JPH04261421A - エネルギー線を用いた注型成型方法 - Google Patents
エネルギー線を用いた注型成型方法Info
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- JPH04261421A JPH04261421A JP2184291A JP2184291A JPH04261421A JP H04261421 A JPH04261421 A JP H04261421A JP 2184291 A JP2184291 A JP 2184291A JP 2184291 A JP2184291 A JP 2184291A JP H04261421 A JPH04261421 A JP H04261421A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
化性樹脂組成物に関する。
脂、ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂等の反応型の
液状樹脂を型内に注入して成形する注型法が盛んに行な
われている。しかしながら、従来のエポキシ樹脂、ポリ
エステル樹脂、ポリウレタン樹脂等を用いた注型法では
、使用する樹脂が2液タイプのため、計量、脱泡、混合
等の作業に長時間を要していた。
ー線硬化性樹脂を使用した注型法が注目されている。こ
の注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物に要求される性
能としては、エネルギー線による硬化感度が優れている
事、硬化収縮が小さい事、深部硬化性に優れている事、
硬化後の紫外線透過率が良いこと、低粘度であること、
液状樹脂の熱安定性が良いこと、硬化物の機械特性が良
いこと、注型用型との離型性が良いこと等が挙げられる
。
−189121号公報、特開平1−317722号公報
、特開昭60−71629号公報、特公昭59−454
90号公報にエネルギー線硬化性樹脂を使用した注型法
が記載されているが、これらの発明中に記載されたエネ
ルギー線硬化性樹脂組成物は、前記注型用エネルギー線
硬化性樹脂組成物に要求される性能を、全て満足するも
のではなかった。
開昭62−189121号公報、特開平1−31772
2号公報、特公昭59−45490号公報は、エネルギ
ー線硬化性樹脂としてアクリレート樹脂等のラジカル重
合性樹脂を使用しているが、これらのラジカル重合性樹
脂は、エネルギー線による反応性は良いもの、硬化収縮
が大きく粘度が高いため、注型物の精度が悪いという欠
点を有していた。
エネルギー線硬化性樹脂としてエポキシ樹脂とアルミニ
ウム化合物及び光照射によってシラノール基を生ずる珪
素化合物の混合物を使用しており、硬化収縮は小さいも
ののエネルギー線による硬化速度が劣り、注型に要する
時間が長くなるという欠点を有していた。
欠点の解消された活性エネルギー線による樹脂注型シス
テムに最適な樹脂組成物を提供する事にある。
型用エネルギー線硬化性樹脂組成物として要求される各
種の諸特性を有するエネルギー線硬化性樹脂を鋭意検討
した結果、以下のような組成物が特に優れた特性を持つ
ことを見いだした。
成物の一は、必須成分として、ビスフェノール類から誘
導される1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を
有する芳香族エポキシ樹脂(a−1)を30重量%以上
、1分子中に少なくとも2個以上のシクロヘキセンオキ
シド基を有する脂環族エポキシ樹脂(a−2)を30重
量%以上、1分子中に1個のエポキシ基を有するエポキ
シ樹脂(a−3−1)、または1分子中に1以上のシク
ロヘキセンオキシド基と1以上のアルキレンオキシド基
の両方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、または1
分子中に2個以上のエポキシ基を有する脂肪族エポキシ
樹脂(a−3−3)のいずれか1以上のエポキシ樹脂(
a−3)を0.1〜30重量%含有するエネルギー線硬
化性カチオン重合性有機物質(a) 、およびエネルギ
ー線感受性カチオン重合開始剤(b) を含有し、エネ
ルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a) とエネ
ルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) との配合比
が重量比で98.00:2.00〜99.99:0.0
1であることを特徴とするものである。
成物の他の一は、必須成分として、ビスフェノール類か
ら誘導される1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ
基を有する芳香族エポキシ樹脂(a−1)を30重量%
以上、1分子中に少なくとも2個以上のシクロヘキセン
オキシド基を有する脂環族エポキシ樹脂(a−2)を3
0重量%以上、1分子中に1個のエポキシ基を有するエ
ポキシ樹脂(a−3−1)、または1分子中に1以上の
シクロヘキセンオキシド基と1以上のアルキレンオキシ
ド基の両方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、また
は1分子中に2個以上のエポキシ基を有する脂肪族エポ
キシ樹脂(a−3−3)のいずれか1以上のエポキシ樹
脂(a−3)を0.1〜30重量%含有するエネルギー
線硬化性カチオン重合性有機物質(a) 、エネルギー
線感受性カチオン重合開始剤(b) 、アクリレート化
合物またはメタアクリレート化合物(c) 、およびラ
ジカル重合開始剤(d) を含有し、エネルギー線硬化
性カチオン重合性有機物質(a) とエネルギー線感受
性カチオン重合開始剤(b) との配合比が重量比で9
8.00:2.00〜99.99:0.01であり、エ
ネルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a)とエネ
ルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) の総量とア
クリレート化合物またはメタアクリレート化合物(c)
との重量比が60:40〜98:2の範囲であり、ラ
ジカル重合開始剤(d) を、エネルギー線硬化性カチ
オン重合性有機物質(a)とエネルギー線感受性カチオ
ン重合開始剤(b) とアクリレート化合物またはメタ
アクリレート化合物(c) との総量100重量部に対
して0.01〜4重量部含有することを特徴とするもの
である。ここで、ビスフェノール類から誘導される1分
子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する芳香族
エポキシ樹脂(a−1)とは、ビスフェノールA、ビス
フェノールFや水添ビスフェノールA等のビスフェノー
ル類、又はそれらのアルキレンオキサイド付加体、カプ
ロラクトン付加体等の誘導体と、エピクロルヒドリンと
の反応によって製造されるグリシジルエーテル、及びノ
ボラックエポキシ樹脂等であり、例えばビスフェノール
Aジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジ
ルエーテル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテ
ル、水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、エチ
レンオキサイド1モル付加ビスフェノールAジグリシジ
ルエーテル、エチレンオキサイド2モル付加ビスフェノ
ールAジグリシジルエーテル、プロピレンオキサイド4
モル付加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、エチ
レンオキサイド2モル付加ビスフェノールFジグリシジ
ルエーテル、プロピレンオキサイド4モル付加ビスフェ
ノールFジグリシジルエーテル、エチレンオキサイド2
モル付加水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、
プロピレンオキサイド4モル付加水添ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル、エチレンオキサイド2モル付加
水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、プロピレ
ンオキサイド4モル付加水添ビスフェノールFジグリシ
ジルエーテル、ε−カプロラクトン2モル付加ビスフェ
ノールAジグリシジルエーテル、ε−カプロラクトン2
モル付加ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ε−
カプロラクトン2モル付加水添ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル、ε−カプロラクトン2モル付加水添ビ
スフェノールFジグリシジルエーテル、フェノールノボ
ラックエポキシ樹脂、オルソクレゾールノボラックエポ
キシ樹脂が挙げられる。これらのビスフェノール類から
誘導される1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基
を有する芳香族エポキシ樹脂(a−1)は、単独あるい
は2種以上のものを所望の性能に応じて配合して使用す
る事ができる。
1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する芳
香族エポキシ樹脂(a−1)のうち好ましいものは、ビ
スフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノール
Fジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAジグリ
シジルエーテル、エチレンオキサイド1モル付加ビスフ
ェノールAジグリシジルエーテル、エチレンオキサイド
2モル付加ビスフェノールAジグリシジルエーテル、フ
ェノールノボラックエポキシ樹脂、オルソクレゾールノ
ボラックエポキシ樹脂であり、特に好ましいものは、ビ
スフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノール
Fジグリシジルエーテル、フェノールノボラックエポキ
シ樹脂、及びオルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂
である。
キセンオキシド基を有する脂環族エポキシ樹脂(a−2
)とは、脂環族環を有する多価アルコールのポリグリシ
ジルエーテル又は、シクロヘキセン、シクロペンテン環
含有化合物を、過酸化水素、過酸等の適当な酸化剤でエ
ポキシ化する事によって得られるシクロヘキセンオキサ
イド、又はシクロペンテンオキサイド含有化合物のよう
な脂環族エポキシ樹脂であり、その代表例としては、3
,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−エ
ポキシシクロヘキサンカルボキシレート、2−(3,4
−エポキシシクロヘキシル−5,5−スピロ−3,4−
エポキシ)シクロヘキサン−メタ−ジオキサン、ビス(
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル)アジペート、
ビス(3、4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシル−
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキ
シレート、メチレンビス(3,4−エポキシシクロヘキ
サン)、ジシクロペンタジエンジエポキサイド、エチレ
ングリコールのジ(3,4−エポキシシクロヘキシルメ
チル)エーテル、エチレンビス(3,4−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレート)などが挙げられる。 これらの1分子中に少なくとも2個以上のシクロヘキセ
ンオキシド基を有する脂環族エポキシ樹脂(a−2)は
、単独あるいは2種以上のものを所望の性能に応じて配
合して使用する事ができる。1分子中に少なくとも2個
以上のシクロヘキセンオキシド基を有する脂環族エポキ
シ樹脂(a−2)のうち好ましいものは、1分子中に2
個のシクロヘキセンオキシド基を有する脂環族エポキシ
樹脂であり、特に好ましいものは、3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル−3’,4’−エポキシシクロヘキ
サンカルボキシレート、及びビス(3,4−エポキシシ
クロヘキシルメチル)アジペートである。
キシ樹脂(a−3−1)とは、脂肪族あるいは芳香族1
価アルコール、フェノール類又はそれらのアルキレンオ
キサイド付加体、カプロラクトン付加体等の誘導体と、
エピクロルヒドリンとの反応によって製造されるグリシ
ジルエーテル、あるいは分子内に1個のシクロヘキセン
、シクロペンテン環を含有する化合物を、過酸化水素、
過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化する事によって得ら
れるモノシクロヘキセンオキサイド、又はモノシクロペ
ンテンオキサイド含有化合物のようなモノ脂環族エポキ
シ樹脂、及び脂肪族長鎖一塩基酸のモノグリシジルエス
テル等であり、例えば炭素数12〜13モノアルコール
のグリシジルエーテル、イソプロピルアルコールのモノ
グリシジルエーテル、ドデカノールのモノグリシジルエ
ーテル、フェノールのモノグリシジルエーテル、エチレ
ンオキサイド2モル付加フェノールモノグリシジルエー
テル、エチレンオキサイド4モル付加フェノールモノグ
リシジルエーテル、ε−カプロラクトン2モル付加フェ
ノールモノグリシジルエーテル、ε−カプロラクトン4
モル付加フェノールモノグリシジルエーテル、ノニルフ
ェノールのモノグリシジルエーテル、エチレンオキサイ
ド2モル付加ノニルフェノールモノグリシジルエーテル
、エチレンオキサイド4モル付加ノニルフェノールモノ
グリシジルエーテル、ε−カプロラクトン2モル付加ノ
ニルフェノールモノグリシジルエーテル、ε−カプロラ
クトン4モル付加ノニルフェノールモノグリシジルエー
テル、2−エチルヘキシルカルビトールモノグリシジル
エーテル、ビニルシクロヘキセンモノオキサイド、4−
ビニルエポキシシクロヘキサン、エポキシヘキサヒドロ
フタル酸ジオクチル、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジ
−2−エチルヘキシル、脂肪族高級アルコールのモノグ
リシジルエーテルやフェノール、クレゾール、ブチルフ
ェノール又はこれらにアルキレンオキサイドを付加する
事により得られるポリエーテルアルコールのモノグリシ
ジルエーテル、高級脂肪酸のグリシジルエステルが挙げ
られる。これらの1分子中に1個のエポキシ基を有する
エポキシ樹脂(a−3−1)は、単独あるいは2種以上
のものを所望の性能に応じて配合して使用する事ができ
る。
ド基と1以上のアルキレンオキシド基の両方を有するエ
ポキシ樹脂(a−3−2)としては、分子内にシクロヘ
キセン環及びアルキレン基を含有する化合物を、過酸化
水素、過酸等の適当な酸化剤でエポキシ化する等の方法
によって得られる化合物であり、例えばビニルシクロヘ
キセンジオキシド、エポキシヘキサヒドロフタル酸ジグ
リシジルエステル、グリシジル−3、4−エポキシシク
ロヘキサンカルボキシレートが挙げられる。これらの1
分子中に1以上のシクロヘキセンオキシド基と1以上の
アルキレンオキシド基の両方を有するエポキシ樹脂(a
−3−2)は、単独あるいは2種以上のものを所望の性
能に応じて配合して使用する事ができる。
脂肪族エポキシ樹脂(a−3−3)とは、脂肪族多価ア
ルコール、又はそのアルキレンオキサイド付加物のポリ
グリシジルエーテル、脂肪族長鎖多塩基酸のポリグリシ
ジルエステル、グリシジルアクリレートやグリシジルメ
タクリレートのホモポリマー、コポリマーなどの脂肪族
エポキシ樹脂であり、その代表例としては、1,4−ブ
タンジオールのジグリシジルエーテル、1,6−ヘキサ
ンジオールのジグリシジルエーテル、グリセリンのトリ
グリシジルエーテル、トリメチロールプロパンのトリグ
リシジルエーテル、ポリエチレングリコ−ルのジグリシ
ジルエーテル、ポリプロピレングリコールのジグリシジ
ルエーテル、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、グリセリン等の脂肪族多価アルコールに1種又は2
種以上のアルキレンオキサイドを付加する事によって得
られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエーテ
ル、脂肪族長鎖2塩基酸のジグリシジルエステルが挙げ
られる。さらにエポキシ化大豆油、エポキシステアリン
酸ブチル、エポキシステアリン酸オクチル、エポキシ化
アマニ油、エポキシ化ポリブタジエン等が挙げられる。 これらの1分子中に2個以上のエポキシ基を有する脂肪
族エポキシ樹脂(a−3−3)は、単独あるいは2種以
上のものを所望の性能に応じて配合して使用する事がで
きる。
オン重合性有機物質(a) は、エポキシ樹脂以外のカ
チオン重合性有機物質を含有することもできる。エポキ
シ樹脂以外のカチオン重合性有機物質とは、エネルギー
線感受性カチオン重合開始剤(b)の存在下、活性エネ
ルギー線照射により高分子化又は架橋反応するカチオン
重合性化合物で、環状エーテル化合物、環状ラクトン化
合物、環状アセタール化合物、環状チオエーテル化合物
、スピロオルソエステル化合物、ビニル化合物などの1
種又は2種以上の混合物からなるものである。その具体
例としては、トリメチレンオキシド、3,3−ジメチル
オキセタン、3,3−ジクロロメチルオキセタン、など
のオキセタン化合物;テトラヒドロフラン、2,3−ジ
メチルテトラヒドロフランのようなオキソラン化合物;
トリオキサン、1,3−ジオキソラン、1,3,6−ト
リオキサンシクロオクタンのような環状アセタール化合
物;β−プロピオラクトン、ε−カプロラクトンのよう
な環状ラクトン化合物;エチレンスルフィド、チオエピ
クロロヒドリンのようなチイラン化合物;1,3−プロ
ピンスルフィド、3,3−ジメチルチエタンのようなチ
エタン化合物;エチレングリコールジビニルエーテル、
アルキルビニルエーテル、3,4−ジヒドロピラン−2
−メチル(3,4−ジヒドロピラン−2−カルボキシレ
ート)、トリエチレングリコールジビニルエーテルのよ
うなビニルエーテル化合物;エポキシ化合物とラクトン
との反応によって得られるスピロオルソエステル化合物
;ビニルシクロヘキサン、イソブチレン、ポリブタジエ
ンのようなエチレン性不飽和化合物及び上記化合物の誘
導体が挙げられる。これらのエポキシ樹脂以外のカチオ
ン重合性化合物は、単独あるいは2種以上のものを所望
の性能に応じて配合して使用する事ができる。
オン重合開始剤(b) とは、活性エネルギー線照射に
よりカチオン重合を開始させる物質を放出させることが
可能な化合物であり、特に好ましいものは、照射により
ルイス酸を放出するオニウム塩である複塩の1群のもの
である。かかるオニウム塩の代表的なものは、次の一般
式(1)で表される。
m (1)(式中カチオンはオニウム塩であり、Zは
S、Se、Te、P、As、Sb、Bi、O、N、また
はハロゲン原子であり、R1、R2、R3、R4は、同
一でも異なっていても良い有機の基である。数a,b,
c,dの合計はZの価数に等しい。Mは、ハロゲン化物
錯体の中心原子である金属又は半金属(metallo
id)であり、B、P、As、Al、Ca、In、Ti
、Zn、Sc、V、Cr、Mn、Coなどである。Xは
ハロゲン原子であり、mはハロゲン化物錯体イオンの正
味の電荷であり、nはハロゲン化物錯体イオン中の原子
の数である。)上記一般式(1)の陰イオン (MXn
+m)−mの具体例としては、テトラフルオロボレート
(BF4−)、ヘキサフルオロホスフェート(PF6−
)、ヘキサフルオロアンチモネート(SbF6−)、ヘ
キサフルオロアルセネート(AsF6−)、ヘキサクロ
ロアンチモネート(SbCl6−)等が挙げられる。
イオンも用いることができる。又、その他の陰イオンと
しては、過塩素酸イオン(ClO4−)、トリフルオロ
メチル亜硫酸イオン (CF3SO3−)、フルオロス
ルホン酸イオン(FSO3−)、トルエンスルホン酸イ
オン、トリニトロベンゼンスルホン酸イオン等が挙げら
れる。
香族オニウム塩をカチオン重合開始剤として使用するの
が特に有効であり、中でも特開昭50−151996号
公報、特開昭50−158680号公報等に記載の芳香
族ハロニウム塩、特開昭50−151977号公報、特
開昭52−30899号公報、特開昭56−55420
号公報、特開昭55−125105号公報等に記載の芳
香族オニウム塩、特開昭50−158698号公報等に
記載の芳香族オニウム塩、特開昭56−8428号公報
、特開昭56−149402号公報、特開昭57−19
2429号公報等に記載のオキソスルホキソニウム塩、
特公昭49−17040号公報等に記載の芳香族ジアゾ
ニウム塩、特開昭61−190524号公報等に記載の
芳香族オニウム塩、米国特許第4139655号明細書
等に記載のチオピリリウム塩等が好ましい。
チオン重合開始剤として、例えば鉄/アレン錯体やアル
ミニウム錯体等を用いても良い。
ェノン、ベンゾインイソプロピルエーテル、チオキサン
トンなどの光増感剤を併用することもできる。
いは2種以上のものを目的とする性能に応じて配合して
使用する事ができる。
メタアクリレート化合物(以下総称して「(メタ)アク
リレート化合物」という。)(c) とは、1分子中に
少なくとも1個以上の(メタ)アクリル基を有する化合
物であり、例えば、エポキシ(メタ)アクリレート、ウ
レレタン(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)
アクリレート、ポリエーテル(メタ)アクリレート、ア
ルコール類の(メタ)アクリル酸エステルが挙げられる
。
て好ましいものは、従来公知の芳香族エポキシ樹脂、脂
環族エポキシ樹脂、脂肪族エポキシ樹脂等と、(メタ)
アクリル酸とを反応させて得られる(メタ)アクリレー
トである。これらのエポキシ(メタ)アクリレートのう
ち、特に好ましいものは、芳香族エポキシ樹脂の(メタ
)アクリレートであり、少なくとも1個の芳香核を有す
る多価フェノール又はそのアルキレンオキサイド付加体
のポリグリシジルエーテルを、(メタ)アクリル酸と反
応させて得られる(メタ)アクリレートであって、例え
ばビスフェノールA、又はそのアルキレンオキサイド付
加体とエピクロルヒドリンとの反応によって得られるグ
リシジルエーテルを、(メタ)アクリル酸と反応させて
得られる(メタ)アクリレート、エポキシノボラック樹
脂と(メタ)アクリル酸とを反応させて得られる(メタ
)アクリレートが挙げられる。
しいものは、1種又は2種以上の水酸基含有ポリエステ
ルや、水酸基含有ポリエーテルに水酸基含有(メタ)ア
クリル酸エステルとイソシアネート類を反応させて得ら
れる(メタ)アクリレートや、水酸基含有(メタ)アク
リル酸エステルとイソシアネート類を反応させて得られ
る(メタ)アクリレートである。ここで使用する水酸基
含有ポリエステルとして好ましいものは、1種又は2種
以上の脂肪族多価アルコールと、1種又は2種以上の多
塩基酸とのエステル化反応によって得られる水酸基含有
ポリエステルであって、脂肪族多価アルコールとしては
、例えば1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ネオペンチルグリコール
、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール
、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトールが挙げられる。多塩
基酸としては、例えば、アジピン酸、テレフタル酸、無
水フタル酸、トリメリット酸が挙げられる。水酸基含有
ポリエーテルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコ
ールに1種又は2種以上のアルキレンオキサイドを付加
することによって得られる水酸基含有ポリエーテルであ
って、脂肪族多価アルコールとしては、例えば1,3−
ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘ
キサンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレング
リコール、ポリプロピレングリコール、トリメチロール
プロパン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペン
タエリスリトールが挙げられる。アルキレンオキサイド
としては、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオ
キサイドが挙げられる。水酸基含有(メタ)アクリル酸
エステルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコール
と(メタ)アクリル酸とのエステル化反応によって得ら
れる水酸基含有(メタ)アクリル酸エステルであって、
脂肪族多価アルコールとしては、例えば1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトールが挙げられる。
テルのうち、脂肪族2価アルコールと(メタ)アクリル
酸とのエステル化反応によって得られる水酸基含有(メ
タ)アクリル酸エステルは特に好ましく、例えば、2−
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレートが挙げられる。 イソシアネート類としては、分子中に少なくとも1個以
上のイソシアネート基を持つ化合物が好ましいが、トル
イレンジイソシアネートやヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート等の2価のイソシア
ネート類が特に好ましい。
好ましいものは、水酸基含有ポリエステルと(メタ)ア
クリル酸とを反応させて得られるポリエステル(メタ)
アクリレートである。ここで使用する水酸基含有ポリエ
ステルとして好ましいものは、1種又は2種以上の脂肪
族多価アルコールと、1種又は2種以上の1塩基酸、多
塩基酸、及びフェノール類とのエステル化反応によって
得られる水酸基含有ポリエステルであって、脂肪族多価
アルコールとしては、例えば1,3−ブタンジオール、
1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、
ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ネオ
ペンチルグリコール、ポリエチレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、トリメチロールプロパン、グリセ
リン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール
が挙げられる。1塩基酸としては、例えば、ギ酸、酢酸
、ブチルカルボン酸、安息香酸が挙げられる。多塩基酸
としては、例えば、アジピン酸、テレフタル酸、無水フ
タル酸、トリメリット酸が挙げられる。フェノール類と
しては、例えば、フェノール、P−ノニルフェノールが
挙げられる。
好ましいものは、水酸基含有ポリエーテルと(メタ)ア
クリル酸とを反応させて得られるポリエーテル(メタ)
アクリレートである。ここで使用する水酸基含有ポリエ
ーテルとして好ましいものは、脂肪族多価アルコールに
1種又は2種以上のアルキレンオキサイドを付加するこ
とによって得られる水酸基含有ポリエーテルであって、
脂肪族多価アルコールとしては、例えば1,3−ブタン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサン
ジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、トリメチロールプロパ
ン、グリセリン、ペンタエリスリトール、ジペンタエリ
スリトールが挙げられる。アルキレンオキサイドとして
は、例えば、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ドが挙げられる。
ルとして好ましいものは、分子中に少なくとも1個の水
酸基を持つ芳香族又は脂肪族アルコール、及びそのアル
キレンオキサイド付加体と(メタ)アクリル酸とを反応
させて得られる(メタ)アクリレートであり、例えば、
2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレート、イソアミル(メタ)アクリ
レート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(
メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、イ
ソボルニル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)ア
クリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリ
レート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート
、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリ
エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペン
チルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトール
トリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールペ
ンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘ
キサ(メタ)アクリレートが挙げられる。
単独あるいは2種以上の物を所望の性能に応じて配合し
て使用することができる。
) とは、活性エネルギー線照射によりラジカル重合を
開始させる物質を放出する事が可能な化合物であり、ア
セトフェノン系化合物、ベンゾインエーテル系化合物、
ベンジル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサ
ントン系化合物等のケトン類が好ましい。
、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒドロキシ
メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、4’−イソ
プロピル−2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェ
ノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−プロピオフェノン
、P−ジメチルアミノアセトン、P−tert.−ブチ
ルジクロロアセトフェノン、P−tert.−ブチルト
リクロロアセトフェノン、P−アジドベンザルアセトフ
ェノンが挙げられる。ベンゾインエーテル系化合物とし
ては、例えば、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル
、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン−n−プロピ
ルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾ
イン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエー
テルが挙げられる。ベンジル系化合物としては、ベンジ
ル、ベンジルジメチルケタール、ベンジル−β−メトキ
シエチルアセタール、1−ヒドロキシシクロヘキシルフ
ェニルケトンが挙げられる。ベンゾフェノン系化合物と
しては、例えば、ベンゾフェノン、O−ベンゾイル安息
香酸メチル、ミヒラーズケトン、4,4’−ビスジエチ
ルアミノベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフ
ェノンが挙げられる。チオキサントン系化合物としては
、例えば、チオキサントン、2−メチルチオキサントン
、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキ
サントン、4−イソプロピルチオキサントン、2−クロ
ロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントンが
挙げられる。 これらのラジカル重合開始剤(d)
は、単独あるいは2種以上のものを所望の性能に応じて
配合して使用する事ができる。
樹脂組成物の組成割合について説明する。組成割合につ
いては、部(重量部)で説明する。
オン重合性有機物質(a) とエネルギー線感受性カチ
オン重合開始剤(b) の組成割合は、エネルギー線硬
化性カチオン重合性有機物質(a) とエネルギー線感
受性カチオン重合開始剤(b) との重量比が98.0
0:2.00〜99.99:0.01の範囲内である事
が好ましく、更に好ましくは、98.50:1.50〜
99.10:0.10の範囲内であり、特に好ましくは
、99.00:1.00〜99.10:0.10の範囲
内であるものが注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物と
して特に優れた特性を示す。
b) の含有量が、エネルギー線硬化性カチオン重合性
有機物質(a) とエネルギー線感受性カチオン重合開
始剤(b) との総和に対して2重量%を越える場合、
表面の硬化速度は速くなるものの深部硬化性が悪くなり
均一な注型物が作成できない為、精度が悪くなったり割
れが生ずる等の現象が起こり好ましくない。また、エネ
ルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) の含有量が
、エネルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a)
とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) との
総和に対して0.01重量%に満たない場合は、実質的
に硬化反応が進まないので好ましくない。
キシ樹脂(a−3−1)、1分子中に1以上のシクロヘ
キセンオキシド基と1以上のアルキレンオキシド基の両
方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、及び1分子中
に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する脂肪族エポ
キシ樹脂(a−3−3)は、反応性希釈剤及び重合速度
調整剤として作用し、エネルギー線硬化性カチオン重合
性有機物質(a) が、1分子中に1個のエポキシ基を
有するエポキシ樹脂(a−3−1)、または1分子中に
1以上のシクロヘキセンオキシド基と1以上のグリシジ
ル基の両方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、また
は1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する
脂肪族エポキシ樹脂(a−3−3)のいずれか1以上の
エポキシ樹脂(a−3)を0.1〜30重量部含有する
ことによって、本発明組成物の粘度を25℃で5000
cps以下とすることができ、注型用型に樹脂を充填す
る時間を短縮し作業性が良好となる。また、エポキシ樹
脂(a−3)の添加量によって、組成物の活性エネルギ
ー線による硬化速度が変化するが、0.1〜30重量部
の範囲内では均一な硬化ができ、精度の良い立体物を作
成することができる。
質(a) において、エポキシ樹脂(a−3)の含有量
が0.1重量部に満たない場合は、希釈効果が悪く組成
物の粘度を5000cps以下とすることができない。 また30重量部を越える場合は、エネルギー線を照射し
て立体モデルを作成しても、硬化特性が悪く歪んだり割
れが生じてしまい好ましくない。
キシ樹脂(a−3−1)、1分子中に1以上のシクロヘ
キセンオキシド基と1以上のアルキレンオキシド基の両
方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、及び1分子中
に少なくとも2個以上のエポキシ基を有する脂肪族エポ
キシ樹脂(a−3−3)は、単独あるいは2種以上のも
のを、所望の性能に応じて配合して使用することができ
る。
成物は、エネルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(
a) が、ビスフェノール類から誘導される1分子中に
少なくとも2個以上のエポキシ基を有する芳香族エポキ
シ樹脂(a−1)を30重量%以上、1分子中に少なく
とも2個以上のシクロヘキセンオキシド基を有する脂環
族エポキシ樹脂(a−2)を30重量%以上、エポキシ
樹脂(a−3)を0.1〜30重量%含有し、エネルギ
ー線硬化性カチオン重合性有機物質(a) とエネルギ
ー線感受性カチオン重合開始剤(b) との配合比が重
量比で98.00:2.00〜99.99:0.01と
なるように構成することで、エネルギー線による硬化感
度が優れ、硬化収縮(線収縮率)が3%以下となり、深
部硬化性が10mm以上となり、液状樹脂の熱安定性が
良く、25℃における粘度が5000cps以下となり
、硬化物の機械的強度や型との離型性の良い、非常に優
れた注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物を構成するこ
とができる。
剤が、一般式(1)で表されるオニウム塩である場合は
、蛍光灯等の光下あるいは100℃以下の温度下におけ
る安定性に優れる注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物
を構成することができる。
、ガラス粉、アルミナ粉、アルミノシリケート粉、シリ
カ粉のような無機化合物の微粉末や、ポリカーボネート
、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、シリコン
樹脂等の透明な樹脂の微粉末などがある。このような透
明な微粉末を、エネルギー線硬化性カチオン重合性有機
物質(a)とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤(
b) との総量100重量部に対して、0.1〜10重
量部含有する場合は、非常に精度の良い立体物を得る事
ができる。
成物において、(メタ)アクリレート化合物(c) を
、エネルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a)
とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) の総
量と(メタ)アクリレート化合物(c) との比が60
:40〜98:2の範囲で含有し、かつラジカル重合開
始剤(d) をエネルギー線硬化性カチオン重合性有機
物質(a) とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤
(b) の総量と(メタ)アクリレート化合物(c)
との総量100重量部に対して0.01〜4重量部含有
する場合は、特に深部硬化性の優れた組成物を得ること
ができる。
化収縮が大きいために、(メタ)アクリレート化合物(
c) の含有量がエネルギー線硬化性カチオン重合性有
機物質(a) とエネルギー線感受性カチオン重合開始
剤(b) の総量と(メタ)アクリレート化合物との比
が60:40より多い場合は、得られた立体物が歪んだ
り亀裂が入ったりして好ましくない。また98:2より
少ない場合は(メタ)アクリレート(c)を全く含有し
ない場合との深部硬化性の差が実質的にない。
エネルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a) と
エネルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) の総量
と(メタ)アクリレート化合物(c) との総量100
重量部に対して0.01〜4重量部含有するのが好まし
く、さらに好ましくは、0.1〜2重量部の範囲である
。ラジカル重合開始剤(d) の含有量が、0.01重
量部に満たないの場合は、本発明の組成物中の(メタ)
アクリレート化合物を十分に反応させることができず、
また4重量部を越える場合は、深部硬化特性が著しく劣
化し、かつ硬化物に歪みが生じるため好ましくない。
物は、本発明の効果を損なわない限り、必要に応じて熱
感受性カチオン重合開始剤;顔料、染料等の着色剤;消
泡剤、レベリング剤、増粘剤、難燃剤、酸化防止剤等の
各種樹脂添加剤改質用樹脂などを適量配合して使用する
ことができる。熱感受性カチオン重合開始剤としては、
例えば、特開昭57−49613号公報、特開昭58−
37004号公報記載の脂肪族オニウム塩類が挙げられ
る。
物の粘度としては、好ましくは25℃で5000cps
以下、更に好ましくは2000cps以下のものである
。粘度があまり高くなると注型用型に樹脂を充填する時
間が長くなるため作業性が悪くなる傾向がある。
に収縮をするので、精度の点から収縮の小さいことが要
求される。本発明組成物の硬化収縮率は、好ましくは3
%以下、更に好ましくは2%以下のものである。
成物を用いた成形の具体的な実施方法としては、まず作
成したい立体モデルに対する凹型を紫外線等のエネルギ
ー線の透過可能な材料で作成する。ここで紫外線等のエ
ネルギー線の透過可能な材料は、ポリカーボネート、ポ
リメチルメタクリレート、ポリアクリレート、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、シリコン樹脂
等の透明な樹脂やガラス等の透明な無機材料が好ましい
。この凹型中に本発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂
組成物を常圧下または減圧下において注入、あるいは加
圧注入等の方法によって注入し、必要に応じて脱泡した
のち凹型の外側よりエネルギー線を照射し、凹型中に注
入された本発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物
を硬化させ、目的の立体物を作成する。
物を硬化する際に使用する活性エネルギー線としては、
紫外線、電子線、X線、放射線、あるいは高周波等を用
いる事ができる。これらのうちでも1800〜5000
Åの波長を有する紫外線が好ましく、その光源としては
、紫外線レーザー、水銀ランプ、キセノンランプ、ナト
リウムランプ、アルカリ金属ランプ、ハロゲン化金属ラ
ンプ等が使用できる。特に好ましい光源としては水銀ラ
ンプ、ハロゲン化金属ランプ等の紫外線照射可能なラン
プが挙げられ、本発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂
組成物を効率よく硬化し、かつ硬化物の歪みが小さく均
一な硬化を行なうことができる。また、電子線も有効な
光源である。
物は、活性エネルギー線によるカチオン重合反応により
硬化が進むため、使用するエネルギー線反応性カチオン
重合性有機物質(a) の種類によっては、活性エネル
ギー線照射時、該樹脂組成物を30〜100℃程度に加
熱することにより、架橋硬化反応を効果的に促進し、同
時に粘度を低下し注型に要する時間を短縮することがで
きる。更にエネルギー線を照射して得られた立体モデル
を、40〜100℃の温度に加熱処理または水銀ランプ
などでUV照射処理をすることで、より機械強度の優れ
た造形物を得ることもできる。
物の具体的な適用分野としては、自動車、電子・電気部
品、家具、建築構造物、玩具、容器類、鋳物、人形など
各種曲面体のモデルや加工用が挙げられる。
ついて更に具体的に説明するが、本発明は、以下の実施
例によって制約されるものではない。例中「部」は、重
量部を意味する。
して、ビスフェノールAジグリシジルエーテル45部、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート40部、ビニ
ルシクロヘキセンモノオキサイド15部、エネルギー線
感受性カチオン重合開始剤(b) として、ビス−[4
−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィドビス
ジヘキサフルオロアンチモネート2部を充分混合して注
型用エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。透明なシリ
コーン樹脂を用いて、図1のマスターモデル2から図2
の凹型3を作成した。上記注型用エネルギー線硬化性樹
脂組成物を、図3のように真空ポンプ11を用いて減圧
しながら凹型3に注入した。これを図4のように回転台
4に乗せて1回転/分の回転速度で回転させながら、8
0w/cm高圧水銀ランプ5、6にて紫外線を照射して
硬化させ、図5に示す目的の立体モデル7を作成した。 得られた立体モデル7は歪みがなく、極めて精度が高く
、かつ機械強度の優れたものであった。注型用エネルギ
ー線硬化性樹脂組成物を減圧下にて凹型3に注入するの
に要した時間(以下注入時間という)は3分、紫外線の
照射時間は5分であった。得られた立体モデルの縦方向
の長さL1とマスターモデルの縦方向の長さL2を測定
し、次の計算式 [(L2−L1)/L2)]×100 によって得られた立体物の精度(以下成形精度という)
を算出したところ、1.1%と高精度であった。また、
図6のように、直径30mm、高さ50mmの円柱状の
ガラス容器8に上記注型用エネルギー線硬化性樹脂組成
物を満たし、その上部15cmの位置から80w/cm
の高圧水銀ランプ10を用いて紫外線照射を3分間行い
、硬化した樹脂9の厚さL3(以下硬化深度という)を
測定したところ、25mmであった。
して、エチレンオキサイド2モル付加ビスフェノールA
ジグリシジルエーテル30部、ビス(3,4−エポキシ
シクロヘキシルメチル)アジペート30部、ビニルシク
ロヘキセンジオキサイド20部、1、4−ブタンジオー
ルジグリシジルエーテル10部、エネルギー線感受性カ
チオン重合開始剤(b) として、トリフェニルスルホ
ニウムヘキサフルオロアンチモネート1部を充分混合し
て本発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た
。実施例1と同様の方法で立体モデルを作成したところ
、得られた立体モデルは歪みがなく、極めて精度が高く
、かつ機械強度の優れたものであった。本樹脂組成物は
低粘度で扱い易いため、注入時間が1分と短時間であり
、紫外線の照射時間は5分であった。成形精度は1.0
%と高精度であった。実施例1と同様の操作で硬化深度
を測定したところ31mmであった。
して、水素付加ビスフェノールAジグリシジルエーテル
20部、ビスフェノールFジグリシジルエーテル20部
、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’
−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート30部、1
,6−ヘキサンジオールジグリシジルエーテル10部、
C12−13 アルコールモノグリシジルエーテル20
部、エネルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) と
して、トリフェニルスルホニウムヘキサフルオロアンチ
モネート1部を充分混合して本発明の注型用エネルギー
線硬化性樹脂組成物を得た。この樹脂組成物を60℃に
加温し、実施例1と同様の方法で立体モデルを作成した
ところ、得られた立体モデルは歪みがなく、極めて精度
が高く、かつ機械強度の優れたものであった。60℃に
加温しているため粘度が30cpsと非常に低く扱い易
いため、注入時間が1分と短時間であり、また加温する
ことによって反応速度が促進されるため紫外線の照射時
間は2分と非常に短時間であった。成形精度は1.5%
と高精度であった。実施例1と同様の操作で硬化深度を
測定したところ35mmであった。
して、ビスフェノールAジグリシジルエーテル45部、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート40部、ビニ
ルシクロヘキセンモノオキサイド15部、エネルギー線
感受性カチオン重合開始剤(b) として、ビス−[4
−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィドビス
ジヘキサフルオロアンチモネート2部、透明な微粉末と
して直径20μのガラスビーズ10部を充分混合して本
発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物を得た。実
施例1と同様の方法で立体モデルを作成したところ、得
られた立体モデルは歪みがなく、極めて精度が高く、か
つ機械強度の優れたものであった。注入時間は5分であ
り、紫外線の照射時間は5分であった。本組成物はガラ
スビーズを含有しているため成形精度が0.5%と非常
に高精度であった。実施例1と同様の操作で硬化深度を
測定したところ19mmであった。
して、ビスフェノールAジグリシジルエーテル40部、
3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−3’,4’−
エポキシシクロヘキサンカルボキシレート40部、ビニ
ルシクロヘキセンモノオキサイド10部、エネルギー線
感受性カチオン重合開始剤(b) として、ビス−[4
−(ジフェニルスルホニオ)フェニル]スルフィドビス
ジヘキサフルオロアンチモネート2部、アクリレート化
合物(c) として、ビスフェノールAエポキシアクリ
レート10部、ラジカル重合開始剤(d) として1−
ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン1部を充分混
合して本発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物を
得た。実施例1と同様の方法で立体モデルを作成したと
ころ、得られた立体モデルは歪みがなく、極めて精度が
高く、かつ機械強度の優れたものであった。注入時間は
3分であり、紫外線の照射時間は5分であった。成形精
度が1.5%と高精度であった。実施例1と同様の操作
で硬化深度を測定したところ、本組成物はアクリレート
化合物を含有しているため49mmと深部硬化性が高か
った。
リメチロールプロパントリアクリレート30部、ベンゾ
フェノン3部を充分混合して光硬化性樹脂組成物を得た
。実施例1と同様の方法で立体モデルを作成したところ
、得られた立体モデルは硬化収縮によって大きな亀裂が
生じていた。また硬化収縮によって内部応力が発生する
ため機械強度の劣っていた。注入時間は5分であり、紫
外線の照射時間は5分であった。作成したモデルが破損
したため成形精度は、測定不能であった。実施例1と同
様の操作で硬化深度を測定しようとしたが、硬化物の歪
みが大きく亀裂が生じていたため測定不能であった。
チロールプロパントリアクリレート30部、ベンジルジ
メチルケタール3部を充分混合して光硬化性樹脂組成物
を得た。実施例1と同様の方法で立体モデルを作成した
ところ、得られた立体モデルは硬化収縮によって大きな
歪みが発生し極めて精度が悪く、部分的に亀裂が生じて
いた。また硬化収縮によって内部応力が発生するため機
械強度が劣っていた。注入時間は5分であり、紫外線の
照射時間は5分であった。成形精度は4.5%と非常に
劣っていた。実施例1と同様の操作で硬化深度を測定し
ようとしたが、硬化物の歪みが大きく亀裂が生じていた
ため測定不能であった。
化感度が優れ、硬化収縮(線収縮率)が3%以下となり
、深部硬化性が10mm以上となり、液状樹脂の熱安定
性が良く、硬化物の機械的強度や型との離型性の良い、
非常に優れた注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物を提
供したことである。
始剤(b) が、上記一般式(1)で表されるオニウム
塩である場合は、上記特性に加え蛍光灯等の光下あるい
は100℃以下の温度下における安定性に優れる注型用
エネルギー線硬化性樹脂組成物を構成することができる
。本発明の注型用エネルギー線硬化性樹脂組成物が、透
明な微粉末をエネルギー線硬化性カチオン重合性有機物
質(a) とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤(
b) との総量100重量部に対して、0.1〜10重
量部含有する場合は、非常に精度の良い立体物を得る事
ができる。
成物が、(メタ)アクリレート化合物(c) を、エネ
ルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a) とエネ
ルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) の総量と(
メタ)アクリレート化合物(c) との比が60:40
〜98:2の範囲で含有し、かつラジカル重合開始剤(
d) をエネルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(
a) とエネルギー線感受性カチオン重合開始剤(b)
と(メタ)アクリレート化合物(c) との総量10
0重量部に対して0.01〜2重量部含有する場合は、
特に深部硬化性の優れた組成物を得ることができる。
中、L2は縦方向の長さを示す。
cは高圧水銀ランプの略図である。
1は縦方向の長さを示す。
は高圧水銀ランプの略図である。図中、L3は硬化深度
を示す。
モデル 3…凹型 4…回転台 5…高圧水銀ランプ 6…高圧水銀ランプ 7…立体モデル 8…ガラス容器 9…硬化した樹脂 10…高圧水銀ランプ 11…真空ポンプ
Claims (7)
- 【請求項1】必須成分として、ビスフェノール類から誘
導される1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を
有する芳香族エポキシ樹脂(a−1)を30重量%以上
、1分子中に少なくとも2個以上のシクロヘキセンオキ
シド基を有する脂環族エポキシ樹脂(a−2)を30重
量%以上、1分子中に1個のエポキシ基を有するエポキ
シ樹脂(a−3−1)、または1分子中に1以上のシク
ロヘキセンオキシド基と1以上のアルキレンオキシド基
の両方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、または1
分子中に2個以上のエポキシ基を有する脂肪族エポキシ
樹脂(a−3−3)のいずれか1以上のエポキシ樹脂(
a−3)を0.1〜30重量%含有するエネルギー線硬
化性カチオン重合性有機物質(a) 、およびエネルギ
ー線感受性カチオン重合開始剤(b) を含有し、エネ
ルギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a) とエネ
ルギー線感受性カチオン重合開始剤(b) との配合比
が重量比で98.00:2.00〜99.99:0.0
1であることを特徴とする注型用エネルギー線硬化性樹
脂組成物。 - 【請求項2】エネルギー線感受性カチオン重合開始剤(
b) が、次の一般式で表されるオニウム塩であること
を特徴とする請求項1記載の注型用エネルギー線硬化性
樹脂組成物。 (R1aR2bR3cR4dZ)+m(MXn+m)−
m(式中カチオンはオニウム塩であり、ZはS、Se、
Te、P、As、Sb、Bi、O、N、またはハロゲン
原子であり、R1、R2、R3、R4は、同一でも異な
っていても良い有機の基である。数a,b,c,dの合
計はZの価数に等しい。Mは、ハロゲン化物錯体の中心
原子である金属又は半金属(metalloid)であ
る。Xはハロゲン原子であり、mはハロゲン化物錯体イ
オンの正味の電荷であり、nはハロゲン化物錯体イオン
中の原子の数である。) - 【請求項3】透明な微粉末を、エネルギー線硬化性カチ
オン重合性有機物質(a) と、エネルギー線感受性カ
チオン重合開始剤(b) との総量100重量部に対し
て、0.1〜10重量部含有することを特徴とする請求
項1または2記載の注型用エネルギ−線硬化性樹脂組成
物。 - 【請求項4】必須成分として、ビスフェノール類から誘
導される1分子中に少なくとも2個以上のエポキシ基を
有する芳香族エポキシ樹脂(a−1)を30重量%以上
、1分子中に少なくとも2個以上のシクロヘキセンオキ
シド基を有する脂環族エポキシ樹脂(a−2)を30重
量%以上、1分子中に1個のエポキシ基を有するエポキ
シ樹脂(a−3−1)、または1分子中に1以上のシク
ロヘキセンオキシド基と1以上のアルキレンオキシド基
の両方を有するエポキシ樹脂(a−3−2)、または1
分子中に2個以上のエポキシ基を有する脂肪族エポキシ
樹脂(a−3−3)のいずれか1以上のエポキシ樹脂(
a−3)を0.1〜30重量%含有するエネルギー線硬
化性カチオン重合性有機物質(a) 、エネルギー線感
受性カチオン重合開始剤(b) 、アクリレート化合物
またはメタアクリレート化合物(c) 、およびラジカ
ル重合開始剤(d) を含有し、エネルギー線硬化性カ
チオン重合性有機物質(a) とエネルギー線感受性カ
チオン重合開始剤(b) との配合比が重量比で98.
00:2.00〜99.99:0.01であり、エネル
ギー線硬化性カチオン重合性有機物質(a) とエネル
ギー線感受性カチオン重合開始剤(b) の総量とアク
リレート化合物またはメタアクリレート化合物(c)
との重量比が60:40〜98:2の範囲であり、ラジ
カル重合開始剤(d) を、エネルギー線硬化性カチオ
ン重合性有機物質(a) とエネルギー線感受性カチオ
ン重合開始剤(b) とアクリレート化合物またはメタ
アクリレート化合物(c) との総量100重量部に対
して0.01〜4重量部含有することを特徴とする注型
用エネルギ−線硬化性樹脂組成物。 - 【請求項5】エネルギー線感受性カチオン重合開始剤(
b) が、次の一般式で表されるオニウム塩であること
を特徴とする請求項4記載の注型用エネルギー線硬化性
樹脂組成物。 (R1aR2bR3cR4dZ)+m(MXn+m)−
m(式中カチオンはオニウム塩であり、ZはS、Se、
Te、P、As、Sb、Bi、O、N、またはハロゲン
原子であり、R1、R2、R3、R4は、同一でも異な
っていても良い有機の基である。数a,b,c,dの合
計はZの価数に等しい。Mは、ハロゲン化物錯体の中心
原子である金属又は半金属(metalloid)であ
る。Xはハロゲン原子であり、mはハロゲン化物錯体イ
オンの正味の電荷であり、nはハロゲン化物錯体イオン
中の原子の数である。) - 【請求項6】透明な微粉末を、エネルギー線硬化性カチ
オン重合性有機物質(a) と、エネルギー線感受性カ
チオン重合開始剤(b) と、アクリレート化合物また
はメタアクリレート化合物(c) と、ラジカル重合開
始剤(d) との総量100重量部に対して、0.1〜
10重量部含有することを特徴とする請求項4または5
記載の注型用エネルギ−線硬化性樹脂組成物。 - 【請求項7】25℃における粘度が5000cps以下
で、硬化収縮率(線収縮)が3%以下であることを特徴
とする請求項1ないし6のいずれか1項記載の注型用エ
ネルギ−線硬化性樹脂組成物。
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