JPH03294238A - メタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法 - Google Patents
メタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法Info
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- JPH03294238A JPH03294238A JP2014815A JP1481590A JPH03294238A JP H03294238 A JPH03294238 A JP H03294238A JP 2014815 A JP2014815 A JP 2014815A JP 1481590 A JP1481590 A JP 1481590A JP H03294238 A JPH03294238 A JP H03294238A
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- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
−ブタノール)およびメチル−t−ブチルエーテル(メ
チルターシャリ−ブチルエーテル)から選ばれる少なく
とも1種の化合物を出発原料とし、この出発原料を分子
状**または分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化し
てメタクロレインおよびメタクリル酸を製造する方法に
間する。
酸化してメタクロレインおよびメタクリル酸をII造す
る際に用いられる触媒に間しては数多くの提案がなされ
ている。これらは主として触媒を構成する成分およびそ
の比率の選択にかかわるものである。
蓄熱が大きく、特にホットスポットと呼ばれる局所的異
常高温帯では過度の酸化反応により収率が低下するのみ
ならず、熱負荷による触媒の劣化により触媒寿命が大き
な影響を受けることになる。このため、工業的実施にお
いては、ホットスポット部における蓄熱が重大な問題と
なり、特に生産性を上げるために出発原料濃度を高めた
り、空間速度を高めたりすると(以下、 r高負荷反応
条件下」という場合もある)、ホットスポット部におけ
る蓄熱が顕著となる傾向があることから、反応条件に関
しかなりの制約を受けているのが現状である。
、工業的に高収率でメタクロレインおよびメタクリル酸
を生産する上でも、また触媒の劣化を抑えて長期間にわ
たり安定した運転を可能とする上でも非常に重要なこと
である。特に、モリブデン系触媒の場合、モリブデン成
分が容易に昇華しやすいことからホットスポット部での
蓄熱を防止することは重要である。
いくつかの提案がなされている。例えば、特公昭62−
36740号公報には、触媒形状をリング状にすること
が提案されている。この公報には、イソブチレンまたは
t−ブタノールの酸化用触媒として通常用いられている
成型触媒において、形状を球状あるいは円柱状からリン
グ状にかえることにより、ホットスポット部での蓄熱を
抑え、過度の酸化反応を抑えることができるために、収
率の向上に大きな効果があると述べられている。
れるものの、特に高負荷反応条件下では充分満足のいく
結果が得られるとはいえない。
の複数個の反応帯に活性の異なる触媒を充填して酸化反
応に供する方法も、例えばプロピレンからアクロレイン
およびアクリル酸を製造する方法として、特公昭63−
38331号公報によって知られている。
ンおよびイソブチレンから不飽和アルデヒドおよび酸を
製造する方法として、本質的に同一組成からなる担持型
触媒と成型触媒との組合せが開示されているが、実施例
中にはプロピレンからアクロレインならびにアクリル酸
を製造する例が示されているが、イソブチレンからメタ
クロレインならびにメタクリル酸を製造する場合につい
ては具体的に開示されておらず、その効果につぃて評価
するのは困難である。
チルエーテルを気相接触酸化してメタクロレインおよび
メタクリル酸を生成する反応においては、これら出発原
料はいずれもプロピレンと異なりα−位にメチル基が存
在するために、並列反応、逐次反応などの副反応が多く
、副生成物は数、量とも多い0例えば、イソブチレンか
らメタクロレインおよびメタクリル酸を生成する場合の
反応熱は、プロピレンからアクロレインおよびアクリル
酸を生成する場合のそれよりも大きく、このことが触媒
層の蓄熱を助長し、副反応による副生成物の増加を促進
している。しかも、メタクロレインは、アクロレインに
比べて不安定で自動酸化などのいわゆるr後反応」を起
こし易く、これが収率を更に低下させる原因となってい
る。
メチル−t−ブチルエーテルを酸化してメタクロレイン
およびメタクリル酸を生成する反応は、プロピレンを酸
化してアクロレインおよびアクリル酸を生成する反応に
比べ、複雑で、目的物を高収率で得ることが困難である
。従って、従来より、アクロレイン、アクリル酸なとの
製造で得られている知見をそのままメタクロレインある
いはメタクリル酸の製造に適用しても充分な効果を得る
ことが期待できず、メタクロレインあるいはメタクリル
酸の製造に好適な触媒もしくは方法を開発するには更な
る検討が必要とされてきた。
およびメチル−t−ブチルエーテルから選ばれる少なく
とも1種を気相接触酸化してメタクロレインおよびメタ
クリル酸を高収率で製造する方法を提供することである
。
よびメチル−t−ブチルエーテルから選ばれる少なくと
も1種を気相接触酸化してメタクロレインおよびメタク
リル酸を製造する際、触媒層内のホットスポット部にお
ける蓄熱を抑制し、メタクロレインおよびメタクリル酸
の収率の向上を図るとともに触媒の劣化を防止して触媒
を長時間にわたって安定に使用できるようにしたメタク
ロレインおよびメタクリル酸の製造方法を提供すること
である。
よびメチル−t−ブチルエーテルから選ばれる少なくと
も1種を高負荷反応条件下において気相接触酸化してメ
タクロレインおよびメタクリル酸を製造する際、触媒層
内のホットスポット部における蓄熱を抑制し、メタクロ
レインおよびメタクリル酸の収率の向上をはかるととも
に触媒の劣化を防止して触媒を長時間にわたって安定に
使用できるようにし、ひいては生産性を著しく向上させ
たメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法を提供
することである。
造において、特定のモリブデン系触媒の一元素成分(ア
ルカリ金属元素およびタリウムから選ばれる元素)の種
類および/または量を変えることにより複数個の活性の
異なる触媒を調製し、一方触媒層を2層以上に分割して
複数個の反応帯を設け、これら複数個の反応帯に上記活
性の異なる複数個のモリブデン系触媒を原料ガス入口部
から出口部に向かって活性がより高くなるように充填す
ることによりホットスポット部における蓄熱の防止、収
率の向上などの効果が得られることを見出し、先に特許
出願した(特願平1−315163号明細書)。
類および/または量を変えるとともに触媒調製時の焼成
温度を変えることによって活性を変化させた触媒を上記
と同様に反応管に充填することにより、上記効果がより
効果的に得られることを知り、この知見に基づいて本発
明を完成するに至った。
ブチレン、t−ブタノールおよびメチル−1−ブチルエ
ーテルから選ばれる少なくとも1種を分子状酸素または
分子状酸素含有ガスにより気相接触酸化によりメタクロ
レインおよびメタクリル酸を製造する方法において、 (イ)触媒として、下記一般式(1) %式% (式中、Moはモリブデン、Wはタングステン、Bjは
ビスマス、Feは鉄、Aはニッケルおよびコバルトから
選ばれる少なくとも1種の元素、Bはアルカリ金属およ
びタリウムから選ばれる少なくとも1種の元素、Cはア
ルカリ土類金属から選ばれる少なくとも1種の元素、D
はリン、テルル、アンチモン、スズ、セリウム、鉛、ニ
オブ、マンガン、ヒ紫および亜鉛から選ばれる少なくと
も1種の元素、Eはシリコン、アルミニウム、チタニウ
ムおよびジルコニウムから選ばれる少なくとも1種の元
素、0は酸素を表し、またa、b、C1d、 e、
f、 gSh、 rおよびXはそれぞれNo。
Eおよびoの原子数を表し、a=12としたとき、
b=o〜10、c=0.1〜10. d=0.1〜2
0. e =2〜20、f=0.001〜10.g=
o 〜10.h=0〜4.1=0〜30、X=各々の元
素の酸化状態によって定まる数値である) で表される複合酸化物を使用し、 (ロ)各反応管内の触媒層を管軸方向に2N以上に分割
して設けた複数個の反応帯に、(ハ)上記(イ)の触媒
において、一般式(I)におけるB群元素の種類および
/または量を変更するとともに触媒調製時の焼成温度を
変更して調製した活性の焼成温度を原料ガス入口部から
出口部に向かフで活性がより高くなるように充填するこ
とを特徴とするメタクロレインおよびメタクリル酸の製
造方法に間する。
ノールおよびメチル−1−ブチルエーテルから選ばれる
少なくとも1種の化合物であり、通常、分子吠酸禦、水
蒸気、不活性ガス、例えば窒素、炭酸ガスなどとともに
混合ガスとして反応に供する。
される複合酸化物である。この触媒の調製方法および原
料については、後記焼成温度に間する条件を除けば、特
に制限はなく、この種の触媒のSl!I!!に一般に使
用されている方法および原料を用いてpi製することが
できる。
成温度を調製して、これら複数個の触媒を特定の配列で
充填するが、特に本発明は、上記活性の異なる触媒を一
般式(1)におけるB群元素の種類および/または量を
変えるとともに触媒調製時の焼成温度を変えることによ
ってYA製することを特徴とするものである。
ウム、セシウムなどのアルカリ金属およびタリウムから
選ばれる少なくとも1種の元素の種類および/または量
(但し、一般式 (1)において、fによって規定され
る原子比内で)を変えるとともに触媒調製時の焼成温度
を400〜600℃の範囲内で、複数個の触媒のそれぞ
れの焼成温度の差が少なくとも5℃となるように変える
ことによって活性の異なる触媒を調製する。
400〜600℃であり、好ましくは450〜550℃
である。
分でなく、一方600℃を超えるとシンタリングなどに
よフて触媒活性が低下するので好ましくない。また、複
数個の触媒のそれぞれの焼成温度の差が5℃未満ては焼
成温度差による触媒活性の差の発現が不十分となって好
ましくない。
はなく、通常、5〜100℃、好ましくは10〜70℃
である。
成分から構成され、これら元素成分の朝合せによって本
発明の目的が達成されるが、これら元素成分のうち、特
にタングステン成分は触媒活性の向上に有効であり、こ
れをB群元素と併用することによフて触媒の選択性を低
下させることなく触媒活性の著しい向上が認められる。
12としたとき、0〜10、好ましくは0.5〜10で
ある。
を意味する。
型法あるいは打錠成型法などによって成型してもよく、
また触媒成分としての一般式(r)によって表される複
合酸化物を、炭化ケイ素、アルミナ、酸化ジルコニウム
、酸化チタンなどの一般に担体として使用されている不
活性な担体に担持してもよい。
っても異なっていてもよく、例えば反応帯の数が2の場
合、原料ガス入口部に担持型触媒を、−刃出口部に成型
触媒を配置することができる。
く、球状、円柱状、リング状などいずれでもよい、特に
、リング状触媒を使用するとホットスポット部における
蓄熱が防止され、収率の向上、触媒劣化の防止などの他
、触媒層での圧力損失の低下など種々の利点が得られる
ことから、本発明においてはリング状触媒が好適に使用
される。
径の0.5〜2倍、長さ方向への貫通孔の内径が外径の
0.1〜0.7倍となるようなリング状触媒が好適に使
用される。
っても異なっていてもよく、例えば反応帯の数が2の場
合、原料ガス入口部にリング状触媒を、−刃出口部にベ
レット状触媒を配置することができる。
N以上に分割して複数個の反応帯を設け、これら反応帯
に上記活性の焼成温度を原料ガスの入口部から出口部に
向かって活性が順次高くなるように配置する。すなわち
、活性が最も低い触媒を入口部に、一方活性が最も高い
触媒を出口部に配置する。このように活性の焼成温度を
配列することによって、ホットスポット部における蓄熱
を抑え、また高選択率で目的物を得ることができる。
御しやすくなるが、工業的には2〜3層にすることによ
って充分目的とする効果を得ることができる。また、分
割比については、各層の触媒をいかなる組成、形状など
にするかによって左右されるため一概に特定できず、全
体としての最適な活性、選択率が得られるように適宜選
択すれシJよい。
も、あるいはリサイクル法であってもよく、またこの種
の反応に一般に用いられている条件下に実施することが
できる。例えば、原料ガスとして、イソブチレン、t−
ブタノールおよびメチル−1−ブチルエーテルから選ば
れる少なくとも1種の化合物1〜1o容量%、分子状酸
素3〜20容量%、水蒸気0〜6o容量%、窒素、炭酸
ガスなどの不活性ガス20〜8o容量%などからなる混
合ガスを前記触媒上に250〜450℃の温度範囲、常
圧〜10気圧の圧力下、空間速度300〜5000hr
” (STP)で導入する。
た高負荷反応条件下、例えばより高い原料濃度、あるい
はより高い空間速度の条件下において、従来法に比べて
、特に著しい好結果が得られる。
デン系触媒を複数個に分割した触媒層に原料ガス入口部
から出口部に向かって活性がより高くなるように充填す
ることによって、(a)高収率でメタクロレインおよび
メタクリル酸が得られる、 (b)ホットスポット部における蓄熱を効果的に抑制で
きる、 (C)ホットスポット部における過度の酸化反応が防止
され、高収率で目的とするメタクロレインおよびメタク
リル酸を得ることができる、(d)熱負荷による触媒の
劣化が防止され、h媒を長期閏安定して使用することが
できる、(e)高原料濃度、高空間速度など高負荷反肩
条件下でも目的とするメタクロレインおよびメうクリル
酸を高収率で得られることから生産性をメ輻に上げるこ
とができるなどの効果が得られる。
果の他に (f)触媒層での圧力損失の低下によって消達電力を低
減することができる などの効果も得られる。
リル酸の工業的生産に極めて有用な方tマである。
って定義される。
酸第二鉄202gを溶解した。また、硝酸ビスマス24
3gを濃硝酸30aQと水120−との硝酸水溶液に溶
解した。
モリブデン酸アンモニウム1059gおよびパラタング
ステン酸アンモニウム265gを溶解し、得られた水溶
液に上記別途調製した2つの水溶液を滴下、混合し、次
いで硝酸セシウム68゜3gを水200−に溶解した水
溶液、更に20重重%濃度のシリカゾル203gを順次
添加し、混合した。
した後、外径6mm、長さ6.6mmのべしット状に成
型し、空気流通下に510℃で6時間焼成して触媒(1
)を得た。
s i 1.35であった。
を9.8gとし、焼成温度を480”Cとした以外は触
媒(1)と同様にして触媒(2)を調製した。
i +、s5てあフた。
例1.2の結果から明らかなように、触媒(2)のほう
が触媒(1)よりも活性が高い。
記触媒(1)750−を充填し、一方原料ガス出口部上
記に触媒(2)750−を充填した。
2容量%、水蒸気10容量%、窒素70゜8容量%から
なる組成の混合ガスを導入し、反応温度340℃、空間
速度(SV)1600hr”(STP)で反応を行った
。結果を表1に示す。
(1)のみを1500−充填した以外は実施例1と同様
に反応を行フた。結果を表1に示す。
(2)のみを1500−充填した以外は実施例1と同様
に反応を行フた。結果を表1に示比較例3 実施例1の触媒(1)の調製において、硝酸セシウムの
使用量を39gとした以外は触媒(1)と同様にして触
媒(3)を**1.、た。
4S i 1.3sであった。
応管に充填した以外は実施例1と同様に反応を行った。
に際し、焼成温度をいずれも500℃とした以外は触媒
(1)および触媒(2)と同様にしてそれぞれ触媒(4
)および触媒(5)を調製した。触媒(4)を反応ガス
入口側に750+a12、触媒(5)を出口側に750
−充填し、実施例1と同様に反応を行った。結果を表1
に示す。
活性は非常に低く、一方触媒(2)は高活性であるが、
いずれも合計単流収率が低いのに対し、これら触媒(1
)、 (2)を絹み合わせた本発明の触媒系においては
合計単流収率が高く、目的とするメタクロレインおよび
メタクリル酸が高収率で得られることが理解される。
触媒(3)と触媒(1)、 (2)を鞘み合わせた本発
明の触媒系とを比較すると、触媒(3)では合計単流収
率が低く、さらには反応温度とホットスポット部温度と
の温度差(△T)が非常に大きいことから熱負荷による
触媒劣化が著しいものと考えられる。すなわち、本発明
の触媒系と組成をほぼ同一にした単一の触媒(3)を単
独で使用しても本発明の効果を達成することができない
ことが理解される。
△Tの両面で優れてはいるが、本発明の触媒を用いた実
施例1と比較すれば、いずれも劣ることは明らかであり
、B群元業の変更のみならず焼成温度の変更をも組合せ
ることにより更に優れた結果が得られることが理解され
る。
X6.11m、長さ6.6mm、貫通孔内径1mmのリ
ング状に成型した以外は実施例1と同様にして反応を行
った。結果を表1に示す。
6mm、貫通孔内径1mmのリング状に成型した以外は
比較例1と同様にして反応を行った。結果を表1に示す
。
6mrn、貫通孔内径1mmのリング状に成型した以外
は比較例2と同様にして反応を行った。結果を表1に示
す。
6mm、貫通孔内径1mmのリング状に成型した以外は
比較例3と同様にして反応を行フた。結果を表1に示す
。
6mm、長さ6.6mm、貫通孔内径1mmのリング状
に成型した以外は比較例4と同様にして反応を行った。
形状をベレット状からリング状に変更したものである。
5)の組合せのいずれの場合も形状をリング状に変更す
ると収率の向上と△Tの低下が認められるが、触媒(1
)、(2)を組み合わせた本発明の触媒系のほうが収率
および△Tがともに優れていることが理解される。
って行フた以外は実施例1と同様にして反応を行フた。
常に低く、収率の低下は殆ど無視できる程度であり、本
発明の触媒系の場合、長朗にわたフて非常に安定した連
続運転を行うことができることが理解される。
以外は比較例3と同様に反応を行った。
間後の活性および収率の低下は非常に小さく、安定性に
間しては大差がないことから、本発明による実施例1の
比較例4に対する収率の優位性がそのまま4000時間
後も現れることは明らかである。
度を3000h r−’ (STP)に変更した以外は
実施例2と同様に反応を行った。結果を表1に示す。
度を3000h r−’ (STP)に変更した以外は
比較例4と同様に反応を行った。結果を表1に示す。
た場合でも、触媒(1)、 (2)を朝み合わせた本発
明の触媒系の触媒(4)、(5)を組み合わせた触媒系
に対する、活性および収率における優位差がそのまま現
れることが理解される。
素の割合をそれぞれ7容量%および69.8容量%に変
更した以外は実施例2と同様に反応を行フた。結果を表
1に示す。
よび窒素の割合をそれぞれ7容量%および69.8容量
%に変更した以外は比較例4と同様に反応を行った。結
果を表1に示す。
度を上げた場合にも、触媒(1)、 (2)を鞘み合わ
せた本発明の触媒系の触媒(4)、(5)を組み合わせ
た触媒系に対する、収率および△Tにおける優位差がそ
のまま現れることが理解される。
ールを使用した以外は実施例1と同様に反応を行った。
ールを使用した以外は比較例1と同様に反応を行った。
エーテル(MTBE)5容量%、酸素13.2ぎ量%、
水蒸気lO容量%、窒素71.8容量%の混合ガスを使
用し、さらに反応温度を360℃、空間速度を1000
hr−’ (STP)に変更した以外は実施例2と同様
に反応を行った。結果を表3に示す。
酸素13.2容量%、水蒸気10容員%、窒素71.8
容量%の混合ガスを使用し、さらに反応温度を360℃
、空間速度を1000h r(STP)に変更した以外
は比較例4と同様に反応を行った。結果を表3に示す。
ルを使用すること、パラタングステン酸アンモニウムの
後にリン酸を添加すること、硝酸セシウムの代わりに硝
酸ルビジウムを使用すること、硝酸ルビジウムの後に酸
化第二スズを添加すること、シリカゾルの代わりに硝酸
アルミニウムを使用すること、さらζこ焼成温度を52
0℃とすること以外は実施例1と同様にして触媒(6)
を調製した。
P@、2S n@、sA 1 + であった。
とする以外は上記触媒(6)と同様にして触媒(7)を
調製した。
PI12Sna、sA1+ であフた。
6)750+dを充填し、一方ガス出口側には触媒(7
)750−を充填した。
に示す。
する際、2 焼成温度をいずれも500℃とした以外は
触媒(6)および触媒(7)と同様にしてそれぞれ触媒
(8)および触媒(9)を調製した。触媒(8)を反応
ガス入口側に750−5触媒(9)を反応ガス出口側に
750−充填し実施例8と同様に反応を行った。結果を
表4に示す。
いないこと、硝酸セシウムの代わりに硝酸カリウム、硝
酸リチウム、硝酸マグネシウムおよび硝酸カルシウムを
添加すること、シリカゾルの代わりに二酸化チタンを使
用すること、最後に硝酸第一セリウムと五酸化ニオブを
使用し、さらに焼成温度を520℃とする以外は実施例
1と同様にして触媒(10)を得た。
@、sC&@ 2Mg1.2N bll、sc e+T
i +であフた。
触媒(1])をpii2シた。
@ 2Mg@ 2Nbs、5CeIT i+であった。
(10)750+dを充填し、次にガス出口部に触媒(
i 1)750−を充填した。
に示す。
調製する際、焼成温度をいずれも5゜0℃とした以外は
触媒(10)および触媒(11)と同様にしてそれぞれ
触媒(12)および触媒(13)を調製した。触媒(1
2)を反応ガス出口側に750−1触媒(13)を反応
ガス出口側に75〇−充填し、実施例9と同様にして反
応を行った。結果を表4に示す。
用いないこと、硝酸セシウムの代わりに硝酸第一タリウ
ムと硝酸ストロンチウムを用いその後に酸化テルル、硝
酸鉛および硝酸亜鉛を添加すること、シリカゾルの代わ
りに二酸化チタンを用いること、さらに焼成温度を53
0℃とする以外は実施例1と同様にして懸濁液を調製し
た。
m m、長さ6.6rnm、貫通孔内径2mmのリン
グ状に成型し、空気流通下に500℃で6時間焼成して
触媒(14)を得た。
、vS rs 3T ea、zPb+Zns、sT
i+てあフた。
た以外は触媒(14)と同様にして触媒(15)を5n
tt、た。
r* 3T es、sP b IZ ns、sT
i 1であフた。
媒(14)750dを充填し、一方ガス出口側には触媒
(15)750−を充填した。
す。
を調製する際、焼成温度をいずれも500℃とした以外
は触媒(14)および触媒(IS)と同様にしてそれぞ
れ触媒(16)および触媒(17)を1lIl!L/た
。触媒(16)を反応ガス人口側に750−1触媒(1
7)を反応ガス出口側に7501を充填し、実施例1O
と同様に反応を行った。結果を表4に示す。
リウム、硝酸バリウムおよび硝酸ベリリウムを用いるこ
と、その後に二酸化アンチモンと硝酸マンガンを添加す
ること、シリカゾルの代わりに硝酸ジルコニウムを使用
すること、また焼成温度を530℃とすること以外は実
施例1と同様にして懸濁液を調製した。
)を調製した。
+、gBa@、2BeL2Sb+Mnl1.sZr+
であった。
焼成温度を470℃とした以外は触媒(18)と同様に
して触媒(19)を得た。
N al、sBa@、2Be@ 2Sb+Mns、sZ
r+であった。
18)750−を充填し、一方ガス出口側に触媒(19
)750−を充填した。
に示す。
Claims (4)
- (1)固定床多管型反応器を用いてイソブチレン、t−
ブタノールおよびメチル−t−ブチルエーテルから選ば
れる少なくとも1種を分子状酸素または分子状酸素含有
ガスにより気相接触酸化してメタクロレインおよびメタ
クリル酸を製造する方法において、 (イ)触媒として、下記一般式( I ) Mo_aW_bBi_cFe_dA_eB_fC_gD
_hE_iO_x(式中、Moはモリブデン、Wはタン
グステン、Biはビスマス、Feは鉄、Aはニッケルお
よびコバルトから選ばれる少なくとも1種の元素、Bは
アルカリ金属およびタリウムから選ばれる少なくとも1
種の元素、Cはアルカリ土類金属から選ばれる少なくと
も1種の元素、Dはリン、テルル、アンチモン、スズ、
セリウム、鉛、ニオブ、マンガン、ヒ素および亜鉛から
選ばれる少なくとも1種の元素、Eはシリコン、アルミ
ニウム、チタニウムおよびジルコニウムから選ばれる少
なくとも1種の元素、Oは酸素を表し、またa、b、c
、d、e、f、g、h、iおよびxは、それぞれ、Mo
、W、Bi、Fe、A、B、C、D、EおよびOの原子
数を表し、a=12としたとき、b=0〜10、c=0
.1〜10、d=0.1〜20、e=2〜20、f=0
.001〜10、g=0〜10、h=0〜4、i=0〜
30、x=各々の元素の酸化状態によって定まる数値で
ある) で表される複合酸化物を使用し、 (ロ)各反応管内の触媒層を管軸方向に2層以上に分割
して設けた複数個の反応帯に、 (ハ)上記(イ)の触媒において、一般式 ( I )におけるB群元素の種類および/または量を変
更するとともに触媒調製時の焼成温度を変更して調製し
た活性の異なる複数個の触媒を原料ガス入口部から出口
部に向かって活性がより高くなるように充填することを
特徴とするメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方
法。 - (2)反応帯の数が2または3である請求項(1)に記
載のメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方法。 - (3)触媒が、外径が3〜10mm、長さが外径の0.
5〜2倍、長さ方向への貫通孔の内径が外径の0.1〜
0.7倍のリング状触媒である請求項(1)または(2
)に記載のメタクロレインおよびメタクリル酸の製造方
法。 - (4)触媒調製時の焼成温度が400〜600℃の範囲
であり、触媒のそれぞれの焼成温度の差が少なくとも5
℃である請求項(1)、(2)または(3)に記載のメ
タクロレインおよびメタクリル酸の製造方法。
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