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JPH10103497A - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

Info

Publication number
JPH10103497A
JPH10103497A JP8280006A JP28000696A JPH10103497A JP H10103497 A JPH10103497 A JP H10103497A JP 8280006 A JP8280006 A JP 8280006A JP 28000696 A JP28000696 A JP 28000696A JP H10103497 A JPH10103497 A JP H10103497A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
speed
time
gear
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8280006A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinya Kamata
真也 鎌田
Shigeru Nagayama
茂 長山
Hajime Yamane
肇 山根
Kenji Sawa
研司 澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP8280006A priority Critical patent/JPH10103497A/ja
Publication of JPH10103497A publication Critical patent/JPH10103497A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 現変速段から二つ段位の異なる変速段に変速
する飛越変速時に、中間変速段を経由させる制御を行な
う場合に、その中間段の経由時間を変速の種類に応じて
適切に設定し、もって上記制御の精度の向上を図ること
のできる自動変速機の制御装置を提供することを課題と
する。 【解決手段】 スロットル開度が全閉の状態でシフトレ
バーが手動操作されたことによって起きるマニュアルダ
ウンシフトの飛越変速時には、スロットル開度の急減に
よって起きるバックアウトのアップシフトの飛越変速時
に比べて、中間変速段の経由時間を短くするコントロー
ラ300を備える。これにより、マニュアルダウンシフ
ト時には、変速を早期に完了することができて、エンジ
ンブレーキを速やかに活用することが可能となり、アッ
プシフト時には、二度の変速動作を適切な間隔で行なう
ことができ、ドライブフィーリングが向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車に搭載される
自動変速機の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車に搭載される自動変速機
は、トルクコンバータと変速歯車機構とを組み合わせ、
この変速歯車機構の動力伝達経路をクラッチやブレーキ
等の複数の摩擦要素の選択的作動により切り換えて、所
定の変速段に自動的に変速するように構成したもので、
各摩擦要素の油圧室に対して作動圧を給排する油圧制御
回路が備えられる。
【0003】また、変速の目標となる変速段は、エンジ
ンのスロットル開度や当該自動車の車速等をパラメータ
とする運転領域に応じて設定された変速パターンに従っ
て決定され、このパターンから求められる変速段が変化
したときに、その変速段を目標として変速指令が出力さ
れる。そして、この変速指令に従い、目標変速段が達成
されるように、上記油圧制御回路における作動圧の給排
が制御されるのであるが、その場合に、例えば、スロッ
トル開度の急変や、シフトレバーのレンジ間切換えによ
って、2−4変速や4−2変速といった所謂飛越変速が
指令されることがある。
【0004】しかしながら、変速の種類によっては、指
令通りに飛越変速を実行すると、摩擦要素の急激な締結
が起こって該摩擦要素の耐久性が低下したり、また、複
数の摩擦要素の締結動作と解放動作とが伴う変速であれ
ば、その動作タイミングを図る制御が著しく困難なもの
となったりする場合があるので、例えば特開昭57−1
77450号公報に開示されているように、そのような
飛越変速時には、現在の変速段から目標変速段に直接変
速せず、その中間の変速段を経由させてから目標変速段
に変速することが知られている。これによれば、変速動
作が通常の一段アップ又は一段ダウンと同様のものとな
り、摩擦要素の耐久性の低下や制御の困難性が回避でき
ることになる。
【0005】なお、一般に、スロットル開度の急増に伴
うトルクディマンドのダウンシフト変速の場合には、応
答性が最優先されるので、飛越変速時におけるこのよう
な中間段の経由は行なわれず、また、シフトレバー操作
によるアップシフト変速の場合では、上記のような問題
の発生が少ない等の理由により、やはり飛越変速時にお
けるこのような中間段の経由は行なわれないのが通例で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
飛越変速時に中間段を経由させる場合、その中間段の経
由時間をどれだけの長さとするかが重要な問題となる。
すなわち、スロットル開度が全閉の状態で、例えばシフ
トレバーがDレンジからSレンジあるいはLレンジに切
換え操作されたときは、運転者がより大きなエンジンブ
レーキを要求していると考えられるから、このようなマ
ニュアルダウンシフトの飛越変速においては、中間段の
経由時間を短くして、なるべく速やかに目標変速段への
変速を完了させる方がよい。一方、スロットル開度の急
減に伴うバックアウトのアップシフト変速時に、中間段
の経由時間が短いと、短時間のうちに変速が二回起こる
ことになり、中間変速段における加速感が欠けて、ドラ
イブフィーリングが阻害されるような場合も生じ得る。
【0007】そこで、本発明は、飛越変速時に中間段を
経由させる場合に、その経由時間を変速の種類に応じて
適切に設定し、もってこの種の飛越変速制御の精度を向
上させることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明では次のような手段を用いる。
【0009】まず、本願の特許請求の範囲の請求項1に
記載した発明(以下「第1発明」という。)は、現在の
変速段から段位が二つ異なる目標変速段へ変速する所定
の飛越変速時に、その中間段を経由して上記目標変速段
への変速を行なう変速制御手段が備えられた自動変速機
の制御装置であって、スロットル開度が全閉の状態での
シフトレバー操作に伴うマニュアルダウンシフトの上記
飛越変速時は、スロットル開度の急減に伴うバックアウ
トアップシフトの上記飛越変速時に比べて、上記変速制
御手段による中間段の経由時間を短くする経由時間制御
手段が設けられていることを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載した発明(以下「第
2発明」という。)は、上記第1発明において、経由時
間制御手段は、マニュアルダウンシフトの飛越変速時に
は、現在の変速段から中間段への変速が開始してから所
定の時間が経過したとき、又は自動変速機の変速歯車機
構のギア比が中間段のギア比となったときのいずれか早
い時間に、変速制御手段に中間段から目標変速段への変
速開始を許可する一方、バックアウトアップシフトの飛
越変速時には、上記所定時間が経過するまで、変速制御
手段に中間段から目標変速段への変速開始を許可しない
ことにより、マニュアルダウンシフトの飛越変速時は、
バックアウトアップシフトの飛越変速時に比べて、中間
段の経由時間を短くすることを特徴とする。
【0011】そして、請求項3に記載した発明(以下
「第3発明」という。)は、上記第2発明において、第
1の変速の動作中に別の第2の変速の指令があったとき
は、第1の変速の動作が終了するまで第2の変速の動作
の開始を禁止する再変速禁止手段が設けられ、上記第1
の変速の動作が上記所定時間内に終了する場合におい
て、経由時間制御手段は、マニュアルダウンシフトの飛
越変速時には、上記再変速禁止手段が再変速の禁止を解
除し、且つ、自動変速機の変速歯車機構のギア比が中間
段のギア比となったとき、又は現在の変速段から中間段
への変速が開始してから所定の時間が経過したときのい
ずれか早い時間に、変速制御手段に中間段から目標変速
段への変速開始を許可することを特徴とする。
【0012】上記の手段を用いることにより、本願各発
明はそれぞれ次のように作用する。
【0013】まず、第1発明によれば、スロットル開度
が全閉の状態でシフトレバーが手動操作されたことに伴
って起きるマニュアルダウンシフトの飛越変速の場合に
は、中間段の経由時間が相対的に短くされるので、目標
変速段で得られるより大きなエンジンブレーキが早期に
活用でき、マニュアルダウンシフト変速の目的に沿った
変速制御が実現される。
【0014】一方、スロットル開度の急減に伴って起き
るバックアウトのアップシフト飛越変速の場合には、中
間段の経由時間が相対的に長くされるので、最初の変速
と二度目の変速との間が時間的に長くなり、中間段での
加速感が得られる等、変速の違和感が解消されることに
なる。
【0015】そして、第2発明によれば、上記第1発明
がより具体化され、バックアウトのアップシフト飛越変
速の場合は、現在の変速段から中間段への変速が開始し
てから所定の時間が経過するまでは、該中間段が維持さ
れるのに対し、マニュアルダウンシフトの飛越変速の場
合には、上記所定時間が経過するまでに、自動変速機の
変速歯車機構のギア比が中間段のギア比となれば、該中
間段の維持が解除されて目標変速段への変速が開始され
る。これにより、マニュアルダウンシフトの飛越変速の
場合は、バックアウトのアップシフト飛越変速の場合に
比べて、中間段の経由時間が短くされることになる。
【0016】さらに、第3発明によれば、例えば、変速
動作中に急に別の変速動作に移行したときに生じる著し
い変速ショックを防止する等のために、第1の変速の動
作中に別の第2の変速の指令があったときは、第1の変
速の動作が終了するまで第2の変速の動作の開始を禁止
する再変速禁止制御が並行して行なわれる場合に、この
再変速禁止制御も考慮されつつ、マニュアルダウンシフ
トの飛越変速の場合は、バックアウトのアップシフト飛
越変速の場合に比べて、中間段の経由時間が短くされる
ことになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、機
械的構成、油圧制御回路、及び変速等の制御動作にわけ
て説明する。
【0018】機械的構成 まず、図1の骨子図により本実施の形態に係る自動変速
機10の全体の機械的な概略構成を説明する。
【0019】この自動変速機10は、主たる構成要素と
して、トルクコンバータ20と、該コンバータ20の出
力により駆動される変速歯車機構として前後(以下、エ
ンジン側を前方、反エンジン側を後方とする)に隣接し
て配置された第1、第2遊星歯車機構30,40と、こ
れらの遊星歯車機構30,40でなる動力伝達経路を切
り換えるクラッチやブレーキ等の複数の摩擦要素51〜
55及びワンウェイクラッチ56とを有し、これらによ
りDレンジにおける1〜4速、Sレンジにおける1〜3
速及びLレンジにおける1〜2速と、Rレンジにおける
後退速とが得られるようになっている。
【0020】上記トルクコンバータ20は、エンジン出
力軸1に連結されたケース21内に固設されたポンプ2
2と、該ポンプ22に対向状に配置されて該ポンプ22
により作動油を介して駆動されるタービン23と、該ポ
ンプ22とタービン23との間に介設され、かつ、変速
機ケース11にワンウェイクラッチ24を介して支持さ
れてトルク増大作用を行うステータ25と、上記ケース
21とタービン23との間に設けられ、該ケース21を
介してエンジン出力軸1とタービン23とを直結するロ
ックアップクラッチ26とで構成されている。そして、
上記タービン23の回転がタービンシャフト27を介し
て遊星歯車機構30,40側に出力されるようになって
いる。
【0021】ここで、このトルクコンバータ20の後方
には、該トルクコンバータ20のケース21を介してエ
ンジン出力軸1に駆動されるオイルポンプ12が配置さ
れている。
【0022】一方、上記第1、第2遊星歯車機構30,
40は、いずれも、サンギヤ31,41と、このサンギ
ヤ31,41に噛み合った複数のピニオン32…32,
42…42と、これらのピニオン32…32,42…4
2を支持するピニオンキャリヤ33,43と、ピニオン
32…32,42…42に噛み合ったリングギヤ34,
44とで構成されている。
【0023】そして、上記タービンシャフト27と第1
遊星歯車機構30のサンギヤ31との間にフォワードク
ラッチ51が、同じくタービンシャフト27と第2遊星
歯車機構40のサンギヤ41との間にリバースクラッチ
52が、また、タービンシャフト27と第2遊星歯車機
構40のピニオンキャリヤ43との間に3−4クラッチ
53がそれぞれ介設されていると共に、第2遊星歯車機
構40のサンギヤ41を固定する2−4ブレーキ54が
備えられている。
【0024】さらに、第1遊星歯車機構30のリングギ
ヤ34と第2遊星歯車機構40のピニオンキャリヤ43
とが連結されて、これらと変速機ケース11との間にロ
ーリバースブレーキ55とワンウエイクラッチ56とが
並列に配置されていると共に、第1遊星歯車機構30の
ピニオンキャリヤ33と第2遊星歯車機構40のリング
ギヤ44とが連結されて、これらに出力ギヤ13が接続
されている。
【0025】そして、この出力ギヤ13が、中間伝動機
構60を構成するアイドルシャフト61上の第1中間ギ
ヤ62に噛み合わされていると共に、該アイドルシャフ
ト61上の第2中間ギヤ63と差動装置70の入力ギヤ
71とが噛み合わされて、上記出力ギヤ13の回転が差
動装置70のデフケース72に入力され、該差動装置7
0を介して左右の車軸73,74が駆動されるようにな
っている。
【0026】ここで、上記各クラッチやブレーキ等の摩
擦要素51〜55及びワンウェイクラッチ56の作動状
態と変速段との関係をまとめると、次の表1に示すよう
になる。
【0027】
【表1】 なお、上記の骨子図に示す自動変速機10の変速歯車機
構の部分は、具体的には図2に示すように構成されてい
るが、この図2に示すように、変速機ケース11には後
述する制御で用いられるタービン回転センサ305が取
り付けられている。
【0028】このセンサ305は、先端部がタービンシ
ャフト27と一体的に回転するフォワードクラッチ51
のドラム51aの外周面に対向するように取り付けら
れ、該ドラム外周面に設けられたスプラインによって生
じる磁場の周期的変化を検知することにより、上記ター
ビンシャフト27の回転数を検出するようになってい
る。
【0029】油圧制御回路 次に、図1、図2に示す各摩擦要素51〜55に設けら
れた油圧室に対して作動圧を給排する油圧制御回路につ
いて図3を参照して説明する。
【0030】なお、上記各摩擦要素のうち、バンドブレ
ーキでなる2−4ブレーキ54は、作動圧が供給される
油圧室として締結室54aと解放室54bとを有し、締
結室54aのみに作動圧が供給されているときに当該2
−4ブーレーキ54が締結され、解放室54bのみに作
動圧が供給されているとき、両室54a,54bとも作
動圧が供給されていないとき、及び両室54a,54b
とも作動圧が供給されているときに、2−4ブレーキ5
4が解放されるようになっている。
【0031】また、その他の摩擦要素51〜53,55
は単一の油圧室を有し、該油圧室に作動圧が供給されて
いるときに当該摩擦要素が締結される。
【0032】(1)全体構成 図3に示すように、この油圧制御回路100には、主た
る構成要素として、ライン圧を生成するレギュレータバ
ルブ101と、手動操作によってレンジの切り換えを行
うためのマニュアルバルブ102と、変速時に作動して
各摩擦要素51〜55に通じる油路を切り換えるローリ
バースバルブ103、バイパスバルブ104、3−4シ
フトバルブ105及びロックアップコントロールバルブ
106と、これらのバルブ103〜106を作動させる
ための第1、第2ON−OFFソレノイドバルブ(以
下、「第1、第2SV」と記す)111,112と、第
1SV111からの作動圧の供給先を切り換えるソレノ
イドリレーバルブ(以下、「リレーバルブ」と記す)1
07と、各摩擦要素51〜55の油圧室に供給される作
動圧の生成、調整、排出等の制御を行う第1〜第3デュ
ーティソレノイドバルブ(以下、「第1〜第3DSV」
と記す)121,122,123等が備えられている。
【0033】ここで、上記第1、第2SV111,11
2及び第1〜第3DSV121〜123はいずれも3方
弁であって、上、下流側の油路を連通させた状態と、下
流側の油路をドレンさせた状態とが得られるようになっ
ている。そして、後者の場合、上流側の油路が遮断され
るので、ドレン状態で上流側からの作動油を徒に排出す
ることがなく、オイルポンプ12の駆動ロスが低減され
る。
【0034】なお、第1、第2SV111,112はO
Nのときに上、下流側の油路を連通させる。また、第1
〜第3DSV121〜123はOFFのとき、即ちデュ
ーティ率(1ON−OFF周期におけるON時間の比
率)が0%のときに全開となって、上、下流側の油路を
完全に連通させ、ONのとき、即ちデューティ率が10
0%のときに、上流側の油路を遮断して下流側の油路を
ドレン状態とすると共に、その中間のデューティ率で
は、上流側の油圧を元圧として、下流側にそのデューテ
ィ率に応じた値に調整した油圧を生成するようになって
いる。
【0035】上記レギュレータバルブ101は、オイル
ポンプ12から吐出された作動油の圧力を所定のライン
圧に調整する。そして、このライン圧は、メインライン
200を介して上記マニュアルバルブ102に供給され
ると共に、ソレノイドレデューシングバルブ(以下、
「レデューシングバルブ」と記す)108と3−4シフ
トバルブ105とに供給される。
【0036】このレデューシングバルブ108に供給さ
れたライン圧は、該バルブ108によって減圧されて一
定圧とされた上で、ライン201,202を介して第
1、第2SV111,112に供給される。
【0037】そして、この一定圧は、第1SV111が
ONのときには、ライン203を介して上記リレーバル
ブ107に供給されると共に、該リレーバルブ107の
スプールが図面上(以下同様)右側に位置するときは、
さらにライン204を介してバイパスバルブ104の一
端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、該バ
イパスバルブ104のスプールを左側に付勢する。ま
た、リレーバルブ107のスプールが左側に位置すると
きは、ライン205を介して3−4シフトバルブ105
の一端の制御ポートにパイロット圧として供給されて、
該3−4シフトバルブ105のスプールを右側に付勢す
る。
【0038】また、第2SV112がONのときには、
上記レデューシングバルブ108からの一定圧は、ライ
ン106を介してバイパスバルブ104に供給されると
共に、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位置
するときは、さらにライン207を介してロックアップ
コントロールバルブ106の一端の制御ポートにパイロ
ット圧として供給されて、該コントロールバルブ106
のスプールを左側に付勢する。また、バイパスバルブ1
04のスプールが左側に位置するときは、ライン208
を介してローリバースバルブ103の一端の制御ポート
にパイロット圧として供給されて、該ローリバースバル
ブ103のスプールを左側に付勢する。
【0039】さらに、レデューシングバルブ108から
の一定圧は、ライン209を介して上記レギュレータバ
ルブ101の制御ポート101aにも供給される。その
場合に、この一定圧は、上記ライン209に備えられた
リニアソレノイドバルブ131により例えばエンジンの
スロットル開度等に応じて調整され、したがって、レギ
ュレータバルブ101により、ライン圧がスロットル開
度等に応じて調整されることになる。
【0040】なお、上記3−4シフトバルブ105に導
かれたメインライン200は、該バルブ105のスプー
ルが右側に位置するときに、ライン210を介して第1
アキュムレータ141に通じ、該アキュムレータ141
にライン圧を導入する。
【0041】一方、上記メインライン200からマニュ
アルバルブ102に供給されたライン圧は、D,S,L
の各前進レンジでは第1出力ライン211及び第2出力
ライン212に、Rレンジでは第1出力ライン211及
び第3出力ライン213に、また、Nレンジでは第3出
力ライン213にそれぞれ導入される。
【0042】そして、上記第1出力ライン211は第1
DSV121に導かれて、該第1DSV121に制御元
圧としてライン圧を供給する。この第1DSV121の
下流側は、ライン214を介してローリバースバルブ1
03に導かれ、該バルブ103のスプールが右側に位置
するときには、さらにライン(サーボアプライライン)
215を介して2−4ブレーキ54の締結室54aに導
かれる。また、上記ローリバースバルブ103のスプー
ルが左側に位置するときには、さらにライン(ローリバ
ースブレーキライン)216を介してローリバースブレ
ーキ55の油圧室に導かれる。
【0043】ここで、上記ライン214からはライン2
17が分岐されて、第2アキュムレータ142に導かれ
ている。
【0044】また、上記第2出力ライン212は、第2
DSV122及び第3DSV123に導かれて、これら
のDSV122,123に制御元圧としてライン圧をそ
れぞれ供給すると共に、3−4シフトバルブ105にも
導かれている。
【0045】この3−4シフトバルブ105に導かれた
ライン212は、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、ライン218を介してロックアップコン
トロールバルブ106に導かれ、該バルブ106のスプ
ールが左側に位置するときに、さらにライン(フォワー
ドクラッチライン)219を介してフォワードクラッチ
51の油圧室に導かれる。
【0046】ここで、上記フォワードクラッチライン2
19から分岐されたライン220は3−4シフトバルブ
105に導かれ、該バルブ105のスプールが左側に位
置するときに、前述のライン210を介して第1アキュ
ムレータ141に通じると共に、該バルブ105のスプ
ールが右側に位置するときには、ライン(サーボリリー
スライン)221を介して2−4ブレーキ54の解放室
54bに通じる。
【0047】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第2DSV122の下流側は、ライン22
2を介して上記リレーバルブ107の一端の制御ポート
に導かれて該ポートにパイロット圧を供給することによ
り、該リレーバルブ107のスプールを左側に付勢す
る。また、上記ライン222から分岐されたライン22
3はローリバースバルブ103に導かれ、該バルブ10
3のスプールが右側に位置するときに、さらにライン2
24に通じる。
【0048】このライン224からは、オリフィス15
1を介してライン225が分岐されていると共に、この
分岐されたライン225は3−4シフトバルブ105に
導かれ、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側
に位置するときに、前述のサーボリリースライン221
を介して2−4ブレーキ54の解放室54bに導かれ
る。
【0049】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からは、さらにラ
イン226が分岐されていると共に、このライン226
はバイパスバルブ104に導かれ、該バルブ104のス
プールが右側に位置するときに、ライン(3−4クラッ
チライン)227を介して3−4クラッチ53の油圧室
に導かれる。
【0050】さらに、上記ライン224は直接バイパス
バルブ104に導かれ、該バルブ104のスプールが左
側に位置するときに、上記ライン226を介してライン
225に通じる。つまり、ライン224とライン225
とが上記オリフィス151をバイパスして通じることに
なる。
【0051】また、第2出力ライン212から制御元圧
が供給される第3DSV123の下流側は、ライン22
8を介してロックアップコントロールバルブ106に導
かれ、該バルブ106のスプールが右側に位置するとき
に、上記フォワードクラッチライン219に連通する。
また、該ロックアップコントロールバルブ106のスプ
ールが左側に位置するときには、ライン229を介して
ロックアップクラッチ26のフロント室26bに通じ
る。
【0052】さらに、マニュアルバルブ102からの第
3出力ライン213は、ローリバースバルブ103に導
かれて、該バルブ103にライン圧を供給する。そし
て、該バルブ103のスプールが左側に位置するとき
に、ライン(リバースクラッチライン)230を介して
リバースクラッチ52の油圧室に導かれる。
【0053】また、第3出力ライン213から分岐され
たライン231はバイパスバルブ104に導かれ、該バ
ルブ104のスプールが右側に位置するときに、前述の
ライン208を介してローリバースバルブ103の制御
ポートにパイロット圧としてライン圧を供給し、該ロー
リバースバルブ103のスプールを左側に付勢する。
【0054】以上の構成に加えて、この油圧制御回路1
00には、コンバータリリーフバルブ109が備えられ
ている。このバルブ109は、レギュレータバルブ10
1からライン232を介して供給される作動圧を一定圧
に調圧した上で、この一定圧をライン233を介してロ
ックアップコントロールバルブ106に供給する。そし
て、この一定圧は、ロックアップコントロールバルブ1
06のスプールが右側に位置するときには、前述のライ
ン229を介してロックアップクラッチ26のフロント
室26bに供給され、また、該バルブ106のスプール
が左側に位置するときには、ライン234を介してリヤ
室26aに供給されるようになっている。
【0055】ここで、ロックアップクラッチ26は、フ
ロント室26bに上記一定圧が供給されるたときに解放
されることになるが、ロックアップコントロールバルブ
106のスプールが左側に位置して、上記第3DSV1
23で生成された作動圧がフロント室26bに供給され
たときにはスリップ状態とされ、そのスリップ量が上記
作動圧に応じて制御されるようになっている。
【0056】(2)変速段毎の回路状態 一方、当該自動変速機10には、図4に示すように、油
圧制御回路100における上記第1、第2SV111,
112、第1〜第3DSV121〜123及びリニアソ
レノイドバルブ131を制御するコントローラ300が
備えられていると共に、このコントローラ300には、
当該車両の車速を検出する車速センサ301、エンジン
のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ30
2、エンジン回転数を検出するエンジン回転センサ30
3、運転者によって選択されたシフト位置(レンジ)を
検出するシフト位置センサ304、トルクコンバータ2
0におけるタービン23の回転数を検出するタービン回
転センサ305、作動油の油温を検出する油温センサ3
06等からの信号が入力され、これらのセンサ301〜
306からの信号が示す当該車両ないしエンジンの運転
状態等に応じて上記各ソレノイドバルブ111,11
2,121〜123,131の作動を制御するようにな
っている。なお、上記タービン回転センサ305につい
ては、図2にその取り付け状態が示されている。
【0057】次に、この第1、第2SV111,112
及び第1〜第3DSV121〜123の作動状態と各摩
擦要素51〜55の油圧室に対する作動圧の給排状態の
関係を変速段ごとに説明する。
【0058】ここで、第1、第2SV111,112及
び第1〜第3DSV121〜123の各変速段ごとの作
動状態の組合せ(ソレノイドパターン)は、次の表2に
示すように設定されている。
【0059】この表2中、(○)は、第1、第2SV1
11,112についてはON、第1〜第3DSV121
〜123についてはOFFであって、いずれも、上流側
の油路を下流側の油路に連通させて元圧をそのまま下流
側に供給する状態を示す。また、(×)は、第1、第2
SV111,112についてはOFF、第1〜第3DS
V121〜123についてはONであって、いずれも、
上流側の油路を遮断して、下流側の油路をドレンさせた
状態を示す。
【0060】
【表2】 (2−1)1速 まず、1速(Lレンジの1速を除く)においては、表2
及び図5に示すように、第3DSV123のみが作動し
て、第2出力ライン212からのライン圧を元圧として
作動圧を生成しており、この作動圧がライン228を介
してロックアップコントロールバルブ106に供給され
る。そして、この時点では該ロックアップコントロール
バルブ106のスプールが右側に位置することにより、
上記作動圧は、さらにフォワードクラッチライン219
を介してフォワードクラッチ51の油圧室にフォワード
クラッチ圧として供給され、これにより該フォワードク
ラッチ51が締結される。
【0061】ここで、上記フォワードクラッチライン2
19から分岐されたライン220が3−4シフトバルブ
105及びライン210を介して第1アキュムレータ1
41に通じていることにより、上記フォワードクラッチ
圧の供給が緩やかに行われる。
【0062】(2−2)2速 次に、2速の状態では、表2及び図6に示すように、上
記の1速の状態に加えて、第1DSV121も作動し、
第1出力ライン211からのライン圧を元圧として作動
圧を生成する。この作動圧は、ライン214を介してロ
ーリバースバルブ103に供給されるが、この時点で
は、該ローリバースバルブ103のスプールが右側に位
置することにより、さらにサーボリリースライン215
に導入され、2−4ブレーキ54の締結室54aにサー
ボアプライ圧として供給される。これにより、上記フォ
ワードクラッチ51に加えて、2−4ブレーキ54が締
結される。
【0063】なお、上記ライン214はライン217を
介して第2アキュムレータ142に通じているから、上
記サーボアプライ圧の供給ないし2−4ブレーキ54の
締結が緩やかに行われる。そして、このアキュムレータ
142に蓄えられた作動油は、後述するLレンジの1速
への変速に際してローリバースバルブ103のスプール
が左側に移動したときに、ローリバースブレーキライン
216からローリバースブレーキ55の油圧室にプリチ
ャージされる。
【0064】(2−3)3速 また、3速の状態では、表2及び図7に示すように、上
記の2速の状態に加えて、さらに第2DSV122も作
動し、第2出力ライン212からのライン圧を元圧とし
て作動圧を生成する。この作動圧は、ライン222及び
ライン223を介してローリバースバルブ103に供給
されるが、この時点では、該バルブ103のスプールが
同じく右側に位置することにより、さらにライン224
に導入される。
【0065】そして、この作動圧は、ライン224から
オリフィス151を介してライン225に導入されて、
3−4シフトバルブ105に導かれるが、この時点で
は、該3−4シフトバルブ105のスプールが左側に位
置することにより、さらにサーボリリースライン221
を介して2−4ブレーキ54の解放室54bにサーボリ
リース圧として供給される。これにより、2−4ブレー
キ54が解放される。
【0066】また、上記ライン224からオリフィス1
51を介して分岐されたライン225からはライン22
6が分岐されているから、上記作動圧は該ライン226
によりバイパスバルブ104に導かれると共に、この時
点では、該バイパスバルブ104のスプールが右側に位
置することにより、さらに3−4クラッチライン227
を介して3−4クラッチ53の油圧室に3−4クラッチ
圧として供給される。したがって、この3速では、フォ
ワードクラッチ51と3−4クラッチ53とが締結され
る一方、2−4ブレーキ54は解放されることになる。
【0067】なお、この3速の状態では、上記のように
第2DSV122が作動圧を生成し、これがライン22
2を介してリレーバルブ107の制御ポート107aに
供給されることにより、該リレーバルブ107のスプー
ルが左側に移動する。
【0068】(2−4)4速 さらに、4速の状態では、表2及び図8に示すように、
3速の状態に対して、第3DSV123が作動圧の生成
を停止する一方、第1SV111が作動する。
【0069】この第1SV111の作動により、ライン
201からの一定圧がライン203を介してリレーバル
ブ107に供給されることになるが、上記のように、こ
のリレーバルブ107のスプールは3速時に左側に移動
しているから、上記一定圧がライン205を介して3−
4シフトバルブ105の制御ポート105aに供給され
ることになり、該バルブ105のスプールをが右側に移
動する。そのため、サーボリリースライン221がフォ
ワードクラッチライン219から分岐されたライン22
0に接続され、2−4ブレーキ54の解放室54bとフ
ォワードクラッチ51の油圧室とが連通する。
【0070】そして、上記のように第3DSV123が
作動圧の生成を停止して、下流側をドレン状態とするこ
とにより、上記2−4ブレーキ54の解放室54b内の
サーボリリース圧とフォワードクラッチ51の油圧室内
のフォワードクラッチ圧とが、ロックアップコントロー
ルバルブ106及びライン228を介して該第3DSV
123でドレンされることになり、これにより、2−4
ブレーキ54が再び締結されると共に、フォワードクラ
ッチ51が解放される。
【0071】制御動作 次に、コントローラ300が行なう具体的制御動作のう
ち、本発明の特徴部分である飛越変速時の制御動作につ
いて説明する。
【0072】(1)飛越変速と中間段の経由 一般に、変速の目標となる変速段は、エンジンのスロッ
トル開度や当該自動車の車速等をパラメータとする運転
領域に応じて設定された変速パターンに従って決定さ
れ、このパターンから求められる変速段(以下「ギア
段」ともいう。)が変化したときに、その変速段を目標
として変速指令が出力される。そして、この変速指令に
従い、目標変速段が達成されるように、油圧制御回路に
おける作動圧の給排が制御されるのであるが、その場合
に、段位が二つ異なる目標変速段へ変速する所謂飛越変
速指令が出力されることがあり、そのときに、該変速指
令通りの目標変速段に直ちに切り換えると、摩擦要素に
過度の負荷がかかる等して、該摩擦要素の耐久性等に悪
影響を及ぼすことがあるので、現変速段と目標変速段と
の間の中間の変速段をいったん経由してから目標変速段
に変速する場合がある。
【0073】そして、この実施の形態における自動変速
機10においては、特に、スロットル開度が全閉の状態
でのシフトレバー操作によって起きるマニュアル4−2
ダウンシフト変速時と、スロットル開度が例えば全開状
態から半開状態に急減することによって起きるバックア
ウトの2−4アップシフト変速時に、上記のような摩擦
要素の耐久性等を考慮して、飛越変速時には3速の中間
変速段を経由する制御を行なうようになっている。な
お、スロットル開度の急減に伴うバックアウトのアップ
シフトであっても、該スロットル開度が全閉状態となる
場合は、摩擦要素にそれほど大きな負荷がかからない、
あるいは、締結側摩擦要素(例えば2−4変速時におけ
る3−4クラッチ53)の締結動作と、解放側摩擦要素
(同じくフォワードクラッチ51)の解放動作とのタイ
ミングを合わせる制御がそれほど複雑なものとはならな
い等の理由により、このような中間段経由の制御は行な
わず、直接目標変速段に変速する。
【0074】ところで、この二つの変速、すなわちマニ
ュアル4−2ダウンシフト変速と、バックアウトの2−
4アップシフト変速とを比較すると、マニュアルダウン
シフトの飛越変速は、運転者がより大きなエンジンブレ
ーキを要求して、シフトレバーをDレンジからSレンジ
あるいはLレンジに切換え操作した結果なのであるか
ら、中間段である3速の経由時間を短くして、なるべく
速やかに目標変速段に変速を完了させる方がよい。また
一方、バックアウトアップシフトの飛越変速時には、中
間段の経由時間があまり短いと、短時間のうちに変速が
二回起こることになり、3速段における加速感が欠け
て、ドライブフィーリングが阻害されるようなことが生
じ得る。
【0075】そこで、このコントローラ300は、飛越
変速の種類に応じて、その中間段の経由時間を変更する
制御を行なうようになっている。次に、この飛越変速時
における中間段を経由させる制御について説明する。
【0076】(2)バックアウト2−4アップシフト飛
越変速時の制御 2速から4速へのアップシフトの飛越変速の指令が出力
された場合、コントローラ300は、図9に示すプログ
ラムに従ってこの変速を制御する。まずステップS1
で、スロットル開度が全閉であるか否かを判定し、全閉
時には、ステップS2に進んで、先に述べた理由により
中間段の3速を経由させず直ちに4速への変速を開始す
る。
【0077】一方、スロットル開度が全閉でない場合に
は、ステップS3に進んで、当該変速指令が出力されて
から所定時間T1が経過したか否かを判定する。そし
て、その所定時間T1が経過するまでは、ステップS4
で、変速指令とは異なる3速を目標変速段として設定
し、3速への変速動作を開始すると共に、上記所定時間
T1が経過すれば、上記のステップS2に進んで、変速
指令通りの変速段である4速を目標として変速制御を実
行する。
【0078】これにより、スロットル開度が全閉でない
状態で、2−4変速指令が出力された場合には、図10
に示すように、変速開始時t0から所定時間T1の間
は、2−4禁止フラグ(値が1にセットされている間、
2速から4速への飛越変速を禁止するフラグ。以下、こ
れに準じて同じ。)が1にセットされて3速状態が維持
され、そのうえで時間t3において該2−4禁止フラグ
が0にリセットされて4速への変速に移行されることに
なり、この場合の中間段経由時間は上記のバックアップ
タイムT1となる(t0〜t3)。
【0079】(3)再変速禁止制御 次に、もう一方のマニュアル4−2ダウンシフト飛越変
速の場合を説明する前に、上記図10のタイムチャート
にも表されている再変速禁止制御について説明する。
【0080】(3−1)再変速禁止制御の概要 この再変速禁止制御は、1つ目の変速指令が出力された
直後に、例えばスロットル開度の急変等により別の2つ
目の変速指令が出力された場合に、この1つ目の指令に
基づく変速動作が既に開始されている状態で、急遽2つ
目の変速動作に移行すると、著しい変速ショックが発生
したりするので、このような事態を回避するために行な
われる制御であり、コントローラ300は、一般に、図
11に示すプログラムに従ってこの再変速禁止制御を行
なう。
【0081】すなわち、まずステップS11で、1つ目
の変速指令が出力されれば、ステップS12で、その出
力時からの経過時間tを計測し、次いでステップS13
で、1つ目の変速指令に基づく変速動作が終了したか否
かを判定し、終了すればこの制御を終了する。また、1
つ目の変速指令に基づく変速動作が終了するまでは、ス
テップS14で、2つ目の変速指令が出力されたか否か
を判定し、この2つ目の変速指令が出力されるまでは、
上記ステップS12で経過時間tを計測しながら、ステ
ップS13で、1つ目の変速指令に基づく変速動作の終
了を待つ。
【0082】一方、1つ目の変速指令に基づく変速動作
が終了する前に2つ目の変速指令が出力された場合に
は、ステップS15で、その時点における経過時間tが
所定時間T2を超えているか否かを判定する。そして、
この所定時間T2を超えていない場合は、いまだ1つ目
の変速指令に基づく変速動作が開始されていないものと
判断されるので、ステップS16に進んで、目標変速段
を2つ目の変速指令によるものに直ちに切り換え、この
2つ目の変速指令に基づく変速動作を開始する。これに
より、変速指令に対応した変速動作が応答性よく行われ
ることになる。
【0083】これに対して、1つ目の変速指令に基づく
変速動作が終了する前に2つ目の変速指令が出力された
場合において、その時点における1つ目の変速指令の出
力時からの経過時間tが所定時間T2を超えている場合
は、既に1つ目の変速指令に基づく変速動作が開始され
ていると判断されるので、この場合は、ステップS15
からステップS17に進んで、その1つ目の変速指令に
基づく変速動作を完了させ、その後、目標変速段を2つ
目の変速指令によるものに切り換えて、この2つ目の変
速指令に基づく変速動作を開始する。これにより、1つ
目の変速動作の途中で急遽2つ目の変速動作に移行する
ことによる著しいショックの発生が回避されることにな
る。
【0084】(3−2)2−4アップシフト飛越変速時
の再変速禁止制御 この実施の形態においては、以上説明したような再変速
禁止制御が飛越変速時にも並行して行なわれる。これを
上記図10のタイムチャートを参照して説明すると、こ
の場合、1つ目の変速指令は2−3変速指令、及び2つ
目の変速指令は3−4変速指令となり、1つ目の2−3
変速指令の出力時t0に、2−3シフトフラグが1にセ
ットされると共に、再変速禁止タイマ(経時時間t)の
カウントが開始する。
【0085】そして、この再変速禁止タイマのカウント
tが所定時間T2を超えた時点t1で再変速禁止フラグ
が1にセットされ、この禁止フラグが1の間は、2つ目
の3−4変速指令が出力されてもその変速動作の開始は
禁止される。そして、3速への変速が終了すると、2−
3シフトフラグが0にリセットされ、これにより、時間
t2で上記再変速禁止フラグも0にリセットされて、2
つ目の3−4変速動作の開始が許可されることになる。
【0086】しかしながら、このとき、前述のバックア
ップタイム、つまり中間段経由時間T1は、比較的長い
時間(例えば2〜3秒程度)に設定されており、以上の
ように再変速の禁止が解除されても、その時点t2では
未だ中間段経由時間T1内であって2−4禁止フラグが
1にセットされており、したがって2つ目の3−4変速
動作は開始されない。そして、その後、この経由時間T
1がタイムアップし、2−4禁止フラグが0にリセット
された時点t3で、始めて3−4シフトフラグが1にセ
ットされて4速への変速動作が開始されることになる。
これにより、1つ目の3速への変速と、2つ目の4速へ
の変速との間の時間的間隔が比較的長くなり、短時間の
うちに変速が二回起こることが防止されて、運転者に違
和感を与えるようなことが回避される。
【0087】(4)マニュアル4−2ダウンシフト飛越
変速時の制御 これに対し、コントローラ300は、スロットル開度が
全閉の状態で運転者がシフトレバー操作をしたことによ
り4−2ダウンシフト飛越変速が起こった場合には、次
のような制御を行なう。
【0088】すなわち、図12に示すように、この場合
は、現変速段である4速から中間段である3速への変速
動作が進むにつれて、変速歯車機構(第1、第2遊星歯
車機構30,40)のギア比が、4速のギア比から3速
のギア比に変化していくことになるが、該変速歯車機構
のギア比が略3速のギア比に変化した時点(図例では、
変速歯車機構のギア比が3速のギア比よりも比較的小さ
な所定値αだけ少ないギア比となった時点)txで、4
−2禁止フラグを0にリセットするのである。
【0089】したがって、基本的には、この時点tx
で、2速への変速動作の開始が許容されることになる
が、ここで、再変速禁止制御が働いて、図例のように、
上記時点txにおいて、まだ再変速禁止フラグが1にセ
ットされたままであれば、該禁止フラグが0にリセット
される時点t2をまって、3−2シフトフラグが1にセ
ットされ、これにより、上記時点t2において2速への
変速動作が開始されることになる。
【0090】もちろん、例えば上記再変速禁止制御にお
けるステップS13の変速動作の終了判定の条件設定等
によっては、上記再変速禁止フラグが0にリセットされ
る時点t2が、変速歯車機構のギア比が略3速のギア比
に変化する時点txよりも時間的に先となることもあ
り、その場合には、変速歯車機構のギア比が略3速のギ
ア比に変化した時点txにおいて2速への変速動作が開
始されることになる。
【0091】いずれにしても、このマニュアル4−2ダ
ウンシフト飛越変速の場合は、前述のバックアップタイ
ムT1が比較的長い時間に設定されており、その結果、
再変速禁止が解除される時点t2、及び変速歯車機構の
ギア比が略3速のギア比に変化する時点txのいずれも
が、上記所定時間T1がタイムアップする時点t3より
も時間的に先となる。これにより、先に説明した2−4
アップシフト変速時に比べて、中間段である3速の経由
時間が短くなり(t0〜t2又はtx)、目標変速段で
ある2速への変速が速やかに完了されて、運転者が早期
にエンジンブレーキを活用することができることにな
る。
【0092】(5)他の飛越変速制御動作の具体例 次に、以上説明したような飛越変速時における中間段経
由の制御と類似の効果を実現すべくコントローラ300
が行なう具体的動作の一例を以下に示す。
【0093】この制御動作は、図13に示したように、
ギア段の決定(ステップS30)、上記した2−4禁止
フラグや4−2禁止フラグ等の禁止フラグの設定(ステ
ップS50)、及び再変速禁止フラグの設定(ステップ
S70)を順次繰り返し行なうものである。
【0094】これらのうちギア段の決定(変速判定)
は、図14に示すプログラムに従って行なわれ、まずス
テップS31で、スロットル開度と車速とを変速パター
ンに当てはめて、狙いのギア段gearvを割り出す。
【0095】その結果、4速が求められ、このとき、2
−4禁止フラグ及び1−3禁止フラグのいずれもが0に
リセットされていれば、その4速を、変速指令を出力す
るギア段としての仮のギア段gear(仮)とする(ス
テップS32,S33)。
【0096】また、3速あるいは4速が求められ、この
とき、1−3禁止フラグが0にリセットされていれば、
3速を仮のギア段gear(仮)とする(ステップS3
4,S35)。
【0097】さらに、2速、3速あるいは4速のいずれ
かが求められ、このとき、4−2禁止フラグが0にリセ
ットされていれば、2速を仮のギア段gear(仮)と
する(ステップS36,S37)。
【0098】そして、いずれにも該当しない場合は、1
速を仮のギア段gear(仮)とする(ステップS3
8)。
【0099】次に、ステップS39で、スロットル開度
が全閉か否かを判定し、全閉の場合は、そのままステッ
プS40に進んで、上記ステップS33,S35,S3
7あるいはS38で設定された仮のギア段gear
(仮)を、変速指令を出力するギア段gearとする。
これにより、当該ギア段gearを目標変速段とする変
速指令が出力され、この変速指令に従って、変速動作が
開始される。
【0100】一方、上記ステップS39でスロットル開
度が全閉でないと判定されたときは、ステップS41に
進んで、再変速禁止フラグが0にリセットされているか
否かを判定し、再変速禁止が解除されている場合に限
り、ステップS40に進んで、仮のギア段gear
(仮)を、変速指令を出力するギア段gearとする。
しかしながら、ステップS41で再変速禁止が解除され
ていないと判定される場合は、ステップS40における
ギア段gearの更新(変更)を行なわない。
【0101】そして、その結果、今回のギア段gear
が前回のギア段gear[i−1]と異なる、つまりギ
ア段が変化した場合は、シフトフラグを1にセットし
(ステップS42,S43)、さらに、変速が終了した
時点で、このシフトフラグを0にリセットする(ステッ
プS44,S45)。
【0102】次に、禁止フラグの設定は、図15に示す
プログラムに従って行なわれ、まずステップS51,S
52で、スロットル開度が全閉か否か、及び車速が所定
値V1より高いか否かをそれぞれ判定し、いずれもYE
Sの場合に、ステップS53に進み、ここでYESと判
定されたとき、つまり、ギア比が3速のギア比よりも比
較的小さな所定値αだけ少ないギア比まで未だ上昇して
いないと判定されたときは、ステップS54で4−2禁
止フラグを1にセットする一方、ここでNOと判定され
たとき、つまり、ギア比が3速のギア比よりも比較的小
さな所定値αだけ少ないギア比まで上昇したと判定され
たときには、ステップS55で4−2禁止フラグを0に
リセットする。
【0103】同様にして、ステップS56,S57で、
スロットル開度が全閉か否か、及び車速が所定値V2よ
り高いか否かをそれぞれ判定し、いずれもYESの場合
に、ステップS58に進み、ここでYESと判定された
とき、つまり、ギア比が2速のギア比よりも比較的小さ
な所定値βだけ少ないギア比まで未だ上昇していないと
判定されたときは、ステップS59で3−1禁止フラグ
を1にセットする一方、ここでNOと判定されたとき、
つまり、ギア比が2速のギア比よりも比較的小さな所定
値βだけ少ないギア比まで上昇したと判定されたときに
は、ステップS60で3−1禁止フラグを0にリセット
する。
【0104】次に、再変速禁止フラグの設定は、図16
に示すプログラムに従って行なわれ、まずステップS7
1で、変速制御中か否か、つまりシフトフラグが1にセ
ットされているか否かを判定し、未だシフトフラグが1
にセットされる前であれば、ステップS72で再変速禁
止タイマtをアップカウントし、シフトフラグが1にセ
ットされていれば、ステップS73にすすんで、この再
変速禁止タイマtが所定時間T2を超えたか否かを判定
する。
【0105】そして、ここで再変速禁止タイマtが所定
時間T2を超えたと判定された場合は、既に変速指令に
基づく変速動作が開始されていると判断されるので、ス
テップS74に進んで、再変速禁止フラグを1にセット
する一方、再変速禁止タイマtが所定時間T2を超えて
いない場合は、未だ変速指令に基づく変速動作が開始さ
れていないと判断されるので、ステップS75に進ん
で、再変速禁止フラグを0にリセットする。
【0106】そして、この再変速禁止フラグの設定後、
再び最初に説明したギア段の決定制御に戻ることにな
る。
【0107】
【発明の効果】以上により、本願の第1発明によれば、
スロットル開度が全閉の状態でシフトレバーが手動操作
されたことに伴って起きるマニュアルダウンシフトの飛
越変速の場合には、中間段の経由時間が相対的に短くさ
れるので、目標変速段で得られるより大きなエンジンブ
レーキが早期に活用でき、マニュアルダウンシフト変速
の目的に沿った変速制御が実現される。
【0108】一方、スロットル開度の急減に伴って起き
るバックアウトのアップシフト飛越変速の場合には、中
間段の経由時間が相対的に長くされるので、最初の変速
と二度目の変速との間が時間的に長くなり、中間段での
加速感が得られる等、変速の違和感が解消されることに
なる。
【0109】そして、第2発明によれば、上記第1発明
がより具体化され、バックアウトのアップシフト飛越変
速の場合は、現在の変速段から中間段への変速が開始し
てから所定の時間が経過するまでは、該中間段が維持さ
れるのに対し、マニュアルダウンシフトの飛越変速の場
合には、上記所定時間が経過するまでに、自動変速機の
変速歯車機構のギア比が中間段のギア比となれば、該中
間段の維持が解除されて目標変速段への変速が開始され
る。これにより、マニュアルダウンシフトの飛越変速の
場合は、バックアウトのアップシフト飛越変速の場合に
比べて、中間段の経由時間が短くされることになる。
【0110】さらに、第3発明によれば、例えば、変速
動作中に急に別の変速動作に移行したときに生じる著し
い変速ショックを防止する等のために、第1の変速の動
作中に別の第2の変速の指令があったときは、第1の変
速の動作が終了するまで第2の変速の動作の開始を禁止
する再変速禁止制御が並行して行なわれる場合に、この
再変速禁止制御も考慮されつつ、マニュアルダウンシフ
トの飛越変速の場合は、バックアウトのアップシフト飛
越変速の場合に比べて、中間段の経由時間が短くされる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る自動変速機の機械
的構成を示す骨子図である。
【図2】 同自動変速機の変速歯車機構部の構成を示す
断面図である。
【図3】 油圧制御回路の回路図である。
【図4】 自動変速機の制御システム図である。
【図5】 図5の油圧制御回路の1速の状態を示す要部
拡大回路図である。
【図6】 同じく2速の状態を示す要部拡大回路図であ
る。
【図7】 同じく3速の状態を示す要部拡大回路図であ
る。
【図8】 同じく4速の状態を示す要部拡大回路図であ
る。
【図9】 バックアウトの2−4アップシフト飛越変速
時の制御動作を示すフローチャートである。
【図10】 該変速時における各データの変化を示すタ
イムチャートである。
【図11】 再変速禁止制御の動作を示すフローチャー
トである。
【図12】 マニュアル4−2ダウンシフト飛越変速時
における各データの変化を示すタイムチャートである。
【図13】 飛越変速制御の具体的動作の一例を示すフ
ローチャートである。
【図14】 該飛越変速制御におけるギア段の決定の動
作を示すフローチャートである。
【図15】 同じく禁止フラグの設定の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図16】 同じく再変速禁止フラグの設定の動作を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
10 自動変速機 30 変速歯車機構 300 コントローラ 301 車速センサ 302 スロットル開度センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤 研司 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在の変速段から段位が二つ異なる目標
    変速段へ変速する所定の飛越変速時に、その中間段を経
    由して上記目標変速段への変速を行なう変速制御手段が
    備えられた自動変速機の制御装置であって、スロットル
    開度が全閉の状態でのシフトレバー操作に伴うマニュア
    ルダウンシフトの上記飛越変速時は、スロットル開度の
    急減に伴うバックアウトアップシフトの上記飛越変速時
    に比べて、上記変速制御手段による中間段の経由時間を
    短くする経由時間制御手段が設けられていることを特徴
    とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 経由時間制御手段は、マニュアルダウン
    シフトの飛越変速時には、現在の変速段から中間段への
    変速が開始してから所定の時間が経過したとき、又は自
    動変速機の変速歯車機構のギア比が中間段のギア比とな
    ったときのいずれか早い時間に、変速制御手段に中間段
    から目標変速段への変速開始を許可する一方、バックア
    ウトアップシフトの飛越変速時には、上記所定時間が経
    過するまで、変速制御手段に中間段から目標変速段への
    変速開始を許可しないことにより、マニュアルダウンシ
    フトの飛越変速時は、バックアウトアップシフトの飛越
    変速時に比べて、中間段の経由時間を短くすることを特
    徴とする請求項1に記載の自動変速機の制御装置。
  3. 【請求項3】 第1の変速の動作中に別の第2の変速の
    指令があったときは、第1の変速の動作が終了するまで
    第2の変速の動作の開始を禁止する再変速禁止手段が設
    けられ、上記第1の変速の動作が上記所定時間内に終了
    する場合において、経由時間制御手段は、マニュアルダ
    ウンシフトの飛越変速時には、上記再変速禁止手段が再
    変速の禁止を解除し、且つ、自動変速機の変速歯車機構
    のギア比が中間段のギア比となったとき、又は現在の変
    速段から中間段への変速が開始してから所定の時間が経
    過したときのいずれか早い時間に、変速制御手段に中間
    段から目標変速段への変速開始を許可することを特徴と
    する請求項2に記載の自動変速機の制御装置。
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