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JPH03271203A - 有害動物類忌避組成物 - Google Patents

有害動物類忌避組成物

Info

Publication number
JPH03271203A
JPH03271203A JP7162290A JP7162290A JPH03271203A JP H03271203 A JPH03271203 A JP H03271203A JP 7162290 A JP7162290 A JP 7162290A JP 7162290 A JP7162290 A JP 7162290A JP H03271203 A JPH03271203 A JP H03271203A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
repellent
ether
diphenyl
parts
injurious
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7162290A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsutoshi Narasaki
楢崎 光敏
Hisao Morita
守田 久雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MIKASA KAGAKU KOGYO KK filed Critical MIKASA KAGAKU KOGYO KK
Priority to JP7162290A priority Critical patent/JPH03271203A/ja
Publication of JPH03271203A publication Critical patent/JPH03271203A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、犬、猫、ネズミ、ウサギ、イノシシ。
モノマ、イタチ1カラス、スズメ、ハト、ムクトリ、ゴ
キブリ、シロアリ、アリ、イガ、ダニ、イカイ、マイマ
イ、力、ハエ、ウンカ、ヨコバイ。
アブラムシ等の有害、不快動物、虫等の有害動物類の忌
避組成物に関する。
〔従来の技術〕
現今、温暖化、オゾン層破壊、酸性雨、放射線汚染等、
人為的な要因による地球規模での環境汚染により環境を
悪化させている。その影響が先ず動物植物の衰退となっ
てくるのであるが、人間との共存を保ちつつ人間社会の
環境を守るための特定動物忌避剤が非常に大きな意義を
有する。
ネズミ、ノウサギ、イノシシ、スズメ、カモ等の農作物
に対する有害動物の忌避剤として、明治末より北海道に
おいて魚油及びナフタリンを混合したものが用いられた
のが、我が国における忌避剤の最初と言われている。そ
の後、クレオソート。
シクロヘキシミド、β−ナフトール、チュウラム。
チオフェン類、レモングラス油、ジアリルスルフイツト
及び酸化鉄等が用いられるようになった。
また、力、ダニ、ノミ等の吸血性昆虫には、フタル酸ジ
メチル、エチルヘキサンジオール及びジエチルトルアミ
ド等が用いられている。
一般に忌避剤としては、嗅覚による嗅覚忌避剤(olf
actory repellent )味覚による味覚
忌避剤(gustatory repellent)が
ある。前者には、精油(essential  oil
 ) 、植物ゴム樹脂があり、後者には有機酸、アルコ
ール、アルカロイド、タンニン、配糖体等がある。
生物界では、自己保存のため、外から攻撃する動物に対
し不快な臭気、味覚をもつものが普通である。これは植
物においてみられ、精油、アルカロイド及び配糖体がこ
の意義を持ち、また、動物間の種の保存にも蟻酸、酪酸
、サリチルアルデヒド、メルカプタン、アリル化合物等
がその働きをしている。
その他に、有害動物類の忌避剤として従来、特許公報に
は以下のものが開示されている。
ゴキブリ用としてモノテルペノイド〈特開昭53−86
021号公報〉、有害動物にテルペノイドモノマー及び
そのオリゴマー〈特開平1−294601号公報〉鳥に
不飽和アルコール及びアルデヒド(特開昭53−101
531号公報)、犬、猫、鳥獣に高級ケトン及び青葉ア
ルコール、桂皮アルデヒド、ケトン(特公昭57−25
521号公報)、ネズミ、ウサギにグアサジン(特開昭
57−67507号公報)、有害鳥獣にグアサジンとチ
二つラム(特開昭59−25306号公報)吸血害虫に
環状テルペンアルコール(特開昭57−179101 
号公報)、鳥類にプロチオホスとチュラム(特開昭59
−10504号公報)、犬、猫にメントールとエチルト
ルアミド(特開昭60−142903号公報)鳥害にク
レオソートとピリジン(特開昭61−56110号公報
)、森林有害獣にチュラムと動植物油(特開昭61−1
2005号公報)、犬、猫等にレモングラス油等をエチ
レン酢酸ビニル共重合ビーズに含浸したもの(特開昭6
1−172801号公報)犬、猫等にグリコールエーテ
ル類(特開昭61−194001 号、特開昭61−2
67501号公報)、ダニ、ヘビ等にグリコールエーテ
ル(特開昭61−289002号公報)、犬、猫等に高
沸点ケトン、アルコール、アルデヒド類(特開昭61−
289003 号公報〉 、ネズミにシキミ酸とカラシ
配糖体(特開昭61−291507号公報)、ハエ。
力にリモネン(特開昭62−409号公報)、犬、猫に
ビス−(2−クロロイソプロピルエーテル)(特開昭6
2−12702号公報)、アンモニウム明パン(特開昭
64−68302号公報)  リモネン、リナロール、
シトラール(WF開平1−110602号公報)、香辛
料植物粉末(特開平1−139515号公報)、モノマ
にシキミのカラシ配糖体(特開昭62−45508号公
報)、ハエ。
力、ハト、ゴキブリにリモネン〈特開昭62−1640
2号公報〉、プロペニルベンゼン(特開昭63−188
603号公報)、タデ科抽出物(特開昭63−1668
14号公報)、アニス油(特開昭63−150206号
公報)ビスベンゼンジスルフィド(特開昭63−250
304 号公報)、環状アミン誘導体(特開平1−16
8602号公報)、フラノン化合物(特開平1−242
503号公報)フジッボ、イガイに多速式テルペノイド
配糖体(特開昭63−41495号公報)、ブラシル酸
(特開平1−96101号公報)、カシューナツツオイ
ル(特開平1−96102号公報)、農薬害虫ミナミキ
イロアザミウマにチアゾール系化合物(特開昭64−3
8(103号公報)、スリラプスにシンナムアルデヒド
(特開平1−261303号公報)、コクゾウムシに雲
母粉相溶ポリエチレン袋(特開平1−203303号公
報)である。
また、本願出願人自身、ネズミに対してジフェニルエー
テルが効果があることを特開平2−25402号公報に
おいて、また、ベンジルエーテルが害虫忌避剤として効
果があることを特願平1−273144号明細書におい
てそれぞれ開示した。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明において解決すべき課題は、かかる忌避効力を有
する物質の中で比較的多量に生産され、経済性のある素
材のうち、人畜に対し毒性が少なく、しかも、残留性が
なく実害を残さない物質を求めることにある。
すなわち、本発明は前記従来の有害動物類忌避剤より更
に効果が高く、且つ持続効果に優れ、人畜に低毒性で有
害動物種に対し的確な忌避剤を創製する素材を提供する
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の動物類忌避組戊物は、ドデシルベンゼン、ジフ
ェニル、エチルジフェニル、ジエチルジフェニル、メチ
ルナフタレン、ジメチルナフタレン、チルフェニル、ノ
ニルフェノール、ジノニルフェノール、ドデシルフェノ
ール、フェニルフェノール、ジフェニルエーテル、ジフ
ェニルチオエーテル、ジベンジルエーテル、メチルナフ
チルエーテル、エチルナフチルエーテル、ジエチレング
リコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリコ
ールブチルエーテルアセテート及びポリオキシプロピレ
ングリセロールよりなる群から選ばれた1種以上を忌避
成分として含有することを特徴とする。
この忌避成分にテルペノイド化合物モノマー低重合テル
ペノイドオリゴマー(平均分子量 1000以下〉 、
ジアルキルトルアミド、ジアルキルフタレート、ポリブ
デン、ナラマイシン、チオシアノ酢酸イソボルニル、オ
クタクロルジプロピルエーテルより選ばれた1種以上を
併用することができる。
また、さらに、生物活性天然物質のうち、農薬機能を有
するものとして認められているシロバナムショケギク(
ピレトリン成分)、デリス(ロチノンtt分>、タバコ
にコチン成分)、センダン(アザデイラクチン)、アセ
ビ(アセホトキシン成分)等を併用すれば、人間に全く
毒性のない、所謂自然農薬又は、漢方層剤となし得る。
その殺虫機構として、直接殺虫力のみならず、害虫等の
変態等特有の生育過程を阻害し、以てその害虫相の絶滅
をはかるような、所謂昆虫生育制御剤(insect 
 growth  regulater 、 IGR)
として有用なものも構威し得るのである。
本発明の忌避剤を含有する組成物は有害動物の出現前に
予め有害動物自体あるいは有害動物の移動箇所に施用し
て使用する。
〔作用〕
本発明の有害鳥獣類、生類等、有害動物類の忌避組成物
は、前記ネズミに対する忌避剤として特開平2−254
02号公報において開示したジフェニルエーテルと特願
平1−273144号明細書において開示したベンジル
エーテルをも含めて、前記有機化合物が一般有害動物の
広範囲な動物種に強力な忌避効果を有することを見出し
本発明を完成したのである。
本発明の忌避成分は、常圧下で沸点が約240〜330
 ℃であって化学的に安定しており、一般有害動物の広
範囲な動物種に強力な忌避効果を有すると共に、人畜に
対する害毒がきわめて少なく、効果の持続性を保つこと
ができる。
以下、本発明における個々の忌避成分について述べる。
(成分Nα1)ドデシルベンゼン C+JzsCsH。
プロピレンをテトラマー化し、ベンゼンと塩化アルミニ
ウムを触媒として反応させた分岐型ドデシルベンゼンと
C1°〜C13の直鎖型パラフィンを塩素化し、ベンゼ
ンに結合させた直鎮型ドデシルベンゼンがある。いずれ
も忌避成分として利用できるが、分岐型ドデシルベンゼ
ンは、沸点267〜303 ℃で比重約0.870 、
引火点126 ℃、ラット経口急性毒性値LDsoは約
34000 ■の液体である。
(成分Nα2〉 ジフェニル(CsHs)a融点70℃
、沸点255 ℃、引火点113 ℃、比重0゜984
5の白色鱗片状の芳香性のある固体である。
マウス経口急性毒性値LD、。は3500〜5000 
kgで食品添加物、かんきつの防かび剤として用いられ
るが、合成樹脂原料、染色助剤のばかジフェニルエーテ
ルに26.5%混合した有機熱媒体として用いられる。
この混合物は、融点的12℃、沸点256℃、比重1、
064、引火点115 ℃、ラット急性毒性値LDS。
2200■/kgの無腐食性の熱媒体として広く利用さ
れる。
(成分N[L3)−1−チルジフェニル C2H8(C
sHs) m凝固点−30℃以下、比重1.00、沸点
286 ℃、引火点130 ℃で主に4−エチルジフェ
ニルで有機熱媒体として利用される。ラット急性毒性値
LDgoは約5700■/ kgの毒性の少ないもので
ある。
(成分Nα4) ジエチルジフェニル (CJsCgl
(s) 2主として、4.4’−ジエチルフェニルより
なり、凝固点−40℃以下、比重0.999 、沸点3
17〜327℃、引火点150 ℃で有機熱媒体として
利用され、ラット経口急性毒性値LDs。は約6800
■/ kgである。
(成分胤5)  メチルナフタレン C)IsC+oL
メチル基が、1,2位にある異性体があるが、それぞれ
融点(−22℃、35℃)、比重(1,001,1゜0
00〉、沸点(242℃、241 ℃〉 及び引火点(
82℃、97℃)を有する化合物で、次のジメチルナフ
タレン約27%混合下熱媒体又は有機溶媒として利用さ
れる。ラット経口急性毒性値は、1或は2位メチルナフ
タレンのいずれも約5000g/kgである。
(成分NcL6)  ジメチルナフタレン (CHs)
ic+ol(s主として1−4−ジメチルナフタレンよ
りなるが各種異性体の混合物として融点−5℃以下の比
重1.010 、沸点260〜267 ℃、引火点的1
10 ℃の液体で溶剤、熱媒体として利用され、ラット
経口急性毒性LDsoは約5000 mg / kgで
ある。
(成分Nα7) チルフェニル C111HI4主とし
て、l、4−ジフェニルベンゼンで融点213 ℃、比
重1.234 、沸点350〜400 ℃、引火点20
7  ℃であるが、1.2(オルト体)、1,3(メタ
体〉 との混合物を融点範囲80℃〜165 ℃、沸点
範囲350 ℃〜400 ℃の熱媒体として利用されて
いる。
ラット経口急性毒性値LDsoは約600 ■/kgで
ある。
(成分Nα8ン ノニルフェノール 主として、パラ位にトリプロピレン型のノニル基として
結合したものであるが、工業的には、各種異性体の混合
物である。
やや、かすかに石炭酸臭を有する粘性の液で沸点298
〜300 ℃、引火点141 ℃比重約0.95を示す
界面活性剤、洗剤原料として用いられ、ラット経口急性
毒性値LDs。は約1620■/ kgである。
(成分?Jd)  ジノニルフェノ−”(CJ+s) 
zcsL[]I(:ノニルフェノールを合成するとき副
産物として生成するものを分離し、3.5−ジノニルフ
ェノールを主体とした各異性体の混合物である。粘性の
液で沸点的299〜302 ℃、引火点146 ℃、比
重的0、96を示す。界面活性剤原料として用いられラ
ット経口急性毒性値LD.。は約1800■/ kgで
ある。
(成分Nα10)ドデシルフェノール ((CH3)3C ) 3C61(20H主として、2
 、4 、6 −)リターシャリブチルフェノールとし
て界面活性剤原料として、製造利用される。融点129
〜132 ℃、沸点277 ℃、ラット経口急性毒性値
LDsoは約2140■/ kgである。
(1#分狙11)フェニルフェノール CJsCJ40
Hフェノールとクロルベンゼンより合成され、オルトフ
ェニルフェノールとして、果実の防パイ剤として米国、
日本に広く用いられている食品添加物である。かすかに
、フェノール臭のある融点57〜59℃の白色結晶で沸
点282 ℃、引火点123 ℃でラット経口急性毒性
値LDsoは約2?00■/kgである。
(成分Nα12)ジフェニルエーテル (csHs)i
融点28℃、沸点259 ℃引火点115 ℃で水に溶
けず石鹸香料有機熱媒体として恥2、ジフェニル26、
5%を混合したものが使用可能温度12〜400 ℃で
金属無腐性のものとして利用されている。
ジフェニルのラット経口急性毒性値LDsoは337■
/kgである。
(成分Nα13)ジフェニルチオエーテル(CB)1s
)2Sやや不快臭の融点−26℃の液体で、沸点296
〜297 ℃で沸点的296 ℃、比重1.118、引
火点110℃以上で防錆剤、医薬品原料として用いられ
、ラット経口急性毒性値LD.ioは約490 ■/k
gである。
(成分Na 14 )  ジベンジルエーテル(CJs
CL)Jかすかに芳香のある液体で沸点289 ℃、引
火点135 ℃、比重的1.00で8料希釈剤、セルロ
イド可塑剤、染色キャリアとして利用されている。ラッ
ト経口急性毒性値LD.。は約2500■/kgである
(JjlNα15)  メチルナフチルエーテル(CL
O)C,。H。
β−ナフトールメチルエーテルで融点72℃、沸点27
4℃で石鹸香料に用いられ、ラット経口急性毒性値LD
s。は約3300■/kgである。
(成分Nα16〉  エチルナフチルエーテル(Ci)
Is’) Cl oL β−ナフトールエチルエーテルでネロリ花、アカシア花
の香気がある。融点的37℃、沸点282 ℃、比重約
1.06(38℃)で、石鹸、化粧品香料で、ラット経
口急性毒性値LD、。は約3110■/ kgである。
(Ililj分Nα17)   ジエチレングリコール
エチルエーテルアセテート C2H,(QC,H4) 
、0COCII341.5℃以下の水と自由に混合する
沸点217.5 ℃、引火点107 ℃、比重1.01
1 の液体で印刷インク、印刷ラッカー溶剤として用い
られ、ラット経口急性毒性値LDsoは約3930■/
kgである。
(成分Nc 18 )   ジエチレングリコールブチ
ルエーテルアセテ−)  CJs(QCJa)JCOC
fla水に約6.5%とけ、沸点247  ℃、引火点
116 ℃、比重0.981の液体でニトロセルローズ
の溶剤として用いられる。ラット経口急性毒性値LDi
oは約12000■/kgである。
(成分NCL1.9)  ポリオキシプロピレングリセ
ロールCH20(C,H,0) I、H グリセリンに酸化イソプロピレンを付加して製造される
トリオールである。nは種々あるが50モルのときは分
子量的3000で比重1.012 、引火点224℃、
沸点300 ℃以上で、ラット経口急性毒性値は150
00mg /kg以上である。
本発明の有害動物類の忌避組成物は、以上成分Nα1〜
19で示される物質1つ以上を用いて対象動物種に応じ
た製剤剤型、例えば、粉末剤、粒剤水和剤、乳剤、ゲル
剤、ペースト剤、テープ剤、合成樹脂相溶付型加工物、
錠剤、燻煙剤等にして用いることができる。また、これ
ら忌避成分の効果を万全にするため既知有害動物忌避剤
である、テルペノ・イド化合物モノマー、低重合テルペ
ノイドオリゴマー(平均分子量1000以下)、ジアル
キルトルアミド、ジアルキルフタレート、ポリブデン、
ナラマイシン、チオシアノ酢酸イソボルニル及びオクタ
クロルジプロピルエーテルより選ばれた1種以上の成分
を併用すると更に有効な忌避組成物を得ることができる
。更に、本発明の組成物には、殺虫、殺菌、除草及び植
物生育調整剤等の農薬成分の1種以上を併用し、それら
の農薬成分又は医薬用殺虫成分の効果を十二分に発揮せ
しめることができる。対象生物を死滅させたり、死には
至らぬまでも、忌避作用の域で人間環境保全を快適にす
ることができるのである。
以下、本発明有、害動物忌避組底物の実施例をあげ、ま
た、これを用いた忌避効果について試験例をあげて説明
する。
〔実施例〕
実施例1.粉剤 無水珪酸(平均粒径3μm)5部、カオリン粉末(平均
粒径45μm)85部に下記第1表の成分10部を混合
し、粉砕して忌避粉剤を得る。
第  1 表 実施例21粒剤 天然軽石(平均粒径1.5 M)84部に下記第2表の
成分液15部を転勤吸油させ、1部の無機珪酸微粉末を
粉衣させ、忌避粒剤を得る。
第 2 表 実施例4.エアゾール剤 下記第4表の試料番号乳剤原液50%の水乳化液360
−に液化右肺ガス90−を耐圧エアゾール容器に充填し
て忌避エアゾールを得る。
実施例3.乳剤 下記第3表の成分配合液92部にポリオキシエチレン(
n:20)ノニルフェニルエーテル5.6部、ドテシル
ベンゼンスルホン酸カルシウム2.4部1!合溶解して
忌避乳剤を得る。
実施例53錠剤 下記第5表の成分配合物30部トリオキサン20部、ナ
フタリン10部及びバラジクロルベンゼン40部を混合
し、これより3gを直径2cm、厚さ6ff1111の
錠剤機にて打錠し、有害動物忌避錠剤を得る。
第  5  表 実施例6.忌避テープ 下記第6表の成分配合液80部、マイクロワックス20
部を加えて約80℃に加温溶解させ、これに厚さ1釦、
幅5 cmの不織布(木綿30%、ポリエステル20%
、ナイロン繊維50%)に忌避剤相溶樹脂分として70
%になる如く浸漬塗布後硬化させ、忌避テープを得た。
実施例7.粘着乳剤 下記第7表の成分配合液80部にポリブデン(平均分子
量的2350) 15 %、ポリオキシエチレン(n=
5)ラウリルエステル5部を加えて、粘着乳剤を得る。
第  7 表 実施例8.忌避シート 下記第8表の成分配合乳剤原液40部にポリエチレン酢
酸ビニル乳化重合液(固形分40%〉100部にパーラ
イト微粉12部無水珪酸微粉8部を混合捏和し、厚さ2
fflfflのローラーにかけ乾燥後忌避シートを得た
第  8  表 実施例9.忌避ネット 下記第9表の成分配合液55部に塩素化ポリエチレン3
0%のトルエン溶液150 部の混合溶液に直径0.5
Mのポリエチレン製繊維で目開き5部に手織すしたネッ
トを200部入れ、含浸後、余分の液を除き風乾し、忌
避成分的27.5%が付着した忌避ネットを得た。
第9表 実施例10.忌避水和剤 第10表の成分配合液40部、水珪酸微粉末50部、ポ
リオキシエチレンスチリルフェニルスルホネートアンモ
ニウム931!’B、ポリビニルアルコール2部、カオ
リン5部を混合粉砕し、忌避水和剤を得た。
第10表 実施例12.有害動物忌避塗料 下記第12表の成分配合液35部、プロピオン酸ビニル
1脂15部、メチルイソブチルケトン10部、トルエン
20部及びキン1)20部を均一に溶解して、有害動物
忌避塗料を得た。
第12表 実施例11.   忌避燻煙剤 下記第11表の成分配合液40部をセルローズ微粉(平
均粒径20μm〉48部に含浸、硝酸カリウム微粒(平
均粒径840 μm)12部を混合し、忌避燻煙剤を得
た。
第11表 実施例13.   有害動物忌避樹脂被覆電線下記11
3表の成分配合液8部、ポリ塩化ビニル系樹脂(平均賃
金1300)58部、ジオクチルフタレート12部、焼
成りシー1フ部、三塩基性硫酸鉛4部、ステアリン酸鉛
1部を100 tで混合し、ミックストルーダ−にて1
00〜115 ℃でペレット化し、温度160 ℃で押
出して、600v×10InIn2vvケーフルの外層
スキン層(厚さ0.8〜1.2a+m)  とした。別
に対照として、成分混合液8部の代わりにジオクチルフ
タレート6.5 部、シクロヘキシミド8%、含有マイ
クロカプセル1.5 部及びジオクチルフタレートのみ
を8部にしたものも調製した。
試験例: (犬) 市販炊飯約100gを直径25.2cm、高さ7cmの
円形ポリ容器に入れ、軽くほぐして均一にし、実施例1
の試料Nα1〜6の本発明の組成物を各々6.5g均一
に散粉する。各試料材料は空容器、飯及び供試試料の容
量を予め量っておき、一定時間後供試飯量の残存率(忌
避率相当)を算出した。但し、3日毎に、無処理炊飯的
100gを投与し、試験番号区との比較を行った。
その結果を下記第14表で示す。
ド〕 次に本発明の有害動物忌避組成物の効果について、次の
試験例にて説明する。
試験方法二犬2匹(セパード系雑種1才半ンを約−日絶
食させ、市販の炊飯に供試試料を均一に散布付着させた
ものを摂食させ、経過時間と摂食残量を調査する。
試験例2: (猫) 試験方法: 約2m3の金属製ケージにパーミューズ系
猫雑種二匹(約3才及び1.5才猫)を約10絶食させ
、市販キャッツフード(マグロ肉ボイル粗砕品)約95
gを直径25cm、高さ7 cmの円形ポリ容器に入れ
、実施例2の試料番号Nα7〜18の本発明の忌避粒剤
組成物及び対照軽石粒6gを均一に散粒する。各容器中
のキヤッツフードの残存率を一定時間毎に測定する。但
し、3日毎に無処理フード約95gを投与し、試料番号
区との比較をした。
その結果を第15表で示す。
第15表 以上のように、猫に対して強力な忌避作用を示す。
試験例3: (カラス) 試験方法:生ゴミ約1 kgを入れたポリエチレン袋〈
内容的11>に実施例3の忌避乳剤の水2倍液を噴霧器
で1m2当たり約50rnlの割合で処理する。
各区5袋ずつをカラス飛来の塵捨場に積み3日及び70
後調査して、カラスにより破袋された個数を数え、被害
率を算出し第16表の結果を得た。
第16表 番号NCL26〜29のエアゾールを1010X12の
濾紙中央部に1秒噴霧し、風乾後3つの山があるよう波
型に折り、セルターとし、試験ガラス容器に入れ、8時
間、24時間、48時間後に各セルターに集まっている
個体数を測定し、第17表の結果を得た。
第17表 以上の如く、カラスに本発明組成物は忌避力が大である
ことが明らかである。
試験例4: (ゴキブリ〉 試験方法:直径1m、高さ20cmの円形ガラス容器の
底部2c111に切稲葉を敷き、クロゴキブリ雌、雄成
虫及び幼虫各10匹を入れる。実施例4の試料以上の結
果より、ゴキブリに対し、強い忌避性を示した。
試験例5: (ネズミ〉 試験方法二波型金網蓋を有する縦70cm、横50cm
高さ10cmのアルミケージに入れた生後5週間のマウ
ス10匹を供試した。
約1日給食させ、市販のマウスフード(径law。
長さ3cm>約30gに実施例5の錠剤試料番号に30
〜35の錠剤を2錠混合して設置した。一定時間後、忌
避錠剤混合区の残量を量り、残存率を測定した。
なお、無処理餌30g は3日毎に加えて試験した。
その結果を第18表に示す。
第18表 験区4X10mの広さにて、地上約30cmの高さに実
施例6の忌避テープの試料番号Nα36〜39の試料及
び無処理テープを張った。各枠中央部にサツマイモ約2
 kgを地表近くに埋没させ、一定時間後各々の残量を
秤量して、忌避率を測定した。その結果を第19表に示
す。
第19表 以上の結果より本発明組成物は、ネズミの摂食に対し、
忌避効果が優れている。
試験例6: (イノシシ) 試験方法:イノシシが出没する菜園にて、−試以上の如
く、処理区内のサツマイモは喫食されることなく殆ど全
部残り、無処理テープに対し顕著な忌避効果がみられた
試験例7: (カモシカ) 試験方法二日本カモシカ食害激発地区のひのき造林地に
て、実施例7の試料番号Nα40〜42粘着乳剤の効果
につき試験を行った。
12月に樹林1本当たり、水10倍希釈液250IIL
I!を地上50〜100圓の樹幹に噴霧し、翌年6月(
散布2110後〉 に被害の程度を調査し、第20表の
結果を得た。
り残存率を測定し、第21表の結果を得た。
試験区の残存率の減量はキャベツ片の自然乾燥域が大部
分であった。
第21表 以上の如く、本発明組成物は、カモシカを忌避すること
により被害を最小限にとどめることができた。
試験例8. (ナメクジ、カタツムリ〉試験方法:直径
50cmのガラス円形型容器に畑土壌を約2c11均一
に敷き、ナメクジ及びカタツムリを各々5四人れる。こ
れに実施例8の忌避シート弘43〜46の2.5 X3
.50mの切片を作り、この上にキャベツ片2 X 3
 c+aの切片を置く。別に無処理片3片を入れ24時
間後各々のキャベツ片の重量を量試験例9: (イタチ
) 試験方法:イタチ出没危害を与える食品倉庫に直径3.
5cm、長さ15cmのソーセージの外袋を破り、実施
例9の忌避ネット番号Nα47〜50のネット11×1
7cmの切片で包み、処理区とした。
別に無処理ネットで包んだものを対照とし、3日放置し
た。
残量を量り、忌避率を測定し、第22表の結果を得た。
第22表 第23表 試験例10:(ノウサギ〉 試験方法=2年生ヒノキ苗植林地に一区50本として、
ノウサギによる被害防止忌避試験を行った。
実施例10の試料番号弘51〜55の水和剤の20倍液
を1本につき、約125 mj!を地上約50cm部位
に噴霧し、3.6及び12ケ月後に食害による被害本数
を測定し、第23表の結果を得た。
試験例11:(ネズミ、ゴキブリ) 試験方法:5.4 x7.2 mの木造食品倉庫に実施
例11の忌避燻煙剤N(L56を20g量り、20X2
0cmのブリキ板上に広げ、点火して炎を去り、燻蒸し
た。
その後倉庫内の棚を煉食品、乾物の貯蔵庫としたが、1
年間はネズミの食害もなく、ネズミ及びゴキブリの個体
は全熱みられなかった。
試験例12:(ネズミ) 試験方法:実施例13の試料Nα62〜66及び対照1
゜2を長さ10cmに切ったケーブルを供試した。常時
、給水、給餌せしめたラット3匹のケージ天井部より供
試ケーブルを吊し、2ケ月にわたって食害程度を観察し
た。2箇所以内に軽く歯形がある程度までを食害なしと
し、導体以外の被覆層を全部剥離食害されたものを甚大
として調査し、第24表の結果を得た。
gJ24表 の優れていることも見出した。
〔発明の効果〕
本発明の有害動物忌避剤は、衛生動物、農林水産業に悪
影響を与える生類、鳥獣のような動物類に対する忌避力
が大きく、その実益は、大なるものがある。
即ち、現代の複雑な地球環境の汚染を伴うこともなく、
人間住環境、農林及び水産物の生産に資するものである
。とくに通信、OA器材、光フアイバー電線等を配置し
た高度情報処理環境における有害動物類からの被害防止
に有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、忌避成分としてドデシルベンゼン、ジフェニル、エ
    チルジフェニル、ジエチルジフェニル、メチルナフタレ
    ン、ジメチルナフタレン、チルフェニル、ノニルフェニ
    ール、ジノニルフェノール、ドデシルフェノール、フェ
    ニルフェノール、ジフェニルエーテル、ジフェニルチオ
    エーテル、ジベンジルエーテル、メチルナフチルエーテ
    ル、ジエチレングリコールエチルエーテルアセテート、
    ジエチレングリコールブチルエーテルアセテート及びポ
    リオキシプロピレングリセロールからなる群より選ばれ
    た1種以上を含有する有害動物類忌避組成物。 2、請求項1の記載において、忌避成分にテルペノイド
    化合物モノマー、平均分子量1000以下の低重合テル
    ペノイドオリゴマー、ジアルキルトルアミド、ジアルキ
    ルフタレート、ポリブデン、ナラマイシン、チオシアノ
    酢酸イソボルニル、オクタクロルジプロピルエーテルか
    らなる群より選ばれた1種以上の成分を併用してなる有
    害動物類忌避組成物。
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