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JPH03257713A - 難燃性電線・ケーブル - Google Patents

難燃性電線・ケーブル

Info

Publication number
JPH03257713A
JPH03257713A JP2055670A JP5567090A JPH03257713A JP H03257713 A JPH03257713 A JP H03257713A JP 2055670 A JP2055670 A JP 2055670A JP 5567090 A JP5567090 A JP 5567090A JP H03257713 A JPH03257713 A JP H03257713A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
tape
flame
flame retardant
halogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2055670A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Hori
彰弘 堀
Norio Takahata
紀雄 高畑
Masami Tanmachi
正美 反町
Yasuaki Yamamoto
康彰 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP2055670A priority Critical patent/JPH03257713A/ja
Publication of JPH03257713A publication Critical patent/JPH03257713A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fireproofing Substances (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、難燃性を有する電線・ケーブルに関し、とく
に高度の難燃性を有すると共に良好な機械的特性、成形
性をも併せ保持し、燃焼の際に有毒なハロゲン系ガスを
発生させない難燃性電線・ケーブルに関するものである
[従来の技術] 電気絶縁性に優れているところから多用されているポリ
オレフィンをはじめ、従来電線・ケーブルの絶縁体やシ
ースとして使用されてきた材料は、いずれも可燃性のも
のであり、火災が発生した場合には、電線・ケーブルの
配線系を伝わって火災が拡大する例が多く、難燃性の電
線・ケーブルへの要請かにわかに高まってきた。
そして、最近電線・ケーブルを中心に難燃性の要求が高
度化し、ULVW−1の垂直燃焼試験やIEEE規格3
83、IEC規格332等の垂直トレイ燃焼試験レベル
の高離燃材料が要望されるようになってきた。
ポリオレフィンを難燃化する方法としてはハロゲン含有
化合物等を混和する方法が一般に採用されてきている。
しかし、このような離燃性電気絶縁組成物は、火災時に
不燃性のハロゲン系カス等を多量に発生させ、それによ
り電線・ケーブルの周囲における酸素を遮断し燃焼を防
止しようとするものであり、十分な難燃特性を発揮する
ものの、その折発生するハロゲン系ガス等は例えば塩化
水素のように有毒なものが多く、このような有毒ガスを
含んだ煙を多量に発生させるため見通しが悪くなり、火
災発生の際の避難行動や消火活動を妨げ、あるいは前記
有毒ガスが人体に悪影皆を与えるなどして二次災害のお
それもあり、さらにはハロゲン系ガスが空気中の水分と
反応し、ハロゲン化水素酸となって機器等を腐食させる
おそれもある。
そこで、上記ハロゲン系化合物に代えて、水酸化アルミ
ニウムや水酸化マグネシウム等の無機系難燃剤を混和し
、上記火災時の安全性を重視した離燃性電気絶縁組成物
が提案され、注目を集めている。
[発明が解決しようとする課題〕 上記無機系難燃剤を混和した離燃性組成物は、火災時に
当該水酸化物が結晶水を放出する際の吸熱作用を難燃効
果として利用するものであり、発煙性や毒性あるいは腐
食性は極めて少ない。
しかしながら、無機系難燃剤は誼燃効果が小さいため、
上記した各燃焼試験に適合する高度の離燃性を付与する
には、無機系難燃剤を多量に加えることが必要であり、
その結果として得られる絶縁体やシースの引張特性等の
機械的特性が茗しく低下するという問題かある。
本発明の目的は、上記したような従来技術の問題点を解
消し、有害なハロゲン系カスを発生させない無機系難燃
剤を混和し垂直トレイ燃焼試験レベルに合格する高度の
離燃性を発揮させると共に、その機械的特性や成形性を
十分保持し得る離燃性電線・ケーブルを提供しようとす
るものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、導体の外側に絶縁体、介在を順次設け、さら
にその外側に布テープ、ガラステープの両面あるいは片
面に、組成の主体部が、10〜25重埜%の水性エマル
ジョン樹脂固形分、30〜50重量%の無機粉末、0,
2〜5重量%の赤りん、1〜10重量%のりん酸エステ
ル、0.2〜5重量%の無機繊維からなる防火塗料を厚
さ1μ市〜200μm塗布してなるテープを巻き、この
外側にポリオレフィン100重量部に対して金属水酸化
物50〜250重量部を加えてなるノ\ロゲンを含まな
い離燃性シースを被覆してなるものである。
本発明において、テープに塗布する防火塗料の水性エマ
ルジョン樹脂としては、ポリ酢酸ビニルエマルジョン、
酢酸ビニル−エチレンコポリマエマルジョン、酢酸ビニ
ル−プロピオン酸ビニルコポリマエマルジョン、酢酸と
ニル−アクリレートコポリマエマルジョン、アクリル酸
エステルコポリマエマルジョン等が挙げられ、これらは
単独あるいは2種以上組合せて使用可能である。
これらの樹脂は塗膜の結合剤であるが、一般に可燃物で
あるため最小限の使用が好ましく、樹脂固形分として1
0〜25重量%(乾燥後の塗膜では15〜37.5重量
%)の範囲とすべきである。
10重量%未満では結合剤としての機能が低下して可撓
性に乏しくなり、25重量%を越えると誼燃性が低下す
る。
テープに塗布する防火塗料の無機粉末としては、炭酸カ
ルシウム、酸化アルミニウム、珪酸マグネシウム、シリ
カ、水和アルミナ、硼酸亜鉛、クレー等があげられる。
この場合水和アルミナが最も誼燃性付与に効果的であり
、@微粉末の50%以上を水和アルミナとするのが好ま
しい。
無機粉末は防火塗料の骨格となるものであり、30〜5
0重量%(乾燥後の塗膜では45〜75重景%)の範囲
にすべきである。30重量%未満では耐火性が不十分で
あり、50重量%を越えると塗膜の可撓性が低下する。
赤りんは微粉末で樹脂により表面処理したものを使用す
ることが望ましい、その添加量は0.2〜5重量%(乾
燥後の塗膜では0.3〜7.5重量%)の範囲にすべき
である。0.2重量%未満では効果が顕著でなく、5重
量%を越えると塗膜の可撓性が低下する。
りん酸エステルとしては、トリメチルホスフェ−ト、ト
リエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ
オクチルホスフェート、2−エチルヘキシル−ジフェニ
ルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、タ
レジル−ジフェニルホスフェート、インデシル−ジフェ
ニルホスフェート、トリクレジルホスフェート、トリト
リルホスフェート、トリキシレニルホスフェート等があ
けられ、単独又は2種以上組合せて使用可能である。
りん酸エステルは1〜10重量%(乾燥後の塗膜では1
.5〜15重量%)の範囲にすべきである。1重量%未
満では塗膜の可撓性が乏しくなり、10重量%を越えて
もそれに応じた効果が認められない。
無Ill繊維としては、ガラス繊維、セラミック繊維、
ロックウール、アスベスト等があげられる。
これら繊維の長さは、0.5市以下では塗膜の補強効果
が低下し、10市を越えると均一な分散が困蛇になるの
で、0.5〜8市範囲が好ましい。
無機繊維は0.2〜5重量%(乾燥後の塗膜では0.3
〜7.5重蓋%)の範囲にずべきであり、0.2重量%
以下では塗布作業性の改善にさほど効果がなく、5重量
%を越えると分散性か悪くなる。
本発明においては、必要に応じて上記成分以外に、各種
の顔料、分散剤、増粘剤、殺菌剤等を含有せしめてもよ
い。
かかる防火塗料は、テープに1μm〜 200μmの厚さで塗布する必要がある。厚さが下限値
未満では難燃性が不十分となり、上限値を越えたもので
はテープに可撓性がなくなり、介在の外側に巻けなくな
る。また、シース層における金属水酸化物の含有量は5
0〜250重量部とする必要があり、下限値未満では目
的とする離燃性を付与できず、上限値を越えると機械的
特性、押出加工性が悪くなる。
本発明において、ポリオレフィンとしては、エチレンピ
レンコポリマー、エチレンブロビレンジエンターボリマ
ー、ポリエチレン、エチレン酢酸ビニルコポリマー、エ
チレンエチルアクリレートコポリマー、エチレンブテン
コポリマー、エチレンブテンジェンターポリマー、エチ
レンメチルメタクリレートコポリマー等か挙げられ、こ
れらは単独又は2種以上の併用が可能である。
金属水酸化物としては、水酸化アルミニウム、水酸化マ
グネシウム、塩基性炭酸マグネシウム、水酸化カルシウ
ム、ハイドロタルサイト類等が挙げられ、これらは単独
又は2種以上併用して使用してもよい。
本発明に使用される絶縁体としては、ポリエチレン、架
橋ポリエチレン等一般に使用される絶縁用ポリオレフィ
ンあるいは前記ポリオレフィンに金属水酸化物を適当量
混合したものが使用される。
本発明においては、上記成分に加えて架橋剤、酸化防止
剤、滑剤、軟化剤、分散剤等を適宜添加してもよい、酸
化防止剤としては、フェニル−αナフチルアミン、N、
N−−ジ−β−ナフチルp−フェニレンジアミン等のア
ミン系酸化防止剤、2.6−ジーt−ブチル−4−メチ
ルフェノール、ヒンダードフェノール等のフェノール系
酸化防止剤が挙げられる。
[実施例] 以下に、本発明について実施例および比較例を参照し説
明する。
第1表に示す実施例1〜4および比較例1〜4の各供試
配合成分よりなる組成物とテープを用い、第1表下欄に
示す評価項目について評価試験を行なった。
外径5.3nn+の絶縁線心を3本撚合セな外周に紙介
在層を設け、さらに1/2ラツプでテープを巻きその外
側に各配合成分をを100”Cに保持された6インチロ
ールに投入してロール混練を行ない、混練後120℃に
保持された40m/m押出m(L/D=25)を用い、
2.0+u+厚で押出被覆し、各種ケーブルを作製して
実施例1〜4および比較例1〜4の各試料とした。得ら
れたケーブルの評価結果は、第1表下欄に示す通りであ
る。
機械特性は日本電線工業規格第391号に準じJIS 
 K7112のダンベル3号で打ち抜いた試料をショッ
パ型引張試験機を用い200+u+/分で引張試験を行
ない、引張強さが1.0kg、/m+以上、伸びが35
0%以上を良とし、この値未満を悪とした。
加工性については良好に押出加工のできるものを良、押
出加工のできないものを悪とした。
離燃性評価は次のようにして行なった。
長さ2mのケーブルを垂直に8本並べ、下から70.0
OOBTUの炎を20分間当て、自己消炎すれば合格、
自己消炎せず全焼するものは不合格とした。
第1表からも明らかな通り、本発明に係る実施例1〜4
はいずれも離燃性に合格し、機械特性、押出加工性に優
れている。これに対して防火塗料の塗布厚さが規定値未
満の比較例1では離燃性が不十分となり、規定値を越え
た比較例2ではテープに可視性がなく巻くことができな
かった。また、シースの金属水酸化物の含有量が規定値
未満の比較例3では離燃性が不十分であり、規定値を越
えた比較例4では押出加工性が悪く成形不可能であった
[発明の効果] 以上詳記の通り、本発明によれば、燃焼の際に有害なハ
ロゲン系ガスを発生するおそれがなく、しかも垂直トレ
イ燃焼試験レベルに合格する高度の離燃性を発揮すると
共に、その機械的特性や成形性を十分保持し得る離燃性
電線・ケーブルを入手することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導体の外側に絶縁体、介在を順次設け、さらにそ
    の外側に布テープ、ガラステープの両面あるいは片面に
    、組成の主体部が、10〜25重量%の水性エマルジョ
    ン樹脂固形分、30〜50重量%の無機粉末、0.2〜
    5重量%の赤りん、1〜10重量%のりん酸エステル、
    0.2〜5重量%の無機繊維からなる防火塗料を厚さ1
    μm〜200μm塗布してなるテープを巻き、この外側
    にポリオレフィン100重量部に対して金属水酸化物5
    0〜250重量部を加えてなるハロゲンを含まない難燃
    性シースを被覆してなる難燃性電線・ケーブル。
JP2055670A 1990-03-07 1990-03-07 難燃性電線・ケーブル Pending JPH03257713A (ja)

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JP2055670A JPH03257713A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 難燃性電線・ケーブル

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JP2055670A JPH03257713A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 難燃性電線・ケーブル

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JPH03257713A true JPH03257713A (ja) 1991-11-18

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JP2055670A Pending JPH03257713A (ja) 1990-03-07 1990-03-07 難燃性電線・ケーブル

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JP (1) JPH03257713A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050575A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線
JP2008063562A (ja) * 2006-08-11 2008-03-21 Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008050575A (ja) * 2006-07-24 2008-03-06 Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線
JP2008063562A (ja) * 2006-08-11 2008-03-21 Ube-Maruzen Polyethylene Co Ltd 難燃性樹脂組成物、それが含まれた電線被膜材及びそれによって被覆された電線

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