着し、かつ、クラツチ機構Mによつてギア3
3と噛合するギア32を、同噛合から回動モータ
30の逆転により解除するとともに、ギア32と
一体をなすギア32aと噛合するギア39をギア
38に噛合させることによつて行うことができ
る。
即ち、回動モータ30の回転力は、ギア31,
32,32a,39,38を介して切断刃移動軸
25へ伝達されることになる。
32,32a,39,38を介して切断刃移動軸
25へ伝達されることになる。
かかる構成によつて、クラツチ機構Mの作動に
より、単一の回動モータ30を駆動し、同回動モ
ータ30の正転・逆転駆動によつて、シートペー
パーPの供給動作とシートペーパーPの切断動作
とを順次行うことができる。
より、単一の回動モータ30を駆動し、同回動モ
ータ30の正転・逆転駆動によつて、シートペー
パーPの供給動作とシートペーパーPの切断動作
とを順次行うことができる。
なお、回動モータ30の回転力のシートペーパ
ー繰出軸23や切断刃移動軸25への伝達は、ギ
アトレインによることなく、ベルトやワイヤを用
いて行うこともできる。
ー繰出軸23や切断刃移動軸25への伝達は、ギ
アトレインによることなく、ベルトやワイヤを用
いて行うこともできる。
ついで、上記シートペーパー繰出機構部C及び
シートペーパー切断機構部Dの作動を制御する制
御部Fの構成について説明する。
シートペーパー切断機構部Dの作動を制御する制
御部Fの構成について説明する。
第2図及び第4図に示すように、取付基板20
の一側端部から前方に延設した前方延設部20a
には、制御部取付板50が立設されており、同制
御部取付板50には、上記した回動モータ30の
作動等を制御する制御パネル51が取付けられて
おり、制御部Fを形成している。なお、制御パネ
ル51は、トランス51aも一体的に取付けてい
る。
の一側端部から前方に延設した前方延設部20a
には、制御部取付板50が立設されており、同制
御部取付板50には、上記した回動モータ30の
作動等を制御する制御パネル51が取付けられて
おり、制御部Fを形成している。なお、制御パネ
ル51は、トランス51aも一体的に取付けてい
る。
また、上記した取付基板20上に配設したシー
トペーパー繰出機構部C、シートペーパー切断機
構部D及び制御部Fは、一体的に、取付基板20
と等しい外形を有するL字形状のカバーケーシン
グ60によつて囲繞されている。
トペーパー繰出機構部C、シートペーパー切断機
構部D及び制御部Fは、一体的に、取付基板20
と等しい外形を有するL字形状のカバーケーシン
グ60によつて囲繞されている。
ついで、操作部Gについて説明すると、第4図
から最も明らかなように、操作部Gは、カバーケ
ーシング60の内、制御部Fの上方に位置する個
所に設けられており、同操作部Gは、カバーケー
シング60の内部に配置した操作部取付板59の
上面に、シートペーパー繰出用押しボタン61、
発光ダイオード等からなる電源ランプ62や、紙
詰まり・紙補充等の異常が発生した場合の警告機
能を有する紙補給ランプ63、紙詰まりランプ6
4等を取付けることによつて構成されている。
から最も明らかなように、操作部Gは、カバーケ
ーシング60の内、制御部Fの上方に位置する個
所に設けられており、同操作部Gは、カバーケー
シング60の内部に配置した操作部取付板59の
上面に、シートペーパー繰出用押しボタン61、
発光ダイオード等からなる電源ランプ62や、紙
詰まり・紙補充等の異常が発生した場合の警告機
能を有する紙補給ランプ63、紙詰まりランプ6
4等を取付けることによつて構成されている。
なお、紙補給ランプ63等に代えて、ブザー等
も取りつけることもできる。
も取りつけることもできる。
さらに、シートペーパー繰出機構部Cの上方を
なす個所には、第3図、第4図及び第5図に示す
ように、シートペーパーロール収納部Eが配設さ
れている。
なす個所には、第3図、第4図及び第5図に示す
ように、シートペーパーロール収納部Eが配設さ
れている。
そして、かかるシートペーパーロール収納部E
は、カバーケーシング60の左右上面に一体的に
立設した左右側壁65,66の間に形成した空間
内に着脱自在に取付けたシートペーパーロール収
納ボツクス70と、同収納ボツクス70内に交換
自在に取付けたシートペーパーロールRと、シー
トペーパーロール収納ボツクス70の下部前方に
横架した押さえローラー71とから形成される。
は、カバーケーシング60の左右上面に一体的に
立設した左右側壁65,66の間に形成した空間
内に着脱自在に取付けたシートペーパーロール収
納ボツクス70と、同収納ボツクス70内に交換
自在に取付けたシートペーパーロールRと、シー
トペーパーロール収納ボツクス70の下部前方に
横架した押さえローラー71とから形成される。
そして、上記構成において、シートペーパーロ
ール収納ボツクス70は、その左右両端壁70
a,70bにシートペーパーロールRの中軸両端
開口と連通する開口を設けており、同開口内に
は、左右両端壁70a,70bに回転自在かつ取
り外し自在にシートペーパーロールRを連結する
連結プラグ72が具備されており、同連結プラグ
72を軸線方向に進退させることによつて、容易
にシートペーパーロールRの連結、取り外しを行
うことができる。
ール収納ボツクス70は、その左右両端壁70
a,70bにシートペーパーロールRの中軸両端
開口と連通する開口を設けており、同開口内に
は、左右両端壁70a,70bに回転自在かつ取
り外し自在にシートペーパーロールRを連結する
連結プラグ72が具備されており、同連結プラグ
72を軸線方向に進退させることによつて、容易
にシートペーパーロールRの連結、取り外しを行
うことができる。
なお、連結プラグ72は、カバーケーシング6
0上の左右両側壁65,66によつて、抜止防止
が図られている。
0上の左右両側壁65,66によつて、抜止防止
が図られている。
また、押さえローラー71は、前述したシート
ペーパー繰出機構部Cのシートペーパー繰出軸2
3に取付けた繰出ローラー24に押圧状態に接触
するとともに、押さえローラー71の一端に固着
したギア74は、シートペーパー繰出軸23の対
応端に固着したギア73と噛合している。
ペーパー繰出機構部Cのシートペーパー繰出軸2
3に取付けた繰出ローラー24に押圧状態に接触
するとともに、押さえローラー71の一端に固着
したギア74は、シートペーパー繰出軸23の対
応端に固着したギア73と噛合している。
かかる構成によつて、シートペーパー繰出軸2
3と繰出ローラー24が一方向に回転すると、押
さえローラー71は、ギア73,74を介して逆
方向に回転し、シートペーパーPをシートペーパ
ーロールRから繰り出すことができる。
3と繰出ローラー24が一方向に回転すると、押
さえローラー71は、ギア73,74を介して逆
方向に回転し、シートペーパーPをシートペーパ
ーロールRから繰り出すことができる。
また、押さえローラー71には、繰出ローラー
24の所定位置に合わせ、同様にOリング71b
が取付けられており、シートペーパーP繰出時の
空回りや、滑り及びよじれの発生を効果的に防止
している。
24の所定位置に合わせ、同様にOリング71b
が取付けられており、シートペーパーP繰出時の
空回りや、滑り及びよじれの発生を効果的に防止
している。
さらに、第5図に示すように、押さえローラー
71の両端は、基端をシートペーパーロール収納
ボツクス70の前壁下部に上下方向に揺動自在に
枢支した揺動レバー71aの先端に回動自在に枢
支されている。
71の両端は、基端をシートペーパーロール収納
ボツクス70の前壁下部に上下方向に揺動自在に
枢支した揺動レバー71aの先端に回動自在に枢
支されている。
また、押さえローラー71は、繰出ローラー2
4と押圧接触し、シートペーパーPをシートペー
パーロールRより確実に繰り出すために、比重の
重い材質のローラーを使用している。
4と押圧接触し、シートペーパーPをシートペー
パーロールRより確実に繰り出すために、比重の
重い材質のローラーを使用している。
かかる構成によつて、押さえローラー71は、
その自重によつて繰出ローラー24と押圧接触す
ることになる。また、押さえローラー71は外部
に揺動することができるので、シートペーパーロ
ールRのシートペーパーロール収納ボツクス70
への取付・取り外しが容易になる。
その自重によつて繰出ローラー24と押圧接触す
ることになる。また、押さえローラー71は外部
に揺動することができるので、シートペーパーロ
ールRのシートペーパーロール収納ボツクス70
への取付・取り外しが容易になる。
また、第5図に示すように、カバーケーシング
60の上部壁60cとシートペーパーロール収納
ボツクス70の前部壁70cの下端との間には、
シートペーパー取出用スリツト75が形成されて
いる。
60の上部壁60cとシートペーパーロール収納
ボツクス70の前部壁70cの下端との間には、
シートペーパー取出用スリツト75が形成されて
いる。
従つて、シートペーパーロール収納ボツクス7
0内のシートペーパーロールRから巻出したシー
トペーパーPは、第5図に示すように、いつた
ん、押さえローラー71によつて外側に折り曲げ
られシートペーパーロールRのカーリングを戻し
た後、同押さえローラー71の繰出ローラー24
間を通り、その後、シートペーパー取出用スリツ
ト75を通して、便座本体11上に繰り出される
ことになる。
0内のシートペーパーロールRから巻出したシー
トペーパーPは、第5図に示すように、いつた
ん、押さえローラー71によつて外側に折り曲げ
られシートペーパーロールRのカーリングを戻し
た後、同押さえローラー71の繰出ローラー24
間を通り、その後、シートペーパー取出用スリツ
ト75を通して、便座本体11上に繰り出される
ことになる。
なお、シートペーパーロール収納ボツクス70
と上記したカバーケーシング60とは、一体とな
つて、機能部ケーシングHを形成することにな
る。
と上記したカバーケーシング60とは、一体とな
つて、機能部ケーシングHを形成することにな
る。
次に、シートペーパーPについて説明すると、
第5図及び第6図に示すように、シートペーパー
PはシートペーパーロールRの一部を形成するも
のであり、切断して使用するものである。
第5図及び第6図に示すように、シートペーパー
PはシートペーパーロールRの一部を形成するも
のであり、切断して使用するものである。
シートペーパーPをシートペーパーロールRか
ら形成するようにしたのは、多人数分のシートペ
ーパーPをコンパクトに便座本体11の後方に設
けた機能部ケーシングH内に収納するためである
ことと、便座本体11の上面に自動的にかつ正確
に繰り出すことができるようにするためである。
ら形成するようにしたのは、多人数分のシートペ
ーパーPをコンパクトに便座本体11の後方に設
けた機能部ケーシングH内に収納するためである
ことと、便座本体11の上面に自動的にかつ正確
に繰り出すことができるようにするためである。
また、第2図及び第6図に示すように、シート
ペーパーPは一定間隔毎に、その中央部に長手方
向に所定間隔を開けて便座本体11の内側形状に
適合した形状の切り抜き用ミシン目80を設けて
おり、同ミシン目80に沿つて水洗便器10の内
部と連通する開口を設けることができる。
ペーパーPは一定間隔毎に、その中央部に長手方
向に所定間隔を開けて便座本体11の内側形状に
適合した形状の切り抜き用ミシン目80を設けて
おり、同ミシン目80に沿つて水洗便器10の内
部と連通する開口を設けることができる。
但し、ミシン目80は完全な環状となつておら
ず、その後部両端間に、無ミシン目部81を形成
しているので、ミシン目80を切り取ると、切り
取つた中央部分は、水洗便器10内に垂れ、その
下端は溜まり水につかることになる。
ず、その後部両端間に、無ミシン目部81を形成
しているので、ミシン目80を切り取ると、切り
取つた中央部分は、水洗便器10内に垂れ、その
下端は溜まり水につかることになる。
また、シートペーパーPを完全に穴あきのもの
とせず無ミシン目部81と切り抜き用ミシン目8
0を設けたのは、穴あきとした場合は、腰がなく
なり、シートペーパーPを便座本体11上に供給
する際に、折れ曲がつたり、シートペーパーロー
ルRを形成することがほとんど不可能だからであ
る。つまり、ミシン目80と無ミシン目部81を
設けたシートペーパーPは、十分な腰の強さを有
し、自動供給・ロール加工の双方が容易に可能と
なる。
とせず無ミシン目部81と切り抜き用ミシン目8
0を設けたのは、穴あきとした場合は、腰がなく
なり、シートペーパーPを便座本体11上に供給
する際に、折れ曲がつたり、シートペーパーロー
ルRを形成することがほとんど不可能だからであ
る。つまり、ミシン目80と無ミシン目部81を
設けたシートペーパーPは、十分な腰の強さを有
し、自動供給・ロール加工の双方が容易に可能と
なる。
また、シートペーパーPのミシン目80は、繰
出時にシートペーパーPが繰出ローラー24や押
さえローラー71に巻き込むのを可及的に防止す
ることができる。
出時にシートペーパーPが繰出ローラー24や押
さえローラー71に巻き込むのを可及的に防止す
ることができる。
また、シートペーパーPの切り抜き用ミシン目
80は、便座本体11の内側形状に適合した形状
の中で全体にミシン目とすることも可能であり、
また、所々にミシン目を設け、他は切目とするこ
とも可能である。
80は、便座本体11の内側形状に適合した形状
の中で全体にミシン目とすることも可能であり、
また、所々にミシン目を設け、他は切目とするこ
とも可能である。
さらに、第2図及び第6図に示すように、シー
トペーパーPは、長手方向に、一定間隔毎に、無
ミシン目部81とミシン目80の先端部との間で
位置検出用透孔82を設けており、一方、同透孔
82と対応するカバーケーシング60の中央部に
は、位置検出用センサ83を設けている。
トペーパーPは、長手方向に、一定間隔毎に、無
ミシン目部81とミシン目80の先端部との間で
位置検出用透孔82を設けており、一方、同透孔
82と対応するカバーケーシング60の中央部に
は、位置検出用センサ83を設けている。
そして、かかる位置検出用センサ83は、シー
トペーパーPがシートペーパーロールRから所定
長さ繰り出されてきた時に、透孔82を検出し
て、シートペーパー繰出機構部Cの作動を停止
し、正確にシートペーパーPを便座本体11上に
供給・位置決めすることができる。
トペーパーPがシートペーパーロールRから所定
長さ繰り出されてきた時に、透孔82を検出し
て、シートペーパー繰出機構部Cの作動を停止
し、正確にシートペーパーPを便座本体11上に
供給・位置決めすることができる。
なお、かかる透孔82に代えて、シートペーパ
ーPに所望の着色マークを施してもよく、さら
に、透孔82等の取付位置は、シートペーパーP
の中央部のみならず、任意の個所とすることがで
きる。
ーPに所望の着色マークを施してもよく、さら
に、透孔82等の取付位置は、シートペーパーP
の中央部のみならず、任意の個所とすることがで
きる。
また、シートペーパーPの上記供給・位置決め
は、上記位置検出用センサ83を用いることな
く、回動モータ30の回転数を所望のカウンター
で計数し、同計数値に基づいて制御部Fを作動さ
せて行うこともできる。
は、上記位置検出用センサ83を用いることな
く、回動モータ30の回転数を所望のカウンター
で計数し、同計数値に基づいて制御部Fを作動さ
せて行うこともできる。
また、第2図において、81は取付基板20の
一端前部に設けた反射式赤外線センサからなる着
座センサであり、使用者が便座本体11上に着座
した後、一定時間(例えば10秒間)経過して、使
用者が便座本体11から離れた時に検出信号を発
生し、制御部Fを作動させ、切断刃28を軸線方
向に往復移動することでシートペーパーPを瞬間
的に切断させるものである。
一端前部に設けた反射式赤外線センサからなる着
座センサであり、使用者が便座本体11上に着座
した後、一定時間(例えば10秒間)経過して、使
用者が便座本体11から離れた時に検出信号を発
生し、制御部Fを作動させ、切断刃28を軸線方
向に往復移動することでシートペーパーPを瞬間
的に切断させるものである。
なお、かかる着座センサ84は、使用条件・使
用環境によつて、シートペーパー自動供給便座A
に一体として組み込んだり、分離させて別体とす
ることも可能である。
用環境によつて、シートペーパー自動供給便座A
に一体として組み込んだり、分離させて別体とす
ることも可能である。
さらに、着座センサ84の他にも、着座時の荷
重をロードセル等で検出して制御部Fを作動させ
シートペーパーPを切断することも可能である。
重をロードセル等で検出して制御部Fを作動させ
シートペーパーPを切断することも可能である。
また、第2図において、85は便座本体11が
着座不可能な状態にある時(便座本体11が自立
時)に便座本体11から検出が外れることによ
り、制御部Fを介して、回動モータ30への通電
を遮断してシートペーパーPの供給を停止させる
ための異常繰出防止センサであり、便座本体11
が着座可能な状態にあるときのみ便座本体11を
検出して動作可能な状態とするものである。
着座不可能な状態にある時(便座本体11が自立
時)に便座本体11から検出が外れることによ
り、制御部Fを介して、回動モータ30への通電
を遮断してシートペーパーPの供給を停止させる
ための異常繰出防止センサであり、便座本体11
が着座可能な状態にあるときのみ便座本体11を
検出して動作可能な状態とするものである。
かかる制御を行うための制御部Fの回路構成の
一例を第9図に示す。
一例を第9図に示す。
第9図において、100は異常繰出防止センサ
85の検出信号(電圧)を増幅する増幅器、10
1は同増幅器100によつて増幅された検出信号
をさらに増幅する増幅器、102は増幅器101
からの検出出力によつて作動するリレー、103
は交流電源104と異常繰出防止センサ85及び
増幅器100との間に介設した直流電源回路であ
る。
85の検出信号(電圧)を増幅する増幅器、10
1は同増幅器100によつて増幅された検出信号
をさらに増幅する増幅器、102は増幅器101
からの検出出力によつて作動するリレー、103
は交流電源104と異常繰出防止センサ85及び
増幅器100との間に介設した直流電源回路であ
る。
かかる構成によつて、便座本体11が自立位置
にあるときは、異常繰出防止センサ85が作動し
て検出出力を発生し、発生した検出出力は、増幅
器100及び101を介してリレー102に送ら
れ、同リレー102の作動によつて、回動モータ
30への電流供給回路が遮断されることになり、
シートペーパー繰出用押しボタン61を押して
も、シートペーパーは繰り出されず、異常繰出を
防止することができる。
にあるときは、異常繰出防止センサ85が作動し
て検出出力を発生し、発生した検出出力は、増幅
器100及び101を介してリレー102に送ら
れ、同リレー102の作動によつて、回動モータ
30への電流供給回路が遮断されることになり、
シートペーパー繰出用押しボタン61を押して
も、シートペーパーは繰り出されず、異常繰出を
防止することができる。
なお、センサ85に代えて、マイクロスイツチ
やリミツトスイツチ等を用いることもできる。
やリミツトスイツチ等を用いることもできる。
以下、上記構成を有するシートペーパー自動供
給便座Aの作動について、第10図に示すフロー
チヤートを参照して説明する。
給便座Aの作動について、第10図に示すフロー
チヤートを参照して説明する。
まず、電源スイツチSにより電源を入れて、電
源ランプ62が点灯しているか確認する(100)。
源ランプ62が点灯しているか確認する(100)。
電源スイツチSは、使用中は特に必要としない
ために、取付基板20の一端前部裏面に設けてい
る(第4図参照)。
ために、取付基板20の一端前部裏面に設けてい
る(第4図参照)。
確認後、シートペーパー繰出用押しボタン61
を押す(101)。
を押す(101)。
この時点で、紙詰まりやシートペーパーロール
Rがない場合は、操作部Gの紙詰まりランプ64
若しくは紙補給ランプ63が点灯する(102)
(103)。
Rがない場合は、操作部Gの紙詰まりランプ64
若しくは紙補給ランプ63が点灯する(102)
(103)。
紙詰まりがなく、かつシートペーパーロールR
が十分にあるとき、或いは上記紙詰まりを解消し
たりシートペーパーロールRをシートペーパーロ
ール収納ボツクス70内にセツトしたときであつ
て、さらに、便器本体11が自立状態になく、異
常繰出センサ85が作動しないときは、制御部F
が作動して、回動モータ30を駆動するととも
に、クラツチ機構Mを駆動して、繰出ローラー2
4と押さえローラー71に連絡するギアトレイン
を選択する。
が十分にあるとき、或いは上記紙詰まりを解消し
たりシートペーパーロールRをシートペーパーロ
ール収納ボツクス70内にセツトしたときであつ
て、さらに、便器本体11が自立状態になく、異
常繰出センサ85が作動しないときは、制御部F
が作動して、回動モータ30を駆動するととも
に、クラツチ機構Mを駆動して、繰出ローラー2
4と押さえローラー71に連絡するギアトレイン
を選択する。
これによつて、回動モータ30の正回転は、ギ
アトレイン32,33,34,35,36を介し
て繰出ローラー24と押さえローラー71に伝達
される。ところで、繰出ローラー24と押さえロ
ーラー71は、相互に反対する方向に回転しかつ
押圧状態にシートペーパーPを挟持しているの
で、シートペーパーPは、シートペーパーロール
収納ボツクス70内のシートペーパーロールRか
ら巻出されることになる。
アトレイン32,33,34,35,36を介し
て繰出ローラー24と押さえローラー71に伝達
される。ところで、繰出ローラー24と押さえロ
ーラー71は、相互に反対する方向に回転しかつ
押圧状態にシートペーパーPを挟持しているの
で、シートペーパーPは、シートペーパーロール
収納ボツクス70内のシートペーパーロールRか
ら巻出されることになる。
即ち、シートペーパーPは、第5図に示すよう
に、いつたん、押さえローラー71によつて逆巻
きつけ方向に折り曲げられシートペーパーロール
Rのカーリングを戻した後、繰出ローラー24と
押さえローラー71との間を通り、その後、シー
トペーパー取出用スリツト75を通して、便座本
体11上に繰出・供給されることになる。
に、いつたん、押さえローラー71によつて逆巻
きつけ方向に折り曲げられシートペーパーロール
Rのカーリングを戻した後、繰出ローラー24と
押さえローラー71との間を通り、その後、シー
トペーパー取出用スリツト75を通して、便座本
体11上に繰出・供給されることになる。
また、かかる供給動作において、シートペーパ
ーPが便座本体11上に所定長さだけ繰り出され
ると、位置検出用センサ83が、シートペーパー
Pの中央部に設けた位置検出用透孔82を検出し
て、制御部Fを作動して、回動モータ30の回転
を停止する。これによつて、繰出ローラー24と
押さえローラー71によるシートペーパーPの繰
出・供給動作も瞬時に停止して、シートペーパー
Pは、正確に所定長さだけ、便座本体11上に繰
り出されることになる(104)。
ーPが便座本体11上に所定長さだけ繰り出され
ると、位置検出用センサ83が、シートペーパー
Pの中央部に設けた位置検出用透孔82を検出し
て、制御部Fを作動して、回動モータ30の回転
を停止する。これによつて、繰出ローラー24と
押さえローラー71によるシートペーパーPの繰
出・供給動作も瞬時に停止して、シートペーパー
Pは、正確に所定長さだけ、便座本体11上に繰
り出されることになる(104)。
なお、シートペーパーロールRから巻出された
段階でのシートペーパーPは巻きつけ方向にカー
リングしているが、本実施例では、押さえローラ
71によつてシートペーパーPの上記巻きつけ方
向のカーリングを戻すことができ、その後、ペー
パー取出用スリツト75を通して便座本体11上
に送り出すことができる。
段階でのシートペーパーPは巻きつけ方向にカー
リングしているが、本実施例では、押さえローラ
71によつてシートペーパーPの上記巻きつけ方
向のカーリングを戻すことができ、その後、ペー
パー取出用スリツト75を通して便座本体11上
に送り出すことができる。
従つて、シートペーパーPが巻きつけ方向にカ
ーリングして機能部ケーシングH内のみに送り出
され、便座本体11上に供給されないといつた紙
詰まり事故を確実に防止することができるのと、
便座本体11の上面に繰り出されたシートペーパ
ーPが所定位置まで供給されずにペーパー取出用
スリツト75付近にカールしてしまうことを防止
することができる。
ーリングして機能部ケーシングH内のみに送り出
され、便座本体11上に供給されないといつた紙
詰まり事故を確実に防止することができるのと、
便座本体11の上面に繰り出されたシートペーパ
ーPが所定位置まで供給されずにペーパー取出用
スリツト75付近にカールしてしまうことを防止
することができる。
その後、使用者がミシン目80に沿つてシート
ペーパーPの中央部を無ミシン目部81のみを残
して切り離し、切り離し部分を下方に垂らし、そ
の先端を水洗便器10内の溜まり水中に付ける。
ペーパーPの中央部を無ミシン目部81のみを残
して切り離し、切り離し部分を下方に垂らし、そ
の先端を水洗便器10内の溜まり水中に付ける。
以上のように、本実施例では、ワンタツチ操作
によつて、シートペーパーPを、便座本体11上
に所定長さ分だけ供給することができる。しか
も、この状態では、シートペーパーPはシートペ
ーパーロールRから切断されていないので、水洗
便器10からの脱落の心配や位置合わせの必要が
ない。
によつて、シートペーパーPを、便座本体11上
に所定長さ分だけ供給することができる。しか
も、この状態では、シートペーパーPはシートペ
ーパーロールRから切断されていないので、水洗
便器10からの脱落の心配や位置合わせの必要が
ない。
また、制御部Fの作動によつて、同シートペー
パーP供給完了状態のままシートペーパー繰出用
押しボタン61を押しても、次のシートペーパー
Pは繰出・供給されないようになつており、いた
ずら防止や作用可否の判断等を考慮している。
パーP供給完了状態のままシートペーパー繰出用
押しボタン61を押しても、次のシートペーパー
Pは繰出・供給されないようになつており、いた
ずら防止や作用可否の判断等を考慮している。
その後、使用者は便座本体11上のシートペー
パーP上に着座する(105)。
パーP上に着座する(105)。
便座本体11上に着座し、用便後に同便座本体
11から立ち上がると(106)、着座センサ84
は、使用者が便座本体11から離れたことを検出
し、同検出信号によつて、制御部Fを作動して回
動モータ30を逆回転するとともに、クラツチ機
構Mを作動して、回動モータ30をギアトレイン
ギア31,32,32a,39,38を介して切
断刃移動軸25に連絡させ、切断刃28を往復移
動して、シートペーパーPを瞬間的に切断する
(107)。
11から立ち上がると(106)、着座センサ84
は、使用者が便座本体11から離れたことを検出
し、同検出信号によつて、制御部Fを作動して回
動モータ30を逆回転するとともに、クラツチ機
構Mを作動して、回動モータ30をギアトレイン
ギア31,32,32a,39,38を介して切
断刃移動軸25に連絡させ、切断刃28を往復移
動して、シートペーパーPを瞬間的に切断する
(107)。
そして、上記作動において、着座センサ84
は、上述した如く、例えば、継続して10秒間感知
しない限り(即ち、使用者が継続して10秒間着座
していない限り)、使用者が便座本体11から立
ち上がつても制御部Fを作動できないようにして
いる。
は、上述した如く、例えば、継続して10秒間感知
しない限り(即ち、使用者が継続して10秒間着座
していない限り)、使用者が便座本体11から立
ち上がつても制御部Fを作動できないようにして
いる。
従つて、送り出し途中のシートペーパーPを感
知したり、着座以外の使用者の瞬時動作を感知し
たりする等の誤感知によるシートペーパーPの切
断動作を防止することを考慮している。
知したり、着座以外の使用者の瞬時動作を感知し
たりする等の誤感知によるシートペーパーPの切
断動作を防止することを考慮している。
なお、着座センサ84のセツトタイミングや誤
動作対策のタイムラグについては、制御部Fの対
応で環境に合わせて設定することができるもので
ある。
動作対策のタイムラグについては、制御部Fの対
応で環境に合わせて設定することができるもので
ある。
その後、洗浄装置を駆動して水洗便器10内を
洗浄し、洗浄水の水勢によつて、洗浄水、汚物と
ともに、シートペーパーPの切り離し部分を巻き
込み、流出することができる(108)。
洗浄し、洗浄水の水勢によつて、洗浄水、汚物と
ともに、シートペーパーPの切り離し部分を巻き
込み、流出することができる(108)。
なお、劇場等のパブリツク(公共の場所)使用
においては、上記した一連の動作が終了した後、
次の使用者のために、自動的にシートペーパーP
を便座本体11上に供給するように制御部Fを作
動させることも可能である。
においては、上記した一連の動作が終了した後、
次の使用者のために、自動的にシートペーパーP
を便座本体11上に供給するように制御部Fを作
動させることも可能である。
以上説明してきた構成及び作用によつて、本実
施例は、以下の効果を奏することになる。
施例は、以下の効果を奏することになる。
即ち、異常繰出防止センサ85と制御部Fによ
つて、便座本体11が自立時のように着座不可能
の場合は、シートペーパー繰出機構部Cを作動不
能状態としたので、幼児等が悪戯でシートペーパ
ー繰出用押しボタン61を押しても、シートペー
パーPは繰り出されず、シートペーパーPの無駄
遣いを防止することができるとともに、シートペ
ーパーPの詰まりも防止できる。また、床面等へ
の落下によるシートペーパーPの散乱を防止する
ことができ、設置場所を常時清潔に維持すること
ができる。
つて、便座本体11が自立時のように着座不可能
の場合は、シートペーパー繰出機構部Cを作動不
能状態としたので、幼児等が悪戯でシートペーパ
ー繰出用押しボタン61を押しても、シートペー
パーPは繰り出されず、シートペーパーPの無駄
遣いを防止することができるとともに、シートペ
ーパーPの詰まりも防止できる。また、床面等へ
の落下によるシートペーパーPの散乱を防止する
ことができ、設置場所を常時清潔に維持すること
ができる。
第1図は本発明に係るシートペーパー自動供給
便座を具備するトイレ装置の全体斜視図、第2図
は同便座の一部切欠平面図、第3図は同便座の一
部切欠正面図、第4図は同便座の一部切欠右側面
図、第5図は同便座の一部切欠左側面図、第6図
はシートペーパーの使用状態説明図、第7図及び
第8図は切断刃の変容例の説明図、第9図は制御
部におけるシートペーパー繰出機構部作動用の回
路構成の説明図、第10図は同便座の使用状態を
示すフローチヤートである。 図中、11:便座本体、85:異常繰出防止セ
ンサ、C:シートペーパー繰出機構部、D:シー
トペーパー切断機構部、F:制御部、P:シート
ペーパー、R:シートペーパーロール。
便座を具備するトイレ装置の全体斜視図、第2図
は同便座の一部切欠平面図、第3図は同便座の一
部切欠正面図、第4図は同便座の一部切欠右側面
図、第5図は同便座の一部切欠左側面図、第6図
はシートペーパーの使用状態説明図、第7図及び
第8図は切断刃の変容例の説明図、第9図は制御
部におけるシートペーパー繰出機構部作動用の回
路構成の説明図、第10図は同便座の使用状態を
示すフローチヤートである。 図中、11:便座本体、85:異常繰出防止セ
ンサ、C:シートペーパー繰出機構部、D:シー
トペーパー切断機構部、F:制御部、P:シート
ペーパー、R:シートペーパーロール。
Claims (1)
- 1 便座本体11の後方に配設したシートペーパ
ーロールRと、同シートペーパーロールRからシ
ートペーパーPを、便座本体11の上面に繰り出
すためのシートペーパー繰出機構部Cと、繰出後
のシートペーパーPを切断するシートペーパー切
断機構部Dと、同シートペーパー繰出機構部C及
びシートペーパー切断機構部Dとを制御する制御
部Fと、便座本体11が着座不能状態にある時、
制御部Fに、シートペーパー繰出機構部Cの作動
を停止するための出力信号を送る異常繰出防止セ
ンサ85とを具備することを特徴とするシートペ
ーパー自動供給便座。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27989787A JPH01121022A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | シートペーパー自動供給便座 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27989787A JPH01121022A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | シートペーパー自動供給便座 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01121022A JPH01121022A (ja) | 1989-05-12 |
JPH0519417B2 true JPH0519417B2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=17617447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27989787A Granted JPH01121022A (ja) | 1987-11-04 | 1987-11-04 | シートペーパー自動供給便座 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01121022A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738359U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-14 | 日興金属株式会社 | 屋根板の接続構造及びその接続構造用支持部材 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0339496U (ja) * | 1989-08-30 | 1991-04-16 |
-
1987
- 1987-11-04 JP JP27989787A patent/JPH01121022A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0738359U (ja) * | 1993-12-27 | 1995-07-14 | 日興金属株式会社 | 屋根板の接続構造及びその接続構造用支持部材 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01121022A (ja) | 1989-05-12 |
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