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JPH04311769A - 2,9−ジクロロキナクリドンで着色されたエンジニアリングプラスチックならびに塗料 - Google Patents

2,9−ジクロロキナクリドンで着色されたエンジニアリングプラスチックならびに塗料

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Publication number
JPH04311769A
JPH04311769A JP3329350A JP32935091A JPH04311769A JP H04311769 A JPH04311769 A JP H04311769A JP 3329350 A JP3329350 A JP 3329350A JP 32935091 A JP32935091 A JP 32935091A JP H04311769 A JPH04311769 A JP H04311769A
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JP
Japan
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resins
dichloroquinacridone
resin
pigment
surface area
Prior art date
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Granted
Application number
JP3329350A
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English (en)
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JP3062328B2 (ja
Inventor
Fridolin Baebler
ベブラー フリドリン
Edward E Jaffe
エドワード イー.ジャフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=24570670&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH04311769(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ciba Geigy AG filed Critical Ciba Geigy AG
Publication of JPH04311769A publication Critical patent/JPH04311769A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3062328B2 publication Critical patent/JP3062328B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3412Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having one nitrogen atom in the ring
    • C08K5/3432Six-membered rings
    • C08K5/3437Six-membered rings condensed with carbocyclic rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B48/00Quinacridones
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0001Post-treatment of organic pigments or dyes
    • C09B67/0014Influencing the physical properties by treatment with a liquid, e.g. solvents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D7/00Features of coating compositions, not provided for in group C09D5/00; Processes for incorporating ingredients in coating compositions
    • C09D7/40Additives
    • C09D7/41Organic pigments; Organic dyes

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  • Organic Chemistry (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】キナクリドンは7,14−ジオキソ−5,
7,12,14−テトラヒドロキノロン(2,3−b)
アクリドンとも呼称され、価値ある顔料である。多くの
特許ならびに刊行物は、1μm以下の粒子サイズを有す
る特定の透明または不透明キナクリドン顔料を含有する
キナクリドンならびにキナクリドン誘導体の製造方法を
記載している。
【0002】この系統の顔料は、独特の顔料特性を有す
る下記式の線形2,9−ジクロロキナクリドンを含んで
いる。
【化1】
【0003】この2,9−ジクロロキナクリドンは、高
温プラスチックおよび重合体の着色に使用可能であるの
で、これまで大きな需要を満たしてきた。しかしながら
、顔料形状の生成物を得るためには、合成反応からの粗
製9−ジクロロキナクリドンをさらに加工する必要があ
った。かかる加工が必要とされる理由は、顔料が彩色条
件を満足するためには有機顔料の粒子サイズはある特定
の限度以下、すなわち通常は約1.0μm以下でなけれ
ばならないという事実にある。粗製2,9−ジクロロキ
ナクリドンは通常この条件を満足していない。
【0004】このための加工法がいくつか提案されてい
る。たとえば米国特許第4015998号明細書は、2
,9−ジクロロキナクリドンの熱安定型の製法ならびに
この2,9−ジクロロキナクリドンをモリブデート・オ
レンジの50乃至97重量%と組み合わせ使用する特別
な用法を開示している。また、米国特許第315765
9号明細書は、硫酸の存在下におけるα−、β−および
γ−型の2,9−ジクロロキナクリドンの製造法を開示
している。さらに、米国特許第4895949号明細書
は、出発キナクリドン物質をアルコールおよび塩基の存
在下において環境温度またはほぼ環境温度で摩砕するこ
とによって少なくとも1種のキナクリドン誘導体と元の
キナクリドンとの顔料固溶体を製造する方法を開示して
いる。また、ドイツ国特許第2753357号明細書は
、予備摩砕された2,9−ジクロロキナクリドンを1種
またはそれ以上の界面活性剤の存在下において85℃の
アルカリ性媒質と接触させて顔料型へ変換する方法を開
示している。
【0005】上記した公知方法により特に高温プラスチ
ックに使用しうる品質の顔料が得られるが、得られた顔
料の性能特性が一定しておらず、特定の用途によりバラ
ツキがある。さらに、これらの公知方法は一般に多工程
の作業を含むので、より簡単でより経済的な方法が望ま
れていた。さらにまた、従来の有機顔料は熱安定性が不
十分である場合が少なくなかったので、この点からも一
層の改良が望まれていた。すなわち、改善された熱安定
性を示す顔料の提供が強く要望されていた。しかして、
今回本発明によって、誠に驚くべきことながら、比表面
積が30m2/g以下、好ましくは4乃至25m2/g
、最も好ましくは4乃至20m2/gという比較的大き
な粒子サイズを有する粗製2,9−ジクロロキナクリド
ンが、高分子有機材料、すなわちエンジニアリングプラ
スチック内に使用された場合に卓越した熱安定性を示す
ことが見い出された。この顔料のいま1つの特徴は、粒
子サイズの小さい2,9−ジクロロキナクリドンの公知
マゼンタ色に比較して、より赤味の濃い色を呈すること
である。これらの利点は、本発明による特定の粗製2,
9−ジクロロキナクリドン顔料を高分子有機材料、特に
高性能熱可塑性プラスチックに、その加工の間に、配合
することによって得られる。
【0006】この熱安定性2,9−ジクロロキナクリド
ンは、たとえば米国特許第2816114号ならびに第
3342823号明細書に記載されているような公知方
法によって2,9−ジクロロキナクリドンを合成するこ
とによって製造することができる。これら公知製造方法
の最後の合成工程は、メタノール/塩基系内における2
,9−ジクロロ−6,13−ジヒドロキナクリドンの2
,9−ジクロロキナクリドンへの酸化である。別の方法
として、粒子サイズの大きい2,9−ジクロロキナクリ
ドンは、ポリリン酸中において5−ジ(p−クロロアニ
リノ)テレフタル酸を環化し、続いて粒子成長させるこ
とによっても得ることができる。得られた粗生成物は本
発明の目的のために直接使用することもできるし、また
均一な表面積のより小さい顔料を形成するためのコンデ
ィショニング処理にかけることもできる。
【0007】任意工程であるこのコンディショニングは
、粗製2,9−ジクロロキナクリドンを極性溶剤に懸濁
し、この混合物を50℃以上の温度、好ましくは100
乃至200℃の温度に、コンディショニングが完了する
まで、通常は選択された条件により1乃至24時間、加
熱することによって実施される。コンディショニングは
加圧下で実施することもできるが、大気圧下で実施する
のが好ましい。適当な極性溶剤としては下記のものが考
慮される。脂肪族および芳香族のC1−C8−アルコー
ル;脂肪族ジオール、たとえばヘキサンジオール−1,
2またはプロピレングリコール;環式アルコール、たと
えばシクロヘキサノールまたはテトラヒドロフルフリル
アルコール;エステル、たとえばコハク酸ジブチルまた
は安息香酸メチル;ジメチルスルホキシド;テトラメチ
ルスルホン;氷酢酸;ケトン、たとえばシクロヘキサノ
ン;エーテル、たとえばエチレングリコールジメチルエ
ーテル、ブトキシエタノール、ジフェニルエーテルまた
はアニソール;芳香族炭化水素、たとえばニトロベンゼ
ン;N−メチルホルムアミド;N,N,N’,N’−テ
トラメチル尿素、N,N−ジメチルアセトアミド;N,
N−ジメチルホルムアミドまたはN−メチルピロリドン
。好ましい極性溶剤は、アルコール、プロピレングリコ
ールのごとき脂肪族ジオール;N−メチルピロリドン;
N,N−ジメチルホルムアミドおよびジメチルスルホキ
シドである。
【0008】粒子サイズの大きい2,9−ジクロロキナ
クリドンへのコンディショニングの間における水の存在
は、処理の障害とならない程度の量においては許容され
る。極性溶剤の量は、顔料に対して3乃至20重量部、
好ましくは7乃至14重量部である。合成または任意コ
ンディショニング工程が終了したならば、顔料を濾過単
離し、プレスケーキを溶剤および/または水で洗って乾
燥する。得られた顔料はα−結晶型またはγ−結晶型2
,9−ジクロロキナクリドン、あるいはα−および/ま
たはβ−および/またはγ−2,9−ジクロロキナクリ
ドンの混合物であり、好ましくはγ−2,9−ジクロロ
キナクリドン顔料またはαおよびβ−2,9−ジクロロ
キナクリドン顔料の混合物であり、その表面積は30m
2/g以下、好ましくは4乃至25m2/g、そして最
も好ましくは4乃至20m2/gである。
【0009】顔料を改質するためのいま1つの任意処理
として、次のような組織改良剤を顔料に配合することが
できる。少なくとも12個の炭素原子を有する脂肪酸、
そのアミド、エステルまたは塩、たとえばステアリン酸
またはベヘン酸、ラウリルアミン、ステアリルアミン、
脂肪族1,2−ジオール、エポキシ化大豆油、ワックス
、樹脂酸または樹脂酸塩。これら添加剤は、顔料を基準
にして0.05乃至20重量%、好ましくは1乃至10
重量%の量で配合することができる。
【0010】本発明による粒子サイズの大きい顔料は、
高分子有機材料の着色に好適である。表面積が約30m
2/g以上である粒子サイズの小さい公知のγ−結晶型
2,9−ジクロロキナクリドンはマゼンタ色であるが、
これに対して本発明によるγ−結晶型顔料はきわめて魅
力的な赤色を呈し、そして最終的な着色された系内で卓
越した熱安定性を示す。
【0011】本発明による熱安定性顔料は、高せん断力
のカレンダー加工、キャスティング、モールディングな
どによって製品に加工される高分子有機材料を着色する
ために好適である。本発明による新規な熱安定性顔料は
、被着色高分子有機材料に対して0.01乃至30重量
%、好ましくは0.1乃至10重量%の量で使用するこ
とができる。本発明の新規な熱安定性顔料による高分子
有機材料の着色は、場合によってはマスターバッチの形
態で、ロールミル、ミキサーまたは摩砕装置を含む高せ
ん断技術を使用して本新規顔料を当該基質に混合するこ
とによって実施することができる。加工前に有機材料と
本顔料とを組合わせたものは、新規なプレミックスと見
なされる。顔料着色された高分子有機材料は、次に公知
の方法によって所望の最終形状に加工される。たとえば
カレンダーがけ、プレス、押出し、ブラッシング、キャ
スティング、射出成形などによって成形品に加工される
。ここにおいて、成形品とは特に応力の配向によって得
られる物品、たとえばモールディング品、キャスティン
グ品、繊維のリボン、ロールシートなどを意味する。
【0012】本発明による顔料によって着色されうる熱
可塑性プラスチック、熱硬化性プラスチックまたはエラ
ストマーの例を以下に示す。セルロースエーテル;セル
ロースエステルたとえばエチルセルロース;線状または
架橋ポリウレタン;線状、架橋または不飽和ポリエステ
ル;ポリカーボネート、ポリオレフィンたとえばポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリブチレンまたはポリ−4
−メチルペンテン−1;ポリスチレン;ポリスルホン;
ポリアミド、ポリシクロアミド、ポリイミド、ポリエー
テル、ポリエーテルケトンたとえばポリフェニレンオキ
シド、さらにはポリ−p−キシレン、ポリハロゲン化ビ
ニルたとえばポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポ
リアクリロニトリル、アクリル系重合体、ポリアクリレ
ート、ポリメタクリレート、ゴム、シリコーン重合体、
フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラミン/ホルム
アルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹脂、エポキ
シ樹脂、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル
−ブタジエンゴムまたはクロロプレンゴム。これらは単
独または混合物でありうる。成型加工前に高分子有機材
料に可塑剤を配合して、非剛性製品を作ること、または
ポリマーの脆性を減少させることができる。適当な可塑
剤の例としてはリン酸、フタル酸、セバシン酸などのエ
ステルが考慮される。本発明による熱安定性顔料を重合
体に混入する前または後に可塑剤を配合することができ
る。
【0013】従来の多くの有機顔料は高性能熱可塑性プ
ラスチックに配合して使用された場合に、その顔料が高
温で一部溶解するため、当該着色製品が紫外線に対して
露光されると蛍光を発する傾向がある。これに対して、
本発明により製造された2,9−ジクロロキナクリドン
を含有する着色物品は実質的に蛍光を発することがなく
、きわめて卓越した熱安定性を示す。したがって、高温
にさらされることによる色の鈍化、変色などが実質的に
回避される。
【0014】本発明による新規な顔料を他の有機および
/または無機顔料および/または重合体可溶性染料と組
合せて使用することによって、きわめてユニークな純粋
かつ美麗な色を得ることができる。さらに、本顔料は有
機マトリックスに容易に配合されることができ、これに
より高い不透明性、彩度ならびに優れた耐光堅牢性およ
び耐光性を有する均質な着色物が与えられる。
【0015】加工中に適当なせん断力を受け、高い不透
明度を要求される塗料組成物も本顔料を使用して調製す
ることができる。たとえば、次のような塗料に使用する
ことができる:熱硬化性塗料、風乾または物理乾燥塗料
、あるいは架橋性化学反応塗料、特に高温反応性の常用
結合剤を含有している、たとえばアクリル樹脂、アルキ
ド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂
、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブ
ロックイソシアナート樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、セ
ルロースエーテル樹脂、およびこれらの組合せからなる
群より選択された結合剤を含有している焼付け塗料。 本発明による顔料は、自動車産業において常用されてい
る塗料に使用することができる。特にアクリル/メラミ
ン樹脂系、アルキド/メラミン樹脂系、あるいは熱可塑
性アクリル樹脂系または熱硬化性アクリル樹脂系あるい
はまた水性塗料系に使用することができる。以下、本発
明を実施例によってさらに説明する。実施例中の部は、
別途記載のない限り、すべて重量部である。
【0016】 実施例1A    2,9−ジクロロキナクリドンの製
造:化合物2,9−ジクロロキナクリドンを、米国特許
第2821529号明細書の実施例 II に記載され
ている方法に従って製造した。ただし、m−クロロアニ
リンの代わりにp−クロロアニリンを使用した。ジヒド
ロ化合物の酸化も、同実施例に記載されている一般的方
法に準じて実施した。すなわち、攪拌器と還流冷却器と
を具備した容器に、2,9−ジクロロ−6,13−ジヒ
ドロキナクリドンの240g、メタノール960g、お
よび水420g中の水酸化カリウム480gの溶液を装
填した。 この混合物を50乃至60℃の温度で45分間攪拌後、
m−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム180gと水
180gとを添加した。酸化が完了するまでこの混合物
を還流加熱した。この時に単離された試料は、約0.1
ないし5μmの平均顔料粒子サイズを示した。このあと
、すい250gを添加し、固体を濾過単離し、顔料から
アルカリがなくなるまで水洗し、そのプレスケーキを8
0℃の炉内で乾燥して、コンディショニングされた2,
9−ジクロロキナクリドン顔料228gを得た。この顔
料は、BET法で測定した比表面積が18m2/gであ
った。そのX線回折図はα−型およびγ−型の2,9−
ジクロロキナクリドンの混合物であることを示した。顔
料濃度0.5重量%で高密度ポリエチレンへ押出し方法
によってこの顔料を配合した時、優れた堅牢性を有する
赤色が得られた。 実施例1B 温度計、攪拌器、冷却器を具備した2リットル容量のフ
ラスコに、ポリリン酸200gを装填して70℃まで加
熱した。このあと、2,5−ジ−(p−クロロアニリノ
)−テレフタル酸40gを添加し、この混合物を145
乃至150℃まで加熱し、この温度に2時間保持した。 130℃において、この混合物に水34.9gをゆっく
りと滴下し(H3PO4 90%まで)、そしてさらに
2時間145乃至150℃の温度に保持した。140℃
において、この混合物に350mlの水を30分間かけ
て添加し、この混合物をさらに30分間90乃至95℃
の温度に保持した。生成物スラリーを濾過し、そのプレ
スケーキを再度400mlの水に懸濁し、そして水酸化
ナトリウムの50%水溶液を添加してpHを12.0に
調整した。この顔料懸濁物を90℃で30分間攪拌し、
濾過した。そのプレスケーキを塩基がなくなるまで水洗
し、乾燥した。しかして、比表面積が28.5m2/g
の2,9−ジクロロキナクリドン顔料35.62gを得
た。この顔料を高密度ポリエチレンに配合したところ、
顔料は光、熱および気候に対して優秀な堅牢性を示した
【0017】実施例2 温度計、攪拌器、冷却器を具備した1リットル容量のフ
ラスコに、N−メチルピロリドンの400mlと粗製2
,9−ジクロロキナクリドンの450gとを装填した。 この懸濁物を160℃に加熱し、そしてこの温度におい
て8時間攪拌した。このあと、顔料懸濁物を40℃に冷
却し、濾過した。プレスケーキを最初メタノールで、次
に水で洗って100℃において乾燥した。しかして、比
表面積が9.8m2/g(公知BET法で測定)のコン
ディショニングされた2,9−ジクロロキナクリドンの
444gを得た。0.5%顔料濃度でこの顔料をモール
ディングによってポリカーボネートに配合した時、優れ
た熱安定性を示した。上記の熱安定性2,9−ジクロロ
キナクリドンのX線回折パターンをフィルムに記録し、
その面間隔(d値)および倍照角(double  g
lancing angle)を測定した。透過記録は
、ギニエカメラ[Enraf−Nonius FR 5
22 (登録商標)]およびCu−K−α−1照射線(
波長=1.54060オングストローム)を使用して実
施した。水晶を較正度物質として使用し、d値を粉末回
折ファイルから求めた。  次表は、ほとんどの反射の
d値を視覚的に評価した相対的線強度を付して示すと共
にそれらの合成倍照角を示すものである。この表から、
得られた生成物がγ−型2,9−ジクロロキナクリドン
であることがわかる。
【表1】
【0018】実施例3 温度計、攪拌器、冷却器を具備した1リットル容量のフ
ラスコに、N,N−ジメチルホルムアミドの400ml
と粗製2,9−ジクロロキナクリドンの400gとを装
填した。この懸濁物を還流するまで加熱し、そして還流
温度において7時間半攪拌した。このあと顔料懸濁物を
40℃に冷却し、濾過した。プレスケーキを最初メタノ
ールで、次に水で洗って100℃において乾燥した。し
かして、コンディショニングされた2,9−ジクロロキ
ナクリドの396gを得た。この顔料は、その比表面積
が9.7m2/gであった。実施例1ならびに2と同様
にこの顔料を高性能プラスチックに配合したところ優れ
た熱安定性を示した。
【0019】実施例4 実施例3の操作を繰り返した。ただし今回は溶剤として
アニソールを使用し、そして攪拌を170℃において7
時間行なった。同様に所望の特性を有する2,9−ジク
ロロキナクリドンを得た。
【0020】実施例5 実施例3の操作を繰り返した。ただし今回は溶剤として
プロピレングリコールを使用し、そして攪拌を170乃
至175℃において6時間行なった。同様に良好な堅牢
性を有する2,9−ジクロロキナクリドンを得た。
【0021】実施例6 実施例3の操作を繰り返した。ただし今回は溶剤として
tert−アミルアルコールを使用し、そして攪拌を加
圧下のオートクレーブ中において145乃至155℃で
8時間行なった。同様に良好な堅牢性を有する2,9−
ジクロロキナクリドンを得た。
【0022】 実施例7     ポリ塩化ビニル              
                        6
3.0g,    エポキシ化大豆油        
                         
     3.0g,    バリウム/カドミウム熱
安定化剤                     
   2.0g,    ジオクチルフタレート   
                         
    32.0g,    実施例1で製造された2
,9−ジクロロキナクリドン      1.0g,を
、ガラスビーカー中において攪拌棒で攪拌混合した。 この混合物を実験室用2本ロールミルに8分間かけて、
厚さ0.4mmの軟質ポリ塩化ビニルシートをつくった
。圧延温度は160℃、ロールの回転速度は25rpm
.そしてフリクションは1:1.2であった。折りたた
み、排出および供給はコンスタントに実施された。得ら
れた軟質PVC(ポリ塩化ビニル)シートは、着色濃度
の高い赤色に着色されていた。その熱、光およびマイグ
レーションに対する堅牢性は優秀であった。
【0023】実施例8 実施例3で得られた2,9−ジクロロキナクリドン顔料
         5g,CHIMASORB 944
 LD(立体障害アミン光安定化剤)        
   2.5g,TINUVIN 328(ベンゾトリ
アゾルUV吸収剤)1.0g,    IRGANOX
 1010(立体障害フェノール酸化防止剤)    
           1.0g,    IRGAF
OS 168(亜リン酸塩プロセス安定化剤)    
              1.0g,  (上記添
加剤はすべてCIBA−GEIGY社から供給された)
を、バンバリー・ミキサーに入れて高密度ポリエチレン
の1000gと混合した。ミキサーの回転速度は175
乃至200rpm、そして総滞在時間は約3分間であっ
た。顔料着色されたこの溶融樹脂を、まだ温かく柔軟な
間に、細断して造粒機に供給した。得られた顆粒を射出
成形機(BATTENFELD  1000)にかけて
射出成形した。205℃、260℃、315℃の温度を
使用し、いずれの温度の場合も滞留時間は5分間、サイ
クル時間は30秒間であった。比較のために、比表面積
が67m2/gの市販の粒子サイズの小さい2,9−ジ
クロロキナクリドン顔料(MONASTRAL Mag
enta RT−235−D, CIBA−GEIGY
社製品)を上記と同様に高密度ポリエチレンに配合した
。D−65光源、C.I.E.実験用規模と特定部品を
含む10度観測器とを有する色分光光度計を使用して、
205℃で成形されたチップのL、A、B色空間座標値
を測定した。さらに、この205℃で成形されたチップ
と比較した260℃および315℃成形チップの総色差
値(ΔE)を測定した。下表に得られた測定値を示す。
【表2】 上記のL、A、B色空間座標値は、市販の粒子サイズの
小さい2,9−ジクロロキナクリドン顔料に比較して本
発明による粒子サイズの大きい顔料は色が実質的に変化
しており、そしてΔE値に反映されているように熱安定
性がはるかに優れていることを示している。
【0024】 実施例9 ポリカーボネート(LEXAN,ゼネラルエレクトリッ
ク社)      1000g,IRGAFOS  1
68                       
             1.0g,TINUVIN
  329                    
                3.0g,IRGA
NOX  1076                
                  1.0g,(上
記添加剤はすべてCIBA−GEIGY社から供給)実
施例2で得られた2,9−ジクロロキナクリドン   
         2.5g,を1ガロン容量の広口プ
ラスチック容器に装填した。この混合物をペイントシェ
ーカー上で3分間振り混ぜ、そのあと真空炉中で160
℃において5時間乾燥し、そして射出成形機(BATT
ENFELD  1000)にかけて射出成形した。滞
留時間は5分間であった。サイクル時間は260℃およ
び315℃の温度において30秒間であった。比較のた
め、市販の粒子サイズの小さい2,9−ジクロロキナク
リドン顔料(MONASTRAL Magenta R
T−235−D)を上記と同様にポリカーボネートに配
合した。前記実施例と同様に260℃において成形され
たチップのL、A、B色空間座標値を測定した。さらに
また、260℃において成形されたチップと比較した3
15℃成形チップの総色差値(ΔE)を測定した。得ら
れた測定値を下表に示す。
【表3】 以上のごとく、極性エンジニアリングプラスチックポリ
カーボネートに配合された場合において、本発明による
粒子サイズの大きい顔料は色調の変化を示し(市販顔料
に比較して)、かつまた卓越した熱安定性を示した。
【0025】実施例10 ポリエチレンテレフタレート100gと実施例1乃至6
のいずれか1つで得られた顔料の0.1gとの混合物を
、ロールギアベッド上に置いたガラスびんに入れて15
分間混合した。この混合物を、実験用押出機でリボン状
に押出し成形した。優れた耐光堅牢性および耐熱を有す
る均一鮮明な赤色に着色されたリボンを得た。
【0026】実施例11 APILON 52−651 ポリウレタン(イタリー
国、APl spc Mussolente製品)を使
用して実施例10の操作をくりかえし、優秀な耐光堅牢
性を有する均一鮮明な赤色に着色されたポリウレタンの
リボンを得た。
【0027】実施例12 ULTRANYL KR 4510ポリフェニレンエー
テル/ポリアミド混合物(BASF製品)を使用して実
施例10の操作をくりかえし、優れた堅牢性を有する均
一鮮明な赤色に着色されたリボンを得た。
【0028】実施例13 DEGALAN  G7ポリメチルメタクリレート顆粒
(BAYER製品)を使用して前記実施例10の操作を
くりかえし実施し、優れた堅牢性を有する鮮明な赤色に
着色されたリボンを得た。
【0029】実施例14 基質としてCYCOLAC  T−1000アクリロニ
トリル−ブタジェン−スチレン顆粒(ゼネラルエレクト
リック社)を使用して実施例8の操作をくりかえし、優
秀な熱および光堅牢性を示す赤色に着色されたチップを
得た。
【0030】実施例15 基質としてMOPLEN  S50Gポリプロピレン顆
粒(MONTEDISON社)を使用して実施例8の操
作をくりかえし、優秀な熱および光堅牢性を示す赤色に
着色されたチップを得た。
【0031】実施例16 基質としてVESTAMIDポリアミド顆粒(HUEL
S社)を使用して実施例8の操作をくりかえし、優秀な
熱および光堅牢性を示す赤色に着色されたチップを得た
【0032】実施例17 下記成分の混合物20gに、実施例2によって製造され
た粒子サイズの大きい2,9−ジクロロキナクリドン6
gを攪拌混入した。   芳香族炭化水素(SOLVESSO 150, E
SSO 社)      50g,  酢酸ブチル  
                         
        15g,  ケトオキシム基剤均染剤
                         
5g,  メチルイソブチルケトン         
              25g,  シリコーン
油(SOLVESSO 150 中1%)      
      5g。 完全に分散された後、アクリル樹脂(キシレン/ブタノ
ールの3:1混合物中51%)(BAYCRYL L 
530,BASF 社)48.3gおよびメラミン樹脂
(MAPRENALTTX, HOECHST社;ブタ
ノール中55%)23.7gを添加した。 このバッチを短時間水平ビードミル中で剪断力を加えて
均質化し、そして得られた塗料組成物を金属板上にスプ
レー塗布し、これを130℃において30分間焼付けし
た。得られた仕上塗装は、堅牢性の優れた赤色を示した
。エナメル組成物は流動性が非常に良く、そして顔料の
分散状態は優良であった。
【0033】 実施例18   下記成分をボールミル中において96時間十分に摩
砕混合した。 ポリエステル樹脂、SOLVESSO 150中60%
、(DYNAPOL H 700, DYNAMIT 
NOBEL社)                  
                         
               25.2g,メラミン
樹脂、ブタノール中55%、(MAPRENAL MF
 650, HOECHST社)          
                         
                         
2.7g,アセト酪酸セルロース(キシレン/酢酸ブチ
ル1:2混合物中25%)             
                         
                    15.5g
,鉱物油/カルボン酸エステル基剤触媒(IRGASO
L TZ6, CIBA−GEIGY 社)     
                         
                         
     1.1g,酢酸ブチル          
                         
             23.3g,キシレン  
                         
                       11
.6g,SOLVESSO 150(ESSO 社) 
                         
         11.6g,実施例2で得られた大
粒子サイズ2,9−ジクロロキナクリドン   9.6
g。 得られた顔料分散物を、酢酸ブチル/キシレン/SOL
VESSO  150混合物(上記と同じ混合比)を用
いてドイツ標準規格DIN4による粘土が約18秒(2
0℃)となるまで希釈し、そして金属シート上にスプレ
ー塗布した。約40℃において2分間空気中に暴露した
後、この塗層の上にさらに下記の組成の着色されていな
いクリアートップコートを塗布した。 アクリル樹脂、キシレン中60%,(VIACRYL 
VC 373, VIANORA 社)       
                         
                         
 53.3g,メラミン樹脂、ブタノール中55%,(
MAPRENAL MF590, HOECHST 社
)                        
                         
         27.3g,シリコーン油A、キシ
レン中1%(BAYER社)            
  1.0g,ベンゾトリアゾール誘導体(TINUV
IN 900, CIBA−GEIGY 社)    
  1.0g,キシレン              
                         
             5.4g,SOLVESS
O 150 (ESSO 社)           
                         
4.0g,エチレングリコールアセテート      
                         
 3.0g。 塗層を40℃において30分間空気中に暴露し、次に1
35℃において30分間焼付けた。これによって堅牢性
の優れた赤色塗装を得た。
【0034】実施例19 本実施例は、本発明による粒子サイズの大きい2,9−
ジクロロキナクリドンをハイソリッドエナメルに配合す
る例を示す。 顔料分散物の調合 1/2パイント容量の缶に実施例3によって製造された
顔料24gを入れ、次にアクリル樹脂68.6gとキシ
レン57.5gとを入れる。この混合物をプロペラ攪拌
器でおだやかに攪拌する。この分散物は、結合剤に対す
る顔料の比が0.5である場合に、顔料16%と固形分
48%とを含有する。 触媒と安定化剤の溶液の調製 プロペラ攪拌器付きの1ガロン容量のジャーに、酢酸エ
チル855g、紫外線防止剤溶液2039g、およびア
ミン溶液(キシレン、メタノール、ブタノール中N−プ
ロピルアミン)33gを仕込む。これにメタノール47
.0gとドデシルベンゼンスルホン酸156gとの混合
物を添加する。得られた溶液を20分間攪拌する。 塗料の調合 上記の顔料調合物33.4g、アクリル樹脂38.2g
、メラミン樹脂27.0gおよび上記触媒と安定化剤の
溶液28.9gとを混合し、そしてNo.4 FORD
カップを使用して13乃至14秒の噴霧粘度までキシレ
ンを用いて希釈する。以上により得られた塗料(mas
stone)を、下塗りしたアルミ板にスプレー塗布し
、10分間環境空気に暴露した後、130℃において3
0分間焼付けした。得られた赤色に着色された塗膜はす
ぐれた耐光性を示した。上記と同様の方法で、ただし顔
料として市販の粒子サイズの小さいγ−2,9−ジクロ
ロキナクリドン(MONASTRAL Magenta
 RT−235−D)を使用して得られた塗膜と比較し
た。その色は、D65光源、C.I.E.実験用スケー
ル、および特定部品を含む10度観測器を使用して分光
光度計で計器的に読み取った色値、すなわち下記のL、
A、B色空間座標値で特徴的に示される。   塗膜に含まれている顔料            
              L      A   
   B      大粒子サイズ2,9−ジクロロキ
ナクリドン     34.8    32.1   
 15.3    市販の2,9−ジクロロキナクリド
ン           29.0    21.8 
    4.5   上記のデータは、本発明により製造された大粒子サ
イズ2,9−ジクロロキナクリドンが自動車用塗装系に
使用された場合に、市販の2,9−ジクロロキナクリド
ン顔料と比較して、異なる色調を呈することを示してい
る。要約すると、本発明によって、粒子サイズの大きい
2,9−ジクロロキナクリドンの新規な用途が開発され
たことが理解される。なお、特許請求の範囲によって画
定される本発明の範囲から逸脱することなく、比率、実
施方法、材料などに関して各種の変更が可能である。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  比表面積が30m2/g以下の2,9
    −ジクロロキナクリドンの有効着色量を、エンジニアリ
    ングプラスチックまたは塗料に配合することを特徴とす
    るプラスチック基質または塗料の着色方法。
  2. 【請求項2】  配合の間、該エンジニアリングプラス
    チックまたは塗料に機械的せん断力を加える請求項1記
    載の方法。
  3. 【請求項3】  比表面積が4乃至5m2/gの範囲で
    ある請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】  粗製2,9−ジクロロキナクリドンを
    使用する請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】  エンジニアリングプラスチックまたは
    塗料に配合する前に高められた温度の極性溶剤を用いて
    該2,9−ジクロロキナクリドンを処理する請求項1記
    載の方法。
  6. 【請求項6】  エンジニアリングプラスチックがセル
    ロースエーテル、セルロースエステル、ポリウレタン、
    ポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、ポ
    リスチレン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリシクロア
    ミド、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルケトン
    、ポリハロゲン化ビニル、ポリテトラフルオロエチレン
    、アクリル系およびメタクリル系重合体、ゴム、シリコ
    ーン樹脂、フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラミ
    ン/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド樹
    脂、エポキシ樹脂、ジエンゴム、およびそれらの共重合
    体からなる群より選択される請求項1記載の方法。
  7. 【請求項7】  2,9−ジクロロキナクリドンが0.
    1乃至30重量%の濃度で存在している請求項1記載の
    方法。
  8. 【請求項8】  該塗料の樹脂成分がアクリル樹脂、ア
    ルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン
    樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂
    、ブロックイソシアナート樹脂、ベンゾグアナミン樹脂
    、セルロースエステル樹脂、およびそれらの混合物から
    なる群より選択される請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】  高分子有機材料と30m2/g以下の
    比表面積を有する2,9−ジクロロキナクリドンの0.
    1乃至30重量%とを含有する組成物。
  10. 【請求項10】  比表面積が4乃至5m2/gの範囲
    である請求項9記載の組成物。
  11. 【請求項11】  粗製2,9−ジクロロキナクリドン
    を使用する請求項9記載の組成物。
  12. 【請求項12】  エンジニアリングプラスチックまた
    は塗料への配合の前に、高められた温度において極性溶
    剤を用いて該2,9−ジクロロキナクリドンが処理され
    ている請求項9記載の組成物。
  13. 【請求項13】  エンジニアリングプラスチックがセ
    ルロースエーテル、セルロースエステル、ポリウレタン
    、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリオレフィン、
    ポリスチレン、ポリスルホン、ポリアミド、ポリシクロ
    アミド、ポリイミド、ポリエーテル、ポリエーテルケト
    ン、ポリハロゲン化ビニル、ポリテトラフルオロエチレ
    ン、アクリル系およびメタクリル系重合体、ゴム、シリ
    コーン樹脂、フェノール/ホルムアルデヒド樹脂、メラ
    ミン/ホルムアルデヒド樹脂、尿素/ホルムアルデヒド
    樹脂、エポキシ樹脂、ジエンゴム、およびそれらの共重
    合体からなる群より選択される請求項9記載の組成物。
  14. 【請求項14】  該塗料の樹脂成分がアクリル樹脂、
    アルキド樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミ
    ン樹脂、尿素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹
    脂、ブロックイソシアナート樹脂、ベンゾグアナミン樹
    脂、セルロースエステル樹脂、およびそれらの混合物か
    らなる群より選択される請求項9記載の組成物。
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