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JPH0363930B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0363930B2
JPH0363930B2 JP15254286A JP15254286A JPH0363930B2 JP H0363930 B2 JPH0363930 B2 JP H0363930B2 JP 15254286 A JP15254286 A JP 15254286A JP 15254286 A JP15254286 A JP 15254286A JP H0363930 B2 JPH0363930 B2 JP H0363930B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
lower mold
molding surface
molding
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP15254286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS637913A (ja
Inventor
Genpachiro Watanabe
Yukio Naito
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP15254286A priority Critical patent/JPS637913A/ja
Publication of JPS637913A publication Critical patent/JPS637913A/ja
Publication of JPH0363930B2 publication Critical patent/JPH0363930B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、比較的肉厚があり常温硬化型の
FRP成形品の製造方法及びその装置に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来、質感、量感を出すために肉厚が5mm以上
にもなるFRP成形品は、ガラス繊維を内設した
バツク層と、半透明又は透明な中間層と、透明層
との3層構造であり、中間層の働きで色合いに深
みをだしている。このFRP成形品の成形型は、
下型と、その下型にクランプで“着脱可能とし下
型の各成形構成面を別々に被う多枚数の上型とか
らなるものであつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記成形型を用いてFRP成形品を
成形するには、まず、下型の成形面に透明層を塗
布し硬化させた後、その下型を、端部同志を数カ
所のクランプで連結して組立られた上型群で、成
形用空間を隔てて包囲すると共に樹脂漏れを阻止
すべくその上型端部間にシール材を充填し、しか
る後、成形用空間に中間層を形成する樹脂材料を
流し込む。次に、中間層が硬化した後、全ての上
型を下型から脱型し、その後にハンドレイアツプ
法又はスプレーアツプ法でバツク層を形成する。
そしてこのバツク層が完全に硬化した後、脱型す
る。
しかし、上型の枚数が多くなるので、中間層を
成形する際に人手を要する。クランプの数及びシ
ール材の充填個所が非常に多いためその作業が面
倒を極め、生産性のアツプも望めない。生産性を
向上させるために、何台も成形型を用いると、上
型の枚数が非常に多くなり、混同を招き易くな
る。上型の脱型作業が面倒である。等、様々な問
題を惹起する。
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は厚肉で高品質な常温硬化
型のFRP成形品を、少ない型を使用して簡単且
つ確実に製造することができるFRP成形品の製
造方法及びその装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために講じた技術的手段は
次の通りである。
第1発明においては、 (a) 中型、下型、空気抜き孔を有する上型からな
る型合わせ可能な3つの型で構成された成形型
の、その下型の成形面に透明層を塗布し硬化
後、中型を型合わせして成形用空間に中間層を
形成する成形材料を、流し込み、上型を型合わ
せする工程、 (b) 上記成形型を設置する振動台を所定時間振動
させて、混入する空気及び余剰する成形材料を
前記空気抜き孔から排出する工程、 (c) 自然硬化後、前記中型の成形面に空気を圧送
しながら中型と上型とを扛上させて、その中
型、上型を、成形体が密着する下型から脱型す
る工程、 (d) 樹脂を含浸させたガラス繊維を、上記成形体
に塗着する工程、 (e) そのガラス繊維の硬化後、下型の成形面に空
気を圧送してFRP成形品を脱型する工程、 を順次実施することを要旨とする。
第2発明においては、 中型、下型、空気抜き孔を有する上型からなる
型合わせ可能な3つの型で構成された成形型と、
その成形型を設置する振動台と、上記中型に設け
られ、該中型及び上型を下型から脱型する型扛上
手段と、下型の成形面、中型の成形面に空気を圧
送する圧搾空気供給手段とを備えていることを要
旨とする。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、下型、中型、上型か
らなる3つの型で厚肉な常温硬化型のFRP成形
品を製造する。
〔発明の効果〕
本発明は以上のように構成したので、下記の利
点がある。
(1) 第1発明 ●比較的厚肉でありながら高品質なFRP成形
品を、クランプでの型挟持作業、シール材の
充填作業ならびに型を一枚づつ着脱させる面
倒な作業を一切行うことなく、簡単且つ確実
に製造できる。しかも、3つの型を使用する
だけであるから、在庫管理も非常に楽であ
り、生産コストも低廉で済む。
(2) 第2発明 ●上記高品質なFRP成形品を、多くの型を使
用せずに製造する構造簡単な製造装置を、提
供できる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1発明、第2発明を、第1発明に基づいて詳
細に説明する。
Γ第1工程の前行程 この工程は、FRP成形品Aの製造装置10
0を構成することである。
製造装置100は、上型11、中型21、下
型31からなる成形型1と、中型21用の型扛
上手段3と、中型21の成形面21′、下型3
1の成形面31′に空気を供給する圧搾空気供
給手段4,5と、前記成形型1を支持する振動
台51とからなつている。
成形型1は、型合わせする前記3つの型、即
ち上型11、中型21、下型31で内部に
FRP成形品A用の幅広な成形用空間41を構
成している。
尚、本実施例では、FRP成形品Aの対象が
浴槽であり、成形用空間41をその浴槽に合致
する形状になつている。
上型11は中央に空気抜き孔2を開設してい
る。
中型21は、下型31の成形面31′との間
に成形用空間41を確保する程度の成形凹部6
を有する断面ハツト型を呈し、頂部に上記上型
11用の嵌合孔7を開設している。
下型31は、前記上型11、中型21との間
に成形用空間41を確保するように中型21と
同様に断面ハツト型になつている。
型扛上手段3は、中型21において、下型3
1周縁の鍔部31−1と対応する鍔部21−1
各辺に上下動可能に螺着するボルトで構成さ
れ、下端を下型31の取り合い面に当接させて
いる。
下型31用の圧搾空気供給手段5は、下型3
1の頂部から突出する隆起部13に開設された
孔14と、その孔14に連絡する空気供給ホー
ス15と、そのホース15からの空気圧で上昇
して開弁する逆止弁16と、そのホース15に
連絡する圧搾空気供給装置(図示せず)とで構
成してある。
逆止弁16は前記孔14内に遊嵌するガイド
軸16′の上端に弁体16″を固定してなり、前
記隆起部13上面に着座するその弁体16″に、
流入する空気を成形用空間41側へ方向変換す
る凹部17を凹設し、この凹部17の空気案内
作用で、開弁して下型31の成形面31′に空
気を供給する。
中型21の圧搾空気供給手段4は、中型21
を構成する各壁部に開設する孔9と、その孔9
に圧搾空気供給装置(図示せず)に連絡する空
気供給ホース10とで構成され、そのホース1
0には成形用空間41内に流し込む成形材料
a2′の逆流を阻止する逆止弁12が設けてある。
振動台51は、バイブレーター付きの台車で
あり、クランプ18で下型31、中型21の鍔
部31−1,21−1を上面の台板51′と共
に挟持することによりFRP成形品Aの製造装
置100を構成している。
尚、20は重り、22は脱型用のガイドであ
る。
Γ第1工程 この行程は、下型31の成形面31′に透明
層a1を塗布すると共に、透明層11の硬化後
に、上型11開放状態で前記成形用空間41
に、不飽和ポリエステル樹脂を主成分とし且つ
微量な白色顔料を混入した成形材料a2′を、満
遍なく流し込んだ後、上型11を型合わせする
ことである。本実施例においては、中型21と
下型31との間の成形用空間41部分に、まず
成形材料a2′を満遍なく流し込んで空気を除去
した後、上型11と対応する下型31の成形面
31′部分に、成形材料a2′の塊を載置して上型
11を型合わせしている。
透明層a2は透明な不飽和ポリエステル樹脂に
所定の硬化剤、促進剤等を添加したものであ
る。
成形材料a2′は中間層a2となるもので、不飽
和ポリエステル樹脂に消泡剤、充填剤(ガラス
粉末)、硬化剤の他に白色顔料を不飽和ポリエ
ステル樹脂100部に対して0.015ないし0.025部
の割合で調整している。
白色顔料は明度を出す為のもので、0.015部
よりも少ないと後行程でもつて成形されるバツ
ク層a3の色彩が黒く濁つて発現し、0.025部よ
りも多いと、同バツク層a3の色彩が透過しな
い。
尚、本実施例成形材料a2′では不飽和ポリエ
ステル樹脂100部、消泡剤0.1部、促進剤0.02
部、充填剤230部、硬化剤1部、白色顔料0.02
部をそれぞれ加えて調整している。
Γ第2行程 この行程は、振動台51を所定時間振動させ
て混入する空気及び余剰する成形材料a2′を、
前記空気抜き孔2から排出することである。
成形材料a2′流し込み時には空気が混入する
ため、5分程度振動台51を振動させて空気抜
き及び余剰した成形材料a2′を上型11の空気
抜き孔2から排出する。
Γ第3行程 この行程は、自然硬化後、前記中型21の成
形面21′に空気を圧送しながら中型21と上
型11とを扛上させて、その中型21、上型1
1を、成形体A′に密着する下型31から脱型
することである。
1時間程度放置し自然硬化を持ち、その後、
クランプ18を解き、型扛上手段であるボルト
3を人為的に回動させて中型21に脱型力を付
与するとほぼ同時に圧搾空気供給手段4から中
型21、上型11の成形面21′,11′に渡つ
て圧搾空気を圧送して、成形体A′の、同成形
面21′,11′に対する密着を解除する。その
後、吊り上げ装置(図示せず)で中型21及び
上型11をともに脱型する。
Γ第4行程 この行程は、不飽和ポリエステル樹脂、硬化
剤、促進剤、重合禁止剤、着色顔料をガラス繊
維に含浸させたバツク層a3を、上記成形体
A′に塗着することである。
バツク層a3は不飽和ポリエステル樹脂100部
に対して硬化剤1部、促進剤0.3部、微量の重
合禁止剤及び色彩を発現する着色顔料10部をそ
れぞれ加えて調整した樹脂組成物を、ガラス繊
維に含浸させたもので、成形体A′の底部に浴
槽脚19を載置した後、浴槽脚19を含む成形
体A′の外面にライニングにより塗着する。
Γ第5行程 この行程は、バツク層a3の硬化後、下型31
の成形面31′に空気を圧送してFRP成形品A
を脱型することである。
バツク層a3は3ないし4時間程度で硬化す
る。その後、圧搾空気供給手段5を作動させて
下型31の成形面31′に空気を圧送し、FRP
成形品A(浴槽)を脱型する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明FRP成形品の製造方法及びその
装置の実施例を示し、第1図は製造装置の縦断面
図、第2図は、下型、上型の成形用空間に成形材
料を流し込んだ状態を示す縦断面図、第3図は、
下型の上型との対応部分に成形材料の塊を載置し
た状態を示す縦断面図で一部切欠する、第4図
は、自然硬化状態を示す縦断面図、第5図は、型
扛上用手段を回動し且つ圧搾空気供給手段で空気
を圧送する状態を示す要部の部分拡大断面図、第
6図は、中型、上型を脱型する状態を示す縦断面
図、第7図は、バツク層を、成形体に施層した状
態を示す縦断面図、第8図は、下型用の圧搾空気
供給手段から空気を圧送する状態を示す要部の部
分拡大縦断面図、第9図は、FRP成形品の脱型
状態を示す縦断面図である。 尚図中、1:成形型、11,21,31:上
型、中型、下型、2:空気抜き孔、a2′:成形材
料、41:成形用空間、51:振動台、11′,
21′,31′:成形面、A:FRP成形品、3:
型扛上手段、100:製造装置、4,5:圧搾空
気供給手段、A′:成形体、a1:透明層、a2:中間
層、a3:バツク層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 中型、下型、空気抜き孔を有する上型か
    らなる型合わせ可能な3つの型で構成された成
    形型の、その下型の成形面に透明層を塗布し硬
    化後、中型を型合わせして成形用空間に中間層
    を形成する成形材料を、流し込み、上型を型合
    わせする工程、 (b) 上記成形型を設置する振動台を所定時間振動
    させて、混入する空気及び余剰する成形材料を
    前記空気抜き孔から排出する工程、 (c) 自然硬化後、前記中型の成形面に空気を圧送
    しながら中型と上型とを扛上させて、その中
    型、上型を、成形体が密着する下型から脱型す
    る工程、 (d) 樹脂を含浸させたガラス繊維を、上記成形体
    に塗着する工程、 (e) そのガラス繊維の硬化後、下型の成形面に空
    気を圧送してFRP成形品を脱型する工程、 を順次実施することを特徴とするFRP成形品の
    製造方法。 2 中型、下型、空気抜き孔を有する上型からな
    る型合わせ可能な3つの型とで構成された成形型
    と、その成形型を設置する振動台と、上記中型に
    設けられ、該中型及び上型を下型から脱型する型
    扛上手段と、下型の成形面、中型の成形面に空気
    を圧送する圧搾空気供給手段とを備えていること
    を特徴とするFRP製造装置。
JP15254286A 1986-06-28 1986-06-28 Frp成形品の製造方法及びその装置 Granted JPS637913A (ja)

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JP15254286A JPS637913A (ja) 1986-06-28 1986-06-28 Frp成形品の製造方法及びその装置

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JPS637913A JPS637913A (ja) 1988-01-13
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JP15254286A Granted JPS637913A (ja) 1986-06-28 1986-06-28 Frp成形品の製造方法及びその装置

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DE3840684A1 (de) * 1988-12-02 1990-06-07 Jomi Trust Reg Drehmomentschluessel und vorrichtung zu seinem einstellen und/oder eichen
KR100599827B1 (ko) * 2001-05-31 2006-07-12 세키스이 가세이힌 고교 가부시키가이샤 판상체의 반송용 상자를 성형하는 발포성형방법 및 발포성형장치
JP4769045B2 (ja) * 2005-08-10 2011-09-07 積水化学工業株式会社 繊維強化樹脂成形品の真空注入成形方法
JP4669031B2 (ja) 2007-08-22 2011-04-13 株式会社セイエイ 成形装置及び成形方法

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