JPH0429671A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JPH0429671A JPH0429671A JP2135594A JP13559490A JPH0429671A JP H0429671 A JPH0429671 A JP H0429671A JP 2135594 A JP2135594 A JP 2135594A JP 13559490 A JP13559490 A JP 13559490A JP H0429671 A JPH0429671 A JP H0429671A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- accumulator
- speed change
- hydraulic
- back pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000008859 change Effects 0.000 title claims abstract description 26
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 title claims description 28
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 34
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 31
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 17
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 11
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 abstract description 7
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 2
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 abstract 1
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 7
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 230000008569 process Effects 0.000 description 3
- 230000009471 action Effects 0.000 description 2
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 2
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 2
- 230000004044 response Effects 0.000 description 2
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000002349 favourable effect Effects 0.000 description 1
- 230000001737 promoting effect Effects 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、油圧制御回路にアキュムレータが設けられて
いる自動変速機の変速制御装冒に関するものである。
いる自動変速機の変速制御装冒に関するものである。
C従来の技術〕
一般に自動変速機は、トルクコンバータと、その出力側
に連結された多段変速機構と、油圧により作動されて上
記多段変速機構の動力伝達経路を切換える各種のクラッ
チ、ブレーキ等の摩擦要素と、これら摩擦要素に対して
油圧の給排を行なう油圧l111m回路とを備えている
。そして、運転状態等に応じて油圧の給徘がコントロー
ルされ、jl!擦要素の締結、解放が行なわれることに
より、自動的に変速が行なわれるようになっている。
に連結された多段変速機構と、油圧により作動されて上
記多段変速機構の動力伝達経路を切換える各種のクラッ
チ、ブレーキ等の摩擦要素と、これら摩擦要素に対して
油圧の給排を行なう油圧l111m回路とを備えている
。そして、運転状態等に応じて油圧の給徘がコントロー
ルされ、jl!擦要素の締結、解放が行なわれることに
より、自動的に変速が行なわれるようになっている。
このような自動変速機において、例えば特開昭61−1
49657号公報に示されるように、油圧制御回路に、
特定*m要素への作動圧供給用油路に接続されたアキュ
ムレータと、このアキュムレータの背圧を制御信号に応
じてコントロールするデユーティ弁等の背圧調整手段を
備えた油圧liIノ御11fは知られている。上記アキ
ュムレータは、上記摩擦要素への油圧供給状態に切換え
られるような変速時に、作動油の一部を蓄圧室に導入す
ることにより、摩擦要素作動圧の上昇を一定期間だけ緩
かに行なわせるような作動圧変化特性を与えて緩衝作用
を果すものである。そしてこの場合に、アキュムレータ
の背圧がコントロールされることにより、上記アキュム
レータによる作動圧変化特性が運転状態等に応じて調整
される。
49657号公報に示されるように、油圧制御回路に、
特定*m要素への作動圧供給用油路に接続されたアキュ
ムレータと、このアキュムレータの背圧を制御信号に応
じてコントロールするデユーティ弁等の背圧調整手段を
備えた油圧liIノ御11fは知られている。上記アキ
ュムレータは、上記摩擦要素への油圧供給状態に切換え
られるような変速時に、作動油の一部を蓄圧室に導入す
ることにより、摩擦要素作動圧の上昇を一定期間だけ緩
かに行なわせるような作動圧変化特性を与えて緩衝作用
を果すものである。そしてこの場合に、アキュムレータ
の背圧がコントロールされることにより、上記アキュム
レータによる作動圧変化特性が運転状態等に応じて調整
される。
このような油圧1lIIIl[l装置においては、通常
、上記摩擦要素の締結時にアキュムレータによる緩衝作
用を持たせる一方、摩擦要素から作動油が排出されて摩
擦要素が解放される所定変速時にはその解放を速やかに
行なわせることが要求される。ところが、摩擦要素から
作動圧供給用油路を通して作動油が排出されるときには
、アキュムレータの蓄圧室に蓄えられていた作動油も作
動圧供給用油路に流出し、その流量が多いと摩擦要素か
らの作動油の排出が邪魔されて摩擦要素の作動圧の低下
に遅れが生じる。
、上記摩擦要素の締結時にアキュムレータによる緩衝作
用を持たせる一方、摩擦要素から作動油が排出されて摩
擦要素が解放される所定変速時にはその解放を速やかに
行なわせることが要求される。ところが、摩擦要素から
作動圧供給用油路を通して作動油が排出されるときには
、アキュムレータの蓄圧室に蓄えられていた作動油も作
動圧供給用油路に流出し、その流量が多いと摩擦要素か
らの作動油の排出が邪魔されて摩擦要素の作動圧の低下
に遅れが生じる。
そこで、摩wI要素解放の応答性を良くするため。
作動圧供給用油路と上記アキュムレータの蓄圧室とを連
通する油路に、上記蓄圧室からの作動油流出時の流量を
t!11限する絞りを設け、上記所定変速時に蓄圧室か
らの作動油の流出を緩かにすることにより、作動圧が充
分に低くなるまでの摩擦要素からの作動油の排出を促進
するようしたものが考えられている。
通する油路に、上記蓄圧室からの作動油流出時の流量を
t!11限する絞りを設け、上記所定変速時に蓄圧室か
らの作動油の流出を緩かにすることにより、作動圧が充
分に低くなるまでの摩擦要素からの作動油の排出を促進
するようしたものが考えられている。
ただし、このようにアキュムレータの蓄圧室からの作動
油の流出を緩かにする絞りを設けた場合に、上記摩擦要
素が解放される所定変速の直後に摩擦要素が再び締結状
態とされる変速が行なわれるとき、アキュムレータの機
能が悪化するという問題が生じる。つまり、摩WI要素
が解放される所定変速時に、上記絞りの作用で摩擦要素
の解放は速やかに行なわれるものの、その後も摩擦要素
の蓄圧室内には作動油が残存する状態が比較的長時間持
続し、その間に再び摩擦要素が締結されるべき変速状態
となって摩擦要素への油圧供給が行なわれると、アキュ
ムレータが実質的に容量不足となって111機能が充分
に得られなくなる。
油の流出を緩かにする絞りを設けた場合に、上記摩擦要
素が解放される所定変速の直後に摩擦要素が再び締結状
態とされる変速が行なわれるとき、アキュムレータの機
能が悪化するという問題が生じる。つまり、摩WI要素
が解放される所定変速時に、上記絞りの作用で摩擦要素
の解放は速やかに行なわれるものの、その後も摩擦要素
の蓄圧室内には作動油が残存する状態が比較的長時間持
続し、その間に再び摩擦要素が締結されるべき変速状態
となって摩擦要素への油圧供給が行なわれると、アキュ
ムレータが実質的に容量不足となって111機能が充分
に得られなくなる。
本発明はこのような事情に鑑み、アキュムレータが接続
されている作動圧供給用油路を通して摩擦要素からの作
動油の排出が行なわれる所定変速時に、摩擦要素作動圧
の低下を応答性良く行なわせることができ、しかも、こ
のような所定変速の直後に再び摩擦要素へ油圧が供給さ
れるような変速が行なわれる状態となったときのアキュ
ムレータの機能の悪化を防止することができる自動変速
機の変速制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
されている作動圧供給用油路を通して摩擦要素からの作
動油の排出が行なわれる所定変速時に、摩擦要素作動圧
の低下を応答性良く行なわせることができ、しかも、こ
のような所定変速の直後に再び摩擦要素へ油圧が供給さ
れるような変速が行なわれる状態となったときのアキュ
ムレータの機能の悪化を防止することができる自動変速
機の変速制御装置を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段]
本発明は上記のような目的を達成するため、多段変速機
構に組込まれた摩擦要素に対する油圧制御回路に、摩擦
要素への作動圧供給用油路に接続されたアキュムレータ
を有する自動変速機において、上記作動圧供給用油路と
上記アキュムレータの蓄圧室とを連通する油路に、上記
蓄圧室からの作動油流出時の流量を制限する絞りを設け
るとともに、上記作動圧供給用油路を通して摩擦要素か
らの作動油の排出が行なわれる所定変速時における変速
終期に上記アキュムレータの背圧を昇圧させる背圧制御
手段を備えたものである。
構に組込まれた摩擦要素に対する油圧制御回路に、摩擦
要素への作動圧供給用油路に接続されたアキュムレータ
を有する自動変速機において、上記作動圧供給用油路と
上記アキュムレータの蓄圧室とを連通する油路に、上記
蓄圧室からの作動油流出時の流量を制限する絞りを設け
るとともに、上記作動圧供給用油路を通して摩擦要素か
らの作動油の排出が行なわれる所定変速時における変速
終期に上記アキュムレータの背圧を昇圧させる背圧制御
手段を備えたものである。
(作用〕
上記構成によると、上記作動圧供給用油路を通して摩擦
要素からの作動油の排出が行なわれる所定変速時に、変
速終期となるまでは、アキュムレータの背圧が比較的低
くされた状態で、アキュムレータの蓄圧室から作動圧供
給用油路への作動油の流出が絞りを通して緩かに行なわ
れることにより、摩擦要素からの作動油の排出による作
動圧の低下が速やかに行なわれる。そして作動圧が充分
に低くなって摩擦要素の切換わりが完了した状態に至る
変速終期には、上記背圧が昇圧されることにより、作動
油押出し力が強められて蓄圧室からの作動油の流出が促
進される。
要素からの作動油の排出が行なわれる所定変速時に、変
速終期となるまでは、アキュムレータの背圧が比較的低
くされた状態で、アキュムレータの蓄圧室から作動圧供
給用油路への作動油の流出が絞りを通して緩かに行なわ
れることにより、摩擦要素からの作動油の排出による作
動圧の低下が速やかに行なわれる。そして作動圧が充分
に低くなって摩擦要素の切換わりが完了した状態に至る
変速終期には、上記背圧が昇圧されることにより、作動
油押出し力が強められて蓄圧室からの作動油の流出が促
進される。
本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例についての全体構成を示して
いる。この図において、自動変速機ATは、トルクコン
バータ2と、その出力側に連結された多段変速機構10
と、油圧制御回路30とを備えている。上記多段変速機
構10には、動力伝達経路を切換える各種の摩擦要素(
クラッチ、ブレーキ)が組込まれており、その各種摩擦
要素の締結、解放が油圧制御回路30によりコントロー
ルされるようになっている。
いる。この図において、自動変速機ATは、トルクコン
バータ2と、その出力側に連結された多段変速機構10
と、油圧制御回路30とを備えている。上記多段変速機
構10には、動力伝達経路を切換える各種の摩擦要素(
クラッチ、ブレーキ)が組込まれており、その各種摩擦
要素の締結、解放が油圧制御回路30によりコントロー
ルされるようになっている。
上記油圧制御回路30は、各摩擦要素に対する油圧の供
給、排出の切換を行なう各種のシフトバルブ等の油圧給
排制却要素およびライン圧の調整要素(第1図では省略
)等を含むとともに、Wl擦要素への作動圧供給用油路
し4に接続されたアキュムレータ31を備え、上記作動
圧供給用油路L4と上記アキュムレータ31の蓄圧室と
を連通する油路には蓄圧室からの作動油流出時の流量を
制限する較り32bが設けられ、さらに上記アキュムレ
ータ31に対して背圧調整手段33が設けられている。
給、排出の切換を行なう各種のシフトバルブ等の油圧給
排制却要素およびライン圧の調整要素(第1図では省略
)等を含むとともに、Wl擦要素への作動圧供給用油路
し4に接続されたアキュムレータ31を備え、上記作動
圧供給用油路L4と上記アキュムレータ31の蓄圧室と
を連通する油路には蓄圧室からの作動油流出時の流量を
制限する較り32bが設けられ、さらに上記アキュムレ
ータ31に対して背圧調整手段33が設けられている。
また、50は上記油圧制御回路30に対するコントロー
ルユニット(ECU)であって、マイクロコンピュータ
等で構成されており、このコントロールユニット50に
は、エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ61からの信号、変速機入力側の回転数に相当
するトルクコンバータ2のタービン回転数を検出するタ
ービン回転数センサ62からの信号等が入力されている
。
ルユニット(ECU)であって、マイクロコンピュータ
等で構成されており、このコントロールユニット50に
は、エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開
度センサ61からの信号、変速機入力側の回転数に相当
するトルクコンバータ2のタービン回転数を検出するタ
ービン回転数センサ62からの信号等が入力されている
。
このコントロールユニット50は、予めシフトラインを
定めた変速パターンに基づき、スロットル開度およびタ
ービン回転数等で調べられる運転状態に応じてシフトバ
ルブ等をコントロールする信号を出力することにより変
速の制御を行なうとともに、油圧制御回路30のライン
圧の制御を行ない、さらに上記背圧調整手段33を制御
することによってアキュムレータ31の背圧の制御を行
なう。とくにこのコントロールユニット50に含まれる
背圧制御手段51は、上記作動圧供給用油路L4を通し
て摩擦要素からの作動圧の排出が行なわれる所定変速時
における変速終期に、上記アキュムレータ31の背圧を
昇圧させるようになっている。
定めた変速パターンに基づき、スロットル開度およびタ
ービン回転数等で調べられる運転状態に応じてシフトバ
ルブ等をコントロールする信号を出力することにより変
速の制御を行なうとともに、油圧制御回路30のライン
圧の制御を行ない、さらに上記背圧調整手段33を制御
することによってアキュムレータ31の背圧の制御を行
なう。とくにこのコントロールユニット50に含まれる
背圧制御手段51は、上記作動圧供給用油路L4を通し
て摩擦要素からの作動圧の排出が行なわれる所定変速時
における変速終期に、上記アキュムレータ31の背圧を
昇圧させるようになっている。
第2図は自動変速機のトルクコンバータ2および多段変
速機構10の構造の一例を示している。
速機構10の構造の一例を示している。
この図において、トルクコンバータ2は、エンジンの出
力軸1に連結されたケース内に固設されたポンプ3と、
このポンプ3に対向するように配置されてポンプ3によ
り作動油を介して駆動されるタービン4と、上記ポンプ
3とタービン4との間に介設され、かつ一方向クラッチ
6を介して固定軸7上に支持されたステータ5とを備え
ている。
力軸1に連結されたケース内に固設されたポンプ3と、
このポンプ3に対向するように配置されてポンプ3によ
り作動油を介して駆動されるタービン4と、上記ポンプ
3とタービン4との間に介設され、かつ一方向クラッチ
6を介して固定軸7上に支持されたステータ5とを備え
ている。
さらにこのトルクコンバータ2には、その入力側と出力
側とを直結するロックアツプクラッチ8が設けられてい
る。
側とを直結するロックアツプクラッチ8が設けられてい
る。
上記変速機構10は、基端が上記エンジンの出力軸1に
固定されて先端がオイルポンプ11に連結されたオイル
ポンプ駆動用中実軸12を備えるとともに、この中実軸
12の外方に、基端が上記トルクコンバータ2のタービ
ン4に連結された中空のタービン軸13を備え、このタ
ービン軸13上には、ラピニョ型の遊星歯車装M14が
設けられている。この遊星歯車装置14は、小径サンギ
ヤ15、大径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ17、
ショートピニオンギヤ18およびリングギヤ19を有し
ている。上記小径サンギヤ15および大径サンギヤ16
はそれぞれタービン軸13に遊嵌され、上記小径サンギ
ヤ15に複数個のショートピニオンギヤ18が噛合し、
このショートピニオンギヤ18と大径サンギヤ16とに
わたってロングピニオンギヤ17が噛合し、このロング
ピニオンギヤ17にリングギヤ19が噛合しており、上
記ロングピニオンギヤ17およびショートピニオンギヤ
18はキャリヤ28に回転自在に支承されている。この
遊星歯車装置14に対して、次のような各種の摩擦要素
が組込まれている。
固定されて先端がオイルポンプ11に連結されたオイル
ポンプ駆動用中実軸12を備えるとともに、この中実軸
12の外方に、基端が上記トルクコンバータ2のタービ
ン4に連結された中空のタービン軸13を備え、このタ
ービン軸13上には、ラピニョ型の遊星歯車装M14が
設けられている。この遊星歯車装置14は、小径サンギ
ヤ15、大径サンギヤ16、ロングピニオンギヤ17、
ショートピニオンギヤ18およびリングギヤ19を有し
ている。上記小径サンギヤ15および大径サンギヤ16
はそれぞれタービン軸13に遊嵌され、上記小径サンギ
ヤ15に複数個のショートピニオンギヤ18が噛合し、
このショートピニオンギヤ18と大径サンギヤ16とに
わたってロングピニオンギヤ17が噛合し、このロング
ピニオンギヤ17にリングギヤ19が噛合しており、上
記ロングピニオンギヤ17およびショートピニオンギヤ
18はキャリヤ28に回転自在に支承されている。この
遊星歯車装置14に対して、次のような各種の摩擦要素
が組込まれている。
上記タービン軸13と上記小径サンギヤ15との間には
、フォワードクラッチ20とコーストクラッチ21とが
並列に配置されている。上記フォワードクラッチ20は
、第1のワンウェイクラッチ22を介してタービン軸1
3から小径サンギヤ15への動力伝達を断続するもので
あり、また上記コーストクラッチ21は、タービン軸1
3と小径サンギヤ15との間で相互の動力伝達を断続す
るものである。上記コーストクラッチ21の半径方向外
方には、上記大径サンギヤ16に連結されたブレーキド
ラム23aとこのブレーキドラム23aに掛けられたブ
レーキバンド23bとを有する2−4ブレーキ23が配
置されており、この2−4ブレーキ23が締結されると
大径サンギヤ16が固定されるようになっている。この
2−4ブレーキ23の側方には、上記ブレーキドラム2
3aを介して大径サンギヤ16とタービン軸13との間
の動力伝達を断続する後進走行用のリバースクラッチ2
4が配置されている。また、遊星−型装置14のキャリ
ヤ28と変速機構10のケースとの間には、上記キャリ
ヤ28とケースとを係脱するロー・リバースブレーキ2
5が配置されるとともに、これと並列に第2のワンウェ
イクラッチ26が配置されている。
、フォワードクラッチ20とコーストクラッチ21とが
並列に配置されている。上記フォワードクラッチ20は
、第1のワンウェイクラッチ22を介してタービン軸1
3から小径サンギヤ15への動力伝達を断続するもので
あり、また上記コーストクラッチ21は、タービン軸1
3と小径サンギヤ15との間で相互の動力伝達を断続す
るものである。上記コーストクラッチ21の半径方向外
方には、上記大径サンギヤ16に連結されたブレーキド
ラム23aとこのブレーキドラム23aに掛けられたブ
レーキバンド23bとを有する2−4ブレーキ23が配
置されており、この2−4ブレーキ23が締結されると
大径サンギヤ16が固定されるようになっている。この
2−4ブレーキ23の側方には、上記ブレーキドラム2
3aを介して大径サンギヤ16とタービン軸13との間
の動力伝達を断続する後進走行用のリバースクラッチ2
4が配置されている。また、遊星−型装置14のキャリ
ヤ28と変速機構10のケースとの間には、上記キャリ
ヤ28とケースとを係脱するロー・リバースブレーキ2
5が配置されるとともに、これと並列に第2のワンウェ
イクラッチ26が配置されている。
上記キャリヤ28とタービン軸13との間には、これら
の間の動力伝達を断続する3−4クラツチ27が配置さ
れている。また、この3−4クラツチ27の側方には、
リングギヤ19に連結されたアウトプットギヤ29が配
置されており、このギヤ29はアウトプットシャフト2
9aに取付けられている。
の間の動力伝達を断続する3−4クラツチ27が配置さ
れている。また、この3−4クラツチ27の側方には、
リングギヤ19に連結されたアウトプットギヤ29が配
置されており、このギヤ29はアウトプットシャフト2
9aに取付けられている。
この変速機構10は、それ自体で前進4段、後進1段の
変速段を有し、クラッチ20.21.24.27および
ブレーキ23.25を適宜作動させることにより所要の
変速段を得ることができるものである。ここで、各変速
段とクラッチ、ブレーキの作動との関係を第1表に示す
。
変速段を有し、クラッチ20.21.24.27および
ブレーキ23.25を適宜作動させることにより所要の
変速段を得ることができるものである。ここで、各変速
段とクラッチ、ブレーキの作動との関係を第1表に示す
。
第3図は油圧制御回路3oの一部を示したものであり、
この図では、3速および4速で締結される3−4クラツ
チ27に対する油圧給排系統とこれに接続されたアキュ
ムレータ31に対する背圧調整系統、およびライン圧調
整系統を示している。
この図では、3速および4速で締結される3−4クラツ
チ27に対する油圧給排系統とこれに接続されたアキュ
ムレータ31に対する背圧調整系統、およびライン圧調
整系統を示している。
なお、上記3−4クラツチ27は、そのアクチュエータ
に油圧が供給されたときに締結され、油圧が排出された
ときに解放される。
に油圧が供給されたときに締結され、油圧が排出された
ときに解放される。
この油圧制御回路30において、オイルポンプ13から
メインラインL1に吐出された作動油の圧力(ライン圧
)はプレッシャレギュレータバルブ34により調圧され
、このプレッシャレギュレータバルブ34は第1デユー
テイソレノイドバルブ35によって制御される。すなわ
ち、レデューシングバルブ36によって所定圧に減圧さ
れた作動油の油圧が第1デユーテイソレノイドバルブ3
5によりデユーティ制■され、つまり第1デユーTイソ
レノイドバルブ35の開閉時間割合いが調整されてドレ
ン量が1IjlllIIされることにより油圧が制御さ
れる。この油圧がラインL2を介してブレラシャレギュ
レータバルブ34の一端側のボート34aにパイロット
圧として与えられることにより、このパイロット圧に応
じてライン圧が調整される。そして、上記デユーティソ
レノイドバルブ35がコントロールユニット50からの
デユーティ信号によって作動されることにより、ライン
圧が制御されるようになっている。
メインラインL1に吐出された作動油の圧力(ライン圧
)はプレッシャレギュレータバルブ34により調圧され
、このプレッシャレギュレータバルブ34は第1デユー
テイソレノイドバルブ35によって制御される。すなわ
ち、レデューシングバルブ36によって所定圧に減圧さ
れた作動油の油圧が第1デユーテイソレノイドバルブ3
5によりデユーティ制■され、つまり第1デユーTイソ
レノイドバルブ35の開閉時間割合いが調整されてドレ
ン量が1IjlllIIされることにより油圧が制御さ
れる。この油圧がラインL2を介してブレラシャレギュ
レータバルブ34の一端側のボート34aにパイロット
圧として与えられることにより、このパイロット圧に応
じてライン圧が調整される。そして、上記デユーティソ
レノイドバルブ35がコントロールユニット50からの
デユーティ信号によって作動されることにより、ライン
圧が制御されるようになっている。
上記メインラインL1のライン圧は、図外のレンジ選択
用のマニュアルバルブを介し、前進走行レンジにあると
きにラインL3を通ってシフトバルブ37に導かれる。
用のマニュアルバルブを介し、前進走行レンジにあると
きにラインL3を通ってシフトバルブ37に導かれる。
このシフトバルブ37と34クラツチ27との間には、
3−4クラツチ27への作動圧供給用油路である3−4
クラツチラインL4が設けられ、この3−4クラツチラ
インL4にはワンウェイオリフィス38が介設されてい
る。
3−4クラツチ27への作動圧供給用油路である3−4
クラツチラインL4が設けられ、この3−4クラツチラ
インL4にはワンウェイオリフィス38が介設されてい
る。
上記シフトバルブ37の一端側のパイロットポー)−3
7aにはパイロットラインL5が接続され、このパイロ
ットラインL5にソレノイドバルブ39が接続されてい
る。このソレノイドバルブ39はコントロールユニット
50からの制御信号によってON、OFF作動される。
7aにはパイロットラインL5が接続され、このパイロ
ットラインL5にソレノイドバルブ39が接続されてい
る。このソレノイドバルブ39はコントロールユニット
50からの制御信号によってON、OFF作動される。
そして、1速時および2速時には、ソレノイドバルブ3
9がONとされることにより、パイロット圧がドレンさ
れてスプール37bが図の右側に位置し、3−4クラツ
チラインL4がドレンボートに連通ずる状態となる。ま
た3速時および4速時には、ソレノイドバルブ39がO
FFとされることにより、所定のパイロット圧がパイロ
ットボート37aに作用してシフトバルブ37のスプー
ル37bが図の左側に位置し、3−4クラツチラインL
4がライン13に連通する状態となり、油圧がワンウェ
イオリフィス38を介して3−4クラツチ27に供給さ
れる。
9がONとされることにより、パイロット圧がドレンさ
れてスプール37bが図の右側に位置し、3−4クラツ
チラインL4がドレンボートに連通ずる状態となる。ま
た3速時および4速時には、ソレノイドバルブ39がO
FFとされることにより、所定のパイロット圧がパイロ
ットボート37aに作用してシフトバルブ37のスプー
ル37bが図の左側に位置し、3−4クラツチラインL
4がライン13に連通する状態となり、油圧がワンウェ
イオリフィス38を介して3−4クラツチ27に供給さ
れる。
上記3−4クラツチラインL4のワンウェイオリフィス
38と3−4クラツチ27との間の箇所には、アキュム
レータ31がワンウェイオリフィス32を介して接続さ
れている。このアキュムレータ31は、上!!il!3
−4クラッチ27へ油圧が供給されて3−4クラツチ2
7が締結される2−3変速時(2速から3速への変速時
)に、3−4クラツチ圧(3−4クラツチ27のアクチ
ュエータにかかる圧力)の上昇を調整して!動作用をな
すもので、蓄圧室31aを拡縮するピストン31bを備
え、背圧導入ボート31cに導入される背圧とスプリン
グ31dとによって上記ピストン31bが蓄圧室31a
を縮小する方向に付勢されている。また、上記ワンウェ
イオリフィス32は、3−4クラツチ27が解放される
3−2変速時(3速から2速への変速時)に、3−4ク
ラツチ27からの作動油の排出が速やかに行なわれるよ
うにするため、アキュムレータ31からサーボアプライ
ラインL4への作動油の流出を緩かにするものであり、
アキュムレータ31に対して作動油が流入するときはチ
エツクバルブ32aを通り、作動油が流出するときは絞
り32bを通るように構成されている。
38と3−4クラツチ27との間の箇所には、アキュム
レータ31がワンウェイオリフィス32を介して接続さ
れている。このアキュムレータ31は、上!!il!3
−4クラッチ27へ油圧が供給されて3−4クラツチ2
7が締結される2−3変速時(2速から3速への変速時
)に、3−4クラツチ圧(3−4クラツチ27のアクチ
ュエータにかかる圧力)の上昇を調整して!動作用をな
すもので、蓄圧室31aを拡縮するピストン31bを備
え、背圧導入ボート31cに導入される背圧とスプリン
グ31dとによって上記ピストン31bが蓄圧室31a
を縮小する方向に付勢されている。また、上記ワンウェ
イオリフィス32は、3−4クラツチ27が解放される
3−2変速時(3速から2速への変速時)に、3−4ク
ラツチ27からの作動油の排出が速やかに行なわれるよ
うにするため、アキュムレータ31からサーボアプライ
ラインL4への作動油の流出を緩かにするものであり、
アキュムレータ31に対して作動油が流入するときはチ
エツクバルブ32aを通り、作動油が流出するときは絞
り32bを通るように構成されている。
上記アキュムレータ31の背圧は、アキュムレータコン
トロールバルブ41および第2デユーテイソレノイドバ
ルブ42等で構成された背圧調整手段33によりコント
ロールされる。すなわち、上記アキュムレータコントロ
ールバルブ41は、スプール41aと、メインライン等
から油圧が導かれるライン[6に通じるボート41bと
、背圧供給ラインL7を介してアキュムレータ31の背
圧導入ボート310に通じるボート41cと、ドレンポ
ート41dと、パイロットラインL8に通じるパイロッ
トボート41e等を備えている。そして、パイロットポ
ート41eに導入されるパイロット圧とボート41C側
の圧力とに応じたスプール41aの作動により、パイロ
ット圧に対応した圧力が背圧供給ラインL7に送られる
ようになっている。このアキュムレータコントロールバ
ルブ41に対し、レデューシングバルブ43により一定
圧力に調整された油圧がパイロットラインL8に送られ
るとともに、このパイロットラインし8に接続された第
2デユーテイソレノイドバルブ42により、このライン
L8から上記パイロットポート41eに導かれるパイロ
ット圧がデユーティ制御される。こうして、アキュムレ
ータ31の背圧がライン圧とは独立に調整されるように
構成され、上記第2デユーテイソレノイドバルブ42が
コントロールユニット50からのデユーティ信号によっ
て作動されることにより、上記背圧が制御されるように
なっている。
トロールバルブ41および第2デユーテイソレノイドバ
ルブ42等で構成された背圧調整手段33によりコント
ロールされる。すなわち、上記アキュムレータコントロ
ールバルブ41は、スプール41aと、メインライン等
から油圧が導かれるライン[6に通じるボート41bと
、背圧供給ラインL7を介してアキュムレータ31の背
圧導入ボート310に通じるボート41cと、ドレンポ
ート41dと、パイロットラインL8に通じるパイロッ
トボート41e等を備えている。そして、パイロットポ
ート41eに導入されるパイロット圧とボート41C側
の圧力とに応じたスプール41aの作動により、パイロ
ット圧に対応した圧力が背圧供給ラインL7に送られる
ようになっている。このアキュムレータコントロールバ
ルブ41に対し、レデューシングバルブ43により一定
圧力に調整された油圧がパイロットラインL8に送られ
るとともに、このパイロットラインし8に接続された第
2デユーテイソレノイドバルブ42により、このライン
L8から上記パイロットポート41eに導かれるパイロ
ット圧がデユーティ制御される。こうして、アキュムレ
ータ31の背圧がライン圧とは独立に調整されるように
構成され、上記第2デユーテイソレノイドバルブ42が
コントロールユニット50からのデユーティ信号によっ
て作動されることにより、上記背圧が制御されるように
なっている。
なお、第3図では3−4クラツチ27に対する油圧給排
系統を簡略化して示しているが、3−4クラツチ27と
シフトバルブ37との間の回路には3−4クラツチ締結
タイミング調整のためのバイパスバルブ等も設けられて
おり、またシフトバルブ37は図示の油路L3 、L4
以外の油路の連通状態の切換えも行なうようになってい
る。ざらに油圧制御回路30には、図示のシフトバルブ
(2−3シフトバルブ)37のほかにも、各々ソレノイ
ドバルブによってコントロールされる12シフトバルブ
および3−4シフトバルブが設けられ、これらの作動に
より、2−4ブレーキ23のアクチュエータ(アプライ
ボートとリリースボートとを有するサーボピストンで構
成されている)のアプライボートおよびリリースボート
に対する油圧の給排、コーストクラッチ21に対する油
圧の給排等も運転状態等に応じて行なわれるようになっ
ている。また、第3図中では3−4クラツチラインL4
にワンウェイオリフィス32を介してアキュムレータ〈
2−37キユムレータ)31が接続されているが、他の
摩擦要素に対する作動圧供給用油路、例えば2−4ブレ
ーキのアプライボートに通じるサーボアプライラインに
も、アキュムレータ(1−2アキユムレータ)を、図示
のワンウェイオリフィス32と同様のワンウェイオリフ
ィスを介して接続し、かつ、その背圧調整も上記背圧調
整手段33により行なうようにしてもよい。このように
複数のアキュムレータの背圧を調整する場合は、背圧供
給ライン[7を分岐させて各アキュムレータの背圧導入
ボートに接続すればよい。
系統を簡略化して示しているが、3−4クラツチ27と
シフトバルブ37との間の回路には3−4クラツチ締結
タイミング調整のためのバイパスバルブ等も設けられて
おり、またシフトバルブ37は図示の油路L3 、L4
以外の油路の連通状態の切換えも行なうようになってい
る。ざらに油圧制御回路30には、図示のシフトバルブ
(2−3シフトバルブ)37のほかにも、各々ソレノイ
ドバルブによってコントロールされる12シフトバルブ
および3−4シフトバルブが設けられ、これらの作動に
より、2−4ブレーキ23のアクチュエータ(アプライ
ボートとリリースボートとを有するサーボピストンで構
成されている)のアプライボートおよびリリースボート
に対する油圧の給排、コーストクラッチ21に対する油
圧の給排等も運転状態等に応じて行なわれるようになっ
ている。また、第3図中では3−4クラツチラインL4
にワンウェイオリフィス32を介してアキュムレータ〈
2−37キユムレータ)31が接続されているが、他の
摩擦要素に対する作動圧供給用油路、例えば2−4ブレ
ーキのアプライボートに通じるサーボアプライラインに
も、アキュムレータ(1−2アキユムレータ)を、図示
のワンウェイオリフィス32と同様のワンウェイオリフ
ィスを介して接続し、かつ、その背圧調整も上記背圧調
整手段33により行なうようにしてもよい。このように
複数のアキュムレータの背圧を調整する場合は、背圧供
給ライン[7を分岐させて各アキュムレータの背圧導入
ボートに接続すればよい。
第4図は上記コントロールユニット50によるライン圧
の制御およびアキュムレータの背圧の制御の具体例をフ
ローチャートで示す。
の制御およびアキュムレータの背圧の制御の具体例をフ
ローチャートで示す。
このフローチャートでは、先ずステップS1でスロット
ル開度およびタービン回転数をそれぞれセンサ61,6
2から入力する。続いてステップS2で、摩擦要素から
の作動圧の排出が行なわれる所定変速を示す所定変速信
号があったか否かを調べる。つまり、第3図に示すよう
に2−3アキユムレータ31がワンウェイオリフィス3
2を介して3−4クラツチラインL4に接続されている
場合は、3−2変速の変速信号があったか否かを調べ、
また、この他にも例えば1−2アキユムレータがワンウ
ェイオリフィスを介してサーボアプライラインに接続さ
れているような場合は、3−2変速もしくは2−1変速
の変速信号があったか否かを調べる。
ル開度およびタービン回転数をそれぞれセンサ61,6
2から入力する。続いてステップS2で、摩擦要素から
の作動圧の排出が行なわれる所定変速を示す所定変速信
号があったか否かを調べる。つまり、第3図に示すよう
に2−3アキユムレータ31がワンウェイオリフィス3
2を介して3−4クラツチラインL4に接続されている
場合は、3−2変速の変速信号があったか否かを調べ、
また、この他にも例えば1−2アキユムレータがワンウ
ェイオリフィスを介してサーボアプライラインに接続さ
れているような場合は、3−2変速もしくは2−1変速
の変速信号があったか否かを調べる。
ステップS2の判定がNoのときは、ステップS3で運
転状態等に応じてライン圧制御値の演算を行ない、例え
ばスロットル開度およびタービン回転数に応じたライン
圧をマツプから求め、それに対応して第1デユーテイソ
レノイドバルブ35の制御値(デユーティ率)を演算し
、それからリターンする。
転状態等に応じてライン圧制御値の演算を行ない、例え
ばスロットル開度およびタービン回転数に応じたライン
圧をマツプから求め、それに対応して第1デユーテイソ
レノイドバルブ35の制御値(デユーティ率)を演算し
、それからリターンする。
上記ステップS2の判定がYESとなったときは、ステ
ップS4で3−2変速、2−1変速等の変速の種類を判
定し、続いてステップS5で、アキュムレータの背圧を
基本制御値に設定する。この基本制御値は、例えば変速
の種類とスロットル開度およびタービン回転数に応じて
マツプから求められ、比較的低い値とされる。このステ
ップS5の設定により、上記基本制御値に相当するデユ
ーティ信号が第2デユーテイソレノイドバルブ42に与
えられる。
ップS4で3−2変速、2−1変速等の変速の種類を判
定し、続いてステップS5で、アキュムレータの背圧を
基本制御値に設定する。この基本制御値は、例えば変速
の種類とスロットル開度およびタービン回転数に応じて
マツプから求められ、比較的低い値とされる。このステ
ップS5の設定により、上記基本制御値に相当するデユ
ーティ信号が第2デユーテイソレノイドバルブ42に与
えられる。
次にステップS6で、タービン回転数nが変速終了回転
数rz (第5図参照)となったか否かにより、変速
終了か否かを調べる。上記変速終了回転数n1は、変速
による回転数変化が始まる前のタービン回転数と変速の
種類(ギヤ比)によって決定されるものである。そして
、変速終了となるまでは、ステップS5での設定による
背圧制御状態を維持するが、変速終了時になれば、ステ
ップS7で背圧の補正値ΔPを運転状態等に応じて演算
し、ステップS8でアキュムレータの背圧を上2補正値
△Pだけ昇圧させるように、第2デユーテイソレノイド
バルブ42のデユーティ率を変化させる。さらに、ステ
ップS9でタイマtをスタートさせ、ステップ5111
で、上記タイマtで計測される変速終了からの経過時間
が一定時間Taに遅したか否かを調べ、一定時間Ta以
内はステップS8の処理による昇圧状態を維持し、一定
時間Taが経過すればステップS 11で背圧の昇圧を
解除してから、リターンする。
数rz (第5図参照)となったか否かにより、変速
終了か否かを調べる。上記変速終了回転数n1は、変速
による回転数変化が始まる前のタービン回転数と変速の
種類(ギヤ比)によって決定されるものである。そして
、変速終了となるまでは、ステップS5での設定による
背圧制御状態を維持するが、変速終了時になれば、ステ
ップS7で背圧の補正値ΔPを運転状態等に応じて演算
し、ステップS8でアキュムレータの背圧を上2補正値
△Pだけ昇圧させるように、第2デユーテイソレノイド
バルブ42のデユーティ率を変化させる。さらに、ステ
ップS9でタイマtをスタートさせ、ステップ5111
で、上記タイマtで計測される変速終了からの経過時間
が一定時間Taに遅したか否かを調べ、一定時間Ta以
内はステップS8の処理による昇圧状態を維持し、一定
時間Taが経過すればステップS 11で背圧の昇圧を
解除してから、リターンする。
第5図は、当実施例の装置による場合の、32変速時に
おける3−4クラツチ27のクラッチ圧とアキュムレー
タ31の背圧とタービン回転数の各変化をタイムチャー
トで示しており、この図に基づいて当実施例の装置の作
用を説明する。
おける3−4クラツチ27のクラッチ圧とアキュムレー
タ31の背圧とタービン回転数の各変化をタイムチャー
トで示しており、この図に基づいて当実施例の装置の作
用を説明する。
この図において、toは運転状態の変化に応じて3−2
変速信号が与えられる変速開始時点を示す。この変速開
始時点toでソレノイドバルブ39がONに切換えられ
、それに応じたシフトバルブ37の作動によりサーボア
プライラインL4がドレンボートに連通される。これに
より、それまで締結状態にあった3−4クラツチ27か
ら作動油が排出されてクラッチ圧が低下し、所定圧pc
以下になる時点t1から3−4クラツチ27が解放され
始め、それにつれてタービン回転数が変曲点回転数no
から変速終了時回転数01に至るまで上昇する。
変速信号が与えられる変速開始時点を示す。この変速開
始時点toでソレノイドバルブ39がONに切換えられ
、それに応じたシフトバルブ37の作動によりサーボア
プライラインL4がドレンボートに連通される。これに
より、それまで締結状態にあった3−4クラツチ27か
ら作動油が排出されてクラッチ圧が低下し、所定圧pc
以下になる時点t1から3−4クラツチ27が解放され
始め、それにつれてタービン回転数が変曲点回転数no
から変速終了時回転数01に至るまで上昇する。
ところで、アキュムレータ31は、3速では蓄圧室31
a内に導入された油圧でピストン31bが押されて蓄圧
室31aが拡大した状態にあり、この状態から、3−2
変速時には蓄圧室31a内の作動油が3−4クラツチラ
インL4へ流出する。
a内に導入された油圧でピストン31bが押されて蓄圧
室31aが拡大した状態にあり、この状態から、3−2
変速時には蓄圧室31a内の作動油が3−4クラツチラ
インL4へ流出する。
この場合に、絞り32bによる流量の制限が行なわれな
ければ、変速中に蓄圧室31aから3−4クラツチライ
ンL4へ作動油が多く流出して3−4クラツチ27から
の作動油の排出が邪魔されることにより、第5図中に二
点鎖線71′で示すようにクラッチ圧の低下(3−4ク
ラツチ27の解放)が遅れる。これに対し、上記絞り3
2bが設けられるとともに、変速中のアキュムレータ3
1の背圧が比較的低くされると、アキュムレータ31の
蓄圧室318から較り32bを通って3−4クラツチラ
インL4に流出する作動油の流量が少なくされることに
より、第5図中の実線71のように3−4クラツチ圧が
充分に低い圧力まで速やかに低下し、3−4クラツチ2
7の解放が応答性良く行なわれる。
ければ、変速中に蓄圧室31aから3−4クラツチライ
ンL4へ作動油が多く流出して3−4クラツチ27から
の作動油の排出が邪魔されることにより、第5図中に二
点鎖線71′で示すようにクラッチ圧の低下(3−4ク
ラツチ27の解放)が遅れる。これに対し、上記絞り3
2bが設けられるとともに、変速中のアキュムレータ3
1の背圧が比較的低くされると、アキュムレータ31の
蓄圧室318から較り32bを通って3−4クラツチラ
インL4に流出する作動油の流量が少なくされることに
より、第5図中の実線71のように3−4クラツチ圧が
充分に低い圧力まで速やかに低下し、3−4クラツチ2
7の解放が応答性良く行なわれる。
ただし、変速終了後も上記蓄圧室318から流出する作
動油の流量が少なくされたままでは、クラッチ圧は充分
に低いもののアキュムレータ31の蓄圧室31aに作動
油が残されているという状態が持続する(第5図中の破
線72′)。これに対し、当実施例の装置では、タービ
ン回転数が変速終了回転数n1となった変速終了時t2
がら所定時間Taだけ、アキュムレータ31の背圧が昇
圧されることにより、ピストン31bを介して作動油に
加わる押出し力が強められる。従って、クラッチ圧が充
分に低くなって3−4クラツチ27の解放が達成された
後は、蓄圧室31aがらの作動油流出量が多くされ、作
動油の流出が完了してアキュムレータ31が初期状態に
v1帰するまでのFR間が短縮されることとなり(第5
図中の実[172)、3−2変速が行なわれてから短時
間後に23変速が行なわれるときにもアキュムレータ3
1が良好に&ll佳作用発揮することとなる。
動油の流量が少なくされたままでは、クラッチ圧は充分
に低いもののアキュムレータ31の蓄圧室31aに作動
油が残されているという状態が持続する(第5図中の破
線72′)。これに対し、当実施例の装置では、タービ
ン回転数が変速終了回転数n1となった変速終了時t2
がら所定時間Taだけ、アキュムレータ31の背圧が昇
圧されることにより、ピストン31bを介して作動油に
加わる押出し力が強められる。従って、クラッチ圧が充
分に低くなって3−4クラツチ27の解放が達成された
後は、蓄圧室31aがらの作動油流出量が多くされ、作
動油の流出が完了してアキュムレータ31が初期状態に
v1帰するまでのFR間が短縮されることとなり(第5
図中の実[172)、3−2変速が行なわれてから短時
間後に23変速が行なわれるときにもアキュムレータ3
1が良好に&ll佳作用発揮することとなる。
以上のように本発明は、上記作動圧供給用油路と上記ア
キュムレータの蓄圧室とを連通する油路に、上記蓄圧室
からの作動油流出時の流量を制限する絞りを設けるとと
もに、上記摩擦要素からの作動油の排出が行なわれる所
定変速時における変速終期に上記アキュムレータの背圧
を昇圧させるようにしているため、上記所定変速時に、
変速中は上記絞りの作用でl!i!擦要素からの作動油
排出による作動圧の低下を応答性良く行なわせることが
できるとともに、変速終期には上記背圧の昇圧により蓄
圧室からの作動油の流出を促進し、上記所定変速のM後
に摩擦要素への油圧供給が行なわれる変速状態となって
もアキュムレータの機能の悪化を防止することができる
ものである。
キュムレータの蓄圧室とを連通する油路に、上記蓄圧室
からの作動油流出時の流量を制限する絞りを設けるとと
もに、上記摩擦要素からの作動油の排出が行なわれる所
定変速時における変速終期に上記アキュムレータの背圧
を昇圧させるようにしているため、上記所定変速時に、
変速中は上記絞りの作用でl!i!擦要素からの作動油
排出による作動圧の低下を応答性良く行なわせることが
できるとともに、変速終期には上記背圧の昇圧により蓄
圧室からの作動油の流出を促進し、上記所定変速のM後
に摩擦要素への油圧供給が行なわれる変速状態となって
もアキュムレータの機能の悪化を防止することができる
ものである。
第1図は本発明の一実施例についての全体構成を示すブ
ロック図、第2図は自動変速機の構造の概略を示す骨子
図、第3図は油圧制御回路の要部の油圧回路図、第4図
はライン圧およびアキュムレータの背圧の制御の一例を
示すフローチャート、第5図は3−2変速時のクラッチ
圧、アキュムレータ背圧およびタービン回転数の変化を
示すタイムチャートである。 AT・・・自動変速機、10・・・変速機構、30・・
・油圧制御回路、31・・・アキュムレータ、32・・
・ワンウェイクラッチ、32b・・・絞り、33・・・
背圧調整手段、5o・・・コントロールユニット、51
・・・背圧調整手段。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代 理
人 弁理士 小谷 清明同
弁理士 長1) 正向 弁理士
伊藤 孝夫第 図 第 図 第 図 t。 釣りが
ロック図、第2図は自動変速機の構造の概略を示す骨子
図、第3図は油圧制御回路の要部の油圧回路図、第4図
はライン圧およびアキュムレータの背圧の制御の一例を
示すフローチャート、第5図は3−2変速時のクラッチ
圧、アキュムレータ背圧およびタービン回転数の変化を
示すタイムチャートである。 AT・・・自動変速機、10・・・変速機構、30・・
・油圧制御回路、31・・・アキュムレータ、32・・
・ワンウェイクラッチ、32b・・・絞り、33・・・
背圧調整手段、5o・・・コントロールユニット、51
・・・背圧調整手段。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代 理
人 弁理士 小谷 清明同
弁理士 長1) 正向 弁理士
伊藤 孝夫第 図 第 図 第 図 t。 釣りが
Claims (1)
- 1、多段変速機構に組込まれた摩擦要素に対する油圧制
御回路に、摩擦要素への作動圧供給用油路に接続された
アキュムレータを有する自動変速機において、上記作動
圧供給用油路と上記アキュムレータの蓄圧室とを連通す
る油路に、上記蓄圧室からの作動油流出時の流量を制限
する絞りを設けるとともに、上記作動圧供給用油路を通
して摩擦要素からの作動油の排出が行なわれる所定変速
時における変速終期に上記アキュムレータの背圧を昇圧
させる背圧制御手段を備えたことを特徴とする自動変速
機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2135594A JPH0429671A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2135594A JPH0429671A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0429671A true JPH0429671A (ja) | 1992-01-31 |
Family
ID=15155472
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2135594A Pending JPH0429671A (ja) | 1990-05-24 | 1990-05-24 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0429671A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04347050A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の変速制御装置 |
-
1990
- 1990-05-24 JP JP2135594A patent/JPH0429671A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04347050A (ja) * | 1991-05-23 | 1992-12-02 | Nissan Motor Co Ltd | 自動変速機の変速制御装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100344664B1 (ko) | 자동변속기의변속제어장치 | |
JP3244209B2 (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JPH10103497A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH0730832B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH0429671A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH10103494A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2004301249A (ja) | 自動変速機の油圧制御装置 | |
JP3541461B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3870443B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2773141B2 (ja) | 車両用自動変速機の油圧制御方法 | |
JP2785046B2 (ja) | 自動変速機のライン圧制御装置 | |
JPH062761A (ja) | 自動変速機の変速制御装置 | |
JPH0531706B2 (ja) | ||
JPH10103473A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3302780B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH0429668A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3811988B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2003097688A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3105558B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3528228B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
US5876305A (en) | Automatic transmission control system for automobiles | |
JPH10103466A (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2869203B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP2877543B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JPH03229059A (ja) | 自動変速機の油圧回路 |