JPH0429802A - 複合無機質板およびその製法 - Google Patents
複合無機質板およびその製法Info
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- JPH0429802A JPH0429802A JP13629190A JP13629190A JPH0429802A JP H0429802 A JPH0429802 A JP H0429802A JP 13629190 A JP13629190 A JP 13629190A JP 13629190 A JP13629190 A JP 13629190A JP H0429802 A JPH0429802 A JP H0429802A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、複数の材料を用いて得られる複合無機質板お
よびその製法に関するものである。
よびその製法に関するものである。
近年、内外壁や天井等に大型の複数層をなす複合セラミ
ックス板を取り付けることが行われている。
ックス板を取り付けることが行われている。
このような複合セラミックス板では、上記複数層のうち
、任意の一層を補強層とすることにより全体の強度を向
上させたり、もしくは任意の一層を軽量な材料で構成す
ることにより全体を軽量化させたりすることがなされて
いる。この種の複合セラミックス板は、従来から、例え
ば第7図に示すように、第1層30.第2層31.第3
層32の3層構造を有する場合、それぞれの材料を用い
て単層のセラミックス板を予め成形し、これら単板を接
着剤等を用いて一体化することにより製造される。
、任意の一層を補強層とすることにより全体の強度を向
上させたり、もしくは任意の一層を軽量な材料で構成す
ることにより全体を軽量化させたりすることがなされて
いる。この種の複合セラミックス板は、従来から、例え
ば第7図に示すように、第1層30.第2層31.第3
層32の3層構造を有する場合、それぞれの材料を用い
て単層のセラミックス板を予め成形し、これら単板を接
着剤等を用いて一体化することにより製造される。
しかしながら、上記製法は、まず各単層のセラミックス
板を別工程で作製し、つぎにこれらセラミックス板を一
体化するというように製造工程が非常に煩雑で、かつコ
ストが高くなるという問題を有している。また、得られ
る複合セラミックス板は、単に複数の層状体を重ねた構
造であり、補強層ないし軽量化層が、外周層で包まれた
状態になっていないことから、高湿度雰囲気下において
、補強層等と他の層との剥離が生じたり、場合によって
は補強層等が外気の腐食雰囲気で侵されたりするという
問題を有している。
板を別工程で作製し、つぎにこれらセラミックス板を一
体化するというように製造工程が非常に煩雑で、かつコ
ストが高くなるという問題を有している。また、得られ
る複合セラミックス板は、単に複数の層状体を重ねた構
造であり、補強層ないし軽量化層が、外周層で包まれた
状態になっていないことから、高湿度雰囲気下において
、補強層等と他の層との剥離が生じたり、場合によって
は補強層等が外気の腐食雰囲気で侵されたりするという
問題を有している。
本発明は、このような事情に鑑みなされたもので、補強
層、軽量化層等からなる芯層が外気等の作用で他の層か
ら剥離したり、または腐食されるようなことのない複合
無機質板およびこれを簡単に作製しうる方法の提供をそ
の目的とする。
層、軽量化層等からなる芯層が外気等の作用で他の層か
ら剥離したり、または腐食されるようなことのない複合
無機質板およびこれを簡単に作製しうる方法の提供をそ
の目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明は、芯層とこれの外
周の外周層とからなる複合無機質板において、芯層が底
面開口から外周層と異質な材料を圧入することにより形
成され、上記底面開口を中心に外周方向に延びた状態に
なっている複合無機質板を第1の要旨とし、下型の賦形
用凹部の中央部に鋳込み口が開口する上下一組の鋳込み
型を準備する工程と、n種類の泥漿を準備する工程と、
上記鋳込み型の下型内に、上記泥漿のうち(n−1)種
類の泥漿を、型の内容積の60〜85%が充填されるよ
うに順次流し込む外周層形成工程と、上記下型と上型と
を閉めたのち下型の鋳込み口から上記泥漿のうち残りの
泥漿を鋳込む芯層形成工程と上記泥漿を硬化させる硬化
工程を備えている複合無機質板の製法を第2の要旨とす
る。
周の外周層とからなる複合無機質板において、芯層が底
面開口から外周層と異質な材料を圧入することにより形
成され、上記底面開口を中心に外周方向に延びた状態に
なっている複合無機質板を第1の要旨とし、下型の賦形
用凹部の中央部に鋳込み口が開口する上下一組の鋳込み
型を準備する工程と、n種類の泥漿を準備する工程と、
上記鋳込み型の下型内に、上記泥漿のうち(n−1)種
類の泥漿を、型の内容積の60〜85%が充填されるよ
うに順次流し込む外周層形成工程と、上記下型と上型と
を閉めたのち下型の鋳込み口から上記泥漿のうち残りの
泥漿を鋳込む芯層形成工程と上記泥漿を硬化させる硬化
工程を備えている複合無機質板の製法を第2の要旨とす
る。
すなわち、本発明は、複合無機質板を、従来のように、
予め各単板を作製し、つぎに上記各単板を一体成形する
のではなく、一つの成形型により一体成形するものであ
る。このため、従来のように、鋳込みおよび一体成形を
それぞれ別工程で行うという煩雑な工程を必要とせず、
成形工程の簡略化が可能となり、また省スペースで成形
を行うことができ低コスト化を実現できる。そして、こ
のようにして得られる複合無機質板は、芯層が底面開口
から外周層と異質な材料を圧入することにより形成され
、上記底面開口を中心に外周方向に延びた状態に形成さ
れている。このため、互いに異質な材料の上記芯層と外
周層が、その界面において連続した状態になっていて相
互の接合強度が極めて大であり、かつ芯層が外周層に包
まれ外気と接触しないことから剥離1w6食の問題も生
じない。
予め各単板を作製し、つぎに上記各単板を一体成形する
のではなく、一つの成形型により一体成形するものであ
る。このため、従来のように、鋳込みおよび一体成形を
それぞれ別工程で行うという煩雑な工程を必要とせず、
成形工程の簡略化が可能となり、また省スペースで成形
を行うことができ低コスト化を実現できる。そして、こ
のようにして得られる複合無機質板は、芯層が底面開口
から外周層と異質な材料を圧入することにより形成され
、上記底面開口を中心に外周方向に延びた状態に形成さ
れている。このため、互いに異質な材料の上記芯層と外
周層が、その界面において連続した状態になっていて相
互の接合強度が極めて大であり、かつ芯層が外周層に包
まれ外気と接触しないことから剥離1w6食の問題も生
じない。
本発明の複合無機質板は、芯層とこの芯層の外周を取り
巻く外周層により構成されている。
巻く外周層により構成されている。
上記芯層および外周層とも、それを形成する形成材料と
しては特に限定するものではなく、各種泥漿、例えば、
コンクリートモルタル、セラミックス粉末スラリー等が
あげられる。そして、高強度を有する複合無機質板を得
るためには、芯層形成材料として、引張強度の大きいガ
ラス繊維混合コンクリートが用いられる。また、芯層形
成材料として発泡コンクリートを使用することにより軽
量化を図ることができる。さらに、低コストの材料を用
いると一層効果的な製品の低コスト化が図られる。
しては特に限定するものではなく、各種泥漿、例えば、
コンクリートモルタル、セラミックス粉末スラリー等が
あげられる。そして、高強度を有する複合無機質板を得
るためには、芯層形成材料として、引張強度の大きいガ
ラス繊維混合コンクリートが用いられる。また、芯層形
成材料として発泡コンクリートを使用することにより軽
量化を図ることができる。さらに、低コストの材料を用
いると一層効果的な製品の低コスト化が図られる。
つぎに、上記原料を用いての複合無機質板の製造は、例
えばつぎのようにして行われる。すなわち、まず、複合
無機質板の製造に用いる鋳込み型の構成を説明する。第
1図は本発明に用いる上下一組の鋳込み型の一例を示し
ている。図において、10は上型で、油圧シリンダ(図
示せず)の駆動により昇降動作が与えられるようになっ
ている。11は基台12上に固定される下型で、その型
内の凹部中央に鋳込み口13が開口している。14は上
記鋳込み口13に連通ずる鋳込み材料の通路で、鋳込み
材料供給源(図示せず)から延びる材料供給用配管15
が接続されている。
えばつぎのようにして行われる。すなわち、まず、複合
無機質板の製造に用いる鋳込み型の構成を説明する。第
1図は本発明に用いる上下一組の鋳込み型の一例を示し
ている。図において、10は上型で、油圧シリンダ(図
示せず)の駆動により昇降動作が与えられるようになっ
ている。11は基台12上に固定される下型で、その型
内の凹部中央に鋳込み口13が開口している。14は上
記鋳込み口13に連通ずる鋳込み材料の通路で、鋳込み
材料供給源(図示せず)から延びる材料供給用配管15
が接続されている。
本発明の複合無機質板の製造は、上記鋳込み型を用い、
例えばつぎのようにして行われる。すなわち、予め3種
類の泥漿A材、B材およびC材を準備する。そして、第
2図に示すように、下型11内の凹部に、2層をなすよ
うB材16を充填し、つづいてA材17を順次充填する
。このとき、その充填の合計量は、下型11の内容積の
60〜85%となるようにすることが必要である。すな
わち、充填量が上記範囲を下回ると、鋳込み時のC材の
流入量が多くなるため、A材17およびB材16が受け
る流れの影響が大きくなり崩形しやすい。逆に、充填量
が上記範囲よりも多くなると、鋳込み時のC材18の流
入量が少なくなって成形が不充分となる。このようにし
て下型11内に2種類のベース泥漿16,17を充填し
たのち、上型10を下降させて型締めし、第3図に示す
ように、鋳込み口13からC材18を鋳込み、上型10
および下型11の内面にA材17.B材16およびC材
18の水分を吸収させて型内でA材17、B材16およ
びC材18を一体成形する。このとき、上記C材18は
、第4図に示すように、A材17とB材16との間に浸
入し、しかも型内で左右に広がりながら上記A材17を
上に持ち上げる。つぎに、これを脱型して、第5図に示
すような、A材17に由来するA部17′とB材16に
由来する8部16′の間に、C材18に由来する0部(
芯層)18′が底面開口を中心に平たく広がった複合無
機質賦形体が得られる。そこで、この賦形体を硬化させ
ると3種類の異なる材料が重なり合った複合無機質板を
得ることができる。
例えばつぎのようにして行われる。すなわち、予め3種
類の泥漿A材、B材およびC材を準備する。そして、第
2図に示すように、下型11内の凹部に、2層をなすよ
うB材16を充填し、つづいてA材17を順次充填する
。このとき、その充填の合計量は、下型11の内容積の
60〜85%となるようにすることが必要である。すな
わち、充填量が上記範囲を下回ると、鋳込み時のC材の
流入量が多くなるため、A材17およびB材16が受け
る流れの影響が大きくなり崩形しやすい。逆に、充填量
が上記範囲よりも多くなると、鋳込み時のC材18の流
入量が少なくなって成形が不充分となる。このようにし
て下型11内に2種類のベース泥漿16,17を充填し
たのち、上型10を下降させて型締めし、第3図に示す
ように、鋳込み口13からC材18を鋳込み、上型10
および下型11の内面にA材17.B材16およびC材
18の水分を吸収させて型内でA材17、B材16およ
びC材18を一体成形する。このとき、上記C材18は
、第4図に示すように、A材17とB材16との間に浸
入し、しかも型内で左右に広がりながら上記A材17を
上に持ち上げる。つぎに、これを脱型して、第5図に示
すような、A材17に由来するA部17′とB材16に
由来する8部16′の間に、C材18に由来する0部(
芯層)18′が底面開口を中心に平たく広がった複合無
機質賦形体が得られる。そこで、この賦形体を硬化させ
ると3種類の異なる材料が重なり合った複合無機質板を
得ることができる。
このように、この成形法によれば、一つの型内で、3種
類の異なる材料からなり、しかも芯層18′と外周層で
あるA部17′および8部16’とが、その界面におい
て連続した状態になった複合無機質板を容易に作製する
ことができ、製造工程が簡略化される。したがって、製
品の低コスト化が実現でき、しかも製造工程の省スペー
ス化が図られる。
類の異なる材料からなり、しかも芯層18′と外周層で
あるA部17′および8部16’とが、その界面におい
て連続した状態になった複合無機質板を容易に作製する
ことができ、製造工程が簡略化される。したがって、製
品の低コスト化が実現でき、しかも製造工程の省スペー
ス化が図られる。
なお、上記製法において、成形品の硬化方法としては、
例えば上記賦形体がコンクリートモルタルを用いて形成
されている場合は、オートクレーブ養生または自然養生
等があげられ、上記賦形体がセラミックス粉末スラリー
を用いて形成されている場合は、焼成等があげられる。
例えば上記賦形体がコンクリートモルタルを用いて形成
されている場合は、オートクレーブ養生または自然養生
等があげられ、上記賦形体がセラミックス粉末スラリー
を用いて形成されている場合は、焼成等があげられる。
さらに、複合無機質板の形成材料の種類は、上記3種類
に限定するものではなく、2種類または4種類以上用い
てもよい。この場合の製法も、上記製法と同様である。
に限定するものではなく、2種類または4種類以上用い
てもよい。この場合の製法も、上記製法と同様である。
以上のように、本発明の複合無機質板の製法は、予めn
種類の泥漿を準備し、このn種類の泥漿のうち(n−1
)種類の泥漿を下型内に所定割合だけ順次流し込み外周
層を形成し、型締め後に下型中央に設けられた鋳込み口
から上記泥漿のうち残りの泥漿を鋳込んで芯層を形成す
ることにより得られる賦形体を硬化するようにしたもの
である。したがって、この製法によれば、煩雑な工程を
必要とせず、成形工程の簡略化が可能となり、また省ス
ペースで成形を行うことができ低コスト化を実現できる
。そして、このようにして得られる複合無機質板は、芯
層が底面開口から外周層と異質な材料を圧入することに
より形成され、上記底面開口を中心に外周方向に延びた
状態に形成されている。このため、互いに異質な材料の
上記芯層と外周層が、その界面において連続した状態に
なっていて相互の接合強度が極めて大であり、かつ芯層
が外周層に包まれ外気と接触しないことから剥離、腐食
の問題も生じない。
種類の泥漿を準備し、このn種類の泥漿のうち(n−1
)種類の泥漿を下型内に所定割合だけ順次流し込み外周
層を形成し、型締め後に下型中央に設けられた鋳込み口
から上記泥漿のうち残りの泥漿を鋳込んで芯層を形成す
ることにより得られる賦形体を硬化するようにしたもの
である。したがって、この製法によれば、煩雑な工程を
必要とせず、成形工程の簡略化が可能となり、また省ス
ペースで成形を行うことができ低コスト化を実現できる
。そして、このようにして得られる複合無機質板は、芯
層が底面開口から外周層と異質な材料を圧入することに
より形成され、上記底面開口を中心に外周方向に延びた
状態に形成されている。このため、互いに異質な材料の
上記芯層と外周層が、その界面において連続した状態に
なっていて相互の接合強度が極めて大であり、かつ芯層
が外周層に包まれ外気と接触しないことから剥離、腐食
の問題も生じない。
つぎに、本発明を実施例にもとづいて説明する。
〔実施例1〕
まず、3種類のコンクリートモルタル、すなわち、A材
として顔料混合モルタル、B材として普通モルタル、C
材として引張強度の大きい材料のガラス繊維混合モルタ
ルを各々用意した。そして、第2図に示すように、下型
11内の凹部に、2層をなすようB材16を充填し、つ
づいてA材17を順次充填した。このとき、A材および
B材の充填の合計量は、下型11の内容積の60〜70
%となるようにした。このようにして下型11内に2種
類のモルタル16.17を充填したのち、上型10を下
降させて型締めし、第3図に示すように、鋳込み口13
からC材18を鋳込み、上型10および下型11の内面
にA材17.B材16およびC材18の水分を吸収させ
て型内でA材17、B材16およびC材18を一体成形
した。このとき、上記C材18は、第4図に示すように
、A材17とB材16との間に浸入し、しかも型内で左
右に広がりながら上記A材17を上に持ち上げる。つぎ
に、これを脱型して、第5図に示すような、A材17に
由来するA部17′とB材16に由来する8部16′の
間に、C材18に由来する0部18′が平たく広がった
複合無機質賦形体が得られた。そして、この賦形体をオ
ートクレーブ養生硬化させることにより3種類の異なる
材料が重なり合った高強度を有する複合無機質板を作製
した。
として顔料混合モルタル、B材として普通モルタル、C
材として引張強度の大きい材料のガラス繊維混合モルタ
ルを各々用意した。そして、第2図に示すように、下型
11内の凹部に、2層をなすようB材16を充填し、つ
づいてA材17を順次充填した。このとき、A材および
B材の充填の合計量は、下型11の内容積の60〜70
%となるようにした。このようにして下型11内に2種
類のモルタル16.17を充填したのち、上型10を下
降させて型締めし、第3図に示すように、鋳込み口13
からC材18を鋳込み、上型10および下型11の内面
にA材17.B材16およびC材18の水分を吸収させ
て型内でA材17、B材16およびC材18を一体成形
した。このとき、上記C材18は、第4図に示すように
、A材17とB材16との間に浸入し、しかも型内で左
右に広がりながら上記A材17を上に持ち上げる。つぎ
に、これを脱型して、第5図に示すような、A材17に
由来するA部17′とB材16に由来する8部16′の
間に、C材18に由来する0部18′が平たく広がった
複合無機質賦形体が得られた。そして、この賦形体をオ
ートクレーブ養生硬化させることにより3種類の異なる
材料が重なり合った高強度を有する複合無機質板を作製
した。
〔実施例2〕
まず、2種類のコンクリートモルタル、すなわち、D材
として通常のモルタル、E材として発泡モルタルを各々
用意した。そして、上記実施例1と同様に、下型11内
の凹部に、D材を充填した。このとき、D材の充填量は
、下型11の内容積の60〜70%となるようにした。
として通常のモルタル、E材として発泡モルタルを各々
用意した。そして、上記実施例1と同様に、下型11内
の凹部に、D材を充填した。このとき、D材の充填量は
、下型11の内容積の60〜70%となるようにした。
このようにして下型11内にD材を充填したのち、上型
10を下降させて型締めし、鋳込み口13からE材を鋳
込み、上型10および下型11の内面にD材、E材の水
分を吸収させて型内でD材、E材を一体成形した。つぎ
に、これを脱型して、第6図に示すような、D材に由来
するD部20′内部にE材に由来する8部21′ (芯
層)が平たく広がった複合無機質賦形体が得られた。そ
して、この賦形体をオートクレーブ養生硬化させること
により2種類の異なる材料からなる軽量の複合無機質板
を作製した。
10を下降させて型締めし、鋳込み口13からE材を鋳
込み、上型10および下型11の内面にD材、E材の水
分を吸収させて型内でD材、E材を一体成形した。つぎ
に、これを脱型して、第6図に示すような、D材に由来
するD部20′内部にE材に由来する8部21′ (芯
層)が平たく広がった複合無機質賦形体が得られた。そ
して、この賦形体をオートクレーブ養生硬化させること
により2種類の異なる材料からなる軽量の複合無機質板
を作製した。
第1図は本発明に用いる鋳込み型の一例を示す断面図、
第2図、第3図、第4図および第5図は本発明の一実施
例を示す説明図、第6図は本発明の他の実施例の成形例
を示す断面図、第7図は従来の複合セラミックス板の成
形品を示す断面図である。 10・・・上型 11・・・下型 13・・・鋳込み口
16・・・B材 17・・・A材 18・・・C材特
許出願人 東海ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦 特 1゜ 手続補正書(自発) 平成 2年12月28日 許庁長宮 殿 回 事件の表示 平成2年特許願第136291号。 2゜ 発明の名称 複合無機質板およびその製法 / 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県小牧市大字北外出字嵜津3600名称
東海ゴム工業株式会社 代表者 大 北 勝 彦 4、代理人 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する
。 (2)明細書第4頁第6行目から同頁第7行目にかけて
、「泥漿を、型の内容積・・・・・・・・・順次流し込
むjとあるを「泥漿を1唾次流し込む」と訂正する。 (3)明細書第4頁第8行目において、「閉めた」とあ
るを「締めた」と訂正する。 (4)明細書第9頁第6行目において、「所定割合」と
あるを「適宜の割合」と訂正する。 7、添付書類の目録 (1)別紙(補正後の特許請求の範囲の全文を記載した
書面) 1 通〔別 紙〕 2、特許請求の範囲 (1)芯層とこれの外周の外周層とからなる複合無機質
板において、芯層が底面開口から外周層と異質な材料を
圧入することにより形成され、上記底面開口を中心に外
周方向に延びた状態になっていることを特徴とする複合
無機質板。 (2)下型の賦形用凹部の中央部に鋳込み口が開口する
上下一組の鋳込み型を準備する工程と、n種類の泥漿を
準備する工程と、上記鋳込み型の下型内に、上記泥漿の
うち(n−1)種類の泥漿(販次流し込む外周層形成工
程と、上記下型と上型とを■めたのち下型の鋳込み口か
ら上記泥漿のうち残りの泥漿を鋳込む芯層形成工程と上
記泥漿を硬化させる硬化工程を備えていることを特徴と
する複合無機質板の製法。
第2図、第3図、第4図および第5図は本発明の一実施
例を示す説明図、第6図は本発明の他の実施例の成形例
を示す断面図、第7図は従来の複合セラミックス板の成
形品を示す断面図である。 10・・・上型 11・・・下型 13・・・鋳込み口
16・・・B材 17・・・A材 18・・・C材特
許出願人 東海ゴム工業株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦 特 1゜ 手続補正書(自発) 平成 2年12月28日 許庁長宮 殿 回 事件の表示 平成2年特許願第136291号。 2゜ 発明の名称 複合無機質板およびその製法 / 3゜ 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 愛知県小牧市大字北外出字嵜津3600名称
東海ゴム工業株式会社 代表者 大 北 勝 彦 4、代理人 6、補正の内容 (1)明細書の特許請求の範囲を別紙のとおり訂正する
。 (2)明細書第4頁第6行目から同頁第7行目にかけて
、「泥漿を、型の内容積・・・・・・・・・順次流し込
むjとあるを「泥漿を1唾次流し込む」と訂正する。 (3)明細書第4頁第8行目において、「閉めた」とあ
るを「締めた」と訂正する。 (4)明細書第9頁第6行目において、「所定割合」と
あるを「適宜の割合」と訂正する。 7、添付書類の目録 (1)別紙(補正後の特許請求の範囲の全文を記載した
書面) 1 通〔別 紙〕 2、特許請求の範囲 (1)芯層とこれの外周の外周層とからなる複合無機質
板において、芯層が底面開口から外周層と異質な材料を
圧入することにより形成され、上記底面開口を中心に外
周方向に延びた状態になっていることを特徴とする複合
無機質板。 (2)下型の賦形用凹部の中央部に鋳込み口が開口する
上下一組の鋳込み型を準備する工程と、n種類の泥漿を
準備する工程と、上記鋳込み型の下型内に、上記泥漿の
うち(n−1)種類の泥漿(販次流し込む外周層形成工
程と、上記下型と上型とを■めたのち下型の鋳込み口か
ら上記泥漿のうち残りの泥漿を鋳込む芯層形成工程と上
記泥漿を硬化させる硬化工程を備えていることを特徴と
する複合無機質板の製法。
Claims (2)
- (1)芯層とこれの外周の外周層とからなる複合無機質
板において、芯層が底面開口から外周層と異質な材料を
圧入することにより形成され、上記底面開口を中心に外
周方向に延びた状態になつていることを特徴とする複合
無機質板。 - (2)下型の賦形用凹部の中央部に鋳込み口が開口する
上下一組の鋳込み型を準備する工程と、n種類の泥漿を
準備する工程と、上記鋳込み型の下型内に、上記泥漿の
うち(n−1)種類の泥漿を、型の内容積の60〜85
%が充填されるように順次流し込む外周層形成工程と、
上記下型と上型とを閉めたのち下型の鋳込み口から上記
泥漿のうち残りの泥漿を鋳込む芯層形成工程と上記泥漿
を硬化させる硬化工程を備えていることを特徴とする複
合無機質板の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13629190A JPH0825179B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 複合無機質板およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13629190A JPH0825179B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 複合無機質板およびその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429802A true JPH0429802A (ja) | 1992-01-31 |
JPH0825179B2 JPH0825179B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15171741
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13629190A Expired - Lifetime JPH0825179B2 (ja) | 1990-05-25 | 1990-05-25 | 複合無機質板およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0825179B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010030032A1 (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-18 | 日本碍子株式会社 | 立体形成部製造方法 |
-
1990
- 1990-05-25 JP JP13629190A patent/JPH0825179B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010030032A1 (ja) * | 2008-09-12 | 2010-03-18 | 日本碍子株式会社 | 立体形成部製造方法 |
US7955461B2 (en) | 2008-09-12 | 2011-06-07 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for manufacturing a three-dimensional forming portion |
JPWO2010030032A1 (ja) * | 2008-09-12 | 2012-02-02 | 日本碍子株式会社 | 立体形成部製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0825179B2 (ja) | 1996-03-13 |
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