JPH0514600A - 原稿読み取り装置 - Google Patents
原稿読み取り装置Info
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- JPH0514600A JPH0514600A JP3157932A JP15793291A JPH0514600A JP H0514600 A JPH0514600 A JP H0514600A JP 3157932 A JP3157932 A JP 3157932A JP 15793291 A JP15793291 A JP 15793291A JP H0514600 A JPH0514600 A JP H0514600A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】読み取りの精度及び感度を向上させた原稿読み
取り装置を提供する。 【構成】本発明の原稿読み取り装置は光源1と、所定の
間隔で直線状に配列された複数個のレンズ2と、各レン
ズ2に1対1に対応するように直線状に配列された多数
の光電変換素子3aを有する複数個の半導体チップ3
と、各半導体チップ3間に配された遮光板4とで構成し
た。原稿5からの反射光はレンズ2によって複数のブロ
ックに分割されるとともに縮小された状態で半導体チッ
プ3に照射されるため、各半導体チップ3の形状は長さ
の短い小型のものとなり、切り出し部と該切り出し部近
傍の光電変換素子3aとの距離を長くすることができ
る。その結果、切り出し部近傍の光電変換素子3aに切
り出し時の応力が付加されて歪みを生ずることは無くな
り、原稿読み取り精度及び感度を高いものとなすことが
できる。
取り装置を提供する。 【構成】本発明の原稿読み取り装置は光源1と、所定の
間隔で直線状に配列された複数個のレンズ2と、各レン
ズ2に1対1に対応するように直線状に配列された多数
の光電変換素子3aを有する複数個の半導体チップ3
と、各半導体チップ3間に配された遮光板4とで構成し
た。原稿5からの反射光はレンズ2によって複数のブロ
ックに分割されるとともに縮小された状態で半導体チッ
プ3に照射されるため、各半導体チップ3の形状は長さ
の短い小型のものとなり、切り出し部と該切り出し部近
傍の光電変換素子3aとの距離を長くすることができ
る。その結果、切り出し部近傍の光電変換素子3aに切
り出し時の応力が付加されて歪みを生ずることは無くな
り、原稿読み取り精度及び感度を高いものとなすことが
できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ等に用い
られる密着型の原稿読み取り装置に関するものである。
られる密着型の原稿読み取り装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】近年、密着型イメージセンサ等の原稿読み
取り装置の開発が活発に行われている。
取り装置の開発が活発に行われている。
【0003】かかる従来の原稿読み取り装置は通常、図
5に示すように蛍光灯等から成る光源11と正立等倍光
学系のロッドレンズアレイ12と多数の光電変換素子1
3aを有する半導体チップ13とにより構成されてお
り、光源11が原稿15に投光し、その反射光をロッド
レンズアレイ12を介して半導体チップ13の各光電変
換素子13a上に照射させるとともに各光電変換素子1
3aに照射された光に対応する光電変換を起こさせるこ
とによって、原稿15の画像を読み取るようになってい
る。
5に示すように蛍光灯等から成る光源11と正立等倍光
学系のロッドレンズアレイ12と多数の光電変換素子1
3aを有する半導体チップ13とにより構成されてお
り、光源11が原稿15に投光し、その反射光をロッド
レンズアレイ12を介して半導体チップ13の各光電変
換素子13a上に照射させるとともに各光電変換素子1
3aに照射された光に対応する光電変換を起こさせるこ
とによって、原稿15の画像を読み取るようになってい
る。
【0004】
【従来技術の問題点】しかしながらこの従来の原稿読み
取り装置においては原稿15からの反射光を半導体チッ
プ13上の光電変換素子13aに照射するロッドレンズ
アレイ12が正立等倍光学系であり、原稿15からの反
射光をそのまま等倍で光電変換素子13aに照射するた
め半導体チップ13上の光電変換素子13aは所定間隔
で原稿15と実質的に同一の長さ(例えばA4サイズの
場合は216mm)に直線状に配列することが必要とな
り、光電変換素子13aの配列が極めて長尺なものとな
る欠点を有していた。
取り装置においては原稿15からの反射光を半導体チッ
プ13上の光電変換素子13aに照射するロッドレンズ
アレイ12が正立等倍光学系であり、原稿15からの反
射光をそのまま等倍で光電変換素子13aに照射するた
め半導体チップ13上の光電変換素子13aは所定間隔
で原稿15と実質的に同一の長さ(例えばA4サイズの
場合は216mm)に直線状に配列することが必要とな
り、光電変換素子13aの配列が極めて長尺なものとな
る欠点を有していた。
【0005】また前記光電変換素子13aを所定の間隔
で配列させた長尺の半導体チップ13は現在の半導体製
造技術においてその製造が極めて困難であることから通
常一般には一定寸法の半導体基板から長さが短い良品の
半導体チップ13を切り出し、該長さの短い半導体チッ
プ13を複数個直線状に配列することによって光電変換
素子13aを原稿15と実質的に同一の長さに配列させ
ている。
で配列させた長尺の半導体チップ13は現在の半導体製
造技術においてその製造が極めて困難であることから通
常一般には一定寸法の半導体基板から長さが短い良品の
半導体チップ13を切り出し、該長さの短い半導体チッ
プ13を複数個直線状に配列することによって光電変換
素子13aを原稿15と実質的に同一の長さに配列させ
ている。
【0006】しかしながら半導体基板から良品の半導体
チップ13を切り出す際、半導体チップ13上にはその
全域に亘って多数の光電変換素子13aが形成されてい
るため、切り出し時の応力が切り出し部近傍の光電変換
素子13aに付加されて歪みを発生させ、その結果、光
電変換素子13aに正確な光電変換を起こさせることが
できなくなって原稿の読み取り精度が低下するという欠
点を有していた。
チップ13を切り出す際、半導体チップ13上にはその
全域に亘って多数の光電変換素子13aが形成されてい
るため、切り出し時の応力が切り出し部近傍の光電変換
素子13aに付加されて歪みを発生させ、その結果、光
電変換素子13aに正確な光電変換を起こさせることが
できなくなって原稿の読み取り精度が低下するという欠
点を有していた。
【0007】尚、上記欠点を解消するために半導体チッ
プ13上に形成されている各光電変換素子13aの面積
を狭くし、半導体チップ切り出し部と切り出し部に近接
する光電変換素子13aとの距離を長くしておくことが
考えられる。
プ13上に形成されている各光電変換素子13aの面積
を狭くし、半導体チップ切り出し部と切り出し部に近接
する光電変換素子13aとの距離を長くしておくことが
考えられる。
【0008】しかしながら各光電変換素子13aの面積
を狭くすると各光電変換素子13aにおける変換電気量
が小となり、原稿読み取りの感度が低下してしまうとい
う欠点を誘発してしまう。
を狭くすると各光電変換素子13aにおける変換電気量
が小となり、原稿読み取りの感度が低下してしまうとい
う欠点を誘発してしまう。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明の原稿読み取り
装置は、光源と、所定の間隔で直線状に配列された複数
個のレンズと、各レンズに1対1に対応するように直線
状に配列された多数の光電変換素子を有する複数個の半
導体チップと、各半導体チップ間に配された遮光板とか
ら成ることを特徴とする。
装置は、光源と、所定の間隔で直線状に配列された複数
個のレンズと、各レンズに1対1に対応するように直線
状に配列された多数の光電変換素子を有する複数個の半
導体チップと、各半導体チップ間に配された遮光板とか
ら成ることを特徴とする。
【0010】また本発明の原稿読み取り装置は、隣接す
る2個のレンズ間に各レンズから等距離となる位置で、
且つレンズの配列方向と平行に光源を配したことを特徴
とする。
る2個のレンズ間に各レンズから等距離となる位置で、
且つレンズの配列方向と平行に光源を配したことを特徴
とする。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0012】図1は本発明の原稿読み取り装置の一実施
例を示す分解斜視図、図2は図1の原稿読み取り装置を
R方向から見た側面図であり、図中の1は光源、2はレ
ンズ、3は多数の光電変換素子3aを有する半導体チッ
プ、4は遮光板、5は原稿である。
例を示す分解斜視図、図2は図1の原稿読み取り装置を
R方向から見た側面図であり、図中の1は光源、2はレ
ンズ、3は多数の光電変換素子3aを有する半導体チッ
プ、4は遮光板、5は原稿である。
【0013】前記光源1は発光ダイオードや蛍光灯等か
ら成り、原稿5の斜め下方に原稿5に対し平行となるよ
うに配置されている。
ら成り、原稿5の斜め下方に原稿5に対し平行となるよ
うに配置されている。
【0014】前記光源1は原稿5の下面に対し斜めに投
光し、その反射光を光電変換素子3aに照射することに
よって原稿5の画像情報を光電変換素子3aに伝達させ
る作用を為す。
光し、その反射光を光電変換素子3aに照射することに
よって原稿5の画像情報を光電変換素子3aに伝達させ
る作用を為す。
【0015】また前記光源1が投光する原稿5の下方に
は複数個のレンズ2が原稿5から所定の距離Xを隔てた
位置に所定の隣接距離Yをもって直線状に配されてお
り、該各レンズ2は原稿5で反射する光源1の光をA〜
Hのブロックに分割するとともに各分割したブロックの
反射光を半導体チップ3上の光電変換素子3aに縮小照
射させる作用を為す。
は複数個のレンズ2が原稿5から所定の距離Xを隔てた
位置に所定の隣接距離Yをもって直線状に配されてお
り、該各レンズ2は原稿5で反射する光源1の光をA〜
Hのブロックに分割するとともに各分割したブロックの
反射光を半導体チップ3上の光電変換素子3aに縮小照
射させる作用を為す。
【0016】尚、前記レンズ2はガラス、樹脂等の透明
凸状体から成り、例えば焦点距離(f.l.)がf.
l.=3.429mmのものが好適に使用される。
凸状体から成り、例えば焦点距離(f.l.)がf.
l.=3.429mmのものが好適に使用される。
【0017】また前記レンズ2は従来の如き高価なロッ
ドレンズアレイを使用するのでなく、極めて安価な透明
凸状体を使用することから製品としての原稿読み取り装
置を安価なものとなすことができる。
ドレンズアレイを使用するのでなく、極めて安価な透明
凸状体を使用することから製品としての原稿読み取り装
置を安価なものとなすことができる。
【0018】前記直線状に配されたレンズ2の下方には
また上面に多数の光電変換素子3aを有する半導体チッ
プ3が所定の距離Zを隔ててレンズ2と1対1に対応す
る数だけ直線状に配されている。
また上面に多数の光電変換素子3aを有する半導体チッ
プ3が所定の距離Zを隔ててレンズ2と1対1に対応す
る数だけ直線状に配されている。
【0019】前記各半導体チップ3の上面に形成された
光電変換素子3aはレンズ2を介して照射される原稿5
における反射光を所定の電気信号に変換する作用を為
し、これによって原稿5の画像情報が電気信号に変換さ
れる。
光電変換素子3aはレンズ2を介して照射される原稿5
における反射光を所定の電気信号に変換する作用を為
し、これによって原稿5の画像情報が電気信号に変換さ
れる。
【0020】尚、この場合、原稿5からの反射光はレン
ズ2によってA〜Hのブロックに分割されるとともに縮
小されたものとなっているため、上面に光電変換素子3
aを有する半導体チップ3はその各々の形状が長さの短
いものであってよく、また、各半導体チップ3はその一
端を接触させて直線状に長尺に配列する必要もない。従
って、従来の如き光電変換素子3aを原稿5と実質的に
同一長さとするように複数個の半導体チップ3を直線状
に長尺に配列する必要もない。
ズ2によってA〜Hのブロックに分割されるとともに縮
小されたものとなっているため、上面に光電変換素子3
aを有する半導体チップ3はその各々の形状が長さの短
いものであってよく、また、各半導体チップ3はその一
端を接触させて直線状に長尺に配列する必要もない。従
って、従来の如き光電変換素子3aを原稿5と実質的に
同一長さとするように複数個の半導体チップ3を直線状
に長尺に配列する必要もない。
【0021】また同時に上面に光電変換素子3aを有す
る半導体チップ3は全ての光電変換素子3aの均一とす
るためにその一端を接触させて直線状に配列させる必要
がないことから、半導体基板の切り出しによって上面に
多数の光電変換素子3aを有する半導体チップ3を得る
際、切り出し部と該切り出し部近傍の光電変換素子3a
との距離を長くすることができ、その結果、切り出し部
近傍の光電変換素子3aに切り出し時の応力が付加され
て歪みを発生することはほとんど無く、これによって光
電変換素子3aに正確な光電変換を起こさせて原稿5の
読み取り精度を大幅に向上させることもできる。
る半導体チップ3は全ての光電変換素子3aの均一とす
るためにその一端を接触させて直線状に配列させる必要
がないことから、半導体基板の切り出しによって上面に
多数の光電変換素子3aを有する半導体チップ3を得る
際、切り出し部と該切り出し部近傍の光電変換素子3a
との距離を長くすることができ、その結果、切り出し部
近傍の光電変換素子3aに切り出し時の応力が付加され
て歪みを発生することはほとんど無く、これによって光
電変換素子3aに正確な光電変換を起こさせて原稿5の
読み取り精度を大幅に向上させることもできる。
【0022】更には半導体チップ3上の光電変換素子3
aに照射される原稿5からの反射光はレンズ2によって
縮小されているため、光電変換素子3aの面積を狭くし
てもその変換電気量を大と成すことができ、その結果、
原稿読み取りの感度を高いものとなすことができる。
aに照射される原稿5からの反射光はレンズ2によって
縮小されているため、光電変換素子3aの面積を狭くし
てもその変換電気量を大と成すことができ、その結果、
原稿読み取りの感度を高いものとなすことができる。
【0023】尚、前記上面に多数の光電変換素子3aを
有する半導体チップ3は、ガラスやセラミック等の絶縁
基板上に接着材を介して固定されており、各半導体チッ
プ3の各電極は基板上に形成した外部駆動回路に接続さ
れるアルミニウムや金等から成る導体パターンにボンデ
ィングワイヤを介して電気的に接続されている。
有する半導体チップ3は、ガラスやセラミック等の絶縁
基板上に接着材を介して固定されており、各半導体チッ
プ3の各電極は基板上に形成した外部駆動回路に接続さ
れるアルミニウムや金等から成る導体パターンにボンデ
ィングワイヤを介して電気的に接続されている。
【0024】また前記半導体チップ3の隣接間には遮光
板4が配されており、該遮光板4は各々の半導体チップ
3に不要な光が照射されて各半導体チップ3の光電変換
素子3aに不必要な光電変換が行われるのを有効に防止
する作用を為し、これによって各半導体チップ3の光電
変換素子3aには原稿5の画像情報に対応した正確な光
電変換を行わせることが可能となる。
板4が配されており、該遮光板4は各々の半導体チップ
3に不要な光が照射されて各半導体チップ3の光電変換
素子3aに不必要な光電変換が行われるのを有効に防止
する作用を為し、これによって各半導体チップ3の光電
変換素子3aには原稿5の画像情報に対応した正確な光
電変換を行わせることが可能となる。
【0025】尚、前記遮光板4は光を遮断するものであ
れば如何なる材料より成ってもよい。
れば如何なる材料より成ってもよい。
【0026】かくして上述した原稿読み取り装置は光源
1が原稿5に投光し、その反射光をレンズ2を介して半
導体チップ3の上面に形成された光電変換素子3aに照
射させ、各光電変換素子3aに照射させた光に対応する
光電変換を起こさせることによって原稿読み取り装置と
して機能する。
1が原稿5に投光し、その反射光をレンズ2を介して半
導体チップ3の上面に形成された光電変換素子3aに照
射させ、各光電変換素子3aに照射させた光に対応する
光電変換を起こさせることによって原稿読み取り装置と
して機能する。
【0027】尚、上述した原稿読み取り装置においては
レンズ2が凸状を成しているため、図4に示す如く、原
稿5からの反射光がレンズ2にθの角度で入射すると、
θの値が大きくなるに伴ってレンズ2を透過した反射光
の光量が低減されてむらを生じ、これに伴って半導体チ
ップ3上の光電変換素子3aにおける原稿5の画像情報
の読み取り精度が低下してしまう恐れがある。
レンズ2が凸状を成しているため、図4に示す如く、原
稿5からの反射光がレンズ2にθの角度で入射すると、
θの値が大きくなるに伴ってレンズ2を透過した反射光
の光量が低減されてむらを生じ、これに伴って半導体チ
ップ3上の光電変換素子3aにおける原稿5の画像情報
の読み取り精度が低下してしまう恐れがある。
【0028】しかしながら、この場合、隣接する2個の
レンズ2間に各レンズ2から等距離となる位置で、且つ
レンズ2の配列方向と平行に光源1を配することで上述
の問題を解消することができる。
レンズ2間に各レンズ2から等距離となる位置で、且つ
レンズ2の配列方向と平行に光源1を配することで上述
の問題を解消することができる。
【0029】即ち、図5に示すように隣接するレンズ2
間に各々のレンズ2から等距離となる位置に光源1を配
すれば光源1の光量が多い部分に対応する原稿5からの
反射光はレンズ2に大きなθの角度で入射され、また光
源1の光量が少ない部分に対応する原稿5からの反射光
はレンズ2に小さなθの角度で入射されることとなり、
その結果、レンズ2に入射される反射光の入射角度によ
って発生する光量むらはレンズ2に入射する反射光の光
量で相補的に打ち消し合い、これによって半導体チップ
3上面の光電変換素子3aには実質的に均一な光が照射
され、各光電変換素子3aに正確な光電変換を起こさせ
て原稿の画像情報の読み取り精度を向上させることが可
能となる。
間に各々のレンズ2から等距離となる位置に光源1を配
すれば光源1の光量が多い部分に対応する原稿5からの
反射光はレンズ2に大きなθの角度で入射され、また光
源1の光量が少ない部分に対応する原稿5からの反射光
はレンズ2に小さなθの角度で入射されることとなり、
その結果、レンズ2に入射される反射光の入射角度によ
って発生する光量むらはレンズ2に入射する反射光の光
量で相補的に打ち消し合い、これによって半導体チップ
3上面の光電変換素子3aには実質的に均一な光が照射
され、各光電変換素子3aに正確な光電変換を起こさせ
て原稿の画像情報の読み取り精度を向上させることが可
能となる。
【0030】尚、本発明においては原稿5とレンズ2の
距離及びレンズ2と半導体チップ3の距離を可変するこ
とによって原稿5の読み取り画素密度を可変することが
でき、例えば、レンズ2の焦点距離(f.l.)をf.
l.=3.429mmとしたとき、原稿5とレンズ2の
距離Xを12mm、レンズ2と半導体チップ3の距離Z
を4.8mmとすれば原稿5の読み取り画素密度は8d
ot/mmとなり、また原稿5とレンズ2の距離Xを
7.715mm、レンズ2と半導体チップ3の距離Zを
6.172mmとすれば原稿5の読み取り画素密度は1
6dot/mmとなる。従って、同一のレンズ、同一の
半導体チップをそのまま用い、原稿とレンズの距離、レ
ンズと半導体チップの距離を変えることによって原稿の
読み取り画素密度を所定の任意の値に変更選択すること
が可能となる。
距離及びレンズ2と半導体チップ3の距離を可変するこ
とによって原稿5の読み取り画素密度を可変することが
でき、例えば、レンズ2の焦点距離(f.l.)をf.
l.=3.429mmとしたとき、原稿5とレンズ2の
距離Xを12mm、レンズ2と半導体チップ3の距離Z
を4.8mmとすれば原稿5の読み取り画素密度は8d
ot/mmとなり、また原稿5とレンズ2の距離Xを
7.715mm、レンズ2と半導体チップ3の距離Zを
6.172mmとすれば原稿5の読み取り画素密度は1
6dot/mmとなる。従って、同一のレンズ、同一の
半導体チップをそのまま用い、原稿とレンズの距離、レ
ンズと半導体チップの距離を変えることによって原稿の
読み取り画素密度を所定の任意の値に変更選択すること
が可能となる。
【0031】
【発明の効果】本発明の原稿読み取り装置は、光源と、
所定の間隔で直線状に配列された複数個のレンズと、各
レンズに1対1に対応するように直線状に配列された多
数の光電変換素子を有する複数個の半導体チップと、各
半導体チップ間に配された遮光板とで形成したことか
ら、原稿からの反射光はレンズによって複数のブロック
に分割されるとともに縮小された状態で上面に光電変換
素子を有する半導体チップに照射されるため各半導体チ
ップはその各々の形状が長さの短い小型のものであって
よく、また各半導体チップはその一端を接触させて直線
状に長尺に配列する必要もない。
所定の間隔で直線状に配列された複数個のレンズと、各
レンズに1対1に対応するように直線状に配列された多
数の光電変換素子を有する複数個の半導体チップと、各
半導体チップ間に配された遮光板とで形成したことか
ら、原稿からの反射光はレンズによって複数のブロック
に分割されるとともに縮小された状態で上面に光電変換
素子を有する半導体チップに照射されるため各半導体チ
ップはその各々の形状が長さの短い小型のものであって
よく、また各半導体チップはその一端を接触させて直線
状に長尺に配列する必要もない。
【0032】また各半導体チップの上面に形成された光
電変換素子に照射される原稿からの反射光はレンズによ
って縮小されているため、光電変換素子の面積を狭くし
てもその変換電気量を大と成すことができ、その結果、
原稿読み取りの感度を高いものとなすことができる。
電変換素子に照射される原稿からの反射光はレンズによ
って縮小されているため、光電変換素子の面積を狭くし
てもその変換電気量を大と成すことができ、その結果、
原稿読み取りの感度を高いものとなすことができる。
【0033】更には、半導体チップの上面に形成された
光電変換素子は狭い面積であっても変換電気量が大であ
ることから光電変換素子の面積を狭くした場合、半導体
基板の切り出しによって上面に多数の光電変換素子を有
する半導体チップを得る際、切り出し部と該切り出し部
近傍の光電変換素子との距離が長くなり、その結果、切
り出し部近傍の光電変換素子に切り出し時の応力が付加
されて歪みを発生することはほとんど無く、これによっ
てすべての光電変換素子に正確な光電変換を起こさせて
原稿の読み取り精度を大幅に向上させることもできる。
光電変換素子は狭い面積であっても変換電気量が大であ
ることから光電変換素子の面積を狭くした場合、半導体
基板の切り出しによって上面に多数の光電変換素子を有
する半導体チップを得る際、切り出し部と該切り出し部
近傍の光電変換素子との距離が長くなり、その結果、切
り出し部近傍の光電変換素子に切り出し時の応力が付加
されて歪みを発生することはほとんど無く、これによっ
てすべての光電変換素子に正確な光電変換を起こさせて
原稿の読み取り精度を大幅に向上させることもできる。
【0034】また更には前記半導体チップの隣接間に遮
光板が配されていることから各々の半導体チップに不要
な光が照射されて該半導体チップの上面に形成した光電
変換素子に不必要な光電変換が行われるのを有効に防止
することができ、これによって各半導体チップの光電変
換素子には原稿の画像情報に対応した正確な光電変換を
行わせることも可能となる。
光板が配されていることから各々の半導体チップに不要
な光が照射されて該半導体チップの上面に形成した光電
変換素子に不必要な光電変換が行われるのを有効に防止
することができ、これによって各半導体チップの光電変
換素子には原稿の画像情報に対応した正確な光電変換を
行わせることも可能となる。
【0035】更にまた本発明の原稿読み取り装置におい
ては高価なロッドレンズアレイを使用しないことから装
置全体を安価となすこともできる。
ては高価なロッドレンズアレイを使用しないことから装
置全体を安価となすこともできる。
【図1】本発明の原稿読み取り装置の構成を示す分解斜
視図である。
視図である。
【図2】図1のR方向から見た側面図である。
【図3】レンズに入射される光の入射角度に対する光量
の関係を示した線図である。
の関係を示した線図である。
【図4】光源とレンズとを所定位置に配置した際のレン
ズを通過する光の光量を示した線図である。
ズを通過する光の光量を示した線図である。
【図5】従来例の原稿読み取り装置の構成を示す分解斜
視図である。
視図である。
1・・・・光源
2・・・・レンズ
3・・・・半導体チップ
3a・・・光電変換素子
4・・・・遮光板
5・・・・原稿
Claims (2)
- 【請求項1】 光源と、所定の間隔で直線状に配列され
た複数個のレンズと、各レンズに1対1に対応するよう
に直線状に配列された多数の光電変換素子を有する複数
個の半導体チップと、各半導体チップ間に配された遮光
板とから成る原稿読み取り装置。 - 【請求項2】 隣接する2個のレンズ間に各レンズから
等距離となる位置で、且つレンズの配列方向と平行に光
源を配したことを特徴とする請求項1記載の原稿読み取
り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3157932A JPH0514600A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 原稿読み取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3157932A JPH0514600A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 原稿読み取り装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0514600A true JPH0514600A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=15660631
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3157932A Pending JPH0514600A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 原稿読み取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0514600A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009011153A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Mitsubishi Electric Corporation | 画像読取装置 |
WO2009122483A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 三菱電機株式会社 | 画像読取装置 |
DE102012100726A1 (de) | 2011-12-20 | 2013-06-20 | Mitsubishi Electric Corp. | Bildlesevorrichtung |
US9264572B2 (en) | 2011-10-25 | 2016-02-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Image reading device |
WO2022130736A1 (ja) | 2020-12-15 | 2022-06-23 | 株式会社ヴィーネックス | 光学ラインセンサ |
WO2023238480A1 (ja) | 2022-06-08 | 2023-12-14 | 株式会社ヴィーネックス | 光学ラインセンサ |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP3157932A patent/JPH0514600A/ja active Pending
Cited By (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US8482813B2 (en) | 2007-07-13 | 2013-07-09 | Mitsubishi Electric Corporation | Image-scanning device |
JPWO2009011153A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2010-09-16 | 三菱電機株式会社 | 画像読取装置 |
WO2009011153A1 (ja) * | 2007-07-13 | 2009-01-22 | Mitsubishi Electric Corporation | 画像読取装置 |
EP2166743A4 (en) * | 2007-07-13 | 2012-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | IMAGE SCANNING DEVICE |
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WO2009122483A1 (ja) | 2008-03-31 | 2009-10-08 | 三菱電機株式会社 | 画像読取装置 |
US9264572B2 (en) | 2011-10-25 | 2016-02-16 | Mitsubishi Electric Corporation | Image reading device |
DE102012100726A1 (de) | 2011-12-20 | 2013-06-20 | Mitsubishi Electric Corp. | Bildlesevorrichtung |
US8711442B2 (en) | 2011-12-20 | 2014-04-29 | Mitsubishi Electric Corporation | Image reading apparatus |
WO2022130736A1 (ja) | 2020-12-15 | 2022-06-23 | 株式会社ヴィーネックス | 光学ラインセンサ |
KR20230106677A (ko) | 2020-12-15 | 2023-07-13 | 가부시키가이샤 비넥스 | 광학 라인 센서 |
WO2023238480A1 (ja) | 2022-06-08 | 2023-12-14 | 株式会社ヴィーネックス | 光学ラインセンサ |
KR20250005338A (ko) | 2022-06-08 | 2025-01-09 | 가부시키가이샤 비넥스 | 광학 라인 센서 |
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