JPH0511969B2 - - Google Patents
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- JPH0511969B2 JPH0511969B2 JP63301294A JP30129488A JPH0511969B2 JP H0511969 B2 JPH0511969 B2 JP H0511969B2 JP 63301294 A JP63301294 A JP 63301294A JP 30129488 A JP30129488 A JP 30129488A JP H0511969 B2 JPH0511969 B2 JP H0511969B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- support
- spring
- main
- lumbar
- horizontal spring
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 210000004705 lumbosacral region Anatomy 0.000 claims description 6
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/64—Back-rests or cushions
- B60N2/66—Lumbar supports
- B60N2/667—Lumbar supports having flexible support member bowed by applied forces
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/64—Back-rests or cushions
- B60N2/66—Lumbar supports
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、シートバツクの張力を局部的に調節
するランバサポート装置の改良に関する。
するランバサポート装置の改良に関する。
(従来の技術)
従来、ランバサポート装置として、例えば、実
開昭60−137850号公報に記載されているようなも
のが知られている。
開昭60−137850号公報に記載されているようなも
のが知られている。
この装置は、シートバツクの腰部を支持する部
位の内側にエアマツトが設けられ、このエアマツ
トに空気を給排させることによつて、シートバツ
ク腰部を支持する部位の位置や弾性を変化させる
ようにしたものである。
位の内側にエアマツトが設けられ、このエアマツ
トに空気を給排させることによつて、シートバツ
ク腰部を支持する部位の位置や弾性を変化させる
ようにしたものである。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、このような従来装置では、腰部
を支持する部位を前方に押し出した状態にする際
には、空気圧が高くなつて硬くなるもので、背も
たれに、異物感や「ごつごつ」感を感じ、乗員が
不快に感じるという問題があつた。
を支持する部位を前方に押し出した状態にする際
には、空気圧が高くなつて硬くなるもので、背も
たれに、異物感や「ごつごつ」感を感じ、乗員が
不快に感じるという問題があつた。
本発明は、このような従来の問題点に着目して
成されたもので、異物感や「ごつごつ」感を与え
ないようにして、腰部の支持位置を変化させるこ
とのできるランバサポート装置を提供することを
目的としている。
成されたもので、異物感や「ごつごつ」感を与え
ないようにして、腰部の支持位置を変化させるこ
とのできるランバサポート装置を提供することを
目的としている。
(課題を解決するための手段)
上述の目的を達成するために、本発明のランバ
サポート装置では、シートバツクの骨格を形成す
るシートバツクフレームに、背もたれ面を弾性支
持する複数の主ばねが上下方向に延在して取り付
けられ、前記背もたれ面の乗員の腰部を支持する
位置には、横ばねが横方向に延在され、この横ば
ねには、前記主ばねに対して固着された固着部が
適宜設けられ、かつ、横ばねの左右両端部には、
後方に曲げられた屈曲部が形成され、この屈曲部
は、サポートブラケツトに支持され、このサポー
トブラケツトは、支持メンバに対し枢着部により
回動可能に取り付けられ、前記支持メンバは、枢
着部を後方の通常位置からこの通常位置よりも前
方のランバサポート作動位置までの範囲で移動可
能にシートバツクフレームに取り付けられ、この
シートバツクフレームと支持メンバ間には、枢着
部を通常位置とランバサポート作動位置とに移動
させる移動手段が設けられている手段とした。
サポート装置では、シートバツクの骨格を形成す
るシートバツクフレームに、背もたれ面を弾性支
持する複数の主ばねが上下方向に延在して取り付
けられ、前記背もたれ面の乗員の腰部を支持する
位置には、横ばねが横方向に延在され、この横ば
ねには、前記主ばねに対して固着された固着部が
適宜設けられ、かつ、横ばねの左右両端部には、
後方に曲げられた屈曲部が形成され、この屈曲部
は、サポートブラケツトに支持され、このサポー
トブラケツトは、支持メンバに対し枢着部により
回動可能に取り付けられ、前記支持メンバは、枢
着部を後方の通常位置からこの通常位置よりも前
方のランバサポート作動位置までの範囲で移動可
能にシートバツクフレームに取り付けられ、この
シートバツクフレームと支持メンバ間には、枢着
部を通常位置とランバサポート作動位置とに移動
させる移動手段が設けられている手段とした。
(作用)
本発明のランバサポート装置では、主ばねの乗
員の腰部を支持する部位が、横ばねの屈曲部を介
してサポートロツドにより支持され、また、この
サポートロツドは、枢着部及び支持メンバを介し
てシートバツクフレームで支持されている。
員の腰部を支持する部位が、横ばねの屈曲部を介
してサポートロツドにより支持され、また、この
サポートロツドは、枢着部及び支持メンバを介し
てシートバツクフレームで支持されている。
ところで、上記構成にあつて、主ばねの乗員の
腰部を支持する部位は、屈曲部の弾性力で支持さ
れている。即ち、この屈曲部を含み、サポートロ
ツドの枢着部と、横ばねの主ばねに対する固着部
と、サポートロツドによる横ばねの屈曲部の支持
位置とで三角形が形成されている。
腰部を支持する部位は、屈曲部の弾性力で支持さ
れている。即ち、この屈曲部を含み、サポートロ
ツドの枢着部と、横ばねの主ばねに対する固着部
と、サポートロツドによる横ばねの屈曲部の支持
位置とで三角形が形成されている。
そして、この三角形のうち、固着部は主ばねの
弾性力により上下方向の移動を規制され、また、
枢着部は、支持メンバにより移動を規制されてい
て、要するに2点の移動が規制されている。それ
に対し、サポートロツドは枢着部を中心に回動可
能となつている。
弾性力により上下方向の移動を規制され、また、
枢着部は、支持メンバにより移動を規制されてい
て、要するに2点の移動が規制されている。それ
に対し、サポートロツドは枢着部を中心に回動可
能となつている。
そこで、主ばねに対し後方に押圧力が加わつた
場合、主ばねは後方に撓むが、主ばねと横ばねと
の間の固着部が後方移動しようとすると、これを
可能とするには、上記三角形において屈曲部の撓
みとサポートロツドの回転を必要とする。
場合、主ばねは後方に撓むが、主ばねと横ばねと
の間の固着部が後方移動しようとすると、これを
可能とするには、上記三角形において屈曲部の撓
みとサポートロツドの回転を必要とする。
よつて、主ばねは、この横ばねが設けられた部
位においては、屈曲部が撓むときの反力としての
弾性力で押圧される。
位においては、屈曲部が撓むときの反力としての
弾性力で押圧される。
また、移動手段を操作して、枢着部を通常位置
からランバサポート位置に移動させるべく支持メ
ンバを移動させると、枢着部が前方に移動し、そ
れに伴ない、上記三角形を保持しようとして屈曲
部が前方に移動されると共に、サポートブラケツ
トが枢着部を中心に回動する。
からランバサポート位置に移動させるべく支持メ
ンバを移動させると、枢着部が前方に移動し、そ
れに伴ない、上記三角形を保持しようとして屈曲
部が前方に移動されると共に、サポートブラケツ
トが枢着部を中心に回動する。
よつて、この屈曲部の前方移動に伴ない横ばね
が前方移動すると共に、この横ばねと複数の固着
部で固着されている主ばねが、全体的に前方に張
り出し、この位置で乗員の腰部を支持する。
が前方移動すると共に、この横ばねと複数の固着
部で固着されている主ばねが、全体的に前方に張
り出し、この位置で乗員の腰部を支持する。
このときも、上記と同様の屈曲部を含んだ三角
形が形成され、固着部が後方に移動する際には、
屈曲部の撓みを必要とし、この屈曲部の撓み反力
で腰部を押圧することになる。
形が形成され、固着部が後方に移動する際には、
屈曲部の撓みを必要とし、この屈曲部の撓み反力
で腰部を押圧することになる。
このときの屈曲部の弾性力(撓み反力)は、屈
曲部自体は変形されないため、通常の場合と変化
せず、一定の弾性力が得られる。
曲部自体は変形されないため、通常の場合と変化
せず、一定の弾性力が得られる。
(実施例)
以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第1図は本発明一実施例のランバサポート装置
を有したシートバツクの要部を示す正面図、第2
図は実施例装置の要部を示す要部拡大正面図、第
3図は実施例装置の要部を示す拡大正面図、第4
図は実施例装置の要部を示す第1図−断面
図、第5図及び第6図は実施例装置の作動を説明
するための側面図である。
を有したシートバツクの要部を示す正面図、第2
図は実施例装置の要部を示す要部拡大正面図、第
3図は実施例装置の要部を示す拡大正面図、第4
図は実施例装置の要部を示す第1図−断面
図、第5図及び第6図は実施例装置の作動を説明
するための側面図である。
第1図において、10はシートバツクSBのシ
ートバツクフレームを示している。このシートバ
ツクフレーム10は、上部のトツプパネル11
と、左右のサイドパネル12,13と、下部のコ
ネクトパイプ14により空間部15を囲んだ枠状
に形成され、コネクトパイプ14の左右両端部を
図示を省略したシートクツシヨンの支持ブラケツ
ト16,17により支持されている。
ートバツクフレームを示している。このシートバ
ツクフレーム10は、上部のトツプパネル11
と、左右のサイドパネル12,13と、下部のコ
ネクトパイプ14により空間部15を囲んだ枠状
に形成され、コネクトパイプ14の左右両端部を
図示を省略したシートクツシヨンの支持ブラケツ
ト16,17により支持されている。
さらに、前記シートバツクフレーム10には、
サイドパネル12,13上部に横架されたアツパ
パイプ18と、このアツパパイプ18に上端部を
固着されると共に、下部をコネクトパイプ14に
固着された略コの字形状のワイヤ部材19とによ
つて形成されたばね支持フレーム20が設けられ
ている。
サイドパネル12,13上部に横架されたアツパ
パイプ18と、このアツパパイプ18に上端部を
固着されると共に、下部をコネクトパイプ14に
固着された略コの字形状のワイヤ部材19とによ
つて形成されたばね支持フレーム20が設けられ
ている。
そして、このばね支持フレーム20に、シート
バツクSBの背もたれ面S(第6図参照)を弾性支
持するために、S字に形成された4本の主ばね2
1,22,23,24が、上下端部を固定されて
上下方向に架設されている。
バツクSBの背もたれ面S(第6図参照)を弾性支
持するために、S字に形成された4本の主ばね2
1,22,23,24が、上下端部を固定されて
上下方向に架設されている。
さらに、この主ばね21〜24の下部、即ち、
背もたれ面Sの乗員の腰部を支持する位置には、
横ばね25が横架されている。詳述すると、この
横ばね25は、図示のようにS字に形成され、か
つ、固着部251,252,253,254,2
57,258において主ばね21〜24のそれぞ
れに固着され、また、この横ばね25の左右両端
部には、第4,5,6図に示すように後方に曲げ
られながら、第2図に示すようにシートバツクフ
レーム10の中央方向に曲げられた、屈曲部25
5,256が形成されている。
背もたれ面Sの乗員の腰部を支持する位置には、
横ばね25が横架されている。詳述すると、この
横ばね25は、図示のようにS字に形成され、か
つ、固着部251,252,253,254,2
57,258において主ばね21〜24のそれぞ
れに固着され、また、この横ばね25の左右両端
部には、第4,5,6図に示すように後方に曲げ
られながら、第2図に示すようにシートバツクフ
レーム10の中央方向に曲げられた、屈曲部25
5,256が形成されている。
この屈曲部255,256は、サポートブラケ
ツト26,27に支持されている。第7図は屈曲
部256を示す拡大正面図で、この屈曲部256
は少なくとも横ばねの折曲部291,292,2
93の1.5サイクル以上で形成され、かつ、この
折曲部292,293による1サイクル部分がサ
ポートブラケツト27の平面部272に支持され
ている。このサポートブラケツト26,27は、
サイドパネル12,13間に横架されたパイプメ
ンバ28から下方に垂下状態で固着されたブラケ
ツトメンバ281,282に対しピン261,2
71(請求の範囲の枢着部に相当する)によつて
前後方向に回動可能に支持されていて、その下端
部に形成された平面支持部262,272は第4
図に示すように、前後方向に対し斜めに傾けて設
けられている。尚、前記パイプメンバ28は、第
3図の想像線で示すように、略ハツト形状に左右
両端部で折曲された形状に形成されている。
ツト26,27に支持されている。第7図は屈曲
部256を示す拡大正面図で、この屈曲部256
は少なくとも横ばねの折曲部291,292,2
93の1.5サイクル以上で形成され、かつ、この
折曲部292,293による1サイクル部分がサ
ポートブラケツト27の平面部272に支持され
ている。このサポートブラケツト26,27は、
サイドパネル12,13間に横架されたパイプメ
ンバ28から下方に垂下状態で固着されたブラケ
ツトメンバ281,282に対しピン261,2
71(請求の範囲の枢着部に相当する)によつて
前後方向に回動可能に支持されていて、その下端
部に形成された平面支持部262,272は第4
図に示すように、前後方向に対し斜めに傾けて設
けられている。尚、前記パイプメンバ28は、第
3図の想像線で示すように、略ハツト形状に左右
両端部で折曲された形状に形成されている。
また、前記パイプメンバ28は、サイドパネル
12,13によつて、第5,6図に示す軸心Aを
中心に回動可能に支持され、この回動は、リンク
機構30により成される。
12,13によつて、第5,6図に示す軸心Aを
中心に回動可能に支持され、この回動は、リンク
機構30により成される。
このリンク機構30は、作動リンク31と中間
リンク32と駆動リンク33とにより構成されて
いてる。前記駆動リンク33は、第3,5,6図
に示すように、サイドパネル12,13に対し
て、駆動軸34により回動可能に支持され、か
つ、この回動は、第5図の通常位置Nと、第6図
のランバサポート作動位置Pとの2位置にON・
OFF的に切換回動される。そして、駆動リンク
33を両位置N,Pに回動させることで、パイプ
メンバ28が第5,6図に示すN,Pの2位置に
回動される。
リンク32と駆動リンク33とにより構成されて
いてる。前記駆動リンク33は、第3,5,6図
に示すように、サイドパネル12,13に対し
て、駆動軸34により回動可能に支持され、か
つ、この回動は、第5図の通常位置Nと、第6図
のランバサポート作動位置Pとの2位置にON・
OFF的に切換回動される。そして、駆動リンク
33を両位置N,Pに回動させることで、パイプ
メンバ28が第5,6図に示すN,Pの2位置に
回動される。
このリンク機構30及びパイプメンバ28によ
つて、請求の範囲でいう移動手段を構成してい
る。
つて、請求の範囲でいう移動手段を構成してい
る。
次に、実施例の作用について説明する。
(イ) 通常時
第5図に示すように、駆動リンク33を通常
位置Nにした場合、パイプメンバ28が寝た状
態であつて、ブラケツトメンバ281が主ばね
21〜24から離れた位置にあり、主ばね21
〜24は、ほぼ真直な状態でシート表皮Sを支
持している。
位置Nにした場合、パイプメンバ28が寝た状
態であつて、ブラケツトメンバ281が主ばね
21〜24から離れた位置にあり、主ばね21
〜24は、ほぼ真直な状態でシート表皮Sを支
持している。
そして、屈曲部256,255とサポートブ
ラケツト27,26は、図示のようにピン27
1と固着部254,251とサポートブラケツ
ト27の支持部分とで、三角形を形成し
ていて、屈曲部256,255の弾性力は、乗
員による主ばね24,21に対する押圧力に坑
するように作用する。
ラケツト27,26は、図示のようにピン27
1と固着部254,251とサポートブラケツ
ト27の支持部分とで、三角形を形成し
ていて、屈曲部256,255の弾性力は、乗
員による主ばね24,21に対する押圧力に坑
するように作用する。
また、屈曲部256の弾性力は、この三角形
の形状を維持すべく作用している。即
ち、三角形は、軸心Aを中心に回動可能
となつているが、このように回動するために
は、固着部254,251が下方に移動する必
要があり、このためには、主ばね24,21を
下に引つ張らなければならず、大きな力が必要
である。よつて、三角形は、の2点
をほぼ固定された状態となつていて、残りの
点が屈曲部256,255の弾性力により保持
されている。
の形状を維持すべく作用している。即
ち、三角形は、軸心Aを中心に回動可能
となつているが、このように回動するために
は、固着部254,251が下方に移動する必
要があり、このためには、主ばね24,21を
下に引つ張らなければならず、大きな力が必要
である。よつて、三角形は、の2点
をほぼ固定された状態となつていて、残りの
点が屈曲部256,255の弾性力により保持
されている。
そして、乗員の腰部を支持する位置のシート
表皮S側から主ばね21〜24に押圧力が作用
した場合、主ばね24,21の後方移動は、三
角形の形状を保持するよう作用する屈曲
部256,255の弾性力により抑制されて、
乗員の腰部に対して押圧感を与える。逆にいう
と、主ばね21〜24のこの部位の後方移動
は、屈曲部255,256の撓みを必要とし、
この撓みの反力で主ばね21〜24が押圧され
る。
表皮S側から主ばね21〜24に押圧力が作用
した場合、主ばね24,21の後方移動は、三
角形の形状を保持するよう作用する屈曲
部256,255の弾性力により抑制されて、
乗員の腰部に対して押圧感を与える。逆にいう
と、主ばね21〜24のこの部位の後方移動
は、屈曲部255,256の撓みを必要とし、
この撓みの反力で主ばね21〜24が押圧され
る。
(ロ) ランバサポート作動時
上記状態から、第6図に示すように、駆動軸
34をランバサポート作動位置Pに回動させる
と、両リンク31,32も回動して、パイプメ
ンバ28がランバサポート作動位置Pに回動す
る。これによつて、ブラケツトメンバ281も
回動して、サポートブラケツト27,26が図
示のようなランバサポート作動位置Pに移動
し、横ばね25の屈曲部256,255が前方
に移動して、乗員の腰部を支持する部分が、図
示のように前方に張り出した状態となる。
34をランバサポート作動位置Pに回動させる
と、両リンク31,32も回動して、パイプメ
ンバ28がランバサポート作動位置Pに回動す
る。これによつて、ブラケツトメンバ281も
回動して、サポートブラケツト27,26が図
示のようなランバサポート作動位置Pに移動
し、横ばね25の屈曲部256,255が前方
に移動して、乗員の腰部を支持する部分が、図
示のように前方に張り出した状態となる。
即ち、前記三角形の点○a(ブラケツ
トメンバ281の先端のピン271)が前方に
移動するため、屈曲部256,255の弾性力
によりこの三角形形状を維持しようとして、他
の点もそれに応じて前方に移動し、その位
置で三角形′′′を形成する。
トメンバ281の先端のピン271)が前方に
移動するため、屈曲部256,255の弾性力
によりこの三角形形状を維持しようとして、他
の点もそれに応じて前方に移動し、その位
置で三角形′′′を形成する。
そして、この場合も三角形′′′は、屈
曲部256,255の弾性力によつてこの形状
を維持しようとするもので、即ち、主ばね21
〜24を第6図のように前方に移動した位置
で、上記(イ)と同様に、主ばね21〜24を屈曲
部256,255の弾性力で押圧支持し、乗員
の腰部に対して押圧感を与える。
曲部256,255の弾性力によつてこの形状
を維持しようとするもので、即ち、主ばね21
〜24を第6図のように前方に移動した位置
で、上記(イ)と同様に、主ばね21〜24を屈曲
部256,255の弾性力で押圧支持し、乗員
の腰部に対して押圧感を与える。
以上のように、実施例では、乗員の腰部を支持
する部位を横ばね25の屈曲部255,256で
押圧するようにしていて、乗員に対して異物感を
与えることなく、局部(腰部)的な押圧力を与え
ることができる。
する部位を横ばね25の屈曲部255,256で
押圧するようにしていて、乗員に対して異物感を
与えることなく、局部(腰部)的な押圧力を与え
ることができる。
また、ランバサポート作動状態としても、この
乗員の腰部を支持する部位を押圧するための弾性
力が変化しないために、弾性力上昇によつて、異
物感や「ごつごつ」感を与えることがなく、しか
も、横ばね25の適宜箇所に固着部251〜25
4を設け、この部位が面全体で張り出すため、こ
れによつても、乗員に異物感や「ごつごつ」感を
与えることがない。
乗員の腰部を支持する部位を押圧するための弾性
力が変化しないために、弾性力上昇によつて、異
物感や「ごつごつ」感を与えることがなく、しか
も、横ばね25の適宜箇所に固着部251〜25
4を設け、この部位が面全体で張り出すため、こ
れによつても、乗員に異物感や「ごつごつ」感を
与えることがない。
さらに、サポートブラケツト26,27に、平
面支持部262,272を形成し、横ばね25の
屈曲部255,256を面で支持しているため、
横ばね25のばね力を有効に働かせることができ
る。
面支持部262,272を形成し、横ばね25の
屈曲部255,256を面で支持しているため、
横ばね25のばね力を有効に働かせることができ
る。
(発明の効果)
以上説明してきたように、本発明のランバサポ
ート装置では、乗員の腰部を支持する部位を横ば
ねの屈曲部の弾性力により押圧するようにし、し
かも、ランバサポート作動状態としても、この乗
員の腰部を支持する部位を押圧するための弾性力
が変化しないようしたため、乗員に対して異物感
や「ごつごつ」感を与えずに局部的な押圧力を与
えることができるという効果が得られる。
ート装置では、乗員の腰部を支持する部位を横ば
ねの屈曲部の弾性力により押圧するようにし、し
かも、ランバサポート作動状態としても、この乗
員の腰部を支持する部位を押圧するための弾性力
が変化しないようしたため、乗員に対して異物感
や「ごつごつ」感を与えずに局部的な押圧力を与
えることができるという効果が得られる。
また、横ばねと主ばね間に固着部を設けたこと
により、シートバツクの背もたれ面全体が張り出
し可能となつて、局部的な突起感を感じることが
ないという効果が得られる。
により、シートバツクの背もたれ面全体が張り出
し可能となつて、局部的な突起感を感じることが
ないという効果が得られる。
第1図は本発明一実施例のランバサポート装置
を有したシートバツクの要部を示す正面図、第2
図は実施例装置の要部を示す要部拡大正面図、第
3図は実施例装置の要部を示す拡大正面図、第4
図は実施例装置の要部を示す第1図−断面
図、第5図及び第6図は実施例装置の作動を説明
するための側面図、第7図は実施例装置の屈曲部
を示す拡大正面図である。 10……シートバツクフレーム、21〜24…
…主ばね、25……横ばね、26,27……サポ
ートブラケツト、28……パイプメンバ(移動手
段)、30……リンク機構(移動手段)、251〜
254……固着部、255,256……屈曲部、
257,258……固着部、261,271……
ビン(枢着部)。
を有したシートバツクの要部を示す正面図、第2
図は実施例装置の要部を示す要部拡大正面図、第
3図は実施例装置の要部を示す拡大正面図、第4
図は実施例装置の要部を示す第1図−断面
図、第5図及び第6図は実施例装置の作動を説明
するための側面図、第7図は実施例装置の屈曲部
を示す拡大正面図である。 10……シートバツクフレーム、21〜24…
…主ばね、25……横ばね、26,27……サポ
ートブラケツト、28……パイプメンバ(移動手
段)、30……リンク機構(移動手段)、251〜
254……固着部、255,256……屈曲部、
257,258……固着部、261,271……
ビン(枢着部)。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シートバツクの骨格を形成するシートバツク
フレームに、背もたれ面を弾性支持する複数の主
ばねが上下方向に延在して取り付けられ、 前記背もたれ面の乗員の腰部を支持する位置に
は、横ばねが横方向に延在され、 この横ばねには、前記主ばねに対して固着され
た固着部が適宜設けられ、かつ、横ばねの左右両
端部には、後方に曲げられた屈曲部が形成され、 この屈曲部は、サポートブラケツトに支持さ
れ、 このサポートブラケツトは、支持メンバに対し
枢着部により回動可能に取り付けられ、 前記支持メンバは、枢着部を後方の通常位置か
らこの通常位置よりも前方のランバサポート作動
位置までの範囲で移動可能にシートバツクフレー
ムに取り付けられ、 このシートバツクフレームと支持メンバ間に
は、枢着部を通常位置とランバサポート作動位置
とに移動させる移動手段が設けられていることを
特徴とするランバサポート装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63301294A JPH02147008A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | ランバサポート装置 |
AU45506/89A AU603520B2 (en) | 1988-11-29 | 1989-11-23 | Vehicular seat lumbar support device |
US07/441,043 US5007677A (en) | 1988-11-29 | 1989-11-24 | Vehicular seat lumbar support device |
DE3939452A DE3939452C2 (de) | 1988-11-29 | 1989-11-29 | Fahrzeugsitz-Lendenstützeinrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63301294A JPH02147008A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | ランバサポート装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02147008A JPH02147008A (ja) | 1990-06-06 |
JPH0511969B2 true JPH0511969B2 (ja) | 1993-02-16 |
Family
ID=17895106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63301294A Granted JPH02147008A (ja) | 1988-11-29 | 1988-11-29 | ランバサポート装置 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5007677A (ja) |
JP (1) | JPH02147008A (ja) |
AU (1) | AU603520B2 (ja) |
DE (1) | DE3939452C2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE4320105C1 (de) * | 1993-06-17 | 1994-10-13 | Ameu Management Corp | Verstellvorrichtung für ein biegeelastisches Stützelement einer Rückenlehne |
JPH09507419A (ja) * | 1994-01-13 | 1997-07-29 | プルマフレックス ユーケー リミテッド | 調節自在なサポートを提供するシート装置 |
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CA2655083C (en) | 2008-02-22 | 2016-07-05 | Schukra Of North America | Constant pressure retreating lumbar system |
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US9604560B1 (en) | 2015-11-13 | 2017-03-28 | Kongsberg Automotive, Inc. | Assembly for adjusting a lumbar region of a seat |
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US11672348B2 (en) | 2018-11-05 | 2023-06-13 | La-Z-Boy Incorporated | Furniture member having lumbar adjustment mechanism |
US11324324B2 (en) | 2018-11-05 | 2022-05-10 | La-Z-Boy Incorporated | Furniture member having lumbar adjustment mechanism |
CN111631548B (zh) * | 2020-04-27 | 2023-04-25 | 乔路翔 | 一种腰部支撑椅 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS53145778A (en) * | 1977-05-25 | 1978-12-19 | Nissan Motor | Seat with huckleback supporting device |
JPS60137850A (ja) * | 1983-12-26 | 1985-07-22 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 混合ハライドガラスの製造方法 |
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FR2562002B1 (fr) * | 1984-03-27 | 1986-08-22 | Peugeot Cycles | Dispositif de reglage local de la tension d'une nappe elastique et nappe elastique, notamment pour dossier de siege, munie d'un tel dispositif |
US4671569A (en) * | 1984-09-18 | 1987-06-09 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Resilient back-up mechanism for vehicle seat structure |
JPS61247419A (ja) * | 1985-04-26 | 1986-11-04 | アイシン精機株式会社 | 自動車用シ−トバツクスプリング |
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FR2609877B1 (fr) * | 1987-01-23 | 1989-04-21 | Tousalon France Sa | Dispositif de manoeuvre pour fauteuil, siege ou canape a positions multiples comportant un cale-reins |
JPH0415077Y2 (ja) * | 1987-06-30 | 1992-04-06 | ||
IT1211406B (it) * | 1987-10-16 | 1989-10-18 | Fiat Auto Spa | Schienale regolabile per sedili diveicoli particolarmente autovetture |
-
1988
- 1988-11-29 JP JP63301294A patent/JPH02147008A/ja active Granted
-
1989
- 1989-11-23 AU AU45506/89A patent/AU603520B2/en not_active Ceased
- 1989-11-24 US US07/441,043 patent/US5007677A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-11-29 DE DE3939452A patent/DE3939452C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
AU4550689A (en) | 1990-06-07 |
DE3939452A1 (de) | 1990-05-31 |
AU603520B2 (en) | 1990-11-15 |
US5007677A (en) | 1991-04-16 |
JPH02147008A (ja) | 1990-06-06 |
DE3939452C2 (de) | 1994-08-25 |
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